JP3907243B2 - 灰処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はごみ焼却灰等を加熱溶融して溶融スラグとして処理する灰処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場や家庭から排出されたごみを焼却した灰を溶融して、溶融スラグとし、これによって灰の容積を大幅に減少させると共に、灰の中に含まれる有害金属等の飛散を防止し、更に、溶融固化したスラグを建築材料における骨材等として利用することが図られている。
【0003】
このような焼却灰溶融処理装置の1つとして、例えば特開平7−273158号に記載にされるようなものがある。この特開平7−273158号公報に開示された灰処理装置は、ホッパーから落下する途中の灰にバーナからの火炎を吹き付けて加熱溶融して、燃焼室内で傾斜して配置された炉床部上に落下させ、この炉床部上を、溶融スラグが流下する際に、更にバーナによって加熱して完全溶融させ、傾斜した炉床部下端から、下方の水中に落下固化して、固形物スラグを回収するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平7−273158号公報に開示された灰処理装置は、ホッパー内に設けられたフィードスクリューによって灰を燃焼室内に下向きに突出する筒状部内に押し込み、この筒状部内で、バーナから吹き込まれた火炎に灰を接触させるようにされているが、ホッパー内の灰の量が十分でない場合は、燃焼ガスが筒状部からホッパー内に吹き上げてしまうという問題点がある。
【0005】
又、筒状部の容積が小さいので、バーナから吹き込まれる火炎が十分な渦流を形成することができず、従って、灰を十分に加熱溶融できないことがあるという問題点がある。
【0006】
更に、溶融スラグが、傾斜した炉床部に沿って流下するが、該炉床部の先端(下端)で温度が低下して、ここに固化堆積が生じ、このため、炉床部に溶融スラグが厚く溜ってしまい、場合によっては、温度の低い底面では溶融スラグが炉床部に付着、固化してしまうという問題点がある。
【0007】
更に、上記のような灰処理に装置において、灰を加熱溶融するための火炎を形成するバーナは、例えば特開平6−281114号公報に開示されるようなものが用いられている。
【0008】
このバーナは、燃焼用空気が供給される内側筒状部内に燃料を噴出するノズルを該内側筒状部材と同軸的に配置し、ノズルから噴出された燃料と内側筒状部材から供給される空気とを混合し、この混合気体を円錐状部材の先端によって、前方に拡開する円錐面状の流れとし、この混合気の流れに対して、前記円錐状部材の外側に配置された筒状部材の先端から螺旋空気流を噴出させ、前記混合気体をこの螺旋空気流に載せて燃焼室内で旋回させつつ燃焼が行われるようにしたものである。
【0009】
上記のようなバーナは、ノズルから噴出された燃料と内側筒状部材から供給される空気とによって形成された混合気体が、円錐状部材に吹き付けられるので、該円錐状部材の外周に液状燃料が付着してしまい、混合気における燃料の濃度が低くなり、十分に高温な燃焼を得ることができないという問題点がある。
【0010】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、炉床部の手前の筒状部材内で灰と火炎を接触させる必要がなく、炉床部上で灰を十分に加熱溶融することができるようにした灰処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
又、ホッパー内の灰が少ない場合でも、燃焼室から高温ガスがホッパーに逆流しないようにした灰処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
更に、炉床部の先端で溶融スラグが固化して、炉床部上に溶融スラグが堆積したりすることがないようにした灰処理装置を提供することを目的する。
【0013】
又、灰の加熱溶融に用いるバーナにおいて、燃料を効率良く高温で燃焼させることができるようにした灰処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
この発明は、燃焼室を形成する炉本体と、前記燃焼室内に長手方向に傾斜して配置され、傾斜方向下端から灰が溶融して形成された溶融スラグを流下させる溝状の炉床部と、前記炉床部の傾斜方向の上端に灰を供給する灰投入装置と、前記炉本体の天井部に設けられ、前記炉床部の長手方向中間部に火炎を吹きつける第1のバーナと、前記炉床部の前記溶融スラグが流下する端部に火炎を吹きつける第2のバーナと、を有してなり、前記第1及び第2のバーナの少なくとも一方を、燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルを同軸的に囲み、且つ、先端に、該燃料噴射ノズルの噴射方向の先方に位置する混合流体噴射口を備えた筒状部材であって、基端側から燃焼用空気が供給されるエアパイプと、このエアパイプを同軸的に囲んで配置され、先端に、前記混合流体噴射口の噴射方向の先方に位置する出力開口を備え、且つ、前記エアパイプの外側に、前記出力開口に向かう螺旋流を形成するように、基端側の側面から空気が供給される旋回流形成パイプと、を有して構成したことを特徴とする灰処理装置により上記目的を達成するものである。
【0015】
前記炉床部は溝状となっているため、ここに流下される灰に対して、第1のバーナからの火炎が、溝状の炉床部底面に沿って流れ、炉床部上の灰を効率よく十分に加熱溶融する。又、第2のバーナにより、炉床部の端部に火炎を吹き付けるようにしているので、炉床部の先端(下端)において、溶融スラグが固化して、炉床部上に溶融スラグが堆積することを防止する。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記混合流体噴射口を、前方に拡開するテーパ開口としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記炉床部の底面を、凹円弧形状としたものである。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1、2又は3の発明において、前記灰投入装置を、前記炉床部の傾斜方向上端から燃焼室外に直線的に延在する灰投入管と、この灰投入管に燃焼室外で接続され、該灰投入管内に灰を落し込む灰ホッパーと、前記灰投入管と同軸的に配置され、前記灰ホッパーから灰投入管内に落し込まれた灰を、該灰投入管から前記炉床部上に押出すプッシャーと、を含んで構成したものである。
【0018】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記灰投入管と前記炉床部との中心軸線を幅方向に略一致させて配置したものである。
【0021】
【発明の実施の態様】
以下図面を参照して本発明の実施の態様に係る灰処理装置を詳細に説明する。
【0022】
図1〜4に示されるように、この実施の形態の例に係る灰処理装置10は、燃焼室12を形成する炉本体14と、前記燃焼室12内に長手方向に傾斜して配置され、傾斜方向下端16Aから灰が溶融して形成された溶融スラグを流下させる溝状の炉床部16と、前記炉床部16の傾斜方向上端16Bに灰を供給する灰投入装置18と、前記燃焼室12上側の炉本体14の天井部15に配置された第1及び第2のバーナ20、22とを有してなり、前記第1のバーナ20は炉床部16の長手方向中間部にその火炎を吹き付けるようにされ、又、第2のバーナ22は、炉床部16の傾斜方向下端16Aに向けてその火炎を吹き付けるようにセットされている。
【0023】
前記炉床部16は、図2及び図3に示されるように、凹円弧状底面17を備え、燃焼室12を横切るように、図1において左右方向に約20度の傾斜で、直線的に延在され、前記傾斜方向下端16Aは、垂直下方に形成されたスラグ落下口24に臨んで配置されている。
【0024】
前記灰投入装置18は、前記炉床部16の傾斜方向上端16Bに、炉本体14の壁を貫通して接続された直線状の灰投入管26を備えている。
【0025】
この灰投入管26は、断面が長方形状であって、且つ、その長手方向は、図4に示されるように、中心軸線が前記炉床部16の中心軸線と幅方向に一致するように、該炉床部16と整列して配置されている。なお、上下方向には、灰投入管26が炉床部16よりも上方にずれている。
【0026】
前記灰投入装置18は、前記灰投入管26と、この灰投入管26の炉外での上端部近傍に上方から接続して配置された灰ホッパー28と、前記灰投入管26と同軸的に配置され、灰ホッパー28の下端から灰投入管26内に流出した灰を、炉床部16の傾斜方向上端16Bに向けて押し出すことができるようされたプッシャ30とを備えて構成されている。
【0027】
図1〜図4の符号32は、炉本体14の外側全体を被う冷却水ジャケット、図1、図3の符号32Aは冷却水入口、図2及び図3の符号32Bは冷却水出口、34は燃焼室12内、特に炉床部16の傾斜方向下端16A近傍を観察するための観察窓、図1〜4の符号36は熱風吹出口をそれぞれ示す。
【0028】
前記スラグ落下口24の下方には、固化スラグ排出用スクリュー38を備えた冷却水槽40が配置されている。
【0029】
又、前記炉本体14内の、前記炉床部16の下方には、2つの連通口40Aを介して前記冷却水槽40の上方部と連通する煙溜り42が設けらていて、図3に示されるように、この煙溜り内42に溜った煙及び水蒸気は排煙口44を通って熱交換器46を経て2次燃焼炉48に至り、ここで未燃部分が2次燃焼されて、外部に排出されるようになっている。
【0030】
前記熱交換器46には、図3に示されるように、一次燃焼用空気が空気入口46Aから導入され、反対側の空気出口46Bから、一次燃焼によって生じた排煙及び水蒸気と熱交換により加熱された予熱空気が取り出され、この空気出口46Bから、該予熱空気が、燃焼室12に設けられた熱風吹出口36から燃焼室12内に吹き出されるようになっている。
【0031】
次に、図5及び図6を参照して、前記第1及び第2のバーナ20、22について説明する。
【0032】
これらの第1及び第2のバーナ20、22は、同一形状であるので、第1のバーナ20を説明することによって、第2のバーナ22については説明を省略するものとする。
【0033】
この第1のバーナ(以下バーナ)20は、燃料噴射ノズル52と、この燃料噴射ノズル52を同軸的に囲み、且つ、先端に該燃料噴射ノズル52の噴射方向の先方位置で混合流体噴射口54を備えた筒状部材であって、基端側から燃焼用空気が供給されるエアパイプ56と、このエアパイプ56を同軸的に囲んで配置され、先端が前記混合流体噴射口54の噴射方向の先方の出力開口58とされ、且つ、前記エアパイプ56の外側に、前記出力開口58に向う螺旋流を形成するように基端側の外側面から空気が供給される旋回流形成パイプ60と、を含んで構成されている。
【0034】
前記燃料噴射ノズル52は前記エアパイプ56内にその基端側から挿入固定されている燃料パイプ62の先端に設けられている。又この燃料パイプ62には、燃料タンク63からの燃料が、燃料ポンプ64により、バルブ66を介して加圧供給されるようになっている。
【0035】
又、前記エアパイプ56には、その基端周壁に形成されたエアポート56Aに、エアポンプ68からバルブ70を介して圧縮空気が供給されるようになっている。
【0036】
又、前記旋回流形成パイプ60には、前記エアパイプ56の軸方向略中間位置に相当する部位で、側方から吹き込みパイプ72が、前記エアパイプ56の中心とオフセットして接続され、該吹き込みパイプ72、エアポンプ74からの圧縮空気が供給されることによって、エアパイプ56の外周に沿って、旋回流が形成されるようになっている。
【0037】
ここで、前記エアパイプ56は多段構成とされ、先端の混合流体噴射口54を備えた先端チップ55及び基端部分を除き、複数のモジュールパイプ56Bを、必要に応じて接続してその軸方向長さを調整できるようにされている。図5の符号57Aは各モジュールパイプ56Bの先端に形成されたおねじ部、57Bは該おねじ部57Aに螺合するように、各モジュールパイプ56B及び先端チップ55の基端側に形成されためねじ部をそれぞれ示す。
【0038】
前記混合流体噴射口54は、図6に拡大して示されるように、先方に拡大するテーパ状に形成され、これによって該混合流体噴射口54から、燃料と空気の混合流体が拡散しつつ噴射されるようになっている。
【0039】
次の上記灰処理装置10により灰を溶融する過程について説明する。
【0040】
第1のバーナ20及び第2のバーナ22に点火して、火炎を燃焼室12内に吹き込み予熱した状態で、灰ホッパー28から灰投入管26内に落下した灰を、プッシャ30により、炉床部16の傾斜方向上端16B上に押し出す。
【0041】
第1のバーナ20及び第2のバーナ22においては、燃料噴射ノズル52から噴出された燃料がエアパイプ56内で空気と混合され、且つ混合流体噴射口54から燃焼室内に吹き込まれる際に、旋回流形成パイプ60内から供給される空気流に乗って燃焼室12内に流入する。
【0042】
旋回流形成パイプ60内では、吹き込みパイプ72の中心軸がエアパイプ56とオフセットされているので、エアポンプ74から供給される圧縮空気がエアパイプ56の周囲に沿う旋回流を形成し、従って、混合流体噴射口54から噴射された混合流体がこの旋回流に乗って旋回しつつ燃焼室12内に吹き込まれることになる。なお、混合流体に対する着火は混合流体噴射口54出口近傍で行われる。
【0043】
前記炉床部16は、その幅方向のサイズが、混合流体噴射口54よりもかなり大きいが、該混合流体噴射口54が前方に拡開するテーパ状に形成されているので、火炎が広く放射して、炉床部16の長手方向及び幅方向のかなりの部分を被うようにして火炎が到達することになる。
【0044】
特に、炉床部16は、その底面が凹円弧状底面17とされているので、第1のバーナ20から吹き付けられた火炎は、該凹円弧状底面17に沿って炉床部16の幅方向及び長手方向に流れ、その間に、該炉床部16上の灰を十分に加熱溶融する。
【0045】
炉床部16上で灰が加熱溶融され、溶融スラグとなり、炉床部16の傾斜方向下端16Aに到達すると、第1のバーナ20の火炎が届かないこと及び炉床部16がとぎれて下方に放熱されやすいために、ここで溶融スラグが冷却固化されやすいが、ここでは、前記第2のバーナ22からの火炎が吹き付けられるので、溶融スラグが炉床部16上に堆積することなく、スラグ落下口24を介して冷却水槽40内に落下する。
【0046】
冷却水槽40内に落下した溶融スラグは、冷却により固化され、且つその冷却が瞬間的であるので細く砕ける。この細く砕けた固形スラグは、スクリュー38によって外部に排出され、コンクリート骨材等に利用される。
【0047】
溶融スラグが冷却水槽40内の水によって冷却される際に、多量の水蒸気が発生する。又、この冷却水槽40の上方には、燃焼室12内で発生した煙、及び高温の燃焼ガスが流下してきて、水蒸気と共に煙溜り42内に流出する。
【0048】
該煙溜り42に流出した煙及び水蒸気を含む高熱ガスは、排煙口44から熱交換器46を経て、2次燃焼炉48に至り、ここで2次燃焼用空気によって完全燃焼され、外部に排出れさる。
【0049】
前記熱交換器46には、空気入口46から外気が導入され、高温ガスとの熱交換によって加熱された後に、空気出口46Bを経て、燃焼室12の熱風吹出口36から、燃焼室12内吹き出され、炉本体14上の灰の加熱効率を向上させる。
【0050】
上記灰処理装置10においては、灰ホッパー28内の灰が一旦灰投入管26に落下した後、プッシャ30によって炉床部16上に押し出されるので、灰の量が少ない場合でも、灰投入管26を灰によって閉じておくことができ、従って、燃焼室12内の燃焼ガスが灰ホッパー28に逆流したりすることがない。
【0051】
又、炉床部16と灰投入管26は、その中心軸線が幅方向に一致して配置されているので、プッシャ30によって投入された灰は、円滑に炉床部16に移載される。
【0052】
更に、炉床部16は、凹円弧状底面17を備えているので、第1のバーナ20からの火炎が該凹円弧状底面17に沿って炉床部16内を幅方向及び長手方向に流れるので、火炎と灰の接触時間が長くなり、灰を十分に加熱溶融することができる。
【0053】
なお、炉床部16は円弧状以外の底面形状の溝であってもよい。例えばV字形状、凹字形状であってもよい。但し、これらの場合、吹き付けられた火炎が長手方向には円滑に流れるが幅方向の流れが形成され難いことがある。
【0054】
更に、第1のバーナ20からの火炎の一部が、傾斜した炉床部16に沿って流下するか、第2のバーナ22もこれと同一方向に火炎を吹き付けるので、燃焼室12内で強い渦流が形成されて、燃料が効率的に燃焼することによって、灰を高温で加熱溶融することができる。
【0055】
特に、第1及び第2のバーナ20、22は、その混合流体噴射口54が前方に拡開するテーパ状に形成されているので、旋回流形成パイプ60によって発生した空気の旋回流に乗って、燃焼室12内に拡散しつつ放射され、炉床部16上の灰を効率よく加熱することができる。
【0056】
なお、上記灰処理装置10において、第1及び第2のバーナ20、22は共に前方に拡開する混合流体噴射口54を備えているが、本発明はこれに限定されるものでなく、少なくとも第1のバーナ20がテーパ状の混合流体噴射口54を有するものであればよい。第2のバーナ22については、炉床部16の下端部16Bを集中して加熱するものであればよいので、噴出する火炎を大きく拡散しなくてもよい場合がある。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、効率よく灰を溶融することができるとともに、燃焼ガスが炉外に吹き抜けたり、炉床部上に溶融スラグが固化して堆積したりすることがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る灰処理装置を示す断面図
【図2】図1のII-II 線沿う断面図
【図3】図1のIII-III 線沿う断面図
【図4】図1のIV-IV 線沿う断面図
【図5】同灰処理装置に用いられるバーナを示す断面図
【図6】同バーナの要部を拡大して示す断面図
【符号の説明】
10…灰処理装置
12…燃焼室
14…炉本体
16…炉床部
16A…傾斜方向下端
16B…傾斜方向上端
17…凹円弧状底面
18…灰投入装置
20…第1のバーナ
22…第2のバーナ
26…灰投入管
28…灰ホッパー
30…プッシャ
52…燃料噴射ノズル
54…混合流体噴射口
56…エアパイプ
58…出力開口
60…旋回流形成パイプ
Claims (5)
- 燃焼室を形成する炉本体と、前記燃焼室内に長手方向に傾斜して配置され、傾斜方向下端から灰が溶融して形成された溶融スラグを流下させる溝状の炉床部と、前記炉床部の傾斜方向の上端に灰を供給する灰投入装置と、前記炉本体の天井部に設けられ、前記炉床部の長手方向中間部に火炎を吹きつける第1のバーナと、前記炉床部の前記溶融スラグが流下する端部に火炎を吹きつける第2のバーナと、を有してなり、前記第1及び第2のバーナの少なくとも一方を、燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルを同軸的に囲み、且つ、先端に、該燃料噴射ノズルの噴射方向の先方に位置する混合流体噴射口を備えた筒状部材であって、基端側から燃焼用空気が供給されるエアパイプと、このエアパイプを同軸的に囲んで配置され、先端に、前記混合流体噴射口の噴射方向の先方に位置する出力開口を備え、且つ、前記エアパイプの外側に、前記出力開口に向かう螺旋流を形成するように、基端側の側面から空気が供給される旋回流形成パイプと、を有して構成したことを特徴とする灰処理装置。
- 請求項1において、前記混合流体噴射口を、前方に拡開するテーパ開口としたことを特徴とする灰処理装置。
- 請求項1又は2において、前記炉床部の底面を、凹円弧形状としたことを特徴とする灰処理装置。
- 請求項1、2又は3において、前記灰投入装置を、前記炉床部の傾斜方向上端から燃焼室外に直線的に延在する灰投入管と、この灰投入管に燃焼室外で接続され、該灰投入管内に灰を落し込む灰ホッパーと、前記灰投入管と同軸的に配置され、前記灰ホッパーから灰投入管内に落し込まれた灰を、該灰投入管から前記炉床部上に押出すプッシャと、を含んで構成したことを特徴とする灰処理装置。
- 請求項4において、前記灰投入管と前記炉床部との中心軸線を幅方向に略一致させて配置したことを特徴とする灰処理装置。
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JP22828596A JP3907243B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 灰処理装置 |
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JPH1073229A JPH1073229A (ja) | 1998-03-17 |
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ID=16874083
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JP22828596A Expired - Lifetime JP3907243B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 灰処理装置 |
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JP (1) | JP3907243B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22828596A patent/JP3907243B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH1073229A (ja) | 1998-03-17 |
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