JP3897531B2 - アンモニア吸収冷凍機 - Google Patents

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    • Y02B30/62Absorption based systems

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発生器で生成するアンモニア稀水溶液を貯留する液溜部から前記アンモニア稀水溶液を吸収器に導く稀液管路に減圧機構を備え、前記吸収器と前記発生器との間を接続する濃液管路に、アンモニア濃水溶液を還流供給する濃液供給ポンプを備えるアンモニア吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来のアンモニア吸収冷凍機においては、例えば図5に示すように、発生器1の加熱部2で熱源蒸気Sにより加熱されて主としてアンモニアからなる蒸気を放出したアンモニア稀水溶液Swを前記蒸気と共に液溜部3及びその上部空間に供給するように構成してある。前記アンモニア稀水溶液Swを貯留する前記液溜部3の底部から前記アンモニア稀水溶液Swを吸収器8に導く稀液管路15には減圧機構16として絞り弁16Cを備えている。また、前記吸収器8と前記液溜部3の上方に設けられた精留部4の回収段4aとの間を接続する濃液管路18には、アンモニア濃水溶液Ssを還流供給する濃液供給ポンプ9を備えており、アンモニア濃水溶液Ssを前記回収段4aを経て前記発生器1に循環供給するように構成されている。一方、前記精留部4の上部に備える濃縮段4bで濃縮され、さらに上昇しながら精留されて分縮段4cから放出された冷媒蒸気であるアンモニア蒸気Avを冷媒蒸気管路10を経て冷却水管を備える凝縮器5に導き、この凝縮器5で冷却水W1により冷却されて凝縮した濃アンモニア液Alは、アンモニア液流路11から膨張弁6を介して減圧した後蒸発器7に導き、減圧した低温の濃アンモニア液AlをブラインBと熱交換させて前記ブラインBを冷却し、その冷却過程で前記濃アンモニア液Alが気化したアンモニア蒸気Avを前記吸収器8に供給するように構成されている。前記吸収器8には、前記蒸発器7で蒸発したアンモニア蒸気Avを前記吸収器8に導くアンモニア蒸気流路14を接続してあり、また、前記稀液管路15の終端部を器内に導入して、器内のアンモニア蒸気Av中に前記アンモニア稀水溶液Swを噴霧するように構成してある。前記アンモニア稀水溶液Swは、系内においては吸収液として機能する。前記吸収器8には冷却水W2を通流する冷却管が配置されており、前記アンモニア稀水溶液Swがアンモニア蒸気Avを吸収してアンモニア濃水溶液Ssを生成する際に発生する吸収熱を前記冷却水W2に吸収させて系外に放出している。
【0003】
前記精留部4においては、前記発生器1で放出されるアンモニアを主体とする蒸気も供給され、前記回収段4a、前記濃縮段4b及び前記分縮段4cを経て濃縮精留された後、前記分縮段4cから前記冷媒蒸気管路10に放出される。この過程でアンモニア蒸気Avを分離したアンモニア稀水溶液Swは、前記濃縮段4bから前記回収段4aを経て流下し、前記回収段4aに循環供給されるアンモニア濃水溶液Ssと共に前記発生器1に戻される。前記濃液管路18には溶液熱交換器17が介装されており、その高温側流路には前記稀液管路15を通流するアンモニア稀水溶液Swを通流させて熱回収を図っている。また、前記凝縮器5からの濃アンモニア液Alを前記蒸発器7に導くアンモニア液流路11には、前記アンモニア蒸気流路14のアンモニア蒸気Avにより前記濃アンモニア液Alを過冷却する過冷却器13を配置して、前記膨張弁6に至る前の濃アンモニア液Alが前記アンモニア液流路11内で部分蒸発するフラッシングを抑制し、前記膨張弁6で減圧される濃アンモニア液Alの流量を安定化し、冷却効率の向上を図っている。この系においては、アンモニア水溶液及び濃アンモニアの流体循環は、前記濃液供給ポンプ9による低圧側の吸収器8から高圧側の発生器1へのアンモニア濃水溶液Ssの還流供給の外は、各流路の両端部間の圧力差により行われる。この系における高圧側を構成する精留部4内の圧力、即ち発生器圧力は、通常約1.5MPaである。
【0004】
上述のアンモニア吸収冷凍機を制御する制御機構30には、生成するブラインBの温度を基に冷凍容量を制御する冷凍容量制御部31と、液溜部3の液面を所定の液位に維持する発生器液面制御部32と、冷媒即ちアンモニアの凝縮圧力を制御する凝縮圧力制御部33と、冷媒即ちアンモニアの循環流量を制御する冷媒流量制御部34と、冷媒蒸気管路10に放出される冷媒濃度、即ちアンモニア蒸気Avのアンモニア濃度を制御する冷媒濃度制御部35と、発生器1でアンモニア蒸気を分離したアンモニア稀水溶液Swのアンモニア濃度を制御する発生器入熱量制御部36とを備えている。
【0005】
前記冷凍容量制御部31は、前記ブラインBの温度を所定温度に維持するように、系内の溶液の循環量を調節するもので、前記蒸発器7出口におけるブラインBの温度を検出するブライン温度検出器7aを備え、検出するブライン温度に応じて前記濃液管路18に設けた濃液供給ポンプ9の回転数を、その揚程を所要範囲内に維持しながら変化し、同時にその下流側に備える流量調節弁18aの開度を調節し、前記濃液管路18から前記回収段4aへのアンモニア濃水溶液Ssの還流供給量を調節するように構成されている。つまり、後述の冷媒流量制御部34と連係し、前記蒸発器7における冷凍負荷を間接的に検出して、冷凍能力を調節するのである。
【0006】
前記発生器液面制御部32は、前記液溜部3におけるアンモニア稀水溶液Swの液面を所定レベルに維持するもので、前記液溜部3における液面を検出可能な液位検出機構3aを備え、検出した液位に応じて前記稀液管路15に備える絞り弁16Cの開度を制御して、前記吸収器8へのアンモニア稀水溶液Swの供給量を調節するように構成されている。つまり、前記液溜部3からのアンモニア稀水溶液Swの前記吸収器8への供給と、前記吸収器8からの前記発生器1へのアンモニア濃水溶液Ssの還流供給との均衡を維持し、系の安定化を図っているのである。また、従来のシステムにおいては、前記濃液供給ポンプ9としてタービンポンプを用いている関係上、ポンプ内でのキャビテーションを起こしやすく、これを防止するために、前記冷凍容量制御手段31の制御動作と協調して前記吸収器8におけるアンモニア濃水溶液Ssの液面を所定液位以上に維持することも図っている。前記絞り弁16Cは、空気圧作動式のものを用い、液位検出機構3aからの差圧信号を前記発生器液面制御部32に入力し、前記絞り弁16Cに対する開度設定信号を基に設定した制御量を、電空変換器を介して前記絞り弁16Cに伝達して開度調節するように構成されている。
【0007】
前記凝縮圧力制御部33は、前記冷媒蒸気管路10から前記凝縮器5に供給されるアンモニア蒸気Avの凝縮圧力を調節して、系内に供給する冷媒、即ち前記吸収器8に供給するアンモニア蒸気Avを生成する濃アンモニア液Alの凝縮量を所定の量に維持するもので、前記凝縮器5内の圧力を検出して、その凝縮器5に供給する冷却水W1の水量を調節するものである。前記精留部4から供給されるアンモニア蒸気Avの純度に対応して、適正な凝縮温度を維持するものである。ここで生成する濃アンモニア液Alの温度により系の冷媒としてのアンモニアの純度が決まり、その低温側温度がほぼ定まる。前記冷却水W1の流量を調節する制水弁には、空気圧作動の流量調節弁を用いており、前記凝縮器5内で圧力を検出した検出信号を前記凝縮圧力制御部33に入力し、前記圧力検出信号に基づいて設定される制水弁の開度調節量を、電空変換器を介して前記制水弁に伝達し、その開度を調節するように構成されている。
【0008】
前記冷媒流量制御部34は、前記アンモニア蒸気流路14における前記過冷却器13出口のアンモニア蒸気Avの温度を所定温度に維持するもので、前記アンモニア蒸気流路14の過冷却器13出口にアンモニア気体温度計14aを配置してその検出温度に基づき、前記膨張弁6の開度を調節するようにしてある。つまり、前記蒸発器7における前記ブラインBとの交換熱量を間接的に検出し、冷凍負荷に合わせて冷媒供給量を調節するのである。この膨張弁6も空気圧作動のものが用いられており、前記アンモニア気体温度計14aからの温度信号を前記冷媒流量制御部34に入力し、前記膨張弁6の開度を設定し、その開度設定信号を、電空変換器を介して前記膨張弁6に伝達するように構成されている。
【0009】
前記冷媒濃度制御部35は、冷媒であるアンモニア蒸気Avの濃度を目標濃度に維持するもので、前記凝縮器5出口の低圧のアンモニア液流路11から分岐して、高圧の前記分縮段4cに濃アンモニア液Alを一部還流するリフラックスポンプ12aを備える冷媒還流路12と、前記分縮段4c出口の前記冷媒蒸気管路10におけるアンモニア蒸気Avの温度を検出する蒸気温度計10aとを備えており、前記蒸気温度計10aで検出する温度に応じて前記リフラックスポンプ12aの出口に備える流量制御弁12bの開度を調節するように構成してある。つまり、一旦凝縮させた濃アンモニア液Alを前記精留部4の分縮段4cに一部還元することで、前記冷媒蒸気管路10におけるアンモニア蒸気の濃度を極力高く維持するのである。前記流量制御弁12bも空気圧作動式のものであり、前記蒸気温度計10aで検出した検出温度は前記冷媒濃度制御部35に入力され、前記検出温度に基づき設定される前記流量制御弁12bの開度信号も、一旦電空変換器で空気圧信号に変換された後、前記流量制御弁12bに伝達される。
【0010】
前記発生器入熱量制御部36は、前記発生器1の加熱部2に備える加熱蒸気管19への熱源蒸気の供給量を調節するもので、前記稀液管路15に通流する前記液溜部3からのアンモニア稀水溶液Swの温度を検出する稀液温度計15aを前記稀液管路15に配置して、検出した温度を所定温度範囲内に維持するように、前記加熱蒸気管19に付設した蒸気調節弁19aの開度を調節するように構成してある。熱源蒸気の温度変動によっても前記発生器1からのアンモニア蒸気Avの濃度を変化させないようにするのである。
【0011】
以上のように構成して、前記制御機構30は、前記冷凍容量制御部31、前記発生器液面制御部32、前記凝縮圧力制御部33、前記冷媒流量制御部34、前記冷媒濃度制御部35、前記発生器入熱量制御部36の間の調和を図り、各制御機構の協同により、アンモニア吸収冷凍機の冷凍能力と、ブライン温度を目標範囲に維持する。これは、アンモニア吸収冷凍機の運転が安定し、且つ、所定の性能が発揮されるためには、前記液溜部3と前記吸収器8における液面の変動をできるだけ小さくするための制御が必要である点に鑑みて構成されたものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のアンモニア吸収冷凍機においては、高圧側と低圧側との間の圧力差が約1.5MPaであり、前記アンモニア濃水溶液Ssを前記発生器1に還流供給する濃液供給ポンプ9には、それ以上の揚程を確保する必要がある。しかも、その圧力差は、運転条件によって変化しやすく、タービンポンプ等の非容積型ポンプを採用した前記濃液供給ポンプ9では、回転数を変化させれば、その吐出量と揚程とが同時に変化するため、吐出圧力と吐出量とを同時に制御できないという問題を有していた。そのために、前記アンモニア濃水溶液Ssの前記発生器1への還流供給量を調節するのに、前記濃液供給ポンプ9を必要な揚程を維持できる以上の回転数に維持しながら、下流側に設けた流量調節弁18aの弁開度を調整する必要があり、精密な制御を行うには複雑な制御を必要とし、装置のコストアップを招くという問題も有していた。つまり、前記濃液供給ポンプ9として、高圧タービンポンプで構成されたキャンドポンプを用いたり、液溜部3の液面検出機構3aとしての差圧発信器や、その差圧信号を受信して開度調節する絞り弁16C等が必要になり、これらが何れも高価なものであるために、殊に、小型のアンモニア吸収冷凍機であれば、そのコストアップ要因として大きな割合を占めるのである。
【0013】
そこで、本発明に係るアンモニア吸収冷凍機は、安価な設備機器を用いながら、発生器と吸収器との間のアンモニア水溶液の循環ループが安定し、正確に作動させる手段を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0024】
〔本発明の特徴構成〕
【0025】
本発明に係るアンモニア吸収冷凍機の特徴構成は、請求項に記載のごとく、発生器からのアンモニア稀水溶液を貯留する液溜部から前記アンモニア稀水溶液を吸収器に導く稀液管路に減圧機構を備え、前記吸収器と前記発生器との間を接続する濃液管路に、アンモニア濃水溶液を還流供給する濃液供給ポンプを備えるアンモニア吸収冷凍機において、前記液溜部の所定液位の高さ位置に接続したフロート式トラップを、前記稀液管路に設け、前記フロート式トラップの弁座をオリフィスとして機能するように構成して、そのオリフィスが前記減圧機構を構成する点にある。
【0028】
〔特徴構成の作用及び効果〕
【0029】
上記本発明に係るアンモニア吸収冷凍機の特徴構成によれば、簡単な機構で液溜部の液面が所定の液位より下に低下することを防止でき、複雑且つ高価な制御機構を用いることなく、発生器から吸収器を経て発生器に戻るアンモニア水溶液の循環ループを安定化させ、且つ正確に系を機能させることができるようになる。つまり、液溜部の所定高さ位置にフロート式トラップを接続し、これに稀液管路を接続してあることで、前記液溜部における液面が前記フロート式トラップの接続位置よりも低下すれば、前記フロート式トラップには前記液面上のアンモニア蒸気が流入するから、フロートが下降し、弁座に着座して、前記稀液管路を閉塞するようになる。従って、この構成だけで前記液溜部の液面が所定液位以下に低下することを防止でき、且つ、前記稀液管路への前記アンモニア蒸気の流入も防止できるのである。前記稀液管路が閉塞された状態で前記液溜部内の液面が上昇して、前記フロート式トラップの接続部よりも高くなれば、前記フロートの上方からアンモニア稀水溶液が補給されるから、前記フロートは再び浮上して前記アンモニア稀水溶液を前記稀液管路に再び供給することが可能になる。
【0030】
そして、フロート式トラップの弁座を小口径にしてオリフィスとして機能させ減圧機構とすることで、前記フロート式トラップによる前記稀液管路の閉塞がない状態では、前記稀液管路における絞り開口が一定口径となり、前記稀液管路を通流するアンモニア稀水溶液の流量は、液溜部における発生器圧力と吸収器における器内圧力との間の差圧によりほぼ決定されるから、前記発生器圧力が安定しておれば、そのままで系の安定化を図る制御が可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るアンモニア吸収冷凍機及びその制御方法に関する実施の形態の一例ついて図面を参照しながら説明する。尚、先に従来の技術の項で説明した内容と重複する点に関しては、図5に示した符号と同一若しくは対応する符号を要素に付して、詳細の説明の一部を省略する。
【0035】
本発明に係るアンモニア吸収冷凍機は、基本的には、図5に示した系と同様に、アンモニア濃水溶液Ssを加熱して冷媒であるアンモニア蒸気Avを分離してアンモニア稀水溶液Swを生成する発生器1と、前記発生器1内で分離したアンモニア蒸気Avを精留濃縮して、冷媒蒸気を生成する精留部4と、精留濃縮した冷媒蒸気であるアンモニア蒸気Avを凝縮させて、濃アンモニア液Alを生成する凝縮器5と、前記濃アンモニア液Alをアンモニア蒸気Avとして蒸発させると共に、その蒸発潜熱を奪ってブラインBを冷却する蒸発器7と、その蒸発器で蒸発した冷媒蒸気であるアンモニア蒸気Avを、吸収液である前記発生器1で生成したアンモニア稀水溶液Swに吸収させて、アンモニア濃水溶液Ssを生成する吸収器8と、その吸収器8で生成したアンモニア濃水溶液Ssを前記精留部4の回収段4aを介して前記発生器1の加熱部2に還流供給する濃液供給ポンプ9とを備えている。
【0036】
また、上記各機器の間夫々を接続する流路として、前記精留部4と前記凝縮器5とを流路接続して前記アンモニア蒸気Avを導く冷媒蒸気管路10と、前記凝縮器5と前記蒸発器7との間を開度調節可能な膨張弁6を介して流路接続し、前記濃アンモニア液Alを導くアンモニア液流路11と、前記蒸発器7と前記吸収器8とを流路接続して、前記蒸発器7で生成した冷媒蒸気であるアンモニア蒸気Avを導くアンモニア蒸気流路14と、前記発生器1で生成したアンモニア稀水溶液Swを貯留する液溜部3と前記吸収器8とを流路接続して、前記アンモニア稀水溶液Swを吸収液として前記吸収器8に供給する稀液管路15と、前記濃液供給ポンプ9を流路に備えて前記吸収器8と前記回収段4aとを流路接続し、前記アンモニア濃水溶液Ssを前記発生器1に還流供給する濃液管路18と、前記アンモニア液流路11から分岐して前記精留部4の分縮段4cに接続し、前記分縮段4cに前記濃アンモニア液Alを一部供給する冷媒還流路12とを備えている。そして、前記アンモニア液流路11と前記アンモニア蒸気流路14とに過冷却器13を介装し、前記稀液管路15と前記濃液供給ポンプ9の下流側における前記濃液管路18とに溶液熱交換器17を介装してある。
【0037】
本発明に係るアンモニア吸収冷凍機においては、例えば図1に示すように、前記液溜部3の所定液位の高さ位置にフロート式トラップ20を接続し、そのフロート式トラップ20を介在させて前記稀液管路15を、前記液溜部3の所定液位の位置に接続する。そして、前記濃液供給ポンプ9及び前記リフラックスポンプ12aは、交流電動機で駆動される容積型ポンプで構成する。図示の例においては、前記発生器1では、前記精留部4と前記液溜部3とを上下に配置して一体に形成し、前記加熱部2を外側に配置して流路連結するように構成する。また、前記濃液供給ポンプ9及び前記リフラックスポンプ12aは何れも容積型ポンプであり、このシステムのために開発されたダイアフラムポンプで構成し、両ポンプ9,12aは共に、インバータを駆動電源に備える交流電動機で駆動し、回転数制御を可能に構成する。さらに、前記膨張弁6を感温式膨張弁で構成する。
【0038】
前記フロート式トラップ20は、図2に示すように、浮体で形成された球形の浮体弁球21を、上側に蓋体26を取り付けた本体ケーシング22内の空間部Vに収容し、その本体ケーシング22には、前記空間部Vの上方に連通する液流入部24と、前記空間部Vの下方に設けた前記浮体弁球21が接当自在な弁座23と、前記弁座23の外側の空間に連通する液流出部25とを設けたものである。前記液流入部24は、前記液溜部3の所定液位の位置に接続し、前記液流出部25に前記稀液管路15を接続する。そして、前記弁座23の弁座開口16Bを、前記液流入部24及び前記稀液管路15の流路断面積に比して十分に小さい流路断面積となるように小さな開口径とし、固定開度のオリフィス16Aとして機能するように減圧機構16として構成する。また、前記蓋体26には、貫通孔を備えるガス抜き部27を形成し、このガス抜き部27を前記液溜部3の上方空間に連通させて、前記空間部V内へのアンモニア稀水溶液Swの流入の円滑化を図る。
【0039】
そして、前記制御機構30においては、図1に示したように、冷凍容量制御部31において、前記蒸発器7に付設したブライン温度検出器7aで検出するブライン温度を入力し、そのブライン温度に基づき濃液供給ポンプ9を駆動するインバータの周波数を設定する。また、前記発生器液面制御部32には、前記発生器1における前記液溜部3上方の空間に設けられ、アンモニア蒸気Avの発生器圧力を検出する圧力検出器1aの検出信号を入力し、前記発生器圧力の高低に応じて前記冷凍容量制御部31で設定する周波数に対する制御補正量を設定する。前記凝縮器5における冷却水量の制御に関しては従来と同様にして制水弁を調節するが、検出した前記凝縮器5内の圧力を前記凝縮圧力制御部33に入力して、前記制水弁を直接駆動する。また、前記冷媒流量制御部34においては、前記膨張弁6に前記アンモニア蒸気流路14の過冷却器出口温度をそのまま入力するように構成する。さらに、冷媒濃度制御部35においては、前記冷媒蒸気管路10で前記蒸気温度計10aにより検出した検出温度に基づき前記リフラックスポンプ12aを駆動するインバータの周波数を設定する。
【0040】
上記のように構成したアンモニア吸収冷凍機は、前記制御機構30において前記濃液供給ポンプ9及び前記リフラックスポンプ12aを回転数制御するが、両ポンプ9,12aが容積型ポンプであり、定量ポンプとして機能するから、系内における高圧側の圧力が変動しても支障なく、その回転数に応じた液量を吐出する。従って、制御における操作量の数も少なく、且つ、プロセス値も安定したものとすることができる。
【0041】
また、前記稀液管路15を前記液溜部3の所定水位の位置に接続し、前記稀液管路15の入口に前記フロート式トラップ20を備えさせたから、前記液溜部3内の液面が前記所定水位より低くなることがなく、前記発生器1における液面を安定させることができる。さらに、前記液溜部3における液面が前記所定液位を下回った場合に、前記フロート式トラップ20の空間部における液面が下がり、前記浮体弁球21が前記弁座23に接当するようになれば、そこで閉弁するから、前記吸収器8への前記アンモニア稀水溶液の供給を停止することができる。これと同時に、前記圧力検出器1aで検出した発生器圧力の昇降変化に応じて、前記冷凍容量制御部31に対する濃液供給ポンプ9の回転数を増減補正するから、冷凍負荷の変化或いは熱源蒸気による入熱量の変化が生じても、前記液溜部3における液面を常に良好な位置に維持できる。
【0042】
以上説明したように、本発明に係るアンモニア吸収冷凍機においては、従来のように発生器液面制御に対して影響を及ぼす絞り弁16Cと流量調節弁18aとの開度と、濃液供給ポンプ9の回転数とを組み合わせた状態で系の調整を行うのではなく、アンモニア濃水溶液Ssの還流供給量を、前記濃液供給ポンプ9の回転数のみによって調節するようにし、冷凍負荷に応じて設定される前記アンモニア濃水溶液Ssの還流供給量を、前記液溜部3の液面の上下に応じて増減補正するようにしたから、制御のロジックが単純化され、その機構も簡素化されて、計装設備のコストも低減されておりながら、従来よりも制御応答が良好な冷凍システムを構築できた。
【0043】
参考形態
上記実施の形態において示さなかった本発明に係るアンモニア吸収冷凍機及びその制御方法の参考形態について以下に説明する。
【0044】
〈1〉 上記実施の形態に於いては、稀液管路15を、液溜部3の所定液位の位置にフロート式トラップ20を介在させて接続する例について説明したが、前記稀液管路15を直接前記所定液位の位置で前記液溜部3に接続してもよい。この場合においては、前記液溜部3の液面にフロートを浮かべるボールタップ弁を前記稀液管路15に配置してもよく、また、前記稀液管路15における前記液溜部3に近い位置に管径膨大部を設けてその位置にフロートバルブを配置してもよい。要するに、前記稀液管路15を前記液溜部3の所定液位の位置に接続した場合には、前記液溜部3の液面が前記所定液位よりも低くなった際に、前記液面上の蒸気が前記稀液管路15内に吸引されることを防止できればよいのである。
【0045】
〈2〉 上記実施の形態に於いては、フロート式トラップ20の弁座23にオリフィスとして機能する弁座開口16Bを形成する例について説明したが、稀液管路15の下流側に従来と同様の減圧機構16を備えていてもよい。尚、前記減圧機構16として、前記稀液管路15の何れかの位置にオリフィスを介装してあることが好ましい。これは、オリフィスによるアンモニア稀水溶液Swに対する抵抗により、前記稀液管路15を吸収器8に向けて通流するアンモニア稀水溶液Swの流量が、液溜部3又はその上方における発生器圧力にほぼ依存するようになるからである。このアンモニア稀水溶液Swの流量を制御することなく、アンモニア濃水溶液Ssの発生器1への還流供給量を制御すれば、系の安定運転が容易に実現できるからである。
【0046】
〈3〉 上記実施の形態に於いては、フロート式トラップ20を稀液管路15に設けると共に、発生器圧力を検出する圧力検出器1aを設けて、検出した発生器圧力に基づき、冷凍容量制御部31で設定する濃液供給ポンプ9の回転数を補正する例について説明したが、前記圧力検出器1aを設けず、前記濃液供給ポンプ9の回転数を補正することなく前記冷凍容量制御部31で設定するようにしてもよい。
【0047】
〈4〉 上記実施の形態に於いては、液溜部3上方における発生器圧力を検出する圧力検出器1aを設け、前記検出した発生器圧力に基づき前記濃液供給ポンプ9の濃液供給量を調節する例について説明したが、例えば図3に示すように、前記吸収器8における濃液液面を検出する液面検出機構8aを設けて、前記検出した濃液液面に基づき前記濃液供給ポンプ9の濃液供給量を調節する制御機構30を構成してもよい。
【0048】
〈5〉 上記実施の形態に於いては、稀液管路15を、液溜部3の所定液位の位置にフロート式トラップ20を介在させて接続し、前記稀液管路15にオリフィス16Aを備えさせる例について説明したが、例えば図4に示すように、前記稀液管路15は、従来と同様に前記液溜部3の底部に接続し、前記液溜部3上方における発生器圧力を検出する圧力検出器1aを設けて、前記検出した発生器圧力に基づき前記濃液供給ポンプ9の濃液供給量を調節するように制御機構30を構成してもよい。この構成であれば、例えば前記制御機構30の発生器液面制御部32を、上記実施の形態において説明したと同様に、前記液溜部3上方における発生器圧力を検出して、前記検出結果に基づいて、冷凍容量制御部31において設定するアンモニア濃水溶液の還流供給量を増減補正する補正量を、前記発生器圧力の目標圧力との偏差に比例するように設定すればよい。
【0049】
〈6〉 上記〈5〉に於いては、液溜部3上方における発生器圧力を検出する圧力検出器1aを設け、前記検出した発生器圧力に基づき冷凍容量制御部31において設定するアンモニア濃水溶液の還流供給量を増減補正する補正量を設定する例について説明したが、前記圧力検出器1aに代えて、図3に示したと同様に、吸収器8における濃液液面を検出する液面検出機構8aを設けて、前記検出した濃液液面の高低に基づいて前記冷凍容量制御部31において設定する前記濃液供給ポンプ9の回転数に対して補正するようにしてもよい。例えば、前記濃液液面の標準水位を設定しておき、検出した濃液液面の前記標準水位に対する偏差に比例する補正量を求めて、前記冷凍容量制御部31に対して補正を加えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアンモニア吸収冷凍機につき構成の一例を示す説明図
【図2】 フロート式トラップの構成を説明する概念図
【図3】 制御系統の他の例を示す系統図
【図4】 本発明に係るアンモニア吸収冷凍機の参考形態を示す説明図
【図5】 従来のアンモニア吸収冷凍機の構成を示す説明図

Claims (1)

  1. 発生器で生成するアンモニア稀水溶液を貯留する液溜部から前記アンモニア稀水溶液を吸収器に導く稀液管路に減圧機構を備え、前記吸収器と前記発生器との間を接続する濃液管路に、アンモニア濃水溶液を還流供給する濃液供給ポンプを備えるアンモニア吸収冷凍機であって、
    前記液溜部の所定液位の高さ位置に接続したフロート式トラップを、前記稀液管路に設け、前記フロート式トラップの弁座をオリフィスとして機能するように構成して、そのオリフィスが前記減圧機構を構成するアンモニア吸収冷凍機。
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