JP3886383B2 - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、めっき装置及びめっき方法に関し、特に半導体基板等の基板の表面に設けた配線用の微細な凹部に、銅や銀等の導電体を埋め込んで埋め込み配線を形成したり、このようにして形成した配線の表面を保護する保護膜を形成したりするのに使用される無電解めっき装置及びめっき方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無電解めっきは、外部から電気を流すことなく、めっき液中の金属イオンを化学的に還元して被処理材の被めっき面にめっき膜を形成するようにした方法であり、耐食、耐摩耗性のニッケル−りん,ニッケル−ほう素めっき、プリント配線基板用銅めっきなどに広く用いられている。
【0003】
この無電解めっき装置としては、無電解めっき液を保持するめっき槽と、このめっき槽の上部に配置され、基板等の被処理材を下向き(フェースダウン)で保持する上下動自在な保持部とを有し、この保持部で保持した被処理材をめっき槽内のめっき液に浸漬させるようにしたものや、基板等の被処理材を上向き(フェースアップ)に保持する保持部と、この保持部で保持した被処理材の上面(被めっき面)に無電解めっき液を供給するめっき液供給部(ノズル)とを有し、この保持部で保持した被処理材の上面に沿って無電解めっき液を流すようにしたもの等が一般に知られている。
【0004】
近年、半導体チップの高速化、高集積化に伴い、半導体基板上に配線回路を形成するための金属材料として、アルミニウムまたはアルミニウム合金に代えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグレーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著になっている。この種の銅配線は、基板の表面に設けた微細凹みの内部に銅を埋込むことによって一般に形成される。この銅配線を形成する方法としては、CVD、スパッタリング及びめっきといった手法があるが、めっきが一般的である。いずれにしても、基板の表面に銅層を成膜した後、その表面を化学的機械的研磨(CMP)により平坦に研磨するようにしている。
【0005】
この種の配線にあっては、平坦化後、その配線の表面が外部に露出しており、この上に埋め込み配線を形成する際、例えば次工程の層間絶縁膜形成プロセスにおけるSiO形成時の表面酸化やコンタクトホールを形成するためのSiOエッチング等に際して、コンタクトホールの底に露出した配線のエッチャントやレジスト剥離等による表面汚染、更には銅配線にあっては銅の拡散が懸念されている。
【0006】
このため、銀や銅等の配線材料との接合が強く、しかも比抵抗(ρ)が低い、例えばNi−B合金膜等からなる保護膜(めっき膜)で配線の表面を選択的に覆って保護することが考えられる。ここで、Ni−B合金膜は、例えばニッケルイオン、ニッケルイオンの錯化剤、ニッケルイオンの還元剤としてのアルキルアミンボランまたは硼素化水素化合物等を有する無電解めっき液を使用した無電解めっきを施すことによって、銅等の表面に選択的に形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
無電解めっきの適用箇所は、銅配線の主たる埋め込み材(Cu)、バリヤメタル上のシード層の形成、またはシードの補強(Cu)、さらにはバリヤメタルそのものの形成、銅配線材の蓋材形成(いずれもNi−P,Ni−B,Co−P,Ni−W−P,Ni−Co−P,Co−W−P,Co−W−B)などがあるが、いずれの無電解めっきプロセスでも被処理材の全面に亘る膜厚の均一性が要求される。
【0008】
ここで、無電解めっきにあっては、被処理材が無電解めっき液と接触すると同時に被めっき面にめっき金属が析出し、めっき液の温度によってめっき金属の析出速度が異なる。このため、被処理材の被めっき面に均一な膜厚のめっき膜を形成するためには、めっき液が被処理材と接触した当初から被めっき面の面内全域におけるめっき液の温度が均一で、接触中の全めっき処理中に亘ってこの温度を一定に保持することが要求される。
【0009】
しかしながら、従来の無電解めっき装置は、一般にヒータを内蔵したホルダの上面または下面に基板等の被処理材を密着させて保持し、ヒータを介して被処理材を加熱した状態で、被処理材の被めっき面に所定の温度に加熱した無電解めっき液を接触させるようにしていた。しかしながら、このように基板をヒータで加熱すると、被処理材の全面における温度が一様にならず、温度均一性に問題があるばかりでなく、被処理材がヒータの熱で乾燥してしまう。
【0010】
また、めっき液のめっき槽内における温度の片寄りを防止し、めっきの均一性を確保するため、被処理材をホルダで保持し、このホルダをモータで回転させることが一般に行われているが、このように、被処理材を保持するホルダを備え、このホルダをモータで回転させるようにすると、構造が複雑化してしまうばかりでなく、例えばめっき槽を多数に配置して、スループットを上げようとすると、装置が大型化したり、フットプリントも同時に増大してしまうといった問題があった。
【0011】
なお、このように、被処理材の全面における温度が一様にならず、温度均一性に問題があるばかりでなく、被処理材を保持するホルダを備え、このホルダをモータで回転させるようにすると、装置として複雑化し、しかもスループットを上げることが困難であることは、電解めっき装置にあっても同様であった。
【0012】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、被処理材をその全面に亘って均一に予熱して被めっき面により均一なめっき膜を容易に形成でき、しかもスループットを容易に上げることが可能なめっき装置及びめっき方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上方に開口し、加熱しためっき液を保持するめっき槽と、前記めっき槽の内部に配置され、被処理材を該被処理材の被めっき面を上向きにし裏面をシールして保持するステージと、前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを、非めっき時には前記ステージの表面より低く該ステージがめっき液に接触する第1レベルに、めっき時には前記ステージで保持した被処理材をめっき液中に浸漬させる第2レベルにそれぞれ調整する液面レベル調整部を有し、めっき液循環槽内で所定の温度に加熱しためっき液を、前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記第1レベルまたは前記第2レベルに保持したまま、前記めっき槽内に供給して循環させることを特徴とするめっき装置である。
【0014】
これにより、非めっき時にステージをめっき槽内に保持しためっき液自体で均一に加熱して、このステージ上に保持した被処理材を均一に予熱することができる。しかも、このように、基板をめっき液自体で予熱することで、基板を保持して加熱するホルダを不要となして、構造の簡素化を図るとともに、基板の乾燥を防止することができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記ステージは、被処理材を水平または傾斜させた状態で保持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置である。このように、被処理材を傾斜させ保持することで、めっき後に被処理材の上面に残っためっき液の液切りをより容易に行うことができる。
【0016】
記めっき槽内のめっき液に、めっき槽内に導入される所定の温度に加熱しためっき液で旋回流を形成する旋回流形成部を更に有するようにしてもよい。このように、めっき槽内に導入されるめっき液でめっき槽内のめっき液に旋回流を形成することで、めっき槽内のめっき液の温度を、例えばモータを使用してホルダ等を回転させることなく、均一にすることができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、前記ステージは回転自在に支承され、めっき液流路を有し、前記ステージを該めっき液流路からめっき槽内に導入される所定の温度に加熱しためっき液で回転させるステージ回転部を更に有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置である。このように、めっき槽内に導入されるめっき液で被処理材を保持するステージを回転させることで、めっき槽内のめっき液の温度を、例えばモータを使用してホルダ等を回転させることなく、均一にすることができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、前記めっき槽の内部に、前記ステージが複数個並列して配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置である。これにより、スループットを上げることができる。
【0019】
請求項に記載の発明は、前記めっき槽は、複数個備えられて多段に積層され、各めっき槽に単一のめっき液循環槽から所定の温度に加熱しためっき液が供給されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置である。これにより、スループットを上げることができる。
【0020】
請求項に記載の発明は、上方に開口し、加熱しためっき液を保持するめっき槽内に配置したステージで被処理材を該被処理材の被めっき面を上向きにして保持し、非めっき時に前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記ステージの表面より低く該ステージがめっき液に接触する第1レベルに保持しながら、めっき槽内に所定の温度に加熱しためっき液を供給して、ステージをめっき液で加熱し、前記ステージが所定の温度に達した時、前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記ステージで保持した被処理材をめっき液中に浸漬させる第2レベルに保持しながら、めっき槽内に所定の温度に加熱しためっき液を供給してめっきを行うことを特徴とするめっき方法である。
【0021】
求項に記載の発明は、前記被処理材を保持するステージを、めっき槽内に導入される所定の温度に加熱しためっき液で回転させることを特徴とする請求項記載のめっき方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、半導体装置における銅配線形成例を工程順に示すもので、先ず、図1(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上にSiOからなる絶縁膜2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術によりコンタクトホール3と配線用の溝4を形成し、その上にTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としての銅シード層6をスパッタリング等により形成する。
【0023】
そして、図1(b)に示すように、半導体基板Wの表面に銅めっきを施すことで、半導体基板Wのコンタクトホール3及び溝4内に銅を充填させるとともに、絶縁膜2上に銅層7を堆積させる。その後、化学的機械的研磨(CMP)により、絶縁膜2上の銅層7を除去して、コンタクトホール3及び配線用の溝4に充填させた銅層7の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように、絶縁膜2の内部に銅シード層6と銅層7からなる配線8を形成する。次に、基板Wの表面に、例えば無電解Ni−Bめっきを施して、図1(d)に示すように、配線8の露出表面にNi−B合金膜からなる保護膜(めっき膜)9を選択的に形成して配線8を保護する。
【0024】
図2は、本発明の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置は、例えば、図1におけるバリア層5の形成、銅シード層6の補強、銅層7の堆積、更には、保護膜(めっき膜)9の形成に使用される。
【0025】
この無電解めっき装置10は、上方に開口し、内部にめっき液12を保持するめっき槽14と、このめっき槽14の内部に配置され、半導体ウエハ等の基板(被処理材)Wを該基板Wの表面(被めっき面)を上向き(フェースアップ)にして保持する円板状の基板ステージ16を有している。この基板ステージ16は、めっき槽14の底部に立設した支軸17の上端に連結されている。更に、基板ステージ16の上面外周部には、基板Wの裏面外周部に接触するリング状のシール材18が取付けられ、このシール材18の内部を真空引きすることで、基板Wの裏面外周部をシール材18でシールしながら基板Wを真空チャックするようになっている。
【0026】
めっき槽14の底部に複数のめっき液導入路20が設けられ、側壁の上下2カ所に第1めっき液排出路22a及び第2めっき液排出路22bが設けられている。そして、内部にヒータ等の加熱装置24を有するめっき液循環槽26から延び、内部にポンプ28を介装しためっき液供給管30とめっき液導入路20とが接続され、めっき液循環槽26から延びるめっき液戻り管32にめっき液排出路22a,22bが接続されている。これにより、めっき液12は、めっき液循環槽26内で所定の温度に加熱され、ポンプ28の駆動に伴って、めっき液導入路20からめっき槽14の内部に導入され、第1めっき液排出路22aまたは第2めっき液排出路22bをオーバフローして、めっき液循環槽26に戻るようになっている。このめっき液12の温度は、例えば25〜90℃程度で、好ましくは55〜85℃程度であり、更に好ましくは60〜80℃程度である。
更に、めっき液供給管30のポンプ28の下流側には、三方弁34が介装され、この三方弁34にめっき液の一部をめっき液循環槽26に逃すめっき液逃し管36が接続されている。
【0027】
ここに、めっき槽14の側部に設けられた第1めっき液排出路22aは、このめっき液排出路22aを通ってめっき液12がオーバフローする時、このめっき液12の液面レベルが基板ステージ16で保持した基板Wの上方に位置して基板Wをめっき液12中に浸漬させる位置に設置され、第2めっき液排出路22bは、このめっき液排出路22bを通ってめっき液12がオーバフローする時、このめっき液12の液面レベルが基板ステージ16の表面より僅かに下方に位置する位置に設置されている。そして、これらの各めっき液排出路22a,22bには、開閉弁38a,38bがそれぞれ介装され、更に、この開閉弁38a,38bを制御する制御部40が備えられて、液面レベル調整部42が構成されている。
【0028】
これにより、非めっき時には、下方に位置する第2めっき液排出路22bを開くことで、めっき槽14内のめっき液12の液面レベルを基板ステージ16の表面より僅かに下方に位置させ、これによって、基板ステージ16をめっき槽14内のめっき液12で加熱して基板ステージ16を予熱する。そして、めっき時には、下方に位置する第2めっき液排出路22bを閉じ、上方に位置する第1めっき液排出路22aを開くことで、めっき槽14内のめっき液12の液面レベルを基板ステージ16で保持した基板Wの上方に位置させて、基板Wをめっき液12中に浸漬させるようになっている。
更に、基板ステージ16の上方には、この基板ステージ16で保持した基板Wの上面(めっき面)にNガス等の不活性ガスを導入して、基板Wの上面(表面)に残っためっき液の液切りを行う不活性ガス導入部44が設けられている。
【0029】
この実施の形態の無電解めっき装置にあっては、先ず1枚目の基板Wにめっきを行うときには、基板ステージ16で基板Wを保持した状態で、液温を所定の温度、例えば、70℃としてめっき液12をめっき液循環槽26からめっき槽14内に導入し、下方に位置する第2めっき液排出路22bからオーバフローさせる。これにより、基板ステージ16をめっき液12に接触させて基板ステージ16を予熱する。
【0030】
そして、基板ステージ16が所定の温度に達した時に、下方に位置する第2めっき液排出路22bを閉じ、めっき槽14内のめっき液12の液面レベルを上昇させて、めっき液12を第1めっき液排出路22aからオーバフローさせ、これによって、基板ステージ16で保持した基板Wをめっき液12に浸漬させて、露出した上面(表面)にめっきを行う。
【0031】
めっき終了後、第2めっき液排出路22bを開き、めっき槽14内のめっき液12の液面レベルを下げて基板ステージ16で保持した基板Wを露出させ、この基板ステージ16で保持した基板Wの表面(上面)にNガス等の不活性ガスを導入して、基板Wの表面に残っためっき液の液切りを行い、しかる後、めっき後の基板Wを次工程に搬出する。
そして、2枚目以降の基板にあっては、前述のようにして、第2めっき液排出路22bからめっき液12をオーバフローさせて、めっき液12で基板ステージ16を加熱した状態で、この上面に基板Wを載置保持して、前述の動作を繰り返す。
【0032】
このように、非めっき時に基板ステージ16をめっき槽14内に保持しためっき液12自体で均一に加熱して、この基板ステージ16上に保持した基板Wに温度の低い接触部分をなくすことで、従来のめっき装置に一般に備えられている基板を保持して加熱するホルダを不要となして、構造の簡素化を図るとともに、基板の乾燥を防止することができる。
【0033】
図3は、本発明の第2の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10aは、シール材18aとして、截頭台形状のものを使用し、これによって、基板Wを水平面に対して、傾斜角θをもって傾斜させて基板ステージ16で保持するようにしたものである。この傾斜角θは、例えば5〜10゜である。その他の構成は、図2に示すものと同様である。このように、基板Wを水平面に対して傾斜させ保持することで、めっき後に基板Wの表面(上面)に残っためっき液の液切りをより容易に行うことができる。
【0034】
図4及び図5は、本発明の第3の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10bは、めっき槽14の側部に設けた第1めっき液排出路22aの下方に、円周方向に沿った所定のピッチで、かつめっき槽14の直径方向に対して傾斜させた状態で、複数の第1めっき液導入路46aを設け、また、めっき槽14の側部に設けた第2めっき液排出路22bの下方にも、円周方向に沿った所定のピッチで、かつめっき槽14の直径方向に対して傾斜させた状態で、複数の第2めっき液導入路46bを設けている。更に、内部を基板ステージ16の内部にも、支軸17の内部に設けためっき液流通部48に連通し、一方向に湾曲して螺旋状に延びる複数の第3めっき液導入路46cを設け、これらのめっき液導入路46a,46b,46cで旋回流形成部を構成している。その他の構成は、図2に示すものと同様である。
【0035】
この例によれば、非めっき時に、第2めっき液導入路46bと第3めっき液導入路46cからめっき槽14の内部にめっき液12を導入して、第2めっき液排出路22bからめっき槽14内のめっき液12をオーバフローさせ、これによって、めっき槽14内のめっき液12に旋回流を形成する。また、めっき時には、更に第1めっき液導入路46aからもめっき槽14の内部にめっき液12を導入して、第1めっき液排出路22aからめっき槽14内のめっき液12をオーバフローさせ、これによって、めっき槽14内のめっき液12に旋回流を形成するようになっている。
【0036】
このように、めっき槽14内に導入されるめっき液12でめっき槽14内のめっき液12に旋回流を形成することで、めっき槽14内のめっき液12の温度を、例えば従来一般に使用されているように、モータを使用してホルダ等を回転させることなく、均一にすることができる。このめっき液12の旋回速度は、めっき液12の温度が均一になる、例えば1〜3rpm程度でよい。
【0037】
図6及び図7は、本発明の第4の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10cは、基板ステージ16を上端に連結した支軸17をめっき槽14の底部に回転自在に支承するとともに、この支軸17を包囲するようにめっき液導入路52を配置し、このめっき液導入路52のめっき槽14の内部に位置する位置に、めっき液12を放射状に噴射する複数のめっき液噴射口52aを設け、更に基板ステージ16の裏面に、めっき液噴射口52aから噴射されるめっき液12に衝突するように、複数の羽根50を設けて、ステージ回転部を構成したものである。その他の構成は、図2に示すものと同様である。
【0038】
この例によれば、めっき液導入路52のめっき液噴射口52aからめっき槽14内にめっき液12が導入され、この時に導入されるめっき液12が羽根50に衝突して羽根両面に形成した圧力差によって基板ステージ16が回転する。このように、めっき槽14内に導入されるめっき液で基板ステージ16を回転させることで、めっき槽14内のめっき液12の温度を、例えば従来一般に使用されているように、モータを使用してホルダ等を回転させることなく、均一にすることができる。この基板ステージ16の回転速度は、めっき液12の温度が均一になる、例えば1〜3rpm程度でよい。
【0039】
図8及び図9は、本発明の第5の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10dは、基板ステージ16の裏面に、内部に一方向に湾曲して螺旋状に延びる複数のめっき液流路54aを有する回転体54を固着し、これによって、めっき液導入路52のめっき液噴射口52aから噴射されるめっき液12が、このめっき液流路54aに沿って流れることで、基板ステージ16を回転させるようにしたものである。その他の構成は、図6及び図7に示すものと同様である。
【0040】
図10は、本発明の第6の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10eは、大型のめっき槽14aの内部に、複数(図示では2個)の基板ステージ16を設置したものである。この例によれば、めっき槽14a内に導入されるめっき液12で基板ステージ16を所定の温度に予熱することができるので、従来のめっき装置に一般に備えられている、基板を保持して加熱し、必要に応じて回転させる基板ホルダを備える必要がなくなり、このため、このように、大型のめっき槽14aの内部に、複数(図示では2個)の基板ステージ16を配置し、基板の並行処理を行うことで、スループットを向上させることができる。
【0041】
図11は、本発明の第7の実施の形態の無電解めっき装置を示す。この無電解めっき装置10fは、内部に基板ステージ16を設置しためっき槽14を多段(図示では2段)に積層し、この各めっき槽14の内部に、単一のめっき液循環槽からめっき液を供給するようにしたものである。前述のように、従来のめっき装置に一般に備えられている基板ホルダを備えることなく、基板Wを所定の温度に予熱することができるため、このような構成が可能となり、これによって、基板の並行処理を行うことで、スループットを向上させることができる。
なお、図10及び図11に示す例では、めっき槽内に導入されるめっき液でめっき槽内のめっき液に旋回流を形成したり、基板を保持する基板ステージを回転させるようにしていないが、このように構成してもよいことは勿論である。
【0042】
図12は、例えば、図2に示す無電解めっき装置10により一連のめっき処理を行うめっき処理装置の全体構成を示す。このめっき処理装置は、各一対の無電解めっき装置10、ロード・アンロード部70、例えばPd触媒を付与する触媒処理や露出配線表面に付着した酸化膜を除去する酸化膜除去処理等のめっき前処理を行うめっき前処理装置72、粗洗浄可能な仮置き部74及び後洗浄装置76を有し、更にロード・アンロード部70、後洗浄装置76及び仮置き部74の間で基板Wを搬送する第1搬送装置78aと、無電解めっき装置10、めっき前処理装置72及び仮置き部74の間に基板Wを搬送する第2搬送装置78bが備えられている。
【0043】
次に、上記のように構成しためっき処理装置による一連のめっき処理の工程について説明する。まず、ロード・アンロード部70に保持された基板Wを第1搬送装置78aにより取出し、仮置き部74に置く。第2搬送装置78bは、これをめっき前処理装置72に搬送し、ここでPdCl液等の触媒による触媒付与処理や露出配線表面に付着した酸化膜を除去する酸化膜除去処理等のめっき前処理を行い、しかる後リンスする。
【0044】
第2搬送装置78bは、基板Wをさらに無電解めっき装置10に運び、ここで所定の還元剤と所定のめっき液を用いて無電解めっき処理を行う。次に、第2搬送装置78bでめっき後の基板を無電解めっき装置10から取出して仮置き部74に運ぶ。仮置き部74では、基板の粗洗浄を行う。そして、第1搬送装置78aは、この基板を後洗浄装置76に運び、この後洗浄装置76でペンシル・スポンジによる仕上げの洗浄とスピンドライによる乾燥を行って、ロード・アンロード部70へ戻す。基板は後にめっき装置や酸化膜形成装置に搬送される。
【0045】
図13は、図1に示す保護膜9を形成する一連のめっき処理(蓋めっき処理)を行うめっき処理装置の全体構成を示す。このめっき処理装置は、ロード・アンロード部80、前処理部82、Pd付着部84、めっき前処理部86、無電解めっき装置10及び洗浄・乾燥処理部88を有し、更に、搬送経路90に沿って走行自在で、これらの間で基板の受渡しを行う搬送装置92が備えられている。
【0046】
次に、上記のように構成しためっき処理装置による一連のめっき処理(蓋めっき処理)の工程について説明する。まず、ロード・アンロード部80に保持された基板Wを搬送装置92により取出し、前処理部82に搬送し、ここで、基板に例えば基板表面を再度洗浄する前処理を施す。そして、銅層7(図1参照)の表面にPd付着部84でPdを付着させて銅層7の露出表面を活性化させ、しかる後、めっき前処理部86でめっき前処理、例えば中和処理を施す。次に、無電解めっき装置10に搬送し、ここで、活性化した銅層7の表面に、例えばCo−W−Pによる選択的な無電解めっきを施し、これによって、図1(d)に示すように、銅層7の露出表面をCo−W−P膜(保護膜)9で保護する。この無電解めっき液としては、例えば、コバルトの塩とタングステンの塩に、還元剤、錯化剤、pH緩衝剤及びpH調整剤を添加したものがあげられる。
【0047】
なお、研磨後に露出した表面に、例えば無電解Ni−Bめっきを施して、配線8の外部への露出表面に、Ni−B合金膜からなる保護膜(めっき膜)9を選択的に形成して配線8を保護するようにしてもよい。この保護膜9の膜厚は、0.1〜500nm、好ましくは、1〜200nm、更に好ましくは、10〜100nm程度である。
【0048】
この保護膜9を形成する無電解Ni−Bめっき液としては、例えばニッケルイオン、ニッケルイオンの錯化剤、ニッケルイオンの還元剤としてのアルキルアミンボランまたは硼素化水素化合物を含有し、pH調整にTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)を使用して、pHを5〜12に調整したものが使用される。
次に、この蓋めっき処理後の基板Wを洗浄・乾燥処理部88に搬送して洗浄・乾燥処理を行い、この洗浄・乾燥後の基板Wを搬送装置92でロード・アンロード部80のカセットに戻す。
【0049】
なお、この例では、蓋めっき処理として、Co−W−P無電解めっき処理を施す前に、Pdを付着することによって活性化させた銅層7の露出表面をCo−W−P膜で選択的に被覆するようにした例を示しているが、これに限定されないことは勿論である。
また、上記の各例は、無電解めっき装置に適用した例を示しているが、めっき中にアノードとカソードとの間にめっき電流を流すようにした電解めっき装置にも適用できることは勿論である。
【0050】
図14は、前述のめっき装置を備えた基板処理装置の平面配置図を示す。図示するように、この基板処理装置は、半導体基板を収容した基板カセットの受け渡しを行う搬入・搬出エリア520と、プロセス処理を行うプロセスエリア530と、プロセス処理後の半導体基板の洗浄及び乾燥を行う洗浄・乾燥エリア540を具備する。洗浄・乾燥エリア540は、搬入・搬出エリア520とプロセスエリア530の間に配置されている。搬入・搬出エリア520と洗浄・乾燥エリア540には隔壁521を設け、洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア530の間には隔壁523を設けている。
【0051】
隔壁521には、搬入・搬出エリア520と洗浄・乾燥エリア540との間で半導体基板を受け渡すための通路(図示せず)を設け、該通路を開閉するためのシャッター522を設けている。また、隔壁523にも洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア530との間で半導体基板を受け渡すための通路(図示せず)を設け、該通路を開閉するためのシャッター524を設けている。洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア530は独自に給排気できるようになっている。
【0052】
上記構成の半導体基板配線用の基板処理装置はクリーンルーム内に設置され、各エリアの圧力は、
(搬入・搬出エリア520の圧力)>(洗浄・乾燥エリア540の圧力)>(プロセスエリア530の圧力)
に設定され、且つ搬入・搬出エリア520の圧力は、クリーンルーム内圧力より低く設定される。これにより、プロセスエリア530から洗浄・乾燥エリア540に空気が流出しないようにし、洗浄・乾燥エリア540から搬入・搬出エリア520に空気が流出しないようにし、さらに搬入・搬出エリア520からクリーンルーム内に空気が流出しないようにしている。
【0053】
搬入・搬出エリア520には、半導体基板を収容した基板カセットを収納するロードユニット520aとアンロードユニット520bが配置されている。洗浄・乾燥エリア540には、めっき処理後の処理を行う各2基の水洗部541、乾燥部542が配置されると共に、半導体基板の搬送を行う搬送部(搬送ロボット)543が備えられている。ここに水洗部541としては、例えば前端にスポンジがついたペンシル型のものやスポンジ付きローラ形式のものが用いられる。乾燥部542としては、例えば半導体基板を高速でスピンさせて脱水、乾燥させる形式のものが用いられる。
プロセスエリア530内には、半導体基板のめっきの前処理を行う前処理槽531と、銅めっき処理を行うめっき槽(めっき装置)532が配置されると共に、半導体基板の搬送を行う搬送部(搬送ロボット)533が備えられている。
【0054】
図15は、基板処理装置内の気流の流れを示す。洗浄・乾燥エリア540においては、配管546より新鮮な外部空気が取込まれ、高性能フィルタ544を通してファンにより押込まれ、天井540aよりダウンフローのクリーンエアとして水洗部541、乾燥部542の周囲に供給される。供給されたクリーンエアの大部分は、床540bより循環配管545により天井540a側に戻され、再び高性能フィルタ544を通してファンにより押込まれて、洗浄・乾燥エリア540内に循環する。一部の気流は、水洗部541及び乾燥部542内からダクト552を通って排気される。
【0055】
プロセスエリア530は、ウエットゾーンといいながらも、半導体基板表面にパーティクルが付着することは許されない。このためプロセスエリア530内に天井530aより、ファンにより押込まれて高性能フィルタ533を通してダウンフローのクリーンエアを流すことにより、半導体基板にパーティクルが付着することを防止している。
【0056】
しかしながら、ダウンフローを形成するクリーンエアの全流量を外部からの給排気に依存すると、膨大な給排気量が必要となる。このため、室内を負圧に保つ程度の排気のみをダクト553よりの外部排気とし、ダウンフローの大部分の気流を、配管534,535を通した循環気流でまかなうようにしている。
【0057】
循環気流とした場合に、プロセスエリア530を通過したクリーンエアは、薬液ミストや気体を含むため、これをスクラバ536及びミトセパレータ537,538を通して除去する。これにより天井530a側の循環ダクト534に戻ったエアは、薬液ミストや気体を含まないものとなり、再びファンにより押込まれて高性能フィルタ533を通ってプロセスエリア530内にクリーンエアとして循環する。
【0058】
床部530bよりプロセスエリア530内を通ったエアの一部は、ダクト553を通って外部に排出され、薬液ミストや気体を含むエアがダクト553を通って外部に排出される。天井530aのダクト539からは、これらの排気量に見合った新鮮な空気がプロセスエリア530内に負圧に保った程度に供給される。
【0059】
上記のように搬入・搬出エリア520、洗浄・乾燥エリア540及びプロセスエリア530のそれぞれの圧力は、
(搬入・搬出エリア520の圧力)>(洗浄・乾燥エリア540の圧力)>(プロセスエリア530の圧力)
に設定されている。従って、シャッター522,524(図14参照)を開放すると、これらのエリア間の空気の流れは、図15に示すように、搬入・搬出エリア520、洗浄・乾燥エリア540及びプロセスエリア530の順に流れる。また、排気はダクト552及び553を通して、図17に示すように、集合排気ダクト554に集められる。
【0060】
図16は、基板処理装置がクリーンルーム内に配置された一例を示す外観図である。搬入・搬出エリア520のカセット受渡し口555と操作パネル556のある側面が仕切壁557で仕切られたクリーンルームのクリーン度の高いワーキングゾーン558に露出しており、その他の側面は、クリーン度の低いユーティリティゾーン559に収納されている。
【0061】
上記のように、洗浄・乾燥エリア540を搬入・搬出エリア520とプロセスエリア530の間に配置し、搬入・搬出エリア520と洗浄・乾燥エリア540の間及び洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア530の間にはそれぞれ隔壁521を設けたので、ワーキングゾーン558から乾燥した状態でカセット受渡し口555を通して半導体基板配線用の基板処理装置内に搬入される半導体基板は、基板処理装置内でめっき処理され、洗浄・乾燥した状態でワーキングゾーン558に搬出されるので、半導体基板面にはパーティクルやミストが付着することなく、且つクリーンルーム内のクリーン度の高いワーキングゾーン558をパーティクルや薬液や洗浄液ミストで汚染することはない。
【0062】
なお、図14及び図15では、基板処理装置が搬入・搬出エリア520、洗浄・乾燥エリア540、プロセスエリア530を具備する例を示したが、プロセスエリア530内又はプロセスエリア530に隣接してCMP装置を配置するエリアを設け、該プロセスエリア530又はCMP装置を配置するエリアと搬入・搬出エリア520の間に洗浄・乾燥エリア540を配置するように構成しても良い。要は半導体基板配線用の基板処理装置に半導体基板が乾燥状態で搬入され、めっき処理の終了した半導体基板が洗浄され、乾燥した状態で排出される構成であればよい。
【0063】
上記例では、基板処理装置を半導体基板配線用のめっき装置を例に説明したが、基板は半導体基板に限定されるものではなく、まためっき処理する部分も基板面上に形成された配線部に限定されるものではない。また、上記例では銅めっきを例に説明したが、銅めっきに限定されるものではない。
【0064】
図18は、半導体基板配線用の他の基板処理装置の平面構成を示す図である。図示するように、半導体基板配線用の基板処理装置は、半導体基板を搬入する搬入部601、銅めっきを行う銅めっき槽602、水洗浄を行う水洗槽603,604、化学機械研磨(CMP)を行うCMP部605、水洗槽606,607、乾燥槽608及び配線層形成が終了した半導体基板を搬出する搬出部609を具備し、これら各槽に半導体基板を移送する図示しない基板移送手段が1つの装置として配置され、半導体基板配線用の基板処理装置を構成している。
【0065】
上記配置構成の基板処理装置において、基板移送手段により、搬入部601に載置された基板カセット601−1から、配線層が形成されていない半導体基板を取り出し、銅めっき槽602に移送する。該銅めっき槽602において、配線溝や配線孔(コンタクトホール)からなる配線部を含む半導体基板Wの表面上に銅めっき層を形成する。
【0066】
前記銅めっき層602で銅めっき層の形成が終了した半導体基板Wを、基板移送手段で水洗槽603及び水洗槽604に移送し、水洗を行う。続いて該水洗浄の終了した半導体基板Wを基板移送手段でCMP部605に移送し、該CMP部605で、銅めっき層から配線溝や配線孔に形成した銅めっき層を残して半導体基板Wの表面上の銅めっき層を除去する。
【0067】
続いて上記のように銅めっき層から配線溝や配線孔からなる配線部に形成した銅めっき層を残して半導体基板Wの表面上の不要の銅めっき層の除去が終了した半導体基板Wを、基板移送手段で水洗槽606及び水洗槽607に送り、水洗浄し、更に水洗浄の終了した半導体基板Wは乾燥槽608で乾燥させ、乾燥の終了した半導体基板Wを配線層の形成の終了した半導体基板として、搬出部609の基板カセット609−1に格納する。
【0068】
図19は、半導体基板配線用の他の基板処理装置の平面構成を示す図である。図19に示す基板処理装置が図18に示す装置と異なる点は、銅めっき槽602、銅めっき膜の表面に保護膜を形成する蓋めっき槽612、CMP部615、水洗槽613、614を追加し、これらを含め1つの装置として構成した点である。
【0069】
上記配置構成の基板処理装置において、配線溝や配線孔(コンタクトホール)からなる配線部を含む半導体基板Wの表面上に銅めっき層を形成する。続いて、CMP部605で銅めっき層から配線溝や配線孔に形成した銅めっき層を残して半導体基板Wの表面上の銅めっき層を除去する。
【0070】
続いて、上記のように銅めっき層から配線溝や配線孔からなる配線部に形成した銅めっき層を残して半導体基板Wの表面上の銅めっき層を除去した半導体基板Wを水洗槽610に移送し、ここで水洗浄する。続いて、前処理槽611で、後述する蓋めっきを行うための前処理を行う。該前処理の終了した半導体基板Wを蓋めっき槽612に移送し、蓋めっき槽612で配線部に形成した銅めっき層の上に保護膜を形成する。この保護膜としては、例えばNi−B無電解めっき槽を用いる。保護膜を形成した後、半導体基板Wを水洗槽606,607で水洗浄し、更に乾燥槽608で乾燥させる。
そして、銅めっき層上に形成した保護膜の上部をCMP部615で研磨し、平坦化して、水洗槽613,614で水洗浄した後、乾燥槽608で乾燥させ、半導体基板Wを搬出部609の基板カセット609−1に格納する。
【0071】
図20は半導体基板配線用の他の基板処理装置の平面構造を示す図である。図示するように、この基板処理装置は、ロボット616を中央に配置し、その周囲のロボットアーム616−1が到達する範囲に銅めっきを行う銅めっき槽602、水洗槽603、水洗槽604、CMP部605、蓋めっき槽612、乾燥槽608及びロード・アンロード部617を配置して1つの装置として構成したものである。なお、ロード・アンロード部617に隣接して半導体基板の搬入部601及び搬出部609が配置されている。
【0072】
上記構成の半導体基板配線用の基板処理装置において、半導体基板の搬入部601から配線めっきの済んでいない半導体基板がロード・アンロード部617に移送され、該半導体基板をロボットアーム616−1が受け取り、銅めっき槽602に移送し、該めっき槽で配線溝や配線孔からなる配線部を含む半導体基板の表面上に銅めっき層を形成する。該銅めっき層の形成された半導体基板をロボットアーム616−1によりCMP部605に移送し、該CMP部605で銅めっき層から配線溝や配線孔からなる配線部に形成した銅めっき層を残して半導体基板Wの表面上の余分な銅めっき層を除去する。
【0073】
表面の余分な銅めっき層が除去された半導体基板はロボットアーム616−1により、水洗槽604に移送され、水洗処理された後、前処理槽611に移送され、該前処理槽611でカバーメッキ前の前処理が行われる。該前処理の終了した半導体基板はロボットアーム616−1により、カバーメッキ槽612に移送され、該カバーメッキ槽612で、配線溝や配線孔からなる配線部に形成され銅めっき層の上に保護膜を形成する。保護膜が形成された半導体基板はロボットアーム616−1により、水洗槽604に移送されここで水洗処理された後、乾燥槽608に移送され、乾燥した後、ロード・アンロード部617に移送される。該配線めっきの終了した半導体基板は搬出部609に移送される。
【0074】
図21は、他の半導体基板処理装置の平面構成を示す図である。この半導体基板処理装置は、ロード・アンロード部701、銅めっきユニット702、第1ロボット703、第3洗浄機704、反転機705、反転機706、第2洗浄機707、第2ロボット708、第1洗浄機709、第1ポリッシング装置710及び第2ポリッシング装置711を配置した構成である。第1ロボット703の近傍には、めっき前後の膜厚を測定するめっき前後膜厚測定機712、研磨後で乾燥状態の半導体基板Wの膜厚を測定する乾燥状態膜厚測定機713が配置されている。
【0075】
第1ポリッシング装置(研磨ユニット)710は、研磨テーブル710−1、トップリング710−2、トップリングヘッド710−3、膜厚測定機710−4、プッシャー710−5を具備している。第2ポリッシング装置(研磨ユニット)711は、研磨テーブル711−1、トップリング711−2、トップリングヘッド711−3、膜厚測定機711−4、プッシャー711−5を具備している。
【0076】
コンタクトホールと配線用の溝が形成され、その上にシード層が形成された半導体基板Wを収容したカセット701−1をロード・アンロード部701のロードポートに載置する。第1ロボット703は、半導体基板Wをカセット701−1から取り出し、銅めっきユニット702に搬入し、銅めっき膜を形成する。その時、めっき前後膜厚測定機712でシード層の膜厚を測定する。銅めっき膜の成膜は、まず半導体基板Wの表面の親水処理を行い、その後銅めっきを行って形成する。銅めっき膜の形成後、銅めっきユニット702でリンス若しくは洗浄を行う。時間に余裕があれば、乾燥してもよい。
【0077】
第1ロボット703で銅めっきユニット702から半導体基板Wを取り出したとき、めっき前後膜厚測定機712で銅めっき膜の膜厚を測定する。その測定結果は、記録装置(図示せず)に半導体基板の記録データとして記録され、なお且つ、銅めっきユニット702の異常の判定にも使用される。膜厚測定後、第1ロボット703が反転機705に半導体基板Wを渡し、該反転機705で反転させる(銅めっき膜が形成された面が下になる)。第1ポリッシング装置710、第2ポリッシング装置711による研磨には、シリーズモードとパラレルモードがある。以下、シリーズモードの研磨について説明する。
【0078】
シリーズモード研磨は、1次研磨をポリッシング装置710で行い、2次研磨をポリッシング装置711で行う研磨である。第2ロボット708で反転機705上の半導体基板Wを取り上げ、ポリッシング装置710のプッシャー710−5上に半導体基板Wを載せる。トップリング710−2はプッシャー710−5上の該半導体基板Wを吸着し、研磨テーブル710−1の研磨面に半導体基板Wの銅めっき膜形成面を当接押圧し、1次研磨を行う。該1次研磨では基本的に銅めっき膜が研磨される。研磨テーブル710−1の研磨面は、IC1000のような発泡ポリウレタン、又は砥粒を固定若しくは含浸させたもので構成されている。該研磨面と半導体基板Wの相対運動で銅めっき膜が研磨される。
【0079】
銅めっき膜の研磨終了後、トップリング710−2で半導体基板Wをプッシャー710−5上に戻す。第2ロボット708は、該半導体基板Wを取り上げ、第1洗浄機709に入れる。この時、プッシャー710−5上にある半導体基板Wの表面及び裏面に薬液を噴射しパーティクルを除去したり、つきにくくしたりすることもある。
【0080】
第1洗浄機709において洗浄終了後、第2ロボット708で半導体基板Wを取り上げ、第2ポリッシング装置711のプッシャー711−5上に半導体基板Wを載せる。トップリング711−2でプッシャー711−5上の半導体基板Wを吸着し、該半導体基板Wのバリア層を形成した面を研磨テーブル711−1の研磨面に当接押圧して2次研磨を行う。この2次研磨ではバリア層が研磨される。但し、上記1次研磨で残った銅膜や酸化膜も研磨されるケースもある。
【0081】
研磨テーブル711−1の研磨面は、IC1000のような発泡ポリウレタン、又は砥粒を固定若しくは含浸させたもので構成され、該研磨面と半導体基板Wの相対運動で研磨される。このとき、砥粒若しくはスラリーには、シリカ、アルミナ、セリア等が用いられる。薬液は、研磨したい膜種により調整される。
【0082】
2次研磨の終点の検知は、光学式の膜厚測定機を用いてバリア層の膜厚を測定し、膜厚が0になったこと又はSiOからなる絶縁膜の表面検知で行う。また、研磨テーブル711−1の近傍に設けた膜厚測定機711−4として画像処理機能付きの膜厚測定機を用い、酸化膜の測定を行い、半導体基板Wの加工記録として残したり、2次研磨の終了した半導体基板Wを次の工程に移送できるか否かの判定を行う。また、2次研磨終点に達していない場合は、再研磨を行ったり、なんらかの異常で規定値を超えて研磨された場合は、不良品を増やさないように次の研磨を行わないよう半導体基板処理装置を停止させる。
【0083】
2次研磨終了後、トップリング711−2で半導体基板Wをプッシャー711−5まで移動させる。プッシャー711−5上の半導体基板Wは第2ロボット708で取り上げる。この時、プッシャー711−5上で薬液を半導体基板Wの表面及び裏面に噴射してパーティクルを除去したり、つきにくくすることがある。
【0084】
第2ロボット708は、半導体基板Wを第2洗浄機707に搬入し、洗浄を行う。第2洗浄機707の構成も第1洗浄機709と同じ構成である。半導体基板Wの表面は、主にパーティクル除去のために、純水に界面活性剤、キレート剤、またpH調整剤を加えた洗浄液を用いて、PVAスポンジロールによりスクラブ洗浄される。半導体基板Wの裏面には、ノズルからDHF等の強い薬液を噴出し、拡散している銅をエッチングしたり、又は拡散の問題がなければ、表面と同じ薬液を用いてPVAスポンジロールによるスクラブ洗浄をする。
【0085】
上記洗浄の終了後、半導体基板Wを第2ロボット708で取り上げ、反転機706に移し、該反転機706で反転させる。該反転させた半導体基板Wを第1ロボット703で取り上げ第3洗浄機704に入れる。第3洗浄機704では、半導体基板Wの表面に超音波振動により励起されたメガソニック水を噴射して洗浄する。そのとき純水に界面活性剤、キレート剤、またpH調整剤を加えた洗浄液を用いて公知のペンシル型スポンジで半導体基板Wの表面を洗浄してもよい。その後、スピン乾燥により、半導体基板Wを乾燥させる。
上記のように研磨テーブル711−1の近傍に設けた膜厚測定機711−4で膜厚を測定した場合は、そのままロード・アンロード部701のアンロードポートに載置するカセットに収容する。
【0086】
図22は、他の半導体基板処理装置の平面構成を示す図である。この半導体基板処理装置の図21に示す半導体基板処理装置と異なる点は、図21に示す銅めっきユニット702の代わりに蓋めっきユニット750を設けた点である。
銅膜を形成した半導体基板Wを収容したカセット701−1は、ロード・アンロード部701に載置される。半導体基板Wは、カセット701−1から取り出され、第1ポリッシング装置710または第2ポリッシング装置711に搬送されて、ここで銅膜の表面が研磨される。この研磨終了後、半導体基板Wは、第1洗浄機709に搬送されて洗浄される。
【0087】
第1洗浄機709で洗浄された半導体基板Wは、蓋めっきユニット750に搬送され、ここで銅めっき膜の表面に保護膜が形成され、これによって、銅めっき膜が大気中で酸化することが防止される。蓋めっきを施した半導体基板Wは、第2ロボット708によって蓋めっきユニット750から第2洗浄機707に搬送され、ここで純水または脱イオン水で洗浄される。この洗浄後の半導体基板Wは、ロード・アンロード部701に載置されたカセット701−1に戻される。
【0088】
図23は、更に他の半導体基板処理装置の平面構成を示す図である。この半導体基板処理装置の図22に示す半導体基板処理装置と異なる点は、図22に示す第1洗浄機709の代わりにアニールユニット751を設けた点である。
前述のようにして、第1ポリッシング装置710または第2ポリッシング装置711で研磨され、第2洗浄機707で洗浄された半導体基板Wは、蓋めっきユニット750に搬送され、ここで銅めっき膜の表面に蓋めっきが施される。この蓋めっきが施された半導体基板Wは、第1ロボット703によって、蓋めっきユニット750から第3洗浄機704に搬送され、ここで洗浄される。
【0089】
第1洗浄機709で洗浄された半導体基板Wは、アニールユニット751に搬送され、ここでアニールされる。これによって、銅めっき膜が合金化されて銅めっき膜のエレクトロンマイグレーション耐性が向上する。アニールが施された半導体基板Wは、アニールユニット751から第2洗浄機707に搬送され、ここで純水または脱イオン水で洗浄される。この洗浄後の半導体基板Wは、ロード・アンロード部701に載置されたカセット701−1に戻される。
【0090】
図24は、基板処理装置の他の平面配置構成を示す図である。図24において、図21と同一符号を付した部分は、同一又は相当部分を示す。この基板研磨装置は、第1ポリッシング装置710と第2ポリッシング装置711に接近してプッシャーインデクサー725を配置し、第3洗浄機704と銅めっきユニット702の近傍にそれぞれ基板載置台721、722を配置し、第1洗浄機709と第3洗浄機704の近傍にロボット723を配置し、第2洗浄機707と銅めっきユニット702の近傍にロボット724を配置し、更にロード・アンロード部701と第1ロボット703の近傍に乾燥状態膜厚測定機713を配置している。
【0091】
上記構成の基板処理装置において、第1ロボット703は、ロード・アンロード部701のロードポートに載置されているカセット701−1から半導体基板Wを取り出し、乾燥状態膜厚測定機713でバリア層及びシード層の膜厚を測定した後、該半導体基板Wを基板載置台721に載せる。なお、乾燥状態膜厚測定機713が、第1ロボット703のハンドに設けられている場合は、そこで膜厚を測定し、基板載置台721に載せる。第2ロボット723で基板載置台721上の半導体基板Wを銅めっきユニット702に移送し、銅めっき膜を成膜する。銅めっき膜の成膜後、めっき前後膜厚測定機712で銅めっき膜の膜厚を測定する。その後、第2ロボット723は、半導体基板Wをプッシャーインデクサー725に移送し搭載する。
【0092】
〔シリーズモード〕
シリーズモードでは、トップリングヘッド710−2がプッシャーインデクサー725上の半導体基板Wを吸着し、研磨テーブル710−1に移送し、研磨テーブル710−1上の研磨面に該半導体基板Wを押圧して研磨を行う。研磨の終点検知は上記と同様な方法で行い、研磨終了後の半導体基板Wはトップリングヘッド710−2でプッシャーインデクサー725に移送され搭載される。第2ロボット723で半導体基板Wを取り出し、第1洗浄機709に搬入し洗浄し、続いてプッシャーインデクサー725に移送し搭載する。
【0093】
トップリングヘッド711−2がプッシャーインデクサー725上の半導体基板Wを吸着し、研磨テーブル711−1に移送し、その研磨面に該半導体基板Wを押圧して研磨を行う。研磨の終点検知は上記と同様な方法で行い、研磨終了後の半導体基板Wは、トップリングヘッド711−2でプッシャーインデクサー725に移送され搭載される。第3ロボット724は、半導体基板Wを取り上げ、膜厚測定機726で膜厚を測定した後、第2洗浄機707に搬入し洗浄する。続いて第3洗浄機704に搬入し、ここで洗浄した後にスピンドライで乾燥を行い、その後、第3ロボット724で半導体基板Wを取り上げ、基板載置台722上に載せる。
【0094】
〔パラレルモード〕
パラレルモードでは、トップリングヘッド710−2又は711−2がプッシャーインデクサー725上の半導体基板Wを吸着し、研磨テーブル710−1又は711−1に移送し、研磨テーブル710−1又は711−1上の研磨面に該半導体基板Wを押圧してそれぞれ研磨を行う。膜厚を測定した後、第3ロボット724で半導体基板Wを取り上げ、基板載置台722上に載せる。
第1ロボット703は、基板載置台722上の半導体基板Wを乾燥状態膜厚測定機713に移送し、膜厚を測定した後、ロード・アンロード部701のカセット701−1に戻す。
【0095】
図25は、基板処理装置の他の平面配置構成を示す図である。この基板処理装置では、シード層が形成されていない半導体基板Wに、シード層及び銅めっき膜を形成し、研磨して回路配線を形成する基板処理装置である。
この基板研磨装置は、第1ポリッシング装置710と第2ポリッシング装置711に接近してプッシャーインデクサー725を配置し、第2洗浄機707とシード層成膜ユニット727の近傍にそれぞれ基板載置台721、722を配置し、シード層成膜ユニット727と銅めっきユニット702に接近してロボット723を配置し、第1洗浄機709と第2洗浄機707の近傍にロボット724を配置し、更にロード・アンロード部701と第1ロボット703の近傍に乾燥膜厚測定機713を配置している。
【0096】
第1ロボット703でロード・アンロード部701のロードポートに載置されているカセット701−1から、バリア層が形成されている半導体基板Wを取り出して基板載置台721に載せる。次に第2ロボット723は、半導体基板Wをシード層成膜ユニット727に搬送し、シード層を成膜する。このシード層の成膜は無電解めっきで行う。第2ロボット723は、シード層の形成された半導体基板をめっき前後膜厚測定機712でシード層の膜厚を測定する。膜厚測定後、銅めっきユニット702に搬入し、銅めっき膜を形成する。
【0097】
銅めっき膜を形成後、その膜厚を測定し、プッシャーインデクサー725に移送する。トップリング710−2又は711−2は、プッシャーインデクサー725上の半導体基板Wを吸着し、研磨テーブル710−1又は711−1に移送し研磨する。研磨後、トップリング710−2又は711−2は、半導体基板Wを膜厚測定機710−4又は711−4に移送し、膜厚を測定し、プッシャーインデクサー725に移送して載せる。
【0098】
次に、第3ロボット724は、プッシャーインデクサー725から半導体基板Wを取り上げ、第1洗浄機709に搬入する。第3ロボット724は、第1洗浄機709から洗浄された半導体基板Wを取り上げ、第2洗浄機707に搬入し、洗浄し乾燥した半導体基板を基板載置台722上に載置する。次に、第1ロボット703は、半導体基板Wを取り上げ乾燥状態膜厚測定機713で膜厚を測定し、ロード・アンロード部701のアンロードポートに載置されているカセット701−1に収納する。
【0099】
図25に示す基板処理装置においても、回路パターンのコンタクトホール又は溝が形成された半導体基板W上にバリア層、シード層及び銅めっき膜を形成して、研磨して回路配線を形成することができる。
【0100】
バリア層形成前の半導体基板Wを収容したカセット701−1を、ロード・アンロード部701のロードポートに載置する。そして、第1ロボット703でロード・アンロード部701のロードポートに載置されているカセット701−1から、半導体基板Wを取り出して基板載置台721に載せる。次に、第2ロボット723は、半導体基板Wをシード層成膜ユニット727に搬送し、バリア層とシード層を成膜する。このバリア層とシード層の成膜は、無電解めっきで行う。第2ロボット723は、めっき前後膜厚測定機712で半導体基板Wに形成されたバリア層とシード層の膜厚を測定する。膜厚測定後、銅めっきユニット702に搬入し、銅めっき膜を形成する。
【0101】
図26は、基板処理装置の他の平面配置構成を示す図である。この基板処理装置は、バリア層成膜ユニット811、シード層成膜ユニット812、めっきユニット813、アニールユニット814、第1洗浄ユニット815、ベベル・裏面洗浄ユニット816、蓋めっきユニット817、第2洗浄ユニット818、第1アライナ兼膜厚測定器841、第2アライナ兼膜厚測定器842、第1基板反転機843、第2基板反転機844、基板仮置き台845、第3膜厚測定器846、ロード・アンロード部820、第1ポリッシング装置821、第2ポリッシング装置822、第1ロボット831、第2ロボット832、第3ロボット833、第4ロボット834を配置した構成である。なお、膜厚測定器841,842,846はユニットになっており、他のユニット(めっき、洗浄、アニール等のユニット)の間口寸法と同一サイズにしているため、入れ替え自在である。
【0102】
この例では、バリア層成膜ユニット811は、無電解Ruめっき装置、シード層成膜ユニット812は、無電解銅めっき装置、めっきユニット813は、電解めっき装置を用いることができる。
【0103】
図27は、この基板処理装置内での各工程の流れを示すフローチャートである。このフローチャートにしたがって、この装置内での各工程について説明する。先ず、第1ロボット831によりロード・アンロードユニット820に載置されたカセット820aから取り出された半導体基板は、第1アライナ兼膜厚測定ユニット841内に被めっき面を上にして配置される。ここで、膜厚計測を行うポジションの基準点を定めるために、膜厚計測用のノッチアライメントを行った後、銅膜形成前の半導体基板の膜厚データを得る。
【0104】
次に、半導体基板は、第1ロボット831により、バリア層成膜ユニット811へ搬送される。このバリア層成膜ユニット811は、無電解Ruめっきにより半導体基板上にバリア層を形成する装置で、半導体装置の層間絶縁膜(例えば、SiO)への銅拡散防止膜としてRuを成膜する。洗浄、乾燥工程を経て払い出された半導体基板は、第1ロボット831により第1アライナ兼膜厚測定ユニット841に搬送され、半導体基板の膜厚、即ちバリア層の膜厚を測定される。
【0105】
膜厚測定された半導体基板は、第2ロボット832でシード層成膜ユニット812へ搬入され、前記バリア層上に無電解銅めっきによりシード層が成膜される。洗浄、乾燥工程を経て払い出された半導体基板は、第2ロボット832により含浸めっきユニットであるめっきユニット813に搬送される前に、ノッチ位置を定めるために第2アライナ兼膜厚測定器842に搬送され、銅めっき用のノッチのアライメントを行う。ここで、必要に応じて銅膜形成前の半導体基板の膜厚を再計測してもよい。
【0106】
ノッチアライメントが完了した半導体基板は、第3ロボット833によりめっきユニット813へ搬送され、銅めっきが施される。洗浄、乾燥工程を経て払い出された半導体基板は、第3ロボット833により半導体基板端部の不要な銅膜(シード層)を除去するためにベベル・裏面洗浄ユニット816へ搬送される。ベベル・裏面洗浄ユニット816では、予め設定された時間でベベルのエッチングを行うとともに、半導体基板裏面に付着した銅をフッ酸等の薬液により洗浄する。この時、ベベル・裏面洗浄ユニット816へ搬送する前に、第2アライナ兼膜厚測定器842にて半導体基板の膜厚測定を実施して、めっきにより形成された銅膜厚の値を得ておき、その結果により、ベベルのエッチング時間を任意に変えてエッチングを行っても良い。なお、ベベルエッチングによりエッチングされる領域は、基板の周縁部であって回路が形成されない領域、または回路が形成されていても最終的にチップとして利用されない領域である。この領域にはベベル部分が含まれる。
【0107】
ベベル・裏面洗浄ユニット816で洗浄、乾燥工程を経て払い出された半導体基板は、第3ロボット833で基板反転機843に搬送され、該基板反転機843にて反転され、被めっき面を下方に向けた後、第4ロボット834により配線部を安定化させるためにアニールユニット814へ投入される。アニール処理前及び/又は処理後、第2アライナ兼膜厚測定ユニット842に搬入し、半導体基板に形成された、銅膜の膜厚を計測する。この後、半導体基板は、第4ロボット834により第1ポリッシング装置821に搬入され、半導体基板の銅層、シード層の研磨を行う。
【0108】
この際、砥粒等は所望のものが用いられるが、ディッシングを防ぎ、表面の平面度を出すために、固定砥粒を用いることもできる。第1ポリッシング終了後、半導体基板は、第4ロボット834により第1洗浄ユニット815に搬送され、洗浄される。この洗浄は、半導体基板直径とほぼ同じ長さを有するロールを半導体基板の表面と裏面に配置し、半導体基板及びロールを回転させつつ、純水又は脱イオン水を流しながら洗浄するスクラブ洗浄である。
【0109】
第1の洗浄終了後、半導体基板は、第4ロボット834により第2ポリッシング装置822に搬入され、半導体基板上のバリア層が研磨される。この際、砥粒等は所望のものが用いられるが、ディッシングを防ぎ、表面の平面度を出すために、固定砥粒を用いることもできる。第2ポリッシング終了後、半導体基板は、第4ロボット834により、再度第1洗浄ユニット815に搬送され、スクラブ洗浄される。洗浄終了後、半導体基板は、第4ロボット834により第2基板反転機844に搬送され反転されて、被めっき面を上方に向けられ、更に第3ロボット833により基板仮置き台845に置かれる。
【0110】
半導体基板は、第2ロボット832により基板仮置き台845から蓋めっきユニット817に搬送され、銅の大気による酸化防止を目的に銅面上にニッケル・ボロンめっきを行う。蓋めっきが施された半導体基板は、第2ロボット832により蓋めっきユニット817から第3膜厚測定器846に搬入され、銅膜厚が測定される。その後、半導体基板は、第1ロボット831により第2洗浄ユニット818に搬入され、純水又は脱イオン水により洗浄される。洗浄が終了した半導体基板は、台1ロボット831によりロード・アンロード部820に載置されたカセット820a内に戻される。
アライナ兼膜厚測定器841及びアライナ兼膜厚測定器842は、基板ノッチ部分の位置決め及び膜厚の測定を行う。
【0111】
ベベル・裏面洗浄ユニット816は、エッジ(ベベル)銅エッチングと裏面洗浄が同時に行え、また基板表面の回路形成部の銅の自然酸化膜の成長を抑えることが可能である。図28に、ベベル・裏面洗浄ユニット816の概略図を示す。図28に示すように、ベベル・裏面洗浄ユニット816は、有底円筒状の防水カバー920の内部に位置して基板Wをフェースアップでその周縁部の円周方向に沿った複数箇所でスピンチャック921により水平に保持して高速回転させる基板保持部922と、この基板保持部922で保持された基板Wの表面側のほぼ中央部上方に配置されたセンタノズル924と、基板Wの周縁部の上方に配置されたエッジノズル926とを備えている。センタノズル924及びエッジノズル926は、それぞれ下向きで配置されている。また基板Wの裏面側のほぼ中央部の下方に位置して、バックノズル928が上向きで配置されている。前記エッジノズル926は、基板Wの直径方向及び高さ方向を移動自在に構成されている。
【0112】
このエッジノズル926の移動幅Lは、基板の外周端面から中心部方向に任意の位置決めが可能になっていて、基板Wの大きさや使用目的等に合わせて、設定値の入力を行う。通常、2mmから5mmの範囲でエッジカット幅Cを設定し、裏面から表面への液の回り込み量が問題にならない回転数以上であれば、その設定されたカット幅C内の銅膜を除去することができる。
【0113】
次に、この洗浄装置による洗浄方法について説明する。まず、スピンチャック921を介して基板を基板保持部922で水平に保持した状態で、半導体基板Wを基板保持部922と一体に水平回転させる。この状態で、センタノズル924から基板Wの表面側の中央部に酸溶液を供給する。この酸溶液としては非酸化性の酸であればよく、例えばフッ酸、塩酸、硫酸、クエン酸、蓚酸等を用いる。一方、エッジノズル926から基板Wの周縁部に酸化剤溶液を連続的または間欠的に供給する。この酸化剤溶液としては、オゾン水、過酸化水素水、硝酸水、次亜塩素酸ナトリウム水等のいずれかを用いるか、またはそれらの組み合わせを用いる。
【0114】
これにより、半導体基板Wの周縁部のエッジカット幅Cの領域では上面及び端面に成膜された銅膜等は酸化剤溶液で急速に酸化され、同時にセンタノズル924から供給されて基板の表面全面に拡がる酸溶液によってエッチングされ溶解除去される。このように、基板周縁部で酸溶液と酸化剤溶液を混合させることで、予めそれらの混合水をノズルから供給するのに比べて急峻なエッチングプロフィールを得ることができる。このときそれらの濃度により銅のエッチングレートが決定される。また、基板の表面の回路形成部に銅の自然酸化膜が形成されていた場合、この自然酸化物は基板の回転に伴って基板の表面全面に亘って広がる酸溶液で直ちに除去されて成長することはない。なお、センタノズル924からの酸溶液の供給を停止した後、エッジノズル926からの酸化剤溶液の供給を停止することで、表面に露出しているシリコンを酸化して、銅の付着を抑制することができる。
【0115】
一方、バックノズル928から基板の裏面中央部に酸化剤溶液とシリコン酸化膜エッチング剤とを同時または交互に供給する。これにより半導体基板Wの裏面側に金属状で付着している銅等を基板のシリコンごと酸化剤溶液で酸化しシリコン酸化膜エッチング剤でエッチングして除去することができる。なおこの酸化剤溶液としては表面に供給する酸化剤溶液と同じものにする方が薬品の種類を少なくする上で好ましい。またシリコン酸化膜エッチング剤としては、フッ酸を用いることができ、基板の表面側の酸溶液もフッ酸を用いると薬品の種類を少なくすることができる。これにより、酸化剤供給を先に停止すれば疎水面が得られ、エッチング剤溶液を先に停止すれば飽水面(親水面)が得られて、その後のプロセスの要求に応じた裏面に調整することもできる。
【0116】
このように酸溶液すなわちエッチング液を基板に供給して、基板Wの表面に残留する金属イオンを除去した後、更に純水を供給して、純水置換を行ってエッチング液を除去し、その後、スピン乾燥を行う。このようにして半導体基板表面の周縁部のエッジカット幅C内の銅膜の除去と裏面の銅汚染除去を同時に行って、この処理を、例えば80秒以内に完了させることができる。なお、エッジのエッジカット幅を任意(2mm〜5mm)に設定することが可能であるが、エッチングに要する時間はカット幅に依存しない。
【0117】
めっき後のCMP工程前に、アニール処理を行うことが、この後のCMP処理や配線の電気特性に対して良い効果を示す。アニール無しでCMP処理後に幅の広い配線(数μm単位)の表面を観察するとマイクロボイドのような欠陥が多数見られ、配線全体の電気抵抗を増加させたが、アニールを行うことでこの電気抵抗の増加は改善された。アニール無しの場合に、細い配線にはボイドが見られなかったことより、粒成長の度合いが関わっていることが考えられる。つまり、細い配線では粒成長が起こりにくいが、幅の広い配線では粒成長に伴い、アニール処理に伴うグレン成長の過程で、めっき膜中のSEM(走査型電子顕微鏡)でも見えないほどの超微細ポアが集結しつつ上へ移動することで配線上部にマイクロボイド用の凹みが生じたという推測ができる。アニールユニットのアニール条件としては、ガスの雰囲気は水素を添加(2%以下)、温度は300〜400℃程度で1〜5分間で上記の効果が得られた。
【0118】
図29及び図30は、アニールユニット814を示すものである。このアニールユニット814は、半導体基板Wを出し入れするゲート1000を有するチャンバ1002の内部に位置して、半導体基板Wを、例えば400℃に加熱するホットプレート1004と、例えば冷却水を流して半導体基板Wを冷却するクールプレート1006が上下に配置されている。また、クールプレート1006の内部を貫通して上下方向に延び、上端に半導体基板Wを載置保持する複数の昇降ピン1008が昇降自在に配置されている。更に、アニール時に半導体基板Wとホットプレート1008との間に酸化防止用のガスを導入するガス導入管1010と、該ガス導入管1010から導入され、半導体基板Wとホットプレート1004との間を流れたガスを排気するガス排気管1012がホットプレート1004を挟んで互いに対峙する位置に配置されている。
【0119】
ガス導入管1010は、内部にフィルタ1014aを有するNガス導入路1016内を流れるNガスと、内部にフィルタ1014bを有するHガス導入路1018内を流れるHガスとを混合器1020で混合し、この混合器1020で混合したガスが流れる混合ガス導入路1022に接続されている。
【0120】
これにより、ゲート1000を通じてチャンバ1002の内部に搬入した半導体基板Wを昇降ピン1008で保持し、昇降ピン1008を該昇降ピン1008で保持した半導体基板Wとホットプレート1004との距離が、例えば0.1〜1.0mm程度となるまで上昇させる。この状態で、ホットプレート1004を介して半導体基板Wを、例えば400℃となるように加熱し、同時にガス導入管1010から酸化防止用のガスを導入して半導体基板Wとホットプレート1004との間を流してガス排気管1012から排気する。これによって、酸化を防止しつつ半導体基板Wをアニールし、このアニールを、例えば数十秒〜60秒程度継続してアニールを終了する。基板の加熱温度は100〜600℃が選択される。
【0121】
アニール終了後、昇降ピン1008を該昇降ピン1008で保持した半導体基板Wとクールプレート1006との距離が、例えば0〜0.5mm程度となるまで下降させる。この状態で、クールプレート1006内に冷却水を導入することで、半導体基板Wの温度が100℃以下となるまで、例えば10〜60秒程度、半導体基板を冷却し、この冷却終了後の半導体基板を次工程に搬送する。
なお、この例では、酸化防止用のガスとして、Nガスと数%のHガスを混合した混合ガスを流すようにしているが、Nガスのみを流すようにしてもよい。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非めっき時にステージをめっき槽内に保持しためっき液自体で均一に加熱して、このステージ上に保持した被処理材を均一に予熱し、これによって、均一な膜厚のめっき膜を成長させることができる。更に、このように、基板をめっき液自体で予熱することで、基板を保持して加熱するホルダを不要となして、構造の簡素化を図るとともに、基板の乾燥を防止し、しかも、スループットを容易に上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】銅めっきにより銅配線を形成する例を工程順に示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の無電解めっき装置の横断平面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の基板ステージの裏面図である。
【図8】 本発明の第5の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の基板ステージの横断平面図である。
【図10】 本発明の第6の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図11】 本発明の第7の実施の形態の無電解めっき装置の縦断正面図である。
【図12】図2に示す無電解めっき装置を備えためっき処理装置を示す平面配置図である。
【図13】図2に示す無電解めっき装置を備えた他のめっき処理装置を示す平面配置図である。
【図14】基板処理装置を示す平面配置図である。
【図15】図14に示す基板処理装置内の気流の流れを示す図である。
【図16】図14に示す基板処理装置の各エリア間の空気の流れを示す図である。
【図17】図13に示す基板処理装置をクリーンルーム内に配置した一例を示す外観図である。
【図18】基板処理装置の他の例を示す平面配置図である。
【図19】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図20】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図21】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図22】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図23】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図24】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図25】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図26】基板処理装置の更に他の例を示す平面配置図である。
【図27】図26に示す基板処置装置における各工程の流れを示すフローチャートである。
【図28】ベベル・裏面洗浄ユニットを示す概要図である。
【図29】アニールユニットの一例を示す縦断正面図である。
【図30】図29の平断面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f 無電解めっき装置
12 めっき液
14,14a めっき槽
16 基板ステージ
17 支軸
18 シール材
20,46a,46b,46c,52 めっき液導入路
22a,22b 液排出路
26 めっき液循環槽
30 めっき液供給管
32 めっき液戻り管
36 めっき液逃し管
38a,38b 開閉弁
40 制御部
42 液面レベル調整部
44 不活性ガス導入部
48 めっき液流通部
50 羽根
52a めっき液噴射口
54 回転体
54a めっき液流路

Claims (7)

  1. 上方に開口し、加熱しためっき液を保持するめっき槽と、
    前記めっき槽の内部に配置され、被処理材を該被処理材の被めっき面を上向きにし裏面をシールして保持するステージと、
    前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを、非めっき時には前記ステージの表面より低く該ステージがめっき液に接触する第1レベルに、めっき時には前記ステージで保持した被処理材をめっき液中に浸漬させる第2レベルにそれぞれ調整する液面レベル調整部を有し、
    めっき液循環槽内で所定の温度に加熱しためっき液を、前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記第1レベルまたは前記第2レベルに保持したまま、前記めっき槽内に供給して循環させることを特徴とするめっき装置。
  2. 前記ステージは、被処理材を水平または傾斜させた状態で保持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のめっき装置。
  3. 前記ステージは回転自在に支承され、めっき液流路を有し、前記ステージを該めっき液流路からめっき槽内に導入される所定の温度に加熱しためっき液で回転させるステージ回転部を更に有することを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置。
  4. 前記めっき槽の内部に、前記ステージが複数個並列して配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置。
  5. 前記めっき槽は、複数個備えられて多段に積層され、各めっき槽に単一のめっき液循環槽から所定の温度に加熱しためっき液が供給されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のめっき装置。
  6. 上方に開口し、加熱しためっき液を保持するめっき槽内に配置したステージで被処理材を該被処理材の被めっき面を上向きにして保持し、
    非めっき時に前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記ステージの表面より低く該ステージがめっき液に接触する第1レベルに保持しながら、めっき槽内に所定の温度に加熱しためっき液を供給して、ステージをめっき液で加熱し、
    前記ステージが所定の温度に達した時、前記めっき槽内のめっき液の液面レベルを前記ステージで保持した被処理材をめっき液中に浸漬させる第2レベルに保持しながら、めっき槽内に所定の温度に加熱しためっき液を供給してめっきを行うことを特徴とするめっき方法。
  7. 前記被処理材を保持するステージを、めっき槽内に導入される所定の温度に加熱しためっき液で回転させることを特徴とする請求項記載のめっき方法。
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