JP3915535B2 - 印字装置および印字装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報および画像情報等を出力可能な、例えば、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータから入力された画像情報を印字手段により印字する印字装置および印字装置の制御方法に関し、特に、ホストコンピュータから得られた時刻情報に基づき印字装置を駆動制御するようにしたインクジェット方式の印字装置および印字装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
印字装置は、元来、その名が示すように文字情報を紙等に印字するための装置であったが、印字装置の技術の進歩に伴い、文字情報だけでなく画像情報も印字できるようになり、最近では更に進歩して、写真と遜色のないフルカラーの画像情報も印字できるようになっている。
【0003】
特に、近年のインクジェット方式の印字装置においては、印字時の高速性、静粛性等が市場で評価され、また、インクや印字装置自体の開発の進歩に伴い、フィルムや紙あるいは布等の様々な被記録部材に高精細なフルカラーの画像情報等を印字することができるものが多数市販されるようになってきた。
【0004】
従来の印字装置は、前述のように、主として文字情報を印字するためのものであったのでフルカラーの画像情報に比べれば格段に情報量も少なく、印字装置内に装備されたメモリ等の記憶手段に印字する全ての情報を記憶した後に、その記憶手段から印字装置の印字能力に適応した量の情報を読み出しながら印字するようにした独立型式の印字装置が一般的であった。
【0005】
しかしながら、カラー画像等を印字するために情報量が格段に増加してくると、印字装置内に装備されたメモリ等の記憶手段に印字する全ての情報を記憶して印字する独立型式の印字装置を採用すると、メモリ等の記憶手段の容量も極めて大型のものが必要になり印字装置の価格の高騰を招き、また、画像情報等を記憶するための入出力に時間もかかり、しかも様々な情報量の印字の要求に細やかに対応し難い等の技術的あるいは操作上の問題が多く出てきた。
【0006】
そこで、最近では社内的あるいは全世界的なインターネット等の情報のネットワーク化の環境が整ってきたこともあり、情報量の多いものを印字するような印字装置では、ホストコンピュータやサーバー等の外部情報機器と予め接続しておき、印字装置の印字能力等に適応した情報量の画像情報等を、例えば、ホストコンピュータの制御により印字装置に適宜入力して印字するネットワーク型式の印字装置が開発され、独立型式で問題になっていたメモリ等の記憶装置の容量、情報の入出力時間、様々な情報量の印字の要求への対応等の問題に関しては解消されてきた。
【0007】
ところが、ネットワーク型式の印字装置においても、独立形式の印字装置と同様に、印字装置自身の時間制御や管理のために、印字装置内に日付や時刻等の時刻情報を得るための時計装置を備えており、この時計装置の時刻情報を基準に印字装置が作動しているので、例えば、ネットワーク化のために複数の印字装置をホストコンピュータに接続し、ホストコンピュータ側で複数の印字装置を効率的に稼働させようとした場合に、それぞれの印字装置の間で時計装置により示される時刻が異なっていたり、ホストコンピュータとそれぞれの印字装置の時刻が異なっているときには、ホストコンピュータ側でそれぞれの印字装置に対する情報の入出力の制御や印字装置自体の管理等を行おうとした場合等において、いろいろと不都合が生じていた。
【0008】
特に、インクジェット方式の印字装置では、インク滴を飛翔させる複数のノズルを備えたヘッドの保全のために、常にノズルが乾燥しすぎないように、ノズル周辺には余分なインクの付着がないように、また乾燥したインクの付着がないようにクリーニングを実行しておく必要があり、例えば、印字作動の前、または予め決められた時間や印字作動回数等によりヘッドの耐久性や性能に応じてクリーニング作動を行うように設定しており、印字装置とホストコンピュータの時刻情報が僅かでも異なっている場合は、ホストコンピュータ側の時刻情報により印字装置がクリーニング作動を終了したものと判断し印字命令を出したときに、実際には、まだ印字装置がクリーニング作動中であることもあり、このような場合には、誤作動防止のために、クリーニング作動を中止して印字を行うようにしていたので高品質な画像情報等の印字ができないことがあった。
【0009】
そこで、このような不都合を防止するために、それぞれの印字装置の時刻情報を正確に合わせる点検作業を毎日続けて行う管理システムを取り入れたりしたが、長い年月の間には大変な作業であり、それでもたまには予期せぬ作業ミス等で時刻情報を合わせ損なうこともあり、また、印字装置を外国等で使用するようになった場合にも、出荷検査時に合わせた日本国内の時刻情報を現地の時刻情報に補正することを忘れたりして、予め設定されたクリーニング時期に正常なクリーニング作動を行うことなく印字するというような不都合は解消されなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑み、時刻情報や画像情報等を出力可能な画像情報出力手段、例えばホストコンピュータ等に接続され、ホストコンピュータから入力された画像情報等を印字手段により印字可能な印字装置において、ホストコンピュータからの画像情報等の情報取得や印字装置自体の制御あるいは管理情報等の各種情報の入出力を支障なく正確に行い効率的な印字作動ができるようにするために、ホストコンピュータから得られた時刻情報に基づき、印字装置を駆動制御するようにした印字装置、特に、インク滴を飛翔させて印字するインクジェット方式の印字装置に関し、印字装置における印字やクリーニング等を効率的に行い、迅速で高品質な画像情報等の形成ができるようにした安価な印字装置および印字装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の構成により達成される。
1.画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング手段と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得手段と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶手段と、前記クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後にダウンロードされた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶手段と、ダウンロードした時刻情報に基づき少なくとも前記クリーニング手段を駆動する駆動制御手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報との時間差を求め、前記時間差が予め設定した時間差以上のときは、前記駆動制御手段により前記クリーニング手段を作動させる制御手段とを備え、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として前記第1の時刻情報記憶手段に記憶すると共に、第2の時刻情報として前記第2の時刻情報記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする印字装置。
2.画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング手段と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得手段と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶手段と、前記クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶手段と、ダウンロードした時刻情報に基づき少なくとも前記クリーニング手段を駆動する駆動制御手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とを比較し、前記第1の時刻情報が前記第2の時刻情報を超えた場合には、前記駆動制御手段により前記クリーニング手段を作動させる制御手段とを備え、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として前記第1の時刻情報記憶手段に記憶すると共に、最初にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として前記第2の時刻情報記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする印字装置。
3.前記第2の時刻情報記憶手段は、不揮発性メモリにより構成されていることを特徴とする前記1または2に記載の印字装置。
4.前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報に基づき時間の経過を計時し計時情報を出力する計時手段と、前記計時手段の計時情報に基づき時刻表示を行う時刻表示手段と、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報に基づき前記計時手段の計時情報を補正する計時補正手段とを備えたことを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の印字装置。
5.画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置の制御方法において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング工程と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得工程と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた前記時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶工程と、クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後の前記時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶工程と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報との時間差を求め、前記時間差が予め設定した時間差以上のときは、クリーニング手段を作動させ前記印字手段をクリーニングする工程と、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶すると共に、第2の時刻情報として記憶する工程とを備えたことを特徴とする印字装置の制御方法。
6.画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置の制御方法において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング工程と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得工程と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた前記時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶工程と、クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後の前記時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶工程と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とを比較し、前記第1の時刻情報が前記第2の時刻情報を超えた場合には、クリーニング手段を作動させ前記印字手段をクリーニングする工程と、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶すると共に、最初にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する工程とを備えたことを特徴とする印字装置の制御方法。
7.前記第2の時刻情報は、不揮発性メモリに記憶されることを特徴とする前記5または6に記載の印字装置の制御方法。
8.前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた時刻情報に基づき時間の経過を計時し計時情報を出力する計時工程と、前記計時工程の計時情報に基づき時刻表示を行う時刻表示工程と、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた時刻情報に基づき前記計時工程の計時情報を補正する計時補正工程とを備えたことを特徴とする前記5〜7のいずれか1項に記載の印字装置の制御方法。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0026】
図1は、本発明の印字装置の全体概略図である。図2は、本発明の回路構成を示すブロック図である。図3は、本発明の印字装置の作動制御に関するフローチャートである。
【0027】
図1により、本発明の印字装置の構成を説明する。
図中、参照符号の1はインク滴を飛翔させるためのノズルを有するヘッド、2はヘッド1を搭載するキャリッジ、3はキャッピング手段、4はクリーニング手段、5は被記録部材、11は印字装置の筐体、12はキャリッジ2が往復作動するためのスライドガイドである。
【0028】
ヘッド1は、極小の穴からなる複数のノズルからインク滴を飛翔させて文字や画像等の情報(以下、画像情報等という。)を印字するためのインクジェット方式の印字装置(以下、インクジェットプリンタという。)の印字手段であり、ヘッド駆動回路(図示せず)により機械的な歪みを圧電素子で発生させたり熱源により泡を発生させたりしてノズルからインク滴を飛翔させるように構成されている。
【0029】
ヘッド1が、例えば、カラー画像を印字するヘッドの場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、クロ(K)の4色のインクをそれぞれ濃度の濃いインクと淡いインクに分けてノズル(図示せず)から吐出して、より高精細なカラー画像を形成するために合計8個のヘッドブロック(図示せず)で構成されているものがある。
【0030】
勿論、このヘッドブロックの構成は8個に限定されるものではなく、インクジェットプリンタの仕様や使用するインクの種類等により設定されるもので、更に特別な色のインクを加えたものや、Y、M、C、Kの4色のみのもの、用途によっては単色のもの等がある。
【0031】
キャリッジ2は、紙や樹脂製のフィルムまたは布帛等の被記録部材5に画像情報等を印字するためにヘッド1を搭載してスライドガイド12に沿って、往復移動させるためのもので、モータを駆動源とする歯車やベルト等で構成されたキャリッジ駆動機構(図示せず)を介して駆動制御されている。
【0032】
なお、キャリッジ2には、ヘッド1の他にヘッド駆動回路や中間タンク(図示せず)と呼ばれる吐出用のインクタンク等を搭載しているものがある。
【0033】
キャッピング手段3は、ヘッド1が印字作動をしないときに、ヘッド1のノズル周辺部が乾燥しすぎてインクが凝固してノズルからインク滴が飛翔できなくならないようにするためのものであり、適当に保湿しておく必要があるため、詳細は図示しないが、ヘッド1のノズル面側に蓋(キャップ)をするための機構や装置のことをいい、一般に、キャップの中には保湿液やインク等で湿された海綿状のものが設けられている。
【0034】
なお、本発明の実施の形態においては、ヘッド1が印字作動をしないときにキャップができる位置(以下、キャッピング位置という。)にキャリッジ2により移動すると、モータを駆動源とするキャッピング機構(図示せず)がヘッド1のノズル面側にキャップをするようになっており、キャップされたときにノズルから少量のインクを吐出して海綿状のものが乾燥しないようにしている。
【0035】
クリーニング手段4は、ヘッド1のノズル周辺部(以下、ノズル面という。)が吐出したインク滴の飛沫や被記録部材5の紙粉や糸クズあるいは大気中のホコリやゴミ等による汚れにより、ノズルが塞がれてインク滴が飛翔しなくなったり、インク滴の飛翔方向が歪められたりしないようにするためのもので、詳細は図示しないが、一般には、ゴムのヘラ状のものでノズル面を擦ったり、海綿状のもので拭いたりして清掃し、吸引装置と連動したキャップをノズル面側に押し付けて強引に吸引することでノズルの詰まりを解消させたりする吸引機構を備えたものもあり、クリーニング手段4でヘッド1のノズル面を清掃したりノズルを吸引したりする作動をクリーニング作動という。
【0036】
そして、ヘッド1のノズル面(図示せず)のクリーニングを行う場合は、クリーニング手段4でクリーニング作動ができる位置(以下、クリーニング位置という。)にヘッド1がキャリッジ2により移動し停止すると、所定のクリーニング作動を行うようになっている。
【0037】
被記録部材5は、画像情報等を印字するための紙や樹脂製のフィルムまたは布帛等であり、大型の印字装置においては、心棒が挿入できる程度の中空のロール状に巻いたものを使用することが多く、印字時には、給送装置(図示せず)により印字能力に応じて所定長さ分が繰り返し給送され、印字後に、キャリッジ2に設けられたカッター等で切断して使用するようになっており、印字装置の仕様によっては、所定の寸法に切断されたシート状の被記録部材5が使用できるようになっているものもある。
【0038】
スライドガイド12は、キャリッジ2が直線的に正確に往復作動するためのガイド(案内)となるもので、キャリッジ2の正確な移動情報を得るためにリニアエンコーダー等が備えられているものが多い。
【0039】
筐体11は、印字装置を形成するもので、前述の各手段や部材等の他に、図示はしないが、インクタンクや制御回路および印字作動等に必要な様々なセンサや駆動装置等を取り付けたり覆ったりするためのものである。
【0040】
本発明の実施の形態における印字装置の印字作動について説明する。
キャリッジ2に搭載されたヘッド1がキャッピング手段3と対向するキャッピング位置(矢印A)にある状態で制御回路(図示せず)からの印字指令を受けると、キャッピング手段3はキャップ(図示せず)をヘッド1から外し、キャリッジ2を図中左方向に2A、2B、2Cの順に前進移動させる。
【0041】
キャリッジ2がクリーニング手段4と対向するクリーニング位置(矢印B)に到達したことをクリーニング位置検出センサ(図示せず)が検知すると制御回路はキャリッジ2の移動を停止し、クリーニング手段4はヘッド1のノズル面をクリーニングする。
【0042】
クリーニング手段4が所定のクリーニング作動を終了すると、制御回路はキャリッジ2を再度図中左方向に前進移動する。
【0043】
キャリッジ2に設けられた端面検出センサ(図示せず)が被記録部材5の側端面を検出すると、予め設定された被記録部材5の幅寸法から予め設定された両側の余白部または印字範囲を求め、設定された印字開始位置からヘッド1のノズルはインクを吐出し制御回路のメモリ(図示せず)に記憶された画像情報等のデータに基づき印字を開始し、設定された印字終了位置で印字を終了するが、更にキャリッジ2は第2の待機位置(矢印D)まで進み、第2の待機位置検出センサ(図示せず)がキャリッジ2が第2の待機位置(矢印D)に到達したことを検知すると制御回路はキャリッジ2の移動を停止する。
【0044】
その後、制御回路はキャリッジ2を第1の待機位置(矢印C)方向に後進移動を開始させ、キャリッジ2の前進移動と同様に、キャリッジ2に設けられた端面センサが被記録部材5の側端面を検出すると、設定された余白部を通過した位置から印字を開始し、設定された印字終了位置で印字を終了するが、更にキャリッジ2は第1の待機位置(矢印C)まで進み、第1の待機位置検出センサ(図示せず)がキャリッジ2が第1の待機位置(矢印C)に到達したことを検知すると制御回路はキャリッジ2の移動を停止する。
【0045】
つまり、制御回路は、印字中は第1の待機位置(矢印C)と第2の待機位置(矢印D)の範囲をキャリッジ2を往復移動させながら印字を繰り返すように指令し、総ての画像情報等のデータの印字が終了すると、クリーニング位置(矢印B)でヘッド1のノズル面をクリーニングし、キャッピング位置(矢印A)でヘッド1のノズル面にキャップをして停止して、次回の画像情報等のデータの印字作動に備えるように指令する。
【0046】
なお、制御回路は、画像情報等のデータの印字途中であっても、予め設定されたクリーニング時期になった場合は、一旦クリーニング作動を実施した後、印字作動に復帰するようにしている。
【0047】
因に、クリーニング時期の設定は、ヘッドの性能や精度等により設定されるものであり、しかも、印字中か印字する画像情報等のデータが無い状態、すなわち待機中かといった状況によっても変化するものであるが、本発明の実施の形態においては、ヘッドのノズルから連続してインクを吐出させたとき、予め設定した所定の性能や精度の実現が乏しくなる時間を予め実験で求めておき、これを所定時間として前回クリーニングした時間から所定時間経った時にクリーニングを実行するようにしている。
【0048】
しかしながら、クリーニング時期の設定はこれに限らず、ヘッドの所定の性能や精度を維持できるようにすればよいので、印字中か待機中かといった状況を考慮してクリーニング時期を別個に設けても良いし、印字する画像情報等のデータ量やキャリッジ2の往復回数等、他の方式で設定しても良い。
【0049】
また、本発明の実施の形態では、最初に印字する際にヘッド1のノズル面のクリーニングがし易いようにキャリッジ2の移動方向を考慮して、図中右端よりキャッピング位置(矢印A)、クリーニング位置(矢印B)と移動位置を設定したが、この配置の順序は、印字装置の各種手段の配置や作動を考慮して変更しても良く、また、本発明の実施の形態とは逆の図中左端位置からキャリッジ2を移動させるようにしても良い。
【0050】
なお、キャリッジ2の移動位置等の検知に、本発明の実施の形態においては複数のセンサを用いたが、センサの数や移動停止の制御方式等もこれに限らず、移動量を予めパルス数等に変換しておき、設定されたパルスをパルスモータ等に与え駆動制御させたり、リニアエンコーダ等により検出されるパルス数を検出して駆動制御するパルス駆動方式、あるいはパルス駆動方式とセンサ等を併用するなどして加減速等の速度制御と移動位置制御等を行い、キャリッジ2を一定速度で移動させ正確な位置に停止させるように制御しても良い。
【0051】
図2により、本発明の印字装置の回路構成について説明する。
図中、参照符号の100は印字装置の制御回路を示し、制御回路100はCPU110、情報制御回路120、インタフェース(I/F)130、画像処理回路140、駆動制御回路150、計時回路160、表示手段170、操作入力手段180および電源回路190等から構成され、駆動制御回路150はヘッド手段151、キャリッジ手段152、被記録部材を印字位置等に駆動する給送手段153、クリーニング手段154、キャッピング手段155等の各種手段を駆動制御し、情報制御回路120は画像情報等のデータを記憶する画像情報メモリ121、時刻情報等を記憶する第1の時刻情報メモリ122と第2の時刻情報メモリ123を備え、制御回路100はインタフェース(I/F)130を介して画像情報出力手段としての外部の情報機器の一つであるホストコンピュータ200と接続している。
【0052】
CPU110は、予め記憶した各種印字モードや各種制御モード等のプログラムに応じたシーケンス等の制御情報を記憶する制御情報記憶手段(図示せず)を備えており、この制御情報に基づき制御回路100全体を制御するようにしている。
【0053】
なお、各種印字モードとしては、白黒モードやカラー画像モード、画像の描写に関する高精細モードや標準モードあるいは中間調の色の印字を行わない簡略モード、また、印字の方向を選択できる一方向印字モードや往復印字モード等があり、更に、印字する画像等のレイアウトを変更したり、文字等を記入したりできる編集モードも備えている。
【0054】
情報制御回路120はCPU110の指令によりホストコンピュータ200から入力する現在時刻情報を記憶する第1の時刻情報メモリ122と、例えば、クリーニング手段154等が作動したクリーニング作動時刻情報を記憶する第2の時刻情報メモリ123と、ホストコンピュータ200から、例えば、印字装置の印字能力に適応した情報量の画像情報等のデータをタイミング良く入力し記憶する画像情報メモリ121、印字装置がどのような情報量の印字作動を何時、どのようなタイミング等で実施したか等の作動に関する管理情報を記憶する管理情報メモリ124等を備えている。
【0055】
なお、画像情報メモリ121と第1の時刻情報メモリ122は、電源を遮断してメモリに記憶していた情報が消去してもホストコンピュータ200から再び情報を入手できるが、第2の時刻情報メモリ123と管理情報メモリ124に記憶された情報は、印字装置に関する情報であるため、これらの情報をホストコンピュータ200側で記憶するようなシステムでない限り、一般には、ホストコンピュータ200から情報を入手することが困難であるから、電源が遮断された後も記憶した情報が消去されないように不揮発性メモリで構成する必要がある。
【0056】
画像処理回路140は、情報制御回路120を介してホストコンピュータ200等から入力され画像情報メモリ121に記憶されている画像情報等のデータを印字装置に適応した印字データに変換する。
【0057】
本発明の実施の形態における印字装置は、基本的には、ホストコンピュータ200から読み込んだ画像情報等のデータを印字するものであるが、最適な印字を実現するために簡単な編集ができるようにしており、例えば、編集モードにおいては、操作入力手段180等で選択された各種印字モード等に適応するように画像情報等のデータを変換したり、印字のためのレイアウト調整のような画像の拡大縮小に伴う階調補正や画像データの補完または簡単な誤差拡散等の画像処理をしたりすると共に、文字等の簡単な追加または削除が有る場合には、画像情報メモリ121に記憶されている画像情報等のデータに文字等のデータを追加または削除して印字装置が印字できるようにしている。
【0058】
駆動制御回路150は、ヘッド手段151、キャリッジ手段152、給送手段153、クリーニング手段154、キャッピング手段155等の各種手段を駆動制御し、印字作動を正常に実施するためにクリーニングしたりキャッピングしたりするメンテナンス作動と画像処理回路140からの画像情報等のデータに基づき印字を行う印字作動をCPU110からの指令により予め設定されたプロクラム等に応じたシーケンスに基づき作動させるようにしている。
【0059】
計時回路160は、CPU110が情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から得られた現在時刻情報に基づき、計時手段(図示せず)を作動させ、計時手段の出力する計時データ、例えば、1秒単位の計時データを積算したり、あるいは計時データを時間に変換して印字装置の作動中は表示手段170に時計表示をしたり、クリーニング手段154やキャッピング手段155の作動タイミングや回数等を計測して印字装置を管理したりするようにしている。
【0060】
また、計時回路160には計時補正手段(図示せず)を備え、情報制御回路120がダウンロードした現在時刻情報に基づき、先に取得した現在時刻情報と今回取得した時刻情報との時間差を、例えば、1秒単位の計時データの積算数に換算し、計時手段の計時データの積算数と比較して、その過不足を補正するようにしたり、ホストコンピュータ200が時刻情報として現在の時刻情報の他に、時刻の補正を目的とした、或る時間間隔、例えば、5分毎に5分00秒を示す定時信号を出力するものであれば、この定時信号を利用して、例えば、この定時信号に同期して計時手段の計時タイミングを合わせて計時を開始させて計時データを補正するようにしている。
【0061】
つまり、印字装置の起動の際に取得する時刻情報により計時手段は作動し、印字装置の作動終了により計時手段も作動を終了し、且つ、印字装置の稼働中に時刻情報を取得する毎に時刻情報が補正されるので、従来の時計装置のように24時間作動し続ける必要もなく、短い時間間隔で正確な計時が可能となり、計時手段も簡単な回路構成で実現でき、しかも、印字装置の稼働中は正確な計時データが得られるので、印字装置が作動しない時には総ての電源を遮断でき、時計装置を作動させるための電源供給を続ける必要がなく、しかもホストコンピュータ200との時間の相異等を心配する恐れもないようにしている。
【0062】
つまり、本発明の実施の形態における印字装置の情報の入出力やクリーニング作動等の時刻の管理は、ホストコンピュータ200と密接な連携を取る必要があるのでダウンロードした時刻情報に基づき正確に実行するようにしているが、作業者が印字装置の維持管理等を行う場合は、時刻が目に見える状態になっていることが好ましく、そのような場合を考慮して計時手段を作動させ時刻表示等ができるようにしたものである。
【0063】
表示手段170は、例えば、液晶表示装置として構成され、CPU110により、各種モードの選択時には各種モードの選択や実行状況等の確認ができるモード選択用の画面表示が、編集モードにおいては印字する画像情報の確認やレイアウト等の変更、あるいは文字等の追加や削除等が確認できる編集用の画面表示が、または、印字装置の作動中には時計表示をする時計用の画面表示等ができるようにしている。
【0064】
操作入力手段180は、例えば、キーボードやマウス等により構成され、各種モードを選択したり、編集モードにおいて画像等のレイアウトを変更したり、文字等の追加や削除等を行うことができるようにしており、操作入力手段180で入力された情報やデータは情報制御回路120で判別されてCPU110や画像処理回路140あるいは画像情報メモリ121等に伝達されるようになっている。
【0065】
電源回路190は電源スイッチ(図示せず)により電源が投入されると、電源回路190に設けられた電源起動回路(図示せず)により制御回路100等を起動して各種手段による印字作動を可能にし、電源スイッチまたはCPU110の指令により電源を遮断する場合は、CPU110は各種手段を予め設定された位置に作動し全ての作動を終了させた後に、電源回路190に設けられた電源遮断回路(図示せず)を作動させ、全ての電源が遮断されるようになっている。
【0066】
図1および図2を参照して、図3により、本発明の印字装置の作動制御に関するフローチャートを説明する。
【0067】
(ST1)
印字装置に電源を投入するためのステップである。電源スイッチ(図示せず)が投入されると電源回路190が作動し、制御回路100に所定の電源が供給され、CPU110が起動する。
【0068】
(ST2)
印字装置の初期化を行うステップである。CPU110は、まず駆動制御回路150を介してキャリッジ手段152を作動させてキャリッジ2を低速で前進移動または後進移動させると、キャッピング位置センサ、クリーニング位置センサ、第1または第2の待機位置検出センサ等の各種センサ(図示せず)のいずれかのセンサに検知されてキャリッジ2が現在どの領域にあるか判別され、判別結果に基づきキャッピング位置に停止するように移動される。
【0069】
そして、キャリッジ2がキャッピング位置に到達し停止したことがキャッピングセンサにより確認された後に、キャリッジ2をクリーニング位置に移動し、クリーニング手段154を作動させクリーニング作動を行い、再びキャッピング位置で停止させるように作動する。すなわち、各種手段を正常に作動できるように総てを初期状態にする初期化を実行する。
【0070】
これは、印字装置の電源が遮断されている間に、何らかの作用で、例えば、キャリッジ2がキャッピング位置以外の位置に移動されていた場合に、いきなり印字作動のための移動を行いキャリッジ2等の各種手段を損傷させないための処置である。
【0071】
(ST3)
時刻情報の記憶の有無を判断するステップである。CPU110は、初期化を終了すると第1の時刻情報メモリ122に現在時刻情報が記憶されているか、また、クリーニング作動を実施したクリーニング作動時刻情報が第2の時刻情報メモリ123に記憶されているかを確認する。
【0072】
現在時刻情報もクリーニング作動時刻情報も記憶されていないときは、印字装置に初めて電源が投入されたものと判断しST4に進み、現在時刻情報は記憶されていないがクリーニング作動時刻情報は記憶されている場合は、すでに印字装置は稼働した経歴があり、電源が再投入されたものと判断して、同様にST4に進む。
【0073】
また、現在時刻情報もクリーニング作動時刻情報も記憶されている場合は、印字装置が稼働中であると判断してST5に進む。
【0074】
(ST4)
第1の時刻情報メモリ122に現在時刻情報が記憶されていない場合に現在時刻情報を取得するステップである。第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されていない場合と第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されている場合の2通りの場合がある。
【0075】
つまり、第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されていない場合は、印字装置が初めて起動された状態であり、第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されている場合は、少なくとも一度は印字装置が稼働された後に、作動を終了した状態を示すもので、いずれにしても、このステップは印字装置が起動されたときにのみ実行されるステップである。
【0076】
第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されていない場合は、CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から現在時刻情報を取得し、同時に、計時回路160を作動させ計時を開始する。
【0077】
情報制御回路120は取得した現在時刻情報を第1の時刻情報メモリ122に記憶し、更に、第2の時刻情報メモリ123には、例えば、取得した現在時刻情報をクリーニング作動時刻情報として記憶してST6に進む。
【0078】
第2の時刻情報メモリ123にクリーニング作動時刻情報が記憶されている場合は、CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から現在時刻情報を取得し、同時に、計時回路160を作動させ計時を開始する。
【0079】
情報制御回路120は取得した現在時刻情報を第1の時刻情報メモリ122に記憶してST6に進む。
【0080】
(ST5)
現在時刻情報とクリーニング作動時刻情報が記憶されている場合に現在時刻情報を取得するステップである。
【0081】
つまり、現在時刻情報とクリーニング作動時刻情報の両方が記憶されているということは、印字装置が稼働中で、且つ、ホストコンピュータ200に印字するための画像情報等のデータが無く、印字装置が待機中である状態を示すものであり、印字装置の待機中はこのステップを実行することになる。
【0082】
CPU110は、情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から現在時刻情報を取得し、取得した現在時刻情報に基づき計時回路160の計時補正手段は計時データを補正する。
【0083】
また、情報制御回路120は第1の時刻情報メモリ122に記憶されている現在時刻情報を今回取得した現在時刻情報に更新して記憶しST6に進む。
【0084】
(ST6)
クリーニングを実行するか否かを判断するステップである。CPU110は情報制御回路120の第1の時刻情報メモリ122に記憶されている現在時刻情報と第2の時刻情報メモリ123に記憶されているクリーニング作動時刻情報とを比較して、本発明の実施の形態に置いては、印字装置が印字中か待機中かに係わらず、前回クリーニングしてから予め設定したクリーニング時間間隔(例えば、20分)以上時間が経過しているか否かを判断し、20分以上経過していればクリーニングが必要と判断してST7に進み、20分未満の時は画像情報等のデータを取得するためにST9に進む。
【0085】
(ST7)
クリーニングを実行するステップである。CPU110は駆動制御回路150を介してキャリッジ手段152を作動させ、キャリッジ2をクリーニング位置(矢印B)へ移動して停止させる。
【0086】
キャリッジ2が停止すると駆動制御回路150はクリーニング手段154を作動させ、ヘッド1のノズル面を清掃したり、吸引装置と連動したキャップをノズル面側に押し付けて強引に吸引することでノズルの詰まりを解消させたりして、予め設定された一連のクリーニング作動を実行しST8に進む。
【0087】
(ST8)
クリーニング作動時刻情報を取得するステップである。CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から現在時刻情報を取得し、情報制御回路120は、第2の時刻情報メモリ123に記憶されているクリーニング作動時刻情報に変えて、今回取得した現在時刻情報をクリーニング作動時刻情報として更新して第2の時刻情報メモリ123に記憶しST9に進む。
【0088】
なお、このST8はクリーニングを実行するST7の直前に実行するようにしても良いが、クリーニングを確実に実行したことを確認できるST7の直後に実行することが好ましい。
【0089】
(ST9)
印字するための画像情報等のデータの有無を判断するステップである。CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200と交信し、ホストコンピュータ200の記憶手段等に印字するための画像情報等のデータが有るか否かを判断し、有る場合はST10に進み、無ければ、CPU110は情報制御回路120を介して管理情報メモリ124に記憶した管理情報、つまり、印字装置がいつ、どのような情報量の印字を実行したか、どのインクやどの被記録部材をどれだけ使用したか等の情報をホストコンピュータ200へ出力しST12に進む。
【0090】
(ST10)
印字する前に現在時刻情報を取得するステップである。CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200から現在時刻情報を取得し、情報制御回路120は、第1の時刻情報メモリ122に記憶されている現在時刻情報に変えて、今回取得した現在時刻情報を更新して第1の時刻情報メモリ122に記憶しST11に進む。
【0091】
(ST11)
印字するための画像情報等のデータを印字装置が取得し、印字を行うステップである。
【0092】
まず、CPU110は情報制御回路120を介してホストコンピュータ200の記憶手段等から画像情報等のデータを読み込み、画像情報メモリ121に記憶する。
【0093】
なお、画像情報メモリ121の記憶容量を越える画像情報等のデータがホストコンピュータ200の記憶手段等に記憶されている場合は、印字や画像処理のために画像情報メモリ121から画像処理回路140へ画像情報等のデータが読み出されて画像情報メモリ121の記憶容量に余裕ができた状態になると、予め設定されたタイミングでホストコンピュータ200の記憶手段等から繰り返し画像情報等のデータを読み込むようにしているので、印字装置には高価格で大容量の画像情報メモリ121を備える必要がなく、画像情報等のデータの読み込み等も短時間で行えるようになっている。
【0094】
次に、CPU110は、画像情報メモリ121に記憶された画像情報等のデータを情報制御回路120を介して画像処理回路140に読み込み、画像処理回路140は読み込んだ画像情報等のデータ、または編集された画像情報等のデータを印字装置の各種印字モード等に対応した印字データに変換し、駆動制御回路150はキャリッジ手段152、ヘッド手段151、被記録部材5を給送する給送手段153を予め設定されたシーケンス等で駆動し、ヘッド1は画像処理回路140の印字データに基づきノズルからインクを吐出して印字を行う。
【0095】
そして、ST9で印字するための画像情報等のデータが無いと判断されるまで、つまり、総ての画像情報等のデータの印字が終了するまで、ST6からST11までのステップを繰り返すことになる。
【0096】
(ST12)
印字装置の作動の終了か否かを判断するステップである。CPU110はホストコンピュータ200に印字するための画像情報等のデータが無くなったと判断し、ホストコンピュータ200から印字装置の作動の終了指令を待つ待機状態になる。
【0097】
そこで、CPU110は駆動制御回路150を介してキャリッジ手段152を作動させ、キャリッジ2をキャッピング位置(矢印A)に移動し停止させ、更に、キャッピング手段155を作動させヘッド1にキャップをする。
【0098】
ホストコンピュータ200から作動の終了指令が来た場合は、印字装置の作動を終了するためにST13に進み、終了指令が来ない場合はST3に進む。
【0099】
(ST13)
印字装置の作動を終了するためにクリーニングするステップである。CPU110は駆動制御回路150を介してキャリッジ手段152を作動させ、キャリッジ2をクリーニング位置(矢印B)に移動し停止させ、印字作動等により汚れているヘッド1のノズル面に対してクリーニング手段154により予め設定された一連のクリーニング作動を実行する。
【0100】
(ST14)
印字装置の作動を終了するためにキャッピングするステップである。CPU110は駆動制御回路150を介してキャリッジ手段152を作動させ、キャリッジ2をキャッピング位置(矢印A)に移動し停止させ、キャッピング手段155によりヘッド1にキャップをし、キャリッジ2等の各種手段を正常な位置に復帰させておくと共に、印字装置の作動終了後にインクが乾燥したりしてヘッド1のノズルが目詰まりする等の不都合が生じないようにする。
【0101】
(ST15)
印字装置の電源を遮断するステップである。CPU110は電源回路190を作動させ、印字装置の電源を遮断し、計時回路160の計時手段の作動を含め印字装置の総ての作動を終了する。
【0102】
以上のステップを実行する本発明の印字装置は、印字作動が行われたときは勿論のこと、印字のための画像情報等のデータがない待機中も、ダウンロードした時刻情報に基づき、クリーニング時期には確実にクリーニング作動を実行することができるので、何時でも高品質な画像情報等を印字できるようになっている。
【0103】
なお、ST4で、第2の時刻情報メモリ123には、現在時刻情報に予め設定したクリーニング時間間隔、例えば、20分を加えた時間を記憶するようにしても良く、その場合は、ST8でクリーニング作動時刻情報を第2の時刻情報メモリ123に記憶する際には、同様に、現在時刻情報に予め設定したクリーニング時間間隔を加えた時刻情報を記憶する必要があり、そして、ST6でクリーニングを実行するか否かを判断する際には、第2の時刻情報メモリ123に記憶されているクリーニング時間間隔を加えた時刻情報に対して第1の時刻情報メモリ122に記憶されている現在時刻情報が越えたか否かで判断する必要があり、越えた場合にクリーニングを実行するようにしなければならない。
【0104】
因に、クリーニング時間間隔は、印字装置のヘッド1の経時的劣化等による特性の変化や何らかの都合で変更が生じた場合等を考慮して操作入力手段180により変更できるようにしておくことが望ましい。
【0105】
そして、例えば、計時回路160の計時手段の計時データを利用して、第2の時刻情報メモリ123に現在時刻情報を記憶した場合は前回のクリーニング作動からの経過時間を、また、第2の時刻情報メモリ123に現在時刻情報に予め設定したクリーニング時間間隔を加えた時刻情報を記憶した場合はクリーニング時期に近づいている時間等をクリーニング時期表示として表示手段170に表示できるようにしておくと印字装置の維持管理には更に便利である。
【0106】
以上のように、本発明の印字装置においては、画像情報出力手段としてのホストコンピュータから印字するための画像情報等を取得し印字すると共に、時刻情報を取得して印字装置の各種作動タイミングを制御するようにしたので、ホストコンピュータとの画像情報等の各種情報の入出力やクリーニング作動とのタイミングに狂いを生じることが無く正確に行え、しかも、日本と時間差のある外国で使用することになっても、時間を合わせる作業をすることなく、すぐに適切なタイミングでの情報の入出力やクリーニング作動を行うことにより高品質な画像情報等の形成ができる。
【0107】
また、印字装置の起動時に時刻情報を取得した際に、計時手段を作動開始させ印字装置の作動終了時に計時手段の作動を終了するようにしたので、印字装置の稼働中は、時計表示やクリーニング時期表示をすることができ、作業者は時間の経過等を把握できるので印字装置の維持管理は容易であり、従来は印字装置の作動が終了しても印字装置に設けられた時計装置を作動させるための電源供給が必要であったが、本発明の印字装置では不要なので設備維持コストも低減し、更に、不用意な停電や印字装置に設けられた時計装置の時間の狂い等を心配して頻繁に点検したり補正する必要もないので印字装置の維持管理作業も極めて容易となり、維持管理コストが大幅に低減される。
【0108】
また、印字装置が時刻情報に基づく管理情報をホストコンピュータに適切なタイミングで送信するようにしているので、ホストコンピュータ側では印字装置の状況が時刻情報により正確に把握でき、印字装置のインクや被記録部材の残量等に応じてホストコンピュータに接続された印字装置を適切に稼働させることができ、印字途中にインクや被記録部材が不足する等の不都合を生じさせることを防止できる。
【0109】
なお、本発明の実施の形態に於いては、画像情報出力手段としてのホストコンピュータと接続する印字装置に関して詳細に説明してきたが、時刻情報と画像情報等が得られるものであればホストコンピュータの代替として、インターネット等に接続するサーバー等、他の外部情報機器と接続するようにしても良いことはいうまでもない。
【0110】
【発明の効果】
請求項1及び5に記載の発明によれば、例えば、ホストコンピュータに接続された印字装置は、ダウンロードした時刻情報に基づきホストコンピュータと時間差を生じることなくタイミング良く効率的に各種情報の入出力やクリーニング作動等を確実に実行でき、また、印字装置が稼働中にのみ時刻情報を取得し、取得した時刻情報によりクリーニング作動等を駆動制御するようにしたので、印字装置の電源遮断時には、従来のように時計装置の作動のための不要な電力供給を行う必要もなく設備維持コストを低減でき、時計装置の時間を合わせるための維持管理作業も不要となり、維持管理コストが大幅に低減され、迅速で高品質な画像情報等の形成が可能な安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
また、印字装置は、ダウンロードした時刻情報に基づき、クリーニングを実行する時期を正確に判断でき確実にクリーニング作動を実行するので、汚れた状態のヘッドで印字することが無く、印字された画像情報等が高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
また、最初にダウンロードした時刻情報を基準にクリーニングを実行する時期を正確に設定できるので、印字装置が初めて起動されたときから、所定のクリーニング時期には確実にクリーニング作動を実行することができるので、何時でも印字された画像情報等が高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
請求項2及び6に記載の発明によれば、例えば、ホストコンピュータに接続された印字装置は、ダウンロードした時刻情報に基づきホストコンピュータと時間差を生じることなくタイミング良く効率的に各種情報の入出力やクリーニング作動等を確実に実行でき、また、印字装置が稼働中にのみ時刻情報を取得し、取得した時刻情報によりクリーニング作動等を駆動制御するようにしたので、印字装置の電源遮断時には、従来のように時計装置の作動のための不要な電力供給を行う必要もなく設備維持コストを低減でき、時計装置の時間を合わせるための維持管理作業も不要となり、維持管理コストが大幅に低減され、迅速で高品質な画像情報等の形成が可能な安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
また、印字装置は、ダウンロードした時刻情報に基づき、クリーニングを実行する時期を正確に判断でき確実にクリーニング作動を実行するので、汚れた状態のヘッドで印字することが無く、印字された画像情報等が高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
また、印字装置が初めて起動されたときから、予めクリーニングを実行する時期を明確に把握できるので、クリーニング作動の維持管理が容易となり、印字された画像情報等が高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
請求項3及び7に記載の発明によれば、印字装置は、電源を遮断しても、また、不測の事態で停電の事故が生じても正確にクリーニング時期を記憶することができるので、クリーニング時期には確実にクリーニングが実行され、しかも、記憶した情報が消滅しないように印字装置に通電しておく必要がなく設備維持コストが大幅に低減できるので、印字された画像情報等が高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することができる。
請求項4及び8に記載の発明によれば、印字装置が作動開始した時は、ダウンロードされた時刻情報に基づき計時手段が作動し、印字装置の稼働中は、計時手段の計時情報を補正するので、短い時間間隔で正確な計時が可能となり、印字装置の稼働中は正確な計時データが得られるので、ポストコンピュータとの時間の相異等が生じることなく適切なタイミングで情報の入出力やクリーニング作動等の時刻表示ができる。また、印字装置が作動終了した時には、計時手段の作動も時計表示も終了させるので、総ての電源を遮断でき、時計装置を作動させるための電源供給を続ける必要がなく、しかも、印字装置の稼働中は、あたかも時計装置があるかのように、時刻表示を行うことができるので、印字装置の維持管理を容易にした高品質で安価な印字装置及び印字装置の制御方法を提供することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置の全体概略図である。
【図2】本発明の回路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の印字装置の作動制御に関するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ヘッド
2 キャリッジ
3 キャッピング手段
4 クリーニング手段
5 被記録部材
11 筐体
12 スライドガイド
100 制御回路
110 CPU
120 情報制御回路
130 インタフェース(I/F)
140 画像処理回路
150 駆動制御回路
160 計時回路
170 表示手段
180 操作入力手段
190 電源回路
200 ホストコンピュータ
Claims (8)
- 画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング手段と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得手段と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶手段と、前記クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後にダウンロードされた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶手段と、ダウンロードした時刻情報に基づき少なくとも前記クリーニング手段を駆動する駆動制御手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報との時間差を求め、前記時間差が予め設定した時間差以上のときは、前記駆動制御手段により前記クリーニング手段を作動させる制御手段とを備え、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として前記第1の時刻情報記憶手段に記憶すると共に、第2の時刻情報として前記第2の時刻情報記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする印字装置。
- 画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング手段と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得手段と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶手段と、前記クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶手段と、ダウンロードした時刻情報に基づき少なくとも前記クリーニング手段を駆動する駆動制御手段と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とを比較し、前記第1の時刻情報が前記第2の時刻情報を超えた場合には、前記駆動制御手段により前記クリーニング手段を作動させる制御手段とを備え、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として前記第1の時刻情報記憶手段に記憶すると共に、最初にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として前記第2の時刻情報記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする印字装置。
- 前記第2の時刻情報記憶手段は、不揮発性メモリにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の印字装置。
- 前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報に基づき時間の経過を計時し計時情報を出力する計時手段と、前記計時手段の計時情報に基づき時刻表示を行う時刻表示手段と、前記時刻情報取得手段によりダウンロードされた時刻情報に基づき前記計時手段の計時情報を補正する計時補正手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印字装置。
- 画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置の制御方法において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング工程と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得工程と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた前記時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶工程と、クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後の前記時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶工程と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報との時間差を求め、前記時間差が予め設定した時間差以上のときは、クリーニング手段を作動させ前記印字手段をクリーニングする工程と、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶すると共に、第2の時刻情報として記憶する工程とを備えたことを特徴とする印字装置の制御方法。
- 画像情報出力手段から転送される画像情報を印字手段により印字可能な印字装置の制御方法において、前記印字手段をクリーニングするクリーニング工程と、前記画像情報出力手段から時刻情報をダウンロードする時刻情報取得工程と、前記印字手段で前記画像情報を印字する前に、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた前記時刻情報を第1の時刻情報として記憶する第1の時刻情報記憶工程と、クリーニング手段で前記印字手段をクリーニングする直前またはクリーニングした直後の前記時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する第2の時刻情報記憶工程と、前記第1の時刻情報と前記第2の時刻情報とを比較し、前記第1の時刻情報が前記第2の時刻情報を超えた場合には、クリーニング手段を作動させ前記印字手段をクリーニングする工程と、前記印字装置を初めて起動したときは、最初にダウンロードされた時刻情報を第1の時刻情報として記憶すると共に、最初にダウンロードされた時刻情報に予め設定した時間を加えた時刻情報を第2の時刻情報として記憶する工程とを備えたことを特徴とする印字装置の制御方法。
- 前記第2の時刻情報は、不揮発性メモリに記憶されることを特徴とする請求項5または6に記載の印字装置の制御方法。
- 前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた時刻情報に基づき時間の経過を計時し計時情報を出力する計時工程と、前記計時工程の計時情報に基づき時刻表示を行う時刻表示工程と、前記時刻情報取得工程によりダウンロードされた時刻情報に基づき前記計時工程の計時情報を補正する計時補正工程とを備えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の印字装置の制御方法。
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