JP3913231B2 - 複数のクロックを供給する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のクロック信号の同期化と、それらクロック信号間における明確な位相関係の確立に関する。
或るシステム内に異なるクロック周波数を有する複数のクロックドメインが存在する場合には、それらクロックドメイン間におけるデータ転送またはデータ交換において、予期せぬ結果がもたらされることがある。システムの異なるクロック生成器が起動した際の過渡的な影響が原因となり、該システムの異なるクロック信号間にランダムな位相関係が生成される。この結果、第1クロック信号のドメインから第2クロック信号のドメインにデータを送信した際に、異なるクロック信号間におけるランダムな位相関係によって生じる予期せぬ結果がもたらされることになるのである。
複数のクロック信号の生成を改善することが本発明の目的である。この目的は、独立の請求項によって解決され、好適な実施例は、従属の請求項に示されている。
本発明に従う装置は、少なくとも2つの異なるクロック周波数のm個のクロック信号を生成する一組のクロック信号回路を備える(ここで、mは自然数である)。更に、この装置は、該一組のクロック信号のうちの専用のクロック信号から第1スーパー周期信号を導出するスーパー周期信号生成ユニットを備える。該第1スーパー周期信号の信号周期(「スーパー周期」)は、該一組のクロック信号の信号周期の公倍数になっている。
m個のクロック信号は、初期的には、相互にランダムな位相関係を有しており、これらの個々の位相関係は、例えば、システムのクロック生成器を起動した際の初期状態によって左右される。これらの異なるクロック信号間の位相関係を監視するべく、本発明は、第1スーパー周期信号を供給する。該第1スーパー周期信号は、いくぶん長い信号周期を有するクロック信号である。この第1スーパー周期信号の1信号周期は、それぞれのクロック信号の信号周期の公倍数になっている。例えば、信号周期が2nsの第1クロック信号と、信号周期が3nsの第2クロック信号が存在する場合には、スーパー周期として、6ns、12ns、18nsなどを選択することができる。この第1スーパー周期信号が個々のクロック信号と同期している場合には、第1スーパー周期信号のエッジは、そのクロック信号のエッジの少なくともいくつかと一致している。このように、個々のクロック信号が第1スーパー周期信号と位相が一致しているかどうかを監視することができるので、該第1スーパー周期信号を、様々なクロック信号の位相関係を分析するための補助手段として理解することができる。いくつかのクロック信号が第1スーパー周期信号と位相が一致している場合には、それらのクロック信号の位相も相互に一致している。
オプション(任意選択)として、個々のクロック信号と第1スーパー周期信号間の位相関係を分析することによって得られた情報を使用し、それらのクロック信号を第1スーパー周期信号に同期させることができる。いくつかのクロック信号の位相が第1スーパー周期信号と一致していれば、これは、それらの信号も相互に位相が一致していることを意味している。これにより、異なる周波数のクロック信号間に明確な位相関係を確立することが可能になる。
この第1スーパー周期信号の信号周期がクロック信号の信号周期の公倍数になっているという特徴は、別の表現によれば、次のように表すことができる。即ち、1スーパー周期は、第1クロック信号のn個の信号周期から構成されており、且つ、1スーパー周期は、第2クロック信号のn個の信号周期から構成されている(以下、同様に継続する)。これらのクロック信号は、異なる周波数を有することができる。一般的にいえば、1スーパー周期は、i番目のクロック信号のn個の信号周期から構成されており、ここで、nは自然数であり、iは1〜mの範囲であって、mはクロック信号の合計数である。
本発明の好適な実施例によれば、この装置は、クロック信号の少なくともいくつかを第1スーパー周期信号に同期させる同期化手段を備える。このような同期化の機構は、クロック信号と第1スーパー周期信号の間に、定義された位相関係が得られるように、個々のクロック信号の位相をシフトさせる。これにより、例えば、クロック生成器が発振を開始した際の過渡的効果によって生じるクロック信号間におけるランダムな位相関係を、明確な位相関係によって置換することができる。
別の実施例においては、この装置は、i番目のクロック信号に対応する値nをプログラムまたは再プログラムする中央機構を有している(ここで、iは1〜mの範囲である)。自然数nは、1スーパー周期内におけるi番目のクロック信号のクロック周期の数を表している。この数値nを再プログラムすることにより、スーパー周期の長さを変化させ、所望のスーパー周期信号を生成することができる。
本発明の別の好適な実施例によれば、この中央機構は、i番目のクロック信号(ここで、1≦i≦mである)のクロック周波数をプログラムまたは再プログラムすることができる。個々のクロック信号回路のクロック生成器の少なくとも1つをプログラムまたは再プログラムすることにより、必要な一組のクロック周波数を生成することができる。クロック信号回路は、例えば、プログラム可能なPLLを備えることができる。変更されたクロック周波数に第1スーパー周期信号のスーパー周期を適合させるために、中央機構は、1つまたは複数の値nの再プログラムをも実行しなければならないであろう(但し、これは常に必要となるわけではない)。プログラム可能なクロック生成器とプログラム可能なスーパー周期信号生成ユニットにより、必要な一組のクロック周波数を供給することができる。
本発明の好適な実施例によれば、第1スーパー周期信号のスーパー周期として、クロック信号の信号周期の最小公倍数(LCM)を選択する。即ち、この実施例においては、自然数nが、可能な限り小さくなるよう選択される。スーパー周期信号生成ユニットをカウンタによって実現している場合には、いくぶん小さなカウンタを使用することができる。いくぶん短いスーパー周期を使用する更なる利点は、クロック信号の同期化に必要な時間を短く抑えることができることである。
好適な実施例においては、スーパー周期生成ユニットは、上記の専用のクロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジの少なくとも1つをカウントする第1スーパー周期カウンタによって実現される。第1スーパー周期カウンタのカウンタ周期は、例えば、nであり、これは、該専用クロック信号のn個のクロック周期ごとに、第1スーパー周期信号の1つの信号周期が生成されることを意味している。第1スーパー周期カウンタは、例えば、アップカウンタまたはダウンカウンタとして実現可能である。スーパー周期カウンタをアップカウンタとして実装する場合には、カウントが(n−1)に到達した時点でカウンタをリセットする。代替的に、スーパー周期カウンタをダウンカウンタとして実現することもでき、この場合には、カウントがゼロに到達した時点で値(n−1)をリロードする。
本発明の更なる好適な実施例によれば、少なくともいくつかのクロック信号の一部のエッジが第1スーパー周期信号のエッジと一致するまで、該クロック信号を遅延させる。基準として動作する第1スーパー周期信号に、それらのクロック信号のうちのいずれか1つをアライメント(位置合わせ)することができる。この結果、それらのクロック信号が異なる周波数を有しているにも拘らず、定義された位相関係を、それらのクロック信号間に確立することができる。
好ましくは、クロック信号回路の少なくともいくつかは、第1スーパー周期信号と位相が一致するまで、個々のクロック信号を位相シフトさせるよう適合された可変遅延要素を備える。
以上においては、専用のクロック信号から導出された第1スーパー周期信号を、同期化のために使用している。本発明の好適な実施例によれば、他のクロック信号から第2のスーパー周期信号を導出し、この第2スーパー周期信号を第1スーパー周期信号に同期させる。値nを適切に選択すると、第2スーパー周期信号は、第1スーパー周期信号と同一のスーパー周期を有するようになり、この結果、第1スーパー周期信号に対する第2スーパー周期信号の位相の判定が簡単になる。
本発明の別の好適な実施例によれば、個々の第2スーパー周期信号が第1スーパー周期信号と位相が一致するまで、個々のクロック信号と、それから導出された対応する第2スーパー周期信号の両方を一緒に遅延させる。或るクロック信号が或る位相シフトを受けた場合には、そのクロック信号から導出された第2スーパー周期信号も、同じ量だけ自動的にシフトされる。ここで、このクロック信号(および、それから導出された第2スーパー周期信号)を、第2スーパー周期信号の位相が第1スーパー周期信号の位相とアライメントするところまで、遅延させる。この操作の結果、該基礎となったクロック信号も第1スーパー周期信号に同期することとなる。
本発明の別の好適な実施例によれば、第2スーパー周期信号を、第2スーパー周期カウンタによって個々のクロック信号から導出する。これらの第2スーパー周期カウンタは、基礎となすi番目のクロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのうちの少なくとも1つをカウントする。例えば、i番目のクロック信号のn個の信号周期ごとに、対応する第2スーパー周期信号の1スーパー周期を生成する。
第2スーパー周期信号を第2スーパー周期カウンタによって生成する場合には、個々の第2スーパー周期信号が第1スーパー周期信号と完全に位相がずれてしまわないようにするために、該カウンタをいつ開始させればよいかという疑問が生じる。好適な実施例によれば、第1スーパー周期信号をi番目のクロック信号に従ってサンプリングし、一連のサンプル値を取得する。そして、この一連のサンプル値を監視し、信号の遷移を検出した時点で、即座に、対応する第2スーパー周期カウンタを初期化する。
この初期化手順を適用することにより、依然として、2つのスーパー周期信号の位相は完全に一致してはいないものの、第1スーパー周期信号の立ち上がりエッジを、第2スーパー周期信号の立ち上がりエッジに近接させることができる。この結果、これらの事前アライメントされた信号から始めることとなり、個々の第2スーパー周期信号をわずかに位相シフトさせるだけで、2つのスーパー周期信号の正確なアライメントを実現することができる(この必要な追加の位相シフトは、スーパー周期全体と比較すれば、格段に小さなものである)。この初期化手順の利点は、わずかな可変遅延により、第1および第2スーパー周期信号を同期させることができるという点にある。必要となる追加の位相シフトが小さいほど、同期はより正確なものになる。
本発明の好適な実施例においては、装置は、個々の第2スーパー周期信号と第1スーパー周期信号間の位相差を判定する位相検出ユニットを有している。例えば、第1および第2スーパー周期信号間に位相遅延がもはや存在していないことを位相検出ユニットが示すまで、個々の第2スーパー周期信号の位相シフトを増大させることができる。
位相検出ユニットは、例えば、XORゲート、セット/リセット回路など、様々な異なる方法によって実装可能である。本発明の好適な実施例においては、位相検出ユニットは、フリップフロップによって実現される。例えば、第1スーパー周期信号をフリップフロップのクロック入力に接続し、第2スーパー周期信号をフリップフロップのデータ入力に接続する。第2スーパー周期信号の位相が第1スーパー周期信号よりも進んでいる場合には、フロップフロップの出力において論理「1」が取得され、第2スーパー周期信号の位相が第1スーパー周期信号よりも遅れている場合には、論理「0」が得られる。代替的に、第1スーパー周期信号をフリップフロップのデータ入力に印加し、第2スーパー周期信号をフリップフロップのクロック入力に接続することもできる。この場合には、フリップフロップの出力における信号レベルは入れ替わることになる。
第1および第2スーパー周期信号を同期させるため、例えば該フリップフロップの出力信号の遷移が観測されるまで、第2スーパー周期信号の位相遅延を変化させることができる。この遷移の発生時点においては、第1および第2スーパー周期信号は互いに同期した状態にある。
本発明の好適な実施例によれば、クロック信号回路の少なくともいくつかは、個々のクロック信号回路の自身のクロック信号に加え、リモートクロック信号回路のクロック信号を出力信号として選択することを可能にする選択手段を備える。このように、クロック信号回路は、接続されている回路に、異なるクロック周波数のクロック信号を同時に供給することができる。例えば、クロック信号回路のリングを形成するべく、クロック信号回路をリンクさせることが可能であり、この結果、それぞれのクロック信号回路上において、自身のクロック信号と、先行するクロック信号回路のクロック信号の両方が利用可能となる。
好ましくは、m個の一組のクロック信号のうちのいずれかのクロック信号を、第1スーパー周期信号を導出する専用クロック信号として選択することができる。クロック信号回路のいずれもが、第1スーパー周期信号を生成することができ、該第1スーパー周期信号が、他のクロック信号回路に基準信号として分配される。例えば、2つの動作モードを有するクロック信号回路を採用することができる。該クロック信号回路は、第1動作モードにおいては、他のクロック信号回路に分配される第1スーパー周期信号を生成する。さらに、該クロック信号回路は、第2動作モードにおいては、自分自身のクロック信号を、リモートクロック信号回路上において生成されるスーパー周期信号に同期させる。
本発明の好適な実施例によれば、これらのクロック信号を、DUT試験環境において利用する。試験環境においては、DUTに刺激信号を印加するため、またはDUTから応答信号を受信するため、或いはこれらの両方の目的のため、クロック信号が必要とされる。例えば、SOC(Systems on a Chip)などの複雑なチップを試験する場合には、この種のチップが複数の異なるクロックドメインを有していることが多いため、複数の異なるクロック周波数が必要となる。例えば、第1DUTコアには、第1クロック周波数によってアドレス指定しなければならず、第2DUTコアに対しては、別のクロック周波数が必要とされる。
試験シーケンスは、一度に1つのDUTコアのみを試験するだけのものではない。異なるDUTコア間における相互作用をチェックするべく、複数のDUTコアを同時に取り扱う試験シーケンスが存在している。異なるクロックドメインのDUTコアに同時にアクセスするために必要なクロック信号は、相互に明確な位相関係を有していなければならない。そうでなければ、誤った試験結果を取得することになる。クロック信号間のランダムな位相関係により、予測不能な結果がもたらされるおそれがある。本発明の実施例によれば、必要とされる、一組の異なるクロック周波数の同期したクロック信号を供給することができる。
本発明の実施例は、自動試験装置(ATE)において使用可能であるが、本発明の使用は、このアプリケーションに限定されるものではない。本発明の実施例は、例えば、異なるクロック周波数のクロック信号を必要とするあらゆる種類のデータ処理システムに利用可能であろう。例えば、処理ユニットは、かなり高いクロック周波数で動作するが、この処理ユニットと協働するバスシステムには、格段に低いクロック周波数が必要となる。前述の個々のクロック信号の位相のアライメントにより、これらの機能ユニット間におけるデータ交換の信頼性が改善される。
本発明は、1つまたは複数の適切なソフトウェアプログラムによって部分的または全体的に実現またはサポート可能であり、これらのソフトウェアプログラムは、あらゆる種類のデータ媒体上に保存(または、これらによって提供)可能であり、これらは、適切なデータ処理ユニット内において(または、このユニットによって)実行可能であろう。ソフトウェアプログラムまたはルーチンは、好ましくは、値n、クロック信号の周波数、および可変遅延要素の遅延のうちの少なくとも1つをプログラムまたは再プログラムするために適用される。
本発明のその他の目的及び付随する利点の多くは、図面との関連において、本明細書の詳細な説明を参照することにより、容易に理解され、その理解度を深めることができよう。実質的または機能的に等価または類似の機能は、同一の参照符号によって示されている。
本発明は、異なるクロック周波数の複数のクロック信号が必要な場合に利用可能であり、これらのクロック信号は、相互に明確な位相関係を有している。以下においては、本発明を、試験分野におけるアプリケーションに関して説明することとする。しかしながら、本発明は、決して試験分野に限定されるものではなく、その他の分野にも同様に使用することができる。例えば、相互に明確な位相関係を有する複数の異なるクロック周波数を有する複合システムを提供するのに、本発明を採用することができる。
図1には、典型的な試験環境が示されている。DUT(Device Under Test:被検装置)1は、ATE(Automated Test Equipment:自動試験装置)2に接続されている。試験の際には、ATE2によって生成される様々なタイプの刺激信号(stimulus signal)をDUT1に印加し、DUT1の応答が計測され、処理される。通常、該応答信号は、正常な装置に期待される応答と比較される。
DUT1は、例えば、集積回路であってよい。単一の集積回路に集積される機能の増大により、DUT1は、例えば、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、マイクロプロセッサ・ユニット、デジタル信号プロセッサ、ローカルエリアネットワークモジュールなどの様々な異なる機能ユニットを有することができる。以下においては、DUT内のこれらの構成要素を総称するべく、「DUTコア(DUT-core)」という用語を使用する。DUTコアは、挙動モデル、信号タイミング条件、および一組の入出力信号の観点から規定されるインターフェイスによって特徴付けられる。
図1に示されているDUT1は、2つのDUTコア3および4を有しており、該DUTコアのそれぞれは、DUTの1つまたは複数の機能ユニットを表している。これらのDUTコア3、4は、アナログ、デジタル、またはメモリのDUTコアであってよい。DUTコア3には、DUTピン5a、5b、...、5eを介してアクセス可能であり、同様に、DUTコア4には、DUTピン6a、6b、...、6fを介してアクセス可能である。
試験の際には、DUT1のピンの少なくともいくつかがATE2に接続される。図1に示されている自動試験装置2は、パーピンアーキテクチャ(Per−Pin Architecture:ピンごとのアーキテクチャ)に基づくものであり、これは、DUTピン5a、5b、...5eのそれぞれについて、対応する「ピンごとの試験ユニット(per-pin testing unit)」7a、7b、...、7eが対応して存在していることを意味している。同様に、DUTピン6a、6b、...、6fのそれぞれについて、専用の「ピンごとの試験ユニット」8a、8b、...、8fが存在している。DUT1のそれぞれのDUTピンには、ATE2の、対応する分散した「ピンごとの試験ユニット」によって、アドレス可能である。該パーピンアーキテクチャによれば、通常、妥当な費用で高い性能とスケーラビリティを実現することができる。パーピンアーキテクチャを備えた自動試験装置の例としては、アジレントテクノロジー社(Agilent Technologies)の半導体試験システムであるAgilent 83000および93000ファミリがある。これらのファミリの詳細については、例えば、欧州特許第859318号明細書(EP−A−859318)、欧州特許第864977号明細書(EP−A−864977)、欧州特許第886214号明細書(EP−A−886214)、欧州特許第882991号明細書(EP−A−882991)、米国特許第5,499,248号明細書(US−A−5,499,248)、米国特許第5,453,995号明細書(US−A−5,453,995)に開示されている。尚、本発明は、パーピンアーキテクチャを有するATEに限定されるものではなく、中央集中化されたリソースを有するATEにおいても同様に使用することができる。
1つまたは複数のピンごとの試験ユニットは、総体として所謂ATEポートを構成しており、このポートは、ATE内における独立した試験ユニットである。DUTコア3には、ATEポート9によってアクセスし、このポートは、ピンごとの試験ユニット7a、7b、...7eを備えている。同様に、DUTコア4には、ATEポート10によってアクセスし、このポートは、ピンごとの試験ユニット8a、8b、...、8fを備えている。
それぞれのATEポートは、対応するDUTコアに割り当てられており、個々のDUTコアの試験を実行する。ATEポートは、ATE内における独立した機能ユニットを表しているため、DUTのアドレス指定されたDUTコアの試験は、連続的(即ち、DUTコアを連続的に試験する形態)のみならず、並列的(即ち、複数のDUTコアを同時に試験する形態)にも実行可能である。
DUTコア3、4は、アナログ、デジタル、またはメモリのDUTコアであってよく、且つ、これらは、異なるクロックドメイン(クロック領域)に属することができる。従って、DUTに刺激信号を供給すると共に、DUTから応答信号を受信するべく、異なるクロック周波数を有する様々なクロック信号が必要となる。試験シーケンスに、異なるクロックドメインに属する複数のDUTコアが関係している場合には、様々なDUTコア間におけるデータ交換が起こる場合がある。ATEによって生成されたクロック信号は、個々のDUTコア内にデータをクロッキングすると共に、個々のDUTコアからデータを受信するために使用される。様々なクロック信号間にランダムな位相関係が存在する場合には、取得される試験結果は、このランダムな位相関係によって左右される。この結果、ランダムな位相関係により、予測不能な試験結果がもたらされることになる。このため、ATEが供給する様々なクロック信号は、相互に明確な位相関係を有していることが必要とされる。
図2は、様々な異なるクロック周波数の複数のクロック信号を生成するためのクロックボード(clock board)のシステムを示しており、これらのクロック信号は、相互に明確な位相関係を有している。このようなクロックボードのシステムは、ATE内において採用可能であるが、その他の分野においても採用することができる。このシステムは、第1周波数のクロック信号を生成する第1クロックボード11と、第2周波数のクロック信号を生成する第2クロックボード12を有している。これ以外にも、この図2に示されているシステムは、更なるクロック信号を生成するための追加のクロックボードを更に有することができる。これらのクロックボードのそれぞれは、個々のクロック信号を生成するよう適合された位相ロックループ(PLL)を有している。例えば、10MHzの低周波数の基準クロック信号13が、第1クロックボード11のPLL14、第2クロックボード12のPLL15、およびその他のクロックボードのPLLに対して供給される。
この基準クロック信号13から、PLL14は、例えば500MHzのクロック周波数(これは、2nsの信号周期に相当する)を有する第1クロック信号16を生成する。所望のクロック周波数のクロック信号を生成するべく、PLL14は、プログラム可能なPLLであることができ、このPLL14のクロック周波数は、周波数プログラミング信号17によって設定可能である。尚、この周波数プログラミング信号17は、第1クロックボード11上に配置された制御ユニット18から供給される。
第1クロック信号16は、可変遅延ユニット19に転送される。この遅延ユニット19の遅延は、遅延制御信号20によって指定される。該遅延制御信号20も、制御ユニット18によって生成される。第1クロックボード11上においては、可変遅延ユニット19の遅延は定数に設定されている。500MHzの遅延した第1クロック信号21は、可変遅延ユニット19の出力において取得され、このクロック信号は、500MHzのクロックドメインの回路に供給される。
第2クロックボード12上のPLL15は、第2クロック信号22を生成する。周波数プログラミング信号23により、PLL15が生成するクロック周波数を所定の範囲内において変化させることができる。周波数プログラミング信号23は、第2クロックボード12上に配置された制御ユニット24から取得される。中央制御機構(図示されてはいない)が、例えば、必要なクロック周波数を知らせるために、制御信号25を制御ユニット18、24に転送することができる。
この図2の例においては、第2クロック信号22のクロック周波数が200MHz(これは、5nsの信号周期に相当する)に設定されているものと仮定している。この第2クロック信号22は、可変遅延ユニット27によって遅延される。この可変遅延ユニット27の遅延は、遅延制御信号28に従って調節される。該遅延制御信号も、制御ユニット24から取得することができる。可変遅延ユニット27の出力において、200MHzの遅延した第2クロック信号29が取得され、このクロック信号が、200MHzのクロックドメインの回路に供給される。
次のタスクは、システムの異なるクロック信号を同期させ、異なる周波数のクロック信号間に明確な位相関係を確立することである。このために、システムのクロック信号の少なくとも1つからスーパー周期信号(superperiod signal)を導出する。このスーパー周期信号の信号周期は、すべてのクロック信号の信号周期の公倍数になっている。1つの可能な選択肢は、システム内のすべての信号周期の最小公倍数(Lowest Common Multiple:LCM)をスーパー周期として選択することである。当然ながら、クロック信号の信号周期の他の公倍数も同様に使用可能であるが、スーパー周期信号の信号周期は、過剰に大きくするべきではない。
本発明者らの例においては、第1クロック信号16は、2nsの信号周期を有しており、第2クロック信号22は、5nsの信号周期を有している。従って、スーパー周期信号の信号周期としては、10ns(これは、2nsと5nsの最小公倍数(LCM)である)、または、20ns、30nsなどを選択することができる。本発明者らの例においては、10nsのスーパー周期を有するスーパー周期信号を、スーパー周期カウンタによって生成する。それぞれのクロック信号の信号周期について、1スーパー周期を得るために、個々の信号周期に乗算しなければならない、対応する自然数が存在する。例えば、500MHzの信号周期2nsから10nsのスーパー周期を得るためには、5を乗算しなければならない。同様に、第2クロックボードの200MHzクロック信号の5nsの信号周期には、2を乗算しなければならない。以下においては、記号nにより、このスーパー周期信号の信号周期を得るためにi番目のクロック信号の信号周期に乗算しなければならない個々の自然数を表すこととする。尚、本発明者らの例においては、n=5であり、n=2である。
第1クロックボード11の遅延した第1クロック信号21は、スーパー周期カウンタ30に入力される。このスーパー周期カウンタ30の出力において、スーパー周期信号W_SPが取得される。スーパー周期カウンタの入力信号のn=5クロックサイクルごとに、スーパー周期信号W_SPの1つのスーパー周期が生成される。
スーパー周期カウンタ30は、遅延した第1クロック信号21の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジのいずれかをカウントする。このスーパー周期カウンタ30は、アップカウンタまたはダウンカウンタとして実装可能である。アップカウンタとして実現する場合には、最大カウント(n−1)に到達した時点で、カウントがゼロにリセットされる。一方、スーパー周期カウンタをダウンカウンタとして実現する場合には、カウントがゼロに到達するごとに、値(n−1)がリロードされる。
スーパー周期カウンタ30は、プログラム可能なカウンタとして実装可能であり、これは、値nを所望の値に設定することができることを意味している。値nは、1スーパー周期当たりの第1クロック信号の周期の数を表している。値nを再プログラムする(書き換える)ために、制御ユニット18は、スーパー周期プログラミング信号31をスーパー周期カウンタ30に供給することができる。
図3Aに、遅延した第1クロック信号21およびスーパー周期信号W_SPが、時間の関数として示されている。スーパー周期カウンタ30は、カウンタの入力信号の立ち上がりエッジ32をカウントし、カウンタの入力信号のn=5個の立ち上がりエッジ32ごとに、スーパー周期信号W_SPの1つの立ち上がりエッジ33を生成する。このスーパー周期カウンタ30は、n−1=4からゼロにカウントダウンするダウンカウンタとして実装されている。図3Aには、個々のカウントが、遅延した第1クロック信号21の下に示されている。時間間隔34においては、カウントはゼロであり、スーパー周期信号W_SPもゼロになっている。カウンタの入力信号の次の立ち上がりエッジにより、値n−1がカウンタ内にリロードされる。この図3Aからわかるように、スーパー周期カウンタ30は、遅延した第1クロック信号21のn=5個のクロック周期ごとに、10nsの1つのスーパー周期を生成している。
第1クロックボード11によって生成されたスーパー周期信号W_SPは、システムのすべての他のクロックボード(例えば、第2クロックボード12)に分配される。以下においては、このスーパー周期信号W_SPを、「ワイヤリングボードスーパー周期信号(wiring board superperiod signal)」と呼ぶことにする。
本発明の一実施例においては、第2クロックボード12は、遅延した第2クロック信号29から、10nsのスーパー周期を有するローカルスーパー周期信号L_SPを生成するスーパー周期カウンタ35を有している。このスーパー周期カウンタ35は、遅延した第2クロック信号29のエッジをカウントし、このカウンタの入力信号のn=2個の信号周期ごとに、1つのスーパー周期を生成する。従って、図3Aに示されているように、スーパー周期信号L_SPのそれぞれの信号周期は、遅延した第2クロック信号29の2つの信号周期に対応している。この図3Aの例においては、スーパー周期カウンタ35は、n−1=1からゼロにカウントダウンするダウンカウンタとして実装されている。遅延した第2クロック信号29の下に、個々のカウントが示されている。代替的に、このスーパー周期カウンタをアップカウンタとして実装することも可能である。更に、スーパー周期カウンタ35は、プログラム可能なカウンタとして実現可能であり、この場合には、カウンタ周期nを所望の値に設定することができる。カウンタ周期nは、制御ユニット24が供給するカウンタ周期プログラミング信号36により、プログラムまたは再プログラム(書き換え)可能である。
好適な実施例においては、制御ユニット18は、PLL14の周波数とスーパー周期カウンタ30のカウンタ周期nの両方を設定することができる。制御ユニット24は、PLL15の周波数、可変遅延ユニット27の遅延、およびスーパー周期カウンタ35のカウンタ周期nを設定することができる。これにより、所望の周波数に対してクロック周波数を設定すると共に、スーパー周期信号W_SPおよびL_SPのそれぞれのスーパー周期が互いに等しくなるように自然数nおよびnを適合させることが可能になる。
図3Bには、スーパー周期信号W_SPおよびL_SPを生成する別の方法が示されている。図3Aと同様に、遅延した第1クロック信号21、スーパー周期信号W_SP、遅延した第2クロック信号29、およびスーパー周期信号L_SPが、時間の関数として示されている。この図3Bに示されている実施例においては、スーパー周期信号W_SPのハイ(high)の位相は、遅延した第1クロック信号21のn=5個のクロック周期に対応しており、スーパー周期信号W_SPのロー(low)の位相も、遅延した第1クロック信号21のn=5個のクロック周期に対応している。遅延した第1クロック信号21の下に、スーパー周期カウンタ30の個々のカウンタ値が示されている。スーパー周期信号W_SPの1信号周期は、遅延した第1クロック信号21の2・n=10個の信号周期ごとに生成されている。この図3Bの実施例により、1:2のデューティサイクルを有するスーパー周期信号W_SPを生成することができる。
スーパー周期信号L_SPも同様に生成されている。図3Bの下部に示されているように、スーパー周期信号L_SPのハイの位相は、遅延した第2クロック信号29のn=2個のクロック周期に対応しており、スーパー周期信号L_SPのローの位相も、遅延した第2クロック信号29のn=2個のクロック周期に対応している。遅延した第2クロック信号29の下には、スーパー周期カウンタ35の個々のカウンタ値が示されている。この図3Bの実施例においては、スーパー周期信号L_SPの1つの信号周期は、遅延した第2クロック信号29の2・n=4個の信号周期ごとに生成されており、この結果、L_SPのデューティサイクルは1:2になっている。
ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPおよびローカルスーパー周期信号L_SPの両方は、位相検出器37に供給されており、ここで、ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPに対するローカルスーパー周期信号L_SPの位相が判定される。その結果、位相検出器37は、ローカルスーパー周期信号L_SPが、基準として使用されているワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPよりも位相が遅れているのか、または進んでいるのかを示す位相比較信号38を生成する。例えば、位相比較信号38の論理レベル「0」は、W_SPに対してL_SPの位相が進んでいることを示し、位相比較信号38の論理レベル「1」は、W_SPに対してL_SPの位相が遅れていることを示すことができる。この位相比較信号38は、制御ユニット24に転送される。制御ユニット24は、この位相比較信号38に従い、可変遅延ユニット27の遅延を変化させる。この目標とするところは、ローカルスーパー周期信号L_SPとワイヤリングボードスーパー周期信号W_SP間において位相が一致するように、可変遅延ユニット27によって生成される遅延を変化させることである。W_SPに対してL_SPの位相が遅れている場合には、遅延制御信号28は、可変遅延ユニット27の遅延が減少するように、変化させなければならない。一方、W_SPに対してL_SPの位相が進んでいる場合には、可変遅延ユニット27の遅延を増大させなければならない。制御ユニット24は、位相比較信号38に従って、適切な遅延制御信号28を生成する責任を負っている。
位相検出器37は、例えば、XORゲート、セット/リセット回路など、様々な異なる方法によって実装可能である。図4Aは、フリップフロップ39によって位相検出器37を実装する方法を示している。ローカルスーパー周期信号L_SPをフリップフロップ39のクロック入力に供給し、ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPをフリップフロップのデータ入力Dに転送する。データ入力Dにおけるスーパー周期信号W_SPは、スーパー周期信号L_SPに従ってサンプリングされる。スーパー周期信号L_SPの立ち上がりエッジの発生時点ごとに、信号W_SPの値を取得する。この取得したサンプル値は、フリップフロップの出力において、位相比較信号Qとして供給される。
図4Bには、スーパー周期信号W_SPおよびL_SPが、出力信号Qと共に、時間の関数として示されている。L_SPの立ち上がりエッジ40は、W_SPの立ち上がりエッジよりも進んでいる。L_SPがフリップフロップのクロック入力に供給されているため、W_SPは、立ち上がりエッジ40によって定義された時点においてサンプリングされる。この時点においては、W_SPの信号レベルは「0」であり、出力信号Qも同様に「0」となる。これは、可変遅延ユニット27の遅延を増大させなければならないことを意味している。
一方、図4Cには異なる状況が示されており、この場合には、W_SPに対してL_SPの位相が遅れている。即ち、W_SPの立ち上がりエッジ42が、L_SPの立ち上がりエッジ43よりも先行している。スーパー周期信号W_SPは、立ち上がりエッジ43によって定義された時点においてサンプリングされ、信号レベル「1」がフリップフロップの出力に現れる。位相比較信号Qの信号レベル「1」は、可変遅延ユニット27の遅延を減少させなければならないことを示している。
スーパー周期カウンタ35が任意の時点においてカウントを開始した場合には、ローカルスーパー周期信号L_SPは、信号W_SPに対して任意の位相遅延を有することになり、この位相遅延を補償するために、可変遅延ユニットを、かなり大きな遅延値に設定しなければならなくなる。必要とされる遅延を小さな値に限定するべく、ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPの信号の遷移に従って、スーパー周期カウンタ35を初期化することを提案する。
図5Aは、スーパー周期カウンタをリセットまたは初期化するべき時点を判定するのに使用可能な回路を示している。この回路は、フリップフロップ44を有しており、i番目のクロック信号がフリップフロップのクロック入力に印加されており、ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPがフロップフロップのデータ入力に印加されている。i番目のクロック信号のそれぞれの立ち上がりエッジにより、ワイヤリングボードスーパー周期信号W_SPのサンプル値が取得される。このW_SPの個々のサンプル値が、フロップフロップ44の出力信号として供給される。
図5Bには、スーパー周期信号W_SP、i番目のクロック信号、およびフリップフロップの出力信号が時間の関数として示されている。i番目のクロック信号のそれぞれの立ち上がりエッジ45、46、47について、W_SPの対応するサンプル値が取得される。立ち上がりエッジ45は、W_SPの信号の遷移48よりも先行しており、サンプル値「0」が取得される。立ち上がりエッジ46によって定義された時点においては、W_SPの信号の遷移48は既に発生済みであり、従って、サンプル値「1」が取得される。これらの取得されるサンプル値を監視することにより、W_SPの信号の遷移を検出することができる。W_SPの「0」から「1」への信号の遷移を検出した時点で、スーパー周期カウンタを初期化する(49)。尚、1クロックサイクルが欠落するため、この消失したクロックサイクルを補償するべく、スーパー周期カウンタのカウントを1だけ増分するか(アップカウンタを使用している場合)、あるいは、1だけ減分しなけれればならない(ダウンカウンタを使用している場合)。スーパー周期カウンタをアップカウンタとして実現している場合には、カウンタは、+1に設定される。スーパー周期カウンタをダウンカウンタとして実現している場合には、値(n−2)がカウンタにロードされる。スーパー周期信号W_SPの信号の遷移に従って個々のスーパー周期カウンタを初期化することにより、2つのスーパー周期信号W_SPおよびL_SPの位相が互いに完全にずれてしまわないようにすることができる。
図6は、可変遅延ユニット19、27をデジタル遅延ユニットとして実装する方法を示している。この図6のデジタル遅延ユニットは、3つの処理段50、51、52を有している。そして、第1段50の上部ブランチ53は、1つの遅延要素54を有しており、第1段50の下部ブランチ55は、1つの遅延要素も有してはいない。マルチプレクサ56により、上部ブランチ53の遅延した信号または下部ブランチ55の遅延していない信号のいずれかを第1段50の出力信号として選択することができる。第2段51においては、上部ブランチ57は、2つの遅延要素58を有し、下部ブランチ59は、1つの遅延要素も有してはいない。マルチプレクサ60により、上部ブランチ57の信号または下部ブランチ59の信号のいずれかを出力信号として選択することができる。同様に、第3段52は、4つの遅延要素62を有する上部ブランチ61と遅延要素を有していない下部ブランチ63を有している。マルチプレクサ64により、上部ブランチ61の信号または下部ブランチ63の信号のいずれかが選択される。適切にマルチプレクサ56、60、64をプログラムすることにより、0〜7の範囲の所望の数の遅延要素を信号経路内に含めることができる。該所望の遅延は、ビットパターンによってプログラム可能であり、該ビットパターンの最下位ビット(LSB)をマルチプレクサ56に供給し、ビットパターンの最上位ビット(MSB)をマルチプレクサ64に供給する。
この図6に示されている可変遅延ユニットの遅延を再プログラムする際に問題が発生することがある。即ち、第1の例として、第3段52の上部ブランチ61を通過する個々の信号の(立ち上がりまたは立ち下がり)エッジ65が存在していると仮定する。ここで、マルチプレクサ64が上部ブランチ61から下部ブランチ63に切り換える可能性がある。エッジ65がマルチプレクサ64に到達する前に、このマルチプレクサのスイッチングが発生した場合には、この特定のエッジが出力信号から欠落してしまうことになる。
第2の例によれば、個々の信号のエッジがマルチプレクサ64に到達した直後に、マルチプレクサ64が下部ブランチ63から上部ブランチ61に切り替わる可能性がある。この場合には、マルチプレクサの出力において、(1つではなく)2つのパルスを取得することになる。
これらの問題に対する解決策は、次の手順によって提供される。即ち、遅延を再プログラムしなければならない場合には、k個のクロック周期にわたって、可変遅延ユニットの入力に位置しているスイッチ66を開く(ここで、kは自然数である)。次いで、個々のマルチプレクサを再プログラムした後に、スイッチ66を閉じる。これにより、k個のクロックサイクルが欠落することになるため、この消失クロックサイクルを補償するべく、個々のスーパー周期カウンタのカウントをkだけ増分(アップカウンタを使用している場合)、あるいは減分(ダウンカウンタを使用している場合)しなければならない。
代替的に、可変遅延ユニット19、27をアナログ遅延ユニットとして実装することも可能であり、この場合には、該アナログ遅延ユニットの遅延は、アナログ制御信号によって設定することができる。
図7は、自動試験装置(ATE)用の複数のクロック信号を生成する一組のクロックボードを示している。第1クロックボード67上においては、第1クロック生成器68が第1クロック信号69を生成し、第2クロックボード70上においては、第2クロック生成器71が第2クロック信号72を生成する。これら第1および第2クロック生成器68、71には、いずれも基準クロック信号73が供給されている。
このシステムの様々なクロックボードは、リング構造を形成するよう接続されている。このリング構造を通じて、第1クロックボード67は、先行するクロックボードからクロック信号74を受信する。第1クロックボード67上においては、マルチプレクサ75により、先行するクロックボードからのクロック信号74または第1クロックボード67からの第1クロック信号69のいずれかを選択することができる。この選択されたクロック信号は、クロック信号76として、第2クロックボード70に転送される。第2クロックボード上のマルチプレクサ77には、第2クロック信号72と、このクロック信号76が供給される。マルチプレクサ77は、これら2つのクロック信号のうちの1つをクロック信号78として選択し、このクロック信号78がリング構造の後続のクロックボードに転送される。こうして、クロック信号が、1つのクロックボードから後続のクロックボードに伝達される。クロックボードの該シーケンスにおける最後のものは、クロック信号74を第1クロックボード67に供給することになる。
試験装置は、一組のカードケージ(card cage)を有しており、1つのカードケージは、通常、1つのクロックボードと、例えば8つのチャネルボードを有している。個々の実施例に応じて、1チャネルボード当たり、16個または32個、場合によっては64個のチャネルが存在する。これらのチャネルは、DUTに刺激信号を供給し、DUTから応答信号を受信する。
図7に示されているクロックボード67、70のそれぞれは、クロック信号を、例えば、8つの異なるチャネルボードに供給しなければならない。各クロックボード67、70上において、2つの異なるクロック信号が利用可能である。第1クロックボード67は、8つのマルチプレクサ79a、79b、...を有しており、これらのマルチプレクサのそれぞれは、対応するチャネルボードに割り当てられている。マルチプレクサ79aにより、第1クロック信号69またはクロック信号74のいずれかを、第1チャネルボード用のチャネルクロック信号80aとして選択することができる。同様に、マルチプレクサ79bにより、2つのクロック信号69、74のうちの1つを、第2チャネルボード用のチャネルクロック信号80bとして選択することができる(以下、同様)。こうして、選択したチャネルクロック信号を、それぞれのチャネルボードに対して個別に供給することができる。
第2クロックボード70も、8つの異なるチャネルボードにチャネルクロック信号を供給しなければならない。このため、第2クロックボードは、8つのマルチプレクサ83a、...を有しており、これらのマルチプレクサのそれぞれにより、対応するチャネルクロック信号84a、...として、第2クロック信号72またはクロック信号76のいずれかを選択することができる。尚、リング構造を利用する代わりに、様々なクロックボード間においてクロック信号を交換するベく、所謂スイッチファブリック(switch fabric)を使用することもできる。
DUTを試験するための自動試験環境(ATE)を示す図。 様々な異なるクロック周波数の複数のクロック信号を生成するクロックボードシステムを示す図。 2つのクロック信号を、それぞれの対応するスーパー周期信号と共に、時間の関数として示す図。 信号W_SPとL_SPの相対位相を検出するよう適合された位相検出ユニットを示す図。 スーパー周期カウンタを初期化するのに使用可能な回路を示す図。 デジタル遅延ユニットの回路を示す図。 システムのクロックボードを接続してリング構造を形成する方法を示す図。
符号の説明
11、12 クロック信号回路
21、29 クロック信号
27 可変遅延要素
30 第1スーパー周期カウンタ
35 第2スーパー周期カウンタ

Claims (21)

  1. 複数のクロック信号を供給するための装置であって、
    少なくとも2つの異なる信号周期を有するm個のクロック信号を生成するよう適合された少なくとも2つのクロック信号生成回路であって、該mは自然数である、クロック信号生成回路と、
    前記生成されたm個のクロック信号のうちの第1のクロック信号から、第1スーパー周期信号を導出するよう適合された第1のスーパー周期信号生成ユニットであって、該第1スーパー周期信号の信号周期は、前記m個のクロック信号の信号周期の公倍数である、第1のスーパー周期信号生成ユニットと、
    前記生成されたm個のクロック信号のうちの第2のクロック信号から、第2スーパー周期信号を導出するよう適合された第2のスーパー周期信号生成ユニットであって、該第2スーパー周期信号の信号周期は、前記m個のクロック信号の信号周期の公倍数である、第2のスーパー周期信号生成ユニットと、を備え、
    前記クロック信号生成回路のうちの少なくとも1つは、該クロック信号生成回路により生成された前記クロック信号を、前記第1スーパー周期信号に同期させるための同期化機構を備えており、該同期化機構は、前記第2スーパー周期信号および前記第1スーパー周期信号の間の相対的な位相遅れを算出して位相比較信号を生成するよう適合された位相検出ユニットを有しており、前記クロック信号生成回路のうちの少なくとも1つには可変遅延要素が設けられ、該可変遅延要素により、前記位相比較信号に基づいて、該クロック信号生成回路により生成された前記クロックと前記第1スーパー周期信号の間の位相遅れが補償される、
    装置。
  2. 前記第1スーパー周期信号の1信号周期は、i番目のクロック信号のn個の信号周期を有しており、該nは自然数であり、1≦i≦mである、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記1≦i≦mを満たすいずれかのiについて、該i番目のクロック信号に対応する前記値nを、プログラムまたは再プログラムするよう適合された中央機構をさらに備える、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記1≦i≦mを満たすいずれかのiについて、該i番目のクロック信号のクロック周波数または該i番目のクロック信号に対応する前記値nのうちの少なくとも一方をプログラムまたは再プログラムするよう適合された中央機構をさらに備える、
    請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記第1スーパー周期信号の信号周期は、前記m個のクロック信号の信号周期の最小公倍数(LCM)である、
    請求項1から4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記第1のスーパー周期生成ユニットは、j番目のクロック信号のn個の信号周期ごとに、前記第1スーパー周期信号の1スーパー周期を生成するよう適合された第1スーパー周期カウンタを備える、
    請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかに前記可変遅延要素が設けられ、該可変遅延要素は、対応する前記クロック信号のエッジの少なくともいくつかが前記第1スーパー周期信号のエッジと一致するように、該対応するクロック信号を遅延させる、
    請求項1から6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかに前記第2のスーパー周期信号生成ユニットが設けられ、該第2のスーパー周期信号生成ユニットは、対応する前記クロック信号から、前記第2のスーパー周期信号を導出し、
    前記位相遅れの補償は、該第2スーパー周期信号を前記第1スーパー周期信号に同期させることにより実現される
    請求項1からのいずれかに記載の装置。
  9. 前記第2スーパー周期信号が前記第1スーパー周期信号と位相が一致するように、前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかは、対応する前記クロック信号と、該クロック信号から導出された該第2スーパー周期信号の両方を遅延させる、
    請求項に記載の装置。
  10. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかは、対応するi番目のクロック信号のn個の信号周期ごとに、前記第2スーパー周期信号の1スーパー周期を生成するよう適合された第2スーパー周期カウンタを備える、
    請求項1から9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかは、一連のサンプル値を取得するべく、対応するi番目のクロック信号に従って前記第1スーパー周期信号をサンプリングし、該サンプル値の信号の遷移に応じて、前記第2スーパー周期カウンタの初期化を実行するカウンタ初期化ユニットを備える、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記位相検出ユニットは、フリップフロップによって実現されており、
    該フリップフロップは、
    前記第1スーパー周期信号がクロック入力に印加され、かつ前記第2スーパー周期信号がデータ入力に印加される形態、または、前記第1スーパー周期信号がデータ入力に印加され、かつ前記第2スーパー周期信号がクロック入力に印加される形態のいずれかである、
    請求項1から11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかに前記可変遅延要素が設けられ、該可変遅延要素は、前記位相遅れの補償を、前記第2スーパー周期信号と前記第1スーパー周期信号の間の相対的な位相遅延を補償することにより実現する、
    請求項1から請求項12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記クロック信号生成回路の少なくともいくつかは、該クロック信号生成回路自身のクロック信号に加え、リモートクロック信号生成回路のクロック信号を、該クロック信号生成回路の出力信号として選択することを可能にするクロック選択機構を備える、
    請求項1から13のいずれかに記載の装置。
  15. 前記m個のクロック信号のうちのいずれかのクロック信号が、前記第1のクロック信号として選択されることができる、
    請求項1から14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記第1および第2スーパー周期カウンタの少なくとも1つは、プログラム可能なスーパー周期カウンタであり、該カウンタの周期nは、プログラムまたは再プログラム可能である、
    請求項6から15のいずれかに記載の装置。
  17. 前記クロック信号生成回路のそれぞれは、共通の基準クロック信号に基づいて前記クロック信号を生成する、
    請求項1に記載の装置。
  18. 前記m個のクロック信号は、前記クロック信号生成回路の初期状態に応じて互いにランダムな位相関係を有する、
    請求項1に記載の装置。
  19. 前記クロック信号は、DUTへの刺激信号の供給または該DUTからの応答信号の受信のうちの少なくとも一方のために、DUT試験環境において使用される、
    請求項1から18のいずれかに記載の装置。
  20. 少なくとも1つのDUTを試験するよう適合された試験回路であって、該少なくとも1つのDUTへの刺激信号の供給と該少なくとも1つのDUTからの応答信号の受信のうちの少なくとも一方を行う試験回路と、
    前記請求項1から請求項19のうちのいずれかに記載の装置と、を備え、
    該装置は、複数のクロック信号を前記試験回路に供給する、
    自動試験装置。
  21. i番目のクロック信号のクロック周波数、または該i番目のクロック信号に対応する値nのうちの少なくとも一方が、前記DUTのクロックドメインに適合され、該iは、1≦i≦mである、請求項20に記載の自動試験装置。
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