JP3891963B2 - 内装用化粧板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芯材部の表裏面にそれぞれ外層部を設けた複層板からなる内装用化粧板の製造方法に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、無機発泡体及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して乾式にて成形された芯材部の表裏面に、鉱物質繊維及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して湿式にて成形(抄造)された外層部を設けてなる複層板はよく知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平8―33072号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような複層板に対し、その吸放湿性等を付与するために、芯材部又は外層部の少なくとも一方に吸放湿材料を加えることが考えられる。
【0005】
しかし、その場合、外層部を抄造で成板するために、その成形前の複層板全体の含水率が高く、熱圧プレス処理する際に水蒸気等のガスでパンクが生じ易いという難がある。
【0006】
そこで、プレス前に十分に乾燥させて含水率を低くしておいたり、プレス条件を低温・長時間にしてマイルドにしたりする必要があり、生産効率が悪くなるのは避けられない。
【0007】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記湿式抄造により成形された外層部を有していて成形前の含水率が高くなっている複層板であっても、それを熱圧プレスする際にガスによるパンクの発生を抑制できるようにすることで、その複層板からなる内装用化粧板を効率よく製造できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的の達成のため、この発明では、熱圧プレス前の複層板にB型シリカゲルを添加しておくことで、そのB型シリカゲルにより、プレス時に発生するガスを瞬時に吸着させるようにした。
【0009】
具体的には、請求項1の発明では、無機発泡体及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して乾式にて成形された芯材部の表裏面に、鉱物質繊維及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して湿式にて成形された外層部を、それぞれ設けた複層板からなり、その複層板を仮圧縮した後にドライヤーで乾燥し、熱圧プレスにより成形して内装用化粧板を製造する方法として、上記芯材部又は外層部の少なくともいずれか一方の材料中にB型シリカゲルを混合することを特徴とする。
【0010】
上記の構成によると、複層板における芯材部又は外層部の少なくともいずれか一方にB型シリカゲルが添加されているので、成形前の複層板全体の含水率が高くても、熱圧プレス時に発生する水蒸気等のガスはB型シリカゲルによりスムーズに吸収される。このため、熱圧プレス時にパンクが発生し難く、高温でかつ短時間の熱圧プレスでの製造が可能になり、製造効率がよくなる。
【0011】
また、高圧力のプレスが可能となり、曲げ強度の高い化粧板を製造することができる。さらに、化粧板にB型シリカゲルが添加されているので、吸放湿性や化学物質吸着性が優れたものとなる。また、耐湿性に不安がある例えばスターチを結合材として用いても、B型シリカゲルが積極的に水分を吸収するので、強度の低下が少ない。
【0012】
請求項2の発明では、上記外層部を抄造する前のスラリーに、B型シリカゲルと塩化カルシウムとを混合する。また、請求項3の発明では、芯材部及び/又は外層部に混合するB型シリカゲルに、予め塩化カルシウムを担持させておく。こうして、B型シリカゲルに塩化カルシウムを添加することで、化粧板の調湿性能がさらに向上する。
【0013】
請求項4の発明では、上記B型シリカゲルを塩化カルシウム水溶液に浸漬した後に乾燥させることで、B型シリカゲルに塩化カルシウムを担持させる。このことで、塩化カルシウムをB型シリカゲルに容易に担持させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
【0015】
(内装用化粧板の構成)
図1は本発明の実施形態1に係る内装用化粧板1を示し、この化粧板1は、無機発泡体及び無機粉体を主体とし、この主体に結合材を添加して乾式にて成形された芯材部2と、この芯材部2の表裏面に一体に配置され、鉱物質繊維及び無機粉体を主体として、この主体に結合材を添加して湿式にて成形された外層部3,3とを備えている。
【0016】
上記芯材部2における無機発泡体は、例えばシラス発泡体、パーライト、シリカフラワー、ガラス発泡体、バーミキュライト、黒曜石発泡体を単独又は組み合わせて用いる。この無機発泡体の組成比は芯材部2において40〜80wt%程度である。
【0017】
上記無機粉体としては、例えば水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硅砂、マイクロシリカ、スラグ等を用いる。無機粉体の組成比は芯材部2において10〜40wt%程度である。この無機粉体により化粧板1の防火性や硬さが向上する。また、無機粉体は増量剤としての機能も有する。
【0018】
さらに、上記結合材は、例えばスターチ、ポリビニルアルコール樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート類等を用いる。この結合材の組成比は芯材部2において2〜20wt%程度である。
【0019】
一方、各外層部3における鉱物質繊維としては、例えばロックウール、スラグウール、ミネラルウール、グラスウール等を用いる。この鉱物質繊維の組成比は外層部3において20〜60wt%である。
【0020】
また、無機粉体としては、例えば水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硅砂、マイクロシリカ、スラグ等を用いる。無機粉体の組成比は外層部3において30〜60wt%程度である。この無機粉体により、化粧板1の防火性や硬さが向上し、ねじ止め性能もよくなる。無機粉体は増量剤としても機能している。
【0021】
さらに、結合材としては、例えばスターチ、ポリビニルアルコール樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート類等を用いる。結合材の組成比は2〜20wt%程度である。
【0022】
(内装用化粧板の製造方法)
このような内装用化粧板1を製造する際、上記芯材部2又は各外層部3の少なくともいずれか一方の材料中に吸放湿材料としてのB型シリカゲルを混合する。
【0023】
具体的に、内装用化粧板1の製造方法の一例について説明すると、例えば、鉱物質繊維、無機粉体及び結合材を水中で攪拌し、凝集させた後に抄造して2枚の外層部用の湿潤マットを作製する。一方、芯材部2については、無機発泡体、無機粉体及び結合材を均一に混合して芯材部用混合物を作製する。
【0024】
上記混合物を、化粧板1の例えば表側となる上記一方の外層部用湿潤マット上に均一に散布して堆積し、その上に化粧板1の例えば裏側となる他方の外層部用湿潤マットを積み重ねて積層体を得る。
【0025】
さらに、この積層体を仮圧縮して乾燥した後、所定温度の熱圧プレスで所定時間プレスすることで、3層構造の無機質板からなる内装用化粧板1が得られる。
【0026】
そして、この実施形態では、例えば、上記各外層部3にB型シリカゲルを添加する場合、上記外層部3を抄造する前のスラリーに対し、B型シリカゲルを5〜20wt%添加する。このとき、スラリーに同時に塩化カルシウムを1.5wt%程度の濃度になるように添加して混合してもよい。
【0027】
上記B型シリカゲルは粉末状のもので、その粒子径は、化粧板1の表面性に影響することから、20メッシュ以上の(20メッシュのふるいを通過する)ものが好ましい。
【0028】
一方、B型シリカゲルを芯材部2に添加する場合には、上記無機発泡体、無機粉体及び結合材を混合する際にB型シリカゲルを添加すればよく、その添加量は10〜30wt%とする。
【0029】
上記芯材部2及び/又は外層部3,3に混合するB型シリカゲルに、予め塩化カルシウムを担持させておくこともできる。その場合、B型シリカゲルを塩化カルシウム水溶液に浸漬した後に乾燥させることで、B型シリカゲルに塩化カルシウムを担持させるようにすればよい。
【0030】
したがって、この実施形態においては、複層板からなる化粧板1における芯材部2又は外層部3の少なくともいずれか一方にB型シリカゲルが添加されているので、成形前の複層板全体の含水率が高くても、熱圧プレス時に発生する水蒸気等のガスはB型シリカゲルによりスムーズに吸収されることとなり、熱圧プレス時にパンクが発生し難くなって、高温でかつ短時間の熱圧プレスでの製造が可能になり、化粧板1の製造効率を高めることができる。
【0031】
また、高圧力のプレスが可能となるので、曲げ強度の高い化粧板1が得られる。さらに、化粧板1にB型シリカゲルが添加されているので、その化粧板1は吸放湿性や化学物質吸着性が優れたものとなる。また、耐湿性に不安がある例えばスターチを結合材として用いても、B型シリカゲルが積極的に水分を吸収するので、化粧板1の強度の低下は少ない。
【0032】
【実施例】
次に、具体的に実施した実施例について説明する。
【0033】
(試験例1)
(1) 試験片
実施例においては、主成分としてロックウールと、無機粉体として水酸化アルミニウムと、結合材として粉末フェノール・スターチとの材料を水中で攪拌してスラリーとし、凝集剤を添加して凝集させた後、抄造して2枚の湿潤マットを作製した。
【0034】
一方、無機発泡体としてのパーライトと、無機粉体としての水酸化アルミニウムと、補強材としてのパルプと、結合材としての粉末フェノール、スターチと、吸放湿材料としてのB型シリカゲルとを、水を噴霧しながら均一に混合して芯材部用の混合物を得た。
【0035】
そして、上記混合物を上記一方の外層部用湿潤マット上に均一に散布して堆積し、その上に他方の外層部用マットを積み重ねて積層体を得た。
【0036】
比較例1〜3は、上記実施例からB型シリカゲルを省いたものであり、その分、水酸化アルミニウムの組成比が増加している。その実施例及び比較例1〜3の組成比を表1に示す。
【0037】
【表1】
Figure 0003891963
【0038】
次いで、実施例及び比較例3では、この積層体を6.6mmのディスタンスバーを介して90℃の熱圧プレスで90秒間、仮圧縮(1次プレス)した後、150℃のドライヤーで5分間乾燥し、積層体を得た。そして、上記積層体に6.6mmのディスタンスバーを介して200℃の熱圧プレスで3分間プレス(2次プレス)し、厚さ6.6mmの3層構造の無機質板を得、これをサンプルとした。
【0039】
比較例1は、上記乾燥時間を30分とし、その後の2次プレスは行っていない(スプリングバックの発生のため)。その他は実施例と同じである。
【0040】
比較例2は乾燥時間を10分に増加したもので、その他は実施例と同じである。これら実施例及び比較例1〜3のプレス及び乾燥の各条件を表2に示す。
【0041】
【表2】
Figure 0003891963
【0042】
(2) 物性評価
このようにして得られた試験片につき、素板の表面平滑性、比重、曲げ強度、ショア硬度及びスプリングバックの有無について測定した。素板の表面平滑性及びスプリングバックの有無は目視で検査し、曲げ強度はJISA5905に従って、またショア硬度はJISZ2246に従ってそれぞれ測定した。これらの結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
Figure 0003891963
【0044】
(3) 吸放湿性能評価
各試験片の木口及び裏面をアルミテープにてマスキングし、25℃50%RHの条件下で24時間以上養生した。その養生後、雰囲気を25℃90%RHの増湿状態とし、24時間の経過後に再び25℃50%RHに戻し、試験片の吸放湿量を重量変化により測定した。その結果を図2に示す。
【0045】
また、40℃15%RHの条件で24時間放置し、その後に30℃90%RHの条件で48時間放置したときの吸湿長さ変化率と、逆に、30℃90%RHの条件で48時間放置した後に40℃15%RHの条件で24時間放置したときの放湿長さ変化率とを測定したところ、表4に示す結果が得られた。
【0046】
【表4】
Figure 0003891963
【0047】
上記表3、表4及び図2の結果を見ると、比較例3では乾燥時間が短くて基材の含水率が高いので、2次プレス時にパンクを招き、成板が不可能であった。また、比較例1ではプレス時のスプリングバックが生じている。さらに、曲げ強度及びショア硬度についてみると、実施例及び比較例2が比較例1よりも優れている。また、吸放湿による寸法変化は実施例が比較例1,2よりも優れている。
【0048】
以上のことから、積層体からなる化粧板中にB型シリカゲルを含む実施例は、それを含まない比較例1,2に比べて、調湿性能が向上していることが裏付けられた。
【0049】
(試験例2)
10%の塩化カルシウム水溶液に20gのB型シリカゲルを添加して含浸させると、塩化カルシウム2.07gの含浸が確認された。そして、この塩化カルシウム含浸のB型シリカゲルを23℃53%RHの条件下で24時間以上放置した後、雰囲気を23℃75%RHの増湿状態とし、24時間の経過後に再び23℃53%RHに戻すことにより、そのB型シリカゲルの吸放湿割合を測定した。その結果を図3に示す。この図3から、シリカゲルの吸放湿性能が大きく向上していることが判る。尚、上記「吸放湿割合」とは、変動水分量を初期重量(経過時間が0時間の場合である)で割って100倍した数値である。
【0050】
そして、このように塩化カルシウム含浸のB型シリカゲルを、上記実験例1における内装用化粧板の芯材部の吸放湿材料として置き換えた(同じ20wt%)ところ、以下の効果が確認された。すなわち、150℃ドライヤーで3分間乾燥する工程においても、基材の含水率は低くコントロールされ、熱圧プレス工程でのパンクは生じなかった。また、物性の低下等もなかった。つまり、乾燥時間の短縮化、製板の安定化が図れ、コストダウンヘの効果が大きい。
【0051】
また、上記と同様に、成形後の化粧板の試験片を23℃53%RHの条件下で24時間以上養生した後、雰囲気を23℃75%RHの増湿状態とし、24時間の経過後に再び23℃53%RHに戻し、試験片の吸放湿量を重量変化により測定した。その結果を図4に示す。図4中、B型シリカゲルを添加していないものを比較例として示す。この図4から、得られた積層体の吸放湿性能が大きく改善されていることが判る。
【0052】
さらに、上記塩化カルシウム含浸B型シリカゲルを、上記実験例1における内装用化粧板の外層部の吸放湿材料として10wt%添加したところ、以下の効果が確認された。すなわち、150℃ドライヤーで3分間乾燥しても、基材の含水率は低くコントロールされ、熱圧プレスでのパンクはなかった。また、物性の低下等もなかった。よって、この場合も、乾燥時間の短縮は、製板の安定化によるコストダウンヘを図ることができる。また、得られた積層体の吸放湿性能も大きく改善された。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明では、無機発泡体及び無機粉体に結合材を添加して乾式にて成形された芯材部の表裏面に、鉱物質繊維及び無機粉体に結合材を添加して湿式にて成形された外層部をそれぞれ設けた複層板からなり、その複層板を仮圧縮して乾燥させ、熱圧プレスにより成形して内装用化粧板を製造するに当たり、芯材部又は外層部の少なくともいずれか一方の材料中にB型シリカゲルを混合したことにより、熱圧プレス時に発生するガスをB型シリカゲルによりスムーズに吸収してパンクの発生を抑制でき、複層板を高温でかつ短時間の熱圧プレスで製造して、その製造効率の向上を図ることができる。また、高圧プレスにより曲げ強度の高く、かつB型シリカゲルにより吸放湿性や化学物質吸着性の優れた化粧板を製造することができる。
【0054】
請求項2の発明では、複層板の外層部を抄造する前のスラリーに、B型シリカゲルと塩化カルシウムとを混合するようにした。また、請求項3の発明では、芯材部及び/又は外層部に混合するB型シリカゲルに、予め塩化カルシウムを担持させるようにした。これら発明によると、塩化カルシウムの添加により化粧板の調湿性能がさらに向上する。
【0055】
請求項4の発明によると、上記B型シリカゲルを塩化カルシウム水溶液に浸漬した後に乾燥させることで、B型シリカゲルに塩化カルシウムを担持させるようにしたことにより、塩化カルシウムのB型シリカゲルへの担持を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内装用化粧板の断面図である。
【図2】試験例1における試験片の吸放湿特性を示す図である。
【図3】試験例2において塩化カルシウムが含浸されたB型シリカゲルの吸放湿特性を示す図である。
【図4】試験例2における試験片の吸放湿特性を示す図である。
【符号の説明】
1 内装用化粧板
2 芯材部
3 外層部

Claims (4)

  1. 無機発泡体及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して乾式にて成形された芯材部の表裏面に、鉱物質繊維及び無機粉体を主体とし、結合材を添加して湿式にて成形された外層部を、それぞれ設けた複層板からなり、該複層板を仮圧縮した後にドライヤーで乾燥し、熱圧プレスにより成形して内装用化粧板を製造する方法であって、
    上記芯材部又は外層部の少なくともいずれか一方の材料中にB型シリカゲルを混合することを特徴とする内装用化粧板の製造方法。
  2. 請求項1の内装用化粧板の製造方法において、
    外層部を抄造する前のスラリーに、B型シリカゲルと塩化カルシウムとを混合することを特徴とする内装用化粧板の製造方法。
  3. 請求項1の内装用化粧板の製造方法において、
    芯材部及び/又は外層部に混合するB型シリカゲルに、予め塩化カルシウムを担持させておくことを特徴とする内装用化粧板の製造方法。
  4. 請求項3の内装用化粧板の製造方法において、
    B型シリカゲルを塩化カルシウム水溶液に浸漬した後に乾燥させることで、B型シリカゲルに塩化カルシウムを担持させることを特徴とする内装用化粧板の製造方法。
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