JP3903587B2 - 連系自立自動切替器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、系統分離時に交流電力を出力する自立出力部を備える系統連系システムにおいて、系統連系時であっても系統分離時であっても共用分岐回路へ交流電力を供給できるようにするための、連系自立自動切替器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、二酸化炭素による地球温暖化の防止対策の一つとして、住宅に自家発電用として太陽電池を設置し、太陽電池により得られた直流電力を交流電力に変換し、商用電源との系統連系運転を行うことが考えられている。つまり、太陽電池から出力される直流電力をインバータ回路を用いて交流電力に変換し、商用電源との間で送電系統を連絡して系統連系を行うのである。
【0003】
このような自家発電と商用電源との系統連系運転については、社団法人日本電気協会から発行されている分散型電源系統連系技術指針(以下、指針と略称する)などに技術的指針が示されている。この指針は、商用電源による供給電力の品質、保安、信頼性、保護協調を確保して、円滑な系統連系運転を行うために示されている。
【0004】
ところで、系統連系システムとしては、図6に示すように、主幹ブレーカ10を介して単相3線の商用電源ACに接続される幹線Lmに、連系ブレーカ21および解列開閉器22を介して電力変換器20を接続したものがある。
【0005】
主幹ブレーカ10は電流制限器10aと漏電ブレーカ10bと手動操作部(図示せず)とを含んで構成される。電流制限器10aは需要家の負荷電流を電力会社との間の契約値以下に制限するために設けられるブレーカである。漏電ブレーカ10bは漏電を監視していて漏電を検出すると電気的接続を遮断して安全を確保するために設けられるブレーカである。手動操作部は点検などの場合に人為的に操作して電気的接続を遮断するために設けられる。
【0006】
電力変換器20は、インバータ回路にて構成され、太陽電池Eからの直流電力を交流電力に変換して出力する。主幹ブレーカ10と連系ブレーカ21との間の幹線Lmには、複数の分岐ブレーカ12,…12を介して、それぞれの分岐回路Lbが接続される。
【0007】
主幹ブレーカ10、分岐ブレーカ12、連系ブレーカ21、解列開閉器22は、分電盤1内にそれぞれ収納する。太陽電池Eは住宅の屋根などに設置する。電力変換器20は、太陽電池Eとの間の配線距離をできるだけ短くするために、住宅の屋外に設置する。太陽電池Eと電力変換器20との間の配線距離をできるだけ短くする理由は、太陽電池Eと電力変換器20との間には直流電流が流れるのでその電力損失を増加させないためであり、また、太陽電池Eの最大出力電圧は300V程度になるので高電圧の配線が人に触れる可能性を低減し安全性を高めるためである。
【0008】
解列開閉器22は、商用電源ACの停電時や異常時に、商用電源ACと電力変換器20とを切り離す(分離する)ためのものである。つまり、解列開閉器22のオン状態では系統連系が行われ、解列開閉器22のオフ状態(解列された状態)では系統分離がなされる。なお、前記指針にあっては、系統連系を行う2系統間の分離を2個の接点をもって行うことで、系統分離の信頼性を向上せしめることを推奨している。そこで、第1の開閉器22aと第2の開閉器22bとの直列接続によって解列開閉器22を構成している。
【0009】
解列開閉器22は系統連系保護装置23からの指示により解列する。系統連系保護装置23は、センサ24の出力に基づいて幹線Lmに流れる電流や線間電圧を監視しており、商用電源ACの停電や異常を感知すると解列開閉器22に対して解列指示を与える。センサ24は、幹線Lmに流れる電流や線間電圧を検出して、系統連系保護装置23へ出力する。
【0010】
また、系統連系保護装置23は、系統連系時であるか系統分離時であるかの通知信号を、信号線Lsを介して電力変換器20へ出力する。電力変換器20は、系統連系保護装置23からの系統連系時であるか系統分離時であるかの通知信号に基づいて、太陽電池Eからの直流電力を所定の交流電力に変換して出力線a,b,cへ出力するとともに、切換開閉器26,27を以下のように制御する。
【0011】
つまり、系統連系時にあっては、電力変換器20は、出力線bを中性線として出力線a,b,c間に単相3線の交流電力を出力するとともに、切換開閉器26をオン、切換開閉器27をオフする。また、系統分離時にあっては、電力変換器20は、出力線a,c間に単相2線の交流電力を出力するとともに、切換開閉器26をオフ、切換開閉器27をオンする。
【0012】
ところで、解列開閉器22は、電力変換器20と分岐ブレーカ12,…12との間に介在しているから、商用電源ACの停電時や異常時に太陽電池Eによる発電が行われていたにしても、分岐回路Lbへの電力供給を行うことはできない。そこで、電力変換器20と解列開閉器22との間に共用分岐ブレーカ25を介在せしめて、この共用分岐ブレーカ25に共用分岐回路Lcを接続することが提案されている。
【0013】
このような共用分岐回路Lcを設ければ、系統連系時と系統分離時とにかかわらず、共用分岐回路Lcへの電力供給は可能になる。つまり、電力変換器20から正常に出力が得られていれば、商用電源ACの停電時や異常時であっても共用分岐回路Lcへの電力供給が可能になる。その結果、電話機などの通信機器のような、優先的に電力供給を行う必要のある負荷に対する、電力供給の信頼性を高めることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の系統連系システムにあっては、解列開閉器22は分電盤1内に収納されるとともに、系統連系保護装置23も分電盤1内に収納される。そうすると、系統連系保護装置23と太陽電池Eの近傍の屋外に配置される電力変換器20とを結ぶ信号線Lsは長くなり、耐ノイズ性能が低下し、その結果として、系統連系あるいは系統分離に対する電力変換器20の誤認識の可能性が増大するとともに、系統連系保護装置23および解列開閉器22が所定の大きさの分電盤1内に収納されているので、分岐ブレーカ12,…12を分電盤1内に収納するためのスペースが減少し、分電盤1に接続できる分岐回路Lbの回路数が減少してしまうという問題点がある。
【0015】
そこで、上述のような問題点を解決する方法として、系統連系保護装置23および解列開閉器22を電力変換器20とともに電力変換部2へ収納する方法があるものの、その場合、共用分岐回路Lcのための共用分岐ブレーカ25は電力変換部2に設けられることになって、過電流などで共用分岐ブレーカ25が遮断してしまったような場合、復旧のために、太陽電池Eの近傍の屋外に配置されている電力変換器20の設置場所まで行かなければならず、迅速な復旧作業に支障を来す。
【0016】
また、電力変換部2のメンテナンス時には連系ブレーカ21をオフするとともに電力変換器20を停止しなければならないものの、この場合、共用分岐回路Lcには商用電源ACからも電力変換器20からも電力が供給されなくなり、共用分岐回路Lcに接続する負荷が停止してしまう。つまり、電力変換部2のメンテナンス時にあっては、本来優先的に電力供給する必要のある負荷の接続されている共用分岐回路Lcに対し、電力供給を行うことができないという問題点がある。
【0017】
この電力変換部2のメンテナンス時に共用分岐回路Lcに対し電力供給を行うことができないという問題点を解決する方法として、連系ブレーカ21を共用分岐ブレーカ25と電力変換部2との間に設ける方法もあるものの、連系ブレーカ21の機能である分電盤1と電力変換部2との間の電線Ln の保護を達成することができないので、分電盤1と電力変換部2との各々に連系ブレーカ21をそれぞれ設ける必要が生じるという問題点がある。
【0018】
また、従来の系統連系システムにあっては、電力変換器20は、系統連系時には単相3線の交流電力を出力し、系統分離時には単相2線の交流電力を出力するようにされているので、解列開閉器22の故障や系統連系保護装置23の誤動作発生時には、活線と中性線とが混触する恐れがあるという、安全上の問題点があった。
【0019】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、系統連系システムにおいて、別途複雑なシーケンス制御回路を現場で組み立てたり電気工事を行ったりしなくても、簡単な工事を行うのみで、系統連系時であっても、系統分離時であっても、また、電力変換部のメンテナンスなどで連系ブレーカを人為的にオフする場合であっても、常に共用分岐回路に対する電力供給を可能ならしめることのできる、優れる連系自立自動切替器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、分散電源と、分散電源から出力される直流電力を交流電力に変換する電力変換器を具備する電力変換部と、商用電源に接続された幹線と電力変換部との間に挿入されて系統連系と系統分離との切替を行う連系ブレーカおよび解列開閉器と、商用電源の停電や異常を検出すると解列開閉器を駆動して系統分離を行う系統連系保護装置とを備え、前記電力変換部は系統分離時に交流電力を出力する自立出力部を備える系統連系システムの連系自立自動切替器であって、商用電源に接続された前記幹線に接続される第1の入力部と、前記電力変換部の自立出力部に接続される第2の入力部と、第1の入力部からの交流電力よりも第2の入力部からの交流電力を優先して出力する共用出力部とを設けるとともに、商用電源と前記自立出力部とを常時系統分離できるようにしたことを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明にあっては、駆動回路により駆動するa接点を備える第1の継電器と、駆動回路により駆動するa接点とb接点とを備える第2の継電器とを備え、前記第1の入力部は前記第1の継電器のa接点と前記第2の継電器のb接点とを介して前記共用出力部に接続しており、前記第2の入力部は前記第2の継電器のa接点を介して前記共用出力部に接続しており、前記第1の継電器の駆動回路は前記第1の入力部に接続しており、前記第2の継電器の駆動回路は前記第2の入力部に接続していることを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明にあっては、前記第1の継電器の駆動回路と直列にヒューズを設けることを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明にあっては、駆動回路により駆動するb接点を備える第1の継電器と、駆動回路により駆動するa接点とb接点とを備える第2の継電器とを備え、前記第1の入力部は前記第1の継電器のb接点と前記第2の継電器のb接点とを介して前記共用出力部に接続しており、前記第2の入力部は前記第2の継電器のa接点を介して前記共用出力部に接続しており、前記第1の継電器の駆動回路と前記第2の継電器の駆動回路とはそれぞれ前記第2の入力部に接続していることを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明にあっては、前記b接点を備える継電器は有極開閉器にて構成することを特徴とする。
【0025】
請求項6記載の発明にあっては、取付幅は分電盤搭載の分岐ブレーカの取付幅の整数倍であり、長さおよび高さは前記分岐ブレーカと略同じに構成することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る連系自立自動切替器の第1の実施の形態を図1乃至図3に基づいて、第2の実施の形態を図4に基づいて、第3の実施の形態を図5に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0027】
[第1の実施の形態]
図1は連系自立自動切替器を分電盤内に収納した場合の系統連系システムを説明する接続回路図、図2は連系自立自動切替器を分電盤内に収納した場合の系統連系システムを説明する要部平面図、図3は連系自立自動切替器を別置き盤に収納した場合の系統連系システムを説明する要部平面図である。なお、図1乃至図3において、従来の技術にて図6を用いて説明した系統連系システムと同じ個所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0028】
図1に示すように、この系統連系システムが従来のものと異なるのは、系統連系保護装置23と電力変換器20とを結ぶ信号線LS を短くして耐ノイズ性を向上するために、解列開閉器22と系統連系保護装置23とセンサ24とを住宅の屋根に設置される太陽電池Eの近傍の電力変換部2に納め、且つ、電力変換器20から正常に出力が得られていれば、系統連系システムの系統連系時と系統分離時とにかかわらず自動的に共用分岐回路Lcに対する電力供給を可能にして、商用電源ACの停電時や異常時であっても共用分岐回路Lcへ電力供給を可能にしていることであり、共用分岐ブレーカ25を分電盤1内に設置して過電流などで共用分岐ブレーカ25が遮断してしまったような場合でも迅速な復旧作業を可能にし、しかも系統分離の際の2系統間の分離を2箇所の接点を介在して可能にしていることである。
【0029】
上述のようなことが可能になる背景には、分電盤1内に納められる連系自立自動切替器3の存在がある。そこで、以下に、連系自立自動切替器3を中心に説明を行なう。
【0030】
図1に示すように、連系自立自動切替器3は、筐体表面に、第1の入力部に相当する入力端子T11,T12と、第2の入力部に相当する入力端子T21,T22と、共用出力部に相当する出力端子T31,T32とを備える。また、連系自立自動切替器3は、筐体内に、第1の継電器に相当するリレー30と第2の継電器に相当するリレー31とヒューズ3fとを備える。リレー30は2つのa接点(常開接点)30a1,30a2と駆動回路に相当する励磁コイル30l とを備える。リレー31は2つのa接点(常開接点)31a1,31a2と2つのb接点(常閉接点)31b1,31b2と駆動回路に相当する励磁コイル31l とを備える。
【0031】
連系自立自動切替器3の内部は次のように接続される。すなわち、入力端子T11はa接点30a1とb接点31b1とを介して出力端子T31に接続する。入力端子T11は励磁コイル30l とヒューズ3fとを介して入力端子T12に接続する。入力端子T12はa接点30a2とb接点31b2とを介して出力端子T32に接続する。入力端子T21はa接点31a1を介して出力端子T31に接続する。入力端子T21は励磁コイル31l を介して入力端子T22に接続する。入力端子T22はa接点31a2を介して出力端子T32に接続する。
【0032】
入力端子T11,T12は共用分岐ブレーカ25の出力部に接続し、入力端子T21,T22は電力変換部2の自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部に接続する。出力端子T31,T32は、電話機などの通信機器のような優先的に電力供給を行う必要のある負荷の接続する共用分岐回路Lcに接続する。なお、共用分岐ブレーカ25の入力部は幹線Lmに接続している。切換開閉器27の入力部は電力変換器20の自立出力線a,c間に接続している。
【0033】
連系自立自動切替器3は、図2に示すように、主幹ブレーカ10、分岐ブレーカ12,…12、連系ブレーカ21、共用分岐ブレーカ25とともに分電盤1内に収納されている。しかも、連系自立自動切替器3にあっても、主幹ブレーカ10、分岐ブレーカ12、連系ブレーカ21、共用分岐ブレーカ25などと同様、長さHや取付幅Wは共役寸法にされている。この例では、連系自立自動切替器3の長さHは分岐ブレーカ12の長さと同じにされており、連系自立自動切替器3の取付幅Wは分岐ブレーカ12の取付幅の略3倍にされている。また、連系自立自動切替器3の高さは分岐ブレーカ12の高さと同じにされている。従って、分電盤1内の限られたスペースを無駄なく有効に活用できるとともに、特別な分電盤を必要とせずに標準的な分電盤を流用することができる。
【0034】
上述の連系自立自動切替器3は、電力変換器20から正常に出力が得られていれば、次のように動作することによって、系統連系システムの系統連系時と系統分離時とにかかわらず自動的に共用分岐回路Lcへの電力供給を可能にして、商用電源ACの停電時や異常時であっても共用分岐回路Lcへの電力供給を可能にする。
【0035】
すなわち、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあれば、系統連系保護装置23からの指示のもとに解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)はオンを継続するとともに、電力変換器20からの指示のもとに、切換開閉器26はオンし、切換開閉器27はオフする。つまり、共用分岐ブレーカ25を介して正常な交流電力が連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力されるものの、自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部に接続する入力端子T21,T22には電力は印加されない。
【0036】
従って、励磁コイル30l は励磁されるものの励磁コイル31l は励磁されず、リレー30のa接点30a1,30a2がそれぞれオンするとともにリレー31のb接点31b1,31b2がそれぞれオンになり、共用分岐ブレーカ25を介して連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0037】
また、商用電源ACに停電や異常が発生すると、センサ24を介して商用電源ACの停電や異常を感知した系統連系保護装置23は、解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)をオフして系統分離するとともに、信号線Lsを介して系統分離時である旨の通知信号を電力変換器20へ出力する。系統分離時である旨の通知信号を受けた電力変換器20は、今までの出力線bを中性線とした出力線a,b,cへの単相3線の交流電力の出力を、出力線a,cへの単相2線の交流電力の出力へ直ちに切り換えるとともに、切換開閉器26をオフし、切換開閉器27をオンする。
【0038】
すると、励磁コイル30l は励磁されないものの励磁コイル31l は励磁されることになり、リレー30のa接点30a1,30a2がそれぞれオフするとともにリレー31のa接点31a1,31a2がそれぞれオンになり、切換開閉器27を介して連系自立自動切替器3の入力端子T21,T22に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給される。
【0039】
更に、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあるとき、電力変換部2の電力変換器20、解列開閉器22、系統連系保護装置23などの点検のために連系ブレーカ21を人為的にオフした場合、依然として、共用分岐ブレーカ25を介して正常な交流電力が連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力される。一方、センサ24を介して商用電源ACの停電や異常を監視している系統連系保護装置23は、人為的な連系ブレーカ21のオフを商用電源ACの停電として感知し、解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)をオフして系統分離するとともに、信号線Lsを介して系統分離時である旨の通知信号を電力変換器20へ出力する。
【0040】
系統分離時である旨の通知信号を受けた電力変換器20は、今までの出力線bを中性線とした出力線a,b,cへの単相3線の交流電力の出力を、出力線a,cへの単相2線の交流電力の出力へ直ちに切り換えるとともに、切換開閉器26をオフし、切換開閉器27をオンする。従って、連系自立自動切替器3の入力端子T21,T22にも交流電力が印加されることになる。
【0041】
このようにして、連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12と入力端子T21,T22とにそれぞれ交流電力が入力されることになるものの、リレー31のb接点31b1,31b2がそれぞれオフになるので、結局のところ、入力端子T21,T22に入力される電力変換部2の自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部からの交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0042】
そして、ここで点検のために電力変換器20を停止したにしても、連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12には共用分岐ブレーカ25を介して商用電源ACからの交流電力が入力されているので、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあるときと同様、共用分岐ブレーカ25を介して連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0043】
つまり、太陽電池Eあるいは燃料電池やバッテリーなどの分散電源の直流電力を交流電力に変換して商用電源ACとの間で系統連系運転を行う系統連系システムに、上述のような連系自立自動切替器3を用いれば、別途複雑なシーケンス制御回路を現場で組み立てたり電気工事を行ったりしなくても、簡単な工事を行うのみで、系統連系時と系統分離時とにかかわらず、つまり商用電源ACの停電時や異常時あるいはメンテナンスなどの点検作業時にあっても、停電を嫌う電話機などの通信機器のような優先的に電力供給を行う必要のある負荷を停電させることなく安心して接続できる、共用分岐回路Lcを簡単に設けることができる。
【0044】
なお、図1および図2に示す連系自立自動切替器3は、主幹ブレーカ10、分岐ブレーカ12、連系ブレーカ21、共用分岐ブレーカ25などとともに分電盤1内に収納されているが、図3に示すように、別途、別置き盤4を設けて、この別置き盤4に連系自立自動切替器3を収納しても良く、この例の場合にあっては分電盤1内に分岐ブレーカ12を3個分多く設けることができ、分岐回路Lbを3回路増やすことができる。
【0045】
また、上述の構成の連系自立自動切替器3にあっては、リレー30の励磁コイル30l には通常使用状態において電圧が常に印加されるものの、励磁コイル30l には直列にヒューズ3fが接続されているので、励磁コイル30l の経年変化による絶縁劣化での巻線短絡を生じたとしても、ヒューズ3fにより電流が遮断されるので、過電流による発煙発火を防止することができる。
【0046】
[第2の実施の形態]
図4は連系自立自動切替器を示す回路図である。なお、前述の第1の実施の形態の連系自立自動切替器と同じ箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。また、連系自立自動切替器の系統連系システムへの接続は、前述の第1の実施の形態の連系自立自動切替器と同様であるので、連系自立自動切替器のみを図示し、以下の説明にあっては、系統連系システムの各部の符号については図1に準じて付すものとする。
【0047】
図4に示すように、この連系自立自動切替器3が前述の第1の実施の形態の連系自立自動切替器と異なり特徴となるのは、第1の継電器に相当するリレー30を、第2の継電器に相当するリレー31と同様、2つのa接点(常開接点)30a1,30a2と2つのb接点(常閉接点)30b1,30b2と駆動回路に相当する励磁コイル30l とを備えるものにするとともに、励磁コイル30l の両端も第2の入力部に相当する入力端子T21,T22に接続する構成である。
【0048】
図1に示すように、連系自立自動切替器3は、筐体表面に、第1の入力部に相当する入力端子T11,T12と、第2の入力部に相当する入力端子T21,T22と、共用出力部に相当する出力端子T31,T32とを備える。また、連系自立自動切替器3は、筐体内に、第1の継電器に相当するリレー30と第2の継電器に相当するリレー31とを備える。リレー30は2つのa接点(常開接点)30a1,30a2と2つのb接点(常閉接点)30b1,30b2と駆動回路に相当する励磁コイル30l とを備える。リレー31は2つのa接点(常開接点)31a1,31a2と2つのb接点(常閉接点)31b1,31b2と駆動回路に相当する励磁コイル31l とを備える。
【0049】
この連系自立自動切替器3の内部は次のように接続される。すなわち、入力端子T11はb接点30b1とb接点31b1とを介して出力端子T31に接続する。入力端子T12はb接点30b2とb接点31b2とを介して出力端子T32に接続する。入力端子T21はa接点31a1を介して出力端子T31に接続する。入力端子T22はa接点31a2を介して出力端子T32に接続する。励磁コイル30l と励磁コイル31l とは、入力端子T21,T22にそれぞれ並列に接続している。
【0050】
入力端子T11,T12は共用分岐ブレーカ25の出力部に接続し、入力端子T21,T22は電力変換部2の自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部に接続する。出力端子T31,T32は、電話機などの通信機器のような優先的に電力供給を行う必要のある負荷の接続する共用分岐回路Lcに接続する。なお、共用分岐ブレーカ25の入力部は幹線Lmに接続している。切換開閉器27の入力部は電力変換器20の自立出力線a,c間に接続している。
【0051】
上述のような連系自立自動切替器3にあっては、電力変換器20から正常に出力が得られていれば、次のように動作することによって、系統連系システムの系統連系時と系統分離時とにかかわらず自動的に共用分岐回路Lcへの電力供給を可能にして、商用電源ACの停電時や異常時であっても共用分岐回路Lcへの電力供給を可能にする。
【0052】
すなわち、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあれば、系統連系保護装置23からの指示のもとに解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)はオンを継続するとともに、電力変換器20からの指示のもとに、切換開閉器26はオンし、切換開閉器27はオフする。つまり、共用分岐ブレーカ25を介して正常な交流電力が連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力されるものの、自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部に接続する入力端子T21,T22には電力は印加されない。
【0053】
従って、励磁コイル30l と励磁コイル31l とはいずれも励磁されずに、リレー30のb接点30b1,30b2がそれぞれオンするとともにリレー31のb接点31b1,31b2がそれぞれオンになり、共用分岐ブレーカ25を介して連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0054】
また、商用電源ACに停電や異常が発生すると、センサ24を介して商用電源ACの停電や異常を感知した系統連系保護装置23は、解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)をオフして系統分離するとともに、信号線Lsを介して系統分離時である旨の通知信号を電力変換器20へ出力する。系統分離時である旨の通知信号を受けた電力変換器20は、今までの出力線bを中性線とした出力線a,b,cへの単相3線の交流電力の出力を、出力線a,cへの単相2線の交流電力の出力へ直ちに切り換えるとともに、切換開閉器26をオフし、切換開閉器27をオンする。
【0055】
すると、励磁コイル30l と励磁コイル31l とはそれぞれ励磁されることになり、リレー30のa接点30a1,30a2がそれぞれオンするとともにリレー31のa接点31a1,31a2がそれぞれオンになり、切換開閉器27を介して連系自立自動切替器3の入力端子T21,T22に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給される。
【0056】
更に、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあるとき、電力変換部2の電力変換器20、解列開閉器22、系統連系保護装置23などの点検のために連系ブレーカ21を人為的にオフした場合、依然として、共用分岐ブレーカ25を介して正常な交流電力が連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力されている。一方、センサ24を介して商用電源ACの停電や異常を監視している系統連系保護装置23は、人為的な連系ブレーカ21のオフを商用電源ACの停電として感知し、解列開閉器22(第1の開閉器22a、第2の開閉器22b)をオフして系統分離するとともに、信号線Lsを介して系統分離時である旨の通知信号を電力変換器20へ出力する。
【0057】
系統分離時である旨の通知信号を受けた電力変換器20は、今までの出力線bを中性線とした出力線a,b,cへの単相3線の交流電力の出力を、出力線a,cへの単相2線の交流電力の出力へ直ちに切り換えるとともに、切換開閉器26をオフし、切換開閉器27をオンする。従って、連系自立自動切替器3の入力端子T21,T22にも交流電力が印加されることになる。
【0058】
このようにして、連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12と入力端子T21,T22とにそれぞれ交流電力が入力されることになるものの、リレー31のb接点31b1,31b2がそれぞれオフになるので、結局のところ、入力端子T21,T22に入力される電力変換部2の自立出力部に相当する切換開閉器27の出力部からの交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0059】
そして、ここで点検のために電力変換器20を停止したにしても、連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12には共用分岐ブレーカ25を介して商用電源ACからの交流電力が入力されているので、商用電源ACが正常で系統連系システムが連係状態にあるときと同様、共用分岐ブレーカ25を介して連系自立自動切替器3の入力端子T11,T12に入力される交流電力が、連系自立自動切替器3の出力端子T31,T32から共用分岐回路Lcへ供給されることになる。
【0060】
つまり、太陽電池Eあるいは燃料電池やバッテリーなどの直流電力を交流電力に変換して商用電源ACとの間で系統連系運転を行う系統連系システムに、上述のような連系自立自動切替器3を用いれば、別途複雑なシーケンス制御回路を現場で組み立てたり電気工事を行ったりしなくても、簡単な工事を行うのみで、系統連系時と系統分離時とにかかわらず、つまり商用電源ACの停電時や異常時あるいはメンテナンスなどの点検作業時にあっても、停電を嫌う電話機などの通信機器のような優先的に電力供給を行う必要のある負荷を停電させることなく安心して接続できる、共用分岐回路Lcを簡単に設けることができる。
【0061】
しかも、上述の構成の連系自立自動切替器3にあっては、リレー30の励磁コイル30l にもリレー31の励磁コイル31l にも、通常使用状態においては電圧が常に印加されるようなことはないので、第1の実施の形態のような励磁コイル30l の経年変化による絶縁劣化での巻線短絡を生じる恐れは殆ど無く、ヒューズも不要で、しかも励磁電流による電力消費も無く、経済的なものにできる。
【0062】
[第3の実施の形態]
図5は連系自立自動切替器を示す回路図である。なお、前述の第2の実施の形態の連系自立自動切替器と同じ箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。また、連系自立自動切替器の系統連系システムへの接続は、前述の第1の実施の形態の連系自立自動切替器と同様であるので、連系自立自動切替器のみを図示し、以下の説明にあっては、系統連系システムの各部の符号については図1に準じて付すものとする。
【0063】
図5に示すように、この連系自立自動切替器3が前述の第2の実施の形態の連系自立自動切替器と異なり特徴となるのは、連系自立自動切替器3の内部に、交流電力を直流電力に変換するための直流電源回路を設け、この直流電源回路の出力によって第1の継電器に相当するリレー30と第2の継電器に相当するリレー31とを駆動できるようにし、リレー30の駆動回路に相当する励磁コイル30l とリレー31の駆動回路に相当する励磁コイル31l とを前記直流電源回路の出力部であるコンデンサCの両端にそれぞれ並列に接続するとともに、リレー30,31をb接点オン圧力を向上させた有極継電器に相当する有極リレーにて構成したことである。
【0064】
直流電源回路は、電流制限抵抗RとダイオードブリッジDとコンデンサCとサージ吸収素子Zとから構成される。直流電源回路の入力部であるダイオードブリッジDの入力部は、電流制限抵抗Rを介して入力端子T21,T22に接続する。サージ吸収素子Zは入力してくるサージ電圧を吸収してダイオードブリッジDの破壊を防止する。
【0065】
b接点オン圧力を向上させた有極リレーを用いる理由は、通常のb接点を備えるリレーではb接点オン圧力が弱いので接点抵抗が増加し、容量性負荷や白熱灯などを投入したような場合に生じる突入電流による接点溶着を防止するためである。b接点オン圧力を向上させた有極リレーとしては、既に公知のリフトオフ方式のばね仕様のものや、既に公知のフレキシャー方式のばね仕様のものなどがある。また、既に周知のように、有極リレーは直流構成とされており直流電源を必要とする。
【0066】
なお、上述の連系自立自動切替器3にあっては、リレー30の2つのa接点(常開接点)30a1,30a2と2つのb接点(常閉接点)30b1,30b2と、リレー31の2つのa接点(常開接点)31a1,31a2と2つのb接点(常閉接点)31b1,31b2とは、第2の実施の形態の連系自立自動切替器と同様に、第1の入力部に相当する入力端子T11,T12と、第2の入力部に相当する入力端子T21,T22と、共用出力部に相当する出力端子T31,T32とにそれぞれ接続されていので、詳細な接続関係の説明は省略する。また、上述の連系自立自動切替器3の動作にあっても、第2の実施の形態の連系自立自動切替器と同様なので、詳細な動作説明を省略する。
【0067】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、直流電力を交流電力に変換して商用電源ACとの間で系統連系運転を行う系統連系システムに、別途複雑なシーケンス制御回路を現場で組み立てたり電気工事を行ったりしなくても、簡単な工事を行うのみで、系統連系時と系統分離時とにかかわらず、つまり商用電源の停電時や異常時あるいはメンテナンスなどの点検作業時にあっても、停電を嫌う電話機などの通信機器のような優先的に電力供給を行う必要のある負荷を停電させることなく安心して接続できる共用分岐回路を簡単に設けることができ、しかも、商用電源と自立出力部とを常時系統分離できて安全を確保できる、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【0068】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、簡単な構成で且つ安価に、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【0069】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて更に、第1の継電器の駆動回路の経年変化による絶縁劣化のための過電流によって生じる発煙発火を防止できる、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【0070】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、通常使用状態においては、継電器の駆動回路に電圧が常に印加されるようなことはないので、継電器の駆動回路の経年変化による絶縁劣化での発煙発火を生じる恐れは殆ど無く、ヒューズなども不要で、しかも励磁電流による電力消費も無く、経済的な、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【0071】
請求項5記載の発明によれば、請求項2乃至4記載の発明の効果に加えて更に、共用分岐回路に接続される容量性負荷や白熱灯などを投入したような場合の、突入電流による接点溶着などを防止できる、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【0072】
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5記載の発明の効果に加えて更に、限られた分電盤内のスペースを有効に利用できるとともに、特別な分電盤を必要とせずに標準的な分電盤を流用することができる、優れる連系自立自動切替器を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の連系自立自動切替器を分電盤内に収納した場合の系統連系システムを説明する接続回路図である。
【図2】上記の連系自立自動切替器を分電盤内に収納した場合の系統連系システムを説明する要部平面図である。
【図3】上記の連系自立自動切替器を別置き盤に収納した場合の系統連系システムを説明する要部平面図である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態の連系自立自動切替器を示す回路図である。
【図5】本発明に係る第3の実施の形態の連系自立自動切替器を示す回路図である。
【図6】系統連系システムを示す回路図である。
【符号の説明】
2 電力変換部
20 電力変換器
21 連系ブレーカ
22 解列開閉器
23 系統連系保護装置
3 連系自立自動切替器
3f ヒューズ
30 第1の継電器
30l 第1の継電器の駆動回路
31 第2の継電器
31l 第2の継電器の駆動回路
AC 商用電源
E 分散電源
H 長さ
Lm 幹線
T11 第1の入力部
T12 第1の入力部
T21 第2の入力部
T22 第2の入力部
T31 共用出力部
T32 共用出力部
W 取付幅
Claims (6)
- 分散電源と、分散電源から出力される直流電力を交流電力に変換する電力変換器を具備する電力変換部と、商用電源に接続された幹線と電力変換部との間に挿入されて系統連系と系統分離との切替を行う連系ブレーカおよび解列開閉器と、商用電源の停電や異常を検出すると解列開閉器を駆動して系統分離を行う系統連系保護装置とを備え、前記電力変換部は系統分離時に交流電力を出力する自立出力部を備える系統連系システムの連系自立自動切替器であって、商用電源に接続された前記幹線に接続される第1の入力部と、前記電力変換部の自立出力部に接続される第2の入力部と、第1の入力部からの交流電力よりも第2の入力部からの交流電力を優先して出力する共用出力部とを設けるとともに、商用電源と前記自立出力部とを常時系統分離できるようにしたことを特徴とする連系自立自動切替器。
- 駆動回路により駆動するa接点を備える第1の継電器と、駆動回路により駆動するa接点とb接点とを備える第2の継電器とを備え、前記第1の入力部は前記第1の継電器のa接点と前記第2の継電器のb接点とを介して前記共用出力部に接続しており、前記第2の入力部は前記第2の継電器のa接点を介して前記共用出力部に接続しており、前記第1の継電器の駆動回路は前記第1の入力部に接続しており、前記第2の継電器の駆動回路は前記第2の入力部に接続していることを特徴とする請求項1記載の連系自立自動切替器。
- 前記第1の継電器の駆動回路と直列にヒューズを設けることを特徴とする請求項2記載の連系自立自動切替器。
- 駆動回路により駆動するb接点を備える第1の継電器と、駆動回路により駆動するa接点とb接点とを備える第2の継電器とを備え、前記第1の入力部は前記第1の継電器のb接点と前記第2の継電器のb接点とを介して前記共用出力部に接続しており、前記第2の入力部は前記第2の継電器のa接点を介して前記共用出力部に接続しており、前記第1の継電器の駆動回路と前記第2の継電器の駆動回路とはそれぞれ前記第2の入力部に接続していることを特徴とする請求項1記載の連系自立自動切替器。
- 前記b接点を備える継電器は有極開閉器にて構成することを特徴とする請求項2乃至4記載の連系自立自動切替器。
- 取付幅は分電盤搭載の分岐ブレーカの取付幅の整数倍であり、長さおよび高さは前記分岐ブレーカと略同じに構成することを特徴とする請求項1乃至5記載の連系自立自動切替器。
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