JP3880545B2

JP3880545B2 - Foundation pile and construction method of this foundation pile

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Publication number: JP3880545B2
Application number: JP2003148853A
Authority: JP
Inventors: 孝彦樫本
Original assignee: Oak Co Ltd
Current assignee: Oak Co Ltd
Priority date: 2003-05-27
Filing date: 2003-05-27
Publication date: 2007-02-14
Anticipated expiration: 2023-05-27
Also published as: JP2004353178A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基礎杭及びこの基礎杭の施工方法に関するもので、特に廃タイヤを利用した基礎杭とその施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】
従来より、既成基礎杭としてはコンクリート杭又は鋼管杭が使用されている。コンクリート杭は、鋼管杭に比べて価格的に安いため、広く普及しているが、鋼管杭のように伸びがなく、強い地震の際はクラックが発生し易く、破損し易い。また鋼管杭の場合は、コンクリート杭に比べると、免震性は良いが、コストが高くつく上に、腐食し易いという難点もある。
【０００３】
本発明は、上記の課題に鑑み、廃物利用によってコストが安い上に、免震性に優れた基礎杭及びこの基礎杭を施工する方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明の基礎杭は、同径又は異径の多数の廃タイヤ２を柱状に重合連結してなる基礎杭であって、前記多数の廃タイヤ２は、これら廃タイヤ２に複数本の連結用軸筋材４を周方向に間隔をおいて軸方向に貫通させて、これら廃タイヤ２の上下両端に当て付けた定着金具５を各連結用軸筋材４の両端部で止着することによって柱状に連結され、各連結用軸筋材４の上端部には例えば布基礎１６に連結するための連結筋６が取り付けられてい４ことを特徴とする。
【０００５】
請求項２は、請求項１に記載の基礎杭において、各廃タイヤ２の中空部２ｏに充填材３を詰め込んでなることを特徴とする。
【０００６】
請求項３に係る発明の基礎杭は、各中空部２ｏに充填材３を詰め込んだ同径又は異径の多数の廃タイヤ２を柱状に重合すると共に、これら多数の廃タイヤ２の中央開口部に鋼管９を嵌挿し、この鋼管９の上下両端部に取り付けた留金具１０で上下両端の廃タイヤ２を保持してなる基礎杭であって、上端部側の留金具１０には例えば布基礎１６に連結するための連結筋６が取り付けられていることを特徴とする。
【０００７】
請求項４は、請求項３に記載の基礎杭において、前記鋼管９内には充填材３が詰め込まれるようになっていることを特徴とする。
【０００８】
請求項５に係る発明の基礎杭の施工方法は、地盤を所定深度まで削孔した後、その掘削孔に請求項１〜４の何れかに記載の基礎杭１，１１，２１を建込むようにしたことを特徴とする。
【０００９】
請求項６は、請求項５に記載の基礎杭の施工方法において、地盤を所定深度まで削孔した後、その掘削孔１３にセメントミルクを注入し、このセメントミルクの注入された掘削孔１３に請求項１〜４の何れかに記載の基礎杭１，１１，２１を建込むようにしたことを特徴とする。
【００１０】
請求項７に係る発明は、請求項５又は６に記載の基礎杭の施工方法において、掘削孔１３内に基礎杭１，１１，２１を建込むにあたって、その基礎杭の中空部に鉄筋カゴを挿入するようにしたことを特徴とする。
【００１１】
請求項８に係る基礎杭の施工方法は、地盤を所定深度まで削孔し、その掘削孔１３の下部側１３ａに鉄筋コンクリート杭２０を造成した後、セメントミルクを掘削孔１３に注入し、その掘削孔１３内の上部側１３ｂに請求項１〜４の何れかに記載の基礎杭１，１１，２１を建込むようにしたことを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１の(a) 〜(c) は本発明の一実施形態による基礎杭１を示し、(a) は直径が同じ多数の廃タイヤ２を柱状に重ね合わせて連結してなる基礎杭１であり、(b) 及び(c) は直径が大小異なる多数の廃タイヤ２（２ａ，２ｂ）を柱状に重ね合わせて連結してなる基礎杭１で、特に(b) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを１個ずつ交互に重合連結したもの、(c) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを２個ずつ交互に重合連結したものである。図２は(a) のイ−イ線拡大断面図である。
【００１５】
各廃タイヤ２は、例えば大型トラック用のタイヤであって、各廃タイヤ２の中空部２ｏには図２に示すように充填材３が詰め込まれている。この充填材３としては、コンクリート、モルタル、セメントミルク、コンクリート殻、発泡モルタル、タイヤチップ、土砂、発泡スチロール等が用いられる。各廃タイヤ２に充填材３を詰め込むには、廃タイヤ２を回転させながら、中空部２ｏに生コンクリート、モルタル、セメントミルク等を遠心力を利用して流し込み充填し、あるいはコンクリート殻、タイヤチップ、土砂、瓦片、レンガ片、陶器片、タイル片、硝子片、発泡スチロール等を夫々単独で、又はそれらの２種類ないし３種類を混合したもの物（例えばコンクリート殻と発泡スチロール）を中空部２ｏに詰め込むようにする。また、廃タイヤ２にコンクリートやモルタル等の充填材３を詰め込む他の方法としては、廃タイヤ２を立てるか又は寝かせて固定した状態で、廃タイヤ２の側面又は外周面に開けた孔よりホッパーで流し込むようにしてもよい。尚、廃タイヤ２は、場合によってはその中空部２ｏに充填材３を詰め込むことなく、空のままの状態でもよい。
【００１６】
上記のように夫々中空部２ｏに充填材３を詰め込んだ多数の廃タイヤ２は、上下に隣合う廃タイヤ２，２どうしを接着剤で接着することによって柱状に重合連結され、あるいは接着剤による接着に代えて、上下に隣合う廃タイヤ２，２の接合面部分どうしを加熱溶融して溶着することによって柱状に重合連結され、それによって図２に示すような基礎杭１が形成される。尚、図２には、充填材３を上部側２つの廃タイヤ２にしか詰め込んでいないように図示しているが、実際は全ての廃タイヤ２の中空部２ｏに充填材３が詰め込まれる。図２において、１ｏは基礎杭１全体を上下に貫通する中空部を示す。
【００１７】
図１の(a) 及び図２に示す基礎杭１では、同じ直径の廃タイヤ２を柱状に重ね合わせて連結するので、上記のような接着や溶着による重合連結が容易である。また、図１の(b)
及び(c) に基礎杭１は、直径が大小異なる廃タイヤ２（２ａ，２ｂ）を柱状に重ね合わせて連結するから、串状の基礎杭１となって、杭使用時に地盤との摩擦力が増大し、また地盤に対する食い付きが良く、杭支持力を高めることができる。
【００１８】
上記したような基礎杭１によれば、廃タイヤ２のゴムの弾性を利用するから、杭全体に免震効果が発揮され、地震発生時に有効な免震杭として使用することができる。また、この基礎杭１は、これまで産業廃棄物として焼却処分されていた廃タイヤ２を利用して形成されるものであるから、廃タイヤを焼却する場合のように環境を汚染することがなく、産業廃棄物の有効利用を図ることができると共に、現在使用されているコンクリート杭や鋼管杭に比べてはるかに安いコストで提供することができる。また、コンクリート杭や鋼管杭に比べて比重が小さいため、杭支持力を大きくとることができる。また、廃タイヤ２の径の選択によって所望の杭支持力を得ることができ、また土質に応じた設計を行なうことがができる。即ち、大型トラック等の径の大きい廃タイヤ２を使用すれば、大きな杭支持力が得られる。また、異径タイヤの組み合わせによって、摩擦効果を発揮させることができる。
【００１９】
また、廃タイヤ２の中空部２ｏに、コンクリート、モルタル、セメントミルク、コンクリート殻、発泡モルタル、タイヤチップ、土砂、発泡スチロール等の充填材３を詰め込むことにより、基礎杭１の強度及び支持力を増大できると共に、基礎杭１の性能の調整を図ることができ、地盤状況に応じた使用が可能となり、またコンクリート殻、タイヤチップ、タイル、瓦、レンガ等の建築廃材、あるいは陶器や瓶類の廃材の有効利用を図ることができる。
【００２０】
図３の(a) 〜(c) は本発明の他の実施形態による基礎杭１１を示し、(a) は直径が同じ多数の廃タイヤ２を柱状に重合連結してなる基礎杭１１であり、(b) 及び(c) は直径が大小異なる多数の廃タイヤ２（２ａ，２ｂ）を柱状に重合連結してなる基礎杭１で、(b) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを１個ずつ交互に重合連結したもの、(c) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを２個ずつ交互に重合連結したものである。図３の(d) は(a) に示す基礎杭１１の平面図、(e) は底面図であり、図４は図３の(a) のロ−ロ線拡大断面図である。
【００２１】
この基礎杭１１においては、多数の廃タイヤ２は、図４から分かるように、これら廃タイヤ２に複数本の連結用軸筋材４を周方向に間隔をおいて軸方向に貫通させて、これら廃タイヤ２の上下両端に当て付けたリング状の定着金具５を、各連結用軸筋材４の両端部で止着することによって、柱状に連結されている。そして、各連結用軸筋材４の上端部には、例えば布基礎１６（図１３参照）と連結するための連結筋６が溶接やボルト等によって取り付けられる。
【００２２】
連結用軸筋材４には、ＰＣ鋼線、異形鉄筋、丸鋼等が使用される。ＰＣ鋼線は直径が例えば９〜１２ｍｍの高抗張力の鋼線からなるもので、両端側に雄ねじが形成され、その一端部には係止用の径大頭部（ボルト留）７が形成されている。異形鉄筋は、鉄筋表面に節状の突起を付けた直径１９〜３５ｍｍの鉄筋である。図４にはＰＣ鋼線を例示している。
【００２３】
この基礎杭１１を形成するには、多数の廃タイヤ２を柱状に重合すると共に、夫々の一端部に径大頭部７が形成されたＰＣ鋼線からなる連結用軸筋材４を、これらの廃タイヤ２に周方向に間隔をおいて軸方向に貫通させ、上下両端の廃タイヤ２にはリング状の定着金具５を当て付け、各連結用軸筋材４の上端部にナット８を螺合して、上端側の定着金具５を締め付けることにより、これらの廃タイヤ２を重合連結し、各連結用軸筋材４の上端部には連結筋６を溶接する。そして、各廃タイヤ２の中空部２ｏに適当な充填材３を詰め込み、図３の(a) 及び図４に示すような基礎杭１１を形成する。
【００２４】
この場合、充填材３は、上記のように廃タイヤ２を柱状に重合して連結用軸筋材４で連結した後に各廃タイヤ２に詰め込むようにするか、あるいは廃タイヤ２を柱状に連結する前に各廃タイヤ２の中空部２ｏに予め充填しておいて、夫々充填材３を充填した廃タイヤ２を連結用軸筋材４によって重合連結するようにしてもよい。また、各廃タイヤ２には、連結用軸筋材４を貫通させる孔を所定位置に予め貫設しておく。尚、図３の(b) 及び(c)
に示す基礎杭１１も上記同様に形成される。
【００２５】
上記のような基礎杭１１によれば、前述した基礎杭１による作用効果の他に、多数の廃タイヤ２を複数本の連結用軸筋材４によって重合連結するから、廃タイヤ２の連結強度を高めることができると共に、廃タイヤ２の重合連結作業を迅速容易に行なうことができる。
【００２６】
図５の(a) 〜(c) は本発明の更に他の実施形態による基礎杭２１を示し、(a) は同径の多数の廃タイヤ２を柱状に重合連結してなる基礎杭２１、(b) 及び(c) は異径の多数の廃タイヤ２（２ａ，２ｂ）を柱状に重合連結してなる基礎杭２１であって、(b) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを１個ずつ交互に重合連結したもの、(c) は径大の廃タイヤ２ａと径小の廃タイヤ２ｂとを２個ずつ交互に重合連結したものである。また図６の(a) は図５の(a) のハ−ハ線拡大断面図であり、(b) は図５の(b) のニ−ニ線拡大断面図である。
【００２７】
この基礎杭２１は、各中空部２ｏに充填材３を詰め込んだ同径又は異径の多数の廃タイヤ２を柱状に重合すると共に、これら多数の廃タイヤ２の中央開口部に鋼管９を嵌挿し、この鋼管９の上下両端部に溶接やボルト等によって取付けた留金具１０で上下両端の廃タイヤ２を保持するようにしたものである。この基礎杭２１を形成するには、廃タイヤ２を鋼管９にその長さ一杯になるまで順次嵌め込んだ後、リング状の留金具１０を鋼管９の上下両端部に嵌合して溶接することにより、図５の(a) 〜(c) 及び図６の(a) 及び(b) に示すような基礎杭２１を形成する。尚、必要に応じて、杭上端部側の留金具１０に、図４の基礎杭１１に示すような連結筋６を取り付ける。
【００２８】
上記のような基礎杭２１によれば、前述した基礎杭１による作用効果の他に、この基礎杭２１の製作するのに、所要数個の廃タイヤ２を鋼管９に順次嵌め込んだ後、リング状の留金具１０を鋼管９の上下両端部に取り付けるようにすればよいから、製作が容易となり、また鋼管９の使用によって構造が頑強で直線状の真っ直ぐな杭を形成できる利点がある。
【００２９】
図７は上記基礎杭２１の鋼管９内に充填材３が詰め込まれる場合の実施形態を示すもので、図７の(a) 及び(b) は図６の(a) 及び(b) に夫々対応する断面図である。この鋼管９内に充填される充填材３には、前述した基礎杭１，１１の場合と同様で、コンクリート、モルタル、セメントミルク、コンクリート殻、発泡モルタル、土砂等が使用される。鋼管９内への充填材３の詰め込みは、通常は、基礎杭２１を地盤の掘削孔に建込んだ後に行なう。このように基礎杭２１の鋼管９内に充填材３を詰め込むことによって、杭支持力を高めることができると共に、杭の曲げモーメントを調整することができる。
【００３０】
図８は、廃タイヤ２を柱状に重合連結して基礎杭１１を形成するにあたって、上段側の複数の廃タイヤ２には充填材３としてコンクリート、モルタル、土砂等の重量系充填材３ａを各中空部２ｏに詰め込み、それより下方の廃タイヤ２には各中空部２ｏに軽量系充填材３ｂとして発泡スチロールを充填したものである。この場合、廃タイヤ２の中空部２ｏに発泡スチロール３ｂを充填するには、スチロール系樹脂を廃タイヤ２の中空部２ｏ内に注入して発泡させるようにしてもよいし、あるいは発泡スチロールの破砕片を中空部２ｏ内に詰め込むようにしてもよい。
【００３１】
この基礎杭１１において、廃タイヤ２を柱状に多数重合連結するには、この図８に示すように複数本の連結用軸筋材４を軸方向に貫通させて、これら廃タイヤ２の上下両端に当て付ける定着金具５を各連結用軸筋材４の両端部で止着するようにしてもよいし、あるいは上下に隣合う廃タイヤ２どうしを溶着又は接着するようにしてもよい。このような基礎杭１１によれば、上段側の廃タイヤ２にコンクリート、土砂等の重量系充填材３ａが詰め込まれ、そのより下方の廃タイヤ２には充填材３としては非常に軽い発泡スチロール３ｂが詰め込まれているから、杭全体が非常に軽量となって、基礎杭としての使用時に、この杭１１が自重で沈下し難くなり、特に軟弱地盤に有効である。
【００３２】
図９〜図１２は上述した基礎杭１，１１，２１を地盤中に建込む施工方法を示すもので、特に、掘削しつつ排土しながらその掘削孔に杭を建込む場合を示す。先ず図９は、例えば図３の(a) に示すような同径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１の施工方法を示す。この施工にあたっては、図９の (a) 及び (b) に示すように、オーガスクリュー１２のオーガ１２ａで駆動されるスクリュー１２ｂによって地盤を掘削しつつ排土しながら所定深度まで削孔したならば、(c) に示すように、スクリュー１２ｂの先端からセメントミルクを掘削孔１３内に注入しながら、スクリュー１２ｂを掘削孔１３内で反復昇降する。
【００３３】
その後、スクリュー１２ｂを掘削孔１３から引き上げ（図９の(d) 参照）、セメントミルクが溜まった掘削孔１３内に、(e) 及び (f) に示すようにクレーン１４で吊り上げた基礎杭１１を建込む。こうして掘削孔１３内に基礎杭１１を建込むと、図４を参照すると分かるように、セメントミルクが上下に貫通する基礎杭１１の中空部１１ｏから各廃タイヤ２内の充填材３に滲み込むと共に、上下に隣合う廃タイヤ２，２間、更には掘削孔１３の内周面と基礎杭１の外周面との間に浸入し、しかして基礎杭１１は掘削孔１３内に安定状態に建込まれることになる。
【００３４】
図１０の (a) 〜 (f) は、例えば図３の(b) に示すような異径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１を地盤中に建込み施工する方法を示したもので、その施工方法については図９の (a) 〜 (f) に示す同径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１の場合と全く同じであるため、その説明を省略する。
【００３５】
図１１及び図１２は、掘削土砂をそのまま利用し、前記基礎杭１，１１，２１を削孔中に建込んで一種のソイルセメント杭を形成する施工方法を示すもので、図１１は例えば図３の(a) に示すような同径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１の施工方法を示す。この施工にあたっては、図１１の (a) 及び (b) に示すように、オーガ装置１５のオーガ１５ａで回転駆動される掘削攪拌ロッド１５ｂによって地盤を削孔し、所定深度まで削孔したならば、(c) に示すように掘削攪拌ロッド１５ｂの先端からセメントミルクを掘削孔１３内に注入しながら、掘削攪拌ロッド１５ｂを掘削孔１３内で反復昇降して、セメントミルクを掘削土砂と混合攪拌する。
【００３６】
その後、攪拌ロッド１５ｂを掘削孔１３から引き上げ（図１１の(d) 参照）、掘削土砂とセメントミルクとの混合物が溜まった掘削孔１３内に、図１１の(e) ， (f) に示すようにクレーン１４で吊り上げた基礎杭１１を建込む。こうして掘削孔１３内に基礎杭１１を建込むと、図４から分かるように、セメントミルクが基礎杭１１の中空部１１ｏから各廃タイヤ２内の充填材３に滲み込むと共に、上下に隣合う廃タイヤ２，２間、更には掘削孔１３の内周面と基礎杭１の外周面との間に浸入し、しかして基礎杭１１は図１１の (f) に示すように掘削孔１３内に安定状態に建込まれ、一種のソイルセメント杭を形成する。
【００３７】
図１２の (a) 〜 (f) は例えば図３の(b) に示すような異径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１を軟弱地盤中に建込む施工方法を示したもので、その施工方法については図１０の (a) 〜 (f) に示す同径の多数の廃タイヤ２からなる基礎杭１１の場合と全く同じであるため、その説明を省略する。
【００３８】
上記のような図９及び図１０によって説明した施工方法によれば、地盤をオーガスクリュー１２で排土しながら削孔することによって、その掘削孔１３に基礎杭１，１１，２１を容易に建込むことができると共に、スクリュー１２ｂの先端から注入されるセメントミルクによって、良質で支持力の高い免震基礎杭を効率良く造成することができる。また、図１１及び図１２により説明した施工方法によれば、地盤をオーガ装置１５の掘削攪拌ロッド１５ｂにより削孔し、その掘削土砂をそのまま利用して、その掘削孔１３に基礎杭１，１１，２１を建込み、掘削攪拌ロッド１５ｂの先端から注入されるセメントミルクによって、良質で支持力が高く、しかも免震効果の高いソイルセメント杭を造成することができる。
【００３９】
図１３は図９〜図１２で説明したように施工される基礎杭１，１１，２１の上に布基礎１６を施工した状態を示している。この布基礎１６の施工に際しては、基礎杭１，１１，２１の建込まれた地盤の表面部に栗石層又は砂利層１７を形成し、その上に土砂層１８を形成し、そして基礎杭１，１１，２１の上端面と略々同一平面上に布基礎１６の下面が位置するように布基礎１６を形成する。この場合、各基礎杭１，１１，２１の上端部に取り付けてある連結筋６を布基礎１６に一体的に連結させるようにし、それによって各基礎杭１，１１，２１と布基礎１６との一体化を図ることができる。
【００４０】
以上図９〜図１２によって説明した施工方法では、地盤を所定深度まで削孔した後、その掘削孔１３にセメントミルクを注入するようにしたが、本発明の施工方法は、地盤を所定深度まで削孔した後、セメントミルクを注入することなく、そのまま基礎杭１，１１，２１を建込む場合も含むものである。
【００４１】
図１４の(a) は、地盤に削孔した掘削孔１３内に基礎杭１，１１，２１を建込むにあたって、その基礎杭１，１１，２１の中空部（基礎杭１，１１にあってはその基礎杭１，１１を上下に貫通する中空部１ｏ，１１ｏ、また基礎杭２１にあっては鋼管９の内部）に鉄筋カゴ１９を挿入するようにした施工方法を示す。このように基礎杭１，１１，２１の中空部に鉄筋カゴ１９を挿入することによって、地盤中に、一層支持力の高い免震基礎杭を効率良く造成することができる。図１４の(b) は基礎杭１，１１，２１の中空部に鉄筋カゴ１９を挿入した状態の底面図である。
【００４２】
図１４の(c) は、本発明に係る他の施工方法を示すもので、地盤を所定深度まで削孔し、その掘削孔１３の下部側１３ａに鉄筋コンクリート杭２０を造成し、しかる後にセメントミルクを掘削孔１３に注入し、その掘削孔１３内の上部側１３ｂに前述した基礎杭１，１１，２１を立て込んで、この基礎杭１，１１，２１を下部側の鉄筋コンクリート杭２０に結合させるようにしたものである。この場合には、図１４の(a) に示した場合と同様に基礎杭１，１１，２１の中空部に鉄筋カゴ１９を挿入することが望ましい。
【００４３】
この図１４の(c) に示すような施工方法によれば、下部側の鉄筋コンクリート杭２０と、多数の廃タイヤ２からなる上部側の免震性基礎杭１，１１，２１との複合基礎杭が形成されることになって、十分な支持力と免震性を有する基礎杭が造成される。
【００４４】
【発明の効果】
請求項１に係る発明の基礎杭は、同径又は異径の多数の廃タイヤを柱状に重合連結してなるものであって、廃タイヤのゴムの弾性を利用するから、杭全体に免震効果が発揮されて、地震発生時に有効な免震杭として使用することができる。また、この基礎杭は、これまで産業廃棄物として焼却処分されていた廃タイヤを利用して形成されるものであるから、廃タイヤを焼却する場合のように環境を汚染することなく、産業廃棄物の有効利用を図ることができると共に、現在使用されているコンクリート杭や鋼管杭に比べてはるかに安いコストで提供することができる。また、コンクリート杭や鋼管杭に比べて比重が小さいため、杭の支持力を大きくとることができる。また廃タイヤの径又は廃タイヤの積み重ね個数の選択によって所望の杭支持力を得ることができる。
【００４５】
また、この基礎杭を形成する多数の廃タイヤは、これら廃タイヤに複数本の連結用軸筋材を周方向に間隔をおいて軸方向に貫通させて、これら廃タイヤの上下両端に当て付けた定着金具を各連結用軸筋材の両端部で止着することによって柱状に連結されているから、廃タイヤの連結強度を高めることができると共に、廃タイヤの重合連結作業を迅速容易に行なうことができる。そしてまた、各連結用軸筋材の上端部には例えば布基礎に連結するための連結筋が取り付けられているから、基礎杭の施工にあたり、この連結筋を布基礎に連結させることによって、基礎杭と布基礎との一体化を図ることができる。
【００４７】
請求項２に係る発明の基礎杭によれば、各廃タイヤの中空部に充填材を詰め込むことにより、基礎杭の強度を増大できると共に、基礎杭の性能の調整を図ることができて、地盤状況に応じた使用が可能となり、またコンクリート殻、タイヤチップ、発泡スチロール等の廃材の有効利用を図ることができる。
【００４８】
請求項３に係る発明の基礎杭は、各中空部に充填材を詰め込んだ同径又は異径の多数の廃タイヤを柱状に重合すると共に、これら多数の廃タイヤの中央開口部に鋼管を嵌挿し、この鋼管の上下両端部に取り付けた留金具で上下両端の廃タイヤを保持したもので、基礎杭を製作するのに、所要数個の廃タイヤを鋼管に順次嵌め込んだ後、留金具を鋼管の上下両端部に取り付けるようにすればよいから、製作が容易となり、また鋼管の使用によって構造が頑強で直線状の真っ直ぐな杭を形成できる。また、この基礎杭には、上端部側の留金具に例えば布基礎に連結するための連結筋が取り付けられているから、基礎杭の施工の際に、この連結筋を布基礎に連結させることによって、基礎杭と布基礎との一体化を図ることができる。
【００４９】
請求項４に係る発明の基礎杭によれば、鋼管内に充填材を詰め込むことにより、鋼管の防錆を行うと共に、杭の剛性力を高めることができる。
【００５０】
請求項５に係る発明に係る施工方法は、地盤を所定深度まで削孔した後、その掘削孔に請求項１〜４の何れかに記載の基礎杭を建込むことによって、免震効果のある基礎杭を効率良く造成することができる。
【００５１】
請求項６に係る発明の施工方法によれば、良質で支持力の高い免震基礎杭を効率良く造成することができる。
【００５２】
請求項７に係る発明の基礎杭の施工方法によれば、基礎杭の中空部に鉄筋カゴを挿入することによって、地盤中に、一層剛性力の高い免震基礎杭を効率良く造成することができる。
【００５３】
請求項８に係る発明の基礎杭の施工方法によれば、下部側の鉄筋コンクリート杭と、多数の廃タイヤからなる上部側の免震性基礎杭との複合基礎杭が形成されることになって、十分な支持力と免震性を有する基礎杭が造成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】(a) 〜(c) は本発明の一実施形態による基礎杭を示す夫々正面図である。
【図２】図１の(a) のイ−イ線拡大断面図である。
【図３】(a) 〜(c) は本発明の他の実施形態による基礎杭を示す夫々正面図、(d) は(a) に示す基礎杭の平面図、(e) はその底面図である。
【図４】図３の(a) のロ−ロ線拡大断面図である。
【図５】(a) 〜(c) は本発明の更に他の実施形態による基礎杭を示す夫々正面図である。
【図６】(a) は図５の(a) のハ−ハ線拡大断面図、(b) は図５の(b) のニ−ニ線拡大断面図である。
【図７】基礎杭の鋼管内に充填材が詰め込まれる場合の実施形態を示すもので、(a)
及び(b) は図６の(a) 及び(b) に夫々対応する断面図である。
【図８】本発明の更に他の形態の基礎杭を示す断面図である。
【図９】(a) 〜 (f) はオーガスクリューで削孔し、例えば図３の(a) に示す同径の多数の廃タイヤからなる基礎杭の施工方法を示す説明図である。
【図１０】(a) 〜 (f) はオーガスクリューで削孔し、例えば図３の(b) に示す異径の多数の廃タイヤからなる基礎杭の施工方法を示す説明図である。
【図１１】(a) 〜 (f) は攪拌ロッドで削孔し、例えば図３の(a) に示す同径の多数の廃タイヤからなる基礎杭の施工方法を示す。
【図１２】(a) 〜 (f) は攪拌ロッドで削孔し、例えば図３の(b) に示す異径の多数の廃タイヤからなる基礎杭の施工方法を示す。
【図１３】図９〜図１２で説明した建込み施工される基礎杭の上に布基礎を施工した状態を示す断面図である。
【図１４】(a) は基礎杭の中空部に鉄筋カゴを挿入する施工方法を示す断面説明図、(b) は(a) に示す基礎杭の底面図、(c) は本発明に係る他の施工方法を示す断面説明図である。
【符号の説明】
１基礎杭
２廃タイヤ
２ｏ廃タイヤの中空部
３充填材
４連結用軸筋材
５定着金具
６連結筋
８ナット
９鋼管
１０留金具
１１基礎杭
１９鉄筋カゴ
２１基礎杭[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a foundation pile and a construction method of the foundation pile, and more particularly to a foundation pile using waste tires and a construction method thereof.
[0002]
[Prior art and problems]
  Conventionally, concrete piles or steel pipe piles have been used as the existing foundation piles. Concrete piles are widely used because they are cheaper than steel pipe piles, but they do not stretch like steel pipe piles, and are prone to cracking and breakage during strong earthquakes. In addition, steel pipe piles have better seismic isolation than concrete piles, but they are expensive and have the disadvantage of being easily corroded.
[0003]
  An object of this invention is to provide the foundation pile which was low in cost by waste utilization, and was excellent in seismic isolation, and the method of constructing this foundation pile in view of said subject.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
  The foundation pile of the invention according to claim 1 is a foundation pile formed by polymerizing and connecting a number of waste tires 2 having the same diameter or different diameters in a columnar shape.The plurality of waste tires 2 are made to pass through the waste tires 2 with a plurality of connecting shaft reinforcing bars 4 extending in the axial direction at intervals in the circumferential direction and applied to the upper and lower ends of the waste tires 2. The fixing bracket 5 attached is fixed to both ends of each connecting shaft reinforcing member 4 to be connected in a columnar shape, and the upper end of each connecting shaft reinforcing member 4 is connected to, for example, a cloth foundation 16. 6 is attached 4It is characterized by that.
[0005]
  Claim 2 is the foundation pile according to claim 1,Filled with the filler 3 in the hollow portion 2o of each waste tire 2It is characterized by that.
[0006]
  Claim 3In the foundation pile according to the invention, a large number of waste tires 2 having the same diameter or different diameters filled with the filler 3 in each hollow portion 2o are polymerized in a columnar shape, and a steel pipe 9 is formed in the central opening of these many waste tires 2. Is a foundation pile in which the upper and lower ends of the waste tire 2 are held by the fasteners 10 attached to the upper and lower ends of the steel pipe 9. A connecting bar 6 is attached toIt is characterized by that.
[0007]
  Claim 4Claim 3In the foundation pile described inThe steel pipe 9 is filled with a filler 3.It is characterized by that.
[0008]
  According to claim 5The foundation pile construction method of the invention is such that after drilling the ground to a predetermined depth, the foundation piles 1, 11 and 21 according to any one of claims 1 to 4 are built in the excavation hole.It is characterized by.
[0009]
  Claim 6 is the foundation pile according to claim 5Construction methodInAfter excavating the ground to a predetermined depth, cement milk is injected into the excavation hole 13, and the foundation piles 1, 11, 21 according to claim 1 are inserted into the excavation hole 13 into which the cement milk has been injected. It is characterized by having built.
[0010]
  According to claim 7In the construction method of the foundation pile according to claim 5 or 6, when the foundation piles 1, 11, and 21 are built in the excavation hole 13, the reinforcing steel basket is inserted into the hollow portion of the foundation pile. It is characterized by that.
[0011]
  According to claim 8Construction method of foundation pileDrills the ground to a predetermined depth, creates a reinforced concrete pile 20 on the lower side 13 a of the excavation hole 13, then injects cement milk into the excavation hole 13, and enters the upper side 13 b in the excavation hole 13.Claims 1-4The foundation piles 1, 11 and 21 described in any of the above are constructed.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  1A to 1C show a foundation pile 1 according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1A shows a foundation pile 1 in which a large number of waste tires 2 having the same diameter are stacked and connected in a column shape. (B) and (c) are foundation piles 1 in which a large number of waste tires 2 (2a, 2b) of different diameters are stacked and connected in a columnar shape, and in particular (b) is a waste tire 2a having a large diameter. And (c) is a structure in which two large-diameter waste tires 2a and two small-diameter waste tires 2b are alternately polymerized and connected one by one. FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along the line II in (a).
[0015]
  Each waste tire 2 is, for example, a tire for a large truck, and a filler 3 is packed in the hollow portion 2o of each waste tire 2 as shown in FIG. As this filler 3, concrete, mortar, cement milk, concrete shell, foamed mortar, tire chips, earth and sand, foamed polystyrene, or the like is used. In order to pack the filler 3 in each waste tire 2, while rotating the waste tire 2, the hollow portion 2o is poured and filled with ready-mixed concrete, mortar, cement milk or the like using a centrifugal force, or a concrete shell or tire chip. , Earth and sand, tile pieces, brick pieces, earthenware pieces, tile pieces, glass pieces, polystyrene foam, etc., or a mixture of these two or three types (for example, concrete shell and polystyrene foam) in the hollow portion 2o Try to pack. As another method of filling the waste tire 2 with a filler 3 such as concrete or mortar, the waste tire 2 is erected from a hole formed in a side surface or an outer peripheral surface of the waste tire 2 in a state where the waste tire 2 is set up or laid down. You may make it flow in. In some cases, the waste tire 2 may be left empty without being filled with the filler 3 in the hollow portion 2o.
[0016]
  As described above, a large number of waste tires 2 each filled with the filler 3 in the hollow portion 2o are polymerized and connected in a columnar shape by adhering the adjacent waste tires 2 and 2 with an adhesive, or by an adhesive. Instead of bonding, the joining surface portions of the waste tires 2 and 2 adjacent to each other on the upper and lower sides are heated and melted and welded to form a columnar connection, thereby forming the foundation pile 1 as shown in FIG. In FIG. 2, the filler 3 is illustrated as being packed only in the upper two waste tires 2, but actually the filler 3 is packed in the hollow portions 2 o of all the waste tires 2. In FIG. 2, 1o shows the hollow part which penetrates the whole foundation pile 1 up and down.
[0017]
  In the foundation pile 1 shown in FIG. 1 (a) and FIG. 2, the waste tires 2 having the same diameter are connected in a columnar shape, so that the above-described superposition connection by adhesion or welding is easy. Fig. 1 (b)
And in (c), since the foundation pile 1 connects the waste tires 2 (2a, 2b) having different diameters by overlapping them in a columnar shape, it becomes a skewer-like foundation pile 1 and the frictional force with the ground when the pile is used Increases, and the bite to the ground is good, and the pile supporting force can be increased.
[0018]
  According to the foundation pile 1 as described above, since the elasticity of the rubber of the waste tire 2 is used, the entire pile can exhibit a seismic isolation effect and can be used as an effective seismic isolation pile when an earthquake occurs. Moreover, since this foundation pile 1 is formed using the waste tire 2 which was incinerated as industrial waste until now, it does not pollute the environment like incinerating the waste tire. Industrial waste can be used effectively, and it can be provided at a much lower cost than concrete piles and steel pipe piles currently used. Moreover, since specific gravity is small compared with a concrete pile or a steel pipe pile, pile support force can be taken large. Moreover, desired pile support force can be obtained by selection of the diameter of the waste tire 2, and the design according to soil quality can be performed. That is, if the waste tire 2 having a large diameter such as a large truck is used, a large pile supporting force can be obtained. Moreover, the friction effect can be exhibited by the combination of tires having different diameters.
[0019]
  Moreover, the strength and supporting force of the foundation pile 1 are increased by stuffing the filler 3 such as concrete, mortar, cement milk, concrete shell, foamed mortar, tire chip, earth and sand, and polystyrene foam into the hollow portion 2o of the waste tire 2. In addition, the performance of the foundation pile 1 can be adjusted, and it can be used according to the ground conditions. Also, it can be used for construction waste such as concrete shells, tire chips, tiles, tiles, and bricks, or waste materials for pottery and bottles. Can be used effectively.
[0020]
  FIGS. 3A to 3C show a foundation pile 11 according to another embodiment of the present invention, and FIG. 3A shows a foundation pile 11 in which a large number of waste tires 2 having the same diameter are connected in a columnar shape. , (B) and (c) are foundation piles 1 in which a large number of waste tires 2 (2a, 2b) having different diameters are connected in a columnar shape, and (b) is a diameter of a waste tire 2a having a small diameter. The waste tires 2b are alternately superposed and connected one by one, and (c) is one in which the large diameter waste tires 2a and the small diameter waste tires 2b are alternately superposed and connected two by two. 3 (d) is a plan view of the foundation pile 11 shown in (a), and (e) is a bottom view.Figure4 is an enlarged cross-sectional view of the roll line of FIG.
[0021]
  In this foundation pile 11, as can be seen from FIG. 4, a large number of waste tires 2 have a plurality of connecting shaft reinforcements 4 penetrated in the axial direction at intervals in the circumferential direction. The ring-shaped fixing metal fittings 5 applied to the upper and lower ends of these waste tires 2 are connected to each other at both ends of the connecting shaft reinforcing bars 4 so as to be connected in a columnar shape. For example, a cloth foundation 16 (FIG.The connecting bar 6 for connecting to the head is attached by welding, bolts or the like.
[0022]
  For the connecting shaft reinforcing member 4, PC steel wire, deformed reinforcing bar, round steel or the like is used. The PC steel wire is made of a high tensile strength steel wire having a diameter of, for example, 9 to 12 mm. Male screws are formed on both ends, and a large-diameter head (bolt clamp) 7 for locking is formed on one end thereof. ing. The deformed reinforcing bar is a reinforcing bar having a diameter of 19 to 35 mm and having a nodular projection on the surface of the reinforcing bar. FIG. 4 illustrates a PC steel wire.
[0023]
  In order to form the foundation pile 11, a large number of waste tires 2 are polymerized in a columnar shape, and the connecting shaft reinforcing members 4 made of PC steel wires each having a large-diameter head 7 formed at one end thereof are The waste tire 2 is penetrated in the axial direction at intervals in the circumferential direction, ring-shaped fixing brackets 5 are applied to the waste tires 2 at both the upper and lower ends, and a nut 8 is attached to the upper end portion of each connecting shaft reinforcement 4. These waste tires 2 are superposed and connected by tightening the fixing bracket 5 on the upper end side, and the connecting bars 6 are welded to the upper ends of the connecting shaft reinforcing bars 4. And the suitable filler 3 is stuffed in the hollow part 2o of each waste tire 2, and the foundation pile 11 as shown to (a) of FIG. 3 and FIG. 4 is formed.
[0024]
  In this case, the filling material 3 is formed by superposing the waste tires 2 in a columnar shape as described above and connecting them with the connecting shaft reinforcing material 4 and then stuffing each waste tire 2 or connecting the waste tires 2 in a columnar shape. Prior to this, the hollow portions 2o of the respective waste tires 2 may be filled in advance, and the waste tires 2 each filled with the filler 3 may be polymerized and connected by the connecting shaft reinforcing material 4. Each waste tire 2 is previously provided with a hole penetrating the connecting shaft reinforcing material 4 at a predetermined position. In addition, (b) and (c) in FIG.
The foundation pile 11 shown in FIG.
[0025]
  According to the foundation pile 11 as described above, in addition to the operational effects of the foundation pile 1 described above, a large number of waste tires 2 are superposed and connected by a plurality of connecting shaft reinforcements 4. In addition, it is possible to quickly and easily perform the polymerization connecting operation of the waste tire 2.
[0026]
  FIGS. 5A to 5C show a foundation pile 21 according to still another embodiment of the present invention, and FIG. 5A shows a foundation pile 21 in which a large number of waste tires 2 having the same diameter are connected in a column shape. (b) and (c) are foundation piles 21 in which a large number of waste tires 2 (2a, 2b) of different diameters are connected in a columnar shape, and (b) is a waste tire 2a having a large diameter and a small diameter. The waste tires 2b are alternately superposed and connected one by one, and (c) is one in which the large diameter waste tires 2a and the small diameter waste tires 2b are alternately superposed and connected two by two.Also6A is an enlarged sectional view taken along the line ha-ha in FIG. 5A, and FIG. 6B is an enlarged sectional view taken along the knee line in FIG. 5B.
[0027]
  The foundation pile 21 superposes a large number of waste tires 2 of the same diameter or different diameters filled with the filler 3 in each hollow portion 2o in a columnar shape, and a steel pipe 9 is fitted into the central opening of the many waste tires 2 The waste tires 2 at both the upper and lower ends are held by fasteners 10 that are inserted into the upper and lower ends of the steel pipe 9 by welding or bolts. In order to form the foundation pile 21, the waste tire 2 is sequentially fitted into the steel pipe 9 until it is full, and then the ring-shaped fastener 10 is fitted to the upper and lower ends of the steel pipe 9 and welded. Thereby, the foundation pile 21 as shown to (a)-(c) of FIG. 5 and (a) and (b) of FIG. 6 is formed. In addition, the connection reinforcement | strength 6 as shown to the foundation pile 11 of FIG. 4 is attached to the fastener 10 at the pile upper end part side as needed.
[0028]
  According to the foundation pile 21 as described above, in addition to the above-described effects of the foundation pile 1, in order to produce the foundation pile 21, after the required number of waste tires 2 are sequentially fitted into the steel pipe 9, Since the ring-shaped fastener 10 may be attached to both the upper and lower ends of the steel pipe 9, it is easy to manufacture, and the use of the steel pipe 9 has an advantage that the structure is robust and a straight straight pile can be formed.
[0029]
  FIG. 7 shows an embodiment in which the filler 3 is packed into the steel pipe 9 of the foundation pile 21. FIGS. 7 (a) and 7 (b) are respectively shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b). FIG. As the filler 3 filled in the steel pipe 9, concrete, mortar, cement milk, concrete shell, foamed mortar, earth and sand, etc. are used as in the case of the foundation piles 1 and 11 described above. The filling material 3 is usually stuffed into the steel pipe 9 after the foundation pile 21 is installed in the excavation hole in the ground. Thus, by packing the filler 3 in the steel pipe 9 of the foundation pile 21, the pile supporting force can be increased and the bending moment of the pile can be adjusted.
[0030]
  In FIG. 8, when forming the foundation pile 11 by superposing and connecting the waste tires 2 in a columnar shape, a plurality of heavy tire fillers 3a such as concrete, mortar, earth and sand, etc. are used as the fillers 3 on the plurality of waste tires 2 on the upper stage side. The hollow tire 2o is packed, and the waste tire 2 below the hollow tire 2o is filled with polystyrene foam as a lightweight filler 3b in each hollow portion 2o. In this case, in order to fill the hollow portion 2o of the waste tire 2 with the foamed polystyrene 3b, the polystyrene resin may be injected into the hollow portion 2o of the waste tire 2 to be foamed, or a crushed piece of foamed polystyrene may be used. You may make it pack in the hollow part 2o.
[0031]
  In this foundation pile 11, in order to connect a plurality of waste tires 2 in a columnar shape, a plurality of connecting shaft reinforcing bars 4 are penetrated in the axial direction as shown in FIG. The fixing metal fittings 5 to be attached to each other may be fixed at both ends of each connecting shaft reinforcing member 4, or the waste tires 2 adjacent in the vertical direction may be welded or bonded together. According to such a foundation pile 11, a heavy-weight filler 3 a such as concrete or earth and sand is packed into the upper-stage waste tire 2, and a very light foamed polystyrene 3 b is used as the filler 3 in the lower waste tire 2. Since the pile is very light in weight, the pile 11 is difficult to sink due to its own weight when used as a foundation pile, and is particularly effective for soft ground.
[0032]
  FIGS. 9-12 shows the construction method which builds the foundation piles 1,11,21 mentioned above in the ground, and shows the case where a pile is especially built in the excavation hole, excavating while excavating. First, FIG. 9 shows the construction method of the foundation pile 11 which consists of many waste tires 2 of the same diameter as shown to (a) of FIG. 3, for example. In this construction,Of FIG. (a) as well as (b)As shown in Fig. 1, if drilling to a predetermined depth while excavating the ground with the screw 12b driven by the auger 12a of the auger screw 12,(c)As shown in FIG. 3, the screw 12b is repeatedly raised and lowered in the excavation hole 13 while cement milk is injected into the excavation hole 13 from the tip of the screw 12b.
[0033]
  Thereafter, the screw 12b is lifted from the excavation hole 13 (see FIG. 9).(d)See), in the excavation hole 13 where the cement milk has accumulated,(e) as well as (f)The foundation pile 11 lifted by the crane 14 is erected as shown in FIG. When the foundation pile 11 is thus built in the excavation hole 13, as can be seen with reference to FIG. 4, the cement milk soaks into the filler 3 in each waste tire 2 from the hollow portion 11 o of the foundation pile 11 through which the cement milk penetrates vertically. At the same time, it penetrates between the waste tires 2 and 2 adjacent to each other in the upper and lower sides, and further between the inner peripheral surface of the excavation hole 13 and the outer peripheral surface of the foundation pile 1, so that the foundation pile 11 is stabilized in the excavation hole 13. Will be built.
[0034]
  FIG.of (a) ~ (f)Shows, for example, a method of building a foundation pile 11 composed of a large number of different tires 2 of different diameters as shown in FIG. 3 (b) in the ground.of (a) ~ (f)Since it is completely the same as the case of the foundation pile 11 which consists of many waste tires 2 of the same diameter shown in FIG.
[0035]
  11 and 12 show a construction method in which excavated earth and sand are used as they are, and the foundation piles 1, 11 and 21 are built in a drilling hole to form a kind of soil cement pile. FIG. The construction method of the foundation pile 11 which consists of many waste tires 2 of the same diameter as shown to 3 (a) is shown. In this construction,Of FIG. (a) as well as (b)As shown in Fig. 1, if the ground is drilled by the excavation stirring rod 15b that is rotationally driven by the auger 15a of the auger device 15, and drilled to a predetermined depth,(c) InAs shown, while the cement milk is injected into the excavation hole 13 from the tip of the excavation agitation rod 15b, the excavation agitation rod 15b is repeatedly raised and lowered in the excavation hole 13 to mix and agitate the cement milk with the excavation soil.
[0036]
  Thereafter, the stirring rod 15b is lifted from the excavation hole 13 (see FIG. 11).(d)11) in the excavation hole 13 where the mixture of excavated earth and cement milk is accumulated.(e) , (f)The foundation pile 11 lifted by the crane 14 is erected as shown in FIG. When the foundation pile 11 is thus built in the excavation hole 13, as can be seen from FIG. 4, the cement milk soaks into the filler 3 in each waste tire 2 from the hollow portion 11 o of the foundation pile 11 and is adjacent to the top and bottom. It penetrates between the waste tires 2 and 2 and further between the inner peripheral surface of the excavation hole 13 and the outer peripheral surface of the foundation pile 1.Of FIG. (f)As shown in Fig. 5, the soil is built in a stable state in the excavation hole 13 to form a kind of soil cement pile.
[0037]
  FIG.of (a) ~ (f)Shows, for example, a construction method in which a foundation pile 11 made up of a large number of different tires 2 having different diameters as shown in FIG. 3 (b) is built in a soft ground.of (a) ~ (f)Since it is completely the same as the case of the foundation pile 11 which consists of many waste tires 2 of the same diameter shown in FIG.
[0038]
  According to the construction method described above with reference to FIGS. 9 and 10, the foundation piles 1, 11 and 21 can be easily built in the excavation hole 13 by drilling the ground while discharging the ground with the auger screw 12. In addition, the cement milk injected from the tip of the screw 12b can efficiently create a seismic isolation foundation pile having high quality and high supporting force. Moreover, according to the construction method demonstrated by FIG.11 and FIG.12, the ground is drilled with the excavation stirring rod 15b of the auger apparatus 15, and the excavation earth and sand are utilized as it is, and the foundation piles 1 and 11 are made into the excavation hole 13. , 21 and the cement milk injected from the tip of the excavation stirring rod 15b can form a soil cement pile having high quality, high supporting force, and high seismic isolation effect.
[0039]
  FIG. 13 shows a state in which the fabric foundation 16 is constructed on the foundation piles 1, 11 and 21 constructed as described with reference to FIGS. 9 to 12. In the construction of the fabric foundation 16, a chestnut layer or gravel layer 17 is formed on the surface portion of the ground where the foundation piles 1, 11, and 21 are built, a soil layer 18 is formed thereon, and the foundation pile 1 The fabric foundation 16 is formed so that the lower surface of the fabric foundation 16 is positioned substantially on the same plane as the upper end surfaces of the upper and lower surfaces. In this case, the connecting bars 6 attached to the upper ends of the foundation piles 1, 11, 21 are integrally connected to the cloth foundation 16, whereby the foundation piles 1, 11, 21 and the cloth foundation 16 are connected to each other. Integration can be achieved.
[0040]
  In the construction method described above with reference to FIGS. 9 to 12, after the ground is drilled to a predetermined depth, cement milk is injected into the excavation hole 13. This includes the case where the foundation piles 1, 11, and 21 are built as they are without pouring cement milk after drilling.
[0041]
  FIG. 14 (a) shows that when the foundation piles 1, 11, 21 are built in the excavation holes 13 drilled in the ground, the hollow portions of the foundation piles 1, 11, 21 (in the foundation piles 1, 11) Shows a construction method in which the rebar cage 19 is inserted into the hollow portions 1o and 11o penetrating the foundation piles 1 and 11 up and down and the inside of the steel pipe 9 in the foundation pile 21). In this way, by inserting the reinforcing bar cage 19 into the hollow portions of the foundation piles 1, 11, 21, it is possible to efficiently create a seismic isolation foundation pile having a higher support capacity in the ground.FIG.(B) is a bottom view of the state in which the rebar cage 19 is inserted into the hollow portions of the foundation piles 1, 11 and 21. FIG.
[0042]
  FIG. 14 (c) shows another construction method according to the present invention, in which the ground is drilled to a predetermined depth, a reinforced concrete pile 20 is formed on the lower side 13a of the excavation hole 13, and then cement milk is formed. Is injected into the excavation hole 13, and the foundation piles 1, 11, 21 are put into the upper side 13 b in the excavation hole 13, and the foundation piles 1, 11, 21 are coupled to the reinforced concrete pile 20 on the lower side. It is a thing. In this case, it is desirable to insert the rebar cage 19 into the hollow portion of the foundation piles 1, 11, 21 as in the case shown in FIG.
[0043]
  According to the construction method as shown in FIG. 14 (c), a composite foundation pile composed of a reinforced concrete pile 20 on the lower side and seismic isolation foundation piles 1, 11 and 21 on the upper side made up of a large number of waste tires 2. As a result, a foundation pile with sufficient support and seismic isolation will be created.
[0044]
【The invention's effect】
  The foundation pile of the invention according to claim 1 is formed by polymerizing and connecting a large number of waste tires having the same diameter or different diameters in a columnar shape, and uses the elasticity of rubber of the waste tires. It is effective and can be used as an effective seismic isolation pile when an earthquake occurs. In addition, since this foundation pile is formed using waste tires that have been incinerated as industrial waste, industrial waste can be discarded without polluting the environment as incinerated waste tires. In addition to the effective use of objects, it can be provided at a much lower cost than the concrete piles and steel pipe piles currently used. Moreover, since specific gravity is small compared with a concrete pile or a steel pipe pile, the supporting force of a pile can be taken large. A desired pile supporting force can be obtained by selecting the diameter of the waste tire or the number of stacked waste tires.
[0045]
  In addition, many waste tires that form this foundation pile are applied to both the upper and lower ends of these waste tires by passing through a plurality of connecting shaft reinforcing bars in the axial direction at intervals in the circumferential direction. Since the fixing metal fittings are connected in a columnar shape by being fixed at both ends of each connecting shaft bar material, the connection strength of the waste tire can be increased and the overlapping connection work of the waste tire can be performed quickly and easily. be able to. And, since the connecting bars for connecting to the fabric foundation, for example, are attached to the upper ends of the connecting shaft reinforcing bars, the foundation bars can be connected to the cloth foundation when constructing the foundation pile. Integration of pile and fabric foundation can be achieved.
[0047]
  Claim 2According to the foundation pile of the invention, the strength of the foundation pile can be increased and the performance of the foundation pile can be adjusted by filling the hollow portion of each waste tire with the filler. It can be used, and it is possible to effectively use waste materials such as concrete shells, tire chips, and polystyrene foam.
[0048]
  Claim 3The foundation pile according to the invention superimposes a large number of waste tires of the same diameter or different diameters filled with a filler in each hollow portion in a columnar shape, and inserts steel pipes into the central openings of these many waste tires. In order to manufacture foundation piles, after fitting the required number of waste tires sequentially into the steel pipe, the fasteners are attached to the top and bottom of the steel pipe. Since it only needs to be attached to both ends, it is easy to manufacture, and the use of a steel pipe makes it possible to form a straight straight pile with a robust structure.In this foundation pile, a connecting bar for connecting to the cloth foundation, for example, is attached to the clasp on the upper end side, so when connecting the foundation pile, this connecting bar must be connected to the cloth foundation. Therefore, the foundation pile and the fabric foundation can be integrated.
[0049]
  Claim 4According to the foundation pile of the invention which concerns, by stuffing a filler in a steel pipe, while performing rust prevention of a steel pipe, the rigidity power of a pile can be improved.
[0050]
  Claim 5In the construction method according to the invention, after drilling the ground to a predetermined depth,Claims 1-4By installing the foundation pile described in any of the above, a foundation pile having a seismic isolation effect can be efficiently created.
[0051]
  Claim 6According to the construction method of the invention, it is possible to efficiently create a seismic isolation foundation pile having a high quality and a high bearing capacity.
[0052]
  Claim 7According to the construction method of the foundation pile of the invention which concerns, the seismic isolation foundation pile with still higher rigidity can be efficiently created in the ground by inserting the reinforcing steel basket into the hollow portion of the foundation pile.
[0053]
  Claim 8According to the construction method of the foundation pile of the invention, a composite foundation pile of a reinforced concrete pile on the lower side and a seismic isolation foundation pile on the upper side made of a large number of waste tires is formed, and sufficient support is provided. A foundation pile with strength and seismic isolation is created.
[Brief description of the drawings]
1A to 1C are front views showing foundation piles according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along the line II in FIG.
3 (a) to (c) are front views showing a foundation pile according to another embodiment of the present invention, (d) is a plan view of the foundation pile shown in (a), and (e) is a bottom view thereof. It is.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of the roll line of FIG.
FIGS. 5A to 5C are front views showing foundation piles according to still other embodiments of the present invention. FIG.
6A is an enlarged sectional view taken along the line ha-ha of FIG. 5A, and FIG. 6B is an enlarged sectional view taken along the knee line shown in FIG. 5B;
FIG. 7 shows an embodiment when a filler is packed in a steel pipe of a foundation pile, and (a)
And (b) are cross-sectional views corresponding to (a) and (b) of FIG. 6, respectively.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a foundation pile according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 9(a) ~ (f) IsIt is explanatory drawing which shows the construction method of the foundation pile which drills with an auger screw and consists of many waste tires of the same diameter shown, for example to (a) of FIG.
FIG. 10(a) ~ (f) IsIt is explanatory drawing which shows the construction method of the foundation pile which drills with an auger screw and which consists of many waste tires of the different diameter shown, for example in FIG.3 (b).
FIG. 11(a) ~ (f) IsA method for constructing a foundation pile made of a large number of waste tires having the same diameter as shown in FIG.
FIG.(a) ~ (f) IsA method for constructing a foundation pile made of a large number of waste tires having different diameters as shown in FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a state in which a fabric foundation is constructed on a foundation pile to be built and constructed as described in FIGS.
FIG. 14 (a) is a cross-sectional explanatory view showing a construction method for inserting a reinforcing bar into a hollow portion of a foundation pile, (b) is a bottom view of the foundation pile shown in (a), and (c) is related to the present invention. It is a section explanatory view showing other construction methods.
[Explanation of symbols]
  1 Foundation pile
  2 Waste tire
  2o Hollow part of waste tire
  3 Filler
  4 Connecting shaft reinforcement
  5 Fixing bracket
  6 connecting bars
  8 nuts
  9 Steel pipe
  10 clasp
  11 Foundation pile
  19 Reinforcing Bar
  21 Foundation pile

Claims

A pile pile formed by connecting a number of waste tires of the same diameter or different diameters in a columnar shape , wherein the plurality of waste tires are provided with a plurality of connecting shaft reinforcing bars spaced apart in the circumferential direction. The fixing brackets, which are penetrated in the axial direction and applied to the upper and lower ends of these waste tires, are fastened to both ends of each connecting shaft reinforcing member to be connected in a columnar shape, and the upper end of each connecting shaft reinforcing member For example, a foundation pile to which connecting bars for connecting to a fabric foundation are attached .

The foundation pile according to claim 1 , wherein a filler is packed into a hollow portion of each waste tire .

A large number of waste tires of the same diameter or different diameters filled with a filler in each hollow portion are polymerized in a columnar shape, and steel pipes are inserted into the central openings of these many waste tires, and attached to the upper and lower ends of this steel pipe. A foundation pile in which waste tires at both upper and lower ends are held by a fastener, and a connecting bar for connecting to a cloth foundation, for example, is attached to the fastener on the upper end side .

The foundation pile according to claim 3 , wherein a filler is packed in the steel pipe .

The construction method of the foundation pile which built the foundation pile in any one of Claims 1-4 after drilling the ground to the predetermined depth in the excavation hole .

After excavating the ground to a predetermined depth, cement milk is injected into the excavation hole, and the foundation pile according to any one of claims 1 to 4 is installed in the excavation hole into which the cement milk has been injected. Pile construction method.

The foundation pile construction method according to claim 5 or 6, wherein a reinforcing steel basket is inserted into a hollow portion of the foundation pile when the foundation pile is built in the excavation hole .

The ground is drilled to a predetermined depth , a reinforced concrete pile is formed on the lower side of the excavation hole, cement milk is injected into the excavation hole, and the upper side in the excavation hole is defined in any one of claims 1 to 4. The foundation pile construction method that built the foundation pile.