JP3910595B2 - 階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムに関し、特に、階層セル構造において効率的にマルチキャストサービスを提供する方法に関する。
移動通信システムにおいて、国際電気通信連合-電気通信標準化部門(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector: ITU-T) Q.1711に定義されたサービス範囲及びデータ伝送率によってメガセル(Mega Cell)、マクロセル(Macro Cell)、マイクロセル(Micro Cell)及びピコセル(Pico Cell)などの多様な無線接続が可能であり、前記各セルの種類によってサービスカバレージが異になる。さらに、前記サービスカバレージ及び前記データ伝送率は、移動通信サービス方式によって異になることができ、前記各セルの種類によるサービス方法の例を説明すると、以下のようである。
前記メガセルは、人工衛星通信ネットワークを利用して広い地域をカーバする広帯域サービスを提供し、セル半径は、100〜500Km以内である。前記メガセルは、データサービス及び音声サービスを同時に提供することができる。前記マクロセルは、サービス半径が35Km以内であり、移動通信システムで加入者通話量の少ない地域のカバレージを拡張するために、主に郊外地域及び準平滑地域において使用される。前記マクロセルは、セル拡張のための基地局と中継器として設置された基地局との間の周波数に関係なく導入されることができる。
一方、前記マイクロセルは、約0.5〜1kmのカバレージを有し、移動通信端末機が基地局アンテナを見ることのできる可視距離電波経路が主要伝送経路になる。さらに、前記ピコセルは、半径50m以内の都心の建物密集地域及び地下建物をサービスするために、建物内システムまたは小型中継器を設置する。前記建物内のシステムは、交換局から伝送回線(European Transmission Rate 1(E1) Line)を建物内のBTS(Base station Transceiver System)(つまり、ピコ-BTS)まで連結し、建物内に光ケーブル及びアンテナを設置することによって建物内サービスを提供し、小型中継器は、地上信号を受信し、オムニアンテナまたはパッチアンテナを使用して建物の地下層をサービスする。最大データ伝送率は、2Mbpsである。
一方、前述したようなセルの種類による区分は、システムによって多様に設計されることができ、本発明が特定サービスシステムに限定されることではない。
移動通信システムにおいて、セルのサービス地域及びセルの適用地域は、サービスのタイプによって異なり、通達距離及びセル地域の加入者収容容量は、基地局アンテナの位置、アンテナの高さ、アンテナのビーム形態、アンテナの傾斜度及びアンテナの送信電力などによって変化する。
前述したように、同一地域内においてセルの規模及び伝送速度によって多様に区分してサービスを提供することを“階層セル構造(Hierarchical Cell Structure: 以下、HCSと称する)”と称する。例えば、特定地域においてマイクロセルに対するサービス及びマクロセルに対するサービスが同時に提供される場合、前記地域がHCSを形成していると見なすことができる。
一般的に、前記HCSシステムにおいて、前記マクロセルが高速移動使用者及び低速データ伝送サービスを管理し、前記マイクロセルが低速移動使用者及び高速データ伝送サービスを管理する。より具体的に説明すると、前記マクロセルは、広いセル半径を有するが、サービスできる容量(capacity)が限定されているので、低速データ伝送サービスを要請する使用者にサービスを提供することが望ましい。しかしながら、高速移動使用者に対して前記マイクロセルにおいてサービスする場合、頻繁なハンドオーバー(また、ハンドオフとして知られている)によってサービス効率が低下する可能性がある。従って、前記高速移動使用者に対しては前記マイクロセルより前記マクロセルにおいてサービスすることが望ましい。
場合によっては、前記マクロセルまたはマイクロセルの負荷によってサービスを提供する方法を変更することができる。つまり、特定マイクロセルの負荷が非常に大きい場合、前記マクロセルにおいて高速移動使用者にサービスを提供する方法も提案された。
一方、前記HCSにおけるマルチキャスト(Multicast)サービス提供の方法に関連して、特定マルチキャストサービスを提供するマイクロセルの数が非常に少ない場合、マイクロセルにおいてサービスを提供し、前記マイクロセルの数が多い場合は、マクロセルにおいてマルチキャストサービスを提供する方法も可能である。
しかしながら、前記マルチキャストサービスの場合、高速データ伝送サービスがマイクロセルのみによって提供される時、特定マルチキャストサービスを受ける使用者の数の増加、または、頻繁なハンドオフによってサービス品質(QoS)が低下する可能性がある。反面、前記マルチキャストサービスがマクロセルのみによって提供される場合、前記マルチキャストサービスのデータ伝送率(data rate)が増加するほど、マクロセルの負荷に大きい影響を与える。
さらに、動的にマルチキャストサービスの階層を選択する方案が提供されたが、前記サービスの提供中に頻繁な階層間のハンドオフが発生する可能性があるので、高速で伝送されるデータによってマクロセルにおいて深刻に容量が減少される可能性がある。
従って、本発明の目的は、移動通信システムにおいて、階層セル構造における信号対雑音比を利用してマクロセルまたはマイクロセルを選択することによって効率的なマルチキャストサービス方法を提供することにある。
前述したような目的を達成するための本発明によると、少なくとも1つのマイクロセル領域が1つのマクロセル領域に重畳される階層セル構造を有する移動通信システムで、前記マクロセルまたは前記マイクロセルから移動通信端末機にマルチキャストサービスを提供する方法は、前記マイクロセル領域が重畳される前記マクロセルにおける測定された信号対雑音比が特定マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足するか否かを判断する過程と、前記移動通信端末機が前記マクロセルを制御する基地局から前記特定マルチキャストサービスを受ける過程と、を含む。
前記方法は、前記移動通信端末機が所定のマイクロセルに進入して前記マイクロセルの基地局に接続する時、前記移動通信端末機が受けようとするサービスがマルチキャストサービスであるか否かを判断する過程をさらに含む。
前記移動通信端末機が受けようとするサービスがマルチキャストサービスでない場合、前記移動通信端末機は、該当マイクロセルを制御する基地局またはマクロセルを制御する基地局との接続を維持する。
前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足する場合であっても、前記移動通信端末機は、前記移動通信端末機の属するマイクロセルのサービス状態を考慮して、前記マクロセル及びマイクロセルから選択的にサービスを受ける。
前記移動通信端末機は、特定のマルチキャストサービスを要請する使用者の数に基づいて前記マイクロセルから前記マルチキャストサービスが提供されることができるか否かを決定する。
前記移動通信端末機は、特定のマルチキャストサービスを提供するマイクロセルの数に基づいて前記マイクロセルから前記マルチキャストサービスが提供されることができるか否かを決定する。
前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足しない場合、前記移動通信端末機は、該当マイクロセルを制御する前記基地局との接続を維持する。
前記移動通信端末機が前記マクロセルから前記マルチキャストサービスを受ける時、前記移動通信端末機は、所定の周期で前記マクロセル領域における信号対雑音比を測定し、前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足するか否かを判断することによって、前記マイクロセルへのハンドオーバーを遂行するか否かを決定する。
前記マクロセルの領域がサービス提供可能なデータ伝送率によって分割され、前記移動通信端末機が前記マクロセルの分割された領域に進入する場合、マルチキャストサービスが前記移動通信端末機に提供されるか否かによって、前記該当領域のデータ伝送率による信号対雑音比が適用される。
前記領域分割の基準になるデータ伝送率は、384Kbps、144Kbps、64Kbps及び12.2Kbpsのいずれか1つであり、同期式EV−DO(Evolution-Data Only)システムである場合、前記領域分割の基準になるデータ伝送率は、38.4Kbps、76.8Kbps、153.6bps及び307.2Kbpsのいずれか1つである。
前述した目的を達成するための本発明によると、所定の領域が相互重畳した少なくとも1つのマクロセルと少なくとも1つのマイクロセルとに区分され、移動通信端末機が前記マクロセルまたはマイクロセルからマルチキャストサービスを受ける移動通信システムで、階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法には、前記移動通信端末機が所定のマイクロセルに進入し、基地局にマルチキャストパケット呼セットアップ要請を伝送して、基地局制御器に無線ベアラーメッセージをセットアップする時、前記基地局制御器が前記移動通信端末機に該当のマクロセル領域における測定された信号対雑音比を送信する過程と、前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足する場合、前記マイクロセルから前記マクロセルへのハンドオーバーを遂行する過程と、を含む。
本発明は、前記マクロセルの全ての領域において高速データ伝送によって発生できる深刻な容量減少を防止することができ、さらに、マイクロセルのみにおいてマルチキャストサービスを提供することによって発生できる頻繁なハンドオフ及び伝送品質の低下を防止することができる。また、マルチキャストサービスを提供するマイクロセルの数及びマルチキャストサービス使用者の数に基づいてマルチキャストサービス階層を動的に変更する方法に比較すると、本発明による方法は、階層間に発生できる頻繁なハンドオフを防止することができる。
以下、本発明の好適な一実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
マルチキャストサービスの重要問題は、接続モード(connected mode)状態におけるハンドオーバー処理問題である。本発明によって、マイクロセルにおいて使用されるマルチキャストサービスによって発生する頻繁なハンドオフの問題を解決し、マクロセルにおいて提供される高速マルチキャストサービスによる過負荷の問題を解決することができる。つまり、特定データ伝送率を維持すべきであるマルチキャストサービスをマクロセルの信号対雑音比(Carrier to Interference: 以下、C/Iと称する)によって効率的に提供することによって、前記マクロセルに属するマイクロセル内の加入者は固有の高速サービスを利用することができる。
一方、3GPP(3rd Generation Partnership Project)スペック(spec).TS(Technical Specification)25.101に明記されている各サービスデータ伝送率を満足させるために要請されるEc/Ior(他の領域または物理チャネルにおける全体伝送パワースペクトル密度に対するPN(Pseudo-noise Noise)チップ当りに平均伝送パワー比率)は、表1のようになる。なお、表1は、二重経路(dual path)の歩行者に基づいている。
Figure 0003910595
以下、図1及び図2を参照して本発明の適用のためにC/Iによってマクロセルが区分されるHCS構造に関して説明する。
図1を参照してHCS構造を説明すると、前記HCSは、1つのマクロセル100内に複数のマイクロセル110が重複されてデザインされることができる。一方、前記データ伝送率は、基地局との距離によって異なるので、表1によるマクロセルのデータ伝送率が図1のような領域によって区分されることができる。
つまり、基地局を利用して前記マクロセル100の中心からの距離によってデータ伝送率を区分することができる。例えば、基地局の中心には384Kbpsの高速の伝送率でサービスを提供することができ、前記中心から遠くなるほどEc/Iorが減少されるので、114Kbps、64Kbps及び12.2Kbpsの順で低い伝送率のサービスを提供するようになる。
図2は、本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービス提供の概念を示す図である。図2を参照すると、マクロセルの基地局200を中心にして所定の距離によってマクロセルの伝送率による境界(boundary)が区分され、最高の伝送率から最低の伝送率への順に、前記基地局の中心から外側に第1ないし第4データ伝送率が領域202、204、206及び208にそれぞれマッチングされる。
前記マクロセル領域内のマイクロセルに属する使用者は、特定伝送率のマルチキャストサービスを前記マイクロセルまたは前記マクロセルから受けることができる。前記マイクロセル基地局210内の使用者は、前記マイクロセルから第1データ伝送率及び第2データ伝送率のマルチキャストサービスを受けることができ、前記マクロセルから第3データ伝送率及び第4データ伝送率のマルチキャストサービスを受けることができる。
従って、第1データ伝送率を提供するマクロセル領域に属する移動通信端末機は、前記第1データ伝送率のサービスを前記マクロセルから受けることができる。しかしながら、前記移動通信端末機が第3データ伝送率を提供するマクロセル領域に移動する場合、前記第1データ伝送率の高速サービスを前記マクロセルから受けることができず、前記第1データ伝送率のサービスを受けることのできるマイクロセルから高速サービスを受けるべきである。
より具体的に説明すると、前記マイクロセルにおいて使用者によって要請されるデータ伝送率に対するC/Iによってマルチキャストサービスが提供されることのできる領域が設定される。つまり、設定半径以外のマクロセル領域においては、下位階層であるマイクロセルがマルチキャストサービスを提供し、設定半径以内のマイクロセル領域においては、上位階層であるマクロセルが基本的にマルチキャストサービスを提供する。
しかしながら、マクロセルからマイクロセルにサービス提供階層を移動する既存の方式を追加的に使用して、マクロセルにおいて提供されたサービスをマイクロセルにおいて提供することもできる。つまり、特定マルチキャストサービスを要請する使用者が非常に少ない場合、または、特定マルチキャストサービスを提供するマイクロセルの数が非常に少ない場合は、前記マクロセルにおいてサービスを提供することのできる領域内であっても(つまり、前記マクロセルにおいてC/Iを満足する場合)、マクロセルにおいてサービスを提供することでなく、マイクロセルにおいてサービスを提供する既存の方式を使用することができる。
以下、図3及び図4を参照して前述したような方法を具現するための手順を説明する。
図3は、本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービスを提供するための手順を示すフローチャートである。図3を参照すると、前記移動通信端末機は、キャンプオン(camp-on)し、所定のマイクロセルに接続し(段階300)、所望するマルチキャストサービスを要請する(段階310)。前記要請されたサービスがマルチキャストサービスでない場合、前記移動通信端末機は、前記マイクロセルの基地局との接続を継続して維持する(段階320)。
一方、前記要請されたサービスがマルチキャストサービスである場合、前記移動通信端末機は、前記要請されたマルチキャストサービスのデータ伝送率を確認する(段階330)。次に、前記移動通信端末機は、前記要請されたマルチキャストサービスのデータ伝送率に対するC/Iと前記移動通信端末機の属するマクロセル領域における測定されたC/Iとを比較し、前記マルチキャストサービスをマクロセルから受けるか、それともマイクロセルから受けるかを決定する(段階340)。
つまり、前記測定されたマクロセルにおけるC/Iが前記要請されたマルチキャストサービスに対するC/Iより大きい場合、これは前記マクロセルから前記マルチキャストサービスが提供されることができることを意味するので、前記移動通信端末機は前記マクロセルにハンドオーバーを遂行する(段階360)。
従って、前記移動通信端末機は、前記マルチキャストサービスを前記マクロセルから受け、サービス進行中に継続的に(望ましくは、所定の周期間隔で)パイロットパワーを監視して適正のC/Iによってサービスが提供されるか否かをチェックする(段階370)。前記マルチキャストサービスに要請される適正のC/Iが保障されない場合、前記マイクロセルに戻ってハンドオーバーを遂行することが望ましい。
しかしながら、前記測定されたマクロセルにおけるC/Iが前記要請されたマルチキャストサービスに対するC/Iより小さい場合、前記マクロセルから前記マルチキャストサービスが提供されることができないので、前記移動通信端末機は、前記マイクロセルへの接続を維持(段階350)して前記マルチキャストサービスを受ける。この時も、また、前記移動通信端末機は、周期的にパイロットパワーを監視して適正のC/Iによってサービスが提供されるか否かをチェックする(段階380)。
図4は、本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービスの呼処理の手順を示すフローチャートである。図4を参照すると、所定のマイクロセルに進入した移動通信端末機、つまり、使用者端末機(User Equipment: UE)が前記マイクロセルの基地局を通じて前記基地局制御器(Base Station Controller: BSC)A、つまり、基地局制御器(Radio Network Controller: RNC)Aに無線資源制御(Radio Resource Control: RRC)接続セットアップ要請を送ることによって初期化を遂行(段階400)し、前記RNC Aにマルチキャストサービスのためのパケット呼セットアップ要請を送る(段階402)。
前記パケット呼セットアップ要請を受けると、前記RNC Aは、コアネットワーク(Core Network: CN)に前記呼セットアップ要請を送り(段階404)、前記CNは、前記RNC Aに無線資源を割り当てる(段階406)。その次に、前記RNC Aは、前記UEに無線ベアラー(Radio Bearer: RB)セットアップメッセージを送り(段階408)、前記UEは、前記RNC Aに無線ベアラーセットアップ完了メッセージを伝送する(段階410)。
前記UEが特定のマルチキャストサービスを受けることを希望する場合、前記RNC Aは、前記UEによってマクロセルが選択されるか否かを決定するためにC/Iを測定できるように測定制御信号を伝送する(段階412)。前記UEは、UEが位置したマクロセル領域におけるC/Iを測定し、前記測定されたC/Iを前記RNC Aに伝送する(段階414)。前記RNC Aは、前記測定されたC/Iと前記マルチキャストサービスのために要請されるC/Iとを比較する(段階415)。
前記測定されたマクロセル領域におけるC/Iが前記マルチキャストサービスのために要請されるC/Iを満足する(または、より大きい)場合、前記UEは、UEの属するマクロセル基地局にハンドオーバーを遂行し(段階416)、前記マクロセルから前記マルチキャストサービスを受ける。
前記手順は、使用者によって進行中である他のサービスがない場合の割り当て方法である。さらに、同時呼の側面から見て、同時呼の提供のための階層割り当て方案は、C/Iだけでなく以下のような既存呼提供階層によるセル選択を考慮する。
(a)マクロセルにおいて他のサービスを予め受けている使用者が前記マクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する場合、前記使用者は、同一のマクロセルから既存の進行中のサービス及びマルチキャストサービスを同時に受ける。
(b)マクロセルにおいて他のサービスを予め受けている使用者がマイクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する場合、基地局は、前記マクロセルにおいてサービス中の呼をマイクロセルにハンドオフして、前記マイクロセルにおいてマルチキャストサービス及び進行中の呼を同時にサービスする。一方、前記マイクロセルの容量不足によってマルチキャストサービスを提供することができない場合、前記基地局は、マクロセルの負荷によってマルチキャストサービスを受容するか否かを決定し、前記マクロセルにおける特定マルチキャストサービス領域を増加させることで、前記マクロセルにおけるマルチキャストサービス及び既存の呼を同時に受容する。
(c)マイクロセルにおいて他のサービスを予め受けている使用者がマクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する場合、前記(b)の手順と同一に遂行される。しかしながら、前記マイクロセルが同一のマルチキャストサービスを提供する時に可能である。
(d)マイクロセルにおいて他のサービスを予め受けている使用者がマイクロセルが提供する他のマルチキャストサービスを要請する場合、前記マイクロセルにおいて呼が進行中である使用者がマイクロセルが提供する高速データ伝送率のマルチキャストサービスを要請すると、前記マイクロセルは既存の呼及びマルチキャストサービスを同時に提供する。
以上、本発明を具体的な一実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前述の一実施形態によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである
本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービスのためのC/I基盤のサービス地域を示す図である。 本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービス提供の概念を示す図である。 本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービスを提供する手順を示すフローチャートである。 本発明による階層セル構造においてマルチキャストサービスの呼を処理する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 マクロセル
110 マイクロセル
202、204、206、208 領域

Claims (15)

  1. 少なくとも1つのマイクロセル領域が1つのマクロセル領域に重畳される階層セル構造を有する移動通信システムで、前記マクロセルまたは前記マイクロセルから移動通信端末機にマルチキャストサービスを提供する方法において、
    前記マイクロセル領域が重畳される前記マクロセルにおける測定された信号対雑音比が特定マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足するか否かを判断する過程と、
    前記移動通信端末機が前記マクロセルを制御する基地局から前記特定マルチキャストサービスを受ける過程と、
    を含み、
    前記移動通信端末機が前記マクロセルから前記マルチキャストサービスを受ける時、前記移動通信端末機は、所定の周期で前記マクロセル領域における信号対雑音比を測定し、前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足するか否かを判断することによって、前記マイクロセルへのハンドオーバーを遂行するか否かを決定する方法。
  2. 前記移動通信端末機が受けようとするサービスがマルチキャストサービスであるか否かを判断する過程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記移動通信端末機が受けようとするサービスがマルチキャストサービスでない場合、前記移動通信端末機は、該当マイクロセルを制御する基地局またはマクロセルを制御する基地局との接続を維持する請求項2に記載の方法。
  4. 前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足する場合であっても、前記移動通信端末機は、前記移動通信端末機の属するマイクロセルのサービス状態を考慮して、前記マクロセル及びマイクロセルから選択的にサービスを受ける請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足しない場合、前記移動通信端末機は、該当マイクロセルを制御する前記基地局との接続を維持する請求項1に記載の方法。
  6. 前記マクロセルの領域がサービス提供可能なデータ伝送率によって分割され、前記移動通信端末機が前記マクロセルの分割された領域に進入する場合、マルチキャストサービスが前記移動通信端末機に提供されるか否かによって、前記該当領域のデータ伝送率による信号対雑音比が適用される請求項1に記載の方法。
  7. 前記領域分割の基準になるデータ伝送率は、384Kbps、144Kbps、64Kbps及び12.2Kbpsのいずれか1つである請求項に記載の方法。
  8. 前記マクロセルの中心からの距離によって異なるデータ伝送率が提供される請求項に記載の方法。
  9. 基地局は、信号対雑音比の測定を特定時間にまたは周期的に特定の移動通信端末機に要請することができ、前記測定された信号対雑音比と特定サービスのための信号対雑音比とを比較してハンドオフを遂行するか否かを決定する請求項1に記載の方法。
  10. 所定の領域が相互重畳した少なくとも1つのマクロセルと少なくとも1つのマイクロセルとに区分され、移動通信端末機が前記マクロセルまたはマイクロセルからマルチキャストサービスを受ける移動通信システムで、階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法において、
    前記移動通信端末機が所定のマイクロセルに進入し、基地局にマルチキャストパケット呼セットアップ要請を伝送して、基地局制御器に無線ベアラーメッセージをセットアップする時、前記基地局制御器が前記移動通信端末機に測定制御信号を伝送し、前記移動通信端末が前記基地局制御器に、前記移動通信端末が位置したマクロセル領域において前記移動通信端末によって測定された信号対雑音比を送信する過程と、
    前記測定された信号対雑音比が前記マルチキャストサービスのために要請される信号対雑音比を満足する場合、前記マイクロセルから前記マクロセルへのハンドオーバーを遂行する過程と、
    を含む方法。
  11. 所定の領域が相互重畳した少なくとも1つのマクロセルと少なくとも1つのマイクロセルとに区分され、移動通信端末機が前記マクロセルまたはマイクロセルからマルチキャストサービスを受ける移動通信システムで、階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法において、
    前記マクロセルにおいてサービス中の呼を受けている状態で、前記マイクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する過程と、
    前記マクロセルにおいてサービス中の呼を前記マイクロセルにハンドオーバーする過程と、
    前記マイクロセルにおいて前記マルチキャストサービス及び前記サービス中の呼を同時にサービスする過程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記マイクロセルの容量の不足によってマルチキャストサービスを提供することができない場合、前記マクロセルの負荷によって前記マルチキャストサービスを受容するか否かを判断する過程と、
    前記マクロセルにおいて特定のマルチキャスト領域を増加させる過程と、
    前記マクロセルにおいて前記マルチキャストサービス及びサービス中の呼を同時に受容する過程と、
    をさらに含む請求項11に記載の方法。
  13. 所定の領域が相互重畳した少なくとも1つのマクロセルと少なくとも1つのマイクロセルとに区分され、移動通信端末機が前記マクロセルまたはマイクロセルからマルチキャストサービスを受ける移動通信システムで、階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法において、
    前記マイクロセルにおいてサービス中の呼を受けている状態で、前記マクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する過程と、
    前記マイクロセルにおいてサービス中の呼を前記マクロセルにハンドオーバーする過程と、
    前記マクロセルにおいて前記マルチキャストサービス及び前記サービス中の呼を同時にサービスする過程と、
    を含む方法。
  14. 前記マクロセルの容量の不足によってマルチキャストサービスを提供することができない場合、前記マイクロセルの負荷によって前記マルチキャストサービスを受容するか否かを判断する過程と、
    前記マイクロセルにおいて特定のマルチキャスト領域を増加させる過程と、
    前記マイクロセルにおいて前記マルチキャストサービス及びサービス中の呼を同時に受容する過程と、
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 所定の領域が相互重畳した少なくとも1つのマクロセルと少なくとも1つのマイクロセルとに区分され、移動通信端末機が前記マクロセルまたはマイクロセルからマルチキャストサービスを受ける移動通信システムで、階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法において、
    前記マイクロセルにおいてサービス中の呼を受けている状態で前記マイクロセルが提供するマルチキャストサービスを要請する過程と、
    前記マルチキャストサービスが前記マイクロセルが通常に提供するデータ伝送率より高い伝送率を要請することを確認する過程と、
    前記マイクロセルにおいて前記マルチキャストサービス及び前記サービス中の呼を同時にサービスする過程と、
    を含むことを特徴とする方法。
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