JP3882555B2 - Fuel injection valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力制御室の燃料圧力を制御して噴射量及び噴射時期をコントロールする燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コモンレール等に蓄圧された高圧燃料をインジェクタからディーゼル機関に噴射する蓄圧式燃料噴射装置が知られている。
この蓄圧式燃料噴射装置に用いられるインジェクタは、ニードルと連動する制御ピストンに背圧を付与する圧力制御室を有し、この圧力制御室の燃料圧力(制御ピストンの背圧)を制御して噴射量及び噴射時期をコントロールしている。
圧力制御室の燃料圧力は、圧力制御室から低圧側に通じる燃料排出通路を開閉する電磁弁によって制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のインジェクタは、噴射を安定させるために圧力制御室の圧力を安定して制御する必要がある。このため、圧力制御室の燃料流入側に設けられた入口絞り(オリフィス)の燃料流れ特性を安定させることが不可欠である。
しかし、図1に示す様に、入口側オリフィス18の出口側が袋穴通路17(一端側が袋状に閉じている通路)に交差している場合、入口側オリフィス18の燃料流れ特性が図中の段差Lに大きく影響していることが判った。つまり、入口側オリフィス18から流出する燃料の流れをシミュレーション解析した結果、段差Lが僅かに変化するだけで、流れベクトルが全く異なり、流れが大きく変化することが判った。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、圧力制御室の燃料圧力を安定して制御できる燃料噴射弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明は、内蔵するニードルが上昇して噴孔を開くノズルと、高圧燃料が供給される流入側の通路断面積を絞るオリフィスと、このオリフィスの出口側にオリフィスと略垂直に接続される袋穴通路と、この袋穴通路を介して高圧燃料が供給され、その燃料圧力がニードルの上昇を抑える方向に作用する圧力制御室とを有し、この圧力制御室の燃料圧力を制御して噴射をコントロールする燃料噴射弁であって、袋穴通路とオリフィスが1枚のオリフィスプレートに形成され、袋穴通路は、一端側が円錐形状に閉じて他端側が開口する円筒形状を有し、その円筒形状の他端側が圧力制御室に接続され、オリフィスは、袋穴通路の一端側の円筒側面に接続されると共に、その円筒側面に接続されるオリフィスの出口が、袋穴通路の同一内径を有する一端側の端部から他端側へ0.2mm 以上離れた位置に開口している。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した燃料噴射弁において、圧力制御室は、オリフィスプレートの厚み方向の一端面に開口する開口部を有し、この開口部から出口側に向かって内径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられ、袋穴通路は、圧力制御室のテーパ形状を形成する側面に接続されて、圧力制御室の中心軸に対し斜めに形成されていることを特徴とする。
【0005】
この構成において、シミュレーション解析の結果によれば、オリフィスから流出した燃料の流れは、オリフィスの出口と対向する袋穴通路の側面に垂直にぶつかる1系統の流れのみであり、流れベクトルが交差する様な不安定な流れは発生していない。これにより、オリフィスより流出する燃料の流れ特性が安定するため、圧力制御室の燃料圧力を安定して制御することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は燃料噴射弁の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、コモンレール(図示しない)から供給される高圧燃料をエンジンの燃焼室に噴射するもので、図2に示す様に、ノズル(下述する)、ノズルホルダ2、制御ピストン3、オリフィスプレート4、電磁弁5等より構成される。
【0007】
ノズルは、先端に噴孔を有するノズルボディ6と、このノズルボディ6の内部に摺動自在に嵌挿されるニードル7から構成され、リテーニングナット8によりノズルホルダ2の下部に結合されている。
ノズルホルダ2には、コモンレールより供給される高圧燃料をノズルの内部通路9へ導く燃料導入路10、後述する圧力制御室11(図1参照)へ導く燃料導入路12、及び燃料を低圧側へ排出するための燃料排出路13等が設けられている。
【0008】
制御ピストン3は、ノズルホルダ2に設けられたシリンダ14に嵌挿され、同じくシリンダ14に挿入されたプレッシャピン15を介してニードル7に連接されている。
プレッシャピン15は、制御ピストン3とニードル7との間に介在され、プレッシャピン15の周囲に配されるスプリング16に付勢されてニードル7を閉弁方向(図2の下方)へ押圧している。
【0009】
オリフィスプレート4は、シリンダ14の上端が開口するノズルホルダ2の端面上に配置され、上記の圧力制御室11がシリンダ14と連通して形成されている。また、オリフィスプレート4には、図1(a)に示す様に、圧力制御室11に通じる袋穴通路17、この袋穴通路17に接続される入口側オリフィス18、この入口側オリフィス18とノズルホルダ2の燃料導入路12とを連通する連通路19、及び圧力制御室11の上部に連通する出口側オリフィス20が設けられている。
【0010】
袋穴通路17は、圧力制御室11側からドリルで穿設され、穴の先端部が閉じている袋穴状に形成されている。
入口側オリフィス18は、袋穴通路17に対し垂直方向から接続され、且つ袋穴通路17の先端部から圧力制御室11側へ0.2mm 以上離れた位置に入口側オリフィス18の出口が開口している。
出口側オリフィス20は、電磁弁5を介してノズルホルダ2の燃料排出路13と連通可能に設けられている。なお、入口側オリフィス18より出口側オリフィス20の方が流路径(内径)が大きく形成されている。
【0011】
電磁弁5は、オリフィスプレート4の出口側オリフィス20を開閉するアーマチャ21と、このアーマチャ21を閉弁方向(図2の下方)へ付勢するスプリング22、及びアーマチャ21を開弁方向へ駆動するソレノイド23等を内蔵し、ノズルホルダ2の上部にオリフィスプレート4を介して組付けられ、リテーニングナット24により結合されている。
アーマチャ21は、ソレノイド23が通電されると、スプリング22の付勢力に抗して図示上方へ吸引されて出口側オリフィス20を開き、ソレノイド23への通電が停止すると、スプリング22に押し戻されて出口側オリフィス20を閉じる。
【0012】
次に、燃料噴射弁1の作動を説明する。
コモンレールから燃料噴射弁1に供給される高圧燃料は、ノズルの内部通路9と圧力制御室11とに導入される。この時、電磁弁5が閉弁状態(アーマチャ21が出口側オリフィス20を閉じている状態)であると、圧力制御室11に導入された高圧燃料の圧力が制御ピストン3及びプレッシャピン15を介してニードル7に作用し、スプリング16と共にニードル7を閉弁方向へ付勢している。
【0013】
一方、ノズルの内部通路9に導入された高圧燃料は、ニードル7の受圧面に作用してニードル7を開弁方向へ付勢している。但し、電磁弁5が閉弁状態の時は、ニードル7を閉弁方向に付勢する力が開弁方向に付勢する力を上回っているため、ニードル7がリフトすることはなく、噴孔を閉じているので、燃料は噴射されない。
【0014】
電磁弁5のソレノイド23が通電されて開弁する(アーマチャ21が出口側オリフィス20を開く)と、出口側オリフィス20がノズルホルダ2に設けられた燃料排出路13と連通するため、圧力制御室11の燃料が出口側オリフィス20を通って排出される。なお、電磁弁5が開弁しても高圧燃料は引き続き圧力制御室11に補給され続けるが、入口側オリフィス18より出口側オリフィス20の方が流路径が大きいので、制御ピストン3に作用する圧力制御室11の燃料圧力は低下する。
【0015】
上記の結果、圧力制御室11の燃料圧力と、ニードル7を開弁方向へ押し上げる力と、ニードル7を閉弁方向に押し下げるスプリング力とのバランスが崩れ、ニードル7を開弁方向に付勢する力が閉弁方向に付勢する力を上回った時点でニードル7がリフトして噴孔を開くことにより燃料が噴射される。
その後、ソレノイド23への通電停止によりアーマチャ21が出口側オリフィス20を閉じると、再び圧力制御室11の燃料圧力が上昇し、ニードル7を閉弁方向に付勢する力が開弁方向に付勢する力を上回った時点で、ニードル7が押し下げられて噴孔を閉じることにより、噴射が終了する。
【0016】
本実施例の燃料噴射弁1は、圧力制御室11の燃料圧力を制御することにより噴射(噴射量と噴射時期)をコントロールしているので、その噴射を安定させるためには、圧力制御室11の燃料圧力を安定して制御する必要がある。これには、入口側オリフィス18より流出する燃料の流れを安定させることが不可欠となる。
そこで、入口側オリフィス18より流出する流れをシミュレーション解析した結果、袋穴通路17の先端部(袋穴通路17の同一内径を有する先端側の端部)から入口側オリフィス18の出口までの距離L(図1(b)参照)に大きく影響していることが判った。
【0017】
以下、解析結果について説明する。
a)L=0.0mm の場合
入口側オリフィス18から流出した燃料の流れは、図3(a)に示す様に、袋穴通路17の先端面に沿う流れ▲1▼と、入口側オリフィス18の出口と対向する袋穴通路17の側面に垂直にぶつかる流れ▲2▼との2系統に別れ、その先で流れベクトルが交差している。つまり、流れが毎回不安定なことを示している。
【0018】
b)L=0.2mm の場合
入口側オリフィス18から流出した燃料の流れは、図3(b)に示す様に、入口側オリフィス18の出口と対向する袋穴通路17の側面に垂直にぶつかる流れの1系統のみで、流れベクトルが交差する不安定な流れは発生していない。
【0019】
c)L=0.4mm の場合
入口側オリフィス18から流出した燃料の流れは、図3(c)に示す様に、入口側オリフィス18の出口と対向する袋穴通路17の側面に垂直にぶつかる流れの1系統のみで、流れベクトルが交差する不安定な流れは発生していない。
つまり、L=0.2mm の場合とL=0.4mm の場合は、流れが毎回安定することを示している。
【0020】
更に、入口側オリフィス18から流出する燃料の流れの安定度を毎回の噴射量バラツキとして評価すると、図4に示す結果が得られた。なお、図中横軸はL(mm)、縦軸は燃料圧力160MPa、駆動パルス幅1.01ms時の噴射量の毎回バラツキ2σを表す。
この結果によれば、毎回噴射の安定性がLに大きく影響し、特にL≧0.2mm で毎回の噴射量バラツキが小さくなっていることが判る。即ち、本実施例の様に、袋穴通路17に対し入口側オリフィス18が垂直方向から接続される場合は、L≧0.2mm とすることにより、燃料噴射弁1の毎回の噴射量バラツキを低減可能である。
【0021】
(本実施例の効果)
入口側オリフィス18の出口が袋穴通路17に略垂直に接続される場合に、その袋穴通路17の同一内径を有する一端側の端部から他端側へ0.2mm 以上離れた位置(L≧0.2mm )に入口側オリフィス18の出口を開口させることにより、入口側オリフィス18の燃料流れを安定させることができる。その結果、圧力制御室11の燃料圧力を安定して制御できるので、噴射を安定化させることができ、毎回の噴射量バラツキを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オリフィスプレートの断面図(a)と入口側オリフィス周辺の拡大図(b)である。
【図2】燃料噴射弁の全体断面図である。
【図3】入口側オリフィスから流出する流れの解析結果を示す図である。
【図4】本実施例の効果を示す測定データである。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁
2 ノズルホルダ(ノズル)
7 ニードル(ノズル)
11 圧力制御室
17 袋穴通路(燃料通路)
18 入口側オリフィス(オリフィス)
19 連通路(燃料通路)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel injection valve that controls a fuel pressure in a pressure control chamber to control an injection amount and an injection timing.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a pressure accumulation type fuel injection device that injects high pressure fuel accumulated in a common rail or the like from a injector to a diesel engine is known.
An injector used in this pressure accumulation type fuel injection device has a pressure control chamber that applies a back pressure to a control piston interlocked with the needle, and controls the fuel pressure (back pressure of the control piston) in the pressure control chamber for injection. The amount and injection timing are controlled.
The fuel pressure in the pressure control chamber is controlled by an electromagnetic valve that opens and closes a fuel discharge passage that leads from the pressure control chamber to the low pressure side.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the injector described above needs to stably control the pressure in the pressure control chamber in order to stabilize injection. For this reason, it is essential to stabilize the fuel flow characteristics of the inlet throttle (orifice) provided on the fuel inflow side of the pressure control chamber.
However, as shown in FIG. 1, when the outlet side of the inlet-
The present invention has been made based on the above circumstances, and an object thereof is to provide a fuel injection valve capable of stably controlling the fuel pressure in the pressure control chamber.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
(Invention of Claim 1)
The present invention relates to a nozzle in which a built-in needle rises to open a nozzle hole, an orifice for narrowing a passage cross-sectional area on the inflow side to which high-pressure fuel is supplied, and a bag connected to the outlet side of the orifice substantially perpendicularly to the orifice There is a hole passage and a pressure control chamber in which high-pressure fuel is supplied through the bag hole passage and the fuel pressure acts in a direction to suppress the rise of the needle, and the fuel pressure in the pressure control chamber is controlled to inject A fuel injection valve for controlling the valve, wherein the bag hole passage and the orifice are formed in one orifice plate, and the bag hole passage has a cylindrical shape with one end closed in a conical shape and the other end opened. is connected to the other end the pressure control chamber shape, the orifice is connected to the cylindrical side surface of one end side of the blind holes passages, the outlet of the orifice to be connected to the cylindrical side surface has the same inner diameter of the blind hole passage It is opened at a position away to the other end side 0.2mm or more from the end of the end side.
(Invention of Claim 2)
2. The fuel injection valve according to claim 1, wherein the pressure control chamber has an opening that opens at one end surface in the thickness direction of the orifice plate, and has a tapered shape in which the inner diameter gradually decreases from the opening toward the outlet side. The cap hole passage provided is connected to a side surface forming a tapered shape of the pressure control chamber and is formed obliquely with respect to the central axis of the pressure control chamber.
[0005]
In this configuration, according to the result of simulation analysis, the flow of fuel flowing out from the orifice is only one system that hits the side of the bag hole passage facing the outlet of the orifice perpendicularly, and the flow vectors intersect. No unstable flow has occurred. Thereby, since the flow characteristic of the fuel flowing out from the orifice is stabilized, the fuel pressure in the pressure control chamber can be controlled stably.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 2 is a sectional view of the fuel injection valve.
The fuel injection valve 1 of the present embodiment injects high-pressure fuel supplied from a common rail (not shown) into the combustion chamber of the engine. As shown in FIG. 2, a nozzle (described below), a
[0007]
The nozzle is composed of a
The
[0008]
The
The
[0009]
The
[0010]
The
The inlet-
The outlet-
[0011]
The
When the
[0012]
Next, the operation of the fuel injection valve 1 will be described.
The high-pressure fuel supplied from the common rail to the fuel injection valve 1 is introduced into the
[0013]
On the other hand, the high-pressure fuel introduced into the
[0014]
When the
[0015]
As a result, the balance between the fuel pressure in the
Thereafter, when the
[0016]
Since the fuel injection valve 1 of this embodiment controls the injection (injection amount and injection timing) by controlling the fuel pressure in the
Therefore, as a result of simulation analysis of the flow flowing out from the
[0017]
Hereinafter, the analysis result will be described.
a) When L = 0.0 mm As shown in FIG. 3A, the flow of fuel flowing out from the
[0018]
b) When L = 0.2 mm As shown in FIG. 3 (b), the flow of fuel flowing out from the inlet-
[0019]
c) When L = 0.4 mm As shown in FIG. 3 (c), the flow of fuel flowing out from the inlet-
That is, when L = 0.2 mm and L = 0.4 mm, the flow is stabilized every time.
[0020]
Furthermore, when the stability of the flow of the fuel flowing out from the inlet-
According to this result, it can be seen that the stability of the injection every time greatly affects L, and in particular, the injection amount variation is reduced every time L ≧ 0.2 mm. That is, as in this embodiment, when the inlet-
[0021]
(Effect of this embodiment)
When the outlet of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view (a) of an orifice plate and an enlarged view (b) around an inlet-side orifice.
FIG. 2 is an overall sectional view of a fuel injection valve.
FIG. 3 is a diagram showing an analysis result of a flow flowing out from an inlet-side orifice.
FIG. 4 is measurement data showing the effect of this example.
[Explanation of symbols]
1
7 Needle (nozzle)
11
18 Inlet orifice (orifice)
19 Communication passage (fuel passage)
Claims (2)
高圧燃料が供給される流入側の通路断面積を絞るオリフィスと、
このオリフィスの出口側に前記オリフィスと略垂直に接続される袋穴通路と、
この袋穴通路を介して高圧燃料が供給され、その燃料圧力が前記ニードルの上昇を抑える方向に作用する圧力制御室とを有し、
この圧力制御室の燃料圧力を制御して噴射をコントロールする燃料噴射弁であって、
前記袋穴通路と前記オリフィスが1枚のオリフィスプレートに形成され、
前記袋穴通路は、一端側が円錐形状に閉じて他端側が開口する円筒形状を有し、その円筒形状の他端側が前記圧力制御室に接続され、
前記オリフィスは、前記袋穴通路の一端側の円筒側面に接続されると共に、その円筒側面に接続される前記オリフィスの出口が、前記袋穴通路の同一内径を有する一端側の端部から他端側へ0.2mm 以上離れた位置に開口していることを特徴とする燃料噴射弁。A nozzle that raises the built-in needle and opens the nozzle hole;
An orifice for reducing the cross-sectional area of the inflow side to which high-pressure fuel is supplied;
A bag hole passage connected to the outlet side of the orifice substantially perpendicularly to the orifice;
A high-pressure fuel is supplied through this bag hole passage, and the pressure of the fuel acts in a direction to suppress the rise of the needle,
A fuel injection valve for controlling injection by controlling the fuel pressure in the pressure control chamber,
The bag hole passage and the orifice are formed in one orifice plate;
The bag hole passage has a cylindrical shape with one end side closed in a conical shape and the other end side opened, and the other end side of the cylindrical shape is connected to the pressure control chamber,
The orifice is connected to the cylindrical side surface on one end side of the bag hole passage, and the outlet of the orifice connected to the cylindrical side surface is connected to the other end from the end portion on one end side having the same inner diameter of the bag hole passage. A fuel injection valve characterized by opening at a position 0.2 mm or more away from the side.
前記圧力制御室は、前記オリフィスプレートの厚み方向の一端面に開口する開口部を有し、この開口部から出口側に向かって内径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられ、The pressure control chamber has an opening that opens at one end surface in the thickness direction of the orifice plate, and is provided in a tapered shape in which the inner diameter gradually decreases from the opening toward the outlet side.
前記袋穴通路は、前記圧力制御室のテーパ形状を形成する側面に接続されて、前記圧力制御室の中心軸に対し斜めに形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。The fuel injection valve, wherein the bag hole passage is connected to a side surface forming a tapered shape of the pressure control chamber and is formed obliquely with respect to a central axis of the pressure control chamber.
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