JP3916937B2 - Container body manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理鍋等の容器体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
シチュー等の煮込み料理を作る鍋として、容器を内容器と外容器とから成る二層構造とした保温性の高い調理鍋(容器体)が種々提案されている。尚、この調理鍋を用いての煮込み料理は、該調理鍋をコンロや電磁調理器等の加熱装置上に載置して調理物をある程度まで煮込んだ後、該加熱装置上から調理鍋をおろし、そのまま該調理鍋の保温性を利用して煮込みを進行させる。
【0003】
しかし、この種の二層構造の調理鍋は、底部が内容器の底壁と外容器の底壁とから成る二層構造である為、加熱装置での加熱が二層構造である分、調理物に伝達されにいという問題がある。
【0004】
更に、内容器の底壁と外容器の底壁との間を保温性の高い真空断熱層にした場合、より一層調理物に伝達されにくくなる。従って、二層構造を採用する場合には、内容器の底壁と外容器の底壁とは密着状態にする手段が採用されるが、このような手段を採用しても、わずかな歪みや寸法誤差によって内容器の底壁と外容器の底壁との間に真空断熱層が形成されてしまうことがあり、しかも、この内容器の底壁と外容器の底壁との間に形成されてしまう該真空断熱層は、存在の有無を確認する有効な手段が無い。
【0005】
更に、この種の二層構造の調理鍋は、内容器と外容器との間を空気断熱層とした場合、空気断熱層が真空断熱層より熱損失が大きいことは勿論、空気膨張による爆発事故が報告され、安全性に問題がある。
【0006】
また、この二層構造の調理鍋の製造は、絞り加工によって板材を有底筒体に変形することにより内容器及び外容器を夫々形成し、この内容器と外容器とを接合することにより行われているが、この製造方法の場合、有底筒体を形成する為の絞り加工が大変厄介であり、製造コスト高になるという問題点もある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決し得る調理鍋を効率的に製造する技術を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
上部開口部の周縁に外方へ突出する上鍔部2を、また、下部開口部の周縁に外方へ突出し通気孔4を適宜穿設した下鍔部3を夫々形成した無底の内筒体1と、この内筒体1の外側に被嵌可能で該被嵌状態において上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁が夫々前記内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と当接若しくは近接する無底の外筒体5と、前記内筒体1の下鍔部3の下面に当接可能で該当接状態において前記通気孔4を閉塞する構成の底部材6とを設け、前記内筒体1の外側に前記外筒体5を被嵌して該内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と,該外筒体5の上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁とを夫々連設し、続いて、内筒体1の下鍔部3の外面側にロウ付材7を介して前記底部材6を配設し、続いて、この内筒体1と外筒体5と底部材6とを真空加熱炉に配設し前記ロウ付材7を熔融せしめて真空封止することで内筒体1と外筒体5との間を真空層14とし側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10を製造することを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0010】
また、請求項1記載の容器体の製造方法において、ロウ付材7を通気孔4の周囲に配設することを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0011】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の容器体の製造方法において、内筒体1の下鍔部3の外面側にロウ付材7を介して前記底部材6を配設する際、内筒体1の下鍔部3が上方に位置する状態とし、この下鍔部3の上面側にロウ付材7を介して前記底部材6を配設することを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0012】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の容器体の製造方法において、底部材6の周縁部には、外筒体5の外側面に当接する被嵌条11が繞設されていることを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0013】
また、上部開口部の周縁に外方へ突出する上鍔部2を、また、下部開口部の周縁に外方へ突出する下鍔部3を夫々形成した無底の内筒体1と、この内筒体1の外側に被嵌可能で該被嵌状態において上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁が夫々前記内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と当接若しくは近接し且つ下部開口部の周縁に通気孔12を適宜穿設した無底の外筒体5と、前記内筒体1の下鍔部3の下面に当接可能で且つ該当接状態において前記外筒体5の外側面に当接し前記通気孔12を閉塞する被嵌条11が繞設された底部材6とを設け、前記内筒体1の外側に前記外筒体5を被嵌して該内筒体1の上鍔部2と,該外筒体5の上部開口部の周縁とを夫々連設し、続いて、内筒体1の下鍔部3の下面に前記底部材6を配設して該底部材6の被嵌条11により前記通気孔12を覆い且つこの底部材6の被嵌条11と外筒体5の外面との間にロウ付材13を配設し、続いて、この内筒体1と外筒体5と底部材6とを真空加熱炉に配設し前記ロウ付材13を熔融せしめて真空封止することで内筒体1の下鍔部3と外筒体5の下部開口部の周縁と底部材6の被嵌条11とを接合し且つ内筒体1と外筒体5との間を真空層14とし側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10を製造することを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0014】
また、上部開口部の周縁に外方へ突出する上鍔部2を、また、下部開口部の周縁に外方へ突出する下鍔部3を夫々形成した無底の内筒体1と、この内筒体1の外側に被嵌可能で該被嵌状態において上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁が夫々前記内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と当接若しくは近接し且つ下部開口部の周縁に通気孔12を適宜穿設した無底の外筒体5と、前記内筒体1の下鍔部3の下面に当接可能で且つ該当接状態において前記通気孔12を閉塞する閉塞部15が設けられた底部材6とを設け、前記内筒体1の外側に前記外筒体5を被嵌して該内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と,該外筒体5の上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁とを夫々連設し、続いて、内筒体1の下鍔部3の下面に前記底部材6を配設して該底部材6の閉塞部15により前記通気孔12を覆い且つこの閉塞部15と外筒体5の外側面との間にロウ付材13を配設し、続いて、この内筒体1と外筒体5と底部材6とを真空加熱炉に配設し前記ロウ付材13を熔融せしめて真空封止することで内筒体1と外筒体5との間を真空層14とし側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10を製造することを特徴とする容器体の製造方法に係るものである。
【0015】
【発明の作用及び効果】
本発明により製造される容器体10は、側部8は真空断熱二層構造が採用されているから高い保温性を発揮し、しかも、底部9は一層構造が採用されているから該容器体10に入れる調理物に良好に伝熱することができ、よって、高い保温性と調理物への良好な伝熱性とを兼ね備えたものとなる。
【0016】
また、無底の内筒体1と無底の外筒体5と底部材6とを接合することで容器体10を製造する方法を採用し、形成の厄介な有底筒体は使用しないから、容器体10の製造は簡単且つコスト安となる。
【0017】
しかも、無底の内筒体1及び無底の外筒体5は、簡単且つコスト安の方法、例えば板材をロール加工する方法によって形成することができ、この点においても容器体10の製造は簡単且つコスト安となる。
【0018】
また、内筒体1の上部開口部及び下部開口部に上鍔部2及び下鍔部3を形成しているから、内筒体1と外筒体5との間に十分な空間を確保することができ、よって、この空間を利用することで真空層14を良好に形成することができる。
【0019】
また、上鍔部2及び下鍔部3は、例えば無底の内筒体1の上部開口部及び下部開口部を拡径変形する方法により簡単に形成することができ、この点においても容器体10の製造は簡単且つコスト安となる。
【0020】
また、内筒体1の下鍔部3に通気孔4を適宜穿設し、予め連設した内筒体1及び外筒体5と,底部材6とを連設する際、該通気孔4を利用して該連設と共に該内筒体1と外筒体5との間に真空層14を形成する真空封止を同時に行うから、容器体10の製造工程を簡略化することができ、よって、この点において容器体10を効率良く簡単に製造することができる。
【0021】
本発明は上述のようにするから、高い保温性と調理物への良好な伝熱性とを兼ね備えた容器体を簡単,コスト安且つ効率的に製造できる実用性に秀れた容器体の製造方法となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜3は第一実施例、図4,5は第二実施例、図6は第三実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0023】
先ず、第一実施例について詳述する。
【0024】
金属製の板材をロール加工等により湾曲せしめて筒状とし、この筒状にした板材の端部同志を接合して上部開口部と下部開口部とを有する筒体を形成する。
【0025】
続いて、この筒体の上部開口部及び下部開口部を夫々拡径せしめ、上部開口部の周縁に外方へ突出する上鍔部2を、また、下部開口部の周縁に下鍔部3を形成する。
【0026】
続いて、下鍔部3に通気孔4を適宜穿設し、内筒体1とする。
【0027】
この通気孔4の穿設は、下鍔部3の形成時であっても良い。
【0028】
また、この通気孔4は最低一つあれば良い。
【0029】
尚、図面は、前記内筒体1の上部開口部に別体の蓋16を載置する為の拡径部17を設けた場合である。この拡径部17の形成は、前記上鍔部2の形成の際に略同時に行うと良い。
【0030】
一方、金属製の板材をロール加工等により湾曲せしめて前記内筒体1の下鍔部3若しくは上鍔部2の周縁より若干径大の筒状とし、この筒状にした板材の端部同志を接合して上部開口部と下部開口部とを有する外筒体5を形成する。
【0031】
また、この外筒体5と前記内筒体1とは略同じ高さに設定される。
【0032】
また一方、金属製の板材を打ち抜くことで、前記内筒体1の下鍔部3の下面に当接可能な底部材6を形成する。
【0033】
また、第一実施例の底部材6は、前記金属製の板材を前記内筒体1の下鍔部3が当接する部位より径大に打ち抜き、この径大部を折り曲げ加工することで該径大部を前記内筒体1の外側面に当接可能で繞設状態の被嵌条11としたものを採用している。
【0034】
尚、この被嵌条11は、底部材6の全周縁に繞設されていなくても、例えば、所定間隔を置いて複数箇所設けられた構成等であっても良い。
【0035】
以上の工程により得られた内筒体1,外筒体5及び底部材6は、下記の工程によって連設し、側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10とする。
【0036】
先ず、内筒体1の外側に外筒体5を被嵌して該内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と,該外筒体5の上部開口部の周縁及び下部開口部の周縁とを溶接等によって夫々連設する。
【0037】
続いて、内筒体1の下鍔部3の外面側にロウ付材7を介して前記底部材6を配設する。この際、ロウ付材7は、特に前記通気孔4の周囲に配設する。また、このロウ付材7を下鍔部3の外面に沿って繞設状態に配設しても良い。
【0038】
この工程において、前記被嵌条11は、連設された内筒体1及び外筒体5に対する底部材6の位置決め作用を発揮する。
【0039】
また、この工程の際、連設された内筒体1及び外筒体5を該内筒体1の下鍔部3が上方に位置する状態とし、この下鍔部3の上面側にロウ付材7を介して前記底部材6を配設する方法を採用しても良い(図2は、この方法を図示している。)。この方法の場合、下鍔部3に穿設された通気孔4が上方に露出することになり、前記ロウ付材7の配設を良好に行うことができる。
【0040】
続いて、この内筒体1と外筒体5と底部材6とを真空加熱炉に導入する。
【0041】
続いて、真空加熱炉内を真空にしていくことで、内筒体1と外筒体5との間の空気を前記通気孔4,及び前記外筒体5の外側面と底部材6の被嵌条11の内側面との隙間を経由して徐々に抜き、真空にしていく。また、真空加熱炉内を真空にしていく際、真空加熱炉内を加熱して前記ロウ付材7の熔融温度に近づけていく。
【0042】
続いて、真空加熱炉内が真空となることで前記内筒体1と前記外筒体5との間を真空とした後、真空加熱炉内を前記ロウ付材7が熔融する温度に加熱して該ロウ付材7を熔融せしめ、前記内筒体1と前記外筒体5との間を真空封止して真空層14を形成する。この際、熔融したロウ付材7の漏洩は、前記被嵌条11によって阻止される。
【0043】
続いて、真空加熱炉内を冷却することで前記熔融したロウ付材7を固化せしめ、側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10を形成する。
【0044】
第一実施例は上述のようにするから、高い保温性と調理物への良好な伝熱性とを兼ね備えた容器体10を絞り加工等の厄介な加工を行わずに効率的に製造できる実用性,生産性に秀れた容器体の製造方法となる。
【0045】
また、内筒体1と外筒体5との間の真空封止と,底部材6の付設とを同時に行うから、この点においても、それだけ効率的に容器体10を製造することができる。
【0046】
また、底部材6には被嵌条11が設けられているから、底部材6を配設する際の位置決めが容易で、且つ、真空封止の際に熔融したロウ付材7が漏洩せず、この点においても、それだけ効率的に容器体10を製造することができる。
【0047】
尚、真空封止の前において内筒体1の上鍔部2と外筒体5の上部開口部とだけを連設し、真空封止の際、前記ロウ付材7により内筒体1の下鍔部3と外筒体5の下部開口部との連設を該真空封止と同時に行う方法を採用しても良い。
【0048】
次に、第二実施例について詳述する。
【0049】
内筒体1及び外筒体5は第一実施例と同様に形成する。但し、内筒体1の下鍔部3に通気孔4を穿設せず、外筒体5の下部開口部の周縁に通気孔12を適宜穿設する。
【0050】
この通気孔12は、図面では外筒体5の下部開口部の周縁の対向位置に二つ設けた場合を図示しているが、最低ひとつあれば良い。
【0051】
底筒体6も第一実施例と同様に形成する。但し、被嵌条11は必須である。
【0052】
この被嵌条11は、底筒体6の全周縁、即ち、該被嵌条11が当接する外筒体5の外側面の全周に当接するように構成される。また、この被嵌条11は、底部材6を内筒体1の下鍔部3の下面に当接した際、該被嵌条11が前記通気孔12を隠蔽するように構成される。
【0053】
また、この底筒体6は、内筒体1の下鍔部3の下面に当接した際に被嵌条11と外筒体5の外側面との間に若干隙間を生じるように構成される。
【0054】
以上の工程により得られた内筒体1,外筒体5及び底部材6は、下記の工程によって連設し、側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10とする。
【0055】
先ず、内筒体1の外側に外筒体5を被嵌して該内筒体1の上鍔部2,該外筒体5の上部開口部の周縁とを溶接等によって連設する。
【0056】
続いて、この連設された内筒体1と外筒体5とを底部材6上に配設し、底部材6の被嵌条11によって前記外筒体5に設けられた通気孔12を覆う。
【0057】
続いて、被嵌条11と外筒体5の外側面との間にロウ付材13を配設する。
【0058】
このロウ付材13は、少なくとも熔融後に通気孔12を閉塞できる位置に配設する。また、外筒体5の外側面全周に配設した方が良い。
【0059】
また、図面は、被嵌条11の上縁にロウ付材13を載置状態に配設する場合を図示しているが、例えば、被嵌条11と外筒体5の外側面との間に該被嵌条11の金属弾性を利用して挟持する方法を採用しても良い。
【0060】
また、被嵌条11が連設された内筒体1及び外筒体5に対する底部材6の位置決め作用を発揮する点は、第一実施例と同様である。
【0061】
続いて、この内筒体1と外筒体5と底部材6とを真空加熱炉に導入し、第一実施例と同様に内筒体1と前記外筒体5との間を真空封止し、側部8が真空断熱二層構造であり底部9が一層構造の容器体10を形成する。
【0062】
この際、熔融したロウ付材13が、底部材6の被嵌条11と外筒体5の外側面との間に導入されて降下し、前記通気孔12を閉塞すると共に、内筒体1の下鍔部3と外筒体5の下部開口部と底部材6とを連設することになる。
【0063】
第二実施例は上述のようにするから、第一実施例と同様、高い保温性と調理物への良好な伝熱性とを兼ね備えた容器体10を絞り加工等の厄介な加工を行わずに効率的に製造できる実用性,生産性に秀れた容器体の製造方法となる。
【0064】
また、内筒体1と外筒体5との間の真空封止と,該内筒体1と該外筒体5と底部材6の接合とを同時に行うから、この点においても、それだけ効率的に容器体10を製造することができる。
【0065】
また、その余は第一実施例と同様である。
【0066】
次に、第三実施例について詳述する。
【0067】
第三実施例は第二実施例の別例であり、真空封止の前において内筒体1の上鍔部2及び下鍔部3と,外筒体5の上部開口部及び下部開口部とを夫々連設するものである。
【0068】
この場合に用いられる底部材6は、第二実施例で使用した被嵌条11が設けられたタイプであっても良いが、例えば、図3に図示したような、被嵌条11の代わりに外筒体5の通気孔12を閉塞する為の閉塞部15が設けられたタイプであっても良い。
【0069】
また、この閉塞部15の上縁は、ロウ付材13を配設し易いように平縁に構成している。
【0070】
また、この閉塞部15は、金属製の板材から底部材6を打ち抜いた後、該閉塞部15を折曲せしめることで簡単に形成することができる。
【0071】
また、閉塞部15以外の底部材6と外筒体5の外側面との間にもロウ付材を配設し、このロウ付材によって底部材6と内筒体1と外筒体5との連設強度を高める方法を採用しても良い。
【0072】
第三実施例は上述のようにするから、第一及び第二実施例と同様、高い保温性と調理物への良好な伝熱性とを兼ね備えた容器体10を絞り加工等の厄介な加工を行わずに効率的に製造できる実用性,生産性に秀れた容器体の製造方法となる。
【0073】
また、その余は第一及び第二実施例と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の説明分解斜視図である。
【図2】第一実施例の真空加熱炉に導入する前の状態を示す説明側断面図である。
【図3】第一実施例の説明側断面図である。
【図4】第二実施例の説明分解斜視図である。
【図5】第二実施例の真空加熱炉に導入する前の状態を示す説明側断面図である。
【図6】第三実施例の底部材6の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 内筒体
2 上鍔体
3 下鍔体
4 通気孔
5 外筒体
6 底部材
7 ロウ付材
8 側部
9 底部
10 容器体
11 被嵌条
12 通気孔
13 ロウ付材
14 真空層
15 閉塞部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a container such as a cooking pot.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Various hot pots (containers) having a two-layered structure consisting of an inner container and an outer container have been proposed as pots for stewed dishes such as stews. In addition, the stewed dish using this cooking pan is placed on a heating device such as a stove or an electromagnetic cooker to boil the food to a certain extent, and then the cooking pan is lowered from the heating device. Then, stew is allowed to proceed using the heat retaining property of the cooking pan as it is.
[0003]
However, this type of two-layer cooking pot has a two-layer structure in which the bottom part is composed of the bottom wall of the inner container and the bottom wall of the outer container. There is a problem that it is difficult to be transmitted to things.
[0004]
Furthermore, when a vacuum heat insulating layer with high heat retention is provided between the bottom wall of the inner container and the bottom wall of the outer container, it is more difficult to transmit to the cooked food. Therefore, when adopting a two-layer structure, means for bringing the bottom wall of the inner container and the bottom wall of the outer container into close contact with each other is adopted. Due to dimensional errors, a vacuum insulation layer may be formed between the bottom wall of the inner container and the bottom wall of the outer container, and it is formed between the bottom wall of the inner container and the bottom wall of the outer container. There is no effective means for confirming the presence or absence of the vacuum heat insulating layer.
[0005]
In addition, this type of two-layer cooking pan has an air insulation layer with a larger heat loss than the vacuum insulation layer when the space between the inner and outer containers is an air insulation layer. Is reported and there is a safety problem.
[0006]
In addition, the two-layered cooking pot is manufactured by forming the inner container and the outer container by deforming the plate material into a bottomed cylindrical body by drawing and joining the inner container and the outer container. However, in the case of this manufacturing method, there is a problem that the drawing process for forming the bottomed cylindrical body is very troublesome and the manufacturing cost is increased.
[0007]
The present invention provides a technique for efficiently producing a cooking pot capable of solving the above problems.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0009]
A bottomless inner cylinder in which an
[0010]
The method for manufacturing a container body according to
[0011]
Further, in the container body manufacturing method according to any one of
[0012]
Further, in the method for manufacturing a container body according to any one of
[0013]
Further, there is a bottomless inner
[0014]
Further, there is a bottomless inner
[0015]
[Action and effect of the invention]
The
[0016]
Further, a method of manufacturing the
[0017]
In addition, the bottomless
[0018]
Moreover, since the
[0019]
Moreover, the
[0020]
Also, when the
[0021]
Since the present invention is as described above, a container body manufacturing method excellent in practicality capable of easily, cost-effectively and efficiently manufacturing a container body having both high heat retention and good heat transfer to a cooked product. It becomes.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 3 show the first embodiment, FIGS. 4 and 5 show the second embodiment, and FIG. 6 shows the third embodiment, which will be described below.
[0023]
First, the first embodiment will be described in detail.
[0024]
A metal plate material is bent by roll processing or the like to form a cylinder, and ends of the cylindrical plate material are joined to form a cylinder having an upper opening and a lower opening.
[0025]
Subsequently, the upper opening portion and the lower opening portion of the cylindrical body are expanded in diameter, respectively, the
[0026]
Subsequently, a
[0027]
The
[0028]
Further, at least one
[0029]
The drawing shows a case where an
[0030]
On the other hand, the metal plate material is bent by roll processing or the like to form a cylindrical shape having a diameter slightly larger than the peripheral edge of the
[0031]
The
[0032]
On the other hand, the
[0033]
Further, the
[0034]
Note that the
[0035]
The
[0036]
First, the outer
[0037]
Subsequently, the
[0038]
In this step, the fitted
[0039]
Further, in this process, the
[0040]
Subsequently, the
[0041]
Subsequently, by vacuuming the inside of the vacuum heating furnace, the air between the inner
[0042]
Subsequently, the vacuum heating furnace is evacuated to create a vacuum between the
[0043]
Subsequently, the melted brazing material 7 is solidified by cooling the inside of the vacuum heating furnace to form a
[0044]
Since the first embodiment is as described above, it is possible to efficiently manufacture the
[0045]
Further, since the vacuum sealing between the inner
[0046]
Further, since the
[0047]
Prior to vacuum sealing, only the
[0048]
Next, the second embodiment will be described in detail.
[0049]
The
[0050]
In the drawing, the case where two
[0051]
The
[0052]
The fitted
[0053]
Further, the
[0054]
The
[0055]
First, the
[0056]
Subsequently, the continuous
[0057]
Subsequently, a
[0058]
The
[0059]
Further, the drawing shows the case where the
[0060]
Moreover, the point which exhibits the positioning effect | action of the
[0061]
Subsequently, the inner
[0062]
At this time, the
[0063]
Since the second embodiment is as described above, similarly to the first embodiment, the
[0064]
In addition, since the vacuum sealing between the
[0065]
The rest is the same as in the first embodiment.
[0066]
Next, the third embodiment will be described in detail.
[0067]
The third embodiment is another example of the second embodiment, and before vacuum sealing, the
[0068]
The
[0069]
In addition, the upper edge of the closing
[0070]
Further, the
[0071]
Further, a brazing material is also disposed between the
[0072]
Since the third embodiment is as described above, like the first and second embodiments, troublesome processing such as drawing processing is performed on the
[0073]
The rest is the same as in the first and second embodiments.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory side sectional view showing a state before being introduced into the vacuum heating furnace of the first embodiment.
FIG. 3 is a side sectional view illustrating a first embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view illustrating a second embodiment.
FIG. 5 is an explanatory side sectional view showing a state before being introduced into the vacuum heating furnace of the second embodiment.
FIG. 6 is an explanatory perspective view of a
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
10 Container body
11 Covered strip
12 Vent
13 Brazing material
14 Vacuum layer
15 Blocking part
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