JP3873678B2 - ビデオパケット伝送装置及びビデオパケット伝送方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオパケット伝送装置に関し、ビデオパケット伝送路の品質に応じた誤り検出機能を備えたビデオパケット伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のビデオパケット伝送装置について図面を参照して説明する。
【0003】
図13は従来の画像伝送装置の一例を示すブロック図、図14は図13に示す画像伝送装置内の符号化・伝送制御部の処理の流れを示すフローチャートである。
【0004】
図13において、この画像伝送装置110は、特開平11−313330公報の開示内容を示し、画像データの符号化を行う符号化部111と、符号化部111で符号化された符号化データをパケット化する伝送部112とを含み、動画像の画像データを伝送路115を介して連続的に伝送することができる。本実施形態の画像伝送装置110は、伝送路115の品質を監視するエラー監視部116と、エラー監視部116によって検出される伝送誤りに従って、符号化方法および伝送方法を制御する符号化・伝送制御部117とをさらに含む。符号化・伝送制御部117で符号化方法を切換える際には、符号化部111内に設けられるフレーム内符号化手段121と、フレーム間符号化手段122とを切換える。符号化・伝送制御部117が伝送方法の切換えを行う際には、伝送プロトコルの切換えを伝送部112内に設けられるUDPパケット化器131およびTCPパケット化器132の選択で行い、また合わせてパケットサイズの切換えも行う。なお、ユーザ入力部140では、符号化・伝送制御部117の制御を無効にする操作を入力することもできる。また伝送路115は、有線の専用回線や公衆電話回線、無線のPHS(Personal HandyPhone System)回線などを使用する。
【0005】
図13のエラー監視部116では、伝送路115から受信されるパケットのヘッダ情報に含まれるチェックサムを利用して、受信したパケットに誤りが発生しているか否かを検査する。正常に受信することができたパケットに含まれるデータの総ビット数をNCORRECT とし、誤りがあったパケットに含まれているデータの総ビット数をNERROR とし、これらを別個に加算しておく。次に誤りがあったパケットに含まれていたデータの総ビット数NERROR を、受信したパケットに含まれていたデータの総ビット数(NCORRECT+NERROR )で除算することによって、誤り率を求め、その値を伝送路115の回線としての品質を測定値とする。
【0006】
符号化・伝送制御部117では、エラー監視部116から誤り率の測定値を取得し、予め設定される品質基準値である閾値と比較することによって、現在の誤り率に対して最適な符号化方法、伝送プロトコルおよびパケットサイズを求める。符号化・伝送制御部117は、求められた符号化方法に切換えるために、符号化部111に対して切換えを示す制御信号を与える。また符号化・伝送制御部117は、伝送部112に対して、決定された伝送プロトコルおよびパケットサイズに切換えるための制御信号を与える。
【0007】
また、図14において、符号化・伝送制御部117の処理で、ステップa0から動作を開始し、ステップa1では、エラー監視部116から、伝送路115の品質を表わす回線品質に対応する誤り率を取得する。ステップa2では、取得された回線品質に基づいて、何フレームに1回というように、フレーム内符号化を適用するフレーム数を算出する。ステップa3では、ステップa2で算出された間隔毎に符号化部111に対してフレーム内符号化を行うような制御信号を与える。
【0008】
更に、符号化・伝送制御部117では、以下に説明するような方法で符号化方法、伝送プロトコルおよびパケットサイズの決定を行う。符号化方法としては、符号化部111が備えるフレーム内符号化手段121によるフレーム内符号化と、フレーム間符号化手段122によるフレーム間符号化とが選択可能である。符号化部111では、通常はフレーム間符号化手段122を用いてフレーム間符号化を行う。符号化・伝送制御部117では、予め定められた式に基づいて、何フレーム毎にフレーム内符号化を適用するのかを決定し、フレーム内符号化手段121に切換える指示を符号化部111に対して与える。
【0009】
更にまた、図14のステップa2で、フレーム内符号化を適用するフレームの数の算出は次のように行う。まず、先にフレーム内符号化が適用されてから、次にフレーム内符号化が適用されるまでのフレームの最大数をNとする。このNの値は、ユーザ入力部140などを介して、ユーザによって任意の値に設定が可能であり、Nの値が小さいほど画質が重視され、大きいほど伝送効率が重視されることになる。ついで、実際にフレーム内符号化が適用されてから、次にフレーム内符号化が適用されるまでのフレーム数をn(1≦n≦N)とし、n枚毎にフレーム内符号化を適用するための品質基準値として使用する誤り率の閾値をThn とする。このとき、閾値Thn の値は、予め定められた式によって設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この従来例においては、伝送路の誤り率が低い場合にはUDPを伝送プロトコルとして用い、またパケットサイズを大きく設定するが、UDPではパケット全体に対してチェックサムを計算するため、パケットサイズが大きくなるほど演算量が膨大になるという問題点がある。
【0011】
また、この従来技術においては、伝送路の誤り率が低い場合にはUDPを伝送プロトコルとして用いるが、UDPでは伝送路の誤り率の高低に関わらず、常にパケット全体に対してチェックサムを計算するため、実際の伝送路の品質に応じた誤り検出を行うことができないという問題点がある。
【0012】
(発明の目的)
本発明の目的は、UDP−Liteヘッダの中のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定された範囲のデータに対してチェックサムを計算することにより、誤りを検出を行う際の演算量を従来よりも削減し、また、受信側で伝送路の品質を示す誤り率を算出して、その誤り率の高低に応じて再設定したチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を送信側に返送することにより、伝送路の品質に応じた誤り検出を行うビデオパケット伝送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1のビデオパケット伝送装置は、送信機と受信機とからなるビデオパケット伝送装置において、前記送信機は、入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化手段と、前記ビデオビットストリームを複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割手段と、送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記ビデオパケットにUDP(User Datagram Protocol)−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだUDP―Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信手段と、を有し、前記受信機は、前記伝送路からUDP−Liteビデオパケットを受信してこのUDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算手段と、前記計算したチェックサムと前記受信したUDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信したUDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出手段と、前記比較の結果一致した場合には前記マクロブロックビデオパケットが入力されるとそれを復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化手段と、前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機の前記UDP−Liteビデオパケット送信手段へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2のビデオパケット伝送装置は、送信機と受信機とからなるビデオパケット伝送装置において、前記送信機は、入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化手段と、前記ビデオビットストリームを予め定められた個数のマクロブロックを含む複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割手段と、前記パケット分割手段から出力される前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素を共通の成分要素単位に且つ誤りが発生した場合に最も画質の劣化が激しい成分要素順に順序を並び替えた順序変更ビデオパケットを生成して出力するビデオパケット並び替え手段と、送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記順序変更ビデオパケットにUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだ順序変更UDP−Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオ パケット送信手段と、を有し、前記受信機は、前記伝送路から前記順序変更UDP−Liteビデオパケットを受信してこの順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算手段と、前記計算したチェックサムと前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離した順序変更ビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出手段と、前記比較の結果一致した場合には順序変更ビデオパケットを前記並び替えた順序と前記マクロブロックのデータの数を参照して復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化手段と、前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機の前記UDP−Liteビデオパケット送信手段へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段と、を有することを特徴とする。
更に、上記第1又は第2のビデオパケット伝送装置において、前記伝送路の品質を示す複数の誤り率の範囲のそれぞれに対するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を記憶するメモリを有し、前記チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段は前記誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率の算出の結果、前記メモリを参照して前記チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の変更の必要性の有無を判定し、且つ必要性がある場合には前記再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を決定することを特徴とする。
更に、上記第2のビデオパケット伝送装置において、前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素はマクロブロックの画面上での位置や量子化値などを含むマクロブロックヘッダ(MB header)と、動きベクトルを示すMV(Motion Vector)と、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)及び量子化後の直流成分を示すDC(Direct Current)と、DCT及び量子化後の交流成分を示すAC(Alternate Current)とを含んでいることを特徴とする。
更に、上記第2のビデオパケット伝送装置において、前記順序変更ビデオパケットは誤りが発生した場合に、最も画質の劣化が激しい成分要素として前記マクロブロックヘッダ(MB header)を先頭にして並び替えられていることを特徴とする。
【0014】
本発明の第1のビデオパケット伝送方法は、送信機と受信機との間でビデオパケットを伝送するビデオパケット伝送方法であって、前記送信機が、入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化ステップと、前記ビデオビットストリームを複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割ステップと、送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記ビデオパケットにUDP(User Datagram Protocol)−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだUDP―Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信ステップと、を実行し、前記受信機が、前記伝送路からUDP−Liteビデオパケットを受信してこのUDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算ステップと、前記計算したチェックサムと前記受信したUDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信したUDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出ステップと、前記比較の結果一致した場合には前記マクロブロックビデオパケットが入力されるとそれを復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化ステップと、前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の第2のビデオパケット伝送方法は、送信機と受信機との間でビデオパケットを伝送するビデオパケット伝送方法であって、前記送信機が、入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化ステップと、前記ビデオビットストリームを予め定められた個数のマクロブロックを含む複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割ステップと、前記パケット分割ステップで出力される前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素を共通の成分要素単位に且つ誤りが発生した場合に最も画質の劣化が激しい成分要素順に順序を並び替えた順序変更ビデオパケットを生成して出力するビデオパケット並び替えステップと、送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記順序変更ビデオパケットにUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだ順序変更UDP−Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信ステップと、を実行し、前記受信機が、前記伝送路から前記順序変更UDP−Liteビデオパケットを受信してこの順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算ステップと、前記計算したチェックサムと前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離した順序変更ビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出ステップと、前記比較の結果一致した場合には順序変更ビデオパケットを前記並び替えた順序と前記マクロブロックのデータの数を参照して復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化ステップと、前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算ステップと、を実行することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機を示すブロック図、図2は本発明の第1の実施形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【0017】
図1及び図2において、本発明の第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の、送信機1は、ビデオ符号化部11と、ビデオビットストリームパケット分割部12と、UDP−Liteヘッダ付加部193とを有して構成し、受信機2は、Checksum計算部21と、誤り検出部22と、ビデオ復号化部23と、Checksum Coverage計算部24とを有して構成している。
【0018】
図1において、送信機1には、ビデオ符号化部11は入力された送信すべきビデオ信号14をビデオ符号化の処理を行ってビデオビットストリーム15を出力する。ビデオビットストリームパケット分割部12は、ビデオビットストリーム15を入力し、パケットに分割してビデオパケット(以後、これをマクロブロックビデオパケットと記す)16を出力する。UDP−Liteヘッダ付加部13は、マクロブロックビデオパケット16を入力し、さらに、Checksum Coverage18を受信した場合は、現在のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の値を受信した新しいチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)として再設定し、次に、マクロブロックビデオパケット16にUDP−Liteヘッダを付加する。新しいチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)で設定されたバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、計算したチェックサムの値をUDP−Liteヘッダに組み込んだビデオパケット(以後、これをUDP−Liteビデオパケットと記す)17を送信相手先の受信機2に送信する。
【0019】
図2において、受信機2には、Checksum計算部21は、送信側の送信機1から送信されたUDP−Liteビデオパケット17aを受信する。そして、受信したUDP−Liteビデオパケット17aの中のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されたバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、Checksum25を送出する。誤り検出部22は、受信したUDP−Liteビデオパケット17aとChecksum25とを入力し、受信したUDP−Liteビデオパケット17aの中のチェックサムとChecksum25とを比較する。そして、受信したUDP−Liteビデオパケット17aのサイズを示す情報(以後、これを誤り検出情報と記す)26を出力する。さらに、比較の結果チェックサムが一致した場合は、受信したUDP−Liteビデオパケット17aに対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケット27を出力する。ビデオ復号化部23は、マクロブロックビデオパケット27あるいは誤り検出情報26を入力し、マクロブロックビデオパケット27が入力された場合はビデオ復号化を行い、誤り検出情報26が入力された場合はエラーコンシールメント(誤りを隠蔽するための処理)を行う。そして最後に、ビデオ信号28を出力する。Checksum Coverage計算部24は、誤り検出情報26を入力し、誤り検出情報26を用いて伝送路の品質を示す誤り率を計算し、この誤り率の計算の基にチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を変更する場合は、再設定するChecksum Coverage18を送信元のUDP−Liteヘッダ付加部13に送信する機能を有している。
【0020】
図3は本第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機の動作を示すフローチャート、図4は本第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機の動作を示すフローチャート、図5は図2に示す受信機内のChecksum Coverage計算部の動作を示すフローチャートである。
【0021】
次に、本第1の実施の形態の動作について図1〜図5を参照して説明する。
【0022】
ビデオ符号化部11はビデオ信号14が入力されると、入力されたビデオ信号14に対してH.261,H.263,MPGE−4などのビデオ圧縮方式を用いてビデオ符号化を行う(図3のステップA1)。そして、ビデオビットストリーム15を出力する。ビデオビットストリームパケット分割部12は、ビデオビットストリーム15を入力し、マクロブロックのデータの境界でビットストリームを分割して(ステップA2)、マクロブロックビデオパケット16を出力する。UDP−Liteヘッダ付加部13は、Checksum Coverage計算部24からChecksum Coverage18の受信の有無を確認し(ステップA3)、Checksum Coverage18を受信した場合のみ、現在のChecksum Coverageの値を受信した新しいChecksum Coverage18に再設定する(ステップA4)。
【0023】
次に、マクロブロックビデオパケット17にUDP−Liteヘッダを付加する(ステップA5)。UDP−Liteヘッダの中には、チェックサムを計算する範囲(バイト数)を示すChecksum Coverageフィールドと計算されたChecksumフィールドが含まれる。そして、Checksum Coverageフィールドで設定されたUDP−Liteヘッダの先頭からのバイト数に相当するデータに対してチェックサムを計算する(ステップA6)。チェックサムを計算する際、UDP−Liteヘッダの中のChecksumフィールドは全ビット”0”とみなす。最後に、計算したチェックサムの値をUDP−LiteヘッダのChecksumフィールドに組み込んで、UDP−Liteビデオパケット17を出力する。
【0024】
送信相手先の受信機2においては、Checksum計算部21は、送信元の送信機1から送信されたUDP−Liteビデオパケット17aを受信する。次に、UDP−Liteビデオパケット17aのUDP−Liteヘッダの中のChecksum Coverageフィールドで設定された、UDP−Liteヘッダの先頭からのバイト数に相当するデータ対してChecksum25を計算する(図4のステップB1)。そして、計算結果のChecksum25を出力する。誤り検出部22は、UDP−Liteビデオパケット17aとChecksum25を入力し、UDP−Liteビデオパケット17aのUDP−Liteヘッダの中のChecksumとChecksum25が一致するかを判定する(ステップB2)。UDP−Liteビデオパケット17aのUDP−Liteヘッダの中のChecksumとChecksum25が一致しなかった場合、即ち誤りを検出した場合には、誤り検出情報26をビデオ復号化部23及びChecksum Coverage計算部25に送出する(ステップB7)。また、UDP−Liteビデオパケット17aを廃棄する(ステップB8)。UDP−Liteビデオパケット17aのUDP−Liteヘッダの中のChecksumとChecksum25が一致した場合、即ち、誤りを検出しなかった場合には、誤り検出情報26をChecksum Coverage計算部25に送信する(ステップB3)。また、UDP−Liteビデオパケット17aからUDP−Liteヘッダを分離し(ステップB4)、マクロブロックビデオパケット27を出力する(ステップB5)。ビデオ復号化部23は、マクロブロックビデオパケット27あるいは誤り検出情報26を入力する。マクロブロックビデオパケット27が入力された場合は、H.261,H.263,MPGE−4などの方式を用いてビデオ復号化を行う(ステップB6)。また、誤り検出情報26が入力された場合は、ステップB8で廃棄したUDP−Liteビデオパケット17aに含まれていたマクロブロックについてエラーコンシールメントを行う(ステップB9)。そして最後に、ビデオ信号28を出力する。
【0025】
Checksum Coverage計算部24は、誤り検出部22から誤り検出情報26を受信すると(図5のステップC1)、誤り検出情報26を用いて伝送路の品質を示す誤り率を計算する(ステップC2)。そして、計算機の誤り率を参照して、Checksum Coverageの変更の有無を判定する(ステップC3)。Checksum Coverageを変更する場合は、再設定するChecksum Coverage18を送信元の送信機1のUDP−Liteヘッダ付加部13に送信する(ステップC4)。
【0026】
次に、本発明の第2の実施の形態ついて図面を参照して説明する。
【0027】
図6は本発明の第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機を示すブロック図、図7は本発明の第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図、図8は本第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機の動作を示すフローチャート、図9は本第2の実施の形態のビデオ伝送装置の受信機の動作を示すフローチャート、図10は本第2の実施の形態における画面間符号化の場合のビデオパケットのフォーマットの一例を示し、(A)はマクロブロックビデオパケットのフォーマットの例を示し、(B)は(A)に示したマクロブロックビデオパケットの中のデータをMB header,MV,DC,ACごとにまとめてこの順に並べ替えられた順序変更ビデオパケットのフォーマットの一例を示す図である。
【0028】
図10の(A)において、MB headerはマクロブロックの画面上での位置や量子化値などを含むマクロブロックヘッダ、MV(Motion Vector)は動きベクトル、DC(Direct Current)はDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)及び量子後の直流成分、AC(Alternate Current)はDCT及び量子化後の交流成分である。1,2,…,nはマクロブロック番号を示す。1つのビデオパケットに含まれるマクロブロックのデータの個数は、伝送するパケットのパケット長に依存するため、ここではn個のマクロブロックのデータが含まれているとする。本第2の実施の形態では、nはあらかじめ設定された一定値であるとする。
【0029】
図6において、本第2の実施の形態におけるビデオパケット伝送装置の送信機6の構成は、図1に示す送信機1と異なり、ビデオビットストリームパケット分割部12とUDP−Liteヘッダ付加部13との間にビデオパケット内データ並び替え部61を有している。
【0030】
また、図8において、送信機6の動作は、図3に示す送信機1の動作と異なり、図3におけるステップA2とステップA3の間に、データに誤りが発した場合に画質の劣化が激しい順にデータを並び替えるステップD7を有し、ステップD1〜ステップD6は、ステップA1〜ステップA6と同じ動作である。
【0031】
ビデオパケット内データ並び替え部61は、マクロブロックビデオパケット16を入力し、マクロブロックごとに並んでいるデータに誤りが発生した場合に画質の劣化が激しい順に並べ替える(ステップD7)。そして、順序を並べ替えたビデオパケット(以後、順序変更ビデオパケットと記す)62を出力する。
【0032】
ここで、誤りが発生した場合に最も画質の劣化が激しいデータはMB headerであり、続いてMV,DC成分,AC成分の順である。したがって、図10の(B)に示すように、マクロブロックビデオパケット16の中のデータをMB header,MV,DC,ACごとにまとめて、この順に並べ替えて順序変更ビデオパケット62を作成する。
【0033】
画面内符号化の場合は、図10の(A)及び図10の(B)においてMVのデータが存在しないが、データの並べ替えの順序は同一である。また、図10の(A)が表すマクロブロックビデオパケット16と図10の(B)が表す順序変更ビデオパケット62は、データの順序を並べ替えただけであるため、パケット内のデータ量は変化していない。
【0034】
ビデオ符号化部11、ビデオビットストリームパケット分割部12、及びUDP−Liteヘッダ付加部13の構成及び動作は、第1の実施の形態で述べたものと同一であるため、図6,図8の全体の説明を省略する。
【0035】
図7及び図9において、本第2の実施の形態におけるビデオパケット伝送装置の受信機7は、図2に示す第1の実施の形態の場合の受信機2と異なりChecksum計算機21及び誤り検出部22はそれぞれ、UDP−Liteヘッダが付加された順序変更ビデオパケット63aを受信している点が異なり、また、ビデオ復号化部71は順序変更ビデオパットを復号化する点が異なり(図9のステップE6)、他は同じ構成であり、同じ動作を行う。
【0036】
即ち、ビデオ復号化部71は、順序変更ビデオパケット72あるいは誤り検出情報26を入力する。順序変更ビデオパケット72が入力された場合は、図10の(B)に示すデータの順序と、図10の(B)のnに相当するあらかじめ設定されたビデオパケットの中のマクロブロックのデータの数を参照して、H.261,H.263,MPEG−4などの方式を用いてビデオ復号化を行う(ステップE6)。誤り検出情報26が入力された場合は、ステップE8で廃棄したUDP−Liteビデオパケット63に含まれていたマクロブロックについてエラーコンシールメントを行う(ステップE9)。そして、最後に、復号化されたビデオ信号28を出力する。
【0037】
Checksum計算機21,誤り検出部22,及びChecksum Coverage計算部24の構成及び動作は、図2に示す第1の実施の形態で述べたものと同一であるため、図7,図9の全体の説明を省略する。
【0038】
この第2の実施の形態における効果は、ビデオパケット伝送において、極端な画質の劣化を抑制することができることである。
【0039】
その理由は、UDP−Liteを伝送プロトコルとして採用する際、ビデオパケット内データ並び替え部61によって、送信側でマクロブロックごとに並んでいるビデオデータを誤りが発生した場合に画質の劣化が激しい順に並べ替え、伝送路で誤りが発生した場合に、受信側の誤り検出部22によって、画質の劣化が激しいデータに対して誤り検出を行うようにしたためである。
【0040】
次に、本発明の第3及び第4の実施の形態ついて図面を参照して説明する。
【0041】
図11は本発明の第3の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図、図12は本発明の第4の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【0042】
図11,図12において、本第3及び第4の実施の形態のビデオパケット装置における受信機2a及び7aは、図2及び図7に示す第1及び第2の実施の形態のビデオパケット装置における受信機2及び受信機7と異なる点として、共に、Checksum Coverage計算部24aにメモリ81が接続されている点で、他の構成は同一である。
【0043】
このメモリ81には、伝送路の品質を示す複数の誤り率の範囲のそれぞれに対するChecksum Coverageの値が予め記憶されている。
【0044】
従って、本発明の第3及び第4の実施の形態のビデオパケット伝送装置における受信機2a及び7aのそれぞれのChecksum Coverage計算部24aにおいては、誤り検出部22から誤り検出情報26を受信すると、誤り検出情報を用いて伝送路の品質を示す誤り率を計算し、その計算結果の誤り率を基にメモリ81を参照してChecksum Coverageを決定し、決定したChecksum Coverageを現状との比較からChecksum Coverageの変更の有無を判定し、Checksum Coverageを変更する場合は、第1及び第2の実施の形態の場合の同様に、再設定するChecksum Coverag18を送信元の送信機1及び送信機6のUDP−Liteヘッダ付加部13へ送信する。
【0045】
以上、説明したように、本第1、第2、第3及び第4の実施の形態のビデオパケット伝送装置においては、受信機2,受信機2a,受信機7及び受信機7a側で伝送路の品質を示す誤り率をChecksum Coverage計算部24、及び24aで算出し、その算出結果によって、Checksum Coverageを決定しているので、従来のパケット全体に対してChecksumを計算する場合に比較して、演算量を少なくすることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、送信機と受信機とからなるビデオパケット伝送装置において、受信機は、伝送路からUDP−Liteビデオパケットを受信してこのUDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムを出力するチェックサム計算手段と、計算したチェックサムと受信したUDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示し誤り情報と受信したUDP−Liteビデオパケット対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケットとを出力し、一致しない場合には受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り情報を出力する誤り検出手段と、比較の結果一致した場合にはマクロブロックビデオパケットが入力されるとそれを復号化し、比較の結果一致しない場合には誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化手段と、誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果受信したチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を変更する必要のある場合には、再設定するチェックサム カバレジ(ChecksumCoverage)を送信元のUDP−Liteビデオパケット送信手段へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段とを有することにより、次に示す効果を有する。
【0047】
第1の効果は、ビデオパケット伝送において、誤り検出を行う際の演算量を大幅に削減することができることである。
【0048】
その理由は、UDP−Liteを伝送するプロトコルとして採用することにより、ビデオパケット全体に対してではなく、ビデオパケットの先頭から、チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)で設定されたバイト数のデータに対してチェックサムの計算を行って誤り検出を行うようにしたためである。
【0049】
第2の効果は、ビデオパケット伝送において、実際の伝送路の品質に応じた最適な誤り検出を行うことができることである。
【0050】
その理由は、UDP−Liteを伝送プロトコルとして採用する際、受信側で伝送路の品質を示す誤り率を計算し、誤り率の高低に応じて再設定に使用するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を送信側に返送することにより、チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を適応的に制御するようにしたためである。
【0051】
第3の効果は、ビデオパケット伝送において、極端な画質の劣化を抑制することができることである。
【0052】
その理由は、UDP−Liteを伝送プロトコルとして採用する際、送信側でマクロブロックごとに並んでいるビデオデータを誤りが発生した場合に画質の劣化が激しい順に並べ替え、伝送路で誤りが発生した場合に受信側で画質の劣化が激しいデータに対して誤りを検出するようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【図3】本第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機の動作を示すフローチャートである。
【図4】本第1の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機の動作を示すフローチャートである。
【図5】図に示す受信機内のChecksum Coverage計算部の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【図8】本第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の送信機の動作を示すフローチャートである。
【図9】本第2の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機の動作を示すフローチャートである。
【図10】本第2の実施の形態における画面間符号化の場合のビデオパケットのフォーマットの一例を示し、(A)はマクロブロックビデオパケットのフォーマットの一例を示し、(B)は(A)に示したマクロビデオパケットの中のデータをMBheader,MV,DC,ACごとにまとめて、この順に並べ替えられた順序変更ビデオパケットのフォーマットの一例を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態のビデオパケット伝送装置の受信機を示すブロック図である。
【図13】従来の画像伝送装置の一例を示すブロック図である。
【図14】図13に示す画像伝送装置内の符号化・伝送制御部の処理を流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,6 送信機
2,2a,7,7a 受信機
11 ビデオ符号化部
12 ビデオビットストリームパケット分割部
13 UDP−Liteヘッダ付加部
21 Checksum計算部
22 誤り検出部
23,71 ビデオ復号化部
24,24a Checksum Coverage計算部
61 ビデオパケット内データ並び替え部
81 メモリ
Claims (7)
- 送信機と受信機とからなるビデオパケット伝送装置において、
前記送信機は、
入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化手段と、
前記ビデオビットストリームを複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割手段と、
送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記ビデオパケットにUDP(User Datagram Protocol)−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだUDP―Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信手段と、
を有し、
前記受信機は、
前記伝送路からUDP−Liteビデオパケットを受信してこのUDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算手段と、
前記計算したチェックサムと前記受信したUDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信したUDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出手段と、
前記比較の結果一致した場合には前記マクロブロックビデオパケットが入力されるとそれを復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化手段と、
前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機の前記UDP−Liteビデオパケット送信手段へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段と、
を有することを特徴とするビデオパケット伝送装置。 - 送信機と受信機とからなるビデオパケット伝送装置において、
前記送信機は、
入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化手段と、
前記ビデオビットストリームを予め定められた個数のマクロブロックを含む複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割手段と、
前記パケット分割手段から出力される前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素を共通の成分要素単位に且つ誤りが発生した場合に最も画質の劣化が激しい成分要素順に順序を並び替えた順序変更ビデオパケットを生成して出力するビデオパケット並び替え手段と、
送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記順序変更ビデオパケットにUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだ順序変更UDP−Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信手段と、
を有し、
前記受信機は、
前記伝送路から前記順序変更UDP−Liteビデオパケットを受信してこの順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算手段と、
前記計算したチェックサムと前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離した順序変更ビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出手段と、
前記比較の結果一致した場合には順序変更ビデオパケットを前記並び替えた順序と前記マクロブロックのデータの数を参照して復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化手段と、
前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機の前記UDP−Liteビデオパケット送信手段へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段と、
を有することを特徴とするビデオパケット伝送装置。 - 前記伝送路の品質を示す複数の誤り率の範囲のそれぞれに対するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を記憶するメモリを有し、前記チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算手段は前記誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率の算出の結果、前記メモリを参照して前記チェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の変更の必要性の有無を判定し、且つ必要性がある場合には前記再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)を決定する請求項1又は2記載のビデオパケット伝送装置。
- 前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素はマクロブロックの画面上での位置や量子化値などを含むマクロブロックヘッダ(MB header)と、動きベクトルを示すMV(Motion Vector)と、離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:DCT)及び量子化後の直流成分を示すDC(Direct Current)と、DCT及び量子化後の交流成分を示すAC(Alternate Current)とを含んでいることを特徴とする請求項2記載のビデオパケット伝送装置。
- 前記順序変更ビデオパケットは誤りが発生した場合に、最も画質の劣化が激しい成分要素として前記マクロブロックヘッダ(MB header)を先頭にして並び替えられていることを特徴とする請求項2記載のビデオパケット伝送装置。
- 送信機と受信機との間でビデオパケットを伝送するビデオパケット伝送方法であって、
前記送信機が、
入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化ステップと、
前記ビデオビットストリームを複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割ステップと、
送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記ビデオパケットにUDP(User Datagram Protocol)−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだUDP―Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信ステップと、
を実行し、
前記受信機が、
前記伝送路からUDP−Liteビデオパケットを受信してこのUDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算ステップと、
前記計算したチェックサムと前記受信したUDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信したUDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離したマクロブロックビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信したUDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出ステップと、
前記比較の結果一致した場合には前記マクロブロックビデオパケットが入力されるとそれを復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化ステップと、
前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算ステップと、
を実行することを特徴とするビデオパケット伝送方法。 - 送信機と受信機との間でビデオパケットを伝送するビデオパケット伝送方法であって、
前記送信機が、
入力された送信すべきビデオ信号を符号化してビデオビットストリームを出力するビデオ符号化ステップと、
前記ビデオビットストリームを予め定められた個数のマクロブロックを含む複数のマクロブロックビデオパケットに分割したビデオパケットを出力するパケット分割ステップと、
前記パケット分割ステップで出力される前記複数のマクロブロックビデオパケットのそれぞれを構成する複数の成分要素を共通の成分要素単位に且つ誤りが発生した場合に最も画質の劣化が激しい成分要素順に順序を並び替えた順序変更ビデオパケットを生成して出力するビデオパケット並び替えステップと、
送信先の受信機から再設定用のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)の返送がない場合には現在のチェックサム カバレジが示すバイト数を用い、前記送信先から前記再設定用のチェックサム カバレジの返送があった場合には前記バイト数を受信した再設定用のチェックサム カバレジが示すバイト数に再設定して、前記順序変更ビデオパケットにUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteヘッダを付加したUDP−Liteビデオパケットの先頭から数えて、前記現在又は再設定されたチェックサム カバレジが示すバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、その計算したチェックサムの値を伝送プロトコルのUDP−Liteヘッダに組み込んだ順序変更UDP−Liteビデオパケットを伝送路を介して前記送信先へ送信するUDP−Liteビデオパケット送信ステップと、
を実行し、
前記受信機が、
前記伝送路から前記順序変更UDP−Liteビデオパケットを受信してこの順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)フィールドで設定されているバイト数のデータに対してチェックサムを計算し、この計算したチェックサムを出力するチェックサム計算ステップと、
前記計算したチェックサムと前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケット内のチェックサムとの比較を行い、この比較の結果一致した場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報と前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットに対しUDP−Liteヘッダを分離した順序変更ビデオパケットとを出力し、一致しない場合には前記受信した順序変更UDP−Liteビデオパケットのデータサイズを示す誤り検出情報を出力する誤り検出ステップと、
前記比較の結果一致した場合には順序変更ビデオパケットを前記並び替えた順序と前記マクロブロックのデータの数を参照して復号化し、前記比較の結果一致しない場合には前記誤り検出情報が入力されるとエラーコンシールメントの処理を行うビデオ復号化ステップと、
前記誤り検出情報が入力されるとその誤り検出情報を基に前記伝送路の品質を示す誤り率を算出し、その算出の結果前記受信したビデオパケットのチェックサム カバレジを変更する必要のある場合には、前記再設定用のチェックサム カバレジを送信元送信機へ返送するチェックサム カバレジ(Checksum Coverage)計算ステップと、
を実行することを特徴とするビデオパケット伝送方法。
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