JP3875151B2 - 熱可塑性合成樹脂製品の粒状原料製造機及びそれを有するスプル再利用装置。 - Google Patents

熱可塑性合成樹脂製品の粒状原料製造機及びそれを有するスプル再利用装置。 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、熱可塑性合成樹脂製品の成形に伴って発生する副産物(スプル・ランナ等)を再利用可能な粒状原料にするのに好適な粒状原料製造機及びそれを有するスプル再利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱可塑性合成樹脂製品の成形に伴って発生するスプルを細断する細断機として以下の如きものは知られている。
入口及び出口を有するケーシングと、このケーシング内に回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に放射状に且つ軸心方向に所定間隔で設けられた多数の回転刃と、これら回転刃の間隙間に突出するようにしてケーシング内に設けられた固定刃とを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の前記細断機には以下の如き欠点があった。
スプルを固定刃と回転する回転刃とで衝撃を加えつつ粉砕するかたちのものあったため、切断粉が発生しやすく、その結果、光ディスク等の塵埃を嫌う製品を成形する射出成形機システムのスプル細断機として使用出来ないという欠点があった。また、従来の細断機は、目的とする大きさの細断片よりはるかに大きな細断片を出口より排出させてしまうこと、いわゆる、ミスカット現象が発生することがあり、そのミスカットの細断片が、細断片を再利用原料として射出成形機へ安定供給する際の障害となっていた。
【0004】
【本発明に至る経過】
上記欠点を解消した発明に関して、本出願人は既に特願2000−394003(出願日 2000年12月26日)を出願している。そして、本願発明者等は前記既出願の発明を基礎に切断粉の発生を更に押えるためにはどうすればよいかというテーマで更なる研究開発を行なって、本願発明の原点である細断機(以下、原点発明という。)を完成したのである。そして、その原点発明に基づく試作品で細断の必要な、スプル等の被処理材の処理を行なうと、ほぼ同一又は近似した粒形(大きさ)の比率が高い粒状原料を得られることを知見した。その知見に基づいて、従来の細断機等で細断処理された、目的とする大きさの細断片以外の細断片(切断粉・フレーク状片・ミスカット細断片等)を多く含む被処理材を、原点発明に基づく試作品で処理させてみた結果、それら被処理材についても、ほぼ同一又は近似した粒形の比率が高い粒状原料を得られることを知見した。このような知見に基づいて本願発明者等は本発明を完成しものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下の如き構成を有するものである。
求項1の発明は、入口及び出口を有するケーシングと、このケーシング内に、一端を入口側に他端を出口側に位置させるようにして回転自在に設けられたスクリューと、前記ケーシング又はスクリューの少なくとも一方に設けられたヒーターとを有し、前記スクリューは、回転軸と、回転軸の外周面に設けられた螺旋状突条とを有しており、前記スクリューの回転軸の軸心部分に軸心に沿って長い凹所が形成され、この凹所にスクリューと共回りしない固定ヒーターが収納されており、前記ヒーターが、ケーシング内に投入された熱可塑性合成樹脂の被処理材を、その被処理材のガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度とするようになされているものである
求項の発明は、前記螺旋状突条の条数が2条以上である請求項1記載のものである。
求項の発明は、前記粒状原料製造機の入口に、被処理材を粒状原料製造機の処理に好適な形状に、細断したり加熱変形させる予備処理機の出口が直接又は間接に接続されている請求項1又2記載のものである。
求項の発明は、前記粒状原料製造機を有するスプル再利用装置であって、射出成形機の近傍に配された、スプルが投入されるスプル受けホッパーと、このスプル受けホッパーの出口に導管を介して入口が接続された請求項1乃至3のいずれかに記載の粒状原料製造機とを有し、前記粒状原料製造機の出口が導管を介して射出成形機の原料貯留槽の入口に接続されているものである。
【0006】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
求項1の発明によれば、細断の必要なスプルや、細断の必要な、シート・フイルムの耳(端部)等の細帯状材等の被処理材の処理においては、被処理材をガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度としつつ螺旋状突条で細断するものであるから、実施の形態で説明するごとく、切断粉の発生を抑えつつほぼ同一又は近似した粒形の比率が高い粒状原料を得ることが出来る。他方、従来の細断機等で予め細断処理された被処理材の処理においては、被処理材をガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度としつつ螺旋状突条で入口に向けて送り出すので、実施の形態で説明するごとく、ほぼ同一又は近似した粒形の比率が高い粒状原料を得ることが出来る。大きさにばらつきが少ない粒状原料は、原料として極めて良質のものであることは云うまでもない。特に、請求項1の発明は、レンズ等の、光ディスクと同程度又はそれ以上の品質を要求される製品のための、再生粒状原料の製造装置として極めて有効である。
また、スクリュー側に設けたヒーターが回転しないので、もしスクリュー側のヒーターがスクリューと共回りするものであれば必要とするスリップリング等を含む給電装置を必要とせず、その分だけ給電装置を安価で故障の少ないものとすることが出来る。
求項の発明によれば、螺旋状突条の条数が2条以上であるので、スクリューの回転速度を抑えつつ、被処理物の送り量を多くすることが出来、その結果スクリューを回転させるモーターの動力を小さいものとすることが出来る。
求項の発明によれば、予備処理機により被処理材を粒状原料製造機の処理に好適な形状に、細断したり、加熱変形させて例えば棒状等とすることが出来るので、粒状原料製造機での処理を効率よく且つ確実に行なうことが出来る。
求項の発明によれば、スプル受けホッパーの出口と粒状原料製造機の入口とが導管により接続されているので、粒状原料製造機の設置位置を射出成形機の位置に拘束されることなく、自由に設定出来、射出成形機近傍のスペースの有効利用を図ることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
粒状原料製造機1は、入口3及び出口4(図3参照)を有するケーシング5と、このケーシング5内に、軸心を垂直とするようにして回転自在に設けられたスクリュー7と、スクリュー7を図2において反時計方向に回転させるモーター8とを有している。
【0008】
前記ケーシング5には、図1及び図2に示すごとき、入口3からケーシング5に入り込んだ被処理材を、スムーズにスクリュー7に向けて案内する導入路10が形成されている。この導入路10の形状は、被処理材の形状・大きさ等に応じて最適な形状に形成される。
【0009】
前記ケーシング5の下部には、後述の螺旋状突条18に対向するようにして上方に開放した環状溝11が形成され、この環状溝11と出口4とが通路12によって繋がれている。また、環状溝11とケーシング5に形成された気体入口14(図3参照)とが気体導入路13によって繋がれている。このような構成により、出口4側に気体吸引装置の吸引口を接続し、気体吸引装置を作動すれば、気体入口14から通路12及び環状溝11内に気体が流入し、その気体は粒状原料(環状溝11から通路12内に至った)を伴って出口4より出て行く。
【0010】
前記スクリュー7は、回転軸17と、この回転軸17の外周面に設けられた右ねじと同様の螺旋状態となる螺旋状突条18とを有している。前記螺旋状突条18は、細断の必要な、スプル等の被処理材を処理する際は、切断刃として作用すると共に、被処理材を送る送り装置として作用するものであり、細断が不要な被処理材を処理する際は、被処理材を送る送り装置として作用するものである。なお、螺旋状突条18の断面形状は、例えば、先端側が幅が狭い断面台形状等となされている。
【0011】
前記螺旋状突条18の条数は3条である。即ち、3本の螺旋状突条18が所定ピッチをあけて平行状態で螺旋となされているものである。このような構成により、スクリュー7の回転速度を抑えつつ、螺旋状突条18が1条の場合に比較して被処理物の送り量を多くすることが出来る。しかし、螺旋状突条18は、1条でも、2条でも、4条以上でもよい。
【0012】
前記スクリュー7は、軸心方向(上下方向)に3つに区分され、最上区域7aの螺旋状突条18のピッチが「P1」となされ、中間区域7bの螺旋状突条18のピッチが「P2」となされ、最下区域7cの螺旋状突条18のピッチが「P3」となされている。そして、ピッチは以下の関係となされている。
P1>P2
P3>P2
P1とP3とは等しいか又はほぼ等しくなされている。なお、例えば、P1は、4mm程度で、螺旋状突条18の高さは約2mmである。
【0013】
前記スクリュー7の回転軸17の軸心部分に軸心に沿って長い(上下に長い)凹所20が形成され、この凹所20にスクリュー7と共回りしない固定ヒーター21が収納されている。前記固定ヒーター21は、市販のヒーター22と、このヒーター22に嵌め止められた伝熱筒体23とを有している。前記伝熱筒体23は外周側面積を広くして、回転軸17に熱を伝えやするする機能を有している。伝熱筒体23の外周側面と凹所20の内面との間隙は0.5mm前後とすることが好ましい。
【0014】
前記ケーシング5の下部にバンドヒーター等のヒーター25が取り付けられている。
【0015】
前記固定ヒーター21及びヒーター25は、ケーシング5内に投入された熱可塑性合成樹脂の被処理材(少なくとも、中間区域7b及び最下区域7cに位置する被処理材)を、その被処理材のガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度とするようになされている。
【0016】
図1及び図3に示すごとく、環状溝11内の粒状原料(製造品)を通路12側に送るための気体を噴出するための気体通路26がケーシング5の底部に2つ設けられている。
【0017】
前記ケーシング5及びスクリュー7の、少なくとも被処理材及び粒状原料(製造品)に接する部分の材質は、そうでない部分の材質より硬度が高く且つ磨耗しにくく更に化学的活性の低い材質により構成されているか、又は、前記ケーシング5及びスクリュー7の、少なくとも被処理材及び粒状原料(製造品)に接する部分が、それらの材質より硬度が高く且つ磨耗しにくく更に化学的活性の低い被覆層により被覆されている。
前記硬度が高く且つ磨耗しにくく更に化学的活性の低い材質としてはステンレス鋼等が好適である。また、硬度が高く且つ磨耗しにくく更に化学的活性の低い被覆層としては、窒化チタン(TiN)、窒化クロム(CrN)、窒化カーボンナイトライト(TiCN)、タングステンカーバイト(W2C)、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)等のコーティング層が好適である。
【0018】
【発明の実施の形態の作用】
次に発明の実施の形態の作用を説明する。
まず、図4に示すスプルSを処理する場合を説明する。なお、スプルSの長さを「L」とすると、スクリュー7の螺旋状突条18が設けられた回転軸17の長さ(上下長さ)は(1.5L〜3L)の範囲である。
スプルSを入口3からケーシング5に投入すると、スプルSは、上から下に移動する間に、切断されると共に軟化した相互に隣接する小さな細断片が螺旋状突条18の拘束を受けつつ塊となるので、螺旋状突条18のピッチ等に対応した、ほぼ同一又は近似した粒形の比率が高い粒状原料となされる。そして、スプルSがケーシング5内において(少なくともケーシング5内の下側部に位置した状態において)ガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度となされるので、即ち、スプルSが軟化状態となされるので、以下のことが云える。
(1)切断粉が発生しにくく、また、たとえ切断粉が発生したとしてもその切断粉は軟化した細断片に巻き込まれるので、全体として切断粉の発生を抑えることが出来る。
(2)螺旋状突条18に加わる力を小さくすることが出来、その結果、モーター8の動力を小さく出来、また、騒音の発生を抑え、更に、スクリュー7の寿命を長くすることが出来る。
【0019】
細断を必要としない被処理材を処理する場合を説明する。
前記被処理材を入口3からケーシング5に投入すると、被処理材は、上から下に移動する間に、軟化状態となされる共に相互に隣接したもの同士が螺旋状突条18の拘束を受けつつ塊となるので、螺旋状突条18のピッチ等に対応した、ほぼ同一又は近似した粒形の比率が高い粒状原料となされる。
【0020】
次に、図5に基づいて粒状原料製造機1を組み込んだスプル再利用装置31について説明する。
なお、この説明において、前とは図5紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図5左側を、右とは同図右側をいう。
【0021】
周知の射出成形機33は、原料貯留槽34を有する射出装置35と、射出装置35より射出された合成樹脂流動体が充填されるキャビティーを有する、開閉自在な成形型(図示略)を有する成形装置36とを有している。
【0022】
前記射出成形機33には周知の製品取り出し装置(図示略)が設けられている。この製品取り出し装置は、上下・左右・前後に移動自在なロボットハンド(図示略)(成形品を保持する第1ハンドと、図4のスプルSを保持する第2ハンドとを有している。)を有している。
【0023】
前記射出成形機33の固定機枠の前部に、スプルSが投入される入口39を上に向けたスプル受けホッパー38が設けられている。前記ロボットハンドにより取り出されたスプルSは、図4に示す状態から反時計方向に90度回転させられて円盤部S2が左側を向き且つ軸部S1が水平となった状態でスプル受けホッパー38の直ぐ上方まで運ばれて(図5の一点鎖線のスプルS参照)、スプル受けホッパー38に投入される。その結果、常時、スプルSは円盤部S2が上になるような状態でスプル受けホッパー38内を下に向かって滑り落ちて円盤部S2が上になった状態で後述の導管42に入り込む。即ち、導管42内に入り込むスプルSの姿勢は常時同じである。その結果、導管42の直径は円盤部S2の直径より僅かに大きくするだけでよく、また、そうすることにより、導管42内に、スプル受けホッパー38から粒状原料製造機1の入口3に至る気体の流れを作り、その気体の流れによってスプルSを輸送する際、円盤部S2が効率よく気体からの力を受け、スプルSを効率よくスムーズに輸送することが出来る。
【0024】
前記スプル受けホッパー38の出口40は導管42を介して粒状原料製造機1の入口3に接続されている。導管42の途中に、周知のジェットポンプ43が、入口43aを上流側に、出口43bを下流側に位置させるようにして、介在されている。このジェットポンプ43は、気体入口43cより気体を内部に送り込むことにより、入口43aから出口43bに向かう気体の流れを発生するようになされたものである。
【0025】
前記粒状原料製造機1の出口4は導管45を介して周知の捕集器46の入口46aに接続されている。導管45の途中に、周知のジェットポンプ47が、入口47aを上流側に、出口47bを下流側に位置させるようにして、介在されている。このジェットポンプ47は、気体入口47cより気体を内部に送り込むことにより、入口47aから出口47bに向かう気体の流れを発生するようになされたものである。
【0026】
前記捕集器46の出口46bは原料貯留槽34の上部に接続されている。捕集器46は気体出口46cを有しており、この気体出口46cが、捕集器46内に設けられた、設定の大きさの粒状原料(粒状原料製造機1により製造された再生材である粒状原料)の通過は許容せず気体の通過は許容する多孔板48によって、入口46a及び出口46bと画されているものである。
【0027】
上記のごとき構成により、気体出口46cから気体を吸引すると、捕集器46内が負圧となるので、入口46aから気体と共に粒状原料が捕集器46内に流入し、気体は気体出口46cから出て行き、粒状原料は出口46bに至る。
【0028】
前記捕集器46の出口46bには、原料貯留槽34内に位置し且つ下端出口が原料貯留槽34の出口上方に位置するようになされた案内筒49が接続されている。
【0029】
前記原料貯留槽34の上部には、バージン原料のためのメイン捕集器51の出口51bが接続されている。このメイン捕集器51は気体出口51cを有しており、この気体出口51cが、メイン捕集器51内に設けられた、設定の大きさのバージン原料の通過は許容せず気体の通過は許容する多孔板52によって、入口51a及び出口51bと画されているものである。このメイン捕集器51の作用は捕集器46と同様である。
【0030】
前記したごとく、スプルSを粒状原料製造機1に輸送したり(ジェットポンプ43を作動したり)、粒状原料製造機1により製造された粒状原料を捕集器46(原料貯留槽34)に供給したり(ジェットポンプ47を作動したり)、気体入口14や気体通路26に気体を供給したりするための気体ポンプ54が設けられている。気体ポンプ54の出口54bが、導管55、フィルター56、ヘッダー57、導管58を介して所定の器具・部材の所定の口に接続されている。なお、導管55は、一部の気体を逃がす逃がし口59を有している。捕集器46の気体出口46cが、気体ポンプ54の入口54aに、導管61、ヘッダー62、フィルター63を介して接続されている。また、ジェットポンプ43の出口43bより下流側の導管42及びジェットポンプ47の出口47bより下流側の導管45が、導管65を介してヘッダー62に接続されている。なお、導管65の入口部から導管65内にスプルSや粒状原料が入り込まないように、導管65の入口部は狭められている。
【0031】
前記気体ポンプ54と粒状原料製造機1とは1台の台車(図示略)に載置されていて、所望の位置へ簡単に移動可能となされている。
【0032】
バージン原料輸送のための気体ポンプは気体ポンプ54と別個に設けられているが、勿論、気体ポンプ54を使用してもよいことは云うまでもない。
【0033】
メイン捕集器51から原料貯留槽34に供給されたバージン原料と、捕集器46から原料貯留槽34に供給された粒状原料とは、所定の混合状態で射出装置35に入って行く。
【0034】
次に、図6に基づいて粒状原料製造機1を組み込んだランナ再利用装置67について説明する。なお、図5に示す部材・装置と同一のものは、同一の符号で示す。
入口71を有するランナ受けホッパー70の出口72と粒状原料製造機1の入口3とを繋ぐ導管42の途中に、予備処理機73が、入口74を上流側に、出口75を下流側に位置させるようにして、介在されている。この予備処理機73は、被処理材(3次元の複雑な形状のランナ)を粒状原料製造機1の処理に好適な形状に、細断するものである。なお、予備処理機73を、被処理材を細断・加熱変形させて棒状とする加熱変形処理機としてもよい。なお、その場合、予備処理機73を粒状原料製造機1の上方に位置させ、予備処理機73の出口75と粒状原料製造機1の入口3とを直接又は導管を介して間接に接続することになる。
【0035】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)スクリュー7の回転軸40の軸心の向きは、上下方向に限定されない。
(2)スクリュー7の長さは、処理する材料によって最適に定められる。
(3)固定ヒーター21又はヒーター25の少なくとも一方で、被処理材を、その被処理材のガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度とすることが出来るようにすれば、固定ヒーター21又はヒーター25の一方があればよいことは云うまでもない。
(4)入口3の数は2個以上であってもよい。
(5)特許請求の範囲における「スプル」にはランナも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】スプルの一例の側面図である。
【図5】スプル再利用装置の系統図である。
【図6】ランナ再利用装置の系統図である。
【符号の説明】
1 粒状原料製造機
3 入口
4 出口
5 ケーシング
7 スクリュー
17 回転軸
18 螺旋状突条
21 固定ヒーター
22 ヒーター
23 伝熱筒体
25 ヒーター
31 スプル再利用装置
33 射出成形機
34 原料貯留槽
38 スプル受けホッパー
40 出口
42 導管
45 導管

Claims (4)

  1. 入口及び出口を有するケーシングと、このケーシング内に、一端を入口側に他端を出口側に位置させるようにして回転自在に設けられたスクリューと、前記ケーシング又はスクリューの少なくとも一方に設けられたヒーターとを有し、
    前記スクリューは、回転軸と、回転軸の外周面に設けられた螺旋状突条とを有しており、
    前記スクリューの回転軸の軸心部分に軸心に沿って長い凹所が形成され、この凹所にスクリューと共回りしない固定ヒーターが収納されており、
    前記ヒーターが、ケーシング内に投入された熱可塑性合成樹脂の被処理材を、その被処理材のガラス転移温度以上で溶融温度未満の温度とするようになされている熱可塑性合成樹脂製品の粒状原料製造機。
  2. 前記螺旋状突条の条数が2条以上である請求項1記載の熱可塑性合成樹脂製品の粒状原料製造機。
  3. 前記粒状原料製造機の入口に、被処理材を粒状原料製造機の処理に好適な形状に、細断したり加熱変形させる予備処理機の出口が直接又は間接に接続されている請求項1又2記載の熱可塑性合成樹脂製品の粒状原料製造機。
  4. 射出成形機の近傍に配された、スプルが投入されるスプル受けホッパーと、このスプル受けホッパーの出口に導管を介して入口が接続された請求項1乃至3のいずれかに記載の粒状原料製造機とを有し、
    前記粒状原料製造機の出口が導管を介して射出成形機の原料貯留槽の入口に接続されているスプル再利用装置。
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