JP3873357B2 - Compression molding apparatus and compression molding method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮成形装置および圧縮成形方法、特に、ボンド磁石を圧縮成形により製造するための圧縮成形装置および圧縮成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボンド磁石は、磁石粉末と結合樹脂(有機バインダー)との混合物(コンパウンド)を所望の磁石形状に賦形して製造されるものである。この成形方法には、大別して、圧縮成形法、射出成形法および押出成形法がある。
【0003】
このうち、圧縮成形法は、磁石粉末と結合樹脂(有機バインダー)との混合物または混練物であるコンパウンドをプレス金型中に充填し、これを圧縮成形して成形体を得、その後、結合樹脂が熱硬化性樹脂である場合にはそれを硬化させて磁石とする方法である。この方法は、他の方法に比べ、結合樹脂の量が少なくても成形が可能であるため、得られた磁石中の樹脂量が少なくなり、磁気特性の向上にとって有利である。
【0004】
しかしながら、このような圧縮成形法による磁石の製造には、次のような欠点がある。
すなわち、製造された希土類ボンド磁石は、成形体の密度は高いものの空孔率が高くなる傾向を示すため、機械的強度が弱く、耐食性に劣る。そのため、特に圧縮成形法においては、成形圧力を70kgf/mm2 以上と高圧にする高圧成形を行っていたが、高圧成形は、成形機への負担が大きい。
【0005】
そこで、成形圧力を下げるために、温間成形、すなわち、金型温度を結合樹脂の溶融温度領域で成形する方法も提案されている。この場合、金型の内部または外部にヒータを配設し、該ヒータを作動させて金型を所定の温度に加熱した状態で成形材料を圧縮成形し、その後、成形体を金型内に残したままヒータをOFFにして成形体を金型毎自然冷却(放冷)もしくは、水や冷風等により強制冷却するか、または成形体を金型から除材して自然冷却(放冷)する方法が採られる。
【0006】
また、結合樹脂が熱硬化性樹脂の場合には圧縮成形後、金型を更に硬化温度まで加熱して金型内で樹脂の形状を維持できる温度まで硬化させる方法が採られる。
【0007】
しかしながら、このような方法では、製造工程が複雑であり、また、成形体を冷却するのに長時間を要するので、生産性が低い。特に、成形体を金型から除材して冷却する場合には、成形体の形状を保持するために、成形体の温度がある程度下がった状態まで待って除材しなければならず、そのために、成形完了までに要する時間が長くなっている。
【0008】
また、成形体の冷却温度が不適当であると、成形体の変形とともに樹脂成分による磁石粉末の接着強度や充填性が低下し、成形体の密度の低下(空孔の増加)や成形体の機械的強度の低下が生じるため、良質かつ安定した品質のボンド磁石を製造するためには、冷却条件の管理を厳格に行わねばならない。
【0009】
また、結合樹脂が熱硬化性樹脂の場合には、成形後金型内でまたは金型から除材後、さらに、成形体を加熱して未硬化の結合樹脂を硬化させる工程(キュアリング)が必要である。そのため、製造工程が増加し、ボンド磁石の製造に長時間を要する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高品質の成形体を容易かつ短時間で得ることができる圧縮成形装置および圧縮成形方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(23)の本発明により達成される。
【0013】
(1) 圧縮成形用の金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを有し、前記工具が、前記金型に対し相対的に移動し得るよう構成された圧縮成形装置であって、
前記金型は、成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有し、かつ、前記第1の部分と前記第2の部分とが、前記工具と前記金型との相対的移動方向に沿って配置されていることを特徴とする圧縮成形装置。
【0016】
(2) 複数の圧縮成形用の金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを有し、前記工具が、前記金型に対し相対的に移動し得るよう構成された圧縮成形装置であって、
前記各金型は、それぞれ、成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有し、かつ、前記第1の部分と前記第2の部分とが、前記工具と前記金型との相対的移動方向に沿って配置されており、前記各金型のそれぞれが、成形材料を金型内に充填する給材位置と、前記工具により圧縮成形を行う成形位置とを移動し得るよう構成されていることを特徴とする圧縮成形装置。
【0017】
(3) 前記工具の一方は前記成形位置に設置され、他方は前記金型とともに移動する上記(2)に記載の圧縮成形装置。
【0018】
(4) 前記第1の部分と前記第2の部分とが断熱部を介して配置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の圧縮成形装置。
【0021】
(5) 成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有する金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを用いて、成形材料を圧縮成形する圧縮成形方法であって、
成形材料を前記第1の部分で加熱しつつ圧縮した後、前記第2の部分へ相対的に移動して冷却することを特徴とする圧縮成形方法。
【0022】
(6) 成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有する金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを用いて、成形材料を圧縮成形する圧縮成形方法であって、
成形材料を前記第1の部分で加熱した後、前記第2の部分へ相対的に移動して圧縮成形するとともに冷却することを特徴とする圧縮成形方法。
【0023】
(7) 前記冷却は、前記工具による加圧状態を維持したまま行う上記(5)または(6)に記載の圧縮成形方法。
【0024】
(8) 前記第1の部分と前記第2の部分とでの材料温度の差が20℃以上である上記(5)ないし(7)のいずれかに記載の圧縮成形方法。
【0026】
(9) 成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有する複数の金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを用いて、成形材料を圧縮成形する圧縮成形方法であって、
給材位置にて成形材料を所定の金型内に充填する第1の工程と、該金型を成形位置へ移動し、圧縮成形を行う第2の工程とを有し、成形材料を前記第1の部分で加熱しつつ圧縮した後、前記第2の部分へ相対的に移動して冷却することを特徴とする圧縮成形方法。
【0027】
(10) 成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有する複数の金型と、前記金型内に充填された成形材料を互いに反対方向から加圧する上パンチと下パンチとを備えた工具とを用いて、成形材料を圧縮成形する圧縮成形方法であって、
給材位置にて成形材料を所定の金型内に充填する第1の工程と、該金型を成形位置へ移動し、圧縮成形を行う第2の工程とを有し、成形材料を前記第1の部分で加熱した後、前記第2の部分へ相対的に移動して圧縮成形するとともに冷却することを特徴とする圧縮成形方法。
【0036】
図1〜図5は、それぞれ、本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。なお、図1〜図5中の上下方向を「軸方向」として説明する。
【0037】
これらの図に示す圧縮成形装置1は、ボンド磁石を圧縮成形するための圧縮成形装置であって、圧縮成形用の金型2と、該金型2内に充填された成形材料15を圧縮する工具(パンチ)とを有している。
【0038】
金型2は、軸方向に沿って3つの部分から構成されている。すなわち、金型2は、第1の温度を保持し得る第1の部分3と、前記第1の温度と異なる第2の温度を保持し得る第2の部分5と、第1の部分3と第2の部分5との間に位置する断熱部4とで構成されている。本実施例では、第1の部分3は、成形材料15を加熱する加熱部であり、第2の部分5は、加熱された成形材料15を冷却する冷却部である。
【0039】
金型2の第1の部分3、断熱部4および第2の部分5には、これらを貫通して成形空間21が形成されている。この成形空間21は、成形すべき成形体の形状に対応した形状をなしており、本実施例では、円柱状(中実)をなしている。ただし、成形空間21の形状(成形体の形状)は、これに限定されず、例えば、横断面が半円形、楕円形、三角形、四角形、六角形等の多角形等のもの、円筒状(中空)、平板状、湾曲板状等、いかなるものでもよい。
【0040】
第1の部分3には、それを加熱するためのヒータ9が設置されている。図示の構成では、棒状のヒータが用いられているが、ヒータ9の構成は、これに限定されない。このヒータ9の作動により、第1の部分3は、後述する所定の温度に加熱される。
【0041】
また、第2の部分5には、それを冷却するために、冷媒管10が埋設されている。この冷媒管10には、図示しない冷媒供給手段により、例えば、水、空気等の冷媒が供給され、流通する。この冷媒の流通により、第2の部分5は、後述する所定の温度に設定(冷却)される。
【0042】
断熱部4は、第1の部分3、第2の部分5間での熱の伝達を遮断する機能を有するもので、例えば、セラミックス、樹脂性シート、エアギャップまたはこれらの組み合せ等で構成されている。このような断熱部4を設けることにより、熱損失を低減し、効率の良い加熱および冷却を行うことができる。
【0043】
なお、図示と異なり、金型2の外周部にヒータ等の加熱冶具や冷媒管等の冷却冶具を設置した構成であってもよい。
【0044】
工具(パンチ)6は、成形材料15を互いに反対方向から加圧する上パンチ7と、下パンチ8とで構成されている。上パンチ7および下パンチ8は、それぞれ、金型2に対しその成形空間21内で、軸方向に相対的に移動し得るように構成されている。本実施例では、軸方向の移動が固定されている金型2に対し、上パンチ7および下パンチ8が、それぞれ、図示しない駆動機構により軸方向に移動するよう構成されている。
【0045】
上パンチ7および下パンチ8の外径は、金型2の内径(=成形空間21の直径)とほぼ等しいか、またはそれより若干小さな値に設定されている。
【0046】
また、上パンチ7および下パンチ8のそれぞれの端部には、成形材料15を加圧する加圧面71、81が形成されている。この加圧面71、81と、成形空間21の内周面とで、成形体の形状(本実施例では円柱形状)が規制される。
【0047】
なお、加圧面71、81は平坦な面、所望に湾曲した面、突起や窪みを有する面、溝等が存在する面のいずれでも良い。
【0048】
本実施例における成形材料15は、ボンド磁石製造用の組成物(コンパウンド)である。この組成物は、磁石粉末と結合樹脂(有機バインダー)との混合物または混練物あるいはそれを造粒または整粒して得た粒状物である。
【0049】
磁石粉末としては、例えば、Baフェライト、Srフェライトのようなフェライトや、Sm−Co系、R−TM−B系(Rは希土類元素、TMは遷移金属)、Sm−Fe−N系等の各種希土類磁石の粉末が挙げられる。磁石粉末の平均粒径は、0.5〜100μm 程度が好ましく、1〜50μm 程度がより好ましい。
【0050】
結合樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミド樹脂、芳香族ポリエステル系樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン樹脂が挙げられ、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂が挙げられる。
【0051】
以上のような結合樹脂の組成物中での含有量は、特に限定されないが、1〜10wt%程度であるのが好ましく、1〜8wt%程度であるのがより好ましく、1.5〜5wt%程度であるのがさらに好ましい。結合樹脂の含有量が多過ぎると、磁気特性(特に最大磁気エネルギー積)の向上が図れない。また、結合樹脂の含有量が少な過ぎると、成形性が低下する。
【0052】
また、組成物中には、酸化防止剤が含まれていてもよい。この酸化防止剤としては、磁石粉末等の酸化を防止または抑制し得るものであればいかなるものでもよく、例えば、アミン系化合物、アミノ酸系化合物、ニトロカルボン酸類、ヒドラジン化合物、シアン化合物、硫化物等の金属イオン、特にFe成分に対しキレート化合物を生成するキレート化剤が好適に使用される。
【0053】
さらに、磁石粉末と樹脂成分の混練時に分散しやすくさせるためや混練物の成形性の改良のために高級脂肪酸や脂肪酸塩等の可塑剤、シリコンオイルやワックス等の潤滑剤、シリカ粉末等の固形潤滑剤、コポリマー等の成形助剤等が含まれていてもよい。
【0054】
以上のような磁石粉末と、結合樹脂と、好ましくは酸化防止剤とを混練する場合には、例えば2軸押出混練機、ロール式混練機、ニーダー等の混練機を用いて行われる。
【0055】
この混練は、好ましくは用いる結合樹脂の熱変形温度(ASTM D648 による方法で測定)以上の温度、より好ましくは用いる結合樹脂の融点以上の温度で行われる。
【0056】
また、混練物を造粒または整粒し、所定の粒径の粒状物とすることもできる。造粒または整粒の方法は、特に限定されないが、混練物を粉砕することによりなされるのが好ましい。この粉砕は、例えば、ボールミル、振動ミル、破砕機、ジェットミル、ピンミル等を用いて行われる。
【0057】
粒状物の平均粒径は、特に限定されないが、10μm 〜3mm程度であるのが好ましく、20μm 〜2mm程度であるのがより好ましく、50μm 〜1.5mm程度であるのがさらに好ましい。粒状物の平均粒径が3mm以上では、成形されるボンド磁石の寸法が小さい場合に、すなわち金型2の成形空間21の寸法が小さい場合に、粒状物の金型2への充填量を微妙に調整することが困難となり、定量性が劣るので、ボンド磁石の寸法精度の向上が図れない。一方、平均粒径10μm 未満の粒状物は、製造(造粒)が困難かまたは手間がかかる場合があり、また、平均粒径が小さ過ぎると、得られたボンド磁石の空孔率が上昇する傾向を示す。
【0058】
このような粒状物は、粒径にある程度のバラツキがあるものでもよいが、粒径が均一なものが好ましい。これにより、金型2への充填ばらつきが低減し、低空孔率で寸法精度の高いボンド磁石が得られる。
【0059】
次に、圧縮成形装置1を用いた第1の圧縮成形方法について、図1〜図5を参照しつつ説明する。以下、金型2へ充填される成形材料15は、前記粒状物を代表例として説明する。
【0060】
<A−1> 図1に示すように、上パンチ7を上昇させ、成形空間21から離脱させておく。また、下パンチ8は、その加圧面81が第1の部分3に位置するように移動しておく。
【0061】
<A−2> 図2に示すように、成形空間21内に所定量の成形材料15を充填(給材)する。このとき、成形材料15の秤量、充填は、すり切り法により、成形材料15の上面が成形空間21の上端開口と一致するように(定容積で)行ってもよいが、定量フィーダ(図示せず)を用いて成形材料15を定量し、充填するのが好ましい。これにより、成形材料15の充填量の精度が高まり、得られたボンド磁石の寸法精度が向上する。
【0062】
前記定量フィーダとしては、例えば、電子天秤やロードセルを備えたものが挙げられ、例えば、特開昭62−211518号公報、特開昭62−211519号公報、特開昭62−231121号公報、特開昭62−235115号公報、特開昭63−47216号公報、特開昭63−98523号公報、特開昭63−252816号公報、特開平3−88614号公報、特開平7−291203号公報に記載された装置を用いることができる。
【0063】
<A−3> 図3に示すように、上パンチ7を下降させ、その加圧面71と下パンチ8の加圧面81との間で、成形材料15を圧縮成形する。
【0064】
このとき、ヒータ9の作動により、金型2の第1の部分3を所望の温度(第1の温度)に加熱しておく。これにより、成形材料15は、温間成形がなされる。この第1の温度は、例えば次のように設定される。
【0065】
充填されている成形材料15が結合樹脂として熱可塑性樹脂を含む場合、その熱可塑性樹脂が軟化または溶融状態となるような温度とされる。
【0066】
より詳しくは、用いる熱可塑性樹脂の熱変形温度以上の温度とされるのが好ましく、さらには、用いる熱可塑性樹脂の融点以上の温度とされるのが好ましく、融点から(融点+200)℃程度までの範囲の所定の温度とされるのがより好ましく、融点から(融点+150)℃程度までの範囲の所定の温度とされるのがさらに好ましい。
【0067】
例えば、用いる熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂(融点:178℃)である場合、成形時における特に好ましい材料温度(第1の温度)は、180〜350℃程度とされる。
【0068】
また、充填されている成形材料15が結合樹脂として熱硬化性樹脂を含む場合、その熱硬化性樹脂が軟化または溶融状態となり、かつ成形時間内で硬化が完了しないような温度とされる。
【0069】
より詳しくは、用いる熱硬化性樹脂の溶融温度〜(溶融温度+200)℃が好ましく、溶融温度〜(溶融温度+150)℃がより好ましい。
【0070】
例えば、用いる熱硬化性樹脂が溶融温度60℃、硬化条件が200℃で1時間であるエポキシ樹脂の場合、成形時における特に好ましい材料温度(第1の温度)は、60〜260℃程度とされる。
【0071】
以上のような第1の温度で成形することにより、金型2内(第1の部分3内)での成形材料15の流動性が向上し、円柱状、ブロック状のものは勿論のこと、円筒状(リング状)、平板状、湾曲板状等の薄肉部を有する形状のもの、小型のもの、長尺なものでも、低空孔率で、機械的強度が高く、良好かつ安定した形状、寸法のものを量産することができる。
【0072】
なお、本工程の圧縮成形における成形圧力は、好ましくは60kgf/mm2 以下、より好ましくは2〜50kgf/mm2 程度、さらに好ましくは5〜40kgf/mm2 程度とされる。本発明では、前述したような第1の温度で成形を行うため、このような比較的低い成形圧力でも、前述したような長所を持つボンド磁石を成形(賦形)することができる。
【0073】
また、圧縮成形は、磁場中(配向磁場が例えば5〜20kOe 、配向方向は、縦、横、ラジアル方向のいずれも可)または無磁場中のいずれで行ってもよい。これらは、磁石粉末の組成、特性等の条件に応じて適宜選択される。
【0074】
<A−4> 図4に示すように、上パンチ7および下パンチ8を下降(移動)させ、成形材料(成形体)15が第2の部分5に位置するようにする。
【0075】
このとき、冷媒管10を流れる冷媒により、第2の部分5を前記第1の温度より低い所望の温度(第2の温度)に冷却しておく。これにより、成形材料15は、冷却される。
【0076】
また、上パンチ7および下パンチ8の移動は、それらによる成形材料15の加圧状態を維持したまま、すなわち、成形材料15に付与される成形圧力を前記範囲内に維持したまま行われるのが好ましい。以下、これを「加圧下冷却」と言う。
【0077】
このような加圧下冷却を行うことにより、成形体は、圧縮成形時の低空孔率な状態がそのまま維持されるので、低空孔率で寸法精度が高く、磁気特性に優れるボンド磁石が得られる。
【0078】
第2の温度(除圧温度)は、得られたボンド磁石の空孔率の低減および寸法精度の向上にとって、できるだけ低い温度であるのが好ましい。
【0079】
すなわち、成形材料15が結合樹脂として熱可塑性樹脂を含む場合、第2の温度は、用いる熱可塑性樹脂の融点またはそれ以下の温度であるのが好ましく、用いる熱可塑性樹脂の熱変形温度(軟化点)またはそれ以下の温度であるのがより好ましい。
【0080】
また、成形材料15が結合樹脂として熱硬化性樹脂を含み、後工程で硬化処理を行う場合、第2の温度は、熱硬化性樹脂の溶融温度またはそれ以下の温度であるのが好ましい。
【0081】
また、前記第1の温度と第2の温度との差は、20℃以上であるのが好ましく、50℃以上であるのがより好ましい。この温度差が大きい程、得られたボンド磁石の空孔率の低減および寸法精度の向上の効果が大きい。
【0082】
なお、磁石粉末の含有量が比較的多い場合には、第2の温度をより高く設定しても低空孔率のボンド磁石を得易い。従って、例えば、成形材料15中の磁石粉末の含有量が例えば94wt%以上の場合には、第2の温度を、用いる結合樹脂(熱可塑性樹脂)の融点付近の温度または融点以上の温度(〜融点+10℃程度)としても、空孔率を低くすることができる。
【0083】
また、加圧下冷却は、圧縮成形時の加圧を一旦解除または緩和した後、行ってもよいが、圧縮成形時の加圧を解除することなく連続して行われるのが、工程の簡素化および寸法精度の向上等のために好ましい。
【0084】
また、加圧下冷却の際の圧力は、一定でも変化してもよいが、少なくとも用いる結合樹脂の融点(特に熱変形温度)までは一定に保持されているのが好ましい。加圧下冷却の際の圧力が変化する場合、例えば、圧力が連続的または段階的に増加または減少するようなパターンを含んでいてもよい。
【0085】
また、加圧下冷却の際の圧力(該圧力が経時変化する場合にはその平均圧力)は、圧縮成形時の成形圧力と同等またはそれ以下であるのが好ましい。
【0086】
なお、本発明では、加圧下冷却の後(除圧後)に、上パンチ7を上昇させ、非加圧下(常圧下)で冷却を続行してもよいことは、言うまでもない。また、非加圧下冷却を行った後、再度加圧下冷却を行ってもよい。
【0087】
このような冷却、特に加圧下冷却の際の冷却速度(冷却速度が経時変化する場合にはその平均値)は、特に限定されないが、0.5〜100℃/秒であるのが好ましく、1〜80℃/秒であるのがより好ましい。冷却速度が速過ぎると、冷却に伴う急速な収縮により、成形体内部に微細なクラックが発生し、機械的強度の低下を招くおそれがあり、また、冷却により内部応力が増大し、金型2からの除材時に応力緩和によるひずみや変形が生じて、寸法精度が低下することがある。一方、冷却速度が遅過ぎると、成形のサイクルタイムが増加し、生産性が低下する。
【0088】
<A−5> 以上のようにして得られたボンド磁石成形体を金型2から取り出す(除材)。すなわち、図5に示すように、上パンチ7、磁石成形体16、下パンチ8をそのまま下降させて、成形体16を成形空間21より金型2の下方へ排出させる。このとき、下パンチ8は、成形体16を加圧しないようにするのが好ましい。
【0089】
金型2内から成形体16が出たところで、上パンチ7を上昇させて成形体16から離脱させる。下パンチ8の加圧面81上にある成形体16を横方向(図中の矢印方向)に押圧して移動させることにより、成形体16の除材がなされる。
【0090】
この除材の後、下パンチ8を上昇させ、元の位置(図1に示す位置)に戻す。
【0091】
このように、第1の部分3と第2の部分5のうちの温度が低い方より除材することにより、成形体16が再度加熱されて変形することがなく、寸法精度の向上に寄与する。
【0092】
なお、成形体16の除材は、下パンチ8を金型2の図中上方へ移動することにより行ってもよいことは言うまでもない。
【0093】
<A−6> 結合樹脂として熱硬化性樹脂を用いた場合には、除材された成形体16は、未硬化の熱硬化性樹脂を硬化させる処理(キュアリング)に供される。この処理は、成形体16を熱硬化性樹脂が硬化し得る所定の温度および時間で熱処理することによりなされる。
【0094】
次に、圧縮成形装置1を用いた第2の圧縮成形方法について、前記第1の圧縮成形方法との相違点を中心に説明する。
【0095】
<A’−1> 前記<A−1>と同様。
【0096】
<A’−2> 前記<A−1>と同様に、成形空間21内に所定量の成形材料15を充填(給材)する。このとき、ヒータ9の作動により、金型2の第1の部分3を所望の温度(第1の温度)に加熱しておく。これにより、充填された成形材料15は、所望の温度(第1の温度)に加熱される。
【0097】
<A’−3> 下パンチ8を下降(移動)させ、加熱された未圧縮状態の成形材料15を第2の部分5に位置させる。
【0098】
次いで、前記<A−3>と同様に、上パンチ7を下降させ、成形材料15を磁場中または無磁場中で圧縮成形する。成形材料15は、前工程で既に第1の温度に加熱されており、よって温間成形がなされる。
【0099】
<A’−4> 前記圧縮成形と前後して、冷媒管10に冷媒を供給し、第2の部分5を冷却する。これにより、成形材料15は、所望の温度(第2の温度)に冷却される。
【0100】
このとき、冷却は、加圧下冷却、すなわち上パンチ7および下パンチ8で成形材料15の加圧状態を維持したまま冷却されるのが好ましい。
【0101】
<A’−5> 前記<A−5>と同様。
【0102】
<A’−6> 前記<A−6>と同様。
【0103】
以上のような本発明の装置および方法によれば、成形材料15を温度の異なる第1の部分3、第2の部分5間で移動させることにより、成形材料15の温間成形と冷却とを同一の金型2内で連続して行うことができるので、成形が容易であり、成形のサイクルタイムが短く、よって、生産性が大幅に向上する。
【0104】
図6は、本発明の圧縮成形装置の他の実施例を示す平面図、図7〜図13は、それぞれ、図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。なお、図7〜図13中の上下方向を「軸方向」として説明する。
【0105】
これらの図に示す圧縮成形装置11は、ボンド磁石を圧縮成形するための圧縮成形装置である。以下、圧縮成形装置11の構成を、前記圧縮成形装置1との相違点を中心に説明する。
【0106】
圧縮成形装置11は、円盤状の支持台12と、該支持台12上に設置された複数(本実施例では3個)の金型2a、2b、2cと、該各金型2a、2b、2c内に充填された成形材料15を圧縮する工具(パンチ)6とを有している。
【0107】
支持台12は、回転軸13を中心に例えば図6中反時計方向に回転するよう構成されている。
【0108】
各金型2a、2b、2cは、それぞれ、前記金型2と同様の構成のものである。すなわち、金型2a、2b、2cは、それぞれ、第1の部分3と第2の部分5とが断熱部4を介して軸方向に配置されており、第1の部分3は、ヒータ9により第1の温度に加熱され、第2の部分5は、冷媒管10内を流れる冷媒により第2の温度に冷却されるようになっている。
【0109】
また、金型2a、2b、2cのうちの隣接する金型同士は、それぞれ、連結部材14により連結され、金型2a、2b、2cの位置関係が固定されている。
【0110】
なお、金型2a〜2cの位置関係が固定されるならば、このような連結部材14は、必ずしも必要ではない。
【0111】
工具(パンチ)6は、1つの上パンチ7と、各金型2a、2b、2cの成形空間21内にそれぞれ挿入された3つの下パンチ8a、8b、8cとで構成されている。下パンチ8a、8b、8cは、それぞれ、前記下パンチ8と同様のものである。
【0112】
上パンチ7は、その中心軸が、支持台12に搭載された金型2a、2b、2cが回転軸13を中心に回転したときに生じる成形空間21の中心軸の軌跡上に位置するような位置に設置されている。この場合、上パンチ7は、軸方向への移動のみ可能である。
【0113】
図6〜図10では、上パンチ7の真下に金型2bの成形空間21が位置した状態が示され、図11〜図13では、それより支持台12が図6中反時計方向に120°回転し、上パンチ7の真下に金型2aの成形空間21が位置した状態が示されている。
【0114】
図6〜図10における金型2aの位置は、その金型の成形空間21への成形材料15の充填を行う給材位置17であり、同図における金型2bの位置は、圧縮成形を行う成形位置18である。また、同図における金型2cの位置は、圧縮成形された成形体16の除材を行う除材位置19である。各金型2a、2b、2cは、それぞれ、支持台12の図6中反時計方向の回転により、給材位置17、成形位置18および除材位置19へ順次移動することができる。
【0115】
なお、圧縮成形装置11において、金型の設置数は、2個または4個以上であってもよい。また、本実施例では、各金型が回転して移動する構成としたが、例えばコンベア等の搬送装置により直線的に移動するような構成であってもよい。
【0116】
次に、圧縮成形装置11を用いた第3の圧縮成形方法について、図6〜図13を参照しつつ説明する。
【0117】
<B−1> 図6および図7に示すように、上パンチ7を上昇させるとともに、上パンチ7の真下(成形位置18)に金型2bの成形空間21が位置するように支持台12を回転する。また、下パンチ8a、8b、8cは、それらの加圧面81が各金型2a、2b、2cの第1の部分3に位置するように移動しておく。
【0118】
なお、金型2bには、好ましくは前述した定量フィーダにより成形材料15が予め充填(給材)されている。
【0119】
<B−2> 図8に示すように、上パンチ7を下降させ、その加圧面71と下パンチ8bの加圧面81との間で、成形材料15を圧縮成形する。
【0120】
このとき、ヒータ9の作動により、金型2bの第1の部分3を前述したような第1の温度に加熱しておく。これにより、成形材料15は、温間成形がなされる。
【0121】
また、このときの成形圧力や、磁場中または無磁場中での成形の設定は、前記と同様とされる。
【0122】
<B−3> 図9に示すように、上パンチ7および下パンチ8bを下降(移動)させ、成形材料(成形体)15が金型2bの第2の部分5に位置するようにする。
【0123】
このとき、冷媒管10を流れる冷媒により、金型2bの第2の部分5が前記第2の温度に冷却されている。これにより、成形材料15は、冷却される。この冷却は、前述した加圧下冷却であるのが好ましい。
【0124】
このような冷却、特に加圧下冷却の際の好ましい冷却速度も、前記と同様である。
【0125】
<B−4> 前記工程<B−2>および/または工程<B−3>と重複して、給材位置17にある金型2aに対し、前記と同様にして成形材料15の充填(給材)を行う。
【0126】
この金型2aへの給材は、次の圧縮成形の準備工程に相当するが、この給材が工程<B−2>、<B−3>の少なくとも一方と時間的に重複して行われることにより、全体として、製造時間を短縮することができ、生産性の向上に寄与する。
【0127】
<B−5> 図10に示すように、上パンチ7を上昇させて金型2bの成形空間21から離脱させる。
【0128】
<B−6> 支持台12を図6中反時計方向に120°回転させ、それまで給材位置17、成形位置18および除材位置19のそれぞれに位置していた金型2a、2b、2cを、成形位置18、除材位置19および給材位置17へ移動する。これにより、図11に示す状態となる。
【0129】
<B−7> 図12に示すように、上パンチ7を下降させ、その加圧面71と下パンチ8aの加圧面81との間で、金型2a内の成形材料15を圧縮成形する。
【0130】
このとき、ヒータ9の作動により、金型2aの第1の部分3を前述したような第1の温度に加熱しておく。これにより、成形材料15は、温間成形がなされる。
【0131】
また、このときの成形圧力や、磁場中または無磁場中での成形の設定は、前記と同様とされる。
【0132】
<B−8> 図13に示すように、上パンチ7および下パンチ8aを下降(移動)させ、成形材料(成形体)15が金型2aの第2の部分5に位置するようにする。
【0133】
このとき、冷媒管10を流れる冷媒により、金型2aの第2の部分5が前記第2の温度に冷却されている。これにより、成形材料15は、冷却される。この冷却は、前述した加圧下冷却であるのが好ましい。
【0134】
このような冷却、特に加圧下冷却の際の好ましい冷却速度も、前記と同様である。
【0135】
<B−9> 前記工程<B−7>および/または工程<B−8>と重複して、給材位置17にある金型2cに対し、前記と同様にして成形材料15の充填(給材)を行う。
【0136】
この金型2cへの給材は、次の圧縮成形の準備工程に相当するが、この給材が工程<B−7>、<B−8>の少なくとも一方と時間的に重複して行われることにより、全体として、製造時間を短縮することができ、生産性の向上に寄与する。
【0137】
<B−10> 前記工程<B−7>(または工程<B−8>でもよい)と重複して、除材位置19にある金型2bに対し、その成形空間21内にある成形体16の除材を行う。すなわち、図12に示すように、金型2bにおける下パンチ8bを下降させて、成形体16を成形空間21から排出し、次いで露出した成形体16を横方向に押圧して移動することにより、成形体16の除材がなされる。
【0138】
このように、第1の部分3と第2の部分5のうちの温度が低い方より除材することにより、成形体16が加熱されて変形を生じることがなく、寸法精度の向上に寄与する。
【0139】
なお、成形体16の除材は、下パンチ8bを金型2bの図中上方へ移動することにより行ってもよいことは言うまでもない。
【0140】
このように、金型2bからの除材が工程<B−7>(または工程<B−8>)と時間的に重複して行われることにより、全体として、製造時間を短縮することができ、生産性の向上に寄与する。
【0141】
なお、除材後、下パンチ8bは、次の成形のために、元の位置(図13に示す位置)へ戻される。
【0142】
<B−11> 結合樹脂として熱硬化性樹脂を用いた場合には、除材された成形体16は、未硬化の熱硬化性樹脂を硬化させる処理(キュアリング)に供される。この処理は、成形体16を熱硬化性樹脂が硬化し得る所定の温度および時間で熱処理することによりなされる。
【0143】
<B−12> 以後、支持台12を図6中反時計方向に120°ずつ回転させ、次の位置へ繰られた金型に対し、工程<B−5>〜工程<B−11>と同様の工程を繰り返し行うことにより、ボンド磁石成形体を連続的に製造することができる。
【0144】
次に、圧縮成形装置11を用いた第4の圧縮成形方法について、前記第3の圧縮成形方法との相違点を中心に説明する。第4の圧縮成形方法は、前記第1の圧縮成形方法に対する前記第2の圧縮成形方法の関係を、前記第3の圧縮成形方法に対し同様に適用したものである。
【0145】
すなわち、<B−1>、<B−4>、<B−9>における金型への給材に際し、ヒータ9の作動により、金型の第1の部分3を加熱しておき、充填された成形材料15を所望の温度(第1の温度)に加熱する。
【0146】
次に、下パンチを下降させて、加熱された成形材料15を未圧縮状態のまま第2の部分5へ移動し、これに続き、上パンチを下降させて、成形材料15を第2の部分5において圧縮成形する。また、これと前後して、冷媒管10に冷媒を供給し、第2の部分5を冷却して、成形材料15を所望の温度(第2の温度)に冷却、好ましくは加圧下冷却する。
【0147】
その他は、前記第3の圧縮成形方法と同様である。
【0148】
以上のような本発明の装置および方法によれば、成形材料15を温度の異なる第1の部分3、第2の部分5間で移動させることにより、成形材料15の温間成形と冷却とを同一の金型2内で連続して行うことができるので、成形が容易であり、成形のサイクルタイムが短く、よって、生産性が大幅に向上する。特に、複数の金型を用い、それらに対し、異なる工程を並行して行うことにより、生産性が格段に向上する。
【0149】
また、本発明の装置および方法では、次のような優れた特性を有するボンド磁石を製造することができる。すなわち、ボンド磁石の空孔率が低く、好ましくは4.5%( vol%)以下、より好ましくは3.5%以下、さらに好ましくは2.0%以下とすることができる。このように、空孔率が低い(=密度が高い)ので、機械的強度が高く、耐食性に優れ、また、寸法精度が高く、量産した場合にも寸法のバラツキが少なく、寸法安定性に優れている。
【0150】
さらに、本発明の装置および方法で製造されたボンド磁石は、磁気特性に優れており、特に、磁石粉末の組成、磁石粉末の含有量の多さ等から、等方性磁石であっても、優れた磁気特性を有する。
【0151】
以上、本発明の圧縮成形装置および圧縮成形方法を添付図面に示す各実施例に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0152】
図示の実施例では、1つの金型内において、温間成形−冷却を行っているが、これに限らず、金型内で次のような工程を行ってもよい。
【0153】
・高温での温間成形−低温での熱処理
・高温での温間成形−低温での熱処理−常温
・高温での温間成形−低温での温間成形−冷却
・温間成形−冷却−加熱による樹脂硬化
・温間成形−加熱(より高温)による樹脂硬化
・冷間成形−加熱による樹脂硬化
・冷間または温間成形−加熱による樹脂硬化−冷却
・高温での熱処理−低温での温間成形−冷却
・冷間加圧−高温での加熱処理−低温での温間成形−冷却
・冷間加圧−高温での温間成形−冷却
・冷間加圧−高温での温間成形−加熱による樹脂硬化
また、本発明の装置では、第1の部分3と第2の部分5の図中上下を逆にしてもよい。
【0154】
また、図示の構成では、金型は、第1の部分3、断熱部4、第2の部分5の3層構成であるが、これに限らず4層以上の構成としてもよい。この場合、例えば第1の部分3の上に、第3の部分として、第1の温度より低い温度を付与する部分(冷却部)を設けることができる。
【0155】
また、本発明は、圧粉磁石の製造や、その他、焼成、焼結に供される成形体の製造、樹脂成形体の製造等、ボンド磁石の製造以外にも適用することができる。
【0156】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、高い品質の成形体を容易かつ短時間で製造することができ、よって、生産性の向上に寄与する。
【0157】
特に、ボンド磁石の製造に適用した場合には、機械的強度が高く、磁気特性に優れ、寸法精度が高いボンド磁石を高い製造効率で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。
【図2】本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。
【図3】本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。
【図4】本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。
【図5】本発明の圧縮成形装置の実施例を模式的に示す断面側面図である。
【図6】本発明の圧縮成形装置の他の実施例を示す平面図である。
【図7】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図8】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図9】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図10】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図11】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図12】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【図13】図6に示す圧縮成形装置を展開した状態を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 圧縮成形装置
2 金型
2a、2b、2c 金型
21 成形空間
3 第1の部分
4 断熱部
5 第2の部分
6 工具
7 上パンチ
71 加圧面
8 下パンチ
8a、8b、8c 下パンチ
81 加圧面
9 ヒータ
10 冷媒管
11 圧縮成形装置
12 支持台
13 回転軸
14 連結部材
15 成形材料
16 成形体
17 給材位置
18 成形位置
19 除材位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a compression molding apparatus and a compression molding method, and more particularly, to a compression molding apparatus and a compression molding method for manufacturing a bonded magnet by compression molding.
[0002]
[Prior art]
The bonded magnet is manufactured by shaping a mixture (compound) of magnet powder and a binding resin (organic binder) into a desired magnet shape. This molding method is roughly classified into a compression molding method, an injection molding method and an extrusion molding method.
[0003]
Among these, the compression molding method is a method of filling a press die with a compound that is a mixture or kneaded product of magnet powder and a binder resin (organic binder), and compression molding this to obtain a molded body. When is a thermosetting resin, it is a method in which it is cured into a magnet. Compared with other methods, this method can be molded even if the amount of the binding resin is small, so that the amount of resin in the obtained magnet is small, which is advantageous for improving the magnetic properties.
[0004]
However, the production of a magnet by such a compression molding method has the following drawbacks.
That is, although the manufactured rare earth bonded magnet has a high density of the molded body and shows a tendency to increase the porosity, the mechanical strength is weak and the corrosion resistance is inferior. Therefore, especially in the compression molding method, the molding pressure is 70 kgf / mm. 2 Although the high pressure molding which makes the high pressure as described above is performed, the high pressure molding places a heavy burden on the molding machine.
[0005]
Therefore, in order to lower the molding pressure, warm molding, that is, a method of molding the mold temperature in the melting temperature region of the binding resin has been proposed. In this case, a heater is provided inside or outside the mold, and the molding material is compression-molded in a state where the heater is operated to heat the mold to a predetermined temperature, and then the molded body is left in the mold. With the heater turned off, the molded body is naturally cooled (cooled) for each mold, or forcedly cooled with water or cold air, or the molded body is removed from the mold and cooled naturally (cooled). Is taken.
[0006]
When the binder resin is a thermosetting resin, a method is adopted in which after the compression molding, the mold is further heated to a curing temperature and cured to a temperature at which the shape of the resin can be maintained in the mold.
[0007]
However, in such a method, the manufacturing process is complicated, and it takes a long time to cool the molded body, so that the productivity is low. In particular, when the molded body is removed from the mold and cooled, in order to maintain the shape of the molded body, the material must be removed after waiting for the temperature of the molded body to fall to some extent. The time required to complete the molding is longer.
[0008]
In addition, if the cooling temperature of the molded body is inappropriate, the adhesive strength and filling properties of the magnet powder due to the resin component decrease with deformation of the molded body, and the density of the molded body decreases (increase in pores) and the molded body Since the mechanical strength is lowered, in order to produce a high-quality and stable quality bonded magnet, the cooling conditions must be strictly controlled.
[0009]
Further, when the binder resin is a thermosetting resin, there is a step (curing) of curing the uncured binder resin by heating the molded body in the mold after molding or after removing the material from the mold. is necessary. Therefore, a manufacturing process increases and manufacture of a bonded magnet requires a long time.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a compression molding apparatus and a compression molding method capable of easily and quickly obtaining a high-quality molded article.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
Such an object is achieved by the present inventions (1) to (23) below.
[0013]
(1) a compression molding mold, and a tool including an upper punch and a lower punch that pressurize the molding material filled in the mold from opposite directions, and the tool includes the mold A compression molding device configured to be movable relative to
The mold has a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the first part and the second part are A compression molding apparatus, wherein the compression molding apparatus is disposed along a relative movement direction of a tool and the mold.
[0016]
(2) a plurality of compression molds, and a tool including an upper punch and a lower punch that pressurize the molding material filled in the mold from opposite directions, and the tool includes the tool A compression molding apparatus configured to be movable relative to a mold,
Each mold has a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the first part and the second part, Are arranged along the direction of relative movement between the tool and the mold, and each of the molds is supplied with a molding material into the mold, and a compression molding is performed by the tool. A compression molding apparatus configured to be able to move a molding position to be performed.
[0017]
(3) The compression molding apparatus according to (2), wherein one of the tools is installed at the molding position and the other moves together with the mold.
[0018]
(4) The compression molding apparatus according to any one of (1) to (3), wherein the first part and the second part are arranged via a heat insulating part.
[0021]
(5) A mold having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the molding material filled in the mold are pressed from opposite directions. A compression molding method for compression molding a molding material using a tool provided with an upper punch and a lower punch,
A compression molding method, wherein the molding material is compressed while being heated in the first portion, and then is moved relative to the second portion to be cooled.
[0022]
(6) A mold having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the molding material filled in the mold are pressed from opposite directions. A compression molding method for compression molding a molding material using a tool provided with an upper punch and a lower punch,
A compression molding method, comprising: heating a molding material in the first portion, then moving the molding material relatively to the second portion to perform compression molding and cooling.
[0023]
(7) The compression molding method according to (5) or (6), wherein the cooling is performed while maintaining a pressurized state by the tool.
[0024]
(8) The compression molding method according to any one of (5) to (7), wherein a difference in material temperature between the first portion and the second portion is 20 ° C. or more.
[0026]
(9) A plurality of molds having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and molding materials filled in the mold from opposite directions to each other. A compression molding method in which a molding material is compression molded using a tool having an upper punch and a lower punch to be pressed,
A first step of filling a predetermined mold with a molding material at a feeding position, and a second step of moving the mold to a molding position and performing compression molding, A compression molding method comprising: compressing while heating in the first part, and then moving and cooling relative to the second part.
[0027]
(10) A plurality of molds having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and molding materials filled in the mold from opposite directions to each other. A compression molding method in which a molding material is compression molded using a tool having an upper punch and a lower punch to be pressed,
A first step of filling a predetermined mold with a molding material at a feeding position, and a second step of moving the mold to a molding position and performing compression molding, A method of compression molding, comprising: heating at one part, then moving relative to the second part, compression molding, and cooling.
[0036]
1 to 5 are cross-sectional side views schematically showing examples of the compression molding apparatus of the present invention. In addition, the up-down direction in FIGS. 1-5 is demonstrated as an "axial direction."
[0037]
A
[0038]
The
[0039]
A
[0040]
The
[0041]
In addition, a
[0042]
The
[0043]
Unlike the illustration, a configuration in which a heating jig such as a heater or a cooling jig such as a refrigerant pipe is installed on the outer periphery of the
[0044]
The tool (punch) 6 includes an
[0045]
The outer diameters of the
[0046]
In addition, pressurization surfaces 71 and 81 for pressurizing the
[0047]
The pressurizing surfaces 71 and 81 may be any of flat surfaces, surfaces that are curved as desired, surfaces having protrusions or depressions, and surfaces having grooves.
[0048]
The
[0049]
Examples of the magnet powder include ferrite such as Ba ferrite and Sr ferrite, various types such as Sm-Co, R-TM-B (R is a rare earth element, TM is a transition metal), and Sm-Fe-N. Examples include rare earth magnet powders. The average particle size of the magnet powder is preferably about 0.5 to 100 μm, more preferably about 1 to 50 μm.
[0050]
As the binding resin, either a thermoplastic resin or a thermosetting resin may be used. Examples of the thermoplastic resin include polyolefin resins such as polyamide resin, aromatic polyester resin, polyphenylene sulfide resin, thermoplastic polyimide resin, polyethylene resin, polypropylene resin, and ethylene-vinyl acetate copolymer. Examples of the resin include an epoxy resin and a phenol resin.
[0051]
The content of the binder resin in the composition is not particularly limited, but is preferably about 1 to 10 wt%, more preferably about 1 to 8 wt%, and 1.5 to 5 wt%. More preferably, it is about. If the content of the binder resin is too large, the magnetic properties (particularly the maximum magnetic energy product) cannot be improved. Moreover, if there is too little content of binder resin, a moldability will fall.
[0052]
Moreover, antioxidant may be contained in the composition. The antioxidant may be any as long as it can prevent or suppress the oxidation of the magnet powder and the like. For example, amine compounds, amino acid compounds, nitrocarboxylic acids, hydrazine compounds, cyanide compounds, sulfides, etc. A chelating agent that forms a chelate compound with respect to the metal ions, particularly the Fe component, is preferably used.
[0053]
Furthermore, in order to make it easy to disperse the magnetic powder and the resin component and to improve the moldability of the kneaded product, plasticizers such as higher fatty acids and fatty acid salts, lubricants such as silicon oil and wax, and solids such as silica powder Molding aids such as lubricants and copolymers may be included.
[0054]
When kneading the magnetic powder, the binding resin, and preferably the antioxidant as described above, for example, a kneader such as a twin screw extrusion kneader, a roll kneader, or a kneader is used.
[0055]
This kneading is preferably performed at a temperature equal to or higher than the heat distortion temperature (measured by the method according to ASTM D648) of the binder resin to be used, more preferably at a temperature equal to or higher than the melting point of the binder resin to be used.
[0056]
In addition, the kneaded material can be granulated or sized to obtain a granular material having a predetermined particle size. The method of granulation or sizing is not particularly limited, but is preferably performed by pulverizing the kneaded product. This pulverization is performed using, for example, a ball mill, a vibration mill, a crusher, a jet mill, a pin mill, or the like.
[0057]
The average particle size of the granular material is not particularly limited, but is preferably about 10 μm to 3 mm, more preferably about 20 μm to 2 mm, and further preferably about 50 μm to 1.5 mm. When the average particle size of the granular material is 3 mm or more, when the size of the bonded magnet to be molded is small, that is, when the size of the
[0058]
Such a granular material may have a certain degree of variation in particle size, but preferably has a uniform particle size. Thereby, the dispersion | variation in filling to the metal mold | die 2 reduces, and the bonded magnet with a low porosity and high dimensional accuracy is obtained.
[0059]
Next, a first compression molding method using the
[0060]
<A-1> As shown in FIG. 1, the
[0061]
<A-2> As shown in FIG. 2, a predetermined amount of the
[0062]
Examples of the quantitative feeder include those equipped with an electronic balance and a load cell. For example, JP-A-62-211518, JP-A-62-211519, JP-A-62-231121, JP-A-62-235115, JP-A-63-47216, JP-A-63-98523, JP-A-63-252816, JP-A-3-88614, JP-A-7-291203 Can be used.
[0063]
<A-3> As shown in FIG. 3, the
[0064]
At this time, the
[0065]
When the filled
[0066]
More specifically, the temperature is preferably equal to or higher than the heat deformation temperature of the thermoplastic resin to be used, and more preferably higher than the melting point of the thermoplastic resin to be used, from the melting point to (melting point + 200) ° C. More preferably, the temperature is set to a predetermined temperature in a range of from about the melting point to about (melting point + 150) ° C.
[0067]
For example, when the thermoplastic resin to be used is a polyamide resin (melting point: 178 ° C.), a particularly preferable material temperature (first temperature) at the time of molding is about 180 to 350 ° C.
[0068]
In addition, when the filled
[0069]
More specifically, the melting temperature of the thermosetting resin to be used is preferably (melting temperature + 200) ° C., more preferably melting temperature to (melting temperature + 150) ° C.
[0070]
For example, when the thermosetting resin to be used is an epoxy resin having a melting temperature of 60 ° C. and a curing condition of 200 ° C. for 1 hour, a particularly preferable material temperature (first temperature) during molding is about 60 to 260 ° C. The
[0071]
By molding at the first temperature as described above, the fluidity of the
[0072]
The molding pressure in the compression molding in this step is preferably 60 kgf / mm. 2 Or less, more preferably 2 to 50 kgf / mm 2 Degree, more preferably 5-40 kgf / mm 2 It is said to be about. In the present invention, since the molding is performed at the first temperature as described above, a bond magnet having the advantages as described above can be molded (shaped) even with such a relatively low molding pressure.
[0073]
Further, the compression molding may be performed either in a magnetic field (for example, an orientation magnetic field of 5 to 20 kOe and an orientation direction of any of longitudinal, lateral, and radial directions) or in a non-magnetic field. These are appropriately selected according to conditions such as the composition and characteristics of the magnet powder.
[0074]
<A-4> As shown in FIG. 4, the
[0075]
At this time, the
[0076]
Further, the movement of the
[0077]
By performing such cooling under pressure, since the molded body maintains the low porosity state during compression molding, a bonded magnet having low porosity, high dimensional accuracy, and excellent magnetic properties can be obtained.
[0078]
The second temperature (decompression temperature) is preferably as low as possible for reducing the porosity and improving the dimensional accuracy of the obtained bonded magnet.
[0079]
That is, when the
[0080]
In addition, when the
[0081]
In addition, the difference between the first temperature and the second temperature is preferably 20 ° C. or higher, and more preferably 50 ° C. or higher. The greater the temperature difference, the greater the effect of reducing the porosity and improving the dimensional accuracy of the obtained bonded magnet.
[0082]
When the content of the magnet powder is relatively large, it is easy to obtain a bonded magnet having a low porosity even if the second temperature is set higher. Therefore, for example, when the content of the magnet powder in the
[0083]
In addition, cooling under pressure may be performed after the pressure at the time of compression molding is once released or relaxed. However, the process is simplified without releasing the pressure at the time of compression molding. It is preferable for improving the dimensional accuracy.
[0084]
Further, the pressure during cooling under pressure may be constant or may vary, but it is preferable that the pressure is kept constant at least up to the melting point (particularly the heat distortion temperature) of the binder resin to be used. When the pressure during cooling under pressure changes, for example, a pattern in which the pressure increases or decreases continuously or stepwise may be included.
[0085]
Further, the pressure during cooling under pressure (the average pressure when the pressure changes with time) is preferably equal to or lower than the molding pressure during compression molding.
[0086]
In the present invention, it goes without saying that after cooling under pressure (after depressurization), the
[0087]
The cooling rate during such cooling, particularly cooling under pressure (the average value when the cooling rate changes with time) is not particularly limited, but is preferably 0.5 to 100 ° C./second. It is more preferably ˜80 ° C./second. If the cooling rate is too high, fine shrinkage may occur inside the molded body due to rapid shrinkage associated with cooling, leading to a decrease in mechanical strength. Also, internal stress increases due to cooling, and the
[0088]
<A-5> The bonded magnet molded body obtained as described above is taken out from the mold 2 (material removal). That is, as shown in FIG. 5, the
[0089]
When the molded
[0090]
After this material removal, the lower punch 8 is raised and returned to its original position (position shown in FIG. 1).
[0091]
Thus, by removing the material from the lower one of the
[0092]
Needless to say, the material removal of the molded
[0093]
<A-6> When a thermosetting resin is used as the binding resin, the removed molded
[0094]
Next, a second compression molding method using the
[0095]
<A′-1> Same as <A-1> above.
[0096]
<A′-2> As in the case of <A-1>, a predetermined amount of the
[0097]
<A′-3> The lower punch 8 is lowered (moved), and the heated
[0098]
Next, as in the above <A-3>, the
[0099]
<A′-4> Before and after the compression molding, the refrigerant is supplied to the
[0100]
At this time, the cooling is preferably performed under pressure, that is, with the
[0101]
<A′-5> Same as <A-5> above.
[0102]
<A'-6> Same as <A-6> above.
[0103]
According to the apparatus and method of the present invention as described above, the
[0104]
FIG. 6 is a plan view showing another embodiment of the compression molding apparatus of the present invention, and FIGS. 7 to 13 are sectional side views showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed. In addition, the up-down direction in FIGS. 7-13 is demonstrated as an "axial direction."
[0105]
A compression molding apparatus 11 shown in these drawings is a compression molding apparatus for compression molding a bonded magnet. Hereinafter, the configuration of the compression molding apparatus 11 will be described focusing on the differences from the
[0106]
The compression molding apparatus 11 includes a disk-shaped
[0107]
The
[0108]
Each
[0109]
In addition, adjacent molds among the
[0110]
In addition, if the positional relationship of the metal mold | dies 2a-2c is fixed, such a
[0111]
The tool (punch) 6 includes one
[0112]
The center axis of the
[0113]
6 to 10 show a state in which the
[0114]
The position of the mold 2a in FIGS. 6 to 10 is a
[0115]
In the compression molding apparatus 11, the number of molds installed may be two or four or more. In the present embodiment, each mold is rotated and moved. However, for example, a configuration in which the mold is moved linearly by a transfer device such as a conveyor may be used.
[0116]
Next, a third compression molding method using the compression molding apparatus 11 will be described with reference to FIGS.
[0117]
<B-1> As shown in FIGS. 6 and 7, the
[0118]
The
[0119]
<B-2> As shown in FIG. 8, the
[0120]
At this time, the operation of the
[0121]
Further, the molding pressure at this time and the molding setting in a magnetic field or no magnetic field are the same as described above.
[0122]
<B-3> As shown in FIG. 9, the
[0123]
At this time, the
[0124]
The preferable cooling rate at the time of such cooling, particularly cooling under pressure is the same as described above.
[0125]
<B-4> Filling (feeding) the
[0126]
The supply of material to the mold 2a corresponds to a preparation step for the next compression molding, but this supply is performed in time overlap with at least one of the steps <B-2> and <B-3>. As a result, the manufacturing time can be shortened as a whole, which contributes to the improvement of productivity.
[0127]
<B-5> As shown in FIG. 10, the
[0128]
<B-6> The
[0129]
<B-7> As shown in FIG. 12, the
[0130]
At this time, the operation of the
[0131]
Further, the molding pressure at this time and the molding setting in a magnetic field or no magnetic field are the same as described above.
[0132]
<B-8> As shown in FIG. 13, the
[0133]
At this time, the
[0134]
The preferable cooling rate at the time of such cooling, particularly cooling under pressure is the same as described above.
[0135]
<B-9> Filling (feeding) the
[0136]
The material supply to the
[0137]
<B-10> The molded
[0138]
In this way, by removing the material from the lower one of the
[0139]
Needless to say, the material removal of the molded
[0140]
As described above, the material removal from the
[0141]
After the material removal, the
[0142]
<B-11> When a thermosetting resin is used as the binding resin, the removed molded
[0143]
<B-12> Thereafter, the
[0144]
Next, a fourth compression molding method using the compression molding apparatus 11 will be described focusing on differences from the third compression molding method. In the fourth compression molding method, the relationship of the second compression molding method with respect to the first compression molding method is similarly applied to the third compression molding method.
[0145]
That is, when the material is supplied to the mold in <B-1>, <B-4>, and <B-9>, the
[0146]
Next, the lower punch is moved down to move the
[0147]
Others are the same as those of the third compression molding method.
[0148]
According to the apparatus and method of the present invention as described above, the
[0149]
Moreover, in the apparatus and method of the present invention, a bonded magnet having the following excellent characteristics can be manufactured. That is, the porosity of the bonded magnet is low, preferably 4.5% (vol%) or less, more preferably 3.5% or less, and even more preferably 2.0% or less. Thus, since the porosity is low (= high density), the mechanical strength is high, the corrosion resistance is excellent, the dimensional accuracy is high, the dimensional variation is small even in mass production, and the dimensional stability is excellent. ing.
[0150]
Furthermore, the bonded magnet manufactured by the apparatus and method of the present invention is excellent in magnetic properties, in particular, from the composition of the magnet powder, the content of the magnet powder, etc., even if it is an isotropic magnet, Excellent magnetic properties.
[0151]
As mentioned above, although the compression molding apparatus and compression molding method of this invention were demonstrated based on each Example shown to an accompanying drawing, this invention is not limited to these.
[0152]
In the illustrated embodiment, warm molding-cooling is performed in one mold, but the present invention is not limited to this, and the following steps may be performed in the mold.
[0153]
・ Warm forming at high temperature-heat treatment at low temperature
・ Warm forming at high temperature-Heat treatment at low temperature-Room temperature
・ Warm forming at high temperature-Warm forming at low temperature-Cooling
・ Resin curing by warm molding-cooling-heating
・ Warm molding-Resin curing by heating (higher temperature)
・ Cold forming-Resin curing by heating
・ Cold or warm molding-resin curing by heating-cooling
・ Heat treatment at high temperature-Warm forming at low temperature-Cooling
・ Cold pressurization-Heat treatment at high temperature-Warm forming at low temperature-Cooling
・ Cold pressurization-Warm forming at high temperature-Cooling
・ Cold pressure-Warm molding at high temperature-Resin curing by heating
In the apparatus of the present invention, the
[0154]
In the illustrated configuration, the mold has a three-layer configuration including the
[0155]
In addition, the present invention can be applied to other than the production of bonded magnets, such as the production of a dust magnet, the production of a molded body subjected to firing and sintering, and the production of a resin molded body.
[0156]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a high-quality molded article can be manufactured easily and in a short time, and thus contributes to an improvement in productivity.
[0157]
In particular, when applied to the manufacture of bonded magnets, bonded magnets with high mechanical strength, excellent magnetic properties, and high dimensional accuracy can be manufactured with high manufacturing efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional side view schematically showing an embodiment of a compression molding apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a sectional side view schematically showing an embodiment of the compression molding apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a sectional side view schematically showing an embodiment of the compression molding apparatus of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional side view schematically showing an embodiment of the compression molding apparatus of the present invention.
FIG. 5 is a sectional side view schematically showing an embodiment of the compression molding apparatus of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing another embodiment of the compression molding apparatus of the present invention.
7 is a cross-sectional side view showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
8 is a sectional side view showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
9 is a cross-sectional side view showing a state in which the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
10 is a sectional side view showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
11 is a cross-sectional side view showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
12 is a cross-sectional side view showing a state where the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
13 is a cross-sectional side view showing a state in which the compression molding apparatus shown in FIG. 6 is developed.
[Explanation of symbols]
1 Compression molding equipment
2 Mold
2a, 2b, 2c mold
21 Molding space
3 First part
4 Insulation part
5 Second part
6 tools
7 Top punch
71 Pressure surface
8 Lower punch
8a, 8b, 8c Lower punch
81 Pressurized surface
9 Heater
10 Refrigerant pipe
11 Compression molding equipment
12 Support stand
13 Rotating shaft
14 Connecting members
15 Molding material
16 Molded body
17 Feeding position
18 Molding position
19 Material removal position
Claims (10)
前記金型は、成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有し、かつ、前記第1の部分と前記第2の部分とが、前記工具と前記金型との相対的移動方向に沿って配置されていることを特徴とする圧縮成形装置。A compression molding die, and a tool having an upper punch and a lower punch that pressurize the molding material filled in the die from opposite directions, and the tool is relative to the die. A compression molding device configured to be movable
The mold has a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the first part and the second part are A compression molding apparatus, wherein the compression molding apparatus is disposed along a relative movement direction of a tool and the mold.
前記各金型は、それぞれ、成形材料を加熱する第1の部分と、加熱された成形材料を冷却する第2の部分とを有し、かつ、前記第1の部分と前記第2の部分とが、前記工具と前記金型との相対的移動方向に沿って配置されており、前記各金型のそれぞれが、成形材料を金型内に充填する給材位置と、前記工具により圧縮成形を行う成形位置とを移動し得るよう構成されていることを特徴とする圧縮成形装置。A plurality of compression molds, and a tool including an upper punch and a lower punch that pressurize the molding material filled in the mold from opposite directions, and the tool is attached to the mold. A compression molding device configured to be movable relative to the compression molding device;
Each mold has a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and the first part and the second part, Are arranged along the direction of relative movement between the tool and the mold, and each of the molds is supplied with a molding material into the mold, and a compression molding is performed by the tool. A compression molding apparatus configured to be able to move a molding position to be performed.
成形材料を前記第1の部分で加熱しつつ圧縮した後、前記第2の部分へ相対的に移動して冷却することを特徴とする圧縮成形方法。A mold having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and an upper punch for pressing the molding material filled in the mold from opposite directions to each other; A compression molding method for compression molding a molding material using a tool provided with a lower punch,
A compression molding method, wherein the molding material is compressed while being heated in the first portion, and then is moved relative to the second portion to be cooled.
成形材料を前記第1の部分で加熱した後、前記第2の部分へ相対的に移動して圧縮成形するとともに冷却することを特徴とする圧縮成形方法。A mold having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material, and an upper punch for pressing the molding material filled in the mold from opposite directions to each other; A compression molding method for compression molding a molding material using a tool provided with a lower punch,
A compression molding method, comprising: heating a molding material in the first portion, then moving the molding material relatively to the second portion to perform compression molding and cooling.
給材位置にて成形材料を所定の金型内に充填する第1の工程と、該金型を成形位置へ移動し、圧縮成形を行う第2の工程とを有し、成形材料を前記第1の部分で加熱しつつ圧縮した後、前記第2の部分へ相対的に移動して冷却することを特徴とする圧縮成形方法。A plurality of molds having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material; and pressing the molding material filled in the mold from opposite directions to each other. A compression molding method in which a molding material is compression molded using a tool having a punch and a lower punch,
A first step of filling a predetermined mold with a molding material at a feeding position, and a second step of moving the mold to a molding position and performing compression molding, A compression molding method comprising: compressing while heating in the first part, and then moving and cooling relative to the second part.
給材位置にて成形材料を所定の金型内に充填する第1の工程と、該金型を成形位置へ移動し、圧縮成形を行う第2の工程とを有し、成形材料を前記第1の部分で加熱した後、前記第2の部分へ相対的に移動して圧縮成形するとともに冷却することを特徴とする圧縮成形方法。A plurality of molds having a first part for heating the molding material and a second part for cooling the heated molding material; and pressing the molding material filled in the mold from opposite directions to each other. A compression molding method in which a molding material is compression molded using a tool having a punch and a lower punch,
A first step of filling a predetermined mold with a molding material at a feeding position, and a second step of moving the mold to a molding position and performing compression molding, A method of compression molding, comprising: heating at one part, then moving relative to the second part, compression molding, and cooling.
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