JP3912661B2 - 光信号分離装置 - Google Patents

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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ファイバを伝搬する高速光通信、光交換、光情報処理等の光伝送システムに適用され、特に高速で入力する光入力信号をデマックスして一部の低速光信号を分離する光信号分離装置に関するものである。
なお、「デマックス」とは、時間多重と反対の意味、即ち時間分離を意味する。具体的には、例えば40Gb/sの光信号から4ビットごとの1ビットを抜き出し、10Gb/sの光信号を作ることを意味する。
【0002】
【従来の技術】
IT技術の発展に伴う伝送容量の増加に伴い、1本の光ファイバを伝送する光伝送信号のビットレートは10Gb/sから20Gb/s、40Gb/sさらには100Gb/sへと増加する傾向にある。ここで問題となるのが異なるビットレートを持つ信号どうしの接続である。
【0003】
例えば20Gb/sの信号を伝送する光ファイバ複数本を束ねて100Gb/sにする場合を考える。一般にあるユーザが使用するビットレートは高々2.5Gb/s程度のため、20Gb/sの場合には8ユーザ、100Gb/sの場合には40ユーザ分の信号が時間多重されている。また、2.5Gb/sに必要な1ビットあたりのパルス幅は400psec、100Gb/sに必要な1ビットあたりのパルス幅は10psである。
【0004】
つまり、20Gb/sから100Gb/sに束ねる場合には、20Gb/sの信号から所望する2.5Gb/sの信号を取り出し、そのパルス幅を圧縮した上で複数個束ねて100Gb/sを生成する。
【0005】
ここで重要な技術は20Gb/sから所望の2.5Gb/sを取り出し、さらに400psecから10psecにパルス圧縮する技術である。さらに、所望の2.5Gb/s以外の20Gb/sは、(所望の2.5Gb/sの信号を消去した上で)異なるファイバに出力する必要がある。
【0006】
図2は従来の光信号分離装置を説明する図である。図2に示す光信号分離装置は相互位相変調型の波長変換素子を利用したもので、101,102,103,104が光カプラ、105,106は半導体光増幅器であり、全体でマッハ・ツェンダー干渉計を構成した波長変換素子である。
【0007】
また107は短パルス光入力用ポート、108は信号光入力用ポート、110,111は出力用ポート、112は短パルスクロック光源、114は光変調器である。
【0008】
図2において、短パルス光入力用ポート107より波長λ2の短パルスクロック光を入力し、信号光入力用ポート108より波長λ1の20Gb/s信号光を入力すると、短パルスクロック光が入力されている間だけ、波長λ2の波長変換光が出力用ポート111に出力される。すなわち、短パルスクロック光のパルス幅を10ps、周期を2.5GHzにすると、20Gb/sの信号光から2.5Gb/s・パルス幅10psの信号(波長変換光)を分離することができ、この分離した信号を40個時間多重することにより、100Gb/sの信号を生成することができる。
【0009】
一方で、入力された20Gb/sの信号は出力用ポート110にも出力される。ここで、出力用ポート110から出力される信号の中から、出力用ポート111に出力された信号を分離するために、出力用ポート111に出力された信号と同じ信号成分を光変調器114によって消去する。
【0010】
上記の方法によって20Gb/sの信号から所望の2.5Gb/sを分離したうえで、パルス圧縮を行い、さらに分離した信号を消去することも可能になる。
【0011】
図3は従来の別の光信号分離装置を説明する図である。図3に示す光信号分離装置はサニャック干渉計型の波長変換素子を利用したもので、201,202は光カプラ、203は半導体光増幅器である。また205は光信号入力用ポート、204はクロック光入力用ポート、206はクロック光源、207,209は出力用ポート、208は光変調器である。また半導体光増幅器203はサニャック干渉計のループの中央からずれた位置にあり、波長変換素子のウィンドウとして10psとなるように形成されている。
【0012】
図3において、光信号入力用ポート205に波長λ1の20Gb/sの光信号を入力し、クロック光入力用ポート204に波長λ2、50ps幅、2.5GHzの光クロック信号を入力すると、光クロック信号があるときだけの信号が20GHzの光信号から分離され、出力用ポート207に波長λ2の波長変換光として出力される。このとき、サニャック干渉計のウィンドウから、パルス幅10ps、2.5Gb/sの信号になっている。
【0013】
上記の方法は入力用のクロック光源206のパルス幅として、10psではなく、50psのものを利用可能である。このパルス幅はモードロックレーザを用いる必要はなく、安定な変調器付き半導体レーザを用いることができる。
【0014】
一方で、入力された20Gb/sの信号は出力用ポート209にも出力される。ここで、出力用ポート209から出力される信号の中から、出力用ポート207に出力された信号を分離するために、出力用ポート209に出力された信号と同じ信号成分を光変調器208によって消去する。
【0015】
上記の方法によって20Gb/sの信号から所望の2.5Gb/sを分離したうえで、パルス圧縮を行い、さらに分離した信号を消去することも可能になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示す従来の光信号分離装置には、次のような欠点があった。すなわち、10psの信号を作るためには、10psのパルス幅を持つ短パルスクロック光源112が必要である。この短パルスクロック光源112としては、半導体型もしくはファイバ型のモードロックレーザを用いるが、半導体型の場合には2.5Gb/sの正確な周波数を得るのが困難であり、また共振長が長いファイバ型の場合には温度変動に伴う共振器長変化のために安定動作が困難という欠点があった。また、分離した信号を消去するために光変調器114を必要とする欠点があった。当然、分離する信号と消去する信号は同一のものである必要があり、同期等が困難であった。
【0017】
また図3に示す従来の光信号分離装置には、次のような欠点があった。すなわち、分離した信号を消去するために光変調器208を必要とする欠点があった。当然、分離する信号と消去する信号は同一のものである必要があり、同期等が困難であった。
【0018】
本発明は、上記の従来技術の欠点に鑑み、モードロックレーザを必要としない程度の幅広のパルス幅の光源で分離を行うことができ、かつ光変調器を必要としない光信号分離装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の構成は、高速で入力される光信号をデマックスして一部の低速光信号を分離する光信号分離装置であって、
つのポート ( 11, 12) 及びつのポート ( 13, 14) を有する光合分波器(1100)と、両端が前記光合分波器(1100) のポート ( 13, 14)に接続されたループ導波路(1200)と、マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)と、前記低速光信号のビットレートと対応する周波数となっているクロック光を発生するクロック光源(1400)と、連続光を発生する連続光源(1500)とで構成されており、
前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)は、光干渉回路を構成する2本の干渉用光導波路(1301,1302)と、2本の干渉用光導波路 (1301,1302) を一端側で光結合する第1の光カプラ (1307) と、2本の干渉用光導波路 (1301,1302) を他端側で光結合する第 2 の光カプラ (1310) と、前記第1の光カプラ (1307) と前記第 2 の光カプラ (1310) との間の位置において前記干渉用光導波路(1301,1302)にそれぞれ介装された半導体光増幅器(1303,1304)と、光信号が入力される光信号用光導波路(1305)と、前記光信号用光導波路 (1305) と一方の前記干渉用光導波路 (1301) とを光結合しており前記光信号用光導波路 (1305) に入力された光信号を前記干渉用光導波路 (1301) を介して前記半導体光増幅器 (1303) に入力する第3の光カプラ (1308) と、前記クロック光源(1400)からのクロック光が入力されるクロック光用光導波路(1306)と、前記クロック光用光導波路 (1306) と他方の前記干渉用光導波路 (1302) とを光結合しており前記クロック光源 (1400) から前記クロック光用光導波路 (1306) に入力されたクロック光を前記干渉用光導波路 (1302) を介して前記半導体光増幅器 (1304) に入力する第 4 の光カプラ (1309) とを有し、
しかも、前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子 (1300) は、他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303) に光信号が入力されると波長変換光を他方の前記干渉用光導波路 (1302) の他端側のポート(P7)から出力し、他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303)) に光信号が入力され更に前記半導体光増幅器 (1304) にクロック光が入力されると波長変換光を一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート(P 6 )から出力し、一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート ( 6) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303) に光信号が入力されると波長変換光を一方の前記干渉用光導波路 (1301) の一端側のポート(P 2 )から出力し、一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303)) に光信号が入力され更に前記半導体光増幅器 (1304) にクロック光が入力されると波長変換光を他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート(P 3 )から出力する特性を有し、
前記連続光源(1500)は前記光合分波器(1100) のポート( 11)に接続され、
前記光合分波器 (1100) は、ポート ( 13, 14) から入力されてくる光の位相が同じであるときにはポート ( 11) から光を出力し、ポート ( 13, 14) から入力されてくる光の位相が反転しているときにはポート ( 12) から光を出力し、
前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)が前記ループ導波路(1200)の中央の位置からずれた位置に介装されてサニャック型波長変換装置が形成され、しかも、サニャック型波長変換装置によるウィンドウ時間がデマックスされた低速光信号の1ビットに要する時間と等しくもしくは短くなるように、前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)の介装位置が調整されていることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の形態にかかる光信号分離装置1000を示す。この光信号分離装置1000は、2入力2出力の光合分波器1100と、両端が光合分波器1100に接続された光ファイバで形成したループ導波路1200と、マッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子1300と、クロック光源1400と、連続光源1500を主要部材として構成されている。
【0022】
マッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子1300は、光干渉回路を形成する2本の干渉用光導波路1301,1302と、この干渉用光導波路1301,1302に介装された半導体光増幅器1303,1304と、光信号用光導波路1305と、クロック光用光導波路1306と、光カプラ1307〜1310を有している。またP1〜P8はポートである。
【0023】
光信号用光導波路1305には、波長がλ1でビットレートが20Gb/sの光信号S1がポートP1を介して入力される。この光信号S1は光カプラ1308を介して干渉用光導波路1301に入ってから半導体光増幅器1303に入力される。
【0024】
クロック光源1400は、波長がλ1で、周波数が2.5GHzで、パルス幅が50psのクロック光CLを発生し、このクロック光CLはポートP4を介してクロック光用光導波路1306に入力される。クロック光CLは光カプラ1309を介して干渉用光導波路1302に入ってから半導体光増幅器1304に入力される。
【0025】
ループ導波路1200は、その両端が光合分波器1100のポートP13,P14に接続されている。この光合分波器1100のポートP11には、連続光源1500から波長がλ2の連続光CWが入射される。この連続光CWは、光合分波器1100にて分岐し、ループ導波路1200中を、右回りの連続光CW(R)と左回りの連続光CW(L)となって進行し、一周してきてから光合分波器1100に戻ってくる。このとき戻ってきた右回りと左回りの光の位相が同じであるときには、光の干渉効果により光はポートP11から出力され、戻ってきた右回りと左回りの光の位相が反転しているときには、光の干渉効果により光はポートP12から出力される。
【0026】
マッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子1300は、ループ導波路1200の中央の位置から僅かにずれた位置に介装されている。換言するとループ導波路1200は、右側の長い導波路1200aと左側の短い導波路1200bに分離されており、導波路1200aの先端が干渉用光導波路1301の右端であるポートP6に接続され、導波路1200bの先端が干渉用光導波路1302の左端であるポートP3に接続されている。このように、ループ導波路1200中にマッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子1300が介装されることにより、サニャック型(ループ型)波長変換装置が形成されることになる。そして、このサニャック型波長変換装置によるウィンドウ時間(ウィンドウ幅)が10psとなるように、即ち、ポートP12から出力される光のパルス幅が10psとなるように、導波路1200a,1200bの長さが調整されている。つまり、ループ導波路1200中に介装されたマッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子1300の介装位置が調整されている。
【0027】
上記構成となっている本実施の形態にかかる光信号分離装置1000において、波長変換素子1300の入力ポートP1に、波長がλ1でビットレートが20Gb/sの光信号S1を入力するとともに、連続光源1500から出力された波長がλ2の連続光CW(=右回りの連続光CW(R))を、光合分波器1100及びループ導波路1200bを通じて波長変換素子1300の入力ポートP3に入力すると、波長がλ2となった波長変換光信号S2がポートP7から出力される。
【0028】
つまり、ポートP3に入力された連続光CWは光カプラ1307にて分岐してそれぞれ半導体光増幅器1303,1304に入力され、半導体光増幅器1303,1304を通過した連続光CWは光カプラ1310にて合波される。光信号S1が光信号用光導波路1305及び光カプラ1308を介して一方の半導体光増幅器1303に入ると、この半導体光増幅器1303での屈折率変化が引き起こされる。このため、半導体光増幅器1303を通過してきた連続光CWと、半導体光増幅器1304を通過してきた連続光CWとの間に位相差が生じ、半導体光増幅器1303,1304を通過してきた連続光CWが光カプラ1310にて合波されると、干渉効果により位相状態が強度変化に変換されてポートP7から光が出力される。このため、ポートP7から、光信号S1の信号状態を有すると共に波長がλ2となっている波長変換光信号S2が出力される。
【0029】
この状態でクロック光源1400から、波長がλ1で、周波数が2.5GHzで、パルス幅が50psのクロック光CLを、波長変換素子1300のポートP4に入力すると、クロック光CLが入っている間だけ波長変換光信号S2が出力ポートP6から出力される。つまり、クロック光CLがクロック光用光導波路1306及び光カプラ1309を介して半導体光増幅器1304に入射されると、この半導体光増幅器1304での屈折率変化が引き起こされる(このとき半導体光増幅器1303は光信号S1が入射されることにより屈折率変化が引き起こされている)。
【0030】
このため、半導体光増幅器1303を通過してきた連続光CWと、半導体光増幅器1304を通過してきた連続光CWとの間に位相差が無くなり、半導体光増幅器1303,1304を通過してきた連続光CWが光カプラ1310にて合波されると、干渉効果により位相状態が強度変化に変換されて光がポートP6から出力される。この結果、クロック光CLが入っている期間(クロック光CLがハイレベルとなっている期間)では、ポートP6から、光信号S1の信号状態を有すると共に波長がλ2となっている波長変換光信号S2が出力される。このようにクロック光CLが入っている期間では、波長変換光信号S2は、ポートP7から出力されず、ポートP6からのみ出力される。
【0031】
これにより20Gb/sの光信号S1から2.5Gb/sを分離することができる。言い換えると、出力ポートP7から出力される波長変換信号S2の中から、ポートP6側に分離された信号成分を消去することができる。
【0032】
同様にして、クロック光CLが入っている期間では、ポートP3から、光信号S1の信号状態を有すると共に波長がλ2となっている波長変換光信号S2が出力される。つまり、連続光源1500から出力された波長がλ2の連続光CW(=左回りの連続光CW(L))をポートP6に入力すると、この連続光CWは光カプラ1310にて分岐され、半導体光増幅器1303,1304を通過してから光カプラ1307にて合波される。このとき、半導体光増幅器1303に光信号S1が入力され、半導体光増幅器1304にクロック光CLが入力されている期間では、波長がλ2となった波長変換光信号S2がポートP3から出力されるのである。
【0033】
また、分離された2.5Gb/sの信号はサニャック干渉計に入り、ウィンドウ幅の10psによってパルス圧縮されて出力ポートP12から出力される。つまり、ポートP3から出力された波長変換光信号S2が、長さの短い方の導波路1200bを通って光合分波器1100に到着した時点から、ポートP7から出力された波長変換光信号S2が、長さの長い方の導波路1200aを通って光合分波器1100に到着した時点までの期間(この期間が10psとなるように導波路1200a,1200bの長さ調整がされている)においては、ポートP13から入力されてくる光とポートP14から入力されている光の位相が異なっているので、この期間(10ps)においてのみ、ポートP12から、波長変換光信号Sが出力される。つまり、パルス幅が10psとなったデマックスされた波長変換光信号S2がポートP12から出力される。
【0034】
上記の方法によって20Gb/sの光信号S1から所望の2.5Gb/sを分離したうえで、パルス圧縮を行い、さらに分離した信号を消去することも可能になる。
【0035】
さらに本構成ではモードロックレーザを必要としないパルス幅の光源で分離を行うことができ、かつ光変調器を必要としない。
【0036】
なお、上記の説明においては20Gb/sの光信号S1から、2.5Gb/sを分離し、10psのパルス幅にする場合について説明したが、信号のビットレート、分離する信号のビットレートおよびパルス幅は任意に設定することができる。
【0037】
また、信号光波長λ1を除去するために、サニャック干渉計に波長λ1を除去する波長フィルタを設けても構わない。
【0038】
また波長λ1、20Gb/sの信号はRZ(return to zero)方式でも、NRZ(non return to zero)方式のいずれでも構わない。
【0039】
更に、図1に示す構成においては半導体光増幅器1303,1304に注入する電流を等しくしていることを前提として説明したが、半導体光増幅器1303,1304に注入する電流を不均等にした場合には、ループ導波路1200の左側の導波路1200bをポートP2に接続すれば、上述した実施の形態と同じ動作が得られる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればモードロックレーザを必要としない程度の幅広のパルス幅の光源で分離を行うことができ、かつ光変調器を必要としない光信号分離装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光信号分離装置を示す構成図である。
【図2】従来例の光信号分離装置を示す構成図である。
【図3】従来例の光信号分離装置の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
101〜104 光カプラ
105,106 半導体光増幅器
107 短パルス光入力用ポート
108 信号光入力用ポート
110 出力用ポート
111 出力用ポート
112 短パルスクロック光源
114 光変調器
201,202 光カプラ
203 半導体光増幅器
204 クロック光入力用ポート
205 光信号入力用ポート
206 クロック光源
207 出力用ポート
208 光変調器
209 出力用ポート
1000 光信号分離装置
1100 光合分波器
1200 ループ導波路
1300 マッハ・ツェンダ干渉計型波長変換素子
1400 クロック光源
1500 連続光源
S1 光信号
S2 波長変換光信号
CW 連続光

Claims (1)

  1. 高速で入力される光信号をデマックスして一部の低速光信号を分離する光信号分離装置であって、
    つのポート ( 11, 12) 及びつのポート ( 13, 14) を有する光合分波器(1100)と、両端が前記光合分波器(1100) のポート ( 13, 14)に接続されたループ導波路(1200)と、マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)と、前記低速光信号のビットレートと対応する周波数となっているクロック光を発生するクロック光源(1400)と、連続光を発生する連続光源(1500)とで構成されており、
    前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)は、光干渉回路を構成する2本の干渉用光導波路(1301,1302)と、2本の干渉用光導波路 (1301,1302) を一端側で光結合する第1の光カプラ (1307) と、2本の干渉用光導波路 (1301,1302) を他端側で光結合する第 2 の光カプラ (1310) と、前記第1の光カプラ (1307) と前記第 2 の光カプラ (1310) との間の位置において前記干渉用光導波路(1301,1302)にそれぞれ介装された半導体光増幅器(1303,1304)と、光信号が入力される光信号用光導波路(1305)と、前記光信号用光導波路 (1305) と一方の前記干渉用光導波路 (1301) とを光結合しており前記光信号用光導波路 (1305) に入力された光信号を前記干渉用光導波路 (1301) を介して前記半導体光増幅器 (1303) に入力する第3の光カプラ (1308) と、前記クロック光源(1400)からのクロック光が入力されるクロック光用光導波路(1306)と、前記クロック光用光導波路 (1306) と他方の前記干渉用光導波路 (1302) とを光結合しており前記クロック光源 (1400) から前記クロック光用光導波路 (1306) に入力されたクロック光を前記干渉用光導波路 (1302) を介して前記半導体光増幅器 (1304) に入力する第 4 の光カプラ (1309) とを有し、
    しかも、前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子 (1300) は、他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303) に光信号が入力されると波長変換光を他方の前記干渉用光導波路 (1302) の他端側のポート(P7)から出力し、他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303)) に光信号が入力され更に前記半導体光増幅器 (1304) にクロック光が入力されると波長変換光を一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート(P 6 )から出力し、一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート ( 6) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303) に光信号が入力されると波長変換光を一方の前記干渉用光導波路 (1301) の一端側のポート(P 2 )から出力し、一方の前記干渉用光導波路 (1301) の他端側のポート ( 3) に連続光が入力されると共に前記半導体光増幅器 (1303)) に光信号が入力され更に前記半導体光増幅器 (1304) にクロック光が入力されると波長変換光を他方の前記干渉用光導波路 (1302) の一端側のポート(P 3 )から出力する特性を有し、
    前記連続光源(1500)は前記光合分波器(1100) のポート( 11)に接続され、
    前記光合分波器 (1100) は、ポート ( 13, 14) から入力されてくる光の位相が同じであるときにはポート ( 11) から光を出力し、ポート ( 13, 14) から入力されてくる光の位相が反転しているときにはポート ( 12) から光を出力し、
    前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)が前記ループ導波路(1200)の中央の位置からずれた位置に介装されてサニャック型波長変換装置が形成され、しかも、サニャック型波長変換装置によるウィンドウ時間がデマックスされた低速光信号の1ビットに要する時間と等しくもしくは短くなるように、前記マッハ・ツェンダー干渉計型波長変換素子(1300)の介装位置が調整されていることを特徴とする光信号分離装置。
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