JP3880758B2 - コンテント処理装置及びデジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテント処理装置及びデジタルカメラに関する。特に本発明は、コンテントを非可逆圧縮できるコンテント処理装置、及び撮影した画像を非可逆圧縮できるデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやデジタルカメラの普及により、画像や音声などのアナログ情報をデジタル化して使うようになった。アナログ情報を忠実かつ高品質にデジタル化するとそのデータ量は、文字などのデータ量に比べて大変大きくなってしまう。ネットワークを用いた通信で単位時間あたりに送受信できるデータ量や、デジタルカメラが有するメモリなどに格納できるデータ量は限られている。そこで、一般的にアナログ情報は、デジタル化された後で圧縮処理と呼ばれるデータ量を減らす処理を施される。例えば、画像はJPEG、TIFF、GIFFなどの形式で圧縮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
圧縮には、圧縮した画像を元の画像に戻せる可逆圧縮方式と、元の画像に戻せない非可逆圧縮方式がある。例えば、画像の非可逆圧縮方式は、画像に含まれる高周波成分に関する情報を取り除くことで画像を圧縮する。高周波成分が取り除かれるので、元の画像に戻すことができない。また、非可逆圧縮を繰り返すと画像の画質が悪くなり、ユーザが予期しない画質の劣化が生じてしまった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるコンテント処理装置及びデジタルカメラを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の第1の形態は、コンテントに処理をするコンテント処理装置において、コンテントを取得する取得部と、取得部により取得されたコンテントがデジタルデータとして利用可能な原本データであるか否かを検出した結果に基づいて、原本データであるか否かを示す情報を前記コンテントに付加する情報付加部とを備えることを特徴とするコンテント処理装置を提供する。例えば、コンテントは、デジタル処理可能な画像、音声などの情報である。例えば、原本データは、非可逆圧縮などの処理を施されていないデジタルデータであって、例えば、デジタルカメラで撮影し、非可逆圧縮されていない状態の画像データである。更に具体的に原本データの一例をしめせば、原本データはデジタルカメラで撮影したときに得られる最初の画像データである。
【0006】
第1の形態の別の態様は、原本データであるか否かを示す情報に基づいて所定の処理をする情報検査部を更に備える。所定の処理は、コンテントを非可逆圧縮する場合にコンテントの劣化を警告する処理であってよい。また、原本データであるか否かを示す情報は、コンテントを非可逆圧縮した回数を含んでよい。また、情報検査部は、回数に対応付けられた警告メッセージを格納し、圧縮回数に応じて警告メッセージを出力してもよい。また、コンテントが画像の場合、情報検査部はコンテントを非可逆圧縮する場合に、コンテントを圧縮した場合の画像とコンテントを圧縮する前の画像とを同時に表示して、圧縮するか否かをユーザに選択させてもよい。また、同時に表示する画像は、コンテントの一部であって、高周波成分を多く含む画像領域であってもよい。また、情報検査部は、コンテントが原本データでない場合に、コンテントが不正コピーの可能性があることを警告してもよい。また、情報付加部は、コンテントの所有者を示す所有者情報を更にコンテントに付加し、情報検査部は、所有者情報とユーザが異なる場合に不正コピーの可能性があることを警告してもよい。また、情報付加部は、コンテントの保存を禁止する保存禁止フラグを更にコンテントに付加し、情報検査部は保存禁止フラグを検出した場合に、コンテントの保存処理をしなくてよい。
【0007】
本発明の第2の形態は、撮像ユニットと、撮像された画像を処理する処理ユニットと、少なくとも処理ユニットに対するユーザの指示を入力する操作ユニットと、処理ユニットにより処理された画像の画像データを格納するオプション装置とを備えるデジタルカメラにおいて、処理ユニットは、画像を圧縮伸長する圧縮伸長処理部を有し、圧縮伸長処理部は、画像を非可逆圧縮した回数を画像データに付加する情報付加部を含むこと特徴とするデジタルカメラを提供する。例えば、オプション装置は、メモリカードなどの半導体記憶媒体であってもよい。
【0008】
本発明の第2の形態の別の態様は、圧縮伸長処理部は、オプション装置に格納された画像データを伸張する伸張部と、伸張した画像に所定の画像処理をする画像処理部と、所定の画像処理をされた画像を圧縮する場合に、非可逆圧縮した回数に基づいて所定の処理をする情報検査部とを更に含んでよい。また、所定の処理は、圧縮により画像の劣化を前記ユーザに警告する処理であってよい。
【0009】
本発明の第3の形態は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、画像を非可逆圧縮して圧縮画像データを作成するステップと、画像を非可逆圧縮した回数を圧縮画像データに付加するステップとをコンピュータに実行させるプログラムを格納していることを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0010】
本発明の第3の形態の別の態様は、画像を非可逆圧縮する場合に、非可逆圧縮した回数に基づいて、非可逆圧縮により画像が劣化することを警告するステップをコンピュータに実行させるプログラムを更に格納してもよい。
【0011】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
図1は、デジタルカメラ10の構成を示す。デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット20、撮像制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユニット100、および操作ユニット110を含む。
【0014】
撮像ユニット20は、撮影および結像に関する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィルタ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」という)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフトレジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パルスによって電圧信号として順次読み出される。
【0015】
デジタルカメラ10は一般に電子シャッタ機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッタは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するために、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレインが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲートの制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するための時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
【0016】
CCD30から出力される電圧信号、すなわちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、その結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジタル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力する。
【0017】
撮像ユニット20はさらに、ファインダ34とストロボ36を有する。ファインダ34には図示しないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメインCPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれが発光することで機能する。
【0018】
撮像制御ユニット40は、ズーム駆動部42、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定された距離のデータ(以下単に「測距データ」という)および被写体輝度のデータ(以下単に「測光データ」という)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行う。
【0019】
撮像系CPU50は、1画像フレームのRGBのデジタル信号積算値、すなわちAE情報に基づいて絞り値とシャッタスピードを決定する。決定された値にしたがい、絞り駆動部46とシャッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26の開閉を行う。
【0020】
撮像系CPU50はまた、測光データに基づいてストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の絞り量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、CCD30が電荷蓄積を開始し、測光データから計算されたシャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ出力される。
【0021】
処理ユニット60は、デジタルカメラ10全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインCPU62と、これによって制御されるメモリ制御部64、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮伸張処理部78、通信I/F部80を有する。メインCPU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU50との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU62の動作クロックは、クロック発生器88から与えられる。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示ユニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロックを提供する。
【0022】
メインCPU62には、キャラクタ生成部84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
【0023】
メモリ制御部64は、不揮発性メモリ66とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能なROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザーによる設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されている。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCPU62のブートプログラムやシステムプログラムなどが格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にDRAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成される。メインメモリ68は、撮像ユニット20から出力されたデータを格納するフレームメモリとしての機能、各種プログラムをロードするシステムメモリとしての機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット60内外の各部とメインバス82を介してデータのやりとりを行う。
【0024】
YC処理部70は、デジタル画像データにYC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮されたデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプション装置制御部74を介してオプション装置76の一種であるメモリカードへ書き込まれる。
【0025】
処理ユニット60はさらにエンコーダ72をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介して圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエンコーダ72によってビデオ信号へ変換される。
【0026】
オプション装置制御部74は、オプション装置76に認められる信号仕様およびメインバス82のバス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCMCIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよい。その場合、オプション装置制御部74は、PCMCIA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
【0027】
通信I/F部80は、デジタルカメラ10がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−232C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてドライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネクタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほかに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成としてもよい。
【0028】
表示ユニット100は、LCDモニタ102とLCDパネル104を有する。それらはLCDドライバであるモニタドライバ106、パネルドライバ108によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けられ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さな白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情報を簡易的に表示する。
【0029】
操作ユニット110は、ユーザーがデジタルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示するために必要な機構および電気部材を含む。パワースイッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフを決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押しの二段階押し込み構造になっている。一例として、半押しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メインメモリ68、オプション装置76等に記録される。操作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けてもよく、それらは図1において機能設定部116と総称されている。操作ユニット110で指定できる動作または機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等がある。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
【0030】
図2は、本実施形態における圧縮伸張処理部78の概略機能ブロックを示す。圧縮伸張処理部78は一例として、図1のメインCPU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に格納またはロードされたプログラムの連携によって実現することができる。メインCPU62が内蔵メモリをもつ場合にはそのメモリに必要なプログラムを格納し、諸機能をファームウエアとして実現してもよい。図2は、圧縮伸張処理部78の各機能をひとまとまりの構成として記述したが、これらは実際には物理的にひとまとまりであるとは限らないし、その必要もない。
【0031】
図2において、圧縮伸張処理部78は、処理モード選択部200、圧縮部202、伸張部204、取得部205、抽出部207及び画像処理部206を備える。取得部205は、メインバス82を介して画像データを取得する。例えば、画像データは、撮像信号処理部32が出力する画像データであっても、メインメモリ68に格納されている画像データであっても、メモリカードなどのオプション装置76に格納されている画像データであってもよい。抽出部207は、取得部205から供給される画像データに含まれる所定の情報を抽出すると共に、画像データを圧縮部202、伸張部204及び画像処理部206のいずれかに出力する。例えば、所定の情報は、画像データが既に非可逆圧縮された画像か否かを示す情報であってよい。
【0032】
伸張部204は、抽出部207から供給される圧縮された画像データを伸張する処理をし、伸張した画像データをメインメモリ68に出力する。例えば、抽出部207から、画像データをJPEG形式で符号化したJPEGデータが供給された場合、伸張部204は、JPEGデータを復号して画像データをメインメモリ68に出力する。また、他の形態において、伸張部204は、画像データを表示ユニット100に出力してもよい。
【0033】
圧縮部202は、抽出部207から供給される画像データを圧縮してオプション装置76に出力する。例えば、圧縮部202は、画像データをJPEG形式で符号化してオプション装置76に出力する。また、圧縮部202は、抽出部207から供給される画像データが既に非可逆圧縮された画像か否かを判定して、既に非可逆圧縮された画像の場合は、画像の劣化を警告する画面を表示ユニット100に表示させる信号を表示ユニット100に出力する。
【0034】
画像処理部206は、抽出部207から供給される画像データに処理をする。例えば、この処理は、画像をシャープにする処理、画像をソフトにする処理、画像の色相を変える処理、画像の輝度を変える処理、複数の画像を合成する処理、画像に絵を加える処理、画像に文字を加える処理などの画像データを変更する処理であってよい。処理モード選択部200は、メインCPU62から供給される信号に基づいて、圧縮部202、伸張部204又は画像処理部206のいずれかを選択して画像データを処理する。例えば、メインメモリ68に格納されている画像データをオプション装置76に圧縮して保存する場合、処理モード選択部200は圧縮部202を選択する。圧縮画像を伸張する場合、処理モード選択部200は、伸張部204を選択する。メインメモリ68に格納されている画像データに対して画像処理をする場合、処理モード選択部200は画像処理部206を選択する。圧縮部202、伸張部204、画像処理部206を有することで、デジタルカメラ10で画像の撮影及び画像処理を行うことができる。
【0035】
図3は、本実施形態における抽出部207の詳細な機能ブロックを示す。抽出部207は、付加情報抽出部210及び付加情報格納部214を有する。付加情報抽出部210は、取得部205から供給される画像データに含まれる付加情報を抽出して、抽出した付加情報を付加情報格納部214に出力する。また、付加情報抽出部210は画像データを、圧縮部202、伸張部204又は画像処理部206のいずれかに出力する。例えば、付加情報は非可逆圧縮したか否かを示す情報であってよく、1ビットのデータにより示してよい。また、付加情報は非可逆圧縮した回数であってもよい。
【0036】
取得部205から供給される画像データが、撮像ユニット20により撮像されてデジタル化されたばかりの、デジタルデータとして利用可能な原本データの場合、付加情報抽出部210は、非可逆圧縮されていないことを示す付加情報を付加情報格納部214に出力する。
【0037】
取得部205から供給される画像データが、オプション装置76に格納された非可逆圧縮された画像データの場合、付加情報抽出部210は、画像データに含まれる非可逆圧縮された回数を示す情報を抽出して、付加情報格納部214に出力する。
【0038】
図4は、圧縮回数情報252を含む画像データのデータ構造の一例を示す。この画像データは、符号化された画像本体のデータである本体データ260、非可逆圧縮された回数を示す情報である圧縮回数情報252、及び本体データ260を復号するために必要な情報であるヘッダ情報250を有する。図3を用いて説明した付加情報抽出部210は、圧縮回数情報252を付加情報格納部214に出力する。例えば、画像データは、Exif−JPEG形式であってよく、圧縮回数情報252は、Exif−JPEG形式のヘッダ部分に格納されてもよい。
【0039】
付加情報抽出部210は、圧縮回数情報を示すタグを検出して画像データに含まれる圧縮回数情報を抽出してもよく、予め圧縮回数情報を格納する位置として定められたデータビットの位置にある情報を圧縮回数情報として抽出してもよい。例えば、Exif−JPEGの場合は、タグにより圧縮回数情報の位置を示すことができる。
【0040】
図5は、本実施形態における圧縮部202の詳細な機能ブロックを示す。圧縮部202は、情報検査部216、圧縮処理部218、付加情報作成部220、情報付加部222及び圧縮画像データ作成部224を有する。情報検査部216は、抽出部207から画像データが供給されると付加情報格納部214に格納されている付加情報に基づいて所定の処理をする。例えば、所定の処理は、画像データを圧縮することで画質が劣化することを警告する処理であって、警告画面を表示ユニット100に表示させる情報を出力する。また、情報検査部216は画像データを圧縮処理部218に出力し、圧縮形式、圧縮率などの圧縮に関する情報とヘッダ情報を付加情報作成部220に出力する。
【0041】
付加情報格納部214に格納されている圧縮回数情報が0(原本データを示す)の場合、情報検査部216は、可逆圧縮または非可逆圧縮のいずれで原本データを保存するかをユーザに選択させる画面を表示ユニット100に表示させる情報を出力する。ユーザが可逆圧縮を選択した場合、情報検査部216は、画像データを圧縮処理部218に出力し、圧縮形式が可逆圧縮であることを指定する信号を圧縮処理部218及び付加情報作成部220に出力する。ユーザが非可逆圧縮を選択した場合、情報検査部216は画像データを圧縮処理部218に出力し、圧縮形式が非可逆圧縮であることを指定する信号と圧縮率を圧縮処理部218及び付加情報作成部220に出力する。
【0042】
また、付加情報格納部214に格納されている圧縮回数情報が1以上の場合、情報検査部216は、非可逆圧縮することで更に画質が劣化することを警告する画面を表示ユニット100に表示させる情報を出力する。圧縮する時に、付加情報格納部214に格納されている圧縮回数に応じて警告メッセージが表示ユニット100により表示されるので、ユーザは非可逆圧縮により画質が劣化することを知ることができる。
【0043】
圧縮処理部218は、情報検査部216から供給される圧縮に関する情報に基づいて、画像データを圧縮処理する。圧縮処理部218は圧縮処理として、非可逆圧縮及び可逆圧縮できることができる。例えば、圧縮処理はJPEG、Exif−JPEGなどの画像から高周波成分を取り除く処理や、GIFFなどの画像に含まれる色数を所定の数に減らす処理であってよい。また、圧縮処理部218は圧縮処理した画像データを圧縮画像データ作成部224に出力する。
【0044】
付加情報作成部220は、付加情報格納部214から供給される圧縮回数と、情報検査部216から供給される圧縮に関する信号に基づいて付加情報を生成する。付加情報作成部220は生成した付加情報を情報付加部222に出力する。例えば、ユーザが非可逆圧縮を選択した場合、圧縮回数を1回インクリメントした値を付加情報として情報付加部222に出力する。ユーザが可逆圧縮を選択した場合、圧縮回数を変えずに付加情報として情報付加部222に出力する。情報付加部222は、付加情報作成部220から供給された付加情報を画像データに付加する。例えば、情報付加部222は、画像データのヘッダ部分に付加情報を付加してよい。情報付加部222は画像データの形式に応じて付加情報を付加する。例えば、Exif−JPEGなどのタグにより付加情報を指定する画像データ形式の場合、情報付加部222は圧縮回数情報を示すタグと付加情報作成部220から供給される圧縮回数とを画像データに付加する。また、圧縮回数情報を格納する位置が予め定められた画像データ形式の場合、予め定められたデータビットの位置に付加情報作成部220から供給された圧縮回数を付加する。
【0045】
圧縮画像データ作成部224は、圧縮処理部218から供給される画像の本体データと、情報付加部222から供給されるヘッダ情報とに基づいて画像データ形式に合致したデータ構造を生成する。本実施形態において、情報付加部222と圧縮画像データ作成部224は別の機能ブロックになっているが他の実施形態においては、情報付加部222または圧縮画像データ作成部224のいずれかが圧縮回数を付加し画像データ形式に合致したデータ構造を生成してもよい。
【0046】
図6は、図5を用いて説明した情報検査部216のフローチャートを示す。抽出部207から画像情報が供給されると、情報検査部216は、付加情報格納部214に格納されている圧縮回数が0より大きいか否かを判定する(S10)。圧縮回数が0より大きい場合、圧縮率を設定する(S12)。画質の劣化を警告する画面を表示ユニット100に表示させる(S14)。非可逆圧縮を指定する情報を圧縮処理部218に出力する(S16)。
【0047】
圧縮回数が0の場合、非可逆圧縮、又は可逆圧縮のいずれかをユーザに選択させる画面を表示ユニット100に表示させる(S18)。非可逆圧縮をユーザが選択した場合、圧縮率が設定される(S12)。非可逆圧縮しない場合、可逆圧縮を指定する情報を圧縮処理部218に出力する(S20)。
【0048】
図7は、図6を用いて説明したステップ警告表示ステップ(S14)の詳細なフローチャートを示す。情報検査部216は、付加情報格納部214に格納されている圧縮回数を検出する(S22)。検出した圧縮回数に基づいて警告メッセージを選択する(S23)。
【0049】
情報検査部216は、警告メッセージを表示ユニット100に表示させると共に、圧縮率を変更するか、このまま圧縮するか、圧縮をやめるかのいずれかをユーザに選択させる(S24)。圧縮率を変更する場合、圧縮率設定ステップ(S12)へ処理が戻る。このまま圧縮する場合、非可逆圧縮を指定する情報を圧縮処理部218に出力する(S16)。圧縮をやめる場合、処理を終了する。
【0050】
図8は、圧縮回数に対応付けられた警告メッセージを示す。例えば、圧縮回数が1回の場合、情報検査部216は「やや劣化します。」という警告メッセージを選択する。圧縮回数が2回の場合、情報検査部216は「髪の毛などの細かい部分が見づらくなります。」と言う警告メッセージを選択する。圧縮回数が3回の場合、情報検査部216は「輪郭がぼやけます。」と言う警告メッセージを選択する。情報検査部216は、このような圧縮回数に対応付けられた警告メッセージを有し、画質の劣化の程度をユーザが理解しやすい警告メッセージを表示ユニット100に表示させる。
【0051】
従って、画像データを非可逆圧縮する場合に画質の劣化を警告するメッセージが表示ユニット100に表示されるので、非可逆圧縮の繰り返しによるユーザの予期せぬ画質の劣化を防止することができる。また、圧縮回数に対応した警告メッセージを表示することで、劣化の度合いがわかりやすくなり、これは更に予期せぬ画質の劣化を防止するのに役立つ。
【0052】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。そうした変更例に以下のものがある。
【0053】
第1の変更例として、図9は、図6を用いて説明した警告表示ステップ(S14)は、画質の劣化を判定して警告を表示してもよい。
【0054】
図9は、画質の劣化を判定して警告を表示するフローチャートを示す。図9に示す警告表示ステップ(S14)において、情報検査部216は画質の劣化を判定する(S25)。判定結果に基づいて警告メッセージを選択する(S26)。例えば、情報検査部216は、標準的な画像の周波数成分の分布データを有し、この分布データと、非可逆圧縮しようとしている画像の周波数成分の分布を比較することで画質の劣化を判定してもよい。
【0055】
第2の変更例として、画像の原本データに含まれる周波数成分の分布を、画像データのヘッダ部分に付加情報として格納し、付加情報として格納された原本データに含まれる周波数成分の分布と、非可逆圧縮した場合の周波数成分の分布を比較することで画質の劣化を判定してもよい。この劣化判定をする場合、図5を用いて説明した情報検査部216は、原本データに含まれる周波数成分の分布データを検査し付加情報作成部220に出力する。付加情報作成部220は、原本データに含まれる周波数成分の分布を付加情報として作成する。情報付加部222は、この付加情報を画像データのヘッダ部分に付加する。以後、この画像データを非可逆圧縮する場合に、付加情報として付加された原本データの周波数成分の分布が劣化判定に使われる。また、一般的な非可逆圧縮方式では、画像に含まれる高周波成分を取り除くことで画像データの圧縮をするので、原本データの高周波成分だけを付加情報として格納し、高周波成分の量を比較して画質の劣化判定をしてもよい。
【0056】
第3の変更例として、警告表示ステップ(S14)は、非可逆処理して得られる画像と、現在の画像とを同時に表示ユニット100に表示してもよい。非可逆圧縮後の画像と、現在の画像を比べることができるので、非可逆圧縮の繰り返しによりユーザの予期せぬ画質の劣化を防止することができる。
【0057】
第4の変更例として、警告表示ステップ(S14)は、非可逆圧縮の影響が大きく生じる部分における画像を同時に表示してもよい。図10は、非可逆圧縮の影響が大きく生じる部分における画像を同時に表示するフローチャートを示す。画像中の高周波成分の多い領域を判定する(S28)。例えば、高周波成分の多い領域は、格子状になっている部分、人間の髪の毛の部分などの、細かい間隔で色が急激に変化するような領域である。高周波成分の多い領域を非可逆圧縮する(S29)。次に、非可逆圧縮後の画像と非可逆圧縮前の画像を比較する画面を表示ユニット100に表示させる(S30)。
【0058】
図11は、比較表示画面の一例を示す。この比較表画面は、非可逆圧縮前の画像270、非可逆圧縮後の画像274、非可逆圧縮前の画像276、圧縮率設定スライドバー278、キャンセルボタン280及び圧縮ボタン290を有する。非可逆圧縮前の画像270は、圧縮領域を示す領域指定枠272を有する。非可逆圧縮後の画像274及び非可逆圧縮前の画像276は、領域指定枠272により指定された領域の非可逆圧縮後と非可逆圧縮前の画像である。ユーザは、非可逆圧縮後の画像274及び非可逆圧縮前の画像276を見比べながら圧縮率を圧縮率設定スライドバー278により設定することが出来る。圧縮ボタン290は、圧縮処理を開始することを指定するボタンである。キャンセルボタン280は、圧縮処理を終了することを指定するボタンである。圧縮率設定スライドバー278、キャンセルボタン280及び圧縮ボタン290は、画面上に仮想的に形成されたスライドバー及びボタンである。
【0059】
画像の一部を非可逆圧縮することで、比較処理画面を表示するまでの時間を短くすることがでる。また、非可逆圧縮の影響が一番生じる領域を選択するので、影響がどのように生じているかがわかりやすい。従って、ユーザの予期せぬ画質の劣化を防止することができる。更に、非可逆圧縮する位置は、ユーザが自由に選べてもよい。
【0060】
第4の変更例として、図6を用いて説明した警告表示ステップ(S14)は、画像の所有者を判定して、不正コピーの可能性を警告してもよい。更に、保存を禁止する保存禁止フラグを検出した場合に非可逆圧縮、可逆圧縮に係わらず保存を禁止してもよい。
【0061】
図12は、画像の所有者を判定して、不正コピーの可能性を警告するフローチャートを示す。情報検査部216は、画像の所有者と該装置の所有者とを比較して所有者を判定する(S32)。画像の所有者と該装置の所有者が違う場合は、不正コピーの可能性があることを警告するメッセージを表示ユニット100に表示させる。
【0062】
このような処理をするために、情報検査部216は、該デジタルカメラの所有者情報を検出する。所有者情報は、例えば不揮発性メモリ66に格納されていてもよく、予めデジタルカメラに設定されていることが好ましい。情報検査部216は、予め設定されているデジタルカメラの所有者情報を検出し、付加情報作成部220に出力する。付加情報作成部220は、所有者情報を付加情報として作成する。情報付加部222は所有者情報を画像データのヘッダ部分に付加する。所有者判定ステップ(S32)は、画像のヘッダ部分に格納されている所有者と、該処理をしている装置の所有者とを比較して同一の所有者か否かを判定する。
【0063】
保存禁止フラグ検出ステップ(S33)は、保存を禁止する保存禁止フラグを検出する。保存禁止フラグを検出した場合、情報検査部216は、非可逆圧縮、可逆圧縮に係わらず保存を禁止する。このような処理をするために、付加情報作成部220は、保存を禁止する保存禁止フラグをユーザの指示に基づいて作成する。情報付加部222は、保存禁止フラグを画像データのヘッダ部分に付加する。保存禁止フラグを画像データに付加することで、不正コピーを防止することができる。
【0064】
図13は、画像データのデータ構造の一例を示す。この画像データは、符号化された画像本体のデータである本体データ260、圧縮された回数を示す情報である圧縮回数情報252、及び本体データ260を復号するために必要な情報であるヘッダ情報250、図9を用いて説明した画像の劣化判定に使用する劣化判定用情報254、図12を用いて説明した保存を禁止する保存禁止フラグ256及び原本データを作成した時のデジタルカメラの所有者を示す所有者情報258を有する。例えば、画像データは、Exif−JPEG形式であってよく、圧縮回数情報252、劣化判定情報254、保存禁止フラグ256及び所有者情報258は、Exif−JPEG形式のヘッダ部分に格納されてもよい。
【0065】
第5の変更例として、非可逆圧縮の繰り返しによる、ユーザの予期しない画質の劣化を防止する装置としてデジタルカメラを実施形態として説明したが他の実施形態においては、コンピュータにより実施されてもよい。
【0066】
図14は、コンピュータ300の機能ブロックを示す。コンピュータ300は、表示装置302、入力装置304、外部記憶装置306、ハードディスク308、CPU310及びメモリ312を備える。コンピュータ300において、非可逆圧縮の繰り返しによる、ユーザの予期しない画質の劣化を防止するために、デジタルカメラの機能ブロックとして説明した機能をプログラムによりCPU310に実行させる。このプログラムはハードディスク308に格納され必要に応じてCPU310に呼び出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM314などの光記憶媒体、メモリカード316などの半導体記憶媒体、及びフロッピーディスク318など磁気記憶媒体の外部記憶装置306に格納されてもよい。
【0067】
第6の変更例として、画像を非可逆圧縮する場合に限らず、音声を非可逆圧縮する場合にも音質の劣化をユーザに警告してもよい。
【0068】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によればコンテントを非可逆圧縮する際に生じるユーザの予期しない劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラ10の構成図である。
【図2】本実施形態における圧縮伸張処理部78の概略機能ブロック図である。
【図3】本実施形態における抽出部207の詳細な機能ブロック図である。
【図4】圧縮回数情報252を含む画像データのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】本実施形態における圧縮部202の詳細な機能ブロック図である。
【図6】図5を用いて説明した情報検査部216のフローチャートである。
【図7】図6を用いて説明したステップ警告表示ステップ(S14)の詳細なフローチャートである。
【図8】圧縮回数に対応付けられた警告メッセージを示す図である。
【図9】画質の劣化を判定して警告を表示するフローチャートである。
【図10】非可逆圧縮の影響が大きく生じる部分における画像を同時に表示するフローチャートである。
【図11】比較表示画面の一例を示す図である。
【図12】画像の所有者を判定して、不正コピーの可能性を警告するフローチャートである。
【図13】画像データのデータ構造の一例を示す図である。
【図14】コンピュータ300の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10・・・デジタルカメラ、20・・・撮像ユニット、40・・・撮像制御ユニット、60・・・処理ユニット、62・・・メインCPU、68・・・メインメモリ、74・・・オプション装置制御部、76・・・オプション装置、78・・・圧縮伸張処理部、82・・・メインバス、100・・・表示ユニット、110・・・操作ユニット、200・・・処理モード選択部、202・・・圧縮部、204・・・伸張部、205・・・取得部、206・・・画像処理部、210・・・付加情報抽出部、212・・・伸張処理部、214・・・付加情報格納部、216・・・情報検査部、218・・・圧縮処理部、220・・・付加情報作成部、222・・・情報付加部、224・・・圧縮画像データ作成部、250・・・ヘッダ情報、252・・・圧縮回数情報、254・・・劣化判定情報、256・・・保存禁止フラグ、258・・・所有者情報、260・・・画像データ、300・・・コンピュータ、302・・・表示装置、304・・・入力装置、306・・・外部記憶装置、308・・・ハードディスク、310・・・CPU、312・・・メモリ、314・・・CD−ROM、316・・・メモリカード、318・・・フロッピーディスク
Claims (14)
- コンテントに処理をするコンテント処理装置において、
非可逆圧縮された回数を示す圧縮回数情報が付加された前記コンテントを取得する取得部と、
前記コンテントを圧縮する圧縮部と、
前記コンテントが有する前記圧縮回数情報を抽出する付加情報抽出部と、
ユーザが非可逆圧縮を選択した場合、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報が示す回数をインクリメントした回数を示す圧縮回数情報を出力し、前記ユーザが可逆圧縮を選択した場合、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報を出力する付加情報作成部と、
前記付加情報作成部が出力した圧縮回数情報を前記コンテントに付加する情報付加部と
を備えるコンテント処理装置。 - 前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報が示す回数に応じて、前記コンテントを非可逆圧縮することで前記コンテントが劣化することを警告する情報検査部
をさらに備える請求項1に記載のコンテント処理装置。 - 前記情報検査部は、回数に対応付けられた警告メッセージを格納し、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報を示す回数に応じて前記警告メッセージを出力する請求項2に記載のコンテント処理装置。
- 前記コンテントは画像であって、
前記情報検査部は、前記コンテントを非可逆圧縮する場合に、前記コンテントを圧縮した場合の画像と前記コンテントを圧縮する前の画像とを同時に表示して、圧縮するか否かを前記ユーザに選択させる請求項2又は請求項3に記載のコンテント処理装置。 - 前記同時に表示する画像は、前記コンテントの一部であって、高周波成分を多く含む画像領域である請求項4に記載のコンテント処理装置。
- 前記情報検査部は、圧縮率スライドバーを表示して、前記コンテントを圧縮した場合の画像と前記コンテントを圧縮する前の画像とを見比べさせながら圧縮率を前記圧縮率スライドバーにより設定させる請求項4に記載のコンテント処理装置。
- 前記情報付加部は、前記コンテントの所有者情報をさらに前記コンテントに付加し、
前記情報検査部は、前記所有者情報と前記ユーザが異なる場合に不正コピーの可能性があることを警告する請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のコンテント処理装置。 - 前記情報付加部は、前記コンテントの保存を禁止する保存禁止フラグをさらに前記コンテントに付加し、
前記情報検査部は、前記保存禁止フラグを検出した場合に、前記コンテントの保存処理をしない請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のコンテント処理装置。 - 画像を撮像する撮像ユニットと、前記画像を処理する処理ユニットと、前記処理ユニットが処理した前記画像を格納するオプション装置とを備えるデジタルカメラにおいて、
前記処理ユニットは、
前記画像を圧縮伸長する圧縮伸長処理部
を有し、
前記圧縮伸長処理部は、
非可逆圧縮された回数を示す圧縮回数情報が付加された前記画像を取得する取得部と、
前記画像を圧縮する圧縮部と、
前記画像が有する前記圧縮回数情報を抽出する付加情報抽出部と、
ユーザが非可逆圧縮を選択した場合、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報が示す回数をインクリメントした回数を示す圧縮回数情報を出力し、前記ユーザが可逆圧縮を選択した場合、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報を出力する付加情報作成部と、
前記付加情報作成部が出力した圧縮回数情報を前記画像に付加する情報付加部と
を含むデジタルカメラ。 - 前記圧縮伸長処理部は、
前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報が示す回数に応じて、前記画像を非可逆圧縮することで前記画像が劣化することを警告する情報検査部
をさらに含む請求項9に記載のデジタルカメラ。 - 前記情報検査部は、回数に対応付けられた警告メッセージを格納し、前記付加情報抽出部が抽出した前記圧縮回数情報を示す回数に応じて前記警告メッセージを出力する請求項10に記載のデジタルカメラ。
- 画像に処理をするコンテント処理装置において、
前記画像の原本データの画像に含まれる周波数成分の分布が付加情報として付加された前記画像を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記画像を圧縮する圧縮部と、
前記付加情報として付加された前記原本データの画像に含まれる周波数成分の分布と、前記取得部が取得した前記画像が非可逆圧縮された場合の画像に含まれる周波数成分の分布とを比較することで画質の劣化を判定し、判定結果に基づいて前記画像を非可逆圧縮することで前記コンテントが劣化することを警告する警告メッセージを出力する情報検査部と
を備えるコンテント処理装置。 - 前記情報検査部は、前記画像を非可逆圧縮する場合に、前記画像を圧縮した場合の画像と前記画像を圧縮する前の画像とを同時に表示して、圧縮するか否かをユーザに選択させる請求項12に記載のコンテント処理装置。
- 前記情報検査部は、圧縮率スライドバーを表示して、前記画像を圧縮した場合の画像と前記画像を圧縮する前の画像とを見比べさせながら圧縮率を前記圧縮率スライドバーにより設定させる請求項13に記載のコンテント処理装置。
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