JP3884560B2 - 導電率センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川や湖沼、海などの水質調査や、養殖や液耕栽培における水質管理などに用いて好適な導電率センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、水質の基本的な指標である導電率と、この導電率を基にして演算される塩分濃度と、pHと、濁度と、DO(溶存酸素量)と、水温との合計六項目を同時に測定し、かつ、その測定値をメモリーできる水質測定装置を製造している。
【0003】
この水質測定装置において、導電率、pH、濁度、DOの4項目の1点校正を行えるようにしており、その校正は、例えばフタル酸塩pH標準液を入れた専用の校正容器にセンサを浸して行うが、DOについては、大気によるスパン点校正を行うことから、DOセンサを校正液に浸らせない構造としている。
【0004】
一方、導電率センサは、分極の影響を受けにくい交流式電極法を採用して、高濃度でも信頼性の高い安定したデータを得られるようにしており、左右で対となった電圧検出極とその両側の電圧印加極とをセル内に配置して成る導電率センサを、DOセンサよりも下方に配置して、上記した4項目の1点校正に際して、DOセンサを校正液に浸らせないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、電圧検出極と電圧印加極の各電極を水平方向に配置する関係上、セルが横長になることから、センサ本体の平面視形状が大きくなり、例えば細い縦管内の水質測定などに限界があったのである。
【0006】
また、上記の電極を上方から覆うようにセルを備えているので、導電率センサを上下に揺するなどしても、サンプルはスムーズに置換されず、連続測定の面でも難点があった。
【0007】
そこで本発明者らは、細い縦管などでの測定限界を更に拡げ得て、しかも、サンプルの置換がスムースで連続測定面で好適である上に、センサ本体のコンパクト化と校正液の少量化とが達成される水質測定装置を開発したのである。
【0008】
即ち、図10及び図11に示すように、センサ本体31を上下に揺するだけでサンプルの置換がスムースに行われるように、導電率センサ32のセル33として、これを上下部にサンプルの流入出口34,35を備えた縦型の筒状セル33にし、かつ、このセル33を小径にすることができるように、延いては、センサ本体31の平面視形状を小さくできるように、電圧検出極36,37と電圧印加極38,39とを上下に配置して、細い縦管などでの測定限界を更に拡げるようにし、更に、センサ本体31のコンパクト化に加えて校正液の少量化を図るために、導電率センサ32を上下方向で出来るだけDOセンサ40に近づけるように配置したのである。
【0009】
ところで、図11に示すように、導電率センサ32をサンプルに浸した状態では、サンプルの流入出口34,35を通して且つ上下の電圧印加極38,39にわたって、セル外部への電場bの回り込みが生じることになる。
【0010】
一方、上部側のサンプル流入出口34を大気に開放させるまで導電率センサ32を引き上げて、上記の4極36〜39をサンプルに浸した状態では、大気が高絶縁体であることから、上下の電圧印加極38,39にわたっては、上記したセル外部への電場の回り込みが生じることはないのである。
【0011】
然るに、センサ本体31のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、導電率センサ32を上下方向で出来るだけDOセンサ40に近づけて配置した場合、より具体的には、DOセンサ40を校正液に浸さないで、かつ、導電率センサ32の上記4極36〜39を校正液に浸して行う校正時に、上部側のサンプル流入出口34が液面の上方に位置する構成の場合、その校正時には、上下の電圧印加極38,39にわたるセル外部への電場の回り込みが生じないのに対して、導電率センサ32およびサンプル流入出口34をサンプルに浸して行う導電率の測定時には、上下の電圧印加極38,39にわたってセル外部への電場の回り込みが生じることから、サンプルの導電率が実際よりも低く指示されることになり、この際の電場の回り込みによる誤差は10%以上もあって、性能面で問題が生じることになる。
【0012】
この問題は、上記の校正時に上部側のサンプル流入出口が液面下に位置するように構成することで解決されるが、これではセンサ本体のコンパクト化ならびに校正液の少量化に逆行することになる。
【0013】
また、上記の不都合は、DOセンサと組み合わせた場合に限られるものではなく、DOセンサと組み合わせない場合であっても、校正時とサンプル測定時との液面の位置により、電場の回り込み量の変化に伴う誤差が生じることがある。
【0014】
そこで本発明は、センサ本体のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、導電率センサをDOセンサに近づけながらも、導電率の測定時には、セル外部への電場の回り込みを極力生じさせないようにして、サンプルの導電率を性能よく測定できるようにすることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、サンプルの置換がスムースで連続測定面で好適であり、しかも、細い縦管などでの測定限界を拡大できるようにした導電率センサ、具体的には、上下部にサンプルの流入出口を備えた縦型の筒状セル内に、上下対の電圧検出極と、その上下両側に電圧印加極とを配置するとともに、上下の電圧印加極にわたって、セル外部への電場の回り込みを縮減するため上記の極配置域を外れた部位の筒状セルの流路面積を、極配置域の流路面積よりも小に形成して成る導電率センサであって、前記筒状セルの電圧印加極間の中央部における等電位部に、サンプルの置換をスムースにすべくサンプルの横方向への流れを生じさる開口を前記サンプルの流入出口とは別に形成してある点に特徴がある(請求項1)。
【0016】
上記の構成によれば、導電率センサおよびサンプル流入出口をサンプルに浸した際の、電圧印加極にわたるセル外部への電場に対する液抵抗は、極配置域を外れる部位の面積の縮小率に反比例して大となり、これに比例してセル外部への電場の回り込みが縮減されるもので、電場は極めて疎なる状態になる。
【0017】
この際、上記の液抵抗値が電圧検出極間のサンプル抵抗値に対して極めて大きくなるセル構造にすると、例えば100倍以上にもなるセル構造にすると、電圧印加極にわたるセル外部への電場の回り込みが殆どなくなるのであり、これは即ち、導電率センサの電圧検出極ならびに電圧印加極をサンプルに浸して、上部側のサンプル流入出口を大気に開放させた状態と変わりないのである。
【0018】
従って、導電率センサとして、センサ本体のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、これの上部側のサンプル流入出口を、校正時に液面の上方に位置させるように構成しても、電圧検出極と電圧印加極を校正液に浸して校正を行うことで、セル外部への電場の回り込みの影響をうけることなく、サンプルの導電率を性能よく測定することができるのである。
しかも、筒状セルの電圧印加極間の中央部における等電位部に開口を形成することによって、サンプルの横方向への流れが生じることに加えて、サンプルの置換も一層スムースに行われるもので、連続測定面で優れた構成の導電率センサが提供される。
【0019】
請求項2記載の発明では、上記の導電率センサにおいて、前記筒状セルの流路に対して斜めに交差する直線上に電圧印加極を配置し、この電圧印加極の上下両側に電場遮蔽部材を設けている。
【0020】
上記の構成においては、筒状セルの電圧印加極間の中央部における等電位部に開口を形成することによって、サンプルの横方向への流れが生じることに加えて、サンプルの置換も一層スムースに行われる上に、導電率センサおよびサンプル流入出口をサンプルに浸した際の、電圧印加極にわたるセル外部への電場の回り込みそのものを遮蔽して、上下の電圧印加極にわたるセル外部への電場の回り込みを極めて疎なる状態にするのであって、上下の電圧印加極にわたるセル外部への電場の回り込みがダブルで縮減される。これは即ち、導電率センサの電圧検出極ならびに電圧印加極をサンプルに浸して、上部側のサンプル流入出口を大気に開放させた状態と変わりないのである。
【0021】
従って、かゝる構成の導電率センサにおいても、センサ本体のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、これの上部側のサンプル流入出口を、校正時に液面の上方に位置させるように構成しても、電圧検出極と電圧印加極を校正液に浸して校正を行うことで、サンプルの導電率を性能よく測定することができるのである。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は水質測定装置を示し、操作パネル1と測定データの表示部2とを備えた装置本体3と、サンプルに浸されるセンサ本体4とを、センサ本体4の吊り下げ保持を兼ねる防水タイプの通信ケーブル5によって連結している。図中の6は保護管である。
【0024】
センサ本体4は、メモリ機能を有する演算部や、演算された測定データを時系列的に記録するデータロガーなどを内蔵した耐圧構造の水密ケース7に対して、それの吊り下げ下部側に、導電率センサ8と、ガラスpH電極9と、比較電極10と、濁度センサ11と、DOセンサ12と、水温計13とを備えて成り、導電率と、その導電率を基にして演算される塩分濃度と、pHと、濁度と、DOと、水温の合計六項目を同時に測定できるようになっている。
【0025】
上記の導電率センサ8として、図3に示すように、分極の影響を受けにくい交流式の4電極法を採用して、信頼性の高い安定した導電率の測定データを得られるようにしており、具体的には、図4及び図5に示すように、請求項1記載の発明に対応する導電率センサ8として、センサ本体4を上下に揺するだけでサンプルの置換がスムースに行われるように、導電率セル14を、上下部にサンプルの流入出口15,16を備えた縦型の筒状セルと成し、更に、この筒状セル14の電圧印加極19,20間の中央部における等電位部に開口21を形成して、サンプルの横方向への流れを生じさせることに加えて、サンプルの置換を一層スムースに行わせるようにしている。
【0026】
そして、筒状セル14を小径にしてセンサ本体4の平面視形状を小さくできるように、即ち、細い縦管などでの各種測定が可能なように、前記筒状セル14内に、上下一対の電圧検出極17,18と、その上下両側に電圧印加極19,20とを配置し、更に、センサ本体4のコンパクト化に加えて校正液の少量化を図るために、導電率センサ8を上下方向で出来るだけDOセンサ12に近づけるように構成しており、具体的には、DOセンサ12を校正液に浸さないで、かつ、上記の電極(電圧検出極17,18と電圧印加極19,20)を校正液に浸して行う校正時に、上部側のサンプル流入出口15が大気開放されるように構成している。
【0027】
ここで、上記導電率センサ8およびサンプル流入出口15をサンプルに浸した状態では、サンプルの流入出口15,16を通して且つ上下の電圧印加極19,20にわたって、セル外部への電場の回り込みが生じ、上部側の流入出口15を大気に開放させて、上記の電極17〜20をサンプルに浸した状態では、上下の電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場の回り込みは生じないのであり、この際の電場の回り込みによる誤差は、前述した従来構造の場合は10%以上もあって、性能面で問題が生じることは既述した通りである。
【0028】
そこで本発明は、かゝる不都合を解消するために、上記電極17〜20の配置域を外れた部位の筒状セル14の流路面積Aを、電極配置域の流路面積Bよりも小に形成して、サンプル流入出口15,16を通して上下の電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場の回り込みを防止するように構成したのである。
また、筒状セル14の電圧印加極17,18間の中央部における等電位部に開口21を形成することによって、サンプルの横方向への流れが生じることに加えて、サンプルの置換も一層スムースに行われるようにしたのである。
【0029】
上記の構成によれば、導電率センサ8およびサンプル流入出口15をサンプルに浸した際の、電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場に対する液抵抗は、電極配置域を外れる部位の流路面積Aの縮小率に反比例して大となり、これに比例してセル外部への電場aの回り込みが縮減されることで、電場aは極めて疎なる状態になるのであり、ここで、上記の液抵抗値が電圧検出極17,18間のサンプル抵抗値に対して極めて大きくなるセル構造にすると、例えば100倍以上にもなるセル構造にすると、電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場aの回り込みが殆どなくなるのである。
【0030】
これは即ち、導電率センサ8の上記電極17〜20をサンプルに浸して、上部側のサンプル流入出口15を大気に開放させた状態と変わりないのであり、従って、導電率センサ8として、センサ本体4のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、これの上部側のサンプル流入出口15を、校正時に液面の上方に位置させる構成にしても、上記電極17〜20を校正液に浸して校正を行うことで、サンプルの導電率を性能よく測定することができるのである。
【0031】
参考例としての、交流式の4電極法による導電率センサ8を、図6及び図7に示している。この導電率センサ8にあっては、上下のサンプル流入出口15,16を上下の端面部に形成するように、筒状セル14のサンプル流路をほゞストレートにし、かつ、筒状セル14の流路に対してやゝ斜めに交差する直線上の上下に電圧印加極19,20を配置する一方、この電圧印加極19,20間に電圧検出極17,18を配置し、更に、電圧印加極19,20に近接させる状態で、この電圧印加極19,20の上下両側に電場遮蔽部材22を設けている。
【0032】
かゝる構成の導電率センサ8にあっては、導電率センサ8およびサンプル流入出口15をサンプルに浸した際の、電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場の回り込みそのものを、電場遮蔽部材22によって遮蔽させるのであって、この遮蔽によって、上下の電圧印加極19,20にわたるセル外部への電場の回り込みを極めて疎なる状態になるのであり、これは即ち、導電率センサ8の上記電極17〜20をサンプルに浸して、上部側のサンプル流入出口15を大気に開放させた状態と変わりないのである。
【0033】
従って、かゝる構成の導電率センサ8においても、センサ本体4のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、これの上部側のサンプル流入出口15を、校正時に液面の上方に位置させるように構成しても、上記電極17〜20を校正液に浸して校正を行うことで、サンプルの導電率を性能よく測定することができるのである。
【0034】
また、上記電極17〜20の配置によれば、セル内部での電場の指向性が電圧印加極19,20間に与えられることから、電圧検出極17,18への電流密度が高くなり、通常の交流式4電極法に比較してセル外部の電流密度が低くなることから、セル外部への電場の回り込みの影響はもとより、セル定数の低下に起因する直線性の低下もなくすことが可能となる。
【0035】
尚、上記の参考例では、上部側のサンプル流入出口15を筒状セル14の上端面部に形成しているが、図5に示したように、この流入出口15を筒状セル14の側面部に開口させてもよいのである。
【0036】
また、本発明の他の実施の形態として、筒状セルの流路に対して斜めに交差する直線上に電圧印加極を配置し、この間に電圧検出極を配置し、かつ、電圧印加極の上下両側に電場遮蔽部材を設ける一方、上記電極の配置域を外れた部位の筒状セルの流路面積を、電極配置域の流路面積よりも小に形成して、導電率センサを構成した場合、かゝる構成の導電率センサによれば、筒状セル14の電圧印加極17,18間の中央部における等電位部に開口21を形成することによって、サンプルの横方向への流れが生じることに加えて、サンプルの置換も一層スムースに行われるようにできる上に、上下の電圧印加極にわたるセル外部への電場の回り込みがダブルで縮減される点で好適である。
【0037】
更に、上記の各実施の形態では、交流式の4電極法による導電率センサについて説明しているが、それ以上の多電極法によるDOセンサにも、本発明を実施実施可能であって、電極数について制限を受けるものではない。
【0038】
即ち、図8に示すように、5電極法によるDOセンサ8では、上下対の電圧検出極17,18の中間に零電位極23を設けて、電圧印加極19,20にプラス・マイナスの同電位を印加することで、印加電圧レベルを低く抑えるできるのであり、図9に示すように、6電極法によるDOセンサ8では、電圧印加極19,20を複数設けることで、上記と同一電位で強い電場を得たり、あるいは、上記と同一の電場をえることが、低レベルの印加電圧で可能となるのであって、このような多電極法によるDOセンサにも、本発明を実施することが可能であることは言うまでもないのである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上下部にサンプルの流入出口を備えた縦型の筒状セル内に、上下対の電圧検出極と、その上下両側に電圧印加極とを配置して、サンプルの置換がスムースで連続測定面で好適である上に、細い縦管などでの測定限界を拡大できるようにした導電率センサにおいて、請求項1記載の発明では、上記の極配置域を外れた部位の筒状セルの流路面積を、極配置域の流路面積よりも小に形成するとともに、筒状セルの電圧印加極間の中央部における等電位部に開口を形成した点に特徴を有する。
【0040】
また、請求項2記載の発明では、筒状セルの流路に対して斜めに交差する直線上に電圧印加極を配置し、この電圧印加極の上下両側に電場遮蔽部材を設けた点に特徴を有するのであって、これらの導電率センサにおいて、センサ本体のコンパクト化と校正液の少量化とを図るべく、上部側のサンプル流入出口を校正時に大気開放させるように構成したとしても、セル外部への電場の回り込みによる性能面への影響がなくなることから、サンプルの導電率を性能よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水質測定装置の斜視図である。
【図2】 各種センサの配置説明図である。
【図3】 交流式の4電極法による導電率の測定原理図である。
【図4】 導電率センサとDOセンサとの側面図である。
【図5】 図4のX−X線断面図である。
【図6】 参考例による導電率センサとDOセンサとの側面図である。
【図7】 図6のY−Y線断面図である。
【図8】 交流式の5電極法による導電率の測定原理図である。
【図9】 交流式の6電極法による導電率の測定原理図である。
【図10】 本発明を比較する導電率センサとDOセンサとの側面図である。
【図11】 図10のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
14…筒状セル、15,16…サンプル流入出口、17,18…電圧検出極、19,20…電圧印加極、21…開口、22…電場遮蔽部材、A,B…筒状セルの流路面積。
Claims (2)
- 上下部にサンプルの流入出口を備えた縦型の筒状セル内に、上下対の電圧検出極と、その上下両側に電圧印加極とを配置するとともに、上下の電圧印加極にわたって、セル外部への電場の回り込みを縮減するため上記の極配置域を外れた部位の筒状セルの流路面積を、極配置域の流路面積よりも小に形成して成る導電率センサであって、前記筒状セルの電圧印加極間の中央部における等電位部に、サンプルの置換をスムースにすべくサンプルの横方向への流れを生じさる開口を前記サンプルの流入出口とは別に形成してあることを特徴とする導電率センサ。
- 前記筒状セルの流路に対して斜めに交差する直線上に電圧印加極を配置し、この電圧印加極の上下両側に電場遮蔽部材を設けて成る請求項1記載の導電率センサ。
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