JP3875653B2 - Droplet state measuring device and state measuring method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の状態を計測するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の状態を計測するための装置が多くの分野において求められている。
【0003】
例えば、内燃機関の燃焼によって排出される排気ガスに含まれるCO2 やNoxの低減のためには燃焼状態を制御する必要がある。噴霧された燃料の分布あるいは拡散状態の適正な評価は、内燃機関用の燃料噴射ノズルの開発に大きく貢献する。そのほか、ネブライザ、加湿器等の噴霧特性の評価や、特定の薬品等から立ち昇る蒸気の分布や径の計測、ビールやワインの気泡の挙動の観察など、3次元空間に存在する小滴の分布や径を精度よく測定したいというニーズは大きい。
【0004】
特許文献1(特開平10−90157号公報)には、レーザ回折法を用いた測定装置の例が開示されている。この装置の測定原理は、噴霧空間内にレーザ発信部とその受光部とを臨ませ、噴霧空間を透過したレーザビームを受光部で受け取ることにより噴霧空間における散乱強度分布や透過率を検出するというものである。一般的には、散乱強度分布を噴霧の粒径分布のモデルに適応させ、噴霧の粒径分布と代表粒径を算出する。粒径分布が算出されると、粒子群の減衰断面積が演算され、測定された透過率から光束中の体積濃度の平均値が推定される。
【0005】
また、従来、LDV(レーザドップラー流速法)、位相法LDV、PDPA(位相ドップラ粒子分析法)等と呼ばれる方法により、3次元空間中の位置を特定して複数の粒子を同時に測定する手法が提案されている。この測定法の基本原理は、空中に2本のレーザビームを「交差させて」空間的な干渉縞を形成すると共に、その干渉縞を横切る小滴から散乱される光を異なる複数の点から同じ測定体積を観測し、測定信号の位相差から小滴の径を測定するというものである。
【0006】
なお、面的に速度場を得る測定法としては、PIV(粒子画像流速測定法)が知られている。この測定法は、ある大きさの観測領域に分布する小滴群が作る配置パターンが一定時間流れの方向に変わらないという仮定に基づき、複数の小滴群の作るパターンについて相関の強い点を探索することによって移動距離の算出を行うものである。これを3次元化したSPIV(ステレオ粒子画像流速測定法)も知られている。
【0007】
一方、近年、測定空間にシート状の平行なレーザビーム(放射シート光)を照射し、そのレーザビームが当たった小滴に関し、液滴表面での反射光と一次屈折光との干渉によって焦点外れ像内に発生する干渉縞を解析する測定法が開発された。レーザ干渉画像法と称されるこの測定法は、各小滴に対応する円形の焦点外れ像中に干渉縞が存在し、その干渉縞の数と小滴の径との間に一定の関係があることに着目したもので、当該干渉縞の数を測定することにより小滴の径を高精度に測定できる(非特許文献1:SAE Paper No.950457等)。
【0008】
しかしながら、この測定法は、焦点外れ像自体が円形で大きい領域を占めるため、空間内の小滴の分布濃度が高いと焦点外れ像が相互に重なってしまい、各小滴を分離して各々の径を測定することが困難になるという問題があった。
【0009】
この点に関して、特許文献2(特開2002−181515号公報)においては、光学系に工夫を加えることにより、小滴に対応する円形の焦点外れ像間の干渉を抑制し、焦点外れ像の分析を容易化した技術を開示している。この技術は、各小滴に対応する円形の焦点外れ像を、その一方向において圧縮し、他の方向のみの線状画像とすることにより、空間中の小滴の分布濃度が高い場合においても、それぞれの焦点外れ像を相互に分離可能とし、且つ該焦点外れ像中の干渉縞の数を精度よく数えることができるようにしたものである。
【0010】
なお、この特許文献2においては、このほかに、当該線状の焦点外れ像の中心を求めることにより、小滴の中心位置を求める方法や、線状の焦点外れ像をフーリエ変換して周波数を求め、求めた周波数にその焦点外れ像の長さを掛けることにより焦点外れ像中の干渉縞の数を求め、その干渉縞の数に基づいて小滴の径を求めるというより具体的な方法も併せて開示されている。更には、微小間隔をおいて2セットの2次元凍結画像を撮影し、特定の線状の焦点外れ像自体がその2セットの2次元凍結画像間で移動した方向及び距離を相互相関演算により求める方法も開示されている。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−90157号公報
【非特許文献1】
SAE Paper No.950457
【特許文献2】
特開2002−181515号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に係る測定法は、液滴径の分布は測定できるものの、当該液滴の位置に関する情報を得ることができないという問題がある。そのため、噴霧された液滴がどのような軌跡、あるいは速度にて空間に拡散していくかという情報を得ることはできない。又、噴霧空間内にレーザの発信部と受光部とを臨ませているため、このレーザ発信部及び受光部の存在により噴霧の本来の流れが乱されてしまうという大きな問題も有している。
【0013】
また、前記LDV、位相法LDV、PDPA等と呼ばれる測定法は、レーザビームが交差する(点に近い)極狭い領域の小滴の径を測定するものであるため、その領域外の周囲の空間中の測定を同時に行うことができず、小滴の挙動の空間的な相互関係の把握や乱流のような非定常的な噴霧場の解析が困難だった。また、測定精度も必ずしも十分なものではなかった。
【0014】
一方、前記PIVの範疇に属する測定法は3次元的な速度の分布を知ることができるが、個々の小滴の粒径を計測することができていない。また、もともと個々の小滴の粒径の挙動に着目したものではないため、個々の粒子速度が大きく異なる流れ場を測定する場合には、粒子群の移動量検出が困難となることが考えられる。粒径については、小滴画像の輝度プロフィールから求めるように試みた改良法も提案されているが、概略的な粒径計測結果しか得られていない。また、輝度プロフィールは、粒径の2乗に比例して強くなるため、測定空間中の大径の粒子の速度分布、あるいは平均化された情報として速度や粒径が得られている可能性が高い。小滴の密度が高いと測定のダイナミックレンジが大きく低下するという問題も残されている。
【0015】
レーザ干渉法を改良した特許文献2(特開2002−181515号公報)に係る技術は、焦点外れ像内に発生する干渉縞の解析により各液滴の粒径を高精度に求めることができるため、近年注目されている技術であるが、小滴の位置情報(分布情報)および速度情報が二次元観測場でしか捉えられないという大きな問題がある。
【0016】
一般に、3次元空間に存在する小滴の粒径あるいは分布について検討する場合、2次元での観測だけでは不十分である。とりわけ、乱流中に浮遊する分散小滴の空間濃度は必ずしも一様ではなく、流れ場の空間構造に応じて疎密の偏りが生じ、局所的に高濃度あるいは低濃度の領域が発生することが知られている。そのため、このレーザ干渉法に係る測定は、ときに空間内のある特定の平面上にたまたま存在した局所的な高密度或いは低密度の小滴分布あるいは速度情報を示しているに過ぎないことがあり、その本来の分布状態あるいは速度情報を必ずしも反映していない可能性があると指摘されていた。しかし、焦点外れ像から干渉縞を得るという手法を用いる限り、得られた画像情報から3次元の分布或いは速度を再構築するのは不可能である。
【0017】
また、たとえ焦点外れ像を光学的に処理して線状化し、重なり合う液滴の画像を分離する手法を採用したとしても、1個1個の液滴の像はかなりの長さを有する像として拡大されており、小滴密度によってはやはり像同士がかなり重なってしまう。即ち、小滴密度が高くなると、分布の解像度は相対的に低くならざるを得ない。
【0018】
このように、従来は、3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の粒径、3次元分布、3次元速度を正確にかつ同時に測定し得る測定法は、未だ開発されておらず、そのためこれらのすべての要素を正確に測定するには、異なる種類の測定法を用いた別々の測定を並列的に行わざるを得ないというのが実情であった。
【0019】
本発明は、このような従来の小滴の状態計測に関する事情を抜本的に改善するためになされたもので、新しい測定原理に基づき、これらの全ての要素を同時にかつ正確に測定することを可能とする小滴の状態計測装置及び状態計測方法を提供することをその課題としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の状態を計測するための小滴の状態計測装置において、計測対象となる小滴が存在する空間に対し、薄幅シート状の放射シート光を照射可能なレーザ照射機構と、前記放射シート光内の被測定領域に存在する各小滴に該放射シート光が照射されることによって各小滴毎にそれぞれ2個得られる点状の光の群を、前記放射シート光が照射されている範囲外から合焦点画像で捉える第1のカメラと、前記点状の光の群を、前記放射シート光が照射されている範囲外であって且つ前記第1のカメラと異なる角度から合焦点画像で捉える第2のカメラと、を備え、前記第1、第2のカメラによって捉えられた前記点状の光の群のそれぞれの合焦点画像に基づいて、前記被測定領域内の小滴または小滴群を、それぞれの小滴毎に2個得られる点状の光で構成される輝点対または輝点対群の態様で3次元空間内で同定可能に構成したしたことにより、上記課題を解決したものである。
【0021】
図2に、液滴や気泡等の小滴Pに平行レーザ光LSoが照射されたときの光線軌跡の焦点面P1に対する関係を示す。透明球形の小滴Pに平行レーザ光LSoを照射すると、小滴Pの0次反射および1次屈折(或いは2次屈折)により、焦点面上に輝点の二重像(2個得られる点状の光:輝点対GP)が形成される。図中θはにらみ角(散乱角:後述)である。この輝点対GPは小滴Pの粒径の情報を有している。しかし、実際に測定空間に存在する多数の液滴を撮像した場合、生の画像の状態のままではこれら多数の輝点対GPが撮像面全体に散らばることになり、1個1個の小滴Pの識別は不可能である(図4、図7(a)等参照)。
【0022】
本発明では、(特許文献2に係る技術のようにこの輝点対を敢えて焦点外れ面で撮像して干渉縞を得るという手法ではなく)この輝点対を合焦点像のまま捉えるようにすると共に、各小滴を第1、第2カメラにより異なる角度から捉え、そのステレオ画像(2枚の画像)の比較により、1個1個の小滴を「探索・同定する」という手法を採用した。即ち、本発明では1個1個の小滴自体を探索・同定するための手段としてステレオ画像を利用する。
【0023】
本発明では、ばらばらの状態で無数に散らばる点状の光を、ペア化された2つの点状の光点、即ち「輝点対」という概念の下で同定する。そのため、1個1個の小滴を個別に同定できる。しかも、同定された1個1個の小滴は、それぞれ合焦された輝点対という態様で描写されているため、本来的に粒径の情報を含み、(粒径の大小の如何に関わらず)当該粒径を光学的に正しく反映している。
【0024】
また、合焦された輝点対はほとんど面積を有しないため、たとえ小滴が被測定領域に密に存在していたとしても各小滴同士の描写干渉はほとんど生じない。そのため、カメラ、或いはレンズの解像度次第で、従来測定し得なかったような小径の小滴が高密度に存在するような空間であっても、1個1個の小滴を確実に同定できる。
【0025】
加えて、本発明が優れているのは、この第1、第2カメラによって異なる角度から捉えられた2枚の合焦点画像は、1個1個の小滴の同定作業に寄与するだけでなく、当該同定の時点で各小滴の被測定領域内での3次元分布(3次元における位置)に関する情報をも同時に含んでいるということである。即ち、本発明に係る2つの画像面上に存在する各小滴の輝点対に関する解析は、被測定領域内における各小滴の3次元分布状態の把握を同時に可能にする。
【0026】
また、本発明では、1個1個の小滴が輝点対という態様で特定できるため、第1、第2カメラによって特定の時刻の状態と、それから微小時間経過後の状態とをそれぞれ撮像することにより、第1、第2カメラによって捉えられる各々の画像面上における各小滴の移動情報を得ることができる。したがって両者の相互関係により、1個1個の小滴の3次元の移動軌跡や速度情報を算出することも可能となる。
【0027】
即ち、本発明では、従来は不可能だった各小滴の粒径、3次元分布(3次元位置情報)、及び3次元移動軌跡や3次元速度(3次元ベクトル情報)の同時取得が可能である。
【0028】
ところで、本発明は、このように原理的に被測定領域に存在する全ての小滴を同定し得る「可能性」を有しており、結果として全小滴について粒径、3次元における分布(3次元での位置情報)、さらには3次元における速度分布の測定ができる。しかしながら、本発明は実際の測定に当たって必ずしも被測定領域に存在する全ての小滴を個々の小滴単位で同定することを要求するものではなく、目的に応じた数あるいは態様の同定を行うだけで十分な場合もある。
【0029】
例えば、粒径を求めたいときには、もとより被測定領域中の全ての小滴を同定する必要はない。この場合は、演算範囲や同定の処置数を限定したり、輝点対が特に鮮明に撮影されているもののみ同定する等の条件を付して必要と思われる程度の数のみの同定を行い、当該条件の下で同定された液滴のみについて粒径計測を行うようにすれば足りる。
【0030】
また、3次元分布の測定、あるいは3次元速度分布の測定においても、第1、第2カメラの解像度、あるいはコンピュータの処理能力等の関係で全ての液滴について同定を行うのが困難な場合には、例えば、複数の液滴群によって形成される輝点対群を一つの塊として探索・同定するようにしてもよい。この場合でも、複数の小滴群は3次元での位置が同一で且つ同一の挙動を行うと推定されるグループレベルの小滴群として同定できるため(即ち、本来の位置は異なるが2次元情報として見たが故にたまたま同一の位置に存在すると捉えられたものではないため)位置情報や挙動追跡情報の信頼性が高い。したがって、速度情報を得るために所定時間経過した後の画像を得る場合においても、追跡が容易であり、用途によっては充分な情報が得られる。
【0031】
小滴を一個単位で同定するか、あるいは複数単位で同定するかは、主にカメラの解像度やコンピュータの演算能力、あるいは処理時間やコストとの関係で選択されるべきものであり、本発明はこの点でも目的に応じて柔軟に対応できる。
【0032】
なお、本発明では、小滴の粒径、3次元分布、あるいは3次元移動軌跡や3次元速度等のいずれをも同時に測定し得る「可能性」を有しているが、実際の実施に当たっては、必ずしもこれらの測定を全て同時に行う必要はなく、目的に応じ、このうちいずれかの測定項目のみを演算し、不要な演算を省略してもよいのは言うまでもない。
【0033】
本発明にはさまざまなバリエーションが考えられる。
【0034】
例えば、前記放射シート光が小滴に照射されて得られる2個の点状の光としては、当該小滴の0次反射光と一次屈折光を選択するようにすると、各小滴において明るく明快な輝点対を得ることができる。換言するならば、本発明は、例えば小滴の2次屈折光を輝点対を構成する対象として選択することもできる。
【0035】
また、前記小滴の径を計測する場合には、前記輝点対の間隔を自己相関法によって算出するようにするとよい。2点間の距離を自己相関法によって算出する方法自体は公知である。この演算は、例えば干渉縞をフーリエ変換を用いて解析する手法に比べ、演算負担が軽い。
【0036】
また、前記放射シート光の幅方向の深さ(厚さ)が可変とされていると、測定目的に合致した大きさの被測定領域を得ることができる。すなわち、放射シート光の幅方向の深さが深い(厚い)と、測定可能な3次元空間の深さを大きくとることができるため、特に動きの速い乱流など、3次元方向の移動量の大きな小滴を確実に追跡できる。一方、小滴の存在密度が高い場合などでは、撮像される小滴の数(輝点対の数)が多くなり、各輝点対を同定する演算処理の負担が大きくなるだけでなく、誤った同定が行われてしまう確率がそれだけ高くなる。このようなときには放射シート光の幅方向の深さを浅くすると、撮像される輝点対の数を減少できる。放射シート光の幅方向の深さが可変とされていると、目的に応じたこのような調整を簡易に行うことができる。
【0037】
また、前記第1、第2カメラのそれぞれの光軸が前記放射シート光のシート平面と直角以外の交差角度(にらみ角とステレオ角:後に詳述)で交差するように配置するとよい。
【0038】
一般に、0次反射光、一次屈折光、あるいは二次屈折光は、その得られる輝度が異なる。カメラの光軸が放射シート光のシート平面と直角以外の角度で交差するように「にらみ角」を有して第1、第2のカメラを配置すると、その差を縮小できる。その結果小滴の同定をより確実に行うことができるようになる。
【0039】
なお、この場合に、当該にらみ角が可変とされていると、被測定対象の透明度や屈折率などの特性に応じて、最も鮮明に輝点対が得られるようなカメラ配置に容易に調整することができるようになり、設定の自由度を高めることができる。
【0040】
また、前記第1、第2カメラのそれぞれの光軸同士のなす角(ステレオ角)が可変とされていると、被測定領域の3次元空間における放射シート面方向の解像度と深さ(幅)方向の解像度の調整を容易に行うことができるようになる。
【0041】
また、前記第1、第2カメラの前記被測定領域に対する距離が可変とされていると、被測定対象の動き等を勘案して撮像可能空間の大きさを容易に変更することができるようになる。
【0042】
また、前記第1、第2カメラによって撮像される被測定領域が小滴が存在する空間内の任意の位置に設定可能とされていると、被測定領域をトレースすることにより、小滴の存在する全3次元空間の測定を行うことができる。
【0043】
ところで、本発明においては、第1、第2のカメラによってそれぞれ撮影された合焦点画像に基づいて被測定領域内の各小滴を同定することをその基本構成としているが、本発明は、これらの2つのカメラ以外のカメラの設置を禁止するものではなく、用途、あるいは目的に応じて適宜他のカメラを併設するようにしてもよい。
【0044】
例えば、前記第1、第2のカメラのほかに、更に、前記点状の光の群を、放射シート光が照射されている範囲外であって且つ第1、第2のカメラのいずれとも異なる角度から合焦点画像で捉えるチェックカメラを備え、第1、第2のカメラに加え、このチェックカメラによって捉えられた合焦点画像をも参照して、被測定領域内の小滴(または小滴群)を同定できるようにした場合には、各小滴の同定を一層正確に行うことができるようになり、また、3次元空間における小滴の位置の把握もそれだけ正確に行うことができるようになる。
【0045】
なお、このチェックカメラは、当該チェックカメラによって撮像された合焦点画像を第1、第2のカメラによって撮像された合焦点画像と対等に扱い、3つのカメラによって得られた数値を平均化するような態様で利用してもよく、また、第1、第2カメラの相関に疑問が生じたときにのみ参照するような態様で利用してもよい。
【0046】
このチェックカメラは、第1、第2のカメラの光軸を含むカメラ平面内に自身の光軸を有し、且つ、第1、第2カメラの中央に相当する位置に設置されるようにすると一層良好である。一般に、輝点対を明確に捉えるという機能のみに着目した場合、放射シート光に対してステレオ角0度に相当する位置でカメラを設置するのが最も好ましい。そのため、ステレオ角0度における小滴の合焦点画像が別途存在すると、誤った同定が行われる確率を低減できるだけでなく、輝点対が明確に捉えられている分、例えばその間隔を求めるための自己相関法による演算においてもそのピークが判明しやすくなるため、より正確に小滴の粒径を演算することができる場合がある。
【0047】
更に、前記第1、第2のカメラのほかに、該第1、第2のカメラのセットと同様の構成を有する一対、あるいは2対以上のカメラセットを併設するようにしてもよい。例えば、同一のにらみ角で、ステレオ角の小さな第1、第2のカメラのセットと、ステレオ角の大きな第3、第4のカメラのセットを組み合わせると、第1、第2カメラのセットによって、特に放射シート光のシート面に平行な方向において高い解像度を有する輝点対画像が得られ、第3、第4のカメラのセットによって放射シート光の幅方向において高い解像度を有する輝点対画像が得られる。この結果、一対のみのカメラセットを備える場合に比べ、3次元のあらゆる方向について、非常に高い精度で小滴の同定及び位置分布の確定が行えるようになる。
【0048】
また、例えば、第1、第2のカメラセットの被測定領域と第3、第4のカメラセットの被測定領域が連続するように設定しておくと、1回の測定で広範囲の小滴の分布あるいは動きを、精度の高い合焦状態で連続して測定あるいは追跡できるようになる。
【0049】
こうした3台以上のカメラによる連携測定は、本発明が輝点対の合焦点画像に基づいた同定解析を行っているが故に、その発展形として想定し得るものであり、本発明の有する大きな潜在的可能性を示すものと言える。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0051】
図1は本発明の測定の基本原理を説明するための概念構成図である。
【0052】
この実施形態における計測対象は、スワールノズルNより下方に向けて噴霧される液滴(小滴)である。便宜上、放射シート光LSが放射されていく水平方向をX方向、鉛直方向(スワールノズルNの中心軸の延在する方向)をY方向、X方向及びY方向の双方と垂直な水平方向(放射シート光LSの幅方向)をZ方向と定義する。各方向の原点はスワールノズルNの噴射口である。
【0053】
図1を参照して、状態計測装置10は、レーザ照射機構12、第1カメラ14、第2カメラ16、及びコンピュータ(演算手段:図示略)を主な構成要素として備える。
【0054】
前記レーザ照射機構12は、液滴が存在する3次元空間に対し、光源12Aから薄幅(厚さW)のシート状の放射シート光LSを照射するもので、これ自体は公知のものである。
【0055】
放射シート光LSは、レーザ照射機構12の光源12Aを基点とし、X方向の水平線x0を中心に鉛直面内(X−Y面内)において上下対称に拡開する扇状の光である。この放射シート光LSのZ方向の厚さWがそのままこの実施形態における被測定領域Sの実質的なZ方向の深さとなる。即ち、この厚さWを大きく設定すると、被測定領域SのZ方向の深さを大きくできる。逆に、この厚さWを小さく設定すると、放射シート光LSの照射される液滴の数が少なくなるため、各液滴同士の干渉の少ない(同定のし易い)画像を得ることができる。従って、定性的には液滴の動きが大きい場合は、厚さWを大きく取って深い被測定領域Sを確保し、液滴の存在密度が高い場合には、放射シート光LSの厚さWを小さめにして撮像される液滴数を抑えるようにするとより望ましい測定結果が得られる。
【0056】
なお、被測定領域SのX方向及びY方向の境界は、第1、第2カメラのそれぞれの撮影領域の重なった部分として確定される。
【0057】
被測定領域Sに存在する各液滴に放射シート光が照射されると、前述したように、各液滴毎にそれぞれ0次反射光、及び1次屈折光の2個の点状の光(輝点対)が得られる(図2参照)。
【0058】
第1カメラ14は、各液滴に該放射シート光LSが照射されることによって各液滴毎にそれぞれ得られる輝点対の群を、合焦点画像で捉えられるように、放射シート光LSが照射されている範囲外に配置される。一方、第2カメラ16は、同じこの輝点対の群を、放射シート光LSが照射されている範囲外であって且つ第1カメラと異なる角度から合焦点画像で捉えるように配置される。2台のカメラ14、16はCCDカメラであり、いわゆるステレオPIV配列にて配置される。
【0059】
より具体的に説明すると、第1、第2カメラ14、16のそれぞれの光軸14A、16Aは、それぞれX−Z平面内において放射シート光LSのシート平面と直角以外の角度θで交差している。この交差角度θをここでは「にらみ角」と称す。にらみ角θが90度以外の角度に設定されているのは、0次反射光と一次屈折光の輝度の差をできるだけ縮小し、両者がほぼ同等の輝度を有するようにするためである。にらみ角θは、液滴の透明度や屈折率などの特性に応じて、最適値が異なってくるため、可変とされているのが望ましい。
【0060】
また、前記第1、第2カメラ14、16のそれぞれの光軸14A、16Aのなす角αも可変である。この角αをここでは「ステレオ角」と称す。ステレオ角αの設定(より具体的にはその1/2に相当する水平面からの傾斜角α/2の設定)は、被測定領域Sの3次元空間での液滴の同定に関し、放射シート光LSのシート面方向(X−Y方向)の解像度と深さ方向(Z方向)の解像度の調整に影響する。ステレオ角αを小さく設定すると、シート面方向の解像度を高めることができ、ステレオ角αを大きく設定すると、深さ方向(Z方向)の解像度を高めることができる。
【0061】
第1、第2カメラ14、16の被測定領域Sに対する距離d1、d2(d1=d2)も可変とされている。これは被測定対象の動き等を勘案して撮像可能空間の大きさを容易に変更することができるようにするためである。
【0062】
なお、第1、第2カメラ14、16のそれぞれの光軸14A、16Aを含むカメラ平面は、放射シート光LSが広がっている方向に対応する座標軸(この実施形態ではY方向の座標軸)とは平行である。第1、第2カメラ14、16は、放射シート光LSに対して対称に対峙しており、それぞれ同一のにらみ角θ及び同一の水平面からの傾斜角(ステレオ角αの1/2に相当)を有し、被測定領域Sに対する距離d1、d2もそれぞれ同一である。
【0063】
以上の構成より、第1、第2カメラ14、16は、その被測定領域Sが放射シート光LS内の任意の位置に設定可能である。従って、例えば後述するように液滴の存在する空間に対する放射シート光LSの照射方向自体を可変とすると共に、当該被測定領域Sをトレースするように測定を繰り返すことにより、結果として液滴の存在する全3次元空間において小滴の状態を測定できる。
【0064】
図3に、ノズルから噴出する噴霧の瞬間画像及び被測定領域S(A、B)の例を示す。被測定領域A、Bの中心は、スワールノズルNの噴射口Naの中心から見て、それぞれX方向に20mm、Y方向に50mm、及び、X方向に35mm、Y方向に70mmの位置にある。
【0065】
図4(a)(b)に、被測定領域Bの焦点面における噴霧を視覚化した画像および液滴の輝点対のサンプルを示す。これらの画像は、被測定領域Bについて立体構成した第1、第2カメラ14、16で記録されたものである。
【0066】
図5(a)(b)に、ある輝点対およびその画像の自己相関関数パターンを示す。相関値の0次ピークと1次ピークとの間隔は、輝点対の間隔Lに相当する。輝点対の間隔が分かると公知の(1)式に基づいて液滴の粒径を算出することができる。
【0067】
【数1】

Figure 0003875653
【0068】
ここで、θはにらみ角、mは液滴の屈折率である。
【0069】
実際にこの液滴の粒径を、(1)式から求めたところ153.5[μm]であった。
【0070】
被測定領域A内において同定された個々の液滴の粒径を測定した結果の分析例を図6に示す。図6では、被測定領域A内の個々の液滴の粒径に対する液滴数のヒストグラムが示されている。この図6から、被測定領域Aにおいては、液滴の直径が増加するとともに液滴数が減少することが分かる。最大液滴数は、液滴直径=60[μm]において記録されている。
【0071】
同様な測定及び分析を被測定領域B以内の液滴についても行えば、被測定領域A、B間の液滴の粒径に対する液滴数の違いが明確化される。
【0072】
一方、被測定領域A、B内において同定された個々の液滴は、本実施形態の構成上そのまま3次元の位置情報を内在している。この位置情報は、噴射口から噴霧された液滴の3次元分布(個々の液滴の3次元の位置情報)にほかならない。もちろん、得られた3次元分布の情報を、更にどのように分析するかは、もとより限定されるものではなく、さまざまな手法の分析が可能である。上記分析例もその一例と言える。
【0073】
更に、第1、第2カメラ14、16によって撮影された映像を、所定の時間間隔で2セット以上入手した場合、各々の時点における各液滴の3次元空間における動きに関する情報を得ることができ、個々の液滴の移動軌跡を把握することができる。また、撮影の時間間隔と移動距離との関係から個々の液滴の3次元の速度分布を得ることもできる。
【0074】
図7(a)に、被測定領域Aにおける生の画像を、図7(b)に速度分布に関する分析を行った後のパターン例をそれぞれ示す。この例では、被測定領域Aにおいて複数個の液滴をまとめて同定し、当該複数個の液滴群に対応する輝点対群の速度分布を求めている。なお、ここでは、X−Y方向の速度分布のみが示されており、Z方向の速度分布は描かれていない。実際の測定ではZ方向の速度分布は、カラーのレイヤー表示で表現される。
【0075】
前述したように、本発明は、第1、第2カメラ14、16によって撮像された二枚の画像を基にして一個一個の液滴を個別に同定できるが、このように複数の液滴群をまとめて同定しても、相応の効果が得られる。どの程度の大きさの液滴群を纏めて捉えるかは、コスト、処理時間等を考慮して設定すればよい。
【0076】
ところで、本発明では、被測定領域S内の各液滴を異なる角度から撮影した画像に基づいて同定する。そのため、撮影するカメラの台数を増やすことによって、様々な付加的な効果を得ることができるようになる。
【0077】
図8に第1、第2カメラ14、16のほかに更に別のカメラを併設した実施形態の例を示す。図8の(a)においては、前記第1、第2のカメラ14、16のほかに、更に、センタカメラ(チェックカメラ)30を備えた例が示されている。このセンタカメラ30は、第1、第2のカメラ14、16のカメラ平面上において第1、第2カメラ14、16が放射シート光LSに対して有しているそれぞれの角度の中間に相当する角度、すなわちステレオ角0度に相当する角度に設置されている。
【0078】
この構成により、第1、第2のカメラに加え、センタカメラ30によって捉えられた合焦点画像をも参照して、被測定領域S内の各小滴を輝点対の態様で同定できるようになる。その結果、各小滴の同定を一層誤りなく正確に行うことができるようになり、粒径測定も3次元空間における小滴の位置の把握もそれだけ正確に行うことができるようになる。
【0079】
例えば粒径測定の場合に、第1、第2カメラ14、16によって特定の小滴が存在すると推定された空間に、センタカメラ30も同一の輝点対画像をとらえていた場合に限り、その点状の2個の光点が確かに存在するある小滴の輝点対であるとして、粒径測定に利用できるようにソフトを構成すれば、誤って同定された輝点対をベースに粒径測定を行ってしまうのを防止できる。
【0080】
このセンタカメラ30は、当該センタカメラ30によって撮像された合焦点画像を第1、第2のカメラによって撮像された合焦点画像と対等に扱い、3つのカメラによって得られた数値を平均化するような態様で利用してもよく、また、第1、第2カメラ14、16の相関に疑問が生じたときにのみ参照するような態様で利用してもよい。
【0081】
また、前述したように、センタカメラ30によって捉えられ合焦点画像は、ステレオ角0度における画像であるため、輝点対がより明確に捉えられている可能性が高いため、粒径測定に関しては、このセンタカメラ30によって捉えられた輝点対をベースに測定するように構成してもよい。
【0082】
一方、図8(b)には、第1、第2のカメラ14、16のほかに、該第1、第2のカメラセットと同様の構成を有する第3、第4のカメラ26、28からなるカメラセットを同一のカメラ平面に併設するようにしている。この例では、同一のにらみ角θで、第1、第2カメラ14、16セットのステレオ角α1を小さめ(より零に近い値)に設定し、一方第3、第4カメラ26、28のセットのステレオ角α2を大きめ(より180°に近い値)に設定している。この結果、第1、第2カメラ14、16のセットによって、特に放射シート光LSのシート面に平行な方向(X−Y方向)において高い解像度を有する輝点対画像が得られ、第3、第4のカメラ26、28のセットによって放射シート光LSの幅方向(Z方向)において高い解像度を有する輝点対画像が得られる。この結果、一対のみのカメラセットを備える場合に比べ、3次元のあらゆる方向について、非常に高い精度で小滴の同定及び位置分布の確定が行えるようになる。
【0083】
なお、このように、第3、第4のカメラセットを併設する場合、第1、第2のカメラセットの被測定領域と第3、第4のカメラセットの被測定領域が連続するように設置することも可能である。このように設置すると、動きの速い液滴でも1回の測定で画面から外れることなく連続して測定あるいは追跡できるようになる。
【0084】
こうした3台以上のカメラによる連携測定の例は多々考えられる。追加するカメラの使用例は上記例に限定されない。
【0085】
最後に、本発明を実際に実施する際に使用する具体的な装置の構成例について簡単に説明する。
【0086】
図9は本状態計測装置10の全体概略正面図、図10はその斜視図、図11はカメラ設置機構の全体概略図斜視図、図12はその要部拡大斜視図である。なお、理解を容易にするために、これまで説明してきた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号をそのまま使用している。
【0087】
この状態計測装置10は、スワールノズルNから噴霧される液滴の拡散状態を計測するためのもので、レーザ照射機構12、第1カメラ14、第2カメラ16、及びコンピュータ(演算手段)18a、18bを主な構成要素として備える。
【0088】
前記レーザ照射機構12は、液滴が存在する3次元空間に対し、薄幅(厚さW)のシート状の放射シート光LSを照射するもので、この実施形態では、ダブルパルスNd:YAGレーザ(λ=532nm、最大出力50mJ/パルス)が使用されている。
【0089】
放射シート光LSの厚さWは、この実施形態では1mmに設定されている。
【0090】
図11、図12を参照して、第1、第2カメラ14、16設置するためのカメラ設置機構CSは、レーザ照射機構12ごと水平面内(X−Z面内)で回転可能なターンテーブル31上に配置されており、ベース体32、L字アングル34、および支持アーム36、37から主に構成される。ターンテーブル31は、上下動も可能である。
【0091】
ベース体32は、放射シート光LSが照射される方向(X方向)に沿ってターンテーブル31上に固定されており、回転台40の固定位置をX方向においてMの範囲で可変とするための溝部42を有する。
【0092】
L字アングル34はこの回転台40上においてX−Z平面内で回転してにらみ角θを調整・設定可能とする。また、L字アングル34はこの回転台40自体がベース体32の溝部42に沿って摺動可能とされていることにより、結果として被測定領域SをX方向に可変とする機能も有する。L字アングル34の立柱34Aには、第1、第2カメラ14、16を支持するための支持アーム36、37がカメラ平面内で回転可能に取付けられている。支持アーム36、37は、これ自体が放射シート光LS(被測定領域S)に対して進退動自在とされており(または第1、第2カメラ14、16が支持アームに対して相対的に摺動可能とされており)、結果として第1、第2カメラ14、16の被測定領域Sに対する距離d1、d2が可変とされ、被測定対象の動き等を勘案して撮像可能空間の大きさを容易に変更することができるようになっている。
【0093】
L字アングル34及び支持アーム36、37の回転角は、それぞれエンコーダ44、45、46によって検出され、現時点でのにらみ角θ及びステレオ角α(傾斜角α/2)が確認できるようになっている。また、必要ならば、この検出値に基づいて図示せぬリニヤモータを用いてにらみ角θ及びステレオ角αの自動設定を行うように構成することもできる。
【0094】
図11から明らかなように、この状態計測装置10においては、光学系の配置関係をそのままに維持しながら、ターンテーブル31を回転或いは上下動させることにより、カメラ支持機構CS全体をスワールノズルNの中心軸(Y軸)を基準にして360度回転させることができ、全方向の状態測定ができるようになっている。
【0095】
なお、手動設定、あるいは自動設定のための初期設定の際には、図13に示されるように、スワールノズルNの装着ヘッド50に取り付けた位置決めバー52に、レーザポインタ53を当て、指定された位置にマーカーが来るように画像を見ながら、被測定領域Sの調整を行う。
【0096】
また、図14に示されるように、回転台40の回転・位置決めは、レーザ光源12Aからレーザポインタ55を放ち、ノズル装着ヘッド50に取り付け角度を調整したミラー57を装着し、照度計56により光度が最も高くなるように調整することにより行う。
【0097】
なお、図9及び図10において、符号74は作業デスク、76は試験流体供給機構をそれぞれ示している。試験流体供給機構76は、流体を送り出すスクリュースピンドルポンプ80、圧力を制御する水圧制御盤82、試験流体回収タンク84、配管86等からなる。また、90符号はレーザ光源12Aに信号を送るパルスジェネレータ、92はレーザ光源12Aに付設されたシリンドリカルレンズをそれぞれ示している。また、符号94は噴霧場の液滴の下方からの影響(巻き返し)の影響を抑制するためのハニカム整流ボードである。
【0098】
第1、第2カメラ14、16は、1008×1016ピクセルのCCDカメラであり、焦点深さはこの例では12.3mm、絞りはf=16である。これにより放射シート光LSの厚さW内において両カメラが合焦点画像を記録するのに十分な被写界深度を得ている。
【0099】
この実施形態ではこのにらみ角θは70度に設定されている。可変範囲は50度〜80度である。実用上は65度〜75度程度がにらみ角θの最適範囲となることが多い。
【0100】
また、ステレオ角αは、この例では50度(水平線を境に上下25度の傾斜)とされているが、20度〜60度(水平線を境に上下10度〜30度の傾斜)の範囲で可変である。
【0101】
以上の構成より、第1、第2カメラ14、16は、その被測定領域Sが放射シート光LS内の任意の位置に設定可能である。更に、液滴の存在する空間に対する放射シート光LSの照射方向もターンテーブル31の回転及び上下動により可変とされているため、液滴の存在する空間をトレースするようにして測定を繰り返すことにより、結果として液滴の存在する全範囲における3次元状態を液滴の粒径の測定を含めて実施できる。
【0102】
なお、第1、第2カメラ14、16のほかに別途のカメラを増設する場合においても、同様の構成の支持機構を採用することができる。
【0103】
尤も、本発明においては、第1、第2カメラ支持機構を含めて、具体的にどのような支持機構によって各カメラを支持・設置するかについては、特に限定されない。
【0104】
【発明の効果】
本発明によれば、3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の粒径、3次元における分布状態、及び3次元における速度分布を同時にかつ正確に測定することができるようになるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定の基本原理を説明するための概念構成図
【図2】液滴の結像における光線軌跡の焦点面に対する関係を示す光学特性図
【図3】ノズルから噴出する噴霧の瞬間画像に被測定領域の表示を挿入した合成図
【図4】被測定領域Bの焦点面における噴霧を視覚化した画像および液滴の輝点対のサンプルを示す撮影図
【図5】ある輝点対およびその画像の自己相関関数のパターン図
【図6】被測定領域A内において同定された個々の液滴粒径を測定した結果の分析例を示すヒストグラム
【図7】(a)は被測定領域Saにおける生の撮影図、(b)は速度分布に関する分析を行った後の速度パターン図
【図8】第1、第2カメラのほかに更に別のカメラを併設した実施形態の例を示す概略斜視図
【図9】本発明の実施形態に係る状態計測装置の具体的構成を示す全体概略正面図
【図10】同斜視図
【図11】カメラ設置機構の全体概略図斜視図
【図12】同要部拡大斜視図
【図13】位置決めバーを用いてカメラ設置機構により被測定領域の設定を行うときの説明図
【図14】にらみ角を調整するときの具体的手法の例の説明図
【符号の説明】
10…状態計測装置
12…レーザ照射機構
14…第1カメラ
16…第2カメラ
18a、18b…コンピュータ(演算手段)
26…第3カメラ
28…第4カメラ
30…センタカメラ
LS…放射シート光
W…放射シート光の厚さ
S(A、B)…被測定領域
θ…にらみ角
α…ステレオ角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus and method for measuring the state of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space.
[0002]
[Prior art]
An apparatus for measuring the state of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space is required in many fields.
[0003]
For example, it is necessary to control the combustion state in order to reduce CO2 and Nox contained in the exhaust gas discharged by the combustion of the internal combustion engine. Appropriate evaluation of the distribution or diffusion state of the sprayed fuel greatly contributes to the development of a fuel injection nozzle for an internal combustion engine. In addition, the distribution of droplets existing in a three-dimensional space, such as evaluation of spray characteristics of nebulizers, humidifiers, etc., measurement of the distribution and diameter of vapor rising from specific chemicals, observation of the behavior of beer and wine bubbles, etc. There is a great need to measure the diameter and diameter accurately.
[0004]
Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 10-90157) discloses an example of a measuring apparatus using a laser diffraction method. The measurement principle of this device is that the laser transmitter and its light receiver are exposed in the spray space, and the laser beam transmitted through the spray space is received by the light receiver to detect the scattering intensity distribution and transmittance in the spray space. Is. In general, the scattering intensity distribution is applied to a spray particle size distribution model to calculate the spray particle size distribution and the representative particle size. When the particle size distribution is calculated, the attenuation cross-sectional area of the particle group is calculated, and the average value of the volume concentration in the light flux is estimated from the measured transmittance.
[0005]
Conventionally, a method called LDV (laser Doppler flow velocity method), phase method LDV, PDPA (phase Doppler particle analysis method), etc., has been proposed to determine the position in a three-dimensional space and measure multiple particles simultaneously. Has been. The basic principle of this measurement method is that the two laser beams are “crossed” in the air to form a spatial interference fringe, and the light scattered from the droplets across the interference fringe is the same from different points. The measurement volume is observed, and the diameter of the droplet is measured from the phase difference of the measurement signal.
[0006]
Note that PIV (particle image flow velocity measurement method) is known as a measurement method for obtaining a velocity field in a plane. This measurement method is based on the assumption that the arrangement pattern created by a droplet group distributed in an observation area of a certain size does not change in the direction of flow for a certain period of time. Thus, the movement distance is calculated. Also known is SPIV (stereoparticle image velocimetry) in which this is three-dimensionalized.
[0007]
On the other hand, in recent years, the measurement space is irradiated with a sheet-like parallel laser beam (radiation sheet light), and the small droplet hit by the laser beam is out of focus due to interference between the reflected light on the droplet surface and the primary refracted light. A measurement method for analyzing the interference fringes generated in the image has been developed. This measurement method, called laser interference imaging, has interference fringes in the circular defocused image corresponding to each droplet, and there is a fixed relationship between the number of interference fringes and the droplet diameter. In particular, it is possible to measure the diameter of the droplet with high accuracy by measuring the number of the interference fringes (Non-Patent Document 1: SAE Paper No. 950457, etc.).
[0008]
However, in this measurement method, the out-of-focus image itself is circular and occupies a large area. Therefore, if the distribution density of the droplets in the space is high, the out-of-focus images overlap each other, and the individual droplets are separated and separated. There was a problem that it was difficult to measure the diameter.
[0009]
In this regard, in Patent Document 2 (Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-181515), by devising an optical system, interference between circular defocus images corresponding to droplets is suppressed, and analysis of defocus images is performed. The technology which made easy is disclosed. This technique compresses a circular defocused image corresponding to each droplet in one direction to form a linear image only in the other direction, so even when the distribution density of the droplets in the space is high. The respective out-of-focus images can be separated from each other, and the number of interference fringes in the out-of-focus images can be accurately counted.
[0010]
In addition, in Patent Document 2, in addition to this, the center of the linear defocused image is obtained to obtain the center position of the droplet, or the linear defocused image is subjected to Fourier transform to obtain the frequency. There is also a more specific method of obtaining the number of interference fringes in the out-of-focus image by multiplying the obtained frequency by the length of the out-of-focus image, and obtaining the diameter of the droplet based on the number of the interference fringes. It is also disclosed. Furthermore, two sets of two-dimensional frozen images are photographed at a minute interval, and the direction and distance in which a specific linear defocused image itself moves between the two sets of two-dimensional frozen images are obtained by cross-correlation calculation. A method is also disclosed.
[0011]
[Patent Document 1]
JP-A-10-90157
[Non-Patent Document 1]
SAE Paper No. 950457
[Patent Document 2]
JP 2002-181515 A
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the measurement method according to Patent Document 1 can measure the distribution of the droplet diameter, there is a problem that information on the position of the droplet cannot be obtained. For this reason, it is impossible to obtain information on how the sprayed droplets diffuse into the space at what trajectory or speed. Further, since the laser transmitter and the light receiver are exposed in the spray space, there is a serious problem that the original flow of the spray is disturbed by the presence of the laser transmitter and the light receiver.
[0013]
Further, the measurement method called LDV, phase method LDV, PDPA, etc. measures the diameter of a droplet in a very narrow region where laser beams intersect (close to a point). It was difficult to understand the spatial relationship of droplet behavior and to analyze unsteady spray fields such as turbulent flow. Moreover, the measurement accuracy is not always sufficient.
[0014]
On the other hand, the measurement method belonging to the category of PIV can know the three-dimensional velocity distribution, but cannot measure the particle size of each droplet. In addition, since it is not originally focused on the behavior of the particle size of individual droplets, it may be difficult to detect the amount of movement of particle groups when measuring flow fields with greatly different particle velocities. . An improved method has been proposed for obtaining the particle size from the luminance profile of the droplet image, but only a rough particle size measurement result has been obtained. In addition, since the luminance profile becomes stronger in proportion to the square of the particle size, there is a possibility that the velocity distribution and the particle size are obtained as the velocity distribution of the large particles in the measurement space or averaged information. high. The problem remains that the dynamic range of the measurement is greatly reduced when the density of the droplets is high.
[0015]
The technique according to Patent Document 2 (Japanese Patent Laid-Open No. 2002-181515), which improves the laser interferometry, can determine the particle size of each droplet with high accuracy by analyzing interference fringes generated in an out-of-focus image. Although this technology has been attracting attention in recent years, there is a big problem that the position information (distribution information) and velocity information of droplets can only be captured in a two-dimensional observation field.
[0016]
In general, when examining the particle size or distribution of droplets existing in a three-dimensional space, observation in two dimensions is not sufficient. In particular, the spatial concentration of dispersed droplets floating in turbulent flow is not always uniform, and uneven density may occur depending on the spatial structure of the flow field, resulting in locally high or low concentration regions. Are known. Therefore, this laser interferometry measurement may only show local high-density or low-density droplet distribution or velocity information that occasionally happened on a specific plane in space. It was pointed out that the original distribution state or velocity information may not necessarily be reflected. However, as long as a method of obtaining interference fringes from an out-of-focus image is used, it is impossible to reconstruct a three-dimensional distribution or velocity from the obtained image information.
[0017]
Moreover, even if a technique is employed in which an out-of-focus image is optically processed to be linearized and images of overlapping droplets are separated, each droplet image is an image having a considerable length. The images are enlarged, and the images will still overlap each other depending on the droplet density. That is, as the droplet density increases, the distribution resolution must be relatively low.
[0018]
As described above, a measurement method that can accurately and simultaneously measure the particle size, three-dimensional distribution, and three-dimensional velocity of droplets such as droplets and bubbles existing in a three-dimensional space has not been developed yet. Therefore, in order to accurately measure all these factors, the actual situation is that separate measurements using different kinds of measurement methods must be performed in parallel.
[0019]
The present invention has been made in order to drastically improve the situation related to the conventional state measurement of droplets, and based on a new measurement principle, all these elements can be measured simultaneously and accurately. It is an object of the present invention to provide a droplet state measurement apparatus and a state measurement method.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a state measuring device for a droplet for measuring the state of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space. A laser irradiation mechanism capable of irradiating the radiating sheet light, and a point obtained by irradiating each radiating sheet light to each small droplet existing in the measurement area in the radiating sheet light. A first camera that captures a group of light in a focused image from outside the range irradiated with the radiation sheet light, and a group of point light out of the range irradiated with the radiation sheet light And a second camera that captures a focused image from a different angle from the first camera, and each of the point-like groups of light captured by the first and second cameras. Based on the focus image, a drop or small droplet in the measured area The above problem can be solved by configuring the group so that it can be identified in a three-dimensional space in the form of bright spot pairs or bright spot pair groups composed of point-like light obtained for each droplet. It is a thing.
[0021]
FIG. 2 shows the relationship of the ray trajectory with respect to the focal plane P1 when the parallel laser beam LSo is irradiated to the droplet P such as a droplet or a bubble. When the parallel spherical laser beam LSo is irradiated onto the transparent spherical droplet P, the double image of the bright spot on the focal plane (two points obtained by the zero-order reflection and the first-order refraction (or second-order refraction) of the droplet P is obtained. Shaped light: bright spot pair GP). In the figure, θ is a glancing angle (scattering angle: described later). This bright spot pair GP has information on the particle size of the droplet P. However, when a large number of liquid droplets actually existing in the measurement space are imaged, in the state of the raw image, the large number of bright spot pairs GP are scattered over the entire imaging surface, and each small droplet is one by one. P cannot be identified (see FIG. 4, FIG. 7A, etc.).
[0022]
In the present invention, this bright spot pair is captured as an in-focus image (instead of a technique in which an interference fringe is obtained by deliberately imaging the bright spot pair with an out-of-focus surface as in the technique of Patent Document 2). At the same time, each droplet was captured from different angles by the first and second cameras, and a method of “searching / identifying” each single droplet by comparing the stereo images (two images) was adopted. . That is, in the present invention, a stereo image is used as a means for searching and identifying each droplet itself.
[0023]
In the present invention, innumerable scattered spot-like light is identified under the concept of two paired spot-like light spots, that is, “bright spot pairs”. Therefore, each droplet can be individually identified. Moreover, since each identified droplet is depicted in the form of a focused bright spot pair, it inherently contains particle size information (regardless of whether the particle size is large or small). I) The particle size is optically reflected correctly.
[0024]
Further, since the focused bright spot pair has almost no area, even if the droplets are densely present in the measurement region, there is almost no description interference between the droplets. Therefore, depending on the resolution of the camera or lens, it is possible to reliably identify each single droplet even in a space where small-sized droplets that could not be measured conventionally exist in high density.
[0025]
In addition, the present invention is superior in that the two focused images captured from different angles by the first and second cameras not only contribute to the identification work of each single droplet. This means that at the time of the identification, information on the three-dimensional distribution (position in three dimensions) of each droplet in the measured region is included at the same time. That is, the analysis relating to the bright spot pair of each droplet existing on the two image planes according to the present invention makes it possible to simultaneously grasp the three-dimensional distribution state of each droplet in the measurement region.
[0026]
Further, in the present invention, each droplet can be specified in the form of a pair of bright spots, so that the state at a specific time and the state after a lapse of a minute time are respectively captured by the first and second cameras. Thus, movement information of each droplet on each image plane captured by the first and second cameras can be obtained. Therefore, it is possible to calculate the three-dimensional movement trajectory and velocity information of each droplet by the mutual relationship between the two.
[0027]
That is, according to the present invention, it is possible to simultaneously acquire the particle size, the three-dimensional distribution (three-dimensional position information), the three-dimensional movement trajectory and the three-dimensional velocity (three-dimensional vector information) of each droplet, which was not possible conventionally. is there.
[0028]
By the way, the present invention has a “possibility” that can identify all the droplets existing in the measurement region in principle as described above, and as a result, all the droplets have a particle size, a distribution in three dimensions ( (Position information in three dimensions), and further, velocity distribution in three dimensions can be measured. However, the present invention does not necessarily require that all the droplets existing in the region to be measured be identified in units of individual droplets in actual measurement, but only by identifying the number or mode according to the purpose. It may be enough.
[0029]
For example, when it is desired to determine the particle size, it is not necessary to identify all the droplets in the region to be measured. In this case, limit the number of computations and the number of treatments for identification, or identify only the number that seems to be necessary by adding conditions such as identifying only those that have been captured with a clear pair of bright spots. It is only necessary to measure the particle size of only the droplets identified under the conditions.
[0030]
Also, in the measurement of the three-dimensional distribution or the measurement of the three-dimensional velocity distribution, when it is difficult to identify all the droplets due to the resolution of the first and second cameras or the processing capacity of the computer. For example, a group of bright spots formed by a plurality of droplet groups may be searched and identified as one lump. Even in this case, a plurality of droplet groups can be identified as group-level droplet groups that are assumed to have the same three-dimensional position and the same behavior (that is, the original position is different but the two-dimensional information is different). Therefore, the position information and behavior tracking information are highly reliable. Therefore, even when an image is obtained after a predetermined time has passed in order to obtain speed information, tracking is easy and sufficient information can be obtained depending on the application.
[0031]
Whether to identify a single droplet or multiple units should be selected mainly in relation to the resolution of the camera, the computing power of the computer, or the processing time and cost. In this respect as well, it can be flexibly handled according to the purpose.
[0032]
In the present invention, the droplet size, three-dimensional distribution, or three-dimensional movement trajectory and three-dimensional velocity can be measured simultaneously. However, in actual implementation, Needless to say, it is not always necessary to perform all of these measurements at the same time. Depending on the purpose, only one of the measurement items may be calculated and unnecessary calculations may be omitted.
[0033]
Various variations are conceivable for the present invention.
[0034]
For example, as the two point-like lights obtained by irradiating the droplet with the radiation sheet light, the 0th-order reflected light and the first-order refracted light of the droplet are selected so that each droplet is bright and clear. A bright spot pair. In other words, according to the present invention, for example, the second-order refracted light of a droplet can be selected as an object constituting a bright spot pair.
[0035]
Further, when measuring the diameter of the droplet, the interval between the bright spot pairs may be calculated by an autocorrelation method. A method for calculating the distance between two points by the autocorrelation method is known. This calculation has a lighter calculation burden than, for example, a method of analyzing interference fringes using Fourier transform.
[0036]
In addition, when the depth (thickness) in the width direction of the radiation sheet light is variable, it is possible to obtain a measurement region having a size that matches the measurement purpose. That is, if the depth of the radiation sheet light in the width direction is deep (thick), the measurable depth of the three-dimensional space can be increased. Can reliably track large droplets. On the other hand, when the density of small droplets is high, the number of small droplets to be imaged (the number of bright spot pairs) increases, which not only increases the burden of calculation processing for identifying each bright spot pair, but also erroneously. This increases the probability that the identification will be performed. In such a case, if the depth of the radiation sheet light in the width direction is reduced, the number of bright spot pairs to be imaged can be reduced. If the depth of the radiation sheet light in the width direction is variable, such adjustment according to the purpose can be easily performed.
[0037]
Further, the optical axes of the first and second cameras may be arranged so as to intersect with the sheet plane of the radiation sheet light at an intersecting angle other than a right angle (glazing angle and stereo angle: detailed later).
[0038]
In general, 0th-order reflected light, first-order refracted light, or second-order refracted light has different luminances. If the first and second cameras are arranged with an “angle” so that the optical axis of the camera intersects the sheet plane of the radiating sheet light at an angle other than a right angle, the difference can be reduced. As a result, the droplet can be identified more reliably.
[0039]
In this case, if the angle of view is variable, the camera arrangement can be easily adjusted so that a bright spot pair can be obtained most clearly in accordance with the characteristics of the object to be measured, such as transparency and refractive index. And the degree of freedom of setting can be increased.
[0040]
Further, when the angle (stereo angle) formed by the optical axes of the first and second cameras is variable, the resolution and depth (width) in the direction of the radiation sheet in the three-dimensional space of the measurement area The direction resolution can be easily adjusted.
[0041]
In addition, when the distance between the first and second cameras with respect to the measurement area is variable, the size of the imageable space can be easily changed in consideration of the movement of the measurement object. Become.
[0042]
In addition, when the measurement area imaged by the first and second cameras can be set at an arbitrary position in the space where the droplet exists, the presence of the droplet is traced by tracing the measurement area. Measurement of the entire three-dimensional space can be performed.
[0043]
By the way, in the present invention, the basic configuration is to identify each droplet in the measurement area based on the focused images respectively captured by the first and second cameras. Installation of cameras other than these two cameras is not prohibited, and other cameras may be provided as appropriate according to the use or purpose.
[0044]
For example, in addition to the first and second cameras, the point-like group of light is outside the range where the radiation sheet light is irradiated and is different from both the first and second cameras. A check camera that captures an in-focus image from an angle is provided. In addition to the first and second cameras, the in-focus image captured by the check camera is also referred to, and a droplet (or a droplet group) in the measurement region ) Can be identified, each droplet can be identified more accurately, and the position of the droplet in the three-dimensional space can be grasped more accurately. Become.
[0045]
The check camera treats the in-focus image captured by the check camera as equal to the in-focus image captured by the first and second cameras, and averages the numerical values obtained by the three cameras. It may be used in such a manner that it is referred to only when the correlation between the first and second cameras is questioned.
[0046]
This check camera has its own optical axis in the camera plane including the optical axes of the first and second cameras, and is installed at a position corresponding to the center of the first and second cameras. Even better. In general, when focusing only on the function of clearly capturing a bright spot pair, it is most preferable to install the camera at a position corresponding to a stereo angle of 0 degrees with respect to the radiation sheet light. Therefore, if a focused image of a small droplet at a stereo angle of 0 degrees is separately present, not only can the probability of erroneous identification be reduced, but also the amount of bright spot pairs that are clearly captured, for example, for determining the interval In the calculation by the autocorrelation method, the peak can be easily found, so that the particle size of the droplet may be calculated more accurately.
[0047]
Furthermore, in addition to the first and second cameras, a pair having two or more camera sets having the same configuration as the first and second camera sets may be provided. For example, when a set of first and second cameras having the same glancing angle and a small stereo angle is combined with a set of third and fourth cameras having a large stereo angle, the set of the first and second cameras In particular, a bright spot pair image having a high resolution in a direction parallel to the sheet surface of the radiation sheet light is obtained, and a bright spot pair image having a high resolution in the width direction of the radiation sheet light is obtained by the third and fourth camera sets. can get. As a result, compared to a case where only a pair of camera sets are provided, it is possible to identify droplets and determine the position distribution with very high accuracy in all three-dimensional directions.
[0048]
For example, if the measurement area of the first and second camera sets and the measurement area of the third and fourth camera sets are set to be continuous, a wide range of small droplets can be measured in one measurement. Distribution or movement can be continuously measured or tracked with high accuracy in focus.
[0049]
Such coordinated measurement by three or more cameras can be assumed as an advanced form of the present invention because the present invention performs identification analysis based on the focused image of a bright spot pair. It can be said that it shows potential.
[0050]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0051]
FIG. 1 is a conceptual configuration diagram for explaining the basic principle of measurement according to the present invention.
[0052]
The measurement target in this embodiment is a droplet (small droplet) sprayed downward from the swirl nozzle N. For convenience, the horizontal direction in which the radiation sheet light LS is emitted is X direction, the vertical direction (direction in which the central axis of the swirl nozzle N extends) is Y direction, and the horizontal direction (radiation) is perpendicular to both the X direction and the Y direction. The width direction of the sheet light LS) is defined as the Z direction. The origin in each direction is the nozzle of the swirl nozzle N.
[0053]
Referring to FIG. 1, a state measurement apparatus 10 includes a laser irradiation mechanism 12, a first camera 14, a second camera 16, and a computer (calculation means: not shown) as main components.
[0054]
The laser irradiation mechanism 12 irradiates a sheet-shaped radiation sheet light LS having a thin width (thickness W) from a light source 12A to a three-dimensional space in which droplets exist, and is known per se. .
[0055]
The radiation sheet light LS is fan-shaped light that spreads symmetrically in the vertical plane (in the XY plane) around the horizontal line x0 in the X direction with the light source 12A of the laser irradiation mechanism 12 as a base point. The thickness W in the Z direction of the radiation sheet light LS becomes the substantial depth in the Z direction of the measurement region S in this embodiment as it is. That is, when the thickness W is set large, the depth of the measurement region S in the Z direction can be increased. Conversely, when the thickness W is set to be small, the number of droplets irradiated with the radiation sheet light LS is reduced, so that an image with little interference (easily identified) between the droplets can be obtained. Therefore, qualitatively, when the movement of the liquid droplet is large, a deep measurement area S is secured by increasing the thickness W, and when the density of liquid droplets is high, the thickness W of the radiation sheet light LS is secured. A more desirable measurement result can be obtained by reducing the number of droplets to be imaged by decreasing the value of.
[0056]
Note that the X-direction and Y-direction boundaries of the measurement target region S are determined as overlapping portions of the respective imaging regions of the first and second cameras.
[0057]
When the radiating sheet light is irradiated to each droplet existing in the measurement region S, as described above, two point-shaped lights (0th-order reflected light and first-order refracted light) for each droplet ( A bright spot pair) is obtained (see FIG. 2).
[0058]
The first camera 14 receives the radiation sheet light LS so that the group of bright spots obtained for each droplet by irradiating the droplet with the radiation sheet light LS can be captured by the focused image. Arranged outside the irradiated range. On the other hand, the second camera 16 is arranged so that the same group of bright spot pairs is outside the range irradiated with the radiation sheet light LS and is captured by a focused image from a different angle from the first camera. The two cameras 14 and 16 are CCD cameras and are arranged in a so-called stereo PIV arrangement.
[0059]
More specifically, the optical axes 14A and 16A of the first and second cameras 14 and 16 intersect with the sheet plane of the radiation sheet light LS at an angle θ other than a right angle in the XZ plane, respectively. Yes. This intersection angle θ is referred to herein as a “glare angle”. The reason why the glancing angle θ is set to an angle other than 90 degrees is to reduce the difference in luminance between the 0th-order reflected light and the first-order refracted light as much as possible so that both have substantially the same luminance. The glancing angle θ is preferably made variable because the optimum value varies depending on characteristics such as the transparency and refractive index of the droplet.
[0060]
The angle α formed by the optical axes 14A and 16A of the first and second cameras 14 and 16 is also variable. This angle α is referred to herein as a “stereo angle”. The setting of the stereo angle α (more specifically, the setting of the inclination angle α / 2 from the horizontal plane corresponding to ½ thereof) relates to the identification of the droplet in the three-dimensional space of the measurement region S, and the radiation sheet light It affects the adjustment of the resolution in the sheet surface direction (XY direction) and the resolution in the depth direction (Z direction) of LS. If the stereo angle α is set small, the resolution in the sheet surface direction can be increased, and if the stereo angle α is set large, the resolution in the depth direction (Z direction) can be increased.
[0061]
The distances d1 and d2 (d1 = d2) with respect to the measurement area S of the first and second cameras 14 and 16 are also variable. This is because the size of the imageable space can be easily changed in consideration of the movement of the measurement target.
[0062]
Note that the camera plane including the optical axes 14A and 16A of the first and second cameras 14 and 16 is the coordinate axis corresponding to the direction in which the radiation sheet light LS spreads (in this embodiment, the coordinate axis in the Y direction). Parallel. The first and second cameras 14 and 16 are symmetrically opposed to the radiation sheet light LS, and each has the same glancing angle θ and the inclination angle from the same horizontal plane (corresponding to 1/2 of the stereo angle α). The distances d1 and d2 with respect to the measurement region S are also the same.
[0063]
With the above configuration, the first and second cameras 14 and 16 can set their measurement area S at an arbitrary position in the radiation sheet light LS. Therefore, for example, as will be described later, the irradiation direction of the radiation sheet light LS to the space where the droplet exists is variable, and the measurement is repeated so as to trace the measurement target region S, resulting in the presence of the droplet. The state of the droplet can be measured in the entire three-dimensional space.
[0064]
FIG. 3 shows an example of the instantaneous image of the spray sprayed from the nozzle and the measured region S (A, B). The centers of the measured areas A and B are 20 mm in the X direction, 50 mm in the Y direction, 35 mm in the X direction, and 70 mm in the Y direction, respectively, when viewed from the center of the injection port Na of the swirl nozzle N.
[0065]
FIGS. 4A and 4B show images of spraying on the focal plane of the measurement area B and samples of bright spot pairs of droplets. These images are recorded by the first and second cameras 14 and 16 that are three-dimensionally configured with respect to the measurement region B.
[0066]
5A and 5B show a certain bright spot pair and an autocorrelation function pattern of the image. The interval between the zero-order peak and the primary peak of the correlation value corresponds to the interval L between the bright spot pairs. If the distance between the bright spot pairs is known, the particle size of the droplet can be calculated based on the well-known formula (1).
[0067]
[Expression 1]
Figure 0003875653
[0068]
Here, θ is the glancing angle, and m is the refractive index of the droplet.
[0069]
Actually, the particle diameter of the droplet was calculated from the equation (1) and found to be 153.5 [μm].
[0070]
FIG. 6 shows an analysis example of the result of measuring the particle diameters of the individual droplets identified in the region A to be measured. In FIG. 6, a histogram of the number of droplets with respect to the particle size of each droplet in the measurement area A is shown. From FIG. 6, it can be seen that, in the measurement area A, the diameter of the droplets increases and the number of droplets decreases. The maximum number of droplets is recorded at a droplet diameter = 60 [μm].
[0071]
If the same measurement and analysis are performed on the droplets in the measurement region B, the difference in the number of droplets with respect to the particle size of the droplets between the measurement regions A and B is clarified.
[0072]
On the other hand, individual droplets identified in the measurement areas A and B have three-dimensional position information as they are in the configuration of the present embodiment. This position information is nothing but a three-dimensional distribution of droplets sprayed from the ejection port (three-dimensional position information of individual droplets). Of course, how to further analyze the information of the obtained three-dimensional distribution is not limited to the above, and various methods of analysis are possible. The above analysis example is also an example.
[0073]
Furthermore, when two or more sets of images taken by the first and second cameras 14 and 16 are obtained at predetermined time intervals, information on the movement of each droplet in the three-dimensional space at each time point can be obtained. The movement trajectory of each droplet can be grasped. It is also possible to obtain a three-dimensional velocity distribution of each droplet from the relationship between the photographing time interval and the moving distance.
[0074]
FIG. 7A shows a raw image in the region A to be measured, and FIG. 7B shows a pattern example after analyzing the velocity distribution. In this example, a plurality of droplets are collectively identified in the measurement region A, and the velocity distribution of the bright spot pair group corresponding to the plurality of droplet groups is obtained. Here, only the velocity distribution in the XY direction is shown, and the velocity distribution in the Z direction is not drawn. In actual measurement, the velocity distribution in the Z direction is expressed by a color layer display.
[0075]
As described above, according to the present invention, each droplet can be individually identified based on the two images captured by the first and second cameras 14 and 16, but in this way, a plurality of droplet groups can be identified. Even if these are identified together, a corresponding effect can be obtained. The size of the droplet group to be captured together may be set in consideration of cost, processing time, and the like.
[0076]
By the way, in the present invention, each droplet in the measurement region S is identified based on images taken from different angles. Therefore, various additional effects can be obtained by increasing the number of cameras to shoot.
[0077]
FIG. 8 shows an example of an embodiment in which another camera is provided in addition to the first and second cameras 14 and 16. FIG. 8A shows an example in which a center camera (check camera) 30 is further provided in addition to the first and second cameras 14 and 16. The center camera 30 corresponds to the middle of the respective angles that the first and second cameras 14 and 16 have with respect to the radiation sheet light LS on the camera plane of the first and second cameras 14 and 16. It is installed at an angle, that is, an angle corresponding to a stereo angle of 0 degrees.
[0078]
With this configuration, in addition to the first and second cameras, the in-focus image captured by the center camera 30 is also referred to so that each droplet in the measured region S can be identified in the form of a bright spot pair. Become. As a result, each droplet can be identified more accurately and more accurately, and the particle size can be measured and the position of the droplet in the three-dimensional space can be accurately identified.
[0079]
For example, in the case of particle size measurement, only when the center camera 30 captures the same bright spot pair image in the space where a specific droplet is estimated to be present by the first and second cameras 14 and 16. If the software is configured so that it can be used for particle size measurement, assuming that two spot-like light spots are indeed present, it is possible to use them for particle size measurement. It is possible to prevent the diameter measurement.
[0080]
The center camera 30 treats the focused image captured by the center camera 30 on an equal basis with the focused images captured by the first and second cameras, and averages the numerical values obtained by the three cameras. It may be used in such a manner that it may be referred to only when the correlation between the first and second cameras 14 and 16 is questioned.
[0081]
Further, as described above, since the focused image captured by the center camera 30 is an image at a stereo angle of 0 degrees, there is a high possibility that a bright spot pair is captured more clearly. The measurement may be performed based on the bright spot pair captured by the center camera 30.
[0082]
On the other hand, in FIG. 8B, in addition to the first and second cameras 14 and 16, the third and fourth cameras 26 and 28 having the same configuration as the first and second camera sets are shown. The camera set is arranged on the same camera plane. In this example, the stereo angle α1 of the first and second cameras 14 and 16 sets is set to be smaller (a value closer to zero) with the same glancing angle θ, while the third and fourth cameras 26 and 28 are set. The stereo angle α2 is set to be larger (a value closer to 180 °). As a result, the set of the first and second cameras 14 and 16 obtains a bright spot pair image having high resolution, particularly in a direction parallel to the sheet surface of the radiation sheet light LS (XY direction). By setting the fourth cameras 26 and 28, a bright spot pair image having a high resolution in the width direction (Z direction) of the radiation sheet light LS is obtained. As a result, compared to a case where only a pair of camera sets are provided, it is possible to identify droplets and determine the position distribution with very high accuracy in all three-dimensional directions.
[0083]
As described above, when the third and fourth camera sets are also provided, the measurement areas of the first and second camera sets and the measurement areas of the third and fourth camera sets are arranged to be continuous. It is also possible to do. With this installation, even fast moving droplets can be measured or tracked continuously without being off the screen in a single measurement.
[0084]
There are many examples of cooperative measurement using three or more cameras. The usage example of the camera to be added is not limited to the above example.
[0085]
Finally, an example of the configuration of a specific apparatus used when actually implementing the present invention will be briefly described.
[0086]
9 is an overall schematic front view of the state measuring apparatus 10, FIG. 10 is a perspective view thereof, FIG. 11 is an overall schematic perspective view of a camera installation mechanism, and FIG. For ease of understanding, the same reference numerals are used as they are for members having the same functions as those described so far.
[0087]
This state measuring device 10 is for measuring the diffusion state of droplets sprayed from the swirl nozzle N, and includes a laser irradiation mechanism 12, a first camera 14, a second camera 16, and a computer (calculation means) 18a, 18b is provided as a main component.
[0088]
The laser irradiation mechanism 12 irradiates a sheet-shaped radiation sheet light LS having a thin width (thickness W) onto a three-dimensional space in which droplets exist. In this embodiment, a double pulse Nd: YAG laser is used. (Λ = 532 nm, maximum output 50 mJ / pulse) is used.
[0089]
In this embodiment, the thickness W of the radiation sheet light LS is set to 1 mm.
[0090]
Referring to FIGS. 11 and 12, a camera installation mechanism CS for installing the first and second cameras 14 and 16 is a turntable 31 that can rotate in the horizontal plane (XZ plane) together with the laser irradiation mechanism 12. It is arranged on the top, and is mainly composed of a base body 32, an L-shaped angle 34, and support arms 36 and 37. The turntable 31 can also move up and down.
[0091]
The base body 32 is fixed on the turntable 31 along the direction (X direction) in which the radiation sheet light LS is irradiated, and the fixing position of the turntable 40 is variable in the range of M in the X direction. A groove 42 is provided.
[0092]
The L-shaped angle 34 is rotated on the turntable 40 in the XZ plane so that the glancing angle θ can be adjusted and set. The L-shaped angle 34 also has a function of making the measured region S variable in the X direction as a result of the turntable 40 itself being slidable along the groove 42 of the base body 32. Support arms 36 and 37 for supporting the first and second cameras 14 and 16 are attached to the upright 34A of the L-shaped angle 34 so as to be rotatable in the camera plane. The support arms 36 and 37 themselves can be moved back and forth with respect to the radiation sheet light LS (measurement region S) (or the first and second cameras 14 and 16 are relatively movable with respect to the support arms. As a result, the distances d1 and d2 with respect to the measurement area S of the first and second cameras 14 and 16 are variable, and the size of the imageable space is considered in consideration of the movement of the measurement object. It can be easily changed.
[0093]
The rotation angles of the L-shaped angle 34 and the support arms 36 and 37 are detected by the encoders 44, 45 and 46, respectively, so that the current glaring angle θ and stereo angle α (tilt angle α / 2) can be confirmed. Yes. Further, if necessary, it is also possible to automatically set the glancing angle θ and the stereo angle α using a linear motor (not shown) based on the detected value.
[0094]
As apparent from FIG. 11, in this state measuring apparatus 10, the entire camera support mechanism CS of the swirl nozzle N is moved by rotating or vertically moving the turntable 31 while maintaining the positional relationship of the optical system. It can be rotated 360 degrees with respect to the central axis (Y-axis), and state measurement in all directions can be performed.
[0095]
In the initial setting for manual setting or automatic setting, as shown in FIG. 13, the laser pointer 53 is applied to the positioning bar 52 attached to the mounting head 50 of the swirl nozzle N and designated. The area to be measured S is adjusted while viewing the image so that the marker is at the position.
[0096]
Further, as shown in FIG. 14, the rotating table 40 is rotated and positioned by releasing the laser pointer 55 from the laser light source 12 </ b> A, mounting a mirror 57 whose mounting angle is adjusted on the nozzle mounting head 50, and Is adjusted so as to be the highest.
[0097]
9 and 10, reference numeral 74 denotes a work desk, and 76 denotes a test fluid supply mechanism. The test fluid supply mechanism 76 includes a screw spindle pump 80 that sends out a fluid, a water pressure control panel 82 that controls the pressure, a test fluid recovery tank 84, a pipe 86, and the like. Reference numeral 90 denotes a pulse generator for sending a signal to the laser light source 12A, and 92 denotes a cylindrical lens attached to the laser light source 12A. Reference numeral 94 denotes a honeycomb rectifying board for suppressing the influence (rewinding) of the droplets in the spray field from below.
[0098]
The first and second cameras 14 and 16 are 1008 × 1016 pixel CCD cameras, the focal depth is 12.3 mm in this example, and the aperture is f = 16. As a result, a depth of field sufficient for both cameras to record a focused image is obtained within the thickness W of the radiation sheet light LS.
[0099]
In this embodiment, the glancing angle θ is set to 70 degrees. The variable range is 50 to 80 degrees. In practice, about 65 to 75 degrees is often the optimum range of the glancing angle θ.
[0100]
Further, in this example, the stereo angle α is 50 degrees (inclination of 25 degrees up and down with respect to the horizon), but a range of 20 to 60 degrees (inclination of 10 to 30 degrees with respect to the horizon). It is variable.
[0101]
With the above configuration, the first and second cameras 14 and 16 can set their measurement area S at an arbitrary position in the radiation sheet light LS. Furthermore, since the irradiation direction of the radiation sheet light LS with respect to the space where the droplet exists is also variable by the rotation and vertical movement of the turntable 31, the measurement is repeated by tracing the space where the droplet exists. As a result, the three-dimensional state in the entire range where the droplet exists can be implemented including the measurement of the particle size of the droplet.
[0102]
It should be noted that a support mechanism having the same configuration can be employed when a separate camera is added in addition to the first and second cameras 14 and 16.
[0103]
However, in the present invention, there is no particular limitation on the specific support mechanism for supporting and installing each camera including the first and second camera support mechanisms.
[0104]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to simultaneously and accurately measure the particle size of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space, a three-dimensional distribution state, and a three-dimensional velocity distribution. Excellent effect is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual configuration diagram for explaining the basic principle of measurement according to the present invention.
FIG. 2 is an optical characteristic diagram showing the relationship of the ray trajectory with respect to the focal plane in droplet image formation.
FIG. 3 is a composite diagram in which a display of a measurement area is inserted into an instantaneous image of spray sprayed from a nozzle.
FIG. 4 is an image showing a spray visualized spray on a focal plane of a measurement area B and a sample of a bright spot pair of droplets;
FIG. 5 is a pattern diagram of a certain bright spot pair and an autocorrelation function of the image.
FIG. 6 is a histogram showing an analysis example of the result of measuring the particle size of each droplet identified in the measurement area A
FIG. 7A is a raw image of the measurement area Sa, and FIG. 7B is a velocity pattern diagram after analyzing the velocity distribution.
FIG. 8 is a schematic perspective view showing an example of an embodiment in which another camera is provided in addition to the first and second cameras.
FIG. 9 is an overall schematic front view showing a specific configuration of the state measuring apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view thereof.
FIG. 11 is an overall schematic perspective view of the camera installation mechanism.
FIG. 12 is an enlarged perspective view of the main part of the same.
FIG. 13 is an explanatory diagram when a measurement area is set by a camera installation mechanism using a positioning bar.
FIG. 14 is an explanatory diagram of an example of a specific method for adjusting the glancing angle.
[Explanation of symbols]
10 ... State measuring device
12 ... Laser irradiation mechanism
14 ... 1st camera
16 ... second camera
18a, 18b ... Computer (calculation means)
26 ... Third camera
28 ... 4th camera
30 ... Center camera
LS ... Radiation sheet light
W ... Radiation sheet light thickness
S (A, B) ... area to be measured
θ ... Gaze angle
α ... stereo angle

Claims (14)

3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の状態を計測するための小滴の状態計測装置において、
計測対象となる小滴が存在する空間に対し、薄幅シート状の放射シート光を照射可能なレーザ照射機構と、
前記放射シート光内の被測定領域に存在する各小滴に該放射シート光が照射されることによって各小滴毎にそれぞれ2個得られる点状の光の群を、前記放射シート光が照射されている範囲外から合焦点画像で捉える第1のカメラと、
前記点状の光の群を、前記放射シート光が照射されている範囲外であって且つ前記第1のカメラと異なる角度から合焦点画像で捉える第2のカメラと、を備え、
前記第1、第2のカメラによって捉えられた前記点状の光の群のそれぞれの合焦点画像に基づいて、前記被測定領域内の小滴または小滴群を、それぞれの小滴毎に2個得られる点状の光で構成される輝点対または輝点対群の態様で3次元空間内で同定可能に構成した
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In the droplet state measurement device for measuring the state of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space,
A laser irradiation mechanism capable of irradiating a thin sheet-shaped radiation sheet light to a space where a droplet to be measured exists,
The radiating sheet light irradiates a group of two point-like lights obtained for each droplet by irradiating the radiating sheet light to each droplet existing in the measurement area in the radiating sheet light. A first camera that captures a focused image from outside the range,
A second camera that captures the point-like group of light with a focused image from an angle different from that of the first camera that is outside the range irradiated with the radiation sheet light;
Based on the focused image of each of the point-like groups of light captured by the first and second cameras, two droplets or groups of droplets in the measurement area are determined for each droplet. A droplet state measuring apparatus configured to be identifiable in a three-dimensional space in the form of a bright spot pair or a bright spot pair group composed of individually obtained point-like lights.
請求項1において、
前記第1、第2のカメラによる点状の光の群の撮像画像を、所定の時間間隔で2セット以上取得可能に構成した
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In claim 1,
An apparatus for measuring a state of a droplet, wherein two or more sets of captured images of a point-like group of light by the first and second cameras can be acquired at a predetermined time interval.
請求項1または2において、
前記放射シート光が小滴に照射されて得られる2個の点状の光として、当該小滴の0次反射光と一次屈折光が選択されている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In claim 1 or 2,
A droplet state measuring device characterized in that zero-order reflected light and first-order refracted light of the droplet are selected as two point-like lights obtained by irradiating the droplet with the radiation sheet light. .
請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記輝点対の間隔を自己相関法によって解析することにより前記小滴の径を計測する
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-3,
An apparatus for measuring a state of a droplet, wherein the diameter of the droplet is measured by analyzing an interval between the pair of bright spots by an autocorrelation method.
請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記放射シート光の幅方向の深さが可変とされている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-4,
2. A droplet state measuring device, wherein a depth of the radiation sheet light in a width direction is variable.
請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記第1、第2カメラのそれぞれの光軸が、前記放射シート光のシート平面と直角以外の角度で交差している
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-5,
An optical state of each of the first and second cameras intersects with a sheet plane of the radiation sheet light at an angle other than a right angle.
請求項6において、
前記第1、第2カメラのそれぞれの光軸と放射シート光のシート平面との交差角度が可変とされている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In claim 6,
An apparatus for measuring a state of a droplet, wherein an intersection angle between each optical axis of the first and second cameras and a sheet plane of radiation sheet light is variable.
請求項1〜7のいずれかにおいて、
前記第1、第2カメラのそれぞれの光軸同士のなす角が可変とされている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-7,
An apparatus for measuring a state of a droplet, wherein an angle formed by optical axes of the first and second cameras is variable.
請求項1〜8のいずれかにおいて、
前記第1、第2カメラの前記被測定領域に対する距離が可変とされている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-8,
A droplet state measuring apparatus, wherein a distance between the first and second cameras with respect to the measurement area is variable.
請求項1〜9のいずれかにおいて、
前記第1、第2カメラによって撮影される前記被測定領域が、小滴の存在する空間内の任意の位置に設定可能とされている
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-9,
An apparatus for measuring a state of a droplet, wherein the measurement area photographed by the first and second cameras can be set at an arbitrary position in a space where a droplet exists.
請求項1〜10のいずれかにおいて、
前記第1、第2のカメラのほかに、更に、前記点状の光の群を、前記放射シート光が照射されている範囲外であって且つ前記第1、第2のカメラのいずれとも異なる角度から合焦点画像で捉えるチェックカメラを備え、
前記第1、第2のカメラに加え、該チェックカメラによって捉えられた合焦点画像をも参照して、前記被測定領域内の小滴または小滴群を3次元空間内で同定可能とした
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-10,
In addition to the first and second cameras, the point-like group of light is outside the range where the radiation sheet light is irradiated and is different from any of the first and second cameras. It has a check camera that captures a focused image from an angle,
In addition to the first and second cameras, the in-focus image captured by the check camera is also referred to so that a droplet or a group of droplets in the measurement area can be identified in a three-dimensional space. A state measurement device for a droplet characterized by the above.
請求項11において、
前記チェックカメラが、前記第1、第2のカメラの光軸を含むカメラ平面内に自身の光軸を有し、且つ、第1、第2カメラの中央に相当する位置に設置される
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In claim 11,
The check camera has its own optical axis in a camera plane including the optical axes of the first and second cameras, and is installed at a position corresponding to the center of the first and second cameras. A characteristic state measurement device for small droplets.
請求項1〜12のいずれかにおいて、
前記第1、第2のカメラのほかに、該第1、第2のカメラのセットと同様の構成を有する少なくとも一対のカメラセットを併設した
ことを特徴とする小滴の状態計測装置。
In any one of Claims 1-12,
In addition to the first and second cameras, at least a pair of camera sets having the same configuration as the first and second camera sets are provided side by side.
3次元空間に存在する液滴や気泡等の小滴の状態を計測するための小滴の状態計測方法において、
計測対象となる小滴が存在する空間に対し、薄幅シート状の放射シート光をレーザ照射機構にて照射する手順と、
前記放射シート光内の被測定領域に存在する各小滴に該放射シート光が照射されることによって各小滴毎にそれぞれ2個得られる点状の光の群を、前記放射シート光に対して互いに異なる角度から可視化した2枚の合焦点画像として同時に捉える手順と、
該2枚の合焦点画像に基づいて、前記被測定領域内の各小滴または小滴群を、それぞれの小滴毎に2個得られる点状の光で構成される輝点対または輝点対群の態様で同定する手順と、
を含むことを特徴とする小滴の状態計測方法。
In the droplet state measurement method for measuring the state of a droplet such as a droplet or a bubble existing in a three-dimensional space,
A procedure for irradiating a thin sheet-shaped radiation sheet light with a laser irradiation mechanism to a space where a droplet to be measured exists,
By irradiating each droplet present in the measurement area in the radiation sheet light with the radiation sheet light, a group of two point-like lights obtained for each droplet is obtained with respect to the radiation sheet light. The procedure to capture simultaneously as two focused images visualized from different angles,
Based on the two focused images, a pair of bright spots or bright spots composed of point-like light that is obtained for each droplet or group of droplets in the measurement area for each droplet. A procedure for identifying in a pairwise manner;
A method for measuring the state of a droplet, comprising:
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