JP3892485B2 - 多用途の回転接続用組立体 - Google Patents
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Description
本発明は様々なタイプの歯科工具を電源に接続できる多用途の回転接続用組立体に関する。
特に本発明は後部が互いに異なる形状を有する歯科工具を接続できる回転接続用組立体に関する。
歯科治療に歯科医師が用いてきた従来の歯科装置は一般的に同業者に「ユニット」と呼ばれ且つ前記治療を実行するのに必要な薬剤および電力を供給できる電源により形成される。
この歯科装置は一般的に幾つかの供給ホースを有し、この供給ホースの一端はユニットに接続され、他端は特別な連結ソケットを介してディスプレイキャビネット上の手に届くところにある一つまたはそれ以上の歯科用機器の後部に連結される。
各連結ソケットは機械的に歯科用機器に固定されるように概して回転ナットを備え、この回転ナットは前記歯科用機器の後部に螺合されるように配設され、また歯科用機器は螺合のためのネジを有する。
ホース、ソケットおよび回転ナットで形成される上記組立体は同業者の間で「接続用組立体」と呼ばれている。
ソケットと回転ナットのおかげで医師が実行する作業に従って歯科医師は適合性に応じて必要な歯科用機器を装置の対応する接続用組立体に取り付けることができる。
簡素性、合理性および経済性の理由により上記適合性を改良し、最も多くの歯科用機器、または全ての歯科用機器を同じ接続用組立体に接続し、同じタイプの幾つかの接続用組立体に装置を取り付け、または全ての歯科用器具をユニットに確実に接続できる一つの接続部材に装置を取り付けることが試みられている。
市場に存在し且つ歯科医師に既に提供されている歯科用機器の後部は様々な形状、すなわち上記適合性に立脚した様々な形状および/または寸法である。
したがって本発明の目的は上記問題を解決し、簡単で安価な解決策により後部が様々な形状である様々なタイプの歯科用機器に接続可能な回転接続用組立体を提供することにある。
そこで本発明は多用途な回転接続用組立体に関し、この回転接続用組立体は少なくとも一つの電力ケーブルおよび/または少なくとも一つの流体運搬導管のような連結手段を有するホースを具備し、これら連結手段は電流に接続され、
接続用組立体の前部において歯科用機器と前記連結手段とを確実に連結するために提供されるコネクタを具備し、該コネクタは前記連結手段に取り付けられる固定型の第一連結部材と該第一連結部材に接続された取外し可能な可動型の第二接続部材とから形成され、該第二接続部材は前記歯科用機器に接続されるように提供され、該第二連結部材が回転制止リングを介して前記第一連結部材上に回転可能に取り付けられ且つ軸線方向において保持され、前記第一連結部材上で軸線方向においてブロックされ、そして前記第二連結部材に螺合可能であり、
前記歯科用機器の後部に固定可能なナットを具備し、該ナットは支持面を有し、該支持面は該ナットが螺合されたときに前記歯科用機器の後部に前記コネクタを押し付け且つ取り付けるために前記接続用組立体の対応するショルダに当接し、前記ナットの前部に取外し可能なスリーブが形成されるとともにその後部にブッシュが形成され、該ブッシュがネジ・ナットシステムにより前記スリーブに接続され、前記スリーブが歯科用機器に固定されるように提供され、前記ブッシュが前記制止リングに当接する支持面を有する。
本発明の他の特徴および利点は実施例を示す添付した図面を参照して以下の詳述で明らかにする。
図1は本発明の接続用組立体に接続された歯科用機器を有する歯科用装置の概略側面図である。
図2は第一のタイプの歯科用機器の後部に接続された接続用組立体の長手方向の断面図であり、ここでの歯科用機器の後部は第一の形状を有する。
図3は図2と同様の断面図であるが第二のタイプの歯科用機器の後部に接続された図2の接続用組立体を示しており、ここでの歯科用機器の後部は第二の形状を有する。
図3Aは図3の部分Aの拡大図である。
図4は図3の接続用組立体に取り付けられる制止リングおよび可動型連結部材の斜視図である。
以下、歯科用装置について図1を参照して説明する。この歯科用装置は図示していない工具を収容するためにその前端部に配設された頭部2を備えた本実施例では正反対の角度位置をとるように形成された従来の歯科用機器1a、1bを有する。
本願において「前部」とは歯科用装置の頭部2に向かって(矢印AV)延びる範囲を意味し、「後部」とは歯科用装置の頭部2とは反対の方向、すなわち歯科用機器1a、1bに接続されるユニットSに向かって(矢印AR)延びる範囲を意味する。
歯科用機器1a、1bの本体の後部、特にスリーブ4の後部にモータ6が接続され、このモータ6は単に引っ張ることによりスリーブ4から外れる。
さらにモータ6の後部は接続用組立体8a、8bに接続され、この接続用組立体8a、8bは電源および流体源を形成するユニットSに接続された供給ホース10を有する。
さらに接続用組立体8a、8bはソケット14を有し、このソケット14内には幾つかの流体搬送流路と幾つかの電気接触子および電力ワイヤとを含む参照番号を付していない幾つかの接続要素が設けられる。
供給用ホース10もまた連結手段Rを形成する幾つかの流体搬送導管と幾つかの電気供給ワイヤ(参照符号なし)とを有し、これら流体搬送導管と電気供給ワイヤとはユニットSに接続され、且つ連結用のソケット14の流体搬送流路および電気供給ワイヤにそれぞれ接続される。
これら流体搬送流路および流体搬送導管は歯科用装置に空気を供給でき、この空気は歯科用機器1a、1bがタービンまたは加圧空気モータである場合にはモータの動力を供給するのに用いられ、図示した実施例のように歯科用機器1a、1bが正反対の角度位置をとれるように電気モータに接続されている場合には冷却空気として用いられる。
これら流体搬送流路および流体搬送導管は流出する空気を歯科用装置の後部、すなわちユニットSに向けて確実に排出し、および/または頭部2により保持または駆動される工具の作業領域全体に噴霧すべき冷却噴霧に必要な空気および水を運ぶのに用いられる。
これら全構成要素のうちの電気ワイヤおよび電気接触子は電気モータ6および/または照明に電力を供給でき、照明は例えばモータ6に収容され、作業領域に向かって頭部2に光を導く光学ファイバに連結される。
なおホース10およびソケット14が図示してない他のワイヤ、流路および/または導管を有してもよく、これらは或る機能を有するがこれについて本願での説明を要しない。
また本願では流路、導管および接続ワイヤにより形成される幾つかの連結手段を有する接続用組立体と歯科用機器とについて説明するが本発明は一つの導管および/または一つの流体搬送流路および/または一つの電気供給ワイヤのみを有する構成にも適用される。
特別な本実施例では図面に部分的に示した歯科用機器1a、1bの後部22をモータの構成要素に属するものとして説明する。モータは広い意味で歯科治療を行うために様々な機能を有する幾つかのタイプの装置または構成要素を構成し、本願で説明するモータを含むこれら装置は「歯科用機器」として分類され、治療中に直接または間接的に用いられる。
本発明の主題であって以下で詳述する接続用組立体8a、8bは様々なタイプの歯科用機器に利便に接続可能であり、この接続用組立体8a、8bの後部は様々な幾何形状を有する。
これら歯科用機器は本実施例で説明するモータ、または特にタービン、タービン連結器あるいはモータに対して正反対の角度位置をとるための部材であり、当業者には従来公知であるので本願では詳細には説明しない。
接続用組立体8a、8bは回転型の固定ナット16を有し、この固定ナット16の前端部には内ネジ18(図2)が配設され、この内ネジ18は歯科用機器1a、1bの後部22に設けられた外ネジ20に螺合するように配設される。図1から図3の実施例の構成では回転型の固定ナット16と歯科用機器1a、1bの後部との間における(内ネジ18と外ネジ20により形成された)ネジ・ナットタイプの機械的な連結を用いて説明し且つ図示するが本発明はこのタイプの連結組立体に限定されない。
なお後述するが図2に示した歯科用機器1aは第一のタイプの歯科用機器であり、特に第一の特定の後部形状を有する電気モータである。
モータ6として形成された歯科用機器1aとユニットSとを確実に接続するためにソケット14はコネクタ24を有し、このコネクタ24は固定型の連結部材26と可動型の連結部材28aとの二つの連結部材により形成され、これら二つの連結部材はホース10の連結手段Rとモータの後部22との間で電力および流体を運搬するためのインターフェース・機能リンクを確実なものとするために設けられる。
本実施例において接続用組立体8aは中空ボディまたは中空スリーブ30を有し、この中空ボディ30内に柔軟な物質からなる鞘31がグリップスリーブ32を介してしっかりと固定される。コネクタ24の固定型連結部材26は挿入部材34を介して中空ボディ30に係合され且つしっかりと固定され、挿入部材34は螺合リング36により中空ボディ30に固定される。
固定型連結部材26は長手方向に延びる中空のシャフト38を有し、このシャフト38は従来のネジ39により挿入部材34に固定される。またシャフト38は周方向に延びる電気接触子40(一つのみ参照符号を付した)を保持し、この電気接触子40はシャフト38に固定され、可動型連結部材28aに保持された対応する電気接触子42と協働する。
なお挿入部材34、ネジ39および螺合リング36を介して固定型連結部材26をホース10に固定するので固定型連結部材26はメンテナンス作業を除いて接続用組立体8aに動かないよう維持される。後述するようにコネクタ24の固定型連結部材26は接続用組立体8a上に永続的に維持される。
さらにコネクタ24の可動型連結部材28aと固定型連結部材のシャフト38とは流体搬送流路および参照番号を付していない様々なボア、溝およびオリフィスを有し、これらは一種類あるいは数種類の流体を連結手段Rから歯科用機器1aに搬送できる。また詳述しないがこれら要素はOリングのような様々な従来型のシール手段を有する。
歯科用機器1aの後部22は一組の連結手段を有し、これら連結手段は様々な流体搬送流路、ボア、溝およびオリフィスだけでなく電気接触子およびワイヤにより形成されるが、これらの構成は従来公知であり、当業者には明らかであるので説明はしない。
なお可動型連結部材28aは接触子および摩擦適合により固定型連結部材26上で回転でき、これら接触子および摩擦型の適合部材はこれら二つの連結部材を確実かつ良好に接続する。
しかしながら可動型連結部材28aは使用時に回転型の制止リング44により固定型連結部材26に対してシャフト38上で軸線方向には移動できないようになっており、回転型制止リング44の前部は可動型連結部材28aの後部に螺合される。
上記目的で固定型連結部材26のシャフト38はカラー48を有し、このカラー48は本実施例では摩擦係数の低いベアリング(参照符号を付していない)に連結される。
カラー48は軸線方向において制止リング44と可動型連結部材28aとの間に挟まれる。
なお図2および図3の構成は制止リング44と可動型連結部材28aとの組立体をカラー48、すなわち固定型連結部材26に締め付けて動けなくなることなく制止リング44が可動型連結部材28aに螺合または掴持されるような作動上のあそびを有する構成である。すなわち制止リング44、可動型連結部材28a、歯科用機器1aの後部22およびナット16は共に接続用組立体8aおよびホース10の長手方向軸線L1を中心に固定型連結部材26周りで回転し、歯科用機器が装置のこの範囲で回転でき、治療中に歯科医に対する操作上の動きの自由度が高まる。
接続用組立体8aのナット16はその前部において可動型のスリーブ50aとして、その後部においてブッシュ52として有利に形成され、ブッシュ52はネジ・ナットシステムによりスリーブ50aに接続され、このネジ・ナットシステムはブッシュ52の前部に配設された第一ネジ54とスリーブ50aの後部に配設され且つ第一ネジに螺合する第二ネジ56とにより形成される。一方、スリーブ50aは特に内ネジ18および外ネジ20を介して歯科用機器1aの後部に固定するように配設され、これにより接続用組立体8aと歯科用機器1aとをしっかりと機械的に固定できる。
上記第一のタイプの歯科用機器1aと第一のタイプのスリーブ50aとの連結における歯科用機器1aの後部22と可動型連結部材28aとの圧力下の接触は第一支持面58aを介して達成され、この第一支持面58aは本実施例では内ネジ18近くのスリーブ50aのハウジングの底部に配設される。第一支持面58aの形状は環状のショルダであり、このショルダは軸線方向の圧力を介してショルダ60と協働し、このショルダ60は本実施例で可動型連結部材28aに配設され、そしてナット16がモータ1aの後部22に螺合されたときにスリーブ50aの第一支持面58aがショルダ60に当接する。これにより接続部材8aの連結手段と歯科用機器1aの連結手段とが確実に接触し、そしてシール状態で連通される。
図3を参照すると本発明の接続部材8aは本実施例では電気モータにより形成された第二のタイプの歯科用機器1bに連結され、電気モータの後部は第二の特別な形状である。
簡単にするために図3において上述した部品と同様の部品には同じ参照番号を付した。
図3に示したようにナット16の取外し可能なスリーブ50bは図2のスリーブ50aとは異なる。特に取外し可能なスリーブ50aと50bとの長さおよびその前部の形状は接続用組立体8a、8bを接続すべき歯科用機器1a、1bのタイプに適合する。
さらに図3の接続用組立体8bは接続用組立体8aに取り付けられた可動型連結部材28aとは異なる可動型連結部材28bを備え、この連結部材28bにより接続用組立体8bが歯科用機器1bの後部に確実に適合する。
しかしながらホース10、シャフト38を有する固定型連結部材26、電気接触子40および制止リング44は両接続用組立体において同じであるのでこれら二つの構成間において同じ接続組立体の原則が維持される。
特にホース10、挿入部材34およびシャフト38に関して図2および図3には詳細には異なる構造が示されているがこれは図2および図3には異なる断面に沿ってこれら要素が示されているからである。
取外し可能な可動型連結部材28aと可動型連結部材28bとを交換し、取外し可能な可動スリーブ50aと可動スリーブ50bとを交換することにより同じ構成の接続用組立体の底部が異なる形状の歯科用機器に接続され、また制止リング44を外し、そして螺合することにより取外し可能な可動型連結部材28aと可動型連結部材28bとが交換される。
例えば制止リング44の全長(図4参照)は約5mmである。また制止リング44はその周面、特に後部にフィンガ45(ここでは90度毎に四つ)を有し、このフィンガ45は制止リング44の後部から長手方向に突出し、また周方向に延びる。これらフィンガ45は特に制止リング44を掴むための手段を構成し、これらフィンガにより制止リング44を回転できる。
したがって制止リング44の長さおよび形状は手で簡単に持てるような長さであって形状である。本実施例では特に技術者が取外し可能な可動型連結部材28aを別のタイプの接続部材28bに交換するために制止リング44を螺合し、外すことができるように制止リング44は手動で操作できるように提供される。もちろん制止リング44は他の異なる形状とし、特別な工具により作動できるようにしてもよい。
なお可動型連結部材の範囲およびスリーブの範囲は上述した範囲に限定されず、接続用組立体に取り付けたい歯科用機器の形状に応じて他のタイプの連結部材およびスリーブにまで広がる。
なお上述した二つの実施例においてスリーブ50a、50bはブッシュ52より非常に長く、このスリーブ50a、50bはコネクタ24の可動型連結部材28a、28bと制止リング44とを覆い、そしてブッシュ52に固定されるべき制止リング44を越えて延びる。例えばブッシュ52の全長は約4.2mmであり、スリーブ50aおよび50bの全長はそれぞれ約35mmおよび約32.2mmである。
したがって技術者が接続用組立体から取外し可能なスリーブ50a、50bを回して外せば技術者はブッシュ52を後方へ押す必要なく制止リング44に直接アクセスできる。ブッシュ52は本質的に制止リング44の後ろで歯科用機器の後部に向かってホース10の方向に延び、中空ボディ30のみを覆う。したがって取外し可能なスリーブ50a、50bがないときには開業医が望めば制止リング44およびブッシュ52の両方を掴んで、これらを一緒に回転できる。なお制止リング44およびブッシュ52の両方は接続用組立体に固定されたままであり、少なくともユニットSからホース10および連結手段Rを外さずにこれらを外すことはできない。
なお本発明の構成において接続用組立体の全ての可動部品は取外し可能であって交換できるが制止リング44およびブッシュ52は接続用組立体に固定されたままである。
図3および図3Aから判るように上記ブッシュの前部におけるソケット52の内径D1は特に制止リング44の後部の外径D2より短いので制止リング44はブッシュ52に関するストッパとして機能し、そしてブッシュ52の軸線方向前方への動きを制止する。したがってブッシュ52はホース10がユニットSから外れていないならば無くなることはない。
さらに上記構成ではスリーブ50bおよび可動型連結部材28bは軸線方向に延びる支持面を有しておらず、スリーブ50aの代わりにブッシュ52が軸線方向における支持機能を果たし(図2参照)、これはブッシュ52がその前部に前方支持面58bを有し、この前方支持面58bがフィンガ45の自由端により形成される支持面62に制止リング44の後部において当接するためである。
したがってナット16はスリーブ50bが歯科用機器1bの後部22に内ネジ18および外ネジ20を介して螺合されたときに歯科用機器1bの後部を引っ張る。ブッシュ52は接続用組立体8bと歯科用機器1bとを確実に接続するために制止リング44上に載ることにより可動型連結部材28bを歯科用機器1bの後部に対して制止できる。
なおブッシュ52の前方支持面58bは最も前方のエッジを構成するのでブッシュ52は制止リング44の後方支持面62を越えて延びず、制止リングに重なることはない。また上記構成ではネジ54とネジ56とによるブッシュ52とスリーブ50a、50bとの間のネジ・ナットシステムは制止リング44の後ろ、特に制止リング44の後方支持面62の後ろに形成される。
図4を参照すると制止リング44のフィンガ45は周方向に開口した半長楕円形の波状部46をこれらの間において形成し、制止リング44の後部とブッシュ52の前部との間に連通路を配設でき、この連通路は流出流体が歯科用機器1bの後部からホース10に流すことができる。図2から判るように挿入部材34は側部が波状であり、可動型連結部材28b(図4参照)の周面はキャビティ47を有し、このキャビティ47は流体をスリーブ50bと可動型連結部材28bとの間で流すことができる。さらに図3から判るようにスリーブ50bの後部はネジ56の前方に内部環状室49を有し、この内部環状室49は流出流体を制止リング44とスリーブ50bとの間で流すことができる。
様々な形状を有する様々な歯科用機器の多数の後部の構成に適した単純な接続用組立体が提供されることは上述から明らかであり、このことは幾つかの、特に簡単に取り外し可能な二つの部品を交換できることにより達成される。
特に本発明は後部が互いに異なる形状を有する歯科工具を接続できる回転接続用組立体に関する。
歯科治療に歯科医師が用いてきた従来の歯科装置は一般的に同業者に「ユニット」と呼ばれ且つ前記治療を実行するのに必要な薬剤および電力を供給できる電源により形成される。
この歯科装置は一般的に幾つかの供給ホースを有し、この供給ホースの一端はユニットに接続され、他端は特別な連結ソケットを介してディスプレイキャビネット上の手に届くところにある一つまたはそれ以上の歯科用機器の後部に連結される。
各連結ソケットは機械的に歯科用機器に固定されるように概して回転ナットを備え、この回転ナットは前記歯科用機器の後部に螺合されるように配設され、また歯科用機器は螺合のためのネジを有する。
ホース、ソケットおよび回転ナットで形成される上記組立体は同業者の間で「接続用組立体」と呼ばれている。
ソケットと回転ナットのおかげで医師が実行する作業に従って歯科医師は適合性に応じて必要な歯科用機器を装置の対応する接続用組立体に取り付けることができる。
簡素性、合理性および経済性の理由により上記適合性を改良し、最も多くの歯科用機器、または全ての歯科用機器を同じ接続用組立体に接続し、同じタイプの幾つかの接続用組立体に装置を取り付け、または全ての歯科用器具をユニットに確実に接続できる一つの接続部材に装置を取り付けることが試みられている。
市場に存在し且つ歯科医師に既に提供されている歯科用機器の後部は様々な形状、すなわち上記適合性に立脚した様々な形状および/または寸法である。
したがって本発明の目的は上記問題を解決し、簡単で安価な解決策により後部が様々な形状である様々なタイプの歯科用機器に接続可能な回転接続用組立体を提供することにある。
そこで本発明は多用途な回転接続用組立体に関し、この回転接続用組立体は少なくとも一つの電力ケーブルおよび/または少なくとも一つの流体運搬導管のような連結手段を有するホースを具備し、これら連結手段は電流に接続され、
接続用組立体の前部において歯科用機器と前記連結手段とを確実に連結するために提供されるコネクタを具備し、該コネクタは前記連結手段に取り付けられる固定型の第一連結部材と該第一連結部材に接続された取外し可能な可動型の第二接続部材とから形成され、該第二接続部材は前記歯科用機器に接続されるように提供され、該第二連結部材が回転制止リングを介して前記第一連結部材上に回転可能に取り付けられ且つ軸線方向において保持され、前記第一連結部材上で軸線方向においてブロックされ、そして前記第二連結部材に螺合可能であり、
前記歯科用機器の後部に固定可能なナットを具備し、該ナットは支持面を有し、該支持面は該ナットが螺合されたときに前記歯科用機器の後部に前記コネクタを押し付け且つ取り付けるために前記接続用組立体の対応するショルダに当接し、前記ナットの前部に取外し可能なスリーブが形成されるとともにその後部にブッシュが形成され、該ブッシュがネジ・ナットシステムにより前記スリーブに接続され、前記スリーブが歯科用機器に固定されるように提供され、前記ブッシュが前記制止リングに当接する支持面を有する。
本発明の他の特徴および利点は実施例を示す添付した図面を参照して以下の詳述で明らかにする。
図1は本発明の接続用組立体に接続された歯科用機器を有する歯科用装置の概略側面図である。
図2は第一のタイプの歯科用機器の後部に接続された接続用組立体の長手方向の断面図であり、ここでの歯科用機器の後部は第一の形状を有する。
図3は図2と同様の断面図であるが第二のタイプの歯科用機器の後部に接続された図2の接続用組立体を示しており、ここでの歯科用機器の後部は第二の形状を有する。
図3Aは図3の部分Aの拡大図である。
図4は図3の接続用組立体に取り付けられる制止リングおよび可動型連結部材の斜視図である。
以下、歯科用装置について図1を参照して説明する。この歯科用装置は図示していない工具を収容するためにその前端部に配設された頭部2を備えた本実施例では正反対の角度位置をとるように形成された従来の歯科用機器1a、1bを有する。
本願において「前部」とは歯科用装置の頭部2に向かって(矢印AV)延びる範囲を意味し、「後部」とは歯科用装置の頭部2とは反対の方向、すなわち歯科用機器1a、1bに接続されるユニットSに向かって(矢印AR)延びる範囲を意味する。
歯科用機器1a、1bの本体の後部、特にスリーブ4の後部にモータ6が接続され、このモータ6は単に引っ張ることによりスリーブ4から外れる。
さらにモータ6の後部は接続用組立体8a、8bに接続され、この接続用組立体8a、8bは電源および流体源を形成するユニットSに接続された供給ホース10を有する。
さらに接続用組立体8a、8bはソケット14を有し、このソケット14内には幾つかの流体搬送流路と幾つかの電気接触子および電力ワイヤとを含む参照番号を付していない幾つかの接続要素が設けられる。
供給用ホース10もまた連結手段Rを形成する幾つかの流体搬送導管と幾つかの電気供給ワイヤ(参照符号なし)とを有し、これら流体搬送導管と電気供給ワイヤとはユニットSに接続され、且つ連結用のソケット14の流体搬送流路および電気供給ワイヤにそれぞれ接続される。
これら流体搬送流路および流体搬送導管は歯科用装置に空気を供給でき、この空気は歯科用機器1a、1bがタービンまたは加圧空気モータである場合にはモータの動力を供給するのに用いられ、図示した実施例のように歯科用機器1a、1bが正反対の角度位置をとれるように電気モータに接続されている場合には冷却空気として用いられる。
これら流体搬送流路および流体搬送導管は流出する空気を歯科用装置の後部、すなわちユニットSに向けて確実に排出し、および/または頭部2により保持または駆動される工具の作業領域全体に噴霧すべき冷却噴霧に必要な空気および水を運ぶのに用いられる。
これら全構成要素のうちの電気ワイヤおよび電気接触子は電気モータ6および/または照明に電力を供給でき、照明は例えばモータ6に収容され、作業領域に向かって頭部2に光を導く光学ファイバに連結される。
なおホース10およびソケット14が図示してない他のワイヤ、流路および/または導管を有してもよく、これらは或る機能を有するがこれについて本願での説明を要しない。
また本願では流路、導管および接続ワイヤにより形成される幾つかの連結手段を有する接続用組立体と歯科用機器とについて説明するが本発明は一つの導管および/または一つの流体搬送流路および/または一つの電気供給ワイヤのみを有する構成にも適用される。
特別な本実施例では図面に部分的に示した歯科用機器1a、1bの後部22をモータの構成要素に属するものとして説明する。モータは広い意味で歯科治療を行うために様々な機能を有する幾つかのタイプの装置または構成要素を構成し、本願で説明するモータを含むこれら装置は「歯科用機器」として分類され、治療中に直接または間接的に用いられる。
本発明の主題であって以下で詳述する接続用組立体8a、8bは様々なタイプの歯科用機器に利便に接続可能であり、この接続用組立体8a、8bの後部は様々な幾何形状を有する。
これら歯科用機器は本実施例で説明するモータ、または特にタービン、タービン連結器あるいはモータに対して正反対の角度位置をとるための部材であり、当業者には従来公知であるので本願では詳細には説明しない。
接続用組立体8a、8bは回転型の固定ナット16を有し、この固定ナット16の前端部には内ネジ18(図2)が配設され、この内ネジ18は歯科用機器1a、1bの後部22に設けられた外ネジ20に螺合するように配設される。図1から図3の実施例の構成では回転型の固定ナット16と歯科用機器1a、1bの後部との間における(内ネジ18と外ネジ20により形成された)ネジ・ナットタイプの機械的な連結を用いて説明し且つ図示するが本発明はこのタイプの連結組立体に限定されない。
なお後述するが図2に示した歯科用機器1aは第一のタイプの歯科用機器であり、特に第一の特定の後部形状を有する電気モータである。
モータ6として形成された歯科用機器1aとユニットSとを確実に接続するためにソケット14はコネクタ24を有し、このコネクタ24は固定型の連結部材26と可動型の連結部材28aとの二つの連結部材により形成され、これら二つの連結部材はホース10の連結手段Rとモータの後部22との間で電力および流体を運搬するためのインターフェース・機能リンクを確実なものとするために設けられる。
本実施例において接続用組立体8aは中空ボディまたは中空スリーブ30を有し、この中空ボディ30内に柔軟な物質からなる鞘31がグリップスリーブ32を介してしっかりと固定される。コネクタ24の固定型連結部材26は挿入部材34を介して中空ボディ30に係合され且つしっかりと固定され、挿入部材34は螺合リング36により中空ボディ30に固定される。
固定型連結部材26は長手方向に延びる中空のシャフト38を有し、このシャフト38は従来のネジ39により挿入部材34に固定される。またシャフト38は周方向に延びる電気接触子40(一つのみ参照符号を付した)を保持し、この電気接触子40はシャフト38に固定され、可動型連結部材28aに保持された対応する電気接触子42と協働する。
なお挿入部材34、ネジ39および螺合リング36を介して固定型連結部材26をホース10に固定するので固定型連結部材26はメンテナンス作業を除いて接続用組立体8aに動かないよう維持される。後述するようにコネクタ24の固定型連結部材26は接続用組立体8a上に永続的に維持される。
さらにコネクタ24の可動型連結部材28aと固定型連結部材のシャフト38とは流体搬送流路および参照番号を付していない様々なボア、溝およびオリフィスを有し、これらは一種類あるいは数種類の流体を連結手段Rから歯科用機器1aに搬送できる。また詳述しないがこれら要素はOリングのような様々な従来型のシール手段を有する。
歯科用機器1aの後部22は一組の連結手段を有し、これら連結手段は様々な流体搬送流路、ボア、溝およびオリフィスだけでなく電気接触子およびワイヤにより形成されるが、これらの構成は従来公知であり、当業者には明らかであるので説明はしない。
なお可動型連結部材28aは接触子および摩擦適合により固定型連結部材26上で回転でき、これら接触子および摩擦型の適合部材はこれら二つの連結部材を確実かつ良好に接続する。
しかしながら可動型連結部材28aは使用時に回転型の制止リング44により固定型連結部材26に対してシャフト38上で軸線方向には移動できないようになっており、回転型制止リング44の前部は可動型連結部材28aの後部に螺合される。
上記目的で固定型連結部材26のシャフト38はカラー48を有し、このカラー48は本実施例では摩擦係数の低いベアリング(参照符号を付していない)に連結される。
カラー48は軸線方向において制止リング44と可動型連結部材28aとの間に挟まれる。
なお図2および図3の構成は制止リング44と可動型連結部材28aとの組立体をカラー48、すなわち固定型連結部材26に締め付けて動けなくなることなく制止リング44が可動型連結部材28aに螺合または掴持されるような作動上のあそびを有する構成である。すなわち制止リング44、可動型連結部材28a、歯科用機器1aの後部22およびナット16は共に接続用組立体8aおよびホース10の長手方向軸線L1を中心に固定型連結部材26周りで回転し、歯科用機器が装置のこの範囲で回転でき、治療中に歯科医に対する操作上の動きの自由度が高まる。
接続用組立体8aのナット16はその前部において可動型のスリーブ50aとして、その後部においてブッシュ52として有利に形成され、ブッシュ52はネジ・ナットシステムによりスリーブ50aに接続され、このネジ・ナットシステムはブッシュ52の前部に配設された第一ネジ54とスリーブ50aの後部に配設され且つ第一ネジに螺合する第二ネジ56とにより形成される。一方、スリーブ50aは特に内ネジ18および外ネジ20を介して歯科用機器1aの後部に固定するように配設され、これにより接続用組立体8aと歯科用機器1aとをしっかりと機械的に固定できる。
上記第一のタイプの歯科用機器1aと第一のタイプのスリーブ50aとの連結における歯科用機器1aの後部22と可動型連結部材28aとの圧力下の接触は第一支持面58aを介して達成され、この第一支持面58aは本実施例では内ネジ18近くのスリーブ50aのハウジングの底部に配設される。第一支持面58aの形状は環状のショルダであり、このショルダは軸線方向の圧力を介してショルダ60と協働し、このショルダ60は本実施例で可動型連結部材28aに配設され、そしてナット16がモータ1aの後部22に螺合されたときにスリーブ50aの第一支持面58aがショルダ60に当接する。これにより接続部材8aの連結手段と歯科用機器1aの連結手段とが確実に接触し、そしてシール状態で連通される。
図3を参照すると本発明の接続部材8aは本実施例では電気モータにより形成された第二のタイプの歯科用機器1bに連結され、電気モータの後部は第二の特別な形状である。
簡単にするために図3において上述した部品と同様の部品には同じ参照番号を付した。
図3に示したようにナット16の取外し可能なスリーブ50bは図2のスリーブ50aとは異なる。特に取外し可能なスリーブ50aと50bとの長さおよびその前部の形状は接続用組立体8a、8bを接続すべき歯科用機器1a、1bのタイプに適合する。
さらに図3の接続用組立体8bは接続用組立体8aに取り付けられた可動型連結部材28aとは異なる可動型連結部材28bを備え、この連結部材28bにより接続用組立体8bが歯科用機器1bの後部に確実に適合する。
しかしながらホース10、シャフト38を有する固定型連結部材26、電気接触子40および制止リング44は両接続用組立体において同じであるのでこれら二つの構成間において同じ接続組立体の原則が維持される。
特にホース10、挿入部材34およびシャフト38に関して図2および図3には詳細には異なる構造が示されているがこれは図2および図3には異なる断面に沿ってこれら要素が示されているからである。
取外し可能な可動型連結部材28aと可動型連結部材28bとを交換し、取外し可能な可動スリーブ50aと可動スリーブ50bとを交換することにより同じ構成の接続用組立体の底部が異なる形状の歯科用機器に接続され、また制止リング44を外し、そして螺合することにより取外し可能な可動型連結部材28aと可動型連結部材28bとが交換される。
例えば制止リング44の全長(図4参照)は約5mmである。また制止リング44はその周面、特に後部にフィンガ45(ここでは90度毎に四つ)を有し、このフィンガ45は制止リング44の後部から長手方向に突出し、また周方向に延びる。これらフィンガ45は特に制止リング44を掴むための手段を構成し、これらフィンガにより制止リング44を回転できる。
したがって制止リング44の長さおよび形状は手で簡単に持てるような長さであって形状である。本実施例では特に技術者が取外し可能な可動型連結部材28aを別のタイプの接続部材28bに交換するために制止リング44を螺合し、外すことができるように制止リング44は手動で操作できるように提供される。もちろん制止リング44は他の異なる形状とし、特別な工具により作動できるようにしてもよい。
なお可動型連結部材の範囲およびスリーブの範囲は上述した範囲に限定されず、接続用組立体に取り付けたい歯科用機器の形状に応じて他のタイプの連結部材およびスリーブにまで広がる。
なお上述した二つの実施例においてスリーブ50a、50bはブッシュ52より非常に長く、このスリーブ50a、50bはコネクタ24の可動型連結部材28a、28bと制止リング44とを覆い、そしてブッシュ52に固定されるべき制止リング44を越えて延びる。例えばブッシュ52の全長は約4.2mmであり、スリーブ50aおよび50bの全長はそれぞれ約35mmおよび約32.2mmである。
したがって技術者が接続用組立体から取外し可能なスリーブ50a、50bを回して外せば技術者はブッシュ52を後方へ押す必要なく制止リング44に直接アクセスできる。ブッシュ52は本質的に制止リング44の後ろで歯科用機器の後部に向かってホース10の方向に延び、中空ボディ30のみを覆う。したがって取外し可能なスリーブ50a、50bがないときには開業医が望めば制止リング44およびブッシュ52の両方を掴んで、これらを一緒に回転できる。なお制止リング44およびブッシュ52の両方は接続用組立体に固定されたままであり、少なくともユニットSからホース10および連結手段Rを外さずにこれらを外すことはできない。
なお本発明の構成において接続用組立体の全ての可動部品は取外し可能であって交換できるが制止リング44およびブッシュ52は接続用組立体に固定されたままである。
図3および図3Aから判るように上記ブッシュの前部におけるソケット52の内径D1は特に制止リング44の後部の外径D2より短いので制止リング44はブッシュ52に関するストッパとして機能し、そしてブッシュ52の軸線方向前方への動きを制止する。したがってブッシュ52はホース10がユニットSから外れていないならば無くなることはない。
さらに上記構成ではスリーブ50bおよび可動型連結部材28bは軸線方向に延びる支持面を有しておらず、スリーブ50aの代わりにブッシュ52が軸線方向における支持機能を果たし(図2参照)、これはブッシュ52がその前部に前方支持面58bを有し、この前方支持面58bがフィンガ45の自由端により形成される支持面62に制止リング44の後部において当接するためである。
したがってナット16はスリーブ50bが歯科用機器1bの後部22に内ネジ18および外ネジ20を介して螺合されたときに歯科用機器1bの後部を引っ張る。ブッシュ52は接続用組立体8bと歯科用機器1bとを確実に接続するために制止リング44上に載ることにより可動型連結部材28bを歯科用機器1bの後部に対して制止できる。
なおブッシュ52の前方支持面58bは最も前方のエッジを構成するのでブッシュ52は制止リング44の後方支持面62を越えて延びず、制止リングに重なることはない。また上記構成ではネジ54とネジ56とによるブッシュ52とスリーブ50a、50bとの間のネジ・ナットシステムは制止リング44の後ろ、特に制止リング44の後方支持面62の後ろに形成される。
図4を参照すると制止リング44のフィンガ45は周方向に開口した半長楕円形の波状部46をこれらの間において形成し、制止リング44の後部とブッシュ52の前部との間に連通路を配設でき、この連通路は流出流体が歯科用機器1bの後部からホース10に流すことができる。図2から判るように挿入部材34は側部が波状であり、可動型連結部材28b(図4参照)の周面はキャビティ47を有し、このキャビティ47は流体をスリーブ50bと可動型連結部材28bとの間で流すことができる。さらに図3から判るようにスリーブ50bの後部はネジ56の前方に内部環状室49を有し、この内部環状室49は流出流体を制止リング44とスリーブ50bとの間で流すことができる。
様々な形状を有する様々な歯科用機器の多数の後部の構成に適した単純な接続用組立体が提供されることは上述から明らかであり、このことは幾つかの、特に簡単に取り外し可能な二つの部品を交換できることにより達成される。
Claims (2)
- 様々な形状の後部(22)を有する歯科用機器を供給源(s)に接続するための多用途な回転接続用組立体であって、
少なくとも一つの電力ケーブルおよび/または少なくとも一つの流体運搬導管のような連結手段(R)を有するホース(10)を具備し、これら連結手段(R)が前記供給源に接続され、
回転接続用組立体の前部において歯科用機器(1a、1b)と前記連結手段(R)とを確実に連結するために提供されるコネクタ(24)を具備し、該コネクタ(24)は前記連結手段(R)に取付けられる固定型の第一連結部材(26)と該第一連結部材(26)に接続される取外し可能で可動な第二連結部材(28a、28b)とにより形成され、前記第二連結部材が前記歯科用機器(1a、1b)に接続されるように提供され、該第二連結部材(28a、28b)が回転型の制止リング(44)を介して前記第一連結部材(26)に回転可能に配置され且つ軸線方向において保持され、前記制止リングが前記第一連結部材(26)上において軸線方向に制止され、且つ前記第二連結部材(28a、28b)に螺合可能であり、
前記歯科用機器(1a、1b)の後部(22)に固定可能なナット(16)を具備し、該ナットが支持面(58a、58b)を有し、該支持面(58a、58b)は前記ナット(16)が螺合されたときに前記歯科用機器(1a、1b)の後部(22)に前記コネクタ(24)を押し付け且つ取り付けるために前記接続用組立体の対応するショルダ(60、62)に当接する接続用組立体において、
前記ナット(16)の前部に取外し可能なスリーブ(50a、50b)が形成されるとともにその後部にブッシュ(52)が形成され、該ブッシュがネジ・ナットシステムにより前記スリーブ(50a、50b)に接続可能であり、前記スリーブ(50a、50b)が歯科用機器(1a、1b)に固定されるように提供されるとともに前記ブッシュ(52)が支持面(58b)を有し、該支持面が前記制止リング(44)に当接することを特徴とする接続用組立体。 - 前記スリーブ(50a、50b)が前記コネクタの可動型の連結部材(28a、28b)と前記制止リング(44)との両方を覆うことを特徴とする請求項1に記載の接続用組立体。
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