JP2001339721A - 動画像多重符号化信号処理回路及びその装置 - Google Patents

動画像多重符号化信号処理回路及びその装置

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JP2001339721A
JP2001339721A JP2000155941A JP2000155941A JP2001339721A JP 2001339721 A JP2001339721 A JP 2001339721A JP 2000155941 A JP2000155941 A JP 2000155941A JP 2000155941 A JP2000155941 A JP 2000155941A JP 2001339721 A JP2001339721 A JP 2001339721A
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Yoshiro Sasaki
嘉郎 佐々木
Manabu Higuchi
学 樋口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEGプログラムストリームの編集処理を
ハードウェアでリアルタイム処理を実現する動画像多重
符号化信号処理回路およびその装置を提供すること。 【解決手段】 MPEGプログラムストリームを入力
し、パケットヘッダを検出するヘッダ検出手段21と、
検出されたヘッダコードに基づいて、映像および音声情
報の何れであるかを判別し、後段の処理を分岐するID
分岐手段23と、映像ヘッダ情報抽出手段25と、映像
情報計測手段27と、音声ヘッダ情報抽出手段29と、
音声情報計測手段31と、各手段からの情報を一時的に
格納する情報格納手段35と、この情報格納手段35か
ら情報を読み出す情報読み出し手段37とを備える。I
D分岐手段23は、映像ヘッダを検出した時に、映像ヘ
ッダ情報抽出手段25および映像情報計測手段27を動
作させ、音声ヘッダを検出した時に、音声ヘッダ情報抽
出手段29および音声情報計測手段31を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像多重符号化
信号処理回路及びその装置に関し、特に、MPEGプロ
グラムストリームをフレーム単位で編集する際に、リア
ルタイム処理を実現するMPEGデータ処理回路及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動画像処理装置は、特開
平10−32826号に記載されたものが知られてい
る。図12に示す従来のMPEGシステムとしての動画
像処理装置は、本体にワークステーションやパーソナル
コンピュータを適用した例で、ワークステーション、パ
ーソナルコンピュータからなるコンピュータ本体1と、
本体1に接続されたキーボード2と、CRT等の表示器
3と、ΜPEGデータを記憶するハードディスクなどの
記憶装置4とを備えている。
【0003】上記コンピュータ本体1は、ΜPEGスト
リーム複製機能部5と、ΜPEGストリーム解析機能部
6(ストリーム解析手段)と、ΜPEGストリーム分割
機能部7(ストリーム分割手段)と、MPEGストリー
ム再生機能部8(ストリーム再生手段)と、ΜPEGス
トリーム付加機能部9と、メモリ10とを含む。
【0004】尚、MPEGのデータ構造は、下位の層か
ら、ブロック層、マクロブロック層、スライス層、ピク
チャ層、GOP層およびビデオシーケンス層となってい
る。
【0005】MPEGビデオストリームは、その構造上
GOP単位で分割編集されるように設計されていないた
め、これをピクチャ単位で分割編集することはできなか
った。そこで、上記の従来の動画像処理装置は、MPE
Gビデオストリームをピクチャ単位できめ細かく分割編
集するために、ストリーム解析手段6によって、予めプ
ログラムストリームをすべてメモリ10に一旦格納し
て、その中からMPEGビデオストリーム内のピクチャ
構造を知るために必要な情報を抽出して解析する方法を
とっている。
【0006】また、図13に、典型的なディジタル多重
符号化ストリームの基本構成単位であるパックおよびパ
ケットの構造を示す。同図に示すように、ディジタル多
重符号化ストリームは、複数のパック11から構成され
る。各パック11は、先頭のパックヘッダ11aと、そ
れに続く少なくとも1つのパケット13とを有する。パ
ックヘッダ11aは、再生基準時間(System Clock Ref
erence)(以下、「SCR」と呼ぶ)を含んでいる。こ
のSCRは、符号化装置で符号化した時の時刻基準とな
る基本同期信号(System Time Clock)(以下、「ST
C」と呼ぶ。)を、多重化ストリームを復号する際に、
再現するための情報である。各パケット13は、先頭の
パケットヘッダ13aと、それに続く符号化データ15
とを有する。パケットヘッダ13aは、先頭の同期信号
と、映像および音声などのパケットを区別する識別子
(以下、「ストリームID」と呼ぶ。)と、パケット長
情報と、映像および音声の同期再生情報(Presentation
Time Stamp)(以下、「PTS」と呼ぶ。)などが含
まれる。PTSは、映像および音声が、それぞれ再生単
位、すなわちパック毎に、基準時間のどこで復号し、い
つ再生すればよいかを示すタイムスタンプである。符号
化データ15は、映像および音声情報を符号化装置で符
号化したデータであり、ストリームIDに対応する符号
化データが含まれる。
【0007】図14は、典型的なMPEGビデオストリ
ームの構造を示す図である。同図に示すように、MPE
Gビデオストリームは、GOP17と、フレーム18、
固定長、例えば2キロバイトのパック19から構成され
ている。
【0008】図14では、GOP17が1GOPで、フ
レーム18が3フレームで、パック19が13パックの
例を示している。この例において1フレーム目と2フレ
ーム目の境界は、3パック目と4パック目と同一である
が、2フレーム目と3フレーム目の境界は、9パック目
の中間に位置することになる。
【0009】MPEGビデオストリームの各ピクチャの
符号量は、2キロバイト以上になることが多い。また、
MPEGビデオストリームの各ピクチャヘッダは、スト
リーム中でランダムな位置に存在する。そこで、MPE
Gビデオストリーム内のピクチャ構造を知るためには、
ストリーム解析手段6によって、予めプログラムストリ
ームをすべてメモリ10に一旦格納して、その中から、
必要な情報を解析する方法が一般的である。
【0010】また、ビデオエンコーダを備えている構成
では、ビデオストリーム内の最終フレームのPTSとS
CRと、発生符号量とに基づいて、各フレームのVBV
バッファ予測をする。VBVバッファ予測値は下記の式
(1)により算出される。
【0011】 VBVb=((PTS−SCR)/27[MHz]+1/30[sec])×Rmax[Mbps]−fb0 …式(1)
【0012】ここで、VBVbは最終フレームのVBV
バッファ予測値、PTSは最終フレームのPTSであ
り、SCRは最終フレームのSCR(最終フレームの先
頭のSCR)であり、Rmaxは多重化レートであり、f
b0は最終フレームのビット発生量である。また、ビデオ
ストリームの基準クロックは27MHzであり、1フレ
ームの表示時間は1/30秒である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の動画像処理装置では、ストリーム解析手段6が、ラ
ンダムに来るピクチャヘッダを常時検索するために、コ
ンピュータ本体1のCPUが他の処理を実行できず、処
理時間的に編集に耐えられないという問題点があった。
【0014】また、ビデオエンコーダを備えた動画像処
理装置においては、図14に示すように、フレームの区
切り、つまりピクチャヘッダは、ランダムなアドレスを
取ることになる為、2キロバイト毎に付いているSCR
の値では、最大600バイト程度の誤差が生じるため
に、最悪、画像の破綻を招くという問題点があった。例
えば、GOP17を編集する際に、再エンコードする際
に必要な情報を、最後のフレームつまり、3フレームの
情報を9パック目の先頭のヘッダにあるSCRやPTS
でVBVバッファの予測を行うとすると、最大600バ
イトの誤差が生じることになる。
【0015】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、MPEGプログラムストリームの編集
処理をリアルタイムに実行できる動画像多重符号化信号
処理回路を提供するものである。
【0016】また、本発明は、MPEGプログラムスト
リームの編集処理をフレーム単位でリアルタイムに実行
できる動画像多重符号化信号処理装置を提供するもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の動画像多重符号
化信号処理回路は、映像および音声情報をそれぞれ符号
化圧縮した複数の映像および音声パケットを多重化して
構成されるMPEGプログラムストリームを処理する動
画像多重符号化信号処理回路であって、前期MPEGプ
ログラムストリームを入力する入力手段と、前記MPE
Gプログラムストリームから前記パケットに付加される
ヘッダを検出するヘッダ検出手段と、このヘッダ検出手
段によって検出されたヘッダに含まれる識別コードに基
づいて、前記ヘッダに続くパケットが、映像および音声
情報の何れのパケットであるかを判別する判別手段と、
前記ヘッダに含まれる情報を抽出する映像ヘッダ情報抽
出手段と、前記ヘッダに続くパケットの情報を映像情報
として計測する映像情報計測手段と、前記ヘッダに含ま
れる情報を抽出する音声ヘッダ情報抽出手段と、前記ヘ
ッダに続くパケットの情報を音声情報として計測する音
声情報計測手段と、前記判別手段によって前記ヘッダに
続くパケットの情報が映像情報であると判別された時
に、前記入力手段に前記映像ヘッダ情報抽出手段および
前記映像情報計測手段を並列に接続し、前記判別手段に
よって前記ヘッダに続くパケットの情報が音声情報であ
ると判別された時に、前記入力手段に前記音声ヘッダ情
報抽出手段および前記音声情報計測手段を並列に接続す
るよう接続を切り替える切替手段と、前記映像ヘッダ抽
出手段および前記音声ヘッダ抽出手段によって抽出され
た情報、並びに前記映像情報計測手段および前記音声情
報計測手段によって計測された情報を一時的に格納する
情報格納手段と、この情報格納手段に接続され、この情
報格納手段に格納された情報を読み出す情報読み出し手
段とを備えたことを特徴とする。
【0018】この構成により、MPEGプログラムスト
リームのヘッダを検出した時に、ヘッダに含まれる識別
コードに基づいて、音声および映像情報に関する処理を
分岐させ、各処理を並列に処理することができるので、
MPEGプログラムストリームの解析をリアルタイムに
行えることとなる。並列処理された情報は一時的に情報
格納手段に格納し、一連の処理終了後に、情報読み出し
手段を介して外部から読み出すことができるので、MP
EGプログラムストリームの編集がリアルタイムに行え
ることとなる。
【0019】映像情報には、映像の符号量、I、B、P
ピクチャ種別、フィールドシーケンスなどが含まれ、ま
た、音声情報には、音声のフレーム数、音声チャンネル
数などが含まれる。
【0020】また、本発明の動画像多重符号化信号処理
回路は、前記MPEGプログラムストリームが、複数の
前記パケットを含む少なくとも一つのパックと、このパ
ックに付加されるヘッダとを含み、前記映像情報計測手
段が、前記パケットを検出するパケット検出部と、前記
パックのヘッダを検出するヘッダ検出部と、前記判別手
段が前記ヘッダに続くパケットの情報が映像情報である
と判別したとき、前記パケットの符号量を初期化し、前
記パケット検出部が前記パケットを検出したとき、前記
パケットの符号量を計測し、前記ヘッダ検出部が前記パ
ックヘッダを検出したとき、前記パケットの符号量を保
持して、前記映像パケットの符号量のみをフレーム毎に
発生符号量として計測する符号量計測部とを有すること
を特徴とする。
【0021】この構成により、映像の符号量などを計測
する際に、PESを検出した時に、検出フラグをセット
して、パックヘッダを検出した時に、検出フラグをリセ
ットして、検出フラグを基に映像の符号量を計測すると
いう作用を有することとなる。これにより、プログラム
ストリームからビデオストリームのみの分離して映像情
報のみを計測することが可能となり、計測される映像の
発生符号量の精度が±0バイトにすることができ、計測
精度が向上する。
【0022】さらに、本発明の動画像多重符号化信号処
理回路は、前記音声情報計測手段が、音声ストリーム番
号を検出するストリームID検出部と、このストリーム
ID検出部で検出された音声ストリーム番号毎に、前記
音声情報を計測する音声情報計測部とを有することを特
徴とする。
【0023】この構成により、音声情報を計測する際
に、音声ストリーム番号を検出して、各々のストリーム
のフレーム数を並列に計測するという作用を有すること
となる。これにより、プログラムストリームに複数の音
声ストリームが多重化されても、一度のプログラムスト
リームの入力で、音声ストリーム毎に、すべての音声の
フレーム数を計測することができる。
【0024】また、本発明の動画像多重符号化信号処理
回路は、前記音声ヘッダ情報抽出手段が、音声ストリー
ム番号を検出するストリームID検出部と、このストリ
ームID検出部によって検出された前記音声ストリーム
ID毎に前記音声情報の同期信号を抽出する音声ヘッダ
情報抽出部とを有することを特徴とする。
【0025】音声情報の同期信号とは、PTSである。
この構成により、音声ヘッダ情報を抽出する際に、音声
ストリーム番号を検出して、各々のストリームの音声の
PTS等を並列に計測するという作用を有することとな
る。プログラムストリームに複数の音声ストリームが多
重化されても、一度のプログラムストリームの入力で、
音声ストリーム毎に、すべての音声ヘッダ情報を抽出す
ることができる。
【0026】さらに、本発明の動画像多重符号化信号処
理回路は、ピクチャヘッダをそれぞれ有する複数のフレ
ームを符号化したビデオストリームが、所定のデータ長
を有する複数のパックを有し、前記ピクチャヘッダの位
置に対応する前記パックの先頭からの相対的なバイト数
を計数するピクチャヘッダ位置計測手段と、このピクチ
ャヘッダ位置計測手段が計数した相対的なバイト数と、
各フレームの前記音声情報の前記同期信号および前記発
生符号量と、基準時間とを出力する出力手段をさらに備
えことを特徴とする。
【0027】ここで、基準時間とはSCRのことであ
る。この構成により、MPEGエンコーダでVBVバッ
ファ予測を行う際に、各種パラメータの精度が正確にな
るという作用を有することとなる。これにより、再エン
コードしても映像が破綻することを防ぐことができる。
【0028】また、本発明の動画像多重符号化信号処理
回路は、前記情報格納手段が、双方向RAMで構成され
たことを特徴とする。この構成により、各種抽出、解
析、計測した値を逐次格納するという作用を有すること
となる。双方向RAMは、数キロバイト程度の小容量な
ので、FPGA(Field Programmable Gate Array)や
DSP(Digital Signal Processor)1個から構成でき
る。このためコストが削減できる。また、FIFOで構
成されていないことにより、プログラムストリームのG
OPサイズの制限に柔軟になり、いかなるプログラムス
トリームにも対応が可能となる。
【0029】さらに、本発明の動画像多重符号化信号処
理回路は、前記情報格納手段が、異なる物理層の情報毎
に割り当てられる複数の領域を有することを特徴とす
る。この構成により、各種抽出、解析、計測した値を逐
次格納する際に、MPEGのデータ構造に沿って、GO
P層、ピクチャ層、オーディオ層などの物理層毎に、格
納するという作用を有することとなる。情報格納手段
が、異なる物理層の情報毎に、割り当てられていること
により、必要な情報を読み出すアドレスが、計算式で求
められることになり、情報を読み出すオーバヘッド時間
を最短時間にすることができる。
【0030】また、本発明の動画像多重符号化信号処理
装置は、前記MPEGプログラムストリームをフレーム
単位で編集する動画像多重符号化信号処理装置であっ
て、MPEG復号化手段と、MPEG符号化手段と、上
述の動画像多重符号化信号処理回路と、前記MPEG復
号化手段と、MPEG符号化手段と、動画像多重符号化
信号処理回路とを並列動作させる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。この構成により、MPEGプログラム
ストリームをフレーム単位で編集する際に、編集負荷に
耐えるリアルタイム処理を実現するという作用を有する
こととなる。MPEGプログラムストリームをフレーム
単位で編集する際に、ストリーム解析時間が、転送時間
+約1μ秒(転送基準クロック20MHz時)の処理時
間で可能になり、編集に耐えるリアルタイム処理を実現
する装置ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。尚、すべての図面におい
て、同様な構成要素は同じ参照記号および符号を用いて
示してある。
【0032】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態の動画像多重符号化信号処理回路20は、ヘッダ検
出手段21と、ID分岐手段23と、映像ヘッダ情報抽
出手段25と、映像情報計測手段27と、音声ヘッダ情
報抽出手段29と、音声情報計測手段31と、エラー抽
出手段33と、情報格納手段35と、情報読み出し手段
37とを備えている。
【0033】ヘッダ検出手段21は、入力端子Aを有
し、音声および映像情報を多重符号化したMPEGプロ
グラムストリームPSを入力端子Aを介して入力し、入
力したMPEGプログラムストリームPSに含まれる複
数のオーディオおよびビデオパケットの各ヘッダを常時
監視して検出するものである。ヘッダ検出手段21は、
第1出力端子Xおよび第2の出力端子Yを有し、入力し
たMPEGプログラムストリームPSを第1出力端子X
を介して出力するとともに、ヘッダを検出した時、ヘッ
ダ検出信号SIG1を出力端子Yを介して出力するもの
である。このヘッダ検出信号SIG1は、ID分岐手段
23を可動する信号である。
【0034】ヘッダ検出手段21は、入力したMPEG
プログラムストリームPSをパケット単位に分割して第
1出力端子Xを介して出力してもよい。
【0035】ID分岐手段23は、ヘッダ検出手段21
の第2出力端子Yに接続され、ヘッダ検出手段21から
ヘッダ検出信号SIG1を入力する。ID分岐手段23
は、ヘッダ検出手段21からヘッダ検出信号SIG1が
入力された場合のみ、動作可能となる。ID分岐手段2
3は、ヘッダ検出手段21の第1出力端子Xに接続さ
れ、ヘッダ検出手段21から入力されたMPEGプログ
ラムストリームPSのヘッダに含まれる識別コード、例
えばストリームIDを入力する。この識別コードに基づ
いて、ID分岐手段23は、ヘッダに続くパケットがオ
ーディオパケットかビデオパケットかを判別するもので
ある。さらに、ID分岐手段23は、第1出力端子Xお
よび第2出力端子Yを有し、識別コードに基づいて、検
出されたパケットが、ビデオパケットと判別した場合、
ビデオ検出信号SIG2を、第1出力端子Xを介して出
力し、一方、識別コードに基づいて、検出されたパケッ
トが、オーディオパケットと判別した場合、オーディオ
検出信号SIG3を、第2出力端子Yを介して出力する
ものである。
【0036】映像ヘッダ情報抽出手段25および映像情
報計測手段27は、ヘッダ検出手段21の第1出力端子
Xに並列に接続され、ヘッダ検出手段21からMPEG
プログラムストリームPSを入力するとともに、ID分
岐手段23の第1出力端子Xに並列に接続され、ID分
岐手段23からビデオ検出信号SIG2を入力する。
【0037】一方、音声ヘッダ情報抽出手段29および
音声情報計測手段31は、ヘッダ検出手段21の第1出
力端子Xに並列に接続され、ヘッダ検出手段21からM
PEGプログラムストリームPSを入力するとともに、
ID分岐手段23の第2出力端子Yに並列に接続され、
ID分岐手段23からオーディオ検出信号SIG3を入
力する。
【0038】映像ヘッダ情報抽出手段25は、ID分岐
手段23からビデオ検出信号SIG2が入力された時、
動作可能となり、ヘッダ検出手段21で検出されたパケ
ットのヘッダの内容をMEPGプログラムストリームP
Sから抽出し、映像ヘッダ情報D1として出力するもの
である。
【0039】映像情報計測手段27は、ID分岐手段2
3からビデオ検出信号SIG2が入力された時、動作可
能となり、ヘッダ検出手段21で検出されたパケットの
情報を映像情報として計測および解析し、映像計測情報
D2として出力するものである。ここで計測および解析
される映像情報は、映像の符号量、I、P、Bピクチャ
種別およびフィールドシーケンスなどである。
【0040】音声ヘッダ情報抽出手段29は、ID分岐
手段23からオーディオ検出信号SIG3が入力された
時、動作可能となり、ヘッダ検出手段21で検出された
パケットのヘッダの内容をMPEGプログラムストリー
ムから抽出し、音声ヘッダ情報D3として出力するもの
である。
【0041】音声情報計測手段31は、ID分岐手段2
3からオーディオ検出信号SIG3が入力された時、動
作可能となり、ヘッダ検出手段21で検出されたパケッ
トの情報を音声情報として計測し、音声計測情報D4と
して出力するものである。音声情報は、音声のフレーム
数などである。
【0042】エラー抽出手段33は、ヘッダ検出手段2
1に接続され、MPEGプログラムストリームPSが入
力されているか否かを判定し、その結果をエラー情報D
5として出力するものである。詳しくは、エラー抽出手
段33は、ヘッダ検出手段21を介してMPEGプログ
ラムストリームPSを入力し、入力されたMPEGプロ
グラムストリームPSのデータサイズを、ヘッダ検出手
段21でヘッダが検出されるまでの間、算出する。すな
わち、ヘッダ検出手段21でヘッダが検出されるまでの
間に、入力されたデータがあった場合は、エラーと判定
し、このデータサイズをエラーサイズとして解析し、そ
の結果をエラー情報D5として出力する。
【0043】情報格納手段35は、映像ヘッダ情報抽出
手段25と、映像情報計測手段27と、音声ヘッダ情報
抽出手段29と、音声情報計測手段31と、エラー抽出
手段33とに接続され、各情報D1〜D5を入力し、一
時的に格納するものである。
【0044】情報読み出し手段37は、情報格納手段3
5および外部の図示されない動画像処理装置と接続さ
れ、動画像処理装置から読み出しアドレスD7を入力
し、情報格納手段35から当該アドレスD7の情報デー
タD8を読み出して、出力するものである。
【0045】このように構成された動画像多重符号化信
号処理回路20の動作について、図2のフローチャート
を用いて以下に説明する。MPEGプログラムストリー
ムPSが動画像多重符号化信号処理回路20に入力され
る(S1)と、ヘッダ検出手段21が、入力されたプロ
グラムストリームPS中のパケットヘッダを監視する
(S2)。ヘッダを検出すると、ID分岐手段23を動
作可能にする(S3)。ステップS2では、同時にエラ
ー監視を行ってもよく、その場合は、エラーデータのサ
イズを解析し、ステップS10へ進む。
【0046】ID分岐手段23が、プログラムストリー
ムPSから検出されたヘッダに含まれる識別コードに基
づいて、検出されたヘッダに続く情報が映像情報か音声
情報かを判別する(S4)。映像情報の場合は、ビデオ
検出信号SIG2を出力し(S5)、一方、音声情報の
場合は、オーディオ検出信号SIG3を出力する(S
6)。映像ヘッダ情報抽出手段25と映像情報計測手段
27、および音声ヘッダ情報抽出手段29と音声情報計
測手段31が、それぞれビデオ検出信号SIG2および
オーディオ検出信号SIG3を監視する(S7)。ビデ
オ検出信号SIG2が検出されると、映像ヘッダ情報抽
出手段25および映像情報計測手段27が動作可能とな
る(S8)。一方、オーディオ検出信号SIG3が検出
されると、音声ヘッダ情報抽出手段29および音声情報
計測手段31が動作可能となる(S9)。各手段で抽出
または計測された情報データD1〜D4並びにエラー情
報D5を情報格納手段35に格納する(S10)。情報
読み出し手段37が、外部から指定された読み出しアド
レスD7に基づいて、情報格納手段35から該当する情
報データD8を読み出して出力する(S11)。上記の
ステップS1〜S11が、繰り返される。
【0047】上記ステップS1、S4およびS7の判定
は、一連の動作の中で、並列に常時行うようにしてもよ
い。
【0048】このように、本実施例の動画像多重符号化
信号処理回路20は、映像ヘッダの抽出、映像の符号量
などの計測、音声ヘッダの抽出、音声のフレーム数など
の計測の処理を、並列に処理することができ、これらの
処理で得られた情報は一時的に情報格納手段に格納さ
れ、随時、外部からの読み出し要求に応じて読み出すこ
とが可能となる。
【0049】以上のように、本発明の第1の実施の形態
の動画像多重符号化信号処理回路20は、MPEGプロ
グラムストリームPSを音声および映像情報において並
列的に解析処理できることとなり、ストリーム解析作業
用のメモリを必要としない。また、解析処理に必要な時
間は、従来は、「記憶媒体からメモリへの転送時間+メ
モリの読み出し時間+最後のフレーム情報書き込み時
間」であったのが、「記憶媒体からの転送時間+最後の
フレーム情報の書き込み時間」となる為、最小限の遅延
で済み、これによりMPEGプログラムストリームの編
集処理をリアルタイムに実行できる。
【0050】図3は、本発明の第2の実施の形態の映像
情報計測手段40の詳細ブロック図である。同図に示す
ように、映像情報計測手段40は、パケットヘッダ検出
部41と、ピクチャ検出部43と、PES(Packetized
Elementary Stream)検出部45と、パック検出部47
と、符号量計測部49とで構成される。
【0051】パケットヘッダ検出部41は、プログラム
ストリームPSを入力し、常時パケットヘッダを監視
し、映像パケットヘッダを検出したとき、後段のピクチ
ャ検出部43、PES検出部45およびパック検出部4
7を動作可能にするものである。ここで、パケットヘッ
ダ検出部41は、第1の実施の形態のヘッダ検出手段2
1およびID分岐手段23によって構成してもよい。
【0052】ピクチャ検出部43、PES検出部45お
よびパック検出部47は、パケットヘッダ検出部41に
並列に接続され、ともにプログラムストリームPSを入
力し、プログラムストリームPSを常時監視する。ピク
チャ検出部43は、入力したプログラムストリームPS
からピクチャヘッダの検出を行う。PES検出部45
は、入力したプログラムストリームPSからPESの検
出を行う。パック検出部47は、入力したプログラムス
トリームPSからパックヘッダの検出を行う。例えば、
PES検出部45で、PESが検出されたときに、検出
フラグをセットし、パック検出部47でパックヘッダが
検出されたとき、検出フラグをリセットする。
【0053】符号量計測部49は、上記の検出フラグに
基づいて、入力したプログラムストリームPSから映像
情報の符号量のみを計測する。詳しくは、ピクチャ検出
部43でピクチャヘッダが検出されたとき、映像の符号
量の計測データ値を初期化し、検出フラグが1のとき、
映像符号量の計測を行い、計測データ値を積算する。検
出フラグが0のとき、計測データ値は保持したままとす
る。
【0054】図4は、図3に示した第2の実施の形態の
映像情報計測手段40における映像情報計測処理手順を
示すフローチャートである。同図に示すように、映像情
報計測手段40は、ステップS21〜S26の順に動作
する。
【0055】パケットヘッダ検出部41が、プログラム
ストリームPSを入力し(S21)、映像パケットヘッ
ダの検出を行う(S22)。第1の実施の形態において
は、ID分岐手段23が、この映像パケットヘッダの検
出を行うので、ステップS22では、ビデオ検出信号S
IG2の検出を行えば良い。あるいは、映像パケットヘ
ッダ検出フラグを設け、このフラグの設定および監視に
よって行ってもよい。
【0056】映像パケットヘッダが検出されると、ピク
チャ検出部43、PES検出部45およびパック検出部
47が、ピクチャヘッダ、PESおよびパックをそれぞ
れ常時監視する(S23)。ピクチャ検出部43がピク
チャヘッダを検出すると、符号量計測部49が、ヘッダ
に続くパケットの情報を映像情報として計測を開始する
ために、前回までのピクチャの映像情報をクリアし、計
測データ値を初期化して(S24)、ステップS21へ
戻る。
【0057】ステップS23で、PES検出部45がP
ESを検出すると、符号量計測部49が、ヘッダに続く
パケットの情報を映像情報として計測を続行し(S2
5)、ステップS21へ戻る。例えば符号量計測部49
が、映像の符号量を積算する。ステップS23で、パッ
ク検出部47がパックヘッダを検出すると、ここで、符
号量計測部49は、映像情報の計測を一旦停止し、映像
情報のデータ値を保持し(S26)、ステップS21へ
戻る。
【0058】以下、図3および4を用いて映像情報計測
手段40の作用を説明する。
【0059】パケットヘッダ検出部41が、プログラム
ストリームPSを常時監視して映像パケットヘッダを検
出すると、後段のピクチャ検出部43、PES検出部4
5およびパック検出部47が動作可能となる。次に、プ
ログラムストリームPSから検出されたヘッダの識別コ
ードに基づいて、並列に接続されている3つの検出部4
3、45および47が符号量計測部49の制御を決定す
る。
【0060】初期状態からの動作としては、符号量計測
部49は、ピクチャ検出部43でピクチャヘッダが検出
されないかぎり、符号量の計測は行わない。次に、ピク
チャ検出部43でピクチャヘッダが検出された後に、P
ES検出部45にて、PESが検出された時に、符号量
計測部49が、符号量の計測を開始する。その後に、パ
ック検出部47にて、パックヘッダが検出されると、符
号量計測部49は、符号量の計測をホールドして、映像
データ以外の情報を計測しないように動作する。以降は
これらの動作の繰り返しとなる。
【0061】再度、ピクチャ検出部43にて、ピクチャ
ヘッダが検出されると、映像情報データD1として計測
結果が出力される。映像情報計測手段40における一連
の動作を完了して、次段、すなわち情報格納手段35へ
処理を移行する。映像情報計測手段40は、再びピクチ
ャヘッダの監視に処理を戻し、上記の動作が繰り返され
る。
【0062】このようにして、プログラムストリームP
Sに音声情報が多重化されている場合でも、音声パケッ
トヘッダが検出された間は、映像の符号量の計測をホー
ルドできるので音声データを計測値から除外することが
可能となり、これによりリアルタイムで、1フレーム当
たりの映像符号量を計測することが可能となる。
【0063】尚、音声データは、2キロバイト固定長サ
イズであり、本実施の形態におけるパックも2キロバイ
トの固定長サイズとするので、これにより、PESが検
出されて符号量の計測が開始した後、音声パケットPE
Sが一旦検出されて、映像情報計測手段40の動作が停
止した後から次の映像パケットPESが検出される前ま
でに、パックヘッダが検出されるので、符号量計測値が
ホールドすることができる。
【0064】本実施の形態の映像情報計測手段40によ
れば、音声と映像情報が多重符号化されたプログラムス
トリームPSからビデオストリームを分離して映像情報
のみ計測することが可能となり、計測される映像の発生
符号量の精度を±0バイトにすることができ、計測精度
が向上する。
【0065】図5は、本発明の第3の実施の形態の音声
情報計測手段50の詳細ブロック図である。同図に示す
ように、音声情報計測手段50は、パケットヘッダ検出
部51と、音声ストリーム番号取得部53と、音声フレ
ーム数計測部55とを備えている。
【0066】パケットヘッダ検出部51は、プログラム
ストリームPSを入力し、常時パケットヘッダを監視
し、音声パケットヘッダを検出したとき、後段の音声ス
トリーム番号取得部53を動作可能にするものである。
ここで、パケットヘッダ検出部51は、第1の実施の形
態のヘッダ検出手段21およびID分岐手段23によっ
て構成してもよい。
【0067】音声ストリーム番号取得部53は、パケッ
トヘッダ検出部51に接続され、音声パケットヘッダに
含まれる音声ストリーム番号を取得する。音声フレーム
数計測部55は、上記音声ストリーム番号取得部53で
取得した音声ストリーム番号にそれぞれ対応して、音声
ストリーム番号毎に音声フレーム数を計測するものであ
る。
【0068】具体的には、音声ストリーム番号取得部5
3で、取得した音声ストリーム番号分だけ音声フレーム
数計測領域を設定し、音声フレーム数計測部55で、該
当するストリーム番号の音声フレーム数を計測して音声
フレーム計測領域内に積算すれば良い。
【0069】図6は、図5に示した第3の実施の形態の
音声情報計測手段50における音声情報計測処理手順を
示すフローチャートである。
【0070】同図に示すように、パケットヘッダ検出部
51が、プログラムストリームPSを入力し(S3
1)、音声パケットヘッダの検出を行う(S32)。第
1の実施の形態においては、ID分岐手段23が、この
音声パケットヘッダの検出を行うので、ステップS22
では、オーディオ検出信号SIG3の検出を行えば良
い。あるいは、音声パケットヘッダ検出フラグを設け、
このフラグの設定および監視によって行ってもよい。
【0071】音声パケットヘッダが検出されると、音声
ストリーム番号取得部5353が動作可能となり、音声
ストリーム番号毎に処理を分岐する(S33)。各音声
ストリーム番号毎に、音声フレーム数計測部55が、音
声フレーム数を計測する(S35a、35b、35
c)。すなわち、音声フレーム番号が0の時は、ステッ
プS35aに進み、音声フレーム数計測部55が音声フ
レーム番号0の音声フレーム数を計測する。音声フレー
ム番号が1の時は、ステップS35bに進み、音声フレ
ーム数計測部55が音声フレーム番号1の音声フレーム
数を計測する。音声フレーム番号がiの時は、ステップ
S35cに進み、音声フレーム数計測部55が音声フレ
ーム番号iの音声フレーム数を計測する。ステップS3
5a、35bおよび35cは、すべてステップS31へ
戻る。
【0072】以下、図5および6を用いて音声情報計測
手段50の作用を説明する。
【0073】パケットヘッダ検出部51が、プログラム
ストリームPSを常時監視して音声パケットヘッダを検
出すると、音声ストリーム番号取得部53が動作可能と
なる。
【0074】初期状態からの動作としては、音声フレー
ム数計測部55は、パケットヘッダ検出部51で音声パ
ケットヘッダが検出されない限り、音声ストリーム数の
計測は行わない。次に、パケットヘッダ検出部51で音
声パケットヘッダが検出された後、音声ストリーム番号
取得部53にて、ストリーム番号が取得される。
【0075】例えば、二つの音声ストリーム番号が取得
された場合は、仮に音声ストリーム番号は0および1と
設定され、ストリーム番号0の時は、ステップS35a
に進み、ストリーム番号1の時は、ステップS35bに
進む。
【0076】ステップS35aでは、ストリーム番号0
の音声フレーム数のみが計測され、ステップS35bで
は、ストリーム番号1の音声フレーム数のみが計測され
る。
【0077】このようにして、プログラムストリームP
Sに音声ストリームが複数以上重畳されている場合で
も、一度のプログラムストリームの入力で、音声ストリ
ーム毎に、すべての音声フレーム数の計測が可能とな
る。
【0078】他の実施の形態において、音声フレーム数
計測部55は、他の音声情報、例えば、音声チャンネル
数を計測する手段であってもよい。
【0079】図7は、本発明の第4の実施の形態に係る
音声ヘッダ情報抽出手段60の詳細ブロック図である。
同図に示すように、音声ヘッダ情報抽出手段60は、音
声PTS(Presentation Time Stamp)抽出部65と、
図5に示した第5の実施の形態の音声情報計測手段50
と同じパケットヘッダ検出部51および音声ストリーム
番号取得部53とを備えている。
【0080】音声PTS抽出部65は、上記音声ストリ
ーム番号取得部53で取得した音声ストリーム番号にそ
れぞれ対応して、音声ストリーム番号毎に音声PTSを
抽出するものである。
【0081】具体的には、音声ストリーム番号取得部5
3で、取得した音声ストリーム番号分だけ音声PTS領
域を設定し、音声PTS抽出部65で、該当するストリ
ーム番号の音声PTSを抽出して音声PTS領域内に記
録すれば良い。
【0082】図8は、図7に示した第4の実施の形態の
音声ヘッダ情報抽出手段60における音声ヘッダ情報抽
出処理手順を示すフローチャートである。
【0083】同図に示すように、パケットヘッダ検出部
51が、プログラムストリームPSを入力し(S3
1)、音声パケットヘッダの検出を行う(S32)。音
声パケットヘッダが検出されると、音声ストリーム番号
取得部53が動作可能となり、音声ストリーム番号毎に
処理を分岐する(S33)。ここまでのステップは第3
の実施の形態と同様である。
【0084】各音声ストリーム番号毎に、音声PTS抽
出部65が、音声PTSを抽出する(S45a、45
b、45c)。すなわち、音声フレーム番号が0の時
は、ステップS45aに進み、音声PTS抽出部65が
音声フレーム番号0の音声PTSを抽出する。音声フレ
ーム番号が1の時は、ステップS45bに進み、音声P
TS抽出部65が音声フレーム番号1の音声PTSを抽
出する。音声フレーム番号がiの時は、ステップS45
cに進み、音声PTS抽出部65が音声フレーム番号i
の音声PTSを抽出する。ステップS45a、45bお
よび45cは、すべてステップS41へ戻る。
【0085】以下、図7および8を用いて音声ヘッダ情
報抽出手段60の作用を説明する。
【0086】パケットヘッダ検出部51が、プログラム
ストリームPSを常時監視して音声パケットヘッダを検
出すると、音声ストリーム番号取得部53が動作可能と
なる。
【0087】初期状態からの動作としては、音声PTS
抽出部65は、音声ストリーム番号取得部53で音声パ
ケットヘッダが検出されない限り、音声ヘッダ情報の抽
出は行わない。次に、パケットヘッダ検出部51で音声
パケットヘッダが検出された後、音声ストリーム番号取
得部53にて、ストリーム番号が取得される。
【0088】例えば、二つの音声ストリーム番号が取得
された場合は、仮に音声ストリーム番号は0および1と
設定され、ストリーム番号0の時は、ステップS45a
に進み、ストリーム番号1の時は、ステップS45bに
進む。
【0089】ステップS45aでは、ストリーム番号0
の音声PTSのみが抽出され、ステップS45bでは、
ストリーム番号1の音声PTSのみが抽出される。
【0090】このようにして、プログラムストリームP
Sに音声ストリームが複数以上重畳されている場合で
も、音声ストリーム毎に、すべての音声ヘッダ情報、す
なわち音声PTSの抽出が可能となる。
【0091】本発明の第5の実施の形態の動画像多重符
号化信号処理回路は、プログラムストリームPSから分
離されたビデオストリームのピクチャヘッダが、当該ピ
クチャヘッダが含まれるパックの先頭から何バイトの位
置にあるかを示す相対的なバイト数を計数するピクチャ
ヘッダ位置計測手段(図示無し)と、各フレームのPT
Sと発生符号量と、SCRと、上記バイト数とを出力す
る出力手段(図示なし)を備えている。
【0092】これにより、MPEG2ビデオストリーム
を再エンコードする場合、VBVバッファ予測値の精度
が600バイト以下にすることができ、再エンコードし
ても映像が破綻することを防ぐことが可能となる。
【0093】本発明の第6の実施の形態の動画像多重符
号化信号処理回路において、図1に示された情報格納手
段35は、双方向RAM(図示なし)で構成されてい
る。双方向RAMは、数キロバイト程度の小容量を有し
ている。これにより、本実施の形態の動画像多重符号化
信号処理回路は、FPGAやDSP1個から構成でき
る。このためコストが削減できる。
【0094】以下、図9を用いて本実施の形態の動画像
多重符号化信号処理の情報格納手段35の作用を説明す
る。
【0095】図9は、本実施の形態の情報格納手段35
への情報の格納動作を説明するタイミングチャートであ
る。同図に示すように、例えば、入力されるプログラム
ストリームPSが、3つのGOPを有し、第1GOPは
3フレーム、第2GOPは6フレーム、第3GOPは6
フレームを有している。このように一般的にプログラム
ストリームはGOP辺りのフレーム数は一定ではない。
【0096】情報格納手段35へは、GOP毎の情報
と、フレーム毎の情報とがある。これらの書き込みのタ
イミングは、GOPデータ書き込みタイミング71と、
ピクチャデータ書き込みタイミング72との矢印で図示
してある。同図に示すように、GOPの境界において、
データ書き込みの競合が見られる。
【0097】例えば、情報格納手段35をFIFO(F
IRST IN FIRST OUT)とする構成で、
前段で処理、解析や計測した値を、逐次書き込み処理を
行うとすると、1GOP辺りのフレーム数を書き込むタ
イミングと、GOP層のデータを書き込むタイミングに
制約が生じてしまい、結果的に回路の構成が煩雑になっ
てしまう。また、メモリの容量に対するデータの無駄が
生じてくることも明らかであり、尚かつMPEGプログ
ラムストリームへの対応すべき大きさへの制約も生じ、
またコストも高くなる。
【0098】本実施の形態の情報格納手段35は、FI
FOではなく、双方向RAMで構成したことにより、G
OPサイズの制限が柔軟となり、いかなるプログラムス
トリームにも対応を可能となる。
【0099】本発明の第7の実施の形態の動画像多重符
号化信号処理回路は、図示されない情報書き込みアドレ
ス発生手段を備えている。図10は、本実施の形態の動
画像多重符号化信号処理回路における情報格納手段35
のレジスタマップである。同図に示すように、情報格納
手段35は、GOP層情報格納領域75、ピクチャ層情
報格納領域77、オーディオ層情報格納領域79の、3
つの異なる物理層の情報毎の格納領域を有している。
【0100】情報書き込みアドレス発生手段は、下記の
式(2)に基づいて、情報格納手段35へ情報を書き込
むアドレスを算出するものである。はじめに、各層の要
素の総数をNと定義し、この情報は、先頭アドレス、例
えば0番地に格納される。
【0101】以下、情報格納手段35への書き込み動作
を説明する。
【0102】まず、GOP層情報については、先頭(例
えば0番地)にGOP数をNと定義しておき、GOP層
の情報量をm列とすると、第n番目のGOPの開始アド
レスは、下記の式(2)により算出される。
【0103】 n+1+(n×m) …式(2)
【0104】従って、順次、m、nの値を代入すること
により、各GOPの開始アドレスが算出され、情報格納
手段35への書き込みアドレスが決定される。
【0105】ピクチャ層情報格納領域77、オーディオ
層情報格納領域79についても、同様にしてアドレスを
決定する。
【0106】また、情報読み出し手段37が、情報格納
手段35に格納されたデータを読み出す場合も、上記の
式(2)に基づいて、読み出しアドレスを計算すること
ができる。
【0107】このように異なる物理層の情報毎にメモリ
の開始アドレスを定めるとともに、情報格納手段35と
情報読み出し手段37とで同じ計算式を用いることによ
り情報を読み出し始めるオーバヘッド時間を最短時間に
することができる。
【0108】また仮に情報量の増減に対しても、書き込
みアドレス発生手段は、外部からの列パラメータの変更
だけで、対応できる柔軟な回路構成とすることができ
る。
【0109】図11は、本発明の第8の実施の形態の動
画像多重符号化信号処理装置(以下、「MPEGデータ
処理装置」と呼ぶ。)の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、MPEGデータ処理装置80は、ビ
デオカメラなどの撮像装置81と、ディジタル映像デー
タを記憶する第1記憶保持装置83と、ディジタル映像
データを予め記録保持した記録媒体などの第2記憶保持
装置85と、映像データを表示する表示手段87とが接
続され、撮像装置81から入力した映像をディジタル符
号化し、第1記憶保持装置83に録画するとともに、第
1記憶保持装置83または第2記憶保持装置85に記録
されている映像を表示手段87に再生表示し、さらに映
像を編集可能にするものである。特に、本発明のMPE
Gデータ処理装置80は、記憶保持装置83または85
に記憶されたMPEGストリームをフレーム単位で編集
可能とするものである。
【0110】MPEGデータ処理装置80は、装置制御
手段89と、指示手段91と、メモリ制御手段93と、
一時記憶手段95と、MPEG符号手段101と、第1
インタフェース手段103と、第2インタフェース手段
105と、MPEG復号手段107と、MPEG解析手
段109とを備えている。
【0111】装置制御手段89は、本MPEGデータ処
理装置80全体の動作を制御するものである。指示手段
91は、装置制御手段89に接続され、操作者にMPE
Gデータ処置装置80への指示を入力させて、装置制御
手段89に指示を伝達することにより、操作者の指示に
従ってMPEGデータ処理装置80を動作させるもので
ある。
【0112】メモリ制御手段93は、一時記憶手段9
5、MPEG符号手段101、第1インタフェース手段
103、第2インタフェース手段105、MPEG復号
手段107、MPEG解析手段109に接続され、各手
段と一時記憶手段95間の情報の転送を制御するもので
ある。
【0113】一時記憶手段95は、メモリ制御手段93
を介して、各手段に接続され、各手段から転送されたデ
ィジタル映像データを一時的に格納するとともに、要求
に応じて読み出すものである。
【0114】MPEG符号手段101は、撮像手段81
および装置制御手段89に接続され、指示手段91を介
した操作者の指示に応じて、装置制御手段89により制
御され、撮像手段81からディジタル映像信号を入力
し、符号化圧縮してMPEGストリームPSを出力する
ものである。出力されたMPEGストリームPSは、メ
モリ制御手段93を介して一時記憶手段95に一時的に
格納される。
【0115】第1インタフェース手段103は、メモリ
制御手段93および第1記憶保持手段83に接続され、
一時記憶手段95からメモリ制御手段93介してMPE
G符号手段101で符号化されたMPEGストリームP
Sを第1記憶保持手段83に転送するとともに、第1記
憶保持手段83に記憶されたMPEGストリームを読み
出し、メモリ制御手段93を介して一時記憶手段95に
一時的に格納するものである。
【0116】第2インタフェース手段105は、第2記
憶保持手段85および装置制御手段89に接続され、指
示手段91を介した操作者の指示に応じて、装置制御手
段89により制御され、第2記憶保持手段85からMP
EGストリームを入力し、出力するものである。
【0117】MPEG復号手段107は、装置制御手段
89と、メモリ制御手段93と表示手段87に接続さ
れ、指示手段91を介した操作者の指示に応じて、装置
制御手段89により制御され、一時記憶手段95からM
PEGストリームを、メモリ制御手段93を介して入力
し、復号して表示手段87に再生するものである。
【0118】MPEG解析手段109は、装置制御手段
89と、メモリ制御手段93に接続され、指示手段91
を介した操作者の指示に応じて、装置制御手段89によ
り制御され、一時記憶手段95からMPEGストリーム
を、メモリ制御手段93を介して入力し、MPEGスト
リームをGOP層まで分割して、各GOP層の情報を解
析するものである。
【0119】以下、図11を用いてMPEGデータ処理
装置の動作を説明する。
【0120】始めに、撮像手段81からの映像が入力さ
れて、第1記憶保持手段83に録画する場合について説
明する。指示手段91を介して操作者から録画の指示が
あった場合、装置制御手段89が、以下の信号伝達を制
御する。撮像手段81から入力されたディジタルの映像
信号は、MPEG符号手段101により、MPEG符号
化された後に、メモリ制御手段93から一時記憶手段9
5に記憶される。これにより、データの転送時間の高速
化が図られる。その後、メモリ制御手段93により、一
時記憶手段95からデータを再度読み出して、第1イン
タフェース手段103にて、第1記憶保持手段83との
整合を取り、第1記憶保持手段83へ録画を行う。
【0121】次に、第1記憶保持手段83に記憶されて
いるデータに基づいて、映像を表示手段87にて再生す
る動作について説明する。指示手段91を介して操作者
から再生の指示があった場合は、装置制御手段89が、
以下の信号伝達を制御する。
【0122】第1記憶保持手段83からのMPEGプロ
グラムストリームPSが読み出され、メモリ制御手段9
3を介して一時記憶手段95に一時的に格納される。こ
れにより、データの転送時間の高速化が図られる。その
後、メモリ制御手段93により、一時記憶手段95から
データを再度読み出して、MPEG復号手段107によ
り映像に復号されて、表示手段87で再生される。
【0123】次に、第1記憶保持手段83および第2記
憶保持手段85に記憶されているデータに基づいて、映
像を編集する場合について以下、図11を用いて説明す
る。
【0124】編集対象の2つの素材が、第1記憶保持手
段83または第2記憶保持手段85に記録されている場
合は、プログラムストリーム同士の編集であるので、M
PEG符号手段101は、符号化に最低限必要なデータ
のみを部分的に使用することになる。まず、MEPGプ
ログラムストリームが、記憶保持手段83または85か
らインタフェース手段103または105を介して入力
され、装置制御手段89からの制御により、メモリ制御
手段93を介して一時記憶手段95に格納される。
【0125】一方、基となるプログラムストリームの分
割位置が、指示手段91を介して操作者から指示された
時に、装置制御手段89が、一時記憶手段95に格納さ
れているデータをMPEG解析手段109に転送して、
分割されたGOPの情報を解析することにより、その後
に、挿入する素材の情報を解析しながら該当する情報だ
けを書き換えて、情報を分割したプログラムストリーム
と挿入する素材の情報の連続性を確保する。
【0126】このようにすることにより、フレーム単位
でのプログラムストリームの編集が、容易となり、必要
な部分だけ再エンコードすることができ、画質の劣化も
最小限となる。
【0127】素材の一方が、撮像手段81から入力され
たものの場合には、MPEG符号手段101で符号化さ
れたプログラムストリームと、記憶保持手段83または
85から読み出したプログラムストリームとが、指示手
段91を介した操作者からの指示に応じて、装置制御手
段89により、一時記憶手段95に格納される。一時的
に格納されたデータを、MPEG解析手段85へ転送し
て、分割されたGOPの情報を解析することにより、そ
の後に、挿入する素材の情報を解析しながら、該当する
情報だけを書き換えて、情報を分割したプログラムスト
リームと挿入する素材の連続性を確保する。
【0128】このように、本実施の形態によれば、MP
EGプログラムストリームをフレーム単位で編集する際
に、ストリーム解析時間が、転送時間+約1μ秒(転送
基準クロック20MHz時)の処理時間で可能になり、
編集に耐えるリアルタイム処理を実現する動画像信号処
理装置が提供できる。
【0129】この編集機能が、本発明の動画像多重符号
化信号処理装置における重要な機能である。すなわち、
録画または再生の単機能であれば、装置制御手段89の
処理時間への制約は発生しないが、編集機能に関して
は、装置制御手段89は、指示手段91を介した操作者
からの指示に応じて装置を制御する動作が最優先される
必要がある。本発明の動画像多重符号化信号処理装置に
よれば、MPEGプログラムストリームの解析PSを装
置制御手段89で行う際の装置への負荷を大幅に削減す
ることが可能となる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、MPE
Gプログラムストリームを並列的に解析処理を行うこと
により、リアルタイムに解析結果を出力することができ
る動画像多重符号化信号処理回路を提供することができ
るものである。
【0131】また、本発明は、MPEGプログラムスト
リームをフレーム単位で編集する際に、ストリーム解析
時間が、転送時間+約1μ秒(転送基準クロック20M
Hz時)の処理時間で可能になり、編集に耐えるリアル
タイム処理を実現する動画像多重符号化信号処理装置が
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の動画像多重符号化
信号処理回路のブロック図
【図2】図1に示された動画像多重符号化信号処理回路
の処理手順を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態における映像情報計
測手段のブロック図
【図4】図3に示された映像情報計測手段の処理手順を
示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態における音声情報計
測手段のブロック図
【図6】図5に示された音声情報計測手段の処理手順を
示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施の形態における音声ヘッダ
情報抽出手段のブロック図
【図8】図7に示された音声ヘッダ情報抽出手段の処理
手順を示すフローチャート
【図9】本発明の第6の実施の形態における情報格納動
作を示すタイミング図
【図10】本発明の第7の実施の形態における情報格納
構成を示すレジスタマップ
【図11】本発明の第8の実施の形態のMPEGデータ
処理装置の構成ブロック図
【図12】従来の動画像処理装置の構成例を示すブロッ
ク図
【図13】典型的な多重符号化ストリームを構成するパ
ックおよびパケットの構造図
【図14】典型的なMPEGビデオストリームの構造図
【符号の説明】
11 パック 11a パックヘッダ 13 パケット 13a パケットヘッダ 15 符号化データ 17 GOP 18 フレーム 19 パック 21 ヘッダ検出手段(入力手段、ヘッダ検出手段) 23 ID分岐手段(判別手段、切り替え手段) 25 映像ヘッダ情報抽出手段 27、40 映像情報計測手段 29、60 音声ヘッダ情報抽出手段 31、50 音声情報計測手段 33 エラー抽出手段 35 情報格納手段 37 情報読み出し手段 PS プログラムストリーム SIG1 ヘッダ検出信号 SIG2 ビデオ検出信号 SIG3 オーディオ検出信号 D1 映像ヘッダ情報 D2 映像計測情報 D3 音声ヘッダ情報 D4 音声計測情報 D5 エラー情報 D7 読み出しアドレス D8 情報データ 41 パケットヘッダ検出部(ヘッダ検出手段) 43 ピクチャ検出部 45 PES検出部(パケット検出部) 47 パック検出部(パックヘッダ検出部) 49 符号量計測部 51 パケットヘッダ検出部 53 音声ストリーム番号取得部(ストリームID検出
部) 55 音声フレーム数計測部(音声情報計測部) 65 音声PTS抽出部(音声ヘッダ情報抽出部) 71 GOPデータ書き込みタイミング 73 ピクチャデータ書き込みタイミング 75 GOP層情報格納領域 77 ピクチャ層情報格納領域 79 オーディオ層情報格納領域 80 MPEGデータ処理装置 81 撮像手段 83 第1記憶保持手段 85 第2記憶保持手段 87 表示手段 89 装置制御手段 91 指示手段 93 メモリ制御手段 95 一時記憶手段 101 MPEG符号手段 103 第1インタフェース手段 105 第2インタフェース手段 107 MPEG復号手段 109 MPEG解析手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK36 MA00 RB02 RB09 RC02 RC28 RC32 SS11 SS26 UA02 UA31 5C063 AB05 AC01 AC05 CA11 CA20 CA23 DA07 5K028 AA00 EE03 KK32 MM05 MM08 MM16 SS24 5K030 GA01 HB02 HB16 HB28 JA01 KA02 KA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像および音声情報をそれぞれ符号化圧
    縮した複数の映像および音声パケットを多重化して構成
    されるMPEGプログラムストリームを処理する動画像
    多重符号化信号処理回路であって、 前期MPEGプログラムストリームを入力する入力手段
    と、 前記MPEGプログラムストリームから前記パケットに
    付加されるヘッダを検出するヘッダ検出手段と、 このヘッダ検出手段によって検出されたヘッダに含まれ
    る識別コードに基づいて、前記ヘッダに続くパケット
    が、映像および音声情報の何れのパケットであるかを判
    別する判別手段と、 前記ヘッダに含まれる情報を抽出する映像ヘッダ情報抽
    出手段と、 前記ヘッダに続くパケットの情報を映像情報として計測
    する映像情報計測手段と、 前記ヘッダに含まれる情報を抽出する音声ヘッダ情報抽
    出手段と、 前記ヘッダに続くパケットの情報を音声情報として計測
    する音声情報計測手段と、 前記判別手段によって前記ヘッダに続くパケットの情報
    が映像情報であると判別された時に、前記入力手段に前
    記映像ヘッダ情報抽出手段および前記映像情報計測手段
    を並列に接続し、前記判別手段によって前記ヘッダに続
    くパケットの情報が音声情報であると判別された時に、
    前記入力手段に前記音声ヘッダ情報抽出手段および前記
    音声情報計測手段を並列に接続するよう接続を切り替え
    る切替手段と、 前記映像ヘッダ抽出手段および前記音声ヘッダ抽出手段
    によって抽出された情報、並びに前記映像情報計測手段
    および前記音声情報計測手段によって計測された情報を
    一時的に格納する情報格納手段と、 この情報格納手段に接続され、この情報格納手段に格納
    された情報を読み出す情報読み出し手段とを備えたこと
    を特徴とする動画像多重符号化信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記MPEGプログラムストリームが、
    複数の前記パケットを含む少なくとも一つのパックと、
    このパックに付加されるヘッダとを含み、 前記映像情報計測手段が、 前記パケットを検出するパケット検出部と、 前記パックのヘッダを検出するヘッダ検出部と、 前記判別手段が前記ヘッダに続くパケットの情報が映像
    情報であると判別したとき、前記パケットの符号量を初
    期化し、前記パケット検出部が前記パケットを検出した
    とき、前記パケットの符号量を計測し、前記ヘッダ検出
    部が前記パックヘッダを検出したとき、前記パケットの
    符号量を保持して、前記映像パケットの符号量のみをフ
    レーム毎に発生符号量として計測する符号量計測部とを
    有することを特徴とする請求項1に記載の動画像多重符
    号化信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記音声情報計測手段が、 音声ストリーム番号を検出するストリームID検出部
    と、 このストリームID検出部で検出された音声ストリーム
    番号毎に、前記音声情報を計測する音声情報計測部とを
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の動画
    像多重符号化信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記音声ヘッダ情報抽出手段が、 音声ストリーム番号を検出するストリームID検出部
    と、 このストリームID検出部によって検出された前記音声
    ストリームID毎に前記音声情報の同期信号を抽出する
    音声ヘッダ情報抽出部とを有することを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の動画像多重符号化信号処理
    回路。
  5. 【請求項5】 ピクチャヘッダをそれぞれ有する複数の
    フレームを符号化したビデオストリームが、所定のデー
    タ長を有する複数のパックを有し、 前記ピクチャヘッダの位置に対応する前記パックの先頭
    からの相対的なバイト数を計数するピクチャヘッダ位置
    計測手段と、 このピクチャヘッダ位置計測手段が計数した相対的なバ
    イト数と、各フレームの前記音声情報の前記同期信号お
    よび前記発生符号量と、基準時間とを出力する出力手段
    をさらに備えことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の動画像多重符号化信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記情報格納手段が、双方向RAMで構
    成されたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の動画像多重符号化信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記情報格納手段が、異なる物理層の情
    報毎に割り当てられる複数の領域を有することを特徴と
    する請求項1乃至6の何れかに記載の動画像多重符号化
    信号処理回路。
  8. 【請求項8】 前記MPEGプログラムストリームをフ
    レーム単位で編集する動画像多重符号化信号処理装置で
    あって、 MPEG復号化手段と、 MPEG符号化手段と、 請求項1乃至7の何れかに記載の動画像多重符号化信号
    処理回路と、 前記MPEG復号化手段と、MPEG符号化手段と、動
    画像多重符号化信号処理回路とを並列動作させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする動画像多重符号化信号処
    理装置。
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