JP3885539B2 - 電光表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の発光ダイオードをドットマトリックス状に多数配列させた電光表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、店舗広告や交通機関又は公共施設の情報など幅広い分野において、発光ダイオード(以下、「LED」と記す)で表示する電光表示装置が利用されるようになってきた。特に、最近ではコンサートや各種イベントなどに一定期間だけ電光表示装置を設置するといった移設型の電光表示装置の用途が増加している傾向にある。
【0003】
図6(a)は、従来の移設型電光表示装置の一例を示す概略斜視図である。図において、電光表示装置1は、筐体2に複数個の表示パネル3を縦横方向に配列させて構成され、筐体2は、組立、解体、搬送及び収納等が容易にできるサイズに細分化されている。
【0004】
図6(b)は、表示パネル3を構成するクラスタ4の要部斜視図を示す。図において、クラスタ4は、所定数のLED5とこのLEDを収納するケース6とからなり画素用ドットとして縦横方向に所定間隔に載置され、個々の表示パネルが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電光表示装置の表示部では、クラスタを一定間隔に配置しているため表示部の表示サイズが固定されてしまい、特にコンサート会場や各種イベント会場は、その場所によっては会場の広さも様々で電光表示装置を設置するスペースも制約されてしまうため、表示する文字や図形の情報、映像等に合わせて表示パネルの数量を増減させなければならないというわずらわしい問題があった。
【0006】
本発明は、かかる電光表示装置の表示部の表示サイズを表示パネルの数量を変えることなく可変でき、コンサートや各種イベントなどの用途に適応する電光表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電光表示装置は、発光ダイオードを所定数束ねて収納し1つの画素用ドットを形成するクラスタが所定間隔に載置された複数個の桟を配設して構成された電光表示装置であって、前記桟の相互間の間隔及び前記クラスタの相互間の間隔を所定間隔に設定できる可変手段を備えている。この構成により、電光表示装置の表示パネルの数量を変えることなく表示部の表示サイズを可変させることができる。
【0008】
また、前記桟は、中央部と端部とに3分割され、前記中央部の両端側には前記各端部を回動自在に支持するとともに前記桟の相互間の間隔を所定間隔に設定し固定する支柱が配設されている。この構成により、表示パネルを縦横方向に可変させることができる。
【0009】
また、前記桟は、断面形状がコ字状をなし、前記コ字状断面の開口側に、前記クラスタが前記桟の軸方向に摺動自在に載置されている。この構成により、クラスタの相互間の間隔を所定間隔に可変させることができる。
【0010】
また、前記電光表示装置の桟の後方側に、クラスタを点灯させるための点灯制御ユニットが形成されている。この構成により、表示パネルの寸法可変状況に関わらず保守・点検作業が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態における電光表示装置を示す要部斜視図、図2は図1の裏面側から見た要部斜視図、図3は表示パネルの斜視図である。
【0013】
図において、電光表示装置を構成する表示パネルは、画素用ドットを形成するクラスタ8が桟9に所定数載置され、この桟を所定数積層させて構成されている。桟9は、図1及び図2に示されるように断面がコ字状をなし、中央部の桟10と、その両側の端部の桟11とに3分割されており、コ字状の開口部12にはクラスタ8が挿入され桟開口部内を軸方向(矢印A方向)に摺動自在に載置されている。各クラスタ8には、各クラスタの相互間の間隔を略一定に保つために所定長さに設定されたワイヤ13がワイヤ固定具14により固定されている。
【0014】
中央部の桟10の両端側には、それぞれ端部の桟11を回動可能に支持するブッシュ15が配設されている。このブッシュ15には、支柱19が挿通されている。この支柱19は、例えば円筒状をなし、上端部の透孔16を有し、上端部近辺の側面には貫通孔17が穿設され、下端部には外径が他の支柱19の透孔16に嵌合する寸法の外形を持つ接合部18が形成されている。また、この支柱19は、桟9が所定数載置されるために必要な長さL1に設定され、ブッシュ15とともに中央部の桟10に対して端部の桟11を回動自在に支持している。
【0015】
また、ブッシュ15は、一方が中央部の桟10に他方が端部の桟11にそれぞれ固着され、回転軸151を中心軸として中央部の桟10と端部の桟11とが矢印Bで示されるように略直線状から略直角に回動自在に形成されている。中央部の桟10の両端近辺には、各桟の相互間の間隔を略一定に保つために所定長さに設定されたワイヤ20がワイヤ固定具21により固定されている。
【0016】
図2は、表示パネルを構成する桟9が積層されていく状況を示している。即ち、最初に、最下部の桟91に固着されたブッシュ15に、長さL1の支柱19が挿通され、最下部の桟91上に同様にして次の桟92が積層される。このようにして順次桟9を積層させていき、所定数積層させ表示パネル7を完成させる。このとき、各桟9のワイヤ20は、ワイヤ固定具21により順次固定されていくことはいうまでもない。
【0017】
図3は、本発明の電光表示装置の表示パネルの斜視図を示し、前述した手順により所定数積層されて組み立てられた表示パネル7の端部の桟11を略直角に回動させた状態を示している。即ち、中央部の桟10に全てのクラスタ8が集中するように配置され、その寸法Wは、中央部の桟10の幅に略一致し、表示パネル7が最も縮小された時の横幅に略相当するように形成されている。同時に、桟9を所定数積層させた後の表示パネル7が最も縮小された時の高さ寸法Hは、支柱19の長さL1とおおよそ同一寸法に形成されることになる。このときのワイヤ13及び20は、図1及び図2に示されるように、いずれもたるんだ状態となっている。次に、表示パネル7を拡大させるために、支柱19の上方から補助支柱22が挿入され固定される。この補助支柱22は、外径が支柱19と略同一寸法に形成され、一端側には外径が支柱19の透孔16の内径に嵌合する寸法に形成された接合部18を備え、他端側には貫通孔17が穿設されている。
【0018】
図4は、本発明の電光表示装置の表示パネルの斜視図を示し、略直角に回動されていた両端部の桟11を矢印C方向に回動させることにより桟9を略直線状にさせたのち矢印Dで示す左右方向にクラスタ8の間隔を拡大させ、各桟9を矢印Eで示す上下方向に伸ばして間隔を拡大させて、表示パネル7を最も拡大させた状態にさせたものである。
【0019】
図5は、図4の詳細を示す。図において、表示パネルを構成する桟9は一対の支柱19により支持されており、最上部の桟9n側から各支柱19の上部の透孔16に表示パネル7を拡大させるために必要な寸法L2に形成された補助支柱22が配設されている。この補助支柱22は、外径が支柱19と略同一寸法に形成され、一端側には外径が支柱19の透孔16の内径に嵌合する寸法に形成された接合部18を備え、他端側には貫通孔17が穿設されている。また、最上位の桟9nのブッシュ15にはねじ穴23が設けられておりこのねじ穴と補助支柱22の貫通孔17とは略一致する位置に設定されている。ねじ穴23には固定ねじ24がねじ込まれるが、この固定ねじの先端部25は補助支柱22の貫通孔17に挿通し得る外径に形成されている。
【0020】
図3で示された、縮小された状態にある表示パネルの最上部の桟9nを矢印F方向に引き上げると、桟9nはブッシュ15により補助支柱22に沿って上昇する。このとき、ワイヤ20はたるんだ状態から伸ばされていくが、各ワイヤは各桟9にワイヤ固定具21により固定されているからワイヤの所定長にまで伸びると、このワイヤによって次に最上部から2番目の桟9n−1を矢印F方向に引き上げるようになる。このようにして順次桟9を引き上げていくことにより表示パネルは、図4の矢印E方向に示されるように拡大される。そして、最上部の桟9nのブッシュ15に設けられたねじ穴23と補助支柱22の貫通孔17とが一致した状態が表示パネルの拡大位置となり、この状態で固定ねじ24をねじ込むことにより表示パネルが拡大された状態で固定される。
【0021】
同様にして、端部の桟11を広げると各桟の各クラスタ8間に固定されたワイヤ13がたるんだ状態から伸ばされていくが、各ワイヤ13は各クラスタ8にワイヤ固定具14により固定されているからワイヤの所定長にまで伸びると、このワイヤによって各クラスタを左右に引っ張るようになる。このようにして順次クラスタ8を伸ばしていくことにより表示パネルは、図4の矢印D方向に示されるように拡大される。
【0022】
また、表示パネル7の後方側にはクラスタ8を点灯させるための点灯回路等からなる点灯制御ユニット26が隣接して配置されており、保守・点検作業が容易にできるように構成されている。
【0023】
なお、上記の例では、各桟9と各クラスタ8との間隔を一定に保持する方法としてワイヤを用いたが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、別部品のスペーサを空間部に挿入するなどにより間隔を一定に保持してもよい。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、電光表示装置の表示部の数量を変えることなく表示サイズを伸縮させることができるばかりでなく、表示パネルを縮めた状態で搬入して現場で伸ばして組立ることができるため、コンサート会場や各種イベント会場など限られたスペースでの組立、解体、搬送及び収納が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電光表示装置を示す要部斜視図
【図2】本発明の電光表示装置を裏面側から見た要部斜視図
【図3】本発明の電光表示装置の表示パネルの斜視図
【図4】本発明の電光表示装置を示す要部斜視図
【図5】本発明の電光表示装置を裏面側から見た要部斜視図
【図6】従来の電光表示装置を示す要部斜視図
【符号の説明】
8 クラスタ
9,91,92,9n,9n−1,10,11,12 桟
13,20 ワイヤ
14,21 ワイヤ固定具
15 ブッシュ
16 透孔
17 貫通孔
18 接合部
19 支柱
22 補助支柱
23 ねじ穴
24 固定ねじ
25 先端部
26 点灯制御ユニット
Claims (4)
- 発光ダイオードを所定数束ねて収納し1つの画素用ドットを形成するクラスタが所定間隔に載置された複数個の桟を配設して構成された電光表示装置であって、前記桟の相互間の間隔及び前記クラスタの相互間の間隔を所定間隔に設定できる可変手段を備えていることを特徴とする電光表示装置。
- 前記桟は、中央部と端部とに3分割され、前記中央部の両端側には前記各端部を回動自在に支持するとともに前記桟の相互間の間隔を所定間隔に設定し固定する支柱が配設されてなることを特徴とする請求項1に記載の電光表示装置。
- 前記桟は、断面形状がコ字状をなし、前記コ字状断面の開口側に、前記クラスタが前記桟の軸方向に摺動自在に載置されてなることを特徴とする請求項1に記載の電光表示装置。
- 桟の後方側に前記クラスタを点灯させるための点灯制御ユニットが形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3に記載の電光表示装置。
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