JP3910382B2 - 画像照合装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像照合装置にかかり、特に、プラント設備の3次元データに基づく合成画像と実画像との照合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラントの配管等の設備のレイアウトは、プラントを構成する部品の位置座標等からなるモデルデータと、プラントの実物とでは異なることが多い。これは、プラントを変更した場合でも、モデルデータの修正を怠った場合に生じる。この状態では、プラントに不具合が発生し、施工ミス箇所を発見しようとする場合などに、モデルデータを活用することができない。このため、モデルデータと実物との相違点を抽出することは極めて重要である。
【0003】
プラント設備のデータと実物を比較照合する方法としては、特開平9-81778号公報に記載されたものがある。これでは、3次元モデルデータと、対象の写真画像を用い、3次元モデルデータを写真に対応した位置に変換したものと写真画像を比較することで、3次元モデルデータを写真に合わせて修正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
プラントのレイアウトモデルデータは、必ずしも見た目の形状に対応しているわけではない。すなわち、プラント設備の大半をしめる配管では、実際には配管のまわりを覆うように保温材が巻かれているものが多い。しかし、モデルデータには保温材のデータは含まれていない。
【0005】
また、データ量を減らすために、バルブ等の複雑な形状の機器のデータは、簡略化された記号等の形で保持される。このため、モデルデータとプラントを撮影した実画像とを単純に照合しても、正確な比較は行えない。
【0006】
本発明は、実物を写した画像とモデルデータとの相違点を精度よく抽出するための画像照合に関する技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では以下の処理を行う。すなわち、複数の部品の集合体を構成する前記各部品の識別情報および3次元空間上の位置を示す情報を含む3次元モデルデータと、前記集合体を撮影した画像の画像データ、当該画像を撮影した位置を示す情報および当該画像の撮影方向を示す情報を含む画像情報と、前記部品の画像データを含む部品情報とを取得する。前記3次元モデルデータおよび前記部品情報に基づいて、前記集合体を撮影した画像と同じ位置から同じ方向を見た合成画像を生成する。前記集合体を撮影した画像の画像データと、前記生成された合成画像の画像データとを照合する。これにより、実画像とモデルデータの相違点を精度良く抽出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を利用したプラント3次元画像照合システム1の機能構成の一例を図1に示す。本実施形態に係るシステムは、モデルデータ格納装置10、画像データ格納装置20、部品ライブラリ30、保温材ライブラリ40、モデル補正処理部50、および照合処理部60を備えている。
【0009】
本システムは、コンピュータシステム等の情報処理装置により実現することができる。より具体的には、図2に示すように、バス線205によって互いに接続された中央演算部(CPU)203、主記憶部204、外部記憶装置206、207、入力装置201、および表示装置202を備えるコンピュータシステムにより構成することができる。
【0010】
図2のコンピュータシステムにおいて、図1のモデルデータ格納装置10、画像データ格納装置20、部品ライブラリ30、および保温材ライブラリ40は、それぞれ、外部記憶装置206により構成される。モデル補正処理部50および照合処理部60は、それぞれ、外部記憶装置207に記憶されたモデル補正プログラム50aと照合プログラム60aとが、CPU203の制御により主記憶部204に読み取られ、さらにCPU203で実行されることにより実現される。
【0011】
外部記憶装置206に格納されるデータおよび外部記憶装置207に格納されるプログラムを、入力装置201、表示装置202、CPU203、主記憶装置204で構成されるコンピュータシステムに組み込んだ状態でプラント3次元照合システムとして提供することも可能である。また、モデルデータ10a、画像データ20b、部品ライブラリデータ30a、保温材ライブラリデータ40a、モデル補正プラグラム50aおよび照合プログラム60aは、それぞれ、CD−ROM、フレキシブルディスク、DVD等の記録媒体から、またはネットワーク経由で取得して、コンピュータシステムにインストールして本システムを構成することもできる。
【0012】
つぎに、3次元画像照合システム1の各構成について説明する。
【0013】
モデルデータ格納装置10は、プラントの3次元レイアウトデータ、各部品の使用条件、および型式データ等を含むモデルデータを格納している。モデルデータは、例えば、3次元プロセスCAD等のアプリケーションによって入力される。モデルデータは、所定の単位(例えば、配管単位、あるいは溶接またはフランジ等によって接続された範囲)ごとにモデルデータ格納装置10へ格納してもよい。
【0014】
モデルデータの一例を図3に示す。ここでは、配管およびバルブ、ポンプ等の機器を接続し、管の中を流体が流れるプラントを例に取り説明する。モデルデータは、例えば、部品ID11と、部品の種類12と、同一部品内での種類を示す機器種別13と、基準点14(基準点1、基準点2、基準点3)と、配管の口径を示す径15と、部品の型式16と、使用条件17と、保温材厚18とを有する。
【0015】
部品ID11は、配管または機器等の各部品を一意に識別するための情報である。部品ID11により、このプラントにおける各部品間の接続関係を知ることができる。たとえば、部品ID11は、プラント名−系統名−系統番号−要素番号の書式で記述される。要素番号は、上流から下流に順番に振られる。
【0016】
種類12は、各部品の種類を示す。例えば、PIPEは直管、ELBOWはエルボ、REDUCERはレデューサ、VALVEはバルブ、PUMPはポンプを表す。
【0017】
基準点14は、プラントにおける各部品の位置を示すものである。基準点14には、3つの基準点(基準点1〜3)を含む。各基準点は、予め定められた原点を基準とした3次元座標(x、y、z)で表される。基準点1は上流側の中心点(始点)、基準点2は下流側の中心点(終点)を示す。基準点3は、基準点1、2を結ぶ直線と最も離れた点である。例えば、曲がっている配管の場合、基準点3が曲がっている点を示す。
【0018】
使用条件17とは、内部流体の種類、温度、流速、圧力等の各部品が使用されるときの条件を示す。例えば、図3に示す例では、内部を流れる流体の温度(T)、流速(v)および圧力(P)が定められている。使用条件17は、設定を省略することもできる。
【0019】
保温材厚18は、配管や機器に設置される保温材の厚さを示す。保温材は、部品を覆う部材である。保温材厚18は、設定を省略してもよい。設定されていない場合、保温材の有無および厚さは不明である。また保温材厚が0の場合は、保温材が設置されないことを表す。
【0020】
画像データ格納装置20は、プラントをカメラ等の撮影機器により撮影した画像データを格納する。画像データ格納装置20には、例えば、図4に示すように、撮影位置21と、撮影方向22と、画像データ23とが格納される。撮影位置21は、画像を撮影したカメラ位置の座標を示す。撮影方向22は、画像を撮影した際のカメラの向きを示す。画像データ23は、カメラフィルムのスキャンデータ、デジタルカメラの撮影データ、ビデオカメラの動画の1フレーム分の切り出しデータ等を利用して作成される。
【0021】
部品ライブラリ30は、部品の型式および画像データ等、部品に関する情報を格納している。部品ライブラリ30には、例えば、図5に示すような、部品種類31、型式32、撮影角度33、画像データ34、距離35および保温材36が格納される。
【0022】
型式32はメーカー名、機器種類、および径の組み合わせなどによる固有の識別名称である。撮影角度33は、画像データ34を撮影したときの視線角度を示す。撮影角度33は、方位角度と仰角の対で表される。ここで、座標軸は、流れの方向をx軸、弁棒方向をz軸、これらと垂直な流れ方向から見て右側をy軸と定める。方位角度はxy平面内のx軸からのなす角度、仰角はxz平面のx軸からのなす角度である。画像データ34は、撮影角度33で撮影した機器の画像データを格納する。距離35は、対象の機器と撮影位置との間の距離を示す。距離35は、設定を省略することができる。保温材36は、画像データ34は機器に保温材が巻かれた状態の画像であるかどうかを示す。
【0023】
なお、部品ライブラリ30に格納されるデータは、インターネット等の通信回線を通して最新の情報に更新できるようにしてもよい。さらに、部品ライブラリ30を遠隔地に設置し、通信回線を介して参照するようにしてもよい。
【0024】
保温材ライブラリ40は、保温材を設置する際の条件、および設置する保温材の厚さを格納する。保温材ライブラリ40には、例えば、図6に示すように、保温材ID41、使用条件42、床高さ43、上流機器44および保温材厚45が格納される。
【0025】
条件42は内部流体の温度条件、床高さ43は床からの高さに関する条件、上流機器44は上流にある機器種類の条件を、それぞれ示す。保温材厚45は、条件に合致する場合に設置される保温材の厚さを示す。
【0026】
なお、この保温材ライブラリデータは、ユーザによる編集、インターネット等のネットワークを通したデータの取り込みによる更新を可能にしてもよい。
【0027】
モデル補正処理部50は、画像データ、部品ライブラリデータおよび保温材ライブラリデータに基づいて、モデルデータを補正する。さらに、モデル補正処理部50は、補正したモデルデータに基づいて、合成画像を生成する。
【0028】
まず、ユーザが画像データ格納装置20に記憶されている画像データの中から、比較の基準とする画像データ23(以下、基準画像データと呼ぶ)を選択する。モデル補正処理部50は、選択された基準画像データの撮影位置21および撮影方向22と同じ位置から同じ方向を撮影したときに、その画像に含まれることとなる対象部品を特定する。すなわち、その対象部品は、基準画像に写っている部品と同じである。そして、各対象部品内について、モデル補正処理部50は上流から順に、図7に示す処理を行う。
【0029】
モデル補正処理部50は、モデルデータ格納装置10を参照して、対象となる部品の保温材厚18が設定されているかどうかを判定する(S101)。保温材厚18にデータが設定されている場合(0の場合も含む)は、ステップS107へ進む。
【0030】
保温材厚18にデータが設定されていない場合は、モデル補正処理部50は、当該部品の使用条件17が設定されているかどうかを判定する(S102)。使用条件17が設定されている場合、モデル補正処理部50は、保温材ライブラリ40を参照し、当該部品に適した保温材およびその厚さを決定し、モデルデータを補正する(S103、S104)。
【0031】
具体的には、モデル補正処理部50は、当該部品の使用条件17と保温材ライブラリの使用条件42とを比較する(S103)。使用条件17に温度が設定されていない場合、1つ上流の配管部品の使用条件17に含まれる温度を代用しても良い。モデル補正処理部50は、当該部品の基準点14から床高さを求めて保温ライブラリの床高さ43と比較する。つまり、対象配管部品の基準点14の基準点1が(x1、y1、z1)である場合、(x1、y1、z1)と(x1、y1、0)を結ぶ線分と最初に交差する、部品種類がCONCであるモデルデータ中のデータを検索する。ここで、部品種類CONCは、コンクリート部品であるプラントの床を示す。つまり、この交点と(x1、y1、z1)との距離が、当該部品の下にある最も近い床までの距離、すなわち床高さとなる。なお、実際には部品が傾いていることもあるが、ここでは基準点1を高さの基準とする。モデル補正処理部50は、部品ID11から上流機器を求め、保温ライブラリの上流機器44と比較する。上流機器は、部品ID11の要素番号を1引いたID11を有する機器を検索して特定する。これらがすべて一致する場合、保温材の種類およびその厚さが定まる。複数の保温材について条件が一致する場合、保温材ID41の最も大きい保温材を選択する。そして、この保温材ライブラリの保温材厚45を、対象部品の保温材厚18として設定する(S104)。条件が合致する保温材データがない場合には、保温材厚18は0とする。
【0032】
ステップS102において、使用条件17が設定されていない場合、モデル補正処理部50は、基準画像を用いて保温材厚を推定する処理を行い、モデルデータを補正する(S105、S106)。
【0033】
具体的には、対象の配管の口径を、1mm刻みで増加させた場合のモデルデータを作成する(S105)。次に、このモデルデータに基づく合成画像を生成し、合成画像と基準画像との比較照合を行う。最も類似度が高い場合の口径増加分の1/2を、保温材厚とする(S106)。口径を増加させないモデルに基づく合成画像が最も類似度が高い場合は、保温材厚は0である。
【0034】
ここで、ステップS106までの処理結果に基づいて、モデル補正処理部50は、保温材外装形状モデルを作成する(S107)。例えば、補正前の配管口径に保温材の厚さの2倍を足したものを新たに配管口径として代入する。
【0035】
次に、ステップS107までの処理で補正されたモデルデータを用いて合成画像を作成する(S108〜S110)。具体的には、対象部品がバルブ等部品ライブラリ30に画像データが記録されているものである場合、機器の型式によって部品ライブラリ30から画像データ34を取得する(S108)。さらにこのとき、保温材の有無に応じて、保温材が巻かれている画像および保温材が巻かれていない画像のいずれかを取得する。
【0036】
次に、部品ライブラリ30の画像データ34を、基準画像に応じて向き、および大きさを補正する(S109)。具体的には、基準画像の撮影位置21、撮影方向22および当該部品の位置を示す基準点14に基づいて、視線角度を算出する。すなわち、視線角度は、視点位置(撮影位置21)および対象機器の中心座標を結ぶベクトルと、画像データの撮影方向22とのなす角度の水平および垂直成分で表す。ここで、水平成分は方位角、垂直成分は仰角とする。そして、この視線角度を用いて、この角度に対応した機器の画像データを得る。すなわち、モデル補正処理部50は、部品ライブラリ30に格納されている当該部品画像の角度33と、視線角度が一致するか、または近い画像を検索する。一致するものがない場合は、画像の対称性を仮定して、方位角をAZとすると、AZ±180度を方位角とする画像、もしくは180−2*AZを方位角とする画像の左右反転画像を検索結果とする。
【0037】
そして得られた画像を、合成画像へ張り込む(S110)。これにはまず、モデルデータに対して、画像データの視点位置、視線方向に対応した投影変換を行い、2次元画像を作成する。この際、対象となっている機器に代えて、その中心位置に、検索結果の2次元画像を配置する。これらの処理によって、保温材の有無による配管、機器の厚み変化を反映し、また機器画像を詳細化した、モデルデータに基づく画像(以下、合成画像と呼ぶ)が合成される。
【0038】
照合処理部60は、モデル補正処理部50によって合成された合成画像データと画像データ格納装置20から選択された基準画像データとを比較し、相違点を抽出する。照合処理部60は、基準画像データおよび合成画像データを読み込み、両画像の各画素について濃度比較を行う。濃度比較は、各画素色のグレースケール表現によって行い、各画素のグレースケール値の差分を算出する。照合処理部60は、これを画素中のすべての点に対して行い、隣り合う縦横5画素以上の領域で差分が閾値10を超える領域を、相違領域として判定し、出力する。出力方法は、差分値をグレースケール値として画像化した画像出力、及びこのグレースケール値をRGB表現のR値に設定した画像を、画像データに重ね合わせた画像出力によって行う。
【0039】
また他の実施形態として、ネットワーク経由でユーザから画像データもしくはモデルデータを受け付け、前記照合手段60によって出力される照合結果をデータ送信者に返信し、ユーザー名と処理日時とデータ件数とを出力する照合サービス提供手段を有する3次元予測サービスを行うことができる。
【0040】
図8にこの場合のプラント3次元画像照合サービスシステム8の全体構成の一例を示す。プラント3次元画像照合サービスシステム8は、プラント3次元画像照合システム1に加えて、ネットワーク接続装置70と、照合サービス提供処理部80とを備える。
【0041】
ネットワーク接続装置70は、メール、WWW等のネットワークデータ搬送形式に従い、インターネットもしくはイントラネット等のネットワークに接続し、データの入出力を行う。ユーザは、このネットワーク接続装置70を通して、ユーザ名と、プラント設備の画像データ、プラントモデルデータを送信する。照合サービス提供処理部80は、ネットワーク接続装置70から画像データ、モデルデータをモデルデータ格納装置10、画像データ格納装置20に格納する。また、照合サービス提供処理部80は、モデル補正処理部50および照合処理部60を起動して照合結果を取得する。
【0042】
照合サービス提供処理部80は、照合結果データをネットワーク接続装置70を通してユーザ送信する。照合サービス提供処理部80は、同時に返信先ユーザ名、処理した画像数、処理日時を予測サービス提供処理部80内の内部記憶領域に記録する。記録されたユーザ名、画像数、日時のデータは、適宜表示装置に出力することが可能である。これにより、サービス実施履歴の確認と、サービス実施料の課金管理を行うことができる。
【0043】
なお、上記実施形態において説明した各構成は、可能な限り組み合わせの変更、追加、省略等をすることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、実物を写した画像とモデルデータとの相違点を精度よく抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態に係るプラント3次元画像照合システム1の構成を示す図である。
【図2】プラント3次元画像照合システム1を実現するためのハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】モデルデータ格納装置10に格納されるモデルデータの例を示す図である。
【図4】画像データ格納装置20に格納される画像データの例を示す図である。
【図5】部品ライブラリ30に格納される部品データの例を示す図である。
【図6】保温材ライブラリ40に格納される保温材データの例を示す図である。
【図7】モデル補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明を適用した一実施形態に係るプラント3次元画像照合サービスシステム8の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…プラント3次元画像照合システム、8…プラント3次元画像照合サービスシステム、10…モデルデータ格納装置、20…画像データ格納装置、30…部品ライブラリ、40…保温ライブラリ、50…モデル補正処理部、60…照合処理部。
Claims (6)
- 複数の部品の集合体を構成する前記各部品の識別情報および3次元空間上の位置を示す情報を記憶する3次元モデルデータ記憶部と、
前記部品の画像データを記憶する部品データ記憶部と、
前記集合体を撮影した画像の画像データと、当該画像を撮影した位置を示す情報と、当該画像の撮影方向を示す情報とを対応付けて記憶した画像データ記憶部と、
前記3次元モデルデータ記憶部に記憶された3次元モデルデータの配管口径を変化させる補正をするモデル補正手段と、
前記モデル補正手段により補正された3次元モデルデータと、前記部品データ記憶部を参照して、前記画像データ記憶部に記憶された画像と同じ位置から同じ方向を見た合成画像を生成する画像合成手段と、
前記画像データ記憶部に記憶された画像の画像データと、前記生成された合成画像の画像データとを照合する手段と、を備える画像照合装置。 - 前記3次元モデルデータ記憶部は、前記各部品ごとに、被覆部材が適用されているときは当該被覆部材の厚さに関する情報をさらに記憶し、
前記モデル補正手段は、前記被覆部材の厚さに関する情報に基づいて3次元モデルデータを補正する請求項1記載の画像照合装置。 - 部品を覆う被覆部材を使用する条件を示す情報を記憶する被覆部材情報記憶部をさらに備え、
前記3次元モデルデータ記憶部は、前記各部品ごとに、当該部品の使用条件を示す情報をさらに記憶し、
前記モデル補正手段は、前記被覆部材情報記憶部を参照し、前記被覆部材の使用条件を示す情報に基づいて3次元モデルデータを補正する請求項1記載の画像照合装置。 - 複数の部品の集合体を構成する前記各部品の識別情報および3次元空間上の位置を示す情報を記憶する3次元モデルデータ記憶部と、
前記部品の画像データを記憶する部品データ記憶部と、
前記集合体を撮影した画像の画像データと、当該画像を撮影した位置を示す情報と、当該画像の撮影方向を示す情報とを対応付けて記憶した画像データ記憶部と、
前記3次元モデルデータ記憶部に記憶された3次元モデルデータを補正するモデル補正手段と、
前記モデル補正手段により補正された3次元モデルデータと、前記部品データ記憶部を参照して、前記画像データ記憶部に記憶された画像と同じ位置から同じ方向を見た合成画像を生成する画像合成手段と、
前記画像データ記憶部に記憶された画像の画像データと、前記生成された合成画像の画像データとを照合する手段と、を備え、
前記3次元モデルデータ記憶部は、前記各部品ごとに、被覆部材が適用されているときは当該被覆部材の厚さに関する情報をさらに記憶し、
前記モデル補正手段は、前記被覆部材の厚さに関する情報に基づいて3次元モデルデータを補正すること、
を特徴とする画像照合装置。 - 複数の部品の集合体を構成する前記各部品の識別情報および3次元空間上の位置を示す情報を記憶する3次元モデルデータ記憶部と、
前記部品の画像データを記憶する部品データ記憶部と、
前記部品を覆う被覆部材を使用する条件を示す情報を記憶する被覆部材情報記憶部と、
前記集合体を撮影した画像の画像データと、当該画像を撮影した位置を示す情報と、当 該画像の撮影方向を示す情報とを対応付けて記憶した画像データ記憶部と、
前記3次元モデルデータ記憶部に記憶された3次元モデルデータを補正するモデル補正手段と、
前記モデル補正手段により補正された3次元モデルデータと、前記部品データ記憶部を参照して、前記画像データ記憶部に記憶された画像と同じ位置から同じ方向を見た合成画像を生成する画像合成手段と、
前記画像データ記憶部に記憶された画像の画像データと、前記生成された合成画像の画像データとを照合する手段と、を備え、
前記3次元モデルデータ記憶部は、前記各部品ごとに、当該部品の使用条件を示す情報をさらに記憶し、
前記モデル補正手段は、前記被覆部材情報記憶部を参照し、前記被覆部材の使用条件を示す情報に基づいて3次元モデルデータを補正すること、
を特徴とする画像照合装置。 - 複数の部品の集合体を構成する前記各部品の識別情報および3次元空間上の位置を示す情報を含む3次元モデルデータと、前記集合体を撮影した画像の画像データ、当該画像を撮影した位置を示す情報および当該画像の撮影方向を示す情報を含む画像情報と、前記部品の画像データを含む部品情報とを取得する処理と、
取得した前記3次元モデルデータの配管口径を変化させる補正をする処理と、
前記補正がされた3次元モデルデータおよび前記部品情報に基づいて、前記集合体を撮影した画像と同じ位置から同じ方向を見た合成画像を生成する処理と、
前記集合体を撮影した画像の画像データと、前記生成された合成画像の画像データとを照合する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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