JP3887961B2 - 画像対応付け方法、コンピュータに画像対応付け方法を実行させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び情報処理装置 - Google Patents
画像対応付け方法、コンピュータに画像対応付け方法を実行させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び情報処理装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の画像間の対応付けを行う画像対応付け方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既知の技術としてモーフィングと呼ばれる技術が知られている。モーフィング技術は、複数の画像の各画素ごとに対応する他の画像の画素(画像間の対応と呼ぶ)を求め、各画素位置を一方の画像の画素位置から他方の対応する画像の画素位置へ、また一方の画像の画素の色から他方の対応する画像の画素の画素の色へ連続的に変化させることにより、一方の画像を他方の画像へ連続的に変化する一連の中間的な画像を生成する技術である。従来のモーフィング技術は、画像間の対応を求めるのに画像の特徴的な画素(特徴点)を線分で指定し、他の画素の対応は指定した対応から推定するものが多い(「Feature-Based Image Metamorphosis」Thaddeus Beuier, Computer Graphics, 26, 2, July 1992. pp. 35-42 )。画像の特徴点は画像のエッジ(色あるいは濃淡の変化が大きい部分)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像の対応指定方法で、曲線をなす一連の特徴点(顔の輪郭、円周等) の対応を指定する場合、曲線を複数の線分を用いて指定する必要がある。この場合、線分上に乗っていない特徴点についてはその対応を推定することになり、他の画像の特徴点と対応がずれる可能性がある。一般にモーフィング技術において画像の特徴点が他の画像の特徴点と対応しないと生成する画像がぼやけることが多い。この生成画像のぼやけを極力少なくすることが本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明においては以下の手段を用いて前記課題を解決する。
モーフィングを行う複数の画像をそれぞれ特徴点に沿って幾つかの領域に分割する。一般に画像の特徴点(エッジ)に沿った画像分割は比較的容易に行うことができる。次に分割した領域の境界線の画像間の対応を指定する。境界線の対応の指定は、境界線上の何点かの対応をオペレータが入力して指定し、境界線上の他の点の対応は指定した対応情報より補間する。前記補間方法は、対応を指定した画素を両端とする境界線に沿った線分を、同一の割合で内分する点をそれぞれの画像において求め、求めた点が互いに対応すると仮定し補間する。次に補間した境界線上の対応をもとに境界線上以外の点の対応を補間する。境界線上以外の点の対応の補間は、境界線上の任意の2点から構成する線分を複数仮定し仮定した線分を用いて従来のモーフィング技術で用いられる対応付け方法により求める。
【0005】
以上の構成により、画像の特徴点は他の画像の特徴点と必ず一致するため画像のぼやけが生じにくくなる。
【0006】
また、本発明には、利用者からの入力を受ける入力装置と、前記入力装置から入力に応じた処理を行う処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置を有する情報処理装置において、前記処理装置は、第1の画像および前記第2の画像がその特徴点に沿ってそれぞれを複数の領域に分割され、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報を前記入力装置より受けとり前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応を前記対応情報を用いて推定され、前記推定した境界線上の対応から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定された結果に基づいて、前記第1の画像を前記第2の画像に変形し、前記第1の画像から第2の画像への変形の過程を前記表示装置に表示させることも含まれる。なお、この構成は記憶媒体に格納されたプログラムで実行されるようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態について詳細に述べる。
図1は、画像間の対応付けを行う複数の画像[m](0≦m<M)1000の具体例を示した図である。ここでMは定数であり画像の枚数がM枚あることを表す。以下[ ]で示した添え字は添え字を付加したものが複数個存在しうることを表す。図1の例は、画像が2枚の場合(M=2)の例であり画像[0]1000と画像 [1]1000を示してある。 画像[m]1000はデジタル画像である。デジタル画像とは画像を画素と呼ばれる小さな離散的な点に分割し、さらに各画素の濃淡の値も離散的な値で表した画像である。画像間の対応付けとは、画像[m]1000の各画素を画像[m]以外の画像[m']1000の画素とを結びつけることである。モーフィングの技術では、画像[m]1000の各画素それぞれの位置および色を画像[m'] 1000(m≠m')の対応する画素の位置と色に連続的に変化させることで画像[m]1000から画像[m']に連続的に変化する一連の画像(中間画像と呼ぶ)を生成することが可能である。本実施例では以下画素のことを点と呼ぶ。
【0008】
次に、図5を用いて本発明を実施するシステム構成を示す。本発明を実施するシステムは、表示装置5100、入力装置5200、記憶装置5300、処理装置5400をバス5500で結合し構成する。表示装置5100は、例えばディスプレィであり、外部に対して画像やその他情報を表示する。入力装置5200は、例えばキーボードであり、外部からの入力を受ける。記憶装置5300は、例えばメモリ・フロッピーディスク・CD−ROMであり、後術する対応指定処理5310を実行するプログラムを保持する。処理装置5400は、例えばプロセッサであり後述する対応指定処理5310を実行する。
【0009】
次に図4のフローチャートを用いて対応点指定処理5310の詳細を述べる。処理ステップ4010において、それぞれの画像[m]1000を特徴点に沿って複数の領域[n]2000( 0≦n<N )に分割する。ここで定数Nは分割した領域の個数を表す数である。また特徴点は画像[m]1000のエッジ(色あるいは濃淡の変化が大きい部分)である。
【0010】
また、画像[m]1000間において対応する領域には同一の領域識別子nを割り当てる。領域分割は、古くから研究されている技術であり、例えば濃度差の少ない画素を同一領域として拡張して領域分割を行う領域拡張法(コンピュータ画像処理入門 田村 秀行監修 総研出版 )等で実現できる。前記領域識別子の割り当ては、例えば入力装置5200により外部からの入力を受ける。図2に図1の画像[0]1000と画像[1]1000の画像例をそれぞれを、背景、顔、右目、右眼球、左目、左眼球、鼻、口の8つの領域[n]2000に分割した例を示す。
【0011】
また例の場合、背景には0の領域識別子を顔には1の領域識別子を画像[0]1000と画像[1]1000で同一になるように割り当ててある。他の領域[n]2000については図中の名前の付加を省略した。
【0012】
処理ステップ4015において、画像[m]1000を表示装置5100で表示する。
処理ステップ4020において、中間点表示数Dの値を指定する。中間点表示数の指定は、入力装置5200により外部からの入力を受ける。中間点表示数Dの詳細は後述する。
【0013】
処理ステップ4030において、対応指定処理の終了要求を受領したか判別し、受領した場合には処理制御を処理ステップ4200に移し、受領していない場合は処理制御を処理ステップ4040に移す。処理の終了要求は、入力装置5200により外部からの入力を受ける。
【0014】
処理ステップ4040において、各画像[m]1000ごとに任意の領域[n]2000の境界線と交差する対応点指定線[p]3000を指定する。ここで画像[m]1000間において対応する対応点指定線[p]3000には同一の対応点識別子pを与える。対応点指定線[p]3000の指定は、入力装置5200により外部からの入力を受ける。また入力を受ける対応点指定線[p]3000と対応する他画像[m]1000の対応指定線[p]3000が既に指定されている場合、他画像[m']1000の対応指定線[p]3000およびその対応指定線[p]3000から後述する方法で求まる対応点[p]3100を他の対応点指定線[p']3000(p≠p')および対応点[p']3100と色あるいは濃度を変えて区別して表示する。図3の例では図1の画像[0]1000と画像[1]1000に対して4つの対応点指定線(対応点指定線[0]3000〜対応点指定線[3]3000)を指定している。対応点指定線[2]3000、対応点指定線[3]3000については図中の名前の付加を省略した。
【0015】
処理ステップ4050において、各画像[m]1000ごとに処理ステップ4040で指定した対応点指定線[p]3000と領域[n]2000の境界線との交点を求め、求めた前記交点を対応点[p]3100とする。画像[m]1000間において同一の対応点識別子pを持つ対応点[p]3100は互いに対応する。図3の例では図1の画像[0]1000と画像[1]1000に対して4つの対応点(対応点[0]3100〜対応点[3]3100)を求めてある。対応点[2]3100、対応点[3]3100については図中の名前の付加を省略した。本実施の形態では対応点[p]3100を指定するのに対応点指定線[p]3000を用いたが、各画像 [m]1000内の点を入力装置5200を用いて入力を受け、入力を受けた点と画像[m]1000上での距離が最短となる領域[n]2000の境界線上の点を対応点[p]3100としても良い。
【0016】
処理ステップ4055において、処理ステップ4040で指定した対応点指定線[p]3000および処理ステップ4050で求めた対応点[p]3100を表示装置5100に表示する。
【0017】
以下、領域[n]2000の境界線上に隣り合う2つの異なる対応点[p]3100を両端とする領域[n]2000の境界線に沿った線分[q]3300ごとに処理ステップ4060から処理ステップ4130までを繰り返す。図3に対応点[0]3100および対応点[1]3100を端とする線分[0]3300の例を示す。他の線分[q]3300については図中の名前の付加を省略した。
【0018】
処理ステップ4060において、各画像[m]1000からそれぞれ対応する1組の線分[q]3300を選択する。以下処理ステップ4120まで線分[q]3300と表記した場合、処理ステップ4060において選択した線分を示すものとする。
【0019】
処理ステップ4070において、各画像[m]1000から選択した線分[q]3300の中から長さが一番長い線分を選択しその長さをRとする。
処理ステップ4080において、変数rに0を代入する。
【0020】
処理ステップ4090において、各画像[m]1000の線分[q]3300をそれぞれr:(R−r)に内分する中間点[s]3200を求め、各画像[m]1000の線分[q]3300の中間点[s]3200を互いの対応点と推定する。
【0021】
処理ステップ4100において、変数rを中間点表示数D+1で割った余りが0であれば、それぞれの画像[m]1000の中間点[s]3200を表示装置5100を用いて表示する。図3の例は中間点表示数が2の場合の例であり、中間点 [s1]3200と中間点[s2]3200を示してある。他の中間点[s]3200については図中の名前の付加を省略した。
【0022】
処理ステップ4110において変数rの値をr+1に更新する。
処理ステップ4120において変数rの値が長さRの値以下かを判別し、以下である場合には処理制御を処理ステップ4080に移し、そうでない場合は処理制御処理ステップ4130に移す。
【0023】
処理ステップ4130において、各線分[q]3300に対して処理が完了したかを判別し、完了した場合は処理制御を4030に移し、完了していない場合は処理制御を4060に移す。
【0024】
処理ステップ4200において、各画像[m]1000の各領域[n]2000の全ての画像[m]1000の全ての領域[n]2000について境界線上以外の点の対応点を、処理ステップ4090において推定した境界線上の点の対応から推定する。具体的な推定方法として、画像[m]1000の点Aの画像[m']1000の対応点A'を求める方法について述べる。まず画像[m]1000上で前記点Aに最も近い境界線上の点Bを検索する。ここで点Bの画像[m']1000の対応点は処理ステップ4090において推定されており点B'だったとする。
【0025】
位置A'を下記通り計算する。
位置A' = 点B'の画像[m']1000上の位置 ― 点Bの画像[m]1000上の位置 + 点Aの画像[m]1000上での位置を計算する。また、画像[m'] 1000の位置A'の位置の点を対応点A'とする。
図4に示したフローチャートを実行するプログラムは、図5に示した記憶装置5300内に対応指定処理5310として記憶可能である。
【0026】
次に図6を用いて第2の実施例について述べる。第2の実施例は領域[n]2000の境界線上の対応点[p]3100を自動的に求める方法であり、図4に示すフローチャートの処理ステップ4040から処理ステップ4055までを図6に示すフローチャートの処理ステップに置き換える。以下各処理ステップの詳細について図7の例を用いて述べる。処理ステップ6100において、画像[m]1000内の領域[n]2000を選択する。図7の例では、画像[0]1000の領域[0]2000が選択されたとする。処理ステップ6200において、処理ステップ6100で選択した領域[n]2000の境界線において他のエッジと交差あるいは接触点[t]7100を見つけ、見つけた点[t]7100を対応点[p]3100とする。図7の例では、エッジと接する点として対応点[0]3100が選択されている。
【0027】
処理ステップ6300において、類似度最小値Uに後述する類似度計算式で求めうる最大値より大きい値を代入する。類似度最小値Uは、画像[m]1000内の対応点[p]3100と対応する可能性が最も高い画像[m']1000(画像[m]1000と異なる画像)内の領域[n]2000の境界線上の点を判別するのに使用する変数である。処理ステップ6400において、画像[m']1000内の領域[n]2000の境界線上において他のエッジと交差あるいは接触する点[t']を見つける。処理ステップ6500において、点[t]と点[t']の類似度uを求める。点[t]においてエッジにより分断された色をそれぞれ色[u1]、色[u2]さらに点[t']においてエッジにより分断された色を色[v1]、色[v2]とすると、類似度uは例えば次の類似度の計算式で求まる。
【0028】
u = MIN(|色[u1]―色[v1]|+|色[u2]―色[v2]|,|色[u2]―色[v1]|+|色[u1]―色[v2]|)
ここで MIN(A,B)は A,Bのうち小さい値を返す関数である。||絶対値を表す。色の差分は色空間(例えばRGB空間)における距離である。
【0029】
処理ステップ6600において類似度uが類似度最小値Uよりも小さい場合には処理制御を処理ステップ6700に、そうでない場合は6800に移す。
【0030】
処理ステップ6700において、点[t']7100を画像[m]1000内の対応点[p]3100( =点[t] 7100)との対応する画像[m']1000内の対応点[p]3100に更新する。さらに類似度最小値Uに類似度uの値を代入する。処理ステップ6800において画像[m']1000の領域[n]2000の境界線上の他のエッジと交差・接触する各点に対して処理が完了したか判別し、完了した場合は処理制御を処理ステップ6900に移し、完了していない場合は処理制御を6400に移す。図7の例では、画像[1]1000内の点[0]7100、点[1]7100、点[2]7100のそれぞれに対して画像[0]内の対応点[0]3100との類似度uが計算され、その中で類似度uが最小の値を取る点[0]が画像[1]における対応点[0]3100であると判断される。処理ステップ6900において画像[m]1000の領域[n]2000の境界線上の他のエッジと交差・接触する各点に対して処理が完了したか判別し、完了した場合は処理制御を処理ステップ6950に移し、完了していない場合は処理制御を6200に移す。処理ステップ6950において、画像[m]1000内の各領域に対して処理が完了したか判別し、完了した場合は境界線上の対応点指定処理を終了し、完了していない場合は処理制御を6100に移す。なお、図6に示したフローチャートは、図4と同様に記憶装置5300に格納されたプログラムにおいて実現可能である。
【0031】
第3の実施例は、図6に示した境界線上対応点自動指定処理を、図4のフローチャート内の処理ステップ4020と処理ステップ4030の間に挿入することで、境界線上の対応点の指定を自動に行う方法と手動で行う方法を組み合わせた方法である。この方法も記憶装置5300に格納されたプログラムで実行可能である。
【0032】
【発明の効果】
一般にモーフィング技術において生成する画像にぼやけが生じる原因は各画像 [m]1000の特徴点が互いに対応しないことに起因することが多い。本発明によれば、各画像[m]1000のそれぞれの特徴点が必ず他の画像の特徴点と対応する対応付けを行う。よって本発明の方法により、合成する画像のぼやけを生じにくくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像例を示した図。
【図2】画像を領域分割した図。
【図3】対応点・中間点・線分を示した図。
【図4】本発明の第1の実施例を実施するフローチャートを示した図。
【図5】本発明を実施するシステムの構成図。
【図6】領域の境界線上の対応点を自動的に求める方法を示すフローチャート
【図7】図6のフローチャートで求められる対応点を示す図。
【符号の説明】
1000…画像[0]、[1]、 2000…領域[0]、[1]、
3000…対応点指定線[0]、[1]、3100…対応点[0]、[1]、
3200…中心点[s0]、[s1]、 3300…線分[0]、[1]
Claims (25)
- 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置とを有する情報処理装置により実行される画像対応付け方法であって、第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付ける画像対応付け方法において、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、画像の濃度および色の不連続部分のうち少なくとも一方により特定される画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する分割処理ステップと、
前記入力装置が、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける対応点入力処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記第1の画像および前記第2の画像における前記境界線上の対応点を両端とする前記境界線に沿った線分を内分する中間点をそれぞれの画像において求め、前記中間点を、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点として推定する境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する対応推定処理ステップとを有することを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項1に記載の画像対応付け方法において、
前記境界線に沿った線分の両端は、前記境界線上の隣り合う2つの対応点であり、
前記中間点は、前記境界線に沿った線分を所定の割合で内分する点であることを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項1または2に記載の画像対応付け方法において、
前記対応点入力処理ステップは、前記入力装置が、前記対応情報として前記領域の境界線と交わる線分の入力を受け、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記線分と前記領域の境界線の交点を求め、求めた交点を前記境界線上の対応点とする処理ステップを有することを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項1または2に記載の画像対応付け方法において、
前記対応点入力処理ステップは、前記入力装置が、前記対応情報として前記第1の画像と前記第2の画像内の点の入力を受け、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記領域の境界線上の点で前記入力を受けた点と最も近い点を求め、求めた点を前記境界線上の対応点とする処理ステップを有することを特徴とする画像対応付け方法。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置とを有する情報処理装置により実行される画像対応付け方法であって、第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付ける画像対応付け方法において、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する分割処理ステップと、
前記入力装置が、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれ ぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける対応点入力処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記第1の画像および前記第2の画像のうちいずれか一方の対応点である第1の対応点の入力を受けた時に、前記第1の対応点と対応し前記第1の対応点が存在しない他方の画像中の第2の対応点の入力を既に受けている場合には、前記第2の対応点を他の対応点と区別して前記表示装置に表示する表示処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定する境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する対応推定処理ステップとを有することを特徴とする画像対応付け方法。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置とを有する情報処理装置により実行される画像対応付け方法であって、第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付ける画像対応付け方法において、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する分割処理ステップと、
前記入力装置が、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける対応点入力処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定する境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記境界対応推定処理ステップで推定した前記領域の境界線上の対応点を前記表示装置に表示する表示処理ステップと、
前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する対応推定処理ステップとを有することを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項2に記載の画像対応付け方法において、
前記境界線に沿った線分のうち一番長い線分の長さをRとし、変数をrとした場合に、前記所定の割合は、r:(R−r)で表される割合であることを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項1に記載の画像対応付け方法において、
前記境界対応推定処理ステップは、前記第1の画像の境界線上の点と前記第2の画像の境界線上の点のうち、共通する特徴を有する点を対応点として推定することを特徴とする画像対応付け方法。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置 に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置とを有するコンピュータに第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付けるための以下のステップを有する画像対応付け方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記処理装置に、画像の濃度および色の不連続部分のうち少なくとも一方により特定される画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する処理を実行させる分割処理ステップと、
前記入力装置に、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける処理を実行させる対応点入力処理ステップと、
前記処理装置に、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記第1の画像および前記第2の画像における前記境界線上の対応点を両端とする前記境界線に沿った線分を内分する中間点をそれぞれの画像において求め、前記中間点を、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点として推定する処理を実行させる境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置に、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する処理を実行させる対応推定処理ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、前記入力装置から入力に応じた処理を行う処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置を有する情報処理装置において、
前記処理装置は、前記表示装置に表示された第1の画像および第2の画像を、画像の濃度および色の不連続部分のうち少なくとも一方により特定される画像の特徴点に沿って、それぞれを複数の領域に分割し、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報を前記入力装置より受けとり、前記第1の画像および前記第2の画像における前記境界線上の対応点を両端とする前記境界線に沿った線分を内分する中間点をそれぞれの画像において求め、前記中間点を、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点として推定し、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定することを特徴とする情報処理装置。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、前記入力装置から入力に応じた処理を行う処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置を有する情報処理装置において、
前記処理装置は、
第1の画像および第2の画像が、画像の濃度および色の不連続部分のうち少なくとも一方により特定される画像の特徴点に沿って、それぞれを複数の領域に分割し、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報を前記入力装置より受けとり、前記第1の画像および前記第2の画像における前記境界線上の対応点を両端とする前記境界線に沿った線分を内分する中間点をそれぞれの画像において求め、前記中間点を、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点として推定し、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定された結果に基づいて、前記第1の画像を前記第2の画像に変形し、
前記第1の画像から第2の画像への変形の過程を前記表示装置に表示させることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項7に記載の画像対応付け方法において、
前記境界対応推定処理ステップは、前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記rが前記Rに至るまで前記rを順次更新して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求めることを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項7に記載の画像対応付け方法において、
前記境界対応推定処理ステップは、前記処理装置が、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って、前記rが前記Rに至るまで前記rに所定値を順次加算して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求めることを特徴とする画像対応付け方法。 - 請求項9に記載の記憶媒体において、
前記境界線に沿った線分の両端は、前記境界線上の隣り合う2つの対応点であり、
前記中間点は、前記境界線に沿った線分を所定の割合で内分する点であることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項14に記載の記憶媒体において、
前記境界線に沿った線分のうち一番長い線分の長さをRとし、変数をrとした場合に、前記所定の割合は、r:(R−r)で表される割合であることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項15に記載の記憶媒体において、
前記境界対応推定処理ステップは、前記処理装置に、前記rが前記Rに至るまで前記rを順次更新して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求める処理を実行させることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項15に記載の記憶媒体において、
前記境界対応推定処理ステップは、前記処理装置に、前記rが前記Rに至るまで前記rに所定値を順次加算して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求めることを特徴とする記憶媒体。 - 請求項10に記載の情報処理装置において、
前記境界線に沿った線分の両端は、前記境界線上の隣り合う2つの対応点であり、
前記中間点は、前記境界線に沿った線分を所定の割合で内分する点であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項18に記載の情報処理装置において、
前記境界線に沿った線分のうち一番長い線分の長さをRとし、変数をrとした場合に、前記所定の割合は、r:(R−r)で表される割合であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項19に記載の情報処理装置において、
前記処理装置は、前記rが前記Rに至るまで前記rを順次更新して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求めることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項19に記載の情報処理装置において、
前記処理装置は、前記rが前記Rに至るまで前記rに所定値を順次加算して、前記境界線に沿った線分の前記中間点を順次求めることを特徴とする情報処理装置。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記処理装置での処理 に応じた表示を行う表示装置とを有するコンピュータに第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付けるための以下のステップを有する画像対応付け方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記処理装置に、画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する処理を実行させる分割処理ステップと、
前記入力装置に、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける処理を実行させる対応点入力処理ステップと、
前記処理装置に、前記第1の画像および前記第2の画像のうちいずれか一方の対応点である第1の対応点の入力を受けた時に、前記第1の対応点と対応し前記第1の対応点が存在しない他方の画像中の第2の対応点の入力を既に受けている場合には、前記第2の対応点を他の対応点と区別して前記表示装置に表示する処理を実行させる表示処理ステップと、
前記処理装置に、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定する処理を実行させる境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置に、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する処理を実行させる対応推定処理ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、プログラムを格納する記憶装置と、前記記憶装置に格納された前記プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置とを有するコンピュータに第1の画像内の各部分それぞれを第2の画像の各部分に関連付けるための以下のステップを有する画像対応付け方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記処理装置に、画像の特徴点に沿って、前記第1の画像および前記第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割する処理を実行させる分割処理ステップと、
前記入力装置に、前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報の入力を外部より受ける処理を実行させる対応点入力処理ステップと、
前記処理装置に、前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定する処理を実行させる境界対応推定処理ステップと、
前記処理装置に、前記境界対応推定処理ステップで推定した前記領域の境界線上の対応点を前記表示装置に表示する処理を実行させる表示処理ステップと、
前記処理装置に、前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定する処理を実行させる対応推定処理ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、前記入力装置から入力に応じた処理を行う処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置を有する情報処理装置において、
前記処理装置は、
画像の特徴点に沿って、第1の画像および第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割し、
前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報を前記入力装置より受け取り、
前記第1の画像および前記第2の画像のうちいずれか一方の対応点である第1の対応点の入力を受けた時に、前記第1の対応点と対応し前記第1の対応点が存在しない他方の画像中の第2の対応点の入力を既に受けている場合には、前記第2の対応点を他の対応点と 区別して前記表示装置に表示し、
前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定し、
前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定することを特徴とする情報処理装置。 - 外部からの入力を受ける入力装置と、前記入力装置から入力に応じた処理を行う処理装置と、前記処理装置での処理に応じた表示を行う表示装置を有する情報処理装置において、
前記処理装置は、
画像の特徴点に沿って、第1の画像および第2の画像のそれぞれを複数の領域に分割し、
前記第1の画像における前記領域の境界線上の点および前記点とそれぞれ対応する前記第2の画像の前記領域の境界線上の点との対応情報を前記入力装置より受け取り、
前記第1の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点と前記第2の画像の前記領域の境界線上の入力を受けていない点との対応点を前記対応情報を用いて推定し、
前記境界対応推定処理ステップで推定した前記領域の境界線上の対応点を前記表示装置に表示し、
前記推定した境界線上の対応点から前記第1の画像の境界線上以外の点と前記第2の画像の境界線以外の点との対応付けを推定することを特徴とする情報処理装置。
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