JP3896507B2 - Bulb crop preparation machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玉葱等の鱗茎作物の球状部から延びた茎葉部やひげ根部などを切除するように作動する鱗茎作物調製機に関する。
【0002】
【従来の技術】
鱗茎作物の球状部を支持して前側から後側へ搬送する略水平向きの支持搬送経路を有する鱗茎作物支持搬送手段と、前記略水平向きの支持搬送経路の下側に配置されて当該経路上で搬送される鱗茎作物の茎葉部を挟持搬送する後下がり傾斜状の挟持搬送経路を有する茎引き搬送部とを備え、これら鱗茎作物支持搬送部及び茎引き搬送部がこの鱗茎作物支持搬送部の搬送始端側に供給された鱗茎作物をこれらの搬送終端まで搬送する過程で、特定位置に設けられた仕上げ切り装置がこの鱗茎作物の茎葉部を球状部から切り離すように作動する構成の鱗茎作物調製機は存在している。
この際、上記茎引き搬送部の前後方向の傾斜角度は凡そ5度程度となされて、乾燥した玉葱の調製処理が適切に行えるものとなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の鱗茎作物調製機は例えば、乾燥した玉葱、半枯れ状態の玉葱、或いは、青葉状態の玉葱などの調製処理に使用されるが、前記青葉状態の玉葱を処理するとき、茎引き搬送部がこれの搬送要部や、玉葱の茎葉部にとって過大な下向き力を付与したり過大な下方変位を生じさせる傾向となるのであり、これに起因して、茎引き搬送部の搬送要部をなす搬送ベルトがベルト長手方向線回りへ反転したり或いはこの搬送ベルトを案内したプ−リから外れたりして処理作業が中断したり搬送ベルト部を損傷させることが生じている。
本発明は、斯かる問題点を解消して、玉葱などの鱗茎作物の形状とか乾燥度合いなどの性状の相違にも拘わらず広い性状範囲の鱗茎作物を損傷させることなく円滑に調製処理することを可能とした鱗茎作物調製機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では次のようになす。
即ち、請求項1に記載した発明では、鱗茎作物wの球状部w1を支持して前側から後側へ搬送する略水平向きの支持搬送経路bを有する鱗茎作物支持搬送手段46と、前記略水平向きの支持搬送経路bの下側に配置されて当該経路上で搬送される鱗茎作物wの茎葉部w2を挟持搬送する後下がり傾斜状の挟持搬送経路b1を有する茎引き搬送部14とを備え、これら鱗茎作物支持搬送手段46及び茎引き搬送部14がこの鱗茎作物支持搬送手段46の搬送始端側に供給された鱗茎作物wをこれらの搬送終端まで搬送する過程で、特定位置に設けられた仕上げ切り装置35がこの鱗茎作物wの茎葉部w2を球状部w1から切り離すように作動する鱗茎作物調製機において、前記挟持搬送経路b1の前後方向の傾斜角度を変更調整可能とする横向き支点軸223aを前記茎引き搬送部14に備えた搬送ベルト20の後端部を案内した駆動プ−リ21の近傍に位置させ前記横向き支点軸223a回りへ揺動変位変更調整可能となすとともに、前記搬送ベルト20の内側の前後向き部mをバネ233による適当大きさの付勢力で左右方向の離反変位可能に近接されているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1〜図16は本発明の一実施例に係る走行形鱗茎作物調製機に関するもので、図1は全体側面図、図2は最前部を示す平面図、図3は全体正面図、図4は正面視断面図、図5は調製処理機構の側面図、図6は調製処理機構部の平面図、図7は茎引き搬送部の平面図、図8は茎引き搬送部の右側面図、図9は鱗茎作物の根部を切断するための機構を示す右側面図、図10は鱗茎作物の根部を切断するための機構の一部を正面から見た図、図11は鱗茎作物の根部を切断するための機構の一部を示す右側面図、図12は鱗茎作物の根部を切断するための機構の一部を示す平面図、図13は調製処理後の鱗茎作物を機外へ送り出すための機構を示す正面視断面図、図14は駆動系統の動力断続部を示す側面図、図15は駆動系統を示す側面図、図16は駆動系統を示す後面図である。
【0006】
図1〜図8に示すように、本実施例の走行形鱗茎作物調製機は、走行部1に支持された機台2を備えると共に、機台2上には前側から鱗茎作物供給搬送部3、鱗茎作物調製処理部4及び鱗茎部送出部5を載設するほか、鱗茎部送出部5の後側に操縦部6を形成したものとなされている。
【0007】
先ず走行部1について説明すると、左右一対の走行クロ−ラ1b、1aを備えたものとなされており、左右の走行クロ−ラ1b、1aは巾900mm程度の畝h上でも横方へ張り出すことなく走行するようになされている。
【0008】
次に鱗茎作物供給搬送部3について説明すると、作業者が特定箇所に手供給した鱗茎作物wを受け取って鱗茎作物調製処理部4に供給搬送するもので、具体的には次のようになされている。
【0009】
即ち、前面、上面及び左右側面とからなる前側ケ−ス7を機台2の前部に固定されており、このケ−ス7の前面の上部巾中央箇所と、上面の巾中央箇所の前後方向部位とは鱗茎作物wの移動を可能とするように切除された切欠溝aとなされている。
この切欠溝aの前端部には鱗茎作物供給搬送部3の一部をなす延長供給搬送部3aが左右一対の前後向きフレ−ム部材200、200を介して支点軸201回りの上下揺動操作可能に枢着されている。
【0010】
上記前後向きフレ−ム部材200、200のそれぞれには上面と側面からなるケ−ス部材202、202が左右対称に固定されると共に、左右のケ−ス部材202、202の上面の内方端縁t、tは鱗茎作物wの処理に関連した特定距離だけ離間させて前後向きの通路a1を形成している。
また左右の前後向きフレ−ム部材200、200は正面視U字形に屈曲された棒部材203で一体状に連結されている。
【0011】
延長供給搬送部3aの前部から鱗茎作物調製処理部4に至る範囲には図5及び図6に示すように前記通路a1及び切欠溝aに関連させて鱗茎作物供給用搬送手段11が設けてあり、この搬送手段11はケ−ス部材202及び前側ケ−ス7内で前後向きとなされた前側の鱗茎作物支持搬送手段をなす鱗茎作物載置搬送部12と、この搬送部12の前部下方に位置されケ−ス部材202内に形成された茎葉保持搬送部13と、前側ケ−ス7内に位置され前記搬送部13の後方で前記搬送部12の後部下側に位置された茎引き搬送部14とからなる。
【0012】
鱗茎作物載置搬送部12は無端状となされ且つ断面を円形となされた左右一対の搬送ベルト15、15を備え、これらベルト15、15の対向部間が支持搬送経路bとなされて前記通路a1及び切欠溝aに沿わせて位置されており、且つ各搬送ベルト15、15を機台2上の特定位置に配置された駆動プ−リ16と、延長供給搬送部3aの本体フレ−ム200に支持された従動プ−リ17とに掛け回すと共に、各搬送ベルト15、15の前後方向長さ途中を前側ケ−ス7内の前部に設けた案内プ−リ204、204や後部案内プ−リ204a、204aと延長供給搬送部3aのケ−ス部材202、202内の後部に設けた案内プ−リ205、205とに案内させるほか、これら案内プ−リ204、205間の横方に位置した支点軸201、201を介してこの軸回りの回転自在とした複数の横向きロ−ラ206、206に案内させることにより特定軌道上での周回作動可能となされ、且つ延長供給搬送部3aが支点軸201、201回りの任意角度に固定された状態の下でも左右の搬送ベルト15、15が鱗茎作物茎葉部w2の元側部分を前端に受入れて鱗茎作物wを後方へ支持搬送し得るようになされている。
各中間プ−リ204、205の固定された回転中心軸207、208には平面視スタ−形の茎葉掻込ホイ−ル209、209が固定してあり、これら茎葉掻込ホイ−ル209、209は各プ−リ204、205と同体回転してこれの前側近傍に位置した鱗茎作物茎葉部w2を後方へ送り込むようになしてある。
【0013】
茎葉保持搬送部13は無端状となされた左右一対の搬送ベルト210、210を備え、これらベルト210、210の対向部間が保持搬送経路となされて前記搬送経路bの直下に位置されると共に、延長供給搬送部3aに位置した搬送ベルト15、15の前後傾斜方向に平行となされており、各搬送ベルト210、210は背面にスポンジを貼付けされたVベルトとなされ、前記従動プ−リ17、17の回転中心軸211、211に固定された駆動プ−リ212、212及び、前記中間プ−リ205、205の回転中心軸208、208に固定された従動プ−リ213、213に掛け回されて特定軌道上での周回作動可能となされている。
各回転中心軸211、211には平面視スタ−形の茎葉掻込ホイ−ル209、209が固定してあり、鱗茎作物載置搬送部12の前端に供給された玉葱wの茎葉部w2を後方へ掻き込むものとなされている。
【0014】
茎引き搬送部14は図7及び図8などに示すように無端状となされた左右一対の搬送ベルト20、20を備え、これらベルト20、20の対向部間が挟持搬送経路b1となされて前記支持搬送経路bの直下に位置され、後方へ向かうに伴って漸次降下し、鱗茎作物載置搬送部12との上下距離が漸次拡大するように前後方向へ傾斜されており、且つ各搬送ベルト20は背面にスポンジを貼付けされたVベルトとなされ、駆動プ−リ21、従動プ−リ22及び中間プ−リ230に掛け回されて特定位置での周回作動可能となされている。
そして、左右の搬送ベルト20、20は鱗茎作物載置搬送部12の鱗茎作物wの搬送中、鱗茎作物茎葉部w2を搬送始端に受入れた後、斜め下方へ向けて挟持搬送し、この搬送過程で鱗茎作物茎葉部w2を漸次下方へ引張し緊張させて、鱗茎作物球状部w1の肩部が鱗茎作物載置搬送部12の支持搬送経路bの略水平状部をなす左右一対の搬送ベルト15、15部分に密接され支持された状態となるように鱗茎作物wを引き変位させるようになされている。
このように茎葉部w2を引っ張ることで、各鱗茎作物wの高さが揃うと共にその姿勢が垂直状に揃うのである。
【0015】
前記左右一対の従動プ−リ22、22の下方には鱗茎作物茎葉部w2の先寄り部w2´を切り離すための荒切り装置25が設けてあり、この装置25は、左右配置された前記従動プ−リ22、22と同体状に固定され且つ一定位置での回転自在となされたそれぞれの回転中心軸26、26を延長して形成した各縦向きディスク駆動軸27の下端に切刃としてのディスク刃28を固定し、これらディスク刃28を支持搬送経路bの直下位置で重合させ、この重合部が後方へ変位するように回転されると共に、これらディスク刃28の重合部で鱗茎作物茎葉部w2を切断して、その先寄り部w2´を切除するようになしてある。
【0016】
荒切り装置25の下方には第一の茎葉部排出装置としてのベルトコンベア29が横向きに設けてあり、前記ディスク刃28、28で切り離された鱗茎作物茎葉部w2の先寄り部w2´をコンベアベルト30で受け止めて機台2の右横外方へ放出するものとなされている。
【0017】
次に鱗茎作物調製処理部4について説明すると、上記鱗茎作物供給搬送部3により供給搬送された鱗茎作物wからその茎葉部元側部分と根部を切除する処理を行うもので、具体的には次のようになされている。
【0018】
即ち、前側ケ−ス7よりも高くなされ鱗茎作物調製処理機構の外周囲を包囲するものとした後側ケ−ス31を備えており、鱗茎作物調製処理機構として、このケ−ス31内方に根部切断装置32、根起こしブラシ装置33、鱗茎作物処理搬送部34、仕上げ切り装置35及び第二の茎葉部排出装置36が設けてある。
【0019】
上記根部切断装置32は機台2と同体に固定された起立支持枠37に支持させるのであり、このため図9及び図10に示すように、起立支持枠37の左右各側から後向きへ各々上下二本のリンク部材214、214を延設し、これらのリンク部材214、214の先端部に方形枠部材215を軸着して四節平行リンク機構39を形成し、また方形枠部材215に側面視鈎状の伝動ケ−ス40をこれの左右端部に固定された係着部材216、216を介して脱着可能に固定し、この伝動ケ−ス40から下向きに左右一対の縦向きディスク駆動軸41を突出させ、この駆動軸41のそれぞれにディスク刃42を固定し、これらディスク刃42、42を前記支持搬送経路bの延長線上で重合させて、それぞれのディスク刃42の重合部が後向きへ変位するように回転させ、これらディスク刃42、42が鱗茎作物球状部w1からその根部を切除するようになしてある。
【0020】
上記方形枠部材215は左右の起立状側辺部215’、215’の上下位置にピン部材215a、215bを横外方へ突出させて固着すると共に各起立状側辺部215’、215’の長さ中央位置に横向き雌ネジ部215c、215cを形成されたものとなされている。
一方、左右の各係着部材216は図11に示すように起立部216aの前縁に2つの鈎状切欠部217、218と1つの上向き直状切欠部219とを形成されている。
各係着部材216が方形枠部材215に係着された状態では1つの鈎状切欠部217及び直状切欠部219がその対応するピン部材215a、215bに嵌合され、且つ、他の1つの鈎状切欠部218が図10に示すように横向き雌ネジ部215cに螺合された状態の手摘み雄ネジ220に嵌合される。
【0021】
そして、左右一対のディスク刃42、42の重合部の前後近傍箇所には伝動ケ−スを介してディスク刃42、42の前後位置に回転自在に支持された樹脂製の案内輪43a、43bが設けてあり、この案内輪43a、43bが鱗茎作物処理搬送部34により後方へ搬送される鱗茎作物球状部w1の表面を転動して鱗茎作物球状部w1に対するディスク刃42、42の上下位置を制御するようになしてあり、鱗茎作物が鱗茎作物処理搬送部34により後方へ搬送される過程でディスク刃42、42がその根部の元位置を切り離すようになしてある。
【0022】
さらに起立支持枠37と方形枠部材215との間には図示しない引張スプリングが張り渡してあり、方形枠部材215に作用する重力をそのスプリング力で打ち消すことにより、小さな上下向き外力で、ディスク刃42、42が上方変位するようになしてある。
【0023】
上記根起こしブラシ装置33は前記四節平行リンク機構39の下方に設けられているものであって、特定位置での回転自在に設けられた左右一対の前後向きの片持ちブラシ駆動軸44、44の先部に固定された左右一対の根起こしブラシ体45、45を対向状に配置し、これらブラシ体45、45を前記支持搬送経路bの延長線上で対向させ、この対向部が上向きへ変位するように各ブラシ体45を回転させ、鱗茎作物処理搬送部34で搬送されている鱗茎作物wの根部に接触してこれを上方へ引き起こすように作用するものとなしてある。
この際、左右一対のブラシ駆動軸44、44は伝動ケ−ス40の前面から前方へ延出され、伝動ケ−ス40の内方でディスク駆動軸41、41にベベルギヤ伝動機構221、221を介して連動連結されている。
【0024】
図11及び図12に示すように、係着部材216、伝動ケ−ス40、ディスク駆動軸41、ディスク刃42、ブラシ駆動軸44及び根起こしブラシ体45は同体状の仕組み品となっているのであり、この仕組み品の保守管理等においては、方形部材215に対し仕組み品の全体を脱着するようになされる。
【0025】
上記仕組み品を方形部材215から取り外すときは、伝動ケ−ス40への後述する図15に示す動力供給系統の自在継手111bと前後向き入力軸112とを切り離すと共に、左右各側の手摘み雄ネジ220、220を緩めた状態とした後、仕組み品の全体を上方へ引き上げ、続いて後方へ引くことにより、鈎状切欠部217、218、219をピン部材215aや手摘み雄ネジ220、ピン部材215bから外す。
一方、仕組み品全体を方形部材215に取り付けるときはそれを取り外すときの逆を行うのである。
【0026】
図5及び図6に示すように、上記鱗茎作物処理搬送部34は後側の鱗茎作物支持搬送手段をなすものであって、鱗茎作物載置搬送部12の後部上方から根切断装置32の下方を経てさらに後方へ及ぶ範囲に渡って左右一対の挟持搬送ベルト46、46を前後向きとして対向状に配置し、これらベルト46、46の対向部間に適当な隙間を形成したものとなし、この隙間箇所を鱗茎作物球状部w1の挟持搬送経路b3となし前記支持搬送経路bの延長線上に合致させている。
この際、各挟持搬送ベルト46は無端状で比較的巾広となされ巾中央の外面を凹み円弧状になされており、駆動プ−リ47、従動プ−リ48及び中間プ−リ49に掛け回されて特定位置で周回作動されるようになされている。
そして、左右の挟持搬送ベルト46、46が鱗茎作物供給搬送部3の搬送した鱗茎作物球状部w1の左右側部を挟み付けて受取り、その後、これの受取り時の上下姿勢を確実に保持しつつ略水平方向の後方へ搬送するようになされている。
【0027】
仕上げ切り装置35は、機台2に平面視前広がり状配置に固定された左右一対の水平支持ケ−ス50、50の上面から上方へ突出された左右一対のディスク駆動軸51の上端にディスク刃52を固定し、これらディスク刃52を鱗茎作物処理搬送部34よりも少し低い位置で前記支持搬送経路bの延長線の下方に合致させて重合させると共にこの重合部が後方へ移動するように回転させ、鱗茎作物処理搬送部34で後方へ搬送される鱗茎作物球状部w1からその茎葉部元側部分を切り離すものとなされている。
【0028】
第二の茎葉部排出装置36は仕上げ切り装置35の下方に横向きのベルトコンベア53を設けると共に、ディスク刃52の下部からコンベアベルト54の機体前側部分に至る案内板55を傾斜状に設け、この案内板55がディスク刃52で切り離された茎葉部元側部分をコンベアベルト54上に案内し、この後、コンベアベルト54がこの茎葉部元側部分を機体フレ−ム2aの右側部外方へ放出するものとなしてある。
【0029】
次に鱗茎作物送出部5について説明すると、上記鱗茎作物調製処理部4で調製処理された結果物である鱗茎作物球状部w1を機外に送り出すもので、具体的には次のようになされている。
【0030】
即ち、後側ケ−ス31の後端に連続して排出シュ−タ56を機台2と同体状に設けており、この排出シュ−タ56は図4及び図13に示すように鱗茎作物処理搬送部34と概略同じ高さの後側に位置させた方形箱状の鱗茎作物受入れ部57と、この受入れ部57の底面から左右の二股状に分岐されて正面視ハ字形の下り傾斜状に延長された一対の四角筒部58、58とを備えている。
そして、前記受入れ部57の底面には四角形の揺動切換板59が二股状箇所の中央に位置された前後向き軸60回りへの揺動自在に装着され、この揺動切換板59の後縁に突設したピン部材61を前記受入れ部57の後面壁に形成された円弧溝dを通じて後側外方に突出させ、このピン部材61の左右移動操作により揺動切換板59が左右揺動され、この揺動により、左右の四角筒部58、58の内部通路の任意な何れかが前記受入れ部57内の空間と連通されるようになされている。
【0031】
前記受入れ部57の前面壁には開口eが形成されており、この開口eには鱗茎作物処理搬送部34の搬送終端から解放された鱗茎作物球状部w1を重力作用により鱗茎作物受入れ部57内に案内するものとした複数の案内杆62が前後向きの樋状配列となされて設けてある。
【0032】
この鱗茎作物送出部5では、鱗茎作物処理搬送部34から解放された鱗茎作物球状部w1が複数の案内杆62及び開口eを経て鱗茎作物受入れ部57内に落下し、続いて揺動切換板59の位置していない側の四角筒部58内を経てこれの下端開口58aから外方へ送り出される。
【0033】
次に操縦部について説明すると、機台2の後方に作業者が追随して歩行しながら機体の走行移動等を操縦するように形成されているのであって、具体的には、機台2後部の左右から後上方へ操縦ハンドル68を延出させ、これらハンドル68にエンジン69のアクセルレバ−、操向用のサイドクラッチレバ−70及び走行クラッチレバ−71等が装着されている。
【0034】
上記エンジン69は機台2の後端部で左右の操縦ハンドル68の前部間に設けられており、このエンジン69の動力が動力伝達機構を介して走行部1、鱗茎作物供給搬送部3及び鱗茎作物調製処理部4に伝達されるようになされている。
【0035】
上記動力伝達機構について図5、図6、図14、図15及び図16等を参照して説明すると、次のとおりである。
即ち、エンジン69前方の機台2後部にミッションケ−ス72が固定してあり、このミッションケ−ス72の横向き入力軸73とエンジン69の横向き出力軸74とをベルト伝動機構75及びベルトテンション機構76を介して連動連結している。
そして、ベルトテンション機構76は操縦ハンドル68に装着された走行クラッチレバ−71と連係されると共に、前側ケ−ス7の左右側部のそれぞれに支点軸77回りの揺動操作可能に設けられた走行クラッチレバ−78とも連係されており、走行クラッチレバ−71、78の何れかを揺動操作すると、ベルトテンション機構76の作動によりベルト伝動機構75の動力伝達が任意に断続されるようになされている。
【0036】
ミッションケ−ス72はこれに伝達された動力をこのケ−ス72内の図示しない左右のサイドクラッチ機構を経てこれに対応した左右の走行クロ−ラ1a、1b(図4参照)に独立的に伝達するようになされており、前記左右のサイドクラッチ機構はそれぞれ、その対応した左右の操縦ハンドル68のサイドクラッチレバ−70と連係されており、このレバ−70の操作によりその対応する前記走行クロ−ラ1a、1bへの動力伝達が任意に断続されるようになされている。
【0037】
一方、仕上げ切り装置35の下方となる機台2箇所には横向き伝動ケ−ス79が固定され、この伝動ケ−ス79とエンジン69との間に横向き中間軸80を設け、横向き中間軸80とエンジン69の横向き出力軸74とをベルト伝動機構81及びベルトテンション機構82を介して連動連結し、また横向き中間軸80と横向き伝動ケ−ス79の横向き入力軸83とをベルト伝動機構84を介して連動連結している。
そして、ベルトテンション機構82は鱗茎作物供給搬送部3の前面部に支点軸85回りの上下揺動操作可能に装着された作業クラッチレバ−86と連係され、このレバ−86の操作により鱗茎作物供給搬送部3及び鱗茎作物調製処理部4への動力伝達が任意に断続されるようになされている。
【0038】
上記横向き伝動ケ−ス79の上面からは左右一対の縦向き出力軸87、87が突出されており、これら出力軸87、87は横向き伝動ケ−ス79の横向き入力軸83にベベルギヤ機構88、88を介して連動連結されている。
そして、横向き伝動ケ−ス79の上方には前後方向へ比較的長い左右一対の水平支持ケ−ス50、50が配設されて機台2と同体状に固定されており、各水平支持ケ−ス50、50の後部に縦向き入力軸89、89が設けてあり、この入力軸89、89と、前記横向き支持ケ−ス79における対応した縦向き出力軸87、87とが自在継手90を介して連動連結されている。
【0039】
各水平支持ケ−ス50、50の縦向き入力軸89、89はこれらケ−ス50、50の上面からさらに上方へ突出されて仕上げ切り装置35のディスク駆動軸51、51となされ、これの上端にディスク刃52、52を、そしてこのディスク刃52、52の下側に茎引き搬送部14の駆動プ−リ21、21と、比較的小径のアイドラプ−リ92aを一体的に遊嵌されている。
また各水平支持ケ−ス50、50の前部上面からは縦向き回転軸91、91が突出されており、これら回転軸91、91に鱗茎作物載置搬送部12の駆動プ−リ16、16と、原動プ−リ16a、16aとが上下配置に固定されている。
さらに各縦向き回転軸91、91はベルト伝動機構92、92を介して、特定位置での回転自在となされた縦向き駆動軸93、93と連動連結されており、各縦向き駆動軸93、93の上端部に鱗茎作物処理搬送部34の駆動プ−リ47、47が固定されている。
【0040】
そして、駆動プ−リ16、16に伝達された動力は断面丸形の搬送ベルト15、15を介して従動プ−リ17、17に伝達され、この従動プ−リ17、17から適宜な伝動機構を介して茎葉保持搬送部13の搬送ベルト210に伝達されるようになされる。
また駆動プ−リ21、21に伝達された動力は搬送ベルト14、14を介して従動プ−リ22、22及び、この従動プ−リ22、22と同体状に固定され且つ特定位置で回転するものとなされた縦向き回転中心軸26、26に伝達され、この回転中心軸26、26から、これを下方へ延長した状態に形成されたディスク駆動軸27、27を介してこの駆動軸27、27に固定されたディスク刃28、28に伝達されるようになされている。
【0041】
上記横向き伝動ケ−ス79の右側面からはこの伝動ケ−ス79の横向き入力軸83が延長状に突出されており、この入力軸83の先端の機体前後方向箇所には、入力軸83先端からベベルギヤ伝動機構95を介して動力を伝達され特定位置での回転自在となされた比較的長い前後向き回転軸96が設けてある。
そして、この回転軸96の長さ途中箇所で仕上げ切り装置35の下方やや後寄り箇所に第二の茎葉部排出装置36のコンベアベルト54の掛け回されたベルト駆動車97を固定しており、また前後向き回転軸96の前側やや上方に、ベルト伝動機構101を介してこの回転軸96と連動連結された中間回転軸98が特定位置での回転自在に設けられ、またベルト伝動機構101より前側には第一の茎葉部排出装置29のコンベアベルト30を掛け回されたベルト駆動車99を固定された前後向き回転軸100が前後向き回転軸96と一線状に結合され且つ回転可能に支持されている。
【0042】
上記中間回転軸98の上方にはこの軸98からベルト伝動機構102を介して動力を伝達される前後向きの上側中間回転軸103が特定位置での回転自在に設けてあり、さらに起立支持枠37の左右巾中央部のやや左寄り箇所にはこの上側中間回転軸103からベルト伝動機構104を介して動力を伝達される前後向きの中間伝動軸105が特定位置での回転自在に設けてある。
【0043】
前記中間伝動軸105は動力供給系統をなす連結伝動軸110及び自在継手111a、111bを介して前記方形枠部材215に固定された鈎状伝動ケ−ス40の前後向き入力軸112に連動連結されており、さらにこの入力軸112は鈎状伝動ケ−ス40内のベベルギヤ機構113を介してこの伝動ケ−ス40の出力軸である右側のディスク駆動軸41と連動連結され、さらにこの駆動軸41がギヤ列機構114を介して左側のディスク駆動軸41と連動連結されており、これにより中間回転軸103に伝達された動力が左右一対のディスク刃42、42に伝達され、これらディスク刃42、42が逆向きに回転してこれらの重合部が前側から後方へ移動するようになされている。
この際、後側の自在継手111bと前後向き入力軸112とはピンの抜き差し等で簡易に結合分離し得る構造となされている。
【0044】
一方、左右のディスク駆動軸41、41はベベルギヤ機構221、221を介して左右一対のブラシ駆動軸44、44と連動連結されており、左右のディスク駆動軸41、41の回転によりブラシ駆動軸44、44に固定された一対の根起こしブラシ体45、45が特定の逆向きに回転し、ブラシ体45、45の対向部が下側から上方へ移動するようになされている。
【0045】
次に本発明の特徴構成について図5、図6、図7及び図8等を参照して説明する。
前記茎引き搬送部14の各搬送ベルト20、20の後端部を案内した駆動プ−リ21、21の前側近傍の機体フレ−ム2aに左右一対からなる横向きの筒部材222、222を左右向きの一線上に配置して固定すると共に、各筒部材222、222に上面視90度に屈曲したア−ム部材223、223の横向き部分223a、223aを挿入し、各ア−ム部材223、223が横向き部分223a、223aを横向き支点軸として上下揺動するようになしている。
左右配置となされた上記ア−ム部材223、223はこれらの前後方向上の複数箇所を横向き結合部材224を介して一体状に連結されている。
【0046】
各ア−ム部材223、223の上面部には前後向きの縦向き支持板225、225が固着してあり、各縦向き支持板225、225に断面を逆向き溝形となされた前後向きのベルト台226、226が長孔227とボルト228を介して縦向き支持板225、225に対し前後方向の位置変調調整可能に固定されている。
225Aは縦向き支持板225、225に対しベルト台226、226を前方へ移動させるためのジャッキ機構である。
【0047】
各ベルト台226、226の前端部に前記従動プ−リ22、22の回転中心をなす回転中心軸26、26を支持させており、一側のベルト台226の上面の前後方向途中に2つのプ−リ支持軸229、229を固定して各支持軸229、229に中間プ−リ230、230を回転自在に装着し、一方、他側のベルト台226の上面の前後方向途中で前記支持軸229、229と関連した位置に2つのア−ム支持軸231、231を固定して各支持軸231、231にテンションア−ム232、232の元部を枢着すると共にこのテンションア−ム232、232を適当な大きさの弾力で前記支持軸を中心とした図7中の右回り方向へ付勢するためのコイルスプリング233、233を係着し、各テンションア−ム232、232の先部に中間プ−リ230、230を回転自在に軸着して、これら中間プ−リ230、230を一側のベルト台226上の前記中間プ−リ230、230に対し交互配列となるように位置させている。
【0048】
この際、各ベルト台226、226の後側の中間プ−リ230、230はその前後位置を横向き支点軸223a、223aに成るべく近接させるのがよいのであって、このためこれら中間プ−リ230、230は横向き支点軸223a、223aを挟むような前後配置となされている。
【0049】
上記構成において茎引き搬送部14は左右のア−ム部材223、223を横向き支点軸223a、223a回りへ揺動変位させることにより、その挟持搬送経路b1の前後方向の傾斜角度が変更されるのであるが、この変更範囲は鱗茎作物載置搬送部12などの支持搬送経路bに対し少なくとも凡そ3.5度〜5度程度となされており、また各ア−ム部材223、223をこの変更範囲内の任意角度位置に固定させるための図示しない適宜な角度固定手段が機体フレ−ム2aとの間に形成されている。
この角度固定手段は機体フレ−ム2aとア−ム部材223、223とを長孔とボルトで固定させるものでもよい。
【0050】
次に上記した鱗茎作物調製機を使用して、畝栽培された鱗茎作物の代表例である玉葱を収穫する際の望ましい作業方法について説明する。
多数の畝hを並列状に形成し、各畝hに玉葱wを複数条に植え付けた状態において、公知の玉葱収穫機を使用する等して、各畝hの玉葱wを全て引き抜いてその上面に一日乃至二日程度放置して乾燥させる。
これにより、球状部w1の表面が幾分硬くなって傷つき難い状態となる。
【0051】
この状態の下で、本発明に係る鱗茎作物調製機を作業者が任意に選択した処理対象となる特定の畝h上に進入させるのであり、この際、作業者は機体の後方から操縦ハンドル68、68を持って機体を操縦する。
【0052】
機体の進入した畝(処理対象畝)h上では機体を畝hに沿った正しい向き及び位置に設定する。
そして、延長供給搬送部3aは支点軸201回りの適当な傾斜状態に固定するか、図1に示すように水平状態に固定するのであり、水平状態に固定する場合は茎葉保持搬送部13の搬送ベルト210、210はプ−リ212、213から取り外した状態としてもよい。
この際、搬送ベルト210、210を取り外しても延長供給搬送部3aが水平であれば、上側の鱗茎作物載置搬送部12だけで玉葱wは搬送され得るため支障はない。
【0053】
この後、エンジン69の作動状態の下で、作業クラッチレバ−86を入り操作するのであり、これにより機体は停止したままで、鱗茎作物供給搬送部3及び鱗茎作物調製処理部4が作動状態となる。
【0054】
この状態の下で、処理対象畝hにおける機体前部周辺に散在した玉葱wを延長供給搬送部3aに供給するのである。
いま、延長供給搬送部3aが図5に示すような傾斜状態に固定されているとすると、作業者は玉葱wの一個ずつを倒立姿勢で鱗茎作物供給搬送部11の搬送始端箇所p1に順次に手供給する。
一方、延長供給搬送部3aが図1に示すような水平状態に固定されているとすると、作業者は畝h上の玉葱wを拾ってコンテナ内に集め、このように集めた玉葱wの一個ずつを倒立姿勢で延長供給搬送部3aの長さ範囲内の搬送ベルト15、15部分の対向部間に前方又は上方から差し込んで順次に手供給する。
この際、茎葉保持搬送部13の搬送ベルト210、210を取り外しておけば、延長供給搬送部3aの長さ範囲内のどこへでも供給できるので都合がよい。
【0055】
このように供給された玉葱wは延長供給搬送部3aでは鱗茎作物載置搬送部12及び茎葉保持搬送部13により或いは、茎葉保持搬送部13の搬送ベルト210、210を取り外したときは鱗茎作物載置搬送部12のみにより前側ケ−ス7内の鱗茎作物供給搬送手段11まで搬送され、次に鱗茎作物載置搬送部12及び茎引き搬送部14により鱗茎作物調製処理部4まで水平後方へ供給搬送される。
この供給搬送において鱗茎作物載置搬送部12は玉葱茎葉部w2を挟圧することなく玉葱球状部w1を下方から支持して後方へ搬送するのであり、この搬送の途中から茎引き搬送部14がその玉葱茎葉部w2を受入れて順次下方へ引張しつつ後方へ搬送する。
【0056】
このような鱗茎作物載置搬送部12による玉葱wの搬送過程で、茎葉荒切り装置25の左右一対のディスク刃28が茎引き搬送部14に達した玉葱茎葉部w2の凡そ5cm〜15cm程度の元側部分を残して先寄り部w2´を切除する。
この際、玉葱wの茎葉部w2´は自重により垂れ下がった状態となってディスク刃28により先寄り部w2は玉葱wから円滑且つ正確に切り離される。
この切り離された先寄り部w2´は真下へ落下して第一の茎葉部排出装置29のコンベアベルト30に受け止められ、続いて機台2の右側外方へ搬送されて処理対象畝h上やこの畝hの側部に接した溝内に放出される。
【0057】
鱗茎作物供給搬送手段11により後方へ搬送された玉葱球状部w1は搬送ベルト15、15上に整姿された状態で鱗茎作物処理搬送部34に達するのであり、鱗茎作物処理搬送部34では挟持搬送ベルト46、46がここに達した玉葱球状部w1の左右側部を強固に挟み付けてその姿勢変更が生じないように後方へ搬送する。
【0058】
この搬送中、根部引き起こしブラシ装置33が玉葱根部を上方へ引き上げて上向き起立状に整えるのであり、この後、玉葱球状部w1が根部切断装置32のディスク刃42、42に近づいたとき前側の案内輪43aがその表面に接して玉葱球状部w1の搬送に伴ってその表面上を転動することにより一対のディスク刃42、42を順次に上方へ誘導し、玉葱球状部w1に対するその高さを最適状態に制御する。
このように制御されたディスク刃42、42は鱗茎作物処理搬送部34により後方へ搬送される玉葱球状部w1を傷つけることなくその根部元を順次に切除するのであり、こうして玉葱球状部w1から切り離された玉葱根部は下方へ落下する。
【0059】
玉葱球状部w1がディスク刃42、42の直下を過ぎるとき、今度は後側の案内輪43bが玉葱球状部w1の表面に接して玉葱球状部w1の搬送に伴ってその表面上を転動することにより一対のディスク刃42、42を順次に下方へ誘導し、玉葱球状部w1がディスク刃42、42の下方を通過するまでこれらディスク刃42、42を玉葱球状部w1から離した状態に保持するのであり、玉葱球状部w1がこの箇所を通過した後は、ディスク刃42、42は最下位置に達して次の玉葱球状部w1の処理に備える。
【0060】
一方では鱗茎作物処理搬送部34及び茎引き搬送部14により高さ及び姿勢を一定状態となされて搬送される玉葱茎葉部w2が根部切断装置32の下方に存在する仕上げ切り装置35のディスク刃52、52に達するのであり、これらディスク刃52、52は玉挟持搬送ベルト46、46による玉葱球状部w1の搬送中にその茎葉部元側部分を玉葱球状部w1から切り離す。
ここで切り離された玉葱茎葉部w2の元側部分は下方に落下して案内板55に案内されつつ第二の茎葉部排出装置36のコンベアベルト54に受け止められる。
【0061】
コンベアベルト54上に位置するものとなった玉葱茎葉部w2の元側部分や玉葱根部は機台2の右横外方へ搬送され機台2の右側部から処理対象畝h上或いはこの畝hの側部に接した溝内に放出されるのであり、また玉葱wから玉葱根部や玉葱茎葉部w2を除去した後に得られる調製処理結果物である玉葱球状部w1は鱗茎作物処理搬送部34によりさらに少し後方へ搬送された後、鱗茎作物処理搬送部34から解放される。
この解放された玉葱球状部w1は複数の案内棒部材62上に落下して排出シュ−タ56の鱗茎作物受入れ部57内に転げ落ち、この後、揺動切換板59の存在しない側の四角筒部材58を経るように、即ち図4及び図13に示すように揺動切換板59が右側に位置されているときは左側の四角筒部材58を経るように転げ落ちその下端開口58aから落下する。
【0062】
次に茎引き搬送部14周辺の作用をさらに詳細に説明する。
調製処理される玉葱wには、乾燥したもの、半枯れ状態のもの、或いは青葉状態のものなどがあり、このように性状の相違した玉葱wが特定角度に固定された茎引き搬送部14で挟持搬送されると、従来の技術の項で説明したような種々の問題が生じる。
この問題を解消するため、作業者は調製すべき玉葱wの状態を観察し、実際に調製処理することにより得られた情報に基づいて鱗茎作物載置搬送部12の支持搬送経路bに対する茎引き搬送部14の挟持搬送経路b1の前後方向の傾斜角度を調整するのである。
【0063】
一般には、青葉状態の玉葱wであるときはその茎葉部w2が太くしっかりしており伸張し難いため茎引き搬送部14による下方引き量は小さくてよいことからその傾斜角度は3.5度〜5度の範囲内の小さい角度になし、また半枯れ状態の玉葱wであるときはその茎葉部w2が青葉状態のものよりも伸張し易いため茎引き搬送部14による下方引き量はそれよりも大きくなす必要があることからその傾斜角度は3.5度〜5度の範囲内の中間程度になし、また十分に乾燥した玉葱wであるときはその茎葉部w2が萎えて縮んだ状態に乾燥していて半枯れ状態のものよりもさらに伸張し易いため茎引き搬送部14による下方引き量はそれよりもさらに大きくなす必要があることからその傾斜角度は3.5度〜5度の範囲内の大きい角度になす。
【0064】
この傾斜角度が適当であると、玉葱wの茎葉部w2は搬送ベルト20、20で適正に搬送され、程良い大きさの下向き力を付与され、その高さ及び姿勢を一定化され、以後、仕上げ切り装置35により的確に切り離されるものとなり、また各搬送ベルト20、20が前記下向き力の反力でその長手方向回りへ反転変位、或いはプ−リ21、22、230から外れたことに起因して不適切に玉葱wと接触するといった事態は生じない。
【0065】
また上記傾斜角度を大きくなすと、各搬送ベルト20、20の前後向き張り方向はこれの後端部を案内したプ−リ21、21の回転面に対し大きく傾斜しようとするが、プ−リ21は横向き支点軸223aの近傍に位置しているため、上記傾斜角度の変化にも拘わらず大きく上下変位しないのであり、従って搬送ベルト20部分とプ−リ21との相対位置は大きく変化するものとならず、各搬送ベルト20、20はプ−リ21、中間プ−リ230、プ−リ22により的確に案内されるものとなる。
【0066】
実際に調整処理される玉葱wの形状や性状は一様ではなく、処理中の全ての玉葱wについて上記傾斜角度を最適状態に合致させることは不可能であるため、前記傾斜角度はこれが小さすぎることによる弊害が生じないような最低大きさに調整するようになされる。
この場合、処理される玉葱wの一部については前記傾斜角度が大き過ぎることが生じて、茎引き搬送部14は茎葉部w2を必要以上に下方へ引こうとすることがある。
【0067】
しかし、茎引き搬送部14の一側の搬送ベルト20の中間プ−リ230はコイルバネ233の弾力に抗して退避移動可能であることから、左右の搬送ベルト20、20の内側の前後向き部m、mはたとえこれの搬送する茎葉部w2の太さが相違しても、それら茎葉部w2を適当な圧力で挟持した状態を保持するのであり、このため、茎引き搬送部14が必要以上に下方へ引こうとしても搬送ベルト20、20は茎葉部w2周面上を下方へ滑り変位し茎葉部w2に大きな下向き力を付与するものとならず、前記傾斜角度が大き過ぎることによる弊害は生じないのである。
【0068】
次に上記実施例における特徴的構造とそれに関連した効果について説明する。
(1)各搬送ベルト20、20を支持するベルト台226、226を設け、前記各搬送ベルト20の前端部を案内したプ−リ22をその対応するベルト台226に支持させ、これらベルト台226、226はその対応する搬送ベルト20、20の後端部を案内したプ−リ21、21の前側近傍に位置された横向き支点軸223a回りへ揺動可能となすと共にこの横向き支点軸223aに対し前後方向へ位置変更調製可能となしてある。
【0069】
これによれば、茎引き搬送部14の前後方向の傾斜角度が前記横向き支点軸223a回りへのベルト台226、226の揺動により変更させることが可能となって、玉葱などの鱗茎作物の形状や乾燥度合いなどの性状の相違にも拘わらず、広い状態範囲の鱗茎作物を、茎引き搬送部14の搬送ベルト20、20などとの接触による損傷を生じさせることなく円滑に調整処理することができるのであり、また茎引き搬送部14の搬送ベルト20、20の緊張度合いをベルト台226、226の前後変位により調整することが可能となる。
【0070】
(2)一方の搬送ベルト20の内側の前後向き部はその長手方向途中箇所を、この搬送ベルト20を支持したベルト台226上の特定回転中心229回りへ回転する中間プ−リ230に案内させ、他方の搬送ベルト20の内側の前後向き部はその長手方向途中箇所を、この搬送ベルト20を支持したベルト台226上の特定回転中心231回りへ揺動自在となされバネ力で特定方向へ付勢された状態のア−ム部材232に装着された中間プ−リ230に案内させた構成としてある。
【0071】
これによれば、一方の前記搬送ベルト20の内側の前後向き部はその対応するベルト台226上の特定回転中心229回りへ回転する中間プ−リ230に案内されるため、前記茎引き搬送部14の挟持搬送経路b1の左右位置が安定的に保持されると共に、バネ力で特定方向へ揺動されるア−ム部材232に装着された中間プ−リ230が、前記各搬送ベルト20の内側の前後向き部による茎葉部の挟持圧力をその茎葉部の径の通常範囲内での大小変化に拘わらず適当大きさとなすため、茎引き搬送部14の各搬送ベルト20の内側の前後向き部が茎葉部に過大な下向き力を及ぼす現象が抑制されて、茎引き搬送部14の搬送ベルト20、20がこれを案内したプ−リ230から外れることがなくなるであり、これにより鱗茎作物の調製処理を茎引き搬送部14の搬送ベルト20、20との接触による損傷の生じないように行わせることができる。
さらに茎引き搬送部14の挟持搬送経路b1の左右位置を安定化させることができる。
【0072】
(3)左右一対の無端状搬送ベルト20、20のそれぞれが内側の前後向き部の前記横向き支点軸223a位置の近傍箇所を中間プ−リ230、230で案内された構成となされている。
これによれば、前記各搬送ベルト20が前記横向き支点軸223a回りへ揺動されたとき、前記各搬送ベルト20はこれの後端部を案内したプ−リ21に対し角度変化しようとするが、前記中間プ−リ230はその対応する前記搬送ベルト20の前記横向き支点軸223a近傍を案内することにより、前記搬送ベルト20の後端部を案内したプ−リ21に対するこの搬送ベルト20後端部の角度変化を抑制するものとなる。
従って、茎引き搬送部14の前後方向の傾斜角度を変更したときでも、茎引き搬送部14の搬送ベルト20の後端部を案内したプ−リ21に対するこの搬送ベルト20後端部の角度変化は比較的小さいものとなるのであり、このため茎引き搬送部14の前後方向の傾斜角度が変更されるにも拘わらず、茎引き搬送部14の搬送ベルト20をプ−リ21を介して的確に案内させることができる。
【0073】
(4)挟持搬送経路b1の前後方向の傾斜角度が前記支持搬送経路aに対し少なくとも凡そ3.5度〜5度の範囲内で変更調整される構成となされている。
これによれば、前記茎引き搬送部14が例えば、乾燥した玉葱、半枯れ状態の玉葱、或いは、青葉状態の玉葱の各々についてその茎葉部をこれの性状に対応した適当な距離だけ下方変位させるものとなり、広い範囲で性状の異なる鱗茎作物の任意な性状のものについての調製処理を的確に行わせることができる。
【0074】
【発明の効果】
上記のように構成した本発明によれば、次のような効果が得られるのである。
即ち、請求項1に記載した、鱗茎作物wの球状部w1を支持して前側から後側へ搬送する略水平向きの支持搬送経路bを有する鱗茎作物支持搬送手段46と、前記略水平向きの支持搬送経路bの下側に配置されて当該経路上で搬送される鱗茎作物wの茎葉部w2を挟持搬送する後下がり傾斜状の挟持搬送経路b1を有する茎引き搬送部14とを備え、これら鱗茎作物支持搬送手段46及び茎引き搬送部14がこの鱗茎作物支持搬送手段46の搬送始端側に供給された鱗茎作物wをこれらの搬送終端まで搬送する過程で、特定位置に設けられた仕上げ切り装置35がこの鱗茎作物wの茎葉部w2を球状部w1から切り離すように作動する鱗茎作物調製機において、前記挟持搬送経路b1の前後方向の傾斜角度を変更調整可能とする横向き支点軸223aを前記茎引き搬送部14に備えた搬送ベルト20の後端部を案内した駆動プ−リ21の近傍に位置させ前記横向き支点軸223a回りへ揺動変位変更調整可能となすとともに、前記搬送ベルト20の内側の前後向き部mをバネ233による適当大きさの付勢力で左右方向の離反変位可能に近接されていることにより、玉葱などの鱗茎作物の形状や乾燥度合いなどの性状の相違にも拘わらず、広い状態範囲の鱗茎作物を、茎引き搬送部の搬送ベルトなどとの接触による損傷を生じさせることなく円滑に調整処理することができる。
【0075】
また、機体フレ−ムの特定位置で回転され茎引き搬送部の搬送ベルトの後端部を案内した駆動プ−リを介して茎引き搬送部の各搬送ベルトを駆動できると共に、この搬送ベルトへの回転動力伝達構造を簡易となすことができる。
【0076】
さらに、茎引き搬送部の各搬送ベルトの内側の前後向き部が茎葉部に過大な下向き力を及ぼす現象が抑制されて、茎引き搬送部の搬送ベルトがこれを案内したプ−リから外れることがなくなるであり、これにより鱗茎作物の調製処理を茎引き搬送部の搬送ベルトとの接触による損傷の生じないように行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る走行形鱗茎作物調製機の全体側面図である。
【図2】 前記調製機の最前部を示す平面図である。
【図3】 前記調製機の全体正面図である。
【図4】 前記調製機の正面視断面図である。
【図5】 前記調製機の調製処理機構部の側面図である。
【図6】 前記調製機の調製処理機構の平面図である。
【図7】 前記調製機の茎引き搬送部の平面図である。
【図8】 調製処理機構部の茎引き搬送部の右側面図である。
【図9】 前記調製機の根部切断装置を示す右側面図である。
【図10】 前記根部切断装置の一部を正面から見た図である。
【図11】 前記根部切断装置の一部を示す右側面図である。
【図12】 前記根部切断装置の一部を示す平面図である。
【図13】 前記調製機の鱗茎部送出部を示す正面視断面図である。
【図14】 前記調製機の駆動系統の動力断続部を示す側面図である。
【図15】 前記調製機の駆動系統を示す側面図である。
【図16】 前記調製機の駆動系統を示す後面図である。
【符号の説明】
12 鱗茎作物支持搬送手段(鱗茎作物載置搬送部)
14 茎引き搬送部
20 搬送ベルト
21 駆動プ−リ
230 中間プ−リ
35 仕上げ切り装置
46 鱗茎作物支持搬送手段(鱗茎作物処理搬送部)
223a 横向き支点軸
226 ベルト台
229 プ−リ支持軸(回転中心)
231 ア−ム支持軸(回転中心)
232 ア−ム部材
233 コイルバネ
b 支持搬送経路
b1 挟持搬送経路
m 搬送ベルト20の内側となる前後向き部
w 鱗茎作物(玉葱)
w1 球状部
w2 茎葉部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bulb crop preparation machine that operates so as to excise a foliage portion or a root portion extending from a spherical portion of a bulb crop such as onion.
[0002]
[Prior art]
A bulb crop support transporting means having a substantially horizontal support transport path for supporting the bulbous portion of the bulb crop and transporting from the front side to the rear side, and disposed on the lower side of the substantially horizontal support transport path. A stalk-carrying part having a downwardly inclined clamping conveyance path for nipping and conveying the foliage part of the bulb crop conveyed by the In the process of transporting bulb crops supplied to the conveyance start end side to the conveyance end, a finishing cropping device provided at a specific position operates to separate the bulbs and leaves of the bulb crops from the spherical portion. The machine exists.
At this time, the angle of inclination in the front-rear direction of the stalk-feeding unit is set to about 5 degrees so that the dried onion can be appropriately prepared.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional bulbous crop preparation machine is used for preparation processing of, for example, dried onion, semi-boiled onion, or green leaf onion, etc. Part tends to give an excessive downward force or cause excessive downward displacement to the transport essential part of this or the stem and leaf part of the onion. The conveying belt formed may be reversed around the belt longitudinal direction line or may be disengaged from the pulley guiding the conveying belt, thereby interrupting the processing operation or damaging the conveying belt portion.
The present invention eliminates such problems and smoothly prepares and treats bulb crops in a wide range of properties, regardless of differences in the shape of bulb crops such as onions or the degree of dryness. It aims at providing the bulb crop preparation machine which enabled.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
That is, in the invention described in
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 16 relate to a traveling type bulb crop preparation machine according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is an overall side view, FIG. 2 is a plan view showing the forefront, FIG. 3 is an overall front view, and FIG. Is a front sectional view, FIG. 5 is a side view of the preparation processing mechanism, FIG. 6 is a plan view of the preparation processing mechanism unit, FIG. 7 is a plan view of the stalk-carrying transport unit, and FIG. FIG. 9 is a right side view showing a mechanism for cutting the root part of the bulb crop, FIG. 10 is a view of a part of the mechanism for cutting the root part of the bulb crop, and FIG. 11 shows the root part of the bulb crop. FIG. 12 is a plan view showing a part of the mechanism for cutting the root part of the bulb crop, and FIG. 13 is for sending out the bulb crop after the preparation process to the outside. FIG. 14 is a side view showing the power intermittent portion of the drive system, FIG. 15 is a side view showing the drive system, and FIG. 6 is a rear view showing the drive system.
[0006]
As shown in FIGS. 1 to 8, the traveling bulbous crop preparation machine of the present embodiment includes a
[0007]
First, the traveling
[0008]
Next, the bulb crop supply and
[0009]
That is, the front case 7 composed of the front surface, the upper surface, and the left and right side surfaces is fixed to the front portion of the
At the front end of the notch groove a, an extended supply /
[0010]
The left and right front and
[0011]
As shown in FIG. 5 and FIG. 6, a bulb crop supply conveying means 11 is provided in the range from the front part of the extended
[0012]
The bulb crop placing and conveying
A planar star-shaped foliage scavenging
[0013]
The foliage holding and conveying
The
[0014]
As shown in FIG. 7 and FIG. 8 and the like, the stalk-
The left and
By pulling the foliage w2 in this way, the heights of the bulb crops w are aligned and the postures are aligned vertically.
[0015]
Below the pair of left and right driven
[0016]
Below the
[0017]
Next, the bulb crop
[0018]
In other words, a
[0019]
The
[0020]
The
On the other hand, as shown in FIG. 11, the left and right engaging
In a state where each engaging
[0021]
Then,
[0022]
Further, a tension spring (not shown) is stretched between the
[0023]
The
At this time, the pair of left and right
[0024]
As shown in FIGS. 11 and 12, the engaging
[0025]
When removing the above-mentioned mechanism product from the
On the other hand, when attaching the whole structured product to the
[0026]
As shown in FIGS. 5 and 6, the bulb crop processing / conveying
At this time, each of the nipping and conveying
Then, the left and right sandwiching and conveying
[0027]
The
[0028]
The second
[0029]
Next, the bulb
[0030]
That is, a
A rectangular
[0031]
An opening e is formed in the front wall of the receiving
[0032]
In the bulb
[0033]
Next, the control unit will be described. The operator follows the
[0034]
The
[0035]
The power transmission mechanism will be described with reference to FIGS. 5, 6, 14, 15, and 16 as follows.
That is, the
The
[0036]
The
[0037]
On the other hand, a
The
[0038]
A pair of left and right
A pair of left and right
[0039]
The
Further, vertical rotating
Further, the
[0040]
The power transmitted to the drive pulleys 16 and 16 is transmitted to the driven
The power transmitted to the drive pulleys 21 and 21 is fixed to the driven
[0041]
A
A
[0042]
Above the
[0043]
The
At this time, the rear universal joint 111b and the front-
[0044]
On the other hand, the left and right
[0045]
Next, the characteristic configuration of the present invention will be described with reference to FIG. 5, FIG. 6, FIG. 7, FIG.
A pair of left and right side
The
[0046]
[0047]
The
[0048]
At this time, the
[0049]
In the above-described configuration, the stem-carrying
This angle fixing means may fix the
[0050]
Next, the desirable working method at the time of harvesting the onion which is a typical example of the bulb crop cultivated with the above-mentioned bulb crop preparation machine will be described.
In a state where a large number of cocoons h are formed in parallel, and each cocoon h is planted in a plurality of strips, the top surface of the cocoon h is pulled out by using a known onion harvester, etc. Left to dry for a day or two.
As a result, the surface of the spherical portion w1 becomes somewhat hard and hardly damaged.
[0051]
Under this state, the bulb crop preparation machine according to the present invention is made to enter on a specific hull as a processing target arbitrarily selected by the operator. At this time, the operator operates the steering handle 68 from the rear of the aircraft. , 68 to control the aircraft.
[0052]
On the kite (processing target kite) h that the aircraft has entered, the aircraft is set in the correct orientation and position along the kite h.
And the extension
At this time, even if the
[0053]
Thereafter, the working
[0054]
Under this state, the onion w scattered in the vicinity of the front of the machine body in the processing target basket h is supplied to the extended
Now, assuming that the extended
On the other hand, assuming that the extended
At this time, if the conveying
[0055]
The onion w thus supplied is loaded on the bulb supply by the bulb crop mounting and conveying
In this supply and conveyance, the bulb crop placing and conveying
[0056]
In the process of transporting the onion w by the bulb crop mounting and transporting
At this time, the stem and leaf portion w2 ′ of the onion w is in a state of being hung down by its own weight, and the leading portion w2 is smoothly and accurately separated from the onion w by the
The separated leading end portion w2 ′ falls right below and is received by the
[0057]
The onion bulb portion w1 conveyed rearward by the bulb crop supply and conveyance means 11 reaches the bulb crop processing and conveying
[0058]
During this conveyance, the root raising
The
[0059]
When the onion spherical portion w1 passes just below the
[0060]
On the other hand, the
The former part of the onion stem and leaf part w <b> 2 separated here falls downward and is received by the
[0061]
The original side portion and onion root portion of the onion stem leaf portion w2 that is located on the
The released onion spherical portion w1 falls onto the plurality of
[0062]
Next, the operation around the stem-drawing
The onion w to be prepared includes a dry one, a semi-boiled one, a green leaf one, and the like. When nipped and conveyed, various problems as described in the section of the prior art arise.
To solve this problem, the operator observes the condition of the onion w to be prepared.,The inclination angle in the front-rear direction of the sandwiching conveyance path b1 of the stalk-carrying
[0063]
In general, when the onion w is in a green leaf state, its stem and leaf part w2 is thick and firm and difficult to stretch, so the downward pulling amount by the stem pulling
[0064]
If this inclination angle is appropriate, the foliage portion w2 of the onion w is properly conveyed by the
[0065]
Further, when the inclination angle is increased, the longitudinal tension direction of each of the
[0066]
The shape and properties of the onion w actually adjusted are not uniform, and it is impossible to match the inclination angle to the optimum state for all the onion w being processed, so the inclination angle is too small. The minimum size is adjusted so as not to cause harmful effects.
In this case, the inclination angle of a part of the onion w to be processed may be too large, and the stalk-feeding
[0067]
However, since the
[0068]
Next, the characteristic structure and the related effects in the above embodiment will be described.
(1)
[0069]
According to this, it becomes possible to change the inclination angle in the front-rear direction of the stem-drawing
[0070]
(2) The front and rear facing portion inside one of the
[0071]
According to this, since the front and rear facing part inside one of the
Furthermore, the left-right position of the pinching conveyance path | route b1 of the
[0072]
(3) Each of the pair of left and right
According to this, when each of the
Therefore, even when the front-rear direction inclination angle of the stalk-carrying
[0073]
(4) The tilt angle in the front-rear direction of the nipping / conveying path b1 is changed and adjusted within a range of at least about 3.5 to 5 degrees with respect to the supporting and conveying path a.
According to this, the stalk-
[0074]
【The invention's effect】
According to the present invention configured as described above, the following effects can be obtained.
That is, the bulb crop according to claim 1wSpherical part ofw1Support transport path in a substantially horizontal direction that supports the transport from the front side to the rear sidebCultivation support means for bulb crops46And the substantially horizontal support transport pathbBulb crops placed on the underside and transported on the routewStem and leafw2Nipping and conveying path with a downward slope after nipping and conveyingb1Stalk-feeding section14These bulb crop support transporting means46And stem feeder14This bulb crop support transportation means46Bulb crops supplied to the transport start sidewFinish cutting device installed at a specific position in the process of transporting35This bulb cropwStem and leafw2The spherical partw1In a bulb crop preparation machine that operates to detach fromA
[0075]
Also,Each conveyor belt of the stalking conveyance unit can be driven via a driving pulley which is rotated at a specific position of the machine frame and guided at the rear end of the conveyance belt of the stalking conveyance unit, and the rotation to the conveyance belt is possible. The power transmission structure can be simplified.
[0076]
further,The phenomenon in which the front and rear facing parts inside the respective conveyor belts of the stalking conveying part exert an excessive downward force on the foliage part is suppressed, so that the conveying belt of the stalking conveying part does not come off from the pulley guiding it. Thus, the bulb crop preparation process can be performed without causing damage due to contact with the conveyance belt of the stalk-drawing conveyance unit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a traveling bulb crop preparation machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing the forefront part of the preparation machine.
FIG. 3 is an overall front view of the preparation machine.
FIG. 4 is a front sectional view of the preparation machine.
FIG. 5 is a side view of a preparation processing mechanism unit of the preparation machine.
FIG. 6 is a plan view of a preparation processing mechanism of the preparation machine.
FIG. 7 is a plan view of a stalk-feeding section of the preparation machine.
FIG. 8 is a right side view of a stalk-feeding unit of the preparation processing mechanism unit.
FIG. 9 is a right side view showing a root cutting device of the preparation machine.
FIG. 10 is a view of a part of the root cutting device as viewed from the front.
FIG. 11 is a right side view showing a part of the root cutting device.
FIG. 12 is a plan view showing a part of the root cutting device.
FIG. 13 is a front cross-sectional view showing a bulb portion delivery unit of the preparation machine.
FIG. 14 is a side view showing a power interrupting portion of a drive system of the preparation machine.
FIG. 15 is a side view showing a drive system of the preparation machine.
FIG. 16 is a rear view showing a drive system of the preparation machine.
[Explanation of symbols]
12 Cultivation support means (bulb crop placement conveyance part)
14 Stem-feeding section
20 Conveyor belt
21 Drive pulley
230 Intermediate pulley
35 Finishing device
46 Bulb crop support transport means (bulb crop processing transport section)
223a Horizontal fulcrum shaft
226 belt stand
229 pulley support shaft (rotation center)
231 Arm support shaft (rotation center)
232 Arm member
233 Coil spring
b Support transport path
b1 Nipping conveyance path
m Front-rear facing part inside the
w Bulb crop (onion)
w1 Spherical part
w2 foliage
Claims (1)
Priority Applications (1)
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