JP3907589B2 - データ作成装置、データ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、圧縮符号化された映像フレームシーケンスをパケット多重化した映像データの再生時に容易に映像データにアクセスできるようにするための補助データに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パケット多重化した映像データのデータアクセス用補助データの一例として、ISO/IEC 13818−1(MPEG2システム規格)にプログラムストリームディレクトリが定義されている。補助データは、映像データの早送り再生や飛び込み再生の際のデータアクセスを良くするために使用されるデータである。再生機器においては、データアクセスを高速に行うため、機器内部のメモリにロードされ、映像データの再生中、メモリに常駐する。このため、インターネットを経由して映像データを受信再生する場合や、光磁気ディスクに記録された映像データを再生する場合は、補助データを先ずダウンロードして作業用メモリにロードする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のプログラムストリームディレクトリは、長時間の場合データサイズが非常に大きくなるという課題がある。ISO/IEC 13818−2(MPEG2ビデオ規格)における映像フレームのグループであるGOP(Group Of Pictures)を0.5秒単位に構成することが一般的であり、2時間の映像データで、約14400個のGOPとなる。各GOP毎にプログラムストリームディレクトリのエントリを記録する場合、1プログラムストリームディレクトリは最大3640エントリまでであるから、4つのプログラムストリームディレクトリが必要となり、そのサイズは約260キロバイト程度になる。本データを1Mbpsでダウンロードする場合、2秒強の時間が必要である。また、再生機器の作業用メモリ領域を大量に消費するため大容量のメモリを搭載する必要があり、再生機器が高価になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明(請求項1)に係るデータ作成装置は、複数の圧縮符号化映像フレームから構成され、さらに前記複数の映像フレームで構成される連続する映像グループからなるデータをパケット多重化した映像データを入力する映像データ入力手段と、前記映像グループの映像フレームの表示開始時刻を示す情報として、N個の第1の情報エントリを含み、前記第1の情報エントリには、複数の連続する映像フレームで構成される映像グループの個数を求めるための第1の情報フィールドと、前記1つの映像グループに含まれる映像フレームの表示継続時間の和を示す第2の情報フィールドと、映像フレームのパケット開始位置を示す情報として、M個の第2の情報エントリを含み、前記第2の情報エントリには、映像グループの先頭データを含むパケットの番号を示す第3の情報フィールドと、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第3の情報フィールドとの差以上の値を示す第4の情報フィールドとからなる補助データを記録する補助データ記録手段とを備えるものである。
【0005】
この発明(請求項2)に係るデータ作成装置は、請求項1に記載のデータ作成装置において、前記映像データにおける第1番目の映像フレームの表示時刻を示す第の情報フィールドを補助データとして記録するものである。
【0007】
この発明(請求項)に係るデータ作成装置は、請求項に記載のデータ作成装置において、前記映像グループの表示継続時間が、直前の映像グループの表示継続時間と異なる場合、前記第1の情報エントリを1つ追加するものである。
【0009】
この発明(請求項)に係るデータ作成装置は、請求項に記載のデータ作成装置において、前記第の情報フィールドは、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第の情報フィールドとの差以上の値を整数値Sで除算し、小数点以下を繰り上げした数値とするものである。
【0010】
この発明(請求項)に係るデータ作成装置は、請求項に記載のデータ作成装置において、前記整数値Sを示す第6の情報フィールドを記録するものである。
【0011】
この発明(請求項に係るデータ再生装置は、映像グループの映像フレームの表示開始時刻を示す情報として、N個の第1の情報エントリを含み、前記第1の情報エントリには、複数の連続する映像フレームで構成される映像グループの個数を求めるための第1の情報フィールドと、前記1つの映像グループに含まれる映像フレームの表示継続時間を示す第2の情報フィールドと映像フレームのパケット開始位置を示す情報として、M個の第2の情報エントリを含み、前記第2の情報エントリには、映像グループの先頭データを含むパケットの番号を示す第3の情報フィールドと、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第3の情報フィールドとの差以上の値を示す第4の情報フィールドからなる補助データを入力する補助データ入力手段と、複数の映像フレームで構成される連続する映像グループからなるデータをパケット多重化した映像データを入力する映像データ入力手段とを備えるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1におけるデータ作成装置は、制限されたメモリ容量を搭載する機器、例えば光磁気ディスク再生装置やインターネット端末、携帯情報端末において、MPEG2やISO/IEC 14496(MPEG4)、ITU−T H.263、H.264等の圧縮符号化方式による映像符号化データをMPEG2プログラムストリームやトランスポートストリーム等、映像信号と音声信号をパケット多重化したデータを入力し、パケットの内容を解析しながら早送り再生や飛び込み再生を高速かつ容易に行えるようにするための補助情報を、コンパクトに生成するものである。また、本発明の実施の形態2におけるデータ再生装置は、前記補助データを参照しながら映像信号と音声信号をパケット多重化したデータを入力し、復号して再生するものである。
【0013】
なお、本発明の実施の形態においては、MPEG2トランスポートストリームによりパケット化されている場合を取り上げて説明したが、これに限るものではなく、プログラムストリームや、ISO/IEC 14496(MP4)、IETF RFC1889(RTP)によってパケット化されたストリームに対して適用することが出きる。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1であるデータ作成装置について、図1〜7を用いて説明する。図1は、データ作成装置の一例の機能ブロック構成図であり、TS入力手段1、TSパケット計数手段2、PID判定手段3、PESパケット解析手段4、ビデオヘッダ検出手段5、補助データ記録手段6、ファイル出力手段7により構成される。TS入力手段1は、TSファイルから1つのTSパケットを入力する。なお、TSパケットに先行する4バイトの拡張ヘッダが付与された拡張TSパケットからなるTSファイルであってもよい。
【0015】
映像信号を含むTSパケットの構成例を図2に示す。なお、図2に示すデータフィールドは、一部のみを取り上げており、全てのデータフィールドを示したものではない。TSパケットは、TSパケットヘッダ、PESパケットヘッダ、ビデオデータ等を含んでいる。なお、PESパケットヘッダは、TSパケットヘッダのPUSI(ペイロード・ユニット・スタート・インディケータ)が1である場合のみ存在する。
【0016】
TSパケットは、Sync Byteから始まる。TSパケットヘッダのPID(パケットID)は、TSパケットが含むデータの種別を示すものであり、映像信号や音声信号、異なる映像信号等の間で異なる値を持つ。PESパケットは、PUSIが1の場合に、TSパケットのデータ部の先頭から開始される。PESパケットは1映像フレームのデータを含んでいる。
【0017】
PESパケットヘッダは、SCP(スタートコード・プレフィックス)から開始される。PTS(プレゼンテーション・タイムスタンプ)は、映像信号(フレーム)の表示時刻である。また映像フレームはピクチャスタートコードから始まり、映像フレームの符号化タイプを示すPCT(ピクチャ・コーディング・タイプ)を含んでいる。PCTとしては、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャ等がある。
【0018】
TSパケット計数手段2は、入力したTSパケットの個数を加算する。PID判定手段3は、外部より指示された映像データのPIDと、入力したTSパケットのPIDを比較する。PESパケット解析手段4は、PESパケットを解析してPTSを取得する。ビデオヘッダ解析手段5は、映像フレームの符号化タイプPCTを取得する。補助データ記録手段6は、TSパケット計数手段2、PESパケットヘッダ解析手段4、ビデオヘッダ解析手段5から、パケット番号、PTS、PCTを入力し、補助データを収集する。ファイル出力手段7は、図3に示すようなデータ構造に従って補助データをフォーマットして、補助データファイルを出力する。
【0019】
図3は、補助データファイルの一部を示すデータ構造図である。補助データファイルSupplemental_infoは、forループの回数Nof_Entry1と、Nof_Entry1で示された個数分のPacket_ID(i)と、Duration_Table(i)、Size_table(i)を持つ。Packet_ID(i)は、続く2つのテーブルがどのPIDに対するものであるかを示す。
【0020】
Size_Tableは、スケーリングに使用するScale、forループの回数Nof_Entry2と、Nof_Entry2で示された個数分のNof_TSP_GP(i)、Nof_TSP_RP(i)からなる。Nof_TSP_GP(i)は、第i番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットと、第(i+1)番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットの間にあるTSパケットの個数を示す。Nof_TSP_RP(i)は、第i番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットと、同Iピクチャの最終バイトを含むTSパケットの間にあるTSパケットの個数を示す。
【0021】
なお、Nof_TSP_RP(i)は、Scaleで除算し、小数点以下は切り上げした値を記録しても良い。例えば、第1番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットの番号が3、同Iピクチャの最終バイトを含むTSパケットの番号が102の場合、その間のTSパケット数は100であるが、Scaleが8の場合、Nof_TSP_RP(1)は13となる。
【0022】
Nof_TSP_RPは、Iピクチャを構成する映像データを全て読み出すために必要なTSパケットの数であるが、再生機器は一度のファイルアクセスで固定個数のTSパケットを読み出すことが一般的であること、及びIピクチャを読み出すことが保証できれば十分であるため、上記のような手法により、精度を落とす代わりにNof_TSP_RPに要するデータフィールド長を圧縮することが可能である。本例では、本フィールドは8ビットである。
【0023】
Duration_tableは、Time_Offset、forループの回数Nof_Entry3と、Nof_Entry3で示された個数分のNof_GP(i)、Duration_GP(i)からなる。Duration_GP(i)は、2つのIピクチャ区間のPTSの差分、即ち表示継続時間を示す。Nof_GP(i)は、連続する何個の区間が、Duration_GP(i)で示される表示継続時間であるかを示す。例えば、区間の表示継続時間が、順に、100、200、200、100であったとすると、Nof_Entry3は3、即ち3つのエントリから構成され、Nof_GP(1)=1、Nof_GP(2)=2、Nof_GP(3)=1、Duration_GP(1)=100、Duration_GP(2)=200、Duration_GP(3)=100のようになる。
【0024】
一般的に、MPEG2のGOP(グループオブピクチャー)の表示継続時間は0.5秒程度で固定であるため、本手法によって、各GOP毎に時間を記述する場合と比較してデータサイズを大幅に圧縮することが可能である。また、Time_Offsetは、第1番目の区間の表示開始時刻を与えるものであり、これは第1番目のIフレームのPTSに一致する。
【0025】
以上のようなデータ構成である補助データを作成するための詳細な動作フローを図4、図5のフローチャートを用いて説明する。
図4は、図3のSize_Tableのエントリを生成するために必要なTSファイルの解析処理の動作フローである。図4において、PNCは現在までのTSパケットカウンタ、PNIはIピクチャの先頭バイトを含むTSパケット番号、Prev PCTは直前のピクチャの符号化タイプ、iは第i番目のエントリを表す。
【0026】
S101:PNC、PNI、iを初期化する。
S102:TSパケットを入力し、パケットカウンタPNCを1つ加算する。S103:指示された映像信号のPIDとTSパケットヘッダのPIDを比較し、一致する場合は作成する補助情報の対象であるTSパケットであるためS104に進み、不一致の場合は補助情報作成の対象外であるためS102に戻る。
【0027】
S104:TSパケットヘッダのPUSIを調べ、1であればPESパケットのヘッダがあるためS105に進み、0であればS102に戻る。
S105:映像データに含まれるPCTを調べ、IピクチャであればS106に進み、それ以外の場合S110に進む。なお、図の簡略化のために本フローチャートでは省略しているが、第1番目のIピクチャの場合、S106やS110に進まず、S102に戻る。また、S102に戻る前に、Prev PCTをIピクチャを示す値にセットする。S106に進むのは第2番目以降のIピクチャを検出した場合である。
【0028】
S110:直前のピクチャ符号化タイプPrevPCTがIピクチャである場合はS111に進み、それ以外の場合はS109に進む。
S111:Nof_TSP_RP(i)にPNCとPNIの差分を代入する。今、iが1の場合、Nof_TSP_GP(1)は、TSファイルの先頭から第2フレームの先頭バイトを含むTSパケットの間のパケット数に相当する。また、iが2の場合、Nof_TS_RP(2)は、第2番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットと第2番目のIピクチャの次のフレームの先頭バイトを含むTSパケットの間のパケット数に相当する。
【0029】
なお、この差分値は、図3で説明したように、Scaleを用いて除算した値としても良い。また、Iピクチャの先頭バイトを含むTSパケットと、同Iピクチャの最終バイトを含むTSパケットの間のパケット数を求めても良い。これは、Iピクチャの次のフレームの先頭バイトを含むTSパケットの直前の、PIDがVideo PIDであるTSパケットの番号を記憶しておくことで容易に実行可能である。
【0030】
S106:Nof_TSP_GP(i)にPNCとPNIの差分を代入する。今、iが1の場合、Nof_TSP_GP(1)は、TSファイルの先頭から第2番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットの間のパケット数に相当する。また、iが2の場合、Nof_TSP_GP(2)は、第2番目の第3番目のIピクチャの先頭バイトを含むTSパケットの間のパケット数に相当する。また、本ステップにおいて、PNIにPNCを代入する。
【0031】
S107:S111およびS106で求めたNof_TSP_GP(i)とNof_TSP_RP(i)を記録する。
S108:エントリのカウンタiを1加算する。
【0032】
S109:PCTをPrevPCTに代入する。その後S102に戻る。
以上のステップを最後のTSパケットまで繰り返す。
図5は、図3のDuration_Tableを生成するために必要なTSファイルの解析処理の動作フローである。図5において、iは第i番目のエントリを表す。
【0033】
S201:i、Nof_GP(1)を初期化する。
S202:TSパケットを入力する。
S203:指示された映像信号のPIDとTSパケットヘッダのPIDを比較し、一致する場合は作成する補助情報の対象であるTSパケットであるためS204に進み、不一致の場合は補助情報作成の対象外であるためS202に戻る。
【0034】
S204:TSパケットヘッダのPUSIを調べ、1であればPESパケットのヘッダがあるためS205に進み、0であればS202に戻る。
S205:映像データに含まれるPCTを調べ、IピクチャであればS206に進み、それ以外の場合S202に戻る。
【0035】
S206:PESパケットヘッダを解析し、PTSを取得する。なお、簡略化のため図示していないが、最初のIピクチャの場合、この値をPTS_PGに代入し、S202に戻る。即ち、第2番目以降のIピクチャからS207に進む。
【0036】
S207:2つのIピクチャの間におけるPTSの差分値PTS−PTS_PGをDに代入する。その次に、PTS_PGにPTSを代入する。
S208:差分値DとDuration_GP(j)を比較する。なお、図示していないが、初めてS208に入った場合、比較を行う代わりにDuration_GP(j)にDを代入し、S209に進む。2回目以降S208に入った場合、比較結果一致している場合はS209に進み、不一致の場合はS210に進む。
【0037】
S209:Nof_GP(j)の値を加算し、S202に戻る。
S210:jを1加算する。即ち、差分値が直前の差分値と異なるため、エントリを新しく追加する。
【0038】
S211:新しく追加したエントリを初期化する。つまり、Duration_GP(j)にDを代入し、Nof_GP(j)に1を代入する。その後S202に戻る。
【0039】
以上の処理を最後のTSパケットまで繰り返す。なお、図4と図5のフローチャートに示した2つのテーブルの作成は同時に実行可能であり、その方が効率的であるが、ここでは説明の簡単化のため、あえて分けて説明を行った。
【0040】
図6は、以上の処理を仮想的なデータを適用した例を示す。ビデオフレームシーケンスは計14402個のGOPで構成される。フレームレートを29.97Hzとし、第1番目のGOPは12フレーム/GOP、第2〜第14401番目GOPは15フレーム/GOP、第14402番目のGOPは6フレーム/GOPである。これはおおよそ2時間に相当する。フレームレートは一定であるから、Duration_Tableのエントリ数は、図7(a)に示すように3つとなり、Duration_Tableのサイズは23バイトになる。
【0041】
また、図7(b)に示すようにSize_Tableのエントリ数は14402個となり、Size_Tableのサイズは43,214バイトとなる。TSファイルが1つのビデオシーケンスを含んでいる場合、Nof_Entry1=1であるから、補助情報データは43、243バイトになる。これは従来例のプログラムストリームディレクトリを用いた場合と比較して、おおよそ1/6である。
【0042】
以上、本発明の実施の形態1であるデータ作成装置について説明した。
なお、図3のデータ構造は一例を示すものに過ぎず、データの並び順には様々な変例が可能である。また、Scaleフィールドは存在せず、固定値で除算するようにしてもよい。また、フィールド長が増大するものの、Nof_TSP_GPの代わりにIピクチャを含むTSパケットの番号(先頭から何番目のTSパケットであるかを示す数値)を記すようにしても良い。
【0043】
また、本実施の形態では、ハードウェアで実現することとして説明したが、これらの処理はCPU上で動作するソフトウェアプログラムとして実行することができる。
【0044】
さらに、本実施の形態では、GOP毎(Iピクチャ毎)に生成するものとしたが、これに限るものではなく、任意の数のGOP毎としても良い。例えば、2つのGOP単位に作成すると、1GOPが0.5秒間隔の場合、1秒毎の精度を持ったテーブルとなる。また、映像のフレームレートは可変であっても良く、GOPの間隔も可変であってもよい。また、MPEG4のようにGOP構造をもたない場合も、本実施の形態によるデータ作成装置を使用できる。さらに、IDRピクチャやIピクチャを含むMPEG4 AVC(アドバンスド・ビデオ・コーディング)で規定されるビデオストリームを多重化したTSやPSファイルにも適用可能である。
【0045】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2であるデータ再生装置について、図8を用いて説明する。
図8は、データ再生装置の一例を示す機能ブロック図であり、補助データ入力手段11、TSデータ入力手段12、TSデータを格納するバッファメモリ13、補助データを読み込んで、補助データを参照しながらバッファメモリ13におけるTSデータを制御するCPU14、CPU14の指示に基づいてバッファメモリ13におけるTSデータを入力して映像信号と音声信号の多重化分離を行いつつそれぞれの信号を復号化する復号か手段15、および表示手段16から構成される。
【0046】
補助データ入力手段11が入力する補助データは図3のデータ構造に基づくものであり、このデータに基づいて、Iピクチャのみを選択復号化する高速再生や、あるIピクチャからの復号化を開始する飛込み再生など、所謂トリックプレーを実現する。トリックプレーの指示は、外部制御信号1aをCPU14が解釈して行う。
以上、本発明の実施の形態2によるデータ再生装置について説明した。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した本発明のデータ作成装置によれば、補助データを各GOPの表示継続時間と各GOPにおけるIフレームを読み出すために必要なTSパケット数を示すテーブルに分割し、表示継続時間のテーブルはGOP間で同一の表示継続時間であればまとめて記録し、Iフレームを読み出すためのTSパケット数は、スケール情報で除算して小数点以下を切り上げた値を記録するため、補助データをコンパクト化することが可能になる。したがって、長時間のTSファイルに関する補助データをダウンロードに要する時間が少なくなり、ネットワークからデータをダウンロード再生する場合の初期遅延時間が短縮される。また、少ないメモリ容量で補助データをメモリに一括ロードすることが可能となるため、再生機器のコストダウンが可能となる。さらに、光磁気ディスクにおいて1回のリードによって補助データを読み出すことが可能なため、再生開始までの待ち時間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるデータ作成装置の一例を示す機能ブロック図。
【図2】TSパケットのデータ構成の一例を示す図。
【図3】本発明の実施の形態1によるデータ作成装置が出力する補助データのデータ構造の一例を示す図。
【図4】本発明の実施の形態1による補助データ作成処理の動作フローの説明図。
【図5】本発明の実施の形態1による補助データ作成処理の動作フローの説明図。
【図6】仮想的なビデオシーケンスに基づく補助データの例を説明するための例図。
【図7】補助データの内容の具体例を説明するための例図。
【図8】本発明の実施の形態2によるデータ再生装置の一例を示す機能ブロック図。
【符号の説明】
1 TS入力手段
2 TSパケット計数手段
3 PID判定手段
4 PESパケットヘッダ解析手段
5 ビデオ解析手段
6 補助データ記録手段
7 ファイル出力手段
1a 外部制御信号

Claims (6)

  1. 複数の圧縮符号化映像フレームから構成され、さらに前記複数の映像フレームで構成される連続する映像グループからなるデータをパケット多重化した映像データを入力する映像データ入力手段と、
    前記映像グループの映像フレームの表示開始時刻を示す情報として、N個の第1の情報エントリを含み、前記第1の情報エントリには、複数の連続する映像フレームで構成される映像グループの個数を求めるための第1の情報フィールドと、
    前記1つの映像グループに含まれる映像フレームの表示継続時間の和を示す第2の情報フィールドと、
    映像フレームのパケット開始位置を示す情報として、M個の第2の情報エントリを含み、前記第2の情報エントリには、映像グループの先頭データを含むパケットの番号を示す第3の情報フィールドと、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第3の情報フィールドとの差以上の値を示す第4の情報フィールドとからなる補助データを記録する補助データ記録手段と
    を備えるデータ作成装置。
  2. 前記補助データとして、前記映像データにおける第1番目の映像フレームの表示時刻を示す第の情報フィールドを記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ作成装置。
  3. 前記映像グループの表示継続時間が、直前の映像グループの表示継続時間と異なる場合、前記第1の情報エントリを1つ追加することを特徴とする請求項に記載のデータ作成装置。
  4. 前記第のフィールドは、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第の情報フィールドとの差以上の値を整数値Sで除算し、少数点以下を繰り下げした数値であることを特徴とする、請求項に記載のデータ作成装置。
  5. 前記整数値Sを示す第6の情報フィールドを記録することを特徴とする請求項記載のデータ作成装置。
  6. 映像グループの映像フレームの表示開始時刻を示す情報として、N個の第1の情報エントリを含み、前記第1の情報エントリには、複数の連続する映像フレームで構成される映像グループの個数を求めるための第1の情報フィールドと、前記1つの映像グループに含まれる映像フレームの表示継続時間を示す第2の情報フィールドと
    映像フレームのパケット開始位置を示す情報として、M個の第2の情報エントリを含み、前記第2の情報エントリには、映像グループの先頭データを含むパケットの番号を示す第3の情報フィールドと、前記映像グループの先頭フレームにおける最終データを含むパケットの番号と前記第3の情報フィールドとの差以上の値を示す第4の情報フィールドからなる補助データを入力する補助データ入力手段と、
    複数の映像フレームで構成される連続する映像グループからなるデータをパケット多重化した映像データを入力する映像データ入力手段と
    を備えるデータ再生装置。
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