JP3879005B2 - バーナ燃焼方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバーナの燃焼方法の改善に関する。更に詳述すると、本発明は、高温かつ低酸素の空気で十分に低速な酸化発熱反応下に拡散燃焼させる高温空気燃焼を安定に実現するバーナ燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に拡散燃焼バーナは、燃料と空気とを素早く混合して燃焼させるため短炎を形成する。そして、火炎部分には燃焼ガスが発生する顕熱の全てが保持されているため、どうしても火炎の熱流束のピークが発生し、大量のNOxが発生すると共に均一な熱流束分布を得ることが困難であった。また、燃料と空気の混合性を悪くして長炎を形成しようとしても、燃焼が不安定になり、不完全燃焼や火炎の吹き飛びなどを起こし易くなる。そこで、従来の一般的な拡散燃焼方式のバーナでは、熱流束の均一化を図るためには、たくさんのバーナを備え付け、各バーナごとの火炎のボリュームを小さくして最高熱流束と平均熱流束との差を小さくすることが行われている。
【0003】
しかしながら、勢いよく酸化発熱反応を起こす以上、火炎ボリュームが小さくなり熱流束のピークが発生することを防ぐことはできないので、根本的な解決策にはなっていない。
【0004】
一方、加熱システム内の燃焼ガス温度の差を低下させるという、伝熱面で最も好ましいとされる温度場を形成する方法のひとつとして、未燃混合気を希釈してその質量を増すことにより温度差を無くすことが考えられる。この希釈を排ガス循環によって行う場合、排ガス損失を抑えつつガス循環量を増やすには、排ガスの一部を燃焼用空気に混ぜて再循環せさることが考えられる。排ガスの一部を燃焼用空気に混ぜて供給する方法としては、従来から排ガス再循環燃焼方法と呼ばれる燃焼方法がある。この燃焼方法は、低温の排ガスの一部を燃焼用空気に混ぜることによって、通常の空気よりも2〜3%程度酸素濃度が低くかつ50℃〜200℃程度に温められた空気を使って燃焼させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この排ガス再循環燃焼方法によっても、火炎の最高温度を僅かに低下させてサーマルNOxを幾分抑制させ得る程度であって、加熱システム内例えば炉内での燃焼ガス温度の差を十分低下させることはできなかった。更にガス循環量を増加させて温度差を小さくすることも考えられるが、排ガス再循環量だけを増加させても、酸素濃度が低くなって燃え難くなり、燃焼の急激な不安定を生じることとなる。
【0006】
また、酸化剤の温度を単独に上げること、例えば1000℃程度以上の高温にすることは、濃淡燃焼などの特殊な燃焼方法を採用しない限り、あるいは採用したとしても、火炎の最高温度が通常の燃焼におけるよりもはるかに高くなって大量のNOxを発生させることになると考えられていたので、一般的に利用することができる燃焼としては殆ど考慮されることがなかった。
【0007】
本発明は、通常の燃焼に比して十分に熱発生速度が低速な酸化発熱反応を伴いかつ広い空間で安定に燃焼する火炎が形成されるバーナの燃焼方法を提供することを目的とする。換言すれば、本発明は、火炎ボリュームが非常に大きく安定して燃焼するバーナの燃焼方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明者等が種々研究した結果、酸素濃度を通常の空気よりも遥かに低くしたときの燃焼の不安定性を回復させるには、空気温度そのものも従来の排ガス再循環燃焼方法で用いられていたよりも遥かに上げることが不可欠であることが判明した。
【0009】
即ち、燃焼安定条件について考察すると、空気高温化とガス再循環を組み合わせた高温空気燃焼の本質的因子は酸化剤の温度と酸素濃度と見ることができる。そこで、炭化水素ガスを燃料とした拡散火炎の燃焼可能範囲が、高温希釈空気温度とその酸素濃度によりどのように変化するかを実験的に調べた。実験は、図1〜図7に例示するように、あらかじめ高温空気を窒素で希釈後、高温予熱空気流に直角方向から燃料噴流が流入する交差流れ系で形成される火炎を対象とした。ノズル部は高温流中にさらされない断熱材で覆われた構造となっている。燃料はLPG(C38 97%)を0.053m3/h (1.380kW)一定とし、高温空気流量は空気量と窒素希釈量の和を15m3/h 一定とした。希釈空気温度は1100℃より漸次低下するが、燃焼が不安定化する条件までとした。空気の窒素希釈割合を変化させ、その時の希釈空気温度に対する安定燃焼範囲の傾向を図8にまとめた。この燃焼状態の観察の結果、燃焼用酸化剤たる空気の温度と熱再循環量即ち希釈空気の酸素濃度との間には、燃焼用酸化剤の温度が高いほどガス再循環量を増加できるという関係、換言すれば、燃焼用酸化剤である希釈空気の温度が高温度であれば酸素濃度を低くしても燃焼が成立するという関係があることを知見した。
【0010】
更に、この知見に基づいて本発明者等が研究した結果、燃焼用空気の温度を従来の排ガス再循環燃焼方法で用いられていたよりも遥かに上げながら空気比を変えずに燃焼用酸化剤としての酸素濃度を通常の空気よりも遥かに低くして行くと、それがある条件に達すると、酸化発熱反応が通常の空気を用いた場合に比べて非常に遅いにもかかわらず安定して燃焼する現象が起こり、そのときには火炎の可視発光色中に緑色のスペクトル成分を出す炭化水素系燃料の燃焼反応中間生成物の割合の増加が認められる結果、火炎が通常燃焼時の青色よりも緑色がかる(緑色化)という現象を知見するに至った。
【0011】
即ち、燃焼用空気の温度を上昇させるのに伴って火炎の可視発光色中における青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が増加する傾向があり、更に酸素濃度を下げるとその増加現象が顕著になることを知見するに至った。火炎は、通常の酸素濃度(約21%)でかつ常温の空気と燃料とを拡散燃焼させたとき(以下、通常燃焼という)には、いわゆるブルーフレームと呼ばれるように青色をしており、緑色がかった色になること即ち緑色の発光スペクトル成分が火炎色に影響を与えるほどに出現することはありえなかった。通常燃焼時の炭化水素系燃料のリアクションチャートによると、大部分の反応が青色発光スペクトル成分であるCHラジカルを発生させる反応経路を経る。しかし、酸化剤の温度を上げかつ酸素濃度を下げて行くと、緑色発光成分であるC2 ラジカルを発生させる反応経路を経る反応の割合が増加しあるいは主流となる燃焼反応が起こっているものと推定される。
【0012】
また、各酸素濃度における混合気の燃焼安定限界温度(通常燃焼において燃焼が不安定になる場合その限界付近では例えば空気比の値や空気流速の僅かな変化によって火炎は吹き消えて消失してしまうという特性が見られる。ところが、高温の空気を不活性ガスで希釈し、酸素濃度を低下させた場合には、火炎は容易に消失せず、吹き消えなくなる。しかし、その際、最終排ガス濃度組成中にCO成分を伴うようになる。このような現象を引き起こす温度、即ちそれよりも温度が低くなると吹き消えを起こさないまでも、完全燃焼が困難となり、最終排ガス濃度組成中にCO成分を伴うようになって、燃焼が急激に不安定となる温度を本明細書では燃焼安定限界温度と呼ぶ)以上に予熱された高温希釈空気と燃料とは、拡散混合して可燃範囲に入ると、保炎機構の助けを受けてあるいは自発的に燃焼を開始する。しかも、酸素濃度が通常の空気よりもはるかに低く尚かつ希釈空気のボリュームが相当大きいので、通常の燃焼に比して熱発生速度が十分に低速な酸化発熱反応を伴ったものとなる。このため、炉内の広範囲で酸化発熱反応を持続させて安定した燃焼を続け、顕熱が発生する過程で熱を奪われ炉内の被加熱物を加熱することとなる。しかも、低酸素濃度でかつ高温の希釈空気によって火炎ボリュームが顕著に増大するため、熱ガス流速が速くなり、対流伝熱性を格段に向上させる。
【0013】
本発明は、かかる知見に基づくものであって、請求項1記載の発明は、酸化剤と燃料とが炉内で接触して拡散燃焼するバーナ燃焼方法において、少なくとも燃焼反応直前には酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における燃焼安定限界温度以上の高温希釈空気あるいはそれに相当する酸化剤で拡散燃焼させるようにしている。ここで、酸化剤は、少なくとも燃焼反応直前には酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における燃焼安定限界温度以上の状態にされるように供給されれば良い。この場合、酸化剤は炉内へ供給された時点で酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における混合気の燃焼安定限界温度以上に高温化されているので、直ちに燃料と混合させて燃焼させることも可能であるし、また噴射口から離れた位置で緩やかに混合させ燃焼させても良い。
【0014】
この拡散燃焼においては、十分に低速な酸化発熱反応下に拡散燃焼が起こり、熱ガスが流動する間にも絶えず酸化発熱反応を起こして広範囲で燃焼し続け、同じ燃焼量の通常燃焼時に比べてはるかに大きなボリュームで安定に燃焼する火炎が形成される。そして、この大きなボリュームの火炎は、広範囲で酸化発熱反応を持続するため熱流束のピークを作らず、広い領域あるいは炉内のほぼ全域において顕熱を発生させながら対流伝熱とふく射伝熱とで被加熱物を加熱することができる。
【0015】
また、請求項記載の発明は、上述の高温空気燃焼下において、燃料として炭化水素系燃料あるいは炭化水素を含む燃料が使用される場合には、拡散燃焼で発生する火炎の可視発光色中における青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とを拡散燃焼させたときよりも顕著に増加させて火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持するようにしている。
【0016】
また、請求項記載の発明は、燃料として炭化水素を含まない燃料を使用する場合において、炭化水素系燃料あるいは炭化水素をマーカーとして燃料中に添加することによって、火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持することを可能としている。
【0017】
この高温空気燃焼下における炭化水素系燃料の燃焼反応中間生成物には、燃料組成や当量比が一定であっても、酸化剤の温度と酸素濃度の組み合わせごとに固有のラジカル発光が生じるラジカル成分、即ち青色の発光スペクトルを出すCHラジカル成分と緑色の発光スペクトルを出すC2ラジカル成分とが含まれている。そして、青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とで拡散燃焼させるときよりも顕著に増加して火炎を緑色化させていると認められるとき、少なくとも燃焼反応直前には、燃焼に供される空気あるいはそれに相当する酸化剤は、酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における燃焼安定限界温度以上の高温であり、21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とを混合させる拡散燃焼に比して熱発生速度が十分に低速な酸化発熱反応を伴った燃焼、即ち高温空気燃焼を安定かつ確実に生ずる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0019】
まず、空気高温化とガス再循環を組み合わせた高温空気燃焼の燃焼安定条件について考察すると、前述したように、本質的因子は酸化剤の温度と酸素濃度と見ることができる。そして、高温希釈空気温度とその酸素濃度により炭化水素ガスを燃料とした拡散火炎の燃焼可能範囲がどのように変化するかを実験的に調べた図8の結果からも明らかなように、燃焼用酸化剤たる空気の温度と熱再循環量即ち希釈空気の酸素濃度との間には、燃焼用酸化剤の温度が高いほどガス再循環量を増加できるという関係、換言すれば、燃焼用酸化剤・希釈空気の温度が高温度であれば酸素濃度を低くしても燃焼が成立するという関係があることが理解できる。
【0020】
ここで、極めて大きな火炎ボリュームで安定燃焼させるには、即ち酸化発熱反応を十分に低速にするには、酸素濃度をできるだけ通常の空気よりも低くし尚かつ燃焼用酸化剤の温度をできるだけ高くすることが必要である。例えば、15%程度以下、より好ましくは10%以下、最も好ましくは5〜3%程度とすることである。また、希釈空気の温度は、少なくともその酸素濃度における混合気の燃焼安定限界温度以上、好ましくはその酸素濃度における混合気の自己着火温度以上とされる。因みに、混合気の自己着火温度は、燃焼用酸化剤の酸素濃度および燃料の種類によっても異なるが、例えばLPG(C3 8 97%)の場合には、図8に示すように、酸素濃度15%程度では約850℃以上、酸素濃度10%程度では約880℃以上、酸素濃度3%程度では約1000℃以上である。また、希釈空気の少なくとも燃焼反応直前の温度は各酸素濃度における燃焼安定限界温度よりは上でも保炎機構を必要とする程度の温度、例えば酸素濃度15%以下で温度600℃以上、酸素濃度10%以下で800℃以上でも良い。この場合でも、可視発光中での青色の発光スペクトル成分に対する緑色の発光スペクトル成分の増加の割合は小さくなるものの通常燃焼時よりは大きかったことが認められた。
【0021】
なお、高温の空気と燃焼排ガスとは、炉内において燃料と接触する前に混合されて所定の温度でかつ所定の酸素濃度に希釈された高温希釈空気とされて供給される。ここで、希釈空気としては、炉内を強循環する排ガスによって酸素濃度21%の燃焼用空気の酸素濃度を希釈したものを使用することが経済的でかつ実用的である。また、空気と燃料とは炉内へそれぞれ別々に直接噴射され、炉内で拡散混合するように空気ノズルと燃料ノズルとが配置されている。そして、空気ノズルから炉内へ噴射される空気は、高温であるからその容量が従来のものよりも遥かに増大し高速例えば60〜100m/sあるいはそれ以上の高速度で噴出されることとなる。そこで、空気噴流に炉内排ガスを巻き込んで所定の酸素濃度に調整することが望まれる。尚、酸化剤としての空気は、燃焼反応直前においてその酸素濃度が通常の空気よりも遥かに低い例えば5〜3%程度であったとしても、全体として完全燃焼する酸化剤量となるように空気比は設定されている。
【0022】
図1から図6に空気の酸素濃度と予熱温度の異なる燃焼状態の観察の結果を示す。図2〜図4には酸素濃度10%の燃焼用酸化剤を用いて同じ燃料(LPG)を異なる温度で拡散燃焼させた場合を示している。この観察結果によると、880℃(図4参照)の場合よりも960℃(図3参照)の場合、更にそれよりも1000℃(図2参照)の場合の方が、火炎ボリュームもより大きくかつより多くの緑色の発光スペクトル成分を出す燃焼反応中間生成物が認められ、その結果として緑色がかった火炎となることが認められた。即ち、希釈空気温度の上昇に伴って、青色の発光スペクトル成分を出す燃焼反応中間生成物に対する緑色の発光スペクトル成分を出す炭化水素燃料の燃焼反応中間生成物の割合が増加し、可視発光中に占める緑色の発光スペクトルの影響が目視でも認められるほどに相対的に大きくなって火炎の緑色化の傾向を強めている。
【0023】
また、図1の酸素濃度3%の場合と図2の酸素濃度10%とを比較すると、ほぼ同じ温度(1010℃と1000℃)でも酸素濃度が低いほど火炎ボリュームが大きくなっていることは明らかである。そしてこの場合においても、酸素濃度が低い方即ち酸素濃度3%の火炎の方が、青色の発光スペクトル成分を出す炭化水素燃料の燃焼反応中間生成物に対する緑色の発光スペクトル成分を出す燃焼反応中間生成物の割合が増加し、可視発光中に占める緑色の発光スペクトルの影響が目視でも認められるほどに相対的に大きくなって火炎の緑色化の傾向を強めていることが認められた。反面、同じ燃焼用酸化剤温度でも酸素濃度が通常の空気と同じ21%では、図5に示すように火炎ボリュームが小さく、緑色の発光スペクトル成分の影響のない青色であることが認められた。更に、同じ燃料(LPG)を酸素濃度21%、温度50℃の燃焼用空気を用いて拡散燃焼させた場合(図6参照)には、火炎の可視発光色中には青色の発光スペクトル成分(430〜460nm)を出す燃焼中間反応生成物に対して緑色の発光スペクトル成分を出す燃焼反応中間生成物の割合が圧倒的に少ないため、火炎の色はいわゆるブルーフレームとなった。そして、図7に示すように、同じ燃料を酸素濃度21%、温度50℃の燃焼用空気を用いて拡散燃焼させた場合(実線で示す火炎)と、酸素濃度3%、温度1010℃の高温希釈空気を用いて拡散燃焼させた場合(仮想線で示す火炎)とでは、火炎ボリュームに概略ではあるが20倍以上もの差が生じた。しかも、ボリュームの大きな火炎の可視発光色中には緑色の発光スペクトル成分を出す炭化水素燃料の燃焼反応中間生成物が相対的に多量に認められる結果、緑色がかった火炎の色となった。このことから、酸素濃度を下げると、前述の緑色の発光スペクトル成分の相対的増加現象が顕著になることがわかった。
【0024】
このことは、図9及び図10に示す火炎分光測定結果からも明らかである。例えば、空気を窒素ガスで5.1%O2 に希釈し、燃料にLPGを用いて、希釈空気温度を三条件1000℃、1050℃、1100℃と変えた際の火炎発光スペクトル測定により、図9の結果が得られた。火炎の目視観察でも希釈空気温度増加と共に青色から青緑色に変化するのがわかるが、スペクトル測定により定量的に把握できた。ただし分光器とCCDの感度補正はなされていないので各条件毎の相対比較となる。また、青色の発光スペクトル成分たるCHラジカル(431.5nm)と緑色の発光スペクトル成分たるC2 スワン帯のひとつのC2 ラジカル(516.5nm)について、5.1%O2 、21%O2 での希釈空気温度に対する変化を調べた。図10によれば希釈空気温度によりC2 ラジカル発光強度がCHラジカルに比べ増加していることがわかる。
【0025】
このことから、燃焼用空気の温度を従来の排ガス再循環燃焼方法で用いられていたよりも遥かに上げながら空気比を変えずに燃焼用酸化剤としての酸素濃度を通常の空気よりも遥かに低くして行くと、それがある条件に達したとき、酸化発熱反応が通常の空気を用いた場合に比べて非常に遅いにもかかわらず安定して燃焼する現象が起こり、そのときには火炎の可視発光色中に緑色のスペクトル成分を出す炭化水素燃料の燃焼反応中間生成物が得られる結果、通常燃焼時の青色よりも緑色がかった(緑色化)火炎が生成されることが理解できる。
【0026】
ところで、所定の温度でかつ所定の酸素濃度に希釈された高温希釈空気・酸化剤を経済的かつ容易に供給する手法の一つとして、酸素濃度21%の高温の空気を高速で炉内へ噴射することによって炉内排ガスを巻き込んで少なくとも燃料と接触する前には所定の酸素濃度に希釈する方法が考えられる。しかし、高速の空気噴流にどの程度の排ガスが巻き込まれるかは予測ないし計算できず、燃焼反応直前の希釈空気の酸素濃度および温度を所定の値に設定することは困難である。しかも、燃焼反応直前の拡散状態にある希釈空気の酸素濃度および温度を測定する手段も従来は存在しない。
【0027】
しかしながら、火炎中に緑色の発光スペクトル成分を出す炭化水素燃料の燃焼反応中間生成物が青色の発光スペクトル成分の燃焼反応中間生成物に対する割合が急激に増加して可視発光色中に多く認められる結果、緑色がかった火炎が形成されるときは、少なくとも燃焼反応直前には通常の空気よりもはるかに酸素濃度が低くかつその酸素濃度における燃焼安定限界温度以上に高温とされた所定の希釈空気と燃料とが混合拡散されて十分に低速な酸化発熱反応下に拡散燃焼(高温空気燃焼)を起こしていると推定できる。即ち、空気の予熱温度、炉内ガスの再循環量などを制御して、通常燃焼時のいわゆるブルーフレームよりも緑色化した火炎を作り続ける限り高温空気燃焼を安定に実現できる。
【0028】
そこで、例えば、燃焼用空気を噴射するノズルの噴射角度を調整するなどの手法によって燃料噴流と衝突するまでに巻き込む炉内ガスの量を変化させ、燃焼反応直前の希釈空気の酸素濃度を調整したり、または、炉内に噴出する前に酸化性の微弱なガスあるいは不活性ガスを注入してその酸素濃度を調整することにより、火炎が緑色化するように燃焼を維持する。図1に示すような好適な高温空気燃焼を実現しているときの火炎、即ち可視発光色中における青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が通常燃焼させたときよりも顕著に増加したと認められる火炎は、通常燃焼時に発生する青色(ブルーフレーム)とは目視によってもはっきり区別できる程度の緑色がかった色となった。
【0029】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、燃焼用酸化剤としては、例えば燃焼用空気中の酸素濃度を炉内での排ガス再循環によって希釈されたものを使用することが実用的であるがこれに特に限定されるものではなく、酸素を一定量以上含有する空気以外の気体をそれとは更に異なる他の気体によって希釈したもの、あるいは空気を不活性ガス等の希釈気体で希釈したものなどが使用可能である。排ガスを利用した燃焼用酸化剤を使用するバーナシステムの場合には、図示していないが、例えば燃焼ガスの一部が炉外の循環路を通ってバーナ側へ還流されると共に排出される残りの燃焼ガスの顕熱を利用して燃焼用空気を蓄熱体などの熱交換器で予熱し、これら予熱された燃焼用空気と再循環燃焼ガスとを混合して緑色の発光スペクトル成分を出す燃焼反応中間生成物が得られる状態の酸素濃度と温度の高温希釈空気が完全燃焼に必要な空気比を変えない容量で供給される。
【0030】
また、本実施形態では、炭化水素系燃料及び都市ガスなどの炭化水素を含む燃料の燃焼について主に説明したが、これに特に限定されず、水素燃料などの炭化水素を含まない燃料を使った燃焼にも適用できる。この場合、燃料中に炭化水素系燃料あるいは炭化水素をマーカーとして添加することによって、拡散燃焼で発生する火炎の可視発光色中に青色の発光スペクトルと緑色の発光スペクトルとを伴う燃焼中間生成物を発生させるようにして火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持することを実施することもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1記載の本発明のバーナ燃焼方法によると、少なくとも燃焼反応直前には酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における混合気の燃焼安定限界温度以上の高温希釈空気あるいはそれに相当する酸化剤で拡散燃焼させるようにしているので、十分に低速な酸化発熱反応下に火炎ボリュームを顕著に増大させながら安定燃焼できる。したがって、熱流束のピークを作らず、炉内のほぼ全域において顕熱を発生させながら対流伝熱とふく射伝熱とで被加熱物を加熱することができる。しかも、酸化発熱反応が通常燃焼時に比べて非常に遅いにもかかわらず安定して燃焼する現象が起こる。そして、流速が速く尚かつ広範囲で燃焼し続ける燃焼ガスは、炉内においてこれまでよりも格段に流速を速めて対流伝熱性を向上させると共に、炉内の広範囲な領域で流れながら絶えず燃焼し続け、顕熱が発生する過程で熱を奪われ被加熱物を加熱する。しかも、通常の燃焼時よりもガス流動が激しくなり、炉内ガスの混合の促進や対流伝熱量の増加を起こして局部的な温度差が一層解消される。
【0032】
よって、本発明によると、火炎最高温度が大きく低下するのでNOxの発生を大幅に(100〜10ppm程度)抑制できると共に平均熱流束を最大熱流束に近づけて高くできるので加熱効率(伝熱効率)が格段によくなる。また、酸化発熱反応が十分に低速であるため、燃焼騒音や振動燃焼を抑制できる。温度場が平坦化し、伝熱速度が増大すれば、炉のダウンサイジングあるいは加熱時間短縮などの伝熱性能の著しい改善が図れる。
【0033】
また、請求項記載の発明によると、火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持することで、燃焼に供される空気あるいはそれに相当する酸化剤の供給状態に拘わらず、少なくとも燃焼反応直前には、酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における燃焼安定限界温度以上の高温であり、21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とで拡散燃焼させる場合に比して熱発生速度が十分に低速な酸化発熱反応でありながら安定燃焼する状態を確実に実現できる。
【0034】
更に、請求項記載の発明によると、火炎中に緑色の発光スペクトル成分を出さない燃料でも、マーカーとして添加された炭化水素系燃料あるいは炭化水素から発生する燃焼反応中間生成物によって火炎を緑色化させることができるので、21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とで拡散燃焼させたときに比して熱発生速度が十分に低速な酸化発熱反応でありながら安定燃焼する状態を確実に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸素濃度3%、温度1010℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図2】酸素濃度10%、温度1000℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図3】酸素濃度10%、温度960℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図4】酸素濃度10%、温度880℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図5】酸素濃度21.0%、温度1000℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図6】酸素濃度21.0%、温度50℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態を示す説明図である。
【図7】酸素濃度3%、温度1010℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態と酸素濃度21.0%、温度50℃の燃焼用酸化剤を用いた場合の火炎の状態とを比較する説明図である。
【図8】燃焼の安定性に対する燃焼用酸化剤の温度と酸素濃度の影響を示すグラフである。
【図9】空気温度と火炎発光スペクトルとの関係を示すグラフである。
【図10】CH/C2 ラジカル発光強度の空気温度変化を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 酸化剤と燃料とが炉内で接触して拡散燃焼するバーナ燃焼方法において、少なくとも燃焼反応直前には酸素濃度が15%以下でかつその酸素濃度における混合気の燃焼安定限界温度以上の高温希釈空気あるいはそれに相当する酸化剤と燃料とを混合させることを特徴とするバーナ燃焼方法。
  2. 前記燃料として炭化水素系燃料あるいは炭化水素を含む燃料が使用される場合において、拡散燃焼で発生する火炎の可視発光色中における青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とを拡散燃焼させたときよりも顕著に増加させて火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持することを特徴とする請求項1記載のバーナ燃焼方法。
  3. 前記燃料として炭化水素を含まない燃料が使用される場合において、炭化水素系燃料あるいは炭化水素をマーカーとして前記燃料に添加して供給し、拡散燃焼で発生する火炎の可視発光色中における青色の発光スペクトル強度に対する緑色の発光スペクトル強度の割合が21%の酸素濃度でかつ常温の空気と燃料とを拡散燃焼させたときよりも顕著に増加させて火炎を緑色化させる状態に燃焼を維持することを特徴とする請求項1記載のバーナ燃焼方法。
JP16613096A 1996-02-02 1996-06-26 バーナ燃焼方法 Expired - Fee Related JP3879005B2 (ja)

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