JP3885154B2 - ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置 - Google Patents

ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ハードディスクドライブ装置に記録されているデータを保護するハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータに使用されている記録媒体において、フロッピディスクや、MOディスク等には、書き込みを禁止するライトプロテクト機構が設けられている。これら機構は、ディスクを保護するケースに窓が設けられ、この窓を開放状態と、閉鎖状態とに切り換える構成となっている。そして、パーソナルコンピュータ側は、窓が開放状態であるか否かを機械的に検知し、開放状態である場合には、ドライブ装置が書き込みコマンドを検出すると、ライトプロテクト信号をパーソナルコンピュータの中央処理装置に返信し、書き込みが行われない構成となっている。
【0003】
このように、機械的に書き込み防止手段が講じられている記録媒体では、機械的にライトプロテクトが掛けられるため、ライトプロテクトによって、記録されているデータは、誤操作やコンピュータウイルスなどから確実に保護される。一方、従来のハードディスクドライブ装置においては、ライトプロテクト(書き込み禁止)をする構成は設けられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ハードディスクドライブ装置に記録されているデータは、誤操作やコンピュータウイルス等によって、消去され、或いは、操作者の意図に反して変更されてしまう可能性がある。
また、従来、例えば、ハードディスクドライブ装置に記録されているデータを解析する場合には、記録内容を誤って消去し、或いは内容を書き換えてしまうことのないように、一旦ハードディスクドライブ装置に記録されているデータをコピーし、コピー側のハードディスクドライブ装置のデータを解析するといった手法がとられている。
【0005】
しかし、このようにコピーを採った場合であっても、パーソナルコンピュータに格納されている基本ソフトウェア(Operating System)が、接続されているハードディスクドライブ装置等の周辺機器を管理する機能を有するため、操作者の意識とは無関係に、ハードディスクドライブ装置に記録されているデータを書き換えてしまう場合がある。このようなデータの書き換えが行われてしまうと、データの正確な解析でできない場合がある。
【0006】
この発明の目的は、ハードディスクドライブ装置において書き込み禁止状態とすることのできるハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、以下の本発明によって達成される。
(1) ハードディスクドライブ装置と、前記ハードディスクドライブ装置からデータの読み出しと書き込みを行う読み書き手段との間に設けられ、前記読み書き手段からの前記ハードディスクドライブ装置への信号の供給と、前記ハードディスクドライブ装置から前記読み書き手段への信号の供給を中継する装置であって、
前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へ供給される信号が書き込み予告信号であるかを判定する書き込み信号判定手段と、
前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した場合には、前記読み書き手段からハードディスクドライブ装置への、書き込みを行うことを命令する信号の供給を遮断する規制手段と、
前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した後、前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へデータの書き込みを行うことを命令する信号が出力されたかを判断する判断手段と、
前記判断手段が、データの書き込みを行うことを命令する信号が出力されたと判断した場合には、ハードディスクドライブ装置に代わって、前記読み書き手段に対して、書き込み動作が正常に終了したことを意味する正常終了信号を出力する応答手段を有することを特徴とするハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置。
【0008】
(2) ハードディスクドライブ装置と、前記ハードディスクドライブ装置からデータの読み出しと書き込みを行う読み書き手段との間に設けられ、前記読み書き手段からの前記ハードディスクドライブ装置への信号の供給と、前記ハードディスクドライブ装置から前記読み書き手段への信号の供給を中継する装置であって、
読み書き手段に対してハードディスクドライブ装置が供給するデバイスデータを、リムーバブルディスクドライブ装置であるとする内容のデバイスデータに変換するデバイスデータ変換手段と、
前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へ供給される信号が書き込み予告信号であるかを判定する書き込み信号判定手段と、
前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した場合には、前記読み書き手段からハードディスクドライブ装置への、書き込みを行うことを命令する信号の供給を遮断する規制手段と、
前記読み書き手段が前記ハードディスクドライブ装置へエラーの内容を確認する信号を供給したか判断する手段と、
エラーの内容を確認する信号を供給した場合には、ハードディスクドライブ装置に代わって、前記読み書き手段に対して、ライトプロテクト信号を出力する応答手段を有することを特徴とするハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1の回路構成を示すプロック図である。ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1は、制御部2と、切換手段3と、パーソナルコンピュータ4に接続されるコネクタ51と、ハードディスクドライブ装置6に接続されるコネクタ52とを備えている。
【0011】
切換手段3は、コネクタ51とコネクタ52の間に接続され、コネクタ51とコネクタ52との間の通信は、切換手段3を介して行われる。そして、切換手段3は、コネクタ51とコネクタ52が通信可能な通信可能状態(ハードディスクドライブ装置6とパーソナルコンピュータ4とが通信可能な状態)と、コネクタ52と制御部2が通電可能となり、コネクタ52とコネクタ51とが通信不能となる通信不能状態とに、通信回路が切り換わる構成となっている。そして、制御部2より指示信号が供給されない場合には、切換手段3は、通常、通信可能状態となっている。
【0012】
換言すると、切換手段3は、ハードディスクドライブ装置6とパーソナルコンピュータ4との通信が可能な状態(通信可能状態)に常時維持されている。そして、切換手段3は、制御部2からの指示信号によって、ハードディスクドライブ装置6とパーソナルコンピュータ4との通信が不能な状態(通信不能状態)と、ハードディスクドライブ装置6と制御部2との通信が可能な状態との間で切り換わる。ここで、通信とは、信号の授受を意味し、電気的に通電可能状態が維持されている場合も含み、信号が通じない状態を通信不能状態、信号が通じる状態を通信可能状態とする。従って、電気的に回路が切断(通電不能)された状態も通信不能状態に含まれる。さらに、切換手段3は、通信不能状態では、コネクタ52と制御部2とを通信可能状態としている。
【0013】
以上のような作用を備えた切換手段として、本発明の実施形態では、半導体スイッチが用いられている。即ち、論理回路によって、通信回路を切り換えるスイッチである。また、パーソナルコンピュータの動作速度に応じて、この動作速度に影響を与えない程度に、コネクタ51から信号が入力されてから、コネクタ52へ信号を出力するまでの時間(遅延時間)が十分に短いスイッチである。この半導体スイッチは、制御部2から、切り換えを指示する信号の供給を受けると、通信可能状態から通信不能状態(書き込み禁止状態)へ、又は、通信不能状態(書き込み禁止状態)から通信可能状態へ、内部で構成されている回路を切り換える。
【0014】
制御部2には、パーソナルコンピュータ4からの信号が入力される。つまり、ハードディスクドライブ装置6にパーソナルコンピュータ4から供給される信号は、同時に制御部2にも供給される。また、制御部2は、コネクタ52にも接続されている。即ち、制御部2は、ハードディスクドライブ装置6に接続されており、ハードディスクドライブ装置6からパーソナルコンピュータ4に供給される信号は、制御部2にも供給される。即ち、制御部2は、パーソナルコンピュータ4およびハードディスクドライブ装置6の間でやり取りされる信号をモニターしており、切換手段3が通信不能状態である時は、遮断された信号に変わる信号を、信号を受ける側に供給する。
【0015】
制御部2は、パーソナルコンピュータ4からハードディスクドライブ装置6に供給される信号が、書き込み(ライトコマンド)信号であると予測すると、切換手段3を通信不能状態に切り換える信号を、切換手段3に供給する。そして、パーソナルコンピュータ4からハードディスクドライブ装置6へライトコマンド信号が供給されると、制御部2は、ライトコマンド信号を他のコマンド信号に変換して、ハードディスクドライブ装置4へ出力する。
【0016】
以上のように構成された本発明のハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1について、その作用を説明する。図2は、制御部2の動作を示すフローチャートである。制御部2は、チップセレクト信号をモニターし、ハードディスクドライブ装置6へ供給されるチップセレクト信号により、そのハードディスクドライブ装置4が選択されているかを判断する(ステップS101)。選択されていない場合には、ハードディスクドライブ装置6へのパーソナルコンピュータ4からのアクセスはないので、ハードディスクドライブ装置6に書き込みが行われることはなく、切換手段3を書き込み禁止状態に切り換える必要はない。従って、選択されていない場合には、このステップを繰り返す。
【0017】
検出したチップセレクト信号によってハードディスクドライブ装置6が選択されていると判断した場合には、アドレス線に出力される信号をモニターし、コマンドレジスタを選択するアドレス信号が供給されたかを判断する(ステップS103)。
【0018】
コマンドレジスタが選択されている場合には、ライト信号線に、ライト信号(コマンドレジスタにコマンドを書くことを予告する信号)が出力されたかを判定する(ステップS105)。ライト信号が出力されていない場合には、書き込みは行われないので、このステップが繰り返される。ライト信号は、ハードディスクドライブ装置6へのコマンドの書き込みを予告する信号なので、ライト信号が出力されている場合には、切換手段3に、通信不能状態へ切り換えを指示する信号を供給し、パーソナルコンピュータ4からハードディスクドライブ装置6への信号の供給を遮断する(ステップS107)。
【0019】
ステップS101〜105によって、信号判定手段が構成され、ステップS107によって、規制手段が構成される。
【0020】
そして、パーソナルコンピュータ4からデータ線に書き込みコマンド(ハードディスクドライブ装置6にデータの書き込みを行うことを命令するコマンド= ライトコマンド)信号が出力されたか判断し(ステップS109)、出力されていない場合には、このステップを繰り返す。また、出力されたと判断した場合、この書き込みコマンド信号は、切換手段3によって信号の供給が遮断されているため、ハードディスクドライブ装置6には供給されない。そして、制御部2は、書き込みコマンド信号の代わりに、別のコマンド信号をハードディスクドライブ装置6へ供給する。この実施形態では、ノーオペレーションコマンド信号をハードディスクドライブ装置6へ供給する(ステップS111)。このステップS111によって、書き込みコマンド信号を他のコマンド信号に変換する信号変換手段が構成される。その後、制御部2は、通信可能状態に切り換える信号を切換手段3へ供給する(ステップS113)。
【0021】
ハードディスクドライブ装置6は、ノーオペレーションコマンド信号が供給されると、動作終了の割り込み信号(インタラプト信号)をパーソナルコンピュータ4へ供給する。この信号は、制御部2を介してパーソナルコンピュータ4へ供給される。
【0022】
パーソナルコンピュータ4は、割り込み信号を受け取ると、ハードディスクドライブ装置6に対して、動作終了の内容を知るために、ステータスレジスタの内容を問い合わせる信号を供給する。ハードディスクドライブ装置6は、ステータスレジスタの内容をパーソナルコンピュータ4へ供給する。ステータスレジスタの内容は「エラー」となっている。パーソナルコンピュータ4側では、ステータスがエラーとなっていることから、次に、ハードディスクドライブ装置6に対して、エラーレジスタの内容を確認する信号を供給する。ハードディスクドライブ装置6側では、これに応じて、エラーレジスタの内容をパーソナルコンピュータ4へ供給する。供給されたエラーレジスタの内容は、「Abort(打ち切る)」となっており、これにより、パーソナルコンピュータ4側からの書き込み動作は打ち切られる。
以上ような動作によって、ハードディスクドライブ装置6へのデータの書き込みは防止され、また、ハードディスクドライブ装置6からのデータの読み出しは可能となる。
【0023】
以上のような動作の他、ステップS111の後、ステップS113は実行せず、インタラプト信号をハードディスクドライブ装置6から受信すると、インタラプト信号の代わりに、正常終了信号をパーソナルコンピュータ側へ供給するステップS112を設け、その後、ステップS113を実行する構成としてもよい。この場合、パーソナルコンピュータ側は、書き込み動作が正常に終了したものと認識し、書き込み動作のリトライが起こらない。このステップS112によって、応答手段が構成される。
【0024】
他の実施形態としては、パーソナルコンピュータ4側に、ハードディスクドライブ装置6がリムーバブルディスクドライブ装置である旨を認識させる方法がある。この実施形態における制御部2の動作について、図3に示されているフローチャートに基づいて説明する。
【0025】
パーソナルコンピュータ4の起動時に、ハードディスクドライブ装置6に対してアイデンティファイコマンド信号が供給されたか判断し(ステップS201)、供給された場合には、切換手段3を通信不能状態に切り換える(ステップS203)。ハードディスクドライブ装置6では、供給されたアイデンティファイコマンド信号に応答して、ハードディスクドライブ装置6である旨の応答信号であるデバイスデータをパーソナルコンピュータ4へ出力する。制御部2は、このデバイスデータをモニターしている。ステップS203により、切換手段3が通信不能状態となっているので、このデバイスデータは、パーソナルコンピュータ4へは供給されない。デバイスデータは、例えば、デバイスの種類(ハードディスクドライブ装置であるか、リムーバブルディスクドライブ装置であるか等の種類)、記憶装置である場合には記憶容量、シリアル番号、モデル名などか含まれている。
【0026】
制御部2は、ハードディスクドライブ装置6からデバイスデータが出力されたか判断する(ステップS205)。デバイスデータが出力された場合には、このデバイスデータは、制御部2にも供給されるので、制御部2は、取得したデバイスデータの中で、デバイスの種別に関する情報を、リムーバブルディスクドライブ装置であることを示すデータに書き換える(ステップS207)。そして、ハードディスクドライブ装置6が出力したデバイスデータの代わりに、リムーバブルディスクドライブ装置のデバイスデータとして、パーソナルコンピュータ4へ供給する(ステップS209)。上記ステップS201〜S209によって、デバイスデータ変換手段が構成される。
【0027】
次に、切換手段3へ、通信可能状態に切り換えることを指示する信号を出力し、切換手段3を通信可能状態に切り換える(ステップS211)。
以上のような動作により、パーソナルコンピュータ4側では、ハードディスクドライブ装置6が、リムーバブルディスクドライブ装置であると認識する。
【0028】
次に、書き込みコマンド信号がパーソナルコンピュータ4からハードディスクドライブ装置6に供給された場合の動作について、図4に示されているフローチャートに基づいて説明する。既述のように、図2のステップS101〜S113を実行した後、パーソナルコンピュータ4とハードディスクドライブ装置6との間で、信号の授受が行われるが、この際、制御部2は、パーソナルコンピュータ4がハードディスクドライブ装置6のエラーレジスタの内容を確認する信号を供給するか否か(ステップS115)をモニタしており、該信号が供給された場合には、切換手段3に信号を供給して、切換手段3を通信不能状態に切り換える(ステップS117)。ハードディスクドライブ装置6側からは、エラーレジスタの内容をパーソナルコンピュータ4側へ供給する信号(内容は「Abort」)が出力されるが、切換手段3が通信不能状態となっているので、この信号はパーソナルコンピュータ4側へは供給されない。制御部2は、エラーレジスタの内容を「Abort」に代えて、ライトプロテクトとしてパーソナルコンピュータ4へ供給する(ステップS119)。
【0029】
パーソナルコンピュータ4側へは、あらかじめ、ハードディスクドライブ装置6がリムーバブルディスクドライブ装置である旨の機種情報を送っているので、パーソナルコンピュータ4側では、リムーバブルディスクにライトプロテクが掛かっていると認識し、その後書き込み動作は行われない。このため、パーソナルコンピュータ4では、認識不能なコマンドを受け取ることがなく、システムがフリーズするなどの不具合が生じることが抑制される。
【0030】
図5は、ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1の構造をブロック図として模式的に表した図である。ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1は、コネクタ51、52を備えた電気回路部11と、ハードディスクドライブ装置6を収納するケーシング(収納部)12とを有している。電気回路部11は、ケーシング12の外側にコネクタ51と、電源用コネクタ511を備え、ケーシング12の内側にコネクタ52と電源用コネクタ521を備えている。ケーシング12の内側に位置するコネクタ52には、ハードディスクドライブ装置6のコネクタ61が、電源用コネクタ521には、ハードディスクドライブ装置6の電源用コネクタ62がそれぞれフラットケーブ等により接続される。
【0031】
図6は、ケーシング12の構成を示す分解斜視図である。ケーシング12は、箱型に形成され、ケーシング12の底面板121、正面板122を有する基体12aと、上面体123、背面板124、両側面板125a、125bを有する蓋体12bとを備えている。底面板121の両側端には、フランジ131a、131bが形成され、各フランジ131a、131bには、一対の支持片132a、132bがそれぞれ立設されている。この各支持片132a、132bの先端に形成されている孔には、ボルトが挿入される。このボルトの先端は、ライトプロテクトされるハードディスクドライブ装置6の本体側面に形成されているネジ孔に螺合し、ハードディスクドライブ装置6を基体12aに固定する。正面板122には、電気回路部11に設けられたコネクタ51と、電源用コネクタ511がそれぞれ挿入されるコネクタ突出孔141a、141bと、複数の小孔により構成された空気導入部142とを有している。
【0032】
電気回路部11は、基板7と、基板7の正面側端部に配置されたコネクタ51と、電源用コネクタ511、基板7の背面側端部に配置されたコネクタ52と電源用コネクタ521とを有している。基板7の側端部において、基板7の四隅近傍には、基体12aに固定するための取付片72がそれぞれ設けられている。各取付片72には、ネジ孔が形成されており、このネジ孔に螺合するネジ73により、電気回路部11は、基体12aのフランジ131a、131bに締着固定される。基板7の下側面には、制御部2を構成するPLD等の集積回路目や、切換手段3を構成する半導体スイッチなどか配置されている。基板7には、送風ファンの空気取り入れ口を構成する孔74が形成され、この孔74には、送風ファンのケース75が固定される。即ち、送風ファンは、基板7の下側に取り付けられる。送風ファンは、空気取入部142に対して、基板7の対角線において、反対側に位置する。このような構成とすることによって、ケーシング12内の換気効率を上げることができる。
フランジ131bにおいて、送風ファンケース75に接触する位置には、排気孔133が形成され、この排気孔133より、ケーシング12内の空気が排出される。
【0033】
以上のように構成された基板7の上面上には、ハードディスクドライブ装置が収容される。ハードディスクドライブ装置のコネクタ61と電源用コネクタ62は、ケーシング12の背面側に向けて収容され、基板7のコネクタ52には、ハードディスクドライブ装置6のコネクタ61が、電源用コネクタ521には、ハードディスクドライブ装置6の電源用コネクタ62がそれぞれフラットケーブ等により接続される。
【0034】
蓋体12bにおいて、側面板125a、125bの下端片には、背面方向に屈曲した形状の切欠151がそれぞれ2つずつ設けられている。この切欠151には、ネジ73が挿通し、このネジ73によって蓋体12bを基体12aに固定する。
また、上面板123の正面側端部には、ネジ挿通孔152が形成されている。このネジ挿通孔152には、ネジ頭の接続形状が特別な形状を有する封印用ネジ74が使用される。側面板125aの正面側端部には、複数の小孔により構成された空気導入部144が設けられている。
【0035】
図7は、ケーシング12の全体斜視図である。ケーシング12の外側に突出したコネクタ51と電源用コネクタ511は、通常のハードディスクドライブ装置において用いられているコネクタと同じものが使用され、それぞれの相対的な関係も、通常のハードディスクドライブ装置における位置関係と同一となるように構成されている。従って、ハードディスクドライブ装置6を収納したハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置1は、あたかも1つのハードディスクドライブ装置と見立てることができ、ハードディスクドライブ装置を接続するパーソナルコンピュータ等の装置に対して、ハードディスクドライブ装置を取り付ける場合と同じ様に取り付けることが可能となる。
【0036】
また、ハードディスクドライブ装置6に記録されているデータの証拠能力を担保するために、封印をすることができる。封印用の索81をケーシング12の側面板125aや正面板122等に沿って巻きつけ、空気取入部142、144を構成する挿通孔143、145に挿通させる。また、上面板123や側面板125a等に沿って巻きつけた索82を設け、索82と索81との交差部分をシール83で止める。シール83は、一度剥がすと、剥がした履歴が残る、封止用のシールである。また、封印用ネジ74の上にも、同様のシールを貼付してもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ハードディスクドライブ装置に対する書き込み信号が遮断されるので、読み書き手段に接続された状態で、ハードディスクドライブ装置の内容が書き換えられることが防止される。さらに、正常終了信号をパーソナルコンピュータ側へ供給するため、書き込み動作が正常に終了したものと認識し、書き込み動作のリトライが起こらない。システムがフリーズするなどの不具合が生じることが抑制される。
【0038】
請求項2に記載の発明によれば、ハードディスクドライブ装置に対する書き込み信号が遮断されるので、読み書き手段に接続された状態で、ハードディスクドライブ装置の内容が書き換えられることが防止される。応答信号をライトプロテクト信号とすることで、読み書き手段側でのシステムの停止や不具合の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】制御部の動作を示すフローチャートである。
【図3】他の実施形態における制御部の動作を示すフローチャートである。
【図4】同じく、他の実施形態における制御部の動作を示すフローチャートである。
【図5】ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置の構造をブロック図として模式的に表した図
【図6】ケーシングの分解全体斜視図である。
【図7】ケーシングの全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置
11 電気回路部
12 ケーシング
2 制御部
3 切換手段
4 パーソナルコンピュータ
51 コネクタ
52 コネクタ
6 ハードディスクドライブ装置

Claims (2)

  1. ハードディスクドライブ装置と、前記ハードディスクドライブ装置からデータの読み出しと書き込みを行う読み書き手段との間に設けられ、前記読み書き手段からの前記ハードディスクドライブ装置への信号の供給と、前記ハードディスクドライブ装置から前記読み書き手段への信号の供給を中継する装置であって、
    前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へ供給される信号が書き込み予告信号であるかを判定する書き込み信号判定手段と、
    前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した場合には、前記読み書き手段からハードディスクドライブ装置への、書き込みを行うことを命令する信号の供給を遮断する規制手段と、
    前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した後、前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へデータの書き込みを行うことを命令する信号が出力されたかを判断する判断手段と、
    前記判断手段が、データの書き込みを行うことを命令する信号が出力されたと判断した場合には、ハードディスクドライブ装置に代わって、前記読み書き手段に対して、書き込み動作が正常に終了したことを意味する正常終了信号を出力する応答手段を有することを特徴とするハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置。
  2. ハードディスクドライブ装置と、前記ハードディスクドライブ装置からデータの読み出しと書き込みを行う読み書き手段との間に設けられ、前記読み書き手段からの前記ハードディスクドライブ装置への信号の供給と、前記ハードディスクドライブ装置から前記読み書き手段への信号の供給を中継する装置であって、
    読み書き手段に対してハードディスクドライブ装置が供給するデバイスデータを、リムーバブルディスクドライブ装置であるとする内容のデバイスデータに変換するデバイスデータ変換手段と、
    前記読み書き手段から前記ハードディスクドライブ装置へ供給される信号が書き込み予告信号であるかを判定する書き込み信号判定手段と、
    前記書き込み信号判定手段が、前記ハードディスクドライブ装置へ供給された信号が書き込み予告信号であると判定した場合には、前記読み書き手段からハードディスクドライブ装置への、書き込みを行うことを命令する信号の供給を遮断する規制手段と、
    前記読み書き手段が前記ハードディスクドライブ装置へエラーの内容を確認する信号を供給したか判断する手段と、
    エラーの内容を確認する信号を供給した場合には、ハードディスクドライブ装置に代わって、前記読み書き手段に対して、ライトプロテクト信号を出力する応答手段を有することを特徴とするハードディスクドライブ装置用ライトプロテクト装置。
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