JP3906378B2 - 走行式断熱材貼付装置 - Google Patents
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Description
例えば、鋼板に断熱材を接着剤で貼付する接着剤貼付方式の断熱材貼付装置は、鋼板の搬送ラインの架台に、鋼板のコイルを支持するアンコイラ、コイルから鋼板を引き出すピンチロール、ピンチロールを介して引き出された鋼板に接着剤を塗布する接着剤塗布装置、塗布された接着剤を加熱乾燥する加熱装置、断熱材のコイルを取付けるアンコイラ、加熱装置から送られてくる鋼板にコイルから断熱材を供給し、供給された断熱材を鋼板に圧着する圧着ロール、断熱材を貼り付けた鋼板を所定長に切断する切断機、等が設けられたものである。
これが熱貼付方式の断熱材貼付装置では、接着剤塗布装置は不要となるが、加熱装置は断熱材が融着する程に鋼板を加熱できるものであり、冷却装置も備えるものとなる。
この発明は、このような課題に鑑み現場にて断熱材が貼着された鋼板およびその折板を製造可能とする前記課題を解決した走行式断熱材貼付装置を提供せんとするものである。
前記走行体の設置台に設置された、鋼板の搬送ラインにおいて鋼板の一面に断熱材を貼着する装置は、鋼板のコイルを支持するアンコイラと、コイルから鋼板を引き出すピンチロールと、ピンチロールを介して引き出された鋼板に接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、塗布された接着剤を加熱乾燥する加熱装置と、断熱材のコイルを取付ける取付部と、加熱装置から送られてくる鋼板に、取付部に取付けられた断熱材コイルから断熱材を供給し、供給された断熱材を鋼板に圧着する圧着及び離間可能な圧着ロールと、断熱材を貼り付けた鋼板を所定長さに切断する切断機とが、鋼板の搬送ラインに設置されて構成され、
更に、制御部と、センサ部と、長さ計測手段とを具備し、制御部は、センサ部が鋼板先端位置を検出すると鋼板の移動を停止させ、供給された断熱材先端が鋼板先端と一致して重ね合されたことを検出すると離間していた圧着ロールを圧着させて断熱材先端を鋼板先端に貼着し、長さ計測手段が設定した長さを検出すると鋼板の移動を停止させ、切断機を制御して鋼板を所定長に切断することを特徴とする。
なお、この発明の断熱材は、特に制限はなく、従来公知のものは全て採用可能である。例えば、合成樹脂製のものやアルミ箔を積層したものを例示できる。
さらに、制御部に制御させることによって、鋼板の搬送ラインにおいて鋼板に断熱材を自動的に貼着し、所定長に自動的に切断し、設定した任意の長さの断熱材を貼付した鋼板を得ることができる。
これにより雨や雪が降っても製造作業が可能となるし、冬の寒さも防止できて作業が容易となる。この屋根または幌体は、雨や雪が降っても製造作業を可能とするものであるので、これは収納室としても良い。
また、前記屋根または幌体が、設置台に着脱可能であると、不要時は取り外しておくことができるので好ましい。
これにより鋼板の搬送ラインを狭い範囲に形成できるので小型化でき、走行体の設置台に容易に設置可能となる。
なお、この発明の走行式断熱材貼付装置は、接着剤塗布装置を使用せず断熱材も供給せず、鋼板だけを供給して所定長に切断する使用方法も含むものである。それにより、その後の折板成形機で鋼板だけの折板を製造することができるので、現場にて鋼板だけの折板も製造可能となる。
なお、この発明の走行式断熱材貼付装置は、接着剤塗布装置を使用せず断熱材も供給せず、鋼板だけを供給して所定長に切断する使用方法も含むものである。それにより、その後の折板成形機で鋼板だけの折板を製造することができるので、現場にて鋼板だけの折板も製造可能となる。
(1)断熱材貼付装置は、走行式なので現場に移動させることができ、現場にて断熱材を貼付した鋼板を製造することができる。従って、折板形成機も現場に輸送し、この走行式断熱材貼付装置に連続させることで、該走行式断熱材貼付装置で製造した断熱材を貼付した鋼板は、現場にて折板(例えば、屋根用折板、壁材)に製造できる。
(2)そのため、長尺で重量が重く大変な作業である折板の輸送がなくなるし、現場には輸送が容易な鋼板や断熱材のコイルで済む。それにより輸送コストの低減を図ることができる。
(4)鋼板の搬送ラインにおいて、所定長さの断熱材を貼付した鋼板を自動的に得ることができる。特に、制御部を備えているので、必要とする動作は制御部で制御して自動的に製造することができる。
(5)鋼板の搬送ラインにおいて鋼板の一面に断熱材を貼着する装置は、屋根または幌体にて保護されているので、雨や雪が降っても製造作業が可能であるし、冬の寒さも防止できる。
(6)鋼板の搬送ラインが、折り返しコンベアを介しこれまでの搬送方向とは逆方向に折り返されているので、鋼板の搬送ラインを狭い範囲に形成でき、小型化ができる。
(8)走行体としてのトラックが、荷台の周囲に開閉自在の側板を具備するものである場合、該側板を略水平に支持するアウトリガーを備えると、製造作業の際に側板を水平に開いて作業台として使用することが可能となるので、作業スペースが広くなり、作業がし易くなる。
(9)この発明の走行式断熱材貼付装置は、接着剤塗布装置を使用せず断熱材も供給せず、鋼板だけを供給して所定長に切断する使用方法によれば、その後の折板成形機で鋼板だけの折板を製造することができるので、現場にて鋼板だけの折板も製造可能となる。
前記貼付装置1は、鋼板10のコイル10cを支持するアンコイラ5と、コイル10cから鋼板10を引き出すピンチロール6と、ピンチロール6を介して引き出された鋼板10に接着剤を塗布する接着剤塗布装置7と、塗布された接着剤を加熱乾燥する加熱装置8と、断熱材20のコイル20cを取付ける取付部9と、加熱装置8から送られてくる鋼板10に、取付部9に取り付けられた断熱材のコイル20cから断熱材20を供給し、供給された断熱材20を鋼板10に圧着する圧着ロール11(図3、図4参照)と、断熱材20を貼り付けた鋼板10を所定長に切断する切断機12と、鋼板10の搬送ライン2を、これまでの搬送方向とは逆方向に折り返す折り返しコンベア13とで大略構成され、これらの装置は設置台4上に設置した架台14の鋼板10の搬送ライン2に設けられる。
ピンチロール6は、上下の対に設けられ、この対のロールで鋼板10を上下から狭圧して回転することによって鋼板10を引き出すものである。このピンチロール6は1対だけでなく複数対であってもよく、その後の鋼板10の搬送ライン2に設けてもよい。鋼板10の搬送ライン2に設けると、鋼板10の移動が確実になる。例えば、搬送ライン2をコンベアで形成すると、コンベアでの移動が確実となる。
加熱装置8は、接着剤塗布装置7で鋼板10に塗布された接着剤を、加熱乾燥して、次工程での断熱材20の貼付に最適な粘度にするものである。この加熱装置8としては、熱風を供給して加熱するもの、電気的に加熱するもの、ガスバーナーで加熱するもの、等の従来公知の手段を採用し得る。鋼板10の搬送ライン2は、加熱装置8を貫通して設けられており、接着剤塗布装置7で接着剤が塗布された鋼板10は、加熱装置8を通って移動し、この時に接着剤を加熱乾燥される。この時の加熱乾燥具合は、加熱温度や鋼板の移動速度を調整することによって設定できる。
このようにして得られた断熱材20が貼付された鋼板10は、折り返しコンベア13でこれまでの搬送方向とは逆方向に折り返されて排出される。この排出通路の延長上に折板成形機を設置すれば、得られた断熱材20を貼付した鋼板10を折板に成形できる。
前記長さ計測手段17としては、ロータリーエンコーダのような従来公知の手段を採用でき、センサ部としては位置センサを例示でき、温度センサとしては熱電対、白金測温抵抗体、サーミスタ測温体、等を例示できる。
なお、この発明の走行式断熱材貼付装置は、接着剤塗布装置7を使用せず、断熱材20も供給せず、鋼板だけを供給して所定長に切断する方法を使用してもよい。この場合は、その後の折板成形機で鋼板10だけの折板を製造することができるので、現場にて鋼板10だけの折板を製造することができる。
図7(a)(b)はアウトリガー23を側板22に着脱自在に取付ける場合を示している。図7(a)に示すように側板22にフック部25が設けられ、このフック部25にアウトリガー23の取付片24を係止させることによって側板22に取付け、図7(b)に示すように側板22を略水平に支持している。このアウトリガー23は、側板22に固定式でもよいが、この場合は走行時などに邪魔にならないように、折り畳み式とか進退式とするのが好ましい。
2 搬送ライン
3 走行体
4 設置台
5 アンコイラ
6 ピンチロール
7 接着剤塗布装置
8 加熱装置
9 取付部
10 鋼板
10c 鋼板のコイル
11 圧着ロール
12 切断機
13 折り返しコンベア
14 架台
16 制御部
18 幌体
20 断熱材
20c 断熱材のコイル
22 側板
23 アウトリガー
27 切断手段
Claims (6)
- 走行体が設置台を備え、該設置台に、鋼板の搬送ラインにおいて鋼板の一面に断熱材を貼着する装置が設置され、
前記走行体の設置台に設置された、鋼板の搬送ラインにおいて鋼板の一面に断熱材を貼着する装置は、鋼板のコイルを支持するアンコイラと、コイルから鋼板を引き出すピンチロールと、ピンチロールを介して引き出された鋼板に接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、塗布された接着剤を加熱乾燥する加熱装置と、断熱材のコイルを取付ける取付部と、加熱装置から送られてくる鋼板に、取付部に取付けられた断熱材コイルから断熱材を供給し、供給された断熱材を鋼板に圧着する圧着及び離間可能な圧着ロールと、断熱材を貼り付けた鋼板を所定長さに切断する切断機とが、鋼板の搬送ラインに設置されて構成され、
更に、制御部と、センサ部と、長さ計測手段とを具備し、制御部は、センサ部が鋼板先端位置を検出すると鋼板の移動を停止させ、供給された断熱材先端が鋼板先端と一致して重ね合されたことを検出すると離間していた圧着ロールを圧着させて断熱材先端を鋼板先端に貼着し、長さ計測手段が設定した長さを検出すると鋼板の移動を停止させ、切断機を制御して鋼板を所定長に切断することを特徴とする走行式断熱材貼付装置。 - 前記走行体の設置台に設置された、鋼板の搬送ラインにおいて鋼板の一面に断熱材を貼着する装置は、屋根または幌体にて保護されていることを特徴とする請求項1記載の走行式断熱材貼付装置。
- 前記屋根または幌体は、設置台に着脱可能であることを特徴とする請求項2記載の走行式断熱材貼付装置。
- 前記鋼板の搬送ラインは、折り返しコンベアを介しこれまでの搬送方向とは逆方向に折り返されていることを特徴とする請求項1または2記載の走行式断熱材貼付装置。
- 前記走行体はトラックであり、設置台はトラックの荷台であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の走行式断熱材貼付装置。
- 前記走行体であるトラックは、荷台の周囲に開閉自在の側板を具備するものであり、該側板には側板を略水平に支持するアウトリガーが設けられていることを特徴とする請求項5記載の走行式断熱材貼付装置。
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JP2004147092A JP3906378B2 (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 走行式断熱材貼付装置 |
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