JP3908542B2 - Side airbag - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サイドエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体における乗員頭部に対応する部分にはサイドルーフレールが配され、このサイドルーフレールに沿って、側面衝突時における乗員保護用のサイドエアバッグが設けられている。この種のサイドエアバッグは、前席から後席に至る前後長さを有するエアバッグ本体を上下方向に折りたたんで収納している。このエアバッグ本体は上端部がサイドルーフレールに固定され、エアバッグ本体の上部における一部に形成された管状のガス導入口からインフレータのガスを噴出することにより、エアバッグ本体を下側へ向けてカーテン状に展開できる。
【0003】
このエアバッグ本体のガス導入口内には、例えば特開平11−235965号で知られているように、同様に管状をしたインナーが挿入され、ガス導入口を二重管構造にしている。このインナーは耐熱布製で、ガス導入口がインフレータから噴射されるガスの高圧高温に耐えるように、ガス導入口を補強する目的で設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、インナーが布製の細長い管状であるため、このインナーをガス導入口内に挿入する作業が非常に困難である。従来は、作業者の手により挿入作業が行われていたが、途中でインナーが中折れしたり、シワがよったりして、作業性が悪かった。特に、ラバー等のコーティングがされた基布を用いたエアバッグ本体の場合は、ガス導入口における滑り性が悪く問題である。更に、ガス導入口が車体形状に沿って曲線状をなす場合には一層深刻である。そこで、工具を用いてインナーの挿入作業を行うことが考えられるが、インナーを容易且つ確実に挿入することができる有効な提案は未だなされていない。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、工具を用いてインナーの挿入作業を容易且つ確実に行うことができるサイドエアバッグを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エアバッグ本体に形成された管状のガス導入口内に、管状のインナーを挿入し、インナー内に入口側から噴出されたガスが、出口側よりエアバッグ本体内に導入される車両のサイドエアバッグであって、前記インナーの出口付近に、入口から挿入された工具の先端とインナーの挿入方向で係止可能な係止部を設けた。
【0007】
本発明によれば、インナーの入口から挿入された工具の先端を、インナーの出口付近に設けられた係止部に係止させることにより、インナーがシワや中折れにならないように形状を整えることができるため、そのままの状態でインナーをガス導入口内に挿入して、最後に工具を抜き取れば、インナーの挿入作業を容易且つ確実に行える。
【0008】
請求項1記載の発明は、上記構成に加えて、係止部がインナーの対向する部分同士を重合状態で結合する構造である。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、係止部がインナーの対向する部分同士を重合状態で結合する構造であるため、係止部の形成が容易である。インナーの対向する部分同士を重合状態で結合する構造としては、縫合、接着、溶着、ステップル等の拘束具など、どのようなものでも良い。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記構成に加えて、係止部がインナーのガス流路を横断する構造である。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、係止部がインナーのガス流路を横断する構造であるため、係止部をそのまま残した状態にしても、インナーの出口付近におけるガス流路は確保される。係止部がインナーのガス流路を横断する構造としては、樹脂製のファスナピンや、弛んだ状態でインナーの対向する部分の間に設けられたステッチ糸など、どのようなものでも良い。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記構成に加えて、係止部がインナーの一部を脆弱にする構造である。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、係止部がインナーの一部を脆弱にする構造であるため、インナー自体を形成する過程で脆弱な部分を形成することができる。インナーの一部を脆弱にする構造としては、部分的にコーティングを省略したり、インナーの織り方を部分に変えたりすることにより形成することができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、係止部が出口付近の上端寄り位置及び下端寄り位置の少なくともいずれか一方に形成されている。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、係止部が上端寄り位置や下端寄り位置にあるため、係止部をそのまま残した状態にしても、インナーの出口付近におけるガス流路は確保される。
【0018】
請求項5記載の発明は、係止部がガスの圧力又は熱により破断可能である。
【0019】
請求項5記載の発明によれば、係止部がガスの圧力又は熱により破断可能であるため、係止部がガス流入の抵抗にならない。
【0020】
請求項6記載の発明は、係止部が工具の先端に設けたカッター手段により、切断可能である。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、係止部は、インナーを前記ガス導入口内に挿入した後に工具の先端に設けたカッター手段により、切断可能であるため、係止部がガス流入の抵抗にならない。
【0022】
請求項7記載の発明は、インナーは、所定形状に裁断された一枚の耐熱布の端部同士を、上端の縫製部により結合して管状にしたもので、エアバッグ本体の上部に形成されたガス導入口内に挿入される。
【0023】
請求項7記載の発明によれば、ガス導入口がエアバッグ本体の上部に形成されているため、ガスはインナーの出口において下に向かって流れようとするが、インナーの下方に縫製部が存在しないため、ガス噴出時において、インナーが出口付近からバーストするおそれはない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、第2実施形態以降では、第1実施形態と共通する部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0025】
図1〜図3は、この発明の第1実施形態を示す図である。この第1実施形態に係るエアバッグ本体1は、車体上部に上下方向で折り畳み収納された状態から、車両の側面衝突時に、窓部に沿って下方へ向けてカーテン状に展開するものである。このエアバッグ本体1は2枚の基布の外周及び内部を縫製部2により結合して形成したものである。このエアバッグ本体1は、前席乗員に対応する前席膨張部3と、後席乗員に対応する後席膨張部4を有し、その間に管状の連通部5が設けられている。エアバッグ本体1の上端には、車体に固定するための複数のタブ片6が設けられている。
【0026】
また、後席膨張部4の上部から後端にかけて、管状のガス導入口7が形成され、そこから図示せぬ燃焼式(パイロタイプ)のインフレータのガスをエアバッグ本体1内に導入できるようになっている。尚、このガス導入口7は後端が部分的に狭く形成されている。
【0027】
このガス導入口7内には、ガス導入口7に相応した筒状のインナー8が挿入されて、二重筒形状になっている。このインナー8は、所定形状に裁断された一枚の耐熱布の端部同士を、上端のメインの縫製部9で結合して管状にしたものである。耐熱布としては、エアバッグ本体1と同様に、ナイロンの織布にシリコンコーティングを施した布である。耐熱性を更に高めるために、アラミド繊維、炭素繊維などを用いても良い。このインナー8は入口10がガス導入口7に相応して少し狭くなっており、この入口10側から図示せぬインフレータのガスが噴射され、そのガスをインナー8の出口11側からエアバッグ本体1内へ導入するようになっている。前記インナー8について、燃焼式(パイロタイプ)のインフレータを使用するとして、ガス発生時の熱の影響を考慮した前記耐熱布を説明したが、かかる耐熱布に限定されるものではなく、熱の影響をあまり考慮する必要のない場合、例えば貯蔵式(ストレージタイプ)やこれに燃焼式を組み合わせたもの(ハイブリッドタイプ)では、膨張のためのガスの全部または主要部を圧縮して保持されたガスによるため、耐熱性を有しない補強布により構成することもできる。
【0028】
ガス導入口7がエアバッグ本体1の上部に設けられているため、ガスはインナー8の出口11から下に向かって流れようとするが、このインナー8は下方に縫製部が存在しないため、ガス噴出時において、インナー8が出口11付近からバーストするおそれはない。
【0029】
そして、このインナー8の出口11における上端寄り位置には、対向する部分同士を重合状態で結合した短いサブの縫合部12が「係止部」として設けられている。このサブの縫合部12は、メインの縫合部9から僅かに離間した状態で形成されている。
【0030】
次に、この第1実施形態に係るインナー8の挿入手順を図3に基づいて説明する。このインナー8の挿入作業には、先端13aが斜めにカットされた棒状の工具13が利用される。そして、この工具13をインナー8の内部に出口11側から挿入し、先端13aをサブの縫合部12と、メインの縫合部9の間に挿入して、工具13の先端13aを、サブの縫合部12に対して、インナー8の挿入方向(前向き方向)において係止した状態にする。
【0031】
次に、工具13の基端13bは下げた状態にして、工具13がインナー8の対角方向に延びるようにする。そして、インナー8の入口10を手で持って、インナー8に後向きのテンションTを加え、インナー8にシワが寄ったり、中折れしないように、形状を整える。そして、その状態のまま、インナー8を工具13ごとガス導入口7内に挿入し、工具13だけ抜き取れば、インナー8をガス導入口7内に容易且つ確実に挿入することができる。
【0032】
サブの縫合部12は短く形成されていると共に、上端寄り位置にあるため、そのまま残されても、ガス流路に対して邪魔にならない。尚、サブの縫合部12をガスの圧力又は熱により破断可能な材質又は強度にすれば、ガス流路に対して完全に邪魔にならない。
【0033】
図4は、この発明の第2実施形態を示す図である。この第2実施形態は、インナー8の出口11の上下両方に、サブの縫合部12、14を形成したものである。そして、工具15は二股状(V字状)の先端15a、15a′を有し、一方の先端15a′は、他方の先端15に対して、バネ16により開き方向に付勢されている。
【0034】
従って、この工具15を、先の第1実施形態とは逆に、基端15bから先に、インナー8の出口11側より挿入し、そのまま後方へ引き込む。そして、V状の先端15a、15a′は、逆向きとなるため、インナー8の出口11に引っ掛からず、スムースにインナー8内に入る。そして、上下のサブの縫合部12、14を通り過ぎたら、その次に、工具15を前側に押しだし、上下2つの先端15a、15a′を上下のサブの縫合部12、14へそれぞれ係止させる。
【0035】
その状態で、インナー8の入口10に後向きのテンションTを加えて、インナー8の形状を整え、V状の先端15a、15a′が係合したサブの縫合部12、14がある出口11側を手で握って若干細めながらガス導入口7内に挿入する。挿入して手を離すと、V形の先端15a、15a′がガス導入口7内で再度開いて、インナー8の特に出口11付近における形状を整える。そして、インナー8を所定位置まで挿入した後に、工具15を抜き取る。工具15を抜き取る際も、V形の先端15a、15a′が逆向きになるため、抵抗にならず、スムースに抜き取ることができる。
【0036】
図5及び図6は、この発明の第3実施形態を示す図である。この第3実施形態では、インナー8の出口11にガス流路を横断する「係止部」としての樹脂製のファスナピン17を設けた。このファスナピン17は、インナー8の対向する部分をガス流路を確保した状態で連結している。このファスナピン17に対する工具18は、先端18aがU形で、その間に「カッター手段」としての熱線(ニクロム線)19が張られている。この熱線19は図示せぬスイッチを入れることにより、瞬時に発熱する。
【0037】
インナー8を挿入する場合は、まず工具18の熱線19のスイッチを入れずに冷えた状態にしておく。そして、この工具18を先端18a側からインナー8内に挿入し、先端18aの熱線19部分をファスナピン17に係止させる。そして、インナー8の入口10に後向きのテンションTをかけて形を整え、そのままガス導入口7内に挿入する。そして、ガス導入口7内に挿入した後に、熱線19のスイッチを入れて発熱させ、高温になった熱線19でファスナピン17を溶融して切断し、工具18を抜き取る。ファスナピン17が切断されるため、挿入後のインナー8のガス流路が広く確保される。また、樹脂製のファスナピン17を熱線19で溶かして切断するため、左右に分かれたファスナピン17の各切断面には、バリのようなフランジ部が形成され、このフランジ部がストッパとなって、切断されたファスナピン17がそれぞれインナー8から外れずに着いたままとなる。尚、このファスナピン17は径を細くすれば、切断しなくとも、ガス流路の邪魔にならない。
【0038】
図7は、この発明の第4実施形態を示す図である。この第4実施形態では、弛んだ状態でインナー8の出口11における対向する部分同士を連結する「係止部」としてのステッチ糸20が設けられている。このステッチ糸に対して、二股の先端を有する工具を係止させることにより、インナー8をガス導入口7内へ容易且つ確実に挿入することができる。このステッチ糸20は細いため、そのままにしておいても良いが、工具に刃物等によるカッター手段を設けて、挿入後に切断しても良い。また、ステッチ糸20の材質又は強度を、ガスの圧力又は熱により破断可能にしても良い。
【0039】
図8は、この発明の第5実施形態を示す図である。この第5実施形態では、インナー8の出口11における対向位置に、「係止部」としての円形の切欠21を形成したものである。この切欠21に二股の先端を有する工具を係止させることにより、インナー8をガス導入口7内へ容易且つ確実に挿入することができる。この第5実施形態では、インナー8に切欠21を形成するだけなので、係止部を形成するために先の実施形態のような別部材と必要とせず、係止部の形成が容易である。尚、切欠21に代えて、切込みを形成しても良い。
【0040】
図9は、この発明の第6実施形態を示す図である。この第5実施形態では、インナー8の出口11における対向位置に、「係止部」としての円形の脆弱部22を形成したものである。この脆弱部22は、インナー8を形成する布の織り形を、その部分だけ強度が弱くなるようにすると共に、その部分だけシリコンコーティングを省略したものである。従って、この脆弱部22に二股の先端を有する工具を刺し込んで係止させることにより、インナー8をガス導入口7内へ容易且つ確実に挿入することができる。この第6実施形態も、先の第5実施形態と同様に、係止部を形成するのに別部材と必要とせず、インナー8自体を形成する過程で脆弱な部分を形成することができる。
【0041】
【発明の効果】
この発明によれば、インナーの入口から挿入された工具の先端を、インナーの出口付近に設けられた係止部に係止させることにより、インナーがシワや中折れにならないように形状を整えることができるため、そのままの状態でインナーをガス導入口内に挿入して、最後に工具を抜き取れば、インナーの挿入作業を容易且つ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るエアバッグ本体の展開状態を示す側面図。
【図2】インナーを示す斜視図。
【図3】インナーの工具を挿入した状態を示す側面図。
【図4】第2実施形態に係るインナーの工具を挿入した状態を示す側面図。
【図5】第3実施形態に係るインナーの工具を挿入した状態を示す側面図。
【図6】第3実施形態に係るインナーのファスナピン部分を示す断面図。
【図7】第4実施形態に係るインナーのステッチ糸部分を示す断面図。
【図8】第5実施形態に係るインナーの出口部分を示す斜視図。
【図9】第6実施形態に係るインナーの出口部分を示す斜視図。
【符号の説明】
1 エアバッグ本体
7 ガス導入口
8 インナー
10 入口
11 出口
12、14 サブの縫製部(係止部)
13、15、18 工具
13a、15a、15a′、18a 先端
17 ファスナピン(係止部)
19 熱線(カッター手段)
20 ステッチ糸(係止部)
21 切欠(係止部)
22 脆弱部(係止部)
T テンション[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a side airbag.
[0002]
[Prior art]
A side roof rail is disposed on a portion corresponding to an occupant head in the body of an automobile, and a side airbag for protecting an occupant during a side collision is provided along the side roof rail. In this type of side airbag, an airbag body having a longitudinal length from the front seat to the rear seat is folded in the vertical direction and stored. The airbag body is fixed to the side roof rail at the upper end, and the airbag body is directed downward by ejecting inflator gas from a tubular gas inlet formed in a part of the upper portion of the airbag body. Can be deployed in curtains.
[0003]
In the gas inlet of the airbag main body, a tubular inner is inserted in the same manner as disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 11-235965, and the gas inlet has a double tube structure. The inner is made of a heat-resistant cloth and is provided for the purpose of reinforcing the gas inlet so that the gas inlet can withstand the high pressure and high temperature of the gas injected from the inflator.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional technique, since the inner is a long and narrow tube made of cloth, it is very difficult to insert the inner into the gas inlet. Conventionally, the insertion work has been performed by the operator's hand, but the inner work is broken in the middle or wrinkles are caused, and the workability is poor. In particular, in the case of an airbag body using a base fabric coated with rubber or the like, the slipperiness at the gas inlet is poor, which is a problem. Further, it is more serious when the gas inlet has a curved shape along the vehicle body shape. Therefore, it is conceivable to perform an inner insertion operation using a tool, but no effective proposal has yet been made to insert the inner easily and reliably.
[0005]
The present invention has been made paying attention to such a conventional technique, and provides a side airbag capable of easily and reliably inserting an inner using a tool.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a vehicle in which a tubular inner is inserted into a tubular gas introduction port formed in an airbag body, and gas ejected from the inlet side into the inner is introduced into the airbag body from the outlet side. In the side airbag, a locking portion that can be locked in the insertion direction of the inner end of the tool inserted from the inlet is provided near the inner outlet.
[0007]
According to the present invention, the tip of the tool inserted from the inner inlet is locked to the locking portion provided near the inner outlet, thereby adjusting the shape so that the inner does not wrinkle or bend. Therefore, if the inner is inserted into the gas inlet as it is, and the tool is finally removed, the inner can be inserted easily and reliably.
[0008]
The invention according to claim 1 is a structure in which, in addition to the above configuration, the engaging portion joins the opposing portions of the inner in a polymerized state.
[0009]
According to invention of Claim 1 , since a latching | locking part is a structure which couple | bonds the parts which an inner side opposes in a superposition | polymerization state, formation of a latching | locking part is easy. As a structure for joining the opposing portions of the inner in a polymerized state, any structure such as stitching, adhesion, welding, or a restraining tool such as a staple may be used.
[0010]
The invention according to claim 2 is a structure in which, in addition to the above configuration, the locking portion crosses the inner gas flow path.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, since the locking portion has a structure crossing the inner gas flow path, the gas flow path in the vicinity of the inner outlet is secured even if the locking portion is left as it is. The As a structure in which the locking portion crosses the inner gas flow path, any structure such as a resin fastener pin or a stitch yarn provided between the opposing portions of the inner in a slack state may be used.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the above configuration, the locking portion is a structure that weakens a part of the inner.
[0015]
According to the third aspect of the present invention, since the locking portion has a structure that weakens a part of the inner, a weak portion can be formed in the process of forming the inner itself. The structure that weakens a part of the inner can be formed by partially omitting the coating or changing the inner weaving method into a part.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, the locking portion is formed at at least one of the upper end position and the lower end position near the outlet.
[0017]
According to the fourth aspect of the present invention, since the locking portion is located at the upper end position or the lower end position, the gas flow path in the vicinity of the inner outlet is secured even when the locking portion is left as it is.
[0018]
In the invention according to claim 5 , the locking portion can be broken by the pressure or heat of the gas.
[0019]
According to the fifth aspect of the present invention, since the locking portion can be broken by the pressure or heat of the gas, the locking portion does not become a gas inflow resistance.
[0020]
According to a sixth aspect of the invention, by a cutter means for engagement portion is provided at the tip of the tool is cleavable.
[0021]
According to the sixth aspect of the present invention, the locking unit, the cutter means provided at the tip of the tool the inner after insertion into the gas introduction mouth, since that is cleavable, the resistance of the locking portion is a gas inlet Don't be.
[0022]
According to a seventh aspect of the present invention, the inner part is formed by joining the ends of one heat-resistant cloth cut into a predetermined shape by a sewing part at the upper end, and is formed at the upper part of the airbag body. Inserted into the gas inlet.
[0023]
According to a seventh aspect of the present invention because the gas inlet is formed on top of the air bag body, gas is tends to flow downward at the exit of the inner, there are sewn portion below the inner Therefore, there is no possibility that the inner bursts from the vicinity of the outlet when the gas is ejected.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the second and subsequent embodiments, parts that are the same as those in the first embodiment are given the same reference numerals, and redundant descriptions are omitted.
[0025]
1 to 3 are views showing a first embodiment of the present invention. The airbag main body 1 according to the first embodiment is deployed in a curtain shape downward along the window from a state in which the airbag body 1 is folded and stored in the upper part of the vehicle body in a vertical direction. The airbag body 1 is formed by joining the outer periphery and the inside of two base fabrics with a sewing portion 2. The airbag main body 1 has a front seat inflatable portion 3 corresponding to a front seat occupant and a rear seat inflatable portion 4 corresponding to a rear seat occupant, and a tubular communication portion 5 is provided therebetween. A plurality of tab pieces 6 for fixing to the vehicle body are provided at the upper end of the airbag body 1.
[0026]
Further, a tubular gas introduction port 7 is formed from the upper part to the rear end of the rear seat inflating part 4 so that the gas of a combustion type (pyro type) inflator (not shown) can be introduced into the airbag body 1 therefrom. It has become. The gas inlet 7 has a narrow rear end.
[0027]
A cylindrical inner 8 corresponding to the gas inlet 7 is inserted into the gas inlet 7 to form a double cylinder. This inner 8 is formed by joining the ends of one heat-resistant cloth cut into a predetermined shape by a
[0028]
Since the gas introduction port 7 is provided in the upper part of the airbag body 1, the gas tends to flow downward from the
[0029]
A short
[0030]
Next, a procedure for inserting the inner 8 according to the first embodiment will be described with reference to FIG. For inserting the inner 8, a rod-shaped
[0031]
Next, the
[0032]
Since the
[0033]
FIG. 4 is a diagram showing a second embodiment of the present invention. In the second embodiment, sub stitched
[0034]
Accordingly, contrary to the first embodiment, the
[0035]
In this state, a rearward tension T is applied to the
[0036]
5 and 6 are views showing a third embodiment of the present invention. In the third embodiment, a
[0037]
When the inner 8 is inserted, first, the
[0038]
FIG. 7 is a diagram showing a fourth embodiment of the present invention. In the fourth embodiment, a
[0039]
FIG. 8 is a diagram showing a fifth embodiment of the present invention. In the fifth embodiment, a
[0040]
FIG. 9 is a diagram showing a sixth embodiment of the present invention. In the fifth embodiment, a circular
[0041]
【The invention's effect】
According to this invention, the tip of the tool inserted from the inlet of the inner is locked to the locking portion provided near the outlet of the inner, thereby adjusting the shape so that the inner does not wrinkle or bend. Therefore, if the inner is inserted into the gas inlet as it is, and the tool is finally removed, the inner can be inserted easily and reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a deployed state of an airbag main body according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an inner.
FIG. 3 is a side view showing a state in which an inner tool is inserted.
FIG. 4 is a side view showing a state in which an inner tool according to a second embodiment is inserted.
FIG. 5 is a side view showing a state in which an inner tool according to a third embodiment is inserted.
FIG. 6 is a sectional view showing an inner fastener pin portion according to a third embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing an inner stitch yarn portion according to a fourth embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing an inner outlet portion according to the fifth embodiment.
FIG. 9 is a perspective view showing an inner outlet portion according to the sixth embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Airbag main body 7
13, 15, 18
19 Hot wire (cutter means)
20 Stitch thread (locking part)
21 Notch (locking part)
22 Weak part (locking part)
T tension
Claims (7)
前記インナーの出口付近に、入口から挿入された工具の先端とインナーの挿入方向で係止可能な係止部を設け、
前記係止部が、前記インナーの対向する部分同士を重合状態で結合する構造であることを特徴とするサイドエアバッグ。A tubular gas inlet mouth formed in the air bag body, to insert the inner tubular gas from the inlet side of the inner can side airbag for a vehicle that can be introduced into the airbag body from the outlet side of the inner Because
In the vicinity of the outlet of the inner, provided a locking portion that can be locked in the insertion direction of the tip of the tool inserted from the inlet and the inner ,
The side airbag according to claim 1, wherein the engaging portion has a structure in which opposing portions of the inner are joined in a superposed state.
前記インナーの出口付近に、入口から挿入された工具の先端とインナーの挿入方向で係止可能な係止部を設け、 前記係止部が、前記インナーのガス流路を横断する構造であることを特徴とするサイドエアバッグ。A tubular gas inlet mouth formed in the air bag body, to insert the inner tubular gas from the inlet side of the inner can side airbag for a vehicle that can be introduced into the airbag body from the outlet side of the inner Because
Near the exit of the inner possible, a lockable locking portion provided at the tip and inner insertion direction of the inserted tool from the inlet, the locking portion is a structure which traverses the gas flow path of the inner Side airbag characterized by.
前記インナーの出口付近に、入口から挿入された工具の先端とインナーの挿入方向で係止可能な係止部を設け、
前記係止部が、前記インナーの一部を脆弱にする構造であることを特徴とするサイドエアバッグ。A tubular gas inlet mouth formed in the air bag body, to insert the inner tubular gas from the inlet side of the inner can side airbag for a vehicle that can be introduced into the airbag body from the outlet side of the inner Because
In the vicinity of the outlet of the inner, provided a locking portion that can be locked in the insertion direction of the tip of the tool inserted from the inlet and the inner ,
The side airbag, wherein the locking portion has a structure that weakens a part of the inner.
前記インナーは、所定形状に裁断された一枚の耐熱布の端部同士を、上端の縫製部により結合して管状にしたもので、エアバッグ本体の上部に形成されたガス導入口内に挿入されることを特徴とするサイドエアバッグ。The side airbag according to any one of claims 1 to 6 ,
The inner is formed by joining the ends of a single heat-resistant cloth cut into a predetermined shape by a sewing part at the upper end into a tubular shape, and is inserted into a gas inlet formed in the upper part of the airbag body. A side airbag characterized by that.
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