JP3882176B2 - 真空チャンバ - Google Patents

真空チャンバ Download PDF

Info

Publication number
JP3882176B2
JP3882176B2 JP15919197A JP15919197A JP3882176B2 JP 3882176 B2 JP3882176 B2 JP 3882176B2 JP 15919197 A JP15919197 A JP 15919197A JP 15919197 A JP15919197 A JP 15919197A JP 3882176 B2 JP3882176 B2 JP 3882176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum chamber
chamber
cylindrical body
frog
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15919197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10329061A (ja
Inventor
裕 奥村
隆 佐藤
哲夫 徳村
利規 瀬川
俊久 野沢
清隆 石橋
和基 茂山
Original Assignee
株式会社エフオーアイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エフオーアイ filed Critical 株式会社エフオーアイ
Priority to JP15919197A priority Critical patent/JP3882176B2/ja
Publication of JPH10329061A publication Critical patent/JPH10329061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3882176B2 publication Critical patent/JP3882176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、真空チャンバ内の機構を磁気結合によって大気側から駆動する真空チャンバ用回転伝動機構に関し、詳しくは、真空チャンバを上下に貫く筒状体の側壁を挟んで磁気結合する回転体の対についてその複数化・多数化に適した構造の真空チャンバ用回転伝動機構に関する。
【0002】
IC(半導体集積回路)やTFT(液晶表示装置)などの製造工程においてはウエハ等の基板に対して微細で精密な処理が真空状態の処理チャンバ内で施される。しかも、ウエハ等を複数の処理チャンバ間で移動させて種々の処理が施される。このウエハ移動に際しても塵埃等による汚染の防止や処理効率の向上等の観点から真空状態を維持するために、ウエハ移送用の真空チャンバを設けるとともに、この真空チャンバの周りに上記一連の処理チャンバを配置してクラスタ状に連結させることが行われている。そして、中心に位置する真空チャンバにウエハ移送機構を収め、この機構によってウエハ搬入口や何れかの処理チャンバからウエハを受け取りそのウエハをウエハ搬出口や何れかの処理チャンバへ移送することで、真空内移送がなされる。一方、その移送機構を駆動する電動モータ等の駆動源は、汚染源になるのを回避するために大気側に置かれる。
この発明の真空チャンバ用回転伝動機構は、かかる真空チャンバ内の移送機構を大気側から駆動するのに好適な伝動機構である。しかも、真空シール部の摺動による塵埃の発生を避けるために、筒状体を介した磁気結合に基づいて筒状体内腔の大気側から筒状体外周の真空側へ回転力を伝達するものである。そして、かかる構造をベースにしながらも、それに伴う幾つかの制約を回避して、真空チャンバ内に収めた複数の移送機構を駆動することができるようになっている。
【0003】
【従来の技術】
従来、大気側から真空チャンバ内の機構を駆動するための真空チャンバ用回転伝動機構であって、筒状体内腔が大気側になり筒状体外周が真空側になるように真空チャンバの底に筒状体を立設しておいて、この筒状体の側壁を内外から挟んで磁気結合する回転体によって回転力を伝動するものとして、特開平3−136779号公報や、特開平6−241237号公報に記載されたものが知られている。
【0004】
前者は、筒状体が真空チャンバの底から真空チャンバの上蓋に至るようなものであって、磁気結合する回転体が2対設けられ、一方の対が筒状体の上部に配置され、他方の対が筒状体の下部に配置されたものである。そして、2軸の回転を真空チャンバ内のウエハ移送機構であるフロッグレッグ機構へ伝達することで、ウエハ移送に適したR−θ(径方向進退および回転)動作を1ユニットのフロッグレッグ機構に行なわせるようになっている。
【0005】
後者は、筒状体が真空チャンバの上蓋にまでは至らないで途中で閉じているものである。磁気結合する2対の回転体は筒状体の側壁の内外において上下に重ねて配置されている。そして、これも、2軸の回転を大気側から真空側のフロッグレッグ機構へ伝達することで、ウエハ移送動作を1ユニットのフロッグレッグ機構に行なわせるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の真空チャンバ用回転伝動機構では、2対の回転体を具えて一のフロッグレッグ機構を駆動するに過ぎない。このため、処理チャンバの数や処理時間の長短によってウエハ等の移送タイミングが重なった場合など、ウエハ移送の順番待ちが発生して、スループットが低下してしまうことも多々ある。そこで、フロッグレッグ機構等の真空チャンバ内移送機構を複数化して移送処理の並列化・高速化を図るべく、回転体の対を多数にすることが求められる。
【0007】
ところで、真空チャンバ内移送機構を複数化するには、従来のユニットを複数個設けるのが安直な手法である。例えば、特開平6−241237号公報記載の真空チャンバ用回転伝動機構および移送機構を特開平3−136779号公報記載の上下配置のように真空チャンバの底ばかりか蓋にも設置することが考えられる。具体的には、図7(a)に模式図を示したが、従動リング31(真空内回転体)及び従動リング36(真空内回転体)を含むフロッグレッグ駆動機構30(真空チャンバ用回転伝動機構)をウエハ移送チャンバ10(真空チャンバ)のチャンバ底11に立設してフロッグレッグ機構40の駆動を行わせるとともに、同様の従動リング56(真空内回転体)及び従動リング51(真空内回転体)を含むフロッグレッグ駆動機構50(真空チャンバ用回転伝動機構)をウエハ移送チャンバ10(真空チャンバ)のチャンバ蓋12に垂設してフロッグレッグ機構60の駆動を行わせることで、ゲート13の先のウエハ処理チャンバ21へのアクセスやゲート14の先のウエハ処理チャンバ24へのアクセスなどのウエハ移送動作を並列化することが可能となる。
しかしながら、この場合、チャンバ蓋12の開閉に際し、フロッグレッグ駆動機構50を自由状態にしておくとフロッグレッグ機構60が自重等により延びてウエハ移送チャンバ10の側壁等へぶつかってしまう一方、フロッグレッグ駆動機構50が自由状態にならないような係止機構等を付加するのは装置の複雑化を招くうえに保守作業等も行い難くなってしまう。
【0008】
これに対し、真空チャンバの底から真空チャンバの上蓋に至る筒状体を真空チャンバの底に立設しておいてこれに沿って回転体の対を総て重ねることで単純に2軸駆動から4軸駆動まで拡張することも考えられる。具体的には、図7(b)に模式図を示し、同図(c)にそのZZ横断面図を示したが、筒状体の円筒側壁33の外周に対して上下に従動リング36,31,51,56を重ねて設置するとともに、その円筒側壁33の内腔に主動リング35等を4重構造で設置するのである。
しかしながら、この場合、筒状体の内腔に配置される主動リング35等の機構が独立回転駆動可能な同軸多重構造のために複雑になってしまうばかりか、4対の回転体についての調整等を一括して行わなければならない。このため、組立調整や保守作業等が面倒なものとなってしまう。
そこで、磁気結合する回転体の対についてその多数化を図るに際して、保守作業等を行うのが容易な構造を案出することが課題となる。
【0009】
また、複数のフロッグレッグ機構40,60によって円筒側壁33が多様な曲げ力を受けて複雑な変形を強いられることに加えて、円筒側壁33が長くなっていることから、円筒側壁33が変形し易くてその剛性が足りなくなってしまうので(図7(d)参照)、所要の精度を確保するには円筒側壁33を厚くする必要が生じる(図7(e)参照)。しかしながら、円筒側壁33を厚くすると、円筒側壁33を内外から挟んで対向する磁石32,34同士の結合力が弱くなってしまう。このため、回転伝動に必要な主動リング35及び従動リング31の磁気結合力を確保することが困難となる。そこで、磁気結合する回転体の対についてその多数化を図るに際して、筒状体の側壁が薄くても変形し難くなるように構造を工夫して磁気結合力と剛性との両立を図ることも課題となる。
【0011】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、回転伝動軸数が多くても変形が少ない真空チャンバ用回転伝動機構を備える真空チャンバを実現することを目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために発明された解決手段について、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0013】
[解決手段]真空チャンバはチャンバ底に立設されチャンバ蓋に至る筒状体と、この筒状体の側壁を内外から挟んで磁気結合する回転体の複数対とを有した真空チャンバ用回転伝動機構を備える真空チャンバにおいて、(着脱可能であって取着時には)前記筒状体の上端部位を前記チャンバ蓋に密着させる取着手段を備え、前記筒状体はその自由高さが前記チャンバ蓋の自由高さよりも(弾性変形可能な程度に僅かに)低く、前記取着手段により前記筒状体の上端部位を前記チャンバ蓋に密着させることを特徴とするものである。
【0014】
ここで、上記の「自由高さ」とは、筒状体と真空チャンバ上蓋とが取着されずに離脱しているときの高さをいう。
【0015】
このような解決手段の真空チャンバにあっては、筒状体が真空チャンバを上下に貫いて、筒状体内腔が大気状態となり、筒状体外周が真空状態となる。そして、その筒状体の側壁を挟んで回転体の対が磁気結合し、内側の回転体の回転に連れて外側の回転体も回転するので、大気側から真空チャンバ内の機構が駆動されることとなる。しかも、その筒状体が真空チャンバの底に立設されているので、フロッグレッグ駆動機構等の真空チャンバ内伝達先機構を自由状態にしておいても、チャンバ蓋の開閉に際してその機構が妨げになるということが無い。
【0016】
また、この真空チャンバ用回転伝動機構を作動させる際には、取着手段によって筒状体の上端部位が真空チャンバの上蓋に密着させられる。すると、筒状体の自由高さが真空チャンバの上蓋の自由高さよりも僅かに低いので、それらの弾性変形によって筒状体に張力が付与された状態で筒状体が固定される。この場合、筒状体に対してフロッグレッグ駆動機構等による曲げ力等が加わると、筒状体は不静定構造に近い応力状態になり、静定構造に比べて変形が抑制される。
【0017】
これにより、筒状体の側壁が薄くてもその割には変形が少なくなるので、磁気結合する回転体の対を筒状体に沿って多数配設したとしても、磁気結合力および剛性の何れも十分に確保することが可能となる。
したがって、この発明によれば、回転伝動軸数が多くても変形が少ない真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができる。
【0019】
因みに、真空チャンバ用回転伝動機構にあっては、大気側から真空チャンバ内の機構が駆動されるとともにその機構によってチャンバ蓋の開閉が妨げられ無いことに加えて、回転体の何れかを駆動する電動モータが筒状体の上方またはその内腔に設けられるようにしたことで、大気内回転体の駆動軸等も上下に分散して引き出されることから、駆動軸の多重度を低減することができるので、大気内回転体に関する機構の簡素化や組立の容易化等を達成することができる。しかも、電動モータが上の方に設けられていても、その電動モータへの給電線が筒状体を介して真空チャンバの下方へ引き出されているので、その給電線がチャンバ蓋の上に配されることが無いことから、その給電線とチャンバ蓋とが干渉することも無い。
【0020】
これにより、磁気結合する回転体の対についての多数化を簡素な機構で行うために電動モータを筒状体の下方以外のところに配しながらも、その給電線がチャンバ蓋開閉と影響し合うのを防止することができる。
したがって、この発明によれば、回転伝動軸数が多くて電動モータを上方に配置するに際してその給電線とチャンバ蓋との相互影響を断った真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができる。
【0022】
因みに、真空チャンバ用回転伝動機構にあっては、大気側から真空チャンバ内の機構が駆動されるとともにその機構によってチャンバ蓋の開閉が妨げられ無いことに加えて、複数の短い筒状体が上下に連結されて筒状体が真空チャンバの上下に亘るようになっているので、連結を解除して個々の短い筒状体ごとに分割することが可能となる。
【0023】
これにより、それぞれの短い筒状体と共にそれぞれに組み付けられた回転体やフロッグレッグ機構等も分割されることから、組立調整や保守作業も分割して行い、良品だけを組み合わせたり、不具合の有る部分だけを取り替えたりすることが可能になるので、磁気結合する回転体の対が多数重なって設けられていても、それらを一括して処理する必要が無くなる又はその必要が緩和される。
したがって、この発明によれば、回転伝動軸数が多くても保守作業等が容易な構造の真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができる。
【0025】
因みに、真空チャンバ用回転伝動機構にあっては、厚い端板の存在によってそこの側壁の曲げ変形が阻止されることから、側壁の曲げを伴う変形は、筒状体全長に亘る低次の変形モードを採ることができずに、高次モードに近い変形状態となる。これにより、筒状体の側壁を厚くしなくてもその変形を或る程度抑制することが可能となる。したがって、この発明によれば、回転伝動軸数が多くても保守作業等が容易であって変形も少ない真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができる。
【0027】
因みに、真空チャンバ用回転伝動機構にあっては、端板を貫いている通路を介して筒状体の内腔が両端に連通することから、真空チャンバの上蓋のところから筒状体内腔を通して真空チャンバ底の下方まで給電線通路が確保されることとなる。これにより、回転体の何れかを駆動する電動モータが筒状体の上方またはその内腔に設けられた場合であっても、筒状体を介して電動モータへの給電線を真空チャンバの下方へ引き出すことが可能となる。したがって、この発明によれば、回転伝動軸数が多くても保守作業等が容易であって変形も少なく而も電動モータの給電線とチャンバ蓋との相互影響も無い真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができる。
【0029】
因みに、真空チャンバ用回転伝動機構にあっては、連結手段によって端板同士を連結するだけで、複数の短い筒状体が上下に連結されるとともに、封止手段によって連結手段および通路の周囲が封止されることから、筒状体の内外が隔絶されるので、筒状体内腔の大気と筒状体外周の真空とが確実に分離される。また、端板が厚いので、連結手段や封止手段を付設したり形成したりするのも容易である。これにより、筒状体が短い筒状体を連結させたものであっても、容易かつ確実に筒状体の内外を分離することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明の真空チャンバについての実施形態は、真空チャンバ内の機構を大気側から磁気結合によって駆動するに際し、回転伝動軸数が多くても、変形が少なく而も保守作業等も容易であり且つ電動モータの給電線とチャンバ蓋との相互影響が無い真空チャンバ用回転伝動機構を実現するために、上述した解決手段の要件を総て備える。すなわち、以下の筒状体と回転体と電動モータとを備えたものである。筒状体は、真空チャンバの底に立設され、複数の短い筒状体が上下に即ち軸方向に連結されたものであって、自由高さが真空チャンバの上蓋の自由高さよりも低く、着脱可能であって取着時には筒状体の上端部位を真空チャンバの上蓋に密着させる取着手段が付加され、この取着手段によって取着されて真空チャンバの上蓋に至るものである。回転体は、筒状体に沿って上下に複数対が設けられ、それぞれの対が筒状体の側壁を内外から挟んで磁気結合するものである。電動モータは、回転体の何れかを駆動するものであり、一部の電動モータは筒状体の上方またはその内腔に設けられている。それぞれの短い筒状体には、その側壁よりも厚い端板が一体的に設けられており、それぞれの端板には、それを貫いて通路が形成されており、これらの通路を介して即ち筒状体を介して電動モータへの給電線が真空チャンバの下方へ引き出されている。さらに、端板同士を連結する連結手段が設けられ、この連結手段と端板の通路との周囲には封止手段も配されている。
【0031】
【実施例】
本発明の真空チャンバに備えられる真空チャンバ用回転伝動機構の第1実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、真空チャンバへの設置状態を示すためのものであって、(a)が縦断面図であり、(b)が横に輪切りしたときのXX断面図であり、(c)〜(e)が筒状体の側壁および端板についての縦断面における変形状態を強調した図である。また、図2は、その展開状態を示す縦断面図であり、図3は、この回転伝動機構を組み込んだウエハ移送ロボットの模式図であって(a)が側面図であり(b)が平面図である。
【0032】
真空チャンバ用回転伝動機構が組み込まれる真空チャンバとしてのウエハ移送チャンバ10は、チャンバ内に組み込む回転伝動機構の筒状体を大気に連通した状態で立設させるために、チャンバ底11の中央に開口11aが形成され、その周りにボルト11b挿通用の貫通穴が穿孔されている。また、チャンバ蓋12の中央にも開口12aが形成されていて、ここからも筒状体の内腔が大気に連通し得るとともに、筒状体の内腔に収まり切らない機構部や配線等の部材を外に配置し得るようになっている。さらに、開口12aの周りにも、着脱可能な取着手段としてのボルト120を挿通させるための貫通穴が穿孔されたものである。
【0033】
真空チャンバ用回転伝動機構は、フロッグレッグ機構40を駆動するフロッグレッグ駆動機構300と、フロッグレッグ機構60を駆動するフロッグレッグ駆動機構500との2ユニットに分割される(図2参照)。フロッグレッグ駆動機構300は、ウエハ移送チャンバ10の内部から開口11aを塞ぐようにしてチャンバ底11に対して直に立設されるものであるのに対し、フロッグレッグ駆動機構500は、フロッグレッグ駆動機構300の上に重なるようにして連結されることで間接的に立設されるものである(図1(a)参照)。何れもほぼ軸対称の構造をしているが、フロッグレッグ駆動機構500はフロッグレッグ駆動機構300と逆さの状態でその上に重なるものとなっている。
【0034】
フロッグレッグ駆動機構300は、下端にフランジ33aが溶接され上端に円筒端板331が溶接されて一体化された円筒側壁330(短い筒状体)と、その外周でフランジ33a上に順次積み上げられたベアリング36a,従動リング36,ベアリング36b,ベアリング31a,従動リング31,ベアリング31b,及び挟持リング334と、円筒側壁330の内腔にやはりベアリングを介して順に詰め込まれた同軸の主動リング350,390と、フランジ33aに取着されたプレート39cに対して装着された電動モータ35a,39aとを具備したものである。そして、フランジ33a及び挟持リング334等によって挟まれて従動リング31,36が円筒側壁330の外周において双方向回転可能に保持され、プレート39c及び円筒端板331によって挟まれて主動リング350,390が円筒側壁330の内腔において双方向回転可能に保持されている。
【0035】
フランジ33aにはOリング溝が形成されていて、ボルト11bでフランジ33aをチャンバ底11に取り付けるとOリング33bによって気密に分離されて、円筒側壁330の内腔がチャンバ底11の開口11a及びプレート39cの開口等を介して大気に連通する一方、円筒側壁330の外周が真空に保たれる。これにより、主動リング350,主動リング390が大気内回転体として機能するとともに従動リング31,36が真空内回転体として機能するようになっている。そして、主動リング350の縁部に多数の磁石34が周設され、従動リング31の内縁部にも同数の磁石32が周設されていて、リング350,31からなる回転体の対は筒状体の側壁330を内外から挟んで磁気結合するものとなっている。リング390,36からなる回転体の対も同様である。
【0036】
電動モータ35aは、プレート39cの外面すなわち下面に装着されて筒状体の下方に設けられたものとなっている。そして、その出力軸先端の小歯車が主動リング350のシャフト先端の歯車に噛み合っていて、主動リング350を大気内で双方向回転駆動するものとなっている。
電動モータ39aも、同様に筒状体33の下方に設けられていて、主動リング390を大気内で双方向回転駆動するものとなっている。
【0037】
円筒側壁330は厚さが1〜2mm程度と従来より薄くなっており、これに対応して主動リング350は従来の主動リング35よりも外径が少し大きくなっている(図1(b)参照)。
一方、円筒端板331は、その厚さが円筒側壁330よりも厚くて10mmを超えている。そして、その上面にはOリング333(封止手段)用の溝が形成され、側面には挟持リング334固定用のネジも形成されている。さらに、円筒端板331の中央には、連通口332が貫通形成されて、給電線保護細筒514を遊挿しうるようになっている。これに対応して、主動リング350及びそのシャフトにも、給電線保護細筒514の遊挿可能な連通口351が縦に貫通形成されている。
【0038】
フロッグレッグ駆動機構500は、上記のフロッグレッグ駆動機構300とほぼ同じ構造のものであり、それらの要素で対応するもの同士には20又は200だけ異なる符号を付して図示したので、同一部分についての再度の説明は割愛する。フロッグレッグ駆動機構500がフロッグレッグ駆動機構300と相違するのは、上下逆さになっていることの他、円筒端板331に対応する円筒端板531にはOリング333用の溝に代えてボルト533挿通用の貫通穴が穿孔されている点と、電動モータ55aのモータ給電線511にコネクタ512が介挿され更に電動モータ59aのモータ給電線561にコネクタ562が介挿されている点である。
【0039】
ボルト533はOリング333よりも内側のところに配置されており、円筒端板331の該当部位には雌ねじがきられているので、円筒端板531を円筒端板331の上に載せて位置合わせしたうえでボルト533を締め込むと、円筒端板531と円筒端板331とが密着し更にOリング333によって気密に封止がなされる。逆にボルト533を緩めて円筒端板331から抜くと、円筒端板531と円筒端板331とが分かれる。なお、ボルト533は主動リング550,590に形成された貫通口(図1(b)の貫通口352参照)から六角レンチ等の治具を差し込んで行う。これにより、ボルト533等を連結手段として端板331,531同士が着脱可能に連結されるとともに、この連結手段と端板の通路332,532との周囲に配されたOリング333によって円筒側壁330,530の内外空間が封止されるようになっている。
【0040】
また、円筒端板331,531が連結されると、短い筒状体330と円筒側壁530とが上下に即ち軸方向に連結された状態になるとともに、筒状体(330+530)はウエハ移送チャンバ10(真空チャンバ)のチャンバ底11に立設された状態となり、さらに、その筒状体(330+530)に沿って上下に複数対の回転体(390+36),(350+31),(590+56),(550+51)が設けられた状態のものとなる(図1(a)参照)。
【0041】
さらに、その状態では、連通口351,332,532,551が筒状体(330+530)の軸芯上で連なって上下に貫通した給電線通路を形成するとともに、電動モータ55a及び電動モータ59aが筒状体(330+530)の上方に設けられた状態にもなる。そして、モータ給電線511,561は、連通口351,332,532,551を貫く給電線保護細筒514によってフロッグレッグ駆動機構500,300の下へ導かれる(図1(a)参照)。これにより、電動モータ55a,59aは、その給電線511,561が給電線通路(351,332,532,551)介して真空チャンバ10の下方へ引き出されたものとなっている。
【0042】
円筒側壁330及び円筒側壁530は、何れもその自由高さがウエハ移送チャンバ10におけるチャンバ底11からチャンバ蓋12までの高さの半分よりも僅かに低く形成されていて、これらを重ねた筒状体(330+530)は、真空チャンバの上蓋の自由高さよりも僅かに低いものとなっている。
【0043】
フランジ53aは上面にOリング溝が形成されていて、ボルト120でフランジ53aとチャンバ蓋12とを緊結させると、その力による変形に基づいて円筒側壁330,530が少し伸びる一方でチャンバ底11とチャンバ蓋12との距離が少し縮まり、それらが一致したところでOリング53bによって気密に分離されて、円筒側壁530の内腔がチャンバ蓋12の開口12a及びプレート59cの開口等を介して大気に連通する一方、円筒側壁530の外周が真空に保たれる。これにより、ボルト120が着脱可能な取着手段として機能し、それによる取着時には筒状体530の上端部位53aが真空チャンバ10の上蓋12に至って密着させられるようになっている(図1(a)参照)。
【0044】
チャンバ底11に立設されたフロッグレッグ駆動機構300にはフロッグレッグ機構40が取り付けられる(図3参照)。すなわち、フロッグレッグ駆動機構300の従動リング31(真空内回転体)及び従動リング36(真空内回転体)には、それぞれアーム41が連結され、それぞれのアーム41の先にはリンク42が連結され、それらのアーム41の先にはウエハブレード43が連結される。そして、従動リング31,36が同相回転するとウエハブレード43が水平面内で回転し、従動リング31,36が逆相回転するとウエハブレード43が水平面内で前進又は後退するようになっている。フロッグレッグ駆動機構300の上に延びたフロッグレッグ駆動機構500も同様に従動リング51,56にフロッグレッグ機構60すなわちアーム61,リンク62,ウエハブレード63からなる機構が連結されてウエハブレード63のR−θ動作を駆動するようなものとなっている。
【0045】
この実施例の真空チャンバ用回転伝動機構について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図4は、処理チャンバ間のウエハ移送を並列に行うときの動作説明図であり、図5は、処理チャンバ間でウエハを一度に交換するときの動作説明図である。以下、装置の設置作業、ウエハの並列移送動作、ウエハの交換送動作、装置の分解作業の順に述べる。
【0046】
ウエハ移送チャンバ10の周りには、各ウエハ処理チャンバ21〜26が連結されるが、通常何れかのチャンバはウエハの搬入搬出用とされる。また、フロッグレッグ駆動機構300及びフロッグレッグ機構40には、それだけでの単体テストが済んで単独動作の確認されたユニットが用いられる。フロッグレッグ駆動機構500及びフロッグレッグ機構60も同じである。そして、フロッグレッグ駆動機構300がチャンバ底11の開口11aのところに立てられボルト11bで固定され、電動モータ35a,39aへの給電線がドライバ及びコントローラに接続される。
【0047】
それから、フロッグレッグ駆動機構300の上にフロッグレッグ駆動機構500が乗載され、ボルト533によってフロッグレッグ駆動機構300に連結される。コネクタ512同士およびコネクタ562同士の結線によって電動モータ35a,39aへの給電線511,561もドライバ及びコントローラに接続される。
最後に、チャンバ蓋12を閉めるとともに、ボルト120をフランジ53aに螺合させて、装置の設置作業を終える。
【0048】
こうして設置が済むと、真空チャンバ内の機構を磁気結合によって大気側から駆動することができるようになる。すなわち、電動モータ35aを作動させると、主動リング350が大気状態の円筒側壁330内で回転し、これに随伴して従動リング31が真空状態の円筒側壁330外周で回転し、これによってフロッグレッグ機構40の一方のアーム41が駆動される。同様にして、電動モータ39aの作動により、大気側の主動リング390及び真空側の従動リング36が回転して、フロッグレッグ機構40の他方のアーム41が駆動される。さらに、電動モータ55aにより大気側の主動リング550及び真空側の従動リング51を介してフロッグレッグ機構60の一方のアーム61が駆動されるとともに、電動モータ59aにより大気側の主動リング590及び真空側の従動リング56を介してフロッグレッグ機構60の他方のアーム61が駆動される。
【0049】
次に、処理チャンバ間でのウエハ移送を並列に行うには、例えばウエハ処理チャンバ22内のウエハ22aをウエハ処理チャンバ23へ移動させると同時にウエハ処理チャンバ23内のウエハ23aをウエハ処理チャンバ25へ移動させる場合、フロッグレッグ駆動機構500を同相回転させてフロッグレッグ機構60をウエハ処理チャンバ22のゲート前へ移動させ、フロッグレッグ駆動機構300も同相回転させてフロッグレッグ機構40をウエハ処理チャンバ23のゲート前へ移動させてから、フロッグレッグ駆動機構300,500を何れも逆相回転させてフロッグレッグ機構40,60のウエハブレード43,63をウエハ処理チャンバ23,22内へ前進させる(図4(a)参照)。このとき、ウエハ処理チャンバ22,23ではウエハ22a,22bがリフタピン等によって持ち上げられてウエハブレード63,43へ移載可能な状態にされている。
【0050】
そして、ウエハ22aの乗ったフロッグレッグ機構60及びウエハ23aの乗ったフロッグレッグ機構40が後退駆動されると、ウエハ22a,23aがウエハ処理チャンバ22,23からウエハ移送チャンバ10内へ取り出される。さらに、フロッグレッグ駆動機構500によってフロッグレッグ機構60がウエハ処理チャンバ23のゲート前まで回転移動させられ、同時に、フロッグレッグ駆動機構300によってフロッグレッグ機構40がウエハ処理チャンバ25のゲート前まで回転移動させられる(図4(b)参照)。
【0051】
それから、ウエハブレード43,63をウエハ処理チャンバ25,23内へ前進させ(図4(c)参照)、ウエハ処理チャンバ25,23内のリフタピン等に受け取らせてから、ウエハブレード43,63を後退させる。そのようにフロッグレッグ機構40,60がフロッグレッグ駆動機構300,500によって駆動されるように電動モータ35a,39a,55a,59aの同期制御を行う。
こうして、2枚のウエハ22a,23aが速やかに移動する。
【0052】
これに対し、処理チャンバ間でウエハを一度に交換するには、例えばウエハ処理チャンバ22内のウエハ22aとウエハ処理チャンバ23内のウエハ23aとを入れ替える場合、ウエハ処理チャンバ22,23それぞれの前にフロッグレッグ機構40,60を回転移動させてから前進させ(図5(a)参照)、ウエハ22a,23aを受け取ってから後退させ(図5(b)参照)、さらに、フロッグレッグ機構40,60を相手方のところへ回転移動させて(図5(c)参照)前進させ(図5(d)参照)、ウエハ22a,23aを渡してから後退させる(図5(e)参照)。こうして、2枚のウエハ22a,23aがウエハ移送チャンバ10から外へ一度も出されること無く速やかに入れ替わる。
【0053】
そして、このような動作に際して、フロッグレッグ機構40,60による曲げ力が円筒側壁330,530にかかると、例えば側壁断面33をS字状に曲げるような力がかかると(図1(c)参照)、円筒側壁33を従来より薄くした場合、H字状に水平の中間補強板33zが付加されたとしてもこれもS字を横にした様に曲がるため、円筒側壁33の変形量は大して変わらないのに対し(図1(d)参照)、厚い円筒端板331,531が一体的に設けられた円筒側壁330,530にあっては、そこのところで円筒側壁330,530が鉛直のままに維持されるので変形の程度が可成り抑制される(図1(e)参照)。
【0054】
保守等のために装置を分解するには、例えばフロッグレッグ機構60が故障したような場合にはフロッグレッグ駆動機構300及びフロッグレッグ機構40はそのままにしておいてフロッグレッグ駆動機構500及びフロッグレッグ機構60だけを交換する。具体的には、ボルト120を外してからチャンバ蓋12を開け、コネクタ512,562を外し、さらにボルト533も抜いてから、フロッグレッグ駆動機構500をフロッグレッグ機構60と共に上方へ取り去る。そして、その代わりに単体テストの済んだ他のフロッグレッグ駆動機構及びフロッグレッグ機構をフロッグレッグ駆動機構300の上に取り付ける。
こうして、ユニットごとに分割して不都合なところだけを修理することができる。
【0055】
図6に縦断面図およびYY横断面図を示した第2実施例を説明する。これが上記の第1実施例のものと相違するのは、主動リング350,390,550,590が円筒側壁330,530外へ延びたシャフトを介して回転駆動されるので無く、それぞれ中央が丸く抜き取られて環状にされその内側に内歯が形成されていて、それぞれの内歯に電動モータ35aの小歯車35bや電動モータ39aの小歯車39bなどが内側から噛合する点である。
これにより、円筒側壁330,530の内腔における機構が簡素化されるとともに、電動モータを円状に並べることで容易に回転体の対を4軸以上の多数軸に拡張し得るものとなっている。
【0056】
以上の説明から明らかなように、本発明の解決手段真空チャンバにあっては、筒状体に張力が付与された状態で筒状体が固定されるようにしたことにより、静定構造よりも変形が抑制され、その結果、回転伝動軸数が多くても変形が少ない真空チャンバ用回転伝動機構を実現することができたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空チャンバに備えられる真空チャンバ用回転伝動機構の第1実施例について、真空チャンバへの設置状態を示す図である。
【図2】 その展開図である。
【図3】 それを組み込んだウエハ移送ロボットの模式図である。
【図4】 その動作説明図である。
【図5】 その動作説明図である。
【図6】本発明の真空チャンバに備えられる真空チャンバ用回転伝動機構の第2実施例について、真空チャンバへの設置状態を示す図である。
【図7】 従来の真空チャンバ用回転伝動機構を直截的に拡張したときに想定される模式図である。
【符号の説明】
10 ウエハ移送チャンバ(真空チャンバ)
11 チャンバ底
11a 開口
11b ボルト(取着具)
12 チャンバ蓋
12a 開口
13,14 ゲート
21,22,23,24,25,26 ウエハ処理チャンバ
22a,23a ウエハ(基板、真空内移送物)
30 フロッグレッグ駆動機構(真空チャンバ用2軸回転伝動機構)
31 従動リング(真空内回転体)
31a ベアリング(軸受け)
31b ベアリング(軸受け)
32 磁石(真空内磁性体、磁気結合手段)
33 円筒側壁(筒状体)
33a フランジ
34 磁石(大気内磁性体、磁気結合手段)
35 主動リング(回転板、大気内回転体)
35a 電動モータ(大気内回転駆動源)
35b 小歯車
36 従動リング(真空内回転体)
36a ベアリング(軸受け)
36b ベアリング(軸受け)
37 磁石(真空内磁性体、磁気結合手段)
38 磁石(大気内磁性体、磁気結合手段)
39 主動リング(回転板、大気内回転体)
39a 電動モータ(大気内回転駆動源)
39b 小歯車
39c プレート(押さえ板)
40 フロッグレッグ機構(真空チャンバ内伝達先機構)
41 アーム
42 リンク
43 ウエハブレード
50 フロッグレッグ駆動機構(真空チャンバ用2軸回転伝動機構)
51 従動リング(真空内回転体)
51a ベアリング(軸受け)
51b ベアリング(軸受け)
52 磁石(真空内磁性体、磁気結合手段)
53a フランジ
54 磁石(大気内磁性体、磁気結合手段)
55 主動リング(回転板、大気内回転体)
55a 電動モータ(大気内回転駆動源)
56 従動リング(真空内回転体)
56a ベアリング(軸受け)
56b ベアリング(軸受け)
57 磁石(真空内磁性体、磁気結合手段)
58 磁石(大気内磁性体、磁気結合手段)
59 主動リング(回転板、大気内回転体)
59a 電動モータ(大気内回転駆動源)
59c プレート(押さえ板)
60 フロッグレッグ機構(真空チャンバ内伝達先機構)
61 アーム
62 リンク
63 ウエハブレード
120 ボルト(取着具、張力付与手段)
300 フロッグレッグ駆動機構
330 円筒側壁(短い筒状体、筒状体)
331 円筒端板(補強手段)
332 連通口(給電線通路)
333 Oリング(封止手段)
334 挟持リング(押さえ環)
350 主動リング(回転板、大気内回転体)
351 連通口(給電線通路)
352 貫通口(工具通路)
390 主動リング(回転板、大気内回転体)
500 フロッグレッグ駆動機構
511 モータ給電線
512 コネクタ
514 給電線保護細筒
530 円筒側壁(短い筒状体、筒状体)
531 円筒端板(補強手段)
532 連通口(給電線通路)
533 ボルト(連結手段)
534 挟持リング(押さえ環)
550 主動リング(回転板、大気内回転体)
551 連通口(給電線通路)
561 モータ給電線
562 コネクタ
590 主動リング(回転板、大気内回転体)

Claims (1)

  1. チャンバ底に立設されチャンバ蓋に至る筒状体と、この筒状体の側壁を内外から挟んで磁気結合する回転体の複数対とを有した真空チャンバ用回転伝動機構を備える真空チャンバにおいて、
    前記筒状体の上端部位を前記チャンバ蓋に密着させる取着手段を備え、
    前記筒状体はその自由高さが前記チャンバ蓋の自由高さよりも低く、前記取着手段により前記筒状体の上端部位を前記チャンバ蓋に密着させることを特徴とする真空チャンバ
JP15919197A 1997-06-02 1997-06-02 真空チャンバ Expired - Lifetime JP3882176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15919197A JP3882176B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 真空チャンバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15919197A JP3882176B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 真空チャンバ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006148760A Division JP4352467B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 真空チャンバ用回転伝動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10329061A JPH10329061A (ja) 1998-12-15
JP3882176B2 true JP3882176B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=15688311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15919197A Expired - Lifetime JP3882176B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 真空チャンバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3882176B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016000823A1 (de) * 2014-07-04 2016-01-07 gomtec GmbH Antriebseinheit mit magnetischer schnittstelle

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000306978A (ja) * 1999-02-15 2000-11-02 Kokusai Electric Co Ltd 基板処理装置、基板搬送装置、および基板処理方法
CN111211664B (zh) * 2019-08-27 2021-02-05 杭州慧翔电液技术开发有限公司 用于刻蚀机的高速旋转磁流体传动装置
CN112677177B (zh) * 2020-12-18 2022-03-25 日照职业技术学院 一种机械机电控制多自由度机械手

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016000823A1 (de) * 2014-07-04 2016-01-07 gomtec GmbH Antriebseinheit mit magnetischer schnittstelle
KR20170028925A (ko) * 2014-07-04 2017-03-14 에이비비 곰텍 게엠베하 마그네틱 인터페이스를 구비하는 구동 유닛
JP2017527245A (ja) * 2014-07-04 2017-09-14 エイ・ビー・ビー ゴムテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングABB gomtec GmbH 磁気式のインターフェースを備える駆動ユニット
KR102418655B1 (ko) * 2014-07-04 2022-07-07 에이비비 슈바이쯔 아게 마그네틱 인터페이스를 구비하는 구동 유닛

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10329061A (ja) 1998-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6581072B2 (ja) 双腕ロボット
JP5134182B2 (ja) 独立多エンドエフェクタを備えた基板移送装置
TWI593528B (zh) 具有獨立可旋轉機身中段的機器人系統、設備及方法
CN104823272B (zh) 具有非等长前臂的多轴机械手设备、电子装置制造系统、及用于在电子装置制造中传送基板的方法
EP1868237B1 (en) Carrier unit of substrate transfer apparatus
TWI603905B (zh) 在電子裝置製造中經調適以傳送雙基材的機器人系統、設備和方法
JP2831820B2 (ja) 基板搬送装置
JP3196218B2 (ja) ウエハ搬送装置とウエハ搬送方法
US7736118B2 (en) Transfer apparatus
TW201343345A (zh) 在電子裝置製造中經調適以輸送多個基材的完全地獨立的機器人系統、設備及方法
CN109414821A (zh) 包括间隔上臂与交错腕部的双机器人以及包括该双机器人的系统和方法
TW201517200A (zh) 設有線性平移支架之真空機械臂
WO2005022627A1 (ja) 基板処理装置
JP4352467B2 (ja) 真空チャンバ用回転伝動機構
US6024800A (en) Plasma processing apparatus
WO1998041366A1 (fr) Robot transporteur
JP3882176B2 (ja) 真空チャンバ
JPH0492446A (ja) 基板搬送ロボット
US20140209241A1 (en) Drive device and substrate processing system
TWI787730B (zh) 水平多關節機器人以及包括水平多關節機器人的基板運送系統
US6988867B2 (en) Transfer apparatus
JP4151855B2 (ja) 真空チャンバ
JP2012054271A (ja) ロードポート装置
JP2000237988A (ja) ロボット装置のアーム駆動機構
JP4199432B2 (ja) ロボット装置及び処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040526

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term