JP3874969B2 - プラズマ発生方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライオポンプで排気されたプラズマ処理装置でプラズマ放電を発生させる方法に関し、特に、スパッタ装置でプラズマ放電を発生させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
スパッタ装置等のプラズマ処理装置内でプラズマ放電を発生させるためには、プラズマ放電に寄与するためのガスを一定量以上、プラズマ処理装置内に導入することが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プラズマ処理装置内での残留ガスの影響を低減するためにオイルフリーのクライオポンプでプラズマ処理装置内を排気する装置では、プラズマ処理装置内に多量のガスを導入すると、クライオポンプの極低温クライオパネル(約10数K)の表面に、導入された室温のガスが吸着することとなる。吸着したガスは、クライオパネルの温度を上昇させ、クライオパネル表面に吸着していたガスを気化させて、プラズマ処理装置の真空度を悪化させることとなっていた。
【0004】
これに対して、発明者らは、プラズマ放電の発生機構について検討した結果、プラズマ放電の発生時に一定量以上のガスが存在すればプラズマ放電を発生させることができ、プラズマ放電が起きた後は、ガス量を減らしても安定したプラズマ放電が持続することを見出し、本発明を完成した。
【0005】
即ち、本発明は、クライオポンプで真空チャンバを排気するスパッタ装置等のプラズマ処理装置において、クライオポンプのクライオパネルからの脱ガスを防止しつつプラズマ放電を起こさせる方法及びかかる方法に使用するプラズマ処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クライオポンプで真空チャンバ内を排気するプラズマ処理装置でプラズマを発生させる方法であって、該真空チャンバに第1ガスを流し、該真空チャンバ内の真空度を1〜9×10−3Torrにする第1ガス導入工程と、該真空チャンバに流す第2ガスの導入経路に設けたバルブを0.1〜0.7秒間開放し、該真空チャンバ内の真空度を1〜5×10−2Torrにする第2ガス導入工程と、該真空チャンバの真空度が1〜5×10−2Torrに到達した後に、該チャンバ内でプラズマ放電を発生させる放電工程とを備え、更に、該第1ガス導入工程後、該第2ガス導入工程前に、該真空チャンバと該クライオポンプとの間の排気を制限する制限工程と、該放電工程後に、該排気を緩和する緩和工程とを含むことを特徴とするプラズマ発生方法である。
かかる方法を用いてプラズマ放電を開始することにより、プラズマ放電の発生に必要な量のガスを真空チャンバ内に導入しても、クライオポンプのクライオパネルの温度上昇を抑制することができ、クライオパネルからの脱ガスを抑えることができる。
この結果、例えばスパッタ装置に本発明を適用した場合、真空チャンバ内で作製する薄膜の膜質向上、成膜速度の安定化が可能となり、製造歩留まりを向上させることが可能となる。
また、同一真空チャンバ内に、複数の電極を有する成膜装置を用いて連続して複数の成膜を行う場合には、各成膜工程でのプラズマ発生時に脱ガスが殆ど起きないため、作製される薄膜の膜質向上、成膜速度の安定化が可能となる。
【0007】
上記第2ガス導入工程は、第2ガスを導入した後に該第2ガスを遮断する工程を、少なくとも2回繰り返し、上記真空チャンバ内の真空度を段階的に変化させる段階的第2ガス導入工程であることが好ましい。
このように真空度を段階的に変化させることにより、真空チャンバの真空度を検知しながら第2ガスを導入することができる。このため、真空チャンバの真空度をプラズマ放電に必要な真空度に正確にコントロールすることができ、必要以上に真空チャンバの真空度を低下させることを防止できる。
【0008】
上記段階的第2ガス導入工程は、第2ガス導入経路に、並列配置された少なくとも2以上のバルブを、順次、開閉して、該第2ガスを導入する工程であることが好ましい。
複数のバルブを用いることにより、各バルブの寿命を長くできるからである。
【0009】
上記緩和工程は、上記真空チャンバの真空度が上記放電真空度に到達し、更に、該第2ガス導入前の真空度に戻った後に行われることが好ましい。
【0010】
上記制限工程前の上記クライオポンプのクライオパネルの温度と、上記緩和工程後の該クライオパネルの温度の差は、2度以内であることが好ましい。
クライオパネルの温度変化を2K以下とすることにより、クライオパネルからの脱ガスを殆ど問題とならない程度に抑えることができるからである。
【0011】
上記制限工程と、上記緩和工程は、上記真空チャンバと上記クライオポンプとの間に設けられた、オリフィスバルブの開閉、又はメインバルブの開閉により行われることが好ましい。
【0012】
上記段階的第2ガス導入工程は、第2ガス導入経路に、並列配置された少なくとも2以上のバルブを、最大で0.3秒間ずつ、順次、開放する工程であることが好ましい。
【0013】
上記プラズマ処理装置は、スパッタ装置であることが好ましい。特に、スパッタ装置では、クライオパネルからの脱ガスが、形成した薄膜の膜質に大きく影響するからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について、図1、図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるプラズマ放電プロセスの概略図である。図には、上から順に、瞬時導入ガス遮断バルブの動作、電源パワーの動作、チャンバの真空度、オリフィスバルブの動作が示されている。横軸は時間である。
20は、プラズマ放電に必要な流量のArガスを導入する瞬時導入ガス遮断バルブの動作であり、パルス状に上に上がっている部分が、バルブが開いた状態を表し、他の部分は閉じた状態を表す。21は、電源パワーの動作であり、上に上がった部分が、電源パワーが投入された状態を表し、他の部分は電源パワーがオフに状態を表す。22は真空度であり、上ほど低真空となる。24はオリフィスバルブの動作である。上に上がった部分が、コンダクタンスの大きい開度設定1(コンダクタンス:3801/sec)、下に下がった部分が、コンダクタンスの小さい開度設定2(コンダクタンス:30l/sec)を示す。オリフィスバルブの口径は、12インチである。
【0015】
図3は、本実施の形態にかかる方法に使用したマグネトロンスパッタ装置の概略図である。図3のマグネトロンスパッタ装置では、チャンバ8内に、平板ターゲット2とスパッタ膜が形成される基板1とが、略平行に配置されている。平板ターゲット2の裏面には磁石3が設けられ、磁場4が形成されている。平板ターゲット2の周囲には、平板ターゲット2以外での放電を防止するアースシールド5が設けられ、平板ターゲット2の下部には、電源11に接続された電極10が設けられている。
チャンバ8には、流量測定用のマスフローコントローラ6と、流量制御用のバルブ7を通って、Arガスが導入される。固定バルブ12、ガス導入遮断バルブ13は、プラズマ放電発生時のみ多量のArガスを導入するために設けられている。
チャンバ8は、クライオポンプ9により高真空に排気され、チャンバ8とクライオポンプ9との間には、メインバルブ14と排気量調整用のオリフィスバルブ15とが設けられている。ここでは、オリフィスバルブ15は、上述のように、コンダクタンスの大きい開度設定1と、コンダクタンスの小さい開度設定2とを選択して設定することができる。
【0016】
本実施の形態にかかる方法について、図1のプロセス図と、図3のスパッタ装置とを参照しながら説明する。
かかる方法では、まず、チャンバ8内に、基板1をセットした状態で、チャンバ8内を、例えば10−6Torr台の高真空に排気する。かかる状態では、オリフィスバルブ15は、標準位置、即ち、開度設定1(排気コンダクタンスが大きい位置)の位置に設定されている。
【0017】
次に、マスフローコントローラ6を介して、80sccm/min.の流量のArガスをチャンバ8内に導入する。Arの流量が安定し、チャンバ8の真空度が約5×10−3Torrに安定した時点(図1の26)で、オリフィスバルブ15を開度設定2(排気コンダクタンスが小さい位置)にする。
【0018】
次に、真空度が安定した状態(図1の27)で、Arガス瞬時導入ガス遮断バルブ13を0.4〜0.7秒間開けて、チャンバ8内にArガスを導入する。図1では、20が、上の状態にパルス状に上がった部分が、Arガス瞬時導入ガス遮断バルブ13を開いた状態である。この結果、図1の22に示すように、真空度は急激に低くなった後に、例えば、約4×10−2Torrで安定する。このように、チャンバ8の真空度を約1〜5×10−2Torr程度とすることにより、プラズマ放電の発生が可能となる。
【0019】
次に、チャンバ8の真空度が略安定した状態(図1の28)で、電源11をオン状態にし、電極10に所定の電圧を印加する。かかる状態では、チャンバ8内で磁界とこれに直交する電界とが発生し、Arガスが放電してプラズマ放電状態となる。プラズマ放電状態では、瞬時導入ガス遮断バルブ13は既に閉じられているため、チャンバ8の真空度は次第に高真空に移り、瞬時導入ガス遮断バルブ13を開く前の真空度に近づく。このように、真空度が高くなっても、一旦、プラズマ放電を起こしてプラズマ放電状態となったArガスは、そのまま放電状態を維持することができる。
【0020】
次に、チャンバ8の真空度が、ほぼ、瞬時導入ガス遮断バルブ13を開く前の真空度になり安定した状態(図1の29)で、オリフィスバルブ15を開度設定1の位置に戻す。この結果、安定したプラズマ放電を維持しながら、真空度は約4×10−2Torrで安定する。
かかるプラズマ放電状態では、磁場4に閉じ込められた高密度のArプラズマが発生しており、プラズマ中のArイオンがターゲット2に衝突することによりターゲット2をスパッタし、対向して設けられた基板1の表面に付着させ、薄膜16が形成される。
【0021】
このように、Arガスを放電させてプラズマを発生させるためには、プラズマが安定放電している状態よりも多量のArガスをチャンバ8中に供給した状態で、所定の電圧を印加しなければならないが、本実施の形態にかかるプロセスを用いてプラズマ放電させることにより、多量のArを導入してもクライオポンプ9のクライオパネルに多量のArガスが吸着することを防止できる。即ち、本実施の形態にかかるプロセスでは、多量のArガスを導入する時に、チャンバ8とクライオポンプ9との間のオリフィスバルブ14を、排気コンダクタンスが小さい開度設定2の位置に設定することにより、クライオポンプ9へのArガスの到達を制限して、クライオパネルへのArガスの吸着を低減することができる。
この結果、プラズマ放電を発生させる間のクライオパネルの温度上昇は、約1Kに抑えることができ、クライオパネルの温度上昇にともなう、クライオパネルからの脱ガスを抑制することが可能となる。クライオパネルの温度上昇は、約2K以下に抑えれば、クライオパネルからの脱ガスは問題とならない。
【0022】
なお、本実施の形態では、チャンバ8とクライオポンプ9の間のコンダクタンスを、オリフィスバルブ15を用いて調整したが、メインバルブ14の開閉を利用して調整することも可能である。この場合には、メインバルブ14の開閉速度を標準速度より速く設定することが必要である。
【0023】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2について、図2を参照しながら説明する。
図2は、本発明の実施の形態1にかかるプラズマ放電プロセスの概略図である。図には、上から順に、瞬時導入ガス遮断バルブの動作と、チャンバの真空度とが示されている。電源パワーの動作、及びオリフィスバルブの動作は、図1に示す実施の形態1のプロセスと同じである。横軸は時間である。
また、プラズマを発生させるマグネトロンスパッタ装置には、実施の形態1と同様に、図3に示すマグネトロンスパッタ装置を用いた。
【0024】
本実施の形態にかかるプラズマ放電方法は、上述の実施の形態1プロセス中の、Arガスの導入方法に変更を加えたものである。即ち、実施の形態1では、瞬時導入ガス遮断バルブ13を0.4〜0.7秒間開いて、多量のArガスを導入しているが、本実施の形態ではバルブで数回に分けて小刻みに開いてArガスを導入している。
【0025】
図2において、20は瞬時導入ガス遮断バルブ13の状態である。上に上がっている部分が、バルブが開いた状態を表し、他の部分は閉じた状態を表す。バルブを開く時間は、1回につき0.3秒以内である。
また、22は、チャンバ8の真空度であり、30に示す部分を縦方向に拡大したものが、31から36に示されている。
【0026】
図2から明らかなように、本実施の形態では、瞬時導入ガス遮断バルブ13を数回に分けて小刻みに開いてArガスを導入しているため、チャンバ8内の真空度も22の拡大図に示すように段階的に低くなる。
この結果、チャンバ8の真空度を検知しながら、瞬時導入ガス遮断バルブ13の開放回数を変えることにより、チャンバ8の真空度を、プラズマ放電に必要な真空度に正確にコントロールすることが可能となり、必要以上にチャンバ8の真空度を低下させることを防止できる。
従って、クライオポンプ9には、必要以上のArガスが導入されることがなく、クライオポンプ9のクライオパネルへのArの吸着を最小限に抑え、クライオパネルの温度上昇を抑制できる。
【0027】
図4は、本実施の形態2に使用するマグネトロンスパッタ装置の概略図である。かかるマグネトロンスパッタ装置は、図3に示すマグネトロンスパッタ装置の瞬時導入ガス遮断バルブ13に改良を加えたものである。図3では、1つである瞬時導入ガス遮断バルブ13を、図中、13a、13b等で示すように、Arガス導入配管に対して並列となるように複数配置している。
本実施の形態2にかかる方法では、1回のプラズマ放電を発生させるために、複数回の瞬時導入ガス遮断バルブ13の開閉が必要であるため、瞬時導入ガス遮断バルブ13の消耗が問題となる場合もある。
従って、図4のように、並列配置された複数の瞬時導入ガス遮断バルブ13a等を設けて、これらを例えば、13a、13b、13cと順番に開閉すれば、1つの瞬時導入ガス遮断バルブの開閉回数を減らすことができ、瞬時導入ガス遮断バルブの寿命を長くすることができる。
【0028】
なお、実施の形態1、2では、マグネトロンスパッタ装置について説明したが、高周波スパッタ装置等の他のスパッタ装置にも、本発明を適用することができる。また、スパッタ用ターゲットには、平板ターゲット以外のターゲットも使用でき、スパッタガスにも、N2等他のガスを使用することもできる。更には、本実施の形態1、2では、オリフィスバルブの開度設定を2通りとしたが、2通り以上であれば、更に多くの状態に設定しても構わない。
【0029】
比較例.
図5は、プラズマ放電プロセスの比較例である。オリフィスバルブ15の設定を、コンダクタンスの小さい開度設定1(コンダクタンス:3801/sec)の状態に固定する以外は、上述の実施の形態1と同一の条件でプラズマを発生させた。
この比較例では、瞬時導入ガス遮断バルブ13を開けてArガスを導入した場合、クライオポンプ9のクライオパネルに多量のArガスが吸着し、クライオパネルの温度が約10K程度上昇した。
このため、クライオパネルの表面に予め吸着していたAr固体の表面に、暖かいArガスが吸着した。この結果、温度差に起因する熱応力によりAr固体がクライオパネル表面から剥離してAr固体の温度が急激に上昇し気化することにより、チャンバ8内の真空度が急激に低くなった。
かかる真空度の低下は、特に、同一チャンバ内に複数の電極を設けて複数回スパッタする場合に、1つのスパッタ終了後にチャンバ8内を高真空に排気するのに長時間を必要とする。また、クライオパネルから放出されたガスの混入により、スパッタで形成した薄膜の膜質の劣化、スパッタ速度の不安定化を招くことともなった。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる方法を用いることにより、プラズマ放電発生時のクライオパネルからの脱ガスを低減することができる。
この結果、スパッタ装置で作製する薄膜の膜質の向上、成膜速度の安定化が可能となり、製造歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかるプラズマ放電プロセスの概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態2にかかるプラズマ放電プロセスの概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に使用するマグネトロンスパッタ装置の概略図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に使用するマグネトロンスパッタ装置の概略図である。
【図5】 従来方法にかかるプラズマ放電プロセスの概略図である。
【符号の説明】
1...基板、2...ターゲット、3...磁石、4...磁場、5...アースシールド、6...マスフローコントローラ、7...バルブ、8...固定バルブ、9...クライオポンプ、10...電極、11...電源、12...固定バルブ、13...瞬時ガス導入遮断バルブ、14...メインバルブ、15...オリフィスバルブ、16...薄膜、20...瞬時導入ガス遮断バルブの動作、21...電源パワー、22...真空度、24...オリフィスバルブの動作。
Claims (8)
- クライオポンプで真空チャンバ内を排気するプラズマ処理装置でプラズマを発生させる方法であって、
該真空チャンバに第1ガスを流し、該真空チャンバ内の真空度を1〜9×10−3Torrにする第1ガス導入工程と、
該真空チャンバに流す第2ガスの導入経路に設けたバルブを0.1〜0.7秒間開放し、該真空チャンバ内の真空度を1〜5×10−2Torrにする第2ガス導入工程と、
該真空チャンバの真空度が1〜5×10−2Torrに到達した後に、該チャンバ内でプラズマ放電を発生させる放電工程とを備え、
更に、該第1ガス導入工程後、該第2ガス導入工程前に、該真空チャンバと該クライオポンプとの間の排気を制限する制限工程と、該放電工程後に、該排気を緩和する緩和工程とを含むことを特徴とするプラズマ発生方法。 - 上記第2ガス導入工程が、第2ガスを導入した後に該第2ガスを遮断する工程を、少なくとも2回繰り返し、上記真空チャンバ内の真空度を段階的に変化させる段階的第2ガス導入工程であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ発生方法。
- 上記段階的第2ガス導入工程が、第2ガス導入経路に、並列配置された少なくとも2以上のバルブを、順次、開閉して、該第2ガスを導入する工程であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ発生方法。
- 上記緩和工程は、上記真空チャンバの真空度が上記放電真空度に到達し、更に、該第2ガス導入前の真空度に戻った後に行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ発生方法。
- 上記制限工程前の上記クライオポンプのクライオパネルの温度と、上記排気コンダクタンス緩和工程後の該クライオパネルの温度の差が、2度以内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ発生方法。
- 上記制限工程と、上記緩和工程が、上記真空チャンバと上記クライオポンプとの間に設けられた、オリフィスバルブの開閉、又はメインバルブの開閉により行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ発生方法。
- 上記段階的第2ガス導入工程が、第2ガス導入経路に、並列配置された少なくとも2以上のバルブを、最大で0.3秒間ずつ、順次、開放する工程であることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ発生方法。
- 上記プラズマ処理装置が、スパッタ装置であることを特徴とする請求項1〜7に記載のプラズマ発生方法。
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