JP3904285B2

JP3904285B2 - Intake device

Info

Publication number: JP3904285B2
Application number: JP12965597A
Authority: JP
Inventors: 茂小島; 和也坂本
Original assignee: 東洋▲ろ▼機製造株式会社
Priority date: 1997-05-20
Filing date: 1997-05-20
Publication date: 2007-04-11
Anticipated expiration: 2017-05-20
Also published as: JPH10318056A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの吸気系に設けられる複数の部品を一体化した吸気装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車エンジン用の吸気装置として、特開平８−３３４０７０号公報にはエアクリーナと吸気管とを樹脂にて一体成形して部品点数の削減や設置スペースの削減を図ったものが開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した吸気装置は、これまで別々に形成されていたクリーナケースや吸気管等の単独部品と比較して、それらを集約した分だけ構造が複雑かつ大型となる。従って、装置の製造やその取付作業について相当の配慮が必要となる。
【０００４】
本発明は、吸気系部品を集約しつつその製造や取付作業に関する不都合を解消した吸気装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明の実施形態を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発明は図示の形態に限定されない。
【０００６】
請求項１の発明は、フィルタエレメント（２）を収容可能なクリーナケース（３）と、クリーナケース（３）を通過した空気が導かれるスロットルボディ（４）と、スロットルボディ（４）を通過した空気をエンジン側へ導く吸気管（５）と、を具備し、クリーナケース（３）は、吸気管（５）の少なくとも一部（１４）と一体に成形されるケース底部（１２）と、そのケース底部（１２）に対して着脱可能に組み合わされるとともに内側にフィルタエレメント（２）が収容されるケース中間部（１３）と、ケース中間部（１３）に着脱可能に組み合わされてクリーナケース（３）の開口部を閉塞するケース蓋部（１１）とを有し、前記吸気管（５）は、前記ケース底部（１２）と一体に成形される上壁部（１４）と、その上壁部（１４）とは別に成形される下壁部（１５）とを前記吸気管（５）の半径方向に接合して管状に構成されている吸気装置（１）により、上述した課題を解決する。
【０００７】
この発明によれば、ケース底部（１２）のみが吸気管（５）と一体に成形されるから、吸気管（５）をエンジン（Ｅ）に取り付ける場合にケース中間部（１３）よりも上側を分離して吸気管（５）の廻りに十分な作業スペースを確保できる。
【０００８】
また、ケース底部（１２）と吸気管（５）の上壁部（１４）とが比較的簡単な形状で一体化され、それらを容易に成形できる。
【０００９】
請求項２の発明は、請求項１の吸気装置において、吸気管（５）の終端にはエンジン（Ｅ）への取付フランジ（１７）が設けられ、ケース底部（１２）の側壁（１２０）には、取付フランジ（１７）に設けられたボルト孔（１７１）と位置を合わせて凹部（１２３）が設けられていることを特徴とする。この発明によれば、ボルトを締め付けるための作業工具の挿入スペースが凹部（１２３）によって確保され、ケース底部（１２）に邪魔されることなく吸気管（５）の取付作業を行える。
【００１０】
請求項３の発明は、請求項１の吸気装置において、スロットルボディ（４）がケース中間部（１３）と吸気管（５）との間に挟まれて保持されることを特徴とする。この発明によれば、ケース中間部（１３）とケース底部（１２）とを組み合せる作業と並行してスロットルボディ（４）を組み付けることができる。
【００１１】
請求項４の発明は、フィルタエレメント（３２）を収容可能なクリーナケース（３３）と、クリーナケース（３３）を通過した空気が導かれるスロットルボディ（３４）と、スロットルボディ（３４）を通過した空気をエンジン（Ｅ）側へ導く吸気管（３５）と、を具備し、吸気管（３５）は、クリーナケース（３３）の底部（４０）と一体に成形される前半部（３６）と、クリーナケース（３３）の底部（４０）とは別に成形される後半部（３７）とを吸気管（３５）の長手方向に接合して構成され、前記吸気管（３５）の前半部（３６）には、上端が前記クリーナケース（３３）の内部に開口するようにして前記クリーナケース（３３）の底部（４０）と一体に成形される集合部（３５ａ）が設けられ、その集合部（３５ａ）の上端開口部が前記クリーナケース（３３）の底部（４０）に溶着される蓋部（４３）にて密封されるとともに、前記集合部（３５ａ）から前記エンジン（Ｅ）の各気筒に向けて前記吸気管（３５）が分岐する吸気装置（３１）により、上述した課題を解決する。この発明によれば、吸気管（３５）の前半部（３６）と後半部（３７）との接合個所を吸気管（３５）の全長の一部に限定でき、それらの接合の品質が吸気管（３５）の強度に与える影響を抑えることができる。
【００１２】
さらに、この発明によれば、集合部（３５ａ）を成形するための金型のコア（６２）を、クリーナケース（３３）の底部（４０）を成形するための主型（６０）と一体に構成してそのコア（６２）を安定させることができる。従って、吸気管（３５）の分岐部（３５ｂ）を成形するためのスライド（６３）とコア（６２）とを正確に位置合わせして吸気管（３５）の内面におけるバリの発生を防止できる。集合部（３５ａ）用のコア（６２）を上方に抜くことができるので、集合部（３５ａ）の前後の流路によって集合部（３５ａ）の大きさが制限されることもない。
【００１３】
請求項５の発明は、請求項４の吸気装置において、前半部（３６）の後半部（３７）に対する接合個所には、後半部（３７）の内部に挿入されて前記接合個所における吸気管（３５）の内面の段差を解消する突出部（３６ａ）が設けられていることを特徴とする。この発明によれば、突出部（３６ａ）によって後半部（３７）の入り口付近に形成される空間を覆って吸気管（３５）の内部から空気の滞留部を排除し、それにより乱流の発生を防止して吸気管（３５）からエンジン（Ｅ）へと円滑に空気を導入できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
−第１の実施形態−
図１は本発明の第１の実施形態に係る吸気装置を簡略化して示した斜視図、図２はその吸気装置の断面図である。これらの図に示すように、吸気装置１は、フィルタエレメント２を収容するためのクリーナケース３と、吸入空気量を調整するためのスロットルボディ４と、エンジンＥ（図２参照）の吸入ポートへ吸気を導くための吸気管５とを有している。なお、吸気装置１は３気筒エンジンを対象としているが、それ以外の気筒数にも本発明は適用できる。
【００１５】
クリーナケース３はケース本体１０とケース蓋部１１とを有し、そのケース本体１０は、樹脂製のケース底部１２と、同じく樹脂製のケース中間部１３とを上下に組み合わせて構成されている。フィルタエレメント２はケース中間部１３の内部に保持される（図２参照）。
【００１６】
ケース底部１２の側壁１２０には外気導入口１２１が形成される。図２に矢印で示したように、外気導入口１２１からケース底部１２内の一次室Ｃ１に流入した空気はフィルタエレメント２を下から上へと通過して蓋部１１内に形成された二次室Ｃ２に流れ込み、続いてその二次室Ｃ２に隣接して形成されたチャンバＣ３に移動し、さらにスロットルボディ４の内部流路４ａをバルブ４ｂの開度に応じた流量で通過して吸気管５の集合部５ａに流入し、その集合部５ａから分岐部５ｂを経由してエンジンＥの各シリンダ（不図示）に吸入される。
【００１７】
次に装置各部の詳細を説明する。図３〜図５はケース底部１２の詳細を示すものである。ケース底部１２は、上述した側壁１２０及び外気導入口１２１の他に底板１２２を有する。底板１２２には吸気管５の上壁部１４が一体に成形されている。吸気管５は、その長手方向に延びる見切り線ＰＬ（図４に太線で示す。）を境として分割成形された上下壁部１４、１５を吸気管５の半径方向に接合して管状に構成されている。
【００１８】
ケース底部１２や上下壁部１４、１５は、樹脂を素材とする射出成形にて製造される。吸気管５の上壁部１４は、その一部の管壁がケース底部１２の一次室Ｃ１内に露出するように形成されている。このような構成によれば、吸気管５の上方にクリーナケース３を分離して設ける場合よりも吸気装置１の全高を小さくできる。吸気管５の上壁部１４の一端（集合部５ａ側の端部）には、スロットルボディ４を取り付けるためのフランジ１６が一体に成形される。
【００１９】
吸気管５の上壁部１４及び下壁部１５の接合部分には見切り線ＰＬに沿って接合フランジ１４０、１５０がそれぞれ形成されている。図８に示すように、接合フランジ１４０には凹部１４１が、接合フランジ１５０には凸部１５１がそれぞれ形成されている。これらの凹部１４１と凸部１５１とを組み合わせた状態で上下壁部１４、１５を加振することにより上下壁部１４、１５が相互に接合される。なお、振動溶着に限らず、その他の溶着方法を用いて上下壁部１４、１５を接合してもよい。
【００２０】
図６及び図７に示したように、下壁部１５にはエンジンＥと接続するためのフランジ１７が一体に成形されている。フランジ１７には燃料噴射装置用の開口部１７０が形成されるとともに、フランジ１７をエンジンＥに固定するためのボルト孔１７１が形成される。図３に示すように、ケース底部１２の側壁１２０には、ボルト孔１７１と位置を合わせて凹部１２３が設けられている。この凹部１２３により、ボルト締め付け用の作業工具（例えば六角レンチ）をケース底部１２に邪魔されることなくボルト孔１７１内のボルト（不図）にかみ合わせることができる。
【００２１】
図９〜図１１はクリーナケース３のケース中間部１３を示すものである。ケース中間部１３は、フィルタエレメント２を収容するためのフィルタ保持部１３０と、スロットルボディ４を取り付けるためのスロットル保持部１３１とを有している（図２参照）。フィルタ保持部１３０は矩形状の保持枠１３０ａを主体として構成され、その保持枠１３０ａの上下の外周にはフランジ１３２ａ、１３２ｂがそれぞれ設けられている。
【００２２】
下端側のフランジ１３２ｂには、ケース底部１２の凹部１２３に対応させて突出部１３２ｃが設けられているが、保持枠１３０ａ及びその上端のフランジ１３２ａにはそのような突出部分が存在しない。これにより、フィルタ保持部１３０の内部に実質的に直方体状の収容スペースが確保されるので、フィルタエレメント２を凹部１２３に合わせて変形させた専用品として設計する必要がなくなる。
【００２３】
フィルタ保持部１３０の下端外周には複数の取付爪１３３が設けられている。図１２に示したようにケース底部１２の上端にはフランジ１２４が形成され、そのフランジ１２４の下面側には取付爪１３３に対応して複数の厚肉部１２５が設けられている。なお、厚肉部１２５の形成位置を図３にハッチング領域で示した。ケース底部１２にケース中間部１３のフィルタ保持部１３０を被せて取付爪１３３を厚肉部１２５に引っ掛けることにより、ケース底部１２とケース中間部１３とが相互に結合される。この結合時には、ケース底部１２のフランジ１２４とケース中間部１３のフランジ１３２ｂとの間にパッキン１８が差し挟まれる。
【００２４】
図９及び図１０に示したようにスロットル保持部１３１には底板１３４が設けられ、その底板１３４には嵌合筒１３５が設けられている。図１３に示したように、嵌合筒１３５にはその下方からゴム等の弾性部材１９を介してスロットルボディ４の上端の嵌合軸部４ｃが挿入される。嵌合筒１３５の外周にはホースバンド２０が取り付けられる。このホースバンド２０を締め上げると嵌合筒１３５がそのスリット１３５ａを狭めつつ収縮してスロットルボディ４と嵌合筒１３５とが気密に接合される。
【００２５】
このように、クリーナケース３がケース底部１２とケース中間部１３とに分割されて形成されるので、ケース底部１２側のフランジ１６にスロットルボディ４を装着し、その後にケース中間部１３をケース底部１２に組み付けつつスロットルボディ４と嵌合筒１３５とを連結することができる。吸気管５のフランジ１７をエンジンＥに固定する際には、ケース中間部１３を外してフランジ１７の周囲に大きな作業スペースを確保することができる。
【００２６】
スロットル保持部１３１の外周には、その全周に亘って溝部１３６が形成されている。また、スロットル保持部１３１の底板１３４には、嵌合筒１３５に並んでブリーザ接続筒１３７が設けられ、そのブリーザ接続筒１３７から嵌合筒１３５まで樋部１３８が設けられている。これらの用途は後述する。
【００２７】
図１４〜図１７はクリーナケース３の蓋部１１を示すものである。蓋部１１は樹脂製であり、その外周にはケース中間部１３の外周に被せられるフランジ１１０が全周に亘って形成されている。上述したように、蓋部１１の内部には二次室Ｃ２及びチャンバＣ３がそれぞれ形成されるが、チャンバＣ３の容積を二次室Ｃ２よりも拡大するために、蓋部１１の天板１１１は二次室Ｃ２側からチャンバＣ３側へ向かって上り勾配となるように傾けられている。二次室Ｃ２とチャンバＣ３との境界位置では天板１１１から３本のリブ１１２が垂下され、それらの下端には脚板１１３が蓋部１１の幅方向（図１５の上下方向）全長に亘って設けられている。
【００２８】
図２に示したように、ケース中間部１３のフランジ１３２ａ及び溝部１３６にはそれぞれパッキン２１、２２が装着され、それらの上方から蓋部１１のフランジ１１０が被せられる。ケース中間部１３のフィルタ保持部１３０とスロットル保持部１３１との境界位置では、蓋部１１の脚板１１３によってそれぞれのパッキン２１、２２が押さえ付けられる。なお、パッキン２１はフィルタエレメント２の外周に取り付けられている。
【００２９】
蓋部１１の内面側には仕切筒１１４が設けられている。図１８に示すように、仕切筒１１４は蓋部１１の装着に伴ってケース中間部１３のブリーザ接続筒１３７の外側に嵌め合わされる。これにより、蓋部１１の内部には、チャンバＣ３から仕切られたブリーザ室Ｃ５が形成される。ブリーザ接続筒１３７はケース中間部１３のスロットル保持部１３１の底板１３４を貫いて下方に突出し、その下端には不図示のオイルブリーザホースが接続される。図１８に矢印で示したように、オイルブリーザホースからブリーザ接続筒１３７を介してブリーザ室Ｃ５に油滴ＯＬの混入した空気が供給され、それらの油滴ＯＬはブリーザ室Ｃ５の底面に滴下して樋部１３８からスロットルボディ４内に導かれる。
【００３０】
図１５及び図１６に示すように、蓋部１１の外周の四個所には掛止部１１５が設けられている。また、図９に示すように、ケース基部１０のケース中間部１３の外周には、上記の係止部１１５に対応して同数の掛止部１３９が設けられている。図１９に示したように、ケース基部１０と蓋部１１とを組み合わせたときにこれらの係止部１１５、１３９が相互に突き合わされ、それらの外側から不図示のクリップが装着されてケース基部１０と蓋部１１とが相互に固定される。
【００３１】
なお、スロットルボディ４はその内部流路４ａが吸気管５の長手方向に延びるように設けてもよい。チャンバ室Ｃ３はスロットルボディ４の下流に設けてもよい。クリーナケース３や吸気管５はその一部又は全部が樹脂以外の材料で構成されたものでもよい。
【００３２】
−第２の実施形態−
図２０〜図２２は本発明の第２の実施形態に係る吸気装置を示すものである。この吸気装置３１は、フィルタエレメント３２を収容するためのクリーナケース３３と、吸入空気量を調整するためのスロットルボディ３４と、エンジンＥ（図２０参照）の吸入ポートへ吸気を導くための吸気管３５とを有している。なお、吸気装置３１は３気筒エンジンを対象としているが、それ以外の気筒数にも本発明は適用できる。
【００３３】
クリーナケース３３は、ケース底部４０と、その底部４０に着脱されるケース蓋部４１とを有している。フィルタエレメント３２は、その外周に装着されたパッキン３２ａがケース底部４０とケース蓋部４１との間に挟み込まれた状態でクリーナケース３３内に収容される。ケース底部４０の側壁４００には外気導入口４０１が形成される。図２０に矢印で示したように、外気導入口４０１からケース底部４０内の一次室Ｃ１に流入した空気はフィルタエレメント３２を下から上へと通過して蓋部４１内に形成された二次室Ｃ２に流れ込み、続いてケース蓋部４１に接続されたダクト４２を介してスロットルボディ３４に導かれ、その内部流路３４ａをバルブ３４ｂの開度に応じた流量で通過して吸気管３５の集合部３５ａに流入し、その集合部３５ａから分岐部３５ｂを経てエンジンＥの各シリンダ（不図示）に分配される。
【００３４】
吸気管３５は、ケース底部４０と一体に成形される前半部３６と、その前半部３６とは別に成形されて見切り線ＰＬ上で接合される後半部３７とを有している。この見切り線ＰＬは、上述した第１の実施形態と異なり、吸気管３５をその長手方向とほぼ直交する方向に設定されている。前半部３６には、上述した集合部３５ａとそれに続く分岐部３５ｂの一部が設けられ、後半部３７には分岐部３５ｂの残りと、エンジンＥに接続するためのフランジ３５ｃとが設けられる。また、後半部３７には燃料噴射装置用の開口部３７ａが設けられる。
【００３５】
吸気管３５の集合部３５ａはその上端がクリーナケース３３の内部に開口するようにしてケース底部４０と一体に成形され、その開口部分は、ケース底部４０に溶着される蓋部４３にて密封される。このような構造によれば、射出成形時に分岐部３５ｂの入り口Ｃの付近にバリが生じないように金型を構成できる。
【００３６】
すなわち、図２３（ａ）、（ｂ）に示したように、前半部３６を形成するためには一対の主型６０、６１の間に、集合部３５ａを形成するためのコア６２と、その集合部３５ａに通じる分岐部３５ｂ等の流路を形成するためのスライド６３…とを介在させ、主型６０、６１を閉じる動作（図２３（ｂ）の矢印Ａ方向の動作）に連動してスライド６３を図中の矢印Ｂ方向に移動させてコア６２に突き当てる。このとき、集合部３５ａはケース底部４０に開口させて形成できるので、コア６２はケース底部４０を形成するための主型６０と一体に形成すればよい。そのため、コア６２が安定し、コア６２とスライド６３との位置がずれて分岐部３５ｂの入り口Ｃにバリが生じるおそれがない。
【００３７】
これに対して、図２３（ｃ）に示すようにコア６２´をスライド６３と同様に主型に対してスライドさせる場合には、両者の位置がずれて入り口Ｃにバリが生じ易い。また、図２３（ｃ）の構成ではコア６２´をスライドさせる必要から、集合部３５ａを分岐部３５ｂに向かって徐々に細くなるテーパ状に形成せざるを得ないが、図２３（ａ）、（ｂ）のように金型を構成したときには集合部３５ａをその前後の流路形状に拘束されることなく任意の大きさに形成できる。
【００３８】
図２０及び図２１に示すように、吸気管３５の前半部３６には、分岐部３５ａの内面に沿って突出する一対の突出部３６ａ、３６ａが形成されている。前半部３６と後半部３７とを接合（例えば熱板溶着）する際に突出部３６ａが後半部３７の内部に挿入され、それにより後半部３７の入り口付近の隅部に形成されたポケットＰＣが突出部３６ａで覆われる。このため、吸気管５の内面の段差が解消されて空気の流れが安定する。仮に突出部３６ａが存在しないとしたならば、ポケットＰＣによって吸気管５の内部に空気の滞留部が形成され、乱流が生じて円滑な空気の導入ができないおそれがある。
【００３９】
なお、スロットルボディ３４はその内部流路３４ａが上下方向を向くように取り付けてもよい。クリーナケース３３に第１の実施形態と同様にケース中間部を設けてもよい。
【００４０】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項１〜３の発明によればクリーナケースの底部のみを吸気管と一体に成形し、フィルタ収容のためのケース中間部から上側の構成部品をケース底部に対して分離可能としているので、吸気管をエンジンに取り付ける際にはその吸気管の廻りに比較的大きな作業スペースを確保して作業性を向上させることができる。また、ケース底部と吸気管の上壁部とを容易に成形でき、しかも、請求項２の発明では吸気管をエンジンに取り付けるためのボルトを容易に締め付けることができ、請求項３の発明では、スロットルボディを取り付けるための手間が軽減される。
【００４１】
また、請求項４乃至５の発明では、吸気管をその長手方向に分けて成形して相互に接合する構造としたため、接合個所を吸気管の全長の一部に限定し、その接合の品質が吸気管の強度に与える影響を抑えて均質な吸気装置を提供できるようになる。また、吸気管の内面のバリが生じないように金型を構成でき、集合部の形状の自由度も高め得る。しかも、請求項５の発明では、吸気管の内部における乱流の発生を防止し、円滑に空気を導入できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係る吸気装置を簡略化して示す斜視図。
【図２】図１の吸気装置の組み立て状態における断面図。
【図３】図１の吸気装置におけるクリーナケースのケース底部及びこれと一体化された吸気管を示す平面図。
【図４】図３のVI−VI線に沿った断面図。
【図５】図３のＶ−Ｖ線に沿った断面図。
【図６】図１の吸気装置における吸気管の下壁部を示す平面図。
【図７】図４のVII方向からの矢視図。
【図８】図１の吸気装置における吸気管の上下壁部が接合される前の状態を示す図。
【図９】図１の吸気装置におけるクリーナケースのケース中間部を示す平面図。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線に沿った断面図。
【図１１】図９のXI−XI線に沿った断面図。
【図１２】図４のケース底部と図９のケース中間部とを相互に掛止する部分を拡大して示す断面図。
【図１３】図９のケース中間部とスロットルボディとの連結部分を拡大して示す断面図。
【図１４】図１の吸気装置におけるクリーナケースの蓋部の断面図。
【図１５】図１４のXV方向からの矢視図。
【図１６】図１４のXVI方向からの矢視図。
【図１７】図１４のXVII−XVII線に沿った断面図。
【図１８】図１４の蓋部に設けられた仕切筒と図９のケース中間部に設けられたブリーザ接続筒との嵌合部分を拡大して示す断面図。
【図１９】図１４の蓋部と図９のケース中間部とを相互に固定するためのクリップが装着される部分を拡大して示す断面図。
【図２０】本発明の第２の実施形態に係る吸気装置を示す断面図。
【図２１】図２０の吸気装置の平面図。
【図２２】図２０の吸気装置の外観図。
【図２３】第２の実施形態における吸気管を成形するための金型の構成を示す図。
【符号の説明】
１、３１…吸気装置
２、３２…フィルタエレメント
３、３３…クリーナケース
４、３４…スロットルボディ
５、３５…吸気管
１０…ケース本体
１１、４１…ケース蓋部
１２、４０…ケース底部
１３…ケース中間部
１４…吸気管の上壁部
１５…吸気管の下壁部
３５ａ…吸気管の集合部
３５ｂ…吸気管の分岐部
３６…吸気管の前半部
３７…吸気管の後半部
１２１…外気導入口
Ｃ１…一次室
Ｃ２…二次室
Ｃ３…チャンバ
Ｅ…エンジン
ＰＬ…吸気管の見切り線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an intake device in which a plurality of components provided in an intake system of an engine are integrated.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-334070 discloses an air intake device for an automobile engine in which an air cleaner and an intake pipe are integrally formed of resin to reduce the number of parts and the installation space.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described intake device has a complicated and large structure as much as the aggregated parts as compared with individual parts such as a cleaner case and an intake pipe that have been separately formed so far. Therefore, considerable consideration is required for the manufacture of the device and its installation work.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an intake device that eliminates inconveniences related to manufacturing and mounting work while consolidating intake system components.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings illustrating embodiments of the present invention. However, the present invention is not limited to the illustrated form.
[0006]
According to the first aspect of the present invention, a cleaner case (3) capable of accommodating the filter element (2), a throttle body (4) through which air that has passed through the cleaner case (3) is guided, and the throttle body (4) have been passed. An intake pipe (5) for guiding air to the engine side, and the cleaner case (3) includes a case bottom (12) formed integrally with at least a part (14) of the intake pipe (5), A case intermediate portion (13) that is detachably assembled to the case bottom portion (12) and accommodates the filter element (2) inside, and a cleaner case (3) that is detachably combined with the case intermediate portion (13). opening possess a case lid portion for closing (11) of) the intake pipe (5), said case bottom (12) and the upper wall portion which is integrally formed with (14), the top wall (14) and Alternatively the lower wall portion to be molded (15) and the intake pipe air intake device by bonding is configured in a tubular in a radial direction of (5) (1), to solve the problems described above.
[0007]
According to the present invention, since only the case bottom (12) is formed integrally with the intake pipe (5), when the intake pipe (5) is attached to the engine (E), the upper side of the case middle part (13) is disposed. A sufficient working space can be secured around the intake pipe (5).
[0008]
Further, the case bottom (12) and the upper wall (14) of the intake pipe (5) are integrated in a relatively simple shape, and can be easily formed.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the intake device of the first aspect, a mounting flange (17) to the engine (E) is provided at the end of the intake pipe (5), and the side wall (120) of the case bottom (12) is provided. Is characterized in that a recess (123) is provided in alignment with the bolt hole (171) provided in the mounting flange (17). According to this invention, the insertion space for the work tool for tightening the bolt is secured by the recess (123), and the attachment work of the intake pipe (5) can be performed without being obstructed by the case bottom (12).
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the intake device of the first aspect, the throttle body (4) is held between the case intermediate portion (13) and the intake pipe (5). According to the present invention, the throttle body (4) can be assembled in parallel with the operation of assembling the case intermediate part (13) and the case bottom part (12).
[0011]
The invention of claim 4 has passed through the cleaner case (33) capable of accommodating the filter element (32), the throttle body (34) through which the air that has passed through the cleaner case (33) is guided, and the throttle body (34). An intake pipe (35) for guiding air to the engine (E) side, the intake pipe (35) being formed integrally with the bottom (40) of the cleaner case (33); The rear half (37) formed separately from the bottom (40) of the cleaner case (33) is joined in the longitudinal direction of the intake pipe (35), and the front half (36) of the intake pipe (35) is formed. Is provided with a collecting portion (35a) formed integrally with the bottom portion (40) of the cleaner case (33) so that the upper end thereof opens into the cleaner case (33). ) Top opening Is sealed with a lid part (43) welded to the bottom part (40) of the cleaner case (33), and the intake pipe (from the assembly part (35a) toward each cylinder of the engine (E). The above-described problems are solved by the intake device (31) from which 35) branches . According to the present invention, the joint portion between the front half (36) and the rear half (37) of the intake pipe (35) can be limited to a part of the entire length of the intake pipe (35), and the quality of the joint is the intake pipe. The influence on the strength of (35) can be suppressed.
[0012]
Furthermore, according to the present invention, the core (62) of the mold for molding the collecting portion (35a) is integrated with the main mold (60) for molding the bottom (40) of the cleaner case (33). It can be configured to stabilize its core (62). Therefore, the slide (63) and the core (62) for forming the branch portion (35b) of the intake pipe (35) can be accurately aligned to prevent the occurrence of burrs on the inner surface of the intake pipe (35). Since the core (62) for the collecting portion (35a) can be pulled upward, the size of the collecting portion (35a) is not limited by the flow paths before and after the collecting portion (35a).
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, in the intake device of the fourth aspect , the joint portion of the front half portion (36) to the rear half portion (37) is inserted into the rear half portion (37) and the intake pipe ( 35) is provided with a protrusion (36a) that eliminates the step on the inner surface. According to the present invention, the protrusion (36a) covers the space formed in the vicinity of the entrance of the rear half (37) to eliminate the air stagnant portion from the inside of the intake pipe (35), thereby generating turbulence. Thus, air can be smoothly introduced from the intake pipe (35) to the engine (E).
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
-First embodiment-
FIG. 1 is a perspective view schematically showing an intake device according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a sectional view of the intake device. As shown in these drawings, the intake device 1 includes a cleaner case 3 for housing the filter element 2, a throttle body 4 for adjusting the intake air amount, and an intake port of the engine E (see FIG. 2). And an intake pipe 5 for guiding intake air. The intake device 1 is intended for a three-cylinder engine, but the present invention can be applied to other numbers of cylinders.
[0015]
The cleaner case 3 includes a case main body 10 and a case lid portion 11, and the case main body 10 is configured by combining a resin case bottom portion 12 and a resin case intermediate portion 13 in the vertical direction. The filter element 2 is held inside the case intermediate portion 13 (see FIG. 2).
[0016]
An outside air inlet 121 is formed in the side wall 120 of the case bottom 12. As indicated by arrows in FIG. 2, the air that has flowed into the primary chamber C <b> 1 in the case bottom 12 from the outside air inlet 121 passes from the bottom to the top of the filter element 2 and is formed in the lid 11. It flows into the chamber C2, then moves to the chamber C3 formed adjacent to the secondary chamber C2, and further passes through the internal flow path 4a of the throttle body 4 at a flow rate corresponding to the opening of the valve 4b. 5 and flows into the respective cylinders (not shown) of the engine E through the branch portion 5b.
[0017]
Next, details of each part of the apparatus will be described. 3 to 5 show details of the case bottom 12. The case bottom 12 has a bottom plate 122 in addition to the side wall 120 and the outside air inlet 121 described above. An upper wall portion 14 of the intake pipe 5 is formed integrally with the bottom plate 122. The intake pipe 5 is formed in a tubular shape by joining upper and lower wall portions 14 and 15 divided and formed with a parting line PL (shown by a thick line in FIG. 4) extending in the longitudinal direction as a boundary in the radial direction of the intake pipe 5. ing.
[0018]
The case bottom 12 and the upper and lower wall portions 14 and 15 are manufactured by injection molding using resin as a raw material. The upper wall part 14 of the intake pipe 5 is formed such that a part of the pipe wall is exposed in the primary chamber C <b> 1 of the case bottom 12. According to such a configuration, the overall height of the intake device 1 can be made smaller than when the cleaner case 3 is provided separately above the intake pipe 5. A flange 16 for attaching the throttle body 4 is integrally formed at one end of the upper wall portion 14 of the intake pipe 5 (the end portion on the collecting portion 5a side).
[0019]
Joining flanges 140 and 150 are respectively formed along the parting line PL at the joining portion of the upper wall portion 14 and the lower wall portion 15 of the intake pipe 5. As shown in FIG. 8, a concave portion 141 is formed on the joint flange 140, and a convex portion 151 is formed on the joint flange 150. The upper and lower wall portions 14 and 15 are joined to each other by vibrating the upper and lower wall portions 14 and 15 in a state where the concave portion 141 and the convex portion 151 are combined. In addition, you may join the upper and lower wall parts 14 and 15 not only with vibration welding but using another welding method.
[0020]
As shown in FIGS. 6 and 7, a flange 17 for connecting to the engine E is formed integrally with the lower wall portion 15. The flange 17 is formed with an opening 170 for the fuel injection device and a bolt hole 171 for fixing the flange 17 to the engine E. As shown in FIG. 3, the side wall 120 of the case bottom 12 is provided with a recess 123 in alignment with the bolt hole 171. With this recess 123, a bolt tightening work tool (for example, a hexagon wrench) can be engaged with a bolt (not shown) in the bolt hole 171 without being obstructed by the case bottom 12.
[0021]
9 to 11 show the case intermediate portion 13 of the cleaner case 3. The case intermediate part 13 has a filter holding part 130 for housing the filter element 2 and a throttle holding part 131 for attaching the throttle body 4 (see FIG. 2). The filter holding unit 130 is mainly composed of a rectangular holding frame 130a, and flanges 132a and 132b are provided on upper and lower outer peripheries of the holding frame 130a, respectively.
[0022]
The flange 132b on the lower end side is provided with a protrusion 132c corresponding to the recess 123 of the case bottom 12, but such a protrusion does not exist on the holding frame 130a and the flange 132a on the upper end. As a result, a substantially rectangular parallelepiped accommodation space is secured inside the filter holding portion 130, so that it is not necessary to design the filter element 2 as a dedicated product deformed in accordance with the recess 123.
[0023]
A plurality of mounting claws 133 are provided on the outer periphery of the lower end of the filter holding unit 130. As shown in FIG. 12, a flange 124 is formed at the upper end of the case bottom 12, and a plurality of thick portions 125 are provided on the lower surface side of the flange 124 corresponding to the attachment claws 133. In addition, the formation position of the thick part 125 was shown by the hatching area | region in FIG. The case bottom portion 12 and the case intermediate portion 13 are coupled to each other by covering the case bottom portion 12 with the filter holding portion 130 of the case intermediate portion 13 and hooking the attachment claws 133 on the thick portion 125. At the time of this coupling, the packing 18 is sandwiched between the flange 124 of the case bottom 12 and the flange 132b of the case middle 13.
[0024]
As shown in FIGS. 9 and 10, the throttle holding portion 131 is provided with a bottom plate 134, and the bottom plate 134 is provided with a fitting cylinder 135. As shown in FIG. 13, the fitting shaft portion 4 c at the upper end of the throttle body 4 is inserted into the fitting cylinder 135 from below through the elastic member 19 such as rubber. A hose band 20 is attached to the outer periphery of the fitting cylinder 135. When the hose band 20 is tightened, the fitting cylinder 135 contracts while narrowing the slit 135a, and the throttle body 4 and the fitting cylinder 135 are joined in an airtight manner.
[0025]
Thus, the cleaner case 3 is formed by being divided into the case bottom 12 and the case intermediate 13, so that the throttle body 4 is attached to the flange 16 on the case bottom 12 side, and then the case intermediate 13 is connected to the case bottom. 12, the throttle body 4 and the fitting cylinder 135 can be connected. When fixing the flange 17 of the intake pipe 5 to the engine E, the case intermediate portion 13 can be removed to secure a large working space around the flange 17.
[0026]
A groove 136 is formed on the outer periphery of the throttle holding part 131 over the entire circumference. Further, a breather connection cylinder 137 is provided on the bottom plate 134 of the throttle holding part 131 along with the fitting cylinder 135, and a flange 138 is provided from the breather connection cylinder 137 to the fitting cylinder 135. These uses will be described later.
[0027]
14 to 17 show the lid portion 11 of the cleaner case 3. The lid portion 11 is made of resin, and a flange 110 that covers the outer periphery of the case intermediate portion 13 is formed on the outer periphery of the lid portion 11. As described above, the secondary chamber C2 and the chamber C3 are respectively formed inside the lid portion 11. In order to expand the volume of the chamber C3 more than the secondary chamber C2, the top plate 111 of the lid portion 11 is It is inclined so as to have an upward gradient from the secondary chamber C2 side toward the chamber C3 side. Three ribs 112 are suspended from the top plate 111 at the boundary position between the secondary chamber C2 and the chamber C3, and a leg plate 113 is formed at the lower end of the rib plate 113 in the width direction of the lid portion 11 (vertical direction in FIG. 15). Is provided.
[0028]
As shown in FIG. 2, packings 21 and 22 are attached to the flange 132 a and the groove 136 of the case intermediate portion 13, respectively, and the flange 110 of the lid 11 is covered from above. At the boundary position between the filter holding portion 130 and the throttle holding portion 131 of the case intermediate portion 13, the packings 21 and 22 are pressed by the leg plates 113 of the lid portion 11. The packing 21 is attached to the outer periphery of the filter element 2.
[0029]
A partition tube 114 is provided on the inner surface side of the lid portion 11. As shown in FIG. 18, the partition tube 114 is fitted to the outside of the breather connection tube 137 of the case intermediate portion 13 with the attachment of the lid portion 11. As a result, a breather chamber C5 partitioned from the chamber C3 is formed in the lid portion 11. The breather connection cylinder 137 protrudes downward through the bottom plate 134 of the throttle holding part 131 of the case middle part 13, and an oil breather hose (not shown) is connected to the lower end thereof. As indicated by arrows in FIG. 18, air mixed with oil droplets OL is supplied from the oil breather hose through the breather connecting cylinder 137 to the breather chamber C5, and these oil droplets OL drop on the bottom surface of the breather chamber C5. Then, it is guided into the throttle body 4 from the flange 138.
[0030]
As shown in FIGS. 15 and 16, latching portions 115 are provided at four locations on the outer periphery of the lid portion 11. Further, as shown in FIG. 9, the same number of latching portions 139 are provided on the outer periphery of the case intermediate portion 13 of the case base 10 in correspondence with the above-described locking portions 115. As shown in FIG. 19, when the case base 10 and the lid portion 11 are combined, these locking portions 115 and 139 are abutted with each other, and a clip (not shown) is attached from the outside to attach the case base 10. And the lid portion 11 are fixed to each other.
[0031]
The throttle body 4 may be provided such that the internal flow path 4 a extends in the longitudinal direction of the intake pipe 5. The chamber C3 may be provided downstream of the throttle body 4. The cleaner case 3 and the intake pipe 5 may be partially or entirely made of a material other than resin.
[0032]
-Second Embodiment-
20 to 22 show an intake device according to a second embodiment of the present invention. The intake device 31 includes a cleaner case 33 for housing the filter element 32, a throttle body 34 for adjusting the intake air amount, and an intake pipe for guiding intake air to the intake port of the engine E (see FIG. 20). 35. The intake device 31 is intended for a three-cylinder engine, but the present invention can be applied to other numbers of cylinders.
[0033]
The cleaner case 33 includes a case bottom 40 and a case lid 41 that is attached to and detached from the bottom 40. The filter element 32 is accommodated in the cleaner case 33 in a state where the packing 32a attached to the outer periphery of the filter element 32 is sandwiched between the case bottom 40 and the case lid 41. An outside air inlet 401 is formed in the side wall 400 of the case bottom 40. As indicated by arrows in FIG. 20, the air that has flowed into the primary chamber C <b> 1 in the case bottom 40 from the outside air inlet 401 passes through the filter element 32 from the bottom to the top, and is formed in the lid portion 41. The air then flows into the chamber C2 and is then guided to the throttle body 34 through the duct 42 connected to the case lid 41, and passes through the internal flow path 34a at a flow rate corresponding to the opening of the valve 34b. The gas flows into the collecting portion 35a and is distributed from the collecting portion 35a to each cylinder (not shown) of the engine E through the branching portion 35b.
[0034]
The intake pipe 35 has a front half 36 formed integrally with the case bottom 40 and a rear half 37 formed separately from the front half 36 and joined on the parting line PL. Unlike the first embodiment described above, the parting line PL is set so that the intake pipe 35 is substantially orthogonal to the longitudinal direction thereof. The front half portion 36 is provided with the above-described collecting portion 35a and a part of the branch portion 35b that follows, and the rear half portion 37 is provided with the remainder of the branch portion 35b and a flange 35c for connection to the engine E. The rear half 37 is provided with an opening 37a for the fuel injection device.
[0035]
The collecting portion 35 a of the intake pipe 35 is formed integrally with the case bottom 40 so that the upper end thereof opens into the cleaner case 33, and the opening is sealed by a lid portion 43 welded to the case bottom 40. The According to such a structure, the mold can be configured so that no burr is generated in the vicinity of the entrance C of the branch portion 35b during injection molding.
[0036]
That is, as shown in FIGS. 23 (a) and 23 (b), in order to form the front half 36, the core 62 for forming the gathering portion 35a between the pair of main molds 60 and 61, Interlocking with the operation of closing the main molds 60 and 61 (operation in the direction of arrow A in FIG. 23 (b)) with a slide 63 ... for forming a flow path such as a branching portion 35b leading to the collecting portion 35a. The slide 63 is moved in the direction of arrow B in the figure and abuts against the core 62. At this time, since the gathering portion 35a can be formed open to the case bottom 40, the core 62 may be formed integrally with the main mold 60 for forming the case bottom 40. Therefore, the core 62 is stabilized, and there is no possibility that the core 62 and the slide 63 are displaced from each other and burrs are generated at the entrance C of the branch portion 35b.
[0037]
On the other hand, when the core 62 'is slid with respect to the main mold like the slide 63 as shown in FIG. Further, in the configuration of FIG. 23 (c), the core portion 62 ′ needs to be slid, so the gathering portion 35a has to be formed in a tapered shape that gradually narrows toward the branch portion 35b, but FIG. 23 (a), When the mold is configured as shown in (b), the collecting portion 35a can be formed in an arbitrary size without being constrained by the flow path shapes before and after the mold portion 35a.
[0038]
As shown in FIGS. 20 and 21, a pair of projecting portions 36 a and 36 a projecting along the inner surface of the branch portion 35 a is formed in the front half portion 36 of the intake pipe 35. When the front half 36 and the rear half 37 are joined (for example, hot plate welding), the protrusion 36 a is inserted into the rear half 37 so that the pocket PC formed at the corner near the entrance of the rear half 37 is formed. Covered by the protrusion 36a. For this reason, the level | step difference of the inner surface of the intake pipe 5 is eliminated, and the flow of air is stabilized. If the protrusion 36a does not exist, there is a possibility that a stagnation of air is formed inside the intake pipe 5 by the pocket PC, and turbulent flow occurs, so that smooth introduction of air cannot be performed.
[0039]
The throttle body 34 may be mounted such that the internal flow path 34a faces in the up-down direction. The cleaner case 33 may be provided with a case intermediate portion as in the first embodiment.
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the first to third aspects of the invention, only the bottom portion of the cleaner case is formed integrally with the intake pipe, and the upper components from the case middle portion for housing the filter to the case bottom portion. Since it is separable, when attaching the intake pipe to the engine, a relatively large working space can be secured around the intake pipe to improve workability. Further, to case bottom and the can be easily molded upper wall of the intake pipe, moreover, in the invention of claim 2 can be tightened easily bolts for attaching the intake pipe to the engine, the invention of claim 3 Then, the trouble for attaching the throttle body is reduced.
[0041]
Further, in the inventions according to claims 4 to 5 , since the intake pipe is divided and formed in the longitudinal direction and joined to each other, the joining portion is limited to a part of the entire length of the intake pipe, and the quality of the joining is limited. It is possible to provide a homogeneous intake device while suppressing the influence on the strength of the intake pipe. Moreover, so as not to cause the inner surface of the burr of the intake pipe can be configured mold may increase the degree of freedom in shape of the collective part. In addition, in the invention of claim 5 , the occurrence of turbulent flow in the intake pipe is prevented, and air can be introduced smoothly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view schematically showing an intake device according to a first embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view of the intake device of FIG. 1 in an assembled state.
3 is a plan view showing a case bottom of a cleaner case and an intake pipe integrated therewith in the intake device of FIG. 1; FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 3;
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 is a plan view showing a lower wall portion of the intake pipe in the intake device of FIG. 1. FIG.
7 is an arrow view from the VII direction in FIG. 4;
8 is a diagram showing a state before the upper and lower wall portions of the intake pipe in the intake device of FIG. 1 are joined.
9 is a plan view showing a case middle portion of a cleaner case in the intake device of FIG. 1. FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
11 is a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG.
12 is an enlarged cross-sectional view of a portion that hooks the case bottom of FIG. 4 and the case middle of FIG. 9 together.
13 is an enlarged cross-sectional view showing a connecting portion between the case middle portion and the throttle body in FIG. 9;
14 is a cross-sectional view of a lid of a cleaner case in the intake device of FIG.
15 is an arrow view from the XV direction in FIG. 14;
16 is an arrow view from the XVI direction of FIG. 14;
17 is a sectional view taken along line XVII-XVII in FIG.
18 is an enlarged cross-sectional view showing a fitting portion between a partition tube provided at the lid portion of FIG. 14 and a breather connection tube provided at an intermediate portion of the case of FIG. 9;
19 is an enlarged cross-sectional view of a portion where a clip for fixing the lid portion of FIG. 14 and the case intermediate portion of FIG. 9 to each other is attached.
FIG. 20 is a cross-sectional view showing an intake device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a plan view of the intake device of FIG. 20;
22 is an external view of the air intake device of FIG. 20;
FIG. 23 is a view showing a configuration of a mold for forming an intake pipe in the second embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, 31 ... Intake device 2, 32 ... Filter element 3, 33 ... Cleaner case 4, 34 ... Throttle body 5, 35 ... Intake pipe 10 ... Case main body 11, 41 ... Case cover part 12, 40 ... Case bottom part 13 ... Case Intermediate part 14 ... Upper wall part 15 of the intake pipe ... Lower wall part 35a of the intake pipe ... Collecting part 35b of the intake pipe ... Branching part 36 of the intake pipe ... First half part 37 of the intake pipe ... Second half part 121 of the intake pipe ... External air introduction Mouth C1 ... Primary chamber C2 ... Secondary chamber C3 ... Chamber E ... Engine PL ... Partition line of intake pipe

Claims

A cleaner case that can accommodate the filter element;
A throttle body through which air passing through the cleaner case is guided;
An intake pipe for guiding the air passing through the throttle body to the engine side,
The cleaner case includes a case bottom formed integrally with at least a part of the intake pipe, a case intermediate portion in which the filter element is accommodated inside the case bottom while being detachably combined with the case bottom, and the case detachably combined with the intermediate portion possess a case lid portion for closing the opening portion of the cleaner case,
The intake pipe is formed in a tubular shape by joining an upper wall part formed integrally with the case bottom part and a lower wall part formed separately from the upper wall part in the radial direction of the intake pipe. An air intake device characterized by that.

An attachment flange to the engine is provided at the end of the intake pipe, and a recess is provided in a side wall of the bottom of the case in alignment with a bolt hole provided in the attachment flange. The intake device according to claim 1.

The intake device according to claim 1, wherein the throttle body is sandwiched and held between the case middle portion and the intake pipe .

A cleaner case that can accommodate the filter element;
A throttle body through which air passing through the cleaner case is guided;
An intake pipe for guiding the air passing through the throttle body to the engine side,
The intake pipe is configured by joining a front half formed integrally with the bottom of the cleaner case and a rear half formed separately from the bottom of the cleaner case in the longitudinal direction of the intake pipe.
The front half of the intake pipe is provided with a collecting portion that is integrally formed with the bottom of the cleaner case so that the upper end opens into the cleaner case, and the upper end opening of the collecting portion is the cleaner case. together with the sealed with lid which is welded to the bottom, air intake device you characterized in that the intake pipe is branched toward the respective cylinders of the engine from the collecting portion.

The junction point with respect to the latter part of the first half portion, claims, characterized in that the protrusion to eliminate the difference in level of the inner surface of the intake pipe in the joining point is inserted inside the second half portion is provided 4. The air intake device according to 4 .