JP3896862B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種映像音響機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図7のスピーカの側断面図により説明する。
【0003】
同図において、1はマグネット、2はマグネット1の上面に設けられた上ヨーク、3はマグネット1の下面に設けられた下ヨーク、4は下ヨーク3と連続しているセンターポール、5は上ヨーク2の内周面とセンターポール4の外周面との間の磁気空隙、6は上ヨーク2の上面に接着結合されたフレーム、7は前記磁気空隙5内にコイル部を配置したボイスコイル、8は内周を前記ボイスコイル7に、外周を前記フレーム6に固着したダンパー、9は内周を前記ボイスコイル7に、外周を後述するエッジ10を介してフレーム6に固着した振動板、10は内周を前記振動板9に、外周を前記フレーム6に固着したエッジである(前記マグネット1、上ヨーク2、センターポール4を有する下ヨーク3とで磁気回路が形成されている。)。
【0004】
以上のように構成されたスピーカについて、以下その動作について説明する。ボイスコイル7に巻いてあるコイル部に電流を流すと、磁気空隙5内の磁界に対し電流が直交する事になり、フレミングの法則により、磁界と電流のそれぞれと直角な方向に力が生じる。この時ダンパー8及びエッジ10はボイスコイル7をセンターポール4と同心になるように支持し、振動板9が振幅した時に上ヨーク2の厚み方向の中点とボイスコイル7のコイル巻幅の中点を一致させるように力が加わる振幅方向のバネとして働き、ボイスコイル7と振動板9は、ダンパー8及びエッジ10に支持されながら振幅する。それにより、空気が振動され疎密波が発生し、音となって聞こえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のスピーカの構成では、ダンパー8及びエッジ10の支持力の非対称性や、スピーカをスピーカボックスに取り付けて再生した時に振動板9に加わる背圧の非対称性によって振動系が理想的なピストン移動を行わず、ローリング現象を起こす場合がある。
【0006】
図8はローリング時の振動板9及びボイスコイル7の動きを矢印で示す図であるが、図に示すように、この現象が起きた時にボイスコイル7がヨーク2,3に接触して異常音の発生や破損を防ぐために、磁気空隙5を予め幅広く設けてある。
【0007】
磁気空隙5は狭い方が大きな磁束密度が得られ、高能率となるが、広い程能率は低くなる。
【0008】
また、更に、特定の周波数でローリング現象が生じた時、図8に示すように振動板9全体が同相に動かず、部分的に逆相に動くことになり、そのため音圧周波数特性に乱れが発生する。
【0009】
また、ダンパー8の力・変位特性(図9)に示すように、ダンパー8の力と変位の関係がリニアでなく、更にヒステリシスも持っているため、音圧周波数特性に高調波歪が発生する。
【0010】
本発明は上記課題を解決した優れたスピーカを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のスピーカの請求項1に記載のものは、少なくともセンターポールを有する磁気回路と、この磁気回路に結合されたフレームと、このフレームにエッジを介して外周を結合された振動板と、この振動板の内周に一体化されているボイスコイルとで構成されるスピーカであって、前記センターポールから垂直に突出して設けられた軸と、この軸に装着された前記ボイスコイルの内周をガイドする弾性円盤からなるものであり、この弾性円盤によってボイスコイルの上下動時の揺れを規制し、前記振動板のローリングを抑制して異常音の発生やボイスコイルの破損を防止するものである。
【0012】
本発明の請求項2に記載のものは、請求項1に記載の軸と円盤を一体構造としたものであり、部品点数の削減と作業性の向上に寄与できるものである。
【0013】
本発明のスピーカの請求項に記載のものは、請求項1または請求項2記載の円盤の外周に突起を設けたものであり、ボイスコイルの内周と摺接する円盤の外周に突起を設けることで、前記ボイスコイルのガイドとして滑らかな摺接としてより障害の可能性の低減を図ったものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスピーカの一実施の形態について図1から図6により説明する。
【0015】
なお、説明にあたっては従来技術と同一部分は同一番号を付して説明を省略して説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明のスピーカの一実施の形態の側断面図であり、図2(a)は同要部である円盤の側断面図であり、図2(b)は同上面図であり、図3は同音圧周波数特性および第3次高調波歪特性図であり、図4(a)は同他の展開例の要部である軸と円盤の側断面図であり、図4(b)は同上面図であり、図5は同他の展開例の要部である軸とセンターポールの側断面図であり、図6は同他の展開例の要部である軸とセンターポールと円盤の側断面図である。
【0017】
図1により従来技術との相違点を説明すると、11はセンターポール4上に固着された軸であり、12は前記軸に固着され、ボイスコイル7の内周をガイドする円盤であり、バネ性を有する金属板や柔軟性を有して弾性体となる樹脂により形成されている。
【0018】
なお、図2に示す如く円盤12はリング状の外周12aと軸11と接着固着される内周12bと外周12aと内周12bを繋ぐ腕部12cとで構成され、形状としても弾性を有する形状としている。
【0019】
上記円盤12でボイスコイル7の内周をガイドする構成によって振動板9のローリング現象によるボイスコイル7の揺れを抑制してボイスコイル7の上下動時の揺れによる異音の発生や損傷を防止するとともに、円盤12を弾性体とすることで、ボイスコイル7の揺れを緩和しながら抑制することになり、この円盤12自体がボイスコイル7との衝突等による異音の発生を防止するとともに、磁気空隙5を狭くすることができ能率の向上を図り、且つ従来のダンパーを削除することでダンパーに起因する音響特性の向上も図ることができるものである。
【0020】
図3のAは本実施の形態のスピーカの音圧周波数特性であり、従来のそれ(B)と比較しても音圧の向上が確認されるとともに、本実施形態のスピーカの第3次高調波歪Cも従来のそれ(D)よりも低下することが確認された。
【0021】
図4(a)〜図6は本実施の形態の展開例の要部を示すものであり、図4によると、13は円盤12aと軸11aを一体樹脂成形した円盤であり、部品点数の削減とスピーカへの組み込みの作業性の向上を図るものである。
【0022】
また、図5の展開例は軸11cと下ヨーク部3aのセンターポール4aを同時に磁性金属で成形して下ヨーク16を形成するものであり、対象は異なるが前述の展開例と同様に部品点数の削減とスピーカへの組み込みの作業性の向上を図るものである。
【0023】
また、図6は軸11dと下ヨーク部3bのセンターポール4bを同時に磁性金属を成形して下ヨーク17を形成するとともに、外周に同時に円弧状の複数の突起13dを一体に形成した円盤13eも形成するものであり、部品点数の削減とスピーカへの組み込みの作業性の向上を図るとともに、複数の突起13dによってボイスコイル7の内周と円盤13eとの当接、摺接が滑らかに行えるものである。
【0024】
なお、円盤13eの形状は本実施の形態の他の円盤にも適用できボイスコイル7との間で同様の効果を得ることができるものである。
【0025】
以上のように本実施の形態はボイスコイルの支持をダンパーを用いずに行うことで前述の如く、能率の向上を図り音圧周波数特性の向上および歪の低減を図ることができるものである。
【0026】
なお、本実施の形態では磁気回路としては外磁形を用いたが、ボイスコイルと振動板を用いるスピーカの形式であれば、内磁形や既知の他の形式の磁気回路のスピーカでの適用も可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明のスピーカは、ボイスコイルの上下動時の揺れを抑制して、振動板のローリングを制御して音圧周波数特性の音圧の向上や歪の少ない優れたスピーカの提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスピーカの一実施の形態の側断面図
【図2】 (a)同要部である円盤の側断面図
(b)同上面図
【図3】 同音圧周波数特性および第3次高調波歪特性図
【図4】 (a)同他の展開例の要部である軸と円盤の側断面図
(b)同上面図
【図】 同他の展開例の要部である軸とセンターポールの側断面図
【図】 同他の展開例の要部である軸とセンターポールと円盤の側断面図
【図】 従来のスピーカの側断面図
【図】 同動作時の状態を説明するための側断面図
【図】 同要部であるダンパーのヒステリシス特性図
【符号の説明】
1 マグネット
2 上ヨーク
3 下ヨーク
4 センターポール
6 フレーム
7 ボイスコイル
9 振動板
10 エッジ
11 軸
12,13 円
13d 突起

Claims (3)

  1. 少なくともセンターポールを有する磁気回路と、この磁気回路に結合されたフレームと、このフレームにエッジを介して外周を結合された振動板と、この振動板の内周に一体化されているボイスコイルとで構成されるスピーカであって、前記センターポールから垂直に突出して設けられた軸と、この軸に固定された前記ボイスコイルの内周をガイドする弾性円盤からなるスピーカ。
  2. 軸と円盤が一体構造である請求項1に記載のスピーカ。
  3. 円盤の外周に突起を設けた請求項1または請求項2記載のスピーカ。
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