JP3894905B2 - 植栽具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植栽床材を収容した植栽容器を貯水容器に貯留した水に浮揚させ、前記貯水容器内の水を前記植栽容器に設けた浸水孔を介して前記植栽床材に供給しながら植栽する植栽装置に使用する植栽具に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような植栽装置は、植栽床材に対して水を頻繁に供給する必要がなく、しかも、植栽床材に対して常に必要量の水が供給されるので、きわめて使い勝手がよく、近年、その需要が急速に増加しつつある。
しかし、植物の生長に伴って重心が上方へ移動すると、植物を保持する植栽容器が水に浮揚している関係上、植栽容器の姿勢がきわめて不安定となる欠点があり、従来、貯水容器と植栽容器との間にガイドを設けて、植栽容器の姿勢を維持するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−164990号公報(図1〜図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の植栽装置では、貯水容器と植栽容器が互いにセットになってガイドを構成するので、予め準備された専用の貯水容器しか使用することができず、したがって、たとえ気に入った容器があっても、その容器を貯水容器として使用することは不可能であった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、予め準備された専用の貯水容器は勿論のこと、気に入った容器があれば、その容器を貯水容器として自由に使用することのできる植栽装置用の植栽具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、植栽床材を収容した植栽容器を貯水容器に貯留した水に浮揚させ、前記貯水容器内の水を前記植栽容器に設けた浸水孔を介して前記植栽床材に供給しながら植栽する植栽装置に使用する植栽具であって、前記植栽容器をその内部空間に収容した状態で前記貯水容器内に上下方向姿勢で収容可能な筒状本体を備え、その筒状本体が、前記貯水容器の水中に沈下可能で、かつ、水中への沈下状態において前記筒状本体の内外間で通水自在に構成され、その内面に前記植栽容器の上下方向への移動をガイドするガイド部を備えているところにある。
【0007】
請求項1の発明の特徴構成によれば、浮揚式の植栽装置に使用する植栽具が、植栽容器をその内部空間に収容した状態で貯水容器内に上下方向姿勢で収容可能な筒状本体を備え、その筒状本体が、貯水容器の水中に沈下可能で、かつ、水中への沈下状態において筒状本体の内外間で通水自在に構成されているので、植栽具の筒状本体を貯水容器の水中に上下方向姿勢で沈下配置し、かつ、筒状本体の内部空間に植栽容器を収容することによって、浮揚式の植栽容器による植物の栽培を楽しむことができるとともに、筒状本体の内面には植栽容器の上下方向への移動をガイドするガイド部が備えられているので、植物の生長や貯水容器内の水の増減によって、植栽容器は上下方向に円滑に移動するのみならず、その姿勢もガイド部によって維持される。
したがって、この植栽具を使用することによって、貯水容器の汎用性が拡大し、使用者において気に入った容器があれば、その容器を貯水容器として使用して浮揚式の植栽装置による栽培を楽しむことができ、また、季節の変化などに応じて、貯水容器を適宜取り替えながら植栽を楽しむことができる。
【0008】
請求項2の発明の特徴構成は、前記筒状本体が、水よりも大きな比重を有する材料で形成されているところにある。
【0009】
請求項2の発明の特徴構成によれば、筒状本体が、水よりも大きな比重を有する材料で形成されているので、殊更、筒状本体に重りや吸着用の吸盤などを取り付けることなく、筒状本体を水中に沈下させることができ、したがって、筒状本体をすっきりとした簡単な構成にして外観的な価値を高めることができるとともに、植栽具のコストダウンを図ることもできる。
【0010】
請求項3の発明の特徴構成は、前記筒状本体が、前記貯水容器の上縁部に係止して前記上下方向姿勢を維持する姿勢維持用係止部を備えているところにある。
【0011】
請求項3の発明の特徴構成によれば、筒状本体が、貯水容器の上縁部に係止して上下方向姿勢を維持する姿勢維持用係止部を備えているので、この姿勢維持用係止部を有効に利用することにより、筒状本体の上下方向姿勢を確実に維持することができ、結果的に植栽容器の姿勢を所定どおりに維持して良好な植栽を楽しむことができるとともに、貯水容器から筒状本体を取り出す際には、姿勢維持用係止部を取手代わりにして筒状本体を容易に取り出すこともできる。
【0012】
請求項4の発明の特徴構成は、前記姿勢維持用係止部が、表示具取り付け用の貫通孔を備えているところにある。
【0013】
請求項4の発明の特徴構成によれば、姿勢維持用係止部が、表示具取り付け用の貫通孔を備えているので、例えば、販売時においては、価格や使用方法などを表示した表示具を取り付けることができ、また、使用時においては、植物の名前などを表示した表示具を取り付けて便利に使用することができる。
【0014】
請求項5の発明の特徴構成は、前記姿勢維持用係止部が、表示具差し込み用のスリットを備えているところにある。
【0015】
請求項5の発明の特徴構成によれば、姿勢維持用係止部が、表示具差し込み用のスリットを備えているので、例えば、販売時においては、価格や使用方法などを表示した表示具を差し込むことができ、また、使用時においては、植物の名前などを表示した表示具を差し込んで便利に使用することができる。
特に、表示具取り付け用の貫通孔と表示具差し込み用のスリットを共に備えている場合には、例えば、使用者の好みに応じていずれか一方あるいは両方を有効に利用して、各種の表示具を取り付けたり差し込んだりすることができる。
【0016】
請求項6の発明の特徴構成は、前記筒状本体が、その下端部から内部へ突出する複数の突起を備えているところにある。
【0017】
請求項6の発明の特徴構成によれば、筒状本体が、その下端部から内部へ突出する複数の突起を備えているので、貯水容器内の水が少なくなって植栽容器が下方へ移動すると、最終的に植栽容器の底面が突起上面に当接して突起上に載置されることになる。
したがって、その後、貯水容器へ水を補給すると、補給された水が植栽容器の底面と突起上面との間に供給されて植栽容器が浮揚することになり、植栽容器の底面が筒状本体の底部材や貯水容器の底にくっ付いて浮揚しなくなることが回避される。
【0018】
請求項7の発明の特徴構成は、前記筒状本体が、有底の筒状に構成されて、その底部材が、下方へ突出する複数の突起と通水孔を備えているところにある。
【0019】
請求項7の発明の特徴構成によれば、筒状本体が、有底の筒状に構成されているので、例えば、植栽容器を取り出すような場合、外側に位置する筒状本体を取り出すことにより、植栽容器も一緒に取り出すことができ、植栽容器の取り出しを容易に行うことができる。
そして、その筒状本体の底部材が、下方へ突出する複数の突起と通水孔を備えているので、上述したように、貯水容器内の水が極端に少なくなり、その状態で貯水容器へ水を補給した場合、補給された水が植栽容器の底面と筒状本体の底部材上面との間に供給され、植栽容器の底面が筒状本体の底部材にくっ付いて浮揚しなくなることが回避される。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明による植栽具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この植栽具は、植栽容器を水に浮揚させながら植栽する植栽装置に使用するためのもので、浮揚式の植栽装置は、図2〜図4に示すように、植栽容器1と貯水容器2を備えている。
植栽容器1は、赤玉土、鹿沼土、腐葉土、ピート、水苔などの天然の植栽用土は勿論のこと、パーミキュライト、パーライト、ウレタン樹脂やフェーノール樹脂などの各種発泡樹脂材、ロックウール、ハイドロボールなどの人工の植栽用土からなる植栽床材3を収容するもので、水に浮揚するように、例えば、水よりも小さな比重を有する発泡スチロールにより有底の円筒状に形成され、その底部には浸水孔4が設けられている。
【0021】
貯水容器2は、植栽用の水Wを貯留するもので、その貯留水Wに植栽容器1を浮揚させることにより、貯留水Wが浸水孔4を介して植栽床材3に供給され、植栽床材3に植えた植物Pの成長を促進する。そして、植物Pが生長すると、植物Pの成長に伴って貯留水Wに対する植栽容器1の沈下量が大きくなり、より多量の水Wを植栽床材3に供給することができ、植物Pの生長に見合った量の水Wを常に供給するように構成されている。
しかしながら、植栽容器1は貯水容器2内の水Wに浮揚しているだけなので、植物Pが生長して重心が上方へ移動すると、植栽容器1の浮揚姿勢が不安定となり、場合によっては、植物Pが転倒する可能性もあり、このような植物Pの転倒を防止するために本発明による植栽具5が使用される。
【0022】
その植栽具5は、図1の(イ)、(ロ)に詳しく示すように、円筒状あるいは上方ほど大径となるテーパ円筒状の筒状本体6と底部材7を一体的に備え、筒状本体6の内面が、植栽容器1の移動をガイドするガイド部8として機能するように構成されている。
その筒状本体6と底部材7からなる植栽具5は、水中に沈下するように、例えば、水よりも大きな比重を有する合成樹脂で形成され、筒状本体6の周囲には、合計4つの側部通水孔9が等間隔に設けられ、底部材7には、その中心にひとつの底部通水孔10が設けられ、さらに、下方へ突出する複数の突起11が底部通水孔10の周りに位置する状態で一体的に突設されている。
さらに、筒状本体6の上端縁には、斜め上方へ突出する合計4つの姿勢維持用係止部12が等間隔に位置する状態で一体的に突設され、そのうちのひとつには、チェンなどの紐状体13を介して表示具14を取り付けるための表示具取り付け用の貫通孔15が設けられている。
【0023】
つぎに、この植栽具5の使用方法について説明する。
貯水容器2は、特に専用のものに限ることなく、使用者の好みに応じて、気に入った適当な容器を使用することができる。
例えば、図2〜図4に示すように、ブランデーグラスのような形状のガラス製容器を貯水容器2として使用する場合であれば、貯水容器2に水Wを入れて、その貯水容器2内に植栽具5を上下方向姿勢で収容し、姿勢維持用係止部12を貯水容器2の上縁部に係止する。
すると、植栽具5が水Wの中に沈下するとともに、貯水容器2の上縁部に対する姿勢維持用係止部12の係止によって、植栽具5が上下方向姿勢に確実に維持され、かつ、貯水容器2内の水Wは、側部通水孔9や底部通水孔10を通って筒状本体6内に侵入する。
【0024】
そして、植物Pを植えた植栽容器1、あるいは、植物Pの種子を撒いた植栽容器1を筒状本体6の内部空間内に収容すると、植栽容器1は、水Wに対してある程度沈んだ状態で浮揚し、貯水容器2内の水Wが、浸水孔4を介して植栽床材3に供給されて植物Pに必要な水Wが供給される。
植物Pが生長すると、植物Pの生長に伴って水Wに対する植栽容器1の沈み込み量が増大し、植物Pの生長に見合った量の水Wが供給されるのであり、その際、植栽容器1は、筒状本体6のガイド部8である内面によってガイドされて円滑に下降するとともに、植物Pの生長により重心が上方へ移動しても、ガイド部8である筒状本体6の内面により植栽容器1の姿勢が保持されるので、植栽容器1が転倒するようなおそれはない。
【0025】
貯水容器2内の水Wが少なくなれば、水Wを適宜補給するのであるが、水Wが極端に少なくなると、植栽容器1の底面が植栽具5の底部材7の上面に接触してくっ付くおそれがある。
しかし、この図4に示す使用態様では、植栽具5の底部材7が貯水容器2の底から上方へ浮上しているので、水Wを補給することにより、補給された水Wが側部通水孔9や底部通水孔10から植栽具5内に侵入して、植栽容器1の底面と底部材7の上面との間に供給されるので、水Wの補給によって植栽容器1は所望どおりに浮揚することになる。
そして、姿勢維持用係止部12の貫通孔15を利用して、植物Pの名前などを記載した表示具14を紐状体13により取り付けて植栽を楽しむことができる。
【0026】
さらに、図5に示すように、大きな容器を貯水容器2として使用することもでき、その場合には、ひとつの貯水容器2に対して複数個の植栽容器1を収容して使用することになり、このような使用態様においても、各植栽容器1は、各植栽具5によって確実にガイドされて上下動し、かつ、所望の姿勢に維持される。
ただし、姿勢維持用係止部12が有効に作用しないため、図2〜図4に示した使用態様に比べて、各植栽容器1の姿勢維持が多少不安定になる可能性はあるが、しかし、植栽具5の水中への沈下や姿勢維持は、必ずしも植栽具5を形成する材料の比重や姿勢維持用係止部12のみに依存するものではない。
【0027】
例えば、植栽具5の下方に重りを取り付けたり、植栽具5を比重の大きな金属材料により形成することによって水中へ沈下可能に、かつ、植栽具5の姿勢を維持するように構成することも、また、植栽具5の底部材7に吸盤を取り付け、貯水容器2の底面などに吸着させることによって水中へ沈下可能に、かつ、植栽具5の姿勢を維持するように構成することもでき、このような構成を採用することにより、たとえ図5に示すような使用態様においても、各植栽容器1の姿勢を安定良く維持することができる。
なお、重りや吸盤を取り付ける場合には、例えば、植栽具5を水よりも小さな比重を有する材料で形成したり、あるいは、姿勢維持用係止部12をなくして実施することも可能となる。
【0028】
また、図5に示す使用態様では、例えば、貯水容器2内の水Wが完全になくなると、植栽容器1の底面が植栽具5の底部材7の上面に接触してくっ付くため、水Wを補給しても植栽容器1が浮揚しないことがある。
しかし、この実施形態による植栽具5では、図6に示すように、底部材7から突設された突起11によって、底部材7と貯水容器2の底との間に隙間が形成されるので、補給された水Wは、側部通水孔9のみならず、底部通水孔10からも植栽容器1の底面と底部材7の上面との間に供給されるので、たとえ水Wが完全になくなった場合でも、水Wの補給によって植栽容器1が所望どおりに浮揚することになる。
【0029】
〔別実施形態〕
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部材や同じ作用を有する構成部材については、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
【0030】
(1)先の実施形態では、植栽具5を構成する筒状本体6の上端縁に合計4つの姿勢維持用係止部12を一体的に突設した例を示したが、図7に示すように、筒状本体6の上端縁の全周にわたって斜め上方へ突出する円環状の姿勢維持用係止部12を一体的に突設して実施することもでき、必要に応じて、その姿勢維持用係止部12に少なくともひとつの表示具取り付け用の貫通孔15を設けることができる。
また、先の実施形態では、筒状本体6の周囲に合計4つの側部通水孔9を設けた例を示したが、側部通水孔9の個数については任意に選択することができ、例えば、図7に示す別の実施形態では、筒状本体6の周囲に合計6つの側部通水孔9が等間隔に設けられている。
【0031】
さらに、図8および図9に示す別の実施形態では、円環状の姿勢維持用係止部12が、図7のものよりもかなり小さな幅に構成されており、そのため、姿勢維持用係止部12の一部を外側に突出させて、その突出部に表示具取り付け用の貫通孔15が設けられ、かつ、スリット17も設けられている。
このスリット17は、板状の表示具14を差し込むためのもので、表示具取り付け用の貫通孔15と表示具差し込み用のスリット17を共に備えている場合には、貫通孔15に対しチェンなどの紐状体13を介してメダル状の表示具14を取り付け、さらに、スリット17に対し板状の表示具14を直接差し込んで使用することができる。
【0032】
また、この図8および図9に示す別の実施形態では、植栽具5の底部材7の下面に下方へ突出する突起11はなく、逆に、底部材7の上面から上方へ突出する複数の小さな突起18が、底部材7と一体的に設けられている。
この複数の突起18は、図9から明らかなように、たとえ貯水容器2内の水Wが完全になくなっても、植栽容器1の底面と底部材7の上面とが、面と面で接触して互いにくっ付くのを防止するためのものである。
したがって、水Wを補給することにより、図9に示すように、底部材7が貯水容器2の底から上方に位置している場合であれば、側部通水孔9と底部通水孔10を介して、また、底部材7が貯水容器2の底に接触している場合には、側部通水孔9を介して、水Wが植栽具5内に供給されて、植栽容器1は確実に浮揚することになる。
【0033】
(2)これまでの実施形態では、筒状本体6と底部材7により植栽具5を構成した例を示したが、図10に示すように、筒状本体6のみにより植栽具5を構成し、その筒状本体6に下端近傍に側部通水孔9を設けて実施することもできる。
この別の実施形態では、貯水容器2内の水Wが完全になくなると、植栽容器1の底面が貯水容器2の底面に接触してくっ付いて、水Wを補給しても植栽容器1が浮揚しないことがあるため、このような事態の発生を回避するべく、筒状本体6の下端部から内部へ突出する複数のリブ状突起16を一体的に突設するのが好ましい。
このようなリブ状突起16を設けることにより、水Wが完全になくなった場合、図11に示すように、植栽容器1の底面はリブ状突起16の上に載置されることになり、したがって、水Wを補給すると、補給された水Wは、側部通水孔9を通って植栽容器1の底面とリブ状突起16の上面との間に供給されて、植栽容器1が所望どおりに浮揚することになる。
【0034】
(3)これまでの実施形態では、植栽具5を合成樹脂により形成した例を示し、また、金属材料により形成してもよい旨を示唆したが、合成樹脂や金属材料以外にも、例えば、透明、半透明、不透明を問わず、ガラスやセラミックなどをはじめとして各種材料により形成することができる。
また、筒状本体6の内面自体によりガイド部8を構成した例を示したが、筒状本体6の内面に専用のガイド部材を取り付けてガイド部8を構成することもでき、そのガイド部材の具体的な構成については特に制限はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】植栽具の上面からと底面からの斜視図
【図2】植栽装置の分解斜視図
【図3】植栽装置の使用状態の斜視図
【図4】植栽装置の使用状態の縦断面図
【図5】植栽装置の使用状態の縦断面図
【図6】植栽装置の使用状態の一部拡大縦断面図
【図7】別の実施形態による植栽具の上面からの斜視図
【図8】別の実施形態による植栽具の上面からの斜視図
【図9】別の実施形態による植栽具の使用状態の縦断面図
【図10】別の実施形態による植栽具の上面からの斜視図
【図11】別の実施形態による植栽具の使用状態の縦断面図
【符号の説明】
1 植栽容器
2 貯水容器
3 植栽床材
4 浸水孔
5 植栽具
6 筒状本体
7 底部材
8 ガイド部
10 通水孔
11 突起
12 姿勢維持用係止部
15 表示具取り付け用の貫通孔
16 突起
17 表示具差し込み用のスリット
W 水

Claims (7)

  1. 植栽床材を収容した植栽容器を貯水容器に貯留した水に浮揚させ、前記貯水容器内の水を前記植栽容器に設けた浸水孔を介して前記植栽床材に供給しながら植栽する植栽装置に使用する植栽具であって、
    前記植栽容器をその内部空間に収容した状態で前記貯水容器内に上下方向姿勢で収容可能な筒状本体を備え、その筒状本体が、前記貯水容器の水中に沈下可能で、かつ、水中への沈下状態において前記筒状本体の内外間で通水自在に構成され、その内面に前記植栽容器の上下方向への移動をガイドするガイド部を備えている植栽具。
  2. 前記筒状本体が、水よりも大きな比重を有する材料で形成されている請求項1に記載の植栽具。
  3. 前記筒状本体が、前記貯水容器の上縁部に係止して前記上下方向姿勢を維持する姿勢維持用係止部を備えている請求項1または2に記載の植栽具。
  4. 前記姿勢維持用係止部が、表示具取り付け用の貫通孔を備えている請求項3に記載の植栽具。
  5. 前記姿勢維持用係止部が、表示具差し込み用のスリットを備えている請求項3または4に記載の植栽具。
  6. 前記筒状本体が、その下端部から内部へ突出する複数の突起を備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の植栽具。
  7. 前記筒状本体が、有底の筒状に構成されて、その底部材が、下方へ突出する複数の突起と通水孔を備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の植栽具。
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