JP3873061B2 - 文房具用板体 - Google Patents

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Description

この発明は、文房具用板体に関し、特に、例えばペン、ボールペン、鉛筆などの筆記具及び印鑑などのような捺印具を含む文房具により記入及び捺印をするに適する文房具用板体に関する。
現在、ボールペンや鉛筆などの筆記具をもって記入する携帯型記入台として、たとえばクリップボードが用いられている。クリップボードの記入台部分は、良好な筆記適性を備える必要があり、例えばABS樹脂単体やボール芯を合成樹脂シートで被覆したもので構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−19355号公報
しかしながら、クリップボードの記入台部分は、良好な筆記適性を得るために、比較的硬質な表面を有しており、印鑑などを用いて紙面に捺印を行うのに適した性質を有していない。そこで、記入用紙に捺印する場合には、柔軟なシートの表面を塩化ビニルシートで被覆した捺印台や柔軟な合成樹脂シート単体からなる捺印台が用いられる。このように、記入台は筆記具による筆記適性を備える必要性があり、一方、捺印台は弾力性を必要とするので、それぞれの適性が相反する性質を有する。そのために、筆記具による記入と捺印具による捺印とを同じ台の上で行うことは困難である。
すなわち、筆記具による記入に適していれば、その表面が硬いために捺印具による捺印には不向きであり、捺印具による捺印が容易にできる台ならば、筆記具による筆記に際し抵抗が大きくて筆記具が円滑に滑らず、紙面に記入がしにくい。さらに、捺印台のような弾性を有するものでは、筆記具の先が台の中に沈んで筆記用紙が破れてしまうなどの問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、筆記と捺印の両方を行うことができる文房具用板体を提供することである。
この発明の請求項1にかかる文房具用板体は、筆記及び捺印される側に設けられた比較的硬質の筆記特性付与シートと、前記筆記特性付与シートの裏面側に設けられた弾力性を有する捺印特性付与シートと、前記捺印特性付与シートの裏面側に設けられた保型性を有する保型用基材とを備えた、文房具用板体である。
この発明の請求項2にかかる文房具用板体は、前記筆記特性付与シートは、合成樹脂または紙材で形成されたシートである、請求項1に記載の文房具用板体である。
この発明の請求項3にかかる文房具用板体は、少なくとも、下記の(a)、(b)および(c)のうち1つが選択された、請求項1または請求項2に記載の文房具用板体である。
(a)前記筆記特性付与シートは、ポリプロピレンシートまたはチップボールシートである、
(b)前記捺印特性付与シートは、発泡ポリエチレンシートである、
(c)前記保型用基材は、チップボールまたは発泡ポリプロピレンのボードである。
この発明の請求項4にかかる文房具用板体は、前記筆記特性付与シートの表面側と前記保型用基材の裏面側とは、合成樹脂被覆シートで被覆され、前記筆記特性付与シートの表面側の前記合成樹脂被覆シートは、前記筆記特性付与シートの筆記特性を損なわないで筆記具の滑りを止める特性を有する合成樹脂シートである、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の文房具用板体である。
この発明の請求項5にかかる文房具用板体は、前記筆記特性付与シートの表面側の前記合成樹脂被覆シートと、前記保型用基材の裏面側の前記合成樹脂被覆シートとが、前記筆記特性付与シートと前記捺印特性付与シートと前記保型用基材とを被覆しかつそれらの周縁の外側において熱溶着された、請求項4に記載の文房具用板体である。
この発明の請求項6にかかる文房具用板体は、前記合成樹脂被覆シートは、オレフィン系合成樹脂シートである、請求項4または請求項5に記載の文房具用板体である。
この発明の請求項7にかかる文房具用板体は、前記請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の文房具用板体の端縁近傍にクリップが固定して、クリップボードとして用いることができる。
請求項1の発明によれば、弾力性を有する捺印特性付与シートを、保型性を有する保型用基材と比較的硬質の筆記特性付与シートとで挟むことにより、捺印特性付与シートの弾性を生かしながら、筆記具による筆記適性に優れた文房具用板体を得ることができる。
特に、筆記と捺印の負荷を弾力性を有する捺印特性付与シートの弾性で吸収しながら、その弾性を損なわない比較的硬質の筆記特性シートにより、弾力性を有する捺印特性付与シートのみでは柔らかすぎる筆記面に、筆記適性を与えることができる。それにより、筆記及び捺印の両方に適する文房具用板体を得ることができる。
また保型性を有する保型用基材により、全体の形状を保つことができ、筆記及び捺印の負荷を受け止める機能を備えた文房具用板体を得ることができる。
請求項2の発明によれば、筆記特性付与シートの材料として、合成樹脂や紙材を用いることができる。なお、筆記特性付与シートの材料として紙材を用いれば、文房具用板体を作製する際の加工性を良好にすることができる。
請求項3の発明によれば、例えば、発泡ポリエチレンシートからなる捺印特性付与シートを、チップボールからなる保型用基材とポリプロピレンシートからなる筆記特性付与シートとで挟着したり、いずれもチップボールからなる保型用基材と筆記特性付与シートとで挟着することにより、捺印特性付与シートの弾性を生かしながら筆記特性の高い文房具用板体を得ることができる。
しかも、筆記と捺印の負荷を発泡ポリエチレンシートからなる捺印特性付与シートの弾性で吸収しながら、その弾性を損なわないポリプロピレンシートやチップボールシートからなる筆記特性付与シートにより、柔らかすぎる筆記面を覆って筆記適性を付与した文房具用板体を得ることが可能となる。
また、チップボールからなる保型用基材を文房具用板体の芯材として用いれば、全体の自立性を確保しながら、筆記及び捺印の負荷を受け止めることができるので、筆記及び捺印適性を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、筆記特性付与シートの表面側と保型用基材の裏面側とが合成樹脂被覆シートで被覆されるので、それらの保護を図ることができる。また、筆記特性付与シートの表面側の合成樹脂被覆シートにより、筆記をする時に筆記具が滑りすぎて正確な筆記ができなくなることを防ぎ、筆記を適性に行うことができるようにすることができる。
請求項5の発明によれば、筆記特性付与シートと捺印特性付与シートと保型用基材とが合成樹脂被覆シートで被覆され、かつそれらの周縁の外側において合成樹脂被覆シートが熱溶着されるので、それらが保護される。また、文房具用板体の製造においては、それらのシートや基材を積層した状態で、合成樹脂被覆シートを熱溶着することにより、比較的簡単に文房具用板体を作製することができる。
請求項6の発明によれば、上述のような合成樹脂被覆シートとして、オレフィン系合成樹脂シートを用いることができる。
請求項7の発明によれば、単独で筆記とともに捺印が可能な携帯性に優れたクリップボードを得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明の一実施の形態である文房具用板体を用いたクリップボードの正面図解図である。図2は、図1図示クリップボードの横断面(図1C−C断面)図解図である。図3は、図1図示クリップボードの横断面(図1D−D断面)図解図である。図4は、図1図示クリップボードの横断面(図1E−E断面)図解図である。図5は、この発明の文房具用板体の利用方法を示す断面図解図である。図6は、図1に示すクリップボードに取り付けられたクリップが開状態になったときの斜視図である。図7は、図6に示すクリップボードに取り付けられたクリップが閉状態になったときの斜視図である。
このクリップボード10は、図1に示すように、この発明の一実施の形態である文房具用板体からなる台12を含み、さらに、図6および図7に示すように、該台12の端縁近傍に固定されたクリップ14を備える。
台12は、図2に示すように、筆記特性付与シート20と、捺印特性付与シート22と、保型用基材24とを含む。筆記特性付与シート20は、台12の筆記及び捺印される表面側(ペン、ボールペン、鉛筆などの筆記具及び印鑑などの捺印具が当接する筆記及び捺印側)に設けられ、比較的硬質の方形の合成樹脂シートや紙材などにより形成される。また、捺印特性付与シート22は、筆記特性付与シート20の裏面側に設けられ、弾力性を有する方形の合成樹脂シートなどにより形成される。さらに、保型用基材24は、捺印特性付与シート22の裏面側に設けられ、保型性を有する方形の基材により形成される。筆記特性付与合成樹脂シート20と捺印特性付与シート22と保型用基材24とは、略同一の形状を有する。
前記筆記特性付与シート20の表面側と保型用基材24の裏面側とは、合成樹脂被覆シート26で被覆されている。
特に、前記筆記特性付与シート20の表面側の合成樹脂被覆シート26aは、筆記特性付与シート20の筆記特性を損なわない範囲で筆記具の滑りを止める特性を有するオレフィン系合成樹脂シートからなる。
この実施の形態においては、保型用基材24の裏面側に被覆された合成樹脂被覆シート26bもオレフィン系合成樹脂シートからなり、前記筆記特性付与シート20、捺印特性付与シート22及び保型用基材24の外周縁に沿った形状を備えている。そして、それらの外周縁の外側において、表面側の合成樹脂被覆シート26aと裏面側の合成樹脂被覆シート26bとが熱溶着され、外周縁部28が形成されている。
筆記特性付与シート20は、捺印特性付与シート22の弾性を損なわない、例えば、厚さ0.3mmのポリプロピレン製シートからなり、柔軟な捺印特性付与シート22の筆記及び捺印側の一方の全面を覆ってしている。
捺印特性付与シート22は、筆記と捺印の負荷をその弾性で吸収し、印鑑などの捺印具による捺印をするときにわずかに沈み込んで捺印具の接触面を捺印される用紙に密着させるために用いられ、例えば、厚さ2mmの発泡ポリエチレンシートなどで形成される。このような捺印特性付与シート22としては、ウレタンシートなども適用することができる。
保型用基材24は、台12の保型性と携帯性に適するための一定の硬度を備え且つ比較的軽量な、例えばその厚さ3mmのチップボールまたは発泡ポリプロピレンボードで形成される。
このクリップボード10は、文房具用板体で構成されるB面側の台12に折り曲げ部30を介してA面側のカバー32が連設されている。
折り曲げ部30及びカバー32においては、前記合成樹脂被覆シート26の表面側の合成樹脂被覆シート26aと裏面側の合成樹脂被覆シート26bとが伸びて形成される。そして、カバー32側において、表面側の合成樹脂被覆シート26aと裏面側の合成樹脂被覆シート26bとの間には、カバー32の保型性を具備するためのチップボール製芯材34が介装されている。
さらに、カバー32の周縁では、表面側の合成樹脂被覆シート26aと裏面側の合成樹脂被覆シート26bとが芯材34の周縁の外側において熱溶着され、外周縁部36が形成されている。
なお、このクリップボード10では、台12の外周縁部28とカバー32の外周縁部36とが、折り曲げ部30を介して連続して形成されている。
折り曲げ部30は、前記表面側の合成樹脂被覆シート26aと裏面側の合成樹脂被覆シート26bとで形成され、これらの合成樹脂被覆シート26a,26bが折り曲げ可能に熱溶着される。この折り曲げ部30においては、断面半円形状の凸条が連続して形成されている。そして、台12を構成する筆記特性付与シート20、捺印特性付与シート22及び保型用基材24とカバー32の芯材34とが折り曲げ部30によって振り分けられて、所定の位置に収容されるように構成されている。
クリップ14は、図6〜図9に示すように、台12の上端に凹み形成されたクリップ固定部40に配置され、鋲により台12に固定されている。クリップ固定部40の側端に形成された鋲の嵌挿孔38の周縁には、図3に示すように、前記外周縁部36と同様に熱溶着されて円孔が形成されている。
またカバー32には、折り曲げ部30によってカバー32が台12側に重ねられたとき、クリップ14を避けるための平面U字形のクリップ嵌装部42が形成されている。クリップ嵌装部42の周縁は、前記外周縁部36と同様に熱溶着されている。
このクリップボード10は、たとえば、文房具用板体からなる平面方形平板状の台12と、台12に載置された用箋等を挟んで保持するクリップ14とを含み、携帯用紙挟みとして用いられる。
クリップ14は、台12に対して開閉自在に設けられる挟持部材114を含み、前記挟持部材114の胴部に穿設された操作部材用孔部130には、操作部材116が遊装されている。そして、クリップ14には、台12に載置された用箋Aを挟持する方向(閉状態にする方向)に挟持部材114を付勢するとともに、操作部材116を付勢する付勢部材が設けられている。
前記操作部材116は、図6に示すように、挟持部118を開状態(挟持部材114の挟持部118の先端と台12との間の間隔が広がり、挟持するために台12上に用箋Aを載置したりあるいは載置され挟持されていた用箋Aを取り出すことができる状態)とするために、挟持部材114の開用押圧部120が開側(開用押圧部120が台12の表面に向かう下側)に押されることにより、挟持部材114と相対変移して挟持部材114の開状態が維持されるように形成される。さらに、前記操作部材116は、図7に示すように、挟持部材114が閉状態(挟持部材114の挟持部118と台12とが接する状態)とされるとき、その前部領域の閉用操作部122が閉側(台12の表面に向かう下側)に押されることにより、挟持部材114と相対変位して挟持部材114の閉状態が維持されるように形成されている。
このクリップボード10では、クリップ14に用箋Aを挟んだ状態で、用箋Aを保持することができる。そして、台12上において、用箋Aに筆記具により文字等の記入が行われる。ここで、用箋Aの下側には、合成樹脂被覆シート26を介して比較的硬質の筆記特性付与シート20が配置されているため、筆記適性があり、文字等の記入を行うことができる。さらに、筆記特性付与シート20の裏面には、弾力性を有する捺印特性付与シート22が配置されている。そして、筆記特性付与シート20が比較的薄く形成されていることにより、用箋Aに印鑑を押し付けたときに、筆記特性付与シート20が沈み込み、用箋Aに鮮明な印影を残すことができる。
図10はこの発明の他の文房具用板体を用いたクリップボードを示す平面図であり、図11は線F−Fにおける断面図解図である。このクリップボード10では、筆記特性付与シート20として、チップボールシートが用いられる。したがって、図11に示すように、発泡ポリエチレンシートで形成された捺印特性付与シート22の両面に、チップボールで形成された筆記特性付与シート20および保型用基材24が貼り付けられる。ここで、筆記特性付与シート20側においては、筆記に必要な硬度が要求されるとともに、用箋Aに印鑑を押し付けたときに、適度に沈み込んで鮮明な印影を残すことができるようにする必要がある。それに対して、保型用基材24には、台12全体の形状を保つための強度が要求される。そのため、筆記特性付与シート20は、保型用基材24に比べて薄く形成される。
図10および図11に示すようなクリップボード10を得るために、図12に示すように、カバー32の芯材も、筆記特性付与シート20、捺印特性付与シート22、保型用基材24の積層体で形成され、台12部分とカバー32部分とが複数の連結部50で連結された連結板52を用いることができる。この連結板52の両面に接着剤を塗布し、合成樹脂被覆シート26a,26bを被せて、連結板52の周囲で熱溶着することにより、クリップボード10を得ることができる。このとき、台12側とカバー32側とが連結部50で連結されているため、台12側とカバー32側との位置関係がずれたりせず、クリップボード10を連結部50部分で2つに折り曲げたときに、台12とカバー32とを正確に重ね合わせることができる。さらに、筆記特性付与シート20および保型用基材24がチップボールで形成されているため、接着剤の接着性が良好となり、合成樹脂被覆シート26に皺が発生しにくい。したがって、きれいな外観を有するクリップボード10を得ることができる。このような連結板は、発泡ポリエチレンシートの両側にチップボールシートを張り合わせた積層板を打ち抜くことにより、容易に作製することができる。
筆記特性付与シート20としてチップボール製のものとポリプロピレン製のものとを使用し、筆記特性付与シート20および発泡ポリエチレンで形成された捺印特性付与シート22の厚みを変えて、筆記特性と捺印特性とを調査した。そして、その結果を表1に示す。
Figure 0003873061
表1からわかるように、チップボール製の筆記特性付与シート20の厚みが0.5mmまたは1.0mmで、捺印特性付与シート22の厚みが2.0mmのとき、筆記時における筆記具の沈み込みがやや大きく、筆記特性がやや劣る状態であった。それに対して、捺印特性付与シート22の厚みが1.0mmのとき、筆記特性付与シート20の厚みが0.5mmの場合および1.0mmの場合のいずれにおいても、良好な筆記特性を得ることができ、捺印特性も良好であった。
また、ポリプロピレン製の筆記特性付与シート20を用いた場合、筆記特性付与シート20の厚みが0.3mmと薄い場合、筆記時における筆記具の沈み込みが大きく、良好な筆記特性を得ることができなかった。それに対して、筆記特性付与シート20の厚みが0.75mmの場合、良好な筆記特性を得ることができ、捺印特性も良好であった。
なお、ポリプロピレンシートは接着剤による接着性があまりよくないため、筆記特性付与シート20および保型用シート24上に合成樹脂被覆シート26を被せるとき、合成樹脂被覆シート26に皺が発生する場合がある。そのため、クリップボード10の加工性および全体の厚みを考慮すると、厚さ0.5mmのチップボール製の筆記特性付与シート20と、厚さ1.0mmの捺印特性付与シート22の組み合わせが好ましい。
この発明は、前記実施の形態に限定されず、この発明の思想に基づき種々変形することが可能である。
例えば、筆記特性付与合成樹脂シートと捺印特性付与シートと保型性を有する保型用基材とを、合成樹脂被覆シート26で被覆しその周端縁を熱溶着して積層した状態を保持するように形成し、それらの間を接着剤などで接着して積層し、その積層状態を保持するようにしてもよい。
また、台12の形状は、カバー32が連設されない方形状で、例えば、図13に示すようにクリップ14の取付位置を短辺に設けてもよく、また、図14に示すように長辺に設けてもよい。
更に、この文房具用板体は、クリップボードに用いるに限らず、例えば、ファイル用表紙のA面側もしくはB面側に用い、筆記及び捺印可能な台としても利用できる表紙を形成してもよい。
この発明の一実施の形態である文房具用板体を用いたクリップボードの正面図解図である。 図1図示クリップボードの横断面(図1C−C断面)図解図である。 図1図示クリップボードの横断面(図1D−D断面)図解図である。 図1図示クリップボードの横断面(図1E−E断面)図解図である。 この発明の文房具用板体の利用方法を示す断面図解図である。 この発明の一実施の形態である文房具用板体を用いたクリップボードの開状態における斜視図である。 この発明の一実施の形態である文房具用板体を用いたクリップボードの閉状態における斜視図である。 図6図示クリップボードの背面図解図である。 図6図示クリップボードの正面図解図である。 この発明の他の実施の形態である文房具用板体を用いたクリップボードの正面図解図である。 図10図示クリップボードの横断面(図10F−F断面)図解図である。 図10図示クリップボードに用いられる連結板を示す正面図解図である。 図6図示クリップボードの変形例たるクリップボードの正面図解図である。 図6図示クリップボードの変形例たるクリップボードの正面図解図である。
符号の説明
A 用箋
10 クリップボード
12 台
14 クリップ
20 筆記特性付与シート
22 捺印特性付与シート
24 保型用基材
26 合成樹脂被覆シート
26a 表面側の合成樹脂被覆シート
26b 裏面側の合成樹脂被覆シート
28 外周縁部
30 折り曲げ部
32 カバー
34 芯材
36 外周縁部
38 嵌挿孔
40 クリップ固定部
42 クリップ嵌装部
50 連結部
52 連結板
114 挟持部材
116 操作部材
118 挟持部
120 開用押圧部
122 閉用操作部
130 操作部材用孔部

Claims (7)

  1. 筆記及び捺印される側に設けられた比較的硬質の筆記特性付与シートと、
    前記筆記特性付与シートの裏面側に設けられた弾力性を有する捺印特性付与シートと、
    前記捺印特性付与シートの裏面側に設けられた保型性を有する保型用基材とを備えた、文房具用板体。
  2. 前記筆記特性付与シートは、合成樹脂または紙材で形成されたシートである、請求項1に記載の文房具用板体。
  3. 少なくとも、下記の(a)、(b)および(c)のうち1つが選択された、請求項1または請求項2に記載の文房具用板体。
    (a)前記筆記特性付与シートは、ポリプロピレンシートまたはチップボールシートである、
    (b)前記捺印特性付与シートは、発泡ポリエチレンシートである、
    (c)前記保型用基材は、チップボールまたは発泡ポリプロピレンのボードである。
  4. 前記筆記特性付与シートの表面側と前記保型用基材の裏面側とは、合成樹脂被覆シートで被覆され、
    前記筆記特性付与シートの表面側の前記合成樹脂被覆シートは、前記筆記特性付与シートの筆記特性を損なわないで筆記具の滑りを止める特性を有する合成樹脂シートである、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の文房具用板体。
  5. 前記筆記特性付与シートの表面側の前記合成樹脂被覆シートと、前記保型用基材の裏面側の前記合成樹脂被覆シートとが、前記筆記特性付与シートと前記捺印特性付与シートと前記保型用基材とを被覆しかつそれらの周縁の外側において熱溶着された、請求項4に記載の文房具用板体。
  6. 前記合成樹脂被覆シートは、オレフィン系合成樹脂シートである、請求項4または請求項5に記載の文房具用板体。
  7. 前記請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の文房具用板体の端縁近傍にクリップが固定されてなる、クリップボード。
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