JP3908675B2

JP3908675B2 - Aerosol composition

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Publication number: JP3908675B2
Application number: JP2003024929A
Authority: JP
Inventors: 清竹多田
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 2003-01-31
Filing date: 2003-01-31
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2023-01-31
Also published as: JP2004231611A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原液と噴射剤とが均一かつ安定に溶解ないし分散した、毛髪化粧料として好適なエアゾール組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
毛髪化粧料などの香粧品の製品形態の一つとして、泡状エアゾール製品が広く用いられている。これらのほとんどは、毛髪処理成分を含有する水性原液と、ブタン、プロパン等の液化石油ガス（LPG）に代表される噴射剤とを、エアゾール用耐圧容器に充填したものである。LPGは非水溶性であり、通常は原液に溶解しないため、耐圧容器内は、原液相及びその上のLPG相からなる液相と、気化石油ガス相とから構成される分離三相系となっている。
【０００３】
従って、耐圧容器からエアゾール組成物を組成的にも泡質的にも安定に吐出させるためには、使用直前に容器を十分に振盪してLPG相を微細な液滴とし、原液中に十分に分散させるという煩わしい操作が必要となる。しかも、このような振盪操作は使用者により程度が異なり、場合により全く振盪することなくエアゾール組成物を吐出してしまうこともある。この場合、原液が泡状とならず液状のまま吐出されてしまい、またこれにより最適な泡質を得るための原液と噴射剤との配合バランスが崩れ、初期の泡質が維持できないという問題がある。更に、エアゾール組成物は振盪後速やかに再分離してしまうため、両手でスタイリング操作を行う場合、２度目に剤を手に取る際には容器を再度振盪しなければならず、容器が汚れるなどの問題があった。
【０００４】
このため、泡状エアゾール製品に対し、振盪操作を行うことなく、充填されているエアゾール組成物を均質な泡として安定的に吐出できるようにすることが強く要請されるようになっている。
【０００５】
この要請に応える手法として、噴射剤としてLPGに代えて水溶性のジメチルエーテル（DME）を使用することにより、原液と噴射剤とを均一な溶液又は分散状態とする方法や、各種混合界面活性剤の採用により、LPG粒子を原液中に強力に分散させる方法が知られている。しかし、噴射剤としてDMEを使用した場合には、良好な保形性の泡が得られないという問題がある。また、混合界面活性剤によりLPG粒子を原液中に分散させた場合、分散状態が半永久的に安定ではなく、徐々に液化石油ガス相と原液相とに分離してしまうという問題があった。
【０００６】
これらの問題を解決するために、高級アルコール、界面活性剤、エタノール及び水でエアゾール用原液を構成するエアゾール組成物が提案されている（特許文献１）。
【０００７】
【特許文献１】
特開平9-143039号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１記載の方法によれば、室温での安定性はある程度得られるものの、高温での保存安定性に問題があり、また高級アルコールとして好ましいとされるミリスチルアルコールでは臭いの問題があり、またこれ以外の高級アルコールでは効果が十分でないという問題があった。
【０００９】
本発明は、原液と噴射剤とが、均一な、かつ高温においても安定な溶液ないし分散液を構成し、振盪操作を行うことなく安定的に均質な泡を吐出することができるエアゾール組成物を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、カルボキシビニルポリマー類、特定HLBの非イオン界面活性剤、油剤、エタノール及び水で原液を構成し、非イオン界面活性剤と噴射剤の比率を一定範囲内に調整することにより、広い温度範囲（約５〜50℃の温度範囲）で、噴射剤を均一且つ安定的に原液に溶解ないし分散させることができ、そのため振盪操作を行うことなく、エアゾール組成物を長期的に均質な泡状で耐圧容器から吐出させることができることを見出した。
【００１１】
本発明は、次の成分(A)〜(E)
(A) 粘度付与剤であるカルボキシビニルポリマー又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー全組成中 0.1 〜 0.5 重量％
(B) HLB12〜20の非イオン界面活性剤全組成中３〜 10 重量％
(C) 油剤
(D) エタノール全組成中５〜 30 重量％
(E) 水
を含有する原液と、全組成中３〜８重量％の(F)噴射剤からなり、成分(B)と成分(F)の重量比(B)/(F)が0.5／１〜３／１の範囲内であるエアゾール組成物を提供するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
成分(A)であるカルボキシビニルポリマー又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アルカリ剤を加えることにより粘性の高い水性ゲルを形成するものであり、エアゾール組成物に適度な粘度を付与して耐圧容器中での保存安定性向上に寄与する。カルボキシビニルポリマーとしてはカーボポール980、カーボポール981、カーボポール934（以上、ノヴェオン社）等の市販品の使用が可能であり、また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしてはカーボポール1342、ペミュレンTR-1、ペミュレンTR-2（以上、ノヴェオン社）等の市販品の使用が可能である。
【００１３】
上記カルボキシビニルポリマーとアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、成分(A)としていずれかの２種以上を併用することも、また両者を併用することもできる。成分(A)の含有量は、耐圧容器中でのエアゾール組成物の溶解又は分散状態を安定に維持する観点から、本発明のエアゾール組成物中の0.1 〜0.5重量％である。
【００１４】
成分(B)であるHLB12〜20の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオシキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル；アルキルグリコシド等でHLB12〜20のものが挙げられる。ここで、HLB値は、Griffinの方法により求めたものをいう。
【００１５】
これら非イオン界面活性剤は、成分(B)として２種以上を併用してもよく、またその含有量は、噴射剤を原液に十分に可溶化ないし分散するとともに、ぬるつきやべたつきを生じさせない観点から、本発明のエアゾール組成物中の３〜10重量％である。ただし、当該含有量は、後述の成分(F)との関係における量比条件を満たすことが必要である。
【００１６】
成分(C)である油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類；ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油等のグリセリド類；パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類；ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等のシリコーン類などが挙げられる。これらのうち、エステル類、シリコーン類が好ましく、特にエステル類、とりわけパルミチン酸イソプロピル、イソノナン酸トリデシルが好ましい。
【００１７】
これら油剤は、成分(C)として２種以上を併用してもよく、特にその一部又は全部として、エステル類又はシリコーン類を用いることが好ましい。成分(C)の含有量は、経時安定性（均一な溶解ないし分散状態の維持）と感触とのバランスの観点から、本発明のエアゾール組成物中の0.1〜5.0重量％、特に0.5〜3.0重量％が好ましい。
【００１８】
成分(D)であるエタノールの含有量は、噴射剤を十分に溶解ないし分散でき、かつ消泡が速くなりすぎない観点から、本発明のエアゾール組成物中の5.0〜30.0重量％であり、特に10.0〜20.0重量％が好ましい。
【００１９】
成分(E)である水の含有量は、本発明のエアゾール組成物中の40〜90重量％、特に60〜70重量％が好ましい。
【００２０】
本発明のエアゾール組成物を毛髪化粧料として使用する場合には、更に被膜形成性ポリマーを含有させることが好ましい。これにより、毛髪化粧料としてのセット力を向上させることができる。このような被膜形成性ポリマーとしては、通常の毛髪化粧料に用いられている被膜形成性ポリマーである両性ポリマー、アニオンポリマー、カチオンポリマー、ノニオンポリマーの中から適宜選択して使用することができる。
【００２１】
両性ポリマーの具体的としては、ユカフォーマーAM-75、AM75S/SM（以上、三菱化学社）等のジメチルアミノエチルメタクリレート／メタクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロル酢酸両性化物；アンフォーマー28-4910、LV-71（以上、ナショナル・スターチ社）等のアクリル酸ヒドロキシプロピル／メタクリル酸ブチルアミノエチル／アクリル酸オクチルアミド共重合体などが挙げられる。
【００２２】
アニオンポリマーの具体的としては、ガントレッツES-225、ES-425、SP-215（以上、ISP社）等のメチルビニルエーテル／無水マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体；レジン28-1310（ナショナル・スターチ社）、ルビセットCA（BASF社）等の酢酸ビニル／クロトン酸共重合体；レジン28-2930（ナショナル・スターチ社）等の酢酸ビニル／クロトン酸／ネオデカン酸ビニル共重合体；ルビセットCAP（BASF社）等の酢酸ビニル／クロトン酸／プロピオン酸ビニル共重合体；ADVANTAGE-CP（ISP社）等の酢酸ビニル／マレイン酸モノブチルエステル／イソボロニルアクリレート共重合体；プラスサイズL53P（互応化学社）、ダイヤホールド（三菱化学社）等の（メタ）アクリル酸／（メタ）アクリル酸エステル共重合体；ウルトラホールド８、ウルトラホールド・ストロング（以上、BASF社）、アンフォーマーV-42（ナショナル・スターチ社）等のアクリル酸／アクリル酸アルキルエステル／アルキルアクリルアミド共重合体；ルビフレックスVBM35（BASF社）等のポリビニルピロリドン／アクリレート／（メタ）アクリル酸共重合体；ソアギーナLX-22等のカラギーナン（MRCポリサッカライド社）などが挙げられる。
【００２３】
カチオンポリマーの具体例としては、ルビカットFC370、FC550、FC905、HM552、MonoCP（以上、BASF社）等のビニルイミダゾリウムトリクロライド／ビニルピロリドン共重合体；セルカットH-100、L-200（以上、ナショナル・スターチ社）等のヒドロキシエチルセルロース／ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体；ガフカット734、755N、755（以上、ISP社）等のビニルピロリドン／四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体；ルビフレックス（BASF社）等のポリビニルピロリドン／ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体；コポリマー845、937、958（以上、GAF社）等のポリビニルピロリドン／アルキルアミノアクリレート／ビニルカプロラクタム共重合体；ガフカットHS-100（ISP社）等のビニルピロリドン／メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体；特開平2-180911号公報に記載の水溶性高分子化合物等のアルキルアクリルアミド／アクリレート／アルキルアミノアルキルアクリルアミド／ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体などが挙げられる。
【００２４】
ノニオンポリマーの具体例としては、ルビスコールK-12、17、30、60、80、90（以上、BASF社）、PVP K-15、30、60、90（以上、ISP社）等のポリビニルピロリドン；ルビスコールVA28、37、55、64、73（以上、BASF社）、PVP/VA-735、535、335、235、S-630（以上、ISP社）等のポリビニルピロリドン／酢酸ビニル共重合体；ルビスコールVAP343（BASF社）等のポリビニルピロリドン／酢酸ビニル／プロピオン酸ビニル三元共重合体；Dowlex（ダウ・ケミカル社）等の酢酸ビニル／N-ビニル-5-メチル-2-オキサゾリン共重合体などが挙げられる。
【００２５】
被膜形成性ポリマーの含有量は、十分なセット力と良好な感触の観点から、0.01〜20重量部、特に0.05〜10重量部が好ましい。
【００２６】
原液中には、以上の成分のほかに、通常の化粧料に用いられる種々の添加成分を、目的に応じて含有させることができる。例えば、成分(B)以外の界面活性剤、グリセリン等の保湿剤；トリクロサン、トリクロロカルバニリド等の殺菌剤；グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤；ジンクピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ剤；メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤；エチレンジアミン四酢酸又はその塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸又はその塩等のキレート剤；クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等のpH調整剤；塩化ナトリウム等の塩類；その他パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを配合することができる。
【００２７】
成分(F)の噴射剤としては液化石油ガス（LPG）、ジメチルエーテル（DME）等が挙げられるが、LPGが好ましい。LPGとDMEを併用する場合、DMEの比率が高過ぎると泡の保形性が低下するので、LPGとDMEとの比率は100：０〜50：50とすることが好ましい。
【００２８】
成分(F)の含有量は、均質な泡の確保と経時安定性（均一な溶解ないし分散状態の維持）の観点から、本発明のエアゾール組成物中の３〜８重量％、特に４〜６重量％が好ましい。ただし、成分(F)と成分(B)は、噴射剤を均一に溶解又は分散する観点から、両者の含有重量比(B)/(F)が、0.5／１〜３／１の範囲内であることが必要であり、１／１〜２／１の範囲内であることが好ましい。
【００２９】
本発明のエアゾール組成物は、常法により製造することができる。例えば、成分(A)〜(E)及び必要に応じて他の成分を混合して原液を調製し、成分(F)の噴射剤とともにエアゾール用耐圧容器中に充填し、液相が均一になるまで十分に振盪することにより製造することができる。
【００３０】
【実施例】
実施例１〜３及び比較例１〜４
表１に示す処方の各成分をエアゾール噴射用耐圧透明ガラス容器中に入れ、内容液が外観上均一になるまで十分に振盪することによりエアゾール組成物を製造した。
得られたエアゾール組成物に関し、「原液／噴射剤の均一性」、「保存安定性」、「泡質」の各評価項目について、下記基準にしたがって評価した。この結果を表１に併せて示す。
【００３１】
（１）「原液／噴射剤の均一性」
ガラス製耐圧容器への充填、振盪後、室温で２時間後に外観を観察し、その状態を以下の評価基準にしたがって評価した。
○：分離が認められない
×：分離が認められる
【００３２】
（２）「保存安定性」
ガラス製耐圧容器への充填、振盪後、45℃で30日後の外観を観察し、その状態を以下の評価基準にしたがって評価した。
○：分離が認められない
×：分離が認められる
【００３３】
（３）「泡質」
エアゾール組成物を容器から吐出させた際の泡の状態を観察し、以下の基準にしたがって評価した。
○：クリーミーな泡で、すぐに泡が消えず安定である
△：泡がやや粗く、消泡が速い
×：発泡しない
【００３４】
【表１】

【００３５】
＊１：カーボポール980，ノヴェオン社
＊２：ペミュレンTR-1，ノヴェオン社
＊３：HLB＝16.9，エマルゲン123P，花王社
＊４：HLB＝13.3，ソフタノール90，日本触媒社
＊５：シリコーンSH-3775M，東レ・ダウコーニング社
＊６：600万mm²/s高重合メチルポリシロキサン18重量％、200mm²/sメチルポリシロキサン42重量％含有のエマルション
＊７：シリコーンBY22-060，東レ・ダウコーニング社
＊８：プラスサイズL-9540B，互応化学社
＊９：pHを6.5に調整する量
【００３６】
実施例４
常法にしたがい、下記組成のエアゾールフォーム組成物（原液）を調製し、噴射剤としてLPG（0.49mPa）とともに、原液／噴射剤＝96／４（重量比）で耐圧容器中に充填した。なお、下記組成中の各含有量は、噴射剤を含めた全組成中の濃度である。
【００３７】

【００３８】
【発明の効果】
本発明のエアゾール組成物は、原液と噴射剤とが、均一な、かつ高温においても安定な溶液ないし分散液を構成し、振盪操作を行うことなく安定的に均質な泡を吐出することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aerosol composition suitable as a hair cosmetic, in which a stock solution and a propellant are uniformly and stably dissolved or dispersed.
[0002]
[Prior art]
As one of the product forms of cosmetics such as hair cosmetics, foam aerosol products are widely used. Most of them are prepared by filling an aerosol pressure-resistant container with an aqueous stock solution containing hair treatment components and a propellant typified by liquefied petroleum gas (LPG) such as butane and propane. Since LPG is water-insoluble and normally does not dissolve in the stock solution, the pressure vessel contains a separated three-phase system composed of a liquid phase consisting of the raw liquid phase and the LPG phase above it, and a vaporized petroleum gas phase. It has become.
[0003]
Therefore, in order to stably discharge the aerosol composition from the pressure-resistant container, both compositionally and foamyly, the container should be sufficiently shaken immediately before use to make the LPG phase into fine droplets and be sufficiently contained in the stock solution. A cumbersome operation of dispersing is required. Moreover, the degree of such a shaking operation varies depending on the user, and in some cases, the aerosol composition may be discharged without shaking at all. In this case, the undiluted solution is discharged in a liquid state without being in the form of foam, and this causes the problem that the blending balance between the undiluted solution and the propellant for obtaining the optimum foam quality is lost, and the initial foam quality cannot be maintained. is there. In addition, since the aerosol composition is re-separated quickly after shaking, when the styling operation is performed with both hands, the container must be shaken again when the agent is picked up for the second time, and the container becomes dirty. There was a problem.
[0004]
For this reason, there is a strong demand for the foamed aerosol product to stably discharge the filled aerosol composition as a homogeneous foam without performing a shaking operation.
[0005]
In order to meet this requirement, water-soluble dimethyl ether (DME) is used as a propellant instead of LPG, so that the stock solution and the propellant can be made into a uniform solution or dispersed state, and various mixed surfactants can be used. A method of strongly dispersing LPG particles in a stock solution by adoption is known. However, when DME is used as a propellant, there is a problem that good shape retention foam cannot be obtained. Further, when the LPG particles are dispersed in the stock solution by the mixed surfactant, there is a problem that the dispersion state is not semi-permanently stable and gradually separates into a liquefied petroleum gas phase and a stock solution phase.
[0006]
In order to solve these problems, an aerosol composition that constitutes an aerosol stock solution with a higher alcohol, a surfactant, ethanol and water has been proposed (Patent Document 1).
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-143039
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the method described in Patent Document 1, although stability at room temperature can be obtained to some extent, there is a problem in storage stability at high temperature, and myristyl alcohol, which is preferred as a higher alcohol, has a problem of odor. Also, other higher alcohols have a problem that the effect is not sufficient.
[0009]
The present invention provides an aerosol composition in which a stock solution and a propellant constitute a uniform or stable solution or dispersion even at a high temperature, and can stably discharge homogeneous foam without performing a shaking operation. The purpose is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor constituted a stock solution with carboxyvinyl polymers, nonionic surfactant of specific HLB, oil agent, ethanol and water, and by adjusting the ratio of nonionic surfactant and propellant within a certain range, The propellant can be uniformly or stably dissolved or dispersed in the stock solution over a wide temperature range (temperature range of about 5 to 50 ° C.), so that the aerosol composition can be homogeneous over a long period of time without shaking. It has been found that it can be discharged from a pressure vessel in the form of foam.
[0011]
The present invention includes the following components (A) to (E)
(A) 0.1 to 0.5 % by weight in the total composition of the carboxyvinyl polymer or alkyl-modified carboxyvinyl polymer as a viscosity-imparting agent
(B) 3 to 10 % by weight in the total composition of nonionic surfactants of HLB 12 to 20
(C) Oil
(D) 5 to 30 % by weight in the total composition of ethanol
(E) Consisting of a stock solution containing water and 3 to 8% by weight of (F) propellant in the total composition, the weight ratio (B) / (F) of component (B) to component (F) is 0.5 / 1 It provides an aerosol composition that is in the range of ~ 3/1.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The component (A) carboxyvinyl polymer or alkyl-modified carboxyvinyl polymer forms an aqueous gel with high viscosity by adding an alkali agent, and imparts an appropriate viscosity to the aerosol composition in a pressure-resistant container. Contributes to the improvement of storage stability. As the carboxyvinyl polymer, commercially available products such as Carbopol 980, Carbopol 981, and Carbopol 934 (Noveon) can be used, and as the alkyl-modified carboxyvinyl polymer, Carbopol 1342, Pemulene TR-1 Commercial products such as Pemulen TR-2 (Noveon) can be used.
[0013]
The carboxyvinyl polymer and the alkyl-modified carboxyvinyl polymer can be used in combination of any two or more of them as the component (A), or both can be used in combination. The content of the component (A), from the viewpoint of maintaining dissolved or dispersed state stably in the aerosol composition in a pressure vessel, is 0.1 to 0.5% by weight in the aerosol composition of the present invention.
[0014]
Component (B) HLB12-20 nonionic surfactant includes polyoxyethylene octyldodecyl ether, polyoxyethylene oleyl ether, polyoxyethylene tridecyl ether, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene isostearyl Examples include polyoxyethylene alkyl ethers such as ethers; Here, the HLB value is obtained by the Griffin method.
[0015]
These nonionic surfactants may be used in combination of two or more as the component (B), and their content sufficiently solubilizes or disperses the propellant in the stock solution and does not cause stickiness or stickiness. From the viewpoint, it is 3 to 10% by weight in the aerosol composition of the present invention. However, the content needs to satisfy the quantitative ratio condition in relation to the component (F) described later.
[0016]
Examples of the oil agent as component (C) include hydrocarbons such as squalene, squalane, liquid paraffin, liquid isoparaffin, cycloparaffin; glycerides such as castor oil, cacao oil, mink oil, avocado oil, olive oil; isopropyl palmitate, Esters such as isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, hexyl laurate, cetyl lactate, propylene glycol monostearate, oleyl oleate, hexadecyl 2-ethylhexanoate, isononyl isononanoate, tridecyl isononanoate; dimethylpolysiloxane, poly Ether-modified silicone, amino-modified silicone, carboxy-modified silicone, methylphenylpolysiloxane, fatty acid-modified silicone, aliphatic alcohol-modified silicone, epoxy-modified silicone, fluorine Modified silicones, cyclic silicones, and the like silicones such as alkyl-modified silicone. Of these, esters and silicones are preferable, and esters, particularly isopropyl palmitate and tridecyl isononanoate are particularly preferable.
[0017]
These oil agents may be used in combination of two or more as the component (C), and it is particularly preferable to use esters or silicones as part or all of them. The content of the component (C) is 0.1 to 5.0% by weight, particularly 0.5 to 3.0% by weight in the aerosol composition of the present invention, from the viewpoint of the balance between stability over time (maintaining uniform dissolution or dispersion state) and feel. % Is preferred.
[0018]
The content of ethanol as component (D) is 5.0 to 30.0% by weight in the aerosol composition of the present invention, from the viewpoint that the propellant can be sufficiently dissolved or dispersed and defoaming is not too fast, 10.0-20.0 weight% is preferable.
[0019]
The content of water as the component (E) is preferably 40 to 90% by weight, particularly 60 to 70% by weight in the aerosol composition of the present invention.
[0020]
When the aerosol composition of the present invention is used as a hair cosmetic, it is preferable to further contain a film-forming polymer. Thereby, the setting power as hair cosmetics can be improved. Such a film-forming polymer can be appropriately selected from amphoteric polymers, anionic polymers, cationic polymers, and nonionic polymers that are film-forming polymers used in ordinary hair cosmetics.
[0021]
Specific examples of the amphoteric polymer include a monochloroacetic acid amphoteric product of a dimethylaminoethyl methacrylate / methacrylic acid alkyl ester copolymer such as Yucaformer AM-75, AM75S / SM (Mitsubishi Chemical Corporation); Anformer 28-4910, Examples thereof include hydroxypropyl acrylate / butylaminoethyl methacrylate / octylamide acrylate copolymers such as LV-71 (National Starch).
[0022]
Specific examples of anionic polymers include methyl vinyl ether / maleic anhydride alkyl half ester copolymers such as Gantrez ES-225, ES-425, and SP-215 (above ISP); Resin 28-1310 (National Starch) ), Vinyl acetate / crotonic acid copolymers such as Ruby Set CA (BASF); vinyl acetate / crotonic acid / vinyl neodecanoate copolymers such as Resin 28-2930 (National Starch); Ruby Set CAP (BASF) Such as vinyl acetate / crotonic acid / vinyl propionate copolymer; vinyl acetate / maleic acid monobutyl ester / isoboronyl acrylate copolymer such as ADVANTAGE-CP (ISP); plus size L53P (Kohyo Chemical Co.), (Meth) acrylic acid / (meth) acrylic acid ester copolymers such as Diamond Hold (Mitsubishi Chemical); Ultrahold 8, Ultrahold Acrylic acid / alkyl acrylate / alkyl acrylamide copolymers such as Strong (above BASF), Anformer V-42 (National Starch); Polyvinylpyrrolidone / Acrylate / Rubiflex VBM35 (BASF), etc. (Meth) acrylic acid copolymer; carrageenan (MRC polysaccharide company) such as Soagina LX-22.
[0023]
Specific examples of the cationic polymer include vinyl imidazolium trichloride / vinyl pyrrolidone copolymers such as Rubycut FC370, FC550, FC905, HM552, MonoCP (above, BASF); Cellcut H-100, L-200 (above, National Starch Co., Ltd.) hydroxyethylcellulose / dimethyldiallylammonium chloride copolymer; Gaffcut 734, 755N, 755 (above, ISP Co.) vinylpyrrolidone / quaternized dimethylaminoethyl methacrylate copolymer; Rubiflex (BASF) Polyvinylpyrrolidone / dimethylaminoethyl methacrylate copolymer such as Co., Ltd .; Polyvinyl pyrrolidone / alkylamino acrylate / vinyl caprolactam copolymer such as Copolymer 845, 937, 958 (above, GAF); Guffcut HS-100 (ISP) Vinylpyrrolidone / methacrylamidopropyl salts such as Trimethylammonium copolymer; water-soluble polymer compound such as an alkyl acrylamide / acrylate / alkylaminoalkyl acrylamide / polyethylene glycol methacrylate copolymers as described in JP-A-2-180911 and the like.
[0024]
Specific examples of nonionic polymers include polyvinylpyrrolidone such as Rubiscol K-12, 17, 30, 60, 80, 90 (above, BASF), PVP K-15, 30, 60, 90 (above, ISP), etc. ; Polyvinylpyrrolidone / vinyl acetate copolymers such as Rubiscol VA28, 37, 55, 64, 73 (above, BASF), PVP / VA-735, 535, 335, 235, S-630 (above, ISP) ; Polyvinylpyrrolidone / vinyl acetate / vinyl propionate terpolymer such as Rubiscol VAP343 (BASF); Vinyl acetate / N-vinyl-5-methyl-2-oxazoline copolymer such as Dowlex (Dow Chemical) Examples include coalescence.
[0025]
The content of the film-forming polymer is preferably 0.01 to 20 parts by weight, particularly 0.05 to 10 parts by weight, from the viewpoints of sufficient setting force and good feel.
[0026]
In the stock solution, in addition to the above components, various additive components used in normal cosmetics can be contained depending on the purpose. For example, surfactants other than component (B), humectants such as glycerin; bactericides such as triclosan and trichlorocarbanilide; anti-inflammatory agents such as potassium glycyrrhizinate and tocopherol acetate; anti-dandruff such as zinc pyrithione and octopirox Agents; preservatives such as methylparaben and butylparaben; chelating agents such as ethylenediaminetetraacetic acid or salts thereof, hydroxyethanediphosphonic acid or salts thereof; citric acid, succinic acid, malic acid, sodium hydroxide, potassium hydroxide, monoethanol PH adjusting agents such as amine and diethanolamine; salts such as sodium chloride; other pearlizing agents, fragrances, dyes, ultraviolet absorbers, antioxidants and the like can be blended.
[0027]
Examples of the propellant for component (F) include liquefied petroleum gas (LPG) and dimethyl ether (DME), with LPG being preferred. When LPG and DME are used together, if the ratio of DME is too high, the shape retention of the foam is lowered. Therefore, the ratio of LPG to DME is preferably 100: 0 to 50:50.
[0028]
The content of the component (F) is 3 to 8% by weight, particularly 4 to 6%, in the aerosol composition of the present invention, from the viewpoint of ensuring uniform foam and stability over time (maintaining uniform dissolution or dispersion). % By weight is preferred. However, the component (F) and the component (B) have a weight ratio (B) / (F) of both in the range of 0.5 / 1 to 3/1 from the viewpoint of uniformly dissolving or dispersing the propellant. It is necessary to be within a range of 1/1 to 2/1.
[0029]
The aerosol composition of the present invention can be produced by a conventional method. For example, components (A) to (E) and other components as necessary are mixed to prepare a stock solution, which is filled in a pressure-resistant container for aerosol together with the propellant of component (F), and the liquid phase becomes uniform. Until it is sufficiently shaken.
[0030]
【Example】
Examples 1-3 and Comparative Examples 1-4
Each component of the formulation shown in Table 1 was put into a pressure-resistant transparent glass container for aerosol injection, and the aerosol composition was produced by shaking sufficiently until the content liquid was uniform in appearance.
The obtained aerosol composition was evaluated according to the following criteria for each evaluation item of “uniformity of stock solution / propellant”, “storage stability”, and “foam quality”. The results are also shown in Table 1.
[0031]
(1) “Uniformity of stock solution / propellant”
After filling into a glass pressure vessel and shaking, the appearance was observed after 2 hours at room temperature, and the state was evaluated according to the following evaluation criteria.
○: Separation is not recognized ×: Separation is recognized [0032]
(2) “Storage stability”
After filling into a glass pressure vessel and shaking, the appearance after 30 days was observed at 45 ° C., and the state was evaluated according to the following evaluation criteria.
○: Separation is not recognized ×: Separation is recognized [0033]
(3) "Foam quality"
The state of the foam when the aerosol composition was discharged from the container was observed and evaluated according to the following criteria.
○: Creamy foam, foam does not disappear immediately and is stable △: Foam is slightly coarse and defoaming is fast ×: No foaming [0034]
[Table 1]

[0035]
* 1: Carbopol 980, Noveon * 2: Pemulen TR-1, Noveon * 3: HLB = 16.9, Emulgen 123P, Kao * 4: HLB = 13.3, Softanol 90, Nippon Shokubai * 5: Silicone SH- 3775M, manufactured by Dow Corning Toray * 6: 6 million mm ² / s high polymerization methylpolysiloxane 18 wt%, 200 mm ² / s methylpolysiloxane 42 wt% content of the emulsion * 7: silicone BY22-060, Dow Corning Company * 8: Plus size L-9540B, Mutual Chemical Company * 9: Amount to adjust pH to 6.5 [0036]
Example 4
According to a conventional method, an aerosol foam composition (stock solution) having the following composition was prepared, and filled in a pressure-resistant container at a stock solution / propellant = 96/4 (weight ratio) together with LPG (0.49 mPa) as a propellant. In addition, each content in the following composition is the density | concentration in all the compositions including a propellant.
[0037]

[0038]
【The invention's effect】
In the aerosol composition of the present invention, the stock solution and the propellant constitute a uniform and stable solution or dispersion even at high temperatures, and can stably discharge homogeneous bubbles without performing a shaking operation. .

Claims

Next ingredient (A) ~ (E)
(A) 0.1 to 0.5 % by weight in the total composition of the carboxyvinyl polymer or alkyl-modified carboxyvinyl polymer as a viscosity-imparting agent
(B) 3 to 10 % by weight in the total composition of nonionic surfactants of HLB 12 to 20
(C) Oil
(D) 5 to 30 % by weight in the total composition of ethanol
(E) Consisting of a stock solution containing water and 3 to 8% by weight of (F) propellant in the total composition, the weight ratio (B) / (F) of component (B) to component (F) is 0.5 / 1 An aerosol composition that is in the range of ~ 3/1.

The content of the component (C) in the total composition, from 0.1 to 5 by weight% claim 1 aerosol composition.

The aerosol composition according to claim 1 or 2, wherein the component (C) contains at least an ester or a silicone.

The aerosol composition according to any one of claims 1 to 3, which contains at least liquefied petroleum gas as the component (F).

The aerosol composition according to any one of claims 1 to 4, further comprising a film-forming polymer.