JP3890181B2 - 磁気共鳴イメージング・システムにおける較正方法及びシステム - Google Patents

磁気共鳴イメージング・システムにおける較正方法及びシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的には、医療診断及びその他の応用に用いられる磁気共鳴イメージング(MRI)システムの分野に関する。より具体的には、本発明は、画像を形成するための検査手順中にMRIシステムにおいて順次発生される無線周波数(RF)パルスと他のパルスとの間の時間遅延を較正する手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴イメージング・システムは、医療診断の分野に広く普及してきている。ここ数十年にわたり、磁気共鳴イメージングに関わる物理学は十分に理解されてきており、医療目的で高品質の有用な画像を形成する洗練度を増したシステムが開発されている。この分野でのますます多くの研究が、画質を更に向上させること、及び患者に不快感を殆ど与えずに高速に取得され、患者の解剖学的構造の内部の特徴を識別する際に放射線技師や医師にとって更に有用な画像を得ることに取り組んでいる。
【0003】
一般に、MRIシステムは、主磁場の存在下で無線周波数(RF)パルスに応答して発生される被検体内の磁気回転性物質からの放出波(emission)を検知することにより画像を形成する。主磁場は典型的には、患者の身体に整列しており、患者の組織の所定の分子の歳差運動に影響を与える。分子の磁場に沿った整列、及び磁場強度に依存した特有の周波数における分子の歳差運動が、イメージング物理学の基盤である。一連の勾配磁場が、MRIシステム内の更なるコイルによって発生される。これらのコイルは、予測可能で且つ制御された方式で強度が変化する磁場を形成し、磁場勾配を形成する。これらの磁場勾配を用いて、イメージングされるべき関心のあるスライスを選択し、磁気回転性物質の応答を周波数及び位相の関数としてエンコードする。RFパルスに応答した磁気回転性物質からの検知された放出波を処理することにより、勾配によってエンコードされている磁気回転性分子への影響から、放出波を解析してスライス内の特定の位置における特定の応答を適切に位置決めすることができる。次いで、再構成手法を通じて、選択されたスライス内の立体素又はボクセルに対応する隣接した画素又はピクセルの配列で構成されている有用な画像を形成することができる。再構成された画像は、所望の最終用途に応じて、ディジタル形式で保存し、伝送し、印刷し、写真フィルムに転写する等のことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
MRIシステムの諸利点にも拘わらず、所望の画質を得る際には問題が存在する。例えば、検査シーケンス中に発生されるパルスの開始時刻及び終了時刻の調整はしばしば、精密に制御することが難しい。これらのパルスは、無線周波数(RF)パルス、及び所望の磁場勾配を画定するのに用いられるパルスの両方を含んでいる。理想的なパルスのプロファイル及びパルスの間のタイミングは精密に画定することができるが、実際の実現時には、パルスのプロファイル及びパルスのタイミングの両方にしばしばばらつきが生ずる。
【0005】
これらのばらつきは、いくつかの原因を有し得る。例えば、タイミング調整は、RFコイル及び勾配コイルを駆動するのに用いられる電子回路の応答による影響を受ける。該回路は典型的には、アナログ−ディジタル(analog-to-digital)変換器、ディジタル−アナログ(digital-to-analog)変換器、ディジタル式及びアナログ式の帯域限定フィルタ、並びに増幅器等を含んでいる。パルスのばらつきのもう1つの重要な原因は、MRIシステムのコイルのうち1つ又はこれよりも多いコイルを包囲する構造によって発生される可能性のある残留渦電流又は未補償渦電流である。これらの渦電流は、コイルによって形成される磁場の変化によって生じており、大きな振幅を有し且つ高速で変化する磁場が発生されるときにはより著しくなる傾向がある。これらの渦電流は、モデル化するのが困難であるのみならず、特定のMRIシステムの各物理軸の間でばらつきを生じ、又、同じ形式の型である場合でも様々なシステムの軸の間でばらつきを生ずる可能性がある。
【0006】
相対的なタイミングの遅延又はずれ、及びこれらの遅延によって生ずる波形のばらつきを補償する試みが為されている。例えば、遅延の補償は、MRI検査のパルス・シーケンスを画定するのに用いられるソフトウェアを通じて実現することができる。しかしながら、これらの解決法は、遅延が特定のシステム内で又は特定の各システムの間でばらつきを生ずるような場合には好適であるとは言えない。寧ろ、すべてのシステムについて単一の遅延が共通に用いられており、影響の近似は可能であるが、システムのばらつきに対処するには到っていない。結果として、実際のばらつき又は遅延が、システムからシステムにわたって異なっているとき、又は単一のシステム内で異なっているときには、画質の問題が生じ得る。例えば、所定のRF励起パルスを用いると、RFパルスと勾配波形との間の相対的なタイミングの誤差によって、中心から逸れた(オフ・センタ)スライス内では重要な磁気回転性物質、例えば水の強度のばらつきが生じ得る。又、その他の望ましくない画像アーティファクトも、パルスのプロファイル及びタイミングの誤差によって生ずる可能性がある。
【0007】
従って、MRIシステムにおいて、RFパルスと勾配磁場パルスとの時間遅延を確定すると共に較正する手法が必要である。具体的には、単一のシステムの単一の軸又は多数の軸上で極めて単純な方式で上述のような時間遅延を確定し較正することを可能にし、個々のシステムについて、更には個々の軸についてもパルス・シーケンスを特殊設計することを可能にする手法が必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、これらの必要性に応えるように設計された較正手法を提供する。この手法は、水を充填したファントムのような標準的な測定物品から作成される一連の画像を利用する。ファントムは、単一の軸に関して対称なものであってもよいし、又はシステムの多数の軸の較正画像を形成するのに用いてもよい。較正パルス・シーケンスが採用され、このパルス・シーケンスを用いて、勾配磁場系のアイソセンタ(isocenter) 及び少なくとも1つのオフセット位置においてファントムの較正画像を形成する。較正時に用いられるパルス・シーケンスは、特定の位置オフセット及び特定の周波数オフセットの両方を与えるスペクトル空間(spectral-spatial、SPSP)シーケンスであり得る。試験画像を解析して、較正後の遅延が許容可能な範囲内にあるか否かを決定する。繰り返し法を用いてパルスのタイミングを調節し、試験画像の間で所望の水準の一様性を提供する。最適な遅延は、この過程を通じて確定される。例えばあるMRIシステムの各々の物理軸について、同様のシーケンスを通じていくつかの最適遅延を確定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
ここで、図面について説明する。先ず、図1を見ると、磁気共鳴イメージング(MRI)システム10が、スキャナ12と、スキャナ制御回路14と、システム制御回路16とを含んでいるものとして線図で示されている。加えて、システム10は、参照番号18に全体的に示す遠隔アクセス及び記憶システム又は装置を含んでいてもよく、システム18は、画像保管及び通信システム(PACS)並びにテレオロジー設備等を含み得る。MRIシステム10は、任意の適切なMRIスキャナ又は検出器を含んでいてよいが、図示の実施例ではこのシステムは、患者ボア(中孔)22を形成したハウジング20を含む全身型スキャナを含んでいる。テーブル24が、ボア22内に摺動可能となっており、患者の体内の選択された解剖学的構造をイメージングするために患者26をテーブル24に配置することを可能にしている。
【0010】
スキャナ12は、制御された磁場を形成すると共に、無線周波数(RF)パルスに応答した患者の体内の磁気回転性物質からの放出波を検出する一連の関連するコイルを含んでいる。図1の線図では、患者ボア22に全体的に整列した主磁場を形成する主マグネット・コイル28が設けられている。一連の勾配コイル30、32及び34が、制御された勾配磁場を検査シーケンス中に形成することを可能にしており、このことについては後に詳述する。磁気回転性物質を励起する無線周波数(RF)パルスを発生するために、無線周波数(RF)コイル36が設けられている。独立した受信コイルを設けてもよいが、図示の実施例では、RFコイル36が、検査シーケンス中に磁気回転性物質からの放出波を受信する役割も果たしている。
【0011】
スキャナ12の様々なコイルは、外部回路によって制御されて、所望の磁場及びパルスを形成すると共に、制御された方式で磁気回転性物質からの放出波を読み取る。図1の線図では、主磁場コイル28に電力を供給する主電源38が設けられている。勾配磁場コイル30、32及び34をパルス駆動する駆動回路40が設けられており、駆動回路40は典型的には、スキャナ制御回路14によって出力されたディジタル・パルス・シーケンスによって画定されたようにコイルへの電流を供給する増幅及び制御回路を含んでいる。RFコイル36の動作を調節するためには、他の制御回路42が設けられている。回路42は典型的には、RFコイルが信号を送信する及び受信する場合に、それぞれ能動的動作モードと受動的動作モードとの間で交替を行う切り換え装置を含んでいる。回路42は又、RFパルスを発生すると共に受信された放出波信号を処理する増幅回路を含んでいる。
【0012】
スキャナ制御回路14はインタフェイス部44を含んでおり、インタフェイス部44は、勾配磁場コイル及びRFコイルを駆動するための信号を出力すると共に、検査シーケンスにおいて発生された放出波を表わすデータを受信するための信号を出力する。このインタフェイス構成要素は、参照番号46で全体的に表わされている制御回路に結合されている。制御回路46は、システム制御回路16を介して選択された所定のプロトコルによって画定される特定のパルス・シーケンスの実行を指令する。制御回路46は又、放出波を受信する役割も果たしており、データをシステム制御回路に伝送する前に、受信信号に対して後続の処理を行うことができる。スキャナ制御回路14は1つ又はこれよりも多いメモリ回路48を更に含んでおり、メモリ回路48は、動作中には、構成パラメータ、パルス・シーケンス記述及び検査結果等を記憶している。インタフェイス回路50が制御回路46に結合されており、スキャナ制御回路14とシステム制御回路16との間でデータの交換を行う。これらのデータは典型的には、実行されるべき特定の検査シーケンスの選択、これらのシーケンス用の構成パラメータ、並びに後続の処理、記憶、伝送及び表示のためにスキャナ制御回路14から生の形態又は処理済の形態で伝送され得る取得されたデータを含んでいる。
【0013】
システム制御回路16は、スキャナ制御回路14からのデータを受信し、スキャナ制御回路にデータを伝送すると共に指令を返すインタフェイス構成要素52を含んでいる。インタフェイス構成要素は制御回路54に結合されており、制御回路54は、多目的又は用途特定的なコンピュータ又はワークステーション内のCPUを含み得る。制御回路54は、MRIシステムの動作のためのプログラム・コードを記憶すると共に、その後の再構成、表示及び伝送のために処理された画像データを記憶するために、メモリ回路56に結合されている。遠隔アクセス及び記憶装置18のような外部システム構成要素と画像データ及び構成パラメータ等を交換する更なるインタフェイス回路を設けてもよい。最後に、システム制御回路16は、操作者とのインタフェイスを容易にしたり、再構成された画像のハード・コピーを形成したりする様々な周辺機器を含んでいてもよい。図示の実施例では、これらの周辺機器は、モニタ58と、キーボード60と、マウス62と、プリンタ64とを含んでいる。写真フィルム処理設備等を含むその他の周辺機器を含めてもよいことはいうまでもない。
【0014】
スキャナ12及びそれに連する制御回路は、制御された方式で磁場及びRFパルスを発生して、対象の患者の体内の特定の磁気回転性物質を励起させると共に、これらの物質から生じた放出波を検知する。図2は、システム10を通じて実行され得る例示的なパルス・シーケンスを示している。図2のパルス・シーケンスは、基本的なスピン・エコー・パルス・シーケンスであり、一連の論理軸及び1つの信号軸上に発生されるパルスとして表わすことができる。図示の実施例では、参照番号66によって全体的に示すパルス・シーケンスは、無線周波数(RF)軸68と、信号軸70と、スライス選択軸72と、読み出し軸74と、位相エンコーディング軸76とを含むものとして表わされている。但し、本明細書に所載の手法は如何なる特定の形式のパルス・シーケンスにも限定されているわけではなく、MRIシステムの広範な応用に適用され得ることを理解されたい。
【0015】
図2の例示的なパルス・シーケンスでは、第1の90°RFパルス78がRF軸68上に発生される。同時に、正の状態にある勾配パルス80がスライス選択軸72上に発生される。参照番号82に示すように、RF励起パルスから信号が生じ、時間にわたって減衰する。正の状態にあるスライス選択パルス80に続いて、同じ軸上に負の状態にある勾配パルス84が発生される。このシーケンスのこれら最初のパルスに続いて、位相エンコーディング軸及び読み出し軸上に、参照番号86及び88に全体的に示す勾配パルスが発生される。次いで、180°RFパルス90が、スライス選択軸上の勾配パルス92と共に発生される。このRF励起パルスは、信号軸70上にエコー96を発生し、エコー96は、読み出し軸上の勾配パルス94の印加中に検出される。取得された信号は続けて、例えば2次元フーリエ変換を通じて処理され、選択されたスライスの位相エンコードされ周波数エンコードされた特定の位置から発した信号の強度を確定する。当業者には理解されるように、検査シーケンスの論理パルスは、MRIシステムの1つ又はこれよりも多い物理軸上に形成されて、イメージングされるべき解剖学的構造及び所望のスライス配向に応じて様々な画像を形成することができる。
【0016】
図3は、RF増幅器遅延及び残留(即ち、未補償)渦電流のような因子による影響を受けた例示的なパルス・シーケンスの一部を示している。図3の参照番号98によって示す実際のパルス・シーケンスの部分は、勾配パルスを形成するのに用いられる変換器のスイッチ・オンの時刻を全体的に写像しているアナログ−ディジタル変換器ウィンドウ軸100によって示すことができる。図3では、アナログ−ディジタル変換器のウィンドウは、参照番号102によって示す時間点において開く。勾配パルスに対するこのウィンドウの適正なタイミングの遅延又はずれは、他の関連する回路での時間のずれと共に、取得された信号に対してゴースト形成等を含めたイメージング問題をもたらす。
【0017】
図示の実施例では、理想的な勾配パルスが破線104に示されている。しかしながら、勾配パルスの開始及び停止によって発生されるシステム内の未補償渦電流によって、実際の勾配パルスのプロファイルは、理想的なプロファイルから大幅に異なるものとなる可能性がある。具体的には、図3に示すように、勾配パルスの開始によって第1の渦電流が発生し、理想的な勾配プロファイルと反対の勾配部分106を生じ得る。同様に、勾配パルスの停止時には、更なる渦電流によって反対方向に配向した勾配部分108が発生し、勾配パルスのプロファイル及びタイミングを更に変化させる可能性がある。結果として生ずる勾配パルスが図3の参照番号110に示されており、この勾配パルス110は、これらの未補償渦電流の結果として、その理想的な形状から有意に変形すると共に時間が遅延し得る。すると、RFパルス78と、勾配パルスがその所望の振幅に達する開始時刻又は時間点との間の図3の参照番号112に示されている理想的なタイミングは、参照番号114に示すように有意に遅延する可能性がある。
【0018】
本発明の目的のために、図3に示すような遅延は、1つ又はこれよりも多い原因によって生ずる群時間遅延と考えることができる。具体的には、図3に示す形式の時間遅延は、1つ又はこれよりも多い物理軸、並びにスライス選択軸、読み出し軸及び位相エンコーディング軸を含めた1つ又はこれよりも多い論理制御軸について、RFパルスと勾配パルスとの間に生ずる傾向にある。現在までに知られているMRIシステムは、何らかの対策を施してこれらの遅延のうち1つ又はこれよりも多いものを補償するオフセットを予めプログラムしているかも知れないが、これらのシステムは典型的には、すべてのシステムについて単一の遅延を採用しており、システムとシステムとの間の特定の遅延、又は単一のシステムの様々な軸の間の特定の遅延のいずれについても対処するには到っていない。更に、これらのような手法は、MRIシステムの寿命にわたる群時間遅延の変化、及びスライス配向の関数としての遅延のばらつき等に対処していない。
【0019】
本発明の手法によれば、電子回路及び未補償渦電流等の1つ又はこれよりも多い摂動因子によって生ずる群時間遅延の補償は、較正シーケンス中に取得される画像データに基づく較正手順を通じて調節することができる。好ましい実施例では、スペクトル空間(SPSP)パルス・シーケンスを較正シーケンス中に発生して、特定の位置及び特定の周波数オフセットの両方を備えた磁化の励起を可能にする。当業者には理解されるように、これらのSPSPパルス・シーケンスは、システムのB1 磁場又はRF磁場の不均一性に対して比較的不感受性である。これらのパルス・シーケンスは、広範なMRI検査に極めて有用である一方で、上述の形式のパルスのタイミングの遅延及び不正確さに対して独特の感受性をも示す。例えば、SPSPパルスについてのRFパルスと勾配波形との間の相対的なタイミングの誤差は、中心から逸れた(オフセンタ)スライスにおける水信号の強度のばらつきを生じ得る。本発明の較正手法では、これらのアーティファクトを用いて、適切なRF/勾配波形の時間遅延を決定する。
【0020】
現状で好ましい実施例では、この較正手順は、ファントムを用いて、勾配磁場系のアイソセンタ及びアイソセンタからオフセットした少なくとも1つの位置の両方において画像を形成する。図4は、この目的に用いられる例示的なファントムを示している。参照番号116によって全体的に示す図4のファントムの場合には、水を充填した六角形の一様なファントムが、中心軸118に沿って伸びる一定の断面形状を有している。較正シーケンスでは、勾配磁場系のアイソセンタにおいて図4のスライス120によって示すような画像が形成される。感受性を向上させるために、好ましくは、可能な最も薄いスライスを設定する。スライス120に加え、アイソセンタからオフセットした位置にスライス122及び124を形成する。図示の実施例では、スライス122及び124は、参照番号126によって示すようにスライス120の厚みと同一の一様な厚みを有する。更に、較正シーケンスを容易にするために、スライス122及び124は、図4の参照番号128によって示す一様な距離ずつスライス120から離隔して設けられる。
【0021】
スライス120、122及び124の画像データは好ましくは、SPSPパルス・シーケンスの適用を通じて形成され、図5に示す形式の画像を形成する。参照番号130、132及び134によって示す画像は、スライス124、120及び122の画像データをそれぞれ表わしている。各々の画像内で、較正時の比較の目的のために、画像マトリクスの中央部の内部等の関心領域136が設定される。画像は、例えば図1に示す制御回路46によって解析され、中央スライス及び2つのオフセット・スライスについて、関心領域内での平均信号レベルを得る。次いで、RF波形と勾配波形との間の遅延を系統的に、例えば2マイクロ秒の段階で変化させながら、この手順を繰り返す。次いで、図4のアイソセンタ・スライス120、並びにオフセンタ・スライス122及び124の画像の平均強度の間で最小の差を与える遅延が、最適な遅延として選択される。
【0022】
図6は、いくつかの較正画像シーケンスに基づく結果データをグラフ形式で示している。図6の参照番号138によって全体的に示す結果データは、垂直軸140上に表わされる平均信号レベル、及び水平軸142に沿ったRFパルスと勾配波形との間の遅延によってグラフとして表わすことができる。一般に、一連の画像は、図6の特性関数144及び146の形態を取って各様の平均信号強度データ集合を呈示する。即ち、勾配波形に対するRF時間遅延が変化するにつれて、アイソセンタ画像とオフセット画像との平均信号レベルの間で異なる偏差がデータ内に現われる。図6の参照番号148に示すように、関心領域内の平均強度の間で最小の差を生ずるRF遅延設定を確定することにより、最小の又は最適な遅延が選択される。
【0023】
当業者には理解されるように、較正シーケンスに用いられるファントムについて、様々な代替構成が想到され得る。代替的な一実施例では、装置内でのファントムの単一の配置でMRIスキャナの多数の物理軸を較正するファントムを用いることもできる。図7は、この形式の例示的なファントムを示している。図7に示すように、スキャナの物理軸と全体的に整列させることのできる側面152、154及び156を呈示する矩形のブロック又は立体150のような3次元的に一様なファントムを用いることができる。一旦、ファントムがスキャナ内で適切に配置されたら、図7の参照番号158、160及び162に示すようなアイソセンタ及びアイソセンタからオフセットした位置にある上述の一連の画像を形成することができる。
【0024】
図8は、上述の較正シーケンスの工程をブロック図にまとめている。参照番号164に全体的に示すこのシーケンスの論理的な工程は、ファントムがスキャナ内に配置される工程166から開始する。工程168において、少なくとも2つのオフセット画像のデータ、好ましくは、勾配磁場系のアイソセンタ及びアイソセンタからオフセットした2つの位置のデータを含めたスライス・データが収集される。現状で好ましい実施例では、スライス厚を3mm程度とし、スライスの間のオフセットを5cm程度とすることができる。言うまでもなく、他のスライス厚及びオフセットを用いることもできる。
【0025】
工程170において、3つの画像についての画像データが、例えば2次元高速フーリエ変換を通じて処理されて、画像マトリクスの離散的な画素又はピクセルについての強度データを得る。工程172において、関心領域の平均強度が各々の画像毎に決定される。好ましい実施例では、関心領域は、ファントム画像の約75%を画像の中心領域に占めるようにすることができる。工程174において、例えば強度比の値の形成を通じて、アイソセンタ画像及びオフセット画像の得られた平均強度の間での比較を行う。この場合にも、RFと勾配波形との時間オフセットを適切に最適化するために、比の値が可能な限り1.0に近くなるようにする。
【0026】
工程176において、システムは、較正シーケンスを通じて収集されたデータを精査して、最適な遅延が確定されたか否かを決定する。先ず、工程176の問の結果が負になると、工程178において遅延の修正が行われ、上に要約した較正工程の全体にわたって再度実行する。この場合にも、遅延は、例えば1回の繰り返し当たり2マイクロ秒の段階等の様々な時間段階で修正され得る。一旦、工程176において最適な時間遅延が確定されたならば、工程180において較正シーケンスの結果が記憶される。一般に、最適な遅延の確定は、平均強度比が、連続した繰り返し工程を通じて、1単位により近いものと既に確定された値からより大きく変化する傾向によって示される。最後に、工程182において、スキャナの他の物理軸について較正シーケンスを実行してもよい。
【0027】
図9は、図8に要約した較正シーケンスを通じて用いられる例示的なSPSPパルス・シーケンスを表わす。当業者には理解されるように、SPSPパルス・シーケンスは、RF軸68、スライス選択軸72、読み出し軸74及び位相エンコーディング軸76に印加されるパルスによって要約され得る。このパルス・シーケンスは、振動型のスライス選択勾配列186中に発生される一連のRFパルス184を含んでいる。このRFパルス・シーケンス184に続いて、位相エンコーディング軸76上の一連の勾配188及び190が印加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の諸側面に従って、RFパルスと勾配パルスとの間の遅延の較正のために適合構成されたMRIシステムの線図である。
【図2】図1のシステムでの検査に用いられる典型的なパルス・シーケンスの線図である。
【図3】MRIシステムのパルス・シーケンス、具体的には、RFパルスと勾配パルスとの間の遅延及びプロファイルのばらつきの典型的な原因を説明するグラフ図である。
【図4】本発明の諸側面に従って、最適な時間遅延を設定するための較正画像を形成するのに用いられる例示的なファントムの物体図(physical view)である。
【図5】図4のファントムに基づいて形成される一連の試験画像又は較正画像を示す線図である。
【図6】較正シーケンスを通じて得られる信号強度対RF遅延のグラフ図である。
【図7】MRIシステムの多数の軸を較正するのに用いられる代替的なファントムの物体図である。
【図8】最適なRF及び勾配の時間遅延を確定するのに用いられる較正シーケンスを実行するための例示的な制御ロジックのブロック図である。
【図9】図8の較正ロジックに用いられるSPSPパルス・シーケンスのグラフ図である。
【符号の説明】
10 磁気共鳴イメージング・システム
12 スキャナ
14 スキャナ制御回路
16 システム制御回路
18 遠隔アクセス及び記憶システム
20 ハウジング
22 患者ボア
24 テーブル
26 患者
28 主マグネット・コイル
30、32、34 勾配コイル
36 無線周波数コイル
38 主電源
40 駆動回路
42 制御回路
44 インタフェイス部
46、54 制御回路
48、56 メモリ回路
50 インタフェイス回路
52 インタフェイス構成要素
58 モニタ
60 キーボード
62 マウス
64 プリンタ
66 イメージング・パルス・シーケンス
68 RF軸
70 信号軸
72 スライス選択軸
74 読み出し軸
76 位相エンコーディング軸
78 90°RFパルス
80 正の状態にある勾配パルス
82 信号
84 負の状態にある勾配パルス
86 位相エンコーディング・パルス
88、94 読み出しパルス
90 180°RFパルス
92 スライス選択パルス
96 エコー
98 実際のパルス・シーケンスの一部
100 アナログ−ディジタル変換器ウィンドウ軸
102 ウィンドウが開く時間点
104 理想的な勾配パルス
106、108 渦電流によって生じる勾配部分
110 結果として生ずる勾配パルス
112 RFパルスと勾配パルスとの間のタイミング
114 時間遅延
116 ファントム
118 中心軸
120、158 アイソセンタ・スライス
122、124、160、162 オフ・センタ・スライス
126 スライス厚
128 スライス間の距離
130、132、134 スライスの画像データ
136 関心領域
138 較正シーケンスの結果データ
140 垂直軸
142 水平軸
144、146 平均信号強度の特性関数
148 平均強度が最小差となるRF遅延
150 矩形ブロック形ファントム
152、154、156 側面
184 RFパルス
186 振動型スライス選択勾配列
188、190 位相エンコーディング勾配

Claims (10)

  1. 磁気共鳴イメージング・システムにおいて、無線周波数パルスと少なくとも1つの勾配パルスとの間の時間遅延を較正する方法であって、
    (a)ファントムの複数の位置で、平行な磁気共鳴イメージング画像を形成する工程と、
    (b)関心領域内で各々の磁気共鳴イメージング画像の画像強度を平均する工程と、
    (c)複数の平均の画像強度を比較する工程と、
    (d)イメージング・パルス・シーケンスにおいて、無線周波数パルスと少なくとも1つの勾配パルスとの間の時間遅延を変更する工程と、
    (e)前記工程(a)、(b)、(c)及び(d)を繰り返して、前記複数の平均画像強度の間で最も小さな偏差を得る時間遅延を確定する工程と、
    を有している前記方法。
  2. 前記複数の磁気共鳴イメージング画像のうちの第1の磁気共鳴イメージング画像は、前記勾配磁場系のアイソセンタにおいて形成され、少なくとも1つの第2の磁気共鳴イメージング画像が前記第1の磁気共鳴イメージング画像から既知のオフセットにおいて形成される請求項1に記載の方法。
  3. 前記磁気共鳴イメージング画像のうちの少なくとも2つの第2の磁気共鳴イメージング画像が、前記第1の磁気共鳴イメージング画像から等距離において形成される請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の磁気共鳴イメージング画像は、スペクトル空間パルス・シーケンスにより形成される請求項1に記載の方法。
  5. 前記工程(a)〜工程(e)は、磁気共鳴スキャナの少なくとも2つの物理軸について実行される請求項1に記載の方法。
  6. 磁気共鳴イメージング・システムであって、
    (a)ファントムの複数の位置で、平行な磁気共鳴イメージング画像を形成するためのデータを取得するスキャナと、
    b1)関心領域内で各々の磁気共鳴イメージング画像の画像強度を平均
    b2)複数の平均の画像強度を比較
    b3)イメージング・パルス・シーケンスにおいて、無線周波数パルスと少なくとも1つの勾配パルスとの間の時間遅延を変更するように構成されている、制御回路とを有し、
    b4該制御回路は、磁気共鳴イメージング画像の画像強度の平均、複数の平均の画像強度の比較、前記時間遅延の変更を繰り返して、前記複数の平均画像強度の間で最も小さな偏差を得る時間遅延を確定する
    気共鳴イメージング・システム。
  7. 前記ファントムが、軸に沿って一様な断面を有している請求項6に記載のシステム。
  8. 前記スキャナは、スペクトル空間パルス・シーケンスを実行して前記複数の磁気共鳴イメージング画像を形成するためのデータを取得する請求項6に記載のシステム
  9. 前記複数の磁気共鳴イメージング画像のうちの第1の磁気共鳴イメージング画像は、前記勾配磁場系のアイソセンタにおいて形成され、少なくとも1つの第2の磁気共鳴イメージング画像が前記第1の磁気共鳴イメージング画像から既知のオフセットにおいて形成される請求項6に記載のシステム。
  10. 前記磁気共鳴イメージング画像のうちの少なくとも2つの第2の磁気共鳴イメージング画像が、前記第1の磁気共鳴イメージング画像から等距離において形成される請求項9に記載のシステム。
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