JP3912303B2 - How to download vending machine data - Google Patents

How to download vending machine data Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機においてデータ領域データテーブルに格納されているデータをプログラム領域データテーブルにダウンロードする自動販売機のダウンロード方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスク装置を接続した上位装置と、ダウンロード情報テーブル、ダウンロードデータ要求テーブル及びダウンロード格納領域を有する入出力制御装置と、複数の入出力装置を備えた情報処理装置において、ディスク装置にキャッシュを、入力制御装置にデバイスID、データID及び入出力装置の機番が格納されるデバイスID/データIDテーブルを、ダウンロードデータ要求テーブルにキャッシュ指定領域とキャッシュ容量領域とをそれぞれ備え、入出力装置の種別とダウンロードデータの種類を判別して、キャッシュを指定するようにしたダウンロード制御方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−291626号公報(第2頁、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載の従来例にあっては、入出力装置の機種やデータの種類を判別して、ディスクキャッシュ使用を指定するようにしたため、ディスクの読込み回数を削減することができ、ダウンロード時間を短縮することができるものであるが、自動販売機のように、それぞれ識別情報(ID)に基づいてデータが格納されたデータ領域データテーブル及びプログラム領域データテーブルを有し、データ領域データテーブルのある識別情報のデータをプログラム領域データテーブルにダウンロードする場合には適用することができないという未解決の課題がある。
【0005】
すなわち、自動販売機では、その作動を制御するプログラムの入れ替えを行う場合に、メモリカード等の記憶媒体に格納したデータ領域データテーブル中のある識別情報の設定データや売り上げデータ等のデータを自動販売機内に設けられたSRAM等の記憶媒体に格納されたプログラム領域データテーブルにダウンロードする際に、データ領域データテーブルと同等の識別情報がプログラム領域データテーブル中に存在するか否かを検索し、該当する識別情報がプログラム領域データテーブル中に存在する場合に、該当する識別情報のデータ格納先アドレスに対してデータの実体を書込む。
【0006】
ここで、データ領域データテーブルは、図6(a)に示すように、識別情報(ID)とデータの実体とが併記された構成を有し、プログラム領域データテーブルは図6(b)に示すように、識別情報(ID)とデータ格納先アドレスとが併記された構成を有する。
そして、従来の検索方法では、データ領域データテーブルの各データをプログラム領域データテーブルを参照してデータを書込む場合に、図7に示すように、まず、ステップS31でデータ領域データテーブルのIDのポインタを先頭位置に設定し、次いでステップS32に移行して、データ領域データテーブルのポインタで指示される識別情報を取得し、次いでステップS33に移行して、プログラム領域データテーブルの先頭位置を検索対象先頭位置として設定し、次いでステップS34に移行して、プログラム領域データテーブルを順次検索して一致する識別情報を検索してからステップS35に移行する。
【0007】
このステップS35では、一致する識別情報が存在したか否かを判定し、一致する識別情報が存在する場合には、ステップS36に移行して、該当する識別情報に併記されたデータ格納先アドレスにデータの実体を書込んでからステップS37に移行し、一致する識別情報が存在しない場合にはそのままステップS37に移行する。
【0008】
ステップS37では、データ領域データテーブルにおける識別情報のポインタを更新し、次いでステップS38に移行して、データ領域データテーブルに格納されている全ての識別情報についてプログラム領域データテーブルの検索が終了したか否かを判定し、これが終了していないときには前記ステップS32に戻り、終了したときには処理を終了する。
【0009】
このように、上記従来例にあっては、データ領域データテーブル中の1つの該当識別情報を検索する際に、プログラム領域データテーブルの先頭から順に全ての識別情報に対して比較処理を行わざる得ず、該当識別情報がプログラム領域データテーブルの後尾に存在する場合でも、プログラム領域データテーブルの先頭か該当識別情報の検索を行うので、非効率的な処理を行っており、ダウンロード処理に多大な時間を費やしてしまうという未解決の課題がある。
【0010】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、自動販売機のデータ領域データテーブルからプログラム領域データテーブルへのダウンロードを短時間で容易に行うことができる自動販売機のダウンロード方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る自動販売機のダウンロード方法は、自動販売機内に格納されているデータの更新を行う際に使用する自動販売機のダウンロード方法であって、データを識別情報と対応付けして格納するデータ領域データテーブルに、識別情報にデータ種別を付加して格納すると共に、プログラム領域データテーブルに、識別情報をデータ種別毎にグループ分けして格納し、データ領域データテーブルからプログラム領域データテーブルにデータをダウンロードする際に、データ領域データテーブルの識別情報を指定したときに、これに付加されているデータ種別に基づいてプログラム領域データテーブルの検索範囲を特定して前記指定した識別情報に対応する識別情報を検索し、該当する識別情報の格納位置にデータを書込むようにしたことを特徴としている。
【0012】
この請求項1に係る発明では、データ領域データテーブルの識別情報にデータ種別を付加すると共に、プログラム領域データテーブルの識別情報をデータ種別毎にグループ分けして格納されているので、データ領域データテーブルのある識別情報のデータをダウンロードする際に、そのデータ種別に基づいてプログラム領域データテーブルにおける識別情報の検索範囲を該当するデータ種別のグループに狭めることができ、識別情報の検索処理時間を短縮することができる。
【0013】
また、請求項2に係る自動販売機のダウンロード方法は、請求項1に係る発明において、前記プログラム領域データテーブルの特定した検索範囲にデータ領域データテーブルの指定した識別情報が存在しない場合に、他のデータ種別の検索範囲を検索し、検索した検索範囲に指定した識別情報が存在するときに、該当識別情報の格納位置にデータを書込むようにしたことを特徴としている。
【0014】
この請求項2に係る発明では、プログラム領域データテーブルのデータ種別で特定した検索範囲に指定した識別情報が存在しない場合に、他のデータ種別の検索範囲で識別情報を検索し、識別情報が存在する場合に、その識別情報の格納位置にデータを書込むことにより、データ種別が異なる場合でもデータに対する固有の番号である識別情報のデータ実体は同一であるので、ダウンロードを行うことができる。
【0015】
さらに、請求項3に係る自動販売機のダウンロード方法は、請求項1又は2に係る発明において、前記プログラム領域データテーブルの各データ種別の境界値を管理するプログラム領域種別境界値テーブルを備え、データ領域データテーブルの識別情報を指定したときに、これに付加されているデータ種別をもとに前記プログラム領域種別境界値テーブルを参照してプログラム領域データテーブルの検索範囲を特定するようにしたことを特徴としている。
【0016】
この請求項3に係る発明では、プログラム領域種別境界値テーブルにプログラム領域データテーブルのデータ種別毎の境界値が格納されているので、このペログラム領域種別境界値テーブルを参照することにより、データ領域データテーブルの識別情報に対応するデータ種別をもとにプログラム領域データテーブルの検索範囲を容易確実に特定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す概略構成図である。図中、1は自動販売機であって、この自動販売機全体を制御するCPU2と、このCPU2に接続されたCPU2で実行するプログラムを格納するROM3と、同様にCPU2に接続されたプログラム領域データテーブルDTP を有し、設定データなど種々のデータを記憶するRAM4と、プログラム領域データテーブルDTP のデータ種別境界値を格納するプログラム領域種別境界値テーブルDTB を格納したフラッシュメモリ5と、入出力インタフェース6を介して接続される装着されたメモリカード7に格納されたデータ領域データテーブルDTD をアクセスするメモリカードリーダー8とを備えている。
【0018】
メモリーカード7に格納されたデータ領域テーブルは、図2(a)に示すように、識別情報(ID)、データ種別及びデータの実体とが併記された構成を有し、識別情報としては1桁から所要桁数までの数字が設定され、データ種別としてはa,b,c等の記号が設定されている。そして、データの実体としては、自動販売機1の商品選択ボタンに対応する商品種類、価格、あるいはコーヒーなどの粉末原料や湯水の調合割合等の設定データや売り上げデータ等が設定されている。
【0019】
また、RAM4に格納されたプログラム領域データテーブルDTP は、図2(b)に示すように、識別情報(ID)とデータ格納先アドレスとが併記され、これらがデータ種別毎にグループ分けされて格納されている。
さらに、プログラム領域種別境界値テーブルDTB は、図2(c)に示すように、プログラム領域データテーブルDTP における各データ種別のスタートアドレス及びエンドアドレスとが格納されている。
【0020】
そして、自動販売機の設置や商品種類の変更を行う場合に、CPU2で、メモリカードリーダー8に変更するデータをデータ領域データテーブルDTD に格納したメモリカード7を装着して、図3に示すデータ書込処理を実行開始させる。このデータ書込処理は、先ず、ステップS1で、メモリカード7に格納されているデータ領域データにおける識別情報のポインタを先頭アドレスに設定し、次いでステップS2に移行して、フラッシュメモリ5に格納されているプログラム領域種別境界値テーブルDTB を参照してプログラム領域データテーブルDTP のデータ種別毎の境界値を取得してからステップS3に移行する。
【0021】
このステップS3では、データ領域データテーブルDTD のポインタで指示されている識別情報(ID)及びデータ種別を取得し、次いでステップS4に移行して、データ種別をもとにプログラム領域種別境界値テーブルDTB のスタートアドレス及びエンドアドレスを取得する。
次いで、ステップS5に移行して、ステップS3で取得した識別情報(ID)をもとにプログラム領域データテーブルDTP の該当するスタートアドレス及びエンドアドレス間のデータ種別検索範囲を検索し、次いでステップS6に移行して、一致する識別情報(ID)が存在するか否かを判定し、一致する識別情報(ID)が存在する場合にはステップS7に移行して、該当する識別情報(ID)に併記されたデータ格納先アドレスにデータ領域データテーブルDTD の識別情報(ID)に併記されたデータの実体を書込んでからステップS10に移行する。
【0022】
一方、ステップS6の判定結果が、該当するデータ種別の検索範囲に該当する識別情報(ID)が存在しない場合には、ステップS8に移行して、プログラム領域データテーブルDTP の他のデータ種別を更新してからステップS9に移行し、プログラム領域データテーブルDTP に格納されている全てのデータ種別の検索が終了したか否かを判定し、終了していないときには前記ステップS4に戻り、全てのデータ種別の検索が終了したときにはステップS10に移行する。
【0023】
ステップS10では、データ領域データテーブルDTD の識別情報(ID)を示すポインタを更新してからステップS11に移行し、データ領域データテーブルDTD の全ての識別情報(ID)の指定が終了したか否かを判定し、指定が終了していないときには前記ステップS3に戻り、識別情報(ID)の全ての指定が終了したときにはデータ書込処理を終了する。
【0024】
次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、自動販売機1が通常に動作している場合には、CPU2で、ROM3に格納されているプログラムを実行することにより、料金が投入されたときに、投入料金で購入可能な商品選択ボタンに対してこれらを選択可能とする選択可能表示を行い、次いで該当する商品選択ボタンが選択されたときに、該当する商品を商品取り出し口に排出し、投入料金と商品価格との差額がある場合には、その差額分を返却口から返却する通常商品販売処理を実行する。
【0025】
この通常商品販売処理を行っているときに、商品選択ボタンで設定される商品を変更したり、商品価格を変更したり、コーヒーなどの粉末原料や湯水の調合割合を変更する場合や、自動販売機1を工場から出荷する際に、予め自動販売機のプログラム領域データテーブルDTP に書込むための情報として各データの識別番号(ID)と、例えば商品名、商品価格、調合割合等の複数のデータ種別と、データの実体とを併記した図2(a)に示すデータ領域データテーブルDTD を作成し、これをメモリカード7に格納して置く。
【0026】
そして、データ領域データテーブルDTD を格納したメモリカード7を自動販売機1のメモリカードリーダー7に装着して、CPU2で図3に示すデータ書込処理を実行させると、メモリカード6に格納されているデータ領域データテーブルDTD の識別情報(ID)の先頭位置を設定する(ステップS1)。この先頭位置では、識別情報が「10」でデータ種別が「a」であり、データの実体が「1」に設定されている。
【0027】
次いで、フラッシュメモリ5に格納されているプログラム領域種別境界値テーブルDTB を参照して、RAM3に格納されているプログラム領域データテーブルDTP の各データ種別毎のデータ種別境界を表すスタートアドレス及びエンドアドレスを取得する(ステップS2)。この実施形態では、データ種別「a」のスタートアドレスが「100000」に、エンドアドレスが「110000」に設定され、データ種別「b」のスタートアドレスが「90000」に、エンドアドレスが「99999」に設定されている。
【0028】
次いで、データ領域データテーブルDTD のポインタで指示されている識別情報(ID)「10」及びデータ種別「a」を取得し(ステップS3)、取得したデータ種別「a」に該当するプログラム領域データテーブルDTP の検索範囲を示すスタートアドレス「100000」及びエンドアドレス「110000」を取得する(ステップS4)。
【0029】
そして、取得したプログラム領域データテーブルDTP のスタートアドレス「100000」からエンドアドレス「110000」の範囲でデータ領域データテーブルDTD の識別情報「10」に対応するアドレスが存在するか否かを判定し(ステップS5)、図2(b)に示すように、プログラム領域データテーブルDTP の先頭に識別情報「10」が存在するので、この識別情報「10」に対応するデータ格納先アドレス「2000」にデータ領域データテーブルDTD の識別情報「10」に対応するデータの実体「1」を書き込む。
【0030】
次いで、データ領域データテーブルDTD のポインタを更新し、識別情報「6」及びデータ種別「a」を取得し、前述したと同様に、プログラム領域データテーブルDTP のデータ種別「a」の検索範囲を表すスタートアドレス「100000」からエンドアドレス「110000」の範囲を検索して例えば中間位置に識別情報「6」が存在するので、この識別情報「6」に対応するデータ格納先アドレス「2100」にデータ領域データテーブルDTD の識別情報「6」に対応するデータの実体「2」を書込む。
【0031】
このようにして、順次データ領域データテーブルDTD のポインタを更新して行き、識別情報「100」及びデータ種別「b」を取得すると、プログラム領域種別境界値テーブルDTB からデータ種別「b」の検索範囲を示すスタートアドレス「90000」及びエンドアドレス「99999」をフラッシュメモリ5から取得し、識別情報「100」をもとにプログラム領域データテーブルDTP のスタートアドレス「90000」及びエンドアドレス「99999」の検索範囲を検索して、該当する識別情報「100」が存在するので、この識別情報「100」に併記されたデータ格納先アドレス「2300」にデータ領域データテーブルDTD の識別情報「100」に対応するデータの実体「1234」を書込む。
【0032】
そして、データ領域データテーブルDTD の最終段の識別情報「ea」及びデータ種別「ez」を取得し、データ種別「ez」に基づいてプログラム領域種別境界値テーブルDTB からデータ種別「ez」の検索範囲を示すスタートアドレス「00001」及びエンドアドレス「00999」をフラッシュメモリ5から取得し、識別情報「ea」をもとにプログラム領域データテーブルDTP のスタートアドレス「00001」及びエンドアドレス「00999」の検索範囲を検索して、該当する識別情報「ea」が存在するので、この識別情報「ea」に併記されたデータ格納先アドレス「em」にデータ領域データテーブルDTD の識別情報「ea」に対応するデータの実体「ey」を書込む。
【0033】
このようにして、最後の識別情報「ea」のデータの実体「ey」をプログラム領域データテーブルDTP で指定されるデータ格納先アドレス「em」に書込みが完了すると、データ領域データテーブルDTD の全ての識別情報の検索が終了するので、データ書込処理が終了される。
【0034】
ところで、データ領域データテーブルDTD のポインタが更新されて、該当する識別情報「n」及びデータ種別「m」を取得したときに、プログラム領域データテーブルDTP の該当するデータ種別「m」の検索範囲内に識別情報「n」が存在しない場合には、図3のデータ書込処理でステップS6からステップS8に移行して、プログラム領域データテーブルDTP のデータ種別を新たなデータ種別に更新してからステップS4に戻ることにより、新たなデータ種別の検索範囲で識別情報「n」を検索し、このデータ種別の更新を該当する識別情報「n」が存在するまで継続し、識別情報「n」が存在する場合には、ステップS7からステップS8に移行して、識別情報「n」に対応するデータの実体「y」をプログラム領域データテーブルDTP の識別情報「n」に対応するデータ格納先アドレス「z」に書込み、プログラム領域データテーブルDTP の全てのデータ種別の検索範囲で識別情報「n」が存在しない場合には、該当識別情報「n」のデータ実体の書込を行うことなく、データ領域データテーブルDTD のポインタを更新する。
【0035】
このようにデータ領域データテーブルDTD の識別情報に付加したデータ種別をもとにデータ種別毎にグループ化したプログラム領域データテーブルDTP の検索範囲を特定することにより、データ種別の数が多ければ多いほど処理時間を短縮することができる。
すなわち、データ種別数をNとし、プログラム領域データテーブルのデータ数をn、データ領域データテーブルのデータ数をmとしたときに、m=nのときの識別情報の最小総検索回数RNは次式で表すことができる。
【0036】

Figure 0003912303
1回の検索時間t(msec)とした時の総検索時間TN は次式で表すことができる。
【0037】
Figure 0003912303
この指数関数式に、例えばデータ個数が2000個、データ種別が3個、1回の検索時間を0.2msecとした場合、これらを上記(1)式及び(2)式に代入することにより、下記(3)式及び(4)式で表すことができる。
【0038】
Figure 0003912303
Figure 0003912303
そして、データ量の増加と処理時間との関係を実際のプログラム及びデータの書込みの全体処理時間で示すと、図4に示すようになり、全体処理の時間軽減を実現することができ、速さを要求するメンテナンスや工場出荷時のプログラム/データの書込の時間短縮によるメンテナンス者の負荷を軽減することができる。
【0039】
因みに、前述した従来例のように、データ領域データテーブルDTD から識別情報を取得する毎にプログラム領域データの先頭から検索する場合には、プログラム領域データテーブルDTP のデータ数をn個、データ領域データテーブルDTD のデータ数をm個とした場合に、m=nのときの識別情報の最小総検索回数RN′及び総検索時間TN ′は下記(5)式及び(6)式で表すことができる。
【0040】
Figure 0003912303
Figure 0003912303
この関数式に、上記本発明の実施形態と同様にデータ個数が2000個、1回の検索時間を0.2msecとした場合には、これらを上記(5)式及び(6)式に代入することにより、下記(7)及び(8)式で表される。
【0041】
Figure 0003912303
Figure 0003912303
この結果、データ量の増加と処理時間との関係を実際のプログラム及びデータの書込みの全体処理時間で示すと、図5に示すように、全体の処理に多大な時間を要してしまうため、速さを要求するメンテナンスや工場出荷時のプログラム及びデータの書込に際して多大な時間を要するという問題点がある。
【0042】
特に、現在市場に出回っている自動販売機の実際の識別情報(ID)の数は2500個以上であり、この場合には3126250回以上の検索を行うことになり、データ書込処理時間が膨大となって工場出荷やプログラム変更時の作業者に大きな負荷が掛かるという問題点がある。
本発明では、上述したようにデータ書込処理時間を従来例に比較して大幅に短縮することができ、速さを要求されるメンテナンスや工場出荷時の作業者の負荷を大幅に軽減することができる。
【0043】
なお、上記実施形態においては、プログラム領域種別境界値テーブルDTB をフラッシュメモリに形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、RAM3内に格納するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、データ領域データテーブルDTD から取得した識別情報がプログラム領域データテーブルDTP に存在しない場合に、該当する識別情報のデータの実体をプログラム領域データテーブルDTP に書き込むことなく処理を終了する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、プログラム領域データテーブルDTP に存在しない識別情報のデータ実体については別途RAM3のデータ格納先アドレスを指定して書き込み、このときの識別情報とこれに対応するデータ格納先アドレスとをデータ領域データテーブルDTD に登録するようにしてもよい。
【0044】
さらに、上記実施形態においては、データ領域データテーブルDTD をメモリカード7に格納する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の記憶媒体に格納するようにしてもよく、さらには有線の伝送回線を使用して遠隔地に設けた遠隔地情報管理装置にデータ領域データテーブルDTD を格納して、遠隔操作によってRAM3へのデータ書込処理を行うようにしてもよく、自動販売機1と無線通信可能な機器にデータ領域データテーブルDTD を格納するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、データ領域データテーブルの識別情報にデータ種別を付加すると共に、プログラム領域データテーブルの識別情報をデータ種別毎にグループ分けして格納されているので、データ領域データテーブルのある識別情報のデータをダウンロードする際に、そのデータ種別に基づいてプログラム領域データテーブルにおける識別情報の検索範囲を該当するデータ種別のグループに狭めることができ、識別情報の検索処理時間を短縮することができるという効果が得られる。
【0046】
また、請求項2に係る発明によれば、プログラム領域データテーブルのデータ種別で特定した検索範囲に指定した識別情報が存在しない場合に、他のデータ種別の検索範囲で識別情報を検索し、識別情報が存在する場合に、その識別情報の格納位置にデータを書込むことにより、データ種別が異なる場合でもデータに対する固有の番号である識別情報のデータ実体は同一であるので、ダウンロードを行うことができるという効果が得られる。
【0047】
さらに、請求項3に係る発明によれば、プログラム領域種別境界値テーブルDTB にプログラム領域データテーブルのデータ種別毎の境界値が格納されているので、このペログラム領域種別境界値テーブルDTB を参照することにより、データ領域データテーブルの識別情報に対応するデータ種別をもとにプログラム領域データテーブルの検索範囲を容易確実に特定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】実施形態に適用し得るテーブルの説明図であって、(a)はデータ領域データテーブル、(b)はプログラム領域データテーブル、(c)はプログラム領域種別境界値テーブルをそれぞれ示す。
【図3】CPUが実行するデータ書込処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】実施形態でのデータ量と検索時間との関係を示す特性線図である。
【図5】従来例でのデータ量と検索時間との関係を示す特性線図である。
【図6】従来例のデータ領域データテーブル及びプログラム領域データテーブルを示す説明図である。
【図7】従来例のデータ書込処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動販売機
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 フラッシュメモリ
6 入出力インタフェース
7 メモリカード
8 メモリカードリーダー
DTD データ領域データテーブル
DTP プログラム領域データテーブル
DTB プログラム領域種別境界値テーブル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vending machine download method for downloading data stored in a data area data table to a program area data table in a vending machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a host device connected to a disk device, an input / output control device having a download information table, a download data request table and a download storage area, and an information processing device including a plurality of input / output devices, a cache is stored in the disk device, The input control device has a device ID / data ID table in which device ID, data ID, and input / output device number are stored, and the download data request table has a cache designation area and a cache capacity area, respectively. A download control method has been proposed in which the type of download data is discriminated and a cache is designated (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-4-291626 (second page, FIG. 2)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional example described in the above-mentioned Patent Document 1, the type of input / output device and the type of data are determined and the use of the disk cache is specified, so the number of disk reads can be reduced, and the download can be performed. Although the time can be shortened, like a vending machine, each has a data area data table and a program area data table in which data is stored based on identification information (ID). There is an unsolved problem that it cannot be applied when data of certain identification information is downloaded to the program area data table.
[0005]
In other words, when a vending machine replaces a program that controls its operation, it automatically sells data such as identification information setting data and sales data in a data area data table stored in a storage medium such as a memory card. When downloading to a program area data table stored in a storage medium such as SRAM provided in the machine, it is searched whether or not identification information equivalent to the data area data table exists in the program area data table. When the identification information to be stored exists in the program area data table, the data entity is written to the data storage destination address of the corresponding identification information.
[0006]
Here, as shown in FIG. 6A, the data area data table has a configuration in which the identification information (ID) and the substance of the data are written together, and the program area data table is shown in FIG. 6B. As described above, the identification information (ID) and the data storage destination address are written together.
In the conventional search method, when each data in the data area data table is written by referring to the program area data table, first, as shown in FIG. 7, the ID of the data area data table is set in step S31. The pointer is set to the head position, and then the process proceeds to step S32 to obtain identification information indicated by the pointer of the data area data table, and then the process proceeds to step S33 to find the head position of the program area data table. Then, the process proceeds to step S34 where the program area data table is sequentially searched for matching identification information, and then the process proceeds to step S35.
[0007]
In this step S35, it is determined whether or not there is matching identification information. If there is matching identification information, the process proceeds to step S36, and the data storage destination address written in the corresponding identification information is set. After writing the substance of the data, the process proceeds to step S37. If there is no matching identification information, the process proceeds to step S37 as it is.
[0008]
In step S37, the pointer of the identification information in the data area data table is updated. Then, the process proceeds to step S38, and whether or not the search of the program area data table has been completed for all the identification information stored in the data area data table. If this is not completed, the process returns to step S32. If completed, the process is terminated.
[0009]
Thus, in the above conventional example, when searching for one piece of relevant identification information in the data area data table, comparison processing must be performed on all the identification information in order from the top of the program area data table. Even if the corresponding identification information exists at the end of the program area data table, the beginning of the program area data table or the corresponding identification information is searched, so that inefficient processing is performed, and the download process takes a lot of time. There is an unsolved problem of spending money.
[0010]
Therefore, the present invention has been made paying attention to the unsolved problems of the above-described conventional example, and can be easily downloaded from the data area data table of the vending machine to the program area data table in a short time. The purpose is to provide a vending machine download method.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a vending machine download method according to claim 1 is a vending machine download method used when updating data stored in a vending machine. The data area data table stored in association with the identification information is stored with the data type added to the identification information, and the identification information is grouped and stored for each data type in the program area data table. When downloading data from the data table to the program area data table, when the identification information of the data area data table is specified, the search range of the program area data table is specified based on the data type added thereto. The identification information corresponding to the specified identification information is searched and stored in the storage location of the corresponding identification information. It is characterized in that it has to write the data.
[0012]
In the invention according to claim 1, since the data type is added to the identification information of the data area data table, and the identification information of the program area data table is stored by grouping for each data type, the data area data table When downloading certain identification information data, the search range of the identification information in the program area data table can be narrowed to the group of the corresponding data type based on the data type, thereby shortening the identification information search processing time. be able to.
[0013]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a vending machine download method according to the first aspect of the invention when the identification information specified in the data area data table does not exist in the specified search range of the program area data table. The search range of the data type is searched, and when the specified identification information exists in the searched search range, the data is written in the storage location of the corresponding identification information.
[0014]
In the invention according to claim 2, when there is no identification information specified in the search range specified by the data type of the program area data table, the identification information is searched in the search range of another data type, and the identification information exists. In this case, by writing the data in the storage location of the identification information, the data entity of the identification information, which is a unique number for the data, is the same even if the data type is different, so that the download can be performed.
[0015]
The vending machine download method according to claim 3 further comprises a program area type boundary value table for managing boundary values of each data type of the program area data table in the invention according to claim 1 or 2, and the data When the identification information of the area data table is specified, the search range of the program area data table is specified by referring to the program area type boundary value table based on the data type added thereto. It is a feature.
[0016]
In the invention according to claim 3, since the boundary value for each data type of the program area data table is stored in the program area type boundary value table, the data area data is referred to by referring to the perogram area type boundary value table. The search range of the program area data table can be easily and reliably specified based on the data type corresponding to the table identification information.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention. In the figure, reference numeral 1 denotes a vending machine, which includes a CPU 2 for controlling the entire vending machine, a ROM 3 for storing a program executed by the CPU 2 connected to the CPU 2, and program area data connected to the CPU 2 in the same manner. Table DT P RAM 4 for storing various data such as setting data, and program area data table DT P Program area type boundary value table DT for storing data type boundary values of B And a data area data table DT stored in a memory card 7 connected via an input / output interface 6 D And a memory card reader 8 for accessing.
[0018]
As shown in FIG. 2A, the data area table stored in the memory card 7 has a structure in which identification information (ID), data type, and data substance are written together. To the required number of digits, and symbols such as a, b, and c are set as data types. As data entities, setting data, sales data, and the like such as a product type, a price, or a blending ratio of powder raw materials such as coffee and hot water corresponding to the product selection button of the vending machine 1 are set.
[0019]
The program area data table DT stored in the RAM 4 P As shown in FIG. 2B, identification information (ID) and a data storage destination address are written together, and these are stored in groups for each data type.
Furthermore, the program area type boundary value table DT B As shown in FIG. 2C, the program area data table DT P The start address and end address of each data type are stored.
[0020]
When the vending machine is installed or the product type is changed, the CPU 2 changes the data to be changed to the memory card reader 8 to the data area data table DT. D The memory card 7 stored in is attached, and execution of the data writing process shown in FIG. 3 is started. In this data writing process, first, in step S1, the pointer of the identification information in the data area data stored in the memory card 7 is set to the head address, and then the process proceeds to step S2 to be stored in the flash memory 5. Program area type boundary value table DT B Refer to the program area data table DT P After obtaining the boundary value for each data type, the process proceeds to step S3.
[0021]
In this step S3, the data area data table DT D The identification information (ID) and data type indicated by the pointer are acquired, and then the process proceeds to step S4, where the program area type boundary value table DT is based on the data type. B Get the start address and end address.
Next, the process proceeds to step S5, where the program area data table DT is based on the identification information (ID) acquired in step S3. P The data type search range between the corresponding start address and end address is searched, and then the process proceeds to step S6 to determine whether or not there is matching identification information (ID), and the matching identification information (ID) If there is, the process proceeds to step S7, where the data area data table DT is stored in the data storage destination address written together with the corresponding identification information (ID). D After writing the substance of the data written in the identification information (ID), the process proceeds to step S10.
[0022]
On the other hand, if the determination result of step S6 is that there is no identification information (ID) corresponding to the search range of the corresponding data type, the process proceeds to step S8, and the program area data table DT P After updating other data types, the process proceeds to step S9, and the program area data table DT P It is determined whether or not the search for all data types stored in is completed. If not, the process returns to step S4. If the search for all data types is completed, the process proceeds to step S10.
[0023]
In step S10, the data area data table DT D After updating the pointer indicating the identification information (ID), the process proceeds to step S11, and the data area data table DT D It is determined whether or not the designation of all the identification information (ID) has been completed. If the designation has not been completed, the process returns to step S3. If the designation of all the identification information (ID) has been completed, the data writing process is performed. Exit.
[0024]
Next, the operation of the above embodiment will be described.
Now, when the vending machine 1 is operating normally, the CPU 2 executes a program stored in the ROM 3 to execute a program selection button that can be purchased at a charge when the charge is charged. When a selectable display that enables these items to be selected is displayed, and when the corresponding product selection button is selected, the corresponding product is discharged to the product outlet, and there is a difference between the input charge and the product price The normal product sales process for returning the difference from the return port is executed.
[0025]
During this normal product sales process, when changing the product set with the product selection button, changing the product price, changing the blending ratio of powder raw materials such as coffee and hot water, automatic sales When the machine 1 is shipped from the factory, the program area data table DT of the vending machine in advance P The data area shown in FIG. 2 (a) in which the identification number (ID) of each data as information to be written in, a plurality of data types such as product names, product prices, blending ratios, etc., and the actual data are shown together Data table DT D Is stored in the memory card 7 and placed.
[0026]
And the data area data table DT D Is inserted into the memory card reader 7 of the vending machine 1 and the CPU 2 executes the data writing process shown in FIG. 3, the data area data table DT stored in the memory card 6 is stored. D First position of identification information (ID) is set (step S1). At this head position, the identification information is “10”, the data type is “a”, and the data entity is set to “1”.
[0027]
Next, the program area type boundary value table DT stored in the flash memory 5 B Referring to FIG. 4, the program area data table DT stored in the RAM 3 P A start address and an end address representing a data type boundary for each data type are acquired (step S2). In this embodiment, the start address of the data type “a” is set to “100000”, the end address is set to “110000”, the start address of the data type “b” is set to “90000”, and the end address is set to “99999”. Is set.
[0028]
Next, the data area data table DT D The identification information (ID) “10” and the data type “a” indicated by the pointer are acquired (step S3), and the program area data table DT corresponding to the acquired data type “a” is acquired. P A start address “100000” and an end address “110000” indicating the search range are acquired (step S4).
[0029]
And the acquired program area data table DT P Data area data table DT in the range from start address “100000” to end address “110000” D It is determined whether or not there is an address corresponding to the identification information “10” (step S5), and as shown in FIG. P Since the identification information “10” exists at the head of the data area, the data area data table DT is stored in the data storage destination address “2000” corresponding to the identification information “10”. D The data entity “1” corresponding to the identification information “10” is written.
[0030]
Next, the data area data table DT D , The identification information “6” and the data type “a” are acquired, and the program area data table DT is acquired in the same manner as described above. P A range from the start address “100000” representing the search range of the data type “a” to the end address “110000” is searched, and for example, the identification information “6” exists at an intermediate position. Data area data table DT in the data storage destination address “2100” D The data entity “2” corresponding to the identification information “6” is written.
[0031]
In this way, the sequential data area data table DT D When the identification information “100” and the data type “b” are acquired, the program area type boundary value table DT is updated. B Start address “90000” and end address “99999” indicating the search range of the data type “b” from the flash memory 5, and the program area data table DT based on the identification information “100” P The search range of the start address “90000” and the end address “99999” is searched, and the corresponding identification information “100” exists. Therefore, the data storage destination address “2300” written together with this identification information “100” is stored. Data area data table DT D The data entity “1234” corresponding to the identification information “100” is written.
[0032]
And the data area data table DT D The identification information “ea” and the data type “ez” of the last stage of the program area are acquired, and the program area type boundary value table DT based on the data type “ez” B Start address “00001” and end address “00999” indicating the search range of the data type “ez” from the flash memory 5, and the program area data table DT based on the identification information “ea” P The search range of the start address “00001” and the end address “00999” is searched, and the corresponding identification information “ea” exists. Therefore, the data storage destination address “em” written together with this identification information “ea” is stored. Data area data table DT D The data entity “ey” corresponding to the identification information “ea” is written.
[0033]
In this way, the data entity “ey” of the last identification information “ea” is stored in the program area data table DT. P When writing to the data storage destination address “em” specified by is completed, the data area data table DT D Since the search for all the identification information is completed, the data writing process is terminated.
[0034]
By the way, the data area data table DT D When the corresponding identification information “n” and the data type “m” are acquired, the program area data table DT is updated. P If the identification information “n” does not exist within the search range of the corresponding data type “m”, the process proceeds from step S6 to step S8 in the data writing process of FIG. 3, and the program area data table DT P After the data type is updated to the new data type, the process returns to step S4 to search for the identification information “n” in the search range of the new data type, and update the data type to the corresponding identification information “n”. If the identification information “n” exists, the process proceeds from step S7 to step S8, and the data entity “y” corresponding to the identification information “n” is stored in the program area data table DT. P Is written in the data storage destination address “z” corresponding to the identification information “n” of the program area data table DT P If the identification information “n” does not exist in the search range of all the data types, the data area data table DT is written without writing the data entity of the corresponding identification information “n”. D Update the pointer.
[0035]
Thus, the data area data table DT D Program area data table DT grouped for each data type based on the data type added to the identification information P By specifying the search range, the processing time can be shortened as the number of data types increases.
That is, when the number of data types is N, the number of data in the program area data table is n, and the number of data in the data area data table is m, the minimum total number of searches for identification information RN when m = n is Can be expressed as
[0036]
Figure 0003912303
Total search time T with one search time t (msec) N Can be expressed as:
[0037]
Figure 0003912303
In this exponential function formula, for example, when the number of data is 2000, the data type is 3, and the search time of one time is 0.2 msec, by substituting these into the above formulas (1) and (2), It can represent with the following (3) Formula and (4) Formula.
[0038]
Figure 0003912303
Figure 0003912303
Then, when the relationship between the increase in the data amount and the processing time is indicated by the overall processing time of the actual program and data writing, it is as shown in FIG. 4, and the time reduction of the entire processing can be realized, and the speed The load on the maintenance staff can be reduced by shortening the time required for the maintenance requiring the program and the program / data writing at the time of shipment from the factory.
[0039]
Incidentally, the data area data table DT as in the above-described conventional example. D When the identification information is obtained from the program area data, the program area data table DT P Data number n, data area data table DT D When the number of data of m is m, the minimum total number of searches RN ′ for identification information and the total search time T when m = n N 'Can be represented by the following formulas (5) and (6).
[0040]
Figure 0003912303
Figure 0003912303
When the number of data is 2,000 and the search time for one search is 0.2 msec as in the above-described embodiment of the present invention, these are substituted into the above equations (5) and (6). Therefore, it is represented by the following formulas (7) and (8).
[0041]
Figure 0003912303
Figure 0003912303
As a result, when the relationship between the increase in the data amount and the processing time is indicated by the overall processing time of the actual program and data writing, as shown in FIG. 5, a great deal of time is required for the entire processing. There is a problem that it takes a lot of time to write a program and data at the time of maintenance and factory shipment requiring high speed.
[0042]
In particular, the actual number of identification information (ID) of the vending machines currently on the market is 2500 or more. In this case, the search is performed 3126250 times or more, and the data writing processing time is enormous. As a result, there is a problem that a heavy load is imposed on the worker at the time of factory shipment or program change.
In the present invention, as described above, the data writing processing time can be significantly shortened as compared with the conventional example, and the load on the worker who requires speed and the factory shipment is greatly reduced. Can do.
[0043]
In the above embodiment, the program area type boundary value table DT B However, the present invention is not limited to this, and may be stored in the RAM 3.
In the above embodiment, the data area data table DT D The identification information acquired from the program area data table DT P If the data does not exist in the program area data table DT, P However, the present invention is not limited to this, and the program area data table DT is not limited to this. P The data entity of the identification information that does not exist in the data is written by designating the data storage destination address of the RAM 3 separately, and the identification information at this time and the data storage destination address corresponding to this are stored in the data area data table DT. D You may make it register to.
[0044]
Furthermore, in the above embodiment, the data area data table DT D However, the present invention is not limited to this, and may be stored in another storage medium, and further provided in a remote place using a wired transmission line. Data area data table DT in remote location information management device D May be stored and the data writing process to the RAM 3 may be performed by remote control. D May be stored.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the data type is added to the identification information of the data area data table, and the identification information of the program area data table is stored in groups for each data type. Therefore, when downloading data of certain identification information in the data area data table, the search range of the identification information in the program area data table can be narrowed to the group of the corresponding data type based on the data type. It is possible to shorten the search processing time.
[0046]
According to the second aspect of the present invention, when there is no identification information specified in the search range specified by the data type of the program area data table, the identification information is searched in the search range of the other data type and identified. If the information exists, the data entity of the identification information, which is a unique number for the data, is the same even if the data type is different by writing the data in the storage location of the identification information. The effect that it can be obtained.
[0047]
Furthermore, according to the invention of claim 3, the program area type boundary value table DT B The boundary value for each data type of the program area data table is stored in the perigram area type boundary value table DT. B By referring to the above, it is possible to easily and reliably specify the search range of the program area data table based on the data type corresponding to the identification information of the data area data table.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a table applicable to the embodiment, in which (a) shows a data area data table, (b) shows a program area data table, and (c) shows a program area type boundary value table.
FIG. 3 is a flowchart illustrating an example of a data write processing procedure executed by a CPU.
FIG. 4 is a characteristic diagram showing a relationship between a data amount and a search time in the embodiment.
FIG. 5 is a characteristic diagram showing a relationship between a data amount and a search time in a conventional example.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a data area data table and a program area data table of a conventional example.
FIG. 7 is a flowchart showing a conventional data write processing procedure;
[Explanation of symbols]
1 Vending machine
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 Flash memory
6 I / O interface
7 Memory card
8 Memory card reader
DT D Data area data table
DT P Program area data table
DT B Program area type boundary value table

Claims (3)

自動販売機内に格納されているデータの更新を行う際に使用する自動販売機のダウンロード方法であって、
データを識別情報と対応付けして格納するデータ領域データテーブルに、識別情報にデータ種別を付加して格納すると共に、プログラム領域データテーブルに、識別情報をデータ種別毎にグループ分けして格納し、データ領域データテーブルからプログラム領域データテーブルにデータをダウンロードする際に、データ領域データテーブルの識別情報を指定したときに、これに付加されているデータ種別に基づいてプログラム領域データテーブルの検索範囲を特定して前記指定した識別情報に対応する識別情報を検索し、該当する識別情報の格納位置にデータを書込むようにしたことを特徴とする自動販売機のダウンロード方法。
A vending machine download method used when updating data stored in a vending machine,
A data area data table that stores data in association with identification information, stores the identification information with a data type added thereto, and stores the identification information in the program area data table in groups for each data type, When downloading data from the data area data table to the program area data table, when the identification information of the data area data table is specified, the search range of the program area data table is specified based on the data type added to it. The vending machine download method is characterized in that the identification information corresponding to the specified identification information is retrieved and the data is written in the storage location of the corresponding identification information.
前記プログラム領域データテーブルの特定した検索範囲にデータ領域データテーブルの指定した識別情報が存在しない場合に、他のデータ種別の検索範囲を検索し、検索した検索範囲に指定した識別情報が存在するときに、該当識別情報の格納位置にデータを書込むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機のダウンロード方法。When the identification information specified in the data area data table does not exist in the search area specified in the program area data table, the search area of another data type is searched, and the specified identification information exists in the searched search area 2. The vending machine download method according to claim 1, wherein data is written in a storage location of the corresponding identification information. 前記プログラム領域データテーブルの各データ種別の境界値を管理するプログラム領域種別境界値テーブルを備え、データ領域データテーブルの識別情報を指定したときに、これに付加されているデータ種別をもとに前記プログラム領域種別境界値テーブルを参照してプログラム領域データテーブルの検索範囲を特定するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機のダウンロード方法。A program area type boundary value table for managing boundary values of each data type of the program area data table is provided, and when the identification information of the data area data table is designated, the data area added to the data area 3. The vending machine download method according to claim 1, wherein a search range of the program area data table is specified with reference to a program area type boundary value table.
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