JP3884300B2 - データを転送する方法およびその電気通信システムならびに移動局 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット無線サービスにおいて情報を転送するための方法および装置に関する。本発明はさらに、送信デバイスと受信デバイスとの間のインターフェースにおける個々のパケット交換無線接続上のパケットデータ転送リソースに関する制御情報の転送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
「移動体電気通信システム(mobile telecomunication system)」という呼称は一般に任意の電気通信システムを指し、このシステムは、移動局(MS)のユーザが当該システムのサービス地域内に位置する場合に、移動局と当該システムの固定部分との間のワイヤレス通信接続を可能にする。代表的な移動体通信システム(mobile comunication system)は公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)である。本特許出願時に使用されていた移動体電気通信システムの大半はそのようなシステムの第2世代に属しており、公知の例はGSMシステム(移動通信用広域システム)である。しかしながら、本発明は、UMTS(ユニバーサル移動体通信システム)として知られるシステムのような移動体電気通信システムの次世代、すなわち第3世代にも適用することができる。
【0003】
マルチユーザ無線通信システムは、無線リソース(時間、周波数)を個々の無線接続に割り当てるために明確な手順を有していなければならない。本特許出願においては、多数の移動局と通信するように構成された基地局を各セルが含むセルラー無線システムにおけるパケット交換無線接続を特に検討する。一例として、公知のGPRS(一般パケット無線サービス)について論じ、この既知のリソース割当て手順は、ETSI(ヨーロッパ電気通信規格協会)発行の技術仕様GSM04.60号に規定されている[1]。
【0004】
GPRS(一般パケット無線サービス)などのパケット交換ワイヤレスネットワークは、データサービス、例えばインターネットサービス、を高い費用効率で提供するように設計されている。GPRSにおいては、チャネルは一人のユーザに継続的に割り当てられるのではなく、複数のユーザ間で共有される。これにより効率的なデータ多重化が容易になる。しかしながら、多様な種類のデータサービスはデータ接続のために様々な要件がある。例えば、過去数年の間にインターネットリアルタイムサービスは人気が高まり、IP(インターネットプロトコル)電話通信および種々のストリーミングアプリケーションはすでにインターネットにおいて一般的である。これらのサービスは、例えばファクシミリまたはeメールメッセージの転送に比較して、データ接続のために様々な要件がある。したがって、データ転送のための接続は一般に、サービス品質(QoS)要件などのサービス要件に応じて確立される。しかしながら、同じセッション中に多種類のサービスを用いる場合、複数の接続または「テンポラリーブロックフロー(temporary block flow)」を用いる必要があり、その各々は特定のサービスタイプに割り当てられる。
【0005】
従来技術の解決策の問題点と、本発明の着想をよりいっそう理解するため、従来技術のデジタルセルラー無線システムの構造を次に簡潔に説明し、次いでGPRSを前述の規格[1]のいくつかの部分を簡単に説明することによってより詳細に説明する。
【0006】
図1は、従来公知のGSMセルラー無線システムを示すものである。端末MSは、基地局および基地局制御装置/無線ネットワーク制御装置RNCを含む無線アクセスネットワークRANに接続されている。セルラー無線システムのコアネットワークCNは、移動体サービス交換センター(MSC)および関連する伝送システムを含んでいる。もしこのシステムがGPRSサービスをサポートすれば、コアネットワークは在圏GPRSサポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)も含む。したがって、GSMから開発された、例えばGSMフェーズ2+規格は、GPRSのような新しいサービスを提供し得る。新しいタイプの無線アクセスネットワークは、種々のタイプの固定コアネットワークCNと、そして特にGSMシステムのGPRSネットワークと協動し得る。
【0007】
図2は、一般パケット無線サービス(GPRS)の構造を示すものである。現在、GPRSは、GSMシステムに基づいた新しいサービスであるが、将来は一般的になると考えられている。GPRSは、GSMフェーズ2+および3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)のUMTSの標準化作業の目的の1つである。GPRS稼動環境には、1つまたはそれより多いサブネットワークサービス領域を含まれ、これはGPRSバックボーンネットワークにより相互接続されている。あるサブネットワークは、多数のパケットデータサービスノード(SN)を備え、これらのパケットデータサービスノードは、本出願では、在圏GPRSサポートノード(SGSN)153と呼ばれ、その各々は、移動データ端末151のために、いくつかの基地局152、つまり、セルを介してパケットサービスを提供できるように、移動体電気通信システムに(一般には、相互接続装置を通して基地局に)接続されている。中間移動体通信ネットワークは、ある1つのサポートノードと複数の移動データ端末151との間にパケット交換データ伝送を提供する。種々のサブネットワークが、ある1つの外部データネットワークへ、例えば公衆データネットワーク(PDN)155へ、GPRSゲートウェーサポートノードGGSN154を介して順番に接続される。このようにして、移動体電気通信システムの適切な部分がアクセスネットワークとして機能するときに、GPRSサービスにより、移動データ端末と外部データネットワークとの間のパケットデータ伝送を提供できる。
【0008】
GPRSサービスへアクセスするためには、移動局は最初に、GPRSアタッチメントを実施して自己の存在をネットワークに知らせなければならない。このオペレーションによって、移動局とSGSNとの間に論理リンクが確立され、そして移動局が、GPRSを経てのSMS(ショートメッセージサービス)158、159、SGSNを介してのページング、そして到来するGPRSデータの通知について利用可能になる。より詳細には、移動局がGPRSネットワークにアタッチするとき、すなわちGPRSアタッチ手順において、SGSNは、移動管理コンテキスト(MMコンテキスト)を形成する。また、ユーザ認証は、GPRSアタッチ手順においてSGSNにより実行される。GPRSデータを送受信するためには、MSは、PDP起動手順(パケットデータプロトコル)を要求することにより、使用されるべきパケットデータアドレスを起動しなければならない。このオペレーションにより、対応するGGSNにおいて移動局が知られ、そして外部データネットワークとの相互接続が開始できる。より詳細には、PDPコンテキストが移動局、GGSNおよびSGSN内に形成される。パケットデータプロトコルコンテキストは、PDPタイプ(例えば、X.25またはIP)、PDPアドレス(例えば、X.121アドレス)、サービス品質(QoS)およびNSAPI(ネットワークサービスアクセスポイント識別子)などの種々のデータ伝送パラメータを定義する。MSは、PDPを特定メッセージ、起動PDPコンテキスト要求、で起動し、これは、TLLI、PDP形式、PDPアドレス、要求されたQoSおよびNSAPIそして任意にアクセスポイント名(APN)に関する情報を与える。
【0009】
図2も、以下のGSM機能ブロックを示すものである。すなわち、移動体交換センター(MSC)/ビジターロケーションレジスタ(VLR)160、ホームロケーションレジスタ(HLR)157およびイクイップメントアイデンティティレジスタ(EIR)161である。GPRSシステムは通常、他の公衆地上移動ネットワーク(PLMN)156にも接続されている。
【0010】
デジタルデータ伝送プロトコルを適用する機能は一般に、OSI(オープンシステムズインターフェース)によるスタックとして記述され、そこでは、スタックの種々の層のタスクならびに層間のデータ伝送は正確に定義される。本特許出願においてディジタルワイヤレスデータ伝送システムの1例として観察されるGSMシステムフェーズ2+においては、5つのオペレーション層が定義されている。
【0011】
プロトコル層間の関係が図3に例示してある。移動局MSと基地局サブシステムとの間の最下位層のプロトコル層は層1(L1)200、201で、これは物理的無線接続に対応している。その上には、標準OSIモデルの層2および3に対応するエンティティが位置し、そこでは最下位層は無線リンク制御/メディアアクセス制御(RLC/MAC)層202、203であり、その上にはPDCP層204、205が位置し、最上位には無線リソース制御(RRC)層206、207が位置する。一般無線アクセスネットワークの基地局サブシステムGERANBSSとコアネットワーク中に位置する相互接続ユニット/コアネットワークIWU/CNとの間には、いわゆるIuインターフェースが適用されることが想定され、そこでは上述のL1からPDCPまでの層に対応する層は、OSIモデルの層L1およびL2(図中のブロック208および209)であり、さらに上述のRRC層に対応する層はOSIモデルの層L3(図中のブロック210および211)である。
【0012】
移動局MSは、より高位の制御プロトコル212とより高位のアプリケーションをサービスするためのプロトコル213とを含まねばならず、前者は、データ伝送接続に接続された制御機能を実現するためにRRC層206と連絡し、後者は、ユーザに直接対応(例えば、ディジタル符号化通話)するようなデータを転送するためにPDCP層204と直接連絡する。GSMシステムの移動局においては、ブロック212および213は上記のMM層に含まれる。
【0013】
GPRS中では、パケットデータチャネル上でデータパケットを転送するために、テンポラリーブロックフロー(TBF)が形成される。TBFは、パケットデータのための物理的チャネル上の、上位PDCP層からのPDCPパケットデータユニット(PDU)の一方向転送をサポートするための2つの相互に連絡している無線リソース(RR)ピアエンティティにより用いられる物理的接続である。アップリンクTBF(移動局から基地局へのデータ転送)とダウンリンクTBF(基地局から移動局へのデータ転送)とを別々に検討する。
【0014】
アップリンクTBFの間に、移動局は、転送すべきデータをプロトコルデータユニットすなわちPDUに編成する。これらは、より小さな部分に順次分割され、これらはRLC層上のデータブロック内に分配され、RLC層は、無線インターフェース上での情報転送に関する手順を定義する。各RLCデータブロックは、対応する識別番号ならびに、RLCデータブロックの内容および重要性に関連する情報を含む多数の関連フィールドを有する。ダウンリンクTBFの間に、連続的なRLCデータブロックの同様な配置がネットワークにより作られ、移動局へ伝送される。
【0015】
このようにTBFは、確認型/非確認型RLCモード、無線優先順位等のデータ転送用パラメータの決定されたセットを用いて確立される。既存のTBFを有する移動局が異なるRLCモードと共に上位層(またはPDCP)PDUを転送する必要がもしあれば、既存のTBFは解放され、新しいTBFが新しいRLCについて確立される。このことは、移動局が、アクセスチャネル(これらの最初のものが利用可能かどうかによって、パケットランダムアクセスチャネル(PRACH)またはランダムアクセスチャネル(RACH))上で要求メッセージを最初に送信することにより、無線リソースの完全に新規な割り当てを要求しなければならないことを意味する。ネットワークは、アクセス認可チャネル(パケットアクセス認可チャネル(PAGCH)またはアクセス認可チャネル(AGCH)、使用可能度について同じように考慮される)上で対応するメッセージを送信することにより、その要求を認可または拒否する。
【0016】
ダウンリンク中では、RLCモードを変更するために、ネットワークは、既存のTBF割り当てを終了させるために移動局中に終了する終了タイマーを見込まなければならず、さらにPCCCHまたはCCCH(使用可能度に応じて、パケット共通制御チャネルまたは共通制御チャネル)上でパケットダウンリンク割り振りメッセージを送信することにより完全に新しいTBFを確立しなければならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術のシステムにおいては、異なるRLCモード、異なる無線優先順位または異なるスループットクラスを用いてPDCPPDUを同時に転送することはできなかった。これは困難な制約である。なぜならば、GPRSシステムにおいては、移動局は種々のタイプのサービスをサポートすることがあり、したがって異なるパラメータと共にPDCPPDUを同時に転送することが必要になり得るからである。特に、サポートされているサービスの1つがリアルタイムサービスであれば、既存のTBFの解放およびそのサービスをサポートするための新しいTBFの確立により引き起こされる遅れは容認できないであろう。
【0018】
より高いビットレートは、新しいパケットデータサービスの標準化における最も重要なターゲットの1つである。サービスの柔軟性および端末の単純さは、他の重要な目的である。より高いビットレートを達成するため、端末は複数のタイムスロットを用い得る。このマルチスロット能力は、移動局が2つ以上のチャネルの送信および/または1つより多いチャネルの受信をTDMAフレーム内で行えることを意味する。大半のサービスシナリオは本質的に非対称であり、ダウンリンク中のトラフィックは一般にアップリンク方向におけるよりも高いと見られる。したがって、3+1のようなトラフィックシナリオが導入されると、ダウンリンク方向には3つのタイムスロットが用いられかつアップリンク方向には1つのタイムスロットが用いられることを意味している。いくつのタイムスロットが割り当てられているかにかかわらず、各方向(アップリンク、ダウンリンク)において現行のGPRS規格がサポートするのは、多くて1つの接続TBF(テンポラリーブロックフロー)である。しかしながら、参考資料WO00/54464[2]には、1つのデータ転送方向で少なくとも2つのTBFを用い得る方法が開示されている。
【0019】
接続は、その接続に用いられているすべてのTDMAタイムスロットPDCH(パケットデータチャネル)における同じ識別子で識別される。この識別子は、GPRSではTFI(テンポラリーフロー識別子)と呼ばれる。このTFIは、TBFに用いられるすべてのPDCH上で一意である。将来的にパケットデータサービスが広く用いられるようになったときに、1方向についてせいぜい1つの接続を有するということは不必要な制約であり、したがって同じ方向における複数の同時接続がサポートされ、これらは異なるかまたは同じテンポラリーブロックフロー識別子を用いて識別される。これは一般にマルチプルTBFと呼ばれる。しかしながら、これらのシナリオは、現在規定されているマルチスロットクラスを想定して、制御シグナリングをどのように行うかということについてのどのような適用可能な解決策にも対処してこなかった。
【0020】
以下では、TBFが確立されるときのPACCH(パケット関連制御チャネル)発生を、アップリンク方向におけるデータについての異なる割り当て機構に応じて説明する[1]。このテキストにおいては、PACCH/UはPACCHのアップリンク部分を意味し、PDCH/DはダウンリンクPDCHを意味し、そしてPDCH/UはアップリンクPDCHを意味する。
【0021】
ダウンリンクTBFの場合のみ、RRBPフィールドはPACCH/Uを予約するために用いられる。RRBP値は、単独のアップリンクブロックを規定し、その中では、移動局は、パケット制御確認メッセージまたはPACCHブロックをネットワークへ伝送する。任意のDLPDCHを受信したときは、RRBPは同じアップリンクPDCHを参照する。
【0022】
動的割り当て
移動局は、すべての割り振られたPDCH上のあらゆるダウンリンクRLC/MACブロックを復号しようと試みる。RLC/MAC制御ブロックを含むRLC/MACブロックを移動局が受信するときはいつも、その移動局はその中に含まれているメッセージを解読しようと試みる。もしメッセージがその移動局をアドレスしていれば、移動局はそのメッセージにより作動する。
【0023】
割り振られたUSF値を任意の割り振られたPDCH上で移動局が検出するときはいつも、移動局は次のブロック期間中にその同じPDCH上でPACCHブロックを伝送し得る。移動局は、ポーリング機構を介して割り当てられたどのアップリンク無線ブロック中にもRLCデータブロックを伝送しない。
【0024】
拡張動的割り当て
移動局は、監視されたすべてのPDCH上であらゆるダウンリンクRLC/MACブロックを復号しようと試みる。RLC/MAC制御ブロックを含むRLC/MACブロックを移動局が受信したときはいつでも、移動局はその中に含まれているメッセージを解読しようと試みる。もしそのメッセージがその移動局をアドレスしていれば、移動局はそのメッセージで動作する。
【0025】
ネットワークは、すべてのPACCHメッセージを、割り当ての最下位番号のタイムスロット上で運ばれるPDCH上で伝送する。
【0026】
移動局がいずれかの指定されたPDCH上で割り振られたUSF値を検出したときはいつでも、移動局は、次のブロック期間内に同じPDCH上でPACCHブロックを伝送できる。移動局は、ポーリング機構を介して割り当てられたどのようなアップリンク無線ブロックにおいてもRLCデータブロックを伝送することはない。
【0027】
固定割り当てアップリンク
マルチスロットクラスタイプ1移動局は、そのマルチスロット能力に従って、PACCHブロックのダウンリンク用に割り振られたPDCH上の無線ブロックを監視し、
− もし無線ブロックが測定ギャップの一部として割り振られていなければ、そして、
− アップリンクが無線ブロックの間に割り当てられなければ、
無線ブロック直後のTIDタイムスロットのアップリンクは割り当てられない[3]、さらに
もし、その移動体がマルチスロットクラス1〜12であれば、無線ブロック直前のTraタイムスロットのアップリンクは割り当てられず[3]、
もし、その移動体がマルチスロットクラス19〜29であれば、無線ブロック直前のTrbタイムスロットのアップリンクは割り当てられない[3]。
【0028】
ネットワークは、そのようなギャップのセットを、ダウンリンクPACCHの伝送のため、アップリンク固定割り当て中に残す。
【0029】
移動局は、測定ギャップ中を除き、ダウンリンクPACCH用の割り当て中の1つのPDCHを監視する。ネットワークは、MSマルチスロットクラスに従って、アップリンクリソース割り振り(DOWNLINK_CONTROL_TIMESLOTパラメータ)上のそのPDCHを示す。DOWNLINK_CONTROL_TIMESLOTパラメータは、TBFアップリンク用に用いられるタイムスロットナンバーを常に示す。
【0030】
マルチスロットクラスタイプ2移動局は、PACCHについてのすべての割り振られたPDCHを監視する。ただし、その移動局が現在のダウンリンクTBFを持っている場合を除き、この場合にはダウンリンクTBFについて割り振られたPDCHが優先される。
【0031】
固定割り当てが消尽された後、移動局は、そのマルチスロットクラスに従って監視することが可能なすべての割り振られたPDCHの監視を続ける。
【0032】
同時のアップリンクおよびダウンリンクTBFの場合には、移動局はすべての割り振られたダウンリンクPDCHと監視可能な任意のアップリンクPHを監視する。
【0033】
移動局は、ALLOCATION_BITMAPを介して割り当てられた任意のアップリンク無線ブロック上をPACCHブロックを伝送し得る。
【0034】
同時のアップリンクおよびダウンリンクTBFの場合には、移動局は、ポーリング機構を介して割り当てられたどのようなアップリンク無線ブロックにおいても、RLCデータブロックを伝送しない[1](下位条項10.4.4)。
【0035】
次に、アップリンク制御の問題点を図4を参照してより詳細に説明する。図4は、ダウンリンクTDMAフレーム301およびアップリンクTDMAフレーム302を示すもので、どちらも8つのタイムスロットTN0...TN7を有している。図4には、マルチスロットクラス4のMSを示す。すなわちダウンリンク中に3つのタイムスロットとアップリンク中に1つのタイムスロットである。アップリンクタイムスロットTN1、TN2およびTN3、310を用いたダウンリンクデータ転送中でアクティブな2つの並列接続がある。テンポラリーブロックフローTBF−AはタイムスロットTN1およびTN2上で転送され、テンポラリーブロックフローTBF−BはタイムスロットTN3上で転送される。アップリンク方向には、1つの接続TBF−Uがあり、これはアップリンクTN2、322上に割り当てられる。もし接続が確認モデルRLCを用いていれば、すべてのTBFからのRLCブロックは、マルチスロットクラスの制約のために、タイムスロット322上の同じアップリンクチャネルPACCH/U(パケット関連制御チャネル/アップリンク)上で確認されなければならない。
【0036】
アップリンク制御チャネルが、例えば確認メッセージを転送するために用いられ、このメッセージは、決定されたTBFのダウンリンクデータ転送が成功したかどうかを知らせる。パケットダウンリンクack/nackメッセージは、確認が関連しているテンポラリーブロックフローを識別する情報要素「グローバルTFI」を有している。もしネットワークが、2つの接続、例えばTFI−AおよびTFI−B、について同じTFI値を割り当てていたら、ダウンリンクTBFは、パケットダウンリンクack/nackメッセージ中で明確に識別されることはない。RRBP(相対予約ブロック期間)は、TBFについてそれ自体で使うことはできない。なぜならば、例えば前の例において、RRBPは、TN1またはTN3上に、許されないであろうブロックを予約し得るからである。
【0037】
従来技術の問題点に対する解決策をもたらす方法およびシステムを提供することは本発明の目的である。特に、本発明の目的はシグナリングに対する解決法を提供することであり、これにより、1つのデータ転送方向において1つより多い接続(TBF)およびタイムスロットを使用すること、ならびにアップリンク/ダウンリンクデータ転送用に非対称リソースを用いることが可能になる。
【0038】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、少なくとも2つのダウンリンクTBFに関連しているアップリンク制御情報の転送用に同じ1つのアップリンク制御チャネルが用いられる手順を提供することにより実現される。これは、どのダウンリンクタイムスロット上で関係するTBFが転送されるかの制御メッセージ情報をアップリンク中に含ませることにより達成される。これは、どのアップリンクタイムスロット上で決定されたTBFに対応する制御情報が転送されるかの制御メッセージ情報をダウンリンク中に含ませることによっても好適に達成される。
【0039】
GPRSにおいては、本発明による方法は、MSのマルチスロットクラスの制約に適合するため、異なるダウンリンクPDCH/D上で割り振られた複数のダウンリンクTBFのPACCH/Uを単独のアップリンクPDCH/U上で搬送することを考慮しており、その結果、標準[1]で現在規定されているような任意のマルチスロットクラスと共に多重TBFを使用することを考慮している。この方法は、PACCH(パケット関連制御チャネル)の新たに提案された用途に適合するために、RRBPフィールドの今日の用途を拡張するための手段も提供する。
【0040】
さらに、例えば、その特定のTBFについての制御メッセージを送るためにどのアップリンクタイムスロットを用いるべきかをMSに知らせるために、ダウンリンクTBFを割り振りまたはダウンリンクTBFのリソースの再割り当てする一方で、新たなフィールド、UPLINK_CONTROL_TIMESLOT、を導入することにより本発明を実施することができる。これに関連して、移動局がPACKET CONTROL ACKNOWLEDGEMENTメッセージあるいはPACCHブロックをネットワークへ伝送するUPLINK_CONTROL_TIMESLOT上の単独のアップリンクブロックを特定するためにRRBPを用いることも好適である。
【0041】
このように、本発明による方法は、少なくとも1つのデータフローを、移動局とネットワークとの間の少なくとも1つの接続を電気通信システムのパケット無線サービス上で形成することにより転送する方法であって、
少なくとも1つの接続は、ダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームのタイムスロットに割り振られているパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、そこでは少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローが少なくとも1つのデータフローを転送するために割り振られ、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームのタイムスロットに割り振られているアップリンク制御チャネル上を転送される方法において、
少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報は、同じ1つのアップリンク制御チャネル上を転送され、さらに少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、同じ1つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンリンクTDMAタイムスロットとは異なっている方法である。
【0042】
本発明は、少なくとも1つのデータフローを、移動局とネットワークとの間の少なくとも1つの接続を電気通信システムのパケット無線サービス上で形成することにより転送するための電気通信システムにも適用され、
この少なくとも1つの接続は、ダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームのタイムスロットに割り振られているパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、そこでは少なくとも2つの同時のテンポラリーブロックフローが少なくとも1つのデータフローを転送するために割り振られ、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームのタイムスロットに割り振られているアップリンク制御チャネル上を転送される電気通信システムにおいて、
少なくとも2つの同時のテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報を、同じ1つのアップリンク制御チャネル上を転送するための手段を備え、さらにこの少なくとも2つの同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、同じ1つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンリンクTDMAタイムスロットとは異なっていることを特徴とする電気通信システムである。
【0043】
本発明はさらに、少なくとも1つのデータフローを、移動局と電気通信システムのパケット無線サービス上のネットワークとの間の少なくとも1つの接続上で送信/受信するための手段を備える移動局に適用され、
この少なくとも1つの接続は、ダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームのタイムスロットに割り振られているパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、そこでは少なくとも2つの同時のテンポラリーブロックフローが少なくとも1つのデータフローを転送するために割り振られ、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームのタイムスロットに割り振られているアップリンク制御チャネル上を転送される移動局において、
少なくとも2つの同時のテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報を、同じ1つのアップリンク制御チャネル上を転送するための手段を含み、さらにこの少なくとも2つの同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、同じ1つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンリンクTDMAタイムスロットとは異なっていることを特徴とする移動局である。
【0044】
本発明の好適な実施形態は従属クレーム中に提示してある。
【0045】
以下では、添付の図面により本発明をより詳細に説明する。
【0046】
図1、図2、図3および図4は、上記の従来技術の説明の中で説明した。以下では、本発明の方法を実施するための例証的実施形態を図5を参照して説明し、GPRS環境のさらなる例証的実施形態を図6を参照して説明する。また、GPRSの実現において用い得るメッセージの例も説明する。最後に、本発明による移動局とセルラーシステムを図7および8ならびに図9を参照して簡潔に説明する。
【0047】
図5には、移動局および基地局が通信当事者として概略的に示してある。この移動局と基地局とが、多数のユーザが利用可能な共通制御チャネルの一定の集合がありかつ必要に応じて個別の接続に対して専用通信チャネルを割り当て得るマルチユーザ環境中で動作しているものと仮定する。
【0048】
斜線ブロック401はパケット交換接続の起動を表し、これは接続をセットアップする必要の初期の指示により開始する。初期の伝送は、ブロック401aの上部の矢印で示されるように、共通制御チャネル上で行われ、ブロック401aの下部の矢印で示されるように、共通チャネルまたは専用チャネル上でさらにいくらかの情報交換がこれに続き得る。通信チャネルは接続のニーズに対して割り当てられ、ブロック401a中の両頭矢印は、割り当てを確認するには双方向トラフィックが必要とされることがある事実を示している。専用通信チャネルは、データチャネル、制御チャネル、および/または必要によって他の種類のチャネルを備え得る。ダウンリンクパケットデータチャネルを割り振るためのダウンリンク制御メッセージも、本発明によれば、割り振られたダウンリンクデータチャネルに関連する制御メッセージのために移動局により使用されなければならないアップリンク制御チャネルについての情報を含み得る。そのようなメッセージはブロック401bに示してある。本発明によれば、ダウンリンクTDMAフレームの異なるタイムスロット上の異なるTBFに関連する制御メッセージは、TDMAフレームの共通タイムスロットを用いて伝送し得る。
【0049】
ダウンリンクデータパケットの実際の伝送は、ブロック403により専用通信チャネル上で行われる。データフローは制御情報も含むことができ、したがって移動局に対して、関係しているダウンリンクTBFに関連するアップリンク制御メッセージ用にアップリンクチャネルのどのブロックが割り当てられているかの情報を知らせることも可能である。このように、例えばタイムスロットをパケットデータチャネルおよび制御チャネル用に割り当てるためおよび/またはパケットデータフローのヘッダー中でデータブロックをアップリンク制御メッセージ用に割り当てかつ関連するダウンリンクTBFに知らせるために、ダウンリンク制御をデータチャネル割り当てフェーズにおいて伝送することが可能である。
【0050】
移動局は次に、ダウンリンクデータチャネル用に割り当てられたアップリンク制御チャネル上で受信したダウンリンクデータフローを確認する(404)。移動局は次に、制御メッセージ中に、どのダウンリンクTFBにそれが関連しているかの情報を含める。本発明によれば、移動局は、制御メッセージ中に、どのタイムスロットが関連するダウンリンクTBFにより使用されるかの情報も含め、それによってこのTBFはネットワークにより明確に決定され得る。移動局は、関係するダウンリンクパケットデータチャンネルに関連する、測定結果のような、割り振られた制御チャネルについての他のシグナリングを伝送することもできる。
【0051】
基地局は次に、パケットデータの転送を継続する(406)。もし前に転送したパケットデータが移動局によりうまく受信されない場合、基地局はこの情報を確認メッセージを介して取得し、送信すべき次のデータパケットに比較してより高い優先度でそのデータを再伝送する。ダウンリンクデータ転送は、制御メッセージと共に再度確認される(404)。フェーズ403〜406は、転送すべきダウンリンクデータがある限り繰り返すことができる。本発明は、ステップ403から406の繰返し数を限定するものではない。任意の現存の接続についてパケットの蓄積が消尽された後、その接続は既知の手順に従って終了し得る。
【0052】
アップリンクTBFの設定およびこれを介したRLCデータブロックのフローの伝送は既知の手順に従って行われるが、これは本発明の範囲外であり詳細に説明することはしない。これらの手順は通常、共通制御チャネルから開始する。もしアップリンクTBF設定の時点で、移動局と基地局との間にダウンリンクTBFがすでに存在していれば、移動局は、ダウンリンクTBFに関連したシグナリング機構を介してアップリンクTBFの設定の初期要求を伝送する。そのような要求が通信されるメッセージは、パケットダウンリンクAck/Nackメッセージであり、これを移動局がパケット関連制御チャネルすなわちPACCH上を伝送する。本発明は、TBFを最初に設定するために用いられる手順に対する何らの特定の制約も設定しないが、この設定が共通制御チャネル上で行われるものと見なすことは本発明の適用性を例証するものである。
【0053】
図6には、GPRSにおいて、本発明による方法においてパケットデータおよび制御データを転送するためにTDMAタイムスロットがどのように用いられるかについての例が示してある。TDMAフレームは、同時のダウンリンクおよびアップリンクタイムスロットが次々に重なるように例示してある。移動局のマルチスロット能力を用いる場合には、ダウンリンクおよびアップリンクデータ転送は、同時のタイムスロット上に割り当てるべきではない。ネットワークは、チャネルおよび隣接セル測定を行うために、移動局がタイムギャップを必要とすることがあることも考慮に入れるべきである。
【0054】
テンポラリーフロー識別子TFI−A、TFI−BおよびTFI−Cを有する3つのテンポラリーブロックフローTBF−A、TBF−BおよびTBF−Cがある。ダウンリンクTDMAフレーム501のダウンリンクタイムスロットTN0、TN1およびTN2はそれぞれTBFについて割り当てられている。アップリンクTDMAフレーム502のアップリンクタイムスロットTN1またはTN2、522は、アップリンクパケットデータおよび制御チャネルについて割り当て得る。異なるPDCH/D上で割り振られた複数のダウンリンクTBFのPACCH/Uを単独のPDCH/U上で伝達するためには、TBFの各々に関連した制御メッセージを区別できなければならない。TFI値は、2つの異なるPDCH上の2つの異なるTBFにより用いられることがあるので、TFI自身では、前に見られるように送られた制御メッセージのオーナー(TBF)を識別するのに十分ではない。TFIは、対応するTBF用に用いられるすべてのPDCH上で一意なので、タイムスロットナンバー(マルチスロットTBFの場合には主要タイムスロットナンバー)は、制御メッセージが参照するTBFを一意的に識別するために、新しいフィールドとして、制御メッセージ中のTBFフィールドに追加される必要がある。TFI値は、例えば以下のように決定し得る。
TBF−Aは、(TFI=9;TN=1)で識別される。
TBF−Bは、(TFI=9;TN=2)で識別される。
TBF−Cは、(TFI=17;TN=3)で識別される。
【0055】
次に、いくつかの典型的なメッセージおよびデータフィールドを説明し、これらはGPRSにおいて本発明を実施するために用い得る。
【0056】
RRBPフィールド
この項では、RRBPが現在どのように用いられているか、そして本発明により提案されているその新しい使用方法を説明する。RRBPフィールド(相対予約ブロック期間)値は、移動局がパケット制御確認メッセージまたはPACCHブロックをネットワークへ伝送する単独のアップリンクブロックを指定する。
【0057】
RRBPはすべてのRLC/MACデータブロック内に含まれており、RLC/MAC制御ブロック内に含まれ得る。RLC/MACデータブロックについては、RRBPの有効性は(E)S/Pビット(フィールド)を介して知らされる。RLC/MAC制御ブロックについては、RRBPは常に有効である。RRBPがPDCH上でRLC/MACの一部として受信されるときは、アップリンクブロックがアップリンク中の同じPDCH上(すなわち、同じTNを有する)で[1](10.4.5項)に示されるように予約される。
【0058】
複数のTBFがあるときにRRBPをこのように用いることは、前に述べたように、すべてのマルチスロットクラスに適合するわけではない。RRBPが不在ということは、移動局にこの情報を送信するように命令するメッセージを形成するのでなければ、測定も確認ビットマップもネットワークによりMSに対してオーダできないことを意味する。したがって、RRBPを用いるが、前に説明したようなPACCH/Uの新しい使用法と共に用いることができるように、その定義を適合させることが提案されている。
【0059】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態によれば、その特定のTBFについて制御メッセージを送るためにどのアップリンクタイムスロットを用いるかの情報をMSに知らせるために、ダウンリンクTBFの割り振りまたはダウンリンクTBFのリソースの再割り当ての間に、新しいフィールド、UPLINK_CONTROL_TIMESLOT、を導入することが提案されている。これに関連して、移動局がパケット制御確認メッセージまたはPACCHブロックをネットワークへ伝送するUPLINK_CONTROL_TIMESLOT上の単独のアップリンクブロックを指定するためにRRBPを用いることも提案されている。
【0060】
MSマルチスロットクラスを尊重するためには、もし移動局が新しいTBFを異なるPDCH上で取得したら、TBFのためのアップリンク制御タイムスロットは変更され得ることに留意すべきである。
【0061】
パケットダウンリンク割り振り
このメッセージは、ネットワークによりPCCCHまたはPACCH上を移動局へ送られ、その移動局にダウンリンクリソースを割り振る。
【0062】
固定割り当てMACモードで動作するように割り振られた移動局については、ネットワークは、規則的に反復する間隔を割り振ることができ、その間隔の間に移動局は隣接するセルパワーレベルを測定する。この割り振りメッセージの一部として受け取られた移動割り当てまたは参照周波数リストは、新しい割り振りが受け取られるかMSのそのようなTBFが終了されるまで有効である。このメッセージは、非配布メッセージとして分類される。
【0063】
【0064】
次に、本発明の有利な実施形態による移動局および基地局サブシステムについて簡単に説明する。図7は、それ自体で遠隔基地局とのパケット交換無線接続を実施するための手段として公知のGSM無線トランシーバ601を備える移動局の概略を示す。パケットデータ部分602はGSM無線トランシーバに連結されている。送信および受信されたデータのソースおよびシンクはそれぞれアプリケーションブロック603であり、これとGSM無線トランシーバとの間のデータ伝送は、RLCデータブロックアセンブラ/ディスアセンブラ604を介して進む。TBFコントローラ605は、一方ではアプリケーションブロックにより表示されるニーズに応じて、他方ではネットワークから受信された設定要求に応じて、TBFの設定および維持を行う役割を果たしている。本発明によれば、TBFコントローラ605は、同じアップリンク制御チャネル上の少なくとも2つのTBFに関する制御メッセージを構成し伝送するように配置されている。
【0065】
図8には、本発明による移動局100のより詳細なブロック図を示してある。この移動局は、基地局からの無線周波数信号を受信するためのアンテナ101を備えている。受信されたRF信号は、スイッチ102によりRF受信機111に導かれ、ここでRF信号は増幅されディジタル変換される。その後、信号はブロック112において検出および復調される。復調器のタイプはシステム無線インタフェースにより決まる。QAM復調器、またはRAKE結合器が含まれ得る。インターリーブ解除はブロック113においてなされる。この後、信号は信号タイプ(通話/データ)に応じて処理される。受信されたパケットデータはラウドスピーカーで音声に変換でき、あるいは受信されたパケットデータは、ビデオモニタのような別個のデバイスにリンクさせることができる。制御ユニット103は、メモリ104中に記憶されているプログラムに応じて受信機ブロックを制御する。特に、この制御ユニットは、制御メッセージの受信およびアップリンク制御チャネル/タイムスロット上のメッセージ情報からの読み出しを制御し、これは所定のダウンリンクTBFに関連する制御情報を伝送するために用いられるべきである。
【0066】
信号の伝送においては、制御ユニットは、信号のタイプに応じて、信号処理ブロック133を制御する。ブロック121は、信号について暗号化およびインターリーブをさらに行う。TDMA送信機中では、ブロック122中で符号化データからバーストが形成される。バーストは、ブロック123においてさらに変調および増幅される。RF信号は、伝送用スイッチ102を介してアンテナ101へ導かれる。バーストおよびブロックの処理および伝送も制御ユニットにより制御される。特に、制御ユニットは、制御バーストの伝送を、これらが本発明に従って符号化されかつ伝送されるように、制御する。このように制御ユニットは制御バーストの形成を、これらが関連するTBFについての情報により符号化されるように、制御する。さらに、チャネル選択は、割り振られた制御チャネルおよびタイムスロットが用いられるように、制御ユニットにより制御される。
【0067】
図9には、複数の送信(TX)および受信(RX)ユニット701、パケット交換ネットワーク(GPRS)と通信するための伝送ユニット702ならびに無線接続とネットワーク接続との間のデータのマッピングを配置するための交差接続ユニット703を備える基地局の概要を例示してある。これは、一方ではネットワークから受け取った設定要求に応じて、他方では移動局から受け取った設定要求に応じて、TBFの設定および維持の役割を果たすTBFコントローラ704も備えている。本発明によれば、TBFコントローラ704は、最初に複数のTBFのための割り振りを行い、さらに例えば、TBF用のアップリンク制御メッセージのためのアップリンクスロットナンバーについての情報を含む制御メッセージの構成および伝送を行うように手配される。これは、同じ1つの制御チャネル/タイムスロットと異なるTBFに関する制御メッセージを受信するようにも手配される。
【0068】
【発明の効果】
一般に、電気通信デバイス中での情報処理は、マイクロプロセッサの形の処理能力およびメモリ回路の形のメモリの配置中で行われる。そのような配置は、移動局および固定ネットワーク要素の技術からそれ自体知られている。既知の電気通信デバイスを本発明による電気通信デバイスに変換するには、上述の操作を実行するようにマイクロプロセッサに指示する命令セットをメモリ手段中に記憶させる必要がある。そのような命令の構成およびメモリ中への格納は公知の技術を必要とし、これは、本特許出願が教示するところと組み合わせた場合、当業者の能力の範囲内にある。
【0069】
上記では、本発明による解決策の1つの実施形態を説明してきた。本発明による原理は、例えば、実施および使用範囲の細部を変更することにより、請求項により定義される範囲内で当然変更し得る。
【0070】
上記の説明では、単独のパケット交換通信システムの特定の規格と厳密に関連する特定のメッセージおよび通信コンセプトの予約名を用いているが、本発明は、データサービス用専用チャネルの割り当てを伴うすべてのそのような通信システムに一般に適用可能であることに留意すべきである。移動局から複数の基地局へのまたはその逆のデータ転送があり得ることにも留意すべきである。
【0071】
上記では、TBF通信パラメータのいくつかの例が与えられている。しかしながら、TBFに関する識別、制御チャネルまたはタイムスロットナンバーを決定する他の多くの代替通信パラメータが適用し得る。
【0072】
引用文献
[1] デジタルセルラー通信システム(フェーズ2+);一般パケット無線サービス(GPRS);移動局(MS)−基地局システム(BSS)インタフェース;無線リンク制御/メディアアクセス制御(RLC/MAC)プロトコル(GSM04.60バージョン6.1.0);欧州電気通信規格協会(ETSI)
[2] WO第00/54464号
[3] デジタルセルラー通信システム(フェーズ2+);無線パス上での多重化およびマルチアクセス(GSM05.02バージョン5.1.0);欧州電気通信規格協会(ETSI)
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のセルラー通信システムを示す図である。
【図2】一般パケット無線サービス(GPRS)の構造を示す図である。
【図3】従来技術のセルラー通信システムのプロトコルレベルを示す図である。
【図4】典型的なマルチスロットシステムにおけるTDMAタイムスロットの使用を示す図である。
【図5】本発明による典型的な方法のシグナルフローダイアグラムを示す図である。
【図6】本発明による典型的なシステムにおけるTDMAタイムスロットの使用を示す図である。
【図7】本発明による典型的な移動局の基本部分を示す図である。
【図8】本発明による典型的な移動局のブロックダイアグラムを示す図である。
【図9】本発明による移動通信システムのための典型的な基地局の基本部分を示す。
【符号の説明】
102…スイッチ
103…制御ユニット
104…メモリ
111…RF受信機、A/D変換器
112…検出、復調
113…暗号解読 インターリーブ解除
121…インターリーブ 暗号化
122…バースト
123…変調器、RF送信機
130…信号処理
131…キーボード
132…ディスプレイ
133…信号処理
702…ネットワーク伝送
703…交差接続回路
704…TBFコントローラ
Claims (21)
- 電気通信システムのパケット無線サービス上で移動局とネットワークとの間で少なくとも1つの接続を形成することにより、少なくとも1つのデータフローを転送する方法であって、
前記少なくとも1つの接続は、1つまたはそれより多いパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、前記パケットデータチャネルの各々はダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームの異なるタイムスロットに割り振られており、そこでは少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローが少なくとも2つのデータフローを転送するために割り振られており、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームのタイムスロットに割り振られた関連アップリンク制御チャネル上を転送される方法において、
少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローにそれぞれ関連する少なくとも2つの関連アップリンク制御チャネルは、同じ1つのアップリンクTDMAタイムスロット上を転送され、さらに前記少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、前記少なくとも2つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンリンクTDMAタイムスロットとは異なっていることを特徴とするデータを転送する方法。 - 前記アップリンク制御チャネルはダウンリンクメッセージ中に割り振られ、前記メッセージは、前記アップリンク制御チャネルに関する情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記メッセージは、前記移動局にダウンリンクリソースを割り振るための、前記ネットワークから前記移動局へ送られるメッセージであることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記アップリンク制御チャネルに関する前記情報は、前記制御チャネル用のタイムスロットナンバーを備えることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記パケット無線サービスは、一般パケット無線サービス(GPRS)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記アップリンク制御チャネルは、前記ダウンリンクテンポラリーブロックフローに関連したパケット関連制御チャネル(PACCH)を備えることを特徴とする、請求項3または4に記載の方法。
- 前記パケット関連制御チャネル(PACCH)の単独のアップリンクブロックは、前記ダウンリンクテンポラリーブロックフロー上を送られる相対予約ブロック期間フィールド(RRBP)で予約されることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記パケット関連制御チャネル(PACCH)は、前記テンポラリーブロックフローのテンポラリーフロー識別子(TFI)およびタイムスロットナンバーを含むアップリンク制御情報を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
- 前記少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローが少なくとも2つのダウンリンクパケットデータチャネル上を転送され、アップリンクデータは少なくとも1つのパケットデータチャネル上を転送され、前記ダウンリンクパケットデータチャネルの数はアップリンクパケットデータチャネルの数よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記アップリンク制御情報は、前記少なくとも1つのアップリンクパケットデータチャネルの1つにより使用される同じタイムスロット上を転送されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
- 前記アップリンク制御情報はアップリンクタイムスロット上を転送され、アップリンクタイムスロットナンバーは、前記少なくとも2つのテンポラリーブロックフローの1つを転送する前記パケットデータチャネルがその上に割り当てられるダウンリンクタイムスロットナンバーに対応することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 電気通信システムのパケット無線サービス上で移動局とネットワークとの間で少なくとも1つの接続を形成することにより、少なくとも1つのデータフローを転送する電気通信システムであって、
前記少なくとも1つの接続は1つまたはそれより多いパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、前記チャネルの各々は、ダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームの異なるタイムスロットに割り振られており、そこでは少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローが、少なくとも2つのデータフローを転送するために割り振られ、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームの関連タイムスロットに割り振られた関連アップリンク制御チャネル上を転送される電気通信システムにおいて、
前記少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報を、少なくとも2つの関連アップリンクリンク制御チャネル上をそれぞれ転送するための手段を備え、さらに前記少なくとも2つの関連アップリンク制御チャネルは同じ1つのアップリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、前記少なくとも2つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンタイムTDMAタイムスロットとは異なっていることを特徴とするデータを転送する電気通信システム。 - 前記アップリンク制御情報はアップリンクタイムスロット上を転送され、アップリンクタイムスロットナンバーは、前記少なくとも2つのテンポラリーブロックフローの1つを転送する前記パケットデータチャネルがその上に割り当てられるダウンリンクタイムスロットナンバーに対応することを特徴とする、請求項12に記載の電気通信システム。
- 前記パケット無線サービスは一般パケット無線サービス(GPRS)であることを特徴とする、請求項12に記載の電気通信システム。
- 電気通信システムのパケット無線サービス上で、少なくとも1つのデータフローを移動局とネットワークとの間の少なくとも1つの接続上で送受信するための手段を含む移動局であって、
前記少なくとも1つの接続は1つまたはそれより多いパケットデータチャネル上のテンポラリーブロックフローを構成し、前記チャネルの各々は、ダウンリンクTDMA(時分割多元接続)フレームの異なるタイムスロットに割り振られており、そこでは少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローが、少なくとも2つのデータフローを転送するために割り振られ、さらにテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報はアップリンクTDMAフレームの関連タイムスロットに割り振られた関連アップリンク制御チャネル上を転送される移動局において、
少なくとも2つ同時のテンポラリーブロックフローに関するアップリンク制御情報を、少なくとも2つの関連アップリンクリンク制御チャネル上をそれぞれ転送するための手段を含み、さらに前記少なくとも2つの関連アップリンク制御チャネルは同じ1つのアップリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記少なくとも2つ同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローの少なくとも1つは、1つまたは複数のダウンリンクTDMAタイムスロット上を転送され、前記ダウンリンクTDMAタイムスロットの各々は、前記少なくとも2つのアップリンク制御チャネル用に用いられるアップリンクTDMAタイムスロットに対応するダウンタイムTDMAタイムスロットとは異なっていることを特徴とする移動局。 - ダウンリンクメッセージフィールドを受信するための手段および決定されたダウンリンクテンポラリーブロックフローに関連する使用すべき前記アップリンク制御チャネルについての前記メッセージ情報を読み取るための手段を備えることを特徴とする、請求項15に記載の移動局。
- 前記アップリンク制御チャネルについての前記情報は前記制御チャネル用のタイムスロットナンバーを備えることを特徴とする、請求項16に記載の移動局。
- 少なくとも2つのダウンリンクパケットデータチャネル上の前記少なくとも2つの同時のダウンリンクテンポラリーブロックフローを受信するための手段と、少なくとも1つのパケットデータチャネル上でアップリンクデータを伝送するための手段とを備え、前記ダウンリンクパケットデータチャネルの数はアップリンクパケットデータチャネルの数よりも大きいことを特徴とする、請求項15に記載の移動局。
- 前記アップリンク制御情報は、前記少なくとも1つのアップリンクパケットデータチャネルにより使用される同じタイムスロット上を転送されることを特徴とする、請求項18に記載の移動局。
- 前記アップリンク制御情報はアップリンクタイムスロット上を転送され、アップリンクタイムスロットナンバーは、前記少なくとも2つのテンポラリーブロックフローの1つを転送する前記パケットデータチャネルがその上に割り当てられるダウンリンクタイムスロットナンバーに対応することを特徴とする、請求項15に記載の移動局。
- 前記パケット無線サービスは一般パケット無線サービス(GPRS)であることを特徴とする、請求項15に記載の移動局。
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