JP3916480B2 - デジタル復調装置および同期検出方法 - Google Patents

デジタル復調装置および同期検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル信号の同期検出技術に関するものであり、特に、放送局から伝送されたデジタルテレビ信号(DTV信号)に含まれる同期信号の検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送は、当初、衛星放送を主に行われてきたが、近年では、地上波放送にもデジタル化の流れが押し寄せている。地上波デジタル放送では、放送局から伝送されたDTV(Digital TV)信号が伝送路上で受ける歪みは、衛星放送に比べ大きくなる。
【0003】
図19は、伝送路上で受ける歪みの1つで、地上波放送において代表的なマルチパス妨害の例を示す。同図中、1901はDTV信号を送信する放送局であり、1902は放送局1901から送信されたDTV信号を反射する障害物であり、1903は放送局1901から送信されたDTV信号を受信するアンテナであり、1904はDTV受信機である。
【0004】
アンテナ1903が受信するDTV信号のうち、放送局1901から直接届き、受信状況の良いDTV信号は希望波であり、たとえば、DTV信号W1がこれに相当する。一方、希望波以外の、障害物1902で反射したような受信条件の悪いDTV信号は遅延波であり、たとえば、DTV信号W2がこれに相当する。遅延波は、一般に、希望波に比べ伝送距離が長いために、希望波よりも位相が遅延した信号であり、また、障害物1902で反射したときにエネルギーの一部が失われて、振幅が小さくなったよ アンテナ1903は、希望波W1や、遅延波W2を受ける。このため、DTV受信機1904に入力されるDTV信号は、これら希望波W1と遅延波W2とが合成されたものであり、歪みが生じている。このように、複数の伝送経路を経由して届く信号が合成されることにより、受信信号に歪みを受けることをマルチパス妨害という。
【0005】
図20は、マルチパス妨害を受けたときの受信信号を示す。同図中、W1は希望波であり、W2は遅延波であり、DT1は受信信号である。受信信号DT1は、希望波W1と遅延波W2とが合成され、歪んだ信号である。
【0006】
DTV受信機1904におけるデジタル復調装置は、受信信号の歪みを低減して希望波のDTV信号を復調しようと試みる。図21は、従来のデジタル復調装置の構成を示す。同図中、101は、受信信号DT1の同期を検出する同期検出部であり、102は、同期検出部101から出力される同期タイミング信号DT2に基づいて受信信号DT1の歪みを低減する波形等化部であり、103は、波形等化されたDTV信号DT3の符号誤りを訂正する誤り訂正部である。なお、誤り訂正部103によって誤り訂正されたデータDT4は、DTV受信機1904におけるデジタル復調装置の後段の回路に出力され、映像表示のための処理が行われる。
【0007】
DTV信号は、同期のタイミングを示す同期信号(図20においてAまたはA´で示した部分)を先頭として、所定のデータ単位(セグメント)で構成されている。同期検出部101は、受信信号DT1から同期信号を検出して、同期信号と同じタイミングで同期タイミング信号DT2を出力する。
【0008】
同期検出は、DTV受信機1904の性能を決めるうえで特に重要な機能であり、DTV受信機1904の性能競争が激しい現在においては、さらなる性能向上が要求されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
同期検出部101は、通常であれば、希望波W1に含まれる同期信号(図20におけるA)を捕捉して同期を検出する(図20の2001)。しかし、受信信号DT1に合成されている遅延波W2の振幅が特に大きいような場合、希望波W1ではなく、遅延波W2に含まれる同期信号(図20におけるA´)を捕捉してしまうことがある(図20の2002)。
【0010】
同期検出部101が遅延波W2の同期信号を検出している、つまり、同期誤りをしている場合、遅延波W2のDTV信号に含まれる同期信号のタイミングで、同期タイミング信号DT2を出力する。波形等化部102は、この同期タイミング信号DT2に基づいて受信信号DT1から希望波W1を除去しようと動作する。しかし、希望波W1のエネルギーは遅延波W2よりも大きいため、希望波W1を完全に除去することは困難である。このため、波形等化されたDTV信号DT3は、誤り訂正部103によって訂正不可能なほど、誤りを含んだものとなる。
【0011】
上記の問題に鑑み、本発明は、マルチパス妨害などにより歪みを受けた受信信号に対して、正しい同期位置を検出するデジタル復調装置を提供すること、および正しい同期位置を検出するための同期検出方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、発明が講じた手段は、デジタル復調装置として、受信信号に含まれる同期信号を検出して該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部とを備えたものとする。そして、制御部は、前記センタータップの係数を入力し、該センタータップの係数と所定の閾値とを比較し、センタータップの係数の方が小さい場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものとする。または、制御部は、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、センタータップの係数を基準値として近傍タップの係数を正規化した値と所定の閾値とをそれぞれ比較し、前記正規化した値の中に前記所定の閾値よりも大きなものがある場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものとする。または、制御部は、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、センタータップの係数と近傍タップの係数とをそれぞれ比較し、前記近傍タップの係数の中に前記センタータップの係数よりも大きなものがある場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものとする。
【0013】
この発明によると、制御部によって、トランスバーサルフィルタのタップ係数に基づいて、同期検出部が同期誤りをしているか否かが判断される。したがって、デジタル復調装置は、同期誤りをしているか否かを知ることができ、正しい同期位置を検出するための処理を行うことができる。
【0014】
また、デジタル復調装置として、受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより、前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて、前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部と、前記波形等化部によって波形等化された信号の符号誤りを訂正する誤り訂正部を備えたものとする。そして、制御部は、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断した場合、前記誤り訂正部における誤りの程度と所定の閾値とを比較し、誤りの程度の方が大きいとき、前記同期検出部に同期信号の再検出を指示するものとする。また、同期検出部は、前記制御部からの指示に応じて、同期信号の再検出を行うものとする。
【0015】
この発明によると、制御部によって、同期検出部が同期誤りをしていると判断された場合、誤り訂正部における誤りの程度が所定の閾値よりも大きいときに初めて、同期検出部に同期信号の再検出を行わせることができる。したがって、同期検出部が同期誤りをしていても、誤り訂正部における誤りの程度が所定の閾値以下の場合、同期信号の再検出は行われない。これにより、同期信号の再検出に伴うTVの出力画像の途切れを防止することができる。
【0016】
好ましくは、制御部は、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、前記同期検出部に同期信号の再検出を指示する際に、前記センタータップから、近傍タップのうち係数が最大の最大値タップまでのずれを見積もり、このずれを基にして、新たな同期位置を示す信号を生成し、前記同期検出部に送るものとする。また、同期検出部は、前記制御部からの信号に基づいて、前記新たな同期位置に同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行うものとする。
【0017】
この発明によると、制御部によって、センタータップから最大値タップまでのずれが見積もられ、そのずれを基にした新たな同期位置を示す信号を同期検出部に送ることができる。この最大値タップの位置は、受信信号における正しい同期信号の位置であると考えることができる。そして、同期検出部によって、この新たな同期位置に同期信号を検出するように、同期信号の再検出が行われることにより、デジタル復調装置は正確な同期位置を検出することができる。
【0018】
また、好ましくは、同期検出部は、同期信号の再検出を開始してから、少なくとも所定の期間以上、前記同期タイミング信号の出力を継続するものとする。
【0019】
この発明によると、同期検出部が同期信号の再検出を開始して少なくとも所定の期間以上は、同期検出部からの同期タイミング信号を出力し続けることができる。これにより、同期信号の再検出時に、同期検出部から同期タイミング信号が出力されなくなり、TVの出力画像が途切れてしまうことを防ぐことができる。
【0020】
次に、発明が講じた手段は、同期検出方法として、受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップとを備えたものとする。そして、タップ係数読み込みステップは、前記センタータップの係数を読み込むものとし、同期誤り判断ステップは、前記センタータップの係数と所定の閾値とを比較し、センタータップの係数の方が小さい場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものとする。または、タップ係数読み込みステップは、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を読み込むものとし、同期誤り判断ステップは、前記センタータップの係数を基準値として前記近傍のタップの係数を正規化した値と所定の閾値とをそれぞれ比較し、前記正規化した値の中に前記所定の閾値よりも大きなものがある場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものとする。または、タップ係数読み込みステップは、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を読み込むものとし、同期誤り判断ステップは、前記センタータップの係数と前記近傍のタップの係数とをそれぞれ比較し、前記近傍タップの係数の中に前記センタータップ係数よりも大きなものがある場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものとする。
【0021】
この発明によると、同期誤り判断ステップによって、トランスバーサルフィルタのタップ係数に基づいて、同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かが判断される。したがって、同期検出が誤っているか否かを知ることができ、正しい同期位置を検出するための処置を講ずることができる。
【0022】
また、同期検出方法として、受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップと、前記波形等化された信号の符号誤りを訂正する際の誤りの程度をカウントするエラーカウントステップと、前記同期誤り判断ステップによって、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断された場合、前記誤りの程度と所定の閾値とを比較し、誤りの程度の方が大きいとき、同期信号の再検出を行う同期位置修正ステップとを備えたものとする。
【0023】
この発明によると、同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断された場合、誤りの程度が所定の閾値よりも大きいときに初めて、同期信号の再検出が行われるようにできる。したがって、同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していても、誤りの程度が所定の閾値以下の場合、同期信号の再検出は行われない。これにより、同期信号の再検出に伴うTVの出力画像の途切れを防止することができる。
【0024】
好ましくは、タップ係数読み込みステップは、前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を読み込むものとする。そして、同期検出方法として、前記センタータップから、近傍タップのうち係数が最大の最大値タップまでのずれを見積もる同期誤り位置判断ステップを備えたものとし、同期位置修正ステップは、前記ずれによって示される新たな同期位置に同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行うものとする。
【0025】
この発明によると、同期誤り位置判断ステップによって、センタータップから、受信信号における正しい同期信号の位置として考えられる最大値タップまでのずれが見積もられる。そして、このずれによって示される新たな同期位置に同期信号を検出するように同期信号の再検出が行われることにより、正確な同期位置を検出することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のデジタル復調装置に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル復調装置の構成を示す。本実施形態に係るデジタル復調装置は、同期検出部1と、波形等化部2と、誤り訂正部3と、制御部4とを備えている。
【0028】
同期検出部1は、受信信号DT1を入力し、受信信号DT1に含まれる同期信号を検出し、この同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号DT2を出力する。同期検出部1における同期検出方法として、たとえば、米国で採用されている8値VSB(Vestigial Side Band :残留側波帯)変調方式で用いられる方法がある。
【0029】
以下、8値VSB変調方式による同期検出について、図面を参照して説明する。
【0030】
図2は、8値VSB変調方式におけるフレームフォーマットの構成を示す。8値VSB変調方式のフォーマットは、セグメント同期信号201を含む領域と、フィールド同期信号202を含む領域と、映像信号や音声などのデジタル信号を送信時の変調処理において擬似ランダム信号でランダマイズしたデータ信号203を含む領域とからなる。
【0031】
図3は、8値VSB変調方式におけるセグメントの構成を示す。セグメントは、セグメント同期信号301を含む領域と、データ信号またはフィールド同期信号302を含む領域とからなる832シンボルで構成される。同図左に記した数値“+7”、“+5”、“+3”、“+1”、“-1”、“-3”、“-5”、“-7”は、8値VSB変調方式においてシンボルが取り得る8通りの数値である。
【0032】
図4は、セグメント同期信号301のシンボル構成を示す。セグメント同期信号301は、セグメント先頭の連続した4シンボル(前から順に“+5”、“-5”、“-5”、“+5”でマッピングされたシンボル)で構成される。
【0033】
シンボルが取る値は、受信信号DT1が歪むことにより変化する。特にマルチパス妨害時に、遅延波の振幅が大きいほど受信信号DT1の歪みは大きくなる。そこで、シンボル値が変化してしまったセグメント同期信号301を正しく認識するために、第1の閾値401および第2の閾値402を設定して、セグメント同期信号か否かの判断が行われる。具体的には、シンボル値が第1の閾値401以上であれば“+5”と判断し、第2の閾値402以下であれば“-5”と判断する。この結果、受信信号DT1中に“+5”、“-5”、“-5”、“+5”の順で並ぶシンボルパターンが確認された場合、そのシンボルパターンからなる信号がセグメント同期信号301として捕捉される。
【0034】
次に、同期検出部1の内部構成および動作について、図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
図5は、同期検出部1の内部構成を示す。同期検出部1は、同期捕捉回路11と、周期カウンタ12と、後方保護回路13と、前方保護回路14と、SRフリップフロップ15と、ANDゲート16とを有する。
【0036】
同期捕捉回路11は、入力される受信信号DT1からセグメント同期信号(以下、同期信号)を捕捉し、その捕捉した同期信号のタイミングで同期捕捉信号DT11を出力する。
【0037】
周期カウンタ12は、同期捕捉信号DT11を入力すると、1セグメントの周期ごとに、周期タイミング信号DT12を出力する。
【0038】
後方保護回路13は、同期捕捉信号DT11および周期タイミング信号DT12の出力タイミングが連続して一致する回数をカウントする。同期捕捉回路11が正しい同期信号を捕捉していれば、1セグメント周期ごとに、受信信号DT1中の同期信号を捕捉することができるため、同期捕捉信号DT11と周期タイミング信号DT12の出力タイミングは連続して一致する。そして、連続一致回数が与えられた後方保護段数以上になれば、正しいセグメント信号が捕捉されているものとして、後方保護回路13は後方判断信号DT13を出力する。
【0039】
SRフリップフロップ15は、後方判断信号DT13を入力することによりセットされ、同期検出信号DT15を出力する。そして、ANDゲート16は、同期検出信号DT15および周期タイミング信号DT12の論理積として、同期タイミング信号DT2を出力する。
【0040】
図6は、受信信号DT1に含まれる同期信号の捕捉例を示す。同図中、601は、希望波の同期信号であり、8値VSB変調方式における同期信号と等しいシンボルパターンのものである。また、同図中、602は、遅延波の同期信号またはデータ信号中における同期信号に類似した信号であり、上記の第1および第2の閾値を用いて、同期信号であると認識される。
【0041】
同図中、603の同期捕捉パターンは、連続した同期信号の捕捉に成功する場合を示す。たとえば、後方保護段数が3である場合、603のパターンの場合、同期検出に成功し、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0042】
一方、同図中、604の同期捕捉パターンは、連続して同期信号の捕捉ができない場合を示す。信号602は、正しい同期信号ではないため1セグメント周期ごとに現れず、同期捕捉は2回目に失敗する。したがって、受信信号DT1の同期は検出されず、同期タイミング信号DT2は出力されない。
【0043】
次に、前方保護回路14は、同期捕捉信号DT11および周期タイミング信号DT12の出力タイミングが連続して不一致となる回数をカウントする。同期捕捉回路11が同期誤りをしていれば、1セグメント周期ごとに同期信号が現れる可能性は低い。そこで、この連続不一致回数が与えられた前方保護段数以上になれば、誤った同期信号が捕捉されているものと判断して、前方保護回路14は前方判断信号DT14を出力する。
【0044】
SRフリップフロップ15は、前方判断信号DT14を入力することによりリセットされ、同期検出信号DT15を出力しなくなる。これにより、ANDゲート16への同期検出信号DT15の入力がなくなり、同期タイミング信号DT2が出力されなくなる。
【0045】
以上のようにして、同期検出部1は、正しい同期信号を捕捉して、同期検出を行う。しかし、図20に示したような受信信号の場合、図21に示した従来のデジタル復調装置における同期検出部101は、最初に遅延波に同期すると、遅延波のDTV信号の同期検出を継続してしまい、同期誤りをしているか否かを知ることができない。
【0046】
そこで、同期検出部1は、制御部4からの制御信号DT5を、SRフリップフロップ15のリセット入力とすることにより、受信信号DT1に含まれる同期信号を検出するようになっている。
【0047】
次に、波形等化部2の内部構成および動作について、図面を参照して詳細に説明する。
【0048】
図7は、波形等化部2の内部構成を示す。波形等化部2は、トランスバーサルフィルタ21およびタップ係数算出部22を有し、同期タイミング信号DT2のタイミングを遅延ゼロの基準位置(この基準位置がセンタータップの位置である。)として、トランスバーサルフィルタ21のタップ係数を更新し、受信信号DT1の波形等化を行う。
【0049】
トランスバーサルフィルタ21は、タップ係数と受信信号DT1との積和演算を行い、波形等化した信号DT3を出力する。このタップ係数は、タップ係数演算部22が算出するものである。
【0050】
同期検出部1の同期検出が正しい場合、タップ係数算出部22に入力される同期タイミング信号DT2のタイミングで、受信信号DT1に“+5”、“-5”、“-5”、“+5”のシンボルパターンの同期信号が現れる。したがって、タップ係数算出部22は、遅延ゼロの基準位置の受信信号DT1のシンボルパターンを“+5”、“-5”、“-5”、“+5”に近づけようと、タップ係数を算出する。このように算出されたタップ係数を用いることにより、受信信号DT1の歪みを低減する、つまり波形等化をすることができる。
【0051】
次に、タップ係数の算出について、図面を参照して説明する。
【0052】
図8は、同期検出部1における同期検出が正しい場合のタップ係数算出の例である。同図中、(a)はトランスバーサルフィルタ21が入力する受信信号DT1であり、(b)はタップ係数であり、(c)はトランスバーサルフィルタ21の出力信号DT3である。
【0053】
受信信号DT1は、遅延ゼロに希望波と、遅延1μsに希望波に対して1/3倍の振幅の遅延波とが合成されている(同図(a))。このとき、タップ係数算出部22は、センタータップ係数を1倍に、遅延1μsのタップ係数を−1/3倍に設定する(同図(b))。そして、出力信号DT3として、遅延ゼロに希望波と、遅延2μsに希望波の−1/9倍の遅延波とが合成された信号を得る(同図(c))。つまり、波形等化が行われ、受信信号DT1の遅延1μsに存在していた歪みが低減されている。
【0054】
一方、図9は、同期検出部1が同期誤りをしている場合のタップ係数算出の例である。同図中、(a)はトランスバーサルフィルタ21が入力する受信信号DT1であり、(b)はタップ係数であり、(c)はトランスバーサルフィルタ21の出力信号DT3である。
【0055】
受信信号DT1は、遅延−1μsに希望波と、遅延ゼロに希望波に対して1/3倍の振幅の遅延波とが合成されている(同図(a))。希望波が遅延−1μsに現れている原因は、同期検出部1が同期誤りをしており、希望波より1μs遅延した遅延波の同期信号に同期していることにある。この場合、タップ係数算出部22は、出力信号DT3において、同期タイミング信号DT2によって示される遅延ゼロの位置に同期信号が現れるようにタップ係数を算出し、たとえば、遅延1μsのタップ係数を1倍、遅延2μsのタップ係数を−1/3倍に設定する(同図(b))。そして、出力信号DT3として、遅延ゼロに希望波と、遅延2μsに希望波の−1/9倍の遅延波とが合成された信号を得る(同図(c))。
【0056】
図9の例では、信号DT3において、同期タイミング信号DT2が示す遅延ゼロの位置に、希望波の同期タイミング信号が現れるようにタップ係数が算出されているが、実際には、タップ係数がこのような値に収束するとは限らない。また、たとえ収束したとしても、トランスバーサルフィルタ21での積和演算の段階で、出力信号DT3には別の歪みが生じる。これは、波形等化部2が、同期誤りの同期タイミング信号DT2に基づいて、受信信号DT1中の希望波をノイズとみなして除去しようとすることにより生じる。本来、希望波は遅延波よりもエネルギーが大きく、この希望波を完全に除去することは困難である。
【0057】
次に、誤り訂正部3は、波形等化部2によって波形等化された信号DT3の符号誤りを訂正する。そして、誤り訂正後の信号DT4を後段の回路に出力する。ここで、誤り訂正部3として、たとえば、トレリス復号を行うトレリス復号器を用いる。
【0058】
制御部4は、同期検出部1が同期誤りをしているか否かを判断し、同期誤りをしていると判断した場合、同期検出部1に同期信号の再検出を指示するための制御信号DT5を出力する。この判断のために、波形等化部2からセンタータップ係数DT6を入力し、外部から与えられたセンタータップ係数閾値DT7と比較を行う。また、制御信号DT5を出力するか否かを決定するために、誤り訂正部3から、符号誤り訂正の処理においてどの程度の符号誤りが発生しているかを示す誤り率DT8を入力し、外部から与えられた誤り率閾値DT9と比較を行う。なお、閾値DT7およびDT9は、外部から与えられるものでなく、あらかじめ制御部4に設定されたものでもよい。
【0059】
上記のとおりに構成された本実施形態に係るデジタル復調装置の動作について、図10のフローチャートに従って説明する。
【0060】
まず、ステップS101(同期検出ステップ)において、同期検出部1によって、受信信号DT1に含まれる同期信号の検出が行われる。同期信号の検出に成功すると、同期検出部1から、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0061】
続くステップS102(タップ係数読み込みステップ)では、波形等化部2から制御部4にセンタータップ係数DT6が読み込まれる。このとき、同期検出部1によって同期信号が検出されてから波形等化部2におけるタップ係数が収束するまでに、200ms程度の待ち時間を設けるものとする。
【0062】
続くステップS103(同期誤り判断ステップ)では、同期検出部1が同期誤りをしているか否かが判断される。具体的には、制御部4は、センタータップ係数DT6とセンタータップ係数閾値DT7とを比較し、DT6<DT7(または、DT6≦DT7)であるとき、同期検出部1が同期誤りをしていると判断する。そして、同期検出部1が同期誤りをしていると判断した場合はステップS104に進み、一方、同期検出は正しいと判断した場合は処理を終了する。
【0063】
ここで、センタータップ係数閾値DT7として、好ましくは、0.7倍を設定するものとする。これは、同期検出部1が同期誤りをしているときのセンタータップ係数は、多くの場合、0.7倍よりも小さくなるからである。
【0064】
次に、ステップS104(エラーカウントステップ)では、誤り訂正部3によって、波形等化された信号DT3の符号誤り訂正が行われるときの誤りの程度がカウントされ、制御部4に誤り率DT8として出力される。このとき、誤りの程度は、同期検出部1によって同期信号が検出されてから、200ms程度以降にカウントされるものとする。これは、波形等化部2におけるタップ係数が収束し、波形等化された信号DT3が出力されてから、誤りの程度がカウントされ始めるからである。
【0065】
そして、制御部4によって、誤り率DT8と誤り率閾値DT9とが比較され、DT8>DT9(または、DT8≧DT9)であるとき、ステップS105に進む。一方、DT8≦DT9(または、DT8<DT9)であるとき、ステップS104に戻り、誤り率DT8が誤り率閾値DT9を超えるか否か(または、誤り率閾値DT9以上となるか否か)が常に監視される。
【0066】
ここで、誤り率閾値DT9として、好ましくは、 5.0×10-2を設定するものとする。これは、8値VSB変調方式によるDTV信号がマルチパス妨害を受けた場合、一般的に、トレリス復号時にビットエラーレート(誤り率)が 5.0×10-2以上になると、TVの出力映像にブロックノイズ等の不具合が発生するからである。換言すると、同期検出部1が同期誤りをして波形等化された信号DT3に符号誤りが発生していても、誤り訂正部3によってその符号誤りが訂正され、正常な出力映像が得られる限り、同期信号の再検出が行われないようにするのである。これにより、同期信号の再検出に伴う映像出力の途切れを防止することができる。
【0067】
次に、ステップS105(同期位置修正ステップ)では、制御部4から同期検出部1に、同期信号の再検出を指示する制御信号DT5が出力される。これにより、処理はステップS101に戻り、同期検出部1によって、同期信号の再検出が行われる。同期信号の再検出により、多くの場合、希望波の同期信号を捕捉することができ、同期位置を修正することができる。
【0068】
以上、本実施形態によると、波形等化部2のセンタータップ係数に基づいて、同期検出部1が同期誤りをしているか否かを判断することができる。さらに、同期誤りをしていると判断された場合、同期検出部1が同期信号の再検出を行うことにより、正しい同期位置を検出することができる。
【0069】
また、同期検出部1が同期誤りをしているがTVの出力映像には不具合が生じていないような場合、同期検出部1はいたずらに同期信号の再検出を行うことがなく、TVの出力映像が頻繁に途切れないようにできる。
【0070】
なお、波形等化部2におけるタップ係数の収束時間として200ms程度の待ち時間を設けたが、待ち時間はこれに限るものではなく、波形等化部2の構成の違いにより最適な待ち時間は変わり得る。また、誤り訂正部3はトレリス復号器を用いるものとしたが、誤り訂正を行うものであればどのようなものでもよく、たとえば、リードソロモン符号化されたデータの誤り訂正を行うリードソロモン復号器などであってもよい。また、誤り訂正部3に使用する復号器の違いにより、誤り率閾値DT9の最適な値は変わり得る。
【0071】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るデジタル復調装置は、第1の実施形態と同様に、図1に示す構成をしている。しかし、本実施形態に係るデジタル復調装置は、第1の実施形態とは異なる構成の同期検出部1Aおよび制御部4Aを備えている。なお、本実施形態についても、受信信号DT1は8値VSB変調によるものであるとする。
【0072】
同期検出部1Aは、受信信号DT1を入力し、受信信号DT1に含まれる同期信号を検出して、同期タイミング信号DT2を出力する。さらに、同期信号の再検出の際、制御信号DT5Aによって示される、新たな同期位置において、新たな同期信号を検出する機能を有する。
【0073】
図11は、同期検出部1Aの内部構成を示す。同期検出部1Aは、第1の実施形態に係る同期検出部1とほぼ同様の構成をしているが、制御信号DT5Aを周期カウンタ12に入力する点で異なる。
【0074】
周期カウンタ12は、制御信号DT5Aを入力することにより、周期タイミング信号DT12を、制御信号DT5Aによって示される量だけずらして出力する。そして、同期捕捉回路11は、周期タイミング信号DT12の出力タイミングと合うように、受信信号DT1に含まれる新たな同期信号を捕捉する。結果として、制御信号DT5Aによって指示された新たな同期位置に同期した、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0075】
次に、制御部4Aは、波形等化部2から、センタータップおよびその近傍のタップ、たとえば、センタータップの前後5つのタップの係数DT6Aを入力する。そして、第1の実施形態に係る制御部4と同様の方法で、同期検出部1Aが同期誤りをしているか否かを判断するとともに、同期誤りをしていると判断した場合、正しい同期位置がどこであるかの判断も行う。そして、同期検出部1Aの同期タイミング信号DT2によって示される遅延ゼロの基準位置と、正しい同期位置であると判断した位置とのずれを見積もり、このずれを基にして、新たな同期位置を示す制御信号DT5Aを生成し、同期検出部1Aに出力する。
【0076】
次に、制御部4Aによる正しい同期位置の判断および正しい同期位置とのずれの算出について説明する。
【0077】
図9を用いて説明したように、同期検出部1Aが同期誤りをしているときタップ係数は、センタータップ係数が最大値とはならずに、その近傍のタップ係数が最大値を取る。これは、波形等化部2における波形等化処理において、エネルギーの大きな希望波の同期信号が、同期タイミング信号DT2によって示される遅延ゼロの位置に現れるようにタップ係数が算出されるからである。したがって、同期検出部1Aが同期誤りをしていると判断される場合、同期タイミング信号DT2によって示される遅延ゼロの位置と、正しい、つまり希望波の同期タイミングの位置とのずれは、センタータップからその近傍のタップ係数のうち最大値を取るもの(最大値タップ)までの遅延量であると判断する。
【0078】
遅延量は、センタータップと最大値タップとのずれに、1タップあたりの遅延時間を乗算することにより算出することができる。たとえば、図9に示した場合では、センタータップと最大値タップとのずれは−1であり、1タップあたりの遅延時間は1μsであるから、遅延量は−1μsと算出される。つまり、受信信号において、いまの同期位置から遅延−1μsの位置に、希望波の同期信号が存在すると予想できる。
【0079】
以下、上記のとおりに構成された本実施形態に係るデジタル復調装置の動作について、図12のフローチャートに従って説明する。
【0080】
まず、ステップS201(同期検出ステップ)において、同期検出部1Aによって、受信信号DT1に含まれる同期信号の検出が行われる。同期信号の検出に成功すると、同期検出部1Aから、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0081】
続くステップS202(タップ係数読み込みステップ)では、波形等化部2から制御部4にセンタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aが読み込まれる。このとき、波形等化部2におけるタップ係数が収束するまでの待ち時間については、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0082】
続くステップS203(同期誤り判断ステップ)では、制御部4Aによって、同期検出部1Aが同期誤りをしているか否かが判断される。これについては、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0083】
ステップS204(同期誤り位置判断ステップ)では、制御部4Aによって、正しい同期位置までのずれが見積もられる。
【0084】
続くステップS205(エラーカウントステップ)は、誤り訂正部3における誤りの程度がカウントされる。これについては、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0085】
続くステップS206(同期位置修正ステップ)では、制御部4Aから同期検出部1Aに、同期信号の再検出を指示する制御信号DT5Aが出力される。そして、処理はステップS201に戻り、同期検出部1Aは、制御信号DT5Aによって示される新たな同期位置に、新たな同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行う。
【0086】
以上、本実施形態によると、制御部4Aによって、同期検出部1Aが同期誤りをしていると判断された場合、同期検出部1Aは、制御信号DT5Aに示された新たな同期位置に同期信号を検出することができる。また、同期信号の再検出において、同期検出部1Aに対して、新たな同期位置を示すことにより、同期検出時間を短縮することができる。
【0087】
なお、制御信号DT5Aは、新たな同期位置を示す遅延量として遅延時間を用いたが、これに限らず、たとえば、タップのずれの数量を示すようなものであってもよい。
【0088】
(第3の実施形態)
図13は、本発明の第3の実施形態に係るデジタル復調装置の構成を示す。本実施形態に係るデジタル復調装置は、第1および第2の実施形態に係るデジタル復調装置から誤り訂正部3を省略し、異なる構成の同期検出部1Bおよび制御部4Bを備えている。なお、本実施形態についても、受信信号DT1は8値VSB変調によるものであるとする。
【0089】
同期検出部1Bは、制御信号DT5を入力することにより同期信号の再検出を行うが、同期信号の再検出の間、同期誤りをしている同期タイミング信号DT2の出力を継続する。これにより、波形等化部2から波形等化された信号DT3が継続して出力することができ、TVの出力映像の途切れを防ぐことができる。
【0090】
制御部4Bは、同期検出部1Bが同期誤りをしていると判断した場合、誤りの程度を考慮することなく、制御信号DT5を出力する。
【0091】
上記のとおりに構成された本実施形態に係るデジタル復調装置の動作について、図14のフローチャートに従って説明する。
【0092】
まず、ステップS301(同期検出ステップ)において、同期検出部1Bによって、受信信号DT1に含まれる同期信号の検出が行われる。同期信号の検出に成功すると、同期検出部1Bから、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0093】
続くステップS302(タップ係数読み込みステップ)では、波形等化部2から制御部4Bにセンタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aが読み込まれる。このとき、波形等化部2におけるタップ係数が収束するまでの待ち時間については、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0094】
続くステップS303(同期誤り判断ステップ)では、制御部4Bによって、同期検出部1Bが同期誤りをしているか否かが判断される。具体的には、制御部4Bは、センタータップ係数を基準値としてセンタータップ近傍のタップ係数をdB値に変換することにより正規化し、その変換値と外部から与えられたタップ係数変換閾値DT7Aとを比較する。そして、変換値のなかに、タップ係数変換閾値DT7Aよりも大きなものが存在するとき、同期検出部1Bが同期誤りをしていると判断する。同期検出部1Bが同期誤りをしていると判断した場合はステップS304に進み、一方、同期検出は正しいと判断した場合は処理を終了する。
【0095】
ここで、タップ係数変換閾値DT7Aとして、好ましくは、0dBを設定するものとする。これは、同期検出部1Bが同期誤りをしているとき、センタータップ近傍のタップ係数のうち、希望波の同期信号の位置にあたるタップ係数が、センタータップ係数以上となる最大値を取るためである。また、閾値DT7Aは外部から与えられるものでなく、あらかじめ制御部4Bに設定されたものでもよい。
【0096】
次に、ステップS304(同期位置修正ステップ)では、制御部4Bから同期検出部1Bに、同期信号の再検出を指示する制御信号DT5が出力される。そして、ステップS301に戻り、同期検出部1Bは、同期信号の再検出を行う。これについては、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0097】
以上、本実施形態によると、センタータップ近傍のタップ係数をセンタータップ係数で正規化した値から、同期検出部1Bが同期誤りをしているか否かを判断することができる。また、同期検出部1Bは、同期信号の再検出を行っている間、同期タイミング信号DT2を出力し続けるため、同期信号の再検出に伴うTVの出力映像の途切れを防ぐことができる。
【0098】
なお、センタータップ近傍のタップ係数の変換値としてdB値を用いたが、センタータップ係数とその近傍のタップ係数との相対関係を示すような値への変換であればどのようなものでもよい。
【0099】
また、同期検出部1Bが新たな同期タイミング信号DT2を出力するまで、それまでの同期タイミング信号DT2の出力を継続させるとしたが、継続の時間を設定して、たとえば、制御信号DT5の入力があってから10ms程度の期間は継続させるなどとしてもよい。
【0100】
(第1の参考実施形態)
図15は、第1の参考実施形態に係るデジタル復調装置の構成を示す。本実施形態に係るデジタル復調装置は、第1および第2の同期検出部1aおよび1bと、波形等化部2と、制御部4Cとを備えている。このうち、同期検出部1a、1bおよび波形等化部2の構成および動作については、第1の実施形態で説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。なお、本実施形態についても、受信信号DT1は8値VSB変調によるものであるとする。
【0101】
制御部4Cは、同期検出部1a、1bからそれぞれ出力される同期タイミング信号DT2a、DT2bのうち正しく同期検出されているいずれか一方を選択し、同期タイミング信号DT2cとして出力する。そして、波形等化部2からセンタータップおよびそのセンタータップ近傍のタップの係数DT6Aを入力し、同期タイミング信号DT2cの出力元である同期検出部1a(または1b)が同期誤りをしているか否かを判断する。
【0102】
同期誤りをしていると判断された場合、同期タイミング信号DT2cの出力元である同期検出部1a(または1b)に、制御信号DT5a(またはDT5b)を出力する。また、同期タイミング信号DT2cとして、他方の同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)を新たに選択する。
【0103】
ここで新たに選択された同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)が、同じ同期誤りをしていることを避けるために、制御部4Cは、選択を切り替える前に、同期タイミング信号DT2aとDT2bとの比較を行う。この比較の結果、同期タイミング信号DT2aが、同期タイミング信号DT2bとタイミングが同じであったとき、新たに選択しようとする同期検出部1b(または1a)に対して、別の新たな同期信号を検出させるべく、制御信号DT5b(またはDT5a)を出力する。したがって、同期誤りをしていると判断されて、同期検出部1b(または1a)が新たな同期タイミング信号を検出するまでは、同期検出部1a(または1b)は同期誤りの同期タイミング信号DT2a(またはDT2b)を出力し続ける。これにより、波形等化部2によって波形等化された信号DT3が継続して出力され、TVの出力映像の途切れを防ぐことができる。
【0104】
上記のとおりに構成された本実施形態に係るデジタル復調装置の動作について、図16のフローチャートに従って説明する。
【0105】
まず、ステップS401(第1の同期検出ステップ)において、同期検出部1a(または1b)によって、受信信号DT1に含まれる同期信号の検出が行われる。同期信号の検出に成功すると、同期検出部1a(または1b)から、同期タイミング信号DT2a(またはDT2b)が出力される。そして、同期タイミング信号DT2a(またはDT2b)は、制御部4Cによって、同期タイミング信号DT2cとして選択され、波形等化部2に出力される。
【0106】
続くステップS402(タップ係数読み込みステップ)では、波形等化部2から制御部4Cにセンタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aが読み込まれる。このとき、波形等化部2におけるタップ係数が収束するまでの待ち時間については、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0107】
続くステップS403(同期誤り判断ステップ)では、同期検出部1a(または1b)が同期誤りをしているか否かが判断される。具体的には、制御部4Cは、センタータップ係数とセンタータップ近傍のタップ係数とをそれぞれ比較し、センタータップ近傍のタップ係数の中に、センタータップ係数よりも大きいものが存在する場合、同期検出部1a(または1b)が同期誤りをしていると判断する。そして、同期検出部1a(または1b)が同期誤りをしていると判断した場合、制御部4Cから同期検出部1b(または1a)に、同期信号の再検出を指示する制御信号DT5b(またはDT5a)が出力され、ステップS404に進む。一方、同期検出は正しいと判断した場合は処理を終了する。
【0108】
ステップS404(第2の同期検出ステップ)では、同期検出部1b(または1a)によって同期信号の再検出が行われ、同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)が出力される。制御部は、同期タイミング信号DT2aとDT2bとを比較し、両者が同じタイミングを示す信号であると判断した場合、再度、同期信号の再検出を指示する制御信号DT5b(またはDT5a)が出力し、ステップS404を繰り返す。一方、同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)が、同期タイミング信号DT2a(またはDT2b)とタイミングが異なるものであると判断した場合、ステップS405に進む。
【0109】
ステップS405(同期位置修正ステップ)では、同期タイミング信号DT2cとして同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)が選択される。そして、ステップS402に戻り、新たに選択された同期タイミング信号DT2b(またはDT2a)の出力元の同期検出部1b(または1a)が同期誤りをしているか否かが判断される。
【0110】
以上、本実施形態によると、センタータップ係数とその近傍のタップの係数との大小関係から、同期検出部1aまたは1bが同期誤りをしているか否かを判断し、正しい同期位置を検出することができる。
【0111】
また、2つの同期検出部1a、1bを備えることにより、2つの同期タイミング信号を比較することにより、同じ同期誤りの同期タイミング信号を選択することがないようにできる。さらに、一方の同期検出部が同期信号の再検出をしている間、他方の同期検出部は同期タイミング信号を出力し続けることができ、出力画像を途切れさせることがない。
【0112】
なお、2つの同期検出部1aおよび1bの間には優先順位はないため、本実施形態に係るデジタル復調装置の立ち上がり時において、先に同期検出に成功した方の同期タイミング信号を、同期タイミング信号DT2cとして選択するようにすればよい。
【0113】
また、制御部4Cは、センタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aから、同期検出部1aまたは1bが同期誤りをしているか否かを判断しているが、別の方法で判断するものであってもよい。
【0114】
(第2の参考実施形態)
図17は、第2の参考実施形態に係るデジタル復調装置の構成を示す。本実施形態に係るデジタル復調装置は、第1および第2の同期検出部1Cおよび1Dと、波形等化部2と、制御部4Dとを備えている。このうち、波形等化部2の構成および動作については、第1の実施形態で説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。なお、本実施形態についても、受信信号DT1は8値VSB変調によるものであるとする。
【0115】
同期検出部1Cは、受信信号DT1を入力し、受信信号DT1に含まれる同期信号を検出して、同期タイミング信号DT2を出力する。さらに、同期信号の再検出を行う際、制御信号DT5Aによって示される新たな同期位置に、新たな同期信号を検出する機能を有する。また、制御信号DT5Bによって示される内容に応じて、実際に、同期信号の再検出を行うか否かを決定する。
【0116】
同期検出部1Dは、受信信号DT1を入力し、受信信号DT1に含まれる同期信号を検出する。さらに、制御信号DT5Aを入力することにより、制御信号DT5Aによって示される新たな同期位置に、新たな同期信号を検出する。そして、同期信号の再検出の成否を示す情報を、制御信号DT5Bとして出力する。
【0117】
制御部4Dは、波形等化部2からセンタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aを入力し、同期検出部1Cが同期誤りをしているか否かを判断し、同期誤りをしていると判断した場合、正しい同期位置がどこであるかの判断を行う。そして、同期タイミング信号DT2によって示される遅延ゼロの基準位置と、正しい同期位置であると判断した位置とのずれを見積もり、このずれを基にして、新たな同期位置を示す制御信号DT5Aを生成し、同期検出部1Cおよび1Dに出力する。
【0118】
上記のとおりに構成された本実施形態に係るデジタル復調装置の動作について、図18のフローチャートに従って説明する。
【0119】
まず、ステップS501(第1の同期検出ステップ)において、同期検出部1Cによって、受信信号DT1に含まれる同期信号の検出が行われる。同期信号の検出に成功すると、同期検出部1Cから、同期タイミング信号DT2が出力される。
【0120】
続くステップS502(タップ係数読み込みステップ)では、波形等化部2から制御部4Dにセンタータップ係数およびセンタータップ近傍のタップ係数DT6Aが読み込まれる。このとき、波形等化部2におけるタップ係数が収束するまでの待ち時間については、第1の実施形態で説明したとおりである。
【0121】
続くステップS503(同期誤り判断ステップ)では、同期検出部1Cが同期誤りをしているか否かが判断される。この判断方法は、第1の参考実施形態で説明したとおりである。そして、同期検出部1Cが同期誤りをしていると判断された場合はステップS504に進み、一方、同期検出は正しいと判断された場合は処理を終了する。
【0122】
ステップS504(同期誤り位置判断ステップ)では、制御部4Dによって、正しい同期位置までのずれが見積もられ、制御信号DT5Aが出力される。このずれの見積もりについては、第2の実施形態で説明したとおりである。
【0123】
続くステップS505(第2の同期検出ステップ)では、同期検出部1Dは、制御信号DT5Aによって示される新たな同期位置に新たな同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行う。そして、同期検出部1Dによる同期信号の再検出の成否を示した制御信号DT5Bが出力される。
【0124】
続くステップS506(同期位置修正ステップ)では、同期検出部1Cによって、同期誤りの修正が行われ、ステップS502に戻る。具体的には、同期検出部1Cは、同期検出部1Dが制御信号DT5Bによって同期信号の再検出に成功したことが示される場合、制御信号DT5Bによって示される新たな同期位置に同期信号を検出する。一方、制御信号DT5Bによって同期検出部1Dが同期信号の再検出に成功しなかったことが示される場合、同期検出部1Cは、同期信号の再検出を行うことなく、ステップS501において検出した同期信号による同期タイミング信号DT2の出力を続ける。
【0125】
以上、本実施形態によると、制御部4Dからの制御信号DT5Aによって示される新たな同期位置が、正しい同期位置を示しているものか否かを、同期検出部1Dによる同期信号の再検出の成否から知ることができる。そして、制御信号DT5Aが正しいものとして判断されたときに、初めて同期検出部1Cは、制御信号DT5Aに基づいて、同期信号の再検出を行うことができる。これにより、正しい同期位置を検出することができ、また、同期検出部1Cによって頻繁に同期信号の再検出が行われることを回避し、出力画像の途切れを防ぐことができる。
【0126】
なお、制御部4Dは、センタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aから、同期検出部1Cが同期誤りをしているか否かを判断しているが、別の方法で判断するものであってもよい。同様に、制御部4Dは、センタータップおよびその近傍のタップの係数DT6Aに基づいて、新たな同期位置を示す信号DT5Aを生成しているが、別の方法により生成するものであってもよい。
【0127】
また、上記の各実施形態において、受信信号DT1は、8値VSB変調方式により変調されたDTV信号としたが、他の変調方式による信号であってもよい。本発明による効果は、受信信号DT1の変調方式には関係なく、同期検出部1、1a、1b、1A、1B、1C、1Dに同期誤りが起こり得るようなものであればどのようなものでも、得ることができる。
【0128】
【発明の効果】
以上、本発明によると、DTV信号などの受信信号の同期検出をするデジタル復調装置において、同期誤りが発生しているか否かを判断することができる。さらに、同期誤りが発生していると判断された場合、同期信号の再検出を行い、同期誤りを修正することができる。また、同期信号の再検出にあたり、正しい同期位置がどこであるかを判断し、同期誤りをしているときの同期位置と正しい同期位置とのずれに基づいて、同期誤りを修正することができる。これにより、同期信号の再検出によって、確実に正しい同期信号を検出するとともに、同期信号の再検出に係る時間を短縮することができる。
【0129】
さらに、同期誤りが発生していると判断されても、TVの出力画像に不具合が生じない限り、同期信号の再検出は行われず、同期信号の再検出に伴う出力画像の途切れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1および第2の実施形態に係るデジタル復調装置の構成図である。
【図2】 8値VSB変調方式のフレーム構造図である。
【図3】 8値VSB変調方式のセグメント構造図である。
【図4】 8値VSB変調方式のセグメント信号の構成図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係るデジタル復調装置における同期検出部の内部構成図である。
【図6】 セグメント同期信号の検出の様子を示す図である。
【図7】 波形等化部の内部構成図である。
【図8】 同期検出が正しいときのタップ係数算出の様子を示す図である。
【図9】 同期誤りをしているときのタップ係数算出の様子を示す図である。
【図10】 本発明の第1の実施形態に係るデジタル復調装置のフローチャートである。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係るデジタル復調装置における同期検出部の内部構成図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態に係るデジタル復調装置のフローチャートである。
【図13】 本発明の第3の実施形態に係るデジタル復調装置の構成図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態に係るデジタル復調装置のフローチャートである。
【図15】 第1の参考実施形態に係るデジタル復調装置の構成図である。
【図16】 第1の参考実施形態に係るデジタル復調装置のフローチャートである。
【図17】 第2の参考実施形態に係るデジタル復調装置の構成図である。
【図18】 第2の参考実施形態に係るデジタル復調装置のフローチャートである。
【図19】 マルチパス妨害の様子を示した図である。
【図20】 マルチパス妨害時の同期誤りを示した図である。
【図21】 従来のデジタル復調装置の構成図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1A、1B、1C、1D 同期検出部
2 波形等化部
21 トランスバーサルフィルタ
22 タップ係数算出部
3 誤り訂正部
4、4A、4B、4C、4D 制御部
DT1 受信信号
DT2、DT2a、DT2b、DT2c 同期タイミング信号
DT3 波形等化された信号
DT4 誤り訂正された信号
DT5、DT5a、DT5b、DT5A、DT5B 制御信号
DT6 センタータップ係数
DT6A センタータップおよびその近傍のタップ係数
DT7 センタータップ係数閾値
DT7A センタータップ係数変換閾値
DT8 誤り率(誤りの程度)
DT9 誤り率閾値
201、301 セグメント同期信号(同期信号)
S101、S201、S301 同期検出ステップ
S401、S501 第1の同期検出ステップ
S102、S202、S302、S402、S502 タップ係数読み込みステップ
S103、S203、S303、S403、S503 同期誤り判断ステップ
S204、S504 同期誤り位置判断ステップ
S104、S205 エラーカウントステップ
S404、S505 第2の同期検出ステップ
S105、S206、S304、S405、S506 同期位置修正ステップ

Claims (11)

  1. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、
    トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより、前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、
    少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて、前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記センタータップの係数を入力し、該センタータップの係数と所定の閾値とを比較し、センタータップの係数の方が小さい場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  2. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、
    トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより、前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、
    少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて、前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、センタータップの係数を基準値として近傍タップの係数を正規化した値と所定の閾値とをそれぞれ比較し、前記正規化した値の中に前記所定の閾値よりも大きなものがある場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  3. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、
    トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより、前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、
    少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて、前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、センタータップの係数と近傍タップの係数とをそれぞれ比較し、前記近傍タップの係数の中に前記センタータップ係数よりも大きなものがある場合、前記同期検出部が同期誤りをしていると判断するものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  4. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を出力する同期検出部と、
    トランスバーサルフィルタを有し、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより、前記受信信号の波形等化を行う波形等化部と、
    少なくとも1つの前記タップの係数を入力し、該タップの係数に基づいて、前記同期検出部が同期誤りをしているか否かを判断する制御部と、
    前記波形等化部によって波形等化された信号の符号誤りを訂正する誤り訂正部を備え、
    前記制御部は、
    前記同期検出部が同期誤りをしていると判断した場合、前記誤り訂正部における誤りの程度と所定の閾値とを比較し、誤りの程度の方が大きいとき、前記同期検出部に同期信号の再検出を指示するものであり、
    前記同期検出部は、
    前記制御部からの指示に応じて、同期信号の再検出を行うものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  5. 請求項記載のデジタル復調装置において、
    前記制御部は、
    前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を入力し、前記同期検出部に同期信号の再検出を指示する際に、前記センタータップから、近傍タップのうち係数が最大の最大値タップまでのずれを見積もり、このずれを基にして、新たな同期位置を示す信号を生成し、前記同期検出部に送るものであり、
    前記同期検出部は、
    前記制御部からの信号に基づいて、前記新たな同期位置に同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行うものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  6. 請求項記載のデジタル復調装置において、
    前記同期検出部は、
    同期信号の再検出を開始してから、少なくとも所定の期間以上、前記同期タイミング信号の出力を継続するものである
    ことを特徴とするデジタル復調装置。
  7. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、
    トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、
    前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップとを備え、
    前記タップ係数読み込みステップは、
    前記センタータップの係数を読み込むものであり、
    前記同期誤り判断ステップは、
    前記センタータップの係数と所定の閾値とを比較し、センタータップの係数の方が小さい場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものである
    ことを特徴とする同期検出方法。
  8. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、
    トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、
    前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップとを備え、
    前記タップ係数読み込みステップは、
    前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を読み込むものであり、
    前記同期誤り判断ステップは、
    前記センタータップの係数を基準値として前記近傍のタップの係数を正規化した値と所定の閾値とをそれぞれ比較し、前記正規化した値の中に前記所定の閾値よりも大きなものがある場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものである
    ことを特徴とする同期検出方法。
  9. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、
    トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、
    前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップとを備え、
    前記タップ係数読み込みステップは、
    前記センタータップおよびそのタップの係数を読み込むものであり、
    前記同期誤り判断ステップは、
    前記センタータップの係数と前記近傍のタップの係数とをそれぞれ比較し、前記近傍タップの係数の中に前記センタータップ係数よりも大きなものがある場合、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断するものである
    ことを特徴とする同期検出方法。
  10. 受信信号に含まれる同期信号を検出し、該同期信号のタイミングを示す同期タイミング信号を生成する同期検出ステップと、
    トランスバーサルフィルタを用い、前記同期タイミング信号のタイミングをセンタータップの位置として、前記トランスバーサルフィルタのタップの係数を更新することにより前記受信信号の波形等化を行い、少なくとも1つの前記タップの係数を読み込むタップ係数読み込みステップと、
    前記タップ係数読み込みステップによって読み込まれたタップの係数に基づいて、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生しているか否かを判断する同期誤り判断ステップと、
    前記波形等化された信号の符号誤りを訂正する際の誤りの程度をカウントするエラーカウントステップと、
    前記同期誤り判断ステップによって、前記同期検出ステップにおいて同期誤りが発生していると判断された場合、前記誤りの程度と所定の閾値とを比較し、誤りの程度の方が大きいとき、同期信号の再検出を行う同期位置修正ステップとを備えた
    ことを特徴とする同期検出方法。
  11. 請求項10記載の同期検出方法において、
    前記タップ係数読み込みステップは、
    前記センタータップおよびその近傍のタップの係数を読み込むものであり、
    当該同期検出方法は、
    前記センタータップから、近傍タップのうち係数が最大の最大値タップまでのずれを見積もる同期誤り位置判断ステップを備え、
    前記同期位置修正ステップは、
    前記ずれによって示される新たな同期位置に同期信号を検出するように、同期信号の再検出を行うものである
    ことを特徴とする同期検出方法。
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