JP3878283B2 - コバルトおよびニッケルを含まないシーラント組成物 - Google Patents
コバルトおよびニッケルを含まないシーラント組成物 Download PDFInfo
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Description
本発明は、シーラント組成物および酸化アルミニウム被膜の処理におけるその使用に関する。詳細には、本発明は、アルミニウムの有効なシールを提供し且つシールの間に汚染(smut)付着物の生成を防止しまたは低減する組成物;シーラント組成物を製造するための濃厚液;およびそれを使用するシール方法に関する。
【0002】
アルミニウムまたはアルミニウム合金は、しばしば、硬度および耐腐蝕性を改良し、そして有機染料または無機金属塩を付着させるための基材を提供するために表面処理される。このような処理は、一般に、アルミニウム表面上に付着性酸化アルミニウムの多孔質被膜を形成させることを伴い、通常、強酸電解質水溶液におけるアルミニウムの直流電流陽極酸化によるものである。しかし、酸化アルミニウム被膜は、その多孔性のために、幾分、腐蝕、着色剤の滲出または他の劣化に対して弱く、そして、一般に、シールされるか、または、さもなければ保護されなければならず、それにより、特に、例えば、建築用途に使用されるならば、被膜は完全に有用になる。
【0003】
酸化アルミニウム被膜のシール化は従来から熱水プロセスとして行われ、ここで、本質的に無水である酸化アルミニウム被膜を、沸点またはその付近の温度に維持された水性浴に浸漬し、ベーマイトのような水和酸化アルミニウム化合物の生成をもたらす。生成した水和化合物は、酸化アルミニウム被膜の孔の収縮または閉塞を起こさせ、観測されるシーラント効果を生じるものと信じられる。
【0004】
沸点またはその付近の脱イオン水は、シール化浴を構成するために使用されてきた。許容できるシール品質は、また、様々な添加剤の添加、詳細には二価金属の可溶性塩、特にコバルトまたはニッケル酢酸塩の添加により、幾分、低い温度で、例えば、約70〜90℃で、通常の水道水浴から得られてきた。
【0005】
しかし、陽極酸化アルミニウムをシールするための水性シーラント組成物またはスチーム若しくは熱水としての水そのものに関連する、認識されている制限は、残存の水和酸化アルミニウム結晶が酸化アルミニウム表面上に汚染物( またはブルーム) として付着する傾向があることであり、しばしば、その外観を重大に損なわすものである。処理後の化学および機械的汚染物除去は更なる出費を課し、そしてそれ自体、シール品質に悪影響を及ぼしうる。
【0006】
この技術における特定の態様は、シール化浴中での汚染物抑制シーラント添加剤の使用によるものである。様々な理由( 詳細には、手順および使用する製品の経済性、プロセス収率およびバックウォーター体積) から、1回を越えるシール化浴を使用すること、即ち、1 つの浴において2回以上のシール化操作を実施することが更に望まれる。これにおいて、シール化浴の組成および効率は周期的にチェックされる。浴の効率は目標の効果を下回って低下したときに、更なるシーラント添加剤の添加によりシール化浴を強化することにより幾分か上げることができるが、このような添加をある回数行った後には、その効果は、負の濃度効果により低減され、そしてこの為、新たな浴が必要である。更に、沸点より十分に低い温度で作用することは経済的な理由からそして沸点またはその付近で作用することに伴う不便を避けるために特に望ましい。
【0007】
US-A-5411607およびGB-A-2254622において、汚染物抑制製品として、下記式(I)を有する化合物は記載されている。
【0008】
【化5】
【0009】
(式中、Yは直接結合であるか、または、−O−、−S−、−C(CH3 )2 −、−SO−または−SO2 −からなる群より選ばれ、
R1 およびR2 の各々は、独立に、水素またはC5 〜C25アルキルであり、但し、R1 およびR2 は両方とも水素であることはなく、
nは1〜4の整数であり、そして
X+ は対イオン、例えば、H+ またはアルカリ金属イオンである。)
【0010】
GB-A-2254622によると、それは特定の可溶性アルカリ工類金属塩と組み合わせて使用され、そしてUS-A-5411607によると、それはリチウムイオンとともに使用される。
【0011】
US-A-4588448において、汚染物抑制シーラント添加剤として、特に酢酸ニッケルとの組み合わせで、アルデデヒドおよび下記式(II)または(III)の縮合生成物が記載されている。
【0012】
【化6】
【0013】
(式中、Xは直接結合であるか、または、−C(CH3 )2 −、−O−、−S−、−SO−または−SO2 −であり、
Aは−O−または−S−であり、
各Rは、独立に、水素、C1 〜C4 アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンであり、そして、
nは1〜4である。)
【0014】
EP-A-0122129において、汚染物シーラント添加剤として、他の多くの汚染物抑制剤の中で、ホルムアルデヒドと上記(II)の化合物との縮合生成物を記載している。
【0015】
US-A-5411607号の比較例( 溶液I 、J 、L およびM 、および、比較例2 の溶液1 および2)において、これは185°Fまたは190°F(それぞれ85℃または87.78℃)で行われたものであり、式(I)の比較溶液は、もし、酢酸リチウムとともに使用されないならば低い効率であることが示されており、US-A-541604 の例2 において、185°F(即ち、85℃)よりも低い温度では、酢酸リチウムの存在下でも悪化することを酸溶解試験(ADT)は示す。
【0016】
US-A-4588448またはEP- A0122129に記載されるように、沸点またはその付近で使用されるアルデヒドと上記の式(II)の縮合物は、EP-A0122129 において、19〜38mg/dm2 の範囲の酸損失値(標準試験法ISO 3210-1974 ASTM B680-80-1989 による) を提供することを示している(ここで、38mg/dm2 は同文献の第5頁に記載されている、30mg/dm2 以下である「十分な」範囲を大きく越えており、そしてUS-A5411604 に記載されている>2.6mg/in2 (即ち、>40.3mg/dm2 )の「不合格」範囲の付近である。)。これらの縮合物が、より低い温度で使用されるならば、その効率は明らかに悪化する。
【0017】
今回、一価金属の可溶性塩、特に、アルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の形態での式(I)の化合物、および、式(II)の化合物であって好ましくは一価金属の可溶性塩、特に、アルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の形態での化合物とアルデヒドとの縮合物の組み合わせは、沸点より低い温度であって、90℃または85℃未満、詳細には80℃〜85℃の範囲、特に82℃の温度でも非常に効率のよい第一浴汚染物抑制性シーラント添加剤であるばかりでなく、予測できないほどの高い収率であること、即ち、シール化浴が数回繰り返して使用されても、その効率を実質的に維持することが驚くべきことに発見された。これらの組み合わせは、酢酸コバルト、ニッケル若しくはマグネシウムを添加する必要のない、シーラント組成物のための特に優れた汚染物抑制添加剤であり、そしてそれらはリチウムイオンを添加しなくても、ナトリウム塩の形態で非常に効率的である。
【0018】
本発明によると、新規の水性シーラント組成物および濃厚液が提供され、それは、
【0019】
(a)式(Ia)の少なくとも1種の化合物、
【化7】
【0020】
(式中、Yは直接結合であるか、または、−O−、−S−、−C(CH3 )2 −、−SO−または−SO2 −の式の橋かけ原子若しくは基であり、
各R1 およびR2 は、独立に、水素またはC5 〜C25−アルキルであり、但し、R1 およびR2 は両方とも水素であることはなく、
nは1〜4であり、そして、
Z+ は一価の対イオン、例えば、H+ および/またはアルカリ金属イオンおよび/またはアンモニウムである。)、および、
【0021】
(b)下記式(IIb)または(IIIb)を有する少なくとも1種の化合物とアルデヒドとの縮合生成物、
【化8】
【0022】
(式中、Xは直接結合、−C(CH3 )2 −、−O−、−S−、−SO−または−SO2 −であり、
Aは−O−または−S−であり、
各Rは、独立に、水素、C1 〜C4 −アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンであり、そして、
nは1〜4である。)
を含む。
【0023】
式中、符号が2個以上あるときには、それらは同一であってもまたは異なっていてもよく、好ましくは同一である。
【0024】
ハロゲンは塩素または臭素を意味し、好ましくは塩素を意味する。
【0025】
好ましくは、式(Ia)において、置換基R1 およびR2 のいずれか一方は水素であり、そして他方はC5 〜C25−アルキルであり、より好ましくはC10〜C18−アルキルであり、最も好ましくはC12〜C16−アルキルである。もし、R2 が水素でないならば、それは好ましくはR1 と同一である。
【0026】
好ましくは、YはY’であり、ここで、Y’は直接結合または−O−である。
【0027】
式(Ia)において、nは整数であっても、または整数でない平均値であってもよく、それは好ましくは1〜2であり、より好ましくは2である。
【0028】
特に好ましい式(Ia)の化合物は、下記式のものである。
【0029】
【化9】
【0030】
(式中、R1 ’は直鎖C12−若しくはC16−アルキルであり、R2 ’は水素であるか、またはR1 ’と同義であり(即ち、直鎖C12−若しくはC16−アルキル)、そのアルキル基は−O−に対してパラ位であり、且つ、−SO3 - Z+ は−O−に対してオルト位であるか、または、R2 ’が水素であるならば、−SO3 - Z+ 基は−O−位に対してパラ位であってもよい。)
【0031】
好ましくは、式(IIb)および(IIIb)において、RはR’であり、ここで、各R’は、独立に、水素、メチルまたはヒドロキシであり、好ましくは水素であり、またはより好ましくはメチルである。メチル基は、−O−に対して、好ましくはパラ位であり、および/またはより好ましくはオルト位である。
【0032】
好ましくは、XはX’であり、ここで、X’は直接結合であるかまたは−O−である。
【0033】
好ましくは、Aは−O−である。
【0034】
式(IIb)または(IIIb)において、nは整数でない平均値であってもよく、それは好ましくはn’であり、ここで、n’は1〜2である。
【0035】
より好ましい式(IIb)または(IIIb)のスルホン化芳香族化合物は、ジフェニル、フェニルトルエン、ジメチルジフェニル、ジフェニルエーテル、ジフェニルスルフィド、ジフェニルスルホキシド、ジヒドロキシジフェニルスルホン、ジフェニレンオキシド、ジフェニレンスルフィドのスルホン化生成物である。
【0036】
より好ましいスルホン化芳香族化合物は、スルホン化されたジフェニル、ジメチルジフェニル、ジフェニルエーテルおよびジトリルエーテルである。
【0037】
反応生成物の製造において使用される好ましいアルデヒドは、アセトアルデヒドおよびホルムアルデヒドであり、より好ましくはホルムアルデヒドである。
【0038】
好ましい反応生成物は、ホルムアルデヒドと、ハロゲンまたはヒドロキシル基を含まない式(IIb)または(IIIb)の化合物との反応により生成されるものである。より好ましいのは、ホルムアルデヒドと式(IIb’)の化合物との反応生成物である。
【0039】
【化10】
(式中、R’、X’およびn’は上記に規定の通りである。)
【0040】
それはUS-A-4588448に記載されたものと同様に合成できる。
【0041】
好ましくは、本発明の方法において使用される反応生成物は耐光堅牢性化合物である。用語「耐光堅牢性」とは、熱水、反応生成物および浴のpHを5.5〜6にするための微量の酢酸からなるシール化浴中において、アルミニウム片の表面上の酸化物層1μm(マイクロメートル)当たりに1〜3分間の時間、陽極酸化した未着色のアルミニウム片に対して反応生成物を適用したときに、反応生成物は、24時間、好ましくは48時間の太陽光に暴露した後に、有意な黄変を示さないことを意味する。
【0042】
本発明に係る組成物は、透明なまたは着色された酸化アルミニウム被膜の高品質のシールを提供し、且つ、汚染物防止性(即ち、汚染物抑制性)を有する。それらはニッケルまたはコバルトの添加を行わず、それ故、環境の観点から問題があまりない。更に、本発明の組成物は、水道水から製造でき、そして沸点よりも低い温度でのシール化が問題なく行える。
【0043】
有利なことに、本発明に係るシーラント濃厚液は、希釈されてシール化浴溶液を形成することができ、そして、成分のモル比が示した範囲内に調節されるときには、シール化浴溶液は実質的に曇りがない。特定の従来技術の組成物では、濃厚液からシール化浴溶液に希釈したときに曇りが観測されていた。
【0044】
本発明の組成物および方法を用いて、シールされる酸化アルミニウム被膜は、様々な方法で製造できる。従来から、アルミニウムは、酸性電解質水溶液中での陽極としてアルミニウム加工物を直流電流に通過させることにより陽極酸化されている。硫酸は、通常、好ましい電解質であり、それにより、殆どの用途で、適切な厚さ、耐腐蝕性および着色適合性の陽極酸化膜を提供する。本発明の組成物の汚染物抑制性を完全に活用するために、陽極酸化は、好ましくは、15〜22重量%の硫酸電解質中において、約17〜21℃の温度において、約1.3〜2.7A/dm2 で行われるべきである。
【0045】
式(Ia)、(IIb)または(IIIb)の化合物、詳細には成分(a)または(b)はそれ自体、公知であり、および/または、確立された手順と類似の方法で公知の材料から製造できる。それらは界面活性特性を有し、そして幾つかは市販されており、例えば、このような成分(a)または(b)の混合物、詳細には、式(Ia)のモノアルキル化(即ち、R1 およびR2 の片方が水素である)およびジアルキル化(即ち、R1 およびR2 がともに水素でない)化合物の成分(a)混合物、または、式(IIb)または(IIIb)中の2つの符号Rが同一であるかまたは異なり、もし2つの符号Rが同一であるならば、それは異なる位置であってよく、その為、位置異性体の化合物(IIb)または(IIIb)の混合物である成分(b)混合物を含みうる配合物として市販されている。
【0046】
それ故、式(Ia)、(IIb)または(IIIb)の「化合物」は単一の化合物を含み、且つ、上記の式(Ia)、(IIb)または(IIIb)を有する化合物の混合物を含み、特に、モノ−およびジ−アルキル化された化合物の混合物および/または位置異性体の混合物を含むものと理解されるべきである。
【0047】
アルキルは特に指示のないかぎり、直鎖であってもまたは枝分かれ鎖であってもよい。
【0048】
上記の好ましい化合物において、Z+ は好ましくはNa+ である。
【0049】
成分(a)、即ち、式(Ia)の化合物は、一般に、そのナトリウム塩の水溶液の形態として存在するが、遊離酸および/または他の塩の形態(詳細には、他のアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の形態)でシーラント組成物に提供されてもよい。水溶液は、一般に、約30〜70重量%の活性物質含有分を有する。
【0050】
本発明に係る組成物において、成分(a)の成分(b)に対するモル比(活性物質として計算して)(式(Ia)の化合物の式(IIb)または(IIIb)の化合物に対するモル比として示される)は好ましくは約1:10〜約5:1であり、より好ましくは1:4〜4:1であり、そして最も好ましくは、約1:1〜2:1である。
【0051】
成分(a)の成分(b)に対する重量比は、有利には、≦10/1であり、好ましくは0.15:1〜10:1の範囲であり、より好ましくは、0.7/1〜4.5:1の範囲であり、そして最も好ましくは、1/1〜2/1の範囲である。
【0052】
成分(a)(即ち、式(Ia)の化合物)および成分(b)のシール組成物中の合計濃度は、約0.1〜約2.5g/lであることができ、そして好ましくは約0.2〜1g/lであるが、望ましいシーラント効果を生じるように、必要に応じて、より高い濃度は使用されてよく、例えば、必要に応じて、シール化浴に対して補充添加が行われるときに、もし数回のシール化操作を1つのシール化浴において行うならば、より高い濃度は使用されてよい。
【0053】
本発明のシーラント組成物は、成分(a)および(b)を脱イオン水中にまたは水道水中に溶解させることにより形成されることができる。便利のために、シーラント濃厚液は、最初に、成分(a)および(b)の濃厚水溶液(例えば、約30〜80%の範囲の水含有分を有する)および任意の更なる成分を含んで形成され、そしてその濃厚液は、その後、水性シーラント浴中で希釈されて、本発明のシーラント組成物を形成する。例えば、式(Ia)の化合物は一般にその水溶液(化合物の35〜70%水溶液)として入手可能であり、そして本発明に係る濃厚液は、この為、例えば、このような成分(a)の溶液に対して単純に成分(b)を添加することにより形成されることができる。適切な水性濃厚液は、好ましくは、≧12重量%の合計の成分(a)および(b)を含み、詳細には、120〜500g/lの合計の成分(a)および(b)を含み、最も好ましくは、15〜40重量%の合計成分を含み、例えば、適切な水性濃厚液は120〜450g/lの合計物を含む。(a)含有率は、好ましくは2.8〜28重量%であり、より好ましくは7〜14重量%であり、(b)含有率は、好ましくは2.8〜17重量%であり、より好ましくは2.8〜10重量%である。この濃厚液は新規であると信じられ、そして本発明の別の態様を構成するものである。濃厚液のpHは好ましくは4.0〜8.0の範囲であり、より好ましくは4.5〜6.5の範囲であり、そして最も好ましくは5〜6.5の範囲である。
【0054】
シーラント組成物は、それ自体、例えば、取扱が容易なように、広いpH範囲で配合されてよく、そして、この組成物は、シール化のために使用されるときに、有効なシール化を促進するために十分に高いpHであるが、多量の汚染物生成および/またはシーラント組成物の成分の沈殿を起こす値より低いpHに維持される。通常、pHは約4.0〜8.0の範囲であり、より通常、4.5〜6.5の範囲であり、好ましくは5.5〜6.5の範囲であり、より好ましくは5.5〜6の範囲である。pHは、浴をより酸性またはアルカリ性にするための酢酸および/またはアンモニアの添加により調節されることができる。本発明の1つの利点は、シーラント組成物のpHが長期間にわたって容易に安定であり、結果的にpHの再調節が一般に必要ないことである。シーラント浴は、他の従来の添加剤、例えば、湿潤化剤、緩衝剤、脱泡剤等を含んでよい。
【0055】
本発明の水性組成物を使用することにより、沸点または特に沸点より十分に低い温度、即ち、約75℃〜100℃の範囲、好ましくは約80℃〜90℃の温度で高品質のシールを得ることができる。
【0056】
酸化アルミニウム表面は、酸化物被膜の厚さに依存して、シール化を行うために適切な時間、シーラント浴中に浸漬される。
【0057】
短い浸漬時間は、一般に、昇温および/またはより高いpHを必要とするので、シール化を行うためのプロセスパラメータは相互に依存する。従来の水リンスは、化学残留物の除去および乾燥の促進のためにシール化の後に行われる。
【0058】
本発明に係るシール化方法は、透明および着色陽極酸化アルミニウムの両方を組み合わせて行われてよく、また、バッチまたは連続操作で行われてよい。
【0059】
用語「アルミニウム」は、ここで使用されるときに、純粋のアルミニウム、および、少なくとも50重量%のアルミニウムを含むアルミニウムをベースとする合金を含むものと理解されるべきである。アルミニウム表面は、押出、延伸、機械加工または圧延された造形品および成形体を含めた本発明により考えられる、酸化およびシール化に適切ないかなる所望の造形品または成形体であってもよい。
【0060】
次の実施例により、本発明は例示されるが、本発明のいかなる制限をも示さない。
【0061】
例
5.1cmx7.6cmのアルミニウム(Peraluman 101)クーポンを脱脂し、アルカリ洗浄剤でエッチングし、そして洗浄し、その後、18重量%硫酸水溶液浴中で20〜21℃で35分間1.62A/dm2 で陽極酸化し、約20μmの陽極酸化物層を得て、そしてその後、脱イオン水でリンスする。その後、pH5.7および82℃で、クーポンを脱イオン水シーラント浴に浸漬する。次に、それを浴から取り出し、そして水道水でリンスし、そして乾燥する。
【0062】
次の表は、濃厚組成物としての特定の例の汚染物抑制添加剤を含み、成分(a)および(b)の濃度および比並びにpHを変化させ、このpHは氷酢酸およびアンモニア分(水溶液、約25重量%アンモニア水溶液)で調節する。これらの例において、濃厚液は、成分(a)として、式(Ia)の化合物(製品Aと参照する)および、成分(b)として、式(IIb’)の化合物とホルムアルデヒドとの縮合生成物(製品Bとして参照する)を表に示したそれぞれの濃度(重量%)で含む。例示した濃厚液をシーラント浴に2g/lの濃度で添加し、そしてもし、特定の程度の汚染物抑制効率を下回るほどこの浴の効率が低下するまで、この浴を更なるシール化のために使用するならば、この点で、1g/lの同濃厚液を添加することにより補充する。水性シーラント浴は対応する濃度で成分(a)および成分(b)を含む。
【0063】
成分(a)は下記式を有する化合物の水溶液として提供される。
【0064】
【化11】
【0065】
(式中、R1 ’は直鎖C12〜C16−アルキルであり、R2 ’は水素であるか、またはR1 ’と同義であり(即ち、C12〜C16−アルキルである)、そのアルキル基は−O−に対してパラ位であり、そして−SO3 - Na+ は−O−位に対してオルト位であり、または、もしR2 ’が水素であるならば、−SO3 - Na+ 基は−O−に対してパラ位であってもよい。)
【0066】
より詳細には、例において使用される成分(a)は、モノ−アルキル化(即ち、R2 ’は水素である)された化合物およびジ−アルキル化(R1 ’およびR2 ’は両方ともC12〜C16−アルキルである)された化合物の混合物を約80:20の重量%比で含む。成分(b)は、例えば、US-A4588448 に記載された通りに製造されたスルホン化ジトリルエーテルとホルムアルデヒドとの縮合生成物の100%活性物質として提供される。
【0067】
表1は、本発明の濃厚組成物を含む。表2は、現状技術の成分(a)または成分(b)のいずれかを含む濃厚組成物を含む。表3〜8は汚染物防止性、シール品質およびシール化浴収率の試験結果を含む。
【0068】
例1〜12で得られたアルミニウムストリップは視覚検査および酸重量損失の測定により決定できるように高収率で高品質のシールを提供する。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】
次の表3〜8は第1〜5級のスケール(第1級=事実上汚染物がない、第5級=完全に汚染されている)の標準試料との比較による汚染物の視覚測定および標準試験法ISO 3210-1983により測定したシールの品質の結果を含む。シール化は、各例で、同一の1 つの浴において逐次的なシール試験を行うことにより実施され、第一番目の浴シール化は2dm2 の酸化アルミニウム層のシール化であり、二番目の浴シール化は同一の浴での+3dm2 のシール化であり(即ち、合計5dm2 )、三番目の浴シール化は同一の浴での+5dm2 のシール化である(即ち、合計で10dm2 )、等のように表に示す通りである。汚染物視覚評価が標準第3級を越えるときは、シール浴は1g/lの同一の濃厚シーラント組成物を添加することにより補充された。この点をアスターリスク記号*で下記の表に示す。比較例では、例18および19では、第1番目のISO 3210-1983 試験は非常に高い酸重量損失を示したので、試験は続けられなかった。
【0072】
【表3】
【0073】
例1、2および3で得られたシールの品質は(第1番目および平均)は比較例14で得られた品質より高い。
【0074】
【表4】
【0075】
比較例15の組成物では、15dm2 の後に既に補充添加が必要である。例4、5および6の組成物で得られたシール品質(第1番目および平均)は、例15の組成物で得られたシール品質よりも高い。
【0076】
【表5】
【0077】
例18および19の組成物で第1番目の浴で得られたシール品質は、既に非常に低いので、試験は続けられなかった。
【0078】
【表6】
【0079】
【表7】
【0080】
例7〜10の組成物では、85dm2 は、2回のみの補充添加を行ったのみで、高品質でシールを行うことができた。
【0081】
【表8】
【0082】
例16では3回の補充添加が必要であったが、例11では1回のみの補充添加が必要なだけであった。例11の組成物で得られたシール品質(第1番目および平均)は例16で得られた品質よりも高かった。
【0083】
【表9】
【0084】
例12および17の比較からは、例17の組成物では39dm2 のためには3回の補充添加が必要であるが、例12の組成物では1回のみで十分である。例12および13の比較からは、平均および各々の浴で、例13の組成物で得られたシール品質は例12の組成物で得られたシール品質より、ずっと劣ることが判る。
Claims (10)
- (a)下記式(Ia)の少なくとも1種の化合物、
R1 およびR2 の各々は、独立に、水素またはC5 〜C25−アルキルであり、但し、R1 およびR2 は両方とも水素であることはなく、
nは1〜4であり、そして、
Z+ は一価の対イオンである)、並びに、
(b)下記式(IIb)または(IIIb)を有する少なくとも1種の化合物とアルデヒドとの縮合生成物、
Aは−O−または−S−であり、
各々のRは、独立に、水素、C1 〜C4 −アルキル、ヒドロキシまたはハロゲンであり、そして、
nは1〜4である。)
の成分の溶液を含む、水性シーラント組成物。 - 成分(a)と、式(IIb)および/または(IIIb)の化合物として参照した成分(b)は1:10〜5:1のモル比である、請求項1〜3のいずれか1項記載のシーラント組成物。
- 成分(a)の成分(b)に対する重量比は0.15:1〜10:1の範囲である、請求項1〜4のいずれか1項記載のシーラント組成物。
- 成分(a)の成分(b)に対する重量比は1:1〜2:1の範囲である、請求項5記載のシーラント組成物。
- 酸化アルミニウム表面をシールするための方法であって、70℃〜100℃の温度で、請求項1〜6のいずれか1項記載の成分(a)および成分(b)を含む水性シーラント組成物中に前記表面を浸漬することを含む方法。
- 成分(a)および成分(b)を合計で120〜500g/l含む濃厚液である、請求項1記載の水性シーラント組成物。
- 成分(a)および成分(b)は請求項8記載の濃厚液の形態で使用される、請求項7記載の方法。
- 請求項9記載の方法によりシールされた酸化アルミニウム被膜。
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