JP3882619B2 - Method and apparatus for assembling press parts into jig bars - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プレス機によって打ち抜き加工され、組付け穴を有する多数のプレス部品を、1本の治具棒に組み込む方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ショックアブソーバの部品として、図5に示すようなリーフバルブと呼ばれるプレス部品10が使用される。このリーフバルブであるプレス部品10は、ショックアブソーバのピストンロッドに組付けるための組付穴11を中心に有しているものであるが、他にも、組付穴11を有するプレス部品10は種々なものが各種機械や装置の部品として使用されているものである。
【0003】
このようなプレス部品10は、プレス機によって打ち抜き加工されることが多いため、図5の(a)に示したように、バリが発生し易く、このバリは種々な方法で除去しなければならない。このため、本発明者等は、特願2001−220251号出願等において、図6〜図9に示すような、バリを化学研磨によって除去する液処理補助装置を既に提案してきている。この液処理補助装置での基本構想は、多数のプレス部品10をその組付穴11にて1本の吊下軸(後述する治具棒40でもある)に挿通しておいて、図8に示すように、回転軸上の段部により部分的に上下させることにより、各プレス部品10のバリを周囲に存在している処理液にさらすようにすることであった。
【0004】
この液処理補助装置では、多数のプレス部品10が1本の吊下軸に挿通されていることが前提となっており、その挿通作業は、プレス部品10が薄くて小さいものであることから、手作業によって行っていたのであるが、非常に効率の悪いものであった。つまり、各プレス部品10の吊下軸あるいは治具棒40に対する挿通の自動化が望まれていたのである。
【0005】
また、各プレス部品10が前述したリーフバルブである場合に、その組み付け方法を一定にしてやらないと、バルブとしての機能に個々の特性によるバラツキが生じることが分かっており、プレス加工後の各プレス部品10は、その抜き方向を一定に揃えておかなければならない。何故なら、各プレス部品10は、その打ち抜き方向に僅かに変形するのが一般的だからである。
【0006】
つまり、この種のプレス部品10については、
1.化学研磨のような液処理を効率的に行うには、1本の治具棒40に挿通しておかなければならない。
2.各プレス部品10は、均一な機能を発揮させるものとするためには、その打ち抜き方向を一定にして組付ける必要がある。
といった要望があるのである。
【0007】
そこで、本発明者等は、この種のプレス部品10についての上記1.及び2.の要望を満たすにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、プレス部品を1本の棒に自動的に挿通することであり、これによって、その後の処理あるいは組付けを効果的に行えるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「組付穴11を有する多数のプレス部品10を、次の各工程を経て、1本の治具棒40に組み込む方法。
【0010】
(1)プレス部品10を打ち抜くべき材料12をプレス機200に向けて送り込み、これを打ち抜き加工する工程;
(2)これら各プレス部品10を材料12の加工部12a内に収納したままテーブル20上を搬送する工程;
(3)このテーブル20の前端に形成した落下穴21に各プレス部品10がきたとき、落下装置30の抜き落とし部材13を往復動させることによって、このプレス部品10に圧力を掛けて下方に落下させる工程;
(4)落下してきた各プレス部品10を、ターンテーブル50上に立設した治具棒40に、軸心が落下穴21の中心と一致する抜き落とし部材13の往復動によってその向きを変えることなく各組付穴11にてそのまま挿通させる工程;
(5)ターンテーブル50を回転させて、各プレス部品10が所定量組み込まれた治具棒40をそのまま取外し、そこに新たな治具棒40を立設した後に、当該または別の治具棒40の上端を、テーブル20側の落下穴21に対向させる工程」
である。
【0011】
すなわち、この請求項1の組込方法は、まず、プレス機200によって打ち抜かれた各プレス部品10を、材料12の加工部12a(プレス機200によって打ち抜かれた穴)内に収納したままテーブル20上の所定位置まで搬送し、このテーブル20に形成してある落下穴21から落下させるようにしたものであり、通常プレス機200内にて取り出されるべきプレス部品10を別の場所で材料12から離すようにしたものである。
【0012】
また、落下穴21からそれぞれ落下してきた各プレス部品10は、ターンテーブル50上に立設されて上端が落下穴21に向けて待機している治具棒40に、各組付穴11を利用して落下により挿通されるものである。勿論、各プレス部品10が落下穴21上にきても、材料12の加工部12aから離れないこともあり得るため、本発明においては、落下穴21上の落下装置30によって、図2に示したような抜き落とし部材13を使用して強制的に抜き落とすようにしているのである。
【0013】
そして、ターンテーブル50上の1本の治具棒40について、各プレス部品10の挿通量が所定量に達したとき、ターンテーブル50は自動的に回転されて、テーブル20側の落下穴21の下方に、図2に示すように、新たな治具棒40が待機することになり、所定量のプレス部品10が挿通された治具棒40はそのままターンテーブル50から外されるのである。
【0014】
この治具棒40が図6等に示した吊下軸であれば、各プレス部品10を挿通したままの状態で、図6〜図9に示すように、吊下カセットに組み付けるのである。これら図6〜図9に示したような状態で液処理(化学研磨)がなされたプレス部品10がリーフバルブであれば、これをそのままの状態で(組付方向を変えないで)ピストンロッドに組付けるのである。
【0015】
従って、この請求項1の組込方法によれば、多数のプレス部品10の治具棒40に対する組み込みを自動的に行えて、次の各プレス部品10に対する処理や、これらプレス部品10の打ち抜き方向の一定化を簡単に実現し得るのである。
【0016】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、同様に、
「プレス機200によって材料12から打ち抜かれ、組付穴11を有するプレス部品10の多数を、材料12の加工部12a内に収納したまま搬送するテーブル20と、このテーブル20の前端側に組付けられて、プレス部品10がテーブル20の前端側に形成した落下穴21にきたら、これに軸心が前記落下穴21の中心と一致する抜き落とし部材13の往復によって圧力を掛けて各プレス部品10を落下穴21から落下させる落下装置30と、この落下装置30の下方に配置されて、各プレス部品10がその組付穴11にて挿通されることになる治具棒40を着脱自在に立設したターンテーブル50とにより構成したことを特徴とするプレス部品10の治具棒40への組込装置100」
である。
【0017】
すなわち、この請求項2の組込装置100は、上記請求項1の組込方法を実質的に実現するものであり、プレス機200によって打ち抜かれた各プレス部品10を、その元の位置である材料12の加工部12a内に収納したまま搬送するテーブル20と、このテーブル20の前端に設けた落下穴21に各治具棒40の上端を対向させるターンテーブル50とを備えているものである。
【0018】
この組込装置100によれば、長尺な帯状、あるいは短冊状に形成された材料12に対してプレス機200による打ち抜き加工を施して形成された各プレス部品10が、例えば図2に示すように、その打ち抜き穴である材料12の加工部12a内に収納されたままテーブル20上を搬送される。このテーブル20の前端に形成してある落下穴21に各プレス部品10が位置すると、その上方に配置してある落下装置30により、各プレス部品10に向けてエアの吹き付けと同時に抜き落とし部材13によって強制的に抜き落とされるのであり、これによって、各プレス部品10は材料12の加工部12aから完全に離れて落下穴21から下方に落下するのである。
【0019】
この落下穴21の下方には、ターンテーブル50上に立設した治具棒40の上端が臨んでいるから、落下してきた各プレス部品10は、表裏がバラバラにならず一定したまま、その組付穴11にて治具棒40に挿通されることになる。1本目の治具棒40上に所定量のプレス部品10が挿通されれば、図示しない光センサー等によってこれが検知されて、ターンテーブル50が次の治具棒40を送り込むべく回転を行うのである。
【0020】
従って、この請求項2の組込装置100は、各プレス部品10の1本の治具棒40に対する組み込みを自動的に行うのであり、その後の各プレス部品10の液処理等を行い易くし、方向性を一定にした組付けを行い易くするのである。
【0021】
請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2の組込装置100について、
「テーブル20上に、各プレス部品10が材料12の加工部12a内に位置するよう覆うカバーを22備えたこと」
である。
【0022】
すなわち、この請求項3の組込装置100は、各プレス部品10を加工部12a内に収納したままテーブル20上を搬送するにあたって、図2〜図4に示すように、カバー22によって覆いながら行えるようにしたものである。
【0023】
この組込装置100は、大きな振動を発生することもあるプレス機200に近設されるものであるため、搬送途中にある各プレス部品10にこの振動が与えられて、加工部12aから外れてテーブル20と平行にはならなくなってしまう場合があり得るが、この請求項3の組込装置100では、カバー22によってプレス部品10や材料12を覆うことにより、それを防止するようにしているのである。
【0024】
従って、この請求項3の組込装置100は、各プレス部品10をテーブル20に対して常に平行状態で搬送できるのであり、これにより、テーブル20の前端の落下穴21からの落下を安定した、しかも表裏がひっくりかえることなく確実に行えるものとなっているのである。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である組込装置100について説明するが、この組込装置100は、上記各請求項に係る発明を実質的に含むものであるため、以下では、この組込装置100を中心に説明していくこととする。
【0026】
図1には、各プレス部品10を、100〜500枚/分のスピードで打ち抜き加工するプレス機200と、その後流側に設置した組込装置100の概略構成が示してある。プレス機200によって打ち抜き加工されるプレス部品10は、図5に示したように、平板状で略中心に組付穴11を有したものであり、図1〜図3に示したような帯状の金属材料12から打ち抜かれるものである。なお、組付穴11を占めていた材料12は、プレス機200内にて自動的に抜かれるものであり、プレス部品10そのものは、その打ち抜かれた穴である加工部12a内にプレス機200にて収納されるものである。
【0027】
材料12としては、本実施例のような長尺な帯状のものに限らず、例えば短冊状のものであってもよく、いずれにしても、プレス機200内に連続的に送り込まれるものであれば、どのような形態のものであってもよいものである。勿論、この材料12は図3に示すような1個取りしかできない幅のものであってもよいし、図4に示すような多数個取り(実施形態では3個)できる幅のものであってもよい。
【0028】
テーブル20は、前述したような材料12を水平に搬送できるものであり、その前端には、図2に示したように、各プレス部品10を落下させるための落下穴21が形成してある。なお、図2に示したテーブル20は、1個取りできる材料12を搬送するものであるため、落下穴21は、その幅の略中心に1つだけしか形成してないが、多数個取りできる材料12に対応するためには、図4に示したように、それに応じた数の分だけ形成しておけばよい。
【0029】
また、このテーブル20については、図3または図4に示したように、各プレス部品10を材料12とともに包み込むカバー22が形成してある。後述する落下装置30がエア吹き付けと同時に強制的な抜き落としを行うものである場合に、抜き落とし部材13の挿入とともに、吹き付けエアを各プレス部品10に直接吹き付けられるようにするために、上記のカバー22には、図3及び図4に示したように、通気空間22aが形成してある。この通気空間22aを通して、抜き落とし部材13が各プレス部品10の上面を直接押圧するとともに、落下装置30からのエアが各プレス部品10に直接吹き付けられるのである。
【0030】
この組込装置100は、大きな振動を発生することもあるプレス機200に近設されるものであるため搬送途中にある各プレス部品10にこの振動が与えられるが、カバー22によってプレス部品10や材料12を覆うことにより、与えられた振動によって各プレス部品10が加工部12aから外れてテーブル20と平行にはならなくなってしまうことを防止しているのであり、テーブル20の前端の落下穴21からの落下を安定した、しかも表裏がひっくりかえることなく確実に行えるものとなっているのである。
【0031】
落下装置30は、本実施形態の場合、前述したように、落下穴21上にきたプレス部品10に対して、抜き落とし部材13による押圧を行うものであり、これによって、各プレス部品10を材料12の加工部12aから完全に離すようにするものである。
【0032】
さて、落下穴21の下方には、落下してきたプレス部品10を、その組付穴11にて挿通するための治具棒40の先端が待機していなければならないが、それを行うのが、図1あるいは図4に示したターンテーブル50なのである。勿論、これらのターンテーブル50は、その中心に対して回転できることは当然として、一定方向への直線運動もできるようにしたものである。
【0033】
図1に示したターンテーブル50は、多数の治具棒40を放射状に取付けられるようにしたものであり、これら各治具棒40の上端を1個の落下穴21に順次対向させることができるようにしたものである。図4に示したターンテーブル50は、複数個(3個)取りできる材料12を使用する場合に対応できるようにしたものであり、1つの放射状に3本の治具棒40を立設したものである。この場合には、テーブル20側の落下穴21も3個形成するのであり、各落下穴21上を開く通気空間22aも図4に示したような形状のものとされる。これにより、図4中の仮想線にて示した上中下三種類の位置に位置する各プレス部品10を、それぞれ個別に治具棒40に挿通するようにしているのである。
【0034】
以上の組込装置100によって、1本の治具棒40に挿通された多数のプレス部品10は、この1本の治具棒40を吊下軸として、図6〜図9に示したような液処理装置に架けられるのである。この液処理装置の概略と機能を説明すると、次の通りである。
【0035】
この液処理補助装置は、図6に示すように、組付穴11を有するプレス部品10について、化学研磨によるバリ除去や各種洗浄等の液処理を行うためのものであり、液処理のための処理液槽内に下端部が浸積される吊下台と、この吊下台の下部に略水平状態で支持される回転軸と、この回転軸に平行となるように吊下台に支持されてプレス部品10の多数をその各組付穴11にて挿通して支持する吊下軸と、回転軸に振動を付与すべく吊下台側に設けた振動装置とにより構成するとともに、回転軸の表面に、各プレス部品10の表面に当接することになるスパイラル状の段部を形成したものである。
【0036】
すなわち、この液処理補助装置は、組付穴11を有する多数のプレス部品10を吊下軸上に挿通しておき、これら各吊下軸の外側から、図8に示すように、回転軸上に設けた段部により部分的に上下動運動を起すような力を与えるとともに、この吊下軸に対して吊下台側から振動装置による振動を与えるようにしたものである。
【0037】
この液処理補助装置によって、多数のプレス部品10の液処理を行う工程を順に説明すると、以下の通りである。まず、多数のプレス部品10は、図6に示すように、その各組付穴11内に吊下軸(治具棒40)を挿通することにより、この吊下軸に対して無駄な空間が生じない状態、つまり略重ねられた状態で吊下し得るものとなる。換言すれば、1本の吊下軸に対して、非常に多数のプレス部品10が効率的に吊下されるのである。
【0038】
多数のプレス部品10を吊下した吊下軸は、吊下台を構成している吊下カセットの下端に、軸支持交換部材を利用して連結されるのであり、この吊下カセットを吊下台に組み込む。この吊下台の下端部には、図6及び図7に示すように、外周面にスパイラル状となった段部を設けた回転軸が位置しているから、吊下台に吊下カセットを組み込むと、各プレス部品10の外周面、特に下端面が回転軸上に当接することになるのである。
【0039】
この回転軸は、吊下台側に支持してある駆動モータにより回転駆動されるものであり、この回転軸が回転すると、その表面に形成してある段部(図8では、その一部を代表して示してある)が、図示左右のいずれかに移動することになる。この回転軸上の段部に対しては、各プレス部品10の外面が当接するから、段部の上側になったプレス部品10は、図8に示したように部分的に上動運動することになるのである。そうなれば、上動した各組付穴11の外周に近い側面は、他のプレス部品10に隠されることなく、処理液槽内の処理液に晒されることになるのである。これにより、各プレス部品10の外周及び内周に発生しているバリは有効に除去されるのである。
【0040】
また、このとき、吊下台側に設けてある振動装置が作動して、主として吊下台の下部に振動が与えられて、回転軸や吊下軸も振動されることになり、その結果、各プレス部品10に対しても振動力が与えられることになるのである。これにより、各プレス部品10間に処理液が十分浸透し得ることになり、プレス部品10の液処理が十分に行われることになるのである。
【0041】
従って、この液処理補助装置は、吊下軸上の多数のプレス部品10に対して、回転軸上の段部により外的で部分的な上動運動を与えるとともに、振動装置による振動をも与えることにより、各プレス部品10に対する液処理を効果的に行い得るものである。
【0042】
また、この液処理補助装置は、多数のプレス部品10をその各プレス部品10を利用して吊下軸上に挿通して、吊下台に対して吊下することはそのまま採用し、図9に示すように、スパイラル状の段部を各プレス部品10の組付穴11内に当接させるようにしてもよいものである。
【0043】
そのために、この図9に示した液処理補助装置では、回転軸上には歯車だけ設けて段部を設けず、この歯車に噛合することになる別の歯車を設けた吊下軸上に段部を設けるようにするとよい。
【0044】
このように構成した液処理補助装置では、駆動モータにより回転軸が回転されると、その上の歯車に噛合している歯車により吊下軸が回転され、この吊下軸上の段部によって、図8にも示したように、各プレス部品10が部分的に上下動することになるのである。勿論、この吊下軸には、振動装置による振動が与えられているから、結果的に、各プレス部品10は、部分的な上下動運動をするとともに、互いに振動し合うのである。
【0045】
以上のようであるから、各治具棒40が上記液処理補助装置の吊下軸としても使用されるものである場合には、各治具棒40は、図7に示したような、表面に何もない真直ぐな棒として形成されるものであり、あるいは図9に示すように、スパイラル状の段部を表面に形成したものとしても形成されるものである。
【0046】
各プレス部品10がショックアブソーバのリーフバルブとして使用される場合には、これらを図7に示したような状態のままにして、つまり挿通方向を全く変えないで、必要個数を治具棒40から抜き取り、そのままピストンロッドの所定位置に組み付けられるのである。
【0047】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず請求項1の組込方法によれば、
「組付穴11を有する多数のプレス部品10を、次の各工程を経て、1本の治具棒40に組み込む方法。
【0048】
(1)プレス部品10を打ち抜くべき材料12をプレス機200に向けて送り込み、これを打ち抜き加工する工程;
(2)これら各プレス部品10を材料12の加工部12a内に収納したままテーブル20上を搬送する工程;
(3)このテーブル20の前端に形成した落下穴21に各プレス部品10がきたとき、落下装置30の抜き落とし部材13を往復動させることによって、このプレス部品10に圧力を掛けて下方に落下させる工程;
(4)落下してきた各プレス部品10を、ターンテーブル50上に立設した治具棒40に、軸心が落下穴21の中心と一致する抜き落とし部材13の往復動によってその向きを変えることなく各組付穴11にてそのまま挿通させる工程;
(5)ターンテーブル50を回転させて、各プレス部品10が所定量組み込まれた治具棒40をそのまま取外し、そこに新たな治具棒40を立設した後に、当該または別の治具棒40の上端を、テーブル20側の落下穴21に対向させる工程」
にその構成上の特徴があり、これにより、
1.1本の治具棒40に自動的かつ短時間内に、多数のプレス部品10をその組付穴11を利用して自動的に挿通することができ、この治具棒40をそのまま図6に示した吊下軸とすることにより、化学研磨等の液処理作業等を効率的に行うことができる。
2.各プレス部品10は1本の治具棒40に対して打ち抜き方向を一定に揃えて挿通されるため、その複数をそのまま組み付けたときの機能を均一なものとすることができる。
といった効果を発揮することができるのである。
【0049】
また、請求項2の発明においては、
「プレス機200によって材料12から打ち抜かれ、組付穴11を有するプレス部品10の多数を、材料12の加工部12a内に収納したまま搬送するテーブル20と、このテーブル20の前端側に組付けられて、プレス部品10がテーブル20の前端側に形成した落下穴21にきたら、これに軸心が前記落下穴21の中心と一致する抜き落とし部材13の往復によって圧力を掛けて各プレス部品10を落下穴21から落下させる落下装置30と、この落下装置30の下方に配置されて、各プレス部品10がその組付穴11にて挿通されることになる治具棒40を着脱自在に立設したターンテーブル50とにより構成したこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、上記請求項1の組込方法を実質的に実施でき、上述した1.及び2.の効果を発揮することができるのである。
【0050】
そして、請求項3の発明においては、上記請求項2の組込装置100について、
「テーブル20上に、各プレス部品10が材料12の加工部12a内に位置するよう覆うカバーを22備えたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、請求項2の発明と同じ効果を発揮できる他、各プレス部品10をテーブル20の落下穴21から安定した状態で落下させることもできるとともに、その下に立設する治具棒40に、その向きを変えることなく、つまり表裏がひっくり返ることなく確実に挿通できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の組込方法を実施するための請求項2に係る組込装置の概略側面図である。
【図2】同組込装置を構成しているテーブルの落下穴を中心にしてみた部分拡大断面図である。
【図3】同落下穴を中心にしてみたテーブルの部分を示すもので、(イ)はその平面図、(ロ)は部分断面図である。
【図4】多数個取りする場合の例を示すもので、落下穴を中心にしてみたテーブルの部分平面図と、それに対応するターンテーブルの斜視図である。
【図5】本発明の対象であるプレス部品の一例を示すもので、(a)はその拡大縦断面図、(b)は平面図である。
【図6】本発明を適用して治具棒上に組付けられた多数のプレス部品に対して化学研磨を行う際に利用する液処理補助装置の一例を示す縦断面図である。
【図7】図6に示した吊下軸及びその上の多数のプレス部品を中心にしてみた部分拡大断面図である。
【図8】図7のさらに部分拡大断面図である。
【図9】吊下軸の他の例を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100 組込装置
200 プレス機
10 プレス部品
11 組付穴
12 材料
12a 加工部
13 抜き落とし部材
20 テーブル
21 落下穴
22 カバー
22a 通気空間
30 落下装置
40 治具棒
50 ターンテーブル[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method and apparatus for assembling a large number of press parts punched by a press machine and having assembly holes into one jig bar.
[0002]
[Prior art]
For example, a
[0003]
Since such a pressed
[0004]
In this liquid processing auxiliary device, it is premised that a large number of
[0005]
In addition, when each of the pressed
[0006]
In other words, for this type of
1. In order to efficiently perform liquid processing such as chemical polishing, the
2. Each
There is such a request.
[0007]
Therefore, the present inventors have completed the present invention as a result of various studies on how to satisfy the above requirements 1 and 2 for this type of pressed
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and the problem to be solved is to automatically insert the press part into one bar, thereby allowing subsequent processing or assembly. It is to be able to do it effectively.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, first, the means taken by the invention according to claim 1 will be described with reference numerals used in the description of the embodiments described later.
“A method of assembling a large number of
[0010]
(1) A step of feeding the
(2) a step of transporting the
(3) When the stamping
(4) The direction of the pressed
(5) The
It is.
[0011]
That is, according to the assembling method of claim 1, first, each
[0012]
Further, each pressed
[0013]
When the insertion amount of each pressed
[0014]
If the
[0015]
Therefore, according to the assembling method of claim 1, a large number of
[0016]
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 2 is similarly:
“A table 20 that carries a large number of
It is.
[0017]
That is, the assembling apparatus 100 according to the second aspect substantially realizes the assembling method according to the first aspect, and each
[0018]
According to the assembling apparatus 100, each
[0019]
Since the upper end of the
[0020]
Therefore, the assembling apparatus 100 according to claim 2 automatically performs assembling of each
[0021]
The means taken by the invention according to claim 3 is as follows.
“There were 22 covers on the table 20 so that each pressed
It is.
[0022]
That is, the assembling apparatus 100 according to claim 3 can carry out while pressing each
[0023]
Since this built-in device 100 is provided close to the press machine 200 that may generate a large vibration, the vibration is given to each
[0024]
Therefore, the assembling apparatus 100 according to claim 3 can always convey each
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the invention according to each claim configured as described above will be described with respect to the assembling apparatus 100 according to the embodiment shown in the drawings. The assembling apparatus 100 includes the invention according to each of the above claims. In the following description, the embedded device 100 will be mainly described.
[0026]
FIG. 1 shows a schematic configuration of a press machine 200 for punching each
[0027]
The
[0028]
The table 20 is capable of transporting the
[0029]
Further, as shown in FIG. 3 or FIG. 4, the table 20 is formed with a
[0030]
Since this built-in device 100 is provided close to the press machine 200 that may generate a large vibration, this vibration is given to each
[0031]
[0032]
Now, below the
[0033]
The
[0034]
As shown in FIGS. 6 to 9, a large number of
[0035]
As shown in FIG. 6, this liquid processing auxiliary device is for performing liquid processing such as deburring by chemical polishing and various types of cleaning on the
[0036]
That is, this liquid processing auxiliary device has a large number of
[0037]
The steps of performing liquid processing of a large number of
[0038]
A suspension shaft that suspends a large number of
[0039]
This rotating shaft is rotationally driven by a drive motor supported on the suspension base side. When this rotating shaft rotates, a step portion formed on the surface thereof (in FIG. 8, a part thereof is representative). Will move to either the left or right side of the figure. Since the outer surface of each
[0040]
At this time, the vibration device provided on the suspension base is operated, and vibration is mainly applied to the lower part of the suspension base, so that the rotating shaft and the suspension shaft are also vibrated. A vibration force is also applied to the
[0041]
Therefore, this liquid processing auxiliary device gives an external and partial upward motion to the
[0042]
Further, this liquid processing auxiliary device adopts as it is that a large number of
[0043]
Therefore, in the liquid processing auxiliary device shown in FIG. 9, only the gear is provided on the rotating shaft and the step portion is not provided, but the step is provided on the suspension shaft provided with another gear that meshes with this gear. It is good to provide a part.
[0044]
In the liquid processing auxiliary device configured as described above, when the rotation shaft is rotated by the drive motor, the suspension shaft is rotated by the gear meshing with the gear above it, and the step portion on the suspension shaft As shown in FIG. 8, each
[0045]
As described above, when each
[0046]
When each
[0047]
【The invention's effect】
As detailed above, according to the assembly method of claim 1, first,
“A method of assembling a large number of
[0048]
(1) A step of feeding the material 12 to be punched from the pressed
(2) a step of transporting the
(3) When the stamping
(4) Changing the direction of each pressed
(5) The
Has the characteristics of its construction,
1. A large number of pressed
2. Since each pressed
Such an effect can be exhibited.
[0049]
In the invention of claim 2,
“A table 20 that carries a large number of
Therefore, the incorporation method of claim 1 can be substantially carried out, and the effects 1 and 2 described above can be exhibited.
[0050]
And in invention of Claim 3, about the incorporating apparatus 100 of the said Claim 2,
“There were 22 covers on the table 20 so that each pressed
In addition to being able to exert the same effect as the invention of claim 2, this makes it possible to drop each
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view of an assembling apparatus according to claim 2 for carrying out the assembling method of claim 1;
FIG. 2 is a partial enlarged cross-sectional view of the table constituting the assembling apparatus as viewed from the center of a drop hole.
FIGS. 3A and 3B show a table portion viewed from the center of the dropping hole, in which FIG. 3A is a plan view and FIG. 3B is a partial cross-sectional view.
FIG. 4 is a partial plan view of a table viewed from the center of a drop hole, and a perspective view of a corresponding turntable, showing an example in the case of taking a large number of pieces.
FIGS. 5A and 5B show an example of a pressed part that is an object of the present invention, in which FIG. 5A is an enlarged longitudinal sectional view, and FIG. 5B is a plan view.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing an example of a liquid processing auxiliary device used when chemical polishing is applied to a large number of press parts assembled on a jig bar by applying the present invention.
7 is a partially enlarged cross-sectional view of the suspension shaft shown in FIG. 6 and a number of press parts on the suspension shaft.
8 is a further enlarged partial cross-sectional view of FIG.
FIG. 9 is a partially enlarged cross-sectional view showing another example of a suspended shaft.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 Assembling apparatus 200
Claims (3)
(1)前記プレス部品を打ち抜くべき材料をプレス機に向けて送り込み、これを打ち抜き加工する工程;
(2)これら各プレス部品を前記材料の加工部内に収納したままテーブル上を搬送する工程;
(3)このテーブルの前端に形成した落下穴に前記各プレス部品がきたとき、落下装置の抜き落とし部材を往復動させることによって、このプレス部品に圧力を掛けて下方に落下させる工程;
(4)落下してきた各プレス部品を、ターンテーブル上に立設した前記治具棒に、軸心が前記落下穴の中心と一致する抜き落とし部材の往復動によってその向きを変えることなく各組付穴にてそのまま挿通させる工程;
(5)前記ターンテーブルを回転させて、前記各プレス部品が所定量組み込まれた治具棒をそのまま取外し、そこに新たな治具棒を立設した後に、当該または別の治具棒の上端を、前記テーブル側の落下穴に対向させる工程。A method of incorporating a large number of press parts having assembly holes into one jig bar through the following steps.
(1) A step of feeding a material to be punched from the pressed part toward a press machine and punching the material;
(2) A step of transporting the press parts on the table while being accommodated in the processed portion of the material;
(3) when said each pressed part came to falling hole formed in the front end of the table, by reciprocating the vent dumping member of dropping apparatus, the step of dropping downward over the pressure in the press parts;
(4) Each press part that has fallen is placed on the jig bar erected on the turntable without changing its direction by reciprocating the drop-out member whose axis coincides with the center of the drop hole. The process of inserting through the hole as it is;
(5) Rotate the turntable, remove the jig bar in which a predetermined amount of each of the pressed parts is incorporated, and install a new jig bar there, and then set the upper end of this or another jig bar. To face the table-side drop hole.
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