JP3912777B2 - アレーアンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の素子アンテナを備えたアレーアンテナ装置に関し、特に所定数の素子アンテナをユニット化したアンテナモジュールを組み合わせて構成されたアレーアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のアレーアンテナ装置の開口を示す模式図である。図3において、従来のアレーアンテナ装置101は、複数個の素子アンテナ102が所定間隔dで一列に配列されて構成されたサブアレー部103を複数備えている。各サブアレー部103は、互いに平行に配置されて電磁波を放射する開口を構成している。このサブアレー部103は、3個以上(例えば、4個)の素子アンテナ102をユニット化したアンテナモジュール104を有している。各アンテナモジュール104は、すべて同数個の素子アンテナ102を有している。また、サブアレー部103内においては、アンテナモジュール104はその素子アンテナ102が一直線上に並ぶように配置されている。従って、1つのサブアレー部103において、アンテナモジュール104の個数が多くなるほどそのサブアレー部103の長さが長くなるようになっている。
【0003】
所望の開口形状、即ち例えば円形状の開口形状とするために、開口の中央付近を横切る箇所には長いサブアレー部103が配置され、その中央付近から離れるに従って順に短いサブアレー部103が配置されている。即ち、サブアレー部103を構成するアンテナモジュール104の個数が、開口の中央付近のサブアレー部103においては多く、中央付近から離れるに従って順に少なくなっている。アンテナモジュール104の個数は、サブアレー部103ごとにすべて異なるわけではなく、円形状の開口形状に最も近づくように、同数のアンテナモジュール104で構成されたサブアレー部103が適当数並べられている部分もある。このようにして、アレーアンテナ装置101はこの開口形状に対応した所望の励振分布を構成している。
【0004】
また、サブアレー部103の素子アンテナ102が一列に配列された方向をX方向、このX方向に対して垂直な方向をY方向とすると、各サブアレー部103は、それぞれの素子アンテナ102がY方向に沿っても一列に配列されるように、配置されている。また、アレーアンテナ装置101の開口は、X方向から視てもY方向から視ても左右対称となっている。
【0005】
図4は、1つのアンテナモジュール104の構成を示す模式図である。図4において、各アンテナモジュール104は、給電回路105からの給電を分配する信号分配器106を有している。例えば1つのアンテナモジュール104が4個の素子アンテナ102を有するとき、各素子アンテナ102が2つの信号分配器106に2個ずつ信号線107により電気的に接続され、この2つの信号分配器106が信号線107により別の1つの信号分配器106に電気的に接続されて給電回路105に電気的に接続されている。即ち、信号分配器106の電気的配置が二段構成となっており、その個数が素子アンテナ102側から少なくなるツリー状を形成している。
【0006】
このように構成されたアレーアンテナ装置101は、個数の異なる素子アンテナ102を有して長さが異なるサブアレー部103を複数平行に配置して、所望の開口形状に近づけることができ、しかもサブアレー部103が例えば4個の素子アンテナ102をユニット化したアンテナモジュール104を有しているので、サブアレー部103の組立てがアンテナモジュール104単位で行える等、製造工程が簡素化し、修理も容易となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、このようなアレーアンテナ装置は、主放射方向の主ローブから放射方向を変化させていくに従って周期的に不要放射のグレーティングローブが現れようとする特性がある。グレーティングローブの存在する放射方向が実際のすべての放射方向の範囲外に存在していれば、実際の空間においてグレーティングローブが発生することはない。即ち、可視領域(実際の空間において放射が現れる範囲)内に存在する主ローブからみてグレーティングローブがこの可視領域内に存在しないようにグレーティングローブの発生する周期を長くすることによって、グレーティングローブが実際の空間に現れないようにすることができる。グレーティングローブは、波長が一定であれば各素子アンテナの間隔が小さいほどその発生する周期が長くなる。従って、各素子アンテナの間隔が小さいほうが、グレーティングローブは実際の空間で発生しにくい。
【0008】
図5は、図3におけるY方向から視た各素子アンテナ102の励振分布とX方向に沿った素子アンテナ102の配置分布との関係を示すグラフである。図5におけるグラフは、各素子アンテナが同一振幅で放射している場合の励振分布であり、この場合にはこの励振分布はY方向から視た素子アンテナ102の個数に対応している。従って、この場合、Y方向に沿った素子アンテナ102の個数がY方向から視た励振分布を決定する。図5に示すように、アレーアンテナ装置101において、Y方向から視た素子アンテナ102の個数をX方向に沿った素子アンテナ102の配置分布ごとにみてみると、この素子アンテナ102の個数が2つ連続して同一となる部分が複数存在する。ここでは、素子アンテナ102が所定間隔dでX方向に沿って配列されているので、Y方向に沿った素子アンテナ102の個数は、X方向に沿って1つおき、即ち間隔2dごとに異なって配列されている。即ち、X方向に沿って所定間隔dごとではなく間隔2dごとにY方向に沿った素子アンテナ102の個数が変化する。Y方向に沿って視たときの励振分布の大きさがX方向に沿って段階的に変化している場合、実際の素子アンテナ102の配置間隔に起因する放射特性に加えて、その励振分布が変化している間隔ごとにあたかも別の素子アンテナが配置されているかのような放射特性も現れる。ここでのY方向に沿った励振分布の大きさはY方向に沿った素子アンテナ102の個数に対応するので、Y方向に沿った素子アンテナ102の個数がX方向に沿って間隔2dごとに変化する構成となっていると、所定間隔dで配列された素子アンテナ102であっても、その所定間隔dでの放射特性に加えて、間隔2dで配列された別の素子アンテナがあたかも存在しているかのような放射特性が現れる。
【0009】
アレーアンテナ装置101は、4個の素子アンテナ102をユニット化したアンテナモジュール104を一単位としてサブアレー部103が組み立てられている。開口形状を円形に近づけるためには、この開口の中央部から端部にかけてサブアレー部103の長さを徐々に小さくしていかなければならない。このサブアレー部103の長さを小さくする手段として、アンテナモジュール104を1つずつ少なくする方法が用いられている。従って、アンテナモジュール104を1つ少なくすることによって、4個の素子アンテナ102が一度に無くなる部分が発生する。この部分では、どうしてもY方向に沿った素子アンテナ102の個数がX方向に沿って連続して同一となる部分ができてしまう。
【0010】
従って、この部分の存在により、アレーアンテナ装置101は素子アンテナ102の実際の配置間隔による放射特性に加えて、別の素子アンテナがあたかもその配置間隔よりも大きな間隔で配置されているかのような放射特性を示す。この仮想された別の素子アンテナは、実際の素子アンテナ102の配置間隔よりも大きいので、主放射方向の主ローブから放射方向を変化させた場合のグレーティングローブの発生周期は、実際の素子アンテナ102の配置間隔に起因するグレーティングローブの発生周期よりも小さくなる。グレーティングローブの発生周期が小さくなると、グレーティングローブが可視領域内に入る可能性が高くなり、実際の空間においてグレーティングローブが発生しやすくなるという問題点があった。
【0011】
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするもので、アンテナモジュールを用いることで製造が容易となるとともに、グレーティングローブの発生を抑制するアレーアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るアレーアンテナ装置は、複数個の素子アンテナが所定間隔で一列に配列されて構成されたサブアレー部を少なくとも3つ以上備え、前記サブアレー部は、3個以上の前記素子アンテナを含んでユニット化したアンテナモジュールを少なくとも1つ以上有し、各前記サブアレー部におけるすべての前記素子アンテナは、同一の前記アンテナモジュールを並べることにより、前記一列の方向に沿った一直線上に配列されており、開口において前記サブアレー部が平行に並んで所望の励振分布が構成されるようになっているアレーアンテナ装置であって、前記一列の方向に対して垂直方向から視たときの前記励振分布が前記所定間隔ごとに異なるように、各前記サブアレー部は前記一列の方向に沿って配置位置が調整されており、少なくとも互いに隣り合う3つの前記サブアレー部のうち、中央の前記サブアレー部の端部が両側の前記サブアレー部の端部よりも前記一列の方向に窪んでいる部分を有している。
【0013】
前記励振分布は、前記垂直方向に視たときに前記開口の中心点から両側に向かって順に小さくなっている。
【0015】
前記アンテナモジュールの数を調整して前記所望の前記励振分布となっている。
【0016】
前記アンテナモジュールは1つ当たりに、給電回路からの給電を均等に2つに分配する(2−1)個(nは2以上の整数)の信号分配器と、2個の前記素子アンテナを有し、前記(2−1)個の信号分配器が信号線によりツリー状に電気的に接続されて前記2個の前記素子アンテナに前記給電を分配するようになっている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態について説明するが、従来例のものと同一又は同等部材、部位は、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の開口を示す模式図である。図1において、アレーアンテナ装置1は、複数個の素子アンテナ102が所定間隔dで一列に配列されて構成されたサブアレー部103を複数備えている。各サブアレー部103は、互いに平行に配置されて電磁波を放射する開口を構成している。このサブアレー部103は、3個以上(例えば、4個)の素子アンテナ102をユニット化したアンテナモジュール104を有している。各アンテナモジュール104は、すべて同数個の素子アンテナ102を有している。また、サブアレー部103内においては、アンテナモジュール104はその素子アンテナ102が一直線上に並ぶように配置されている。従って、1つのサブアレー部103において、アンテナモジュール104の個数が多くなるほどそのサブアレー部103の長さが長くなるようになっている。
【0018】
アンテナモジュール104の個数は、各サブアレー部103によって異なっている。サブアレー部103は、従来例と同様に、開口の中央付近ではアンテナモジュール104の個数が最も多く、中央付近から離れるに従って順にその個数が少なくなっている。アンテナモジュール104の個数は、サブアレー部103ごとにすべて異なるわけではなく、従来例と同様にアンテナモジュール104の個数が同数のサブアレー部103が適当数並べられている部分もある。
【0019】
また、サブアレー部103の素子アンテナ102が一列に配列された方向をX方向、このX方向に対して垂直な方向をY方向とすると、各サブアレー部103は、Y方向に沿っても、それぞれ異なるサブアレー部103における各素子アンテナ102が一列に配列されて、配置されている。従って、各素子アンテナ102は、X方向に沿って配列されてサブアレー部103を構成するとともに、Y方向に沿ってもそれぞれ一列に配列されている。
【0020】
アレーアンテナ装置1においては、一部サブアレー部103が従来例の位置からX方向にずらして配置されている。例えば、図1における点線2で囲った範囲での3つのサブアレー部103は、中央のサブアレー部103が左にずれ、その両側の2つのサブアレー部103が右にずれており、中央のサブアレー部103の右端部がその両側のサブアレー部103の右端部よりもX方向に窪んでいる。即ち、従来例ではY方向から視て素子アンテナ102の個数が連続して同一となっていた部分が、サブアレー部103をずらすことによりその個数を異ならせることができ、素子アンテナ102が足りなくなった部分に別のサブアレー部103をずらして素子アンテナ102を補うことによって、開口全体としてY方向から視た素子アンテナ102の個数がX方向に沿って所定間隔dごとに異なるように調整されている。このようにして、アレーアンテナ装置1の開口における励振分布を構成している。
他の構成は従来例と同様である。
【0021】
図2は、図1におけるY方向から視た素子アンテナ102の励振分布とX方向に沿った素子アンテナ102の配置分布との関係を示すグラフである。図2におけるグラフは、各素子アンテナが同一振幅で放射している場合の励振分布であり、この場合にはこの励振分布はY方向から視た素子アンテナ102の個数に対応している。従って、この場合にはY方向に沿った素子アンテナ102の個数がY方向から視た励振分布を決定する。図2に示すように、Y方向から視た素子アンテナ102の個数は、X方向に沿って所定間隔dごとに異なっている。このことから、Y方向に沿った励振分布の大きさがX方向に沿って段階的に変化する間隔も所定間隔dとなり、このアレーアンテナ装置1は、従来例のようにY方向に沿った素子アンテナの個数がX方向に沿って連続して同一となるようなことはほとんど無くなって、所定間隔dよりも大きな間隔であたかも配置されているかのような仮想的な別の素子アンテナの放射特性を示すこともほとんど無くなる。従って、主ローブから放射方向を変化させていったときのグレーティングローブの発生周期は、ほぼ所定間隔dで配置された素子アンテナ102に起因する発生周期のみとなり、これよりも短い発生周期である仮想的な別の素子アンテナに起因する発生周期でグレーティングローブはほとんど発生しなくなる。従って、可視領域内にグレーティングローブが発生する可能性が低くなり、実際の空間にグレーティングローブが発生しにくくなる。しかも、アンテナモジュール104単位でアレーアンテナ装置1を組み立てることができるので、アレーアンテナ装置1の組立工程が簡素化し、修理も容易になる。また、開口形状の変更も容易となる。
【0022】
また、サブアレー部103をX方向に沿ってずらして、Y方向から視た素子アンテナ102の個数を調整することにより、Y方向から視て開口全体の中央から両側に向かって順にその個数を小さくすることができるので、グレーティングローブが発生しにくいだけでなく、円形状の開口に近い放射特性を得ることができる。
【0023】
また、互いに隣り合う3つのサブアレー部103のうち、中央のサブアレー部103の端部がその両側のサブアレー部103の端部よりもX方向に窪ませて配置されている部分があるので、開口全体としてX方向に広がることなく、まとまった形でY方向から視た素子アンテナ102の個数を調整することができる。
【0024】
なお、上記実施の形態においては、アンテナモジュール104は、4個の素子アンテナ102を有しているが、これに限定される必要はなく、例えば3個、あるいは5個以上であっても、サブアレー部103をずらすことにより、Y方向から視て同一個数の素子アンテナ102がX方向に連続する部分を無くすあるいは少なくすることができるので、このアレーアンテナ装置でも同様の効果を奏する。
【0025】
また、各サブアレー部103の各素子アンテナ102は、X方向に垂直なY方向に沿ってもそれぞれ一列に配列されて、直角格子の交点に配置されている構成となっているが、Y方向から視た励振分布の大きさがX方向に沿って所定間隔dごとに変化していればよいので、これに限定する必要はなく、素子アンテナ102がY方向に沿って一列に配列されず、ずれていても構わない。
【0026】
また、図4においては、1つのアンテナモジュール104の素子アンテナ102の個数は4個であるが、アンテナモジュール104の1つ当たりの素子アンテナ102の個数を2個(nは3以上の整数)としても、(2−1)個の信号分配器106を用いることによって、給電回路105から各素子アンテナ102に均等に給電することができる。即ち、アンテナモジュール104内で、2個の各素子アンテナ102が2個ずつ2n−1個の各信号分配器106に1段目で接続線107によって電気的に接続され、その各信号分配器106に別の2n−2個の各信号分配器106に2段目で電気的に接続されるというように、n段の各信号分配器106にツリー状に接続線107によって電気的に接続されることによって、均等に各素子アンテナ102に給電できるとともに、各信号分配器106も簡素化した同一のものが適用できて構成が簡単になり、コストも削減できる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明に係るアレーアンテナ装置は、複数個の素子アンテナが所定間隔で一列に配列されて構成されたサブアレー部を少なくとも3つ以上備え、前記サブアレー部は、3個以上の前記素子アンテナを含んでユニット化したアンテナモジュールを少なくとも1つ以上有し、各前記サブアレー部におけるすべての前記素子アンテナは、同一の前記アンテナモジュールを並べることにより、前記一列の方向に沿った一直線上に配列されており、開口において前記サブアレー部が平行に並んで所望の励振分布が構成されるようになっているアレーアンテナ装置であって、前記一列の方向に対して垂直方向から視たときの前記励振分布が前記所定間隔ごとに異なるように、各前記サブアレー部は前記一列の方向に沿って配置位置が調整されており、少なくとも互いに隣り合う3つの前記サブアレー部のうち、中央の前記サブアレー部の端部が両側の前記サブアレー部の端部よりも前記一列の方向に窪んでいる部分を有しているので、可視領域が狭くなることから、グレーティングローブが発生しにくくなり、しかも前記開口の所望の形状による放射特性に近づけることができる。また、前記一列に配置された方向に広がることなく、まとまりのある前記開口を得ることができる。
【0028】
前記励振分布は、前記垂直方向に視たときに前記開口の中心点から両側に向かって順に小さくなっているので、例えば前記開口が円形状である場合に、その放射特性に近づけることができる。
【0030】
前記アンテナモジュールの数を調整して前記所望の前記励振分布となっているので、前記アンテナモジュール単位で前記開口が形成され、組立工程が簡素化し、修理も前記アンテナモジュールを交換するだけでようことから容易となり、前記開口形状の変更も容易となる。
【0031】
前記アンテナモジュールは1つ当たりに、給電回路からの給電を均等に2つに分配する(2−1)個(nは2以上の整数)の信号分配器と、2個の前記素子アンテナを有し、前記(2−1)個の信号分配器が信号線によりツリー状に電気的に接続されて前記2個の前記素子アンテナに前記給電を分配するようになっているので、前記給電回路から2個の各前記素子アンテナに容易に均等に給電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の開口を示す模式図である。
【図2】 図1におけるY方向から視た素子アンテナの励振分布とX方向に沿った素子アンテナの配置分布との関係を示すグラフである。
【図3】 従来のアレーアンテナ装置の開口を示す模式図である。
【図4】 1つのアンテナモジュール104の構成を示す模式図である。
【図5】 図3におけるY方向から視た素子アンテナの励振分布とX方向に沿った素子アンテナの配置分布との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 アレーアンテナ装置、102 素子アンテナ、103 サブアレー部、104 アンテナモジュール、105 給電回路、106 信号分配器、107 信号線。

Claims (4)

  1. 複数個の素子アンテナが所定間隔で一列に配列されて構成されたサブアレー部を少なくとも3つ以上備え、
    前記サブアレー部は、3個以上の前記素子アンテナを含んでユニット化したアンテナモジュールを少なくとも1つ以上有し、
    各前記サブアレー部におけるすべての前記素子アンテナは、同一の前記アンテナモジュールを並べることにより、前記一列の方向に沿った一直線上に配列されており、
    開口において前記サブアレー部が平行に並んで所望の励振分布が構成されるようになっているアレーアンテナ装置であって、
    前記一列の方向に対して垂直方向から視たときの前記励振分布が前記所定間隔ごとに異なるように、各前記サブアレー部は前記一列の方向に沿って配置位置が調整されており、
    少なくとも互いに隣り合う3つの前記サブアレー部のうち、中央の前記サブアレー部の端部が両側の前記サブアレー部の端部よりも前記一列の方向に窪んでいる部分を有していることを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 前記励振分布は、前記垂直方向に視たときに前記開口の中心点から両側に向かって順に小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ装置。
  3. 前記アンテナモジュールの数を調整して前記所望の前記励振分布となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアレーアンテナ装置。
  4. 前記アンテナモジュールは1つ当たりに、給電回路からの給電を均等に2つに分配する(2n−1)個(nは2以上の整数)の信号分配器と、2n個の前記素子アンテナを有し、
    前記(2n−1)個の信号分配器が信号線によりツリー状に電気的に接続されて前記2n個の前記素子アンテナに前記給電を分配するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のアレーアンテナ装置。
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