JP3913981B2 - 目標表面に物質を塗布及び分散するアプリケータ - Google Patents

目標表面に物質を塗布及び分散するアプリケータ Download PDF

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Description

【0001】
[発明の分野]
本発明は、所望の目標表面に物質の被膜を手動で塗布する際に使用するためのアプリケータに関する。より詳細には、本発明は小出しと分散の両方の機能を提供し、その結果として製品性能を高めるようなアプリケータ−に関する。
【0002】
[発明の背景]
目標表面の保護、処理、改質などのために、所望の(目標の)表面に薄膜又は被膜の形態で、市販され、及び/又は普通に適用される多数の局所製品の種類が存在する。そのような製品には、スキンケア剤、化粧品、医薬品、及びその他のパーソナルケア剤の領域のものが含まれる。そのような製品の1つの普通の例は、制汗剤/消臭剤タイプの製品であり、これらの多くがスプレー剤、ロールオン液、ゲル、クリーム、又は固形スティック剤として配合され、適切な局所用キャリアに混合された、例えばジルコニウム塩またはアルミニウム塩のような収斂材料を含む。これらの製品は、腋の下部分またはその他の肌の部分上への塗布中および塗布後に、効果的に発汗および臭気を抑制するように設計される一方で、美容上問題にないように設計される。
【0003】
このような容器入り組成物への使用に好適な、穴のあるキャップ又は他の剪断力による送出手段の例には、当業者に既知のクリームを塗布する手段、又は別な方法で本発明の組成物を肌に塗布するのに効果的な送出手段が含まれ、押し出された製品の結果的な流動性は、好ましくは上述の押し出された組成物の範囲内に納まる。このような穴のあるキャップ又は他の剪断力による送出手段や本明細書における組成物に使用する小出し容器のいくつかの例は、米国特許第5,000,356号(ジョンソン(Johnson)ら、1991年3月19日発行)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0004】
これらの送出手段がこのような物質にうまく利用できることが証明されている一方で、多くの場合に、剪断力による送出手段を利用して製品を小出しにするためには比較的に複雑な供給機構が必要である。このことは結果として、典型的には、所望の量の製品を入れるためのみではなく、製品を保持して供給する機構を備えるためにも、比較的大きな容器を必要とする。経済的要因により、典型的には、エレベータ型及びプッシュアップ型スティック梱包の両方の旅行用サイズの容器でさえも、消費者がそのような装置を簡単に運ぶことを制限するようなかなりの重量とかさのある大きさを必要とする。さらに、そのような構成では、あらゆる実用性を配慮した場合に、一個人が長期間にわたる旅行中に、自分用の制汗剤又は消臭剤を補充するためにそのような装置をポケット又は小型の小物入れのような物に入れて持ち運ぶには無理がある。
【0005】
したがって、目標表面に物質を塗布するには、別個の、使いやすい、手持ち式のアプリケータを提供することが望ましい。
同様に、製品の高い性能を発揮するためにそのような物質の実質的に一様な被膜を行うようなアプリケータを提供することが望ましい。
同様に、使いやすく且つ経済的に製造できるようなアプリケータを提供することが望ましい。
【0006】
[発明の概要]
本発明は目標表面に物質を塗布し分散させるアプリケータを提供する。上記アプリケータは、対峙する第一面および第二面、並びにその第一面と第二面の間の内側部分を有する、圧縮変形可能な材料でできた実質的に平らなシートを含んでいる。上記シート材は第一面及び第二面の間に厚みがあり、この厚みはシート材が外側から力を受けると第一面に実質的に垂直な方向に減少する。上記アプリケータにはさらに、シート材内部に向かって第一面の内側に延びる少なくとも1つのリザーバが含まれ、少なくとも部分的には物質で満たされた、且つ少なくとも1つの別個のアパーチャが第一面に形成され、そのリザーバとは液体が通じる状態になっている。外部から前記第一面に実質的に垂直に加えられた力によりシート材を圧縮すると、アパーチャから製品が搾り出され、目標表面に対する第一面の並進運動により前記製品が目標表面に塗布され且つ分散する。好ましい実施例では、複数のアパーチャは対応するリザーバと関連して手持ち式のアプリケータの一端に近接して送出ゾーンを形成し、上記シート材は平らではない目標表面に対して順応するように、好ましくは圧縮及び曲げに対して弾性を示す。特に制汗剤製品/消臭剤製品を含めてきわめてさまざまな物質が企図されている。その他の実施例には、複数のアパーチャに供給する単一のリザーバが含まれる。
【0007】
本明細書中において、請求項は本発明を詳細に指摘し明確に請求するものであるが、本発明は同じ参照番号が同じ構成部品を定義している添付図面とともに好ましい実施態様の記載から更によくに理解されるものと考えられる。
【0008】
[発明の詳細な説明]
1.アプリケータの構成
図1は、本発明に従ったアプリケータ10の好ましい実施例を示す。アプリケータ10は第一面21及び第二面22を有する、実質的に平らなシート状の材料20を含み、第一面及び第二面は材料20の内部領域23を定める。第一面には、送出ゾーン31を形成する、少なくとも1個のアパーチャ30、好ましくは複数のアパーチャ30が含まれる。送出ゾーン31はアパーチャ30のみではなく、隣接するアパーチャ30の間の間隙スペース32も含む。この後に説明するように、間隙スペース32の存在及び構成は、アプリケータ10の分散性能、さらには分散させた物質の性能にも重要な役割を果たすと信じられている。図1に示される実施例において、アプリケータ10にはまた、第一面21には除去できるように貼付してあるオプションカバー40が含まれ、第一面及びアパーチャ30の周りを密閉するように覆ってアパーチャ30を塞ぎ、使用しようとする前の早すぎる放出動作又は製品への雑菌混入を防ぐ。そのカバーは第一面の個々のアパーチャの周囲又は送出ゾーン31の周囲を覆い得る。オプションカバー40の上には使用説明のラベル又はその他の好適な表示を含み得る。
【0009】
第二面22は好ましくはアパーチャがなく、好ましくは実質的には平面であるが、塗布の仕方によっては、ユーザーがアプリケータを正しく使用できるように、少なくとも送出ゾーン31の下にある領域に(一連のリザーバ50の配置と一致する小さな突出部のような)何らかの表面構造が含まれることが望ましいこともある。第一面にはまた、好ましくは実質的にはアパーチャのないオプションのつかみ部分24が含まれ、好ましくはアプリケータの一端に近接して配置する。適用の形態によっては、アプリケータの第一面又は第二面のどこかに第一の送出ゾーンから離れて第二の送出ゾーンが含まれることが望ましいこともある。
【0010】
図2で明白に示されるように、各アパーチャ30は第一面21の内側のシート材20の内部領域23に向かって延び、対応するリザーバ50を形成して使用前の物質60を含有する。本発明のアプリケータとともに使用するのに好適な物質については、以下に詳細に記載する。多数の物質を別々のアパーチャ及び/又はリザーバ中に収容し、アプリケータを使用する前はそれらが分離していても、使用中には混合するようにしてもよい。このことは、使用前に構成成分間の反応及び活性成分の劣化又は消耗を防ぐことが望ましい場合には、特に有効であり得る。更に、放出された製品に空気を加えるために、及び/又は目標表面から過剰の製品を除去する受け入れ用リザーバ−として働くために1つ又はそれより多くの「空の」アパーチャ/リザーバが含まれることが望ましいこともある。
【0011】
図2は更に、アパーチャ30、リザーバ50、間隙スペース32、及びシート材20の幾何学的な関係を図示している。上記アパーチャはいかなる所望のサイズ及び形態でもよく、それぞれが第一面21の平面状にあって周辺縁を有し、各アパーチャの境界を決定する。シート材が気泡構造を含む場合、アパーチャは実質的には材料の平均気泡サイズよりも大きい。したがって、上記間隙スペース32は、隣接するアパーチャの周辺縁の間に位置する第一面21の部分として定義される。上記リザーバは、上記アパーチャの内側に位置し、且つシート材の内部に空所を含んでいる。上記アパーチャの場合と同様リザーバは、シート材が気泡構造である場合に材料の気泡の平均サイズよりも相当に大きい。上記リザーバは、第一面21に平行な横断面の形態が上記アパーチャ30の形態と同一であっても又は同一でなくてもよい。シート材全体の厚みTは、向かい合う第一面21及び第二面22の間の平均距離として定義され、第一面に対して実質的に垂直方向に計測される。上記表面が同一平面上にある場合、厚みTは両表面に対し垂直であり、同一表面でない場合、それぞれの表面の平面は表面形状を通る代表的な平面の平均的位置として定義される。
【0012】
1つ又はそれより多くの別個のリザーバを使用すると、一般に多孔質物質含浸材料とは対照的に、本発明のアプリケータに一層制御された定量供給機能性を提供する。上記リザーバの形状及び容量は所望の最終的容量及び更に送出速度となるように設計されて、好ましい構成にすでにインストールして製品とともに製造し販売するか、又は製品とは独立して製造して消費者が物質をアプリケータに供給する。
【0013】
任意のアプリケータにおいて、上記送出ゾーンには通常のパターン又は変則のパターンの異なるサイズ及び/又は形態を有する複数のアパーチャが含まれ、リザーバは同一のレベルまで満たされるか又は同一の容量を有する必要はない。アパーチャの第一面と交わる横断面の形状は、長円形、楕円形、六角形などのような所望の形状でよいが、円形の横断面の形状が現在は好ましい。
【0014】
リザーバ50は、第一面より深さtまで内部に延びる。従って、上記リザーバはシート材20中に空間として形成されるので、その材料は比較的に厚い材料であり、ポリマー被膜のような薄い型押し材料に形成するリザーバと比較して少なくとも約0.063〜0.250インチの程度である。シート材20は、第一面21を目標とする平らでない表面に順応できるように十分に適合した材料から形成され、且つ好ましくは弾性があり、第一面が同一表面でなく且つ平らでない表面をなぞるような、動的環境への塗布に適合する。上記アプリケータに使用される上記材料はさらに厚みTの方向に変形可能であり、物質60を目標表面に塗布し分散させるために供給し送出する。シート材20をそのように変形させると、変形領域のリザーバ50の容量が効果的に減少し、こうしてリザーバから物質がアパーチャ30を通過して外に向かって搾り出され、目標表面に接触する。
【0015】
本明細書に記載されるように、本発明の文脈における圧縮変形は、材料に外力が加わって(又は別の方法で)第一面及び第二面が互いに近づいてそれらの間の内部の距離が短くなるようなTの長さの縮小として定義される。これは、変形可能な構造の他の種類と区別され、その際、材料又は構造の表面は互いに相関して並進又は回転し、材料の有効厚みは縮小する。そのような材料の「キャリパー」は定義上、それが製造された材料の「厚み」よりも広い意味があるので、そのような厚さは「厚み」という用語よりも「キャリパー」という用語によってより適切に特性を表わせる。このような構造の1つの例は三次元型押しフィルムであり、そこには複数の小さなくぼみ又はひだが形成されている。そのフィルムは最初は一定の厚みまたはゲージを有するが、材料の平面を変形後は、ひだ又は小さなくぼみの寸法の分のためにフィルムのキャリパーが増加する。このような材料は、材料の平面に垂直な平面内で寸法が減少し得るが、それは当該平面以外の表面及び構造の変形又は破壊のみによるものである。本発明の構造及び材料において、送出ゾーン周辺における表面平面からの逸脱はほんのわずかであるので、キャリパーと厚みは実質的には等価の寸法である。したがって、外力による影響を受けて材料自体が圧縮するにつれて、第一面及び第二面が、回転することなく、又はそうでなければシート材の形状を歪めることなく互いに向かって移動する。
【0016】
理論によって拘束する意図は無いが、非平面構造を形成する比較的に薄い材料よりもむしろ、比較的に厚い、実質的には平面の材料を使用してリザーバを形成すると、アプリケータは目標表面により均一な力で塗布することができ、物質の分散はより均一となると考えられている。このことは特に、間隔をあけた1本又はそれより多くの指で塗布するというように、塗布する力が不連続に加わった場合に特に重要で、ほとんどの筋書きによれば結果として製品の分布は塗布した力のパターンを反映しないことが望まれる。例えば、アプリケータパッドを図3のように保持する場合、目標表面に、4本の指の位置に対応する4つの製品の流れが生じるよりも、実質的に均一な物質の被膜が形成されることが望ましい。
【0017】
本発明のアプリケータの別の重要な特性は上記材料が巻き上がることなく又はゆがむことなく、目標表面上を「滑る」能力である。このことはまた、目標表面に比較的に均一に物質を分散させる助けとなる。したがって、好適なアプリケータ材料の選択は、剪断及びその他の性質の物質特性ばかりではなく、上記材料及び目標表面の摩擦係数についても配慮するべきである。
【0018】
上記シート材20は本質的には単体であり、単一の一体構造の材料片より構築されるか、又は2つ又はそれより多くの材料の層又は重なりを含み得る。更に、材料の1層にアパーチャ及びリザーバを形成するのが望ましく、完全にシート材を貫通し、その後類似の又は異なる組成物の別の層を第一の材料片の第二面に貼合せ、上記リザーバの内側の端を閉鎖する。
【0019】
現在好ましい構成では、1つの表面にリザーバ/アパーチャを多数の加熱−型押しをして形成したポリエチレン/EVA発泡パッドを利用する。しかしながら、各種のその他の材料は本発明の適用範囲内で、意図される物質及び意図される目標表面に好適な物理特性及び/又は化学特性を有するように意図されている。上記発泡パッドはプレス型及びルール型、又はその他の好適な手段により所望の形状に切ることができる。上記物質は上記リザーバに注入、塗布、又は別な方法で供給し得る。上記アプリケータはいかなる所望のサイズ及び形状でもよいが、図1〜3に示したおよそ2.7インチ×2.4インチ×0.125インチ厚さの寸法は十分に使用できることが証明されており、38個の等しいサイズと間隔のリザーバを有して長径が約1.5〜2.0インチ及び短径が約0.9〜1.3インチの楕円を形成し、およそ0.4グラムの(後述のような)制汗剤組成物を送出する。現在好ましいアパーチャのサイズは、円形の横断面の直径が約0.100〜約0.150インチ、端から端までの距離は約0.050〜約0.110インチであり、実質的にはまっすぐな壁の、同様の横断面を示すリザーバがそこより内側に延びる。
【0020】
図6は本発明の別の実施例である、およそ2.7インチ×2.4インチ×厚さ0.125インチの寸法を有する、十分に使用できることが証明されているアプリケータ200の形態を示している。アプリケータ200は8個の等しいサイズ及び間隔の溝穴型のリザーバ210を有し、リザーバ210は、長径が約1.5〜2.0インチ及び短径が約0.9〜1.3インチで、かつ、0.4グラムの(後述のような)制汗剤組成物を送出する楕円領域220内に45°の斜方向に配置されている。現在好ましい、アプリケータ200用の溝穴型のリザーバ210は、長さ約0.578〜約0.473インチ、幅約0.100〜約0.080インチで、溝穴型で丸端の横断面を有し、リザーバ210の端から端までの距離は約0.220〜約0.080インチであり、実質的にはまっすぐな壁の、同様の横断面を示すリザーバがそこより内側に延び、その深さは約0.125〜約0.080インチである。
【0021】
図7は本発明の別の実施例である、およそ2.7インチ×2.4インチ×厚さ0.125インチの寸法を有する、十分に使用できることが証明されているアプリケータ300の形態を示している。アプリケータ300は、長径が約1.5〜2.0インチ及び短径が約0.9〜1.3インチで、かつ、およそ0.4グラムの(後述のような)制汗剤組成物を送出する楕円領域360内に変化のある外形の9個のアパーチャ−チャンネル型のリザーバが配置されている。アプリケータ300はさまざまなリザーバを有し、そのうち:2−アパーチャ−チャンネルのリザーバ310は2個のアパーチャ340が単一チャンネル350で連結され、3−アパーチャ−チャンネルのリザーバ320は3個のアパーチャ340が2−チャンネル350で連結され、及び4−アパーチャ−チャンネルのリザーバ330は4個のアパーチャ340が3−チャンネル350で連結されている。現在好ましいアパーチャ340は、直径が約0.165〜約0.135インチで円形の横断面を有する。現在好ましいチャンネル350は、幅約0.055〜約0.045インチで長方形の横断面を有する。現在好ましい、隣り合ったアパーチャ340の各中心の間隔は、長さ約0.280〜約0.200インチである。アパーチャ340の端から端までの距離は、約0.095〜約0.065インチである。リザーバは実質的にはまっすぐな壁の、同様の横断面を示すリザーバがそこより内側に延び、その深さは約0.125〜約0.080インチである。
【0022】
図8は本発明の別の実施例である、およそ2.7インチ×2.4インチ×厚さ0.125インチの寸法を有する、十分に使用できることが証明されているアプリケータ300の形態を示している。アプリケータ400は、長径が約1.5〜2.0インチ及び短径が約0.9〜1.3インチで、かつ、およそ0.4グラムの(後述のような)制汗剤組成物を送出する楕円領域内に変化のある外形の7個のアパーチャ−チャンネル型のリザーバが配置されている。アプリケータ400はさまざまなリザーバを有し、そのうち、3−アパーチャ−チャンネルのリザーバ410は3個のアパーチャ440が2−チャンネル450で連結され、4−アパーチャ−チャンネルのリザーバ420は4個のアパーチャ440が3−チャンネル450で連結され、及び5−アパーチャ−チャンネルのリザーバ430は5個のアパーチャ440が4−チャンネル450で連結されている。現在好ましいアパーチャ440は、直径が約0.165〜約0.135インチで円形の横断面を有する。現在好ましいチャンネル450は、幅約0.055〜約0.045インチで長方形の横断面を有する。現在好ましい、隣り合ったアパーチャ440の各中心の間隔は、長さ約0.280〜約0.200インチである。アパーチャ440の端から端までの距離は、約0.095〜約0.065インチである。リザーバは実質的にはまっすぐな壁の、同様の横断面を示すリザーバがそこより内側に延び、その深さは約0.125〜約0.080インチである。
【0023】
所定の製品用のアプリケータは、早すぎる放出を最小にし、且つ所望の製品を最大に送出できるように、最適にデザインするべきである。所望の製品の早すぎる放出を防止すると考えられる方法は製品が付着するリザーバの表面積を最大にすることであると考えられている。製品は典型的にはアプリケータ表面と親和性を有するので、製品はリザーバ中に残ろうとする傾向がある。しかしながら、リザーバの表面積を増大することは、後に消費者が意図とする製品の送出量を減少することにもなる。製品がリザーバにとどまろうとするこの表面積に依存する傾向、及び対応する消費者が製品を意図的に送出する傾向は逆相関を示すが、必ずしも直線的に比例するわけではない。理論によって拘束する意図は無いが、リザーバの表面積がリザーバの容積及び深さが一定であるにもかかわらず増大すれば、早すぎる放出は減少する結果となるが、その関係は相関しているとはいえ、意図的に送出する製品の量が必ずしも直線的に比例して減少しないと考えられている。そのような理論は、[リザーバの表面積]/[等しい容積と深さを有する円筒形のリザーバ−の表面積]として定義され計算されるアスペクト比に関して検討することができる。そのアスペクト比が増加するにつれて、早すぎる放出は減少する結果となるが、その関係は相関しているとはいえ、意図的に送出する製品の量が必ずしも直線的に比例して減少しないと考えられている。所定の製品用のアプリケータの最適デザインを決定する際に、このアスペクト比を用いてさまざまなデザインを比較することができる。図6、図7、及び図8に示される実施例に、このような最適化を用いたところ、約1〜約5の範囲のアスペクト比を示した場合に、本明細書に記載される製品に使用できることが証明された。
【0024】
前述のごとく、本発明において使用する材料は厚さの方向に圧縮可能であるのみではなく、使用される目標表面のさまざまな形状に対応するように、平面の方向にも適合性を示す事が好ましい。好適なシート材はまた、好ましくは圧縮性および曲げ順応性の両方の点において弾性を示すことが好ましい。弾性の定義は、ウェブスター辞書(Webster's Ninth New Collegiate Dictionary)に示されるように、日常に使われる意味と矛盾がなく、「特に圧縮応力による変形を生じ、ひずみのある物体がその大きさと形状を回復しようとする能力」である。上記材料の弾性はその物体を変形されていない状態、好ましくは実質的には圧縮力又は曲げの力が加わった後に平面状態及び元の厚さに戻そうとし、その結果さまざまな目標表面に順応しながら、なお目標表面への接触を維持して物質を分散させる。
【0025】
好ましい材料特性を、現在のところ好ましい材料であるVolara 2EO 1/8”、PE/EVA(ポリエチレン/エチレンビニルアセテートコポリマー)(12%VA)の微細気泡の架橋ポリマー発泡体(ボルテック社(Voltek)、100 Shepard Street、Lawrence、MA 01843より市販)の特性とともに下記の表に示す。
【0026】
【表1】
Figure 0003913981
【0027】
剛性を定量化する適切な方法は、TAPPI T489 om−92、紙及び厚紙の剛性(Taber型剛性試験機)である。結果はグラムセンチメートルか又はTaber単位である。使用した装置;Taber V5 model 150B 剛性試験機注:非加重であり、結果は15度変位させて測定した。
【0028】
【表2】
Figure 0003913981
【0029】
Volara 2EOは現在のところ好ましい材料ではあるが、連続気泡発泡樹脂、非架橋発泡樹脂、気泡サイズが範囲内の発泡樹脂のような、代替となるVolara等級の、代替となる発泡樹脂材料、代替となる樹脂、100%ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ゴム、ウレタン、その他のエチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、並びに類似の材料特性を有するその他の合成材料を使用し得る。しかしながら、適用によっては材料は実質的により硬いか又はより柔らかいことが好ましい場合がある点に注意。
【0030】
図1及び図2に示される実施例では、上記リザーバは実質的にはシート材の第一面に垂直な壁を有している。しかしながら、目標表面に送出される物質の特定の製品配合によっては、そのリザーバの側壁が90度以外の、例えば漏斗型のように、リザーバが第一面から内部に向かって距離が増大するに従って狭まる、アパーチャ/リザーバの形状が先細りであるか、又はリザーバが第一面から内部に向かって距離が増大するに従って拡がる「アンダーカットした」アパーチャの形状が望ましいこともある。リザーバは実質的には平面の底部(シート材の内部のアパーチャからは遠位の部分)に形成してもよく、又はリザーバの底部は選択される製造方法並びに採用した物質及びシート材の性質によって角に丸みがあってもよい。
【0031】
その他に、シート材が多孔質の材料を含んでいるときは、物質がシート材のマトリックス中に移行するのを防ぐ何らかの好適な手段をリザーバが包含することが好ましい。そのような物質の移行を防ぐ方法として、現在好ましいのは独立気泡材料を使用することである。しかしながら、そのような手段には、不浸透性のコーティング、又はアパーチャ及びリザーバが「表皮」を形成する際に多孔質のシート材を加熱溶融させるような、リザーバの壁を不浸透性にするその他のいくつかの手段が含まれる。リザーバの壁、上記アプリケータの第二面21、又は物質が材料への浸透をするのを制限することが望ましいその他の領域にPET、ナイロンなどのようなポリマーの層を付加又はコーティングすることができる。そのような処理又はアプローチはいずれも、物質及びアプリケータ材料の特定の組合わせに適合するように調整する。適用によっては更に、アパーチャの内表面がある程度、物質の付着を助けるような表面形状を有することが望ましい。隆起、「ボス(突起)」、周辺リングなどのような内部構造もまた物質の保持を助けるために望ましい。アパーチャの形状又はアプリケータの全体の形状に限定されずに、さまざまなリザーバの構成を採用して、所望のごとく物質の保持及び/又は取り出しが容易になるように製造し得る。
【0032】
図3は、本発明に従って、目標表面に物質を塗布するために使用されるアプリケータ10を示す。図3に示すように、アプリケータ10はユーザーの手80によってつかまれ、典型的にはアプリケータを親指と手のひらではさんで、他の(複数の)指は第二面22のアパーチャ30の付近に接触させ、親指はつかみ部分24に接触させる。それからユーザーはアプリケータ10の送出ゾーン31を、いかなる表面形状をも示し、平面でも非平面でもあり得る、目標表面90に接触させ、少なくとも力ベクトルの垂直構成成分が、実質的には目標表面90に対して垂直のFの方向である力をかける。接線力、又はD方向に作用する力ベクトルの構成成分を、好ましくは垂直力Fと同時に加え、上記アプリケータを目標表面90に亙って移動させ、実質的には物質60の均一な塗布を、目標表面に、好ましくは実質的に送出ゾーン31の範囲及び移動した距離に一致する領域に行う。垂直力及び接線力は、第一面の平面から約0〜約90度の角度を定める全体の力ベクトルを定義するような方法で組合わせることができる。そのような塗布方法は、物質の典型的な押し出し又は送出に続く分散段階よりもむしろ、手順の分散段階中の物質の送出を提供する。
【0033】
図3に示されるような動的塗布環境は、並進運動とは無関係の「静的」塗布の筋書きとは対照的に、(複数が使用される)アパーチャ間及びアパーチャの間のスペース間の関係が、特定の物質に好適なアプリケータの形状のデザインを検討するのに重要であると考えられている。各アパーチャは、シート材の第一面の部分に囲まれる周辺縁を有する。シート材は少なくともそれらの第一面は、好ましくは実質的に平面であるので、各アパーチャはそれゆえに材料の実質的には平面のリングで囲まれ、アパーチャの周りの目標表面に接触し、目標表面に物質を分散するための「擦り込み」表面を提供する。塗布時に物質が流動性であるか又は流動性になる場合、この材料リングはガスケットのような表面を形成し、製品をアパーチャから外側に流動するように促進することにより製品を均一に分散する助けをする。所望であれば、任意に、微構造のような、特定の分量の表面構造をアパーチャ間及び/又はアパーチャに隣接する第一面の部分に、分散機能及び/又は皮膚の感触などの点で美容的な塗布機能を助けるために応用することができる。
【0034】
図1〜3に示される本発明のアプリケータは、対応する複数のアパーチャ及び複数のリザーバを有し、アパーチャ対リザーバの比は好ましくは1:1である。しかしながら、複数のリザーバが各アパーチャ供給するか又は複数のアパーチャが単一のリザーバから供給を受けるというような、その他のアパーチャ及びリザーバの組合わせもまた可能である。図4及び図5はそのような代わりの実施例を示す。図4及び図5のアプリケータ110は、図1〜3のシート材20に類似のシート材120を有するが、アプリケータ10とは異なり、アプリケータ110は、第一面121から内側に延び且つシート材の内部123を通って第二面122に達する複数のアパーチャ130を有し、シート材120を貫く完全に塞がれていない通路が提供される。そのような実施例において、シート材は距離tと等しい(明快さのために割愛)、厚さTを有する。アパーチャ130は送出ゾーン131を形成し、間隙スペース132によって分離され、説明又はその他の好適な指示をその上に表示し得る除去可能なカバー140で好ましくはあるが任意に覆う。アプリケータ110にはさらに裏当てシート170が含まれ、裏当てシート170は、ヒートシール125又はその他の好適なシーリング技術によってシート材120に接着されて、シール125、シート材120、及びカバー140と協同して、少なくとも1個の好ましくは1個のみのリザーバ150を形成する。そしてリザーバ150内に製品160を含有させる。
【0035】
その他の変法は、図1の実施例に類似した実施例として、単一の大きなリザーバの使用を含むが、リザーバの床から突き出す複数の「島」をも包含し、図1に示した多数の別個のアパーチャの間に形成される網状の間隙スペースに類似する、面接触する擦り込み表面を備える。
【0036】
本発明のアプリケータの上記アパーチャは、使用前にはカバー40/140のようなカバー/ラベルを使用する以外の方法で密閉し得る。例えば、アプリケータは互いに正面同士又は背面同士の関係で、あるアプリケータの一表面が次のアパーチャを塞ぐように密閉/結合し得る。その他の可能な配向には、送出ゾーンが第一面の他の部分と非整列に重なり合う正面同士の配向や正面と背面との配向などが含まれ、そのような材料のペアはバリアフィルム(ホイルラミネート、金属化ポリエステルなど)で包装することができ、便利な包装容器となる。
【0037】
本発明のアプリケータは、剪断力による送出手段を有する送出システムパッケージを含む。そのような送出システムのその他の実施例は当業者に周知であり、典型的には密閉容器又は穴のあるキャップ又はその他の穴のある表面のような、付属の剪断力による送出手段を有する容器を含んでいる。剪断力による送出手段においては、送出される物質は剪断力を受けて、物質が塊になる傾向及び/又は比較的に大きな若しくは厚い沈着物となって残る傾向が抑制され、目標表面に広がる。例えば剪断下で物質がより流動性を増すというように、剪断力の影響を受けて流動性や他の製品特性が変化する場合、物質送出方法と組み合わせて剪断力を利用することは特に重要である。物質の流動性に関する議論は更にこの後に続く。
【0038】
典型的な剪断力による送出手段には、容器又はその他の製品に取り付けるのに好適な、隆起表面又は可撓な表面、好ましくは隆起表面が含まれ、その際、その表面には上記組成物が通り抜けて塗布しようとする部位に流れることができるように隆起表面又は可撓な表面の厚みに亙って延びる複数の開口部、アパーチャ、又は穴を有する。しかしながら、本明細書に記載される、本発明に従ったアプリケータは、その他の剪断力による送出手段に匹敵するか又は越えるような、便利で、経済的で、使いやすい形態の送出機能性及び分散機能性を提供する。
【0039】
2.典型的な組成物
本発明において、「物質」という用語は、目標表面への送出に先立って実質的に流動することはない流動可能物質を意味することができる。「物質」はまた、繊維性材料又は他のからみ合う材料のように全く流動しない材料をも意味することができる。「物質」は、流体又は固体を意味し得る。本発明において、「物質」とは、上記アプリケータ材料の開放した三次元のくぼみに重力以外の外力の存在なしに保持することのできる材料のいずれもとして定義される。送出前に実質的に非流動可能である物質が現在、好ましい一方で、流動可能又は流動性の大きい物質が、本発明における使用に適切であり、その際、うわ包装、シールなどにより、使用する前に物質が十分に保持/保護されることが見出され得る。例えば、粘着性、静電気、機械的連結、毛管引力、表面吸着、ファン・デル・ワールス力、及び摩擦が、アパーチャ及び/又はリザーバ中の上記物質を保持するために使用され得る。この物質は、露出して外部の表面に触れ、アプリケータが外部より加えられた圧縮力を受けるとき、少なくとも部分的にはそこから解放されるように意図されている。本発明における対象物には、ゲル、ペースト、クリーム、ローション、泡、パウダー、凝集(アグロメレート)粒子、小球、マイクロカプセル化液、ワックス、懸濁液、液体、及びそれらの組合わせのような物質が含まれる。
【0040】
本発明の三次元構造の空間は普通は開放されており;したがって物質を所定の位置に保持し、動作ステップを経なければその構造の外には流出しないようにすることが望ましい。したがって、物質は、うわ包装がなくても、アパーチャ及び/又はリザーバ内にとどまることできることが望ましい。本発明に活用される動作ステップは、圧縮による三次元構造の変形であって、それにより物質がアプリケータ中に残ろうとする傾向を克服する。
【0041】
好ましい物質としては、すぐ使用できる装置を提供するために(水などを含めた)溶媒を必要とすることなく、アプリケータから解放されることができる物質が含まれる。しかしながら、物質を選択する場合に、単にある程度の溶媒の使用が必要である可能性があるというだけで、他の点では適切な物質の使用を排除するべきではない。適切な物質は無水物であってもよく、水なしで十分に且つ望ましく機能する。
【0042】
制汗剤/消臭剤組成物
本発明のアプリケータ内に使用する制汗剤及び消臭剤の物質は非流動性の組成物であり、腋の下又はその他の適切な部位の皮膚に局所塗布することを意図する。これらの消臭剤及び制汗剤の組成物は、活性成分及び適切な液体キャリアに混和された沈殿防止剤又は増粘剤を含む。この状況で、「活性種」という用語は制汗剤活性種、消臭剤活性種、又は芳香剤のことをいい、活性種として既知の又はその他の安全及び効果的な制汗剤、消臭剤、又は芳香剤活性物質のいずれもが含まれる。「制汗剤活性種」及び「消臭剤活性種」という用語は、具体的には悪臭及び/又は発汗を防ぐか又は排除することができる局所用の材料のことをいう。本明細書において使用される「芳香剤」という用語は、具体的には発汗の結果である悪臭をカバーするか若しくはマスキングする、又はそうでなければ上記組成物に所望の香料の芳香を提供する局所用材料をいう。
【0043】
制汗剤活性種
本発明のアプリケータ内に使用する制汗剤組成物には、ヒトの皮膚に塗布するのに適切な制汗剤活性種が含まれる。その制汗剤活性種は制汗剤組成物中で可溶性であってもよく、又は不溶性物質の固体若しくは沈殿した固体として懸濁されていてもよい。制汗剤活性種の制汗剤組成物における濃度は、選択された制汗剤組成物によって、臭い及び湿り気について所望の調整を行うために十分であるべきである。
【0044】
本明細書に記載される制汗剤組成物は、選択された制汗剤組成物の約0.5〜約60重量%、好ましくは約0.5〜約50重量%、更に好ましくは約5〜約35重量%の濃度の制汗剤活性種を含んでいる。すべてのこのような重量百分率は、水と、グリシン、グリシン塩などのあらゆる錯化剤またはその他の錯化剤を除き、無水金属塩に基づいて計算される。
【0045】
本明細書に記載される制汗剤組成物に使用される制汗剤活性種には、制汗剤の活性を有する如何なる化合物、組成物、又はその他の材料も含まれる。好ましい制汗剤活性種には、制汗剤金属塩、特にアルミニウム、ジルコニウムおよび亜鉛の無機塩および有機塩ならびにそれらの混合物が挙げられる。とりわけ好ましいのは、ハロゲン化アルミニウム、ヒドロキシハロゲン化アルミニウム、オキシハロゲン化ジルコニウム、ヒドロキシハロゲン化ジルコニウム、及びそれらの混合物のようなアルミニウム塩及びジルコニウム塩である。
【0046】
上記制汗剤組成物に使用するための、好ましいアルミニウム塩は次式:
Al2(OH)aClb・xH2
に一致するアルミニウム塩が含まれ、式中、aは約2〜約5;a及びbの和は約6;xは約1〜約6;式中、a、b、及びxの値は整数でない場合もあり得る。とりわけ好ましいのは、式中、a=5の「5/6塩基性クロルヒドロキシド」、及び式中、a=4の「2/3塩基性クロルヒドロキシド」として参照されるアルミニウムクロルヒドロキシドである。アルミニウム塩を調製する方法は米国特許第3,887,692号(ギルマン(Gilman)、1975年6月3日発行);米国特許第3,904,741号(ジョーンズ(Jones)ら、1975年9月9日発行);米国特許第4,359,456号(ゴスリン(Gosling)ら、1982年11月16日);及び英国特許(British Patent Specification)第2,048,229号(フィッツジェラルド(Fitzgerald)ら、1980年12月10日公開)に開示されており、それらを参考として引用し、本明細書に組み入れる。アルミニウム塩の混合物については英国特許明細書第1,347,950号(シン(Shin)ら、1974年2月27日公開)に記載されており、それらもまた参考として引用し、本明細書に組み入れる。
【0047】
上記制汗剤組成物に使用するための、好ましいジルコニウム塩は、次式:
ZrO(OH)2aCla・xH2
に一致するジルコニウム塩が含まれ、式中、aは約0〜約2の値のいずれかの数字であり;xは約1〜約7;式中a及びxはいずれも整数ではない。これらのジルコニウム塩はベルギー特許第825,146号(シュミッツ(Schmitz)、1975年8月4日発行)に記載され、それを参考として引用し本明細書に組み入れる。特に好ましいジルコニウム塩は、一般にZAG錯体として知られているアルミニウムとグリシンとを付加的に含有する錯体である。これらのZAG錯体は、上述の式によるクロル水酸化アルミニウムおよびヒドロキシ塩化ジルコニルを含有する。このようなZAG錯体については、米国特許第3,679,068号(レダーズ(Luedders)ら、1974年2月12日発行);英国特許出願2,144,992号(カラガン(Callaghan)ら、1985年3月20日公開);及び米国特許第4,120,948号(シェルトン(Shelton)、1978年10月17日発行)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0048】
上記制汗剤活性種は、好ましい平均粒子サイズ又は直径が100μm未満、更に好ましくは約2μm〜約50μm、更に一層好ましくは約0.4μm〜約40μmである分散固体粒子の形態の微粒子固体として配合され得る。
【0049】
本明細書に記載される制汗剤組成物は、可溶性制汗剤活性種、好ましくは無水系の可溶性制汗剤活性種を含み得る。上記制汗剤組成物における可溶性制汗剤活性種の濃度は、好ましくは、選択された制汗剤組成物の約0.1〜35重量%、更に好ましくは約0.5〜約25重量%、更に一層好ましくは約1〜約17重量%、更に一層好ましくは約6〜約17重量%(重量パーセンテージは、水と、グリシン、グリシン塩、又はその他の錯化剤のようないずれかの錯化剤とを除いて無水の金属塩を基にして計算される)の範囲である。
【0050】
消臭剤活性種
本発明のアプリケータ−内に使用する上記消臭剤組成物は、選択された消臭剤組成物の約0.001〜約50重量%、好ましくは約0.01〜約20重量%、更に好ましくは約0.1〜約10重量%、更に一層好ましくは約0.1〜約5%の範囲の濃度の消臭剤活性種を含んでいる。これらの消臭剤活性種は、ヒトの皮膚への局所塗布に適切な既知の、又はその他の安全且つ効果的な消臭剤活性種のいずれをも含むことができる。
【0051】
本明細書に記載される消臭剤組成物への使用に適切な消臭剤活性種には、消臭剤活性種として既知の又はその他の発汗に伴う悪臭の防止または除去に効果的な局所用材料のいずれもが含まれる。これらの消臭剤活性種は、典型的には抗菌剤(例えば、殺菌剤、防かび剤)、悪臭吸収材料、又はそれらの組合わせである。
【0052】
好ましい消臭剤活性種は抗菌剤であり、その非限定的な例としては、セチル−トリメチル臭化アンモニウム、セチル塩化ピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジル塩化アンモニウム、N−ラウリルサルコシンナトリウム、N−パルメチルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルグリシン、N−ラウリルサルコシンカリウム、トリメチル塩化アンモニウム、ナトリウムアルミニウムクロルヒドロキシラクテート、トリエチルシトレート、トリセチルメチル塩化アンモニウム、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、3,4,4’−トリクロロカルボアニリド(トリクロカルバン)、L−リジンヘキサデシルアミドのようなジアミノアルキルアミド、クエン酸、サリチル酸、及びピロクトースの重金属塩、特に亜鉛塩、及びそれらの酸、ピリチオンの重金属塩、特にピリチオン亜鉛、ジンクフェノールスルフェート、ファルネソール、並びにそれらの組合わせが挙げられる。
【0053】
その他の消臭剤活性種としては、アルカリ金属の炭酸塩及び重炭酸塩、アンモニウム及びテトラアルキルアンモニウムを含めた炭素及び重炭酸塩のような臭いの吸収材料が挙げられる。好ましいのはナトリウム塩及びカリウム塩であるそのような臭いの吸収材料である。
【0054】
芳香剤
本発明への使用に適切な芳香剤には、発汗に伴う悪臭をマスキングすることに既知であるか若しくは効果的である局所材料又は、物質の組成物に所望の芳香を提供する局所材料のいずれもが含まれる。これらの芳香剤には、皮膚への局所塗布に適切ないずれかの香料又は香料用化学薬品が含まれる。芳香剤材料は単独で、又は上記制汗剤活性種又は消臭剤活性種と組み合わせて使用され得る。芳香剤材料の濃度は一般に、選択された制汗剤組成物又は消臭剤組成物の約0.001〜約50重量%、好ましくは約0.01〜約20重量%、更に好ましくは約0.1〜約10重量%、更に一層好ましくは約0.1〜約5重量%の範囲である。
【0055】
制汗剤組成物又は消臭剤組成物における芳香剤の濃度は、所望の芳香特徴を提供するか又は悪臭をマスキングするために効果的な程度であるべきで、この場合、悪臭とは組成物そのものに本来関連するか又はヒトの発汗の結果生じる悪臭に関連している。また芳香剤及びこれに付随するキャリアのいずれもが、前述の濃度で皮膚を過度に刺激するべきではなく、特に皮膚に損傷又は炎症を起こすべきではない。その芳香剤は、典型的には本明細書に記載される制汗剤組成物又は消臭剤組成物に可溶性の非水溶性香料の形態を示す。
【0056】
芳香剤は当業者によってきわめてさまざまの種類および濃度で製造される。典型的な芳香剤は、アークタンダー(Arctander)著、「香料と芳香化学」(Perfume and Flavour Chemicals)アロマケミカルズ社(Aroma Chemicals)、I巻及びII巻(1969年);及びアークタンダー(Arctander)著、「天然の香料とフレーバー材料」(Perfume and Flavour Materials of Natural Origin)(1960年)に記載されている。いずれも参考として引用し,本明細書に組み入れた米国特許第4,322,308号及び米国特許第4,304,679号に開示される芳香剤成分には、一般に、揮発性フェノール物質(例えばイソ−アミルサリチラート、ベンジルサリチラート、及びタイム油レッド);エッセンスオイル(例えばゼラニウム油、パッチュリ油、及びプチグレン油);柑橘類油;抽出物及び樹脂(例えばベンゾインシャム樹脂及びオポポナックス樹脂);「合成」油(例えばベルガモット37及び430、ゼラニウム76、及びポメランソル314);アルデヒド及びケトン類(例えばB−メチルナフチルケトン、p−t−ブチル−A−メチルヒドロ桂皮酸アルデヒド及びp−t−アミル−シクロヘキサノン);多環式化合物(例えばクマリン及びβ−ナフチルメチルエーテル);エステル(例えばジエチルフタレート、フェニルエチルフェニルアセテート、非アノリド−1:4)が含まれるが、こららに限定されない。芳香剤にはさらに、花材及び果物より誘導されたエステル及び精油、柑橘類油、無水物(absolutes)、アルデヒド、樹脂性物質、ジャコウ及びその他の動物性の香り(例えば、シベット、カストリウム、及びジャコウの天然単離物質)、バルサムなど、及びアルコール(例えばジミリセトール(dimyrcetol)、フェニルエチルアルコール及びテトラヒドロムグオール(tetrahydromuguol))が含まれる。本明細書の芳香剤として有用な成分の例としては、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ウンデシレンアルデヒド、ラウリルアルデヒド、アミルケイ皮アルデヒド、エチルメチルフェニルグリシデート、メチルノニルアセトアルデヒド、ミリスチンアルデヒド、ノナラクトン、ノニルアルデヒド、オクチルアルデヒド、ウンデカラクトン、ヘキシルケイ皮アルデヒド、ベンズアルデヒド、バニリン、ヘリオトロピン、樟脳、パラ−ヒドロキシフェノルブタノン、6−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン、α−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、及びアミル−シクロヘキサノン並びに、これらの成分の混合物が挙げられる。
【0057】
その他の適切な芳香剤は、発汗に伴う臭気をマスキングするか、又はマスキングを助ける芳香剤(以下、臭気マスキング芳香剤と呼ぶ)であり、その非限定的な実施例のいくつかは米国特許第5,554,588号、米国特許第4,278,658号、米国特許第5,501,805号、及びヨーロッパ特許出願番号684037A1に記載されており、それらのすべてを参考として引用し本明細書に組み入れる。好ましい臭気マスキング芳香剤は、ヨーロッパ特許出願番号684037A1に記載される消臭効果測定テストによって測定した場合に、消臭剤の消臭効果値が少なくとも約0.25、更に好ましくは約0.25〜約3.5、更に一層好ましくは約0.9〜約3.5である芳香剤である。
【0058】
本発明に使用する上記芳香剤には、当業者に周知の可溶化剤、希釈液、又は溶媒も又含み得る。このような材料はアークタンダー(Arctander)著、「香料と芳香化学」アロマケミカルズ社(Aroma Chemicals)、I巻及びII巻(1969年)に記載されている。これらの材料には、典型的には少量のジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、C1−C6アルコール、及び/又はベンジルアルコールが含まれる。
【0059】
沈殿防止剤又は増粘剤
本発明のアプリケータ内に使用する上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物には、組成物に所望の粘度又は製品の硬度を提供する助けとなるか、又はそうでなければ組成物中に分散した固体又は液体を懸濁させる助けとなる沈殿防止剤又は増粘剤が含まれる。適切な沈殿防止剤又は増粘剤には、既知の材料若しくは組成物に沈殿防止剤又は増粘剤の特性を提供するために効果的なその他の材料、又はその他の最終製品の形態への構成を提供するいずれかの材料が含まれる。これらの沈殿防止剤又は増粘剤には、ゲル化剤、及びポリマー剤又は非ポリマー剤又は無機の増粘剤又は粘性化剤(viscosifying agent)が含まれる。このような材料は、有機固体、シリコーン固体、結晶性の又はその他のゲル化剤、粘土又はシリカのような無機微粒子、又はそれらの組合わせが最も典型的に含まれる。
【0060】
上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用するために選択される沈殿防止剤又は増粘剤の濃度及び種類は所望の製品形態、粘度、及び硬度によってさまざまである。本明細書に記載される組成物への使用に適切なほとんどの沈殿防止剤又は増粘剤について、そのような沈殿防止剤又は増粘剤の濃度は、最も典型的には、選択される制汗剤組成物又は消臭剤組成物の約0.1〜約35重量%、更に典型的には約0.1〜約20重量%の範囲である。
【0061】
本明細書の沈殿防止剤又は増粘剤として使用するのに適切なゲル化剤には、脂肪族アルコール、脂肪アルコールのエステル、脂肪酸、ヒドロキシ脂肪酸、脂肪酸のエステル及びアミド又はヒドロキシ脂肪酸、脂肪酸のエーテル、エトキシ化脂肪アルコール、エトキシ化脂肪酸、ワックス、コレステロール材料、ジベンジリデンアルジトール、ラノリノリック材料、その他のアミドゲル化剤及びポリアミドゲル化剤、並びにそれらの対応する塩が含まれるが、これらに限定されない。すべてのこのようなゲル化剤は、炭素原子の数が好ましくは約14〜約60、更に好ましくは約20〜約40である脂肪アルキル部分を有し、飽和又は不飽和、置換又は非置換、分枝状又は線状又は環式であり得る。
【0062】
本明細書に使用される「置換基」という用語は、ゲル化剤又はその他の化合物に付加することが既知であるか又は付加することが効果的な化学的の部分をいう。このような置換基には、ハンシュ(C. Hansch)及びレオの(A. Leo)著作による、「化学及び生物における相関分析の置換基定数」(Substituent Constants for Correlation Analysis in Chemistry and Biology)(1979年)に一覧及び記載される置換基が含まれ、それらの表示及び記載を参考として引用し本明細書に組み入れる。そのような置換基の例には、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシ、オキソ、ニトロ、アミノ、アミノアルキル(例えば、アミノメチルなど)、シアノ、ハロ、カルボキシ、アルコキシアルセイル(例えば、カルボエトキシなど)、チオール、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル(例えば、ピペリジニル、モルフォリニル、ピロリジニルなど)、イミノ、チオキソ、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アリールアルキル、及びそれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0063】
本明細書で使用される「対応する塩」という用語は、いずれかの酸性(例えば、カルボキシ)基において形成される陽イオン塩、又はいずれかの塩基性(例えば、アミノ)基において形成される陰イオン塩のことをいい、いずれもヒトの皮膚への局所塗布に適切である。多数のそのような塩は当業者に既知であり、それらの例は国際公開87/05297(ジョンストン(Johnston)ら、1987年9月11日公開)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0064】
本明細書に記載される制汗剤組成物への使用に適切な脂肪アルコールには、周囲条件下で固体であり且つ約8〜約40個の炭素原子を有する化合物が含まれる。これらのゲル化剤はワックス様材料であり、それらは最も典型的には、選択される制汗剤組成物の約0.1〜約25重量%、好ましくは約3〜約20重量%の範囲の濃度で使用される。本発明に使用する脂肪アルコールの具体例には、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、及びペトロライト(Petrolite)社が、Unilin550、Unilin700、Unilin400、Unilin350、及びUnilin325として市販する脂肪アルコールが含まれるが、これらに限定されない。
【0065】
本明細書に記載される制汗剤組成物への使用に適切な脂肪アルコールのエステルの例には、トリ−イソステアリルシトレート、エチレングリコール−ジ−1,2−ヒドロキシステアレート、トリステアリルシトレート、ステアリルオクタノエート、ステアリルヘプタノエート、トリラウリルシトレートが含まれるが、これらに限定されない。
【0066】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切な脂肪酸には、約10〜約40個の炭素原子を有する脂肪酸及びヒドロキシ又はα−ヒドロキシ脂肪酸が含まれ、その例として12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシラウリン酸、16−ヒドロキシヘキサデカン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ステアリン酸、カプリル酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、それらの混合物、及びそれらの塩が挙げられるが、これらに限定されない。本発明への使用に適切な脂肪酸の好ましい例のいくつかは、米国特許第5,429,816号(ホフリヒター(Hofrichter)ら、1995年7月4日)、及び米国特許第5,552,136号(モトリー、1996年9月3日発行)に開示されており、いずれの開示も参考として引用し、本明細書に組み入れる。いくつかの市販の脂肪酸の例には、ペトロライト(Petrolite)社の市販するUnicid400が含まれるが、これらに限定されない。
【0067】
本明細書に記載される制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用する脂肪酸の塩の非限定的な例には、脂肪酸部分に炭素原子を約12〜約40個、好ましくは約12〜約22個、更に好ましくは約6〜約20個、最も好ましくは約18個有する化合物が含まれる。これらのゲル化剤とともに使用して陽イオンを生成する適切な塩は、アルカリ金属、例えばナトリウム及びカリウム、並びにアルカリ土類金属、例えばマグネシウム及びアルミニウムの金属塩である。好ましいのはナトリウム塩及びカリウム塩であって、更に好ましくはナトリウムステアレート、ナトリウムパルミテート、カリウムステアレート、カリウムパルミテート、ナトリウムミリステート、アルミニウムモノステアレート、及びそれらの組合わせである。最も好ましいのはナトリウムステアレートである。
【0068】
本明細書に記載される制汗剤組成物への使用に好適なエトキシ化ゲル化剤には、Unithox325、Unithox400、Unithox450、Unithox480、Unithox520、Unithox550、Unithox720、及びUnithox750(これらのすべてはペトロライト(Petrolite)社より市販される)、C20〜C40のpareth3、及びそれらの組合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0069】
本明細書に記載される制汗剤組成物に使用するのに適切な脂肪酸エステルには、エステルワックス、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリド及びそれらの組合わせが含まれる。好ましいのは、グリセリドエステルである。適切なエステルワックスの例には、ステアリルステアレート、ステアリルベヘネート、パルミチルステアレート、ステアリルオクチルドデカノール、セチルエステル、セテアリールベヘネート、ベヘニルベヘネート、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパルミテート、及びみつろうが含まれるが、これらに限定されない。市販のエステルワックスの例には、コスター・コイネン社(Koster Keunen)のKesterワックス、Crodamol SS、及びローヌ・プーラン社(Rhone Poulenc)のDemalcare SPSが含まれる。好ましいのはグリセリルトリベヘネート及びその他のトリグリセリドであり、この場合、前記その他のトリグリセリドのエステル化した各脂肪部分の少なくとも約75%、好ましくは約100%が約18〜約36個の炭素原子を有し、また、グリセリルトリベヘネートと前記その他のトリグリセリドとのモル比が約20:1〜約1:1、好ましくは約10:1〜約3:1、更に好ましくは約6:1〜約4:1である。そのエステル化した脂肪酸部分は、飽和又は不飽和、置換又は非置換、線状又は分枝状であってよいが、好ましくは、約18〜約36個の炭素原子を有する脂肪酸材料より誘導された線状、飽和、非置換エステル部分である。上記トリグリセリドゲル化剤の融点は、好ましくは約110℃未満、更に好ましくは約50〜110℃である。 上記トリグリセリドゲル化剤の好ましい濃度は、選択される制汗剤組成物の約4〜約20重量%、更に好ましくは約4〜約10重量%の範囲である。好ましいトリグリセリドゲル化剤の具体例には、トリステアリン、水素化植物油、トリヒドロキシステアリン(Thixcin(登録商標)Rはレノックス社(Rheox、Inc.)より市販される)、ナタネ油、ヒマワックス、魚油、トリパルミテン、Syncrowax(登録商標)HRC及びSyncrowax(登録商標)HGL−C(Syncrowax(登録商標)はクローダ社(Croda Inc.)より市販される)が含まれるが、これらに限定されない。その他の適するグリセリドには、グリセリルステアレートおよびグリセリルジステアレートが挙げられるが、それらに限定されない。
【0070】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切なアミドゲル化剤には、モノアミドゲル化剤、ジアミドゲル化剤、トリアミドゲル化剤、及びそれらの混合物が含まれ、それらの非限定的な実施例には、コカミドMEA(モノエタノールアミド)、ステアラミド、オレアミド、オレアミドMEA、獣脂アミドモノエタノールアミド、及び参考として引用し本明細書に組み入れる米国特許第5,429,816号(ホフリヒター(Hofrichter)ら、1995年7月4日)に記載される上記n−アシルアミノ酸アミド誘導体が含まれる。その他の適切なアミドゲル化剤は、米国特許第5,429,816号、及び米国特許出願番号08/771,183(1996年12月20日出願)に記載されており、参考として引用し本明細書に組み入れる。アミドゲル化剤の濃度は、選択される制汗剤組成物又は消臭剤組成物の好ましくは約0.1〜約25重量%、更に好ましくは約1〜約15重量%、更に一層好ましくは約1〜約10重量%の範囲である。
【0071】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用するその他の適切なゲル化剤には、融点が65℃を越える、更に典型的には約65〜約130℃であるワックス又はワックス様材料が含まれ、それらの例には、みつろう、カルナウバ、ベイズベリー、カンデリラ、モンタン、オゾケライト、セレシン、水素化ヒマシ油(ヒマワックス)、合成ワックス、微結晶性ワックスのようなワックスが含まれるが、これらに限定されない。この群の中ではヒマワックスが好ましい。その他の高い融点を有するワックスは、米国特許第4,049,792号(エルスノー(Elsnau)、1977年9月20日発行)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0072】
本明細書に記載される制汗剤組成物に使用するその他の適切な沈殿防止剤又は増粘剤には、粘土及びコロイド状発熱性シリカ顔料のような微粒子沈殿防止剤又は増粘剤が含まれる。その他の既知の又はそうでなければ効果的な微粒子沈殿防止剤又は増粘剤も同様に、本明細書に記載される上記物質組成物中に使用することができる。これらの適切な微粒子増粘剤の濃度は、選択される制汗剤組成物の、好ましくは約0.001〜約15重量%、更に好ましくは約1〜約15重量%、更に一層好ましくは約1〜約8重量%の範囲の濃度である。コロイド状発熱性シリカ顔料が好ましく、その一般的な例にはCab−O−Sil(登録商標)、すなわち極微小の微粒子発熱性シリカが含まれる。
【0073】
適切な粘土沈殿防止剤又は増粘剤にはモンモリロナイト粘土が含まれ、それらの例としては、ベントナイト、ヘクトライト、及びコロイド状ケイ酸アルミニウムマグネシウムが挙げられる。これらの及びその他の適切な粘土沈殿防止剤は、好ましくは疎水的に処理され、そのように処理される場合には一般に粘度活性剤と組み合わせて使用される。適切な粘土活性剤の非限定的な例には、プロピレンカーボネート、エタノール、及びそれらの組合わせが含まれる。粘土活性剤の量は、粘度の、典型的には約25〜約75重量%、更に典型的には約40〜約60重量%である。
【0074】
液体キャリア
本発明のアプリケータ内に使用される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物は、周囲条件下で液体である液体キャリアを含み、ここでその液体キャリアは1つ又はそれより多くのキャリア液体の組み合わせ、又はキャリア液体及び溶解キャリア固体の組合わせを含むが、周囲条件下でそのような組合わせのいずれもが液体の形態であることが条件となる。
【0075】
上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物中の液体キャリアの濃度は、選択される液体キャリアの種類、液体キャリアと組合わせて使用される沈殿防止剤又は増粘剤の種類、所望の製品形態の種類などによって異なる。液体キャリアの好ましい濃度は、選択される制汗剤組成物又は消臭剤組成物の約1〜約90重量%、好ましくは約10〜約80重量%、更に好ましくは約20〜約70重量%の範囲である。
【0076】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物は、水性又は無水組成物として配合し得る。水性の配合の場合、上記組成物はさらに、約10〜約75重量%の水、好ましくは約10〜約60重量%の水、更に一層好ましくは約15〜約50重量%の水を含み得る。無水の配合である場合、上記組成物は、約10重量%未満、更に好ましくは約5重量%未満、更に一層好ましくは約3重量%未満、更に一層好ましくは約1重量%未満、最も好ましく0重量%の遊離水又は付加水を含有する。
【0077】
上記液体キャリアは、ヒトの皮膚への局所塗布に適切な、1つ又はそれより多くの液体キャリアを含んでいる。キャリア材料の得られた組合わせが上記組成物の選択された処理温度において、溶液又はその他の均一な液体又は分散液を形成するという条件で、これらの液体キャリアには、局所用に安全且つ効果的な、有機の、シリコーン含有又はフッ素含有の、揮発性又は不揮発性の、極性又は非極性のキャリア液体のいずれもが挙げられる。上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物の処理温度は、典型的には約28〜約250℃、更に典型的には約28〜約110℃、及び更に一層典型的には約28〜約100℃である。
【0078】
本明細書において使用される「揮発性」という用語は、25℃において測定される蒸気圧が約0.01〜約6mmHg、好ましくは約0.02〜約1.5mmHg、及び1気圧(1atm)における平均沸点が約250℃未満、好ましくは1気圧(atm)で約235℃未満である材料のことをいう。 反対に、本明細書で使用される「非揮発性」という用語は、1気圧、相対湿度約50%、約25℃の条件下で、蒸気圧を測定不能である材料のことをいう。
【0079】
本明細書において使用される「非極性」という用語は、溶解度パラメータが8.0(cal/cm3)0.5未満、好ましくは約5.0〜8.0(cal/cm3)0.5未満、更に好ましくは6.0〜約7.60(cal/cm3)0.5である材料のことをいう。
【0080】
本明細書に記載される上記液体キャリア及びその他の材料の溶解度パラメータは、溶媒又はその他の材料の相対的な極性特性を確立するために化学分野の当業者に周知の方法で決定される。溶解度パラメータの解説及びそれらを測定する手段については、ヴォーン(C.D. Vaughan)著の「製品、包装品、浸透力、及び保存における溶解度の影響」("Solubility Effects in Product, Package, Penetration and Preservation")103、コスメティックス・アンド・トイレタリーズ(Cosmetics and Toiletries)、47〜69頁、1988年10月;及びヴォーン(C.D. Vaughan)著の「化粧品配合への溶解度パラメータの利用」("Using Solubility Parameters in Cosmetics Formulation")、36、J. Soc. Cosmetic Chemists、319〜333頁、1988年9月/10月に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0081】
適切なシリコーン含有液体キャリアの非限定的な例には、揮発性又は非揮発性シリコーン、変性シリコーン又は有機官能性シリコーン、及びそれらの組合わせが含まれる。上記揮発性シリコーンキャリアは、本明細書に定義される必要な揮発性を有する環式、線状、又は分枝鎖シリコーンであり得る。上記非揮発性シリコーンは好ましくは線状シリコーンである。上記変性シリコーン又は有機官能性シリコーンキャリアには、ポリアルキルシロキサン、ポリアルカリールシロキサン、ポリエステルシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、ポリフルオロシロキサン、ポリアミノシロキサン、及びそれらの組合わせが含まれる。
【0082】
上記変性シリコーンキャリアは、典型的には周囲条件下で液体であり、好ましい粘度は約100,000センチストークス未満、更に好ましくは約500センチストークス未満、更に一層好ましくは約1〜約50センチストークス、及び最も好ましくは約1〜約20センチストークスである。これらの変性シリコーンキャリアは一般には化学分野の当業者には既知であり、それらのいくつかの実施例は1化粧品、科学と技術(Cosmetics, Science and Technology)27〜104頁(M. Balsam及びE. Sagarin ed. 1972年);米国特許第4,202,879号(シェルトン(Shelton)、1980年5月13日発行);米国特許第5,069,897号(オア(Orr)、1991年12月3日発行)に記載されており;参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0083】
適切な変性シリコーンキャリアには、本明細書の上記に定義され、一般的に以下のように特性づけられる化合物又は材料:すなわち、シリコーンポリエーテル又はシリコーングリコール(例えばジメチコーンコポリオール);シリコーンアルキル連結ポリエーテル(例えばゴールドシュミット(Goldschmidt)EM90又はEM97);懸垂/傾斜/くし型の配置のシロキサン界面活性剤、トリシロキサン配置のシリコーン界面活性剤、及びABA/α−ω−ブロックコポリマーのシリコーン界面活性剤(例えばポリオキシアルキレン、ポリオキシエチレン又はエトキシ化、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン又はエトキシ化/プロポキシル化);芳香族置換シリコーン皮膚軟化剤(例えばフェニル、α−メチルスチリル、スチリル、メチルフェニル、アルキルフェニル);その他の官能基を含んだシリコーンコポリマー、これには以下のものが含まれる:水素、アルキル、メチル、アミノ、トリフルオロプロピル、ビニル、アルコキシ、アリールアルキル、アリール、フェニル、スチリル、ポリエーテル、エステル、カルボキシル化合物;アルキルメチルシロキサン又はシリコーンワックス(例えばヘキシル、オクチル、ラウリル、セチル、ステアリル);末端基がシラノール又はトリメチルシロキシである非イオン官能性シロキサンコポリマー;主鎖基がトリシロキサン又はメチコーン結合である非イオン官能性シロキサン;非イオン系シリコーン界面活性剤;テトラエトキシシラン;テトラメトキシシラン;ヘキサメトキシシリコーン;オキソトキシトリシロキサン(oxmethoxytrisiloxane);シリコーン乳化剤;シリコーン又はシロキサン樹脂、アルキルシリコーン樹脂、ポリオキシアルキレンシリコーン樹脂;資生堂/信越のようなMQ樹脂、例えば日本特許公開(Japanese Patent Publication)JP86143760又はウォーカーケミカル社(Walker Chem.)の6MBH(ヨーロッパ特許第722970号に記載);アルコキシシロキサン;アルコキシシラン;メチコーン(ポリメチルアルキルシロキサン);並びに、それらの組合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0084】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用する適切な変性シリコーンキャリアの非限定的な実施例としては、ダウ・コーニング社より市販される以下の変性シリコーン:DC−556化粧用グレード液(フェニルトリメチコーン);DC−1784エマルション;DC−AFエマルション;DC−1520−USエマルション;DC−593流体(ジメチコーン[及び]トリメチルシロキシシリケート);DC−3225C流体(シクロメチコーン[及び]ジメチコーンコポリオール);DC140(シクロメチコーン[及び]ジメチコノール);DC−5640パウダー;DC−Q2−5220(ジメチコーンコポリオール);DC−Q2−5324(ジメチコーンコポリオール);DC−2501化粧用ワックス(ジメチコーンコポリオール);DC−2502流体(セチルジメチコーン);DC−2503ワックス(ステアリルジメチコーン);DC−1731揮発性流体(カプロイルトリメチコーン);DC1−3563(ジメチコナール);DC−X2−1146A(シクロメチコーン[及び]ジメチコノール);DC−7224(トリメチルシリルアモジメチコーン);DC−X2−1318流体(シクロメチコーン[及び]ビニルジメチコーン);DC−QF1−3593A流体(トリメチルシロキシシリケート)及びそれらの混合物が挙げられる。
【0085】
適切な変性シリコーンキャリアのその他の非限定的な例には、ゼネラルエレクトリック社(General Electric)から市販される次の修正シリコーン:GECF−1142(メチルフェニルシロキサン流体);GESF−1328;GESF−1188(ジメチコーンコポリオール);GESF−1188A、及びそれらの混合物が含まれる。
【0086】
適切な変性シリコーンキャリアのその他の非限定的な例には、ゴールドシュミット社(Goldschmidt)から市販される次の変性シリコーン:Abil EM90(シリコーン乳化剤);Abil EM97(ポリエーテルシロキサン);TegomerH−Si2111、H−Si2311、A−Si2120、A−Si2320、C−Si2141、C−Si2341、E−Si2130、E−Si2330、V−Si2150、V−Si2550、H−Si6420、H−Si6440、H−Si6460(α−Omegaジメチコーンコポリマー)及びそれらの混合物が含まれる。
【0087】
適切な変性シリコーンキャリアのその他の非限定的な例には、ピーピージーインダストリーズ社(PPG Industrie)のMasil756(テトラブトキシプロピルトリシロキサン);オリン社(Olin)のシリケートクラスター(Silicate Cluster)(トリ[トリブトキシロキシ]メチルシラン);シリコーンコポリマーのF−754(エスダブリューエスシリコーンズ社(SWS Silicones)のジメチコーンコポリマー);及びそれらの混合物が含まれる。
【0088】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切な揮発性シリコーンの非限定的な実施例は、トッド(Todd)ら著の「化粧品用揮発性シリコーン流体」("Volatile Silicone Fluids for Cosmetics)コスメティックス・アンド・トイレタリーズ(Cosmetics and Toiletries)、91:27〜32頁(1976年)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。これらの揮発性シリコーンのうち、好ましいのは約3〜約7、更に好ましくは約4〜約5のシリコン原子を含む環式シリコーンである。以下の式によるものが最も好ましい。
【0089】
【化1】
Figure 0003913981
【0090】
式中、nは約3〜約7、好ましくは約4〜約5、最も好ましくは5である。これらの揮発性環式シリコーンは通常、粘度の値が約10センチストークス未満である。本明細書中で記載されたすべての粘度値は、特に明記しないかぎり、周囲条件下で測定または決定される。本明細書中で用いられる適切な揮発性シリコーンとしては、Cyclomethicone D-5(ジーイーシリコーンズ(G.E.Silicones)から市販されている)、Dow Corning 344、Dow Corning 345(ダウコーニング社(Dow Corning Corp.)から市販されている)、GE 7207、GE 7158、およびSilicone Fluids SF-1202およびSF-1173(ゼネラルイレクトリック社(General Electric Co.)から入手できる)、SWS-03314、SWS-03400、F-222、F-223、F-250、F-251(エスダブリュエスシリコーンズ社(SWS Silicones Corp.)から入手できる)、Volatile Silicone 7158、7207、7349(ユニオンカーバイド(Union Carbide)から入手できる)、Masil SF-V(メイザー(Mazer)から入手できる)およびそれらの混合物があるが、それらに限定されない。
【0091】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用する上記非揮発性シリコーンキャリアは好ましくは線状シリコーンであり、次式:
【0092】
【化2】
Figure 0003913981
【0093】
式中、nは1以上である。これらの線状シリコーン材料は、周囲条件下で測定される粘度の値が一般に約100,000センチストロークまで、好ましくは約500センチストローク未満、更に好ましくは約1〜約200センチストローク、更に一層好ましくは約1〜約50センチストロークである。本発明への使用に適切な非揮発性、線状シリコーンの例には、ヘキサメチルジシロキサン;ロドーシルオイル(Rhodorsil Oils)70047(ローヌ・プーラン社(Rhone-Poulenc)より市販);メイザー社(Mazer)より市販されるMasil SF流体;ダウコーニング200、ダウコーニング225、ダウコーニング1732、ダウコーニング5732、ダウコーニング5750(ダウ・コーニング社(Dow Corning Corp.)より市販);SF−96、SF−1066及びSF18(350)シリコーン液(ジーイーシリコーンズ(G.E. Silicones)より市販);ベルバシル(Velvasil)及びビスカシル(Viscasil)(ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Co.)より市販);シリコーンL−45、シリコーン L530、シリコーン L−531(ユニオン・カーバイド社(Union Carbide)より市販);シロキサンF−221及びシリコーン液SWS−101(エスダブリューエスシリコーンズ社(SWS Silicones)より市販);及びそれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。
【0094】
上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物は好ましくは、揮発性シリコーン材料及び非揮発性シリコーン材料の組合わせ、更に好ましくは揮発性シリコーンキャリア液体及び非揮発性シリコーンキャリア液体を含む。そのようなシリコーン材料の好適な組合わせの非限定的な例は、米国特許第5,156,834号(ベックマー(Beckmeyer)ら)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0095】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切な極性有機液体キャリアの非限定的な実施例には、1価アルコール及び多価アルコール、脂肪酸、1塩基性カルボン酸及び2塩基性カルボン酸と1価アルコール及び多価アルコールのエステル、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、アルコールのポリアルコキシル化エーテル、及びそれらの混合物が含まれる。好ましくはそのような液体キャリアは、周囲条件下で水の混和する液体である。その他の本発明への使用に好適な、水混和性の、極性有機液体キャリア又は極性有機溶媒は、コスメティックス、サイエンス・エンド・テクノロジー(Cosmetics, Science, and Technology)、1巻、27〜104頁、バルサム(Balsam)及びサガリン(Sagarin)編集(1972年);米国特許第4,202,879号(シェルトン(Shelton)、1980年5月13日発行);及び米国特許第4,816,261号(レッベ(Luebbe)、1989年3月28日発行)に記載されており、参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0096】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切なその他の液体キャリアには、無水、水混和性、極性有機液体キャリア又は溶媒が含まれ、それらの例にはエタノールのような短鎖アルコール、及びプロピレングリコール、ヘキシルグリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールなどのようなグリコール溶媒が含まれる。その他の好適な類似する溶媒には更に、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、それらの組合わせ及びそれらの誘導体などのようなポリアルコキシル化キャリアも含まれる。本発明への使用に適切な極性溶媒の非限定的な例は、米国特許第5,429,816号に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。その他の適切な極性溶媒には、フタレート補助溶剤、ベンゾエート補助溶剤、シンナメートエステル、第二アルコール、ベンジルアセテート、フェニルアルカン、及びそれらの混合物が含まれる。
【0097】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に好適な非極性液体キャリアの非限定的な例には、鉱油、ペトロラタム、イソヘキサデカン、イソドデカン、エクソン社(Exxon Corp.)より市販されるIsoparシリーズ又はNorparシリーズのような各種炭化水素油、及びSoltrolシリーズ、及びその他の極性又は非極性、水の混和した、有機キャリア液体又は既知の溶剤又はその他のヒトの皮膚に局所塗布する安全且つ効果的ないずれかの液体が含まれる。
【0098】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に好適なその他の液体キャリアには、フッ素−含有液体キャリアのような、フルオロ界面活性剤、フルオロテレマー、及びパーフルオロポリエーテルを包含するフルオロケミカルが含まれ、それらのいくつかの実施例はCosmetics & Toiletries、フッ素化化合物の局所用製剤への利用(Using Fluorinated Compounds in Topical Preparations)、111巻、47〜62頁、(1996年10月)に記載されており、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。こうした液体担体の更に特定の例には、パーフルオロポリメチルイソプロピルエーテル、パーフルオロポリプロピルエーテル、アクリルアミドフッ化テロマー、フッ化アミド界面活性剤、パーフッ化チオール界面活性剤が挙げられるが、それらに限定されない。更にその他の具体例には、Fluortress(登録商標)PEPEオイルという商品名でデュポン・パフォーマンス・ケミカル社(Dupont Performance Chemicals)より市販されるポリパーフルオロイソプロピルエーテル、及びZonyl(登録商標)Fluorosurfactants(フルオロ界面活性剤)という商品名でデュポン・パフォーマンス・ケミカル社より市販されるフルオロ界面活性剤シリーズが含まれるが、これらに限定されない。
【0099】
本明細書に記載される制汗剤組成物には、任意の液体キャリアとして更にジメチコノールを含み得る。ジメチコールの好ましい濃度の範囲は、選択される制汗剤組成物の約0.1〜約50重量%、更に好ましくは約1〜約35重量%、更に一層好ましくは約2〜約20重量%である。任意の液体キャリアとしての使用に適切なジメチコノールには、次式のものが含まれる:
【0100】
【化3】
Figure 0003913981
【0101】
式中、nは0又はそれより大きい数字で、好ましくは約1〜約100、更に好ましくは約1〜約50、更に一層好ましくは約1〜約10である。適切なジメチコノールの非限定的な例には、すべてピーピージー社(PPG)/スペシャルティ/ケミカルズ社(Specialty Chemicals)より市販されるMasil(登録商標)SFR70、Mazol(登録商標)SFR18,000、Mazol(登録商標)SFR50,000、Mazol(登録商標)SFR100、Mazol(登録商標)SFR150,000、Mazol(登録商標)SFR750、Mazol(登録商標)SFR200、及びMazol(登録商標)SFR350、;ユニバーサル・プリザーバティブ社(Universal Preservative)より市販されるUnisil SF-R;及びそれらの混合物が含まれる。その他の市販されるジメチコノールとしては、すべてゴールドシュミット社(Goldschmidt)より市販されるAbil(登録商標)OSW12、OSW13、Abil(登録商標)OSW15、及びAbil(登録商標)CK;すべてダウ・コーニング社より市販されるダウコーニング(登録商標)140流体、ダウコーニング(登録商標)Q2−140流体、ダウコーニング(登録商標)X2−1286流体、;トリ−Kインダストリーズ(Tri-K Industries)より市販されるトリ−Sil HGC500;及びそれらの組合わせが挙げられる。
【0102】
任意の成分
本発明のアプリケータに使用する上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物は更に、その組成物の物理特性又は化学特性を修正し得るか又は皮膚に付着すると付加的な「活性の」構成成分として作用する1つ又はそれより多くの任意成分を含み得る。組成物は、任意の不活性の要素を更に含んでなることもできる。多数のそのような任意の材料が制汗剤、消臭剤又はその他のパーソナルケア剤組成物に使用されることは既知であり、そのような任意の材料が本明細書に記載される必須材料に適合性がある場合又はその他に過度に製品性能を損なうことがない場合には、本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物に使用し得る。
【0103】
本明細書に記載される上記制汗剤組成物及び消臭剤組成物への使用に適切な任意の構成成分の非限定的な例には、pH緩衝剤;付加的な皮膚軟化剤;保湿剤;染料及び顔料;薬剤;乳化剤;キレート剤;分散剤;防腐剤;残留物マスキング剤;洗い落とし補助剤;及びアロエ・ベラ、アラントイン、D−パンテノール、アボカド油及びその他の植物油、及び地衣類抽出物のような無痛化薬が含まれる。
【0104】
レオロジー
本明細書に記載される制汗剤組成物の1つの実施例は選択された流動性を有する制汗剤クリームである。本明細書において定義される流動性は、上記制汗剤クリーム組成物の選択された製品のデルタ応力(ダイン/cm2)及び静的降伏応力(ダイン/cm2)の値の組合わせである。これらの流動学的側面の各必須特性を測定し決定する方法の詳細は以下に記載する。流動学的試験は、特に指示がない限り、27℃、相対湿度15%において実施された。
【0105】
1.方法:デルタ応力及び静的降伏応力
制汗剤クリーム組成物のデルタ応力及び静的降伏応力の値を決定するためには、組成物の分析にはレオメトリクス動的ストレスレオメーター(米国ニュージャージー州ピスカタウォニーのレオメトリクス社(Rheometrics Inc.)より市販)を使用して分析し、データ収集及び分析はRhiosソフトウエア4.2.2(やはり米国ニュージャージー州ピスカタウォニーのレオメトリクス社(Rheometrics Inc.)より市販)を使用して実施された。レオメーターは、25mmの上部プレートを使用した、平行するプレートデザインで構成される(米国ニュージャージー州ピスカタウォニーのレオメトリクス社(Rheometrics Inc.)より市販される部品番号LS−PELT−IP25)。温度制御は37℃で設定される。 上記制汗剤クリームの分析は、「応力掃引:定常掃引」のデフォルトの試験モードで実施する。レオメーターの設定は、初期応力(1.0ダイン/cm2)、最終応力(63,930ダイン/cm2)、応力増分(100ダイン/cm2)、及びデータポイント毎の最大時間(5秒間)である。
【0106】
本明細書で使用される「静的降伏応力」という用語は、本明細書に記載される分析方法に従って上記レオメトリクス動的ストレス・レオメーターの上部プレートを約4.2マイクロラジアンの距離ほど動かすために、上記制汗剤クリーム組成物に加えられなければならない応力の最小量(ダイン/cm2)をいう。換言すれば、静的降伏応力とは、製品の応力掃引分析(本明細書に記載される)において、上記レオメーターが製品の粘度を測定できる最初のポイントを表している。
【0107】
本明細書において使用される用語の「デルタ応力」は、組成物の動的降伏応力から静的降伏応力を差し引くことで決定される。上記動的降伏応力は測定する粘度が急速に減少し始めるポイントである。このポイントは、応力値の増大が100ダイン/cm2 である最終応力値を見つけることで容易に決定することができる。換言すれば、組成物のデルタ応力は、実質的にはその組成物を液化するために、その組成物の静的降伏応力を越えてその組成物に加えられなければならない応力の増大量を表している。
【0108】
制汗剤クリーム組成物の流動特性は、その組成物を本発明のアプリケータ装置に収容した後に評価する。組成物の断面部をアプリケータから注意深く取り除いて、製品が最小の剪断応力を受けるようにし、特に製品がねじれないように、又は製品の断面部をその組成物から除去するとき以外に形状の変化を生じることのないようにする。製品の断面部を上記レオメーターの下部プレート上に注意深く平らに置いて、配置されている間のその断面にかかる剪断応力が最小になるように配慮する。配置した断面の面積が少なくともほとんど上記上部プレートの面積の大きさであり、2つのプレートが試験中に正しく接触することを確認する。それから上記上部プレートを底部のプレートに向かって下げて、下部プレートの2mm上の位置にし、したがって下部プレート上に平らに配置された製品の断面より約1mmにする。上部プレートを下部プレートに向かって最小速度で更に下げて、下部プレートの約1.000(±0.002)mm上の、製品が上部プレートと下部プレートのそれぞれの間にあってそっと接触するポイントである位置にする。平行に位置したプレートから及び周りに拡がり出た過剰な製品をスパチュラを使用して静かに除去して、プレートの間に位置した製品がスパチュラから受ける剪断力を最小にするか、又は剪断力を受けないように注意する。レオメーター上の溶媒保護パッドを試験する製品の液体キャリアに対応する種類の液体キャリアで満たす。溶媒保護パッドを平行するプレートの上部まで下げ、2つのプレートの間にある試験製品からの分析中における溶媒の損失を防ぐ。こうして製品は流動学的分析及び動的降伏応力、静的降伏応力、及びデルタ応力の測定の準備が完了する。
【0109】
製品サンプルは流動性試験及び上記方法に従った評価を受ける。上記分析から得られたデータは、線形に付与した応力(ダイン/cm2)に対して対数目盛り上に粘度(パスカル・秒)をプロットすることができる。測定機器が粘度を測定した最初のポイントが静的降伏応力(すなわち、測定機器が非ゼロ粘度を示す最小応力)である。上記動的降伏応力は測定する粘度が急速に減少し始めるポイントである。このポイントは応力値の増大が100ダイン/cm2となる最終応力値を見つけることで容易に決定することができる。そしてこのデルタ応力は、組成物の動的降伏応力から静的降伏応力を差し引くことで決定される。
【0110】
上記制汗剤クリームの組成物の静的降伏応力値は、少なくとも約4,000ダイン/cm2、更に好ましくは少なくとも約8,000ダイン/cm2、更に一層好ましくは少なくとも約40,000ダイン/cm2である。上記組成物の最大静的降伏応力値は、好ましくは約120,000ダイン/cm2未満、更に好ましくは約63,000ダイン/cm2未満である。
【0111】
上記制汗剤クリームの組成物のデルタ応力値は、約300ダイン/cm2〜約8,000ダイン/cm2、好ましくは約1,000ダイン/cm2〜約6,000ダイン/cm2、更に好ましくは約1,000ダイン/cm2〜約5,000ダイン/cm2である。最小値よりデルタ応力の値が小さいと剪断力による送出の行われる間に溶媒の離液現象を生じる結果となる一方、デルタ応力の値が列挙した最大値を超えると、製品を皮膚に塗布するときに不均一となる結果をまねき、製品の皮膚への塗布性、それも特に毛でおおわれた皮膚への塗布性が減少する。したがって、本明細書に列挙したこれらのデルタ応力値により、溶媒の離液現象を最小にするか又は皆無にし、均一に皮膚に塗布し、特に皮膚の毛で覆われた部位にも均一に塗布できる滑らかなクリーム状の製品であるかを判断する。
【0112】
スキンケア組成物
本発明のアプリケータへの使用に適切な別の種類の物質は、一般にスキンケア組成物とされる種類の組成物であると考えられている。そのような組成物には、ヒトの皮膚を構造、条件、又は外観の点において処理し修正することを目的とする組成物が含まれる。限定することが目的ではなく、単に実施例として、スキンケア剤の領域で現在、関心が集中するのは、皮膚のしわの始まりに関連する問題に対処するようにデザインされる組成物に関してである。この分野の典型的な組成物には、同一譲受人PCT出願WO92/09737及びWO92/09739(いずれも1993年6月10日に公開)、及びWO92/08741(1993年4月29日公開)に普通に出願され、開示されるようなサリチル酸技術が含まれる。その他の関心の集中する領域は、PCT出願WO96/17672(1997年5月15日公開)、及びWO97/06680(1997年10月30日公開)に開示されるような、ニコチン酸アミドを含有するスキンケア組成物に関してである。これらの出願のすべてを参考として引用し、本明細書に組み入れる。その他の適切な組成物は、同一譲受人の米国特許第5,720,961号、第5,707,635号、第5,703,026号、第5,700,451号、第5,683,706号、第5,674,509号、及び第5,665,364号に開示される組成物が含まれ、それらを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0113】
ヘアケア組成物
本発明のアプリケータは、毛髪に対するヘアケア製品の局所塗布にも使用できる。適用され得るヘアケア製品として、シャンプー、リンスオフコンディショナー、リーブオンコンディショニング製品、毛染め剤、ヘアスタイリングスプレー、ゲル、及びムースが挙げられる。
【0114】
毛髪のクレンジングに使用するシャンプーは、通常は1つ又はそれより多くの界面活性剤、増粘剤又は沈殿防止剤、沈殿防止剤、香料、及び任意のコンディショニング剤又はスタイリング剤を含んでいる。典型的なシャンプーについては、米国再発行特許第34,584号グロート(Grote)ら、1994年4月12日発行);米国特許第5,756,436号(ロイス(Royce)ら、1998年5月26日発行);米国特許第5,648,323号(Coffindafferら、1997年7月15日発行);米国特許第5,612,301号(インマン(Inman)、1997年3月18日発行);米国特許第5,573,709号(ウェルズ(Wells)、1996年11月12日発行);米国特許第5,151,210号(ステウリ(Steuri)ら、1992年9月29日発行);米国特許第4,704,272号(オー(Oh)、1987年11月3日発行);米国特許第4,705,681号(マース(Maes))ら、1987年11月10日発行);米国特許第4,387,090号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1983年6月7日発行);米国特許第4,379,753号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1983年4月12日発行);及び米国特許第4,345,080号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1982年8月17日発行)に開示されている。
【0115】
ヘアコンディショニング製品は、一般にシャンプー後の毛髪にコンディショニング剤を塗布してもつれを改善及び/又は柔軟な毛髪の感触を付与のために使用される。典型的なリンスオフコンディショナーについては、米国特許第5,667,771号((Carballada)ら、1997年9月16日発行);米国特許第5,482,703号(ピングス(Pings)、1996年1月9日発行);米国特許第5,106,609号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1992年4月21日発行);米国特許第5,104,646号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1992年4月14日発行);及び米国特許第4,387,090号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)、1983年6月7日発行)に開示されている。典型的なリーブオンコンディショニング製品については、米国特許第5,674,478号(ドッド(Dodd)ら、1997年10月7日発行)に開示されている。
【0116】
エアゾール及び非エアゾールヘアスプレー、ムース、並びにゲルのようなヘアスタイリング製品については、米国特許第5,750,122号(エバンス(Evans)ら、1998年5月12日発行);米国特許第5,730,966号(トガーソン(Torgerson)ら、1998年3月24日発行);米国特許第5,674,478号(ドッド(Dodd)ら、1997年10月7日);米国特許第5,658,557号(ボリッチ・ジュニア(Bolich Jr.)ら、1997年8月19日発行); 米国特許第5,166,276号(ハヤマら、1992年11月24日発行);及び米国特許第5,753,216号(レイチ(Leitch)ら、1998年5月19日発行)に開示されている。
【0117】
毛染め製品については、一般に米国特許第5,679,114号(ハニング(Haning)ら、1997年10月21日発行);米国特許第5,597,386号(イガラシら、1997年1月28日発行); 米国特許第5,435,810号(プロタ(Prota)ら、1995年7月25日発行);米国特許第5,356,439号(シュルツ(Schultz)ら、1994年10月18日発行);米国特許第4,183,366号(バーツカ(Bartuska)ら、1980年1月15日発行);及び米国特許第4,200,432号(カロピシス(Kalopissis)ら、1980年4月29日発行)に開示されている。
【0118】
その他の物質
本発明に従ったアプリケータで使用されるのが適切であると証明された制汗剤組成物のような、特定の物質について前述の多くの検討が集中する一方で、本発明の原理はその他のアプリケータ/物質の組合わせに使用することも考えられ、その際そのアプリケータは、物質の特性及び塗布環境の特質を考慮してデザインされる。例えば、日焼け止め剤のようなその他の組成物、脂肪、油、ショートニングのような料理用製品、及び靴墨のようなワックスなど、及びその他の物質が、本明細書に記載されるアプリケータへの使用に好適であり得ると考えられる。
【0119】
本発明に従って、変形し得る材料と組み合わせて使用される物質は物理特性を選択し、三次元構造内の保護された方向から分配され、且つ目標表面に塗布することを可能にする。そのような分配は部分的に、又は実質的に若しくは完全であり得る。
【0120】
このような分配を容易にするために重要であると考えられている物質の特性には、目標表面への物質の相対的な親和性と、これに対する変形し得る材料への物質の相対的な親和性、並びに三次元構造の活動化後の見かけの粘度又はその物質の流動性が含まれる。上記物質は、変形し得る材料よりも大いに及び/又は物質自体のその他の部分よりも大いに、目標表面に優先的に付着するべきであると、現在では考えられている。言い換えれば、上記物質は、物質それ自体及び/又は変形可能なシート材に対してよりも目標表面に対して大きな親和性を有する。
【0121】
物質は本来、シート材内のそれらの保護された場所から遊離を可能にする粘度及び流動性を有するか、又は遊離及び分散を可能にするための粘度の調節を必要とすることがある。粘度の変更は、選択された活性化の方法に応じて粘性の変化を生じる物質を選択することによって達成し得る。例えば、圧縮力のように機械的に活性化する場合は、好ましくは一般に「剪断減粘性」(偽可塑性)物質と呼ばれる物質を採用することが望ましいこともある。そのような物質の例としては、ポリマー溶液、歯磨き剤及びボディクリームのような多数のゲル及びペースト、塗料、ゲル化ステインなどが挙げられる。その他の材料は特定の限界剪断力(降伏応力)に達したか又はそれを超えた場合にのみ剪断減粘性材料として機能する。そのような材料は通常はビンガム塑性体材料と呼ばれ、及びそのような性質を示す物質のありふれた1つの実施例は、ケチャップとして知られる調味料の種類である。
【0122】
目標表面への物質の付着又は親和性に影響すると考えられる要因の一部としては、静電荷又は電荷;水素結合を媒介とする化学結合、共有結合、イオン結合、部分的イオン結合(部分的双極性引力)、ファンデルワールス力、浸透力など;毛細管圧(吸引力);吸着;吸収;真空/吸引;などが挙げられる。その他の重要な要因には、目標表面に対する物質の接触角によって反映される、目標表面への物質の湿潤性が含まれる。
【0123】
目標表面への物質の塗布又は分散を容易にするために、特に、変形可能な物質について限局された方向に、与えられた局在化パターンにとどまる傾向を抑制するために、目標表面を湿潤化するように調整した物質を使用することが現在は好ましい。目標表面への物質の分散又は塗布性を補助し得るその他の要因には、剪断減粘性を示す物質の使用、並びに、活性化後ではあるが目標表面から変形し得る材料を取り外す前に、横方向の機械的動作を付与するために複合シート材のユーザによりもたらされる機械的な塗布運動が含まれる。そのような横方向の機械的運動は剪断減粘性を示すような物質に付加的な影響をも与え、更に泡立ち、発泡、こすり洗い作用/剥離作用などのような付加的な効果を提供し得る。
【0124】
付着又は分散した物質の一部がその後に、物質が当初は付着していなかった木表面の部分を覆う場合に、首尾良い分散が生じる。目標表面からシート材を取り外す際に、少なくともいくらかの物質が目標表面に、好ましくは実質的に均一の方法で残留する。
【0125】
上記に検討したごとく、本発明の原理に従ってさまざまな物質を選択することができる。例証とする目的で典型となる物質としては、石鹸及び洗剤のようなクレンジング剤、ローションのような皮膚軟化剤、軟膏のような薬剤、抗炎症クリームなど、制汗剤、消臭剤、化粧品、芳香剤等を包含する医療用製品及び美容用製品が挙げられる。その他のそのようなシート材の多様な利用方法として、滑剤、着色料、オイル及びワックスなどの保護剤、接着剤、防腐剤、保存剤などの保護剤のような自動車用及び家庭用製品、ならびに調味料(マスタード、ケチャップなど)のような食品関連に塗布するアプリケータが挙げられる。
【0126】
多数の物質もまた採用することができ、偶然の接触から保護するだけでなく、(シート材の同一表面上又は向き合う表面上に)当初は互いに分離していて活性化処理中に又はその後の塗布操作及び/又は分散操作中に混合される。そのような配置は互いに有利に影響しあう物質にはとりわけ有効であり、(例えば、エポキシの共送出(co-dispensing epoxies)、触媒反応など)付加的な互いの相関性及び/又は目標表面との相関性を提供する。さらにアプリケータの形状又は物質の特性を調整することによって徐々に又は連続的な物質の送出をし、時間の経過や、圧力の増加などに伴い、当初の塗布に続く付加的な連続的な送出をすることが望ましい。
【0127】
3.製造方法
本発明のアプリケータは、関係のある意図する形状並びに意図する材料及び物質に適切ないかなる方法によっても製造し得る。実施例として、上述の現在好ましい発泡樹脂材料について、図1の配置は加熱したダイを使用して所望の深さに加熱型押しすることにより、複数のアパーチャ及びリザーバを形成して製造することができ、その後リザーバに物質を注入するか又はアプリケータの中又は上に物質をあふれさせて過剰の物質を掻き落とすかのいずれかを行う。ラベル又はシールは上記送出ゾーンの上を覆い、その後加熱手段又は接着手段によって固定する。アプリケータはその後、最終的な形状に型抜きするか、又は代わりにその型抜き段階は同時にリザーバの形成とともに達成するか、又はその他の好適ないずれかの処理段階とともに達成し得る。上記物質は必要であれば、加熱するか、又はその他の方法で流動化する。
【0128】
図4のリザーバのように単一のリザーバの実施例では、塗布表面は同様に製造することができ、背面シートは周辺に加熱手段、又はその他の手段で結合することができ、そして物質は、所望であれば、単一供給源又は多数の供給源からリザーバに注入し得る。
【0129】
本発明の特殊な実施例が図示及び記載される一方、本発明の精神及び目的から逸脱することなく、さまざまな変更及び修正をし得ることは当業者にとって明白であり、本発明の適用範囲内のそのようなすべての修正は、本明細書の請求項に含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアプリケータの好ましい実施例の平面図。
【図2】 図1のアプリケータの、2−2の直線に沿って切断した正面断面図。
【図3】 図1及び図2のアプリケータを使用して物質を目標表面に手で塗布するところを図示している。
【図4】 アプリケータの別の実施例の、図1に類似した平面図。
【図5】 図4のアプリケータの、5−5の直線に沿って切断した、図2に類似した正面断面図。
【符号の説明】
10,110,200,300,400 アプリケータ
21,121 第1面
22,122 第2面
30,130 アパーチャ
50,150 リザーバ

Claims (19)

  1. 目標表面に物質を塗布および分散するアプリケータであって、
    (a)対峙する第一面及び第二面と、該第一面及び第二面の間の内部領域とを有し、圧縮変形可能な材料からなる実質的に平らな単一のシート材であって、上記第一面に実質的に垂直な方向の外力を受けたときに上記第一面と第二面との間の厚みが減少する上記シート材、
    (b)上記第一面内側の上記シート材内部に延びる複数のリザーバ、
    (c)少なくとも部分的に上記リザーバを満たす多数のさまざまな物質、そして
    (d)上記第一面に形成されて上記リザーバと流体流通がある複数のアパーチャ、を含んでおり、
    上記第一面に対し実質的に垂直な外力を介した上記シート材の圧縮により、上記アパーチャから上記物質が搾り出され、上記目標表面に対する上記第一面の移動運動により該目標表面上に上記物質を塗布及び分散させるアプリケータ。
  2. 上記アプリケータは、上記アプリケータの一端に隣接する送出ゾーンを構成する複数のアパーチャを包含する、請求項1に記載のアプリケータ。
  3. 上記物質は、上記第一面に少なくとも等しいレベルまで上記リザーバに充填される、請求項1に記載のアプリケータ。
  4. 上記リザーバが画定する内部容量は、上記の厚みが外力によって減少した際に、縮小される、請求項1に記載のアプリケータ。
  5. 上記リザーバは、上記第一面内側の上記シート材内部に延びるが上記第二面を貫通しない、請求項1に記載のアプリケータ。
  6. 上記リザーバは、上記第一面内側の上記シート材内部に、上記厚みに達しない深さだけ延びている、請求項1に記載のアプリケータ。
  7. 上記シート材が圧縮に対し弾性を示す、請求項1に記載のアプリケータ。
  8. 上記シート材が曲げに対し弾性を示す、請求項1に記載のアプリケータ。
  9. 上記シート材が独立気泡材料を含んでいる、請求項1に記載のアプリケータ。
  10. 上記アプリケータは、使用前に上記アパーチャを密閉するための除去可能なカバーシートを有する、請求項1に記載のアプリケータ。
  11. 上記第一面内側の上記シート材内部に向かって、上記の対峙する第一面と第二面の間の距離より短い距離だけ延び、対応する複数の上記リザーバを形成する、複数の上記アパーチャ、を含んでいる請求項1に記載のアプリケータ。
  12. 前記圧縮変形可能な材料は、独立気泡材料を含んでいる、請求項11に記載のアプリケータ。
  13. 上記リザーバが溝穴型のリザーバである、請求項1に記載のアプリケータ。
  14. 上記リザーバがアパーチャ−チャンネル型リザーバである、請求項1に記載のアプリケータ。
  15. 上記リザーバは、45度傾けて配置されているアパーチャ−チャンネル型リザーバである、請求項1に記載のアプリケータ。
  16. 上記リザーバは、約5またはそれより小さなアスペクト比を有している、請求項1に記載のアプリケータ。
  17. 物質を目標表面に塗布及び分散するアプリケータの製造方法であって、
    (a)対峙する第一面及び第二面と、該第一面及び第二面の間の内部領域とを有し、圧縮変形可能な材料からなる実質的に平らな単一のシート材であって、上記第一面に対し実質的に垂直な方向の外力を受けたときに上記第一面と第二面との間の厚みが減少する上記シート材を準備するステップと、
    (b)上記第一面内側の上記シート材内部に延びる複数のリザーバを形成するステップと、
    (c)上記リザーバを少なくとも部分的に多数のさまざまな物質で満たすステップと、そして
    (d)上記リザーバと流体流通がある複数のアパーチャを上記第一面に形成するステップと
    を含む方法。
  18. 上記リザーバが加熱型押しによって形成される、請求項17に記載の方法。
  19. 上記物質が上記リザーバに注入される、請求項17に記載の方法。
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