JP3904331B2 - 糸状海藻類の定量輸送装置 - Google Patents

糸状海藻類の定量輸送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、もずく等の糸状海藻類の定量輸送装置に係り、特に、もずく等の糸状海藻類を切断したり傷付けることなく、正確に定量輸送することができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、もずく等の糸状海藻類は、海より収穫直後に産地の一次加工工場において、輸送装置により洗浄機に運ばれ、海水による洗浄、視覚による異物除去を行い、その後、20パーセント程度の食塩と混合し、塩蔵タンクに塩蔵される。そして、上記塩蔵されたもずく等の糸状海藻類は、充填装置により20リッター缶に18キログラム程度ずつ計量充填し、消費地の問屋に出荷される。問屋は必要量を脱塩及び洗浄してから、三杯酢等によって味付けして製品とする。
【0003】
上記一次加工工場において、もずく等の糸状海藻類の輸送装置としては、ポンプ等の輸送手段が使用される。また、もずく等の糸状海藻類の計量充填装置は、計量器の秤量台の上部にノズルと計量弁を配置し、このノズルにポンプ等の輸送手段からの配管を接続する。もずく等の糸状海藻類を20リッター缶に18キログラム程度ずつ缶に計量充填べく、計量器の秤量台上に載せた缶に対してノズルを介して、ポンプ等の輸送手段から送り出されるもずく等の糸状海藻類を供給する。そして、缶への設定量で計量弁を閉塞操作して、計量充填を完了する。
【0004】
上記輸送手段のポンプは、シリンダ内をプランジャー(ピストン)が往復動するプランジャーポンプやスライドベーン型回転ポンプ、変形ネジポンプ等が利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記輸送手段のポンプにより、もずく等の糸状海藻類を輸送すると、糸状海藻類はポンプの輸送作用時に切断される。このもずくの切断片は、後工程の脱塩及び洗浄工程によって使用される金網等のメッシュから排水とともに流出し、歩留りを悪化してしまう。この切断作用を防止する方法としては、プランジャーポンプではシリンダを大型化して低速作動させ、回転ポンプでは輸送能力に比較してポンプを大型化して低速運転させることも考えられる。しかし、この方法では、輸送手段の設備費が高くなるばかりか、糸状海藻類の切断量を充分に減少させることができないという問題点を有している。
【0006】
更に、上記輸送手段から供給されるもずく等の糸状海藻類を缶やコンテナ等に定量充填する充填装置は、上記輸送手段が糸状海藻類の輸送部にポンプを使用しているから、計量完了時に計量弁を半開したときポンプ吐出側が高圧となり、閉塞操作したときポンプを破壊するに至る。この回避対策として、インバータ等でポンプの回転数を低速に切り替えたり、閉塞時にポンプを停止する等の操作を行っている。
【0007】
上記回避対策では、ポンプの運転制御が煩雑になるばかりか、ポンプの起動・停止の繰り返しで、もずくの切断作用を誘発するとともに、ポンプ寿命を短縮させてしまう問題点を有している。尚、上記一次加工でのもずくの切断作用は、輸送時のほか、塩蔵されたもずくを20リッター缶に18キログラム程度ずつ計量充填したり、コンテナに容量充填する充填時にも発生する。
【0008】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、糸状海藻類の切断作用を大幅に減少させることができ、吐出管から吐出する糸状海藻類の時間当りの吐出量を正確に調節できる糸状海藻類の定量輸送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による糸状海藻類の定量輸送装置は、タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類を輸送手段により容器等に輸送する糸状海藻類の定量輸送装置において、上記輸送手段は、タンクまたはホッパーに吸入弁を介して接続したシリンダ容器と、上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続した吐出管と、上記シリンダ容器に真空弁を介して接続した減圧手段と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接続した加圧手段とからなり、上記減圧手段によるシリンダ容器内の真空でタンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、加圧手段によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容器内の糸状海藻類を吐出管から容器等へ吐出することにより輸送するものであり、シリンダ容器内の加圧力と、吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内から吐出する時間当りの糸状海藻類の吐出量を所定量に調節可能とするものであることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明の請求項1によると、吸入弁及び吐出弁の閉口時に真空弁を開口して減圧手段によりシリンダ容器内を真空とした後、吸入弁を開口してタンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、上記各弁の閉口時に加圧弁を開口して加圧手段から加圧空気をシリンダ容器内に挿入して加圧状態とした後、吐出弁を開口してシリンダ容器内の糸状海藻類を吐出管に加圧吐出する。これにより、タンクまたはホッパー内のもくず等の糸状海藻類を切断させることなく、充分離れた場所へ定量輸送できる。しかも、シリンダ容器内の加圧力と吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内から加圧吐出する糸状海藻類の時間当りの吐出量が正確に調節される。しかして、輸送手段からたとえば遠く離れた工場内に配置した処理装置等に対して、所定量のもずく等の糸状海藻類を切断させることなく正確に輸送できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照して本発明に係る糸状海藻類の定量輸送装置を説明する。まず、図6を参照して上記糸状海藻類の定量輸送装置100及びこれを使用した定量充填装置200又は300(参考例)の工場設置例について説明する。もずく等の糸状海藻類Mは、海水による洗浄、視覚による異物除去後、20パーセント程度の食塩と混合し、これをタンク1またはホッパー3に貯蔵しておく。そして、これを、コンテナ等の容器に充填し、または缶に充填して出荷する。このため、処理装置の構成及び流れとしては、ローラコンベア50により原料もずく等の糸状海藻類Mを計量器51へ搬入させ、ここから原料タンク52に一時的に貯める。続いて、もくず等の糸状海藻類Mは、海水とともに一次洗浄機53に送り込む。この後、目視選別機54からアジャストタンク55に送り込まれる。このアジャストタンク55から塩と混合する混合機57に糸状海藻類Mを送り込んだ後、タンク1に貯められる。この原料タンク52から一次洗浄機53に送り込む部分及びアジャストタンク55から混合機57に糸状海藻類Mを送り込む部分に、本発明の定量輸送装置100が適用される。
【0012】
また、タンク1に貯められた糸状海藻類Mはコンテナ40等の容器等に送り込んだり、缶30に送り込まれて計量され。一定量充填されて、出荷される。このタンク1からコンテナ40等の容器等または缶30に送り込む部分に定量充填装置200又は300が適用される。
【0013】
図1,図2は、上記定量輸送装置100の構成を示している。もずく等の糸状海藻類Mは、海水による洗浄、視覚による異物除去後、20パーセント程度の食塩と混合し、これをタンク1またはホッパー3に貯蔵されている。上記もずく等の糸状海藻類Mの定量輸送装置100は、糸状海藻類Mをタンク1またはホッパー3から洗浄装置等へ、または、タンク1またはホッパー3から充填部へ一定量ずつ送り出す輸送手段110を主要構成とする。先ず、上記定量輸送装置100における輸送手段110の実施形態から説明する。上記輸送手段110の外観構成は、図7,8に示すようになっている。移動台車112上には、2つのシリンダ容器C1,C2を垂直姿勢に保持しており、このシリンダ容器C1,C2には、上部に吸入弁V1,V2が配置され、また下部に吐出弁V3,V4が配置される。また、減圧手段Gとしての真空ポンプPoとこれを駆動するモータ115とを備え、分離器TPの容器10を備えている。
【0014】
上記輸送手段110は、タンク1またはホッパー3に各々吸入弁V1,V2を介して接続した2つのシリンダ容器C1,C2と、上記2つのシリンダ容器C1,C2に各々吐出弁V3,V4を介して接続した吐出管P1,P2と、上記2つのシリンダ容器C1,C2に各々真空弁V5,V6と分離器TP,遮断弁Vsを介して接続した減圧手段Gと、上記2つのシリンダ容器C1,C2に各々加圧弁V7,V8を介して接続した加圧手段Kとからなる。
【0015】
上記減圧手段Gとしては、適宜容量の真空ポンプ等が使用される。また、加圧手段Kとしては、圧縮機又は圧縮空気等が使用される。そして、2つのシリンダ容器C1,C2は、内部の減圧又は加圧により、もずくMを吸入及び吐出する容器である。上記2つのシリンダ容器C1,C2内の上下に配置したHiレベルセンサS1及びLoレベルセンサS2は、シリンダ容器C1,C2に出入りするもずくMの上限位置(Hi)と、下限位置(Lo)とを検出して切換弁(V1,V2及びV5,V6)を切換える機能を持ち、上下レベルセンサS1、S2間の容量(通常は0.1立法メートル程度の容積)により1回当りの吐出容量が決定される。
【0016】
上記分離器TPは、上記減圧手段Gの真空ポンプPoに吸入する空気Eに混入するもずくMを分離する機能を持っている。上記分離器TPは、図2に示すように、容器10内の底部にブロー弁BVを繋ぎ、上部には真空弁V5,V6と、遮断弁Vsが繋がれている。この遮断弁Vsは真空ポンプPoに接続され、真空ポンプPoは水道水の給水電磁弁EVと排水管HPに接続されている。容器10内には、これに混入するもずくMのレベルセンサS3を備えており、このレベルセンサS3のON動作により又は一定時間毎に分離器TPを起動させる。
【0017】
上記構成からなる輸送手段110の2つのシリンダ容器は、図2,図3に示すように、相反する交互運転により連続吐出作用を行なう。先ず、図2に示すように、シリンダ容器C1側において、吸入弁V1及び吐出弁V3の閉口時に真空弁V5を開口して減圧手段Gによりシリンダ容器C1内を真空とした後、吸入弁V1を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mをシリンダ容器C1内に吸入する。このとき、シリンダ容器C2側において、上記各弁V2,V3,V6,V7を閉口し、加圧弁V8を開口して加圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C2内に挿入して加圧状態とした後、吐出弁V4を開口してシリンダ容器C2内の糸状海藻類Mを吐出管P2に加圧吐出させる吐出作用を行なう。
【0018】
そして、図3に示すように、次の段階においては、シリンダ容器C2側おいて、吸入弁V2及び吐出弁V4の閉口時に真空弁V6を開口して減圧手段Gによりシリンダ容器C2内を真空とした後、吸入弁V2を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mをシリンダ容器C2内に吸入する。このとき、シリンダ容器C1側において、上記各弁V1,V3,V5,V7を閉口し、加圧弁V7の開口で加圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C1内に挿入して加圧状態とした後、吐出弁V3を開口してシリンダ容器C1内の糸状海藻類Mを吐出管P1に加圧吐出させる吐出作用を行なう。
【0019】
上記2つのシリンダ容器C1,C2は、相反する吸入・吐出作用を交互に繰り返すことにより、連続吐出作用を行ない、タンク1またはホッパー3内のもずく等の糸状海藻類Mを切断させることなく円滑に連続して送り出す。尚、上記シリンダ容器C1,C2に出入りする糸状海藻類Mの1回当たりの吐出量Qは、上下に配置したHiレベルセンサS1及びLoレベルセンサS2の上限位置(Hi)と、下限位置(Lo)とで決定される。尚、輸送手段110は2つのシリンダ容器を交互に使用して連続吐出させるようにしたものを示したが、これに代えて1つのシリンダ容器C1又はC2だけで糸状海藻類Mを間欠吐出させるようにした単一シリンダタイプとしても良い。
【0020】
また、上記輸送手段110は、上記シリンダ容器C1,C2内の加圧力と、吐出弁V3,V4の開口量との調節により、各シリンダ容器C1,C2内から加圧吐出する時間当りの糸状海藻類Mの吐出量を調節することができる。これにより、加圧吐出する糸状海藻類の時間当りの輸送量を精密に制御することができる。
【0021】
上記定量輸送装置100によると、以下の効果を奏する。先ず、タンクまたはホッパー内のもずく等の糸状海藻類は、シリンダ容器内の減圧及び加圧により吸引・吐出されるから、切断されることなく充分離れた場所へ定量送りできる。また、2つのシリンダ容器の相反する交互運転により、糸状海藻類Mを切断させることなく円滑に連続吐出することができる。
【0022】
そして、吐出管P1,P2から吐出するもずく等の糸状海藻類Mは、シリンダ容器C1,C2内の加圧力と吐出弁V3,V4の開口量との調節により、シリンダ容器内から加圧吐出される糸状海藻類の時間当りの吐出量が正確に制御されるから、例えば輸送手段110から遠く離れた工場内に配置した洗浄機等に対して、もずく等の糸状海藻類を切断させることなく必要量だけ正確に定量輸送できる。
【0023】
次に、図4により、定量充填装置200(参考例)を説明する。この定量充填装置200は、タンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mを送り出す上記輸送手段110と、この糸状海藻類を缶30等の容器に充填する充填部210とからなる。
【0024】
上記充填部210は、図4に示すように、定量輸送装置100における吐出管P1,P2の先端側に設けられ輸送手段110から送り出される糸状海藻類Mの流量を開閉制御する計量弁125と、この計量弁125から缶30に充填される糸状海藻類Mの重量を計量する計量手段123とからなる。図9に示すように、充填部210の外観構成としては、空缶30をストックする空缶ストッカ63と、この空缶30を計量手段123へ押し出すプッシャー60と、計量手段123上にある缶30に糸状海藻類Mを供給する計量弁125と、重量充填した缶30を排出する搬出コンベア65とからなる。
【0025】
上記計量手段123は、計量秤33としてロードセル秤を使用しており、充填開始前に空缶30の風袋を消去し、充填開始後の設定重量直前と設定重量Qとで、外部に計量信号を出力する。また、上記計量弁125は、計量秤33からの出力により、「全開→半開→全閉」のように開度を変更する。計量弁125は設定重量直前の計量信号で半開となり、設定重量の計量信号で全閉となり、計測を終了する。更に、図示しないが、缶移動手段として、マガジンにストックされた空缶30を計量秤33に供給するとともに、充填が終了した缶30を計量秤33から排出する装置を備えている。
【0026】
上記定量充填装置200は、上記のように構成され、以下のように作用する。上記輸送手段110は、シリンダ容器C1側において、吸入弁V1及び吐出弁V3の閉口時に真空弁V5を開口して減圧手段Gによりシリンダ容器C1内を真空とした後、吸入弁V1を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mをシリンダ容器C1内に吸入する。このとき、シリンダ容器C2側において、上記各弁V2,V3,V6,V7を閉口し、加圧弁V8を開口して加圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C2内に挿入して加圧状態とした後、吐出弁V4を開口してシリンダ容器C2内の糸状海藻類Mを吐出管P2に加圧吐出させる吐出作用を行なう。そして、図3に示すように、次の段階においては、シリンダ容器C2側おいて、吸入弁V2及び吐出弁V4の閉口時に真空弁V6を開口して減圧手段Gによりシリンダ容器C2内を真空とした後、吸入弁V2を開口してタンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mをシリンダ容器C2内に吸入する。このとき、シリンダ容器C1側において、上記各弁V1,V3,V5,V7を閉口し、加圧弁V7の開口で加圧手段Kから加圧空気E1をシリンダ容器C1内に挿入して加圧状態とした後、吐出弁V3を開口してシリンダ容器C1内の糸状海藻類Mを吐出管P1に加圧吐出させる吐出作用を行なう。
【0027】
上記の作用で糸状海藻類Mは充填部210に送り込まれる。上記充填部210では計量弁125を介して吐出管P1,P2から送られる糸状海藻類Mを計量手段123に載せた缶30に供給する。計量手段123は、容器30への充填重量が所定重量直前で計量弁125を半開し、所定重量になると計量弁125を閉口するように制御する。これにより、一定重量の糸状海藻類が切断されることなく缶30に正確に充填される。
【0028】
上記充填部210を備えた定量充填装置200によると、以下の効果を奏する。先ず、一定量のもずく等の糸状海藻類を切断することなく、缶30等に正確な重量にて高精度に充填できる。
【0029】
次に、図5により、定量充填装置300(参考例)を説明する。この定量充填装置300は、上記輸送手段110から送り出される糸状海藻類Mをコンテナ40等に定量充填するものである。定量充填装置300は、タンク1またはホッパー3に貯蔵された糸状海藻類Mを送り出す上記輸送手段110と、この糸状海藻類をコンテナ40等の容器等に定量充填する充填部220とからなる。上記充填部220は吐出管の先端にコンテナ40等に臨ませて吐出口153を設け、吐出管P1,P2に設けた吐出弁V3,V4が定量充填の機能を果たす部分である。そして、上記シリンダ容器C1,C2が吸入する糸状海藻類の1回または数回分の吐出により、所定容量Qの糸状海藻類をコンテナ40等に所定容量充填したのち、吐出弁V3,V4を閉口して充填を完了するものである。
【0030】
上記定量充填装置300は、以下のように作用する。上記定量充填装置200と同様に、上記定量輸送装置100の輸送手段110から送り出される糸状海藻類は、上記シリンダ容器C1,C2が吸入する糸状海藻類の1回または数回分の吐出により、所定容量Qの糸状海藻類をコンテナ40等に充填する。尚、上記シリンダ容器C1,C2に出入りする糸状海藻類Mの1回当たりの吐出量は、上下に配置したHiレベルセンサS1及びLoレベルセンサS2の上限位置(Hi)と、下限位置(Lo)とで決定される。従って、上記シリンダ容器C1,C2の容積を0.1立方メートル程度とすると、1立方メートルのコンテナ40への充填は、10回分の吐出により、所定容量Qの糸状海藻類がコンテナ40等に所定容量充填されることになる。
【0031】
上記定量充填装置300によると、以下の効果を奏する。先ず、一定量のもずく等の糸状海藻類を切断することなく、コンテナ40等に正確な容量で充填できる。更に、もずく等の糸状海藻類の吐出量を正確に加減制御することで、各シリンダ容器からの吐出回数の管理により糸状海藻類をコンテナに高精度に充填できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の請求項1によると、シリンダ容器内の圧力を減圧時に、タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、シリンダ容器内の圧力を加圧時に、吐出弁を開口してシリンダ容器内の糸状海藻類を吐出管に加圧吐出させるから、タンクまたはホッパー内のもずく等の糸状海藻類を切断させることなく、充分離れた場所へ輸送する効果を発揮する。しかも、シリンダ容器内の加圧力と吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内から加圧吐出する糸状海藻類の時間当りの吐出量が正確に加減制御されるから、所定量のもずく等の糸状海藻類を切断させることなく必要量だけ正確に輸送できる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、糸状海藻類の定量輸送装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態を示し、定量輸送装置の輸送手段の正面図である。
【図3】本発明の実施形態を示し、定量輸送装置の輸送手段の作用正面図である。
【図4】本発明の参考例を示し、重量充填部を採用した定量充填装置の正面図である。
【図5】本発明の参考例を示し、容量充填部を採用した定量充填装置の正面図である。
【図6】本発明の最適な工場実施例を示し、定量輸送装置及び定量充填装置全体の平面図である。
【図7】本発明の最適な工場実施例を示し、シリンダ容器の正面図である。
【図8】本発明の最適な工場実施例を示し、シリンダ容器の平面図である。
【図9】本発明の最適な工場実施例を示し、重量充填部の正面図である。
【符号の説明】
1 塩蔵タンク
3 ホッパー
10 容器
30 缶
33 計量秤
40 コンテナ
60 プッシャー
63 空缶ストッカ
65 搬出コンベア
100 定量輸送装置
123 缶移動手段
125 計量弁
200,300 定量充填装置
110 輸送手段
210 容量充填部
220 重量充填部
C1,C2 シリンダ容器
V1,V2 吸入弁
V3,V4 吐出弁
V5,V6 真空弁
V7,V8 加圧弁
P1,P2 吐出管
Po 真空ポンプ
G 減圧手段
K 加圧手段
M 糸状海藻類
S1 Hiレベルセンサ
S2 Loレベルセンサ
Hi 上限位置
Lo 下限位置
Q 所定容量

Claims (1)

  1. タンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類を輸送手段により容器等に輸送する糸状海藻類の定量輸送装置において、上記輸送手段は、タンクまたはホッパーに吸入弁を介して接続したシリンダ容器と、上記シリンダ容器に吐出弁を介して接続した吐出管と、上記シリンダ容器に真空弁を介して接続した減圧手段と、上記シリンダ容器に加圧弁を介して接続した加圧手段とからなり、上記減圧手段によるシリンダ容器内の真空でタンクまたはホッパーに貯蔵された糸状海藻類をシリンダ容器内に吸入し、加圧手段によるシリンダ容器内の加圧でシリンダ容器内の糸状海藻類を吐出管から容器等へ吐出することにより輸送するものであり、シリンダ容器内の加圧力と、吐出弁の開口量との調節により、シリンダ容器内から吐出する時間当りの糸状海藻類の吐出量を所定量に調節可能とするものであることを特徴とする糸状海藻類の定量輸送装置。
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