JP3882924B2 - サニタリー用石鹸補給具 - Google Patents

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本発明は、浴室、洗面所、トイレ等のサニタリー用石鹸補給具に関するものである。
例えば、入浴中に石鹸(固形石鹸)が無くなったとか、浴室に入ってから石鹸が無くなっていることに気付くということがある。このような場合には、浴室の戸を開いて家族等の別人を呼び、予備の石鹸を浴室まで持って来てもらうか、或いは、一旦浴室から出て、入浴者自らが洗面所や納戸等の浴室とは別の場所に置いてある石鹸を取りに行き、それから浴室に戻るということになる。
入浴者が浴室外に石鹸を取りに行く場合には、石鹸の置いてある場所までの床を濡らしてしまうことがあるとともに、冬季等では寒さに身震いしながら取りに行かねばならない。このように、入浴中の石鹸補給は面倒で煩わしいものであるため、予備に補給用の石鹸を浴室に装備しておくことが望ましく、また、浴室に限らず、洗面所等においても、石鹸が無くなった際には、次の補給用石鹸が直ちに使えるようにしておけば便利である。
そこで、予備の石鹸を収容しておくことができる石鹸補給具を、予め浴室内に設けておくことにより、石鹸が無くなった等の補給の必要が生じた際には、浴室内に居たままで、即座に石鹸を補給できるようにすることが考えられた。このようなものとしては、特許文献1において開示された石鹸収容器具が知られている。
即ち、その石鹸収容器具は、浴室の側壁に吸着させる吸盤を有した収容基体と、これに対してスライド昇降可能な略箱状の昇降部材と、石鹸を出口に滑落誘導するためのガイド板等から成るプラスチック製の箱体のようなものであり、昇降部材と収容基体とで形成される空間に収容された石鹸は、昇降部材を上方へスライド移動させることで、その昇降部材の下部に形成された排出口から石鹸を取出すことができる、というものであった。
特開平10−234609号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された石鹸収容器具は、複数の構成部品から成るとともに、スライドによって石鹸を排出させるための比較的複雑なスライド機構も装備されているので、単価の安い石鹸を収容し、しかも使用頻度もかなり低いものである割には、構造が複雑で、かつ、コストも高く付く点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、浴室や洗面所等のサニタリー用として装備されて、実使用上で便利な石鹸補給具を、構造簡単で廉価なものとして提供することを目的とする。
請求項1の構成は、サニタリー用石鹸補給具において、
石鹸を収容して保持する保持部の上、下に供給口と排出口とを設けるとともに、前記保持部と前記排出口との間に絞り部を介設して構成された、略筒状に形成され、石鹸を包装を解いた状態でストックするホルダーとして使用されるものであって、前記保持部は、石鹸を覆う形状の防水材料で形成され、かつ、前記絞り部は、上記保持部にストックされる個数の石鹸の重さを超える押圧力を作用させたときに、前記石鹸の滑落移動を許容するため膨縮変形する弾性材で形成されていることを特徴とする。
請求項2の構成は、請求項1において、
前記保持部は、上記絞り部を介在させて上、下2段に連設されていることを特徴とする。
請求項3の構成は、請求項1又は2において、
浴室内の所定箇所に吊下げ可能なフック部が装備されていることを特徴とする。
請求項4の構成は、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記供給口は、前記保持部に形成された石鹸供給用の開口部と、この開口部を開閉自在な開閉蓋とで構成されていることを特徴とする。
請求項5の構成は、請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記排出口の下方には、この排出口から排出された石鹸を受止めて保持可能な受止め部材が付設されていることを特徴とする。
請求項6の構成は、請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記保持部と前記排出口とは、ゴム材製の筒状部材によって一体形成されていることを特徴とする。
請求項7の構成は、請求項1,2,6のいずれかにおいて、
前記供給口と前記排出口とは、双方ともに石鹸の通過が可能な開放端を有した前記絞り部から成る互いに同一のものに形成され、全体として対称形状に形成されていることを特徴とする。
請求項8の構成は、請求項1,2,3,6のいずれかにおいて、
前記排出口は、石鹸の通過が可能な開放端を有した前記絞り部から形成されるとともに、この排出口が前記供給口を兼ねていることを特徴とする。
請求項1の構成においては、保持部に収容されている石鹸は、絞り部の存在によって排出口には滑落移動し得ないので、通常は保持部に石鹸を収容保持し続けることができる。そして、石鹸を取出す際には、絞り部を膨張変形させて通過させることができるので、石鹸を排出口から外部に取り出すことができる。つまり、石鹸に作用する外力の有無による絞り部の膨張縮小によって収容保持状態と取り出し状態とが切り換るものであるから、例えば、石鹸の外周長さよりも小さい内周長さを有したゴムチューブといった具合の、簡単で廉価な絞り部で済み、従来技術のように、石鹸の出口を開閉するためのスライド構造といった複雑な機構類を設ける必要が無い。
その結果、予備の石鹸を必要な箇所に常備させておくことができて、浴室や洗面所等においての実使用上で便利なサニタリー用石鹸補給具を、主に絞り部の構造工夫により、構造簡単で廉価なものとして提供することができる。
また、保持部を、これに保持されている石鹸を覆う形状の防水材料で形成してあるから、浴槽の横や、洗面台の横といった湯水の降り掛かり易い箇所に石鹸補給具を設置しても、それら湯水が保持部に及んで補給用の石鹸を溶かしてしまう不都合が生じないようにすることができる。従って、保持部に供給されたときの補給用石鹸の状態を、実際に使用されるときまで維持することができ、信頼性に優れるという利点がある。
請求項2の構成においては、保持部は、絞り部を連結部に介在させて上下に連設されているので、保持部に収容されている石鹸は、絞り部の存在によって排出口には滑落移動し得ないので、通常は保持部に石鹸を収容保持し続けることができる。
請求項3の構成においては、浴室内の所定箇所に吊下げ可能なフック部が装備されており、サニタリー用石鹸補給具を簡単便利に吊下げて設置することができる。
請求項4の構成においては、石鹸を外部から保持部に供給するための供給口を、保持部に形成された石鹸供給用の開口部と、この開口部を開閉自在な開閉蓋とで構成したので、単に石鹸投入用の開口が形成されている場合に比べて、蓋によって湯水の浸入を防止することができ、浴室用等の湯水の及び易い環境下にも好適なサニタリー用石鹸補給具が提供できる。
請求項5の構成においては、排出口の下方に、この排出口から排出された石鹸を受止めて保持可能な受止め部材を付設したので、受け止め部材は、排出口から排出された補給用の石鹸を使用自在な状態で保持するホルダーとなり、便利に補給用石鹸を使用できるようになる。また、その受け止め部材を、通常の石鹸ホルダーとして使用することもできるので、専用の石鹸ホルダーが不要になる利点もある。
請求項6の構成においては、保持部と排出口とを、ゴム材製の筒状部材によって一体形成したので、部品点数が削減され、構造の簡素化並びにコストダウンをさらに促進させることが可能になる。また、一体化によって湯水が保持部内に浸入するおそれがさらに少なくなり、防水性がより向上する利点もある。
請求項7の構成においては、供給口と排出口とは、双方ともに石鹸の通過が可能な開放端を有した絞り部から成る互いに同一のものに形成され、全体として対称形状に形成されているので、上下反対にして吊下げる等の設置間違いが生じないようになるとともに、サニタリー用石鹸補給具の製造時においては、反対側に加工するといったミスが発生せず、生産効率の向上が可能になる。
請求項8の構成においては、石鹸を外部に取り出すための排出口が、石鹸を保持部に取り入れつための供給口を兼ねているので、サニタリー用石鹸補給具を、より構造簡単なものにすることが可能であるとともに、上部に開口を設けないようにして、湯水の浸入防止機能をさらに高めることも可能である。
本発明によるサニタリー用石鹸補給具として、浴室内において吊下げて使用する形態のものとして、図面に基づいて説明する。以下において、図1は実施例1による石鹸補給具の正面図と側面図、図2は保持部の断面図、図3は排出からの石鹸の排出状態を示す作用図である。そして、図4〜図7は、実施例2〜5の石鹸補給具を夫々示している。
実施例1による浴室用石鹸補給具Aは、図1(a)、(b)に示すように、複数(2個)の固形石鹸を収容自在な収容本体(筒状部材の一例)1と、この収容本体1の上端に形成された開口部1aを開閉自在な蓋体2と、収容本体1から延設されたフック部3とから構成されている。フック部3は、後述する本体枠4と一体形成されたプラスチック製のものであり、浴室の側壁に設けられたステ―等に引掛け自在な形状としてある。
収容本体1は、上端に位置するプラスチック製の本体枠4と、上端部がその本体枠4の下部に形成された段差部4aに外嵌被着されるゴム製の筒状体5とから構成されている。本体枠4は、平面視形状が石鹸Sの断面形状に似た形状の筒部分4Aと、この筒部分4Aの外周部から延設されるフック部3とを有するとともに、蓋体2を開閉揺動自在に支持するための支軸6及びステー7を設けて構成されている。尚、8は、筒部分4Aとフック部3との分岐部を補強するリブである。
本体枠4上端の開口部1aは、保持部9,10に石鹸Sを供給するためのものであり、その保持部9に形成された石鹸供給用の開口部1aと、この開口部1aを開閉自在な開閉蓋とで供給口kが構成されている。
筒状体5は、図1、図2に示すように、石鹸Sを収容して保持する上下二箇所の保持部9,10と、これら保持部9,10に収容されている石鹸Sを外部に排出可能な排出口12と、上側の保持部9と下側の保持部10との間、及び下側の保持部10と排出口12との間に介装される計二箇所の絞り部11とを有して構成されており、これらの各部9〜12は、筒状の成形ゴムによって一体化された単一の部品として形成されている。
絞り部11は、保持部9,10に収容されている石鹸Sの重さ以下の押圧力が作用する状態ではゴムが殆ど伸び変形せず、石鹸Sの滑落移動を阻止するが、石鹸Sの重さを超える所定の押圧力が作用する状態ではゴムが伸び変形して、石鹸Sの通過が許容されるように膨縮変形するよう、その形状、寸法、或いは厚み等の諸元が設定されている。尚、上側の保持部9は、その上端部は筒部分4Aに接着剤を伴って強固に外嵌接着されており、この繋ぎ部分からの水の浸入も阻止している。
つまり、下側の保持部10に収容されている石鹸Sを排出するには、上側の絞り部11を手指で強く握り締めることで、下側の保持部10内の石鹸Sに下方への押圧力を作用させ、それによって下側の絞り部11を強制的に拡径変位させ、その部分の弾性締付力に抗して石鹸Sを下方移動させる。それから、図3に示すように、下側の保持部10を握り締めるようにすることで、石鹸Sを押出して下側の絞り部11内を通過させ、下端の排出口12から取出すことができる。
そして、フック3を用いての通常の吊下げ状態では、石鹸Sの重み程度では、絞り部11は拡径変位できず、従って、石鹸Sは各保持部9,10に保持される状態が維持される。尚、排出口12の下端縁を、ゴム材の厚みを増した強化縁12aに形成すれば、石鹸Sを取出すべく膨張変形(拡径変位)させた際の破れが生じ難くなり、耐久性を改善することが可能である。
石鹸Sを保持部9,10に補給するには、開閉蓋2を支軸6回りに揺動させて開き、開口部1aから石鹸Sを投入する。保持部9,10に石鹸が供給されると、開いている開閉蓋2を下降揺動し、開口部1aに蓋する。尚、上側の保持部9に収容保持されている石鹸Sを下側の保持部10に移動させる操作は、前述した下側の保持部10から石鹸Sを排出させる場合とは異なり、開閉蓋2を開いた状態で、開口部1aから手指を挿入して直接石鹸Sを下方に押し込み操作すると良い。
従って、入浴中において石鹸が無くなった場合には、前述の排出操作を行い、下側の保持部10に収容保持されている石鹸を取出すことができる。また、上側の保持部9にのみ石鹸が収容保持されている場合には、先ず、下側の保持部10に石鹸Sを移動させ、それから排出口12から石鹸Sを排出させれば良い。
以上説明したように、実施例1による浴室用石鹸補給具Aは、弾性材による絞り部11を有する工夫によって、プラスチック製の本体枠4及び開閉蓋2と、ゴム製の筒状体5との3部品という少ない部品で構成されており、構造簡単で廉価でありながら必要にして十分な石鹸補給機能を持つ経済的で優れたものとなっている。しかも、排出口12は開口しているが、プラスチック(合成樹脂)とゴムとからなる防水材料から成る収容本体1と、これに対する開閉蓋2とにより、保持部9、10の石鹸Sは防水状態に覆われているので、水や湯が降り掛かっても保持部9,10にはそれら水や湯等が入り込まず、石鹸Sが無駄に溶けて流れてしまう不都合が生じないという利点も有している。
尚、図1(a)において仮想線で示すように、排出口12の真下の位置に、複数本の紐状態13を用いて筒状体5から(下側の保持部10から)吊下げられる受止め部材14を付設すれば(つまり、排出口12の下方には、この排出口12から排出された石鹸Sを受止めて保持可能な受止め部材14が装備されている)、排出口12から取出された補給用の石鹸Sのホルダー(置き台)として使えたり、或いは、通常の石鹸ホルダーとして使用できたりして便利である。
実施例2による石鹸補給具Aは、図4に示すように、ゴム等の弾性材製で単一部品である収容本体21と、吊下げフック部22とから成るさらに廉価なものである。収容本体21は、その両端部と中央部との三箇所の絞り部11、上下二箇所の保持部9,10、並びに両端の入出部23とを有して、上下対称形状のものに形成されている。つまり、供給口と排出口とは、双方ともに石鹸Sの通過が可能な開放端を有した絞り部11から成る互いに同一のものに形成され、全体として対称形状に形成されている。
入出部23は、外部から石鹸Sを保持部9,10に供給する入口(供給口k)であり、かつ、保持部9,10に収容保持されている石鹸Sを外部に取出す出口(排出口)でもあり、入口と出口とを兼用する構成としてある。そして、それら各入出部23には、吊下げフック部22を通して引掛けるための挿通孔24が形成されている。尚、図4においては、各挿通孔24は互いに向きを異ならせてある。故に、吊下げフック部22は、いずれの入出部23にも装備することができ、上下の組み間違いが生じないという便利さがある。これは製造上においても、管理工程を省略できて好都合である。
この実施例2の石鹸補給具Aでは、入出部23には小さな開口部が常時開いているので、湯水が保持部9,10に収容保持されている石鹸Sに及ぶ可能性は若干残る。故に、浴室内の比較的高い箇所に設置するのが、石鹸Sの防水上で好ましい。但し、両端の絞り部11を、自由状態では殆ど開口しない程度にきつく絞った状態に形成しておけば、石鹸Sの通過には多少力を要するものの、防水性は大きく改善することができる。
実施例3による石鹸補給具Aは、実施例2のものと同じく2部品で構成されたより廉価なものである。即ち、一端のみが開口されたゴム製で袋状の収容本体31と、この収容本体31の上端に形成された貫通孔31aに挿通されたフック部32とから構成されている。収容本体31は、上下二箇所の保持部9,10と、上下二箇所の絞り部11と、下端の入出部33とを有しており、上側の保持部9の上端部は閉塞された形状となっている。つまり、下端の入出部(排出口)33は、石鹸Sの通過が可能な開放端を有した絞り部11から形成されるとともに、この下端の入出部(排出口)33が供給口Kを兼ねている
その閉塞部には大きめの貫通孔31aが形成され、大径部32aによって抜止めされるフック32の根元部分を余裕を持たせて挿通させてある。この貫通孔31aは、石鹸Sを入出部33から保持部10に供給する際に、保持部9,10内の空気を外部に出す(又は石鹸Sを排出する際に外部から空気を取り入れる)通気孔として機能し、それによって不具合なく石鹸Sの出し入れが行えるようになっている。つまり、貫通孔31aは、フック部32の挿通機能と通気機能との双方を備えている。
実施例4による石鹸補給具Aは、図6に示すように、断面の大きさが一定の円筒形状の収容本体41と、この収容本体41の下端部に外嵌固着されるゴム製で略漏斗状の出口部材42と、収容本体41の上端に着脱自在に装備される蓋43と、収容本体41の上部に取付けられた取付けフック部44とから構成されている。収容本体41は、ゴム等の弾性材から形成された、所謂「寸胴型」のものであり複数(三個)の石鹸Sを縦に重ねて収容できる長さを有した保持部9として機能する。この保持部9は、これに保持されている石鹸Sを覆う形状の防水材料で形成されている。
収容本体41の下端部に外嵌固着される出口部材42は、石鹸Sの排出口45と、絞り部11とを有して形成されている。絞り部11は、収容本体41に収容されている三個の石鹸Sの合計重さ以下の押圧力が作用する状態ではそれら石鹸Sの滑落移動を阻止し、かつ、三個の石鹸Sの合計重さを超える所定の押圧力が作用する状態では、それら石鹸Sの通過が許容されるように膨縮変形する状態に設定されている。
従って、自由状態(単に取付けフック部44で吊設されている状態)では、ゴム製の出口部材42は拡がり変位せず、三個の石鹸Sは収容本体41に収容保持され続ける。石鹸Sを外部に取出すには、収容本体41における、下端の石鹸Sとその上の石鹸Sとの間の部分を手指で強く握り操作し、下端の石鹸Sを絞り部11、即ち出口部材42を強制的に拡がり変位させながら押出せば良い。
尚、収容本体41を、基本的にはゴム等の弾性材で形成し、上端部のみをプラスチック等の弾性変位しない材料から成る二部品から構成された構造(実施例1による場合の収容本体1を参照)としても良い。
実施例5による石鹸補給具Aは、図7に示すように、石鹸を収容保持する上下の保持部9,10と、上下の絞り部11と、石鹸の排出口12と、石鹸Sの供給口1aとを有した収容本体51と、開閉蓋52とで構成されている。上下の保持部9,10はプラスチック製であり、絞り部11及び排出口12はゴム製である。
このように、手指による握り締め操作によって石鹸Sを押出し移動するには、少なくとも絞り部11の部分を弾性材から構成すれば良い。
[別実施例]
本発明による石鹸補給具Aは、浴室用に限らず、洗面所やトイレ、台所等のサニタリー用として使用可能である。また、浴室以外や浴室内であってもその上部などの、さほど防水の必要性が無い場合には、保持部9,10や絞り部11等を、内外を遮断する形状以外のもの、例えば網目状のもので構成することが可能であり、筒状のものには限定されない。各石鹸補給具Aにおいては、石鹸の収容個数は1個或いは4個以上でも良く、その数は限定されない。さらに、浴室上部の物置棚といった箇所に横倒し状態で置いて使用される場合には、各種のフック3,22,32,44を省略することが可能である。
収容本体1や絞り部11の材質は、要するに、自由状態では石鹸Sを通過させず、所定の押出し力が作用すると膨張して拡がり、通過すると縮小して元に戻る性質を持った材料であれば良く、ビニール等の粘弾性材料でも良い。また、防水材料は、ゴムの他、種々の合成樹脂等でも良い。
浴室用の石鹸補給具を示し、(a)は正面図、(b)は側面図(実施例1) 図1の石鹸補給具における保持部の断面図 排出口からの補給用石鹸の排出状態を示す作用図 実施例2による石鹸補給具の正面図 実施例3による石鹸補給具の正面図 実施例4による石鹸補給具の正面図 実施例5による石鹸補給具の正面図
符号の説明
1 収容本体(筒状部材)
1a 開口部
2 蓋体
3 フック部
4 本体枠
5 筒状体
9,10 保持部
11 絞り部
12 排出口
14 受止め部材
k 供給口
S 石鹸
A 石鹸補給具

Claims (8)

  1. 石鹸を収容して保持する保持部の上、下に供給口と排出口とを設けるとともに、前記保持部と前記排出口との間に絞り部を介設して構成された、略筒状に形成され、石鹸を包装を解いた状態でストックするホルダーとして使用される、サニタリー用石鹸補給具であって、
    前記保持部は、石鹸を覆う形状の防水材料で形成され、かつ、前記絞り部は、上記保持部にストックされる個数の石鹸の重さを超える押圧力を作用させたときに、前記石鹸の滑落移動を許容するため膨縮変形する弾性材で形成されていることを特徴とするサニタリー用石鹸補給具。
  2. 請求項1において、
    前記保持部は、上記絞り部を介在させて上、下2段に連設されていることを特徴とするサニタリー用石鹸補給具。
  3. 請求項1又は2において、
    浴室内の所定箇所に吊下げ可能なフック部が装備されているサニタリー用石鹸補給具。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記供給口は、前記保持部に形成された石鹸供給用の開口部と、この開口部を開閉自在な開閉蓋とで構成されているサニタリー用石鹸補給具。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記排出口の下方には、この排出口から排出された石鹸を受止めて保持可能な受止め部材が付設されているサニタリー用石鹸補給具。
  6. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記保持部と前記排出口とは、ゴム材製の筒状部材によって、一体形成されているサニタリー用石鹸補給具。
  7. 請求項1、2、6において、
    前記供給口と前記排出口とは、双方ともに石鹸の通過が可能な開放端を有した前記絞り部から成る互いに同一のものに形成され、全体として対称形状に形成されているサニタリー用石鹸補給具。
  8. 請求項1、2、3、6のいずれかにおいて、
    前記排出口は、石鹸の通過が可能な開放端を有した前記絞り部から形成されるとともに、この排出口が前記供給口を兼ねているサニタリー用石鹸補給具。
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