JP3917406B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレッドに複数のブロックを備えた空気入りタイヤに係り、特に、排水性及び雪上性能を向上し、センター部の摩耗も抑制した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
雪上性能を重視した空気入りタイヤのトレッドパターンは、ブロックパターンが一般的である。
【0003】
図2には、従来の一般的なスタッドレスタイヤのトレッドパターンが示されている。
【0004】
図2に示すように、トレッド100には、タイヤ赤道面CL上にタイヤ周方向に直線状に延びる第1の周方向主溝102、タイヤ赤道面CLの両側に配置されタイヤ周方向にジグザグ状に延びる第2の周方向主溝104、第2の周方向主溝104のトレッド端側に配置され、タイヤ周方向に直線状に延びる第3の周方向主溝106、第1の周方向主溝102と第2の周方向主溝104とを連結する第1の横溝108、第2の周方向主溝104と第3の周方向主溝106とを連結する第2の横溝110、第3の周方向主溝106からトレッド端側へ延びる第3の横溝112が形成されている。
【0005】
トレッド100には、これらの溝によって複数のブロック114、116、118が形成されており、各ブロックにはタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ120が複数形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図2に示すトレッドパターンを有するタイヤにおいても、ある程度の排水性(耐ハイドロプレーニング性)、雪上性能は確保されているが、市場からは更なる排水性の向上、更なる雪上性能の向上、及びセンター部の摩耗(偏摩耗)の抑制が要望されている。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮し、従来よりも排水性及び雪上性能を向上し、センター部の摩耗も抑制した空気入りタイヤを提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、タイヤ赤道面を挟んで両側に配置されタイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝と、タイヤ周方向に複数配置されタイヤ赤道面を挟んで一方の周方向主溝と他方の周方向主溝とを連結する横溝と、タイヤ周方向に複数配置され、前記周方向主溝からトレッド端へ向けて延びると共に周方向主溝側がトレッド端側よりもタイヤ回転方向側となるように傾斜し、タイヤ周方向に対する角度が前記周方向主溝側からトレッド端側へ向けて増大する傾斜溝で区画された複数のブロックをトレッドに備え、前記ブロックをタイヤ周方向に沿って配列したブロック列をタイヤ幅方向に複数列備えると共に、前記ブロックにタイヤ幅方向に延びるサイプを形成した空気入りタイヤであって、トレッド全体のネガティブ率が32〜45%の範囲内に設定され、前記トレッドの接地領域をタイヤ幅方向に3等分したときの中央の領域であるトレッド中央領域のネガティブ率がトレッド全体のネガティブ率よりも小さく設定され、前記傾斜溝は、溝幅がほぼ一定で周方向主溝側の端部でのタイヤ周方向に対する角度が40°以下に設定された第1の傾斜溝と、周方向主溝側の端部付近がトレッド端側よりも幅狭でかつタイヤ幅方向に対する角度が30°以下に設定された幅狭部を有する第2の傾斜溝とからなり、前記第1の傾斜溝における前記周方向主溝と前記トレッド端との間の中間部分と、前記第1の傾斜溝と互いに隣接する前記第2の傾斜溝における幅狭部と前記トレッド端との間の中間部分同士が分岐溝で連結され、前記周方向主溝は、タイヤ赤道面側の溝壁がタイヤ周方向に直線状に延びており、かつ前記第1の傾斜溝との接続部分における前記周方向主溝の溝幅が前記周方向主溝内の前記接続部分以外の他の部分よりも広く設定されている、ことを特徴としている。
【0009】
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0010】
先ず、トレッドに、タイヤ赤道面両側にタイヤ周方向に延びる一対の周方向主溝を設けると共に、タイヤ赤道面を挟んで一方の周方向主溝と他方の周方向主溝とを連結する横溝を設けることにより、トレッドセンター部のブロックエッジ成分が確保され、雪上性能が向上する。
【0011】
さらに、トレッドのブロックには、タイヤ幅方向に延びるサイプが形成されているので、雪上でのトラクション、ブレーキング、及びフィーリングの基本性能と、ウエット路面での排水性能を両立することができる。
【0012】
タイヤ赤道面上には、一対の周方向主溝と横溝とで区画されたブロックがタイヤ周方向に複数配置されるので、タイヤ赤道面上に周方向主溝を配置した場合に比較してタイヤ赤道面付近の接地面積を増すことができ、ドライ路面での高いグリップ、及び低ミュー(μ)路面での高いグリップが得られる。
【0013】
また、一対の周方向主溝は、トレッドを左右に分断する役目も果たすため、ウエット路面では、路面とトレッドとの間に介在する水を左右に分流することができる。
【0014】
ここで、トレッドの周方向主溝よりもタイヤ幅方向外側の領域には、周方向主溝からトレッド端へ向けて延びると共に周方向主溝側がトレッド端側よりもタイヤ回転方向側となるように傾斜し、かつタイヤ周方向に対する角度が周方向主溝側からトレッド端側へ向けて増大する第1の傾斜溝及び第2の傾斜溝が、タイヤ周方向に複数設けられ、トレッドパターンが所謂方向性パターンとなっているので、トレッドセンター付近の水を周方向主溝からトレッド端外側へとスムーズかつ効率的に排出することができる。
【0015】
トレッド全体のネガティブ率を32〜45%の範囲内に設定したので、ドライ性能、ウエット性能、及び雪上性能の多律背反をバランス良く達成することができる。
【0016】
本発明では、トレッド中央領域のネガティブ率をトレッド全体のネガティブ率よりも小さく設定したので、トレッド中央領域のブロックの体積が、トレッドの接地領域をタイヤ幅方向に3等分したときのトレッド端側の領域であるトレッド側部域対比で増加し、トレッド中央領域の摩耗(偏摩耗)を抑制することができる。
【0017】
トレッド中央領域は、雪上性能、ウエット性能等への寄与が高い領域であり、ここでの摩耗を抑制することにより、雪上性能及びウエット性能を長期に渡り維持できるようになる。
【0018】
なお、トレッド中央領域、及びトレッド側部域の詳しい定義については後述する。
【0019】
通常、単にトレッド中央領域のネガティブ率を下げてしまうと、排水性と雪上性能に悪影響を及ぼすが、前述したように、第1の傾斜溝及び第2の傾斜溝をタイヤ周方向に対する角度が周方向主溝側からトレッド端側へ向けて増大させたこと、また、互いに隣接する第1の傾斜溝及び第2の傾斜溝の中間部分同士を連結するように分岐溝を設けたことで、排水性と雪上性能の低下を補うことができる。
【0020】
このため、本発明によれば、雪上性能と、排水性能、及びトレッド中央領域の摩耗の多律背反を達成することができる。
【0021】
また、周方向主溝は、タイヤ赤道面側の溝壁をタイヤ周方向に直線状としているので、溝内の水を周方向にスムーズに流すことが出来る。
【0022】
さらに、周方向主溝は、第1の傾斜溝との接続部分における周方向主溝の溝幅が周方向主溝内の接続部分以外の他の部分よりも広く設定されているので、周方向主溝内の水を第1の傾斜溝を介してトレッド端側へスムーズかつ効率的に流すことができる。接地面内に進入した水は、タイヤ幅方向へ向けて流す方が、短い距離で接地面外へ排出することが出来るため、上記のような構成が好ましい。
【0023】
また、互いに隣接する第1の傾斜溝及び第2の傾斜溝の中間部分同士が分岐溝で連結されているので、互いに隣接する第1の傾斜溝及び第2の傾斜溝間のブロックは、分岐溝によってタイヤ幅方向に2つのブロックに分割される。
【0024】
これにより、各周方向主溝のトレッド端側には、各々2つのブロック列が形成されることになる。
【0025】
即ち、トレッドには、各周方向主溝のトレッド端側に設けられる各々2つのブロック列と、タイヤ赤道面上に配置されるブロック列とで、少なくとも5つのブロック列が形成されるので、雪上でのコーナリング性能が向上する。
【0026】
さらに、傾斜溝(第1の傾斜溝、第2の傾斜溝)と分岐溝とが周方向に交互に配置されることにより、これら傾斜溝(第1の傾斜溝、第2の傾斜溝)と分岐溝とでジグザグ形状の溝が構成されてブロックエッジ成分を増加でき、雪上性能を向上することが出来る。
【0027】
なお、排水性をより向上するために、分岐溝は、タイヤ赤道面とトレッド端との中間部分(所謂、トレッドの1/4点付近)に配置することが好ましい。
【0028】
以下に、本発明で言うトレッド中央領域、及びトレッド側部域の定義を説明する。
【0029】
本発明では、空気入りタイヤを以下に説明する標準リムに装着し、標準空気圧を充填し、正規荷重を作用させたときのタイヤ幅方向の一方のタイヤ幅方向最外端(トレッド端)から他方のタイヤ幅方向最外端(トレッド端)までの領域を3等分したときの、中央の領域をトレッド中央領域、トレッド中央領域の外側の領域をトレッド側部域としている。
傾斜溝において、周方向主溝側の端部でのタイヤ周方向に対する角度を40°以下に設定すると、傾斜溝の周方向主溝側の端部付近は周方向主溝と平行に近くなり、周方向主溝の水を傾斜溝へとスムーズに流すことができ、高いウエット性能が得られる。
しかしながら、周方向主溝側の端部でのタイヤ周方向に対する角度を40°以下に設定した第1の傾斜溝のみでは、周方向主溝側の角部が鋭角となったブロックのみがタイヤ周方向に連なってしまう。ブロックの角部が鋭角になると、ブロック剛性が低下してブロックが変形し易くなり、ドライ性能、及び雪上性能が低下するので好ましくない。
一方、第2の傾斜溝において、周方向主溝側の端部でのタイヤ幅方向に対する角度を30°以下に設定すると、ブロックの角部の剛性が確保されてブロックが変形し難くなるので、ドライ性能、及び雪上性能を確保することができる。
したがって、溝幅がほぼ一定で周方向主溝側の端部でのタイヤ周方向に対する角度が40°以下に設定された第1の傾斜溝と、周方向主溝側の端部付近がトレッド端側よりも幅狭でかつタイヤ幅方向に対する角度が30°以下に設定された幅狭部を有する第2の傾斜溝とをタイヤ周方向に交互に配置することにより、ドライ性能、ウエット性能、及び雪上性能を両立することができる。
【0030】
標準リムとはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版規定のリムであり、標準空気圧とはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版の最大負荷能力に対応する空気圧であり、正規荷重とはJATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2001年度版の単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。
【0031】
なお、日本以外では、荷重とは下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことであり、空気圧とは下記規格に記載されている単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことであり、リムとは下記規格に記載されている適用サイズにおける標準リム(または、”ApprovedRim" 、”Recommended Rim")のことである。
【0032】
規格は、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc. のYear Book ”であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual”である。
【0033】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記分岐溝のタイヤ幅方向外側の延長線上に、前記第2の傾斜溝のタイヤ幅方向外側端が配置されている、ことを特徴としている。
【0034】
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0035】
分岐溝のタイヤ幅方向外側の延長線上に第2の傾斜溝のタイヤ幅方向外側端を配置すると、分岐溝を流れた水を、第2の傾斜溝のタイヤ幅方向外側端を介してトレッド端側へスムーズに排出することが出来る。
【0036】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記分岐溝のタイヤ幅方向外側端は、前記第2の傾斜溝のタイヤ幅方向中央部分よりもトレッド端側に配置されている、ことを特徴としている。
【0037】
次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0038】
請求項2に記載の構成の空気入りタイヤにおいて、分岐溝のタイヤ幅方向外側端を第2の傾斜溝のタイヤ幅方向中央部分よりもトレッド端側に配置すると、分岐溝から第2の傾斜溝のタイヤ幅方向外側端へよりスムーズに流すことが出来る。
【0039】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記分岐溝は、タイヤ幅方向に対する角度が20°以下に設定されている、ことを特徴としている。
【0040】
次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用を説明する。
【0041】
分岐溝のタイヤ幅方向に対する角度を20°以下に設定すると、分岐溝の向きがタイヤ幅方向に近づくことになり、雪上でのブレーキ性能、トラクション性能、及びフィーリングを向上することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10のトレッド12が平面図にて示されている。
【0049】
図1に示すように、トレッド12には、タイヤ赤道面CLを挟んで両側に、それぞれ周方向(矢印A方向及び矢印B方向。なお、矢印A方向はタイヤ回転方向)に沿って延びる周方向主溝14が設けられている。
【0050】
一方の周方向主溝14と他方の周方向主溝14との間には、両方の周方向主溝14を連結する横溝16が、タイヤ周方向に間隔をおいて複数配置されている。
【0051】
以後、一対の周方向主溝14と複数の横溝16とで区画されるタイヤ赤道面CL上の陸部をセンターブロック18と呼ぶ。
【0052】
周方向主溝14のタイヤ幅方向外側には、周方向主溝14からトレッド端12Eへ延びる第1の傾斜溝20、及び第2の傾斜溝22がタイヤ周方向に交互に設けられている。
【0053】
なお、図1の符号Wは接地幅、Cはタイヤ幅方向を表している。
【0054】
第1の傾斜溝20、及び第2の傾斜溝22は、それぞれ周方向主溝14側の端部がトレッド端12E側よりもタイヤ回転方向側となるように傾斜しており、タイヤ周方向に対する角度(θ1)が周方向主溝14側からトレッド端12E側へ向けて増大している。
【0055】
トレッド12を平面視した時の第1の傾斜溝20の全体的な形状、及び第2の傾斜溝22の全体的な形状は、各々トレッド端12E付近に曲率中心を持つ略円弧形状である。
【0056】
第1の傾斜溝20は、周方向主溝14に対して滑らかに接続されており、第1の傾斜溝20の周方向主溝14側の端部分のタイヤ周方向に対する角度は略15°である。なお、第1の傾斜溝20の周方向主溝14側の端部分のタイヤ周方向に対する角度は40°以下が好ましい。
【0057】
一方、第1の傾斜溝20のトレッド端12Eでのタイヤ周方向に対する角度は略80°である。
【0058】
なお、第1の傾斜溝20の溝幅は、トレッド端12E側へ向けて若干幅広になる傾向はあるが、全体的には略一定である。
【0059】
次に、第2の傾斜溝22は、全体的には略円弧形状であるが、周方向主溝14側の端部付近に折れ曲った幅狭部22Aが形成されている。
【0060】
幅狭部22Aの溝幅は、第1の傾斜溝20の溝幅よりも狭く設定されている。
【0061】
第2の傾斜溝22の溝幅は、幅狭部22Aが最も狭く、その他の部分はトレッド端12E側へ向けて徐々に幅広となっている。
【0062】
なお、幅狭部22Aのタイヤ幅方向に対する角度は30°以下が好ましい。
【0063】
第1の傾斜溝20の中間部分と第2の傾斜溝22の中間部分とは、分岐溝24または分岐溝25で接続されている。
【0064】
分岐溝24及び分岐溝25のタイヤ幅方向に対する角度(θ2)は、20°以内が好ましい。
【0065】
本実施形態の分岐溝24及び分岐溝25は、これに接続される第1の傾斜溝20、及び第2の傾斜溝22と同方向に傾斜しているが、タイヤ幅方向に対する角度が20°以内であれば反対方向に傾斜していても良い。
【0066】
本実施形態の分岐溝24及び分岐溝25は、タイヤ幅方向に対する角度が略10°である。
【0067】
ここで、分岐溝24のタイヤ幅方向外側端は第1の傾斜溝20のトレッド端12E側の端部付近に開口し、かつ分岐溝24の延長線上に第1の傾斜溝20のトレッド端12E側の端部が位置しており、また、分岐溝25のタイヤ幅方向外側端は第2の傾斜溝22のトレッド端12E側の端部付近に開口し、分岐溝25の延長線上に第2の傾斜溝22のトレッド端12E側の端部が位置している。
【0068】
周方向主溝14のタイヤ幅方向外側には、周方向主溝14、第1の傾斜溝20、第2の傾斜溝22、及び分岐溝24で区画される第1のセカンドブロック26、第2のセカンドブロック28、ショルダーブロック30が区画されている。
【0069】
なお、第1のセカンドブロック26のタイヤ回転方向側(踏み込み側)の角部には、面取り26Aが形成されている。
【0070】
第1のセカンドブロック26及び第2のセカンドブロック28は、タイヤ周方向に列をなしており、ショルダーブロック30もタイヤ周方向に列をなしている。
【0071】
即ち、トレッド12には、センターブロック18からなるブロック列が1列、第1のセカンドブロック26及び第2のセカンドブロック28からなるブロック列が2列、ショルダーブロック30からなるブロック列が2列、合計5つのブロック列が形成されている。
【0072】
ここで、周方向主溝14のタイヤ赤道面CL側の溝壁(センターブロック18の壁面)がタイヤ周方向に直線状に延びている。
【0073】
一方、周方向主溝14のトレッド端12E側の溝壁は、第1の傾斜溝20のタイヤ回転方向側の溝壁の延長線と一致する円弧形状部分を複数連続させた波形状である。
【0074】
このため、周方向主溝14は、幅の広い部分(周方向主溝14と第1の傾斜溝20との接続部分)と狭い部分とが交互に配置される。
【0075】
なお、センターブロック18、第1のセカンドブロック26、第2のセカンドブロック28、及びショルダーブロック30には、タイヤ幅方向に沿ってジグザグ状に延びる幅0.5mmのサイプ32が複数形成されている。
【0076】
また、トレッド12全体のネガティブ率は、32〜45%の範囲内に設定する必要があり、トレッド12をタイヤ幅方向に3等分したときの中央の領域であるトレッド中央領域12Cのネガティブ率をトレッド12全体のネガティブ率よりも小さく設定する必要がある。
【0077】
なお、トレッド中央領域12Cの定義に関しては、請求項1の作用に記載されている通りである。
【0078】
本実施形態では、トレッド12全体のネガティブ率が38%、トレッド中央領域12Cのネガティブ率が36.6%に設定されている。
(作用)
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用及び効果を説明する。
【0079】
先ず、摩耗に関する作用を説明する。
【0080】
本実施形態の空気入りタイヤ10では、トレッド中央領域12Cのネガティブ率をトレッド12全体のネガティブ率よりも小さくしたので、トレッド中央領域12Cのブロックの体積がトレッド側部域12S対比で増加し、トレッド中央領域12Cの摩耗(偏摩耗も含む)を抑制することができる。
【0081】
トレッド中央領域12Cは、雪上性能、ウエット性能等への寄与が高い領域であり、ここでの摩耗を抑制することにより、雪上性能及びウエット性能を長期に渡り維持できるようになる。
【0082】
次に、雪上性能に関する作用を説明する。
【0083】
本実施形態の空気入りタイヤ10では、トレッド12のタイヤ赤道面CL上にセンターブロック18を一列に並べたので、トレッドセンター部のブロックエッジ成分が確保され、雪上性能が向上する。
【0084】
トレッド12には、ブロック列が5列設けられているので、雪上でのコーナリング性能を向上することができる。
【0085】
センターブロック18、第1のセカンドブロック26、第2のセカンドブロック28、及びショルダーブロック30には、タイヤ幅方向に沿ってジグザグ状に延びるサイプ32が複数形成されており、かつトレッドパターンが方向性パターンとされているので、雪上でのトラクション、ブレーキング、及びフィーリングの基本性能と、ウエット路面での排水性能(詳しくは後述する)を両立することができる。
【0086】
第1の傾斜溝20、第2の傾斜溝22、及び分岐溝24,25により、ジグザグ形状の溝が構成されてブロックエッジ成分が増加するので、雪上性能を向上することが出来る。
【0087】
また、分岐溝24,25のタイヤ幅方向に対する角度を20°以下に設定することにより、雪上でのブレーキ性能、トラクション性能、及びフィーリングを向上することができる。
【0088】
次に、ウエット性能に関する作用を説明する。
【0089】
ウエット路面を走行した際の接地面内の水は、周方向主溝14、横溝16、第1の傾斜溝20、第2の傾斜溝22、及び分岐溝24,25を介して接地面外に排出される。
【0090】
周方向主溝14においては、タイヤ赤道面CL側の溝壁をタイヤ周方向に直線状としているので、溝内の水を周方向にスムーズに流すことが出来る。
【0091】
また、周方向主溝14は、第1の傾斜溝20との接続部分の溝幅が周方向主溝14内の他の部分よりも広く設定したので、周方向主溝14内の水を第1の傾斜溝20を介してトレッド端12E側へスムーズかつ効率的に流すことができる。
【0092】
また、一対の周方向主溝14は、ウエット路面での路面とトレッド12との間に介在する水を左右に分流する。
【0093】
周方向主溝14よりもトレッド端12E側に設けられる第1の傾斜溝20、及び第2の傾斜溝22は、周方向主溝14からトレッド端12Eへ向けて延びると共に周方向主溝14側がトレッド端12E側よりもタイヤ回転方向側となるように傾斜し、かつタイヤ周方向に対する角度が周方向主溝14側からトレッド端12E側へ向けて増大しており、これによりトレッドパターンが所謂方向性パターンとなっているので、トレッドセンター付近の水を周方向主溝14からトレッド端12Eの外側へとスムーズかつ効率的に排出することができる。
【0094】
さらに、第1の傾斜溝20と第2の傾斜溝22を上記のように分岐溝24,25で連結したので、分岐溝24を流れた水を第1の傾斜溝20のタイヤ幅方向外側端を介してトレッド端外側へスムーズに排出し、分岐溝25を流れた水を第2の傾斜溝22のタイヤ幅方向外側端を介してトレッド端外側へスムーズに排出することが出来る。
【0095】
次に、ドライ性能に関する作用を説明する。
【0096】
タイヤ赤道面CL上には、センターブロック18が列をなしているので、タイヤ赤道面CLに周方向主溝を配置した従来のタイヤに比較してタイヤ赤道面CL付近の接地面積を増すことができ、ドライ路面での高いグリップが得られ、また、低ミュー(μ)路面においても高いグリップが得られる。
【0097】
更に、本実施形態の空気入りタイヤ10では、トレッド12全体のネガティブ率を32〜45%の範囲内に設定したので、ドライ性能、ウエット性能、及び雪上性能の多律背反をバランス良く達成することができる。
【0098】
また、トレッド12のパターンを方向性パターンとし、かつ、第1の傾斜溝20と第2の傾斜溝22と分岐溝24または分岐溝25で連結したので、トレッド中央領域12Cのネガティブ率をトレッド12全体のネガティブ率よりも低く設定したことによる排水性と雪上性能の低下を補うことができる。
【0099】
また、周方向主溝14と第1の傾斜溝20とで挟まれる第1のセカンドブロック26の回転方向側(踏み込み側)の角部は、鋭角(トレッド12を平面視した時に)に形成されているが、該角部付近には面取り26Aが形成されているので、ブロック剛性の低下が抑えられている。
【0100】
また、周方向主溝14と第2の傾斜溝22とで挟まれる第2のセカンドブロック28の回転方向側(踏み込み側)の角部は、タイヤ幅方向に対する角度が小さい幅狭部22Aに面していて鈍角(トレッド12を平面視した時に)に形成されているので、ブロック剛性の低下が抑えられている。
【0101】
したがって、本実施形態の空気入りタイヤ10では、雪上性能と、排水性能、及びトレッド中央領域の摩耗の多律背反を達成することができる。
【0102】
なお、各ブロック形成されたサイプ32のエッジ成分により、ウエット性能、氷上性能も向上している。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、従来例の空気入りタイヤと本発明の適用された実施例の空気入りタイヤを用意し、雪上フィーリング、雪上ブレーキ性能、雪上トラクション性能、ウエットハイドロプレーニング性能、及びセンター摩耗性能の比較を行った。
【0103】
実施例の空気入りタイヤは、上記実施形態で説明した空気入りタイヤであり、従来例の空気入りタイヤは、図2に示すパターンを有する空気入りタイヤである。
【0104】
ここで、図2に示す従来例の空気入りタイヤにおいて、符号100はトレッド端、100Cはトレッド中央領域、100Sはトレッド側部域、Wは接地幅を表している。
【0105】
なお、タイヤサイズは何れのタイヤもPSR195/65R15である。
【0106】
以下に試験方法及び評価を簡単に説明する。
・雪上フィーリング性能:圧雪路面のテストコースにおける、制動性、発進性、コーナリング性の総合評価(テストドライバーによる)。評価は従来例のフィーリングを100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上フィーリングが良いことを表している。
・雪上ブレーキ性能:圧雪上を40km/hからフル制動したときの制動距離を測定。評価は、従来例の制動距離の逆数を100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上ブレーキ性能に優れていることを表している。
・雪上トラクション性能:圧雪上50mの距離における発進からの加速タイムを計測。評価は、従来例の加速タイムの逆数を100とする指数で表しており、数値が大きいほど雪上トラクション性能に優れていることを表している。
・ウエットハイドロプレーニング性能:水深5mmのウエット路面を通過する際のハイドロプレーニング発生限界速度のフィーリング評価。
・センター摩耗性能:一般道を10000km走行した後のトレッド中央領域とトレッド側部領域との摩耗量の差を測定した。
【0107】
【表1】
試験の結果から、本発明の適用された実施例の空気入りタイヤは、従来例の空気入りタイヤに対し、全ての性能が向上していることが分かる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、排水性及び雪上性能を向上でき、トレッドのセンター部の摩耗も抑制できる、という優れた効果を有する。また、トレッドのセンター部の摩耗も抑制できるので、排水性及び雪上性能を長期に渡って維持できる、という優れた効果を有する。また、ドライ性能、ウエット性能、及び雪上性能を両立できる、という優れた効果を有する。
【0109】
請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、ウエット性能を更に向上できる、という優れた効果を有する。
【0110】
請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、ウエット性能を更に向上できる、という優れた効果を有する。
【0111】
請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の構成としたので、雪上でのブレーキ性能、トラクション性能、及びフィーリングを向上できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図2】従来例の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ
CL タイヤ赤道面
12 トレッド
14 周方向主溝
16 横溝
18 センターブロック
20 第1の傾斜溝
22 第2の傾斜溝
22A 幅狭部
24 分岐溝
25 分岐溝
26 第1のセカンドブロック
28 第2のセカンドブロック
30 ショルダーブロック
32 サイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire provided with a plurality of blocks in a tread, and more particularly to a pneumatic tire that improves drainage and performance on snow and suppresses wear of a center portion.
[0002]
[Prior art]
The tread pattern of a pneumatic tire that emphasizes performance on snow is generally a block pattern.
[0003]
FIG. 2 shows a tread pattern of a conventional general studless tire.
[0004]
As shown in FIG. 2, the
[0005]
In the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The tire having the tread pattern shown in FIG. 2 also has a certain level of drainage (hydroplaning resistance) and on-snow performance, but from the market further improved drainage, further on-snow performance, and There is a demand for suppression of wear (uneven wear) at the center.
[0007]
In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a pneumatic tire that has improved drainage performance and snow performance as compared with the prior art, and that also suppresses wear of the center portion.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 includes a pair of circumferential main grooves disposed on both sides of the tire equatorial plane and extending in the tire circumferential direction, and a plurality of circumferential main grooves disposed in the tire circumferential direction and sandwiching the tire equatorial plane. A plurality of lateral grooves that connect the groove and the other circumferential main groove, and a plurality of circumferential grooves that extend in the tire circumferential direction from the circumferential main groove toward the tread end, and the circumferential main groove side is closer to the tire rotation direction side than the tread end side The tread includes a plurality of blocks defined by inclined grooves that are inclined so that an angle with respect to the tire circumferential direction increases from the circumferential main groove side toward the tread end side, and the blocks are arranged along the tire circumferential direction. A plurality of block rows arranged in the tire width direction, and a pneumatic tire in which a sipe extending in the tire width direction is formed on the block, and the negative rate of the entire tread is 32-45. Is set within a range of, negative ratio of the tread center region is a central region when the contact region of the tread divided into three equal parts in the tire width direction is set smaller than the negative ratio of the entire tread,The inclined groove includes a first inclined groove whose groove width is substantially constant and an angle with respect to the tire circumferential direction at the end portion on the circumferential main groove side is set to 40 ° or less, and the vicinity of the end portion on the circumferential main groove side. And a second inclined groove having a narrow portion that is narrower than the tread end side and has an angle with respect to the tire width direction set to 30 ° or less, and the circumferential main groove in the first inclined groove; An intermediate portion between the tread end and an intermediate portion between the narrow portion and the tread end in the second inclined groove adjacent to the first inclined groove.And the circumferential main groove has a groove wall on the tire equatorial plane side that extends linearly in the tire circumferential direction, andThe firstConnection part with inclined grooveOf the circumferential main groove atThe groove width is within the circumferential main groove.Other than the connection partIt is characterized by being set wider than other parts.
[0009]
Next, the operation of the pneumatic tire according to claim 1 will be described.
[0010]
First, the tread is provided with a pair of circumferential main grooves extending in the tire circumferential direction on both sides of the tire equatorial plane, and a lateral groove that connects one circumferential main groove and the other circumferential main groove across the tire equatorial plane. By providing, the block edge component of a tread center part is ensured and the performance on snow improves.
[0011]
Furthermore, since the sipe extending in the tire width direction is formed in the tread block, it is possible to achieve both the basic performance of traction, braking and feeling on snow and the drainage performance on a wet road surface.
[0012]
Since a plurality of blocks defined by a pair of circumferential main grooves and lateral grooves are arranged in the tire circumferential direction on the tire equatorial plane, the tire is compared with the case where the circumferential main grooves are arranged on the tire equatorial plane. The contact area near the equator surface can be increased, and a high grip on a dry road surface and a high grip on a low mu (μ) road surface can be obtained.
[0013]
Moreover, since a pair of circumferential direction main groove also plays the role which divides a tread into right and left, on a wet road surface, the water interposed between a road surface and a tread can be divided into right and left.
[0014]
Here, in the region on the outer side in the tire width direction from the circumferential main groove of the tread, the tire extends in the tire rotation direction side from the tread end side while extending from the circumferential main groove toward the tread end. Inclined and the angle with respect to the tire circumferential direction increases from the circumferential main groove side toward the tread end sideFirstInclined grooveAnd the second inclined grooveHowever, since a plurality of tread patterns are provided in the tire circumferential direction and the tread pattern is a so-called directional pattern, water in the vicinity of the tread center can be smoothly and efficiently discharged from the circumferential main groove to the outside of the tread end.
[0015]
Since the negative rate of the entire tread is set in the range of 32 to 45%, it is possible to achieve a balanced balance of dry performance, wet performance, and performance on snow.
[0016]
In the present invention, since the negative rate of the tread central region is set to be smaller than the negative rate of the entire tread, the tread end region when the block volume of the tread central region divides the ground contact region of the tread into three equal parts in the tire width direction. It is possible to suppress the wear (uneven wear) in the central region of the tread.
[0017]
The central region of the tread is a region that contributes greatly to the performance on the snow, the wet performance, and the like. By suppressing the wear here, the performance on the snow and the wet performance can be maintained for a long time.
[0018]
The detailed definition of the tread central area and the tread side area will be described later.
[0019]
Normally, simply lowering the negative rate in the tread center area will adversely affect drainage and snow performance, but as mentioned above,FirstInclined grooveAnd the second inclined grooveThe angle with respect to the tire circumferential direction increased from the circumferential main groove side toward the tread end side, and adjacent to each otherFirstInclined grooveAnd the second inclined grooveBy providing the branch groove so as to connect the intermediate portions of each other, it is possible to compensate for the decrease in drainage performance and on-snow performance.
[0020]
For this reason, according to the present invention, it is possible to achieve multi-dimensional trade-off between on-snow performance, drainage performance, and wear in the central region of the tread.
[0021]
In addition, since the circumferential main groove has a groove wall on the tire equatorial plane side that is linear in the tire circumferential direction, water in the groove can flow smoothly in the circumferential direction.
[0022]
Furthermore, the circumferential main groove isFirstConnection part with inclined grooveOf the circumferential main groove atThe groove width is within the circumferential main groove.Other than the connected partSince it is set wider than other parts, the water in the circumferential main grooveFirstIt can flow smoothly and efficiently to the tread end side through the inclined groove. Since the water that has entered the ground contact surface is allowed to flow in the tire width direction, it can be discharged out of the contact surface at a short distance.
[0023]
Also, MutualNext toFirstInclined grooveAnd the second inclined grooveSince the middle parts of each other are connected by a branch groove, they are adjacent to each otherFirstInclined grooveAnd the second inclined grooveThe intermediate block is divided into two blocks in the tire width direction by the branch groove.
[0024]
As a result, two block rows are formed on the tread end side of each circumferential main groove.
[0025]
In other words, since at least five block rows are formed on the tread, each of the two row rows provided on the tread end side of each circumferential main groove and the block row arranged on the tire equator plane, Improved cornering performance.
[0026]
In addition, the inclined groove(First inclined groove, second inclined groove)And the inclined grooves are alternately arranged in the circumferential direction, so that these inclined grooves(First inclined groove, second inclined groove)A zigzag-shaped groove is formed by the branching groove and the block edge component can be increased, and the performance on snow can be improved.
[0027]
In addition, in order to improve drainage more, it is preferable to arrange | position a branch groove in the intermediate part (what is called 1/4 point vicinity of a tread) of a tire equatorial plane and a tread end.
[0028]
Below, the tread center area | region and the definition of a tread side area said by this invention are demonstrated.
[0029]
In the present invention, a pneumatic tire is mounted on a standard rim described below, filled with standard air pressure, and applied with a normal load, from one tire width direction outermost end (tread end) in the tire width direction to the other. When the region up to the outermost end (tread end) in the tire width direction is equally divided into three, the central region is the tread central region, and the region outside the tread central region is the tread side region.
In the inclined groove, when the angle with respect to the tire circumferential direction at the end on the circumferential main groove side is set to 40 ° or less, the vicinity of the end on the circumferential main groove side of the inclined groove is nearly parallel to the circumferential main groove, The water in the circumferential main groove can flow smoothly into the inclined groove, and high wet performance can be obtained.
However, with only the first inclined groove whose angle with respect to the tire circumferential direction at the end on the circumferential main groove side is set to 40 ° or less, only the block in which the corner on the circumferential main groove side has an acute angle is the tire circumference. It will continue in the direction. If the corner of the block is an acute angle, the block rigidity is lowered and the block is likely to be deformed, and the dry performance and on-snow performance are degraded.
On the other hand, in the second inclined groove, if the angle with respect to the tire width direction at the end on the circumferential main groove side is set to 30 ° or less, the rigidity of the corner of the block is secured, and the block is difficult to deform. Dry performance and performance on snow can be secured.
Accordingly, the first inclined groove in which the groove width is substantially constant and the angle with respect to the tire circumferential direction at the end on the circumferential main groove side is set to 40 ° or less, and the vicinity of the end on the circumferential main groove side is the tread end. By alternately arranging the second inclined grooves having narrow portions narrower than the side and having an angle with respect to the tire width direction set to 30 ° or less in the tire circumferential direction, dry performance, wet performance, and Both snow performance can be achieved.
[0030]
A standard rim is a rim specified by the Yearbook 2001 version of JATMA (Japan Automobile Tire Association). The load is a load corresponding to the maximum load capacity when the single wheel of Year Book 2001 version of JATMA (Japan Automobile Tire Association) is applied.
[0031]
Outside Japan, the load is the maximum load (maximum load capacity) of a single wheel at the applicable size described in the following standards, and the air pressure is the maximum load of a single wheel (specified in the following standards). The rim is a standard rim (or “ApprovedRim” or “Recommended Rim”) in the applicable size described in the following standards.
[0032]
The standards are determined by industry standards that are valid in the region where the tire is produced or used. For example, it is “The Tire and Rim Association Inc. Year Book” in the United States, and “The European Tire and Rim Technical Organization Standards Manual” in Europe.
[0033]
The invention according to claim 2 is the pneumatic tire according to claim 1, wherein the branch groove has an extension line on the outer side in the tire width direction.SecondThe outer end of the inclined groove in the tire width direction is arranged.
[0034]
Next, the operation of the pneumatic tire according to claim 2 will be described.
[0035]
On the extension line on the outer side of the branch groove in the tire width directionSecondWhen the outer edge of the inclined groove in the tire width direction is placed, the water that flows through the branch grooveSecondThe tire can be smoothly discharged to the tread end side through the outer end of the inclined groove in the tire width direction.
[0036]
The invention according to claim 3 is the pneumatic tire according to claim 2, wherein the outer end of the branch groove in the tire width direction is the tire.SecondIt is characterized by being disposed closer to the tread end than the central portion of the inclined groove in the tire width direction.
[0037]
Next, the operation of the pneumatic tire according to claim 3 will be described.
[0038]
The pneumatic tire having the configuration according to claim 2, wherein the outer end of the branch groove in the tire width direction isSecondIf it is arranged closer to the tread end than the center part in the tire width direction of the inclined groove,SecondIt can flow more smoothly to the outer end of the inclined groove in the tire width direction.
[0039]
The invention according to claim 4 is the pneumatic tire according to any one of claims 1 to 3, wherein the branch groove has an angle with respect to a tire width direction set to 20 ° or less. It is characterized by.
[0040]
Next, the operation of the pneumatic tire according to claim 4 will be described.
[0041]
If the angle of the branch groove with respect to the tire width direction is set to 20 ° or less, the direction of the branch groove approaches the tire width direction, and the braking performance, traction performance, and feeling on snow can be improved.
[0048]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view showing a
[0049]
As shown in FIG. 1, the
[0050]
Between one circumferential
[0051]
Hereinafter, the land portion on the tire equatorial plane CL defined by the pair of circumferential
[0052]
On the outer side in the tire width direction of the circumferential
[0053]
In addition, the code | symbol W of FIG. 1 represents the contact width and C represents the tire width direction.
[0054]
The first
[0055]
When the
[0056]
The first
[0057]
On the other hand, the angle with respect to the tire circumferential direction at the
[0058]
The groove width of the first
[0059]
Next, the second
[0060]
The groove width of the narrow portion 22A is set to be narrower than the groove width of the first
[0061]
The groove width of the second
[0062]
The angle of the narrow portion 22A with respect to the tire width direction is preferably 30 ° or less.
[0063]
The intermediate portion of the first
[0064]
The angle (θ2) of the
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
Here, the outer end in the tire width direction of the
[0068]
On the outer side in the tire width direction of the circumferential
[0069]
A chamfer 26 </ b> A is formed at the corner of the first second block 26 on the tire rotation direction side (stepping side).
[0070]
The first second block 26 and the second second block 28 form a row in the tire circumferential direction, and the
[0071]
That is, the
[0072]
Here, the groove wall (wall surface of the center block 18) on the tire equatorial plane CL side of the circumferential
[0073]
On the other hand, the groove wall on the tread end 12E side of the circumferential
[0074]
For this reason, in the circumferential
[0075]
The center block 18, the first second block 26, the second second block 28, and the
[0076]
Further, the negative rate of the
[0077]
The definition of the tread
[0078]
In the present embodiment, the negative rate of the
(Function)
Next, the operation and effect of the
[0079]
First, the effect | action regarding abrasion is demonstrated.
[0080]
In the
[0081]
The tread
[0082]
Next, the effect | action regarding on-snow performance is demonstrated.
[0083]
In the
[0084]
Since the
[0085]
The center block 18, the first second block 26, the second second block 28, and the
[0086]
Since the first
[0087]
Further, by setting the angle of the
[0088]
Next, the effect | action regarding wet performance is demonstrated.
[0089]
The water in the ground contact surface when traveling on a wet road surface is out of the ground contact surface via the circumferential
[0090]
In the circumferential
[0091]
Moreover, since the groove width of the connection part with the 1st inclination groove |
[0092]
In addition, the pair of circumferential
[0093]
The first
[0094]
Further, since the first
[0095]
Next, the effect | action regarding dry performance is demonstrated.
[0096]
Since the center blocks 18 form a line on the tire equatorial plane CL, the ground contact area near the tire equatorial plane CL may be increased as compared with the conventional tire in which the circumferential main groove is arranged on the tire equatorial plane CL. High grip on dry road surfaces, and high grip on low mu (μ) road surfaces.
[0097]
Furthermore, in the
[0098]
Further, since the pattern of the
[0099]
Further, the corner portion on the rotation direction side (stepping side) of the first second block 26 sandwiched between the circumferential
[0100]
Further, the corner portion on the rotation direction side (stepping side) of the second second block 28 sandwiched between the circumferential
[0101]
Therefore, in the
[0102]
In addition, wet performance and on-ice performance are also improved by the edge component of the
(Test example)
In order to confirm the effect of the present invention, a pneumatic tire of a conventional example and a pneumatic tire of an example to which the present invention is applied are prepared, and snow feeling, snow braking performance, snow traction performance, wet hydroplaning performance, and The center wear performance was compared.
[0103]
The pneumatic tire of the example is the pneumatic tire described in the above embodiment, and the pneumatic tire of the conventional example is a pneumatic tire having the pattern shown in FIG.
[0104]
Here, in the conventional pneumatic tire shown in FIG. 2,
[0105]
The tire size is PSR195 / 65R15 for all tires.
[0106]
The test method and evaluation will be briefly described below.
-Feeling performance on snow: Comprehensive evaluation of braking performance, startability and cornering performance (by test driver) on a test course on a snowy road surface. The evaluation is represented by an index with the conventional feeling as 100, and the larger the value, the better the feeling on snow.
・ Brake performance on snow: Measures braking distance when full braking is performed from 40km / h on snow. The evaluation is represented by an index in which the reciprocal of the braking distance of the conventional example is 100, and the larger the value, the better the snow braking performance.
-Snow traction performance: Measures acceleration time from start at a distance of 50m above snow. The evaluation is represented by an index with the reciprocal of the acceleration time of the conventional example as 100, and the larger the value, the better the traction performance on snow.
-Wet hydroplaning performance: Feeling evaluation of the critical speed of hydroplaning when passing through a wet road surface with a water depth of 5 mm.
Center wear performance: The difference in wear amount between the tread center region and the tread side region after traveling 10,000 km on a general road was measured.
[0107]
[Table 1]
From the test results, it can be seen that the pneumatic tires of the examples to which the present invention is applied are all improved in performance compared to the conventional pneumatic tires.
[0108]
【The invention's effect】
As described above, since the pneumatic tire according to claim 1 has the above-described configuration, it has an excellent effect that drainage performance and performance on snow can be improved and wear of the center portion of the tread can be suppressed. Moreover, since the wear of the center portion of the tread can be suppressed, the drainage and the performance on snow can be maintained for a long time.Moreover, it has the outstanding effect that dry performance, wet performance, and on-snow performance are compatible.
[0109]
Since the pneumatic tire according to claim 2 has the above configuration, it has an excellent effect that the wet performance can be further improved.
[0110]
Since the pneumatic tire according to claim 3 has the above configuration, it has an excellent effect that the wet performance can be further improved.
[0111]
Since the pneumatic tire according to claim 4 has the above-described configuration, it has an excellent effect that the braking performance on snow, the traction performance, and the feeling can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a tread of a pneumatic tire according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a tread of a conventional pneumatic tire.
[Explanation of symbols]
10 Pneumatic tire
CL tire equator
12 tread
14 Circumferential main groove
16 Horizontal groove
18 Center block
20 First inclined groove
22 Second inclined groove
22A narrow part
24 branch groove
25 branch groove
26 First second block
28 Second second block
30 shoulder block
32 Sipe
Claims (4)
トレッド全体のネガティブ率が32〜45%の範囲内に設定され、
前記トレッドの接地領域をタイヤ幅方向に3等分したときの中央の領域であるトレッド中央領域のネガティブ率がトレッド全体のネガティブ率よりも小さく設定され、
前記傾斜溝は、溝幅がほぼ一定で周方向主溝側の端部でのタイヤ周方向に対する角度が40°以下に設定された第1の傾斜溝と、周方向主溝側の端部付近がトレッド端側よりも幅狭でかつタイヤ幅方向に対する角度が30°以下に設定された幅狭部を有する第2の傾斜溝とからなり、
前記第1の傾斜溝における前記周方向主溝と前記トレッド端との間の中間部分と、前記第1の傾斜溝と互いに隣接する前記第2の傾斜溝における幅狭部と前記トレッド端との間の中間部分同士が分岐溝で連結され、
前記周方向主溝は、タイヤ赤道面側の溝壁がタイヤ周方向に直線状に延びており、かつ前記第1の傾斜溝との接続部分における前記周方向主溝の溝幅が前記周方向主溝内の前記接続部分以外の他の部分よりも広く設定されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。A pair of circumferential main grooves disposed on both sides of the tire equatorial plane and extending in the tire circumferential direction; a plurality of circumferential main grooves disposed in the tire circumferential direction with one circumferential main groove and the other circumferential main groove sandwiching the tire equatorial plane; A plurality of transverse grooves that are connected in the tire circumferential direction, extending from the circumferential main groove toward the tread end, and inclined so that the circumferential main groove side is closer to the tire rotation direction side than the tread end side, The tread includes a plurality of blocks defined by inclined grooves whose angle with respect to the direction increases from the circumferential main groove side toward the tread end side, and a block row in which the blocks are arranged along the tire circumferential direction A pneumatic tire having a plurality of rows and a sipe extending in the tire width direction on the block,
The negative rate of the entire tread is set within the range of 32-45%,
The negative rate of the tread central region which is the central region when the ground contact region of the tread is equally divided into three in the tire width direction is set to be smaller than the negative rate of the entire tread,
The inclined groove includes a first inclined groove whose groove width is substantially constant and an angle with respect to the tire circumferential direction at the end on the circumferential main groove side is set to 40 ° or less, and an end portion on the circumferential main groove side And a second inclined groove having a narrow portion that is narrower than the tread end side and has an angle with respect to the tire width direction set to 30 ° or less,
An intermediate portion between the circumferential main groove and the tread end in the first inclined groove, a narrow portion in the second inclined groove adjacent to the first inclined groove, and the tread end. The middle part between them is connected by a branch groove,
In the circumferential main groove, the groove wall on the tire equatorial plane side extends linearly in the tire circumferential direction, and the groove width of the circumferential main groove at the connection portion with the first inclined groove is the circumferential direction. A pneumatic tire characterized by being set wider than other portions other than the connection portion in the main groove.
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