JP3876188B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作性が良好で、開口部を適切に開閉できる開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の開閉装置は、例えば開口部に沿って昇降する開閉体と、この開閉体を案内するガイドレールとを備えている。
【0003】
この開閉体の下端部には、ラッチ体等の係合スライド体が左右方向にスライド可能に設けられているとともに、鍵レバー等の操作体が左右方向に揺動可能に設けられている。
【0004】
また、ガイドレールの下端部には、係合スライド体と係合して閉鎖状態の開閉体の上昇を規制するラッチ掛り等の係合受け固定体が固着されている。
【0005】
そして、開閉体の下降の際には、係合スライド体が係合受け固定体にて押されてスライドすることにより、開閉体の下降が許容される。
【0006】
また、開閉体の上昇の際には、操作体が左右方向一方への揺動によりロック解除状態になっていれば、係合スライド体と係合受け固定体とが係合することがなく閉鎖状態の開閉体の上昇が許容されるが、操作体が左右方向他方への揺動によりロック状態になっていれば、係合スライド体と係合受け固定体との係合により閉鎖状態の開閉体の上昇が規制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の開閉装置では、例えば係合スライド体が係合受け固定体にて繰り返し押されることで、係合スライド体のスライド動作がにぶくなり、開口部を適切に開閉できなくなるおそれがある。
【0008】
また、例えば開閉体を手動で上昇させる際に、操作体を揺動操作してから開閉体に手を持ちかえる必要があり、操作体の操作と開閉体の操作とをそれぞれ別々にすることとなり、操作性が良好であるとはいえないおそれがある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、操作性が良好で、開口部を適切に開閉できる開閉装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の開閉装置は、下方への移動により閉鎖状態になって開口部を閉鎖し、上方への移動により開口状態になって前記開口部を開口させる開閉体と、この開閉体を案内する案内体と、前記開閉体の下端側に上下方向に回動可能に設けられた係合回動体と、前記開閉体の下端側に上下方向に回動可能に設けられ、下方への回動により前記係合回動体の回動を規制するロック状態になり、上方への回動により前記係合回動体の回動を許容するロック解除状態になる操作体と、前記案内体に設けられ、前記係合回動体と係合して閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動を規制する上下方向に回動可能な係合受け回動体とを備え、前記開閉体の下方への移動の際には、前記係合受け回動体が前記係合回動体にて押されて下方回動し、前記開閉体の下方への移動が許容され、前記開閉体の上方への移動の際には、前記操作体がロック解除状態になっている場合は、前記係合回動体が前記係合受け回動体にて押されて下方回動し、閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動が許容されるが、前記操作体がロック状態になっている場合は、前記係合回動体と前記係合受け回動体との係合により閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動が規制される開閉装置であって、前記開閉体に設けられ、切欠き部が形成され、前記係合回動体の回動に連動して左右方向にスライドするスライド板を備え、前記操作体は、この操作体の回動によって前記スライド板の切欠き部内に対して進退するロック板部を有し、前記ロック板部は、前記操作体のロック状態時に前記スライド板の切欠き部内に進出し、前記操作体のロック解除状態時に前記スライド板の切欠き部内から後退するものである。
【0011】
そして、開閉体を手動で上方に移動させる際に、操作体の操作と開閉体の操作とをワンアクションで行うことができるので、操作性が良好になり、また、係合回動体の回動動作および係合受け回動体の回動動作がにぶくなるようなことを防止し、開口部が適切に開閉される。
【0012】
請求項2記載の開閉装置は、請求項1記載の開閉装置において、操作体は、開閉体の下端側の略全幅にわたって位置する操作部を有するものである。
【0013】
そして、操作体は、開閉体の下端側の略全幅にわたって位置する操作部を有するので、操作性がきわめて良好になる。
【0014】
請求項3記載の開閉装置は、請求項1または2記載の開閉装置において、係合回動体は 、スライド板に形成された上下方向の長孔に挿通された突部を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の開閉装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0016】
図1において、1は開閉装置で、この開閉装置1は、例えば建物に設けられた掃出し窓開口部等の開口部2を開閉する手動式の窓シャッタ装置等である。
【0017】
そして、この開閉装置1は、閉移動方向(図示イ方向)である下方への移動つまり下降により略平板状の閉鎖状態になって開口部2を閉鎖し、開移動方向(図示ロ方向)である上方への移動つまり上昇により略円柱状の開口状態になって収容体3に収容されて開口部2を開口させる開閉体4を備えている。
【0018】
この開閉体4は、例えばスラットおよび幅木等にて構成されたシャッタカーテン等で、図1ないし図8に示すように、この開閉体4の閉移動方向先端側である下端側の左右両側端には、ラッチ体等の係合体である係合回動体6が、開閉体4の厚さ方向(室内外方向)である前後方向の支軸7を介して上下方向に回動可能に設けられている。
【0019】
この左右一対の係合回動体6は、図4および図8から明かなように、例えば支軸7に上部が回動可能に連結された基板部11を有している。
【0020】
この基板部11には、開閉体4の下端部側面から側方に向って突出する係合部である係合板部12が一体に設けられている。この係合板部12の上面は、細長い略平面状に形成され、この係合板部12の先端面および下面は、連続した1つの円弧面状に形成されている。
【0021】
また、この基板部11の下部には丸軸状の突部13が一体に設けられている。この突部13は、ガイド部14にて案内されつつ係合回動体6に連動して左右方向にスライドする左右方向に細長状のスライド板15の一端部に形成された上下方向の長孔16に挿通されている。
【0022】
このスライド板15の他端部には、係合回動体6を上方回動させるように付勢する付勢体であるばね17が取り付けられている。また、スライド板15の長手方向略中央部には略矩形状の切欠き部18が形成されている。
【0023】
また、開閉体4の閉移動方向先端側である下端側には、図1ないし図3に示すように、室内側から操作可能な左右方向に細長状の幅木レバーである操作レバー等の操作体21が、開閉体4の室内側の面と対向して位置するように、開閉体4の幅方向である左右方向の支軸22を介して上下方向に回動可能に設けられている。
【0024】
この操作体21は、閉移動方向への回動である下方回動により係合回動体6の下方回動を規制するロック状態(施錠状態)になり、開移動方向への回動である上方回動により係合回動体6の下方回動を許容するロック解除状態(解錠状態)になるものである。
【0025】
そして、この操作体21は、開閉体4の下端側の略全幅にわたって開閉体4の室内側の面と対向した状態に位置する手掛け操作部である操作部23を先端側に有している。
【0026】
ここで、この操作体21は、例えば支軸22に上部が回動可能に嵌着された左右方向に細長状で中空形状の操作本体部25を有している。
【0027】
この操作本体部25の両端部には、この操作本体部25を延長する延長部26が一体的に設けられているとともに、スライド板15の切欠き部18内に対して進退するストッパ部であるロック部27が一体的に設けられている。なお、この延長部26とロック部27とにて連結クローザ20が構成されている。
【0028】
この延長部26は、略矩形状の基板部28を有し、この基板部28の下部の裏面つまり開閉体4との対向面には、係合段部29が一体に設けられている。この基板部28の下面は水平に対してやや傾斜した傾斜面32となっている。
【0029】
また、この基板部28の内側部には、挿通孔30を有する連結板部31が一体に設けられ、この連結板部31が操作本体部25に対して固着されている。
【0030】
一方、ロック部27は、やや細長い矩形状の基板部33を有し、この基板部33の長手方向一端側が、延長部26の連結板部31の挿通孔30に挿通されて操作本体部25内に位置し、操作本体部25に対して固着されている。
【0031】
そして、この基板部33の長手方向他端部からは、略矩形状のロック板部34が開閉体4側である室外側に向って一体に突出し、このロック板部34の先端側が、開閉体4に形成された挿通孔35を介してスライド板15の切欠き部18内に対して進退可能となっている。
【0032】
なお、開閉体4と操作体21との間には、この操作体21を下方回動させるように付勢する図示しない付勢体が配置されている。また、図4および図8に示されるように、開閉体4の下端側の側端部には、基板部11との当接により係合回動体6の所定以上の上方回動を規制するストッパ突部36が設けられている。
【0033】
また、この開閉装置1は、開口部2の左右両側に立設され、開口部2に沿って移動つまり昇降する開閉体4を案内する左右一対の案内体であるガイドレール41を備えている。
【0034】
この左右一対のガイドレール41には、図5に示されるように、開閉体4の側端部および係合回動体6が挿入される上下方向に細長状で断面略コ字状のガイド溝部42が形成されているとともに、このガイド溝部42に隣接して上下方向に細長状で断面略C字状の溝部43が形成されている。
【0035】
そして、このガイドレール41の下端側、すなわち例えばガイドレール41の下端部の回動体取付部44には、図4ないし図6等に示すように、ラッチ掛等の係合受け体である係合受け回動体51が、開閉体4の幅方向である左右方向の支軸52を介して上下方向に回動可能に設けられ、ガイド溝部42内に対して進退可能となっている。
【0036】
この左右一対の係合受け回動体51は、操作体21のロック状態時に、ガイド溝部42内に進出した状態で、下方からの係合回動体6と当接係合してこの係合回動体6を受け止めて、閉鎖状態の開閉体4の上昇を規制するものである。
【0037】
そして、この係合受け回動体51は、例えば支軸52に上部が回動可能に連結された略三角形状をなす一対の対向板部53を有している。
【0038】
この対向板部53の傾斜辺縁部相互が略平板状の連結板部54にて一体に連結され、この対向板部53の下端部相互が略平板状の係合受け部である係合受け板部55にて一体に連結されている。
【0039】
また、この対向板部53には、略円弧状の長孔56が形成され、この長孔56にはストッパ用の挿通軸57が挿通されている。さらに、この挿通軸57および支軸52には、係合受け回動体51を上方回動させるように付勢する付勢体であるばね58が取り付けられている。
【0040】
またさらに、このガイドレール41の下部側、すなわち例えばガイドレール41の溝部43には、図1、図5および図11に示すように、室内側から操作可能な上下方向に細長状の引き手棒等のロック解除用操作体61が、上下方向にスライド可能に嵌合された状態で設けられている。
【0041】
そして、この左右一対のロック解除用操作体61は、閉鎖状態の開閉体4の下端側から上方に所定距離、例えば閉鎖状態の開閉体4の下端から約500mm〜1500mm離れた位置から、開閉体4の下端側の操作体21を上方回動させてロック解除状態にするためのロック解除用操作部62を上端側に有している。
【0042】
なお、一般的な大人の場合、閉鎖状態の開閉体4の下端からの距離(高さ)が約500mmより小さくなるとロック解除用操作体61を操作するのに腰を大きくかがめなければならないおそれが強くなり、その距離(高さ)が約1500mmより大きくなるとロック解除用操作体61を操作しずらくなる。
【0043】
ここで、このロック解除用操作体61は、例えば溝部43に嵌合され上下方向に細長状の嵌合板部64を有している。
【0044】
そして、この嵌合板部64の上端部には連結部65を介してロック解除用操作部62が一体的に設けられている。このロック解除用操作部62は、略矩形板状に形成され、室内側から操作可能となっている。
【0045】
また、この嵌合板部64の下端部には連結部66を介してブロック状の作用部67が一体的に設けられている。
【0046】
この作用部67の上部の表面つまり室内側の面には、操作体21の延長部26の係合段部29と係脱する係合突部68が一体に設けられている。また、この作用部67の上面は、延長部26の傾斜面32に対応して水平に対してやや傾斜した傾斜面69となっている。なお、嵌合板部64には、ロック解除用操作体61が必要以上にスライドするのを規制する図示しないストッパ突部が一体に設けられ、このストッパ突部は溝部43に形成された長孔内に挿通されている。
【0047】
また一方、図1に示されるように、開閉体4の室内側の面におけるロック解除用操作体61のロック解除用操作部62と対応する部分、すなわち例えば閉鎖状態時にロック解除用操作部62と略同じ高さに位置する部分には、左右一対の凹状の手掛け部71が形成されている。
【0048】
また、略円柱状の開口状態の開閉体4を収容する収容体3は、両ガイドレール41の上端部相互にわたって配置されている。また、両ガイドレール41の下端部相互にわたって被当接部である下枠72が配置され、開閉体4の下端部にその下枠72に当接する当接部73が形成されている。
【0049】
さらに、図示しないが、閉鎖状態の開閉体4の室内側の面に臨む部分が、例えば左右2枚の障子等の引違戸にて開閉可能となっている。また、この開閉体4の下端部の左右両側端には引違戸が当接する戸当り部74が一体的に設けられている。
【0050】
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
【0051】
開口部2を閉鎖する場合、開閉体4をこの開閉体4の当接部73が下枠72に当接する下限位置まで下降させる。
【0052】
この際、図13に示すように、開閉体4から突出した突出状態の係合回動体6の係合板部12が、ガイドレール41のガイド溝部42内に進出した進出状態の係合受け回動体51の傾斜状の連結板部54に当接すると、係合回動体6は基板部11とストッパ突部36との当接により回動しないが、係合受け回動体51は、係合回動体6にて押されて支軸52を中心として下方回動し、ガイド溝部42内から退避した退避状態になり、開閉体4の下降が許容される。
【0053】
開閉体4とともに下降する突出状態の係合回動体6の係合板部12が、退避状態の係合受け回動体51を乗り越えるようにしてこの係合受け回動体51の傾斜状の連結板部54の下端から離れると、係合受け回動体51は、ばね58の付勢により支軸52を中心として上方回動し、もとの進出状態に復帰する。
【0054】
そして、開口部2が閉鎖された状態で、かつ、ロック部27のロック板部34がスライド板15の切欠き部18内に進出して操作体21がロック状態になっている施錠状態で、閉鎖状態の開閉体4に上向きの外力が加えられ、その開閉体4がやや持上げられた場合、係合回動体6の係合板部12と係合受け回動体51の係合受け板部55との当接係合により、閉鎖状態の開閉体4の上昇が規制され、開閉体4の閉鎖状態が維持される。
【0055】
すなわち、突出状態の係合回動体6が、進出状態の係合受け回動体51にて押されて下方回動しようとするが、図8の2点鎖線で示すように、スライド板15が操作体21のロック板部34に当接してスライド規制されるため、係合回動体6は所定以上回動せず、係合回動体6と係合受け回動体51との当接係合が維持され、開閉体4の上昇が規制される。
【0056】
次いで、開口部2を開口させる場合について説明する。
【0057】
まず、操作体21のみのワンアクション操作で開口部2を開口させる場合、操作体21の操作部23を手に持って、この操作体21とともに開閉体4を持ち上げるように操作すれば、操作体21が支軸22を中心として上方回動してロック解除状態に自然と切り換わるので、そのまま開閉体4を上昇させることができる。
【0058】
操作体21がロック解除状態になれば、図14に示すように、開閉体4の上昇の際に、突出状態の係合回動体6の係合板部12が、進出状態の係合受け回動体51の係合受け板部55に当接すると、係合受け回動体51は挿通軸57が対向板部53の長孔56端部に臨む部分に当接するため回動しないが、係合回動体6は、係合受け回動体51にて押されて支軸7を中心として下方回動し、開閉体4内に後退した非突出状態になり、開閉体4の上昇が許容される。
【0059】
開閉体4とともに上昇する非突出状態の係合回動体6が、係合受け回動体51の対向板部53の上端から離れると、係合回動体6は、ばね17の付勢により支軸7を中心として上方回動し、もとの突出状態に復帰する。
【0060】
また、ロック解除用操作体61を利用して、立った姿勢のままかがまずに開口部2を開口させる場合は、まず、例えば左右いずれかの引違戸をスライドさせてから、対応する側のロック解除用操作体61のロック解除用操作部62を手に持って操作し、ロック解除用操作体61をガイドレール41の溝部43に沿って上方にスライドさせることで、開閉体4の下端側の操作体21を支軸22を中心として上方回動させてロック解除状態にする。
【0061】
ロック解除用操作体61が上方にスライドすると、図9、図10および図12に示すように、操作体21の延長部26の傾斜面32がロック解除用操作体61の作用部67の傾斜面69にて押され、操作体21が上方回動してロック解除状態になる。
【0062】
このとき、操作体21の係合段部29とロック解除用操作体61の係合突部68とが引掛り係合するため、ロック解除用操作体61のロック解除用操作部62から手を離しても、ロック解除用操作体61がその自重で下方にスライドせず、操作体21のロック解除状態が維持される。
【0063】
そして、ロック解除用操作部62の近くにある手掛け部71に手を掛けて開閉体4を上昇させれば、開口部2を開口でき、例えば室外側から光等を室内側に採り入れることができる。
【0064】
なお、手掛け部71を利用して開閉体4を上昇させれば、係合回動体6が係合受け回動体51とは係合しない位置まで上昇した時点で、係合段部29と係合突部68との係合が自動的に解除され、操作体21が付勢体にて付勢されて下方回動してもとの姿勢に戻る。
【0065】
このようにして、上記一実施の形態によれば、開閉体4を手動で上昇させる際に、操作体21を上方に回動操作してから開閉体4の例えば手掛け部71等に手を持ちかえる必要がなく、操作体21のロック解除状態への切換え操作と開閉体4の上昇操作とをワンアクションで行うことができるので、操作性が良好である。
【0066】
また、繰り返し使用により係合回動体6の回動動作および係合受け回動体51の回動動作がにぶくなるようなことを防止し、開口部2を適切に開閉できる。
【0067】
さらに、操作体21は、開閉体4の下端部略全幅にわたって位置する操作部23を有するので、開閉体4の下端部の中央位置や左右いずれかの側端位置等、左右方向に関してどこの位置からでも操作でき、操作性がきわめて良好である。
【0068】
また、閉鎖状態の開閉体4の下端側から上方に所定距離離れた位置から操作体21をロック解除状態にするためのロック解除用操作部62を有するロック解除用操作体61を備えるので、ロック解除用操作部62の操作により操作体21を容易にロック解除状態にでき、よって例えば立った姿勢のまま腰を大きくかがめることなく、操作体21を容易にロック解除状態に切り換えることができる。
【0069】
なお、建物の開口部2は、掃出し窓開口部には限定されず、例えば高窓開口部や腰窓開口部等であってもよく、この高窓開口部等の場合にはロック解除用操作体61を備える必要がないが、その他の構成部品はそのまま使用できる。
【0070】
また、開閉装置1は、開口部2の左右両側に配置された左右一対のロック解除用操作体61を備えるものには限定されず、例えば1つのロック解除用操作体61を開口部2の左右両側のいずれか一方のみに配置したものでもよい。
【0071】
さらに、操作体21の操作部23は、開閉体4の下端部略全幅にわたって位置するものには限定されず、例えば開閉体4の下端部の側端位置、或いは開閉体4の下端部の中央位置等に位置するものでもよい。
【0072】
また一方、開閉装置1は、開口部2の周囲に固定された窓シャッタ装置には限定されず、例えばその他の開口部の周囲に固定されたその他のシャッタ装置、雨戸、引戸等のドア装置、ブラインド装置、サッシ障子を有するサッシ窓装置、スクリーン装置等、或いは、これら装置のうちの同種または異種を複数並設したものでもよい
【0073】
さらに、開閉体4をシャッタカーテンとした場合は、複数のスラット等を用いる構成には限定されず、パネル、パイプ、シート、ネット等を用いる構成や、これらを適宜組み合わせた構成、1枚のシート部材や1枚の板状部材にて形成した構成等でもよい。
【0074】
また、開閉体4は、開閉機のブレーキの解除により自重下降して閉鎖するものや電動モータにより電動開閉するものでもよく、また、開閉体4の収納方式は、巻軸等の巻体の回転による巻取式には限定されず、例えば、折り畳み式、送り込み式、分離重合式等の任意のものとしてもよい。
【0075】
さらに、開閉体4の閉移動方向先端部が当接する被当接部は、下枠72には限定されず、例えば床面、或いはガイドレール等の案内体に突設された突出部であってもよい。
【0076】
また、ロック解除用操作体61は、その略全体がガイドレール41内に配置されたものには限定されず、例えばガイドレール41外に露出した状態で配置されたもの等でもよい。なお、ロック解除用操作体61のガイドレール41外の露出部分(操作部62および作用部67を除く部分)は、カバー体にて覆い隠すようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、開閉体を手動で上方に移動させる際に、操作体の操作と開閉体の操作とをワンアクションで行うことができるので、操作性が良好であり、また、係合回動体の回動動作および係合受け回動体の回動動作がにぶくなるようなことを防止し、開口部を適切に開閉できる。
【0078】
請求項2の発明によれば、操作体は、開閉体の下端側の略全幅にわたって位置する操作部を有するので、操作性がきわめて良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の開閉装置の一実施の形態を示す室内からみた斜視図である。
【図2】 同上開閉装置の一部の分解斜視図である。
【図3】 同上開閉装置の一部の組立後の斜視図である。
【図4】 同上開閉装置の係合回動体および係合受け回動体の斜視図である。
【図5】 同上開閉装置の係合回動体および係合受け回動体の平面図である。
【図6】 同上開閉装置の係合回動体および係合受け回動体の側面図である。
【図7】 同上開閉装置の係合回動体の室内視図である。
【図8】 同上開閉装置の係合回動体の室外視図である。
【図9】 同上開閉装置のロック状態の操作体の側面図である。
【図10】 同上開閉装置のロック解除状態の操作体の側面図である。
【図11】 同上開閉装置の延長操作体の斜視図である。
【図12】 同上開閉装置の延長操作体にて操作体がロック状態にされた状態を示す側面図である。
【図13】 前記開閉装置の係合受け回動体が係合回動体にて押された状態を示す側面図である。
【図14】 前記開閉装置の係合回動体が係合受け回動体にて押された状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 開閉装置
2 開口部
4 開閉体
6 係合回動体
21 操作体
23 操作部
51 係合受け回動

Claims (3)

  1. 下方への移動により閉鎖状態になって開口部を閉鎖し、上方への移動により開口状態になって前記開口部を開口させる開閉体と、
    この開閉体を案内する案内体と、
    前記開閉体の下端側に上下方向に回動可能に設けられた係合回動体と、
    前記開閉体の下端側に上下方向に回動可能に設けられ、下方への回動により前記係合回動体の回動を規制するロック状態になり、上方への回動により前記係合回動体の回動を許容するロック解除状態になる操作体と、
    前記案内体に設けられ、前記係合回動体と係合して閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動を規制する上下方向に回動可能な係合受け回動体とを備え、
    前記開閉体の下方への移動の際には、前記係合受け回動体が前記係合回動体にて押されて下方回動し、前記開閉体の下方への移動が許容され、
    前記開閉体の上方への移動の際には、前記操作体がロック解除状態になっている場合は、前記係合回動体が前記係合受け回動体にて押されて下方回動し、閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動が許容されるが、前記操作体がロック状態になっている場合は、前記係合回動体と前記係合受け回動体との係合により閉鎖状態の前記開閉体の上方への移動が規制される開閉装置であって、
    前記開閉体に設けられ、切欠き部が形成され、前記係合回動体の回動に連動して左右方向にスライドするスライド板を備え、
    前記操作体は、この操作体の回動によって前記スライド板の切欠き部内に対して進退するロック板部を有し、
    前記ロック板部は、前記操作体のロック状態時に前記スライド板の切欠き部内に進出し、前記操作体のロック解除状態時に前記スライド板の切欠き部内から後退する
    ことを特徴とする開閉装置。
  2. 操作体は、開閉体の下端側の略全幅にわたって位置する操作部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 係合回動体は、スライド板に形成された上下方向の長孔に挿通された突部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の開閉装置。
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