JP3902951B2 - Acの印加において極性デバイスを用いる方法および回路 - Google Patents

Acの印加において極性デバイスを用いる方法および回路 Download PDF

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Description

【0001】
(説明)
本明細書は、2000年1月4日に出願された「Method and Circuit for Using Polarized Device in AC Applications」という名称の仮出願第60/174,433号および2000年11月9日に出願された米国特許出願第__/___,___号の利益を主張する。
【0002】
(発明の技術分野)
本発明は、概して、AC印加における分極された電荷蓄積デバイスの使用に関する。具体的には、本発明は、バイアス分極デバイス、例えば、一般的なAC印加で用いられる、DC電位を有する分極コンデンサに関する。
【0003】
(背景)
コンデンサは、種々の目的、例えば、エネルギー蓄積、信号結合、モーター開始、力率修正、電圧レギュレーション、同調、共鳴およびフィルタリングのために用いられる。直列および分路を用いて、一般的なAC回路網でコンデンサを実施する、過渡状態および定常状態の両方における動作上の利点が多くある。
【0004】
回路網の効率は、過渡状態の間、力率が向上すると共に向上する。直列コンデンサへの過渡的な印加は、電圧サージの防止、モーター開始、限流、切替動作などを含む。直列コンデンサは、AC回路網の故障および他の過渡状態の影響を緩和し得る。例えば、低力率の過渡電流は、モーター開始、変圧器突入および障害電極電流に起因して、磁気突入電流と関連付けられる。直列容量は、これらの過渡状態の間、全力率および回路網の電圧調節を向上させる。直列のコンデンサバンクも、コンデンサの直列インピーダンスに起因した限流の程度も示す。これにより、障害電極電流が減少し、したがって、生成器、変圧器、スイッチギヤー、バスおよび伝送線サイズの必要条件が減少する。この障害電極電流と直列のコンデンサは限流デバイスとして作動する。インダクタおよびコンデンサから構成された、同調された回路(LC回路)はフィルタリングに用いられる。高い誘導率の直列のバージョンは、コンデンサバンクを故意に短絡させることによって、回路網故障インピーダンスを動的に増加させ得る。直列のコンデンサバンクは通常、変圧器に結合される。瞬時電流変化を抑える変圧器は、瞬時電圧変化を抑えるコンデンサと組み合わされる。これらの特徴により、直列のコンデンサバンクの使用が増加した結果、瞬時回路網電圧の安定性がより増加する。副次的効果は、電圧サージの防止、需用率の向上および電圧レギュレーションを含む。瞬時の電力伝送の効率は適切にコンデンサを使用することにより向上され得る。これらの多くの直列コンデンサの利点は周知でありそして実験室において証明されているが、ユニット価格およびサイズの必要条件により一般的な実施は阻まれている。
【0005】
AC回路網の定常状態の特徴は、コンデンサを組み込むことによっても向上される。高容量の直列接続された電源は、コンデンサに低い定常状態のAC電圧をかける。これは、電気伝送デバイスが直列のコンデンサバンクと共に用いられる場合に有用である。電気波の歪みはコンデンサが増加すると共に対応するように減少する。定常状態の直列コンデンサの適用は、モーターの起動、フィルタリング、力率修正、効率的な電力伝送、電圧ブーストなどを含む。直列のコンデンサバンクにより、誘導生成器が誘導モーターに電力供給して、両方のデバイスに必要な磁化[VAR]を提供することが可能になる。これにより電力供給の効率も向上し、一方、電子グリッドの別の電源、緊急電源、可動装置および携帯の生成器の価格が減少する。さらなる生成容量を線上の同期動作にもたらすことと関連付けられた機械的応力は、直列容量結合が存在することによって緩和され得る。
【0006】
二つの主なコンデンサカテゴリーは分極および非分極である。各カテゴリーを実施させるものには多くある。その単方向で順方向のバイアスの必要条件に起因して、分極コンデンサはほとんどの場合DCおよび小さいAC信号の用途において用いられる。分極コンデンサは、DCフィルタリング用途、例えば、DC電源の出力ステージにおいて広く用いられる。可聴音(音楽)のアンプは、DCバイアスがかけられた分極コンデンサを用いて信号を結合する。逆に、非分極コンデンサは、DCおよび一般的なAC印加の両方において一般的に有用である。残念ながら、非分極コンデンサは、−−特に直列接続された電源において−−そのサイズ、容量、重量、効率、エネルギー密度および価格の制限に起因して、多くのACおよびDCの使用にあまり適さない。標準より小さい非分極コンデンサバンクを用いると、著しく電流波形が歪み、コンデンサにわたって大きな電圧降下が生じ、この結果、エネルギー損失が生じ、そしてAC負荷におけるAC電圧レギュレーションが低下する。
【0007】
逆に、分極コンデンサおよび他の極性電荷蓄積(PECS)デバイスは、非分極コンデンサと比較した場合、容量ユニットごとの価格が低く、質量および寸法も小さい。これらの特徴により、非分極コンデンサより分極コンデンサおよび他の極性電荷蓄積(PECS)デバイスを用いることが好まれる。分極コンデンサおよび他の極性電荷蓄積(PECS)デバイスはさらに、電力周波数で比較的低い直列AC抵抗も提示する。しかし、分極コンデンサおよび他の極性電荷蓄積(PECS)デバイスは、その正極および負極に対する正の「順方向の」電圧を用いてのみ効果的に動作され得る。任意の有意な大きさの逆の電圧により、コンデンサが短絡するようになり、この結果、通常、手榴弾の爆発に匹敵し得る爆発が生じる。実際、固体のタンタルコンデンサを用いる場合、この短絡回路の故障モードは自然燃焼を含む。したがって、分極コンデンサは、たいていの場合、一般的なAC印加に適用可能ではなかった。
【0008】
図1は、分極のアルミニウムの電解コンデンサの通常の動作、および過電圧および逆方向のバイアスの電圧モードでの回路動作をモデリングする。モデルは、直列インダクタ101、直列レジスタ102、並列レジスタ103、ツェナーダイオード104および分極コンデンサ105から構成される。ツェナーダイオード104は、印加された電圧が1.5Vの逆方向のバイアス電圧を越えるか、またはコンデンサの定格動作DC電圧(WVDC)より約50ボルト高い順方向のバイアス状態を越える場合に存在する順方向および逆方向の短絡状態をモデリングする。インダクタ101はコンデンサの自己共鳴振動数のモデリングに適する。直列レジスタ102は、コンデンサ動作で測定される(小さい、m□)等価な直列抵抗(ESR)をモデリングする。並列レジスタ103は、コンデンサDC漏れ電流の現象で測定される(大きい、M□)等価な並列抵抗をモデリングする。低い周波数の動作において、デバイスの動作電圧状態で順方向にバイアスがかけられた電圧により、信号電流が方向コンデンサ105を流れることが可能になる。逆方向のバイアス状態はダイオード104を介して短絡を引き起こす。
【0009】
コンデンサは0ボルトと定格動作DC電圧との間で適切に連続的に動作する。定格の順方向のバイアスサージ電圧に対する約1.5ボルトDCまでの逆方向のバイアス電圧は、コンデンサの適切で過渡的な使用のギリギリの限度を規定する。この、より広い電圧エンベロープ外のコンデンサの動作により短絡回路の状態が生じる。通常、第三のより高いインパルス電圧パラメータがある。コンデンサ上の過度の順方向の電圧により、逆電流がツェナーダイオード104を流れるようになる。この電気の振る舞いを、ツェナーダイオード104を並列、しかし分極コンデンサと反対の極性に位置合わせして示すことによって概略図にモデリングする。ダイオード104を介していずれかの方向に短絡させると、過度の電流および熱が生成され得るようになり、最終的にはコンデンサが故障する。これゆえに、一つの分極コンデンサが通常のAC動作に失敗する。
【0010】
図2は、簡単な回路の実施250を示し、これはDCバイアスがかけられた分極コンデンサを小さいAC信号結合の用途において用いる通常の従来技術の使用を示す。この回路部は、アナログ電気を学ぶ学部生の実験室の演習として通常用いられ、そして複数ステージのアンプに用いられる。回路250は、DCバイアスがかけられた電圧源260と重ね合わされたAC信号源255、および実験室の電源供給機能を含む。AC信号は負荷266に結合され、一方、DCバイアス電圧は分極コンデンサ262によって阻止され、そして分極コンデンサ262に正のバイアスをかける。コンデンサおよびDCバイアス電圧は、重ね合わされたAC電圧およびDC電圧が常に適切な電圧ウィンドウ(window)内にあるように選択される。AC電源出力部分は全DC電源出力を行い、そして全DC電源出力部分は全AC電源出力を行う。AC信号の大きさがコンデンサの定格DC動作電圧に対して増加する場合、波形の歪みがクリッピングの形態で生じる。したがって、最も低い波形の歪みは小さいAC信号に対して生じる。バイアス電圧の大きさは、通常、定格コンデンサのDC動作電圧の半分のオーダである。移動したAC波の波形の忠実度は、AC電圧信号の大きさおよびAC電流が減少するにつれ向上する。
【0011】
非分極コンデンサ264を「研磨(polishing)」用に分極コンデンサ262と並列で示す。非分極の研磨コンデンサは、微同調共鳴、コンデンサの電流比への調整、ESRの減少、帯域幅の調整、波形移動の向上、周波数応答の平坦化、および他のこのような特定用途のアスペクトに用いられ得る。分極コンデンサ262の容量は、通常、研磨コンデンサ264の容量を約2のオーダの大きさだけ越え得る。非分極の研磨コンデンサは動作して信号の歪みを減少させる。
【0012】
図3は、AC電源305、逆直列の分極コンデンサ312、314(まとめて310およびAC負荷320と呼ぶ)を含む回路300を示す。キャップの上の極性マークは、コンデンサ312の瞬時の順方向のバイアス状態、およびコンデンサ314の同時の逆方向のバイアス状態を示す。この逆方向のバイアス状態は、AC電源305の正の位相の間に生じる(もちろん、極性は負の位相の間には逆になる)。
【0013】
分極コンデンサの逆直列の構成は、過渡的に動作するか、または電流が制限される用途で動作する。このような従来から実施されていた逆直列の構成は、上述した内部ツェナーダイオードのような振る舞いを利用する。逆直列の構成は、通常、単相のモーター開始用途において用いられ、そして逆方向のバイアスの短絡に起因した過熱および短命を被る。コンデンサ312がAC電源によって順方向にバイアスがかけられた場合、コンデンサ314は逆方向にバイアスがかけられて、負荷320への半波の電流を短絡させる。次の半波において、コンデンサ314は順方向にバイアスがかけられて、コンデンサ312は短絡される。この従来の逆直列の構成は、DCバイアス状態(下位サイクル(半サイクル)ベースで振動する状態)にとって注目に値する。
【0014】
図4を参照して、Ghoshに対する米国特許第4,672,289号および第4,672,290号は、AC環境において逆直列の分極コンデンサを実施する、向上した方式を教示する。回路460を図4に示す。回路460は、AC負荷470を駆動させるAC電源461と直列の分極コンデンサ462、464およびダイオード466、468を含む。逆直列の対称の分極コンデンサ462、464は、逆に位置合わせされた逆直列のダイオード466、468と並列である。動作中、並列の「分路」ダイオード(466、468)は、各コンデンサにわたって瞬時の負の最大電圧を固定させ、これにより、各分極コンデンサに過度の逆方向のバイアスがかけられることを防ぐ。Ghoshの回路は、外部の別々のダイオードを提供して、各コンデンサから離れる方向の逆電流を分路する。内部のツェナーダイオードのような振る舞いは減少する。これにより、コンデンサ内の熱生成が減少し、そしてその予想寿命が延びる。
【0015】
しかし、残念ながら、この分路ダイオードの解決方法は特定の物質的な弱点を有する。各コンデンサの極性は、AC波形の半波に対して、アセンブリにわたって全AC電圧の影響を受ける。したがって、短絡回路、モーター開始、変圧器突入または同様の状態に関して、全AC電源の電圧が、各逆直列のコンデンサの端子およびダイオードアセンブリにわたって、50%のデューティサイクルでかけられる。ボルト分圧器は存在しない。したがって、実施可能なACリプル電圧は、所与のレベルのAC信号の歪みに対して利用可能なダイオードの電圧定格に限定される。さらに、それぞれの分極コンデンサは、時間中の約50%の時間、低電圧、逆方向のバイアス状態の影響を受ける。ダイオードはAC回路網の電圧波形を歪める。さらに、セルフバイアス回路部はダイオードの限流の対象とならない。これらは熱損失、電流波形の歪み、およびダイオードサイズの必要条件に起因した定常状態の問題である。これらは、過渡的、故障、磁気突入、共鳴および/または開始用途における半導体のさらに著しい問題である。全回路の電流は、定常状態および過渡的な場合の両方において、50%のデューティサイクルで各ダイオードを通過する。この結果、ダイオードを介する著しい熱損失が生じる。さらに、セルフバイアスのDC電圧の振動により、システムの接地基準(ground reference)が揺らぎ、さらに熱放散が増加する。AC信号の歪みはAC信号のサイズに対する不十分なDCバイアス電圧の結果のクリッピングに起因して存在する。半サイクルごとのコンデンサ電荷の再編成に必要なエネルギーはさらなるエネルギー損失である。さらに、この従来技術の解決方法は、多くの電子化学的バッテリーなどの他の分極された電荷蓄積デバイスでの使用に適さない。
【0016】
さらに、回路は電流の必要条件の増加に対して経済的効果が無いことを提示する。コンデンサバンクのアンペア数定格を二倍にした場合、ダイオード、熱溶なども二倍にする必要がある。これは高電流のAC印加における主な資本支出を構成する。さらなる直列ダイオードが実施可能な電圧レベルを増加させるために必要である場合、さらなるダイオードは既存のダイオードと同じアンペア容量を有する必要がある。それぞれの既存のダイオードの順方向の電圧降下は、それぞれの追加のユニットの順方向の電圧降下と一致する。したがって、電力損失および熱生成は比例して増加する。さらに、各ダイオードの約0の不感帯は直列のダイオード数だけ乗算される。
【0017】
したがって、この波形の歪みは逆直列のダイオードの配置、例えば、Ghosh回路における配置に起因し、そして従来の逆直列の配置における内部ツェナーダイオードの振る舞いは処理しにくい。さらに、Ghoshおよび従来の回路は、システムのDC接地基準に進行性の振動効果を与える。これらの問題により、従来およびGhoshのデバイスが一般的なAC印加で不向きになる。これら二つの技術は小さい信号体制の外部で動作し、AC電圧の歪みが最小限に留められ得る。
【0018】
図5を参照して、Norbertに対するドイツ特許第DE4401955号は、過渡的なAC印加で分極コンデンサを用いる回路500を開示する。Norbertによって教示されるように、回路500は単相の非同期式モーターを開始する移相器であるように主に設計される。回路500は、AC電源501、逆直列ペア502、レジスタ503、ダイオード504、誘導負荷505およびスイッチ506から構成される。ダイオード504およびレジスタ503は、永久にAC電圧源501に接続されるか、または交替して異なる負の電圧源に接続される。スイッチ506が開である待ち時間期間の後、ダイオード/レジスタの組み合わせはコンデンサのペアに徐々に順方向にバイアスをかける。Norbertの回路は、AC負荷を適切に開始するためにコンデンサを前提条件とし、そして十分な待ち時間期間がモーター開始の前に利用可能な場合、Ghosh回路よりも予想寿命を増加させる。Norbertにより、Ghoshに対して小さいダイオードのアンペア容量を用いることが可能になる。Norbertは、缶が一つの経済的な構成(economic single can)において、逆直列のコンデンサの中心ノードへの高インピーダンスの接続も提案する。回路を使用可能な状態にするために、外部ダイオード、レジスタおよびAC電源接続のみが必要である。
【0019】
残念ながら、Norbertの回路はコンデンサにバイアスをかけるために相当の時間を必要とする。コンデンサは、AC電圧の大きさのちょうど下まで充電される(ピークツー0)。この理由のため、Norbertの回路は、高いACシステムの電圧印加で低い動作電圧の分極コンデンサを用いることに適しない。さらに、回路は他の分極充電キャリアデバイス、例えば、電気化学バッテリとの使用に不適切である。さらに、Norbertの回路は、単相のモーターまたは他の負荷が次の開始にも接続されたままである場合、再形成された電荷が時間が経つと低下する傾向にあるため連続的な使用には不適切である。次いで、回路は従来の充電されていない逆直列の構成に一致して動作する。したがって、Norbertの回路は、定常状態の場合の小さいAC信号の必要条件を越えることに起因して、AC波形信号をクリッピングする弱点を提示する。
【0020】
したがって、分極された電荷蓄積デバイス、例えば、定常状態のAC印加を含むAC印加における分極コンデンサを用いる改良した方法および回路の必要性が残る。
【0021】
(発明の要旨)
分極された電荷蓄積デバイスは、利用可能な高い容量を経済的に提供する。本発明は、極性電荷蓄電(PECS)デバイス、例えば、分極コンデンサまたは電気化学バッテリーを、新規な回路トポロジーを有する一般的なAC印加において直接用いる。一実施形態において、第一のPECSデバイスおよび第二のPECSデバイスの逆直列の構成をAC回路網内で用いて、AC回路網の動作を高める。少なくとも一つのDC電源は順方向にバイアスがかけられたPECSデバイスを維持するために提供され、一方、上記PECSデバイスはAC信号の影響を受ける。上記AC信号(これはAC負荷を駆動させる)は、上記逆直列デバイスに付与される。上記デバイスは、上記少なくとも一つのDC電圧源によって十分にバイアスがかけられ、この結果、上記デバイスは順方向にバイアスがかけられたまま上記AC信号を結合する。
【0022】
上述の説明は、以下に続く本発明の詳細な説明がよりよく理解され得るように、本発明の特徴および技術的利点をかなり広く概略した。本発明のさらなる特徴および利点を以下に説明する。この説明は本発明の特許請求の範囲の主題を形成する。開示する概念および特定の実施形態は、本発明の同じ目的を実行する他の構造を改変または設計するための基礎として容易に利用され得ることが当業者によって理解されるべきである。このような均等物の構築は上掲の特許請求の範囲に記載したような本発明の意図および範囲から逸脱しないことが当業者によって実施されるべきである。
【0023】
(詳細な説明)
本発明および本発明の利点をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の説明を参照する。
【0024】
(概要)
図6Aは、本発明の一実施形態を概念的に示す理想的な回路600を示す。回路600は、逆直列の分極コンデンサのペア610と直列に接続されたAC電源605、およびAC電源605によって駆動される負荷620を含む。分極の逆直列のコンデンサのペア610は、相互に対して逆直列に接続された分極コンデンサ612および614を含む。図6Aに示すように、コンデンサ612および614はそれぞれ、DC電圧616、618を用いて適切にそして順方向にバイアスがかけられ、これにより、正味の正の電位が各コンデンサにわたって連続的にかけられ、これにより、コンデンサ612および614を一般的なAC印加において用いることが可能になる。
【0025】
各DCバイアス電圧は、各コンデンサの動作AC電圧シェア(share)と接続するだけに十分に大きく、より悪い場合の負のACスイングを補償する。DCバイアス電圧に重ね合わされたAC電圧の正のスイングは、同様に、コンデンサの定格動作電圧より低い。強制的な連続DCバイアス状態は、処理しにくい熱損失、短い寿命、信号の歪みおよび/または振動のDCバイアス電圧状態という従来技術の欠点を排除する。したがって、適切なDCバイアス状態が維持され、そしてAC電圧および電流がデバイスの許容値に対して小さい場合、この回路は定常状態および/または過渡的AC動作に適する。この図面においては簡略にするためにDCバイアスの重畳回路部の詳細を省略するが、以下においてはより詳細に説明する。適切なDCコンデンサバイアス状態を確立して維持するのに適切な多くの回路の実施がある。逆直列の分極コンデンサにバイアスをかけるDC電源は、規則化された電源および規則化されていない電源の両方を含む任意の適切な方式から得られ得る。あるいは、瞬時のアクティブなバイアシングは実用的で、かつ、分極コンデンサの寿命を増長させ得る。
【0026】
回路600は、コンデンサ612、614のDC阻止特徴を利用する。DC電圧616、618は二つの分極コンデンサの端子にかけられる。この説明を目的として、対称のDCバイアス電圧がかけられると仮定する。説明を簡略にするために、コンデンサ612および614はお互い容量が等しいことも仮定する。しかし、これらの条件は本発明の必要条件ではない。この実施形態において、各DCバイアス電圧の値は、逆直列のペアのコンデンサにわたる、絶対最大値(RMSではない)のピークツー0のAC電圧の少なくとも半分である。これはかけられたピークツーピークの電圧の大きさの四分の一である。コンポーネントの変形を説明し、そして小さい信号体制を維持するために、印加されたDCバイアス電圧は多少増加する。DCバイアス電圧は回路のAC動作に悪影響を与えない。これは適切な順方向のバイアスを提供し、そしてAC電圧の歪み、コンデンサの逆方向のバイアス、ダイオードの順方向の伝導、コンポーネントにおける熱生成、DC基準電圧振動および従来技術の用途の早発性の故障特徴なく、連続的な動作を可能にする。
【0027】
理想的な構成において、DCバイアス電源はAC電源から絶縁されている(分離している)。したがって、この理想的な場合、瞬時のDCバイアス電圧または電流は接続されたAC回路網を妨害する。さらに、高調波または低調波の歪みは、容量性のAC電流パスまたはバイアス電源のいずれかによってAC回路網に付与されない。さらに、このDCバイアス電源は、無限の双方向ACインピーダンスおよび0DC抵抗を提示する。同様に、分極コンデンサを通るAC電流パスは、0の双方向AC抵抗および無限のDC抵抗を提示する。ACおよびDC電圧は重ね合わせの原理に従って存在する。したがって、AC/DCインターフェースによって、相互または隣接した電気機器に電磁的な妨害が生じない。分極コンデンサは、AC過渡状態およびAC定常状態の場合の両方におけるDC電源のDC負荷であると考えられ得る。
【0028】
回路600を簡略にすると得られる情報が多くなる。これは、主に分極コンデンサがAC回路網で直接用いられ得、そしてAC電圧分割機として機能し得ることを示すように機能する。これは、AC回路網での優雅に簡単に実施された極性コンデンサの使用を構成し、そして従来には知られていなかった結果を提供する。コンデンサを介してのみAC電気的パスは存在し得る。中心ノードが固定された接地基準に対してバイアスがかけられるため、二つの別々の逆直列の実施は相互に並列で、適切なバイアス電圧を用いて動作され得る。
【0029】
図6Bは回路650を示す。回路650は、AC電源652、分極コンデンサ662、664、インダクタ668およびAC負荷670から構成される。インダクタ668は、逆直列の分極コンデンサのペア662、664を物理的に分離する。極性の方向およびコンデンサ662、664のDCバイアス電圧は図6Aに示すものとは逆であることに留意されたい。コンデンサの上の極性マークは、コンデンサの連続的な順方向のバイアスを示す。定常状態で回路の周囲においてDCおよびAC電圧を足して0にされることが検証され得る。インダクタにわたる定常状態のDC電圧は無視できる程度であり、したがって、コンデンサの正のノードは事実上同一のDC電位を有する。したがって、DC接合ノードはインダクタを介した連続性を維持する。AC電源652およびAC負荷670はコンデンサの負極を単に物理的に分離しながら、同じDC電位のままにあることに留意されたい。AC電源652は、コンデンサ662、664およびインダクタ668から構成されるLC回路によってAC負荷670に結合される。LC回路は通常、フィルタとして用いられる。回路ACパラメータ、例えば、力率、インピーダンスなどは、インダクタのインダクタンスを調整可能に制御することによって変更され得る。これはタップを変更したり、または分路に配置された低い抵抗を介してインダクタを短絡させることによって達成され得る。DCバイアス電源の詳細は説明を簡単にするために図面から省略される。この図面は、AC回路の要素がAC印加の順方向にバイアスがかけられた逆直列のPECSデバイスを分離し得ることを示すように機能する。
(回路の実施)
図7は、二つの明示的な同一のDC電圧源774および786を用いる回路750を示す。それぞれの接地されていないDC電圧源は、DC接地基準(AC阻止)レジスタ788を介して、分極コンデンサ778および782にそれぞれバイアスをかける。非分極研磨コンデンサ776、784は分極コンデンサ778および782それぞれにわたって並列で接続されて、対応するコンデンサの組776/778および782/784を形成する。AC信号はAC電源772からコンデンサの組を介して誘導/抵抗負荷790に伝送され、そしてDC電圧源の出力部分を介して伝導される。極性コンデンサの逆直列の配置は、バイアスと共に、このAC信号の用途に用いることを可能にする。AC電源772の出力部分および負荷790の両方は、定常状態のDC短絡回路として機能し、これにより、DC電源774、786がコンデンサの組にバイアスをかけることが可能になる。阻止レジスタ788は、この対称の接地されていないDCバイアス方式で、負の極性の基準電圧レベルにDC電流パスを提供する。レジスタはコンデンサに対して十分に高いACインピーダンスを有して、実質的にAC信号にとって開回路として見える。この回路の実施形態は、対称にバイアスがかけられた逆直列の分極コンデンサを用いて、AC信号を伝送することを主に示すように機能する。重ね合わせの原理を明示的に示す。AC電源772と負荷790との間の一つのバイアスがかけられていない非分極コンデンサがコンデンサ776および784と置換されて、より効果的にAC信号の伝送を研磨し得ることに留意されたい。全AC信号が二つのDC電源の出力部分を通過することに留意されたい。DC電圧はコンデンサとレジスタ788との間で分割される。システムは任意の一つのノードに任意に接地され得ることに留意されたい。DCバイアス電圧レベルは、よい信号伝送の忠実度(低調波の歪み)のためにAC信号のサイズよりも相当高く設定され得る。
【0030】
図8は、本発明を実施する回路の一実施形態である回路800を示す。回路800は、AC電源805、逆直列の分極コンデンサ812、814、ダイオード816、レジスタ817、DC電圧源818および三位置型スイッチ819を含む。逆直列のコンデンサ812、814の二つのウィング(wing)は最初に適切に順次、バイアスがかけられ得る。図示する回路の構成を用いて、そしてスイッチを中央位置(開)にして、持続性のあるDCバイアス電圧および無限のACインピーダンス(開回路)の近似が達成される。しかし、最初に電荷が与えられたDCバイアス電圧は、コロナ効果およびコンデンサを通る漏れ電流に起因して悪化する。二つのウィングは同一のバイアス電圧および電荷が減衰する速度を維持することに留意されたい。したがって、スイッチ819を前後にすることによって、コンデンサ812、814はその充電を維持し得る。通常のAC電源が変圧器の巻線によって負荷に供給されることに留意されたい。回路が用いられる場合、バッテリスイッチはいずれか一方のウィングに入れられ、両方のウィングのバイアス電圧が中心ノードに対して上昇する。二つの電圧の変化速度は異なるが、両方とも増加する。すなわち、二つのウィングは等しいDCバイアス電圧を有する。当業者であれば、変圧器巻線(AC電源805)および負荷が定常状態の短絡回路として動作して、DCバイアス電圧差をなくすことが容易に検証され得る。スイッチが横方向の位置にある場合、所定のAC電流がDC電源818(例えば、バッテリ)を流れる。この場合、理想的には、単一方向で一時的でなく、そしてレジスタ817の大きさ、コンデンサ、AC負荷およびAC電源のパラメータに依存しない。この場合、理想的な回路構成は任意の程度まで動作する。スイッチは回路の動作に必要ではないが、動作の原理を説明するために有用であり、そしてDC電圧源を保持する目的にユーティリティを有する。
【0031】
ダイオードは概して(そして特にダイオード816は)逆方向のフローの場合には、高いACインピーダンスをみごとに実施し、一方、順方向のDC電流が自由に流れることを可能にする。ダイオード816は順方向のAC電流の半波を阻止しない。あるいは、スイッチ819は、固体スイッチまたはエレクトロメカニカルデバイスとして実施され得る。スイッチ819は、所与の半波に対して、連続的にDC電圧源818を適切なコンデンサ812または814にリンクし得たり、またはいずれかの側に単に断続的に接続し得る。比較的大きなレジスタ817(またはインダクタ)は、DC電圧源818をコンデンサ812、814に効果的にリンクしながら、AC信号を阻止する。しかし、他の高いACインピーダンスの回路要素が用いられ得る。したがって、DCバイアス電源は、電気スイッチ819、DC電圧源818、レジスタ817およびダイオード816から構成される。コンデンサの極端に低いAC抵抗および比較的低いACインピーダンスはAC電流を効果的に分路する。電気スイッチが開である場合、DCバイアス電源の正極はコンデンサの正の端子から絶縁される。通常のAC回路網において、ニュートラル線はシステムの接地に接続される。DCバイアス電源の負の端子は分極コンデンサ812、814の負の端子に接続される。DCバイアス電源および二つの分極コンデンサは相互にDC分路を介し、そして、負の端子において、回路800のホット、ニュートラル、そして(ある場合には)接地とは異なるDC電圧レベルを維持する。通常のAC電源内に変圧器巻線が存在することに起因して、ホットワイヤ、ニュートラルワイヤおよび接地ワイヤは実質的に同じDC電位であることに留意されたい。ACからコンデンサの負の端子を絶縁することは、AC電源および/またはAC負荷における開回路または完全短絡のいずれもがコンデンサにわたってかけられたDCバイアス電圧にいかなる影響も有さない点によって強調される。同様に、完全短絡は、コンデンサの電荷量が散逸するまで、AC線のDC基準電圧レベルまたは回路の動作に影響を与えずにDC電圧源を交換し得る。
【0032】
図9は、本発明の別の回路の実施形態900を示す。回路900は、AC電源905、逆直列の分極コンデンサ912、914、DC電圧源926、AC阻止ダイオード932、AC阻止レジスタ934、935およびAC負荷940を含む。ACのニュートラルパスおよび/または接地パスは説明を簡単にするためにこの図面から省略する。ACから見て、レジスタ934、935は、分極コンデンサ912および914の反対側に実質的に並列に接続され、そして小さく等しい抵抗値の場合に、レジスタ934、935は、コンデンサのコンポーネントの変形に起因してACボルト分割を修正し得る。正のDCバイアスは各極性コンデンサにわたって維持され、これはDC電圧源926を用いて、ダイオード932ならびにAC阻止レジスタ934および935(これらはまとめてDCバイアス電源として機能する)を介して行われる。DCバイアス電源は実質的にコンデンサと分路を介する。ACの阻止レジスタ934、935は実質的にAC直列であり、そして大きい抵抗値に関しては、任意の有意なAC電流が逆直列のコンデンサ912、914のパスを回避することを防止する。ダイオード932と直列に組み合わされた阻止レジスタ934、935は、著しいAC電流がDC電源926を流れることを防止する。任意の適切なレジスタサイズ(例えば、40□より下から100k□より上のサイズ)はレジスタ934、935に適切である。したがって、回路900用のDCバイアス電源は、DC電圧源926、ダイオード932およびレジスタ934、935から構成される。さらなる抵抗は、DC電圧源926およびダイオード932と直列に配置されて、電源を介してAC電流を減少させ得る。定常状態において、DC電圧源926は、通常のコンポーネント値のDCに対して、コンデンサ912、914と実質的に分路を介する。選択されたコンデンサは、DC電圧源926の値の少なくとも二倍の電圧定格を必要とし、コンデンサにわたって同様の大きさのAC波の重ね合わせを可能にし得る。
【0033】
追加のアンプのAC電流が所望される場合、追加のコンデンサは、コンデンサ912、914にわたって並列に追加され得る。追加のバイアスがかけられた逆直列のコンデンサバンクまたは逆直列の様式で接合された直列の分極コンデンサも、増加したAC電流または電圧容量用にそれぞれ追加され得る。この方式の最大アンペア定格を最終的に制限する要因は、バイアス電流の必要条件、すなわちDC電源の電力制限である。しかし、DC電源は任意のサイズに構築され得るため、この場合に存在するような本質的な制限がない。さらに、DC電力の必要条件は、通常、本発明のわずかなAC電力定格である。DC電圧電源926が電圧が規則化された電源である場合、逆直列に配置された電気化学バッテリがコンデンサ912、914に置換され得る。ウィングごとにいくつかの直列のバッテリ電池が必要であり、そして充電/放電DCバイアス電圧ウィンドウが考慮されるが、実施可能な容量ゲインは莫大である。したがって、簡単な特定用途の設計工程を用いて、任意のPECSデバイスがこの回路において用いられるように適合され得る。
【0034】
現実的な問題として、電気製造の技術分野内においてコンデンサのバンクを別々にヒューズする(fuse)ことが慣例である。この慣例は、コンデンサバンクに別々にバイアスをかけそしてヒューズするようにも拡張される可能性が高い。
【0035】
図10は、AC回路網におけるバイアスがかけられた、分極コンデンサの別の使用を示す回路1000を示す。図7の回路を適合すると、回路1000は、一般的なAC電力生成、伝送および分配のより実際的な解決方法を提供する。回路1000は、AC電源1005、逆直列の分極コンデンサ1009、1023、非分極の研磨コンデンサ1011、DC電圧源1013、1027、ACの阻止レジスタ1015、1025、1017およびAC負荷1031を含む。DCバイアス電源は、DC電圧源1013から構成され、そしてレジスタ1015は分極コンデンサ1009と実質的に分路を介する。同様に、DCバイアス電源は、DC電圧源1027から構成され、そしてレジスタ1025は分極コンデンサ1023と実質的に分路を介する。この回路は、上述した回路と類似し、冗長なDCバイアス電源が直接、分極コンデンサにわたって並列に接続されている点のみが異なる。この回路は、一般的なAC印加においてユーティリティを有する。大きいインピーダンス(□−k□)のバイアス(AC阻止)レジスタ1015、1025により、DCバイアスが生じて、ACを目的とした開回路として存在することを可能にする。インダクタ(または他のACの開回路のデバイス)は、バイアスレジスタ1015、1025と置換され得る。大きい(k□M□)阻止レジスタ1017は開回路によって置換され得る。同様に、阻止レジスタ1017は、DC電源の中心ノードとPECSデバイスの中心ノードとの間に再配置され得る。
【0036】
図11は、一つの絶縁されたDC電源1115を用いて、必要な対称のアクティブDCバイアス電圧を提供する、一般的なAC回路網の用途における分極コンデンサの連続的な動作のための容量性の電力結合の構成1100を示す。回路1100は概して、AC電源1105、逆直列の分極コンデンサ1112、1114、DC電圧源1115、阻止ダイオード1117、バイアスレジスタ1119、1121およびAC負荷1130を含む。絶縁され、規則化されていないDC電圧源1115は、分離変圧器、全波のダイオードブリッジおよび二つのインダクタの出力部分、ならびに分極コンデンサ1124から構成される。DCバイアス電源は、DC電圧源1115、ダイオード1117およびレジスタ1119、1121から構成される。オプションの番号の付いていないレジスタをDCバイアス電源の負の鉄心脚に示す。バイアスレジスタ1119、1121およびダイオード1117は、高いACインピーダンスを提供しながら、分極コンデンサ1112、1114への良好なDC充電電流を可能にする。ダイオード1117は、DC電源においてダイオードブリッジが故障した場合のDC電流の逆流をさらに防ぐ。インダクタ1122、1123、コンデンサ1124およびダイオード1117から構成されるDC電源の出力部分は、機能を妥協することなく省略され得る。コンデンサ1112および1114は、定常状態システムのDC負荷を構成し、そしてDCに対して分路を介するが、ACに対して逆直列である。分離変圧器は、DC電源セット内の比をDCバイアス電圧レベルに変換し、そしてAC電源1105に実施可能に接続される。ノードAおよびノードBのDC基準電圧レベルは実質的にACシステムの接地電圧であり、ノードDはDCバイアス電源によって接地より下に保持される。AC電源からDC電圧源を分離すると、コンデンサ1112、1114のいずれかの方向を用いることが可能になる。すなわち、バイアス電源の極性が逆にされると仮定すると、コンデンサの正極がノードDで接続され得る。この場合、ノードDの基準DC電圧は、ACシステムの接地レベルより上である。
【0037】
AC負荷に送達された電力は、バイアス電源の電力の必要条件より大きいオーダを有するものが多くあり得る。AC電源1105は、一つ以上の誘導巻線、例えば、生成器から変圧器への誘導巻線を含むと仮定される。これは、定常状態のDC短絡回路を提供する。重ね合わされたAC波およびDCバイアス電圧は、コンデンサ定格DC電圧より低い必要があるが、AC電圧波形におけるすべての点で正のバイアスを維持する必要がある。DCバイアス電圧の大きさは、かけられたAC電圧波形の大きさを著しく越えて、AC信号の高調波の歪みを減少させる。負のコンデンサの極性を示す点Dにおける基準電圧レベルは、図示する単相のACシステムにおいて接地より下に保持される。コンデンサを通るDC漏れ電流の大きさが極めて小さいことに留意されたい。AC電源およびAC負荷のDC電圧レベルは、ACシステムの接地と事実上同一であるように仮定される。したがって、極性コンデンサの負の接続がこの実施においてシステムの接地より下である。さらに、コンデンサの極性およびDCバイアス電源は同時に逆にされ得る。この逆転は、極性コンデンサの正極を接地基準より上に上げるが、AC電力の伝送には有意な一次的な影響を全く与えない。さらに、一意の(または共通のバイアス電圧)を備えた複数の並列回路が用いられ得る。これは、AC回路のさほど重要でない定常状態のDCバイアスが生じることを示す。逆直列の方向選択の選択は、コンデンサの場合の接地、安全、慣例、冷却、伝送機能および他の二次的な考慮および問題に関連し得る。
【0038】
ノードCに接続するレジスタ1119、負のDC鉄心脚内のレジスタおよびレジスタ1121は、コンデンサの瞬時の対称のDCバイアスを提供する。通常の誘導および抵抗のAC負荷および電源はDC短絡をシステムの接地に提供することに留意されたい。分極コンデンサ間にAC負荷またはAC電源を配置することが物理的に可能である。負荷の両側のon/offスイッチ(図示せず)はこの実施においてDCバイアス電源に抵抗を有するように接続されることが好適である。この構成は、AC電源およびAC負荷を異なるDC接地基準点で動作させる方法を提供する。レジスタがノードA、DおよびCに接続されるまで、DCバイアス電圧源がノードBにおけるACシステムの接地から完全に独立していることに留意されたい。これは、AC分離変圧器および全波の整流器ブリッジに起因する。連続的なDCバイアスに必要な条件は、半波の整流器を供給されることであり得るが、次いで、1/2の基本振動数の高調波がAC回路網内に注入される。
【0039】
絶縁され、規則化されたDC電源は、バッテリの有無に関係無く、所望の場所に用いられ得る。同様に、バイアス電圧は、インダクタまたは他の低いDC抵抗、高いACインピーダンス回路要素を備えたコンデンサを有する分極のAC信号に結合され得る。DC電圧源1115およびダイオード1117の出力部分は排除され得て、レジスタ1121、1119およびコンデンサ1112、1114が簡略化された出力部分として機能することを可能にする。
【0040】
図12は、本発明の一実施形態を組み込んだ三相で三つのワイヤのACシステムを概して示す回路1200の図であって、DCバイアスの詳細は省略された図を示す。回路1200は、三相の電源1201(デルタの構成で示す)、順方向にバイアスがかけられた逆直列の分極コンデンサのペア1209A〜1209C、および三相のAC負荷1211(これは負荷1211A〜1211Cを含む)を含む。適切にバイアスがかけられた高いACインピーダンスバイアスシステムに関して、これは工学的目的において適切な近似である。バイアスがかけられた極性コンデンサアセンブリのACパラメータはAC回路を分析するだけに十分である。この目的からAC回路モデルにおけるDCの詳細を示すことは明らかに不必要である。したがって、図12は、図6Aの三相のバージョンのバイアス電圧表示を省略したものである。コンデンサにおけるDC電圧阻止の公知の特徴により、バイアスの詳細がAC回路を分析するために不必要になる。しかし、所望の場合、システムのDCバイアス電圧レベルは安全および保持の目的から留意され得る。これは直列接続された電源として示されることに留意されたい。図示するAC負荷が限流デバイス、例えば、3□レジスタである場合、この組み合わされた負荷は、電源変圧器のいずれかの側で他のAC負荷用の分路力率修正デバイスになる。このデバイスはハードワイヤードまたは制御可能であり得る。表示された負荷が有用な動作を実行する場合、力率修正はシステム内のワット数を増加させることなく達成される。本明細書に記載するプロセスに従って構築された任意の回路容量は、AC電源から見られるように、非分極コンデンサの端子特徴を実質的に提示する。したがって、概略図は、設計、分析および故障探究において不必要な詳細を割愛する。分極コンデンサの実施の詳細は必要に応じて参照され得る。逆の曲線と線とが交互になる概略図は用いられて、所望の場合には、逆のコンデンサの配置を示し得る。他の多相の構成、例えば、九相などは同様に示され得る。コンデンサの逆直列のペア、例えば、イベント回路網の動作パラメータがコンデンサの逆直列のペア1209Bの省略を必要とした場合、これを省略し得ることに留意されたい。コンデンサ1209A、1209Cの負極は、依然、AC電源および負荷のレベルより下にバイアスがかけられ得る。
【0041】
図13は、コンデンサにバイアスをかけるための、三相で絶縁され、規則化されていないDC電源を備えた、三相で四つのワイヤのACシステムを示す。三相のDC電源(DC電圧源)1301は用いられて、本発明に従って分極コンデンサのペア1309に順方向にバイアスをかける。電源1301は、概して、変圧器一次コイル1302A、変圧器二次コイル1302B、ダイオードブリッジ1303、チョーク1304および1305、ならびに分極コンデンサ1306、ならびにこの実施例においてはダイオード1307を含む。DC電源とレジスタ1308、ノード4〜10と関連付けられたダイオード、およびノード1〜3と関連付けられたダイオードとレジスタとの組み合わせは、DCバイアス電源を含む。ダイオードブリッジ1303は、三相で六パルスの全波デバイスである。ダイオード/レジスタ直列要素は、図示するように、DC電源の負の鉄心脚をそれぞれ分極コンデンサの中心ノード1、2および3に接続する。DC電源の正の鉄心脚は、レジスタ1308およびダイオード1310(ダイオード#4〜10)を介して、分極コンデンサノード4〜9およびシステムニュートラルワイヤ10に接続される。逆直列ダイオード4および7は、A鉄心脚からのAC電流を阻止しながら、上にリストした中心ノード1を介して逆直列のコンデンサにDCバイアスをかける。B鉄心脚およびC鉄心脚は同様にDCバイアスがかけられる。AC電流は電源からA鉄心脚、B鉄心脚およびC鉄心脚内のDCバイアスがかけられた逆直列のコンデンサを介して負荷に供給される。図示するように、AC電源のA鉄心脚、B鉄心脚およびC鉄心脚はコンデンサおよび変圧器の一次コイルに同時に供給する。AC電力の広いマジョリティがAC負荷に送達される。他の多相のACシステムのコンデンサ結合回路部は、同様に実施され得る。上に示したように、バイアスDC電源の例示の実施は任意である。特定の用途は、最適の長期の実行を実施する別のDC電源を必要とし得る。通常、ACシステムにおいて、ニュートラルノード10はハードグラウンド、接地レジスタ、インダクタまたはコンデンサを介して一つの点で接地される。DC電圧源1301を特徴とする設計絶縁(design electrical isolation)は、AC電源、分極コンデンサ、AC負荷およびシステムの接地(存在する場合)に接続された場合に所定の効果を失うことに留意されたい。
【0042】
第一の側のデルタ変圧器の巻線1302AおよびAC電源(Wye、Scott Tee)の巻線は、冗長のパスを提供し、そしてノード4〜10において統一システムの定常状態のDC基準電圧を規定する。インダクタ1304、1305、ダイオード1307およびレジスタ1308は、システム(ブロック)AC電流がDC電源に伝導することを防ぐ。PECSデバイスの中央ノード1、2、3は、実質的に均一のPECSデバイスのDCバイアス電圧を提供するDC電源1301によってより低いDC電位に保持される。このDCバイアス電圧の大きさは、ACシステムの接地の慣例によって変化しない。一つのDC電源は1309に示す三つのPECSデバイスのペアにバイアスをかけることに留意されたい。これらのコンデンサのペアは、実質的にDC分路を介しているが、三つの別々のAC鉄心脚内にある。実際、各容量のペアの各巻線は、DC電源1301と実質的にDC分路を介する。
【0043】
図14は、別の三相で四つのワイヤのACシステムを示す。このシステムは、分極コンデンサ1409にバイアスをかけるための、三相で接地されず、規則化されていないDC電源1401を備える。ダイオードマニホールド(1310)の代わりに、抵抗マニホールド1410を例示の実施形態において代わりに用いる。標準的な工学を目的とした近似において、インピーダンスの大きさの差異のオーダは機能的に上述の回路と同様である。容量ACインピーダンスは低く、これにより500[□]ACレジスタは、上述の回路のAC電流阻止ダイオードと実質的に同じ端子の振る舞い、120:208[VAC]、60Hertzのシステムを提示する。この回路は、電気が、当然、最も低い抵抗パスを進むことから、ノード1〜10に接続された500[□]レジスタと分路を介するコンデンサのミリオーム(m□)のESRを用いて、DC回路部よりコンデンサ中へとAC電流を効果的に方向付ける。1409以外の図示するすべてのコンポーネントは、この実施例においてDCバイアス電源を構成する。別の方法のバイアスを用いて、多くのこのような高いACインピーダンスバイアス方式を構築して本発明の目的を達成し得ることを示す。
【0044】
図15は、図13および図14に上述した分極コンデンサにバイアスをかける別の誘導方法を示す。図15は、直列のAC電源、負荷および1509とラベル付けされた逆直列のコンデンサ、三つの別個の三相のインダクタコイルおよびDC電圧源1501から構成される。DC電圧源の正の鉄心脚は出力ダイオードP1およびP2に接続され、負の鉄心脚は出力N1を用いて限流ダイオードに接続される。これらの線に沿って、追加のバイアス方式が本明細書において提案されることが当業者に明らかであるべきである。出力N1はノード1〜3においてインダクタを介して極性コンデンサの負に接続され、一方P1およびP2は、この三相で三つのワイヤ(デルタ)のACシステムにおいて、1509とラベル付けされたコンデンサの正極4〜9に接続される。DCパス内に直列抵抗要素が追加されて、DC電源を通るAC電流をさらに減少させ得る。整流器の分離変圧器を説明を簡略にするために概略図から省略していることにも留意されたい。したがって、適切に選択された、高いインピーダンスのインダクタまたは変圧器コイルが用いられて、DC電圧源を分極コンデンサに結合しながら、AC阻止ユーティリティを提供し得る。
【0045】
この現象には注意が必要である。磁気コイルまたはDCバイアス電圧にわたって配置された小さい抵抗により短絡が生じる。これにより、用心していない場合には、分極コンデンサにわたって破壊的で逆の電圧状態が生じ得る。極性が逆転することによるハザードは当業者に周知である。この理由から、通常の過程は、ユニットとして分極コンデンサアセンブリを用いるべきである。中心ノードに繋がれたハイパス、ローパス、バンドパスおよび阻止フィルタは、これらの同じ理由から細心の用心をもって試される必要がある。
【0046】
モーターおよび変圧器が内蔵コイルを有することを思い出されたい。エネルギー変換機器が通常、分離変圧器を含むことをさらに思い出されたい。本発明および並列に接続された他の機器を介して、一つ以上のACモーターを動作させる分配レベルの変圧器を考えられたい。この通常の場合において、インダクタコイルおよびレジスタパスが、電源およびコンデンサバンクの負荷側の両方において存在する。これは、Wye、Scott Tee、高い鉄心脚デルタ、開デルタおよびデルタタイプの接続のためのホット線、および最初の三つ:Wye、Scott Tee、高い鉄心脚デルタおよび開デルタのみの場合のニュートラル線に当てはまる。AC電力システムで広く行われている接地が固体の抵抗または誘導タイプであることに留意されたい。したがって、通常の定常状態の動作モードにおいて、通常の単相および多相電気回路網でコンダクタへの冗長なDCバイアスパスがある。コンデンサバンクの内部ノードは冗長的に接続され得るが、上の状態に起因して、これは外部ノードに必要であるとはほとんどの場合考えられない。
【0047】
図16は、回路1600を図示する。この回路は120:240[VAC]単相システムのために適切な本発明の実施を提供する。これは、米国において用いられる最も一般的な家庭用AC分電方式である。逆直列コンデンサアセンブリ1609が各ホット鉄心脚(hot−leg)において存在するが、ニュートラルアセンブリが含まれてもよいことに留意されたい。コンデンサアセンブリDC接合ノード(junction nodes)は、システムの接地より低くバイアスされる。DC電力供給およびAC電流阻止の詳細は、簡略化するために模式図から省略される。ACシステムの接地、ニュートラル鉄心脚およびホット鉄心脚は、定常状態DCに関して等電位の表面である。分極コンデンサは、離散的ACリップル電流比を用いて利用可能である。並列コンデンサまたはコンデンサアセンブリは、任意の電流比を理解するために必要とされ得る。過渡的(インパルスおよびサージ)および/または定常電流パラメータは、所与の用途において必要とされる分極コンデンサの数および設計を決定するために用いられ得る。図16は、各内部素子と分路を介して構成されるコンデンサの並列アセンブリを示す。並列接続は、ハードワイヤリングされているかまたは制御可能であり得る。そのような用途のためのAC負荷には、2つまたは3つのワイヤ120VACまたは2つ、3つまたは4つのワイヤ240VACによって電力が供給され得る。変圧器および負荷のニュートラルワイヤ(load neutral wire)の中心部の巻線はこの回路において堅固に接地される。
【0048】
共振等の回路網パラメータおよび目標は、コンデンサのバンクのスイッチングをすることによって達成され得る。このスイッチングは、手動、電機的に達成され得るか、または物性状態手段によって達成され得る。多くの場合において(アルミニウム電解コンデンサを制限しないことを含んで)、容量、直列抵抗器、ACインピーダンス、耐用年数、散逸率等は、環境およびコア温度をレギュレーションを用いることによっても制御され得る。これらのコンデンサパラメータおよびコンデンサの寿命は核心温度によって変化し、意図的に温度を変化させることによって、いくらか調節され得る。
【0049】
並列ユニットの適切なDCバイアスを維持することが所望される。制御可能なスイッチングユニットの場合、スイッチングメカニズムの周りに高いACインピーダンスおよび低いDC抵抗接続を提供することも有利である。電源変圧器は、DC接合ノードを除いて、回路1600の各ブランチに過剰なDCバイアス経路を提供することも留意されたい。図16の回路は、ウィングおよび中心部のノードへのDCバイアス経路、ならびに240:120[V]出力の120[V]鉄心脚における各PECSデバイスのAC経路に別々にフューズを付けることによってカスケード障害に対する影響を少なくし得る。図16の回路は、中心部のノードを所望するならば、出力を分離することによってAC電流分割器回路にさらに変換され得る。
【0050】
図17は、4n+分極コンデンサおよびバイアス回路1700の高電圧の実施の説明を単純に示す。回路1700は、通常、AC電源1701、逆直列分極コンデンサ1702〜1705およびAC負荷1716ならびにDCバイアス回路を含む。DCバイアス電源は、抵抗器1706、1707、1708、1713、1714およびDC電圧電源1709〜1712を含む。コンデンサ1702、1703はコンデンサ1704、1705と同様に直列である。コンデンサのペア1702、1703および1704、1705は、逆直列AC構成に結合される。これらのペアは、さらに、実質的に、互いにDC分路を介して接続される。従って、DC充電電流、漏れ電流およびバイアス電圧は、並列して2つのコンデンサの構成と対面する。しかしながら、AC信号は、効果的にも4つのコンデンサが直列に接続された構成を通過する。このポイントは、コンポーネントの許容差またはエラーを考慮に入れるとき、最大のコンデンサ電圧を決定する際に重要である。このシステムは、6n+、8n+の構造、および分極コンデンサを用いる比較的高電圧のACコンデンサを可能にするように拡張され得る。全体の対称性が維持されることに留意されたい。この特定の実施において、バイアス電圧は明確に外分される。これは必要ではないが、1つのバイアス方法を例示したにすぎない。他のコンデンサのクラスおよびタイプを用いる場合のように、コンデンサは、元来、コンポーネントエラー内でACおよびDCの両方の分圧器としての機能を果たす。単一のDC電圧電源または2つのDC電圧電源は、適切なAC阻止デバイスで、およびバイアスを考慮することで置き換えられ得る。配電抵抗器(distribution resistor)は、コンデンサ1702〜1705にわたって、適切なDCバイアス分圧および改善されたAC分圧を提供するように構成され得る。この抵抗性のバイアス回路網は、コンデンサコンポーネントの許容差の相違の影響を低減し得る。AC回路網インピーダンス、コンデンサ、これに相当する直列式抵抗等は、1つ以上の直列または並列のコンデンサをスイッチィングすることを介して変更され得る。通常、熱散逸を理由に構成されるアルミニウム電解コンデンサのケースは、システムの接地ではなく陰極の電圧において存在し得、一定の警戒を必要とする事柄である。別の関心領域の1つは、利用可能な非対称がACおよびDCのボルト分割に関して存在することである。上から下まで走査すると、順方向にバイアスされた3つの状態が存在する。バイアスの量のように、状態は下から上まで存在する。AC電圧を分け合うことによって得られるのと同じことが、ウィングごとに直列コンデンサの逆直列構成を有する回路において達成されたようなPECSデバイスの2つの独立する逆直列構成によって達成され得ることに留意されたい。この代替方法は、低いDCバイアス電圧電源を提供し、DC分路のトポグラフィと同時にAC直列トポグラフィの原理のより広範囲にわたる例を含む。上記の考察の有用性の1例は、コンデンサバンクにわたって印加されるAC電圧の25パーセントが、任意の所与のコンデンサにわたって存在することである。コンポーネントの許容差および/またはエラーの範囲内において、印加されたAC電圧は低減された電圧において監視され得る、バイアスを必要とする任意のエレクトロニクスが直接的に用いられ得る。
【0051】
コンデンサの直列の実施は、従来の電気設計において可能なところでは回避される。主な理由は、2つの同じコンデンサが直列であることは、単一のコンデンサの容量が半分になることが示されているからである。現在利用可能なACコンデンサ技術にとって、経済的に実現可能な容量のレベルが低いためにこれは破壊的な状況である。しかしながら、本発明にとってこの現象は重要ではない。本発明のACリップル電流は、通常、容量ではなく、限界パラメータである。本発明は、PECSデバイスの使用を介して、本明細書中において過剰な容量を提供する。
【0052】
図18は、さらに、本発明の回路1800の別の実施を示す。回路1800は、順方向にDCバイアスするコンデンサのペア1809の可変のDC電圧電源1801を用い、この電源の値は、逆直列コンデンサのペア1809にわたってAC電圧と比例する。これは、逆直列コンデンサのペア1809が、付与されたAC信号のサイズに基づいて十分に順方向にバイアスされた状態で保持されることを保証する。示された小型の絶縁変圧器の1次側(primary side)には、機構的に逆直列されたコンデンサアセンブリ1809にわたって電圧が印加される。変圧器の1次側は、コンデンサ正極へのDC短絡としての機能を果たすことに留意されたい。本明細書中の他の個所で述べられたように、任意のインダクタはこの物理的特性を示す。1次変圧器と2次変圧器との比が1:1と2:1との間であることは、示された回路の実行1□または3□のために適切である。全波フィルタを有する全波ダイオードブリッジは、変圧器の2次側に結合される。絶縁された、フィルタリングされた出力は、その後、DC電源供給としての逆直列コンデンサに接続(snub into)される。抵抗器1803およびダイオード1802は、AC阻止デバイス、およびコンデンサDCmからDC電圧供給の陰極へのDCバイアス結合として利用される。コンデンサAC電圧降下(印加された電圧)が増加すると、DCバイアス電圧は上昇する。AC電圧降下がコンデンサにわたって減少する場合、バイアス電圧はゆっくりと減衰し始める。従って、この構成はフィードバック機能を有し、上昇したDCバイアス電圧の必要に対して動的に応答する。負荷抵抗器1804は、AC負荷と分路を介して示される。これは予備負荷抵抗器であり、電圧をより良く調節するために当業者によって幅広く用いられる。図18のこのバイアスは、コンデンサの両方のウィングに順方向のバイアスを提供するために用いられ得る。これは、コンポーネントの定格が適切である場合、過渡ACシステム共振バイアスの要求に対処するために適切である。種々の実施は、正DCバイアス鉄心脚において抵抗器を含み得る。複数の用途において、過剰DCバイアス供給が所望され得ることに留意されたい。図18の電気設計においてコンポーネントの数を低減する努力がなされている。類似のシステムが提供され得、DC絶縁がコンデンサによって提供される
図19は、本発明のPECSデバイスの実施を用いるコンデンサAC誘導(または分相)モーターを示す。AC電源1904、スイッチ1902、PECSDのペア1903およびモーター(固定子)の巻線1900、1901が示される。DCバイアス回路および回転子の詳細は省略される。モーターの巻線(motor wind)1900は、順方向にDCバイアスされた逆直列コンデンサアセンブリ1903に接続される。モーター(固定子)の巻線1901は、アセンブリ1900、1903と分路を介する。スイッチ1902はAC電源1904を接続するために閉じられる。分相(および/またはコンデンサによるAC誘導)モーターは、起動トルクおよび回転磁界を有する。1900、1903の直列の組合せは、均等の(unity)わずかな進み力率を生成する。これは、電流がコイル(モーターの巻線)1900および1901を通って約90°だけ位相の外にあるようにする。モーターの巻線1900を切断する必要はなく、本発明はこのモーターの巻線における連続負荷に適している。この90°の位相は、単相モーターの120ヘルツの機械振動(パルス)特性を解消または低減し得る。あるいは、モーターの巻線1901は切断され得、起動が次に続く。回路を構成するためにどちらかの方法が用いられ得、回路は任意に定常状態および/または起動中に共振に近接する。
【0053】
図20は、本発明のインダクタ2001およびPECSデバイスのペア2002を含む同調共振直列LC回路(tuned resonant series circuit)2000を示す。逆直列サイリスタ(SCR)のこの図面において構成される固体(片面静電(single sided static))スイッチ2003は2002と分路を介する。抵抗器2004は定常状態負荷を示す。インダクタとコンデンサとの直列および/または並列の組合せは、通常、業界ではLC回路と呼ばれ、フィルタリングする目的で幅広く用いられる。DCバイアスの詳細は、簡略化するために省略される。スイッチ2005を閉じることによって回路の障害状態が固定されると、電流検出器(トーラス)2006は急速に増加する電流を検出する。あるいは、電圧感知メカニズム、接地障害検出または代替的方法が用いられ得、回路網の障害状態を検出する。この信号は、市販の利用可能な回路を介して、固体状態スイッチに動作可能に接続される。固体スイッチ(static switch)が本発明のPECSデバイス2002を短絡させると、2002の共振帯域通過回路は大いに誘導性になり限流するようになる。市販の固体状態スイッチの応答時間はサブサイクル(subcycle)である。2003に類似のスイッチは、実質的に、インダクタ2001を横断して分路を介して配置され得ることに留意されたい。これは、過剰インダクタンスを短絡させることによって定常状態AC回路網パラメータを同調する能力を提供する。類似の同調および離調メカニズムは、分路LC回路および混成設計のために構成され得る。
【0054】
図21は、このアセンブリは非電導性垂直ストリップ2111および2112によって機械的に吊り下げられた2104を通る4つの分極コンデンサ2101を含むアセンブリ2100を示し、これはコンダクタ2107、2108に接続される。コンデンサ2101および2102は、コンダクタ2106および2108によって接続されるコンデンサ2103および2104のように、負のポストコンダクタ2105および誘導熱交換器2107を介して分路を介している。正極コンデンサバイアシング(busing)およびバイアス回路の詳細は、簡略化するために省略される。この例に関して、一体型ベースボルト(integral base bolt)を有する分極コンデンサは、熱伝導能力を有するために選択される。コンダクタ2107は、コンダクタ2105および缶2101、2102と基本的に同じ電位にある。同様に2108および2106および缶2103、2104は、市販の最も利用可能な大型缶の電解コンデンサにおいて仮想短絡個所に存在する。液体誘電体(油)のレベルは、電気的接続を考慮する必要がなく、熱損失のためのコンダクタ2107および2108の上である。油のレベルはコンデンサケースの上に上昇させられ得、乾式接続(dry connection)およびクリアコンデンサ圧力孔(clear capacitor pressure vent)が維持される場合、電気接触に対する安全性を最大にする。簡略化された外部熱交換器2109の機械的配線(tubing)が示される。単純な設計は、PECSデバイスの定常状態動作の絶縁および温度レギュレーションを提供する方法を明らかにする。PECSデバイスの寿命および容量性パラメータは油の温度の調整によって異なり得る。電気的安全性は、液体誘電体の絶縁特性および絶縁ファスナによって提供される。「液体誘電体」という用語は、熱伝導能力、対流、放射および/またはフォノン伝送能力を有する気体誘電体または固体誘電体を介する絶縁および熱レギュレーションを除外することを意図せず、限定的ではなく例示的である。種々の絶縁ファスナーメカニズム、およびオイルバスにおける良好な電気的接触を維持する方法は当業者に公知である。絶縁キャップ、ブーツ、シール、スリーブまたはベント排気管および/または乾式接続方法ならびに「チコ」およびシリコン等の製品が例である。冷却および電気的安全性を強化することによって得られるのと同じことが、侵入防護IP−20内部仕様等の触れても安全なエンクロージャにおいて空気流が増加することによって達成され得る。一体型熱交換器の設計は、熱伝導効率をさらに強化するために2107、2108およびエンクロージャにおいて用いられ得る。外部熱交換器2109は、水槽または熱ポンプ等の種々の加熱および/または冷却メカニズムと接続され得ることに留意されたい。好適な実施は、デバイスの電力レベル、周囲温度、最適コンデンサパラメータ、触れても安全であること等を考慮することによって変化する。さらに、PECSデバイスおよびPECSデバイスの組合せは人との接触にさらされており、熱を伝導するという理由で、缶を介してか、これと交互に熱交換器を強化することを介する複数の電気的極性によって構成され得る。これらの設計は、触っても安全かどうかという問題に加えて、電気的接触の安全性について考慮することと組合せて、温度のレギュレーションの有用性をさらに向上させる。「缶内の缶(can within a can)」設計を用いる種々の製作技術、事柄の様々な状況、大量輸送手段等は、本発明を実施するために、熱レギュレーションにおいて著しい有用性を有することが予想される。同様に、絶縁設計が考慮に入れられると、コンデンサのケースに熱交換器エレメントを直接的に挿入することが可能である。
【0055】
図22は、AC電源2201、単巻変圧器2202、抵抗器2203、整流器2204、スイッチ2205、分極コンデンサ2206、2207およびAC負荷2208を示す。単巻変圧器2202は、システムのAC電圧ではない電圧の抵抗器2203およびダイオード2204を含む充電回路にシステムのAC電圧を調整する。任意の負荷抵抗器2209は、コンデンサ2206を充電回路に接続する。負荷が用いられるまで、充電回路は分極コンデンサを任意のDCバイアス電圧で維持する。半波または全波の整流器ブリッジ、およびそのような他の方法を用いることによって、連続的動作能力を獲得することも可能である。分極コンデンサにわたって連続的DCバイアス電圧を維持するために適切な絶縁を獲得する代替的方法が用いられ得る。このシステムは、2つのコンデンサを介して単巻変圧器をAC電源に接続することによって、DC絶縁を提供するために再設計され得る。2つのコンデンサは、PECSデバイスの逆並列のセットであり得ることにさらに留意されたい。この方法は、整流器およびインバータ等のエネルギーを変換する用途において可能性を有する。回路は、自己バイアス式であり得、これは制御回路を必要としない。この回路は、選択されたバイアス電圧レベルを達成するためのバイアス回路における単巻変圧器の使用を主に示す。これはタップ切換器、制御された整流器等を含み、DCバイアス電圧レベルを規則化する。
【0056】
図23は、AC電源2301、分極コンデンサ2302、2303、制御可能整流器2304、限流抵抗器2305、負荷抵抗器2306、スイッチ2307および負荷2308を示す。IGBT、トランジスタ、カットオフSCR等の制御可能整流器は、ゲートオンまたはオフされ得、DCバイアス電圧のレベルを制御する。AC電流がコンデンサ2302、整流器2304および限流抵抗器2305を通るとき、半波整流が引き起こされる。高インピーダンス予備前負荷抵抗器2306は省略され得る。この回路は、コンデンサを過充電することなく、規則化されたコンデンサバイアス充電を増大および維持する能力を有する。このような制御回路は市販されており、設計技術は当業者に公知であるので、整流器制御回路の詳細は省略される。この構成は小信号方式(small signal regime)で動作し、過渡状態および/または定常状態動作で用いられることに留意されたい。非制御整流器(ダイオード)は、2304の代わりになり得ることにさらに留意されたい。回路は、コンデンサ2302、2303にわたるDCバイアス電圧をAC電源2301のゼロ電圧の大きさの最高点と実質的に等しくし、維持する。抵抗器2305を通る定常状態DC電流は、コンデンサ2302、2303のDC漏れ電流と基本的に等しい。
【0057】
図23Aは、充電メカニズムをより明瞭に示すために簡略化された回路23を図示する。回路素子は再秩序化され、チェイスにスイッチングする(cut to the chase)。制御可能整流器2304はゲートオンされ、半波またはその1部は、整流電流および電荷をコンデンサ2302にわたって増大させる。抵抗器2305または同様のデバイスは、過渡(DCバイアス充電、半波)電流を低減するために利用され、用いられた負荷(図示せず)をそのままにしておく。抵抗器2305を通って流れる目立った定常状態AC電流はない。
【0058】
図24は、AC電源2401、ツェナーダイオード2402、ダイオード2403、分極コンデンサ2404、2405、阻止ダイオード2406、阻止抵抗器2407、任意の抵抗器2408、スイッチ2409、AC負荷2410およびインダクタ2411を示す。これは、図23の回路の非制御バージョンである。ダイオード2403およびインダクタ2411と逆直列のツェナーダイオード2402は、制御回路を用いることなくコンデンサバイアス電圧を制限する。過剰DCバイアス電圧の1部は、ツェナーダイオード2402、ダイオード2403およびインダクタ2411を通って誘導および散逸される。この構成は選択されたコンポーネント値に依存して、小信号方式で動作する能力を犠牲にし得ることに留意されたい。インダクタ2411は、抵抗器または他の適切なAV阻止コンポーネント、DC損失コンポーネントと置き換えられ得ることにさらに留意されたい。
【0059】
図25は、AC電源2502、分極コンデンサ2512、2514およびAC負荷2520を含む回路2500を示す。さらに示されるのは、抵抗器2503、2505、2507、2509、ダイオード2521およびDC電圧電源2522を含むDCバイアス電源であり、これはAC電源または負荷が回路から切り離されたときでも機能する。DCバイアス電源は、コンデンサ2512、2514にわたって順方向バイアス電圧を設定および維持する。抵抗器2503、2505、2507、2509およびダイオード2521は、コンデンサにわたってDC電圧を均等に分配し、目立ったAC電圧がコンデンサをバイパスすることを防ぐ。この回路の単ノードは、システムの接地と動作可能に接続され得ることに留意されたい。この図示において、AC負荷およびAC電源は異なったDC基準電圧で動作する。
【0060】
なかでも、この回路図は、逆直列PECSデバイスの構成(図面における分極コンデンサ2512および2514)は、複数のDC接合ノードを有し得ることを示す。正のコンデンサ接続においてACデバイス2507、2509を含む第1の接合ノードはAC負荷に結合され、ACデバイス2503、2505を含む。負コンデンサ接続における第2のDC接合ノードは、AC電源と結合される。回路は、コンデンサの配向が正から正へ、負から負へ、またはDCを考慮することがAC電力伝送とはあまり関係がない、接地されない用途におけるAC電力伝送に1次の影響を及ぼさずにACデバイスを分離するように任意に示され得ることをさらに明らかにする。
【0061】
図26は、AC電源2602、AC負荷2622および分極コンデンサのペア2604、2606および2608、2610を含む回路2600を示す。関連付けられたDCバイアス回路は、DC電圧電源2618によって電力を供給され、直列ダイオード2621および直列抵抗器2619ならびに関連付けられた配電抵抗器(distribution registor)2605、2615、2603、2607、2609、2611、2613および2617によって誘導される。抵抗器2605、2615は、コンデンサ2604、2606および2608、2610の正のDCノードにおいて均等のDC電圧を維持することに留意されたい。同様に、抵抗器の負のDCノードは、抵抗器2603、2607、2609、2611、2613、2617によって共通のDC基準電圧で保持される。ダイオード2621および抵抗器2619は、AC電流がDC電圧電源2618を通過することを阻止するために利用される。点Aは、上側バイアス回路との接続地点を示す。適切に選択された抵抗器値は、ACボルト分割におけるコンデンサコンポーネントの変化の影響を低減するために利用され得る。回路2600は、直列で配列される2つの逆直列分極コンデンサのペアをバイアスする単一の低DC電圧電源の使用を図示する。コンデンサの各々は、実質的に、DC電圧電源および他のコンデンサとDC並列で配列される。3つ以上の逆直列コンデンサのペアは、直列の構成において、適切なバイアス電圧分配回路網を有する単一低電圧電源によって同様にバイアスされ得ることが明らかである。
【0062】
図27は、AC電源2702、絶縁変圧器2704および逆直列分極コンデンサ2706、2708を含む回路2700を示す。さらに含まれるのは、サイリスタブリッジ2709〜2715、コイル2717、2719、バイアス抵抗器2723〜2729、およびコンデンサ2706、2708の正電圧極にノードXを介して接続されるフィルタコンデンサ2721を含むDCバイアス電源である。図示されないのは、コンデンサ2706、2708へのDC負出力の類似のAC阻止接続である。整流出力波は、インダクタ2717、2719および分極コンデンサ2721によってフィルタリングされ、DC負荷2730に伝導される。適切なAC阻止デバイスがコンデンサの負極をDC電圧電源の負極に接続するとき、コンデンサ2706、2708を順方向にバイアスするために利用可能なDC電力のほんの1部が用いられる。この構成は、ACの適用における分極コンデンサのDC阻止機能を図示する。さらに示されるのは、生成されたDC電圧を、電池充電器またはDC電源の通常の用途において用いる方法である。逆直列コンデンサは、一般的な有用性の目的でDC電圧供給を提供するために用いられる。あるいは、分離DCバイアス電源は、コンデンサを順方向にバイアスするために用いられ得る。
【0063】
図28は回路2800を示す。回路2800は、3相絶縁変圧器2802、2814、分極コンデンサ2804、2806、2808、DC電源2810および抵抗器2811を含む。分極コンデンサ2804、2806、2808は、逆直列構成において、図25、図27の単相回路と類似である。適切な順方向バイアス電圧は、インダクタ2802、2814を組み入れるDC接合ノードを通ってコンデンサ2804、2806、2808にわたって印加される。DCバイアス電源は、絶縁DC電圧電源2810および直列抵抗器2811を含む。DCバイアス電源は、コンデンサ2808と直接的に分路を介し、コンデンサ2804、2806と実質的に分路を介している。2802のプライム側におけるインダクタ(変圧器巻線)は、コンデンサ2804、2806の正側に正DCバイアス基準電圧を印加する。同様に、2814Aの変圧器巻線(プライムのない側)は、DCバイアス電源の負極に負コンデンサ極を接続する。冗長なDCバイアス電源は、設計の堅牢さを改善するために用いられ得る。この図面は、単分極コンデンサを多相ACシステムの各ホット鉄心脚において用いるDC分路配列を教示する。示されるようにこのシステムは、動作のために単点接地(single point ground)と適合可能であるが、これを必要とはしない。同様の配線配列は電動発電機を組み合わせて用いられ得る。この回路は、連続的に順方向DCバイアスする多相AC逆直列構成および方法を教示する。
【0064】
図29は回路2900を示す。これは、米国の住宅において一般的に用いられる単相240:120VAC単相回路網である。回路2900は、AC電源2902、AC電源変圧器2904、分極コンデンサ2906、2908、2910、DC電源2913、AC阻止抵抗器2911およびAC負荷2912、2914、2916、2918を含む。回路2900におけるコンデンサ逆直列構成は、各鉄心脚において単一の分極コンデンサを含む。DC電圧電源2913およびAC阻止抵抗器2911を含むDCバイアス電源は、変圧器巻線およびAC負荷を経由して、分極コンデンサ2910と、および分極コンデンサ2906、2908と分路を介する。AC負荷2912、2914は120VACによって、負荷2916は3つの線120:240VACによって電力供給され、2918は2つの線240VACによって電力供給されることに留意されたい。この回路は、図16に示された構成とは異なった、代替的逆直列コンデンサ構成を図示する。コンデンサ2908および負荷2912、2914、2916の正極に接続された電源変圧器2次コイルまたはニュートラルノードは接地され得ることに留意されたい。この構成において、両側を同時に接地することはできないことに留意されたい。接地ループはDCバイアス電圧を短絡させる。AC回路素子は、この直列PECSデバイス構成における分極コンデンサを分離し、定常状態DC短絡として作動することに留意されたい。これは、DCコンデンサ結合の中にAC回路素子を組み込むDC接合ノードの別の例を教示する。
【0065】
図30は回路3000を示す。単相AC回路は単一ダイオードを用いて、逆直列コンデンサのペアにわたってDCバイアス電圧を設定および維持する。回路3000は、AC電源3001、電源変圧器3003、逆直列コンデンサのペア3013、3015、AC負荷3020、および分極コンデンサ3005、整流器3007および抵抗器3009、3011を含むDCバイアス回路を含む。整流器3007および抵抗器3009、3011は、コンデンサ3005、3013、3015を充電し、実質的に定常状態のAC電流を阻止する。抵抗器3011とAC負荷3020との接続の詳細は簡略化するために省略される。DC電源は、連続的動作に適切であるが、全波整流を提供しない。分極コンデンサによる小さい定常状態DC電力要求は、これを非常に有用および経済的な設計にする。AC電源変圧器3003の主要な側およびAC電源3001は、当然、2次的側からDCと対面することはない。半波整流が原因の反射高調波(reflected harmonics)は、AC負荷と関連するごく小さい定常状態バイアス電力負荷のためにAC電源にわずかな問題を生じさせる。図30は、連続的動作に適切な単純な回路の実施を教示する。
【0066】
(設計に関して考慮すべき事項)
設計に関して考慮すべき主な事項は、極性電荷蓄積(PECS)デバイス技術および構成の選択である。DC電圧範囲の制約は詳細に考察される必要がある。例えば、工業用ニッケル−カドミウム(ニッカド)電気化学電池は、電池ごとに1.2ボルトの公称電圧を有する。電池は、電池ごとにそれぞれ1.7および1.0ボルトの等化充電(equalize charging)および最終放電によって動作し得る。設計の電圧範囲は、通常、電池ごとに1.05〜1.5ボルトである。選択された電池の数は、コンポーネントおよび/またはシステムAC電圧および/または共振AC電圧と適切に合致する。電池によって可能にされたACリプル電流は、AC用途のために必要とされる並列電池および/または架線の数を決定するために用いられる。規則化された電池充電デバイスは、その後、電気化学電池を帯電状態で適切に維持するように選択される。各極性電荷蓄積デバイスまたはデバイスの組合せは、当業者に公知の類似のDCシステム電圧設計ステップを必要とする。アルミニウム電解コンデンサの設計ステップのより詳しい説明は本明細書中で提供される。
【0067】
波形の伝達忠実度は重要であり、小型AC信号方式内に留まる(stay)ことによって著しく強化される。本発明は、この方式内に任意の程度で留まるように構成される。
【0068】
本発明の回路の用途における通常の制限設計パラメータは、許容できるACリプル電流である。定常電流および過渡負充電流の両方が考慮される。本発明において、ほとんどの目的のために、リプル電流は許容変位電流であるとみなされ得る。演算等級(computer grade)、すなわちコンデンサ公称データは120ヘルツに基づく。60[Hz]で動作する通常の演算等級コンデンサ(computer grade capacitor)の周波数応答、リプル電流、デレイティングファクタは0.8である。本発明は、予備のために豊富な容量を提供する。従って、AC電流を所与のコンデンサによって任意の値に低減することが可能である。これは、並列の分路コンデンサのアセンブリの数を増加させる単純な手段によって達成され得る。分路コンデンサは、ACインピーダンスをさらに低減し、リアルタイムで調整されるとき、負充電圧規則化メカニズムとしてもちいられ得る。
【0069】
考慮すべき回路設計パラメータは、AC電流容量である。印加の過渡的需要は、本発明の印加が成功するための手がかりと考えられる。変圧器突入電流およびモーター起動電流は、本発明を用いた、バイアスされた分極コンデンサのサイズを選択する際に考慮すべき主要な事項である。考慮すべき2次的および関連する事項は、コンデンサバンクの直列インピーダンスである。IR損失による熱生成はコンデンサの寿命にとって最重要である。過熱の増大は、分極コンデンサおよび/または他のPECSデバイスにとって破壊的である。通常、デバイスの容量をサイジングパラメータとして考える必要はない。
【0070】
複数の用途は3相または単相の3線システムである。従って、適切な設計ステップに関して、明確さがいくらか欠如し得る。鉄心脚ごとの単一コンデンサは、比較的明確であるが、逆直列のペアまたは鉄心脚ごとの構成は、異なるインターデバイス電圧およびイントラデバイス電圧を有する。例えば、120:208VAC方式において、鉄心脚間インターデバイス(LL)の障害は、2つの鉄心脚が直列に組み合わされるために104[VAC]と対面する。他方、イントラデバイスの障害は208[VAC]と対面する。鉄心脚とニュートラルとの間の障害は本発明にわたって120[VAC]と対面する。特定用途向けのもの、すなわち固有の電気コードおよび火災コード(fire code)は、最悪の場合を想定して設計パラメータが適用されるかどうかを決定する。共振の場合、イントラデバイス障害のために必要とされる電圧は約312[VACRMS]であり、これは442ボルトピークツーゼロに対応する。これは、221[VDC]の最低DCバイアス電圧および442[VDC]を越えるコンデンサ定格電圧を必要とし、コンデンサコンポーネントエラーおよびACシステム電圧変動を無視する。
【0071】
回路障害保護およびサージ保護は、すべての用途に対して重要な設計パラメータである。考慮すべき基本的な事項は、さらに、回路網で利用可能な対象および非対称の障害電流(fault current)を含む。適切な機器が、本発明を無駄に傷つけることなく、下流の障害を除去することを可能にするように提供される。この任務のために、フューズ、遮断器(circuit breaker)、スイッチング、接地障害回路断続器(interrupter)、限流デバイスおよび固体デバイスが考慮される。特定用途向けのものは、保護素子の適切な組合せを決定する。MOVおよび他のサージ阻止器はニュートラル点および接地と分路を介して配置され得、電圧サージおよびスパイクを低減する。同様に、これらは本発明と分路を介して配置され得る。これは、高圧状態にあるデバイスコンポーネントに対する損傷を同様に低減する。
【0072】
2ポート回路パラメータの解析技術が適合し、およびほとんどの2ポート相互接続が可能である。ACコンデンサを用いる他の任意の実施のように、本発明のAC端子がブラックボックスとして扱われるとき、これらのツールは本発明に適合する。そのようなエンジニアリングの使用において、一連のエンジニアリングの近似の拒否が、通常、明確に述べられることに留意されたい。これらは、すなわちエンジニアリングの近似の中には、第1次の近似、単純なモデル等を含む。
【0073】
突入電流、起動電流および障害電流は、およそ50パーセントの極めて低い遅れ(lagging)力率を示す(0.5、ラギング)。いくつかのケースにおいて、これらの電流の大きさは、直列コンデンサの存在によって低減され得る。最大電流は、回路解析およびコンダクタの選択において、設計上考慮すべき重要な事項である。モーターの起動の持続時間、回転子施錠(rotor lock)、突入電流、全負充電流および障害電流は、回路網解析および直列コンデンサのサイジングにおいて同様に考慮される。本発明は、順番列方法(sequence method)および他の標準障害計算を用いて障害を解析するために適切である。
【0074】
本発明は、AC負荷および/または電源と分路を介して用いるために適切である。AC回路は、直列で印加する電圧に関して説明されたことと類似の共振電流現象を示す。分路コンデンサは、通常、AC回路網の適用においてサイクリングを制御することによって、通常、電流が制限されるか、または時間が制限される。本発明により提供される高い容量は、分路構成の、および直列を適用する利用可能な世界の公益事業設備に改善を提供する。分路構成の場合にPECSデバイス設計について考慮すべき事項は、AC電源供給電流の150%までのAC電流を含む。本発明の低ACインピーダンスは、限流方法が無視された場合に仮想短絡を生成し得る。抵抗器等の限流負荷はAC分路の適用における逆直列PECSデバイス構成と直列で配置され得る。抵抗器が有用な働きをする場合、エネルギーは失われない。
【0075】
共振は、当業者によって十分に定義および理解される。この現象の2つの最も基本的な現れは、直列共振および並列共振である。回路共振は、設計の対象となることがある。他の場合、共振は計画外であり、破壊的である。共振現象を有する回路は、非共振動作において見られるものよりもはるかに多い電流および/または電圧を示す。共振状態が予定されるとき、回路電流容量および/または電圧定格を50%より多く増加させることはよくあることである。共振システムの設計は、高電圧および/または電流状態が原因で、追加的な熱散逸措置を含む。このような場合、損失角(デルタ)および測定された熱生成は重要な設計基準になる。一部の用途において、回路は、システム電圧が低い間にのみ共振するように調整され得る。これは、直列共振と関連付けられた電圧の上昇が、電圧システムが低い状態を相殺することを可能にする。
【0076】
過渡的な回路網電圧サージおよびスパイクも、本発明を用いて考慮される。雷光(lightning)、スイッチング動作および類似のイベントが原因で起こるそのような電圧の上昇は、すべての機器と多いに関係がある。インダクタ、MOV、アバランシェダイオードおよび他のサージ防止装置は、本発明の回路および接続された他の機器を破損から保護するのに特定の有用性を有し得る。本発明は、瞬間的な電圧の変化に対する容量の抵抗によって、接続された負荷に対して特定の過渡的保護を提供する。伝送時定数が、接地するMOVの時定数よりも長い場合、負荷は使われない。限流に関する標準設計の制約および回路保護も用いられる。例えば、正弦波形の場合について考えてみる。ピークツーゼロ電圧の大きさは、RMS値よりもルート2のファクタだけ大きい。従って、120[VAC]電源の、実ピークツーゼロ電圧値は169.71ボルトである。(120:208)[VAC]の3相の場合、この数字が線間RMS電圧(line to line RMS voltage)であり、線とニュートラル電圧との間の電圧とはルート3のファクタだけ異なる。従って、等価線間ピークツーゼロ電圧は293.94[VAC]である。
【0077】
最も有用なAC電気負荷は、遅れ力率(lagging power factor)を有する。本発明は、公益事業設備に安定した主要力率デバイスを追加し得る。抵抗および/または遅れ力率負荷と直列で接続されると、AC電源からみて、改善された、均等性(unity)または主要な力率が認められ得る。容量性回路および/または誘導素子は、必要に応じて回路網内外でスイッチングされ得る。逆直列コンデンサのバンクは別々に制御され得、回路の内外でスイッチングされると、全回路のパラメータは変更される。正味結果は、電力伝送の効率、制御および安定性を向上させる。さらに、信号伝送忠実度およびエネルギー貯蔵は、必要に応じて増加され得る。これらは、ユーティリティに対して価値のある追加である。
【0078】
突入電流は、電気格子電圧レギュレーションにおいて重大な問題を生成する。直列コンデンサは突入電流の力率を増加させる能力を有する。改善された瞬間力率は接続された電源または電気のユーティリティに関して、瞬間電流の大きさへの要求を低減する。分極コンデンサACインピーダンスは、伝導電流を用いて、本発明の別の限流機能を高めるように監視される。瞬間的に大きい電流を要求することが低減されると、瞬間電力伝送および配電損が低減される。伝送および配電損が低減されると、電源または接続されたユーティリティに対する要求が低減される。従って、低減された突入および開始要求は、回路網の瞬間的予備電力容量および安定性を増加させると理解され得る。他の限流方法は、本明細書中において開示され、および/または本明細書中において暗示および主張される。
【0079】
定常電圧のレギュレーションは、本発明の類似の応用である。コンデンサの直列バンクは細分化され得る。AC負荷が増加すると、静止スイッチ、電気機械的な接触器または他のメカニズムを介してさらなるコンデンサが稼動させられ得る。この方法によって、コンデンサバンクの直列抵抗器は低減される。同様に、共振の適用において、容量の追加または削減は、回路網のAC電圧に重大な影響を及ぼし得る。従って、AC電圧のレギュレーションは、本発明の使用法の1つであり得る。特定の場合において、2つのACシステムは、異なったDCバイアス状態を有する。これらのDCバイアス状態が共通の大きさおよび施錠された位相を有する場合、本発明は、これらを互いに結合するために用いられ得る。本発明は、相互絶縁AC結合方法を提供し得る。このユーティリティから複数の用途が生じる。
【0080】
本デバイスは、連続使用、単相、分相モーターおよび/または容量性AC誘導モーターにおいて用いられ得る。従って、両方の巻線は、そのような使用のために巻かれると、連続的に用いられ得る。このベクトル電流操作(vectoral current manipulation)は、単相モーターの回転方向を決定する。これはさらに、単相モーターにおいて存在する120ヘルツの振動(ハム)を除去するために利用される。この実施は、切断回路の除去を可能にする。あるいは、分相モーターの設計は逆にされ得、起動後の動作から遅れ巻線を除き得る。精確に規則化されたベクトル電流の巧みな適用が、単相電源からの3相電気の合成を経済的に改善するために用いられ得る。
【0081】
本発明の実際的理解は、分極コンデンサと並列の抽気抵抗器(bleed resistor)等を必要とし得る。これは、保守作業中、人員の安全の向上を提供する。抽気抵抗器はフルタイムデバイスであり得るか、またはユニット電源が切断されるかまたは分解されると、回路に交互にスイッチングされ得る。複数の電気仕様が抽気抵抗器を明確に要求する。抽気抵抗器を追加することによって、1部の感応性、効率性、安定性が失われる一方で、これらの抵抗器は、本発明との間に目だった性能上の問題を引き起こさない。このような抵抗器は、コンデンサのコンポーネントの許容誤差および/またはコンポーネントエラーが原因で生じる、コンデンサに印加されるAC電圧およびDC電圧の変動を低減する目的という追加的目的のために役立つ。容量、インピーダンス、漏れ電流等は温度、年数、および他の使用条件とともに変化することに留意されたい。複数の直列および/または逆直列アセンブリが用いられるところでは、これらは重要なファクタとなる。
【0082】
直列共振状態が衝突するところでは、コンデンサ電圧定格およびDCバイアス電圧の大きさを増加させることが所望される。AC回路網における過渡的な共振状態は、他の場合には非制御電源によって供給される用途において、制御(規則化)されたDCバイアス電源を必要とし得る。それでもなお種々の動作モードのための適切な電位を提供する、任意の非制御浮動DCバイアス方式について、本明細書中で述べられ、主張される。直列負荷抵抗および内部コンデンサの抵抗は、通常、特定の共振現象を抑える。AC回路網状態にあるコンデンサ仕様は、通常、非常に高い電圧定格を必要としない。これは、AC回路網において分極コンデンサが広範に使用されるようになると、より一般的な設計が必要になり得る。
【0083】
さらに、誘導発電機は、誘導発電機に電力供給する際に重大な困難を起こす。磁化VARは実質的に不足している。本発明は、容量性リアクタンスの過多を提供し、従って、そのような適用を実質的に改善する。その適用において、誘導発電機は、実質的に、同期発電機よりも安上がりであり、大きな経済的利益が生じることが予測される。
【0084】
共振および非共振の両方の用途が考えられ得(極性電荷蓄積デバイスの自己共振周波数より下の任意の周波数)、計算および/または測定され得る。同様に、他の任意の波形の適用が計算および/または測定のために選択され得る。以下の例において、非共鳴、正弦、60[Hz]の場合に演算等級、大型アルミニウム缶、電解コンデンサを用いる用途が考えられる。この例において、単純な最初の秩序化計算が行なわれるべきである。
【0085】
最大定常電流が10[A]、および最大過渡状態が90[A]であるときの、単純な分配負荷(distribution load)の適用について考えられ得る。過渡状態の持続時間は、熱的に重要であることが想定される。システム電圧は、120[VACRMS]、プラスマイナス10%である。選択された環境動作温度は45[℃]である。本発明の順方向にバイアスされた逆直列分極コンデンサのペアは、単一電源および負荷と直列で配置される。(逆直列のペアは、ホットリード(hot lead)において配置される。)容量は公称の+/−20%であると想定される。10%の設計係数が付与される。単純な最初の秩序化計算は、ヒートシンクを伴わないか、または他の熱コンデンサの設計か、または印加した場合のサーマルエンハンスメント(thermal enhancement)を伴わない移動空気調和(moving air condition)を想定する。温度および周波数の修正、およびコンデンサ製作公差は、この例においては無視される。同様に、低減された信号ひずみおよび延命のための電圧マージンは無視される。
【0086】
Vrms = AC電圧の平方二乗平均
Vpp = AC電圧波の大きさ、ピークツーピーク
Vpo = AC電圧波の大きさ、ピークツーゼロ
Vhalf = 直列接続との逆直列接続が対になっている単一コンデンサにわたるAC電圧
Vsurge= コンデンサ定格最大DCサージ電圧
WVDC = コンデンサの定格DC電圧
Vbias = コンデンサDCバイアス電圧
Dfac = 10%設計係数
Cfac = 20%容量変動
とする。
【0087】
Vpp=2Vpo=2Vhalf=2Vrms(ルート2)であることに留意されたい。
【0088】
VbiasにVhalfを瞬間的に重ね合わせると、必ずWVDCより下に留まることが観察される。分極コンデンサにわたる連続的に正のDCバイアス電圧状態を維持するために、Vbiasの大きさはVhalfと等しいかまたはこれを越えることに留意されたい。AC電圧の定常状態の大きさは、DCバイアスがWVDCの大きさの半分であることがさらに観察される。ACサージの大きさは、DCバイアス電圧がコンデンサの最大DCサージ電圧範囲の半分であるときに最大化される。従って、それ(Vbias+Vhalf)は、必ずシステムAC電圧の大きさ(GE)と等しいか、またはこれよりも大きいことが観察される。AC分圧はコンデンサの実容量における変動の影響を受ける。従って、容量の変動に対して20%の許容があり、およびシステム電圧の大きさが10%変動すると、
(Vpp)×Dfac×Cfac=(169.71×2)×1.10×1.20=448.03ボルトである。
各コンデンサごとに、これは
(Vpo)×Dfac×Cfac=(169.71)×1.10×1.20=224.02ボルトになる。
AC電圧は、本発明の2つの逆直列ウィングを横断して分割される。従って、この情報から第1次のデバイス選択が行なわれ得る。
【0089】
最近のCornell Dubilier Catalogはモデル番号DCMC123T450FG2Dを記載する。このコンデンサは、12,000マイクロファラドの公称コンデンサ値、13.3ミリオームのESRおよび24.0アンペアの最大定格ACリプル電流の公称容量値を用いて記載される。WVDCおよびVsurgeは、それぞれ450VDCおよび500VDCである。この場合には、VbiasshallはWVDC/2または225ボルトDCであるように選択される。これは
Vhalf+WVDC/2=449.02ボルトの
公称重ね合わせ電圧に相当する。
8個の全コンデンサ(各側に4個)の選択は、96アンペアの電流定格を提供する。
【0090】
デバイスの全公称容量は12,000×4/2=24,000マイクロファラドである。公称ESRは6.65ミリオームであり、コンデンサインピーダンスはおよそ12ミリオームであり、負荷インピーダンスの大きさは、過渡状態が1.33オームおよび定常状態が12.0オームである。コンデンサアセンブリにわたる定常状態AC電圧の降下は約0.12ボルトであり、各容量性ウィングにわたる降下はより厳しい過渡状態(severe transient condition)において1.1ボルトである。この例において、共振および障害時を除いて、コンデンサ電圧定格は必要とされるよりもはるかに高いことがわかる。比較的低い電圧コンデンサ定格を考慮することの有利な点は、サイズ、重量、容量およびコストである。不利な点は、障害または共振状態においてデバイスが破損することである。例のごとく、通常、適用時の経済性および安全性への関心がこの問題を決定する。このデバイスは、より堅牢な設計にするために、高速フューズ、サージ防止装置、抽気抵抗器、計量コンデンサおよび研磨コンデンサ(polishing capacitor)を用いて構成され得る。
【0091】
技術者は、本明細書中の設計標準で構成された回路を取り扱う際に高度の注意を払う必要がある。最も広く知れ渡っている電気産業界の標準である「ロックアウト タグアウト(Lock Out,Tag Out)」は安全のために十分とはいえない。本発明において利用され得る大きい電気コンデンサは、適切な抽気抵抗器等が提供される場合を除いて、数日間の間、帯電状態で保持され得る。高電圧状態は、生命を危うくする事故を必ず起こす。従って、本発明の帯電デバイスを取り扱う誰もが極度に警戒する必要がある。当該技術において通常の知識を有しない者は、回路および回路素子との接触を回避する。例えば、分極コンデンサと分路を介して配置されるダルソンバール計は、DCバイアス電圧およびAC電源を短絡させ得る。これは、プロセスを完全に崩壊し、電流計を焼き尽くす。ダルソンバール計は、さらに、コンデンサの逆方向バイアスを引き起こし得、付属機器(attendant)を短絡させ、続いて破裂させる。この回路の設計に関して通常の知識を有しない者は、回路素子を追加する際に極度な警戒を払う必要がある。コイルまたは小型の抵抗器が分極コンデンサと分路を介して配置されると、上記の計器のミスの結果を再現する。この理由で、通常の過程は分極コンデンサアセンブリをユニットとして用いるべきである。
【0092】
PECSデバイス自己共振現象は、適切なRFIフィルタと接地するように分流され得るか、またはこの現象が生じた場合、制御され得る。
【0093】
本明細書中のPECSデバイスの周波数応答は、特定の可変の周波数デバイスに有用な追加を提供する。周波数の増加を伴う回路有効容量の低減は、周波数の増加を伴うインピーダンス降下を部分的にオフセットする。例えば、可変速度駆動(speed drive)内の電力伝送効率は強化され得、一方で低周波数限流が提供される。従って、駆動は改善された力率を用いて拡大された周波数帯域にわたって動作し得る。
【0094】
全波整流器は、AC電源の各端子に単一PECSデバイスを結合することによって、逆直列構成におけるように構成され得る。中心ノードは、その後、ばらばらに分解される。整流ブリッジおよびDC出力部分は、その後、DC接合ノードが存在したPECSデバイスの自由端に接続される。DC出力は、その後、浮動DCの印加において用いられる。DC出力のボルト分割部分は、バイアスする目的で、PECSデバイスに接続(snub back)される。この設計は、絶縁変圧器の必要を取除き、電池充電器またはDC電源に電力を供給する。さらに、整流器の力率は、絶縁変圧器出力デバイス(powered device)の遅れ力率に比例して訂正される。この回路は、単相または多相の適用で構成され得る。他の類似のエネルギー変換設計は、本明細書中で想定される。
【0095】
控えめな(discreet)コンポーネントの端子特性を利用する応用が存在する。分圧器が存在し、完全に設計されたフィルタが用いられ得る。高域フィルタ、低域フィルタ、帯域フィルタおよび阻止フィルタは中心ノードと結合され、極度な警戒および人員の遮蔽を伴って試みられる必要がある。磁気飽和、共振、ボードプロット、ナイキストプロット等を含む回路設計時の考慮すべき事項が当業者に周知であることが考慮される。
【0096】
上記の配線に沿って、完全なDCコンデンサのバイアス状態を確立および維持するために適切な複数の回路が実現されている。DCは規則化および非規則化された両方の電源を含む任意の適切な方式から導出され得る。AC電源の接地ループおよびDCバイアスを、通常、変圧器を介する絶縁および非接地の2次コイル(浮動DC電源)を用いることによって、回避する注意が払われる。加えて、信頼性を高めるために、システムにおいて電池が用いられ得る。電池電源供給は、これらの設計されたバックアップの期間に対して冗長な電源を提供する。小型の電気化学電池は、分極コンデンサにおける電荷のゆっくりとした減衰に基づいて、十分な有効DCバイアス供給を数日にわたって提供する。電池技術は用途に合わせて選択する。価格、周囲温度、地震状況、AC電力の信頼性、換気、予測される寿命等を含むファクタは電池の選択に影響を及ぼす。電池最大充電電圧および最終放電電圧、またはDCシステム設計は、分極コンデンサをAC信号クリッピング範囲から締め出す。
【0097】
最高DCバイアス電圧レベルは、共振、障害、モーター起動、変圧器突入、スイッチング動作、システム電圧のスパイク等の状態において必要とされる。比較的低いバイアス電圧は、他の動作状態において用いられ得、コンデンサの寿命を引き延ばす。電圧は、適切なフィードバックシステムによって自動的に調整され得る。電気的安全の問題および特定の用途に対して、抽気抵抗器、負荷抵抗器、高周波フィルタリング(harmonic filtration)、電圧サージ防止装置、未分極研磨コンデンサ過電流保護、接地事故保護、スイッチングメカニズム、診断(diagnostics)等のさらなる回路素子が、必要に応じて付加される。他の実施は接触器、DC予備充電、穏やかな起動メカニズム(soft start mechanism)等を含み得る。この性質の変更および適応は、本明細書中で提示されたプロセスから著しい逸脱とはならない。
【0098】
本発明の実施の方法は多数である。2つの非常に広い領域はバイアス電源およびAC/DCインターフェースである。これらの対象物の幅は考慮すべき事項であり、本明細書中で援用される。本発明の製作および実施において、経済性に関する種々の計画が取り入れられることが予想される。例えば、個別のダイオードが本明細書中の図面上に示される。種々のダイオードの組合せが今日の市場に存在する。一般的な2つの組合せは、ブリッジ整流器および一般的なカソードデュアルダイオードである。このようなデバイスは、個別コンポーネントの数を低減し、従って、製作コストを低減する。多極コンデンサは、アセンブリ接続ステップを低減する別の方法である。ホイートストーンブリッジは、類似の抵抗型の組合せである。実際、超小型回路の設計の経済性というテーマは、個別コンポーネントを進行的に低減させることである。このような省力の有用性は、本明細書中で明示的に援用される。種々のコンデンサ冷却方策およびショック事故の保護システムは、本発明の実施形態において用いられる。このような熱調節および絶縁方法および設計は、本明細書中で明示的に援用される。
【0099】
さらに、特定の用途において、明示的なインターフェースは最も経済な様態で含まれ、他の用途は既存の外部回路位相を利用する。アンペア数、電圧および/または周波数応答に関して測定されたすべてのデバイス容量レベルは、本発明に含まれる。同様に、すべての適切な極性電荷蓄積デバイスは、本明細書中に含まれる。本発明は、発明の趣旨または重要な特徴から逸脱することなく他の特定の形態で実施されうる。上述の実施形態の各々において、コンポーネントは、サイズが拡大または縮小され得る。本発明の代表的な回路設計および方法の概要が述べられる。最も経済的な実現形態は応用の変数によって変化し、システム電圧、定常電流需要、過渡電流需要、共振の確率、選択されたコンデンサモデルの特性、バイアス電源の選択、環境、過剰需要、外部障害の考慮、内部障害の考慮等を含むが、これらに制限されない。
【0100】
本発明のさらなる目的、利点および新しい機能は、本明細書中で述べられるか、または本開示を検討することによって当業者にとって明らかになるか、または本発明を実践することによって確認され得る。本発明の目的および利点は、本明細書中で暗示され、および/または当業者にとって公知の媒介および特に指示される組み合わせを用いて理解および達成され得る。本明細書中で記載された本発明の実施形態は例示であり、限定を意味しないと受取られることが意図される。種々の変更、改変、修正および追加が、当業者によって、本明細書中で定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に対してなされ得る。従って、等価物の意味および範囲内に入る請求項、および本明細書中の他の開示のすべての変更は、それに含まれることが意図される。AC回路網におけるコンデンサの複数の連続的および/または過渡的使用および/または応用は、当業者に公知であり、共振、転流、接続、鉄共振、サージ保護、補償、エネルギー蓄積、障害制御、電圧レギュレーション、限流、制御信号伝送等を含むが、これらに限定されない。請求項および開示は、本発明の真の趣旨、範囲および意味の中に入る、このようなすべての応用、修正および改変を包含することがさらに意図される。
【0101】
(付録A:用語集)
用語「逆直列(anti−series)」は、アノードおよび/またはカソードで結合される2つ以上のPECSデバイスについて言及する。すなわち、逆直列PECSデバイスは、アノード、カソード、あるいは、カソードおよびアノードの両方にDC接続ノードを有する。これは、広範な意味で考えられるべきであり、例えば、電流分割器のデザインにおいて、DC接続ノードで実質的に接続される、複数のPECSデバイスのアノード(または、カソード)を有する多数の構成要素の多種多様の構成を除外するべきでない。例えば、5つのPECSデバイスは、アノードが接続された星形において、それぞれ、互いに対して逆直列の構成である。多相ACシステムの種々のレッグにおけるPECSデバイスもまた、互いに対して逆直列の構成であり得ることに留意されたい。同様に、逆直列の構成においてPECSデバイスを識別する際、任意の所定のデバイスは、例えば、アンペア容量を増加するために、複数の分路によって構成されるデバイスを実際に含み得る。さらに、いくつかの直列PECSデバイスを逆直列の様態で接続して、効果的なAC電圧定格が増加され得る。同様に、いくつかの逆直列PECSデバイスのペア自体が直列の様態で接続され、効果的に電圧定格が増加し得る。最終的に、ACシステムの構成要素(例えば、AC電源または負荷)が、DC接続ノードにおける逆直列デバイス間で実際に接続され得ることに留意されたい。
【0102】
用語「AC」および「AC電源」は、広範な意味で用いられる。用語ACおよびAC電源は、固定周波数、可変周波数、固定振幅、可変振幅、変調周波数、変調振幅、および/または変調パルス幅ACを含むべきであるが、これらに限定されない。側波帯および重ね合わせ、ならびに、他の線形、非線形、アナログまたはデジタル信号などを含む、他の信号および/または通信技術が明示的に含まれる。AC電源は、高調波を含み得る。ACおよびAC電源は、時間で異なる信号について言及すると考えられる。これらの信号は、データおよび/または電力を含み得る。複数の方法および/またはモードで異なるハイブリッドAC電源が同様に含まれる。単一のAC電源について言及することで、複数のAC電源を除外すると解釈されるべきではない。
【0103】
用語「ACブロッキングデバイス」は、関連する逆直列PECSデバイスと比較して、比較的大きなACインピーダンスを提供する任意のデバイス、方法、デザイン、または技術を含みべきであり、同時に、このようなPECSデバイスにバイアスをかけるためのDC電流路を提供するように構成され得る。例えば、ACブロッキングデバイスは、抵抗器、誘導器、整流器、電気スイッチなどを含み得るが、これらに限定されない。
【0104】
本明細書中で用いるように、用語「連続かつ定常の状態」は、起動などの一時的なアプリケーションに関する任意の不適合性を示すことを意図しない。
【0105】
用語「DC」、「DC電気」、および「DC電流」は、1つ以上の電荷キャリアの一方向または大部分が一方向のフラックス、変位、伝達、および/または流れを作成し、もたらし、提供し、支援し、または支持する任意の技術、デザイン、状態、物理的状態またはデバイスであり得る。この電荷キャリアは、電子、イオン、およびホールを含むが、これらに限定されない。これは、逆方向に荷電されている粒子の二方向移動を除外すると解釈されるべきではない。DCは、実質的に時間で変動しない定常状態の電圧について広範に言及するべきである。
【0106】
用語「DC電源」、「DC電圧源」、または「DC電源」は、広範な意味で用いられる。この用語は、概して、DC電気を生成するための発生、生成、またはAC整流に用いられる、または、有用な任意の方法およびデバイスを網羅し、かつ、含む。DC電源は、DC発電器、電気化学電池、光起電性デバイス、整流器、燃料電池、DC量子デバイス、特定のチューブデバイスなどを明示的に含むが、これらに限定されない。これらは、規則化タイプと、非規則化タイプと、フィルタリングタイプと、非フィルタリングタイプとを含むべきである。DC電源は、電気的に絶縁されていない電源によって電力を与えられる整流器、単巻変圧器、絶縁変圧器、および強共振変圧器を明示的に含むべきであるが、これらに限定されない。DC−DC電源、切り換えDC電源、パルス充電器などが同様に含まれる。この単一の用語は、分路、直列、および/または逆直列に構成される複数のおよび/または冗長なDC電源を除外すると解釈されるべきではない。単相および多相のDC電源および/または充電器が含まれる。リアルタイムでDCバイアスレベルを調整する能力が同様に含まれる。「ダイオードドロッパデバイス」および正確に規則化された浮動DC電源電圧を用いることによって、特に、電気化学電池が電源の冗長のために含まれる場合、または、使用される逆直列PECSデバイスである場合、操作上およびデザインに関する利点が提供され得る。
【0107】
用語「DCバイアス源」は、広範な意味で用いられる。この用語は、概して、AC電流の流れを制限、限定、かつ/またはブロックする際の、DC電圧および電流のPECSデバイスへの生成および分配に用いられる、または、有用な任意の方法、デザイン、および/またはデバイスを網羅し、かつ、含む。用語DCバイアス源は、少なくとも1つのACブロッキングデバイスと実質的に直列に接続される少なくとも1つのDC電圧源を含み得るが、これらに限定されない。本発明において、1つ以上のDCバイアス源は、PECSデバイスにわたる順方向DCバイアス電圧を確立かつ維持するために、そのPECSデバイスにわたって接続される。DCバイアス源は、AC電源が、接続されているPECSデバイスに逆バイアスまたは過大な順方向バイアスをかけることを防止する。単一のDC電圧源は、適切に接続されるDC導電デバイス、ACブロッキングデバイスにより、多数のPECSデバイスに関するDCバイアス源として機能するように構成され得る。同様に、複数のDC電圧源および/またはDCバイアス源は、AC印加内の逆直列PECSデバイスに冗長なバイアス電圧源を提供するように構成され得る。
【0108】
用語「DC接続ノード」は、類似する極性のデバイスノードが結合されている2つ以上の逆直列PECSデバイスの構成のノードに対応する。DC接続ノードが、1つ以上のACデバイス(例えば、誘導器など)に、ACデバイスにわたる無視できるほどのDC電圧を組み込み得る(または、得ない)ことに留意する必要がある。すなわち、DC接続ノード内にDC電圧の差は実質的にない。同様に、DCバイアス回路、計器、指示器、警報器などが、DC接続ノードに接続され得る。
【0109】
用語「電気的絶縁」は、その広範な意味で用いられる。この用語は、概して、絶縁変圧器、強共振変圧器、ならびに、ACの場合に個別に生成、反転、かつ/または発生させられる電源を含むが、これらに限定されない。DC絶縁は、キャパシタを用いることにより達成され得る。用語電気的絶縁は、個別に生成、整流、または発生させられるDC電源を含むべきである。電気的絶縁は、固定された接地基準(fixed ground reference)を有さず、共通中性接地基準電圧(common neutral,ground,reference voltage)を選択するか、あるいは、異なる中性接地基準電圧(distinct neutrals,grounds or reference voltage)を代わりに選択する能力を伝達することを目的とする。この選択は、接続または操作可能に接続する場合に生じ、電源のデザイン、構成、材料または特性に特有である必要はない。
【0110】
用語「極性電荷蓄積(「PECS」)」デバイスは、広範な意味で用いられる。この用語は、概して、任意の適切な極性電荷蓄積デバイス、および/または、電解キャパシタ、電気化学電池、特定の電気チューブデバイス、半導体容量デバイス、光起電性デバイス、燃料電池、量子電荷蓄積デバイスなどを含むがこれらに限定されない装置を網羅する。本明細書の目的のために、極性電荷蓄積デバイスは、電荷の静的絶縁と、支持電荷蓄積極性と、電流を伝導、変位、かつ/または伝達する能力とを支援する任意の技術またはデバイスであり得る。本明細書の多くの部分において、本発明の種々の局面を実証するために、明細書および図面の両方において、極性キャパシタが用いられる。しかし、任意の適切なPECSデバイスが、表される極性キャパシタの代わりに、または、それと協同して用いられ得ることが理解される必要がある。すなわち、言及または説明される他のPECS技術を除外する意図はない。
【0111】
用語「整流器」は、本明細書中、その広範な意味で用いられる。電荷キャリアの一方向の流れを支持する、または支持するように構成される、任意の能動または受動のデバイスおよび/または装置が、整流器として考えられべきである。逆方向に荷電された粒子の二方向の流れは、整流器の定義に明示的に含まれる。整流器は、1つ以上のダイオード、トランジスタ、シリコン制御の整流器、カットオフSCR、サイリスタ、IGBT、FET、分割リング、特定のチューブデバイスなどを含むが、これらに限定されない。整流回路構成は、半波整流器、全波整流器、分波整流器、および多相整流器を含むが、これらに限定されない。整流器のパルスは、単相または多相の場合のAC電流波形または電圧波形のいずれかに抵抗、一致、またはオフセットするように移相され得る。これは、いくつかの一般的な方法として、絶縁変圧器のドット規則(dot convention)、移相巻線方法(phase shift winding methods)、I/O遅延、または電子的に達成され得る。
【0112】
用語「十分に順方向にDCバイアシング」は、PECSデバイスにわたってDCバイアス電圧を維持して、デバイスがAC信号によって有害に逆方向にバイアスをかけられないように実質的に防止するための、本明細書中で概説または暗示される方法、デバイス、および/または装置について言及する。DCバイアス電圧は、定常状態の任意の程度に固定され得る。これは、従来技術の振動性バイアススキーム(oscillatory bias schemes)と対比し、従来技術は、サブサイクルバイアスの順方向DCバイアス電圧と逆DCバイアス電圧との間で特徴的に異なり、および/または、DCバイアス電圧の大きさに対して信号のサイズが過剰なためにAC信号のひずみを引き起こす。DCバイアシングについて考慮すべきことは、適用可能なPECSデバイスの順方向電圧制限内での操作を含む。バイアス条件が同様に含まれ、ここで、各PECSデバイスのDCバイアス電圧の大きさは、印加されるAC信号の大きさを実質的に超える。
【0113】
用語「スイッチ」および/または「電気的スイッチ」は、電流がオンまたはオフにされ得る方法、デバイス、および/または装置について言及する。スイッチは、機械的導体接触デザイン、電気機械デバイス、半導体デバイス、リレー、液体接触デバイスを含みべきであり、この液体接触デバイスは、例えば、水銀スイッチ、分子スイッチ、イオン化デバイス、バルブ、クエンチャー、ゲート、量子デバイスなどである。さらに、可変抵抗器と、調光器および/または流れレギュレータとして機能し得る電位差計と、オン/オフデバイスとなどの差動デバイスが含まれる。電流、フラックス、電流または伝導、変位などの制御に影響を与えるために用いられる物質の任意の状態および/または物質の状態の変化は、用語スイッチに含まれると考えられる。同様に、種々の技術的なスイッチと関連するセンサ、アクチュエータ、コントローラ、リレー、回路基板、チップなどが含まれる。本明細書中で使用される場合の電気スイッチおよびスイッチは、広範な意味で解釈されるべきである。本明細書中で概説されるデバイスおよび方法は、例示的であり、制限しない。
【0114】
用語「DCブロッキングデバイス」は、DC電流の流れに対する比較的大きなDC抵抗および/または逆相の流れを提供する任意のデバイス、方法、デザイン、装置および/または技術を含むべきである。例えば、DCブロッキングデバイスは、極性キャパシタ、非極性キャパシタ、電気機械電池、他のPECSデバイス、抵抗器、整流器などを含み得るが、これらに限定されない。同様に、絶縁変圧器は、DCが磁気的に結合されていないため、DCブロッキングデバイスとして機能する。整流器ブリッジが、単一の整流器または半波のブリッジによって提供されるより高いオーダのDCブロッキングを提供することに留意されたい。
【0115】
用語「温度レギュレーション」は、デバイスの表面および/または中心の温度を変更する自然または人為的に動力を与えられた手段によって、PECSデバイスの温度を制御することを意味するべきである。温度レギュレーションの典型的な方法は、ウォータバス、オイルバス、冷媒、熱浴を有する循環システム、および加熱素子および熱交換器の使用を含む。熱ポンプ、固体の冷却、および他のこのような方法は、デバイス温度の維持および/または変更に適切である。
【0116】
用語「一時的」は、本明細書中で用いられるように、定常状態のまたは連続的なアプリケーションに関する不適合性を示すことを意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、電解コンデンサの従来技術の回路モデルである。
【図2】 図2は、分極および非分極コンデンサを小さいAC信号結合用途(アナログ音声アンプに通常存在する)において用いる従来技術の回路を示す。
【図3】 図3は、モーター開始用途において通常用いられる、AC信号をAC負荷に結合する商業的に利用可能な従来の逆直列の分極コンデンサのペアを示す。
【図4】 図4は、図3の回路の従来技術の改良品を示す。
【図5】 図5も、図3の回路の従来技術の改良品を示す。
【図6A】 図6Aは、順方向にバイアスがかけられた逆直列の分極コンデンサから構成された本発明のAC回路の図であって、DCバイアス回路部の詳細は省略された図を示す。
【図6B】 図6Bは、本発明の順方向にバイアスがかけられた逆直列の分極コンデンサであって、正のDC接合ノードを分離するACデバイスを備えた分極コンデンサの構成の図であって、バイアスの詳細は省略された図を示す。
【図7】 図7は、本発明の制限されたAC印加においてDCバイアスがかけられた分極コンデンサの逆直列の対称の実施を示す。
【図8】 図8は、本発明の一つの回路を示す。
【図9】 図9は、本発明の別の回路の実施形態を示す。
【図10】 図10は、本発明を実施する回路の一実施形態を示す。
【図11】 図11は、本発明の別の実施形態を用いた、容量電力結合の構成を示す。
【図12】 図12は、本発明の順方向にバイアスがかけられた逆直列の分極コンデンサを組み込んだ、三相で三つのワイヤのACシステム系列を示す図であって、DCバイアスの回路部の詳細は省略された図を示す。
【図13】 図13は、本発明の一実施形態を組み込んだ、三相で四つのワイヤのACシステムを示す。
【図14】 図14は、本発明の別の実施形態を組み込んだ、別の三相で四つのワイヤのACシステムを示す。
【図15】 図15は、本発明の一実施形態を組み込んだ、さらなる三相で四つのワイヤのACシステムを示す。
【図16】 図16は、本発明の4n+の実施を備えた一つの高い電流回路の図であって、DC電圧源の詳細は省略された図を示す。
【図17】 図17は、本発明の4n+の分極コンデンサおよびバイアスシステムの高電圧の実施を簡単に示した図である。
【図18】 図18は、本発明の別の実施を示す。
【図19】 図19は、本発明の一実施形態を用いた、単相のAC電源からの連続的な動作に適した分相AC誘導モーターの二つの巻線を示す。
【図20】 図20は、本発明の別の実施形態におけるダウンストリームの故障によって生じた電流を制限する離調デバイスを備えたバンドパスLCフィルタを示す。
【図21】 図21は、本発明の別の実施形態においてコンデンサ温度および電気パラメータを調整する、電気接触が安全な熱伝導構造を示す。
【図22】 図22は、本発明の別の実施形態において、過渡的な用途に適し、連続的な動作に適合可能な順方向にバイアスがかけられた小さい信号の伝送状態を確立する方法を示す。
【図23】 図23は、本発明の別の実施形態において、連続的な動作に適した簡単な制御されたバイアス回路を示す。
【図23A】 図23Aは、図23の電荷メカニズムの簡略化された概略図である。
【図24】 図24は、図23に類似した受動的なバイアス回路を備えた、本発明の別の実施形態を示す。
【図25】 図25は、本発明の逆直列の構成を示し、AC電源は負のコンデンサ端子を分離し、AC負荷は正のコンデンサ端子を分離する。
【図26】 図26は、本発明の別の実施形態において、一つの低電圧DC電圧源を用いて、相互に直列になっている二つの逆直列分極コンデンサのペアにバイアスをかける図を示す。
【図27】 図27は、本発明の別の実施形態におけるDC電源を示し、整流器ブリッジは逆直列のコンデンサを介してAC電源に結合され、逆直列のコンデンサは次いで一部のDC出力によってバイアスがかけられる。
【図28】 図28は、本発明の別の実施形態における三相で逆直列のPECSデバイスを示し、一つの分極コンデンサは各ACのホット鉄心脚内に存在する。
【図29】 図29は、本発明の120:240ボルトの単相システムを示し、各鉄心脚内の一つのPECSデバイスは逆直列のコンデンサの構成の一部として機能する。
【図30】 図30は、連続的な動作に適した、本発明の逆直列のPECSデバイスの構成内で一つの整流器を用いるDCバイアス電源を示す。

Claims (63)

  1. AC電源と、AC信号を受信するために該AC電源に結合される少なくとも1つの負荷とを有する、AC回路網内で操作される極性電荷蓄積(「PECS」)装置であって、
    互いに対して逆直列に構成される少なくとも第1および第2のPECSデバイスであって、該逆直列PECSデバイスは、該AC回路網に操作可能に接続され、かつ、該AC信号の対象となるように適応される、第1および第2のPECSデバイスと、
    該第1および第2のPECSデバイスに結合される少なくとも1つのDC電源と、
    を含み、
    該少なくとも1つのDC電源が、該第1および第2のPECSデバイスに結合されて、該PECSデバイスの両方が、該AC信号の対象となる間、連続的に順方向にバイアスをかけられた状態を維持することを特徴とする、
    PECS装置。
  2. 前記少なくとも1つのDC電源は、前記第1および第2のデバイスに操作可能に結合されて、前記AC信号は、該少なくとも1つのDC電源を介して実質的に伝導されない、請求項1に記載の装置。
  3. 前記逆直列PECSデバイスの構成は、前記AC負荷と分路によって実質的に接続されるように適応される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記逆直列PECSデバイスの構成は、前記AC電源と前記AC負荷との間で実質的に直列に接続されるように適応される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのDC電源の少なくとも1つの出力端子は、前記少なくとも1つのAC電源から電気的に絶縁されるように適応される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのDC電源は接地されない、請求項1に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのDC電源の少なくとも1つの出力端子は、ACシステムグラウンドに操作可能に接続されるように適応される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1および第2のPECSデバイスは、互いに対して対称的にDCバイアスをかけられる、請求項1に記載の装置。
  9. 前記第1および第2のPECSデバイスは、DC接触ノードで互いに接続され、前記装置は、該DC接続ノードとDC基準ノードとの間で接続される少なくとも1つのACブロッキングデバイスをさらに含む、請求項1に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのACブロッキングデバイスは、前記AC信号をブロックするために、前記第1および第2のPECSデバイスと比較して十分に高いインピーダンスを有する抵抗器を含み、該AC信号は、該PECSデバイスを実質的に通過する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記DC接触ノードは、前記第1および第2のPECSデバイス間に少なくとも1つのACデバイスを組み込む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記DC接触ノードと、前記第1および第2のPECSデバイスからの別のノードとの間にACブロッキングデバイスをさらに含む、請求項9に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのDC電源は、前記第1および第2のPECSデバイスに個別にバイアスをかけるために、第1および第2のDC電源を含む、請求項9に記載の装置。
  14. 前記第1のDC電源は、前記第1のPECSデバイスと実質的に分路を介して接続される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1のDC電源と前記第1のPECSデバイスとの間に操作可能に接続されるACブロッキングデバイスをさらに含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第2のDC電源は、前記第2のPECSデバイスにわたって実質的に並列である、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第2のDC電源は、少なくとも1つの第2のACブロッキングデバイスを介して、少なくとも前記第2のPECSデバイスにわたって実質的に並列に接続される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記第1のDC電源の少なくとも1つの端子と、前記第2のDC電源の少なくとも1つの出力端子は接地されない、請求項17に記載の装置。
  19. 前記第1のDC電源の少なくとも1つの端子と、前記第2のDC電源の少なくとも1つの出力端子は、前記AC電源に対して電気的に絶縁される、請求項17に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのDC電源は、DC電位を提供するために第1および第2の出力端子を有する第1のDC電源を含み、該第1の出力端子は前記DC接続ノードに結合され、該第2の出力端子は前記第1および第2のデバイスからの別のノードに結合される、請求項9に記載の装置。
  21. 前記DC接続ノードと前記第1の出力端子との間で直列に接続される少なくとも1つのACブロッキングデバイスをさらに含む、請求項20に記載の装置。
  22. 前記第1および第2のデバイスの前記別のノードと、前記第2の出力端子との間で直列に接続される少なくとも1つのACブロッキングデバイスさらに含む、請求項20に記載の装置。
  23. 前記AC回路網は、該回路網の各相にACレッグを有する多相AC回路網であり、前記第1のPECSデバイスは、第1のACレッグの一部分であるように適応され、前記第2のPECSデバイスは、第2のACレッグの一部分であるように適応される、請求項1に記載の装置。
  24. 前記AC回路網は、該回路網の各相にACレッグを有する多相AC回路網であり、前記第1および第2のPECSデバイスは、第1のACレッグの一部分であるように適応される、請求項1に記載の装置。
  25. 前記PECSの構成は、定常状態の操作のために、前記AC回路網内に操作可能に取り付けられるように適応される、請求項1に記載の装置。
  26. 前記第1および第2のPECSデバイスは、共通エンクロージャ内に取り付けられる、請求項1に記載の装置。
  27. 前記第1および第2のPECSデバイスは、誘電性の流体内で支えられ、絶縁されたファスナーによって前記エンクロージャに取り付けられ、該エンクロージャは、接触しても電気的に安全なコンテナを規定する、請求項26に記載の装置。
  28. 前記負荷は分相AC誘導電動機であり、前記PECSデバイスは、前記AC電源と該分相電動機の巻線との間に直列に接続されるように適応され、該電動機の連続的な操作のために用いたままである、請求項1に記載の装置。
  29. 前記PECSデバイスは、誘導器を有するLCフィルタ回路の一部分であり、該LCフィルタ回路は、電力基本周波数に同調され、さらに、下流に欠陥が生じると該PECSデバイスを分路するためのスイッチを有する、請求項1に記載の装置。
  30. 前記AC電源は第1のAC電源であり、該第1のAC電源と異なるAC電圧を有する第2のAC電源は、電流が制限された整流器を介して、前記第1のPECSデバイスに操作可能に接続される、請求項1に記載の装置。
  31. AC印加において用いられるPECS装置であって、
    第1のPECSデバイスと、
    該第1のPECSデバイスと逆直列の関係で接続される少なくとも第2のPECSデバイスと、
    該第1および第2のPECSデバイスに操作可能に接続される少なくとも1つのDCバイアス源と、
    を含み、
    該少なくとも1つのDCバイアス源が、該第1および第2のPECSデバイスに接続されて、該AC印加において用いられながら、該第1および第2のPECSデバイスの両方が、連続的に順方向にバイアスをかけられた状態を維持することを特徴とする、
    AC印加において用いられるPECS装置。
  32. 前記第1および第2のデバイスにバイアスをかける前記DC電圧は、前記AC印加に関して、互いに対して実質的に相殺し合う、請求項31に記載の装置。
  33. 前記逆直列PECSデバイス間に配置されるAC電気デバイスをさらに含み、該ACデバイスは、前記接続されるAC印加と異なるDC電圧レベルで操作される、請求項31に記載の装置。
  34. 前記ACデバイスはDC電源を含む、請求項33に記載の装置。
  35. 前記DC電源の一部分は、前記第1および第2のデバイスを順方向にDCバイアスにかけるために、前記逆直列PECSデバイス間に操作可能に接続される、請求項34に記載の装置。
  36. 前記逆直列PECSデバイスは、前記AC印加内のAC中性ノードを接地ノードに結合するために用いられる、請求項31に記載の装置。
  37. 前記第1および第2のPECSデバイスは、それぞれ、正ノードおよび負ノードを有し、該第1および第2のデバイスからの少なくとも該正ノードまたは負ノードは、DCの観点から実質的に互いに接続される、請求項31に記載の装置。
  38. 前記第1および第2のデバイスからの前記正ノードは、実質的に互いに接続され、該第1および第2のデバイスからの前記負ノードは、DCの観点から実質的に互いに接続される、請求項37に記載の装置。
  39. 前記第2のPECSデバイスにわたって、実質的に分路を介して接続される1つ以上のPECSデバイスをさらに含み、該1つ以上のPECSデバイスは、前記第1のPECSデバイスと逆直列に構成される、請求項31に記載の装置。
  40. 前記1つ以上のPECSデバイスはまた、前記第2のPECSデバイスと逆直列に構成され、前記第1、該第2、および該1つ以上のPECSデバイスは、互いに対して逆直列に構成される、請求項39に記載の装置。
  41. DC接続ノードにおいて、AC電流分割器マニホールドを形成するように互いに接続され、かつ、前記第1および第2の逆直列デバイスの構成に接続される、操作可能に順方向にバイアスをかけられた逆直列のPECSデバイスの1つ以上のセットをさらに含む、請求項31に記載の装置。
  42. 少なくとも前記第1のPECSデバイスにわたって実質的に並列に接続される非極性キャパシタをさらに含む、請求項31に記載の装置。
  43. 前記逆直列PECSデバイスは、定常状態のAC印加を向上するために用いられる、請求項31に記載の装置。
  44. 前記少なくとも1つのDC電源は、前記第1および第2のPECSデバイスに操作可能に接続されて、前記AC印加からのAC信号は、該少なくとも1つのDC電源を介して実質的に伝導されない、請求項31に記載の装置。
  45. 前記逆直列の第1および第2のデバイスは、誘電性の流体内で支えられ、絶縁されたファスナーによってエンクロージャ内に取り付けられ、該エンクロージャは、接触しても電気的に安全なコンテナを規定し、接続のための電気の接触を提供する、請求項31に記載の装置。
  46. AC回路網であって、
    AC電源と、
    該AC電源に操作可能に結合されるAC負荷と、
    互いに対して逆直列に構成され、該AC電源およびAC負荷に操作可能に結合される第1および第2のPECSデバイスと、
    該第1および第2のPECSデバイスに操作可能に結合される少なくとも1つのDC電源と、
    を含み、
    少なくとも1つのDC電源は、該第1および第2のPECSデバイスに接続されて、該AC電源の対象である間、該第1および第2のPECSデバイスの両方が連続的に順方向にバイアスをかけられた状態を維持することにより、該AC電源によって該少なくとも1つのDC電源が有害に逆方向にバイアスをかけられることを防止することを特徴とする、
    AC回路網。
  47. AC電源と、操作可能に結合されるAC負荷とを有するAC回路網において、PECSデバイスを用いる方法であって、
    a)AC回路網の操作を向上するために、該AC回路網において逆直列に構成される少なくとも第1および第2のPECSデバイスを実施する工程であって、AC信号は、該逆直列デバイスに適応される、工程と、
    b)少なくとも1つのDC電圧によって該PECSデバイスを順方向にバイアスをかける工程と、
    を含み、
    工程b)において、該PECSデバイスの両方は、該AC回路網の操作の間、連続的に順方向にバイアスをかけられた状態を維持することを特徴とする、
    PECSデバイスを用いる方法。
  48. 前記少なくとも第1および第2のデバイスにわたる前記DC電圧は、前記AC回路網に関して、互いに対して実質的に相殺し合う、請求項47に記載の方法。
  49. 前記逆直列PECSデバイスを実施する工程を行うことは、第1および第2の極性キャパシタを実施する工程を含む、請求項47に記載の方法。
  50. 前記第1および第2の極性キャパシタは、DC接続ノードにおいて互いに結合され、前記方法は、該DC接続ノードと少なくとも1つのDC電源のDC基準との間にACブロッキングデバイスを提供する工程をさらに含む、請求項49に記載の方法。
  51. AC回路網内の前記逆直列デバイスを実施する工程を行うことは、前記AC電源に関する力率を改善するために、該AC電源と前記AC負荷との間で、前記逆直列された偏極キャパシタを直列に用いる工程を含む、請求項50に記載の方法。
  52. 前記回路網内の前記逆直列デバイスを調整可能に用いることにより、前記AC電源の観点からAC回路網インピーダンスを調整する工程をさらに含む、請求項47に記載の方法。
  53. 前記逆直列デバイスは、電気スイッチと調整可能に用いられる、請求項47に記載の方法。
  54. AC回路網パラメータは、前記PECSデバイスの温度を制御可能に変化させることにより変更される、請求項47に記載の方法。
  55. 前記PECSデバイスの温度を制御可能に変化させる工程を行うことは、熱交換器によって行われる、請求項54に記載の方法。
  56. 前記第1および第2のPECSデバイスのそれぞれにわたって実質的に分路を介する抵抗デバイスを提供して、電圧分割器アプリケーションにおける該デバイスに順方向にバイアスをかけ、かつ、平衡化する工程をさらに含む、請求項47に記載の方法。
  57. 前記第1および第2のPECSデバイスに操作可能に接続される少なくとも1つのブリード抵抗器を提供して、該PECSデバイスにわたる前記バイアスの電圧を放電して、安全に停止し、メンテナンスを行う工程をさらに含む、請求項47に記載の方法。
  58. 各PECSデバイスにわたって印加される前記AC電圧の大きさは、各PECSデバイスにわたる前記DCバイアス電圧の大きさより小さい、請求項47に記載の方法。
  59. 前記DCバイアス電圧の定常状態の重ね合わせと、各PECSデバイスにわたって印加されるAC電圧とは、各PECSデバイスの定格電圧内に維持される、請求項47に記載の方法。
  60. 少なくとも1つの電気的に絶縁されたDCバイアス源は、前記第1のPECSデバイスにわたり、分路を介して実質的に接続されて、定常状態のAC印加に用いられる、請求項47に記載の方法。
  61. 少なくとも1つの電気的に絶縁されたDCバイアス源は、前記第1のPECSデバイスにわたり、分路を介して実質的に接続されて、一時的なAC印加に用いられる、請求項47に記載の方法。
  62. 整流器ブリッジは、整流DCの電気的絶縁を提供して、前記第1のPECSデバイスを連続的に充電するために用いられる、請求項60に記載の方法。
  63. 前記DCバイアス源の少なくとも1つのDC極は、少なくとも1つのAC電源から電気的に絶縁されて、前記第1のPECSデバイスに連続的に順方向にバイアスをかける、請求項62に記載の方法。
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