JP3884991B2 - Damping structure using damping damper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、架構内に制震ダンパーを設けた制震構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
架構内に間柱式の制震ダンパーが組み込まれた制震構造物が従来から知られており、例えば、図5のようなベースプレートタイプや、図6のような埋込柱脚タイプの制震ダンパーが使用されている。
図5では、下側の梁51Bから上方に延びるようにコンクリート部材54が設けられ、このコンクリート部材54の上端面に制震ダンパー53が配置され、さらに制震ダンパー53の上から上側の梁51Aに延びるようにコンクリート部材52が設けられている。ここで、制震ダンパー53は、低降伏点鋼板53cの両側に普通鋼からなるフランジ53dを備えたH形あるいはI形の断面形状に形成され、その上下端に普通鋼からなるベースプレート53a,53eが設けられたものであり、ベースプレート53a,53e上においてコンクリート部材52,54から突出した主筋55にナット53bがネジ結合されている。
【0003】
図5の制震ダンパー53は、コンクリート部材52,54の端面に配置されるものであり、この端面で確実に定着されて滑りが生じないように、ベースプレート53a,53eは広く且つ厚く形成されており、したがって、ベースプレート53a,53eの鋼材量は、主要部である低降伏点鋼板53cやフランジ53dよりも多くなることがあり、この観点から制震ダンパー53は不経済なものであると言える。
また図5の制震構造を施工する際には、下側の梁51Bの上に鉄筋や型枠を組み立てて、この上に制震ダンパー53を載置した後、コンクリートを打設してコンクリート部材54を形成する。したがって、ベースプレート53eの下側にコンクリートが廻り込み難いため、高流動化コンクリートが使用されたり、またベースプレート53eの下側に空隙が生じた場合には、コンクリート打設後にモルタルを充填する必要があり、施工性が悪くなるという問題がある。
【0004】
次に、図6では下側の梁51Bにコンクリート部材64が立設され、上側の梁51Aから下方に延びるようにコンクリート部材62が設けられ、制震ダンパー63の上下端部63a,63dが各コンクリート部材62,64内に埋設されている。以上のような制震ダンパー63において、構造物にせん断力Qが作用した場合、コンクリートの支圧により制震ダンパー63の上下端部63a,63dに力が伝達されるため、制震ダンパー63の埋め込み長さが長くなるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、コンクリート部材への取付け施工を比較的容易に行なうことができる制震ダンパーを用いた制震構造を提供することにある。
本発明の別の課題は、コンクリート部材に埋め込まれる部分の長さが、従来の制震ダンパーに比べて低減された制震ダンパーを用いた制震構造を提供することにある。
また本発明の別の課題は、従来の制震ダンパーに比べてベースプレートの板厚が低減された制震ダンパーを用いた制震構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、柱梁架構内において上側の梁から下方に延びるようにコンクリート部材が設けられ、下側の梁から上方に延びるようにコンクリート部材が設けられ、両コンクリート部材間に制震ダンパーが設けられた制震構造であって、当該制震ダンパーは、低降伏点鋼板の両側にフランジ部が形成され、上下端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、当該縦リブから突出するように軸部材が設けられたものであり、前記制震ダンパーの上端部が上側のコンクリート部材内に埋設され、前記制震ダンパーの下端部が下側のコンクリート部材内に埋設され、前記上側及び下側のコンクリート部材内において前記フランジ部外側と前記軸部材と前記縦リブとで囲まれた箇所に主筋が配筋されたものである制震構造が提供される。
上記の制震ダンパーは、上下の梁から柱梁架構内に延びるコンクリート部材の端部間に配置され、制震ダンパーの上下端部がそれぞれコンクリート部材内に埋設されるものである。制震ダンパーには縦リブと軸部材が突設され、これら縦リブと軸部材とフランジ部外側とで囲まれた箇所に主筋が配設され、主筋と制震ダンパーはコンクリートを介して一体になる。したがって、構造物に層間変形が生じた場合には、コンクリートからフランジ部外側への支圧に加えて、主筋からコンクリートを介して制震ダンパーに力が伝達されるため、従来の埋込柱脚タイプのものに比べて、本発明の制震構造では、制震ダンパーの埋め込み長さを短くすることができる。
【0007】
また本発明によれば、柱梁架構内において上側の梁から下方に延びるようにコンクリート部材が設けられ、下側の梁から上方に延びるようにコンクリート部材が設けられ、両コンクリート部材間に制震ダンパーが設けられた制震構造であって、当該制震ダンパーは、上側部材と下側部材との先端部同士により粘弾性体、ゴム状弾塑性体、粘性体のいずれか1種の材料(以下、粘弾性体等ということもある)を挟持し、前記上側部材には前記粘弾性体等を挟持する先端部を除く鋼板の両側にそれぞれフランジ部が形成され、上端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、該縦リブから突出するように軸部材が設けられ、前記下側部材には前記粘弾性体等を挟持するための先端部を除く鋼板の両側にそれぞれフランジ部が形成され、下端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、該縦リブから突出するように軸部材が設けられたものであり、前記制震ダンパーの上端部が上側のコンクリート部材内に埋設され、前記制震ダンパーの下端部が下側のコンクリート部材内に埋設され、前記上側及び下側のコンクリート部材内において前記フランジ部外側と前記軸部材と前記縦リブとで囲まれた箇所に主筋が配筋されたものである制震構造が提供される。
【0008】
なお、請求項1の発明では低降伏点鋼板を使用し、その塑性変形により構造物の層間変形のエネルギーを吸収し、一方、請求項2の発明では、上下の鋼板の先端部同士により粘弾性体、ゴム状弾塑性体、粘性体のいずれか1種の材料を挟持し、その変形によりエネルギーを吸収するものである。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は本発明の第一の実施態様であり、(a)は制震ダンパー12を設けた制震構造10の正面図、(b)はIb−Ib線に沿った断面図、(c)はIc−Ic線に沿った断面図、(d)はId−Id線に沿った断面図である。
図1において、制震ダンパー12は、低降伏点鋼板12aの両側にフランジ部12bが形成され、コンクリートに埋設される上下端部12fにおけるフランジ部外側に縦リブ12gが形成され、縦リブ12gからフランジ部外側に延びるようにスタッド16aあるいはL字形の鋼棒16bが突設されている。図1では説明のため、上側縦リブ12gと上側フランジ部外側とにスタッド16aを突設させる一方で、下側縦リブ12gと下側フランジ部外側にL字形の鋼棒16bを固定したが、いずれも同様な作用や効果があるものであり、いずれを適用するかは適宜選択可能である。
また低降伏点鋼板12aの表と裏にはその剛性を補って面外方向への座屈を防止するための座屈補剛縦リブ12dと座屈補剛横リブ12cとが設けられている。また上下端部12fはそれぞれ普通鋼から形成されたものであり、低降伏点鋼板12aとの境界部分における表と裏には横リブ12eが設けられている。さらに、縦リブ12gはそれぞれ上下端部12fとほぼ同じ長さで、全長にわたり同じ幅で形成されている。
【0010】
上記制震ダンパー12は、柱梁架構内に設けられたコンクリート部材11,13の間に配置される。ここで、上下のコンクリート部材11,13は、主筋が上下の梁51A,51Bから柱梁架構内に向けて配設され、制震ダンパー12の上端部12fと下端部12fがせん断補強筋の内側に配置され、フランジ部外側とスタッド16aまたはL字形の鋼棒16bと縦リブ12gとで囲まれた箇所に主筋14が挿設され、これらの鉄筋、制震ダンパー12の上端部12f及び下端部12fがそれぞれコンクリート内に埋設されており、横リブ12eはコンクリートの端面に位置し、主筋の端部14aには座金が環装されると共にナット15がネジ結合されてコンクリートの端面に固定されている。なお、図1において、せん断補強筋が捲回された主筋と主筋14との端部は、コンクリート部材11,13内に留まるように図示されているが、これらの下端部はそれぞれ梁51A,51Bの内部まで延長するように配筋されている。
【0011】
上記制震構造10において、制震ダンパー12の縦リブ12gとスタッド16a、とフランジ部12bの外側とで囲まれた箇所には主筋14が配設されてコンクリート部材11,13が形成されているので、主筋14と制震ダンパー12とはコンクリートを介して力の伝達が為されるように一体化している。
したがって、以上の制震構造が設けられた構造物において層間変形が生じた場合、コンクリート部材11,13のコンクリートからフランジ部12bの外側へ支圧が作用すると共に、主筋14からコンクリートを介して制震ダンパー12に力が伝達されるため、上下端部のコンクリートへの埋め込み長さを短くすることができる。
【0012】
次に、図2(a)は制震ダンパー22を設けた制震構造20の正面図、図2(b)はIIb−IIb線に沿った断面図、図2(c)はIIc−IIc線に沿った断面図である。図2において、制震ダンパー22は、低降伏点鋼板22aの両側にフランジ部22bが形成され、コンクリートに埋設される上下端部22fにおけるフランジ部22bの外側に縦リブ22gが形成され、フランジ部22bの外側においてコンクリート面付近に配置される箇所に横リブ22hが形成され、横リブ22hには主筋24を挿通するための貫通孔が設けられている。ここで、低降伏点鋼板22aの表と裏にはその剛性を補って面外方向への座屈を防止するための座屈補剛縦リブ22dと座屈補剛横リブ22cが設けられている。また上下端部22fはそれぞれ普通鋼から形成されたものであり、低降伏点鋼板22aとの境界部分における表と裏には横リブ22eが設けられている。縦リブ22gは鋼板からなり、その2辺が横リブ22eとフランジ部22bに固定されている。
【0013】
図2において、コンクリート部材21は上側の梁51Aから下方に延びるように形成される一方で、コンクリート部材23は下側の梁51Bから上方に延びるように形成されたものであり、コンクリート部材21の下端面とコンクリート部材23の上端面との間には大きなスぺースが設けられ、このスぺースに制震ダンパー22が設置されて制震構造20は構成される。各コンクリート部材21,23は、主筋やせん断補強筋が上下の梁51A,51Bから柱梁架構内に向けて配設され、制震ダンパー22の上端部22fと下端部22fがせん断補強筋の内側に配置され、横リブ22hの貫通孔に主筋24が挿通され、これらの鉄筋、制震ダンパー22の上端部22f及び下端部22fがそれぞれコンクリート内に埋設されており、横リブ22hはコンクリートの端面に位置し、主筋の端部24aには座金が環装されると共にナット25がネジ結合されてコンクリートの端面に固定されている。
【0014】
上記制震構造20では、縦リブ22gにより補強された横リブ22hに主筋24が挿通されて制震ダンパー22がコンクリート部材21,23に固定されるため、構造物に層間変形が生じた場合に、圧縮側では横リブ22hとコンクリート内に埋設されたフランジ部22bへの支圧により制震ダンパー22に力が伝達され、引張側では主筋24から横リブ22h及び縦リブ22gを介して制震ダンパー22に力が伝達されるため、制震ダンパー22bの埋め込み長さ、すなわち上端部22fと下端部22fを短くすることができる。
【0015】
図3は本発明の第二の実施態様であり、(a)は制震ダンパー32を設けた制震構造30の正面図、(b)はIIIb−IIIb線に沿った断面図である。図3において、制震ダンパー32は、鋼板32aから上方に連なる上側部材と、鋼板32cから下方に連なる下側部材とを備え、両部材は鋼板32aと鋼板32cとにより粘弾性体32dを挟持して一体に形成されている。前記上側部材と下側部材は、粘弾性体32dを挟持するための先端部を除く鋼板32aの両側にそれぞれフランジ部32bが形成され、コンクリートに埋設される部位ではフランジ部32bの外側に縦リブ12gが形成され、縦リブから突出するようにスタッド16が突設されている。制震ダンパー32は、第一の実施態様と同様にして、コンクリート部材11,13に配置される。なお、第二の実施態様は、上下の鋼板の先端部同士で粘弾性体32d,42dを挟持し、その弾性変形によりエネルギーを吸収するものであり、一方、第一の実施態様は低降伏点鋼板12a,22aを使用し、その塑性変形により構造物の層間変形のエネルギーを吸収するものであり、これ以外の部位は、第二の実施態様が第一の実施態様と同じ構成を採用している。したがって、同じ構成には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部位には新たな符号を付して説明を加えた。また第二の実施態様では、コンクリート部材から制震ダンパーへの力の伝達や効果も、第一の実施態様と同様であるため、これも説明を省略する。
【0016】
図4(a)は制震ダンパー42を設けた制震構造40の正面図、図4(b)はIVb−IVb線に沿った断面図である。図4において、制震ダンパー42は、鋼板42aから上方に連なる上側部材と、鋼板42cから下方に連なる下側部材とを備え、両部材は鋼板42aと鋼板42cとにより粘弾性体42dを挟持して一体に形成されている。前記上側部材と下側部材は、粘弾性体42dを挟持するための先端部を除く鋼板42aの両側にそれぞれフランジ部42bが形成され、コンクリートに埋設される上下端部22fにおけるフランジ部22bの外側には縦リブ22gが形成され、フランジ部22bの外側においてコンクリート面付近に配置される箇所に横リブ22hが形成され、横リブ22hには主筋24を挿通するための貫通孔が設けられている。制震ダンパー42は、制震ダンパー22と同様にして、コンクリート部材21,23に設置される。
【0017】
【発明の効果】
本発明の制震ダンパーは、上下端部におけるフランジ部外側に縦リブを備え、該縦リブから軸部材が突設されているので、これら縦リブと軸部材とフランジ部外側とで囲まれた箇所に主筋を配設してコンクリート部材を形成すれば、主筋からコンクリートを介して制震ダンパーに力が伝達されるため、上下端部の埋め込み長さを短くすることができて、従来の制震ダンパーのようなベースプレートも不要になる。したがって、本発明の制震ダンパーは、従来の埋込柱脚タイプのものに比べて、施工時の取り扱いが容易になると共に、鋼材量が減少し材料コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制震ダンパーを設けた制震構造であって、(a)は正面図、(b)はIb−Ib線に沿った断面図、(c)はIc−Ic線に沿った断面図、(d)はId−Id線に沿った断面図である。
【図2】図1とは異なる態様の制震ダンパーを設けた制震構造であって、(a)は正面図、(b)はIIb−IIb線に沿った断面図、(c)はIIc−IIc線に沿った断面図である。
【図3】図1及び図2とは異なる態様の制震ダンパーを設けた制震構造であって、(a)は正面図、(b)はIIIb−IIIb線に沿った断面図である。
【図4】図1乃至図3とは異なる態様の制震ダンパーを設けた制震構造であって、(a)は正面図、(b)はIVb−IVb線に沿った断面図である。
【図5】従来例を示す正面図である。
【図6】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 制震構造
11,21 上側コンクリート部材
12,22,32,42 制震ダンパー
13,23 下側コンクリート部材
14,24,34,44 主筋
12a,22a 低降伏点鋼板
12b,22b,32b,42b フランジ部
32d,42d 粘弾性体
16 スタッド
12g,22g 縦リブ
22h 横リブ
51A,51B 梁[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a vibration control structure in which a vibration control damper is provided in a frame.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a vibration control structure in which a stud type vibration control damper is incorporated in a frame is known. For example, a base plate type as shown in FIG. 5 or an embedded column base type vibration control damper as shown in FIG. Is used.
In FIG. 5, a
[0003]
The damping
When constructing the vibration control structure shown in FIG. 5, a reinforcing bar and a formwork are assembled on the
[0004]
Next, in FIG. 6, a
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve the above problems, its object is a vibration control structure using seismic damping damper that can perform a mounting construction of the concrete member relatively easily It is to provide.
Another object of the present invention, the length of the portion to be embedded in the concrete member, is to provide a vibration control structure using a vibration control damper which is reduced in comparison with the conventional vibration control dampers.
It is another object of the present invention is that the thickness of the base plate as compared with the conventional vibration control damper provide vibration control structure using a vibration control damper with reduced.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the concrete member is provided to extend downward from the upper beam in the column beam frame, and the concrete member is provided to extend upward from the lower beam. The damper is provided with a flange portion formed on both sides of the low yield point steel plate, a vertical rib formed on the outer side of the flange portion at the upper and lower ends, and protruding from the vertical rib. The upper end of the vibration damper is embedded in the upper concrete member, and the lower end of the vibration damper is embedded in the lower concrete member. In the lower concrete member, there is provided a vibration control structure in which main bars are arranged at locations surrounded by the flange portion outer side, the shaft member, and the vertical ribs.
Said damping damper is arrange | positioned between the edge parts of the concrete member extended in a column beam frame from an upper and lower beam, and the upper and lower ends of a damping damper are each embed | buried in a concrete member . Seismic control the damper longitudinal rib and the shaft member is projected, main reinforcements at a position surrounded by the these longitudinal ribs and the shaft member and the flange portion outer is arranged mainly muscle and Vibration Control damper Concrete Unite through. Therefore, when interlaminar deformation occurs in the structure, in addition to the bearing pressure from the concrete to the outside of the flange, the force is transmitted from the main reinforcement to the seismic damper via the concrete. Compared with the type, in the damping structure of the present invention, the embedding length of the damping damper can be shortened.
[0007]
According to the present invention, the concrete member is provided to extend downward from the upper beam in the column beam frame, and the concrete member is provided to extend upward from the lower beam. A damping structure provided with a damper, wherein the damping damper is made of a material of any one of a viscoelastic body, a rubber-like elastoplastic body, and a viscous body by the tip portions of the upper member and the lower member ( (Hereinafter also referred to as a viscoelastic body, etc.), and the upper member is formed with flange portions on both sides of the steel plate excluding the front end portion that sandwiches the viscoelastic body, etc. Longitudinal ribs are formed, shaft members are provided so as to protrude from the longitudinal ribs, and flange portions are formed on both sides of the steel plate excluding the tip portion for sandwiching the viscoelastic body and the like on the lower member. , Lower end A vertical rib is formed on the outer side of the flange portion, and a shaft member is provided so as to protrude from the vertical rib. An upper end portion of the vibration damper is embedded in an upper concrete member, and the vibration damper In which the lower end portion is embedded in the lower concrete member, and the main bars are arranged in the upper and lower concrete members surrounded by the flange portion outer side, the shaft member and the vertical rib. A damping structure is provided.
[0008]
In the invention of claim 1 , a low yield point steel plate is used, and the energy of interlayer deformation of the structure is absorbed by plastic deformation thereof . On the other hand, in the invention of claim 2, viscoelasticity is caused by the tips of the upper and lower steel plates. A material, a rubber-like elastic-plastic material, or a viscous material is sandwiched and energy is absorbed by deformation .
[0009]
【Example】
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a first embodiment of the present invention, where (a) is a front view of a
In FIG. 1, the
Further, on the front and back of the low yield
[0010]
The
[0011]
In the
Therefore, when interlaminar deformation occurs in the structure provided with the above-described vibration control structure, a bearing pressure is applied from the concrete of the
[0012]
Next, FIG. 2A is a front view of the
[0013]
In FIG. 2, the
[0014]
In the above-described
[0015]
3A and 3B show a second embodiment of the present invention, in which FIG. 3A is a front view of a
[0016]
FIG. 4A is a front view of the damping
[0017]
【The invention's effect】
The seismic damper of the present invention includes a vertical rib on the outer side of the flange portion at the upper and lower end portions, and a shaft member protrudes from the vertical rib, and thus is surrounded by the vertical rib, the shaft member, and the outer flange portion. If the main reinforcement is arranged at the location to form the concrete member, the force is transmitted from the main reinforcement to the damping damper via the concrete, so the embedding length of the upper and lower ends can be shortened, and the conventional control A base plate like a seismic damper is also unnecessary. Therefore, the seismic damper of the present invention is easier to handle at the time of construction than the conventional embedded column base type, and the amount of steel material is reduced and the material cost is also reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vibration control structure provided with a vibration damper according to the present invention, wherein (a) is a front view, (b) is a cross-sectional view taken along line Ib-Ib, and (c) is a line along Ic-Ic. (D) is a cross-sectional view along the Id-Id line.
2 is a vibration control structure provided with a vibration control damper different from that of FIG. 1, wherein (a) is a front view, (b) is a cross-sectional view taken along line IIb-IIb, and (c) is IIc. It is sectional drawing along the -IIc line.
FIGS. 3A and 3B show a vibration control structure provided with a vibration control damper in a mode different from FIGS. 1 and 2, wherein FIG. 3A is a front view and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line IIIb-IIIb.
4A and 4B show a vibration control structure provided with a vibration damper in a mode different from that shown in FIGS. 1 to 3, wherein FIG. 4A is a front view, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line IVb-IVb.
FIG. 5 is a front view showing a conventional example.
FIG. 6 is a front view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
10, 20, 30, 40 Damping
Claims (2)
当該制震ダンパーは、低降伏点鋼板の両側にフランジ部が形成され、上下端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、当該縦リブから突出するように軸部材が設けられたものであり、 The damping damper has a flange portion formed on both sides of the low yield point steel plate, a vertical rib is formed on the outer side of the flange portion at the upper and lower end portions, and a shaft member is provided so as to protrude from the vertical rib. ,
前記制震ダンパーの上端部が上側のコンクリート部材内に埋設され、前記制震ダンパーの下端部が下側のコンクリート部材内に埋設され、前記上側及び下側のコンクリート部材内において前記フランジ部外側と前記軸部材と前記縦リブとで囲まれた箇所に主筋が配筋されたものである制震構造。 An upper end portion of the damping damper is embedded in the upper concrete member, a lower end portion of the damping damper is embedded in the lower concrete member, and the flange portion outside the upper and lower concrete members A seismic control structure in which a main reinforcement is arranged at a location surrounded by the shaft member and the vertical rib.
当該制震ダンパーは、上側部材と下側部材との先端部同士により粘弾性体、ゴム状弾塑性体、粘性体のいずれか1種の材料(以下、粘弾性体等ということもある)を挟持し、前記上側部材には前記粘弾性体等を挟持する先端部を除く鋼板の両側にそれぞれフランジ部が形成され、上端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、該縦リブから突出するように軸部材が設けられ、前記下側部材には前記粘弾性体等を挟持するための先端部を除く鋼板の両側にそれぞれフランジ部が形成され、下端部におけるフランジ部外側に縦リブが形成され、該縦リブから突出するように軸部材が設けられたものであり、 The seismic damper includes a viscoelastic material, a rubber-like elastic-plastic material, or a viscous material (hereinafter also referred to as a viscoelastic material, etc.) depending on the tip portions of the upper member and the lower member. The upper member is formed with flange portions on both sides of the steel plate excluding the tip portion for sandwiching the viscoelastic body and the like, and a vertical rib is formed on the outer side of the flange portion at the upper end portion, and protrudes from the vertical rib. The lower member is formed with flange portions on both sides of the steel plate excluding the tip portion for sandwiching the viscoelastic body and the like, and the vertical rib is formed on the outer side of the flange portion at the lower end portion. And a shaft member is provided so as to protrude from the vertical rib,
前記制震ダンパーの上端部が上側のコンクリート部材内に埋設され、前記制震ダンパーの下端部が下側のコンクリート部材内に埋設され、前記上側及び下側のコンクリート部材内において前記フランジ部外側と前記軸部材と前記縦リブとで囲まれた箇所に主筋が配筋されたものである制震構造。 An upper end portion of the damping damper is embedded in the upper concrete member, a lower end portion of the damping damper is embedded in the lower concrete member, and the flange portion outside the upper and lower concrete members A seismic control structure in which a main reinforcement is arranged at a location surrounded by the shaft member and the vertical rib.
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